女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第15期女流桜花Aリーグ第6節C卓レポート

今期2度目の姉妹対決。

 

 

1節目に同卓した時は姉の瑠美に軍配が上がるも、今節は妹の亜樹が卓内トップを取ってお返し。
決定戦進出ボーダーの3位まで順位を上げました。

逆に7位まで順位を下げた瑠美。
前節の国士無双放銃など苦しい展開が続きますが、今期は鋭いアガリも多く久しぶりに女流桜花の決定戦に残りそうな雰囲気があります。
プロクイーンの決定戦にも残っており、現状4位でポイントはリードされていますが一度切っ掛けを掴めば充分逆転は見えます。

 

 

瑠美と同じくプロクイーンの決定戦に残っている藤井。
従来よりも深くなった踏み込みで攻め続けて、初タイトル奪取も見える活躍を見せていますが、女流桜花Aリーグでは苦戦中。
過去2度のAリーグはいずれも降級しており、3期目の挑戦となる今期もここまで15位と降級ゾーンに位置しています。
3期残留すると、そこで戦う力が付くと言われているAリーグ。
まずは残留を目指したい藤井は、来週に第6節D卓・再来週に第7節A卓と3週連続の出場になっています。
プロクイーン決定戦の最終日も間にあり厳しい日程になりますが、『毎日麻雀打つ女』の本領発揮とも言えそうです。

 

 

その藤井がライバルに挙げて追いかけているのが同期の魚谷。
首位スタートの今節だったが勝負手がアガれずに放銃に回るキツイ展開になったが、4回戦のトップで失点を最小限に抑え2位に踏みとどまりました。

 

 

【第6節C卓結果】

亜樹+38.0P 藤井+3.9P 瑠美▲12.4P 魚谷▲29.5P

1位山脇から8位稲岡まで77.1P差。
プレーオフに残れれば下位からの逆転も充分可能なポイント状況で、最後まで目が離せない終盤戦になりそうです。

(文:越野智紀)