第20期東北プロリーグ 後期第4節レポート

東北リーグ後期も4節目となり、最終節に向けて各自調節するなか、一気に駆け上がってきたのは高橋。
なんと今節だけで+145.3Pを叩き出して上位陣をごぼう抜きし1位となる。
抜かれた粕谷、佐藤だが、しっかりプラスでまとめて最終節での再逆転を目指す。
後期リーグを制するのは誰か?

順位 名前 後期 1 節 後期 2 節 後期 3 節 後期 4 節 後期 5 節 後期 合計
1 高橋清隆 42.9 6.4 ▲ 22.0 145.3 172.6
2 粕谷勇吉 41.6 65.6 19.7 10.9 137.8
3 佐藤大介 41.6 25.0 22.4 23.8 112.8
4 泉 亮多 24.1 45.6 45.2 ▲ 33.0 81.9
5 平田孝章 ▲ 61.8 39.3 73.5 30.8 81.8
6 藤本修二 11.1 38.4 ▲ 24.8 32.5 57.2
7 菅原直哉 ▲ 22.5 55.4 49.9 ▲ 32.3 50.5
8 杜麻沙也 5.9 ▲ 21.5 56.8 3.5 44.7
9 東幸一郎 0.0 15.6 ▲ 27.2 51.2 39.6
10 渡部稔 38.7 4.5 14.2 ▲ 40.8 16.6
11 工藤宏紀 ▲ 18.1 ▲ 72.7 41.1 14.5 ▲ 35.2
12 青木武 25.4 ▲ 10.1 ▲ 56.7 3.8 ▲ 37.6
13 今貴聡 ▲ 18.0 17.8 ▲ 15.0 ▲ 45.5 ▲ 60.7
14 皆川直毅 2.7 ▲ 88.8 52.4 ▲ 59.4 ▲ 93.1
15 大里奈美 ▲ 50.9 ▲ 44.6 ▲ 57.6 25.9 ▲ 127.2
16 遠藤昭太 ▲ 2.4 6.2 ▲ 88.7 ▲ 45.1 ▲ 130.0
17 国丸仁哉 ▲ 50 ▲ 50.0 ▲ 50.0 ▲ 29.1 ▲ 179.1
18 齋藤大介 ▲ 47.5 ▲ 59.7 ▲ 47.2 ▲ 57.0 ▲ 211.4
19 吉田勝弥 ▲ 14.8 ▲ 100.0 ▲ 41.8 ▲ 100.0 ▲ 256.6

東北プロリーグ レポート/第20期東北プロリーグ 後期第4節レポート

東北リーグ後期も4節目となり、最終節に向けて各自調節するなか、一気に駆け上がってきたのは高橋。
なんと今節だけで+145.3Pを叩き出して上位陣をごぼう抜きし1位となる。
抜かれた粕谷、佐藤だが、しっかりプラスでまとめて最終節での再逆転を目指す。
後期リーグを制するのは誰か?

順位 名前 後期 1 節 後期 2 節 後期 3 節 後期 4 節 後期 5 節 後期 合計
1 高橋清隆 42.9 6.4 ▲ 22.0 145.3 172.6
2 粕谷勇吉 41.6 65.6 19.7 10.9 137.8
3 佐藤大介 41.6 25.0 22.4 23.8 112.8
4 泉 亮多 24.1 45.6 45.2 ▲ 33.0 81.9
5 平田孝章 ▲ 61.8 39.3 73.5 30.8 81.8
6 藤本修二 11.1 38.4 ▲ 24.8 32.5 57.2
7 菅原直哉 ▲ 22.5 55.4 49.9 ▲ 32.3 50.5
8 杜麻沙也 5.9 ▲ 21.5 56.8 3.5 44.7
9 東幸一郎 0.0 15.6 ▲ 27.2 51.2 39.6
10 渡部稔 38.7 4.5 14.2 ▲ 40.8 16.6
11 工藤宏紀 ▲ 18.1 ▲ 72.7 41.1 14.5 ▲ 35.2
12 青木武 25.4 ▲ 10.1 ▲ 56.7 3.8 ▲ 37.6
13 今貴聡 ▲ 18.0 17.8 ▲ 15.0 ▲ 45.5 ▲ 60.7
14 皆川直毅 2.7 ▲ 88.8 52.4 ▲ 59.4 ▲ 93.1
15 大里奈美 ▲ 50.9 ▲ 44.6 ▲ 57.6 25.9 ▲ 127.2
16 遠藤昭太 ▲ 2.4 6.2 ▲ 88.7 ▲ 45.1 ▲ 130.0
17 国丸仁哉 ▲ 50 ▲ 50.0 ▲ 50.0 ▲ 29.1 ▲ 179.1
18 齋藤大介 ▲ 47.5 ▲ 59.7 ▲ 47.2 ▲ 57.0 ▲ 211.4
19 吉田勝弥 ▲ 14.8 ▲ 100.0 ▲ 41.8 ▲ 100.0 ▲ 256.6

第29期鳳凰位決定戦 優勝者予想

正解者の中から抽選で1名の方に、第29期鳳凰位獲得後の直筆サインをプレゼント致します。
また、応募された方の中から抽選で2名の方に、鳳凰位決定戦進出プロ寄せ書きサインをプレゼント致します。

応募方法:優勝すると思われるプロを記載し、こちら からご応募ください。

※1メールアドレスに対し、1応募とさせて頂きます。
※1メールアドレスより複数の応募があった場合、最後に応募されたもののみ受け付けられます。

なお当選者の発表は賞品の発送を以って代えさせて頂きます。

締め切り:2013年2月8日(金)

番号 名前 プロフィール 沢崎 藤原 望月 ダンプ 清水 黒沢 魚谷
1
荒正義

日本プロ麻雀連盟 副会長

現鳳凰位

第8期鳳凰位、第5・29期王位他

ロン2プロフィールはこちら

2
藤崎智

13期生

第16期 十段位
第3・5.6回 日本オープン 優勝
グランプリ2005 優勝

ロン2プロフィールはこちら

3
瀬戸熊直樹

14期生

現十段位

第26・27期 鳳凰位
第14期 發王位 他

ロン2プロフィールはこちら

4
前原雄大

1期生

第12、25期 鳳凰位

第14、15、24、25、26期 十段位

グランプリ2008

ロン2プロフィールはこちら

現鳳凰位:荒正義

「舞台と役者は揃った。受けの藤崎、剛腕前原、攻めの瀬戸熊。
どういうレースになるか誰も予想がつかない。ボクとてそうである。となれば、アレしかないな。
それも20回戦目の競りの場面に出ると、効果てきめん。アレとは…そう、天和である!」

1位通過:藤崎智

「今期は序盤からあまりに好調で、逆にプレッシャーと戦う1年だった。
鳳凰戦は3人の横綱に、1人平幕がかかっていく感じだが、おかげで変なプレッシャーはない。
鳳凰戦を楽しみながら、この1年応援してくださった方々に金星を届けたい。」

2位通過:瀬戸熊直樹

「昨年度の負けを生かすべく、今期は自分に本当の力がついたかどうかを試す意味で、
『リーグ戦をオールプラスでクリアする』という目標を立てて臨みました。それに近い結果で、再び決定戦に残れた事は、自分の自信になっています。昨年度の敗因はわかっているので、同じ過ちは侵さないよう気を付けたいです。
巷では、今回のメンバーは、最高の鳳凰位決定戦メンバーとも言われています。その中の1人として、名を連ねた事に喜び以上に、責任を感じています。この高いステージと連盟の歴史をしっかり感じて、自分のベストパフォーマンスが出来るよう準備して備えたいと思います。ご声援宜しくお願いいたします。」

3位通過:前原雄大

「昨年の、荒正義さんの鳳凰戦優勝は私の心を打ち震わせた。瀬戸熊直樹の十段戦防衛は、心から嬉しく思わせてくれた。私の十段戦初の3連覇の時、完勝したのが若き藤崎智である。
麻雀プロの本能は、強い相手と戦いたい。これに尽きる。そんな、強い彼らと戦う事そのものが至福の時以外の何物でもない。幕が開けるまで、私はやるべきことをやり尽くすだけである。それが、彼等、視聴者の方々に対する最低限の私の義務である。」

予想者コメント

沢崎誠

「対局感性が特に優れたディフェンデングの荒正義に、予選のリーグ戦を好位から楽に決めた感のある、
藤崎智・瀬戸熊直樹。終盤まで、らしくないトップ回数も、ラスを極力減らして数字を合わせた前原雄大。
今回の鳳凰戦は、ラスを押し付け合う展開と思います。
僅差の勝負なら麻雀忍者・藤崎の出番でしょう。対抗は、勢いのあるトップを取りに行く瀬戸熊直樹。
若手のワン・ツー フィニッシュと見ます。」

◎ 藤崎
○ 瀬戸熊

藤原隆弘

「前原、瀬戸熊、荒も、勝てば3回目の鳳凰位となるのだが、リーグ戦終盤で調子を上げて12回目の決定戦に臨む前原が、体調さえ良ければ4年ぶりに奪還すると予想する。
対抗は、やはりここ4~5年で連盟トップにのし上がったと思える打ち盛りの瀬戸熊。少々調子が悪くとも、必ず優勝争いに絡むだろう!
経験値と技量に勝るのは荒だが、強力な攻め屋2人を完璧に押さえ込むのは難しいと見る。
個人的には、守備型の藤崎が優勝争いに食い込む図式も観てみたいのだが…
いずれにせよ、このメンバーなら素晴らしい内容の闘いが期待できるね!」

◎ 前原
○ 瀬戸熊

望月雅継

「現鳳凰位・荒正義に、A1リーグで圧勝した3名が挑む今回の決勝は、最終日までもつれそうな予感が。
誰が勝ってもおかしくないだけに非常に難解な予想となるが、私の本命は現十段位瀬戸熊。昨年の雪辱を胸に、今年こそはの想いが強いだろう。
展開も考え、対抗にはリーグ戦後半で調子を上げてきた前原。禁煙も成功し、体調管理も十分なだけに好勝負が期待できる。
微差で荒が追うのだろうが、ターゲットを瀬戸熊1人に絞れないだけに、どのような戦法を取るのか注目したい。先手決着が必至の今回は、藤崎にとっては展開が向かない恐れがあるのだが…最終日までついていければ勝機も十分にあるだろう。」

◎ 瀬戸熊
○ 前原

ダンプ大橋

「正直、全員、誰もが認める実力者なので、誰が優勝しようと納得なのですが、前年の雪辱を晴らすべく瀬戸熊さんのやる気が本命とみました。
藤崎さんは意外にも初の鳳凰戦決勝ですが、いつもの飄々とした雰囲気のまま、気がついたら優勝していた。なんてことがあるかもですね。」

◎ 瀬戸熊
○ 藤崎

清水香織

「当然のごとく強豪揃いなので、ニコ生から目が離せない展開になりそう!!
予想は難しいけれど…麻雀忍者推しで!のほほんとした癒し系ルックスとは対照的な、抜かりない麻雀には幾度となく感服させられてきたので!
荒さんは、周知の実力者でありますが、去年の鳳凰位戦決勝の攻防はもう神!改めて凄さを実感しました!」

◎ 藤崎
○ 荒

黒沢咲

前原さんは、リーグ戦後半の追い上げぶりからかなり勢いがあると思います。
また前期降級危機からの決定戦出場ということで、モチベーションも高いのではないでしょうか?
いずれにしても、タイプの異なる4人の麻雀がどう絡み合うか、今からとても楽しみです!

