第1期若獅子戦ベスト8B卓レポート
2021年03月30日
今日の戦いで第1期若獅子戦の決勝進出者が決まる。
ベスト8B卓まで勝ち残って来たのはこちらの4名。
初戦を制したのは阿久津。
南1局1本場にチャンタ三色確定のとのシャンポン待ち。手堅くヤミテンとして親満のアガリ。
阿久津への手痛い放銃で1回戦4着となってしまった浜野がドラ2枚使いのリーチ。
は他家に吸収されて山からなくなったが、回り込んでテンパイした瀧澤がのワンチャンスになったを勝負。浜野が親満のアガリで戦線復帰のきっかけを掴む。
南4局は親番中村がツモり四暗刻テンパイ。これはツモれず流局となり、2回戦は浜野がトップ。
3回戦は中村の4,000オールからスタート。役あり、カンチャン待ちだが即リーチとし最速のツモアガリを決める。
阿久津は東場の親番でダブホンイツをアガって浮きに回り、決勝の椅子に王手をかける。大量リードを持てば阿久津麻雀の真骨頂。ここから先、阿久津の勝ち上がりが危うくなる局は1つもなかった。
浜野と中村の争いは激化。南3局に満貫をツモった浜野が3回戦は2着をキープ。
浜野が12.2Pリードで最終戦へ。1着順で10ポイント差がつくので、ほぼ着順勝負である。
瀧澤は浜野と中村の2人をかわさないといけない。自身のトップは第1条件、並び作りが第2条件。そして第3条件としてかなりの点棒差が必要だ。
1回目の山場は浜野vs瀧澤の2軒リーチ。
浜野は暗カン、リーチ後にを暗カン。他家からも倍満は確定なのがわかる。1シャンテンだった中村もこれにはさすがに参戦出来ず。字牌を暗刻落としでオリた。
2人のめくり合い勝負となり、ツモったのは瀧澤。裏ドラがと乗って、リーチツモドラ5の跳満。瀧澤はこの後も大きな加点をしてトップ目に立ち、第1条件はクリアしたが、最終目標にはまだ届かない。
2回目の山場は南1局1本場。
前局の中村のリーチを形式テンパイで連荘した浜野の親番。中村はピンフ高め一通でヤミテンとし親番落としを狙うが、浜野からリーチが入る。中村は無筋を勝負するが、浜野が2,600オール(+1,300)をアガって中村を再逆転。
そして3回目の山場は南3局だ。浜野のリードはごく僅か。中村の親番は最大の勝負処だ。
中村の配牌はドラのトイツだがさほど良くはない。2巡目にを重ねて、仕掛けやすくなった。タンヤオを狙う浜野が早めにドラ切り。中村がポン。
自力でを暗刻にしてもポン。まずはカンチャンテンパイ。次にも暗刻にして単騎。跳満テンパイに昇格した。
その時の浜野の手牌。もし中村がを切りだと浜野はポンテンが取れるため、打となって跳満直撃放銃だったかも知れない。
ギリギリ助かった浜野だったが、が出るとチーして切り。中村に18,000(+1,300)の放銃となり、勝負が決着した。
第1期若獅子戦決勝進出は
澤谷諒
岡崎涼太
阿久津翔太
中村文哉
この4名に決定しました。
若獅子戦決勝は3/30(火)16:00放送開始。初代若獅子の誕生の瞬間を是非ご覧ください。
(文:編集部)
カテゴリ:若獅子戦 レポート