第26期新人王戦優勝記念インタビュー:嶋村泰之

special_21_03

ある夜の事、携帯電話に嶋村プロからの着信が。
その瞬間、おっ新人王のインタビューかと心の中で思い「はい、よろこんで」という言葉を瞬時に用意していた。

なぜかインタビューは、僕か文章を書くのが上手なナナミン(中山奈々美プロ)に回ってくるという変な自信があった。
(こんな所に自信持っていてもしょうがないんですけどね・・)

嶋村「あのさー新人王戦のインタビューやってもらえるかな?」

{ほいきた}

飯島「ナナミンじゃなくて僕で良かったんですか?{一応聞いとく}」
嶋村「いやさーナナミンは人気女流プロで知名度も高いじゃん?そうすると俺よりナナミンが目立つ記事になっちゃうからさ」

{・・・聞かなきゃ良かった!}

そんなわけで、この度は知名度も文章力も思いっきり低い(というかほぼ皆無…)同期の飯島翔が慣れないインタビュアーをやらせて頂きます。
同期で既にチャンピオンズリーグと新人王のタイトルを獲得している嶋村プロの、人柄や麻雀に対する思いなどを、
精一杯皆さんにお伝え出来る様頑張りますので、拙い文章ですが最後までお付き合い下さいます様、宜しくお願い致します。

プロリーグ後、新宿の行きつけのバーで嶋村プロ達と合流。

special_21_02
知恵の輪が楽しく、この笑顔!
special_21_01
一日二杯の酒を飲む

飯島「お疲れ様で~す、リーグ戦どうでした?」
嶋村「プラス4.0P」
飯島「新人王取っても相変わらずリーグ戦は微妙なんですね!」

{てか、なんか人数いっぱいいるんだけど、ちゃんとインタビュー出来んのかな!}
※結局、別日に2人だけで再インタビューやりました・・・

店内に入り、まずはいつものレッドブルウォッカでかんぱ~い!

飯島「じゃあインタビュー始めますね。嶋村さんはチャンピオンズリーグ取ってるんで、その時と内容が被らないようにとの事なんですが、
前回は自己紹介的なものがなかったんで、まずはそこからいきますか!」
嶋村「嶋村泰之です。30歳で出身は神奈川県の横須賀で26期生です。ってなんか照れるね」
飯島「では早速、新人王戦の事について聞いていきましょうかね?優勝から数日が経ちましたが、どういった気分で過ごせましたか?」
嶋村「あげぽよだよ。優勝当日から翌日にかけておめでとうメールがたくさんきて素直に嬉しかった。
Facebookも友達申請が増えてきています。使い方よくわかってなくて放置しがちだけど…」

{30歳になってあげぽよって・・・そういやずっとFacebookの友達申請するの忘れてた!}

飯島「予選、またまた去年に引き続き80Pオーバーという数字を叩き出していましたけど、感触的にはどうでしたか?
ちらっと覗きに行った時は、仕掛けて2枚持たれているドラの8単騎マチでさすがにキツいと思ったら、
最後の1枚を1巡でツモる所を見せつけられ、相変わらず太いな~と思いましたよ!」
嶋村「そうだね、予選は全体的に手が入っていたしツキもあったね!そういえば6万点越えの2着なんてのもあったよ!」
飯島「そこから順調にポイントを伸ばし、またまた去年に続き130Pオーバーという驚異的な数字で予選を突破したわけですが、
今年こそはといった、緊張みたいなものはなかったんですか?」
嶋村「特に意識したり緊張したりっていうのはなかったかな?まぁ思った事はといえば、2年連続で決勝戦のPC採譜を変わってもらって、
小田さん(PC採譜班のリーダーである小田悟志プロ)を困らせちゃったかなってくらいかな?」

{え、そこ!?}

※PC採譜とは、連盟独自のパソコンを使った採譜方法により、決定戦など大きな対局の牌譜を採っており、
嶋村プロはプレーヤーとしてだけでなく、競技の運営の仕事にも携わっている。

嶋村「そういえば、去年は三四郎君(大庭プロ)。今年は自分で、新人PC採譜班の2人が優勝している流れから来年は澤村さんかな?
澤村さんにプレッシャー掛けるために、これ書いといて!」

{話しが逸れましたが新人王戦に戻って・・・というか、周りにみんないるから本当に話しがよく逸れる。
特に決勝戦の場面の話しになると、あーだこーだと麻雀の話しが始まりインタビューが全然進まない・・・ }

飯島「決勝を戦うにあたり、心構えとかはありましたか?」
嶋村「心構えはあったよ。予選の打ち方を決勝でも通そうと思った。遠い仕掛けをしない、安い手成りを組まない、この2つ。
去年は、予選では通せたのにいざ決勝になると、目先のシャンテン数にとらわれて、リズムを崩し結果、押し引きの変な麻雀になっちゃったからね。
今年はそれだけはしたくなかった。」

飯島「決勝戦、まず起親で11,600をアガった後、満貫クラスがバンバン飛び交う荒れ場になりましたが、
決勝戦であれだけのギャラリーの前で、2連続で満貫の放銃とかけっこうメンタルにガツンときません?
今回アガったり放銃したりが、とても多かった印象なんですが、場面場面での心境の変化とか聞きたいですね。」
嶋村「その時は何ともないと思っていたけど、今考えると動揺していたかな。
放銃してしまったものは仕方ないし、アドバンテージが無くなって原点付近に戻っただけと自分に言い聞かせ切り替えて打ちました。」

飯島「決め手になったかなと思う局はありますか?」
嶋村「南2局の親で、カン七のリーチタンヤオイーペーコー3,900オールをツモった時が一番手応えあったかな?」
飯島「あれは確かに山にもろ残っていたので、見ているこっちもグッと熱くなって力が入りましたよ!ツモれ~ツモれ~って後ろで念力飛ばしていました!
そして次局の配牌、ピンフが見えるドラ2のチャンス手で一気に追いつくか?と思いましたけど、本人の感触的にはどうでしたか?」
嶋村「長く麻雀打っていると、これ絶対ツモれるって感覚あるでしょ?これもそういう感じ。後で牌譜見たら空テンだったんだけどね!!」
飯島「続く南3局、偶然にも去年の決勝で四暗刻をツモった局と同じ局で、ツモり四暗刻の1シャンテンになりましたね!?」
嶋村「それは打っている時にも思った!結局ドラの三引きでツモり四暗刻にはならなかったけど、跳満ツモのリーチが打てたし感触は悪くなかったよ!」
飯島「そしてオーラス。配牌は決してよくなく、実は親の菅原プロが早そうな配牌でしたが、やっぱり焦りとかはあったんじゃないですか?」
嶋村「タイトル戦の決勝において、最終戦の配牌ってそれまでの過程へのある種の答えが出される場面だと言われているよね?
この配牌を見たときは、これが自分への答えなのかなと思った。
だからこの配牌を受け入れ、条件を満たし、アガることだけを考えクリアな気持ちで打てたよ。」

飯島「今回の決勝戦、点棒の出入りも激しく見ているこっちはいろんな場面で終始ハラハラさせられましたけど、
最後は無事にツモッてくれてホントに良かったです!改めて優勝おめでとうございました!こっからはプライベートの話しをしましょう!」

{プライベートのお話し}

飯島「嶋村さんって特技がピアノっていう話しを聞いたんですけど、それって完全にこのインタビュー用に作られた小ネタですよね?
だって、とてもそんな風に見えないですもん!それと、実はおぼっちゃん育ちだったなんて絶対信じられません!!」
嶋村「中学から大学まで私立で、中学受験の勉強と並行してピアノと水泳も習ってたとか、いわゆるお坊ちゃんな幼少期を過ごしたよ。
だからかな、洗練された品の良さみたいなのがついつい出ちゃうよね!」

飯島「・・・・・・・。嶋村さんって色黒いし、酒の飲み過ぎで痛風になるくらいだし{あ、自分も両方当てはまる・・・}、
ぶっちゃけ、初めて研修で会った時の第一印象は、悪徳不動産かなんかの類の人かと思いましたよ!」
嶋村「ちょっとそれひどくない !そういえば去年痛風で新人王戦出たね!あの時はあまりの痛さにホントに欠場しようと思ったけど、
準優勝出来て、無理して出て良かったなって思ったっけ!ゲン担ぎに会場の近くのコンビニで、今年もまた包帯買おうかと思ったよ!」

飯島「痛風はホント風が当たるだけで痛いって大げさじゃないですよね。僕も5年くらい前、麻雀中に痛風になって3階の雀荘だったんですけど、
担いで下りてもらって、1週間くらい松葉杖でしたもん!お互い健康管理には注意しましょう!なんか痛風の話しで無駄に盛り上がっちゃいましたね!
そういえば気付いたんですけど、嶋村さんって3年連続で8月決勝残っていますよね!さすが黒いだけあって夏に強いんですね!」
嶋村「黒いのは関係ないと思うけど、そういえばそうだね!」
飯島「では最後に、今後の目標と、なんかアピールしておきたい事とかあればどうぞ。」
嶋村「リーグ戦で結果を残すこと。主戦場はプロリーグだからね。次で6期目、さすがに昇級したいよ。
今までわりと堅く打っていたんだけど、昇級ラインまで届かないプラスで終わることが多かったんだ。
それで、方針を変えて去年の後期はとことん前に出てみたら、押した牌がことごとく掴まって卓上のサンドバッグ。
逆鳳凰位(D3リーグの最下位)になっちゃった。
笑い話じゃなく、このままじゃ歴代の新人王やチャンピオンズリーグ優勝者に申し訳ないしホント頑張らなきゃ。」

同期で唯一のタイトルホルダーであり、今回2つ目の栄冠に輝いた嶋村プロ。
いつも後輩年下関係なく、優しく積極的に接してくれる彼の周りには自然と人が集まってくる。
そんな人間性と、ここ一番での勝負強さを持った彼は、これからも麻雀に真摯に取り組みもっともっと強くなり、
高く険しい壁である、夢のG1タイトルにも将来手が届くのではないかと期待させてくれる。

そんな彼に負けない様に、もっともっと頑張らなくてはと大いに刺激された1日だった。

最後に一言。

「今期こそはD3から昇級してくださいね!!!」

プロ雀士インタビュー/第26期新人王戦優勝記念インタビュー:嶋村泰之

special_21_03
ある夜の事、携帯電話に嶋村プロからの着信が。
その瞬間、おっ新人王のインタビューかと心の中で思い「はい、よろこんで」という言葉を瞬時に用意していた。
なぜかインタビューは、僕か文章を書くのが上手なナナミン(中山奈々美プロ)に回ってくるという変な自信があった。
(こんな所に自信持っていてもしょうがないんですけどね・・)
嶋村「あのさー新人王戦のインタビューやってもらえるかな?」
{ほいきた}
飯島「ナナミンじゃなくて僕で良かったんですか?{一応聞いとく}」
嶋村「いやさーナナミンは人気女流プロで知名度も高いじゃん?そうすると俺よりナナミンが目立つ記事になっちゃうからさ」
{・・・聞かなきゃ良かった!}
そんなわけで、この度は知名度も文章力も思いっきり低い(というかほぼ皆無…)同期の飯島翔が慣れないインタビュアーをやらせて頂きます。
同期で既にチャンピオンズリーグと新人王のタイトルを獲得している嶋村プロの、人柄や麻雀に対する思いなどを、
精一杯皆さんにお伝え出来る様頑張りますので、拙い文章ですが最後までお付き合い下さいます様、宜しくお願い致します。
プロリーグ後、新宿の行きつけのバーで嶋村プロ達と合流。

special_21_02
知恵の輪が楽しく、この笑顔!
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一日二杯の酒を飲む

飯島「お疲れ様で~す、リーグ戦どうでした?」
嶋村「プラス4.0P」
飯島「新人王取っても相変わらずリーグ戦は微妙なんですね!」
{てか、なんか人数いっぱいいるんだけど、ちゃんとインタビュー出来んのかな!}
※結局、別日に2人だけで再インタビューやりました・・・
店内に入り、まずはいつものレッドブルウォッカでかんぱ~い!
飯島「じゃあインタビュー始めますね。嶋村さんはチャンピオンズリーグ取ってるんで、その時と内容が被らないようにとの事なんですが、
前回は自己紹介的なものがなかったんで、まずはそこからいきますか!」
嶋村「嶋村泰之です。30歳で出身は神奈川県の横須賀で26期生です。ってなんか照れるね」
飯島「では早速、新人王戦の事について聞いていきましょうかね?優勝から数日が経ちましたが、どういった気分で過ごせましたか?」
嶋村「あげぽよだよ。優勝当日から翌日にかけておめでとうメールがたくさんきて素直に嬉しかった。
Facebookも友達申請が増えてきています。使い方よくわかってなくて放置しがちだけど…」

{30歳になってあげぽよって・・・そういやずっとFacebookの友達申請するの忘れてた!}
飯島「予選、またまた去年に引き続き80Pオーバーという数字を叩き出していましたけど、感触的にはどうでしたか?
ちらっと覗きに行った時は、仕掛けて2枚持たれているドラの8単騎マチでさすがにキツいと思ったら、
最後の1枚を1巡でツモる所を見せつけられ、相変わらず太いな~と思いましたよ!」
嶋村「そうだね、予選は全体的に手が入っていたしツキもあったね!そういえば6万点越えの2着なんてのもあったよ!」
飯島「そこから順調にポイントを伸ばし、またまた去年に続き130Pオーバーという驚異的な数字で予選を突破したわけですが、
今年こそはといった、緊張みたいなものはなかったんですか?」
嶋村「特に意識したり緊張したりっていうのはなかったかな?まぁ思った事はといえば、2年連続で決勝戦のPC採譜を変わってもらって、
小田さん(PC採譜班のリーダーである小田悟志プロ)を困らせちゃったかなってくらいかな?」

{え、そこ!?}
※PC採譜とは、連盟独自のパソコンを使った採譜方法により、決定戦など大きな対局の牌譜を採っており、
嶋村プロはプレーヤーとしてだけでなく、競技の運営の仕事にも携わっている。
嶋村「そういえば、去年は三四郎君(大庭プロ)。今年は自分で、新人PC採譜班の2人が優勝している流れから来年は澤村さんかな?
澤村さんにプレッシャー掛けるために、これ書いといて!」

{話しが逸れましたが新人王戦に戻って・・・というか、周りにみんないるから本当に話しがよく逸れる。
特に決勝戦の場面の話しになると、あーだこーだと麻雀の話しが始まりインタビューが全然進まない・・・ }
飯島「決勝を戦うにあたり、心構えとかはありましたか?」
嶋村「心構えはあったよ。予選の打ち方を決勝でも通そうと思った。遠い仕掛けをしない、安い手成りを組まない、この2つ。
去年は、予選では通せたのにいざ決勝になると、目先のシャンテン数にとらわれて、リズムを崩し結果、押し引きの変な麻雀になっちゃったからね。
今年はそれだけはしたくなかった。」

飯島「決勝戦、まず起親で11,600をアガった後、満貫クラスがバンバン飛び交う荒れ場になりましたが、
決勝戦であれだけのギャラリーの前で、2連続で満貫の放銃とかけっこうメンタルにガツンときません?
今回アガったり放銃したりが、とても多かった印象なんですが、場面場面での心境の変化とか聞きたいですね。」
嶋村「その時は何ともないと思っていたけど、今考えると動揺していたかな。
放銃してしまったものは仕方ないし、アドバンテージが無くなって原点付近に戻っただけと自分に言い聞かせ切り替えて打ちました。」

飯島「決め手になったかなと思う局はありますか?」
嶋村「南2局の親で、カン七のリーチタンヤオイーペーコー3,900オールをツモった時が一番手応えあったかな?」
飯島「あれは確かに山にもろ残っていたので、見ているこっちもグッと熱くなって力が入りましたよ!ツモれ~ツモれ~って後ろで念力飛ばしていました!
そして次局の配牌、ピンフが見えるドラ2のチャンス手で一気に追いつくか?と思いましたけど、本人の感触的にはどうでしたか?」
嶋村「長く麻雀打っていると、これ絶対ツモれるって感覚あるでしょ?これもそういう感じ。後で牌譜見たら空テンだったんだけどね!!」
飯島「続く南3局、偶然にも去年の決勝で四暗刻をツモった局と同じ局で、ツモり四暗刻の1シャンテンになりましたね!?」
嶋村「それは打っている時にも思った!結局ドラの三引きでツモり四暗刻にはならなかったけど、跳満ツモのリーチが打てたし感触は悪くなかったよ!」
飯島「そしてオーラス。配牌は決してよくなく、実は親の菅原プロが早そうな配牌でしたが、やっぱり焦りとかはあったんじゃないですか?」
嶋村「タイトル戦の決勝において、最終戦の配牌ってそれまでの過程へのある種の答えが出される場面だと言われているよね?
この配牌を見たときは、これが自分への答えなのかなと思った。
だからこの配牌を受け入れ、条件を満たし、アガることだけを考えクリアな気持ちで打てたよ。」

飯島「今回の決勝戦、点棒の出入りも激しく見ているこっちはいろんな場面で終始ハラハラさせられましたけど、
最後は無事にツモッてくれてホントに良かったです!改めて優勝おめでとうございました!こっからはプライベートの話しをしましょう!」
{プライベートのお話し}
飯島「嶋村さんって特技がピアノっていう話しを聞いたんですけど、それって完全にこのインタビュー用に作られた小ネタですよね?
だって、とてもそんな風に見えないですもん!それと、実はおぼっちゃん育ちだったなんて絶対信じられません!!」
嶋村「中学から大学まで私立で、中学受験の勉強と並行してピアノと水泳も習ってたとか、いわゆるお坊ちゃんな幼少期を過ごしたよ。
だからかな、洗練された品の良さみたいなのがついつい出ちゃうよね!」

飯島「・・・・・・・。嶋村さんって色黒いし、酒の飲み過ぎで痛風になるくらいだし{あ、自分も両方当てはまる・・・}、
ぶっちゃけ、初めて研修で会った時の第一印象は、悪徳不動産かなんかの類の人かと思いましたよ!」
嶋村「ちょっとそれひどくない !そういえば去年痛風で新人王戦出たね!あの時はあまりの痛さにホントに欠場しようと思ったけど、
準優勝出来て、無理して出て良かったなって思ったっけ!ゲン担ぎに会場の近くのコンビニで、今年もまた包帯買おうかと思ったよ!」

飯島「痛風はホント風が当たるだけで痛いって大げさじゃないですよね。僕も5年くらい前、麻雀中に痛風になって3階の雀荘だったんですけど、
担いで下りてもらって、1週間くらい松葉杖でしたもん!お互い健康管理には注意しましょう!なんか痛風の話しで無駄に盛り上がっちゃいましたね!
そういえば気付いたんですけど、嶋村さんって3年連続で8月決勝残っていますよね!さすが黒いだけあって夏に強いんですね!」
嶋村「黒いのは関係ないと思うけど、そういえばそうだね!」
飯島「では最後に、今後の目標と、なんかアピールしておきたい事とかあればどうぞ。」
嶋村「リーグ戦で結果を残すこと。主戦場はプロリーグだからね。次で6期目、さすがに昇級したいよ。
今までわりと堅く打っていたんだけど、昇級ラインまで届かないプラスで終わることが多かったんだ。
それで、方針を変えて去年の後期はとことん前に出てみたら、押した牌がことごとく掴まって卓上のサンドバッグ。
逆鳳凰位(D3リーグの最下位)になっちゃった。
笑い話じゃなく、このままじゃ歴代の新人王やチャンピオンズリーグ優勝者に申し訳ないしホント頑張らなきゃ。」

同期で唯一のタイトルホルダーであり、今回2つ目の栄冠に輝いた嶋村プロ。
いつも後輩年下関係なく、優しく積極的に接してくれる彼の周りには自然と人が集まってくる。
そんな人間性と、ここ一番での勝負強さを持った彼は、これからも麻雀に真摯に取り組みもっともっと強くなり、
高く険しい壁である、夢のG1タイトルにも将来手が届くのではないかと期待させてくれる。
そんな彼に負けない様に、もっともっと頑張らなくてはと大いに刺激された1日だった。
最後に一言。
「今期こそはD3から昇級してくださいね!!!」

麻雀格闘倶楽部×MONDOTV 杯スペシャルタッグマッチ 予選対局レポート

2012年9月22日。都内某所にて、『麻雀格闘倶楽部』『MONDO TV』のコラボレート大会、
『麻雀格闘倶楽部×MONDO TV杯スペシャルタッグマッチ予選対局』が開催されました。

konami_mondotv_2_01_per100_ktaiwidth110 konami_mondotv_2_02_per100_ktaiwidth110

このスペシャルタッグマッチ、普段我々プロ雀士はユーザーさんの挑戦を受ける立場ですが、
今回はユーザーさんとタッグを組んで共に戦うという麻雀格闘倶楽部史上、いやTV対局史上初のシステムなのです☆

konami_mondotv_2_03_smpwidth280_ktaiwidth240

本日の予選対局では、各チーム半荘1戦を東場、南場で打ち手を交代するというルールで行われます。
まさに、THE「チーム感」満載(*’-‘*)

konami_mondotv_2_04_smpwidth280_ktaiwidth240

私達女流プロと、『麻雀格闘倶楽部』のゲーム機予選を勝ち上がった8名のユーザーさんとの組み合わせはこちらです!