◎ 前原 ◯ 荒

魚谷侑未

「鳳凰位決定戦を戦う4人全員が、果てしなく高いレベルな事は重々承知しておりますが、その中であえて予想させて頂きます。
荒プロ、藤崎プロの技の麻雀に対して、前原プロ、瀬戸熊プロの力の麻雀。
正面からこの4者がぶつかり合った場合は、力で押し切る前原プロと瀬戸熊プロが少し有利であるように思います。プロ連盟を代表する今1番強いと思われる4人の戦いが、1ファンとして今から楽しみです。」

◎ 前原
○ 瀬戸熊

プロリーグ(鳳凰戦)成績表/第29期鳳凰位決定戦 優勝者予想

正解者の中から抽選で1名の方に、第29期鳳凰位獲得後の直筆サインをプレゼント致します。
また、応募された方の中から抽選で2名の方に、鳳凰位決定戦進出プロ寄せ書きサインをプレゼント致します。
応募方法:優勝すると思われるプロを記載し、こちら からご応募ください。
※1メールアドレスに対し、1応募とさせて頂きます。
※1メールアドレスより複数の応募があった場合、最後に応募されたもののみ受け付けられます。
なお当選者の発表は賞品の発送を以って代えさせて頂きます。
締め切り:2013年2月8日(金)

番号 名前 プロフィール 沢崎 藤原 望月 ダンプ 清水 黒沢 魚谷
1
荒正義
日本プロ麻雀連盟 副会長
現鳳凰位
第8期鳳凰位、第5・29期王位他
ロン2プロフィールはこちら
2
藤崎智
13期生
第16期 十段位
第3・5.6回 日本オープン 優勝
グランプリ2005 優勝
ロン2プロフィールはこちら
3
瀬戸熊直樹
14期生
現十段位
第26・27期 鳳凰位
第14期 發王位 他
ロン2プロフィールはこちら
4
前原雄大
1期生
第12、25期 鳳凰位
第14、15、24、25、26期 十段位
グランプリ2008
ロン2プロフィールはこちら

現鳳凰位:荒正義

「舞台と役者は揃った。受けの藤崎、剛腕前原、攻めの瀬戸熊。
どういうレースになるか誰も予想がつかない。ボクとてそうである。となれば、アレしかないな。
それも20回戦目の競りの場面に出ると、効果てきめん。アレとは…そう、天和である!」

1位通過:藤崎智

「今期は序盤からあまりに好調で、逆にプレッシャーと戦う1年だった。
鳳凰戦は3人の横綱に、1人平幕がかかっていく感じだが、おかげで変なプレッシャーはない。
鳳凰戦を楽しみながら、この1年応援してくださった方々に金星を届けたい。」

2位通過:瀬戸熊直樹

「昨年度の負けを生かすべく、今期は自分に本当の力がついたかどうかを試す意味で、
『リーグ戦をオールプラスでクリアする』という目標を立てて臨みました。それに近い結果で、再び決定戦に残れた事は、自分の自信になっています。昨年度の敗因はわかっているので、同じ過ちは侵さないよう気を付けたいです。
巷では、今回のメンバーは、最高の鳳凰位決定戦メンバーとも言われています。その中の1人として、名を連ねた事に喜び以上に、責任を感じています。この高いステージと連盟の歴史をしっかり感じて、自分のベストパフォーマンスが出来るよう準備して備えたいと思います。ご声援宜しくお願いいたします。」

3位通過:前原雄大

「昨年の、荒正義さんの鳳凰戦優勝は私の心を打ち震わせた。瀬戸熊直樹の十段戦防衛は、心から嬉しく思わせてくれた。私の十段戦初の3連覇の時、完勝したのが若き藤崎智である。
麻雀プロの本能は、強い相手と戦いたい。これに尽きる。そんな、強い彼らと戦う事そのものが至福の時以外の何物でもない。幕が開けるまで、私はやるべきことをやり尽くすだけである。それが、彼等、視聴者の方々に対する最低限の私の義務である。」

予想者コメント

沢崎誠

「対局感性が特に優れたディフェンデングの荒正義に、予選のリーグ戦を好位から楽に決めた感のある、
藤崎智・瀬戸熊直樹。終盤まで、らしくないトップ回数も、ラスを極力減らして数字を合わせた前原雄大。
今回の鳳凰戦は、ラスを押し付け合う展開と思います。
僅差の勝負なら麻雀忍者・藤崎の出番でしょう。対抗は、勢いのあるトップを取りに行く瀬戸熊直樹。
若手のワン・ツー フィニッシュと見ます。」
◎ 藤崎
○ 瀬戸熊

藤原隆弘

「前原、瀬戸熊、荒も、勝てば3回目の鳳凰位となるのだが、リーグ戦終盤で調子を上げて12回目の決定戦に臨む前原が、体調さえ良ければ4年ぶりに奪還すると予想する。
対抗は、やはりここ4~5年で連盟トップにのし上がったと思える打ち盛りの瀬戸熊。少々調子が悪くとも、必ず優勝争いに絡むだろう!
経験値と技量に勝るのは荒だが、強力な攻め屋2人を完璧に押さえ込むのは難しいと見る。
個人的には、守備型の藤崎が優勝争いに食い込む図式も観てみたいのだが…
いずれにせよ、このメンバーなら素晴らしい内容の闘いが期待できるね!」
◎ 前原
○ 瀬戸熊

望月雅継

「現鳳凰位・荒正義に、A1リーグで圧勝した3名が挑む今回の決勝は、最終日までもつれそうな予感が。
誰が勝ってもおかしくないだけに非常に難解な予想となるが、私の本命は現十段位瀬戸熊。昨年の雪辱を胸に、今年こそはの想いが強いだろう。
展開も考え、対抗にはリーグ戦後半で調子を上げてきた前原。禁煙も成功し、体調管理も十分なだけに好勝負が期待できる。
微差で荒が追うのだろうが、ターゲットを瀬戸熊1人に絞れないだけに、どのような戦法を取るのか注目したい。先手決着が必至の今回は、藤崎にとっては展開が向かない恐れがあるのだが…最終日までついていければ勝機も十分にあるだろう。」
◎ 瀬戸熊
○ 前原

ダンプ大橋

「正直、全員、誰もが認める実力者なので、誰が優勝しようと納得なのですが、前年の雪辱を晴らすべく瀬戸熊さんのやる気が本命とみました。
藤崎さんは意外にも初の鳳凰戦決勝ですが、いつもの飄々とした雰囲気のまま、気がついたら優勝していた。なんてことがあるかもですね。」
◎ 瀬戸熊
○ 藤崎

清水香織

「当然のごとく強豪揃いなので、ニコ生から目が離せない展開になりそう!!
予想は難しいけれど…麻雀忍者推しで!のほほんとした癒し系ルックスとは対照的な、抜かりない麻雀には幾度となく感服させられてきたので!
荒さんは、周知の実力者でありますが、去年の鳳凰位戦決勝の攻防はもう神!改めて凄さを実感しました!」
◎ 藤崎
○ 荒

黒沢咲

前原さんは、リーグ戦後半の追い上げぶりからかなり勢いがあると思います。
また前期降級危機からの決定戦出場ということで、モチベーションも高いのではないでしょうか?
いずれにしても、タイプの異なる4人の麻雀がどう絡み合うか、今からとても楽しみです!
◎ 前原 ◯ 荒

魚谷侑未

「鳳凰位決定戦を戦う4人全員が、果てしなく高いレベルな事は重々承知しておりますが、その中であえて予想させて頂きます。
荒プロ、藤崎プロの技の麻雀に対して、前原プロ、瀬戸熊プロの力の麻雀。
正面からこの4者がぶつかり合った場合は、力で押し切る前原プロと瀬戸熊プロが少し有利であるように思います。プロ連盟を代表する今1番強いと思われる4人の戦いが、1ファンとして今から楽しみです。」
◎ 前原
○ 瀬戸熊

第23期チャンピオンズリーグ 最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 須浦 正裕 100.7 46.5 37.7 ▲ 26.1 47.2 206.0
2 仲田 加南 54.1 ▲ 3.4 21.4 92.6 26.3 191.0
3 石川 正明 34.5 8.6 64.0 9.1 37.6 153.8
4 増田 隆一 36.4 63.1 ▲ 24.5 ▲ 2.5 74.1 146.6
5 吉田 直 37.5 23.9 46.6 ▲ 34.6 49.2 122.6
6 相沢 かおる 22.0 23.5 40.0 40.1 ▲ 5.9 119.7
7 関島 義基 3.6 34.7 23.5 16.1 37.2 115.1
8 高沢 智 ▲ 8.9 60.4 21.9 14.7 26.4 114.5
9 井出 康平 64.1 0.7 ▲ 1.5 30.1 16.4 109.8
10 白鳥 翔 28.2 26.7 ▲ 14.2 ▲ 7.4 67.3 100.6
11 吉田 勝弥 18.9 42.6 ▲ 13.7 ▲ 9.0 56.7 95.5
12 末続 ヒロトシ ▲ 7.9 46.4 53.2 ▲ 25.0 27.0 93.7
13 藤本 哲也 28.0 53.9 6.8 13.9 ▲ 10.5 92.1
14 堀内 正人 25.2 24.7 39.9 ▲ 21.4 15.1 83.5
15 小川 拓麻 14.3 12.1 ▲ 32.5 ▲ 0.3 81.6 75.2
16 手塚 紗掬 ▲ 46.5 ▲ 24.5 92.8 ▲ 3.9 53.4 71.3
17 三好 直幸 58.5 74.0 ▲ 50.6 ▲ 28.2 13.5 67.2
18 越野 智紀 ▲ 43.6 38.7 ▲ 22.0 70.9 8.9 52.9
19 弓削 雅人 ▲ 34.1 56.4 ▲ 7.1 2.9 28.6 46.7
20 客野 直 ▲ 10.9 29.1 62.7 ▲ 36.4 1.3 45.8
21 大木 亮典 1.4 ▲ 4.0 ▲ 45.8 86.2 7.3 45.1
22 西島 一彦 ▲ 21.7 28.8 44.3 ▲ 7.1 ▲ 2.0 42.3
23 土井 悟 ▲ 66.7 34.3 49.5 3.9 20.3 41.3
24 福光 聖雄 34.2 ▲ 42.7 ▲ 1.7 ▲ 7.0 56.4 39.2
25 吉田 幸雄 ▲ 21.4 ▲ 36.7 84.5 23.0 ▲ 12.4 37.0
26 石橋 薫 ▲ 8.9 ▲ 22.6 76.5 8.5 ▲ 22.1 31.4
27 沢崎 誠 ▲ 35.6 21.4 19.8 10.3 14.2 30.1
28 藤井 すみれ ▲ 2.4 ▲ 34.8 18.8 ▲ 5.7 51.7 27.6
29 大竹 昌之 ▲ 80.6 13.0 65.0 6.4 23.2 27.0
30 中村 慎吾 4.2 ▲ 23.6 31.7 ▲ 4.2 13.1 21.2
31 内川 幸太郎 13.5 4.0 ▲ 11.8 16.0 ▲ 0.6 21.1
32 室伏 理麻 72.4 62.3 ▲ 44.8 27.1 ▲ 101.9 15.1
33 犬見 武史 ▲ 4.3 8.0 37.3 36.1 ▲ 63.1 14.0
34 斉藤 智子 6.9 49.1 ▲ 6.8 ▲ 11.0 ▲ 26.2 12.0
35 柴田 弘幸 ▲ 1.9 58.7 3.3 12.4 ▲ 61.3 11.2
36 岡田 茂 17.3 ▲ 55.7 21.3 47.0 ▲ 19.9 10.0
37 戸田 誠輝 1.8 4.7 ▲ 17.8 11.8 6.1 6.6
38 中村 毅 39.4 ▲ 8.3 ▲ 1.4 ▲ 28.2 4.4 5.9
39 山田 浩之 ▲ 3.9 ▲ 26.4 ▲ 3.7 21.9 16.5 4.4
40 安藤 友一 3.6 ▲ 41.7 34.1 40.0 ▲ 35.8 0.2
41 五反地 清一郎 22.5 60.5 ▲ 43.6 ▲ 14.7 ▲ 31.6 ▲ 6.9
42 楠木 一朗 20.0 5.4 ▲ 64.5 24.5 7.5 ▲ 7.1
43 松崎 良文 41.8 8.5 ▲ 45.2 ▲ 18.4 5.9 ▲ 7.4
44 大川 哲也 18.3 ▲ 23.4 24.8 ▲ 18.0 ▲ 17.7 ▲ 16.0
45 谷岡 育夫 20.3 ▲ 1.9 ▲ 13.8 8.9 ▲ 34.2 ▲ 20.7
46 西田 修 ▲ 9.2 16.6 ▲ 8.4 ▲ 5.0 ▲ 15.2 ▲ 21.2
47 重原 聡 26.5 ▲ 15.0 ▲ 4.1 ▲ 19.0 ▲ 16.0 ▲ 27.6
48 大庭 三四郎 27.0 ▲ 41.9 2.9 25.5 ▲ 43.8 ▲ 30.3
49 古谷 知美 ▲ 29.7 58.0 ▲ 32.6 ▲ 26.2 ▲ 4.5 ▲ 35.0
50 藤原 隆弘 ▲ 51.6 10.6 11.8 ▲ 44.4 35.8 ▲ 37.8
51 江森 豊 ▲ 32.4 ▲ 57.4 ▲ 1.3 55.0 ▲ 2.2 ▲ 38.3
52 福島 清子 ▲ 43.0 5.5 ▲ 16.2 ▲ 16.0 31.4 ▲ 38.3
53 吉野 敦志 27.3 ▲ 37.5 ▲ 10.0 50.7 ▲ 76.0 ▲ 45.5
54 小針 貴司 ▲ 46.7 25.5 ▲ 29.6 ▲ 26.1 28.1 ▲ 48.8
55 伊賀 則夫 29.5 ▲ 27.3 ▲ 23.3 ▲ 25.0 ▲ 8.8 ▲ 54.9
56 斉藤 豪 ▲ 65.9 33.1 ▲ 7.0 8.4 ▲ 23.8 ▲ 55.2
57 皆川 直毅 ▲ 25.6 5.3 53.3 ▲ 46.0 ▲ 66.5 ▲ 79.5
58 杉浦 勘介 ▲ 26.8 ▲ 16.7 ▲ 19.1 4.5 ▲ 23.1 ▲ 81.2
59 田中 史孝 ▲ 10.9 ▲ 46.5 12.6 ▲ 52.1 6.0 ▲ 90.9
60 蒼井 ゆりか 9.4 21.6 ▲ 31.7 ▲ 17.7 ▲ 74.0 ▲ 92.4
61 阿部 謙一 ▲ 28.2 ▲ 23.4 1.6 ▲ 18.6 ▲ 25.7 ▲ 94.3
62 小川 尚哉 ▲ 31.4 ▲ 30.9 ▲ 22.4 32.8 ▲ 58.0 ▲ 109.9
63 清原 継光 ▲ 11.6 ▲ 18.6 ▲ 66.3 ▲ 4.7 敗退
64 森岡 貞臣 ▲ 34.4 5.1 ▲ 71.5 敗退
65 優木 美智 ▲ 3.7 ▲ 27.7 ▲ 74.5 敗退
66 冨田 久志 ▲ 63.9 ▲ 27.2 ▲ 26.6 敗退
67 大野 彩乃 ▲ 8.8 ▲ 68.1 ▲ 59.2 敗退
68 加藤 誠 ▲ 7.5 ▲ 56.9 ▲ 82.5 敗退
69 山口 大和 ▲ 64.2 ▲ 70.0 敗退

