何を切る? 2022年3月
2022年03月16日
第38期鳳凰位決定戦 3回戦 東1局 西家 佐々木寿人プロ
■Twitterで実施したアンケートの結果
■OPENRECで実施したアンケートの結果
■ニコニコ生放送で実施したアンケートの結果
■プロ解答
★切り
★切り
★切り
■実況・解説陣 (アンケート時)
三浦「リーチと仕掛けを受けている状況。ドラまたぎのを強くいくか。中スジのをいったん切るか。そのあたりの選択になるでしょうね。水越さんなら何を切りますか?」
水越「ひとまず中スジでを切っちゃいそうですね。その後勝負という感じで。三浦さんなら?」
三浦「僕はドラ暗刻だと強くいきたいので、から勝負したいですね。そもそもが4枚見えていて、がワンチャンスになっている状況で、ピンズの安全度は高いんですよ。なので比較的打ちやすいを切って、を引いたら、を勝負という構えにしそうですね。」
水越「なるほど。」
三浦「シンプルにを切るのが一番強い選択なんですけど、どうバランスを取るかですね。」
■プロの視点
佐々木寿人プロ
「ドラのが暗刻の勝負手。
古川プロから親リーチを受けての第一感は、から絞りカンチャンのカン。
そして、明らかに読みスジに入るをあっさりツモ切った前田プロは、チーテンの1,000点で、待ちはソーズのリャンメンと推測できる。
このにチーの声を出していれば、が通ったことでさらに危険度の高まったを使い切りながらより安全に進むこともできたが、2人の手牌についてあれこれ思考を巡らせ鳴きそびれたところにをツモってきたのがこの場面。
形だけなら切りの一手。
何年か前ならそれ以外の牌など切ったことがないというような手格好だが、ドラまたぎのが2人に対して否定できない状況となっていることもあり、ここから2枚セットで落とす時に最も安全度の高い選択を取った。
から外し、もちろんその後はポンテンチーテン全て取って全面抗戦の構え。
結末を見ると、さえ切っておけば、いくらでも満貫のアガリがあったという事実が浮かび上がる。
グダグダ考えるより体で打つことの大切さが身に染みた反省の1局である。」
■終局図
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