予選ブロックA

•二階堂亜樹プロ&ユーザー代表あっちやん(アッチャン)さん
•和泉由希子プロ&ユーザー代表7.7.7(スリーセブン)さん
•蒼井ゆりかプロ&ユーザー代表カミヤン(カミヤン)さん
•宮内こずえプロ&ユーザー代表コウジ(コウジ)さん

konami_mondotv_2_16_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_07_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_20_per100_ktaiwidth53
二階堂亜樹プロ&ユーザー代表あっちやん(アッチャン)さん
konami_mondotv_2_19_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_08_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_15_per100_ktaiwidth53
和泉由希子プロ&ユーザー代表7.7.7(スリーセブン)さん
konami_mondotv_2_22_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_11_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_18_per100_ktaiwidth53
蒼井ゆりかプロ&ユーザー代表カミヤン(カミヤン)さん
konami_mondotv_2_17_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_10_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_21_per100_ktaiwidth53
宮内こずえプロ&ユーザー代表コウジ(コウジ)さん

予選ブロックB
•二階堂瑠美プロ&ユーザー代表クロノ(クロノ)さん
•白河雪菜プロ&ユーザー代表YSK(ワイ・エス・ケー)さん
•中山奈々美プロ&ユーザー代表KS-SA(ケー・エス・エス・エー)さん
•黒沢咲プロ&ユーザー代表ハク(ハク)さん

konami_mondotv_2_23_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_09_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_28_per100_ktaiwidth53
二階堂瑠美プロ&ユーザー代表クロノ(クロノ)さん
konami_mondotv_2_25_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_06_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_27_per100_ktaiwidth53
白河雪菜プロ&ユーザー代表YSK(ワイ・エス・ケー)さん
konami_mondotv_2_29_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_12_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_26_per100_ktaiwidth53
中山奈々美プロ&ユーザー代表KS-SA(ケー・エス・エス・エー)さん
konami_mondotv_2_30_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_13_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_24_per100_ktaiwidth53
黒沢咲プロ&ユーザー代表ハク(ハク)さん

この8チーム16名が、スペシャルタッグマッチ優勝の栄光を目指して戦います。
息ピッタリのチームワークで優勝を勝ち取るのはどのチームでしょうか!?

konami_mondotv_2_05_per100_ktaiwidth110 konami_mondotv_2_14_per100_ktaiwidth110

激闘の模様は、BSスカパー!( BS241ch) で、 10/3(水)19時オンエア!

そして、決勝戦は10月5日(金)23:00~何とこちらは生中継の予定です!!
放送をお楽しみに♪

みんな観てね~(*^▽^)/

予選対局 10月3日 19:00~オンエア開始!  番組URLはこちら
決勝対局 10月5日 23:00~オンエア開始!  番組URLはこちら


麻雀格闘倶楽部 u.v. ~絆の章~ スペシャルサイトはこちら

特集企画/麻雀格闘倶楽部×MONDOTV 杯スペシャルタッグマッチ 予選対局レポート

2012年9月22日。都内某所にて、『麻雀格闘倶楽部』『MONDO TV』のコラボレート大会、
『麻雀格闘倶楽部×MONDO TV杯スペシャルタッグマッチ予選対局』が開催されました。

konami_mondotv_2_01_per100_ktaiwidth110 konami_mondotv_2_02_per100_ktaiwidth110

このスペシャルタッグマッチ、普段我々プロ雀士はユーザーさんの挑戦を受ける立場ですが、
今回はユーザーさんとタッグを組んで共に戦うという麻雀格闘倶楽部史上、いやTV対局史上初のシステムなのです☆
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本日の予選対局では、各チーム半荘1戦を東場、南場で打ち手を交代するというルールで行われます。
まさに、THE「チーム感」満載(*’-‘*)
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私達女流プロと、『麻雀格闘倶楽部』のゲーム機予選を勝ち上がった8名のユーザーさんとの組み合わせはこちらです!
予選ブロックA
•二階堂亜樹プロ&ユーザー代表あっちやん(アッチャン)さん
•和泉由希子プロ&ユーザー代表7.7.7(スリーセブン)さん
•蒼井ゆりかプロ&ユーザー代表カミヤン(カミヤン)さん
•宮内こずえプロ&ユーザー代表コウジ(コウジ)さん

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二階堂亜樹プロ&ユーザー代表あっちやん(アッチャン)さん
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和泉由希子プロ&ユーザー代表7.7.7(スリーセブン)さん
konami_mondotv_2_22_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_11_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_18_per100_ktaiwidth53
蒼井ゆりかプロ&ユーザー代表カミヤン(カミヤン)さん
konami_mondotv_2_17_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_10_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_21_per100_ktaiwidth53
宮内こずえプロ&ユーザー代表コウジ(コウジ)さん

予選ブロックB
•二階堂瑠美プロ&ユーザー代表クロノ(クロノ)さん
•白河雪菜プロ&ユーザー代表YSK(ワイ・エス・ケー)さん
•中山奈々美プロ&ユーザー代表KS-SA(ケー・エス・エス・エー)さん
•黒沢咲プロ&ユーザー代表ハク(ハク)さん

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二階堂瑠美プロ&ユーザー代表クロノ(クロノ)さん
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白河雪菜プロ&ユーザー代表YSK(ワイ・エス・ケー)さん
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中山奈々美プロ&ユーザー代表KS-SA(ケー・エス・エス・エー)さん
konami_mondotv_2_30_per100_ktaiwidth53 konami_mondotv_2_13_per100_ktaiwidth125 konami_mondotv_2_24_per100_ktaiwidth53
黒沢咲プロ&ユーザー代表ハク(ハク)さん

この8チーム16名が、スペシャルタッグマッチ優勝の栄光を目指して戦います。
息ピッタリのチームワークで優勝を勝ち取るのはどのチームでしょうか!?

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激闘の模様は、BSスカパー!( BS241ch) で、 10/3(水)19時オンエア!
そして、決勝戦は10月5日(金)23:00~何とこちらは生中継の予定です!!
放送をお楽しみに♪
みんな観てね~(*^▽^)/
予選対局 10月3日 19:00~オンエア開始!  番組URLはこちら
決勝対局 10月5日 23:00~オンエア開始!  番組URLはこちら


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第7期 Cリーグ 第4節詳細成績表

第 4 節 立花 つくし 松岡 千晶 石川 詩万 田村 りんか 供託
1 回戦 得失点 39.5 ▲ 16.0 ▲ 12.4 ▲ 11.1 0
順位点 12 ▲ 8.0 ▲ 3.0 ▲ 1.0
51.5 ▲ 24.0 ▲ 15.4 ▲ 12.1 0
2 回戦 得失点 18.2 ▲ 3.6 0 ▲ 14.6 0
順位点 8 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0
26.2 ▲ 7.6 4 ▲ 22.6 0
3 回戦 得失点 25.3 ▲ 12.2 ▲ 5.8 ▲ 7.3 0
順位点 12 ▲ 8.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0
37.3 ▲ 20.2 ▲ 6.8 ▲ 10.3 0
4 回戦 得失点 10.3 ▲ 5.3 ▲ 22.5 17.5 0
順位点 4 ▲ 4.0 ▲ 8.0 8
14.3 ▲ 9.3 ▲ 30.5 25.5 0
ペナ
合計 129.3 ▲ 61.1 ▲ 48.7 ▲ 19.5 0
第 4 節 齋藤 麻衣子 澤村 明日華 川原 舞子 小笠原 奈央 供託
1 回戦 得失点 7.1 0.7 ▲ 9.2 1.4 0
順位点 8 1 ▲ 12.0 3
15.1 1.7 ▲ 21.2 4.4 0
2 回戦 得失点 ▲ 9.5 4.2 ▲ 13.1 18.4 0
順位点 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0 8
▲ 13.5 8.2 ▲ 21.1 26.4 0
3 回戦 得失点 ▲ 6.8 1.6 2.5 2.7 0
順位点 ▲ 12.0 1 3 8
▲ 18.8 2.6 5.5 10.7 0
4 回戦 得失点 ▲ 0.4 ▲ 10.6 11.2 ▲ 0.2 0
順位点 ▲ 3.0 ▲ 8.0 12 ▲ 1.0
▲ 3.4 ▲ 18.6 23.2 ▲ 1.2 0
ペナ
合計 ▲ 20.6 ▲ 6.1 ▲ 13.6 40.3 0
第 4 節 内山 えみ 村本和穂 上条 由羽里 赤司 美奈子 供託
1 回戦 得失点 9 14.6 ▲ 13.9 ▲ 9.7 0
順位点 4 8 ▲ 8.0 ▲ 4.0
13 22.6 ▲ 21.9 ▲ 13.7 0
2 回戦 得失点 9.6 ▲ 8.1 14.2 ▲ 15.7 0
順位点 4 ▲ 4.0 8 ▲ 8.0
13.6 ▲ 12.1 22.2 ▲ 23.7 0
3 回戦 得失点 28.4 ▲ 7.6 ▲ 15.6 ▲ 7.2 0
順位点 12 ▲ 3.0 ▲ 8.0 ▲ 1.0
40.4 ▲ 10.6 ▲ 23.6 ▲ 8.2 2
4 回戦 得失点 ▲ 2.3 ▲ 16.1 ▲ 4.5 22.9 0
順位点 ▲ 1.0 ▲ 8.0 ▲ 3.0 12
▲ 3.3 ▲ 24.1 ▲ 7.5 34.9 0
ペナ
合計 63.7 ▲ 24.2 ▲ 30.8 ▲ 10.7 2
第 4 節 くさのいおり 華川 かな 小島 優 大里 奈美 供託
1 回戦 得失点 ▲ 17.0 23.1 14.5 ▲ 20.6 0
順位点 ▲ 4.0 8 4 ▲ 8.0
▲ 21.0 31.1 18.5 ▲ 28.6 0
2 回戦 得失点 3.7 3.7 ▲ 3.0 ▲ 4.4 0
順位点 6 6 ▲ 4.0 ▲ 8.0
9.7 9.7 ▲ 7.0 ▲ 12.4 0
3 回戦 得失点 1.2 14.8 ▲ 2.7 ▲ 13.3 0
順位点 4 8 ▲ 4.0 ▲ 8.0
5.2 22.8 ▲ 6.7 ▲ 21.3 0
4 回戦 得失点 ▲ 10.2 ▲ 8.9 0.3 18.8 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 4.0 4 8
▲ 18.2 ▲ 12.9 4.3 26.8 0
ペナ
合計 ▲ 24.3 50.7 9.1 ▲ 35.5 0
第 4 節 福島 清子 佐藤 芽依 月江 いくこ 富村 つぐみ 供託
1 回戦 得失点 ▲ 24.2 16.4 ▲ 9.2 17 0
順位点 ▲ 8.0 4 ▲ 4.0 8
▲ 32.2 20.4 ▲ 13.2 25 0
2 回戦 得失点 ▲ 7.2 ▲ 25.0 28.6 3.6 0
順位点 ▲ 4.0 ▲ 8.0 8 4
▲ 11.2 ▲ 33.0 36.6 7.6 0
3 回戦 得失点 14.3 ▲ 1.8 7.4 ▲ 19.9 0
順位点 8 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0
22.3 ▲ 5.8 11.4 ▲ 27.9 0
4 回戦 得失点 3.2 30.8 ▲ 27.6 ▲ 6.4 0
順位点 4 8 ▲ 8.0 ▲ 4.0
7.2 38.8 ▲ 35.6 ▲ 10.4 0
ペナ ▲ 20.0
合計 ▲ 13.9 20.4 ▲ 20.8 ▲ 5.7 0

※別日対局等により対戦数の消化具合(節の進行具合)が選手により異なる場合がございます。

女流プロリーグ(女流桜花) 成績表/第7期 Cリーグ 第4節詳細成績表

第 4 節 立花 つくし 松岡 千晶 石川 詩万 田村 りんか 供託
1 回戦 得失点 39.5 ▲ 16.0 ▲ 12.4 ▲ 11.1 0
順位点 12 ▲ 8.0 ▲ 3.0 ▲ 1.0
51.5 ▲ 24.0 ▲ 15.4 ▲ 12.1 0
2 回戦 得失点 18.2 ▲ 3.6 0 ▲ 14.6 0
順位点 8 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0
26.2 ▲ 7.6 4 ▲ 22.6 0
3 回戦 得失点 25.3 ▲ 12.2 ▲ 5.8 ▲ 7.3 0
順位点 12 ▲ 8.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0
37.3 ▲ 20.2 ▲ 6.8 ▲ 10.3 0
4 回戦 得失点 10.3 ▲ 5.3 ▲ 22.5 17.5 0
順位点 4 ▲ 4.0 ▲ 8.0 8
14.3 ▲ 9.3 ▲ 30.5 25.5 0
ペナ
合計 129.3 ▲ 61.1 ▲ 48.7 ▲ 19.5 0
第 4 節 齋藤 麻衣子 澤村 明日華 川原 舞子 小笠原 奈央 供託
1 回戦 得失点 7.1 0.7 ▲ 9.2 1.4 0
順位点 8 1 ▲ 12.0 3
15.1 1.7 ▲ 21.2 4.4 0
2 回戦 得失点 ▲ 9.5 4.2 ▲ 13.1 18.4 0
順位点 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0 8
▲ 13.5 8.2 ▲ 21.1 26.4 0
3 回戦 得失点 ▲ 6.8 1.6 2.5 2.7 0
順位点 ▲ 12.0 1 3 8
▲ 18.8 2.6 5.5 10.7 0
4 回戦 得失点 ▲ 0.4 ▲ 10.6 11.2 ▲ 0.2 0
順位点 ▲ 3.0 ▲ 8.0 12 ▲ 1.0
▲ 3.4 ▲ 18.6 23.2 ▲ 1.2 0
ペナ
合計 ▲ 20.6 ▲ 6.1 ▲ 13.6 40.3 0
第 4 節 内山 えみ 村本和穂 上条 由羽里 赤司 美奈子 供託
1 回戦 得失点 9 14.6 ▲ 13.9 ▲ 9.7 0
順位点 4 8 ▲ 8.0 ▲ 4.0
13 22.6 ▲ 21.9 ▲ 13.7 0
2 回戦 得失点 9.6 ▲ 8.1 14.2 ▲ 15.7 0
順位点 4 ▲ 4.0 8 ▲ 8.0
13.6 ▲ 12.1 22.2 ▲ 23.7 0
3 回戦 得失点 28.4 ▲ 7.6 ▲ 15.6 ▲ 7.2 0
順位点 12 ▲ 3.0 ▲ 8.0 ▲ 1.0
40.4 ▲ 10.6 ▲ 23.6 ▲ 8.2 2
4 回戦 得失点 ▲ 2.3 ▲ 16.1 ▲ 4.5 22.9 0
順位点 ▲ 1.0 ▲ 8.0 ▲ 3.0 12
▲ 3.3 ▲ 24.1 ▲ 7.5 34.9 0
ペナ
合計 63.7 ▲ 24.2 ▲ 30.8 ▲ 10.7 2
第 4 節 くさのいおり 華川 かな 小島 優 大里 奈美 供託
1 回戦 得失点 ▲ 17.0 23.1 14.5 ▲ 20.6 0
順位点 ▲ 4.0 8 4 ▲ 8.0
▲ 21.0 31.1 18.5 ▲ 28.6 0
2 回戦 得失点 3.7 3.7 ▲ 3.0 ▲ 4.4 0
順位点 6 6 ▲ 4.0 ▲ 8.0
9.7 9.7 ▲ 7.0 ▲ 12.4 0
3 回戦 得失点 1.2 14.8 ▲ 2.7 ▲ 13.3 0
順位点 4 8 ▲ 4.0 ▲ 8.0
5.2 22.8 ▲ 6.7 ▲ 21.3 0
4 回戦 得失点 ▲ 10.2 ▲ 8.9 0.3 18.8 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 4.0 4 8
▲ 18.2 ▲ 12.9 4.3 26.8 0
ペナ
合計 ▲ 24.3 50.7 9.1 ▲ 35.5 0
第 4 節 福島 清子 佐藤 芽依 月江 いくこ 富村 つぐみ 供託
1 回戦 得失点 ▲ 24.2 16.4 ▲ 9.2 17 0
順位点 ▲ 8.0 4 ▲ 4.0 8
▲ 32.2 20.4 ▲ 13.2 25 0
2 回戦 得失点 ▲ 7.2 ▲ 25.0 28.6 3.6 0
順位点 ▲ 4.0 ▲ 8.0 8 4
▲ 11.2 ▲ 33.0 36.6 7.6 0
3 回戦 得失点 14.3 ▲ 1.8 7.4 ▲ 19.9 0
順位点 8 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0
22.3 ▲ 5.8 11.4 ▲ 27.9 0
4 回戦 得失点 3.2 30.8 ▲ 27.6 ▲ 6.4 0
順位点 4 8 ▲ 8.0 ▲ 4.0
7.2 38.8 ▲ 35.6 ▲ 10.4 0
ペナ ▲ 20.0
合計 ▲ 13.9 20.4 ▲ 20.8 ▲ 5.7 0

※別日対局等により対戦数の消化具合(節の進行具合)が選手により異なる場合がございます。

第7期 Bリーグ 第4節詳細成績表

第 4 節 高宮 まり 平岡 理恵 赤荻 めぐみ 山口 笑子 供託
1 回戦 得失点 31.3 ▲ 10.4 ▲ 9.6 ▲ 11.3 0
順位点 12 ▲ 3.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0
43.3 ▲ 13.4 ▲ 10.6 ▲ 19.3 0
2 回戦 得失点 0 ▲ 19.4 6.5 12.9 0
順位点 1 ▲ 12.0 3 8
1 ▲ 31.4 9.5 20.9 0
3 回戦 得失点 ▲ 10.9 ▲ 1.2 2.4 9.7 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 4.0 4 8
▲ 18.9 ▲ 5.2 6.4 17.7 0
4 回戦 得失点 ▲ 4.8 ▲ 3.4 1.1 7.1 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 4.0 4 8
▲ 12.8 ▲ 7.4 5.1 15.1 1
ペナ
合計 12.6 ▲ 57.4 10.4 34.4 1
第 4 節 杉浦 幸 古谷 知美 王 政芳 京平 遥 供託
1 回戦 得失点 6.3 ▲ 3.7 0.5 ▲ 3.1 0
順位点 8 ▲ 8.0 4 ▲ 4.0
14.3 ▲ 11.7 4.5 ▲ 7.1 0
2 回戦 得失点 ▲ 11.6 4.8 10.2 ▲ 3.4 0
順位点 ▲ 8.0 4 8 ▲ 4.0
▲ 19.6 8.8 18.2 ▲ 7.4 0
3 回戦 得失点 ▲ 6.0 5.5 ▲ 8.5 9 0
順位点 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0 8
▲ 10.0 9.5 ▲ 16.5 17 0
4 回戦 得失点 ▲ 13.5 1.5 23.1 ▲ 11.1 0
順位点 ▲ 8.0 4 8 ▲ 4.0
▲ 21.5 5.5 31.1 ▲ 15.1 0
ペナ
合計 ▲ 36.8 12.1 37.3 ▲ 12.6 0
第 4 節 童 瞳 中山 千鶴 斉藤 智子 南里 はるみ 供託
1 回戦 得失点 ▲ 10.5 ▲ 1.6 17.6 ▲ 5.5 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 1.0 12 ▲ 3.0
▲ 18.5 ▲ 2.6 29.6 ▲ 8.5 0
2 回戦 得失点 ▲ 15.6 ▲ 13.2 ▲ 8.8 37.6 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 3.0 ▲ 1.0 12
▲ 23.6 ▲ 16.2 ▲ 9.8 49.6 0
3 回戦 得失点 ▲ 20.9 17.1 10.6 ▲ 6.8 0
順位点 ▲ 8.0 8 4 ▲ 4.0
▲ 28.9 25.1 14.6 ▲ 10.8 0
4 回戦 得失点 18.2 ▲ 4.0 ▲ 2.8 ▲ 11.4 0
順位点 12 ▲ 3.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0
30.2 ▲ 7.0 ▲ 3.8 ▲ 19.4 1
ペナ
合計 ▲ 40.8 ▲ 0.7 30.6 10.9 1
第 4 節 佐倉 麻由 高橋 葵 水木琴 佐藤 あいり 供託
1 回戦 得失点 14.7 ▲ 1.8 ▲ 12.0 ▲ 0.9 0
順位点 12 ▲ 3.0 ▲ 8.0 ▲ 1.0
26.7 ▲ 4.8 ▲ 20.0 ▲ 1.9 0
2 回戦 得失点 ▲ 0.6 ▲ 3.2 8.9 ▲ 5.1 0
順位点 ▲ 1.0 ▲ 3.0 12 ▲ 8.0
▲ 1.6 ▲ 6.2 20.9 ▲ 13.1 0
3 回戦 得失点 ▲ 11.6 ▲ 3.3 17.7 ▲ 2.8 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 3.0 12 ▲ 1.0
▲ 19.6 ▲ 6.3 29.7 ▲ 3.8 0
4 回戦 得失点 ▲ 11.7 19.3 7.9 ▲ 16.5 0
順位点 ▲ 4.0 8 4 ▲ 8.0
▲ 15.7 27.3 11.9 ▲ 24.5 1
ペナ
合計 ▲ 10.2 10 42.5 ▲ 43.3 1
第 4 節 桜井 美由紀 さくらやよい 西山 あみ 天音 まこと 供託
1 回戦 得失点 ▲ 18.7 5.6 3.4 8.7 0
順位点 ▲ 12.0 3 1 8
▲ 30.7 8.6 4.4 16.7 1
2 回戦 得失点 9.9 5 ▲ 9.0 ▲ 5.9 0
順位点 8 4 ▲ 8.0 ▲ 4.0
17.9 9 ▲ 17.0 ▲ 9.9 0
3 回戦 得失点 0.9 ▲ 10.9 ▲ 4.5 14.5 0
順位点 4 ▲ 8.0 ▲ 4.0 8
4.9 ▲ 18.9 ▲ 8.5 22.5 0
4 回戦 得失点 ▲ 9.1 2.2 14.1 ▲ 7.2 0
順位点 ▲ 8.0 4 8 ▲ 4.0
▲ 17.1 6.2 22.1 ▲ 11.2 0
ペナ
合計 ▲ 25.0 4.9 1 18.1 1
第 4 節 中川 由佳梨 水越 京子 長内 真実 藤川 まゆ 高田 麻衣子 供託
1 回戦 得失点 ▲ 10.7 ▲ 6.6 9.2 8.1 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 4.0 8 4
0 ▲ 18.7 ▲ 10.6 17.2 12.1 0
2 回戦 得失点 ▲ 5.1 2.8 ▲ 10.6 12.9 0
順位点 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0 8
▲ 9.1 0 6.8 ▲ 18.6 20.9 0
3 回戦 得失点 23.6 ▲ 14.3 6.7 ▲ 16.0 0
順位点 8 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0
31.6 ▲ 18.3 0 10.7 ▲ 24.0 0
4 回戦 得失点 32.4 ▲ 22.1 49.1 ▲ 59.4 0
順位点 4 ▲ 4.0 8 ▲ 8.0
36.4 ▲ 26.1 57.1 0 ▲ 67.4 0
5 回戦 得失点 ▲ 12.6 8.1 5.5 ▲ 1.0 0
順位点 ▲ 8.0 8 4 ▲ 4.0
▲ 20.6 16.1 9.5 ▲ 5.0 0 0
ペナ ▲ 20.0 0 0 0 0 20
合計 38.3 ▲ 47.0 62.8 4.3 ▲ 58.4 0
第 4 節 山下 忍 北野 由実 藤井 すみれ 武石 絵里 渡辺 郁江 供託
1 回戦 得失点 2.2 ▲ 9.3 ▲ 1.4 8.5 0
順位点 4 ▲ 8.0 ▲ 4.0 8
0 6.2 ▲ 17.3 ▲ 5.4 16.5 0
2 回戦 得失点 ▲ 13.1 30.9 ▲ 7.0 ▲ 10.8 0
順位点 ▲ 8.0 12 ▲ 1.0 ▲ 3.0
▲ 21.1 0 42.9 ▲ 8.0 ▲ 13.8 0
3 回戦 得失点 43 1.7 ▲ 24.1 ▲ 20.6 0
順位点 8 4 ▲ 8.0 ▲ 4.0
51 5.7 0 ▲ 32.1 ▲ 24.6 0
4 回戦 得失点 7.6 3.4 0.2 ▲ 11.2 0
順位点 8 3 1 ▲ 12.0
15.6 6.4 1.2 0 ▲ 23.2 0
5 回戦 得失点 ▲ 22.9 1.4 0 21.5 0
順位点 ▲ 12.0 3 1 8
▲ 34.9 4.4 1 29.5 0 0
ペナ 0 0 0 0 0
合計 10.6 22.7 27.8 ▲ 16.0 ▲ 45.1 0

※別日対局等により対戦数の消化具合(節の進行具合)が選手により異なる場合がございます。

女流プロリーグ(女流桜花) 成績表/第7期 Bリーグ 第4節詳細成績表

第 4 節 高宮 まり 平岡 理恵 赤荻 めぐみ 山口 笑子 供託
1 回戦 得失点 31.3 ▲ 10.4 ▲ 9.6 ▲ 11.3 0
順位点 12 ▲ 3.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0
43.3 ▲ 13.4 ▲ 10.6 ▲ 19.3 0
2 回戦 得失点 0 ▲ 19.4 6.5 12.9 0
順位点 1 ▲ 12.0 3 8
1 ▲ 31.4 9.5 20.9 0
3 回戦 得失点 ▲ 10.9 ▲ 1.2 2.4 9.7 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 4.0 4 8
▲ 18.9 ▲ 5.2 6.4 17.7 0
4 回戦 得失点 ▲ 4.8 ▲ 3.4 1.1 7.1 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 4.0 4 8
▲ 12.8 ▲ 7.4 5.1 15.1 1
ペナ
合計 12.6 ▲ 57.4 10.4 34.4 1
第 4 節 杉浦 幸 古谷 知美 王 政芳 京平 遥 供託
1 回戦 得失点 6.3 ▲ 3.7 0.5 ▲ 3.1 0
順位点 8 ▲ 8.0 4 ▲ 4.0
14.3 ▲ 11.7 4.5 ▲ 7.1 0
2 回戦 得失点 ▲ 11.6 4.8 10.2 ▲ 3.4 0
順位点 ▲ 8.0 4 8 ▲ 4.0
▲ 19.6 8.8 18.2 ▲ 7.4 0
3 回戦 得失点 ▲ 6.0 5.5 ▲ 8.5 9 0
順位点 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0 8
▲ 10.0 9.5 ▲ 16.5 17 0
4 回戦 得失点 ▲ 13.5 1.5 23.1 ▲ 11.1 0
順位点 ▲ 8.0 4 8 ▲ 4.0
▲ 21.5 5.5 31.1 ▲ 15.1 0
ペナ
合計 ▲ 36.8 12.1 37.3 ▲ 12.6 0
第 4 節 童 瞳 中山 千鶴 斉藤 智子 南里 はるみ 供託
1 回戦 得失点 ▲ 10.5 ▲ 1.6 17.6 ▲ 5.5 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 1.0 12 ▲ 3.0
▲ 18.5 ▲ 2.6 29.6 ▲ 8.5 0
2 回戦 得失点 ▲ 15.6 ▲ 13.2 ▲ 8.8 37.6 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 3.0 ▲ 1.0 12
▲ 23.6 ▲ 16.2 ▲ 9.8 49.6 0
3 回戦 得失点 ▲ 20.9 17.1 10.6 ▲ 6.8 0
順位点 ▲ 8.0 8 4 ▲ 4.0
▲ 28.9 25.1 14.6 ▲ 10.8 0
4 回戦 得失点 18.2 ▲ 4.0 ▲ 2.8 ▲ 11.4 0
順位点 12 ▲ 3.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0
30.2 ▲ 7.0 ▲ 3.8 ▲ 19.4 1
ペナ
合計 ▲ 40.8 ▲ 0.7 30.6 10.9 1
第 4 節 佐倉 麻由 高橋 葵 水木琴 佐藤 あいり 供託
1 回戦 得失点 14.7 ▲ 1.8 ▲ 12.0 ▲ 0.9 0
順位点 12 ▲ 3.0 ▲ 8.0 ▲ 1.0
26.7 ▲ 4.8 ▲ 20.0 ▲ 1.9 0
2 回戦 得失点 ▲ 0.6 ▲ 3.2 8.9 ▲ 5.1 0
順位点 ▲ 1.0 ▲ 3.0 12 ▲ 8.0
▲ 1.6 ▲ 6.2 20.9 ▲ 13.1 0
3 回戦 得失点 ▲ 11.6 ▲ 3.3 17.7 ▲ 2.8 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 3.0 12 ▲ 1.0
▲ 19.6 ▲ 6.3 29.7 ▲ 3.8 0
4 回戦 得失点 ▲ 11.7 19.3 7.9 ▲ 16.5 0
順位点 ▲ 4.0 8 4 ▲ 8.0
▲ 15.7 27.3 11.9 ▲ 24.5 1
ペナ
合計 ▲ 10.2 10 42.5 ▲ 43.3 1
第 4 節 桜井 美由紀 さくらやよい 西山 あみ 天音 まこと 供託
1 回戦 得失点 ▲ 18.7 5.6 3.4 8.7 0
順位点 ▲ 12.0 3 1 8
▲ 30.7 8.6 4.4 16.7 1
2 回戦 得失点 9.9 5 ▲ 9.0 ▲ 5.9 0
順位点 8 4 ▲ 8.0 ▲ 4.0
17.9 9 ▲ 17.0 ▲ 9.9 0
3 回戦 得失点 0.9 ▲ 10.9 ▲ 4.5 14.5 0
順位点 4 ▲ 8.0 ▲ 4.0 8
4.9 ▲ 18.9 ▲ 8.5 22.5 0
4 回戦 得失点 ▲ 9.1 2.2 14.1 ▲ 7.2 0
順位点 ▲ 8.0 4 8 ▲ 4.0
▲ 17.1 6.2 22.1 ▲ 11.2 0
ペナ
合計 ▲ 25.0 4.9 1 18.1 1
第 4 節 中川 由佳梨 水越 京子 長内 真実 藤川 まゆ 高田 麻衣子 供託
1 回戦 得失点 ▲ 10.7 ▲ 6.6 9.2 8.1 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 4.0 8 4
0 ▲ 18.7 ▲ 10.6 17.2 12.1 0
2 回戦 得失点 ▲ 5.1 2.8 ▲ 10.6 12.9 0
順位点 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0 8
▲ 9.1 0 6.8 ▲ 18.6 20.9 0
3 回戦 得失点 23.6 ▲ 14.3 6.7 ▲ 16.0 0
順位点 8 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0
31.6 ▲ 18.3 0 10.7 ▲ 24.0 0
4 回戦 得失点 32.4 ▲ 22.1 49.1 ▲ 59.4 0
順位点 4 ▲ 4.0 8 ▲ 8.0
36.4 ▲ 26.1 57.1 0 ▲ 67.4 0
5 回戦 得失点 ▲ 12.6 8.1 5.5 ▲ 1.0 0
順位点 ▲ 8.0 8 4 ▲ 4.0
▲ 20.6 16.1 9.5 ▲ 5.0 0 0
ペナ ▲ 20.0 0 0 0 0 20
合計 38.3 ▲ 47.0 62.8 4.3 ▲ 58.4 0
第 4 節 山下 忍 北野 由実 藤井 すみれ 武石 絵里 渡辺 郁江 供託
1 回戦 得失点 2.2 ▲ 9.3 ▲ 1.4 8.5 0
順位点 4 ▲ 8.0 ▲ 4.0 8
0 6.2 ▲ 17.3 ▲ 5.4 16.5 0
2 回戦 得失点 ▲ 13.1 30.9 ▲ 7.0 ▲ 10.8 0
順位点 ▲ 8.0 12 ▲ 1.0 ▲ 3.0
▲ 21.1 0 42.9 ▲ 8.0 ▲ 13.8 0
3 回戦 得失点 43 1.7 ▲ 24.1 ▲ 20.6 0
順位点 8 4 ▲ 8.0 ▲ 4.0
51 5.7 0 ▲ 32.1 ▲ 24.6 0
4 回戦 得失点 7.6 3.4 0.2 ▲ 11.2 0
順位点 8 3 1 ▲ 12.0
15.6 6.4 1.2 0 ▲ 23.2 0
5 回戦 得失点 ▲ 22.9 1.4 0 21.5 0
順位点 ▲ 12.0 3 1 8
▲ 34.9 4.4 1 29.5 0 0
ペナ 0 0 0 0 0
合計 10.6 22.7 27.8 ▲ 16.0 ▲ 45.1 0