ベスト28トーナメント

1月26日(土) 12:00対局開始
会場:連盟四ツ谷道場

決勝

1月27日(日) 12:00対局開始
会場:連盟四ツ谷道場

JPML WRCリーグ 成績表/第23期チャンピオンズリーグ 最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 須浦 正裕 100.7 46.5 37.7 ▲ 26.1 47.2 206.0
2 仲田 加南 54.1 ▲ 3.4 21.4 92.6 26.3 191.0
3 石川 正明 34.5 8.6 64.0 9.1 37.6 153.8
4 増田 隆一 36.4 63.1 ▲ 24.5 ▲ 2.5 74.1 146.6
5 吉田 直 37.5 23.9 46.6 ▲ 34.6 49.2 122.6
6 相沢 かおる 22.0 23.5 40.0 40.1 ▲ 5.9 119.7
7 関島 義基 3.6 34.7 23.5 16.1 37.2 115.1
8 高沢 智 ▲ 8.9 60.4 21.9 14.7 26.4 114.5
9 井出 康平 64.1 0.7 ▲ 1.5 30.1 16.4 109.8
10 白鳥 翔 28.2 26.7 ▲ 14.2 ▲ 7.4 67.3 100.6
11 吉田 勝弥 18.9 42.6 ▲ 13.7 ▲ 9.0 56.7 95.5
12 末続 ヒロトシ ▲ 7.9 46.4 53.2 ▲ 25.0 27.0 93.7
13 藤本 哲也 28.0 53.9 6.8 13.9 ▲ 10.5 92.1
14 堀内 正人 25.2 24.7 39.9 ▲ 21.4 15.1 83.5
15 小川 拓麻 14.3 12.1 ▲ 32.5 ▲ 0.3 81.6 75.2
16 手塚 紗掬 ▲ 46.5 ▲ 24.5 92.8 ▲ 3.9 53.4 71.3
17 三好 直幸 58.5 74.0 ▲ 50.6 ▲ 28.2 13.5 67.2
18 越野 智紀 ▲ 43.6 38.7 ▲ 22.0 70.9 8.9 52.9
19 弓削 雅人 ▲ 34.1 56.4 ▲ 7.1 2.9 28.6 46.7
20 客野 直 ▲ 10.9 29.1 62.7 ▲ 36.4 1.3 45.8
21 大木 亮典 1.4 ▲ 4.0 ▲ 45.8 86.2 7.3 45.1
22 西島 一彦 ▲ 21.7 28.8 44.3 ▲ 7.1 ▲ 2.0 42.3
23 土井 悟 ▲ 66.7 34.3 49.5 3.9 20.3 41.3
24 福光 聖雄 34.2 ▲ 42.7 ▲ 1.7 ▲ 7.0 56.4 39.2
25 吉田 幸雄 ▲ 21.4 ▲ 36.7 84.5 23.0 ▲ 12.4 37.0
26 石橋 薫 ▲ 8.9 ▲ 22.6 76.5 8.5 ▲ 22.1 31.4
27 沢崎 誠 ▲ 35.6 21.4 19.8 10.3 14.2 30.1
28 藤井 すみれ ▲ 2.4 ▲ 34.8 18.8 ▲ 5.7 51.7 27.6
29 大竹 昌之 ▲ 80.6 13.0 65.0 6.4 23.2 27.0
30 中村 慎吾 4.2 ▲ 23.6 31.7 ▲ 4.2 13.1 21.2
31 内川 幸太郎 13.5 4.0 ▲ 11.8 16.0 ▲ 0.6 21.1
32 室伏 理麻 72.4 62.3 ▲ 44.8 27.1 ▲ 101.9 15.1
33 犬見 武史 ▲ 4.3 8.0 37.3 36.1 ▲ 63.1 14.0
34 斉藤 智子 6.9 49.1 ▲ 6.8 ▲ 11.0 ▲ 26.2 12.0
35 柴田 弘幸 ▲ 1.9 58.7 3.3 12.4 ▲ 61.3 11.2
36 岡田 茂 17.3 ▲ 55.7 21.3 47.0 ▲ 19.9 10.0
37 戸田 誠輝 1.8 4.7 ▲ 17.8 11.8 6.1 6.6
38 中村 毅 39.4 ▲ 8.3 ▲ 1.4 ▲ 28.2 4.4 5.9
39 山田 浩之 ▲ 3.9 ▲ 26.4 ▲ 3.7 21.9 16.5 4.4
40 安藤 友一 3.6 ▲ 41.7 34.1 40.0 ▲ 35.8 0.2
41 五反地 清一郎 22.5 60.5 ▲ 43.6 ▲ 14.7 ▲ 31.6 ▲ 6.9
42 楠木 一朗 20.0 5.4 ▲ 64.5 24.5 7.5 ▲ 7.1
43 松崎 良文 41.8 8.5 ▲ 45.2 ▲ 18.4 5.9 ▲ 7.4
44 大川 哲也 18.3 ▲ 23.4 24.8 ▲ 18.0 ▲ 17.7 ▲ 16.0
45 谷岡 育夫 20.3 ▲ 1.9 ▲ 13.8 8.9 ▲ 34.2 ▲ 20.7
46 西田 修 ▲ 9.2 16.6 ▲ 8.4 ▲ 5.0 ▲ 15.2 ▲ 21.2
47 重原 聡 26.5 ▲ 15.0 ▲ 4.1 ▲ 19.0 ▲ 16.0 ▲ 27.6
48 大庭 三四郎 27.0 ▲ 41.9 2.9 25.5 ▲ 43.8 ▲ 30.3
49 古谷 知美 ▲ 29.7 58.0 ▲ 32.6 ▲ 26.2 ▲ 4.5 ▲ 35.0
50 藤原 隆弘 ▲ 51.6 10.6 11.8 ▲ 44.4 35.8 ▲ 37.8
51 江森 豊 ▲ 32.4 ▲ 57.4 ▲ 1.3 55.0 ▲ 2.2 ▲ 38.3
52 福島 清子 ▲ 43.0 5.5 ▲ 16.2 ▲ 16.0 31.4 ▲ 38.3
53 吉野 敦志 27.3 ▲ 37.5 ▲ 10.0 50.7 ▲ 76.0 ▲ 45.5
54 小針 貴司 ▲ 46.7 25.5 ▲ 29.6 ▲ 26.1 28.1 ▲ 48.8
55 伊賀 則夫 29.5 ▲ 27.3 ▲ 23.3 ▲ 25.0 ▲ 8.8 ▲ 54.9
56 斉藤 豪 ▲ 65.9 33.1 ▲ 7.0 8.4 ▲ 23.8 ▲ 55.2
57 皆川 直毅 ▲ 25.6 5.3 53.3 ▲ 46.0 ▲ 66.5 ▲ 79.5
58 杉浦 勘介 ▲ 26.8 ▲ 16.7 ▲ 19.1 4.5 ▲ 23.1 ▲ 81.2
59 田中 史孝 ▲ 10.9 ▲ 46.5 12.6 ▲ 52.1 6.0 ▲ 90.9
60 蒼井 ゆりか 9.4 21.6 ▲ 31.7 ▲ 17.7 ▲ 74.0 ▲ 92.4
61 阿部 謙一 ▲ 28.2 ▲ 23.4 1.6 ▲ 18.6 ▲ 25.7 ▲ 94.3
62 小川 尚哉 ▲ 31.4 ▲ 30.9 ▲ 22.4 32.8 ▲ 58.0 ▲ 109.9
63 清原 継光 ▲ 11.6 ▲ 18.6 ▲ 66.3 ▲ 4.7 敗退
64 森岡 貞臣 ▲ 34.4 5.1 ▲ 71.5 敗退
65 優木 美智 ▲ 3.7 ▲ 27.7 ▲ 74.5 敗退
66 冨田 久志 ▲ 63.9 ▲ 27.2 ▲ 26.6 敗退
67 大野 彩乃 ▲ 8.8 ▲ 68.1 ▲ 59.2 敗退
68 加藤 誠 ▲ 7.5 ▲ 56.9 ▲ 82.5 敗退
69 山口 大和 ▲ 64.2 ▲ 70.0 敗退

ベスト28トーナメント

1月26日(土) 12:00対局開始
会場:連盟四ツ谷道場

決勝

1月27日(日) 12:00対局開始
会場:連盟四ツ谷道場

第13期特別昇級リーグ 決勝レポート

『鳳凰位』

連盟員であれば、誰もがその頂点を志す。
そして何よりもその位を志し、焦がれている。

しかし、プロ連盟の新人が、鳳凰位に着くまでに正規昇級をずっと繰り返したとしても、最短で5年半の時間がかかってしまう。
そこで、有能な若手新人プロに、チャンスを与える機会として設けられたのが、この特別昇級リーグである。
1年目の新人が、特別昇級リーグで優勝すれば、最短3年半で鳳凰位となる事が出来る。
権利があるにも関わらず、特別昇級リーグに出ていない新人プロは是非参加して欲しい。
チャンスを手に入れるため、というのももちろんそうであるが、特別昇級リーグに出てくるプロは強い打ち手が多い。
今回の特別昇級リーグで言えば、十段位・王位・新人王・女流桜花と過去にタイトルを獲得しているプロも多数参加している。
ここでチャンスを掴む事が出来なかったとしても、この長丁場の対局を戦い抜く事は必ず自分の糧となるだろう。

第13期特別昇級リーグの決勝戦に残ったのは以下の4名。

堀内 正人(+220.7P、C1)
大木 亮典(+192.8P、C3)
羽山 真生(+167.8P、C1)
福光 聖雄(+113.8P、C3)

若手プロの中でも周囲が認める強さを持つ4人が決勝戦に残った。
しかし、この中でリーグ戦の成績をプラスにして、特別昇級権利があるのは羽山だけである。
少し寂しい気もするが、これから始まる実力者同士の白熱した戦いに、私自身も胸を躍らせた。

1回戦(起家から、大木・羽山・堀内・福光)

東3局、前日の準決勝で+110Pを叩き、一気に首位に躍り出た、堀内のミラクル3,900オールが炸裂する。

四万六万六万六万七万七万八万八万一索一索六筒六筒六筒  リーチ ツモ五万  ドラ五万

七万が2枚切れとは言え、このリーチを打てる人がどれだけ居るだろうか?
一手代わり四暗刻、もしくは三万引きの両面変化を待ちたい形である。
役ありの愚形ドラ待ちリーチを、いつもと変わらない様子で堀内は打つ。
どんな局面であろうと一寸のブレも生じない。
これが堀内の強さであり、この3,900オールを生んだのだ。

南3局、10巡目、

四万五万三索四索八索八索二筒四筒五筒五筒七筒七筒西  ドラ五筒

親番の堀内はここから二索をチー。
堀内らしい仕掛けではあるが、突き抜けたトップ目である。もう少し腰を据えても良かったか。
五索はすぐに喰い流され、その後も仕掛けてテンパイを入れるが、

四筒五筒五筒七筒七筒  チー三万四万五万  ポン八索八索八索  チー二索三索四索

テンパイ打牌の四筒が大木に捕まる。

五万五万五万四索四索三筒五筒五筒六筒七筒白白白

これが堀内にとっては手痛い6,400放銃となる。
東場は全く手にならず、我慢を重ねた大木の初アガリであった。

そして、オーラスも大木がアガリ切って、突き抜けていた堀内を大木が捲りトップ。
羽山以外の3人浮きで1回戦を終えた。
唯一特別昇級の権利がある羽山にとっては、苦しいスタートとなった。

2回戦(起家から、羽山・大木・福光・堀内)

途中まで圧勝ムードであった堀内を止めた大木か、冷静な打牌を繰り返す堀内か…という雰囲気で迎えた2回戦。事態は思わぬ方向へと流れる。

南2局、事件は福光の親番で起きる。

羽山のリーチを受けながらも、何とか押し切り福光が親番を維持する。
その粘りが生きたか、次局で7巡目に6,000オール。更には4,000オール。
それまでの加点もあり、福光が90,900点のトップ目に立つ。

その後は、沈み終了も致し方なしと、堀内と大木が局を軽く流して終了した。
この状況下であっても、当たり前の手組で軽くアガリに行く2人は間違いなく強者である。
何とか浮こうと、もがけばもがくほど、波に乗った福光に楽をさせてしまい、差をつけられてしまう事を分かっているのだ。

この特大トップで、ほぼ優勝はないだろうとされていた、4位の福光が一気に大木を捲り全体2位に上がった。

3回戦(起家から、堀内・大木・羽山・福光)

堀内と福光が大きなアガリを重ね、オーラスは2人のアガリ勝負となった。
堂々と役牌バックで仕掛けて行く堀内を横目にしても、福光は焦らず我慢を重ねて面前でリーチをぶつけに行く。

この2人の勝負の軍配は福光に上がる。
親番で3,900・7,700とアガリ福光がトップで終了した。

4回戦(起家から、福光・大木・羽山・堀内)

プロ連盟のタイトル戦規定に乗っ取り、この並び順で最終戦がスタートした。

首位を走る堀内と2位の福光は18P差。
福光が堀内を捲るためには、浮き沈みプラスαくらいの差をつけなくてはならない。
しかし、現実的に無理な数字ではない。

開局から羽山が3,000・6,000、2,000・4,000とアガリを連発する。
これが最初の半荘であれば…と本人も強く思ったに違いない。
羽山は上位争いをする2人との差が200P近い。
羽山と大木も最後まで諦めないで戦い切るが、優勝までの果てしない道のりを乗り越える事は出来なかった。

その後も、堀内らしい仕掛け・堀内らしいリーチで局を回し、最後も自らの手でアガリを決めて自分の力で優勝を勝ち取った。

しかし、優勝を決めた堀内に喜びの表情は見られない。
「リーグ戦の反省しかありません。今日優勝した事で、次回の特別昇級リーグの出場権が頂けたので、次回こそは頑張ろうと思います。」

この堀内の常に真摯な姿勢が強さの秘訣なのだろう。
私もまた同じ舞台で戦えるように、日々頑張らなくては、と強く思わされた。

2期連続で、優勝者が特別昇級の権利なしという、居た堪れない結果で終わってしまったが、堀内のブレない強さを目の当たりにした見応えのある決勝戦となった。
福光の追い上げも素晴らしかったが、それを受けても丁寧に自分の麻雀を貫き通す堀内。
今回は残念な結果とはなったが、これからも堀内は結果を積み重ねて行く事だろう。

そして、決勝戦に残った4者が皆素晴らしい打ち手である事には間違いない。
4者全員のこれからの活躍を心から願っている。

特別昇級リーグ 決勝観戦記/第13期特別昇級リーグ 決勝レポート

『鳳凰位』
連盟員であれば、誰もがその頂点を志す。
そして何よりもその位を志し、焦がれている。
しかし、プロ連盟の新人が、鳳凰位に着くまでに正規昇級をずっと繰り返したとしても、最短で5年半の時間がかかってしまう。
そこで、有能な若手新人プロに、チャンスを与える機会として設けられたのが、この特別昇級リーグである。
1年目の新人が、特別昇級リーグで優勝すれば、最短3年半で鳳凰位となる事が出来る。
権利があるにも関わらず、特別昇級リーグに出ていない新人プロは是非参加して欲しい。
チャンスを手に入れるため、というのももちろんそうであるが、特別昇級リーグに出てくるプロは強い打ち手が多い。
今回の特別昇級リーグで言えば、十段位・王位・新人王・女流桜花と過去にタイトルを獲得しているプロも多数参加している。
ここでチャンスを掴む事が出来なかったとしても、この長丁場の対局を戦い抜く事は必ず自分の糧となるだろう。
第13期特別昇級リーグの決勝戦に残ったのは以下の4名。
堀内 正人(+220.7P、C1)
大木 亮典(+192.8P、C3)
羽山 真生(+167.8P、C1)
福光 聖雄(+113.8P、C3)
若手プロの中でも周囲が認める強さを持つ4人が決勝戦に残った。
しかし、この中でリーグ戦の成績をプラスにして、特別昇級権利があるのは羽山だけである。
少し寂しい気もするが、これから始まる実力者同士の白熱した戦いに、私自身も胸を躍らせた。

1回戦(起家から、大木・羽山・堀内・福光)

東3局、前日の準決勝で+110Pを叩き、一気に首位に躍り出た、堀内のミラクル3,900オールが炸裂する。
四万六万六万六万七万七万八万八万一索一索六筒六筒六筒  リーチ ツモ五万  ドラ五万
七万が2枚切れとは言え、このリーチを打てる人がどれだけ居るだろうか?
一手代わり四暗刻、もしくは三万引きの両面変化を待ちたい形である。
役ありの愚形ドラ待ちリーチを、いつもと変わらない様子で堀内は打つ。
どんな局面であろうと一寸のブレも生じない。
これが堀内の強さであり、この3,900オールを生んだのだ。
南3局、10巡目、
四万五万三索四索八索八索二筒四筒五筒五筒七筒七筒西  ドラ五筒
親番の堀内はここから二索をチー。
堀内らしい仕掛けではあるが、突き抜けたトップ目である。もう少し腰を据えても良かったか。
五索はすぐに喰い流され、その後も仕掛けてテンパイを入れるが、
四筒五筒五筒七筒七筒  チー三万四万五万  ポン八索八索八索  チー二索三索四索
テンパイ打牌の四筒が大木に捕まる。
五万五万五万四索四索三筒五筒五筒六筒七筒白白白
これが堀内にとっては手痛い6,400放銃となる。
東場は全く手にならず、我慢を重ねた大木の初アガリであった。
そして、オーラスも大木がアガリ切って、突き抜けていた堀内を大木が捲りトップ。
羽山以外の3人浮きで1回戦を終えた。
唯一特別昇級の権利がある羽山にとっては、苦しいスタートとなった。

2回戦(起家から、羽山・大木・福光・堀内)

途中まで圧勝ムードであった堀内を止めた大木か、冷静な打牌を繰り返す堀内か…という雰囲気で迎えた2回戦。事態は思わぬ方向へと流れる。
南2局、事件は福光の親番で起きる。
羽山のリーチを受けながらも、何とか押し切り福光が親番を維持する。
その粘りが生きたか、次局で7巡目に6,000オール。更には4,000オール。
それまでの加点もあり、福光が90,900点のトップ目に立つ。
その後は、沈み終了も致し方なしと、堀内と大木が局を軽く流して終了した。
この状況下であっても、当たり前の手組で軽くアガリに行く2人は間違いなく強者である。
何とか浮こうと、もがけばもがくほど、波に乗った福光に楽をさせてしまい、差をつけられてしまう事を分かっているのだ。
この特大トップで、ほぼ優勝はないだろうとされていた、4位の福光が一気に大木を捲り全体2位に上がった。

3回戦(起家から、堀内・大木・羽山・福光)

堀内と福光が大きなアガリを重ね、オーラスは2人のアガリ勝負となった。
堂々と役牌バックで仕掛けて行く堀内を横目にしても、福光は焦らず我慢を重ねて面前でリーチをぶつけに行く。
この2人の勝負の軍配は福光に上がる。
親番で3,900・7,700とアガリ福光がトップで終了した。

4回戦(起家から、福光・大木・羽山・堀内)

