「~2日目~」 藤崎 智
2020年12月18日
第36期鳳凰位決定戦2日目(5回戦~8回戦)。
初日の4回戦まで
古川+53.2P 藤崎+6.4P 吉田▲25.7P 西川▲33.9P
3回戦4回戦と連勝してプラスで終えることが出来て気分は上々で2日目を迎える。
5回戦
トータルトップの古川プロが大きくリードする展開も、南3局1本場でアガリを拾った形で浮きの2着で終える。
古川+26.8P 藤崎+6.8P 西川+2.0P 吉田▲35.6P
5回戦まで
古川+80.0P 藤崎+13.2P 西川▲31.9P 吉田▲61.3P
強い古川プロに付いて行くので精一杯の感じである。
6回戦
対古川プロとしてはまたまた先行される展開となったが、ここで再び忍者のラッキーパンチが炸裂する。
4巡目のリーチ。共に1枚切れのと。どちらのタンキで待つかの話で実況の古橋プロと解説のHIRO柴田プロと佐々木寿人プロの掛け合いが面白かった。
古「とのタンキ選択は何か理由があるのでしょうか?」
寿「タンキはで待て!の格言の裏をかいたとか」
H「トータルトップの古川さんが捨てているからでしょ。直撃とれる可能性も考えて」
勿論藤崎は単純にHIRO柴田プロの解説通りなのだが、寿人プロの裏読みも面白かった。ある意味寿人プロの考えの方が深いのかもしれない。あくまで“ある意味”ではありますが・・・。面白かったのでまだ見られる方は是非見てみて下さい。
ツモりアガってさらにラッキーである。運を味方につけたかも、そんな一撃であった。
この6回戦は吉田プロとのトップ争いと、古川プロの浮きか沈みかの終盤の攻防となったのだが、全ての展開が自分に味方してくれた。
藤崎+17.3P 吉田+12.2P 古川▲5.5P 西川▲24.0P
6回戦まで
古川+74.5P 藤崎+30.5P 吉田▲49.1P 西川▲55.9P
7回戦
完全に運を味方につけた忍者が点棒をかき集める。
そして運王と化した忍者が、2回戦目の南4局を迎えた時点では100ポイント上にいた古川プロをついに捉える。
なんと藤崎は3人に対応しながらかなり引き気味に打っていただけの局で、少し展開が違えば1人ノーテンで3,000点の出費となっていた局である。普通は運王といえば自分がアガリ倒して無双状態になることだが、こんなところでも忍者はちっちゃいようである。
藤崎+27.4P 西川+6.3P 吉田▲13.5P 古川▲20.2P
7回戦まで
藤崎+57.9P 古川+54.3P 西川▲49.6P 吉田▲62.6P
僅かな点差ではあるがもはや勢い的には大差である。だがトータルトップに立つのが早すぎる。嫌な記憶が蘇る。5年前の決定戦、初日で前田プロに100ポイント差をつけられるも、3日目の途中に前田プロの親番で大三元をツモりアガって逆転した。やはり勢い的には大差であとは差が開いていく一方だろう。勝ったかな?と思ってしまったことがある。勿論対戦相手全て強いので気を抜いたつもりは全くないのだが、その後全く手が入らなくなって逆の意味で差が開いていく一方だった。
5年前の経験から8回戦目は自分にとって本当に大切で勝負をわける半荘になると思って臨んでいた。
8回戦
藤崎+14.8P 西川+4.6P 古川+1.3P 吉田▲20.7P
8回戦まで
藤崎+72.7P 古川+55.6P 西川▲45.0P 吉田▲83.3P
2日目が終わった。8回戦もトップで3連勝。勝負の半荘と位置づけた半荘でトップがとれた。
おそらく古川プロとの一騎打ちで点差以上に勢いは大差。ここまで自分がトップ5回で古川プロが3回。正直、西川プロと吉田プロは見ていなかった。まだ半分ではあるが勝ったと思っていた。
次回の最終回では、ここまでほとんど名前の出てこなかったあの人が、プロ生活24年間味わった事のない驚異の末脚で迫ってきます。
カテゴリ:鳳凰の部屋