※別日対局等により対戦数の消化具合(節の進行具合)が選手により異なる場合がございます。

第7期 Aリーグ 第4節詳細成績表

第4節 別日 二階堂 瑠美 二階堂 亜樹 宮内 こずえ 和泉 由希子 供託
1 回戦 得失点 7.6 15.3 10.8 ▲ 33.7 0
順位点 1 8 3 ▲ 12.0
8.6 23.3 13.8 ▲ 45.7 0
2 回戦 得失点 1.7 5 ▲ 16.4 9.7 0
順位点 1 3 ▲ 12.0 8
2.7 8 ▲ 28.4 17.7 0
3 回戦 得失点 0.2 28.3 ▲ 17.4 ▲ 11.1 0
順位点 4 8 ▲ 8.0 ▲ 4.0
4.2 36.3 ▲ 25.4 ▲ 15.1 0
4 回戦 得失点 ▲ 7.0 12.4 ▲ 7.9 2.5 0
順位点 ▲ 4.0 8 ▲ 8.0 4
▲ 11.0 20.4 ▲ 15.9 6.5 0
ペナ
合計 4.5 88 ▲ 55.9 ▲ 36.6 0
第4節 和久津 晶 吾妻 さおり 斉藤 理絵 小宮山 一美 供託
1 回戦 得失点 ▲ 3.7 4.6 2.2 ▲ 3.1 0
順位点 ▲ 8.0 8 4 ▲ 4.0
▲ 11.7 12.6 6.2 ▲ 7.1 0
2 回戦 得失点 ▲ 3.0 25.3 ▲ 0.8 ▲ 21.5 0
順位点 ▲ 3.0 12 ▲ 1.0 ▲ 8.0
▲ 6.0 37.3 ▲ 1.8 ▲ 29.5 0
3 回戦 得失点 ▲ 12.8 25 4.5 ▲ 16.7 0
順位点 ▲ 4.0 8 4 ▲ 8.0
▲ 16.8 33 8.5 ▲ 24.7 0
4 回戦 得失点 ▲ 4.1 ▲ 3.8 ▲ 6.4 14.3 0
順位点 ▲ 3.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0 12
▲ 7.1 ▲ 4.8 ▲ 14.4 26.3 0
ペナ
合計 ▲ 41.6 78.1 ▲ 1.5 ▲ 35.0 0
第4節 安田 麻里菜 仲田 加南 室伏 理麻 美波 智子 供託
1 回戦 得失点 12.6 2.4 ▲ 2.4 ▲ 12.6 0
順位点 8 4 ▲ 4.0 ▲ 8.0
20.6 6.4 ▲ 6.4 ▲ 20.6 0
2 回戦 得失点 2.9 1.9 ▲ 6.9 2.1 0
順位点 8 1 ▲ 12.0 3
10.9 2.9 ▲ 18.9 5.1 0
3 回戦 得失点 7.4 10.3 ▲ 14.8 ▲ 2.9 0
順位点 4 8 ▲ 8.0 ▲ 4.0
11.4 18.3 ▲ 22.8 ▲ 6.9 0
4 回戦 得失点 ▲ 11.7 ▲ 1.2 17 ▲ 4.1 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 1.0 12 ▲ 3.0
▲ 19.7 ▲ 2.2 29 ▲ 7.1 0
ペナ
合計 23.2 25.4 ▲ 19.1 ▲ 29.5 0
第4節 清水 香織 矢口 加奈子 優木 美智 ジェン 供託
1 回戦 得失点 2.1 7.3 15.5 ▲ 24.9 0
順位点 1 3 8 ▲ 12.0
3.1 10.3 23.5 ▲ 36.9 0
2 回戦 得失点 21.9 ▲ 7.6 6.7 ▲ 21.0 0
順位点 8 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0
29.9 ▲ 11.6 10.7 ▲ 29.0 0
3 回戦 得失点 13.5 0 ▲ 0.6 ▲ 12.9 0
順位点 8 4 ▲ 4.0 ▲ 8.0
21.5 4 ▲ 4.6 ▲ 20.9 0
4 回戦 得失点 0.4 9.8 0 ▲ 11.2 0
順位点 3 8 1 ▲ 12.0
3.4 17.8 1 ▲ 23.2 1
ペナ ▲ 30.0
合計 57.9 20.5 30.6 ▲ 140.0 1
第4節 内田 美乃里 北条 恵美 野村 麻衣子 筒井 久美子 供託
1 回戦 得失点 11 ▲ 5.2 ▲ 7.6 1.8 0
順位点 8 ▲ 4.0 ▲ 8.0 4
19 ▲ 9.2 ▲ 15.6 5.8 0
2 回戦 得失点 ▲ 3.2 ▲ 17.7 32.2 ▲ 11.3 0
順位点 ▲ 1.0 ▲ 8.0 12 ▲ 3.0
▲ 4.2 ▲ 25.7 44.2 ▲ 14.3 0
3 回戦 得失点 0.7 ▲ 10.9 ▲ 9.9 20.1 0
順位点 4 ▲ 8.0 ▲ 4.0 8
4.7 ▲ 18.9 ▲ 13.9 28.1 0
4 回戦 得失点 11.9 ▲ 4.1 ▲ 9.4 1.6 0
順位点 8 ▲ 4.0 ▲ 8.0 4
19.9 ▲ 8.1 ▲ 17.4 5.6 0
ペナ
合計 39.4 ▲ 61.9 ▲ 2.7 25.2 0

※別日対局等により対戦数の消化具合(節の進行具合)が選手により異なる場合がございます。

女流プロリーグ(女流桜花) 成績表/第7期 Aリーグ 第4節詳細成績表

第4節 別日 二階堂 瑠美 二階堂 亜樹 宮内 こずえ 和泉 由希子 供託
1 回戦 得失点 7.6 15.3 10.8 ▲ 33.7 0
順位点 1 8 3 ▲ 12.0
8.6 23.3 13.8 ▲ 45.7 0
2 回戦 得失点 1.7 5 ▲ 16.4 9.7 0
順位点 1 3 ▲ 12.0 8
2.7 8 ▲ 28.4 17.7 0
3 回戦 得失点 0.2 28.3 ▲ 17.4 ▲ 11.1 0
順位点 4 8 ▲ 8.0 ▲ 4.0
4.2 36.3 ▲ 25.4 ▲ 15.1 0
4 回戦 得失点 ▲ 7.0 12.4 ▲ 7.9 2.5 0
順位点 ▲ 4.0 8 ▲ 8.0 4
▲ 11.0 20.4 ▲ 15.9 6.5 0
ペナ
合計 4.5 88 ▲ 55.9 ▲ 36.6 0
第4節 和久津 晶 吾妻 さおり 斉藤 理絵 小宮山 一美 供託
1 回戦 得失点 ▲ 3.7 4.6 2.2 ▲ 3.1 0
順位点 ▲ 8.0 8 4 ▲ 4.0
▲ 11.7 12.6 6.2 ▲ 7.1 0
2 回戦 得失点 ▲ 3.0 25.3 ▲ 0.8 ▲ 21.5 0
順位点 ▲ 3.0 12 ▲ 1.0 ▲ 8.0
▲ 6.0 37.3 ▲ 1.8 ▲ 29.5 0
3 回戦 得失点 ▲ 12.8 25 4.5 ▲ 16.7 0
順位点 ▲ 4.0 8 4 ▲ 8.0
▲ 16.8 33 8.5 ▲ 24.7 0
4 回戦 得失点 ▲ 4.1 ▲ 3.8 ▲ 6.4 14.3 0
順位点 ▲ 3.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0 12
▲ 7.1 ▲ 4.8 ▲ 14.4 26.3 0
ペナ
合計 ▲ 41.6 78.1 ▲ 1.5 ▲ 35.0 0
第4節 安田 麻里菜 仲田 加南 室伏 理麻 美波 智子 供託
1 回戦 得失点 12.6 2.4 ▲ 2.4 ▲ 12.6 0
順位点 8 4 ▲ 4.0 ▲ 8.0
20.6 6.4 ▲ 6.4 ▲ 20.6 0
2 回戦 得失点 2.9 1.9 ▲ 6.9 2.1 0
順位点 8 1 ▲ 12.0 3
10.9 2.9 ▲ 18.9 5.1 0
3 回戦 得失点 7.4 10.3 ▲ 14.8 ▲ 2.9 0
順位点 4 8 ▲ 8.0 ▲ 4.0
11.4 18.3 ▲ 22.8 ▲ 6.9 0
4 回戦 得失点 ▲ 11.7 ▲ 1.2 17 ▲ 4.1 0
順位点 ▲ 8.0 ▲ 1.0 12 ▲ 3.0
▲ 19.7 ▲ 2.2 29 ▲ 7.1 0
ペナ
合計 23.2 25.4 ▲ 19.1 ▲ 29.5 0
第4節 清水 香織 矢口 加奈子 優木 美智 ジェン 供託
1 回戦 得失点 2.1 7.3 15.5 ▲ 24.9 0
順位点 1 3 8 ▲ 12.0
3.1 10.3 23.5 ▲ 36.9 0
2 回戦 得失点 21.9 ▲ 7.6 6.7 ▲ 21.0 0
順位点 8 ▲ 4.0 4 ▲ 8.0
29.9 ▲ 11.6 10.7 ▲ 29.0 0
3 回戦 得失点 13.5 0 ▲ 0.6 ▲ 12.9 0
順位点 8 4 ▲ 4.0 ▲ 8.0
21.5 4 ▲ 4.6 ▲ 20.9 0
4 回戦 得失点 0.4 9.8 0 ▲ 11.2 0
順位点 3 8 1 ▲ 12.0
3.4 17.8 1 ▲ 23.2 1
ペナ ▲ 30.0
合計 57.9 20.5 30.6 ▲ 140.0 1
第4節 内田 美乃里 北条 恵美 野村 麻衣子 筒井 久美子 供託
1 回戦 得失点 11 ▲ 5.2 ▲ 7.6 1.8 0
順位点 8 ▲ 4.0 ▲ 8.0 4
19 ▲ 9.2 ▲ 15.6 5.8 0
2 回戦 得失点 ▲ 3.2 ▲ 17.7 32.2 ▲ 11.3 0
順位点 ▲ 1.0 ▲ 8.0 12 ▲ 3.0
▲ 4.2 ▲ 25.7 44.2 ▲ 14.3 0
3 回戦 得失点 0.7 ▲ 10.9 ▲ 9.9 20.1 0
順位点 4 ▲ 8.0 ▲ 4.0 8
4.7 ▲ 18.9 ▲ 13.9 28.1 0
4 回戦 得失点 11.9 ▲ 4.1 ▲ 9.4 1.6 0
順位点 8 ▲ 4.0 ▲ 8.0 4
19.9 ▲ 8.1 ▲ 17.4 5.6 0
ペナ
合計 39.4 ▲ 61.9 ▲ 2.7 25.2 0

※別日対局等により対戦数の消化具合(節の進行具合)が選手により異なる場合がございます。

第69回『己を知ること』

今回で藤崎の書く上級編は最後となった。
基本的な事はしっかり出来ていて、普通ならこう打つのだが、
こういう局面だから、こういう状況だから敢えてこう打つというのが上級編というものだと思う。

したがって、一般の麻雀愛好家の方にはあまり理解出来ない話になってしまったと思うし、また藤崎と違い攻撃主体のスタイルや、
状態よりも、あくまで確率重視のデジタルと呼ばれるスタイルの方にとっては、あまり参考にならない戦術ばかりであったと思う。

若手のプロの間では、かなり読んでくれている人もいるみたいだが、やはり藤崎は競技プロであり、テレビ対局の解説などでは、
あくまでも一般の麻雀ファンの方々を対象に話しており、文章もやはり一般の麻雀ファンの皆さんに面白いと思ってもらわなければ意味がないと思う。
もっと書き手として精進しなければならないと、痛感させられた5ヶ月間であった。

さて、最後という事で書いておきたい事がある。
戦術というものとは少し違うかもしれないが、非常に大切な事である。

麻雀に勝つために一番大切な事は何だと思いますか?
こんなザックリとした質問が飛んできたら何と答えるだろう。
答えられる人はかなり少ないと思う。もちろん正解など存在しない。
答えを出す人もいろんな答えを出すだろう。戦術、洞察力、経験値、研究力、稽古量などなど。

麻雀プロは天才肌の打ち手と、秀才タイプの打ち手と2つに分かれる。
天才肌の打ち手は、色々な引き出しを持ち感性に優れた打ち手が多い。
逆に、秀才タイプは自分自身の長年培ってきたスタイルで、芯のしっかりした麻雀をベースに打つケースが多い。

理由は簡単である。これは麻雀を始めた頃に原因がある。
学生の頃、仲間内の麻雀は全員が初心者のようなものだろう。
勝っても負けても楽しくてしょうがなかったあの頃、必ず仲間内に1人、ほとんど負けない人がいたと思う。
こういう人は自分の麻雀に自信を持つ。自信を持つから色々な麻雀を試したくなる。

元々持って生まれた才能に恵まれたタイプであり、どんな戦法を試してみてもやはり結果的には勝つ。
それが経験値として積み上げられて、いろんな引き出しを持つ事になる。
これが天才肌の打ち手であり、これらの人の集まりがプロ連盟である。どうりでみんな強いハズである。

逆に藤崎はというと、学生時代の仲間内では、勝ったり負けたりで、成績は中の上くらい。
その程度の実力で、無謀にもフリーデビュー。もちろん勝てるわけもなし。
だけども麻雀は楽しくてしょうがない。

そこで、あまり負けないように色々な戦法を試してみるのだが、その中で1つだけ成績が悪くない戦法を見付ける。
その戦法に磨きを掛ける。そして1つの芯の強い戦法が出来上がる。これが、秀才タイプの打ち手である。
どちらのタイプも色々な戦法を試すところは一緒なのだが、試す理由と成績が残念ながら全く違う。
プロ連盟ではおそらく少数派であろう。

藤崎は29歳でプロ連盟の門を叩いた。
勿論、偶然ではあるがアマチュア時代の修行時代が長かったおかげで、プロになってからはそれほど壁にはあたっていない。
出世は速い方ではないが、生まれた持った才能と感性に恵まれたタイプではないのでしょうがないだろう。

逆に、天才肌の持ち主で若くしてプロ連盟に入ってくる者は、プロになってから壁に当たる者も多いのだが、その中の数人が壁を乗り越えて行く。
我々中堅プロにとっては、厄介かつ頼もしい後輩という事になる。

さて、昔話が長くなってしまったが、先の質問の答えである。
藤崎の答えは「己を知ること」である。

「麻雀は4人でやるゲームである」これは4ヶ月ほど前に書いたのだが、囲碁や将棋のように2人でやるゲームの場合は、
必ず強い方が勝つことになるのだが、4人の場合は展開が大きく影響してくる。
「自分が一番強い」この考えはごくごく少数の天才肌の人だけが許される考え方で、それ以外の人が思ってしまうとマイナスにしかならない。

4人の中で、自分が一番強いわけではないという考え方ができれば、自分が勝つためには相手を力で押さえ込むのはなく、
展開を自分有利に持っていこうという、柔軟な考え方も出来るようになる。

4人でやるゲームである麻雀の場合、決して強いものが勝つわけではない。
時には戦い、時には逃げ、時には相手同士を戦わせる。
こういった戦術は、自分が弱者であると認めて初めてできる戦術であると思う。

最後の最後にもう1つ。
これは上級者に限ったものではないのだが…。
「負けて熱くなる人は、勝負事には向いていない」これは皆さんも聞いた事があると思う。

しかし、これは逆である。
楽天の星野監督がベンチで熱くなっているシーンをよくみかけるが、星野監督に野球は向いていないという人はいないだろう。
「負けて熱くなるものほど大好きである」これが正解だと思っている。

また、大好きでやっているものでなければ上達しないハズである。
もしあなたが今何歳であっても、麻雀で負けて悔しいという気持ちさえ持ち続けているのであれば、今よりもっともっと上達できるチャンスはあるでしょう。

ただし、くれぐれも熱くなりすぎて、牌を叩いたり、点棒をなげたりはしないよにね。
マナーよく、これからも麻雀を楽しみましょう。

上級/第69回『己を知ること』

今回で藤崎の書く上級編は最後となった。
基本的な事はしっかり出来ていて、普通ならこう打つのだが、
こういう局面だから、こういう状況だから敢えてこう打つというのが上級編というものだと思う。
したがって、一般の麻雀愛好家の方にはあまり理解出来ない話になってしまったと思うし、また藤崎と違い攻撃主体のスタイルや、
状態よりも、あくまで確率重視のデジタルと呼ばれるスタイルの方にとっては、あまり参考にならない戦術ばかりであったと思う。
若手のプロの間では、かなり読んでくれている人もいるみたいだが、やはり藤崎は競技プロであり、テレビ対局の解説などでは、
あくまでも一般の麻雀ファンの方々を対象に話しており、文章もやはり一般の麻雀ファンの皆さんに面白いと思ってもらわなければ意味がないと思う。
もっと書き手として精進しなければならないと、痛感させられた5ヶ月間であった。
さて、最後という事で書いておきたい事がある。
戦術というものとは少し違うかもしれないが、非常に大切な事である。
麻雀に勝つために一番大切な事は何だと思いますか?
こんなザックリとした質問が飛んできたら何と答えるだろう。
答えられる人はかなり少ないと思う。もちろん正解など存在しない。
答えを出す人もいろんな答えを出すだろう。戦術、洞察力、経験値、研究力、稽古量などなど。
麻雀プロは天才肌の打ち手と、秀才タイプの打ち手と2つに分かれる。
天才肌の打ち手は、色々な引き出しを持ち感性に優れた打ち手が多い。
逆に、秀才タイプは自分自身の長年培ってきたスタイルで、芯のしっかりした麻雀をベースに打つケースが多い。
理由は簡単である。これは麻雀を始めた頃に原因がある。
学生の頃、仲間内の麻雀は全員が初心者のようなものだろう。
勝っても負けても楽しくてしょうがなかったあの頃、必ず仲間内に1人、ほとんど負けない人がいたと思う。
こういう人は自分の麻雀に自信を持つ。自信を持つから色々な麻雀を試したくなる。
元々持って生まれた才能に恵まれたタイプであり、どんな戦法を試してみてもやはり結果的には勝つ。
それが経験値として積み上げられて、いろんな引き出しを持つ事になる。
これが天才肌の打ち手であり、これらの人の集まりがプロ連盟である。どうりでみんな強いハズである。
逆に藤崎はというと、学生時代の仲間内では、勝ったり負けたりで、成績は中の上くらい。
その程度の実力で、無謀にもフリーデビュー。もちろん勝てるわけもなし。
だけども麻雀は楽しくてしょうがない。
そこで、あまり負けないように色々な戦法を試してみるのだが、その中で1つだけ成績が悪くない戦法を見付ける。
その戦法に磨きを掛ける。そして1つの芯の強い戦法が出来上がる。これが、秀才タイプの打ち手である。
どちらのタイプも色々な戦法を試すところは一緒なのだが、試す理由と成績が残念ながら全く違う。
プロ連盟ではおそらく少数派であろう。
藤崎は29歳でプロ連盟の門を叩いた。
勿論、偶然ではあるがアマチュア時代の修行時代が長かったおかげで、プロになってからはそれほど壁にはあたっていない。
出世は速い方ではないが、生まれた持った才能と感性に恵まれたタイプではないのでしょうがないだろう。
逆に、天才肌の持ち主で若くしてプロ連盟に入ってくる者は、プロになってから壁に当たる者も多いのだが、その中の数人が壁を乗り越えて行く。
我々中堅プロにとっては、厄介かつ頼もしい後輩という事になる。
さて、昔話が長くなってしまったが、先の質問の答えである。
藤崎の答えは「己を知ること」である。
「麻雀は4人でやるゲームである」これは4ヶ月ほど前に書いたのだが、囲碁や将棋のように2人でやるゲームの場合は、
必ず強い方が勝つことになるのだが、4人の場合は展開が大きく影響してくる。
「自分が一番強い」この考えはごくごく少数の天才肌の人だけが許される考え方で、それ以外の人が思ってしまうとマイナスにしかならない。
4人の中で、自分が一番強いわけではないという考え方ができれば、自分が勝つためには相手を力で押さえ込むのはなく、
展開を自分有利に持っていこうという、柔軟な考え方も出来るようになる。
4人でやるゲームである麻雀の場合、決して強いものが勝つわけではない。
時には戦い、時には逃げ、時には相手同士を戦わせる。
こういった戦術は、自分が弱者であると認めて初めてできる戦術であると思う。
最後の最後にもう1つ。
これは上級者に限ったものではないのだが…。
「負けて熱くなる人は、勝負事には向いていない」これは皆さんも聞いた事があると思う。
しかし、これは逆である。
楽天の星野監督がベンチで熱くなっているシーンをよくみかけるが、星野監督に野球は向いていないという人はいないだろう。
「負けて熱くなるものほど大好きである」これが正解だと思っている。
また、大好きでやっているものでなければ上達しないハズである。
もしあなたが今何歳であっても、麻雀で負けて悔しいという気持ちさえ持ち続けているのであれば、今よりもっともっと上達できるチャンスはあるでしょう。
ただし、くれぐれも熱くなりすぎて、牌を叩いたり、点棒をなげたりはしないよにね。
マナーよく、これからも麻雀を楽しみましょう。

第7期 第4節レポート

朝降っていた雨が止み、曇り空の午後、少し肌寒いくらいの会場。
女流桜花第4節が始まりました。

Aリーグは別日対局の4人を除いて16名。
残り2節の目標は、それぞれに違うところです。

まずは、まさかの降級がかかった清水、優木、ジェンの卓で、四暗刻が出ます。

「8,000・16,000!!」

ツモったのは清水。親は暫定1位の矢口です。
矢口はそのまま30,000点を割りますが、今期、清水の状態の悪さは本物。
オーラス、親番の矢口に、24,000を返してしまいます。

それでも 50,000点のトップを取り、この日は+57.9P。
トータルで▲11.3Pまで持ち直し、まずまずといったところです。

矢口は+20.5P。プレーオフへの最初の切符は、手にしたと言っても良いでしょう。

私の注目は、今期Aリーグに上がったばかりの筒井です。
1から4節目までオールプラス、安定した成績を積み重ね、+116.7Pで3位。
プレーオフには必ず残ってくると予想していましたが、これ程とは…。

彼女はプロクイーン準決勝で惜しくも敗退。
涙ながらに、「女流桜花、頑張ります!!」と言っていたのであと1節、頑張ってほしいと思います。

変わって、私の卓では吾妻が絶好調!!
「リーチ」、「ツモ」の応酬で3連勝。一気に5位まで浮上しました。
逆に、私は大きく沈み、プレーオフはなんとか見える位置にいるものの、決勝卓は遠くなってしまいました。

結果を見てみると、上2人が150Pオーバー、次の2人も100Pオーバーと、Aリーグにしては荒れている様に思えます。
Bリーグの1位と2位は変わらず佐倉、南里です。
3位にいた平岡が6位に転落した替わりに、水木が5位まで上がって来ました。
親のリーチに現物のドラを切り、しっかりオリているところを見ると、自分のいる位置を把握しているのでしょう。

今期、絶不調の長内の卓では、激しい攻防が見られました。
中川の親番に、長内が四暗刻をツモ!!
すると今度は、長内の親番に中川が四暗刻をツモり返します。

結果は、終止押し切った長内が80,000点のトップ。
降級を免れるには、あと+60Pぐらいでしょうか。
意地を見せます。

Cリーグでは、立花がなんと+129.5P!!
トータルで+236.8Pと大きく抜け出します。

昇級は5位までですが、2位の月江から10位の内山までが70Pの差。
Bリーグに上がって来るのは誰か!?

