第38期鳳凰戦A2リーグ第9節C卓レポート
2021年12月16日
第9節C卓に出場した選手は
明石▲22.7P(8位)・内川▲38.1P(10位)・麓▲96.7P(12位)・山田▲137.3P(15位)の4名。
下位4名が降級となるA2リーグ、来期もAリーグで戦う為には12位以内に入らなければなりません。
全員が残留ボーダー12位付近と負けられない戦いになりました。
1回戦展開が悪く大きなラスを引いた内川に2回戦でもロン牌が集中。
山田に純チャンイーペーコー。
明石にタンヤオドラ3。
麓に中ドラ3。
全方向からの攻撃に目が眩みます。
さらに麓からのリーチを受けてピンチが続いた内川でしたが、勢いよく転落していった奈落の底で見つけた勝負手・四暗刻の1シャンテンを一度崩す冷静さを見せ、
麓のロン牌を吸収しながら復活のテンパイ。
1人沈みの苦境から1人浮きへと逆転する四暗刻のアガリです。
この日は最後までロン牌を掴まされ続け苦しんでいた内川でしたが、そのロン牌が集まることでアガれた四暗刻の一撃で、被害を最小限に抑えることに成功しました。
これ以上は負けられない15位スタートの山田は、3回戦南場の親で連荘し、反撃開始のトップを取ると、
4回戦では8,000オールを決めて大トップで連勝。
4人のポイント差が迫り残留争いは更に混沌を極め、見ている人には面白く打っている人にとっては胃が痛くなる結果となりました。
<第9節C卓最終結果>
山田+59.5P 麓▲6.4P 明石▲21.6P 内川▲31.5P
(文:越野智紀)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート