第9期 JPML WRCベスト16A・B卓レポート
2021年06月28日
〜女性陣強し!3/3でベスト8進出〜
6/24(木)17:00より夏目坂スタジオにおいてWRCベスト16A・B卓の試合が行われた(このレポートにおいては放送卓であるB卓をメインにレポートする)
システムの説明。
ルールはWRCルール(1発・裏ドラあり)で4回戦を行い上位2名がベスト8に勝ち上がりとなる。
それではB卓対局者の紹介を。
佐々木寿人
第37期鳳凰位
第7期麻雀グランプリMAX優勝 他
Mリーグ (KONAMI麻雀格闘倶楽部)
山脇千文美
女流桜花Aリーグ
伊達朱里紗
第1期桜蕾戦優勝
女流桜花Aリーグ
島崎涼
D3リーグ
実況:優月みか
解説:瀬戸熊直樹
圧倒的格上の佐々木に若手3名がぶつかって行く構図となった。
佐々木の存在感は群を抜くが、このルールを得意とする山脇と桜蕾戦優勝の伊達、初の映像対局になる島崎の戦いぶりにも注目してほしい。
藤原審判長の合図によりA・B卓1回戦が開始された。
1回戦目は波乱の展開となった。
蓋を開けてみれば山脇の独壇場である。
なんと7/15局をアガリ倒しての大トップとなった。
その煽りを喰らってしまったのは佐々木。
山脇の親リーチにメンホンリーチでぶつけるも、宣言牌が高めの放銃になるなど厳しい立ち上がりとなった。
2着には要所でアガリを決めた島崎。
初の映像対局にも拘らず非常に落ち着いたプレーが印象的であった。
山脇・島崎・伊達・佐々木の並びで1回戦が終了。
2回戦。
厳しい立ち上がりとなった佐々木、2回戦開局の親番も同テンを山脇に引き負けてしまう。
しかしこのまま終わらないのが佐々木。
東2局島崎のリーチ。
一発目に、ノータイムでドラを切っての追いかけリーチ。
テンパイを入れていた伊達が佐々木の当たり牌を掴み一発と高め三色で8,000(+1,000)
片目を開けた佐々木は更に5,200を追加。
打牌速度も相まって完全な佐々木ペースになったかと思われた。
しかしこの半荘の主役は他にいたのである。
それが伊達だった。
展開が苦しく16,300まで点数を減らしていたが、アガリを積み重ね南場の親番で大爆発。
4,000オールを皮切りに2本場では5巡目にしてこのヤミテン。
これを掴んでしまったのが佐々木。
あまりにも厳しい放銃で佐々木はラス目に。
伊達はこの後もアガリを重ね4本場の時点で持ち点は71,500にまで到達した。
オーラスは佐々木が勝負手のテンパイを入れるが待ち牌は山に1枚。
ツモれば2着まで見えるリーチだったがツモる事は出来ず流局。
伊達・山脇・島崎・佐々木の並びで2回戦終了となった。
3回戦。
山脇が19,000のラス目で迎えた南3局。
追う島崎、佐々木は、山脇をラスにしつつ更なる加点を目指したい所だ。
そこに待ったを掛けたのがラス目の山脇。
ファーストテンパイをヤミテンに構えると、見事手替わりを果たし勝負リーチといく。
ツモると倍満の大物手だ。
トップが絶対条件の親番佐々木は仕掛けて応戦する。
テンパイを果たすも、掴んだのは山脇の当たり牌。
佐々木は1日を通して本当に苦しい印象であった。
伊達・島崎・山脇・佐々木の並びで3回戦が終了。
最終戦。
リードしている山脇・伊達が局を回していく。
佐々木は最後の親が落ち、残すは島崎の親番となった。
しかしここまで戦い抜いてきた島崎、最後の親番で執念の大物手テンパイを入れる(出アガり18,000ツモアガり8,000オール)
千載一遇の大チャンスであったが惜しくもアガる事は叶わなかった。
ベスト8勝ち上がり。
山脇千文美・伊達朱里紗
2人にはインタビューが行われた。
インタビューを受ける伊達朱里紗。
クマクマタイムも少し意識した?と語ってくれた伊達。ベスト8では更なる伊達朱里紗が見られるのか。
精神力の強さを瀬戸熊から賞賛された山脇千文美。
積極的な麻雀で勝利を手にした。
更に別卓からは森下剛任・小笠原奈央が勝ち上がりとなった。
A卓最終局は、大接戦で小笠原・伊賀共に同テンが入っていたとの事。
丁度そのシーンが映像に入っており、個人的にかなり印象に残るシーンであった(B卓オーラスの途中に写ります)
次回ベスト16C・D卓の配信は
7/1(木)17:00~
日本プロ麻雀連盟チャンネルで配信される。
こちらもお楽しみに!
(担当:船木伸一)
カテゴリ:JPML WRCリーグ レポート