まだまだ分かりません …。

最終節はもうすぐ。10月2週目の土曜日です。
私を含めて、今節沈んでしまった人も、落ち込んでばかりはいられません。
気持ちを切り替えて、それぞれの目標の為に必要な事を、しっかりやらなければなりませんね。

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第7期 第4節レポート

朝降っていた雨が止み、曇り空の午後、少し肌寒いくらいの会場。
女流桜花第4節が始まりました。
Aリーグは別日対局の4人を除いて16名。
残り2節の目標は、それぞれに違うところです。
まずは、まさかの降級がかかった清水、優木、ジェンの卓で、四暗刻が出ます。
「8,000・16,000!!」
ツモったのは清水。親は暫定1位の矢口です。
矢口はそのまま30,000点を割りますが、今期、清水の状態の悪さは本物。
オーラス、親番の矢口に、24,000を返してしまいます。
それでも 50,000点のトップを取り、この日は+57.9P。
トータルで▲11.3Pまで持ち直し、まずまずといったところです。
矢口は+20.5P。プレーオフへの最初の切符は、手にしたと言っても良いでしょう。
私の注目は、今期Aリーグに上がったばかりの筒井です。
1から4節目までオールプラス、安定した成績を積み重ね、+116.7Pで3位。
プレーオフには必ず残ってくると予想していましたが、これ程とは…。
彼女はプロクイーン準決勝で惜しくも敗退。
涙ながらに、「女流桜花、頑張ります!!」と言っていたのであと1節、頑張ってほしいと思います。
変わって、私の卓では吾妻が絶好調!!
「リーチ」、「ツモ」の応酬で3連勝。一気に5位まで浮上しました。
逆に、私は大きく沈み、プレーオフはなんとか見える位置にいるものの、決勝卓は遠くなってしまいました。
結果を見てみると、上2人が150Pオーバー、次の2人も100Pオーバーと、Aリーグにしては荒れている様に思えます。
Bリーグの1位と2位は変わらず佐倉、南里です。
3位にいた平岡が6位に転落した替わりに、水木が5位まで上がって来ました。
親のリーチに現物のドラを切り、しっかりオリているところを見ると、自分のいる位置を把握しているのでしょう。
今期、絶不調の長内の卓では、激しい攻防が見られました。
中川の親番に、長内が四暗刻をツモ!!
すると今度は、長内の親番に中川が四暗刻をツモり返します。
結果は、終止押し切った長内が80,000点のトップ。
降級を免れるには、あと+60Pぐらいでしょうか。
意地を見せます。
Cリーグでは、立花がなんと+129.5P!!
トータルで+236.8Pと大きく抜け出します。
昇級は5位までですが、2位の月江から10位の内山までが70Pの差。
Bリーグに上がって来るのは誰か!?
まだまだ分かりません …。
最終節はもうすぐ。10月2週目の土曜日です。
私を含めて、今節沈んでしまった人も、落ち込んでばかりはいられません。
気持ちを切り替えて、それぞれの目標の為に必要な事を、しっかりやらなければなりませんね。

第8期 静岡プロリーグ 第6節レポート

夏も終わりを告げようとしている。日中は残暑が厳しく、夜が更けるころには、秋の風が吹く。
体調を崩しやすい時期ではあるが、麻雀プロである以上、体調管理にも高い意識を持ち、対局に挑んでいただきたい。

先日、午後に行われるプロアマ混合リーグの決勝が行われ、日吉プロの優勝で幕を閉じた。
しかし、プロリーグはまだ折り返し地点。熱い戦いはまだまだ続く。
このあたりから、自身のポイントも含め、各々が違った意識、目的を持ち対局に臨むであろう。

今期プロリーグは、序盤から鈴木郁プロ、太田プロがやや独走状態となり、このまま決勝卓まで行ってしまうのかと思われたが、
前節、今節とポイントを伸ばすことができず、失速気味。稀に見る混戦になっている。

ここまで、目立った成績を残していなかった鈴木雅プロが、この日+87.5Pで5位に急浮上。
暫定首位の鈴木郁プロと63.1P差となった。

この日を終え、首位から6位までの差が約60Pとなっている。
この差は半荘1回でも入れ替わる可能性があるポイント差である。

私が注目しているのは、前回覇者鮎川プロと、新人鷲見の安定感。
着実にポイントを伸ばし、気づけば両者ともに、100Pオーバー。
次節、ほぼ間違いなく上位の順位が入れ替わり始めるだろう。

上位陣が突き抜けていないだけに、現在マイナスしている者でも十分優勝の可能性を秘めているのが今期おもしろいところだ。
中盤以降に力を持っている者が多くいることもあり、今後の争いがより熱いものとなっていくであろう。

この静岡リーグに参加しているプロは、この静岡のリーグ戦をどう捉えているのだろう。
それぞれが様々な思い、目的を持って参加しているだろう。そこの意識を統一することはできないし、する必要もない。

ただ、午後に対局を控えているアマチュアの方が早めに来場し観戦していたり、静岡リーグの観戦のみのためにご来場してくださっている方もいる。
そういった方々に、より良い麻雀を見せる、プロとして恥ずかしくない意味のある一打を打つ、そういった意味でのプロ意識を高く持っていてほしいと思う。
そういった意識の向上から、今後の麻雀界の未来が切り開かれていくのではないだろうか。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 鈴木 郁孝 50.7 3.5 77.8 62.6 ▲ 34.0 ▲ 31.8 128.8 1
2 太田 昌樹 22.9 37.9 22.2 60.7 16.1 ▲ 43.4 116.4 2
3 鮎川 卓 19.8 32.4 ▲ 19.7 53.4 ▲ 1.9 25.8 109.8 3
4 鷲見 隼人 9.8 14.5 0 45.5 10.1 25.1 105 4
5 鈴木 雅人 ▲ 33.2 ▲ 20.4 26.8 5 0 87.5 65.7 5
6 朝比奈 諒 21.9 26 ▲ 8.2 ▲ 12.3 31.5 5.9 64.8 6
7 望月 雅継 ▲ 23.0 11.3 ▲ 10.5 0 24.7 0 2.5 7
8 坪井 哲也 ▲ 24.0 5.3 31.7 ▲ 40.3 0 27.2 ▲ 0.1 8
9 鈴木 秀幸 20.8 38.7 ▲ 25.0 10.1 0 ▲ 51.9 ▲ 7.3 9
10 白澤 宏臣 ▲ 38.0 10.4 20.5 0 ▲ 36.2 25.7 ▲ 17.6 10
12 杉村 泰治 ▲ 52.5 25.8 ▲ 13.4 5.5 12.4 1 ▲ 21.2 12
11 平岡 理恵 39.1 ▲ 13.9 ▲ 26.6 ▲ 25.9 34.4 ▲ 45.4 ▲ 38.3 11
13 岡本 和也 ▲ 28.8 0 ▲ 44.7 26.3 4.2 1.3 ▲ 41.7 13
14 日吉 辰哉 0 10.9 ▲ 2.4 ▲ 48.2 ▲ 10.6 ▲ 12.5 ▲ 62.8 14
15 徳永 翔 42 ▲ 56.2 8.5 ▲ 55.3 ▲ 0.8 ▲ 1.3 ▲ 63.1 15
16 古橋 崇志 ▲ 55.7 ▲ 43.6 8.2 18.1 0 9.9 ▲ 63.1 16
17 京平 遥 27.2 ▲ 58.8 ▲ 62.1 ▲ 31.5 0 0 ▲ 125.2 17
18 渡辺 洋巳 0 ▲ 15.4 6.4 ▲ 73.7 ▲ 51.8 ▲ 23.1 ▲ 157.6 18

静岡プロリーグ レポート/第8期 静岡プロリーグ 第6節レポート

夏も終わりを告げようとしている。日中は残暑が厳しく、夜が更けるころには、秋の風が吹く。
体調を崩しやすい時期ではあるが、麻雀プロである以上、体調管理にも高い意識を持ち、対局に挑んでいただきたい。
先日、午後に行われるプロアマ混合リーグの決勝が行われ、日吉プロの優勝で幕を閉じた。
しかし、プロリーグはまだ折り返し地点。熱い戦いはまだまだ続く。
このあたりから、自身のポイントも含め、各々が違った意識、目的を持ち対局に臨むであろう。
今期プロリーグは、序盤から鈴木郁プロ、太田プロがやや独走状態となり、このまま決勝卓まで行ってしまうのかと思われたが、
前節、今節とポイントを伸ばすことができず、失速気味。稀に見る混戦になっている。
ここまで、目立った成績を残していなかった鈴木雅プロが、この日+87.5Pで5位に急浮上。
暫定首位の鈴木郁プロと63.1P差となった。
この日を終え、首位から6位までの差が約60Pとなっている。
この差は半荘1回でも入れ替わる可能性があるポイント差である。
私が注目しているのは、前回覇者鮎川プロと、新人鷲見の安定感。
着実にポイントを伸ばし、気づけば両者ともに、100Pオーバー。
次節、ほぼ間違いなく上位の順位が入れ替わり始めるだろう。
上位陣が突き抜けていないだけに、現在マイナスしている者でも十分優勝の可能性を秘めているのが今期おもしろいところだ。
中盤以降に力を持っている者が多くいることもあり、今後の争いがより熱いものとなっていくであろう。
この静岡リーグに参加しているプロは、この静岡のリーグ戦をどう捉えているのだろう。
それぞれが様々な思い、目的を持って参加しているだろう。そこの意識を統一することはできないし、する必要もない。
ただ、午後に対局を控えているアマチュアの方が早めに来場し観戦していたり、静岡リーグの観戦のみのためにご来場してくださっている方もいる。
そういった方々に、より良い麻雀を見せる、プロとして恥ずかしくない意味のある一打を打つ、そういった意味でのプロ意識を高く持っていてほしいと思う。
そういった意識の向上から、今後の麻雀界の未来が切り開かれていくのではないだろうか。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 鈴木 郁孝 50.7 3.5 77.8 62.6 ▲ 34.0 ▲ 31.8 128.8 1
2 太田 昌樹 22.9 37.9 22.2 60.7 16.1 ▲ 43.4 116.4 2
3 鮎川 卓 19.8 32.4 ▲ 19.7 53.4 ▲ 1.9 25.8 109.8 3
4 鷲見 隼人 9.8 14.5 0 45.5 10.1 25.1 105 4
5 鈴木 雅人 ▲ 33.2 ▲ 20.4 26.8 5 0 87.5 65.7 5
6 朝比奈 諒 21.9 26 ▲ 8.2 ▲ 12.3 31.5 5.9 64.8 6
7 望月 雅継 ▲ 23.0 11.3 ▲ 10.5 0 24.7 0 2.5 7
8 坪井 哲也 ▲ 24.0 5.3 31.7 ▲ 40.3 0 27.2 ▲ 0.1 8
9 鈴木 秀幸 20.8 38.7 ▲ 25.0 10.1 0 ▲ 51.9 ▲ 7.3 9
10 白澤 宏臣 ▲ 38.0 10.4 20.5 0 ▲ 36.2 25.7 ▲ 17.6 10
12 杉村 泰治 ▲ 52.5 25.8 ▲ 13.4 5.5 12.4 1 ▲ 21.2 12
11 平岡 理恵 39.1 ▲ 13.9 ▲ 26.6 ▲ 25.9 34.4 ▲ 45.4 ▲ 38.3 11
13 岡本 和也 ▲ 28.8 0 ▲ 44.7 26.3 4.2 1.3 ▲ 41.7 13
14 日吉 辰哉 0 10.9 ▲ 2.4 ▲ 48.2 ▲ 10.6 ▲ 12.5 ▲ 62.8 14
15 徳永 翔 42 ▲ 56.2 8.5 ▲ 55.3 ▲ 0.8 ▲ 1.3 ▲ 63.1 15
16 古橋 崇志 ▲ 55.7 ▲ 43.6 8.2 18.1 0 9.9 ▲ 63.1 16
17 京平 遥 27.2 ▲ 58.8 ▲ 62.1 ▲ 31.5 0 0 ▲ 125.2 17
18 渡辺 洋巳 0 ▲ 15.4 6.4 ▲ 73.7 ▲ 51.8 ▲ 23.1 ▲ 157.6 18

第20回静岡リーグ(プロアマ混合) 後期第1節レポート

第19回静岡リーグに引き続き、今回もレポートを書かせて頂くことになりました鷲見です。
前回よりも良いものになるよう、一生懸命書きますのでどうぞお付き合い下さい。

開幕節は恒例の参加者の挨拶、自己紹介からのスタート。
気合いの入っている参加者、リベンジに燃える参加者。皆の意気込みが伝わってくる。

卓組の結果、私はなんと前回の優勝者日吉プロと同卓に・・・。
「これは前回の決勝戦での雪辱を晴らすチャンス!」
と意気込んで対局に臨んだが、同卓者の森田さん(一般参加)の勢いを止める事が出来ずプラスを確保するのが精一杯。
まだまだ修行が足りない事を痛感する1日となった。

また、日吉プロも終始苦戦を強いられたが、4回戦目を大きめのプラスで終え、マイナスを最小限で食い止めた。
このあたりはさすがの一言。

全体に目を向けてみると、前回2位の杉村プロは+49.7Pと上々の滑り出し。
前回5位の坪井プロも+18.5Pとまずまずのスタートを切った。

そしてこの日のベストスコアは鈴木雅プロ。
長い間静岡支部を支えてきた男がついに大爆発!
元々爆発力のある選手。このまま一気に決勝進出まで駆け抜けて欲しいと思う。

そして2位は、魅惑のサウスポー平岡プロ。
第11回の静岡リーグで優勝して以来、低迷気味なだけに、「今回こそは」という思いも強いだろう。
また鮎川プロも+58.5Pで4位と好位置につけ、まだ第1節だが早くも混戦模様の今回の静岡リーグ。

残り4節、どのような展開が待っているのだろうか。
今から楽しみで仕方がない。

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 鈴木 雅人 プロ 81.7 81.7
2 平岡 理恵 プロ 69.1 69.1
3 森田 皓太 アマ 62.3 62.3
4 鮎川 卓 プロ 58.5 58.5
5 平田 拓也 アマ 58.2 58.2
6 杉村 泰治 プロ 49.7 49.7
7 坂本 彰光 アマ 32.8 32.8
8 太田 昌樹 プロ 30.4 30.4
9 土本 伸之 アマ 27.1 27.1
10 鈴木 秀幸 プロ 25.5 25.5
11 渡辺 洋巳 プロ 22.4 22.4
12 友部 雅之 アマ 20.4 20.4
13 菅野 直 プロ 18.6 18.6
14 坪井 哲也 プロ 18.5 18.5
15 岡本 和也 プロ 15.8 15.8
16 田中 良典 アマ 13.7 13.7
17 竹内 仁 アマ 9 9
18 本田 真之 アマ 5.8 5.8
19 鷲見 隼人 プロ 3 3
20 古橋 崇志 プロ 0 0
21 望月 雅継 プロ 0 0
22 高木 宏昌 アマ 0 0
23 宮里 駿矢 アマ 0 0
24 花原 史典 アマ 0 0
25 舟橋 晃 アマ 0 0
26 清水 栄佑 アマ 0 0
27 京平 遥 プロ ▲ 4.0 ▲ 4.0
28 松井 和志 アマ ▲ 4.6 ▲ 4.6
29 栃木 敦博 アマ ▲ 5.9 ▲ 5.9
30 日吉 辰哉 プロ ▲ 8.9 ▲ 8.9
31 高橋 孝基 アマ ▲ 12.4 ▲ 12.4
32 朝比奈 諒 プロ ▲ 17.2 ▲ 17.2
33 牧沢 行晃 アマ ▲ 22.7 ▲ 22.7
34 鈴木 郁孝 プロ ▲ 28.6 ▲ 28.6
35 徳山 雄生 アマ ▲ 41.3 ▲ 41.3
36 矢野 宏明 アマ ▲ 42.7 ▲ 42.7
37 平野 敬悟 アマ ▲ 48.4 ▲ 48.4
38 白澤 宏臣 プロ ▲ 51.6 ▲ 51.6
39 堀 孔明 アマ ▲ 51.9 ▲ 51.9
40 福井 弘人 アマ ▲ 54.9 ▲ 54.9
41 徳永 翔 プロ ▲ 55.1 ▲ 55.1
42 小山 剛史 アマ ▲ 56.4 ▲ 56.4
43 白井 健夫 アマ ▲ 72.2 ▲ 72.2

