第38期鳳凰戦A1リーグ第3節A卓レポート
2021年05月24日
対局者は
勝又健志
藤崎智
紺野真太郎
瀬戸熊直樹
2位を走る勝又に、降級エリアから少しでも離れたい3名の対決。
1回戦。藤崎、瀬戸熊がプラスし、紺野と勝又が20,000点付近に居た南3局4本場。3着目勝又の親番を蹴りに行った紺野は5巡目に待ちテンパイを入れていたが、なかなか出てこない。をツモ切ると瀬戸熊からロンの声。
メンホン一通の満貫をアガった瀬戸熊は1回戦トップを取り、2回戦も好調。東4局1本場には7巡目にドラを重ねるとノーミスで七対子テンパイ、9巡目にヤミテンのまま満貫ツモと加点して行き2連勝。
3回戦東3局、今度は藤崎のメンホン七対子が炸裂。放銃してしまった勝又だが、南2局の藤崎の親リーチにも怯まない。
もともと1枚抱えていたドラの。をポンして応戦、ホンイツかドラの重なりで勝負とし、テンパイ打牌で藤崎にリーチドラの7,700放銃。
勝又はクレバーな打ち手だ。1枚切れのが暗刻なので受け駒は十分あるからを仕掛けたのだろう。そんな視聴者の予想を勝又はひっくり返した。前日のМリーグで活躍し、ヒーローとなった勝又。再び鳳凰位を獲りに行く。決意を固めたような、力強い放銃だった。
4回戦もトップは瀬戸熊。2回の満貫をツモるのだが、いずれも瀬戸熊らしい渾身のアガリだ。
今節は瀬戸熊が圧勝。1、1、2、1着で4位に浮上した。
藤崎も2、2、1、2のオールプラスで2節目のマイナスを返済。
勝又はポイントを減らしながらも2位キープ。次節また叩くチャレンジをするのか?もしくはまた丁寧に積み上げようとするのか?出方が気になるところだ。
本日▲87.0Pで最下位となってしまったのは紺野だが、このままで終わる気はないだろう。大爆発を期待したい。
次回A1リーグ第3節B卓は5/26(水)17:00開始予定。
西川淳
近藤久春
杉浦勘介
黒沢咲
解説は沢崎誠でお届けします。
(文:編集部)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート