女流プロ麻雀日本シリーズ、麻雀日本シリーズ レポート

女流プロ麻雀日本シリーズ2021第1節レポート

初参戦のりんのなおが好発進!

2021年1月8日。正月休みが明け、第6回目となる女流プロ麻雀日本シリーズ2021がついに幕を開けた!

 

 

これまでの優勝者に高宮まり、二階堂亜樹、魚谷侑未、茅森早香、仲田加南とそうそうたる面々が名を連ねるこの大会。今回も各団体のトップ女流プロが揃っての参戦となった。その第1節の模様を振り返っていきたい。

★1回戦:りんのなおvs仲田加南vs川原舞子vs二階堂亜樹

今期初参戦のりんの・川原を、優勝経験のある仲田・亜樹が迎え撃つ形。東1局、亜樹が跳満のツモアガリで先制するも、南場ではその亜樹からりんのが満貫の直撃。

 

 

川原も女流桜花決勝で見せたような好形重視の手組みがはまり、終わってみれば初参戦の2人がトップ・2着に。

りんの +28.2P、川原 +9.4P、亜樹 ▲12.3P、仲田 ▲25.3P

★2回戦:岡田紗佳vs日向藍子vs高宮まりvs山脇千文美

東1局、絶好の七対子ドラドラをテンパイしていた日向だったが、高宮のリーチを受けて一発で引かされたのは3枚目のドラ。

 

 

これを勝負し、高宮へ8,000の放銃。幸先の悪いスタートに。この半荘は山脇がメンホンピンフ一通をツモり、高宮を逆転することに成功した。

 

 

山脇 +33.7P、高宮 +13.3P、岡田 ▲16.9P、日向 ▲30.1P

★3回戦:岡田紗佳vs川原舞子vs魚谷侑未vs山脇千文美

川原・魚谷の2軒リーチに国士無双の1シャンテンで切り込んだ山脇が8,000の放銃。

 

 

これでオーラスまで4着のまま来てしまった山脇。なんとか着順をあげようとリーチを放つも…

 

 

またしても魚谷に、らしいアガリで阻まれる形に。

魚谷 +30.3P、川原 +6.0P、岡田 ▲11.8P、山脇 ▲24.5P

★4回戦:りんのなおvs仲田加南vs魚谷侑未vs日向藍子

序盤で大勢の決まってしまった1~3回戦からは一転、じりじりとした展開で南2局へ。
ピンフのみの親リーチを放ったりんのが、くっつきテンパイの魚谷から一発でアガると…

 

 

裏が2枚で12,000のアガリに。これが決め手となり、連勝でりんのにとっては最高の開幕戦となった。

りんの +21.7P、日向 +5.5P、仲田 ▲7.3P、魚谷 ▲19.9P

★5回戦:仲田加南vs岡田紗佳vs魚谷侑未vs高宮まり

ここまで苦しい展開の仲田が、七対子ドラドラの1シャンテンからポン!

 

 

見事満貫を成就。
南場に入ると、ここまで出番のなかった高宮が4着目ながら細かいアガリを重ね食らいつくと、オーラスに4着→トップの満貫ツモ!

 

 

連勝のりんのに次いで、トータル2位で初日を終えることができた。

高宮 +17.9P、魚谷 +6.6P、岡田 ▲6.5P、仲田 ▲18.0P

初日を終えてのトータル成績は画像の通り。

 

 

初参戦のりんのが首位の好発進、前回優勝の仲田が最下位スタートと波乱の幕開けとなったが、まだまだ序盤。上下まるっきり入れ替わるような展開もあるので目は離せない。
第2節は1月22日(金)に行われ、女流最高位の伊藤奏子、女流雀王の佐月麻理子、連盟会長推薦の黒沢咲が新たに登場予定。ぜひご視聴ください!

(文・浜野太陽)