第38期鳳凰位決定戦三日目レポート
2022年02月09日
【佐々木は▲16Pで首位キープ 古川がトータル2位浮上】
佐々木寿人(現鳳凰位)
古川孝次
黒沢咲
前田直哉
上記4名によって行われている今期鳳凰位決定戦、2022/1/30(日)に行われた3日目の模様をお届けする。
初日は佐々木が+58P。2日目にさらにポイントを伸ばして+93.2Pの1人浮き。このまま首位を直走るのか?それとも逆転があるのか?注目の後半戦に突入した。
【9回戦】
東3局。黒沢がカンからを引いて高め456三色のリーチ。すぐにツモで4,000オールのアガリ。
オーラスは親番前田がリーチピンフツモドラ、2,600オールで浮きの2着となった。
【10回戦】
東1局に佐々木がダブドラの7,700をアガってリード。
次局黒沢がリーチ。
これを受けた佐々木はのピンフでヤミテンを入れていたが、延べ単騎のに変えて追っかけリーチを打つ。強い待ちに受けてツモりに行く佐々木らしい選択だが、この局は裏目に出る。
古川が佐々木の現物を選んで黒沢に5,200は5,500(+1,000)の放銃。現状佐々木が最も優勝に近い。これ以上アガられる訳にはいかない。身体を張って止めた古川は着実に点棒を集め、南1局には牌譜解説でも取り上げられた古川らしい打ち回し。
手牌には不要なを重ねた所で自分から7枚見えのを先切り。後のリーチに押し返すための守備の一打。やはり2軒リーチが飛んで来るが、黒沢のを捕らえて1,000(+2,000)のアガリ。
自分で少しずつ波を起こした古川、ついに南2局の親番でビッグウェーブに乗り
佐々木から直撃。11,600は11,900のアガリで価値あるトップラスを決める。
【11回戦】
しかし、今期の佐々木は回復力が凄い。東2局1本場で10回戦のラスを払拭する11,600は11,900のアガリ。マイナスした次の半荘で必ず浮いて来るため点差が詰められない。
オーラスは古川がポン、ポン、ダブポン。4役ホンイツで3,100・6,100(+1,000)古川が逆転トップを取り、11回戦が終了。
【12回戦】
南1局。前田が黒沢の親リーチを受けつつ、タンヤオイーペーコードラドラのカンで8,000(+1,000)のアガリ。12回戦トップを取る。
南2局には佐々木が浮きに回る七対子ドラドラのアガリで2着をキープ。
佐々木が1人浮きをキープしたまま3日目が終了。連覇に向けて視界良好。
古川がマイナスをほぼ返して2番手に。このポイント差を古川はどう攻略するのか?
前田はポイントが伸ばせなかったが、残り4回で届きうる差で最終日へ。
黒沢は厳しい条件戦となってしまうが、彼女にはここからでも或いはという期待もある。
第38期鳳凰位決定戦 最終日は
2022/2/6(日) 14:00
実況 古橋崇志
解説 勝又健志・一井慎也
初戦13回戦の佐々木の順位は最初の見所となるだろう。次回、いよいよ鳳凰位が決定する。
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