静岡プロリーグ レポート/第20回静岡リーグ(プロアマ混合) 後期第1節レポート

第19回静岡リーグに引き続き、今回もレポートを書かせて頂くことになりました鷲見です。
前回よりも良いものになるよう、一生懸命書きますのでどうぞお付き合い下さい。
開幕節は恒例の参加者の挨拶、自己紹介からのスタート。
気合いの入っている参加者、リベンジに燃える参加者。皆の意気込みが伝わってくる。
卓組の結果、私はなんと前回の優勝者日吉プロと同卓に・・・。
「これは前回の決勝戦での雪辱を晴らすチャンス!」
と意気込んで対局に臨んだが、同卓者の森田さん(一般参加)の勢いを止める事が出来ずプラスを確保するのが精一杯。
まだまだ修行が足りない事を痛感する1日となった。
また、日吉プロも終始苦戦を強いられたが、4回戦目を大きめのプラスで終え、マイナスを最小限で食い止めた。
このあたりはさすがの一言。
全体に目を向けてみると、前回2位の杉村プロは+49.7Pと上々の滑り出し。
前回5位の坪井プロも+18.5Pとまずまずのスタートを切った。
そしてこの日のベストスコアは鈴木雅プロ。
長い間静岡支部を支えてきた男がついに大爆発!
元々爆発力のある選手。このまま一気に決勝進出まで駆け抜けて欲しいと思う。
そして2位は、魅惑のサウスポー平岡プロ。
第11回の静岡リーグで優勝して以来、低迷気味なだけに、「今回こそは」という思いも強いだろう。
また鮎川プロも+58.5Pで4位と好位置につけ、まだ第1節だが早くも混戦模様の今回の静岡リーグ。
残り4節、どのような展開が待っているのだろうか。
今から楽しみで仕方がない。

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 鈴木 雅人 プロ 81.7 81.7
2 平岡 理恵 プロ 69.1 69.1
3 森田 皓太 アマ 62.3 62.3
4 鮎川 卓 プロ 58.5 58.5
5 平田 拓也 アマ 58.2 58.2
6 杉村 泰治 プロ 49.7 49.7
7 坂本 彰光 アマ 32.8 32.8
8 太田 昌樹 プロ 30.4 30.4
9 土本 伸之 アマ 27.1 27.1
10 鈴木 秀幸 プロ 25.5 25.5
11 渡辺 洋巳 プロ 22.4 22.4
12 友部 雅之 アマ 20.4 20.4
13 菅野 直 プロ 18.6 18.6
14 坪井 哲也 プロ 18.5 18.5
15 岡本 和也 プロ 15.8 15.8
16 田中 良典 アマ 13.7 13.7
17 竹内 仁 アマ 9 9
18 本田 真之 アマ 5.8 5.8
19 鷲見 隼人 プロ 3 3
20 古橋 崇志 プロ 0 0
21 望月 雅継 プロ 0 0
22 高木 宏昌 アマ 0 0
23 宮里 駿矢 アマ 0 0
24 花原 史典 アマ 0 0
25 舟橋 晃 アマ 0 0
26 清水 栄佑 アマ 0 0
27 京平 遥 プロ ▲ 4.0 ▲ 4.0
28 松井 和志 アマ ▲ 4.6 ▲ 4.6
29 栃木 敦博 アマ ▲ 5.9 ▲ 5.9
30 日吉 辰哉 プロ ▲ 8.9 ▲ 8.9
31 高橋 孝基 アマ ▲ 12.4 ▲ 12.4
32 朝比奈 諒 プロ ▲ 17.2 ▲ 17.2
33 牧沢 行晃 アマ ▲ 22.7 ▲ 22.7
34 鈴木 郁孝 プロ ▲ 28.6 ▲ 28.6
35 徳山 雄生 アマ ▲ 41.3 ▲ 41.3
36 矢野 宏明 アマ ▲ 42.7 ▲ 42.7
37 平野 敬悟 アマ ▲ 48.4 ▲ 48.4
38 白澤 宏臣 プロ ▲ 51.6 ▲ 51.6
39 堀 孔明 アマ ▲ 51.9 ▲ 51.9
40 福井 弘人 アマ ▲ 54.9 ▲ 54.9
41 徳永 翔 プロ ▲ 55.1 ▲ 55.1
42 小山 剛史 アマ ▲ 56.4 ▲ 56.4
43 白井 健夫 アマ ▲ 72.2 ▲ 72.2

『懸命にやるしかないだろう』

ある日、編集長からメールが届く。
「コラムをお願いしたいのですが」
「どんな内容ですか?」
インターネット麻雀日本選手権の自戦記を中心に、前原さんの書きたいことならば何でも構いませんが」
「自戦記ですか・・難しい気もするけど、やってみたいな」
何処まで伝えることができるか不安ではあった。

私は何をやらせても手間がかかる男である。
例えば、普通の能力を持った人が事に臨めば、3時間ほどでコツらしきモノを手に入れられるとしたら、
私の場合、倍の6時間では済まず、最低でも10時間は費やす。

1年かかるものであれば、3年はかかるだろう。
それでも人並に物事が出来るようになっているのか、甚だ怪しい。
頭のデキが悪いのか要領が悪いのか・・・多分両方なんだろう。
効率という言葉が好きじゃないこともあるのかも知れない。

そんな私であるから、ロン2である程度のレベルになるまで相当手こずった記憶がある。
「どうやったら、レベルがあがるのでしょうか?」
「前ちゃんらしいね・・とにかく一生懸命やるしかないだろう」

数年前、森山茂和プロが受話器越しに笑いながらそう言った言葉は今でもハッキリと覚えている。
数字だけにこだわるならば、それなりのやり方があるであろうことは解っていた。
ただ、それでは本末転倒、麻雀プロとして全く意味をなさない。

普段着の麻雀でいかに数字を上げていかなくては意味がないし、強くはならない。
強くなれば、自ずと数字はあがると信じ込むことにした。

最初の頃は1回プレイすると検証した。
ただ、そのやり方だと1日における数、打荘数がこなせない。
頭もホットなまま検証しても向上して行かないように思えた。
それで、とにかく打ちまくり、検証は翌日の朝にするようにした。
頭もスッキリしているし、冷静に自分のプレイを観られるからだ。
それでも人並になるまでは小1年間ほど掛かったように思う。

「インターネット選手権」
チャンピオンカーニバルなど幾つか獲らせていただいたが、それらは全て、同じプロ同士、ある程度、相手の打ち筋を知っていたことと、
3回戦の戦いでありゲームプランニングの組み立て方、シミュレート、纏め方を予め決めるのに、それほど労を要さなかった。

今回の決勝は5回戦をどう纏め切るか、それと、いちのせ@さんの準決勝までの戦い方を分析し、戦いの纏め方が難しく感じられた。
勿論、まず、自分在りきなのだが。

優勝者予想をご覧になれば解る。魚谷プロが記しているように、いちのせ@さんの仕掛けの多さは群を抜いている。
そして、先日隊員から部長に昇格した、チームがらくた部長のヒサトも仕掛けは多い方である。
ダンプ大橋は逆に腰が重い。私も麻雀の入りは、仕掛けそのものは少なくはない部類に入るだろう。

つまりは、空中戦が多くなる展開になるだろうと感じていた。
それも、チームがらくたとしては良いかなとも考えていた。
その頃に記したのが、ロン2ブログの「チームがらくたの誇りに懸けて」という拙文だった。

牌譜を初見の折りは、対応策が浮かんで来なかったが、打開策は割と早い段階で見つけられた。
牌譜を何回か読み込んでいるうちに、仕掛けてからの踏み込みの深い“がらくた打法”に固執するのは、上策とは思えなくなってきた。

こちら側が出来るだけ速い段階で、その局の行く、行かないの見切りをつけること{できれば配牌を取る前に見切りの判断をする}、
手の値段で勝負しないこと、先手をとられたと感じたならば何処までも頭を下げること。
フーロ数をできるだけ減らし、状態が良ければ2枚目であっても字牌はしかけない。
その局を見つめるのではなく、全5回戦からその局の行く、行かずを判断すること。
それらの事は、対局の2日ほど前あたりには決めていた。

そして、優勝ポイントは2回分のトップである、プラス60ポイントあたりを想定していた。

「水のように生きる」

私が好んで色紙などに使う言葉である。
これは、20年ほど前にある恩師の1人に、
「どうしたら麻雀が強くなるのでしょうか?」
そう伺った折り、
「水のように生きなさい」
そうおっしゃられた時の言葉である。

___何を言っているんだろう?
私は言葉の意味もわからずに「はい」とだけ答えた。

今ならなんとなくその言葉の持っている意味合いが解るような気もする。
打ち手の性なのだろうが、対局前は色々な展開、様々な様相を考える。
それは悪いことではない、むしろやるべきことの1つとさえ思う。

ただ、実際の実戦は別物である。
自分の思い描く展開に当てはまることの方が少ないとさえ言える。
ならば、悪い展開の時はそこに抗うことなく、じっと耐え身を任す。
良い流れだったら、必要以上に眼に見えない何かに脅えたりせず、真っ直ぐに打ち抜く。

展開とか、流れとか、そういうもの、人智の及ばない処、それを恩師は「水」に例えられたのではないだろうか・・。
的外れな答えかもしれない。しかし、私はそう考えている。

1回戦(起家から、ダンプ大橋・いちのせ@・佐々木寿人・前原雄大)
column67_01

東2局1本場、6巡目にダンプ大橋、9巡目に佐々木寿人、10巡目にいちのせ@さんからリーチが入る。
ただ、今局に関しては、4巡目にして私は完全に後手を引いていることを明確に感じていた。

親のいちのせ@さんは親番ということもあり、ストレートに字牌を処理している。
しかも、全て手出し牌である。

手出し牌が多いということは、それだけツモが活きている、手牌が進行しているということである。

その親に対して、ヒサトが打発、守備派のダンプが打東と打ち出して来る。
この時点で、今局は間違いなく3人のぶつかり合いなのである。

私は戦前に決めていた通り、後手に回っていることを感じている以上、4巡目以降、一切手を組みに行っていない。

結果は、ヒサトの放銃で収束しているが、いちのせ@さんに八索でも一筒でも放銃している。

それだけ、いちのせ@さんが良い状態にあるということは間違いない。
このことは4人全員が認識していた事実である。

ヒサトの側からすれば、事態はもっと深刻かもしれない。
ヒサトは必然の手順を踏んでいるのだが、結果が悪い上に、

二万四万五万六万七万三索四索五索二筒二筒四筒五筒六筒 ツモ三万

もしくは、

四万五万六万三索四索五索二筒二筒四筒五筒六筒七筒九筒 ロン八筒

このアガリも難解だが、あったように本人は感じているかもしれない。
この1つの結果から私が感じたのは、いちのせ@さんの良さと、私もデキは悪くはないということである。

私はベタオリに向かっていたにも関わらず、点棒が全く減っていないのだから。
ダンプはテンパイを組み、リーチを打ちアガレなかった分だけ、私よりエネルギーは消費しているというのが私の見立てである。

リアル麻雀でもロン2でも、私はいわゆる流れ、アナログと呼ばれるモノを重視し、起点において麻雀を戦っていることは同じである。
リアルより戦いやすい部分は、相手の仕草や呼吸などが見えない分だけ余計なノイズが入らず、純粋に相手の序盤の読みと相手との距離感と状態で戦いやすい。
そして何よりありがたいのは、動態視力と記憶力が衰えている私達の年代にとって、序盤のツモ切りか、手出し牌なのか覚えずとも後で確認できることである。
これは本当に大きい。

例えば次局、ヒサト、ダンプからのリーチならば戦うし、いちのせ@さんからの先手のリーチならば今は戦わない。
その後、実戦では誰もアガリを見ることなく東3局5本場を迎える。

私の配牌

一万七万八万二索二索三索四索七索一筒三筒七筒北白 ドラ南

いわゆる屑手ではあるが、ダンプが中を仕掛けると、カン八万、カン二筒と埋まり、状態の良くないヒサトの親番ということもあり、即リーチを打つ。

一万三万七万八万九万二索三索四索七索七索一筒二筒三筒 リーチ

1手変わり三色であるが、場面に一索が2枚飛んでいることと、ダンプの仕掛けで急にツモが良くなったことに好感触を重視したことも後押しになっている。
{ガラクタなリーチだナ}
私自身もそう思うし、対局中もそう思いながらやっていた。

ただ、今の私はこのリーチに誇りを持ってやっている。
それは、ここまでのプロセスをキチンと読んでいるという自負があるからだ。

結果は、ヒサトから1発で二万を出アガる。
ヒサトの最終形を見ると致し方なしとも思う。

四万五万七万七万三索四索五索一筒一筒三筒四筒四筒五筒 ツモ二万

点数は2,600点であるが、積み場、リーチ棒を合わせると9,100点の収入は大きい。
私の親番は、ダンプの仕掛けと10巡目のヒサトのリーチに挟まれ、私は撤退を余儀なくされたが、幸運にも流局。

column67_02

ヒサト
二万二万六万七万八万一索二索三索四索五索六索七索九索 リーチ ドラ八索

ダンプ
一万一万一万三万四万五万五万六万西西 ポン中中中

ただし、ダンプはヒサトと同巡にテンパイが入り、ヒサトの入り目であり、危険な九万を勝負した以上、ダンプ有利と思っていたが、
次巡一万をツモるとカンせず、次巡三索をツモるとオリを選択している。
この三索さえ押し切れば、次巡、四万のツモアガリがあっただけに、ダンプにとっては逸機だったように思う。
ダンプは一万を暗カンせずツモ切っているが、この時のいちのせ@さんは、

二万三万二索二索五筒五筒六筒六筒七筒八筒発発発

この一万をチーテンにとってない。

いちのせ@さんがチーテンにとっていると、同巡に、ヒサトがドラでありマチである八索をツモアガっている。
いちのせ@さんに何か閃きがあったのか、結果としても内容としても落ち着いた好判断だと思う。

ちなみに、いちのせ@さんのツモ2回残した所で、

二万三万二索二索八索五筒五筒六筒六筒七筒七筒発発発

ここからのトラズの打発。次巡、

二万三万二索二索八索五筒五筒六筒六筒七筒七筒発発 ツモ三万 打発

ここからもテンパイトラズは当然といえば当然だが、準決勝の戦い振りからすると立派だし、別人のように映った。
後で知ったことであるが、いちのせ@さんの年齢は18歳との事。
準決勝までとは明らかに戦い方が違う。

それだけ、いちのせ@さんも決勝に向かうにあたり、真剣にシミュレーションを繰り返したか、勝負より麻雀に誠実であろうとしたか・・
推察に過ぎないが、両方だと感じさせるものがあった。
若さが羨ましくも感じられた。

男子三日会わざれば括目して見よ___ということなのかもしれない。
麻雀は本当に奥深いゲームである。

仮に、ダンプが押し切っていれば、初戦に関しては3竦みの戦い、もしくは、いちのせ@さんとダンプの戦いになっていたように思うし、
準決勝のいちのせ@さんの取れるテンパイは全て採るといった方法論を貫き通していたら、ヒサトのアガリが生まれその後大ブレイクがあったかもしれない。
今局が地味かも知れないが、初戦の大きな勝負処だったと改めてそう思う。

この後、私は一時はいちのせ@さんを逆転するも、いちのせ@さんの落ち着いたプレイで、再逆転されそのまま押し切られ初戦を飾られた。
初戦を終えて考えていたのは、ヒサトがとにかく状態が悪いこととダンプが何か悩みながらやっている感じであり、いちのせ@さんに関しては、
デキの良さを感じながらも、仕掛けの少なさに違和感と充実感を感じていた。

私自身は、いちのせ@さんのカタチとは違うが状態そのものは良かったように思っていた。
行ける手牌と行けない手牌がはっきりしていたからである。
これは好材料である。

1回戦成績

いちのせ@+37.6P  前原雄大+15.3P  ダンプ大橋▲15.7P  佐々木寿人▲37.2P

2回戦(起家から、ダンプ大橋、いちのせ@、佐々木寿人、前原雄大)

東1局、起家のダンプとヒサトのリーチ合戦である。

ダンプ
四索五索四筒五筒六筒七筒七筒七筒九筒九筒東東東 リーチ ドラ北

ヒサト
一万二万三万六索七索八索二筒三筒四筒五筒五筒北北 リーチ

結果は、ダンプが三索を一発ツモアガリ。
___薄そうな牌を一発でツモったものだな。
対局時、私はそう思っていたが、実際はダンプ、ヒサト、両者ともに山に1枚しかアガリ牌は残っていなかった。

次局1本場、ヒサトの配牌が素晴らしい。

三万五万六万三索四索五索七索七索三筒四筒五筒七筒九筒 ツモ五万 ドラ一万

配牌1シャンテンのところにツモ五万。難しい選択だが、ヒサトの打ち出した牌は七筒であった。
理にかなっている一打である。テンパイが入れば、必ず三色になるからである。
最近のヒサトらしい一打ではある。

私ならばピンズを打ち出すにしても九筒あたりか。多分、五万のツモ切りを選びそうである。
ところがテンパイ一番乗りは、ダンプであった。

一万二万二万三万八万九万九万三索一筒二筒五筒七筒七筒北

この重い配牌がわずか7巡目にテンパイが入る。

一万二万三万九万九万一索二索三索一筒二筒三筒七筒八筒

ダンプを不思議に思ったのが2点ある。

ひとつは、1シャンテン時点での打七筒に時間をかけていたところ。
本人は意識していなかったのかもしれないが、実際は私の読み間違いだったが、この時点でダンプのテンパイ気配を私は感じていた。

もう1点は、なぜ即リーチを打たなかったかである。
おそらくは、場況が良すぎたためアガリを拾いに行ったのだと思うが、それは考え方としていかがなものかと思う。

1つには初戦大差の3着である。
追う側には追う側の戦う姿勢が必要だと私は思う。

付け加えて、前局、薄い三索をツモアガリ親の満貫を成就させている。
ならば、リーチと行くのが本手だと私は思う。

今局は、ヒサトへの放銃で同じ結果を迎えたように思うが、即リーチを打っていれば、ヒサトにしても無筋を2枚打ち切れたかどうか微妙なところである。
大切なのは構え方であり、姿勢だと私は考える。
ヒサトのアガリ形。

三万三万五万六万三索四索五索七索七索七索三筒四筒五筒 リーチ ロン四万

私が2回戦を迎えるにあたってのテーマは、いちのせ@さんより上に行くこと、それが難しい時はヒサト、ダンプにトップを取ってもらうことであった。
東2局、ヒサトの親番の私の配牌。