プロ連盟のタイトル戦規定に乗っ取り、この並び順で最終戦がスタートした。
首位を走る堀内と2位の福光は18P差。
福光が堀内を捲るためには、浮き沈みプラスαくらいの差をつけなくてはならない。
しかし、現実的に無理な数字ではない。
開局から羽山が3,000・6,000、2,000・4,000とアガリを連発する。
これが最初の半荘であれば…と本人も強く思ったに違いない。
羽山は上位争いをする2人との差が200P近い。
羽山と大木も最後まで諦めないで戦い切るが、優勝までの果てしない道のりを乗り越える事は出来なかった。
その後も、堀内らしい仕掛け・堀内らしいリーチで局を回し、最後も自らの手でアガリを決めて自分の力で優勝を勝ち取った。
しかし、優勝を決めた堀内に喜びの表情は見られない。
「リーグ戦の反省しかありません。今日優勝した事で、次回の特別昇級リーグの出場権が頂けたので、次回こそは頑張ろうと思います。」
この堀内の常に真摯な姿勢が強さの秘訣なのだろう。
私もまた同じ舞台で戦えるように、日々頑張らなくては、と強く思わされた。
2期連続で、優勝者が特別昇級の権利なしという、居た堪れない結果で終わってしまったが、堀内のブレない強さを目の当たりにした見応えのある決勝戦となった。
福光の追い上げも素晴らしかったが、それを受けても丁寧に自分の麻雀を貫き通す堀内。
今回は残念な結果とはなったが、これからも堀内は結果を積み重ねて行く事だろう。
そして、決勝戦に残った4者が皆素晴らしい打ち手である事には間違いない。
4者全員のこれからの活躍を心から願っている。

第7期 北陸リーグ 最終節成績表

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 窪田一彦 アマ ▲ 4.7 ▲ 13.3 64.7 52.8 ▲ 8.7 90.8
2 越井信也 アマ 30.0 27.4 ▲ 19.0 7.6 23.0 69.0
3 小泉陽平 アマ 5.9 61.0 4.0 29.1 ▲ 35.9 64.1
4 森田繁基 アマ 22.9 ▲ 26.3 8.2 ▲ 9.1 60.7 56.4
5 松原健志 プロ 0.8 24.0 ▲ 2.0 30.9 ▲ 11.8 41.9
6 高村和人 アマ 0.0 15.4 ▲ 65.3 45.0 46.2 41.3
7 後藤正博 プロ ▲ 22.5 26.5 6.1 42.4 ▲ 46.5 6.0
8 森田有一 アマ 24.2 12.0 ▲ 56.6 ▲ 27.6 40.4 ▲ 7.6
9 木戸僚之 プロ ▲ 27.0 29.5 ▲ 30.7 ▲ 3.4 21.7 ▲ 9.9
10 北川光 アマ 15.4 ▲ 55.6 40.9 ▲ 19.0 0.0 ▲ 18.3
11 光岡大幸 アマ 37.7 ▲ 18.3 38.8 ▲ 54.5 ▲ 48.7 ▲ 45.0
12 濱平光朗 プロ 24.5 ▲ 34.7 ▲ 28.4 ▲ 6.7 ▲ 23.6 ▲ 68.9
13 本田朋広 プロ ▲ 39.1 29.8 ▲ 8.1 ▲ 66.4 0.1 ▲ 83.7
14 谷口真吾 アマ ▲ 69.1 ▲ 35.2 47.0 ▲ 22.1 ▲ 36.9 ▲ 116.3

決勝進出ライン:順位枠内に表示

 

決勝

順位 名前 プロ/アマ 持越点 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
1 窪田一彦 アマ 90.8 ▲ 18.0 8.4 17.0 ▲ 5.0 93.2
2 小泉陽平 アマ 64.1 20.4 ▲ 21.4 5.3 19.4 87.8
3 越井信也 アマ 69.0 8.7 ▲ 5.6 ▲ 7.6 ▲ 11.5 53.0
4 森田繁基 アマ 56.4 ▲ 11.1 18.6 ▲ 14.7 ▲ 2.9 46.3

北陸リーグ 成績表/第7期 北陸リーグ 最終節成績表

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 窪田一彦 アマ ▲ 4.7 ▲ 13.3 64.7 52.8 ▲ 8.7 90.8
2 越井信也 アマ 30.0 27.4 ▲ 19.0 7.6 23.0 69.0
3 小泉陽平 アマ 5.9 61.0 4.0 29.1 ▲ 35.9 64.1
4 森田繁基 アマ 22.9 ▲ 26.3 8.2 ▲ 9.1 60.7 56.4
5 松原健志 プロ 0.8 24.0 ▲ 2.0 30.9 ▲ 11.8 41.9
6 高村和人 アマ 0.0 15.4 ▲ 65.3 45.0 46.2 41.3
7 後藤正博 プロ ▲ 22.5 26.5 6.1 42.4 ▲ 46.5 6.0
8 森田有一 アマ 24.2 12.0 ▲ 56.6 ▲ 27.6 40.4 ▲ 7.6
9 木戸僚之 プロ ▲ 27.0 29.5 ▲ 30.7 ▲ 3.4 21.7 ▲ 9.9
10 北川光 アマ 15.4 ▲ 55.6 40.9 ▲ 19.0 0.0 ▲ 18.3
11 光岡大幸 アマ 37.7 ▲ 18.3 38.8 ▲ 54.5 ▲ 48.7 ▲ 45.0
12 濱平光朗 プロ 24.5 ▲ 34.7 ▲ 28.4 ▲ 6.7 ▲ 23.6 ▲ 68.9
13 本田朋広 プロ ▲ 39.1 29.8 ▲ 8.1 ▲ 66.4 0.1 ▲ 83.7
14 谷口真吾 アマ ▲ 69.1 ▲ 35.2 47.0 ▲ 22.1 ▲ 36.9 ▲ 116.3

決勝進出ライン:順位枠内に表示
 
決勝

順位 名前 プロ/アマ 持越点 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
1 窪田一彦 アマ 90.8 ▲ 18.0 8.4 17.0 ▲ 5.0 93.2
2 小泉陽平 アマ 64.1 20.4 ▲ 21.4 5.3 19.4 87.8
3 越井信也 アマ 69.0 8.7 ▲ 5.6 ▲ 7.6 ▲ 11.5 53.0
4 森田繁基 アマ 56.4 ▲ 11.1 18.6 ▲ 14.7 ▲ 2.9 46.3

第13期特別昇級リーグ 最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 合計
1 堀内 正人 ▲ 41.4 60.2 50.7 44.3 ▲ 77.1 67.1 116.9 21.4 242.1
2 福光 聖雄 ▲ 21.2 ▲ 19.1 19.9 60.8 80.7 34.0 ▲ 41.3 89.4 203.2
3 大木 亮典 15.7 9.8 6.5 18.8 72.9 95.1 ▲ 26.0 ▲ 38.2 154.6
4 羽山 真生 46.0 50.3 32.7 11.9 47.8 6.7 ▲ 27.6 ▲ 72.6 95.2
5 加藤 博己 ▲ 44.6 75.3 12.5 ▲ 2.9 34.1 27.6 9.6 敗退
6 伊藤 大輔 14.2 ▲ 20.9 ▲ 26.4 58.0 ▲ 59.9 29.8 57.7 敗退
7 高橋 信夫 54.9 48.8 ▲ 67.6 62.1 ▲ 55.6 7.8 ▲ 57.7 敗退
8 魚谷 侑未 ▲ 20.7 ▲ 34.4 39.5 21.2 27.8 ▲ 56.6 ▲ 31.6 敗退
9 嶋村 泰之 ▲ 11.9 ▲ 21.0 56.6 ▲ 27.1 ▲ 8.6 ▲ 52.4 敗退
10 大竹 昌之 ▲ 1.6 ▲ 7.0 ▲ 30.1 ▲ 23.0 ▲ 22.0 ▲ 17.2 敗退
11 小松 武蔵 15.3 20.6 2.7 ▲ 52.3 ▲ 8.7 ▲ 91.4 敗退
12 儀間 翔 28.3 ▲ 42.6 ▲ 29.2 4.7 ▲ 31.4 ▲ 50.5 敗退
13 高沢 智 ▲ 0.4 18.9 ▲ 59.7 ▲ 53.8 敗退
14 徳永 翔 ▲ 7.2 ▲ 24.2 ▲ 3.5 ▲ 124.7 敗退
15 小笠原 奈央 ▲ 8.3 ▲ 27.4 ▲ 67.9 敗退
16 加藤 誠 ▲ 18.1 ▲ 89.3 敗退

優勝:B2リーグ昇級 準優勝:C1リーグ昇級   3位:C2リーグ昇級 
特別昇級権利獲得者 (青字で表示) 

特別昇級リーグ 成績表/第13期特別昇級リーグ 最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 合計
1 堀内 正人 ▲ 41.4 60.2 50.7 44.3 ▲ 77.1 67.1 116.9 21.4 242.1
2 福光 聖雄 ▲ 21.2 ▲ 19.1 19.9 60.8 80.7 34.0 ▲ 41.3 89.4 203.2
3 大木 亮典 15.7 9.8 6.5 18.8 72.9 95.1 ▲ 26.0 ▲ 38.2 154.6
4 羽山 真生 46.0 50.3 32.7 11.9 47.8 6.7 ▲ 27.6 ▲ 72.6 95.2
5 加藤 博己 ▲ 44.6 75.3 12.5 ▲ 2.9 34.1 27.6 9.6 敗退
6 伊藤 大輔 14.2 ▲ 20.9 ▲ 26.4 58.0 ▲ 59.9 29.8 57.7 敗退
7 高橋 信夫 54.9 48.8 ▲ 67.6 62.1 ▲ 55.6 7.8 ▲ 57.7 敗退
8 魚谷 侑未 ▲ 20.7 ▲ 34.4 39.5 21.2 27.8 ▲ 56.6 ▲ 31.6 敗退
9 嶋村 泰之 ▲ 11.9 ▲ 21.0 56.6 ▲ 27.1 ▲ 8.6 ▲ 52.4 敗退
10 大竹 昌之 ▲ 1.6 ▲ 7.0 ▲ 30.1 ▲ 23.0 ▲ 22.0 ▲ 17.2 敗退
11 小松 武蔵 15.3 20.6 2.7 ▲ 52.3 ▲ 8.7 ▲ 91.4 敗退
12 儀間 翔 28.3 ▲ 42.6 ▲ 29.2 4.7 ▲ 31.4 ▲ 50.5 敗退
13 高沢 智 ▲ 0.4 18.9 ▲ 59.7 ▲ 53.8 敗退
14 徳永 翔 ▲ 7.2 ▲ 24.2 ▲ 3.5 ▲ 124.7 敗退
15 小笠原 奈央 ▲ 8.3 ▲ 27.4 ▲ 67.9 敗退
16 加藤 誠 ▲ 18.1 ▲ 89.3 敗退

優勝:B2リーグ昇級 準優勝:C1リーグ昇級   3位:C2リーグ昇級 
特別昇級権利獲得者 (青字で表示) 

第18回ファン感謝祭

フォトギャラリー/第18回ファン感謝祭

第29期(後期プロテスト) 募集開始!

日本プロ麻雀連盟インフォメーション

・第29期後期プロテスト 2/1募集開始 概要はこちら 1/31掲載

連盟インフォメーション/第29期(後期プロテスト) 募集開始!

