麻雀日本シリーズ レポート

麻雀日本シリーズ2021プレーオフ第1節レポート

12月18日、麻雀日本シリーズ2021プレーオフ第1節が放送された。
前節で既に4人が敗退となっており、さらに今回各自2戦を終えて4人が敗退となる。

 

 

暫定1・2位の白鳥・矢島以外は敗退ラインが目の前にあり、それぞれ条件を意識し戦いとなりそうだ。

 

【1回戦】

 

本日プラスが必須な醍醐・河野の思いとは裏腹に、多井が鮮やかな跳満を連発。

 

 

 

醍醐も難しいターツ選択・リーチ判断があったが2,000・4,000をアガリ、なんとか2着につける。

 

 

多井隆晴 +31.8P
醍醐大 +8.0P
白鳥翔 ▲11.9P
河野高志 ▲27.9P

 

【2回戦】

 

ここでも加点が必須な選手が苦しむ。
東4局、山田が先制リーチをかけるも、追いかけリーチの矢島へ一発で8,000の放銃に。

 

 

次局も矢島の6,400のヤミテンに飛び込み、4着に沈む。
一方で上位争いを制したのは近藤。
東場の親では沢崎のリーチを受け、ヤミテンで押しきって2,000オール。

 

 

満貫以上のアガリはなかったものの、オーラスもアガリきりトップを決めた。

近藤誠一 +24.9P
矢島亨 +10.8P
沢崎誠 ▲0.6P
山田浩之 ▲35.1P

 

【3回戦】

 

東2局、佐々木が先制リーチ。親の木村は一旦白のトイツ落としで回るが、タンヤオドラドラでテンパイしかえすと…

 

 

四筒ツモで4,000オールのアガリ。(五索暗カン)

木村はさらに次局、両面で先制リーチ。これがツモって裏裏の4,000オールとなり、トップを決定づけるアガリに。

 

 

木村和幸 +42.8P
柴田吉和 +3.4P
佐々木寿人 ▲13.0P
勝又健志 ▲33.2P

 

【4回戦】

 

東1局、佐々木がホンイツのカン七万待ち。白鳥が七対子ドラドラで同じく七万待ちに構え、2,000・4,000のツモ。

 

 

 

リードを活かした打ち方がハマった形だ。
ポイントが僅差の佐々木・沢崎は互いに上に立っておきたい半荘であったが、勝負が決まったのは東3局。

 

 

大三元で8,000・16,000のアガリ!トップを守りきり、プレーオフ後半への勝ち上がりを決定づけた。

沢崎誠 +33.4P
白鳥翔 +12.7P
醍醐大 ▲12.8P
佐々木寿人 ▲33.3P

 

【5回戦】

 

この半荘2着以上であればほぼプレーオフ後半へ勝ち上がる柴田。穏やかにこの半荘を終えたいところであったが、試練は東1局から訪れた。
矢島へリーチダブ東ドラの12,000、

 

 

近藤へ中ホンイツの8,000を打ち込み、いきなり大きな4着目に。

 

 

柴田はこのまま点棒を取り戻すことが叶わず、結果待ちの状態となった。
トップは南3・南4と連続でアガリきった矢島。

 

 

 

矢島亨 +24.2P
山田浩之 +11.1P
近藤誠一 ▲3.8P
柴田吉和 ▲31.5P

 

【6回戦】

 

勝ち上がりには河野を逆転することが必要な勝又。東1局の親番からダブ東暗刻の勝負手リーチをかけ、河野とのめくり合いに。

 

 

ここを制した河野が、裏3の3,000・6,000で勝負あり。河野は親番でも得点を伸ばし、5万点越えのトップ目に。しかし風向きが変わったのは南3局。

 

 

多井の親リーチの現物でテンパイしていた木村が、河野から8,000の直撃!
さらにオーラス、リーチツモピンフドラドラ裏の3,000・6,000でなんと河野を逆転。

 

 

木村はこの日2連勝となり、白鳥・矢島とともに決勝進出濃厚なほどのスコアを叩き出した。

木村和幸 +33.5P
河野高志 +17.3P
多井隆晴 ▲15.6P
勝又健志 ▲35.2P

プレーオフ6回戦を終え、トータルポイントは以下画像の通り。

 

 

トータル9位以下の柴田・山田・醍醐・勝又がここで敗退となった。
次回、麻雀日本シリーズ2021プレーオフ第2節は、12/25(土)14時から。
4回戦を行い、上位4名が決勝進出となる。

次回も是非お楽しみに!

(担当:浜野太陽)