第10期 JPML WRCリーグ ベスト16B卓レポート
2022年01月25日
【第10期JPML WRCリーグベスト16AB卓、勝ち上がりは渡辺、古橋、本田、佐々木】
日程の都合もあり、ベスト16はA卓とB卓、C卓とD卓が同日の開催となった。
本レポートは放送されたB卓の模様をお届けする。
なお、予備トーナメント、1次トーナメント、2次トーナメントについては、こちらを参照いただきたい。
本日の選手を紹介しよう。
佐々木 寿人
現鳳凰位によりベスト16シード
本田 朋広
現グランプリMAXにより、2次トーナメントシード
藤本 修二
前期もこのベスト16で涙を飲んでいる。予選を9位で通過し、2次トーナメントからの勝ち上がり。
文月 愛美
北陸予選を勝ち、予備トーナメントから。放送対局は初。
想像してほしい。
初の放送対局というだけでも興奮、緊張するところ、相手が天上人。
もはや説明するまでもない佐々木寿人と、同郷である北陸の先輩――おそらく北陸の麻雀プロにとってはスーパースターであろう――本田朋広だ。
4半荘舞いに舞い上がって、何をしたかわからないまま終わってしまった、そうなってしまってもおかしくない。
そんな文月の放送対局初アガリは1回戦東4局、親のリーチに追いかけて、高目のドラをツモ。
裏ドラは乗らなかったが1,300・2,600のアガリ。
(Twitterのヘッダーにするくらい嬉しかったようです。(笑))
南2局にも、、ホンイツ、チャンタ、ドラの8,000(+2,600)のアガリ。
解説の齋藤も「初めての放送対局と思えないほど落ち着いていますね」とコメントしていた。
2回戦はラスだったものの、3回戦では、今度は親佐々木のリーチに押し返して、3,000・6,000!
(リーチ、一発、ツモ、三色同順、ドラ2)
この3回戦を2着で終え、最終戦をトータル2着目で迎える。
金星目前であったが、最終戦はなかなかテンパイしないという不遇。
ここまで勝ち上がってきたが、惜しくもベスト16にて敗退となった。
敗退になってしまったものの、対局後のインタビューでは、悔しさよりは、緊張から解かれた笑顔。
「ぐるぐるして変なことばかりしていた」とコメントしていたが、僕としてはだいぶ内容のある麻雀だったと思う。次に出てくるのが楽しみである。
藤本も、オーラスに満貫ツモ条件を満たされてしまい、惜しくも敗退だったが、道中素晴らしい打牌が多く見られた。
特に3回戦南4局、本田がダマテンで12,000を佐々木からアガるのだが、
藤本が掴んだ7巡目にはもうアウト。
切っている人が大半のところ、気配を察知したのか、手の内に握りつぶす。
佐々木の放銃と自身の放銃では大違いだっただけに、とても素晴らしいディフェンスだった。
藤本「今回2回目で、相手が相手だけに今日は緊張しまして…。あの最後ツモられたときに、よくテレビで見るやつだなと。これよく見るなーと逆に清々しかったです。」
勝ち上がった本田、佐々木については、ベスト8でご覧いただきたい。
特に最近、Mリーグでは苦しいところばかりが見られる本田だったが、今日の快勝には久しぶりの笑顔。
ベスト8でも勝ち上がって笑顔を見せてほしいという激励も兼ねて、非掲載にしておく。(笑)
A卓は、最終戦を古橋、蒼山、渡辺で2席を争うことになったが、渡辺がリードして1席が確定。
オーラス、古橋、蒼山のアガリ勝負(流局2人テンパイは蒼山の勝ち)のところ、古橋が最終手番でツモアガり、勝ち上がりを決めた。
※C卓&D卓は1/17に対局が終わっており、すでにベスト8が出揃っています。
ベスト8A卓 2/2(水)16時~
ベスト8B卓 2/3(木)16時~
(文:福光聖雄)
カテゴリ:JPML WRCリーグ レポート