日本プロ麻雀連盟インフォメーション

・第29期後期プロテスト 2/1募集開始 概要はこちら 1/31掲載

第29期プロリーグ A1 最終節レポート

29_a_10_08 29_a_10_09
29_a_10_10

A1リーグレポート:藤原隆弘

年明け早々の1月12日、プロリーグ最終節が行われた。
第29期となる今期も、ついに長い闘いの决着がついた。

各リーグ、悲喜交々結果は出たが、やはり最注目はA1である。
昨年度、2度目の鳳凰位に就いた荒正義に挑戦する3名は、9節目までのポイント差が大きく、何の事件も起こらぬまま、危なげなく上位の3人でそのまま決まった。

3位の前原だけは、マイナスすると逆転される可能性もあったのだが、初戦から2着、トップでポイント差を広げ、前半2回で大勢が决して残りは消化ゲームになってしまった。
それだけ今期はこの3人が安定した強い闘いをしてきたということで、3人合わせて約560Pプラス。
他は全員マイナスなのだから、文句のつけようのない勝ちっぷりであり、現状最強の挑戦者が揃ったと言えよう。

昨期2度目の鳳凰位に返り咲いた荒は、11回目の决定戦、過去2度優勝の前原に至っては、なんとこの20年間で12回目の决定戦、荒と前原が决定戦でぶつかるのは13年ぶり5回目となる。

長年に渡って鳳凰戦の歴史を築いてきた2人の対決も見ものだが、昨年は荒に三連覇を阻まれたが、十段は連覇、ここ数年で連盟最強のエースにのし上がってきた瀬戸熊が、前人未踏の2回目の十段との併冠となる期待も大きい。

A1は3年目で、初の决定戦となる藤崎。
守備型ながら、十段位など多くのタイトルを持つ実力者であり、今期は開幕からずっとA1の首位を走ってきた。極めて強力な3人を相手に、どんな闘いぶりを観せてくれるかが楽しみだ。

今回决定戦に残った4人合わせて、獲得タイトル数は30個以上、まさに№1を決めるにふさわしいベストメンバーの闘いとなった。

2月9日から、2週にわたり生放送で観戦できる。是非お見逃しなく!

さて、もう1つ注目の闘いがありました。A1からの降級者が決まる最下位卓です。
毎年最終節は、下位4名の直接対決。負ければA1リーガーでなくなる経験した者にしか解らない、重く澱んだ独特のプレッシャーは何とも言えません。

今期は特に4者が大接戦となったため、余程のことがない限りこの卓で負けた2人が落ちます。
そんな重苦しい雰囲気の中、1回戦は誰も先に脱落したくないので、どうしても慎重になりヤミテンや流局が多くなります。
小場で進んだ南2局、トップ目の親の右田が、7巡目にチーテンのタンヤオドラ2のテンパイ。

二万二万六索七索八索二筒三筒四筒七筒七筒  チー三筒四筒五筒  ドラ三筒

小場ながら、ラス目の展開に焦ったか、南家のダンプがクイタンのみの1シャンテンで仕掛け返して放銃。
これでトップとラスが決まった。他の2人も浮いて、ダンプは手痛い1人沈みのラスで最下位まで落ちた。

1回戦終了時トータル
右田▲75.7
望月▲93.8
石渡▲112.7
ダンプ▲116.0

2回戦はダンプが怒ったように火事場のクソ力を見せ、特大の1人浮きトップを取り右田がラス。

2回戦終了時トータル
ダンプ▲70.5
望月▲96.1
右田▲101.7
石渡▲129.9

ここでダンプがかなり有位に立ったのだが、3回戦でまたラスを食い展開を面白くしてくれる。

3回戦終了時トータル
望月▲67.7
ダンプ▲96.3
右田▲115.4
石渡▲118,8

元鳳凰位の望月は、下位に居ながらも决定戦を諦めない闘いをしてきたために、ギアチェンジが大幅に遅れて降級ポジションまで落ちたが、流石に残留一本に絞ると手堅いゲーム回しで進め、3回戦のトップでほぼ安全圏に立った。最終戦で余程大きなラスを引かない限り2人に抜かれることは無い。

右田と石渡の的はダンプで、ダンプを沈めてトップを取った方が助かる。
望月がトップならダンプをラスにしての浮き2着だ。

いよいよ運命の最終戦、起家の右田が軽く2,600オールを決め、次局はダブルリーチを望月から出アガリ好スタート。これでまた焦ったのか、東2局、親のダンプが3巡目に合わせて打たれた中をこんな形から2鳴き。

二万三万三万七万四筒六筒八筒八筒九筒西北中中  ドラ南

続けて八筒もポンしたところで、南家の石渡からリーチ。
ダンプは2フーロした手前、止む無く突っ込んで自業自得の5,200放銃。
これでラス目に落ちたダンプが、トータルでも最下位となり、右田か石渡の争いとなったかに見えた。
そして南入。

南1局、親の右田は40,700点持ちの1人浮き、

四万五万七万九万一索二索一筒二筒三筒六筒南中中  ドラ九万

この手から5巡目の中をイチ鳴きすると、ダンプに絶好のカン二万が入ってリーチ。

一万二万三万六万六万六万七万八万九万二索三索六索六索  リーチ

直ぐに一索をツモって、持ち点を27,100まで回復し原点復帰に光が射した。
東場のダンプの中ポンも、この局の右田の中ポンも墓穴を掘った。
2人とも降級のプレッシャーで焦ったためであり、普段のフォームでは無いと信じたい。

残留まであと一息となったダンプの親は、石渡が1,000点で捌いてラス前の親番にかける。
このまま終われば右田の勝ち、トップを捲れば石渡の勝ち、原点に戻せばダンプの勝ちだが、麻雀の神様はダンプを選んだようだ。ダンプの貰った配牌がこれ。

三万四万五万三筒三筒四筒四筒七筒七筒七筒西西中  ドラ七索

第一ツモがドラの七索で打中。2巡目に五筒ツモでテンパイ、

三万四万五万七索三筒三筒四筒四筒五筒七筒七筒七筒西西

ドラ切りリーチして五筒ツモなら30,100点で原点復帰となるが、ここで焦ってリーチをかけていたら落ちていただろう。ダンプは冷静に西切りでテンパイ取らずとすると、五索六索と引いて5巡目リーチ。

三万四万五万五索六索七索三筒三筒四筒四筒五筒七筒七筒  リーチ

これなら文句無し、10巡重苦しいツモ切りが続いたが、16巡目に安目ながら二筒で起死回生の満貫ツモ!
今期も土壇場で逆転残留を手繰り寄せた。

オーラスは、右田が跳満ツモかダンプを沈める4,500点以上の直撃、望月からなら跳満直撃。
石渡は、ダンプから跳満直撃か三倍満ツモか望月からなら倍満直撃とかなり苦しい条件で、そのまま流局で終了し、石渡と右田が無念の降級となった。

石渡も右田もA2に落ちれば昇級候補の1人。
気持ちを切り替え、もうひと回りスキルアップして、早いA1復帰を果たしてもらいたい。

A1最年少のダンプ、また今年も生き残れて良かったね、だが、昨年A1入りしてから年中降級争いばかりしているのでは情けない。
来期こそ、决定戦争いに参加できるよう頑張らねば、第34期王位の肩書きが泣くぞ。

今期はB2という恥ずかしい位置まで落ちながらも、編集部の依頼を受け、やや上から目線で辛口気味のA1リーグレポートを連載させて頂きました。読んで頂いた皆さん最後までお付き合い有難うございました。

A1選手の皆さんも、時には少しムカつく表現もあったかと思いますが、それもひとえにA1のいやプロ連盟の麻雀レベルを日々向上させ、鳳凰戦というステージのステータスをもっともっと全員で高めて行ってほしいという気持ちからのものであります。御理解と御容赦願います。

私自身は、最終戦のオーラス最後の最後に逆転されて、超悔しい次点でのB2リーグ停滞となりました・・・「偉そうにA1レポート書いていたくせに弱いじゃないか(涙)」

私は来期もB2からのスタート(鳳凰位遠いなあ~)で、最年長鳳凰位を目指しますが、63歳でA1に復期した古川さんや、トップで頑張っている伊藤さんや荒さんの姿を見ていると、萎えそうになる気持ちに元気をもらえます。

連盟員のみなさんも、明日の鳳凰位を目指してまた4月から一歩一歩頑張りましょう!
そして、ファンの皆様方今後もまた熱い応援宜しくお願いします!

