プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第37期鳳凰戦A2リーグ第6節C卓レポート

客野直、勝負節を乗り切り昇級を視野に!

9月30日に行われた第37期鳳凰戦A2リーグ第6節C卓は客野直が卓内トップとなり、トータルマイナスしていた所から34.4Pをプラスし、残り5節の目標を昇級に設定することに成功しました。

試合開始前のトータルポイントは以下の通り。

 

 

当日の解説を務めた勝又健志は「今節の結果次第で、今後の目標(昇級と降級回避どちらを目指すか)が変わる。今日は勝負節です」と、通年リーグの折り返し地点である今節の重要性を強調。

 

 

1戦目はオーラスに安村の猛連荘で1人浮きに。暫定のトータルポイントで山田浩之をかわし、降級圏を逃れます。
一方、オーラスに浮きから4着まで転落してしまい尻に火がついたのは客野。2戦目に入ると和久津の役役ホンイツ、安村のチンイツなど大物手が飛び出しますが、自身もメンタンピンドラ1をアガると親番で連荘。1半荘で+38.3Pの特大トップに。

次戦は道中8,600点まで沈んでしまいますが、南場の親番ではペン三索テンパイを取らずにフリテンリーチとするとしっかり高目をツモり6,000オール。

 

 

さらに次局も手を緩めず2,600は2,700オール。

 

 

大きい沈みから+21.0Pのトップまでのし上がると、最終戦も3着とまとめてトータルで古橋を逆転。「勝負節」を勝ちきりました。
1日を終えてのトータルは以下の通り。

 

 

客野は「5万点行ったり5,000点になったり忙しい日だった…トータルもプラスになりました」と振り返りました。

内川は3回戦までアガリが少なく沈んでいましたが、最終戦にはトップを取りプラスでまとめました。

和久津・安村はわずかにプラス。

古橋は4戦中3回の4着で降級回避も視野に入れるべき状況に。
「やってしまいました!なんとか立て直せるように次節頑張ります」と振り返りました。

(文中敬称略)
文:浜野太陽