桜蕾戦、桜蕾戦 レポート、若獅子戦 レポート

第1期桜蕾戦予選レポート

3/13(土)第1期桜蕾戦が開幕した。

 

 

桜蕾戦とは、ニューヒロインの誕生を願うべく作られた連盟の新タイトル戦である。
参加資格は30歳未満の女流連盟員である事。今期の参加人数は28名。既に映像媒体で活躍しているプロもいれば、今期入会したばかりの新人も参加している。
優勝者には、女流桜花Aリーグへの特別昇級が与えられるた為、今すぐ活躍したい新人女流にとって、喉から手が出る程欲しいタイトルと言えるだろう。

桜蕾戦の予選開催日は1日で、若獅子戦同様WRCルールで行われる。(一発・裏ドラあり)
4回戦終了時、ポイント上位20名が5回戦に進出。5回戦終了時上位12位までがベスト16に進出する。(加えて、敗退者の中から、審査員推薦により4名がベスト16に進出)

審査員は、前原雄大・藤崎智・滝沢和典・佐々木寿人・白鳥翔の錚々たるメンバー。

 

 

チェック項目は多岐に渡り、麻雀の内容は勿論の事、細かな所作にも真剣な目が注がれていた。
特に今期合格した新人は桜蕾戦がデビュー戦であり、緊張した者も多数いると思う。

厳しい試練なのかも知れないが、トッププロに麻雀を見てもらえる事は、そうそうある事ではないし、乗り越えて優勝した先には大きな実りがあるのも事実。

そんな緊張感と期待の中、第1回戦が開始された。

1回戦トータルトップを飾ったのが、杉浦・続いて岡田・夏目・伊達と続いていく。

ここで、注目選手の一部を紹介。  

 

 

岡田紗佳
MリーグKADOKAWAサクラナイツ所属
第5期 Lady`s 麻雀グランプリ~前期リーグ戦~・~CLIMAX~優勝 
女流雀士 プロアマNo.1決定戦 てんパイクイーン3期 
八局麻雀5・7優勝 
第2回クイーンズリーグ優勝 

 

      

伊達朱理紗 
声優としても活躍しており、麻雀格闘倶楽部などにも出演中。

   

   

早川林香  
昨年度、女流桜花Aリーグへ昇級。

 

 

菅原千瑛 
第3期 Lady`s麻雀グランプリ 後期リーグ戦優勝 
麻雀最強戦2016 女流プロ代表決定戦 「下剋上血戦」優勝 
八局麻雀9優勝 
 

2回戦、杉浦・夏目が大きくポイントを伸ばしていく。岡田も流石の安定感で追随。
3回戦、菅原が大トップで4位に食い込んで来た。期待の新人・中田も大きくポイントを伸ばす。
逆に苦しくなって来たのが香野・藤居・川上。20位のボーダーが▲20.8Pとは言え、これ以上のマイナスポイントは避けたい所だ。

4回戦、ここで下位8人が敗退となる。
上位陣は、杉浦が国士無双を上がって盤石の態勢に。
5位の駒田が62.7Pでこの辺まではほぼ通過濃厚か。

4回戦の20位ボーダーは▲22.8P。残念ながら、ここで21位加賀谷以下8名が敗退となった。

最終戦は、大きく順位が変動した。
マイナスポイントから逆転でベスト16の切符を手に入れたものが多数出たのである。
太田・蒼木・大槻は最終戦大きく浮き、ベスト16の切符を掴み取った。
ただ残念ながら、その裏で惜しくも敗退した選手もいた。
伊達・後藤は僅かなマイナスで、夏目・桜木は、強烈な追い上げを見せたが惜しくも届かなかった。

こうして、予選最終戦は終わった。

緊張で力が出せず悲しみに暮れている者がいるかも知れない。
また、最後に僅かなミスをして負けてしまった者もいるかも知れない。
それぞれの思いを抱えて、桜蕾戦は進んで行く。

予選通過者(通過順位順) 
杉浦まゆ・中田花奈・咲良美緒・駒田真子・岡田紗佳・美理麻・菅原千瑛・太田寛子・内田みこ・蒼木翔子・香野蘭・大槻あいみ
(審査員推薦により、夏目翠・伊達朱里紗・早川林香・安藤りな)

以上16名が ベスト16に進出する。

(文:船木伸一)