鳳凰位決定戦は2月9日(土)10日(日)16日(土)17日(日)ニコ生にて配信予定です。

現鳳凰位:荒正義 vs 藤崎智 vs 瀬戸熊直樹 vs 前原雄大

29_a_10_05 29_a_10_06 29_a_10_04 29_a_10_07

是非お楽しみに♪

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第29期プロリーグ A1 最終節レポート

29_a_10_08 29_a_10_09
29_a_10_10

A1リーグレポート:藤原隆弘
年明け早々の1月12日、プロリーグ最終節が行われた。
第29期となる今期も、ついに長い闘いの决着がついた。
各リーグ、悲喜交々結果は出たが、やはり最注目はA1である。
昨年度、2度目の鳳凰位に就いた荒正義に挑戦する3名は、9節目までのポイント差が大きく、何の事件も起こらぬまま、危なげなく上位の3人でそのまま決まった。
3位の前原だけは、マイナスすると逆転される可能性もあったのだが、初戦から2着、トップでポイント差を広げ、前半2回で大勢が决して残りは消化ゲームになってしまった。
それだけ今期はこの3人が安定した強い闘いをしてきたということで、3人合わせて約560Pプラス。
他は全員マイナスなのだから、文句のつけようのない勝ちっぷりであり、現状最強の挑戦者が揃ったと言えよう。
昨期2度目の鳳凰位に返り咲いた荒は、11回目の决定戦、過去2度優勝の前原に至っては、なんとこの20年間で12回目の决定戦、荒と前原が决定戦でぶつかるのは13年ぶり5回目となる。
長年に渡って鳳凰戦の歴史を築いてきた2人の対決も見ものだが、昨年は荒に三連覇を阻まれたが、十段は連覇、ここ数年で連盟最強のエースにのし上がってきた瀬戸熊が、前人未踏の2回目の十段との併冠となる期待も大きい。
A1は3年目で、初の决定戦となる藤崎。
守備型ながら、十段位など多くのタイトルを持つ実力者であり、今期は開幕からずっとA1の首位を走ってきた。極めて強力な3人を相手に、どんな闘いぶりを観せてくれるかが楽しみだ。
今回决定戦に残った4人合わせて、獲得タイトル数は30個以上、まさに№1を決めるにふさわしいベストメンバーの闘いとなった。
2月9日から、2週にわたり生放送で観戦できる。是非お見逃しなく!
さて、もう1つ注目の闘いがありました。A1からの降級者が決まる最下位卓です。
毎年最終節は、下位4名の直接対決。負ければA1リーガーでなくなる経験した者にしか解らない、重く澱んだ独特のプレッシャーは何とも言えません。
今期は特に4者が大接戦となったため、余程のことがない限りこの卓で負けた2人が落ちます。
そんな重苦しい雰囲気の中、1回戦は誰も先に脱落したくないので、どうしても慎重になりヤミテンや流局が多くなります。
小場で進んだ南2局、トップ目の親の右田が、7巡目にチーテンのタンヤオドラ2のテンパイ。
二万二万六索七索八索二筒三筒四筒七筒七筒  チー三筒四筒五筒  ドラ三筒
小場ながら、ラス目の展開に焦ったか、南家のダンプがクイタンのみの1シャンテンで仕掛け返して放銃。
これでトップとラスが決まった。他の2人も浮いて、ダンプは手痛い1人沈みのラスで最下位まで落ちた。
1回戦終了時トータル
右田▲75.7
望月▲93.8
石渡▲112.7
ダンプ▲116.0
2回戦はダンプが怒ったように火事場のクソ力を見せ、特大の1人浮きトップを取り右田がラス。
2回戦終了時トータル
ダンプ▲70.5
望月▲96.1
右田▲101.7
石渡▲129.9
ここでダンプがかなり有位に立ったのだが、3回戦でまたラスを食い展開を面白くしてくれる。
3回戦終了時トータル
望月▲67.7
ダンプ▲96.3
右田▲115.4
石渡▲118,8
元鳳凰位の望月は、下位に居ながらも决定戦を諦めない闘いをしてきたために、ギアチェンジが大幅に遅れて降級ポジションまで落ちたが、流石に残留一本に絞ると手堅いゲーム回しで進め、3回戦のトップでほぼ安全圏に立った。最終戦で余程大きなラスを引かない限り2人に抜かれることは無い。
右田と石渡の的はダンプで、ダンプを沈めてトップを取った方が助かる。
望月がトップならダンプをラスにしての浮き2着だ。
いよいよ運命の最終戦、起家の右田が軽く2,600オールを決め、次局はダブルリーチを望月から出アガリ好スタート。これでまた焦ったのか、東2局、親のダンプが3巡目に合わせて打たれた中をこんな形から2鳴き。
二万三万三万七万四筒六筒八筒八筒九筒西北中中  ドラ南
続けて八筒もポンしたところで、南家の石渡からリーチ。
ダンプは2フーロした手前、止む無く突っ込んで自業自得の5,200放銃。
これでラス目に落ちたダンプが、トータルでも最下位となり、右田か石渡の争いとなったかに見えた。
そして南入。
南1局、親の右田は40,700点持ちの1人浮き、
四万五万七万九万一索二索一筒二筒三筒六筒南中中  ドラ九万
この手から5巡目の中をイチ鳴きすると、ダンプに絶好のカン二万が入ってリーチ。
一万二万三万六万六万六万七万八万九万二索三索六索六索  リーチ
直ぐに一索をツモって、持ち点を27,100まで回復し原点復帰に光が射した。
東場のダンプの中ポンも、この局の右田の中ポンも墓穴を掘った。
2人とも降級のプレッシャーで焦ったためであり、普段のフォームでは無いと信じたい。
残留まであと一息となったダンプの親は、石渡が1,000点で捌いてラス前の親番にかける。
このまま終われば右田の勝ち、トップを捲れば石渡の勝ち、原点に戻せばダンプの勝ちだが、麻雀の神様はダンプを選んだようだ。ダンプの貰った配牌がこれ。
三万四万五万三筒三筒四筒四筒七筒七筒七筒西西中  ドラ七索
第一ツモがドラの七索で打中。2巡目に五筒ツモでテンパイ、
三万四万五万七索三筒三筒四筒四筒五筒七筒七筒七筒西西
ドラ切りリーチして五筒ツモなら30,100点で原点復帰となるが、ここで焦ってリーチをかけていたら落ちていただろう。ダンプは冷静に西切りでテンパイ取らずとすると、五索六索と引いて5巡目リーチ。
三万四万五万五索六索七索三筒三筒四筒四筒五筒七筒七筒  リーチ
これなら文句無し、10巡重苦しいツモ切りが続いたが、16巡目に安目ながら二筒で起死回生の満貫ツモ!
今期も土壇場で逆転残留を手繰り寄せた。
オーラスは、右田が跳満ツモかダンプを沈める4,500点以上の直撃、望月からなら跳満直撃。
石渡は、ダンプから跳満直撃か三倍満ツモか望月からなら倍満直撃とかなり苦しい条件で、そのまま流局で終了し、石渡と右田が無念の降級となった。
石渡も右田もA2に落ちれば昇級候補の1人。
気持ちを切り替え、もうひと回りスキルアップして、早いA1復帰を果たしてもらいたい。
A1最年少のダンプ、また今年も生き残れて良かったね、だが、昨年A1入りしてから年中降級争いばかりしているのでは情けない。
来期こそ、决定戦争いに参加できるよう頑張らねば、第34期王位の肩書きが泣くぞ。
今期はB2という恥ずかしい位置まで落ちながらも、編集部の依頼を受け、やや上から目線で辛口気味のA1リーグレポートを連載させて頂きました。読んで頂いた皆さん最後までお付き合い有難うございました。
A1選手の皆さんも、時には少しムカつく表現もあったかと思いますが、それもひとえにA1のいやプロ連盟の麻雀レベルを日々向上させ、鳳凰戦というステージのステータスをもっともっと全員で高めて行ってほしいという気持ちからのものであります。御理解と御容赦願います。
私自身は、最終戦のオーラス最後の最後に逆転されて、超悔しい次点でのB2リーグ停滞となりました・・・「偉そうにA1レポート書いていたくせに弱いじゃないか(涙)」
私は来期もB2からのスタート(鳳凰位遠いなあ~)で、最年長鳳凰位を目指しますが、63歳でA1に復期した古川さんや、トップで頑張っている伊藤さんや荒さんの姿を見ていると、萎えそうになる気持ちに元気をもらえます。
連盟員のみなさんも、明日の鳳凰位を目指してまた4月から一歩一歩頑張りましょう!
そして、ファンの皆様方今後もまた熱い応援宜しくお願いします!
鳳凰位決定戦は2月9日(土)10日(日)16日(土)17日(日)ニコ生にて配信予定です。
現鳳凰位:荒正義 vs 藤崎智 vs 瀬戸熊直樹 vs 前原雄大

29_a_10_05 29_a_10_06 29_a_10_04 29_a_10_07

是非お楽しみに♪

第29期プロリーグ A2 最終節レポート

29_a2_10_01_per100_ktaiwidth110 29_a2_10_01_per100_ktaiwidth110
29_a2_10_01_per100_ktaiwidth110 29_a2_10_01_per100_ktaiwidth110

「A1リーグの麻雀が良く解らない」
若手のプロからよく聞く言葉である。
その言葉の意味する処が、当事者である私には解らなかった。

この1年間、A2リーグを観戦して何となくではあるが、その言わんとすることがわかったように思える。
滝沢和典が降級した理由や、第1節レポートで記した中で、古川孝次に1票も票が入らなかったことも。

自分の手牌を中心に手を組んでいくことは麻雀の基本である。
そのことはリーグに関係ない。
ただ、上位のリーグになればなるほど、結果を残し続けるためには対応力が求められる。
何しろ相手は3人いるわけだから、常に自分の手牌を中心に戦っていけるはずもない。

滝沢の降級は対応し過ぎが敗因の1つだろうし、古川孝次に票が入らなかったのも、古川の適切すぎる対応力を軽く見ていたからだろう。
私がアンケートを施行したのは、A2リガーの意識調査と麻雀力を知りたかったためである。

最終節の採譜卓は、古川孝次、猿川真寿、黒沢咲、四柳弘樹。
トータルポイント上、首位を走る猿川を捉えることは難しい。
ならば、黒沢、四柳共に意識すべきことは、まず古川に点棒を持たせないことが大きなテーマであることは間違いない。

特に、初戦は自分が沈んでも古川だけにはプラスさせてはならない。
古川も人の子である。初戦沈めば焦りが必ず生じ、つけ入る隙も生まれる。
ところが、実戦では古川のアガリから始まってしまう。

四万五万二索二索三索四索五索五筒六筒七筒  ポン白白白  ドラ二索

9巡目とは言え、普段から仕掛けの多い古川だから、放銃した黒沢を責めるのは酷か。

黒沢
八万九万六索六索七索八索九索四筒四筒六筒七筒八筒九筒

ここからのツモ切りの六万の放銃であった。
次局は四柳の3巡目リーチ。

二万三万四万七筒八筒八筒九筒九筒発発中中中  リーチ  ドラ二筒

このリーチに真っ向から向かって行ったのが古川。
普段、放銃を嫌う古川が攻め返すからには、ここが勝負処と踏んだのであろうと観戦子は見ていた。
実は、古川は四柳より先にテンパイしていたのである。

一万一万六万七万八万一筒二筒三筒五筒六筒東東東

この時点で四筒が4枚、七筒が3枚山に眠っていた。
この四筒七筒が全て黒沢に吸い込まれていく。四筒3枚、七筒2枚が交互に黒沢のもとへ。
残されたのは四筒七筒共に1枚ずつである。そして、最後の四筒が四柳の元に訪れた。

「ロン7,700」

低く、そして重い古川の声が上がった。
古川の長い親が落ちたら、今度は猿川のさらに長い連荘が始まった。

結局、この半荘1時間20分ほど掛かっているが、そのほとんどが古川と猿川のための時間だった。
A2の対局前の僅かな時間に、荒、滝沢、佐々木で食事をした。

「やはり、古川さんになるんだろうな」

ボソッと呟くような滝沢の言葉が印象深い。遡れば5月、

「古川さんの精神力はすごいものがありますね。ぼくの本命は古川さんです」

瀬戸熊十段の言葉も頭をよぎった。

大切なのは眼である。
麻雀を見る眼であり、打ち手の能力を見つけ客観的に観る眼である。
これだけは誰に学ぶでもなく自分で養っていくしかない。
これも打ち手の大切な能力である。

初戦が終わり、古川+17.7P、猿川+49.2P、四柳▲30.2P、黒沢▲36.7P。

四柳、黒沢だけでなく、勝又、板川も沈み、追う側にとっては絶望的な点差がまた開き、追われる側にとっては楽な展開となった。

黒沢は好い打ち手ではあるが、惜しむらくはやはり前節の纏め方だろう。
そういうことを記せばキリがないのだが、数節前、黒沢はアクシデントで鼓膜を破り、そんな中でも大幅にプラスポイントを叩き出した。それを知っているだけに惜しまれてならない。

四柳は人として実直すぎる。
その誠実さが四柳をA2までのぼらせたのだろうが、プラスアルファの何かを身に着けるべき時期にやってきているように思えてならない。

降級争いも熾烈を極めた。
3回戦終了時
10位・遠藤啓太▲14.9P
11位・山井弘▲45.0P
12位・山田浩之▲47.8P
13位・金子貴行▲58.9P
14位・老月貴紀▲99.1P
15位・中村毅 ▲206.8P
16位・吉田直 ▲251.9P
下位4名が降級である。

3回戦が一番早く終わったのが山井、山田の卓。
この時点で、金子が+64.2Pと11.2Pの特大トップを含む2連勝を決め、降級争い、ある意味悲惨な戦いは混沌を極めていた。

「今季だけは3回戦で終わりにならないかな」

山井が近寄り冗談めいた言葉を呟く。
金子の卓が終わっていないので、ボーダーの山田との差がわずか、2.8Pだったのである。
山井の冗談が出るほどの源は、前節の山井のコメントを読んでいただきたい。
山井は遠の昔に降級の肚を括っていたし、落ちたら、そこから、また鳳凰を目指すだけのことと割り切れていたのである。結果は、山井も山田も降級を免れた。

残念ながら降級した4名の方に伝えたいことがある。

貴方達には残された時間は充分にあるということである。
鳳凰への道を1年遠回りした、くらいの気持ちを抱いて欲しい。
やるべきことをやり、苦しむことが肝要だと私は思う。
苦しい時間が人を成長させることは間違いのないことなのだから。
私を含め、荒正義なども残された時間は本当に少ない。
荒さんはA1を落ちたらリーグ戦から身を退くと公言して憚らない。
それは、一にも二にも残された時間がないからに他ならない。

 

「今、A1復帰の切符を手に入れてホッとしている。
思えば第4節で首位に立ってから、今期昇級出来なければ、この先復帰はないと自分を追い詰めていった。
その結果、いい形になったと考える。そして、自分なりの麻雀が打てたと述懐する。
私は30年以上、連盟で麻雀を打ってきたが、勝つ負けるは運が大いに左右するとつくづく思うのである。
リーグ戦(4回戦)の戦いの中で、1戦目の出だしがものすごく大切であることを最近になって感じるようになったのである。(遅い!)

