第46期王位戦準決勝レポート
2021年12月03日
【第46期 王位戦~準決勝 現王位森下のリーチ国士無双炸裂 決勝進出の4名が確定】
2021/11/27(土)、第46期王位戦の準決勝が行われた。
出場選手は以下の16名。
森下剛任(現王位・準決勝シード)
刀川昌浩
三ヶ島幸助(最高位戦)
須賀智博
佐月麻理子(協会)
東城りお
井出一寛
松本吉弘(協会)
渡辺史哉
蒼山秀佑
二階堂亜樹
佐々木寿人
天津みろう(協会)
二階堂瑠美
伊藤俊介
藤井すみれ
ルール:日本プロ麻雀連盟公式ルール
システム:半荘5回戦(60分+1局)を行い下位8名が敗退
ポイント持ち越しで半荘1回戦(80分+1局)を行いトータル上位4名が決勝戦へ進出
1回戦〜4回戦
実況 早川林香
解説 白鳥翔
【1回戦放送卓】
松本吉弘(協会)
二階堂亜樹
二階堂瑠美
東城りお
東2局に東城が先制リーチ。
亜樹がドラのを重ねて生牌のを勝負すると…
瑠美がツモリ四暗刻のヤミテンを入れていてロン。トイトイ三暗刻8,000(+1,000)のアガリ。
松本が2,100・4,100(;1,000)をツモって瑠美と1,000点差まで詰めるが、オーラスに瑠美がアガってトップを取った。
【2回戦放送卓】
刀川昌浩
二階堂瑠美
森下剛任
佐月麻理子(協会)
2回戦は3〜6位の対戦となった。現王位の森下がリードを持って迎えた南2局。9巡目に国士無双待ちでリーチを打つ。
佐月から出て32,300(+2,000)のアガリ。森下が+63.1Pの大トップ。刀川と瑠美も浮きに回り、佐月は痛恨の1人沈みとなった。
【3回戦放送卓】
刀川昌浩
東城りお
佐々木寿人
渡辺史哉
東3局に東城がタンヤオ七対子ドラドラのテンパイ。単騎でツモって3,000・6,000のアガリ。そのまま3回戦のトップを取る。
【4回戦放送卓】
佐々木寿人
二階堂瑠美
蒼山秀佑
天津みろう(協会)
南1局。
天津が456三色確定のカン待ち。
瑠美がピンフイーペーコーのリーチ。
蒼山はソウズのホンイツ待ち。
しかしアガリは佐々木。ホンイツドラ3の6,000オールを決めてトップ。
5回戦から
実況 古川彩乃
解説 内川幸太郎
【5回戦放送卓】
蒼山秀佑
東城りお
佐月麻理子
伊藤俊介
東1局。伊藤がドラ暗刻の8,000のアガリ。
東2局。佐月がホンイツ、ドラのが出て7,700(+1,000)のアガリ。
南1局。親番蒼山がドラ暗刻のタンヤオで12,000のアガリ。
全て放銃となった東城は痛恨の1人沈み。トップから蒼山、佐月、伊藤の3人浮きで5回戦が終了。
ここで下位8名が敗退。
最終6回戦は両方放送卓となる。
【6回戦A卓 2・3・6・7位】
森下剛任
刀川昌浩
藤井すみれ
渡辺史哉
南3局。現状4着の藤井はタンヤオ三色ドラ、刀川から8,000をアガってオーラスにのぞみを繋ぐ。
オーラス開始前のポイントは以下。森下は当確のため、この卓で2位を目指す戦いが現実的となる。
藤井が卓内2位になるには
跳満ツモ
渡辺から跳満
森下、刀川から倍満
渡辺が卓内2位になるには
400・800ツモ
藤井から2,000
森下から1,000直撃は刀川と同点
刀川は現状卓内2位だが出来るだけ加点したい。渡辺とテンパイノーテンだと渡辺とかわるほどの僅差。
渡辺がタンヤオピンフ待ち。最終卓でターゲットになる事を踏まえるとリーチかと思われたが
渡辺は刀川より上で終わる事を重視してヤミテン。森下から2,000をアガって結果を待つ事となった。
【6回戦B卓 1・4・5・8位】
先に終えたA卓の渡辺は+44.4P。
佐々木は蒼山、松本にかわされ、かつ渡辺を下回った場合のみ敗退。
蒼山、松本は浮けばOK。
天津は蒼山、松本、渡辺のうち2人をかわすのが条件。60,000点トップが目安となる。
佐々木が東2局の親番で連荘して54,400点まで積み上げる。ラス目となった松本だが、東3局にドラのをツモって2,000・4,000のアガリ。
南3局。今度は蒼山がリーチ。4,000オールのツモアガリ。
さらに連荘して浮き条件を達成すると、3本場には
タンヤオピンフドラドラ、11,600は12,500のアガリ。蒼山が決勝進出となった。
以上で第46期王位戦準決勝の全対局が終了。
決勝進出は
佐々木寿人
森下剛任
蒼山秀佑
渡辺史哉
この4名に決定した。
決勝は翌日2021/11/28(日)13:00 (全5回戦)で行われた。
実況 小笠原奈央
解説 瀬戸熊直樹・滝沢和典
(文:編集部)
カテゴリ:王位戦 レポート