プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第38期鳳凰位決定戦三日目レポート

【佐々木は▲16Pで首位キープ 古川がトータル2位浮上】

 

 

佐々木寿人(現鳳凰位)
古川孝次
黒沢咲
前田直哉

上記4名によって行われている今期鳳凰位決定戦、2022/1/30(日)に行われた3日目の模様をお届けする。

 

 

初日は佐々木が+58P。2日目にさらにポイントを伸ばして+93.2Pの1人浮き。このまま首位を直走るのか?それとも逆転があるのか?注目の後半戦に突入した。

 

 

【9回戦】

東3局。黒沢がカン三万から五万を引いて高め456三色のリーチ。すぐに六万ツモで4,000オールのアガリ。

 

 

オーラスは親番前田がリーチピンフツモドラ、2,600オールで浮きの2着となった。

 

 

【10回戦】

東1局に佐々木がダブ東ドラの7,700をアガってリード。

 

 

次局黒沢が六万九万リーチ。

 

 

これを受けた佐々木は四筒七筒のピンフでヤミテンを入れていたが、延べ単騎の六筒九筒に変えて追っかけリーチを打つ。強い待ちに受けてツモりに行く佐々木らしい選択だが、この局は裏目に出る。
古川が佐々木の現物九万を選んで黒沢に5,200は5,500(+1,000)の放銃。現状佐々木が最も優勝に近い。これ以上アガられる訳にはいかない。身体を張って止めた古川は着実に点棒を集め、南1局には牌譜解説でも取り上げられた古川らしい打ち回し。

 

 

手牌には不要な一筒を重ねた所で自分から7枚見えの四万を先切り。後のリーチに押し返すための守備の一打。やはり2軒リーチが飛んで来るが、黒沢の四索を捕らえて1,000(+2,000)のアガリ。
自分で少しずつ波を起こした古川、ついに南2局の親番でビッグウェーブに乗り

 

 

佐々木から八索直撃。11,600は11,900のアガリで価値あるトップラスを決める。

【11回戦】

しかし、今期の佐々木は回復力が凄い。東2局1本場で10回戦のラスを払拭する11,600は11,900のアガリ。マイナスした次の半荘で必ず浮いて来るため点差が詰められない。

 

 

オーラスは古川が発ポン、白ポン、ダブ南ポン。4役ホンイツで3,100・6,100(+1,000)古川が逆転トップを取り、11回戦が終了。

 

 

【12回戦】

南1局。前田が黒沢の親リーチを受けつつ、タンヤオイーペーコードラドラのカン七筒で8,000(+1,000)のアガリ。12回戦トップを取る。
 

 

南2局には佐々木が浮きに回る七対子ドラドラのアガリで2着をキープ。

 

 

佐々木が1人浮きをキープしたまま3日目が終了。連覇に向けて視界良好。
古川がマイナスをほぼ返して2番手に。このポイント差を古川はどう攻略するのか?
前田はポイントが伸ばせなかったが、残り4回で届きうる差で最終日へ。
黒沢は厳しい条件戦となってしまうが、彼女にはここからでも或いはという期待もある。

 

 

第38期鳳凰位決定戦 最終日は
2022/2/6(日) 14:00

実況 古橋崇志
解説 勝又健志・一井慎也

初戦13回戦の佐々木の順位は最初の見所となるだろう。次回、いよいよ鳳凰位が決定する。

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