八万九万九万一索四索五索六索七索九索六筒南西中 ドラ八万

このクズ手がわずか5巡目にテンパイが入る。

七万八万九万九万四索五索六索七索八索九索六筒七筒八筒 リーチ

リーチを打った背景は、手牌の伸びにある。
ヤミテンが本手だと思うが、手牌の伸びを優先させた。
これが裏ドラ1枚を乗せてアガれたことは点数以上に大きかった。

東4局、迎えた親番でもダンプの動きにより簡単に2,600オールをツモアガリ、トップ目に立つ。

column67_03

南1局2本場、9巡目の私の手牌。

五万六万七万七万九万九万一索五筒六筒六筒六筒東中 ドラ中

次巡 ドラであるツモ中で打東。そして次のツモがネックの八万。そしてリーチ。

一発ツモがアガリ牌である七筒。誰が打ってもこうなる。何の苦労もしていない、これが好調の証である。

column67_04

そして南2局、普段の私であればフラットな局面であれば、ヤミテンに構えることが多い。

なぜならば、とにもかくにもヒサトに六筒を打たれた直後のテンパイだからである。

それをリーチとしたのは、まず前局のアガリがあったこと。
次に、持ち点が示す通り好調を意識したこと、そして、現在の親番が今半荘不調のいちのせ@さんであったこと。

結果は最良と出たが、やはりヤミテンが本手なのだろう。
おそらくはヤミテンでいればダンプから手順でアガっていたように思う。
それが自然なアガリであったように思える。

ただ、私もチームガラクタの総帥である。総帥の本手としては、リーチが至当であると思う(笑)。
ここでリーチを打たねば、団員達(現在1名しかいないが)になめられてしまう。

続く南3局も同じである。

column67_05

ヒサト、ダンプがともにホンイツの仕掛けをしている。どちらかにドラの西が入っていると読む。

そこを含めての打西のリーチなのである。
もし、私にミスがあるとするなら、結果論ではなく4巡目。

一万一万二万五万六万八万八万一索一索五筒五筒五筒西 ツモ八万 ドラ西

ここで状態を信じて、目一杯に構え打西の手があったように思う。
それが好調者の打ち筋かと思う。ちなみに、4巡目のダンプの手牌は、

一筒一筒二筒三筒四筒四筒六筒七筒九筒西北白発

全く動ける形にはなっていない。
ドラである西を打ち出したことは全く後悔はしていないが、現実的にダンプに跳満を引きアガられたことはきちんと評価せねばならない。

迎えた親のオーラスで、12巡目にカン三索、カン三筒と引き込みテンパイが入るも、私はヤミテンに構えた。

九万九万二索三索四索二筒三筒四筒六筒六筒七筒七筒八筒 ドラ七筒

全対局終了後、瀬戸熊直樹さんに尋ねられた。

「あそこは前原さんならリーチを打つべき局面ではないでしょうか?」

私は曖昧な返事をしたように記憶をしているが、理由はとにかく、
前局ダンプに跳満をアガらせてしまった以上、今局はヤミテンに構えるべき局面と判断したためである。

打点を求めるべき局面ではなく、アガリに意味を求めるべき局面と判断したのである。
攻めるべきは、今局アガリを見たときの、次局を勝負処と睨んでいた。
そして勝負処と決めていた1本場、

column67_06

いきなりといった言葉が煮つかわしいように、いちのせ@さんの2巡目七万チーから今局は始まった。

点数状況を考えれば、ドラの白を固めた本手と読むのが筋だろう。
そうでなければ、ヒサトとの着順が変わらない。

可能性としてもう1つ考えられるのが、まだ2戦目であるから、この半荘の収束を目指したことである。
それでも、私はまっすぐにいくつもりであった。

その為に前局ヤミテンに構えたわけであるから。
ただ1つ気がかりだったのが、この仕掛けで局面がねじまがることだけだった。

今半荘、不調者はいちのせ@である。
不調者の動きは、往々にして好調者に利するものである。好調者は私とダンプである。
それでもいちのせ@さんの河を見る限り、一色手に真っ直ぐに向かっているのは私にとっては好材料である。
1つには、いちのせ@さんの上家に座っているダンプに、打牌の制限がかかるからである。

ところが5巡目に、ダンプが素知らぬ顔で四万を打ち出してきた。
そして次巡リーチである。

ダンプとの条件が、跳満直撃もしくは倍満ツモである。
役なしの多面待ちのリーチの可能性も全くないわけではないが、ダンプのフォームからすれば、
そのケースは、下家のいちのせ@さんが仕掛けている以上、ヤミテンに構えるだろう。
そのようなことを対局中に考えていた。

私はダンプのリーチの同順に1シャンテンが入る。

二索三索三索四索五索六索九索九索九索六筒七筒八筒西 ツモ五万 ドラ白

西と構えると、長考の末、いちのせ@さんも打西と合わせてきた。

長考して私の西に合わせるということは、西を動けたが動かなかった場合と、西の暗刻落としの二択である。

つまりは、ドラである白はいちのせ@さんには2枚以上、入っていないということである。

私はまっすぐに打っていけばアガリか、テンパイ連荘はあったようだが、なかなか、理屈道理には打てないのは私が弱い証なのだろう。
それでもこの半荘のトップの持つ意味は大きい。
初戦トップだったいちのせ@さんがラスで、私だけが1人抜けた位置を確保できたのだから。

2回戦成績
前原雄大+46.1P  ダンプ大橋+16.6P  佐々木寿人▲23.1P  いちのせ@▲40.6P

2回戦終了時
前原雄大+61.4P  ダンプ大橋+0.9P  いちのせ@▲3.0P  佐々木寿人▲60.3P

3回戦(起家から、佐々木寿人、前原雄大、ダンプ大橋、いちのせ@)

私は3回戦を迎えるに当たり、勝負を決めに行かないことをかなり意識していた。
丁寧に打ち紡ぎ態勢を悪くしないことと取りこぼしをしないことである。

簡単な方法論としては、面前主体で戦い、ポンテンはともかくチーテンは取らないようにするだけである。
状態は良いわけだから、仕掛けて局面を歪めなければ良いだけである。

column67_07

勝負としての側面からすれば、実質このアガリが今対局の決まり手となった。
前対局終了後ヒサトが言った。

「やはり麻雀は確率でも数字でもありませんね。前原さんのアガリ牌はたった1枚。
そして僕のアガリ牌は残り3枚。それでも勝負の結果というものはこういうカタチでつくものなのでしょうね」

私はヒサトのその言葉に笑って何にも答えなかったが、その通りなのである。

3回戦成績
前原雄大+36.4P  ダンプ大橋+10.4P  いちのせ@▲9.8P  佐々木寿人▲37.0P

3回戦終了時
前原雄大+97.8P  ダンプ大橋+11.3P  いちのせ@▲12.8P  佐々木寿人▲97.3P

4回戦(起家から、ダンプ大橋、いちのせ@、佐々木寿人、前原雄大)
column67_08

今対局の中で一番お気に入りの一局である。
勝負というものが麻雀の全てであるならば、大量のリードを保った私は、素直にヒサトのリーチに頭を下げるのが筋というものであろう。

しかも、この七筒の仕掛け自体も、麻雀的にはリードしている者として、取るべき方法論ではないことは論を待たない。

ただ、私はチームガラクタの総帥として、今局は自分のこの雑な仕掛けの結末を見てみたかったのである。
この譜がどう映るかは、このコラムを読んでくださってる方々に判断を委ねるしかないが“おろか”と言えばあまりにも愚か者の立ち向かい方である。
ただ、この戦い方が今の私の闘いの根源である。

4回戦成績
佐々木寿人+27.4P  前原雄大+5.9P  いちのせ@▲8.9P  ダンプ大橋▲24.4P

4回戦終了時成績
前原雄大+103.7P  ダンプ大橋▲13.1P  いちのせ@▲21.7P  佐々木寿人▲69.9P

最終戦(起家から、前原雄大、佐々木寿人、いちのせ@、ダンプ大橋)

東2局、テーマは4回戦と同じである。

column67_09
さらに丁寧に自然に打ち紡ぐだけである。

2枚目の発も仕掛けず、自然に入ったテンパイを捏ねずラス牌の北で出アガる。
もう、工夫も何もしなくても良いのである。

出アガリはたまたまの結果かも知れない。打発という打ち方も否定しない。

ただ、何が自然なカタチかを考えた時、私にはテンパイを組むことが一番自然に思えただけのことである。
何処からか、火の手が上がれば素直に頭を下げれば良いだけのことである。

水のように生きる・・・そういうことなのだろう。

最終戦成績
いちのせ@+32.5P  佐々木寿人+16.8P  前原雄大▲13.6P  ダンプ大橋▲36.7P

最終戦終了時
前原雄大+90.1P  いちのせ@+10.8P  ダンプ大橋▲49.8P  佐々木寿人▲53.1P

___そしてそれから
「内容が悪くて応援してくださっているファンの方々に本当に申し訳なく思っています。」

対局の合間のインタビューにヒサトはこう答えている。この言葉は少なからず驚かされた。
それは、ヒサトの本音だろうが、まだ対局は終わってはいない。
それでもそう語るヒサトは、その分だけ今対局に対して並々ならぬ意気込みがあった表れで、それが少し大切な軸のような部分がぶれただけのことだと思う。
彼本人が言っていた、一番後悔した局を1つ挙げさせてもらう。

column67_10

3巡目に、いちのせ@さんの九索をポン。

たしかにここからの仕掛けはナイと考える。
ただ、これを間違いだと言い切ったヒサトは、間違いなく今後さらに強くなるだろう。

いちのせ@さんに関しては、冒頭に記したように、わずかな短期間に驚くべき成長を遂げられた。
このことは、御本人の努力もさることながら、若さの特権だと私は思う。
さらに成長されるであろう若者と、また是非刃を交わしたいものである。

ダンプに関しては、受けに回った時の緻密さは連盟においても突質していると思う。
王位を獲得した実績はもとより、現A1リーガーである。
点数を持っていない時の攻めの鋭さは、目を見張るものがある。
逆を言えば、点数を持っている時にその攻めを活かせれば、また全く別の展開、結果が待ち受けていたように思える。

私に関しては、3回戦以降、特別なことはほとんどしていない。
態勢に寄りかかって打っていただけである。
ただ、今思い出してもリアル麻雀の決勝の舞台は相当数経験しているが、これほど異なった緊張した対局は無かったように思える。
それは、普段何十時間にも及ぶ対局にもほとんどトイレにもいくことがない私が、半荘毎に小用を足しにトイレに行っている。
それだけ、一種独特の緊張感に包まれていた。ただ、その緊張感は決して嫌なものではなく心地よいものだった事を記憶している。

ヒサトも全対局終了後、私と同じように緊張していたことを口にしていた。
第一回インターネット麻雀日本選手権であるということもあるかもしれないが、リアル麻雀では感じ得ることが出来ない、
別のプレッシャーが間違いなくそこには存在していたということなのだろう。

対局が終了し、20名ほどで打ち上げをして、瀬戸君、ヒサトと深夜のタクシーに乗る。
「これだけ嬉しそうにしている前原さんは珍しいですね」
ヒサトのこの言葉がいまでもまるで昨夜の出来事のように耳に残っている。

年下の敗者を目の前にして、私ははしゃいでいたのだろう。品の無い男である。
相手の立場に立って物事を考えられない男は品性が欠落している。
「申し訳ない」
「いや、素直に喜んでいる前原さんの姿を見るのは僕は好きです」
年が離れた友人たちに、人としての在り方をまた1つ学ばされた。

今回も改めて牌譜を見直すと、自分のミスにあきれ果てた部分も少なくはない。
きちんと放銃を覚悟すべき局面で、自分の弱さで前に進めない局面が幾つかあった。
麻雀を知れば知るほど解らないことが増えていく。

