女流プロ麻雀日本シリーズ2021予選最終節レポート
2021年03月05日
【女流プロ麻雀日本シリーズ2021 プレイオフ進出者が8名が決定】
予選最終節となったこの日は今シリーズ参戦者12名全員が揃った。
本日終了時に9〜12位は敗退となるため、まずは8位以内に入る事が第一目標。
プレイオフはポイント持ち越しで2回戦。上位4名が決勝進出なので、余裕のある者はなるべくポイントを増やしておきたい所。
④二階堂亜樹 +48.3P
⑧魚谷侑未 ▲30.4P
⑨岡田紗佳 ▲35.6P
⑩黒沢咲 ▲37.3P
8位のプレイオフ進出ライン魚谷と、すぐ下位の岡田、黒沢の直接対決。3者はお互いより上の着順を目指したい所。
黒沢がリードする中、亜樹が健闘してあとひとアガリで逆転の所まで辿り着く。
しかし、南2局に黒沢がメンピン一発ツモ表、裏ドラを1枚乗せて跳満で亜樹を振り切ってトップ。
④二階堂亜樹 +62.8P
⑦日向藍子 ▲7.7P
⑨岡田紗佳 ▲49.3P
⑫伊藤奏子 ▲144.9P
2回戦は現女流最高位の伊藤が参戦。とにかく大きくプラスして一番近い岡田はかわしておきたい。同じくここから参戦の日向は、この半荘でマイナスすると敗退の危機、大事な一戦だ。
東1局。親番伊藤が確定一通のカンでリーチ。
亜樹の追っかけリーチを振り切り親満ツモアガリ。5万点超えのトップを決める。
②川原舞子 +92.4P
③高宮まり +79.6P
④二階堂亜樹 +52.2P
⑨魚谷侑未 ▲61.3P
魚谷はこれが最終戦。大トップで結果待ちとしたい。川原、高宮、亜樹は決勝を見据えて加点を狙いたい。
この回は接戦だったが、南3局にトイトイ三暗刻を決めてトップ目に立った高宮がオーラスも捌いて終了。
①佐月麻理子 +120.6P
⑧山脇千文美 ▲25.4P
⑪伊藤奏子 ▲107.6P
⑫仲田加南 ▲110.7P
東3局。大きく加点したい伊藤のリーチに注目が集まっていたが、北家佐月がドラの暗刻のヤミテン満貫をアガる。
そのまま佐月が今期4度目のトップ。
23回戦の結果により、全対局を終えた佐月、高宮、川原、亜樹まではプレイオフ進出が確定。
④りんのなお +48.1P
⑥日向藍子 ▲6.0P
⑦黒沢咲 ▲7.2P
⑩岡田紗佳 ▲78.7P
開始前8位は▲54.4P。日向、黒沢は敗退にはおよそ50ポイントの余裕があるので、出来れば上を見て戦いたい。岡田は約4万点のトップなら山脇をかわしてプレイオフに残れる。
東2局1本場。岡田が勝負リーチをかけ加点を目指すが、トップ目の黒沢が追っかけリーチ。
黒沢がリーチツモ表2裏2でダメ押しの6,000オール(+1,300)を決める。
黒沢の独壇場となりつつあったが、日向が南3局に意地を見せる。
ツモ ドラ
ここでツモ切り。
ツモ
これもツモ切り。次巡またが帰ってくるがツモ切り。
そしてフリテンの引きでメンタンピンのリーチ。
執念の満貫ツモで2着目に付けると、オーラスも5,800をアガって素点を稼ぎ、プレイオフ逆転劇への意気込みを魅せてくれた。
以上で女流プロ麻雀日本シリーズ2021の予選全対局が終了。プレイオフ進出の8名が決定した。プレイオフは3/14(日)14:00からOPENRECで生放送。こちらも是非、ご期待ください!
(文:編集部)
カテゴリ:女流プロ麻雀日本シリーズ