最終節の組み合わせ、猿川、古川、黒沢、四柳の中で、トータルトップを取らなければ昇級出来ないと思って、猿川を抜くつもりで優勝宣言を心に誓って勝負に望んだのである。

1回戦目、東1局、親の私が黒沢から5,800点、1本場、四柳から7,700点をアガリ、おっ、ロケットスタートと思いきや、ちょっとしたミスから、その間隙をぬって、猿川に流れを持って行かれ、そこから方針を変え、黒沢、四柳を押さえ込む作戦に変わった。
3回戦目が終わり、2位の私と3、4、5着の差が、80P近く、余裕を持って、4回戦目を戦ったのである。
それにしても猿川プロは強い。私は放銃は極力避けて、廻って手作りをしていくタイプであるが、猿川プロは放銃もちゃんと計算して麻雀を打っている。私とは真逆な雀風。

今期は覚悟をしてA2で戦ってきた。2年間のA2での戦いは良い勉強になったと思います。
さて、A1への復帰と相なりましたが、望月君も残留となり、久しぶりのA1の空気を満喫させていただきます。A1への抱負を言わせてもらいますと、やはり鳳凰戦の決勝戦の切符を手に入れ、思う存分戦いたいと思います。体力的に若い人には負けるが、精神力でもって残り少ない時間をA1で昇華したい。
A1の皆様、よろしくお願いします。」

古川孝次

 

「今節が終わって、無事に終わってよかったという安心感と、来期からの期待感の両方で気持ちがいっぱいです。今節はとにかく1回戦を浮きで終わろうというのが目標でした。沈みで終わると、まだまだ大丈夫という気持ちもあるのですが、それ以上に焦りも生まれると思ったからです。直対でも上下100ポイントぐらいといわれていますが、巷の麻雀みたくトビ終了もないので、1半荘で100ポイントぐらい浮く時もなくはないので、ポイント差があっても正直有利なだけで、安心感は全くありませんでした。
今期全体の感想としては、いい部分と悪い部分がはっきり成績にでたなと思います。
いい部分は「加点」だと自分は思っています。独自の態勢の作り方がうまくいって、大トップがたくさん取れました。悪い部分は【すべての部分のメンタルの弱さ】だと思います。
今期の目標は【小手先の技術に頼らない】と決めていましたが、そう簡単に直らなく、劣勢になった時に、自滅して失点を増やしてしまった事がしばしばありました。
最後に、来期の目標は【決定戦に残ること】です。5節までは、通用するかはわかりませんが、自分らしく攻めようと思っています。」

猿川真寿

 

最後に、拙い私の文に傷ついた打ち手の方もいらっしゃるかと思います。
この場を借りて改めてお詫び申し上げると共に、読んでくださった方々に御礼申し上げる。

前原雄大

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第29期プロリーグ A2 最終節レポート

29_a2_10_01_per100_ktaiwidth110 29_a2_10_01_per100_ktaiwidth110
29_a2_10_01_per100_ktaiwidth110 29_a2_10_01_per100_ktaiwidth110

「A1リーグの麻雀が良く解らない」
若手のプロからよく聞く言葉である。
その言葉の意味する処が、当事者である私には解らなかった。
この1年間、A2リーグを観戦して何となくではあるが、その言わんとすることがわかったように思える。
滝沢和典が降級した理由や、第1節レポートで記した中で、古川孝次に1票も票が入らなかったことも。
自分の手牌を中心に手を組んでいくことは麻雀の基本である。
そのことはリーグに関係ない。
ただ、上位のリーグになればなるほど、結果を残し続けるためには対応力が求められる。
何しろ相手は3人いるわけだから、常に自分の手牌を中心に戦っていけるはずもない。
滝沢の降級は対応し過ぎが敗因の1つだろうし、古川孝次に票が入らなかったのも、古川の適切すぎる対応力を軽く見ていたからだろう。
私がアンケートを施行したのは、A2リガーの意識調査と麻雀力を知りたかったためである。
最終節の採譜卓は、古川孝次、猿川真寿、黒沢咲、四柳弘樹。
トータルポイント上、首位を走る猿川を捉えることは難しい。
ならば、黒沢、四柳共に意識すべきことは、まず古川に点棒を持たせないことが大きなテーマであることは間違いない。
特に、初戦は自分が沈んでも古川だけにはプラスさせてはならない。
古川も人の子である。初戦沈めば焦りが必ず生じ、つけ入る隙も生まれる。
ところが、実戦では古川のアガリから始まってしまう。
四万五万二索二索三索四索五索五筒六筒七筒  ポン白白白  ドラ二索
9巡目とは言え、普段から仕掛けの多い古川だから、放銃した黒沢を責めるのは酷か。
黒沢
八万九万六索六索七索八索九索四筒四筒六筒七筒八筒九筒
ここからのツモ切りの六万の放銃であった。
次局は四柳の3巡目リーチ。
二万三万四万七筒八筒八筒九筒九筒発発中中中  リーチ  ドラ二筒
このリーチに真っ向から向かって行ったのが古川。
普段、放銃を嫌う古川が攻め返すからには、ここが勝負処と踏んだのであろうと観戦子は見ていた。
実は、古川は四柳より先にテンパイしていたのである。
一万一万六万七万八万一筒二筒三筒五筒六筒東東東
この時点で四筒が4枚、七筒が3枚山に眠っていた。
この四筒七筒が全て黒沢に吸い込まれていく。四筒3枚、七筒2枚が交互に黒沢のもとへ。
残されたのは四筒七筒共に1枚ずつである。そして、最後の四筒が四柳の元に訪れた。
「ロン7,700」
低く、そして重い古川の声が上がった。
古川の長い親が落ちたら、今度は猿川のさらに長い連荘が始まった。
結局、この半荘1時間20分ほど掛かっているが、そのほとんどが古川と猿川のための時間だった。
A2の対局前の僅かな時間に、荒、滝沢、佐々木で食事をした。
「やはり、古川さんになるんだろうな」
ボソッと呟くような滝沢の言葉が印象深い。遡れば5月、
「古川さんの精神力はすごいものがありますね。ぼくの本命は古川さんです」
瀬戸熊十段の言葉も頭をよぎった。
大切なのは眼である。
麻雀を見る眼であり、打ち手の能力を見つけ客観的に観る眼である。
これだけは誰に学ぶでもなく自分で養っていくしかない。
これも打ち手の大切な能力である。
初戦が終わり、古川+17.7P、猿川+49.2P、四柳▲30.2P、黒沢▲36.7P。
四柳、黒沢だけでなく、勝又、板川も沈み、追う側にとっては絶望的な点差がまた開き、追われる側にとっては楽な展開となった。
黒沢は好い打ち手ではあるが、惜しむらくはやはり前節の纏め方だろう。
そういうことを記せばキリがないのだが、数節前、黒沢はアクシデントで鼓膜を破り、そんな中でも大幅にプラスポイントを叩き出した。それを知っているだけに惜しまれてならない。
四柳は人として実直すぎる。
その誠実さが四柳をA2までのぼらせたのだろうが、プラスアルファの何かを身に着けるべき時期にやってきているように思えてならない。
降級争いも熾烈を極めた。
3回戦終了時
10位・遠藤啓太▲14.9P
11位・山井弘▲45.0P
12位・山田浩之▲47.8P
13位・金子貴行▲58.9P
14位・老月貴紀▲99.1P
15位・中村毅 ▲206.8P
16位・吉田直 ▲251.9P
下位4名が降級である。
3回戦が一番早く終わったのが山井、山田の卓。
この時点で、金子が+64.2Pと11.2Pの特大トップを含む2連勝を決め、降級争い、ある意味悲惨な戦いは混沌を極めていた。
「今季だけは3回戦で終わりにならないかな」
山井が近寄り冗談めいた言葉を呟く。
金子の卓が終わっていないので、ボーダーの山田との差がわずか、2.8Pだったのである。
山井の冗談が出るほどの源は、前節の山井のコメントを読んでいただきたい。
山井は遠の昔に降級の肚を括っていたし、落ちたら、そこから、また鳳凰を目指すだけのことと割り切れていたのである。結果は、山井も山田も降級を免れた。
残念ながら降級した4名の方に伝えたいことがある。
貴方達には残された時間は充分にあるということである。
鳳凰への道を1年遠回りした、くらいの気持ちを抱いて欲しい。
やるべきことをやり、苦しむことが肝要だと私は思う。
苦しい時間が人を成長させることは間違いのないことなのだから。
私を含め、荒正義なども残された時間は本当に少ない。
荒さんはA1を落ちたらリーグ戦から身を退くと公言して憚らない。
それは、一にも二にも残された時間がないからに他ならない。
 
「今、A1復帰の切符を手に入れてホッとしている。
思えば第4節で首位に立ってから、今期昇級出来なければ、この先復帰はないと自分を追い詰めていった。
その結果、いい形になったと考える。そして、自分なりの麻雀が打てたと述懐する。
私は30年以上、連盟で麻雀を打ってきたが、勝つ負けるは運が大いに左右するとつくづく思うのである。
リーグ戦(4回戦)の戦いの中で、1戦目の出だしがものすごく大切であることを最近になって感じるようになったのである。(遅い!)
最終節の組み合わせ、猿川、古川、黒沢、四柳の中で、トータルトップを取らなければ昇級出来ないと思って、猿川を抜くつもりで優勝宣言を心に誓って勝負に望んだのである。
1回戦目、東1局、親の私が黒沢から5,800点、1本場、四柳から7,700点をアガリ、おっ、ロケットスタートと思いきや、ちょっとしたミスから、その間隙をぬって、猿川に流れを持って行かれ、そこから方針を変え、黒沢、四柳を押さえ込む作戦に変わった。
3回戦目が終わり、2位の私と3、4、5着の差が、80P近く、余裕を持って、4回戦目を戦ったのである。
それにしても猿川プロは強い。私は放銃は極力避けて、廻って手作りをしていくタイプであるが、猿川プロは放銃もちゃんと計算して麻雀を打っている。私とは真逆な雀風。
今期は覚悟をしてA2で戦ってきた。2年間のA2での戦いは良い勉強になったと思います。
さて、A1への復帰と相なりましたが、望月君も残留となり、久しぶりのA1の空気を満喫させていただきます。A1への抱負を言わせてもらいますと、やはり鳳凰戦の決勝戦の切符を手に入れ、思う存分戦いたいと思います。体力的に若い人には負けるが、精神力でもって残り少ない時間をA1で昇華したい。
A1の皆様、よろしくお願いします。」
古川孝次
 
「今節が終わって、無事に終わってよかったという安心感と、来期からの期待感の両方で気持ちがいっぱいです。今節はとにかく1回戦を浮きで終わろうというのが目標でした。沈みで終わると、まだまだ大丈夫という気持ちもあるのですが、それ以上に焦りも生まれると思ったからです。直対でも上下100ポイントぐらいといわれていますが、巷の麻雀みたくトビ終了もないので、1半荘で100ポイントぐらい浮く時もなくはないので、ポイント差があっても正直有利なだけで、安心感は全くありませんでした。
今期全体の感想としては、いい部分と悪い部分がはっきり成績にでたなと思います。
いい部分は「加点」だと自分は思っています。独自の態勢の作り方がうまくいって、大トップがたくさん取れました。悪い部分は【すべての部分のメンタルの弱さ】だと思います。
今期の目標は【小手先の技術に頼らない】と決めていましたが、そう簡単に直らなく、劣勢になった時に、自滅して失点を増やしてしまった事がしばしばありました。
最後に、来期の目標は【決定戦に残ること】です。5節までは、通用するかはわかりませんが、自分らしく攻めようと思っています。」
猿川真寿
 
最後に、拙い私の文に傷ついた打ち手の方もいらっしゃるかと思います。
この場を借りて改めてお詫び申し上げると共に、読んでくださった方々に御礼申し上げる。
前原雄大