水のように生きる__難しいことである。

それでも、濁らないように、澱まないように生きていきたいものである。
そうすれば、結果ということでなく、もう少し真面な麻雀を打てるように思えてならない。

プロ雀士コラム/『懸命にやるしかないだろう』

ある日、編集長からメールが届く。
「コラムをお願いしたいのですが」
「どんな内容ですか?」
インターネット麻雀日本選手権の自戦記を中心に、前原さんの書きたいことならば何でも構いませんが」
「自戦記ですか・・難しい気もするけど、やってみたいな」
何処まで伝えることができるか不安ではあった。
私は何をやらせても手間がかかる男である。
例えば、普通の能力を持った人が事に臨めば、3時間ほどでコツらしきモノを手に入れられるとしたら、
私の場合、倍の6時間では済まず、最低でも10時間は費やす。
1年かかるものであれば、3年はかかるだろう。
それでも人並に物事が出来るようになっているのか、甚だ怪しい。
頭のデキが悪いのか要領が悪いのか・・・多分両方なんだろう。
効率という言葉が好きじゃないこともあるのかも知れない。
そんな私であるから、ロン2である程度のレベルになるまで相当手こずった記憶がある。
「どうやったら、レベルがあがるのでしょうか?」
「前ちゃんらしいね・・とにかく一生懸命やるしかないだろう」
数年前、森山茂和プロが受話器越しに笑いながらそう言った言葉は今でもハッキリと覚えている。
数字だけにこだわるならば、それなりのやり方があるであろうことは解っていた。
ただ、それでは本末転倒、麻雀プロとして全く意味をなさない。
普段着の麻雀でいかに数字を上げていかなくては意味がないし、強くはならない。
強くなれば、自ずと数字はあがると信じ込むことにした。
最初の頃は1回プレイすると検証した。
ただ、そのやり方だと1日における数、打荘数がこなせない。
頭もホットなまま検証しても向上して行かないように思えた。
それで、とにかく打ちまくり、検証は翌日の朝にするようにした。
頭もスッキリしているし、冷静に自分のプレイを観られるからだ。
それでも人並になるまでは小1年間ほど掛かったように思う。
「インターネット選手権」
チャンピオンカーニバルなど幾つか獲らせていただいたが、それらは全て、同じプロ同士、ある程度、相手の打ち筋を知っていたことと、
3回戦の戦いでありゲームプランニングの組み立て方、シミュレート、纏め方を予め決めるのに、それほど労を要さなかった。
今回の決勝は5回戦をどう纏め切るか、それと、いちのせ@さんの準決勝までの戦い方を分析し、戦いの纏め方が難しく感じられた。
勿論、まず、自分在りきなのだが。
優勝者予想をご覧になれば解る。魚谷プロが記しているように、いちのせ@さんの仕掛けの多さは群を抜いている。
そして、先日隊員から部長に昇格した、チームがらくた部長のヒサトも仕掛けは多い方である。
ダンプ大橋は逆に腰が重い。私も麻雀の入りは、仕掛けそのものは少なくはない部類に入るだろう。
つまりは、空中戦が多くなる展開になるだろうと感じていた。
それも、チームがらくたとしては良いかなとも考えていた。
その頃に記したのが、ロン2ブログの「チームがらくたの誇りに懸けて」という拙文だった。
牌譜を初見の折りは、対応策が浮かんで来なかったが、打開策は割と早い段階で見つけられた。
牌譜を何回か読み込んでいるうちに、仕掛けてからの踏み込みの深い“がらくた打法”に固執するのは、上策とは思えなくなってきた。
こちら側が出来るだけ速い段階で、その局の行く、行かないの見切りをつけること{できれば配牌を取る前に見切りの判断をする}、
手の値段で勝負しないこと、先手をとられたと感じたならば何処までも頭を下げること。
フーロ数をできるだけ減らし、状態が良ければ2枚目であっても字牌はしかけない。
その局を見つめるのではなく、全5回戦からその局の行く、行かずを判断すること。
それらの事は、対局の2日ほど前あたりには決めていた。
そして、優勝ポイントは2回分のトップである、プラス60ポイントあたりを想定していた。
「水のように生きる」
私が好んで色紙などに使う言葉である。
これは、20年ほど前にある恩師の1人に、
「どうしたら麻雀が強くなるのでしょうか?」
そう伺った折り、
「水のように生きなさい」
そうおっしゃられた時の言葉である。
___何を言っているんだろう?
私は言葉の意味もわからずに「はい」とだけ答えた。
今ならなんとなくその言葉の持っている意味合いが解るような気もする。
打ち手の性なのだろうが、対局前は色々な展開、様々な様相を考える。
それは悪いことではない、むしろやるべきことの1つとさえ思う。
ただ、実際の実戦は別物である。
自分の思い描く展開に当てはまることの方が少ないとさえ言える。
ならば、悪い展開の時はそこに抗うことなく、じっと耐え身を任す。
良い流れだったら、必要以上に眼に見えない何かに脅えたりせず、真っ直ぐに打ち抜く。
展開とか、流れとか、そういうもの、人智の及ばない処、それを恩師は「水」に例えられたのではないだろうか・・。
的外れな答えかもしれない。しかし、私はそう考えている。
1回戦(起家から、ダンプ大橋・いちのせ@・佐々木寿人・前原雄大)
column67_01
東2局1本場、6巡目にダンプ大橋、9巡目に佐々木寿人、10巡目にいちのせ@さんからリーチが入る。
ただ、今局に関しては、4巡目にして私は完全に後手を引いていることを明確に感じていた。
親のいちのせ@さんは親番ということもあり、ストレートに字牌を処理している。
しかも、全て手出し牌である。
手出し牌が多いということは、それだけツモが活きている、手牌が進行しているということである。
その親に対して、ヒサトが打発、守備派のダンプが打東と打ち出して来る。
この時点で、今局は間違いなく3人のぶつかり合いなのである。
私は戦前に決めていた通り、後手に回っていることを感じている以上、4巡目以降、一切手を組みに行っていない。
結果は、ヒサトの放銃で収束しているが、いちのせ@さんに八索でも一筒でも放銃している。
それだけ、いちのせ@さんが良い状態にあるということは間違いない。
このことは4人全員が認識していた事実である。
ヒサトの側からすれば、事態はもっと深刻かもしれない。
ヒサトは必然の手順を踏んでいるのだが、結果が悪い上に、
二万四万五万六万七万三索四索五索二筒二筒四筒五筒六筒 ツモ三万
もしくは、
四万五万六万三索四索五索二筒二筒四筒五筒六筒七筒九筒 ロン八筒
このアガリも難解だが、あったように本人は感じているかもしれない。
この1つの結果から私が感じたのは、いちのせ@さんの良さと、私もデキは悪くはないということである。
私はベタオリに向かっていたにも関わらず、点棒が全く減っていないのだから。
ダンプはテンパイを組み、リーチを打ちアガレなかった分だけ、私よりエネルギーは消費しているというのが私の見立てである。
リアル麻雀でもロン2でも、私はいわゆる流れ、アナログと呼ばれるモノを重視し、起点において麻雀を戦っていることは同じである。
リアルより戦いやすい部分は、相手の仕草や呼吸などが見えない分だけ余計なノイズが入らず、純粋に相手の序盤の読みと相手との距離感と状態で戦いやすい。
そして何よりありがたいのは、動態視力と記憶力が衰えている私達の年代にとって、序盤のツモ切りか、手出し牌なのか覚えずとも後で確認できることである。
これは本当に大きい。
例えば次局、ヒサト、ダンプからのリーチならば戦うし、いちのせ@さんからの先手のリーチならば今は戦わない。
その後、実戦では誰もアガリを見ることなく東3局5本場を迎える。
私の配牌
一万七万八万二索二索三索四索七索一筒三筒七筒北白 ドラ南
いわゆる屑手ではあるが、ダンプが中を仕掛けると、カン八万、カン二筒と埋まり、状態の良くないヒサトの親番ということもあり、即リーチを打つ。
一万三万七万八万九万二索三索四索七索七索一筒二筒三筒 リーチ
1手変わり三色であるが、場面に一索が2枚飛んでいることと、ダンプの仕掛けで急にツモが良くなったことに好感触を重視したことも後押しになっている。
{ガラクタなリーチだナ}
私自身もそう思うし、対局中もそう思いながらやっていた。
ただ、今の私はこのリーチに誇りを持ってやっている。
それは、ここまでのプロセスをキチンと読んでいるという自負があるからだ。
結果は、ヒサトから1発で二万を出アガる。
ヒサトの最終形を見ると致し方なしとも思う。
四万五万七万七万三索四索五索一筒一筒三筒四筒四筒五筒 ツモ二万
点数は2,600点であるが、積み場、リーチ棒を合わせると9,100点の収入は大きい。
私の親番は、ダンプの仕掛けと10巡目のヒサトのリーチに挟まれ、私は撤退を余儀なくされたが、幸運にも流局。
column67_02
ヒサト
二万二万六万七万八万一索二索三索四索五索六索七索九索 リーチ ドラ八索
ダンプ
一万一万一万三万四万五万五万六万西西 ポン中中中
ただし、ダンプはヒサトと同巡にテンパイが入り、ヒサトの入り目であり、危険な九万を勝負した以上、ダンプ有利と思っていたが、
次巡一万をツモるとカンせず、次巡三索をツモるとオリを選択している。
この三索さえ押し切れば、次巡、四万のツモアガリがあっただけに、ダンプにとっては逸機だったように思う。
ダンプは一万を暗カンせずツモ切っているが、この時のいちのせ@さんは、
二万三万二索二索五筒五筒六筒六筒七筒八筒発発発
この一万をチーテンにとってない。
いちのせ@さんがチーテンにとっていると、同巡に、ヒサトがドラでありマチである八索をツモアガっている。
いちのせ@さんに何か閃きがあったのか、結果としても内容としても落ち着いた好判断だと思う。
ちなみに、いちのせ@さんのツモ2回残した所で、
二万三万二索二索八索五筒五筒六筒六筒七筒七筒発発発
ここからのトラズの打発。次巡、
二万三万二索二索八索五筒五筒六筒六筒七筒七筒発発 ツモ三万 打発
ここからもテンパイトラズは当然といえば当然だが、準決勝の戦い振りからすると立派だし、別人のように映った。
後で知ったことであるが、いちのせ@さんの年齢は18歳との事。
準決勝までとは明らかに戦い方が違う。
それだけ、いちのせ@さんも決勝に向かうにあたり、真剣にシミュレーションを繰り返したか、勝負より麻雀に誠実であろうとしたか・・
推察に過ぎないが、両方だと感じさせるものがあった。
若さが羨ましくも感じられた。
男子三日会わざれば括目して見よ___ということなのかもしれない。
麻雀は本当に奥深いゲームである。
仮に、ダンプが押し切っていれば、初戦に関しては3竦みの戦い、もしくは、いちのせ@さんとダンプの戦いになっていたように思うし、
準決勝のいちのせ@さんの取れるテンパイは全て採るといった方法論を貫き通していたら、ヒサトのアガリが生まれその後大ブレイクがあったかもしれない。
今局が地味かも知れないが、初戦の大きな勝負処だったと改めてそう思う。
この後、私は一時はいちのせ@さんを逆転するも、いちのせ@さんの落ち着いたプレイで、再逆転されそのまま押し切られ初戦を飾られた。
初戦を終えて考えていたのは、ヒサトがとにかく状態が悪いこととダンプが何か悩みながらやっている感じであり、いちのせ@さんに関しては、
デキの良さを感じながらも、仕掛けの少なさに違和感と充実感を感じていた。
私自身は、いちのせ@さんのカタチとは違うが状態そのものは良かったように思っていた。
行ける手牌と行けない手牌がはっきりしていたからである。
これは好材料である。
1回戦成績
いちのせ@+37.6P  前原雄大+15.3P  ダンプ大橋▲15.7P  佐々木寿人▲37.2P
2回戦(起家から、ダンプ大橋、いちのせ@、佐々木寿人、前原雄大)
東1局、起家のダンプとヒサトのリーチ合戦である。
ダンプ
四索五索四筒五筒六筒七筒七筒七筒九筒九筒東東東 リーチ ドラ北
ヒサト
一万二万三万六索七索八索二筒三筒四筒五筒五筒北北 リーチ
結果は、ダンプが三索を一発ツモアガリ。
___薄そうな牌を一発でツモったものだな。
対局時、私はそう思っていたが、実際はダンプ、ヒサト、両者ともに山に1枚しかアガリ牌は残っていなかった。
次局1本場、ヒサトの配牌が素晴らしい。
三万五万六万三索四索五索七索七索三筒四筒五筒七筒九筒 ツモ五万 ドラ一万
配牌1シャンテンのところにツモ五万。難しい選択だが、ヒサトの打ち出した牌は七筒であった。
理にかなっている一打である。テンパイが入れば、必ず三色になるからである。
最近のヒサトらしい一打ではある。
私ならばピンズを打ち出すにしても九筒あたりか。多分、五万のツモ切りを選びそうである。
ところがテンパイ一番乗りは、ダンプであった。
一万二万二万三万八万九万九万三索一筒二筒五筒七筒七筒北
この重い配牌がわずか7巡目にテンパイが入る。
一万二万三万九万九万一索二索三索一筒二筒三筒七筒八筒
ダンプを不思議に思ったのが2点ある。
ひとつは、1シャンテン時点での打七筒に時間をかけていたところ。
本人は意識していなかったのかもしれないが、実際は私の読み間違いだったが、この時点でダンプのテンパイ気配を私は感じていた。
もう1点は、なぜ即リーチを打たなかったかである。
おそらくは、場況が良すぎたためアガリを拾いに行ったのだと思うが、それは考え方としていかがなものかと思う。
1つには初戦大差の3着である。
追う側には追う側の戦う姿勢が必要だと私は思う。
付け加えて、前局、薄い三索をツモアガリ親の満貫を成就させている。
ならば、リーチと行くのが本手だと私は思う。
今局は、ヒサトへの放銃で同じ結果を迎えたように思うが、即リーチを打っていれば、ヒサトにしても無筋を2枚打ち切れたかどうか微妙なところである。
大切なのは構え方であり、姿勢だと私は考える。
ヒサトのアガリ形。
三万三万五万六万三索四索五索七索七索七索三筒四筒五筒 リーチ ロン四万
私が2回戦を迎えるにあたってのテーマは、いちのせ@さんより上に行くこと、それが難しい時はヒサト、ダンプにトップを取ってもらうことであった。
東2局、ヒサトの親番の私の配牌。
八万九万九万一索四索五索六索七索九索六筒南西中 ドラ八万
このクズ手がわずか5巡目にテンパイが入る。
七万八万九万九万四索五索六索七索八索九索六筒七筒八筒 リーチ
リーチを打った背景は、手牌の伸びにある。
ヤミテンが本手だと思うが、手牌の伸びを優先させた。
これが裏ドラ1枚を乗せてアガれたことは点数以上に大きかった。
東4局、迎えた親番でもダンプの動きにより簡単に2,600オールをツモアガリ、トップ目に立つ。
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南1局2本場、9巡目の私の手牌。
五万六万七万七万九万九万一索五筒六筒六筒六筒東中 ドラ中
次巡 ドラであるツモ中で打東。そして次のツモがネックの八万。そしてリーチ。
一発ツモがアガリ牌である七筒。誰が打ってもこうなる。何の苦労もしていない、これが好調の証である。
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そして南2局、普段の私であればフラットな局面であれば、ヤミテンに構えることが多い。
なぜならば、とにもかくにもヒサトに六筒を打たれた直後のテンパイだからである。
それをリーチとしたのは、まず前局のアガリがあったこと。
次に、持ち点が示す通り好調を意識したこと、そして、現在の親番が今半荘不調のいちのせ@さんであったこと。
結果は最良と出たが、やはりヤミテンが本手なのだろう。
おそらくはヤミテンでいればダンプから手順でアガっていたように思う。
それが自然なアガリであったように思える。
ただ、私もチームガラクタの総帥である。総帥の本手としては、リーチが至当であると思う(笑)。
ここでリーチを打たねば、団員達(現在1名しかいないが)になめられてしまう。
続く南3局も同じである。
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ヒサト、ダンプがともにホンイツの仕掛けをしている。どちらかにドラの西が入っていると読む。
そこを含めての打西のリーチなのである。
もし、私にミスがあるとするなら、結果論ではなく4巡目。
一万一万二万五万六万八万八万一索一索五筒五筒五筒西 ツモ八万 ドラ西
ここで状態を信じて、目一杯に構え打西の手があったように思う。
それが好調者の打ち筋かと思う。ちなみに、4巡目のダンプの手牌は、
一筒一筒二筒三筒四筒四筒六筒七筒九筒西北白発
全く動ける形にはなっていない。
ドラである西を打ち出したことは全く後悔はしていないが、現実的にダンプに跳満を引きアガられたことはきちんと評価せねばならない。
迎えた親のオーラスで、12巡目にカン三索、カン三筒と引き込みテンパイが入るも、私はヤミテンに構えた。
九万九万二索三索四索二筒三筒四筒六筒六筒七筒七筒八筒 ドラ七筒
全対局終了後、瀬戸熊直樹さんに尋ねられた。
「あそこは前原さんならリーチを打つべき局面ではないでしょうか?」
私は曖昧な返事をしたように記憶をしているが、理由はとにかく、
前局ダンプに跳満をアガらせてしまった以上、今局はヤミテンに構えるべき局面と判断したためである。
打点を求めるべき局面ではなく、アガリに意味を求めるべき局面と判断したのである。
攻めるべきは、今局アガリを見たときの、次局を勝負処と睨んでいた。
そして勝負処と決めていた1本場、
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いきなりといった言葉が煮つかわしいように、いちのせ@さんの2巡目七万チーから今局は始まった。
点数状況を考えれば、ドラの白を固めた本手と読むのが筋だろう。
そうでなければ、ヒサトとの着順が変わらない。
可能性としてもう1つ考えられるのが、まだ2戦目であるから、この半荘の収束を目指したことである。
それでも、私はまっすぐにいくつもりであった。
その為に前局ヤミテンに構えたわけであるから。
ただ1つ気がかりだったのが、この仕掛けで局面がねじまがることだけだった。
今半荘、不調者はいちのせ@である。
不調者の動きは、往々にして好調者に利するものである。好調者は私とダンプである。
それでもいちのせ@さんの河を見る限り、一色手に真っ直ぐに向かっているのは私にとっては好材料である。
1つには、いちのせ@さんの上家に座っているダンプに、打牌の制限がかかるからである。
ところが5巡目に、ダンプが素知らぬ顔で四万を打ち出してきた。
そして次巡リーチである。
ダンプとの条件が、跳満直撃もしくは倍満ツモである。
役なしの多面待ちのリーチの可能性も全くないわけではないが、ダンプのフォームからすれば、
そのケースは、下家のいちのせ@さんが仕掛けている以上、ヤミテンに構えるだろう。
そのようなことを対局中に考えていた。
私はダンプのリーチの同順に1シャンテンが入る。
二索三索三索四索五索六索九索九索九索六筒七筒八筒西 ツモ五万 ドラ白
西と構えると、長考の末、いちのせ@さんも打西と合わせてきた。
長考して私の西に合わせるということは、西を動けたが動かなかった場合と、西の暗刻落としの二択である。
つまりは、ドラである白はいちのせ@さんには2枚以上、入っていないということである。
私はまっすぐに打っていけばアガリか、テンパイ連荘はあったようだが、なかなか、理屈道理には打てないのは私が弱い証なのだろう。
それでもこの半荘のトップの持つ意味は大きい。
初戦トップだったいちのせ@さんがラスで、私だけが1人抜けた位置を確保できたのだから。
2回戦成績
前原雄大+46.1P  ダンプ大橋+16.6P  佐々木寿人▲23.1P  いちのせ@▲40.6P
2回戦終了時
前原雄大+61.4P  ダンプ大橋+0.9P  いちのせ@▲3.0P  佐々木寿人▲60.3P
3回戦(起家から、佐々木寿人、前原雄大、ダンプ大橋、いちのせ@)
私は3回戦を迎えるに当たり、勝負を決めに行かないことをかなり意識していた。
丁寧に打ち紡ぎ態勢を悪くしないことと取りこぼしをしないことである。
簡単な方法論としては、面前主体で戦い、ポンテンはともかくチーテンは取らないようにするだけである。
状態は良いわけだから、仕掛けて局面を歪めなければ良いだけである。
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勝負としての側面からすれば、実質このアガリが今対局の決まり手となった。
前対局終了後ヒサトが言った。
「やはり麻雀は確率でも数字でもありませんね。前原さんのアガリ牌はたった1枚。
そして僕のアガリ牌は残り3枚。それでも勝負の結果というものはこういうカタチでつくものなのでしょうね」
私はヒサトのその言葉に笑って何にも答えなかったが、その通りなのである。
3回戦成績
前原雄大+36.4P  ダンプ大橋+10.4P  いちのせ@▲9.8P  佐々木寿人▲37.0P
3回戦終了時
前原雄大+97.8P  ダンプ大橋+11.3P  いちのせ@▲12.8P  佐々木寿人▲97.3P
4回戦(起家から、ダンプ大橋、いちのせ@、佐々木寿人、前原雄大)
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今対局の中で一番お気に入りの一局である。
勝負というものが麻雀の全てであるならば、大量のリードを保った私は、素直にヒサトのリーチに頭を下げるのが筋というものであろう。
しかも、この七筒の仕掛け自体も、麻雀的にはリードしている者として、取るべき方法論ではないことは論を待たない。
ただ、私はチームガラクタの総帥として、今局は自分のこの雑な仕掛けの結末を見てみたかったのである。
この譜がどう映るかは、このコラムを読んでくださってる方々に判断を委ねるしかないが“おろか”と言えばあまりにも愚か者の立ち向かい方である。
ただ、この戦い方が今の私の闘いの根源である。
4回戦成績
佐々木寿人+27.4P  前原雄大+5.9P  いちのせ@▲8.9P  ダンプ大橋▲24.4P
4回戦終了時成績
前原雄大+103.7P  ダンプ大橋▲13.1P  いちのせ@▲21.7P  佐々木寿人▲69.9P
最終戦(起家から、前原雄大、佐々木寿人、いちのせ@、ダンプ大橋)
東2局、テーマは4回戦と同じである。
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さらに丁寧に自然に打ち紡ぐだけである。
2枚目の発も仕掛けず、自然に入ったテンパイを捏ねずラス牌の北で出アガる。
もう、工夫も何もしなくても良いのである。
出アガリはたまたまの結果かも知れない。打発という打ち方も否定しない。
ただ、何が自然なカタチかを考えた時、私にはテンパイを組むことが一番自然に思えただけのことである。
何処からか、火の手が上がれば素直に頭を下げれば良いだけのことである。
水のように生きる・・・そういうことなのだろう。
最終戦成績
いちのせ@+32.5P  佐々木寿人+16.8P  前原雄大▲13.6P  ダンプ大橋▲36.7P
最終戦終了時
前原雄大+90.1P  いちのせ@+10.8P  ダンプ大橋▲49.8P  佐々木寿人▲53.1P
___そしてそれから
「内容が悪くて応援してくださっているファンの方々に本当に申し訳なく思っています。」
対局の合間のインタビューにヒサトはこう答えている。この言葉は少なからず驚かされた。
それは、ヒサトの本音だろうが、まだ対局は終わってはいない。
それでもそう語るヒサトは、その分だけ今対局に対して並々ならぬ意気込みがあった表れで、それが少し大切な軸のような部分がぶれただけのことだと思う。
彼本人が言っていた、一番後悔した局を1つ挙げさせてもらう。
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3巡目に、いちのせ@さんの九索をポン。

たしかにここからの仕掛けはナイと考える。
ただ、これを間違いだと言い切ったヒサトは、間違いなく今後さらに強くなるだろう。
いちのせ@さんに関しては、冒頭に記したように、わずかな短期間に驚くべき成長を遂げられた。
このことは、御本人の努力もさることながら、若さの特権だと私は思う。
さらに成長されるであろう若者と、また是非刃を交わしたいものである。
ダンプに関しては、受けに回った時の緻密さは連盟においても突質していると思う。
王位を獲得した実績はもとより、現A1リーガーである。
点数を持っていない時の攻めの鋭さは、目を見張るものがある。
逆を言えば、点数を持っている時にその攻めを活かせれば、また全く別の展開、結果が待ち受けていたように思える。
私に関しては、3回戦以降、特別なことはほとんどしていない。
態勢に寄りかかって打っていただけである。
ただ、今思い出してもリアル麻雀の決勝の舞台は相当数経験しているが、これほど異なった緊張した対局は無かったように思える。
それは、普段何十時間にも及ぶ対局にもほとんどトイレにもいくことがない私が、半荘毎に小用を足しにトイレに行っている。
それだけ、一種独特の緊張感に包まれていた。ただ、その緊張感は決して嫌なものではなく心地よいものだった事を記憶している。
ヒサトも全対局終了後、私と同じように緊張していたことを口にしていた。
第一回インターネット麻雀日本選手権であるということもあるかもしれないが、リアル麻雀では感じ得ることが出来ない、
別のプレッシャーが間違いなくそこには存在していたということなのだろう。
対局が終了し、20名ほどで打ち上げをして、瀬戸君、ヒサトと深夜のタクシーに乗る。
「これだけ嬉しそうにしている前原さんは珍しいですね」
ヒサトのこの言葉がいまでもまるで昨夜の出来事のように耳に残っている。
年下の敗者を目の前にして、私ははしゃいでいたのだろう。品の無い男である。
相手の立場に立って物事を考えられない男は品性が欠落している。
「申し訳ない」
「いや、素直に喜んでいる前原さんの姿を見るのは僕は好きです」
年が離れた友人たちに、人としての在り方をまた1つ学ばされた。
今回も改めて牌譜を見直すと、自分のミスにあきれ果てた部分も少なくはない。
きちんと放銃を覚悟すべき局面で、自分の弱さで前に進めない局面が幾つかあった。
麻雀を知れば知るほど解らないことが増えていく。
水のように生きる__難しいことである。
それでも、濁らないように、澱まないように生きていきたいものである。
そうすれば、結果ということでなく、もう少し真面な麻雀を打てるように思えてならない。