第12期グランプリMAX一次予選C卓レポート
2022年03月01日
【一次予選C卓 紺野真太郎とHIRO柴田が勝ち上がり】
前原雄大
HIRO柴田
紺野真太郎
仲田加南
最初の山場は開局だった。
親番HIRO柴田がイーペーコードラのペンリーチ。
仲田がとをポンして、役ホンイツドラドラの待ち。
前原は9巡目から一通ドラのペン待ちだったが、を引かされる。
一呼吸して覚悟を決めてからツモ切り、H柴田7,700のアガリ。
2人に危険なドラそばの牌なので(実際仲田の入り目でもある)もちろん止める選択も考えたはずだが、前原は戦う道を選んだ。「親リーチなら子は真っ直ぐ来られない」「ドラ色ホンイツなら相手はオリる」と思われないため、主導権を渡さないための放銃なのかも知れない。
東4局。先ほどの闘志に応えるかのような前原の力強いアガリ。親番でタンヤオとドラがつく高めのをツモ。1回戦はH柴田がトップ。前原は浮きの2着となった。
2回戦東3局1本場。仲田が一通のペンリーチ。5,200は5,500(+1,000)のアガリ。
南1局には親リーチの前原の現物単騎で七対子ドラドラ6,400(+1,000)のアガリ。リーチとヤミテンを効果的に使い分け、2回戦は仲田がトップ。
平たいポイントのまま迎えた3回戦東3局2本場。H柴田がのチーテンを入れようとするが、晒し間違えで打牌を完了し、チョンボとなってしまう。
▲20.0Pのペナルティよりも心配なのは、きっと申し訳なさでいっぱいであろうH柴田のメンタルだが、素早く気持ちをを切り替えたのは流石。すぐに5,200は5,800(+2,000)のアガリでリカバリー。
超接戦のまま迎えた3回戦オーラスは前原がアガれば1人沈み回避のシャンポンでリーチ。
アガリトップのテンパイを入れていた仲田から出て、2,600は3,500(+1,000)。これにより、3回戦のトップは紺野となった。
4回戦は南3局の時点で1人沈みだった仲田がリーチピンフツモ、高めの三色で決めて2,300・4,300。
オーラスはH柴田がカンのイーペーコー、1,300のアガリで浮きの2着に。
最終戦東4局。親番の前原が1,300オールのツモアガリ。前原が3者のすぐ後ろにジリジリと迫って来る。
南1局。仲田がノミ手のリーチで勝負に出る。自身からが4枚見えており、アガリ牌も程良く切られていて誰も使えなそうに見える。接戦で躊躇いなく切り込めるのが仲田の長所だが、今局は裏目に出てしまった。
仲田から出たドラのを紺野がポン。の6メンチャンで追いつき、16,000(+1,000)のアガリ。
ここまで勝負手がなかなか決まらなかった紺野だったが、耐えて忍んでついに渾身の一撃。鮮やかなチンイツドラ3の倍満で首位に躍り出た。
オーラス親番は前原
現状通過は紺野、H柴田
仲田は跳満ツモ
H柴田から2,900以上
(実質3,200以上)
紺野から24,000以上
前原から16,000以上という条件。
オーラス2本場。現状通過の紺野とH柴田がテンパイを入れ、H柴田のアガリで決着。
この結果により
紺野真太郎は二次予選E卓。HIRO柴田は二次予選A卓に進出となった。
(文:編集部)
カテゴリ:グランプリ レポート