第30期麻雀マスターズ決勝レポート
2022年05月15日
【第30期麻雀マスターズ決勝 優勝は奈良圭純!2度目の戴冠】
第30期麻雀マスターズ決勝。
対局者はこちらの4名。
伊藤優孝
白鳥翔
浅井裕介(最高位戦)
奈良圭純
1回戦東1局1本場。ドラのをポンして8,300のアガリを決めたのは伊藤。その後も隙なく守り、ヤミテンで局を進め、トップ目をキープしてオーラスを迎えたまでは良かったが…。
オーラス親番の浅井がリーチ。奈良はカンのノミ手はテンパイを取らずとしたが、高めダブのシャンポン待ちとなると追っかけリーチに出る。
しかし、奈良がハイテイで持って来たのは浅井のロン牌であるドラの。
リーチピンフホウテイドラ裏2。18,300(+2,000)のアガリを決めた浅井が1回戦逆転トップを取った。
2回戦は白鳥の独壇場。
まずはリーチツモイーペーコードラ裏2で3,000・6,000。
南場の親番では高めのツモで4,000オール。
親番1本場ではドラの雀頭が裏2となり6,100オール。
+65.5の特大トップを取った白鳥がトータル首位となる。
3回戦東3局。親番白鳥が七対子のリーチを打つが、浅井がドラ暗刻の待ちで直撃。
南1局1本場には3者の手がぶつかる。
まずは奈良がカンリーチ。
白鳥がペン追っかけリーチ。
親番伊藤がチンイツの単騎。
この勝負は奈良に軍配。白鳥から出て裏ドラ1枚、8,300(+1,000)のアガリ。
3回戦は浅井がトップで終了。奈良が浮きの2着となり点差が詰まる。
4回戦。奈良が高めのをツモって裏ドラ2枚。3,000・6,000でトータルをプラスにすると
南3局にはツモリ三暗刻、2,000・4,000のアガリで首位に立つ。
最終戦東1局。親番白鳥がイーペーコー確定の単騎リーチ。裏ドラ2枚で12,000となり、白鳥がトータル首位に返り咲く。
2本場は奈良がタンヤオドラ3。8,600(+1,000)で再逆転。白鳥、奈良に高打点を放銃した伊藤はかなり厳しくなってしまった。
南2局。浅井が高め456のリーチ。ツモって裏ドラ1枚、3,100・6,100。さらに加点したい浅井だったが
南3局、白鳥のリーチに一発で勝負し、8,000の放銃。
オーラス親番は奈良。
白鳥はアガリか流局で優勝。
浅井はツモ役満、出アガリダブル役満。
伊藤はツモダブル役満、出アガリトリプル役満。
先にテンパイしたのは白鳥。親番奈良が何とか形式テンパイを入れ、流局。
1本場は奈良がリーチ。2,700オールのツモアガリ。
2本場。親番奈良はノーテンOK。
白鳥の条件は
1,300・2,600ツモ
奈良から3,200以上
浅井・伊藤から8,000
タンヤオ七対子ドラドラ、白鳥がアガれば優勝のテンパイを入れるが
1人テンパイで流局。
第30期麻雀マスターズ優勝は奈良圭純に決定。
第20期に続き2度目の戴冠となった。
(文・吾妻さおり)
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