第15期女流桜花Aリーグ第6節A卓レポート
2020年10月06日
内田が第1節以来となる卓内トップで9位に浮上しました。
【第6節A卓結果】
内田+34.4P 稲岡+1.0P 松岡▲2.7P 仲田▲32.7P
ここまで波に乗れていなかった内田ですが、第1節でも同卓した稲岡・松岡との対戦で調子を取り戻しました。
第4期女流桜花Bリーグを優勝し、今年で11期目のAリーグ。
その内田を評する時に
「我慢強い」「安定感がある」
という言葉が良く出てきます。
麻雀はアガリや流局テンパイで加点の出来る局が全体の30%程度。
内田は加点の出来ない残りの70%の局の凌ぎ方で安定感を出しています。
放銃率は人並ですが、平均放銃点が他の選手と比べて相当低いのです。
場に危険を感じたらヤミテンを選択する等して、大きな失点を巧みに回避しています。
この危険回避能力が内田の強さで、我慢強さや安定感があると言われている理由の1つです。
この日も内田は大きな放銃をすることなく、3回戦まで凌ぎ続け…
最後に満貫級のアガリを連発。
我慢が実を結びました。
これでプレーオフ進出の8位以内も見えてきた内田ですが、上位と下位のポイントが接近している状態で▲22.5Pは全く油断のできない数字。
最終節の1回戦目が内田にとっての勝負所で、分岐点になりそうです。
(文:越野智紀)
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート