第11期 JPML WRCリーグ ベスト16AB卓レポート
2022年07月10日
【JPML WRCリーグベスト16A卓B卓、小高、森田、客野、太田の勝ち上がり】
まずは、放送となったB卓からレポートする。
1回戦から大事件発生。
客野直が、、の3フーロ。
山には残っておらず、アガリはないだろうと実況・解説ともに油断していたところだったが…
なんとテンパイした親の佐々木寿人から打ち出され、清老頭が成就。
客野は大きなアドバンテージ、佐々木はビハインドを背負って1回戦を終える。
その後も客野は太田優介、岡崎涼太も仲良く血祭りにあげからもアガリ、『客野直被害者の会』を形成。
リードしても緩めず、3回戦途中で勝負を決めた。
(その1)避けようもないリーチ、一発、七対子、裏2の跳満を太田から。
(その2)解説の藤島「トータルトップ目の客野が、ドラのカンチャンをドラから払ってのリーチ。
これは良形のリーチと読みますね。」
後筋になったが岡崎から打たれ、リーチ、一気通貫、裏の12,000。
この被害者の会、協力して客野を苦しめる…ということはなく、会員同士で熾烈な争いを繰り広げる。
3回戦南4局、このままの着順で終わらせたい太田と、2着に浮上したい佐々木と岡崎。
早々と佐々木が七対子、ドラ2のテンパイ。も良さそうだったが、絶好の単騎に待ち替えする。(すでにが3枚切れとドラ表示牌により場に4枚見えている。)
「すでに佐々木を警戒していた。」これは戦後の太田のインタビュー。
佐々木の待ちやすい牌は切らないという徹底したガード。
佐々木のアガリが生まれぬまま、岡崎にテンパイが入ってリーチ。
ツモって裏ドラがのれば2着に浮上だ。
最低でもアガって3着に浮上したいところだろう。(順位点は1着順10ポイント)
佐々木と岡崎のリーチに挟まれてしまい、そして太田の手にがトイツになったことで、とうとうが選ばれてしまった。
このまま流局すれば大きなアドバンテージだったが、痛恨の6,400の放銃。
「他に切る牌はあった」と後悔の一打だった。
そして最終戦、じわじわと佐々木が太田との差を詰めていき、オーラスの佐々木の親番。
6巡目に先制リーチ。
太田と佐々木の差は6.7ポイントなので、ツモったら一旦逆転。裏が乗れば、太田に条件を突きつけることができる。
勝ち上がれば清老頭の放銃は笑い話で済むのだが、麻雀の神様は許さなかったのだろうか。
山に5枚も残っていたのだが、佐々木はツモれず、1人テンパイで流局する。
南4局1本場、今度は太田が先にリーチ。
山に1枚しか残っていなかったが、見事ツモアガリ、自らの手で勝ち上がりを決めた。
A卓は、小高佑貴(右)、森田未来(左)が3回戦までにリードを築き、前期第10期優勝の渡辺英梧と現グランプリMAXの二階堂瑠美を破る下剋上となった。
1位通過:小高「とにかく手が入った1日でしたね。最終戦に森田プロと2人で抜けていて展開的にも楽でしたし、その中でも手が入って余裕がありました。
(ベスト8に向けた意気込み)放送対局が2回目になるのですが、覚えてもらえるようインパクトのある麻雀をしたいと思います。」
2位通過:森田「最終戦に渡辺プロに猛追され、跳満1回分まで迫られたのですが、幸運に恵まれて勝ち上がれました。
(ベスト8に向けた意気込み)麻雀プロは連盟チャンネルの視聴者のおかげで活動できているところもあると思うので、初の放送対局ですが、卓についたら精一杯、必死に戦うのみと思っております。」
(文:福光聖雄)
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