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第2期桜蕾戦決勝レポート

第2期桜蕾戦優勝は菅原千瑛!〜決勝戦レポート〜

12月2日、第2期桜蕾戦決勝戦が放送された。
対局者は、一瀬由梨、藤田愛、美里麻、菅原千瑛。プロ歴は5年目・1年目・1年目・10年目と、20代以下限定の大会ながら新人〜中堅選手までが集まった形だ。

4人それぞれにインタビューが行われ、対局がスタート。

 

 

1回戦は東1局から美里麻、一瀬が連続でアガリを決めるが、大きく抜け出したのは菅原。
東2局2本場、藤田のリャンメン先制リーチを受けるも…

 

 

その後放たれたドラの六索をポン。同じくリャンメンテンパイで追いつき、藤田から七万で7,700のアガリ。

 

 

放銃となった藤田も東4局2本場、ピンフツモドラドラの2,600オールですぐに戦線復帰。

 

 

競り合いとなるが、南1局、菅原がツモ發三暗刻ドラの2,000・4,000で1人浮きのトップを決めた。

 

 

3者からすればこれ以上のリードは取られたくないところであったが、勝負の大きな分かれ目となったのは2回戦東4局。
この半荘4着目の一瀬がタンヤオ七対子のテンパイ。

 

 

六索待ちについて解説の魚谷は「良さそう。リーチするんじゃないですか」とコメント。リーチも有力かと思われたが、ここは後に打ち出す際の安全度を重視し一旦 五索単騎でヤミテンに。より良い待ちを探すも…

 

 

この瞬間、菅原にピンフ三色確定のテンパイ。そのリーチ宣言牌は無情にも六索…!

 

 

さらに次巡自ら引いてくる六索。常人ならくらくらしてしまいそうな中、当たり牌の五万単騎に待ち変えした一瀬が終盤にドラの南を引いて少考。

 

 

ここはトップ目・菅原からの直撃を狙いツモ番無しのリーチ!しかしこの五万で11,600の放銃に。

 

 

初戦に続いてこの半荘トップを飾った菅原は、無理のない進行で3回戦・4回戦も要所で大物手を成就。

 

 

(3回戦東2局、メンタンピンツモの2,600オール)

 

 

(4回戦東3局、役役ホンイツトイトイドラドラの4,000・8,000)
オーラスには全員がトリプル役満を目指さなければいけない程の圧倒的な点差で優勝を果たした。

 

 

 

「沢山応援をいただいて本当に頑張ろう、勝ちたいなと思って日々頑張って過ごしていたので皆さんにありがとうとお伝えしたいです。これからだと思っているので、10年目になって連盟のタイトル戦を勝てて本当に嬉しく思います。これからも応援していただけたら嬉しいです。」

第1期は伊達朱里紗が優勝。その後MリーグKONAMI麻雀格闘倶楽部チームに参戦するなど活躍が見られ、箔がつく形となった桜蕾戦。菅原千瑛の活躍にも是非期待したい。

(文・浜野太陽)