第76回『その先に在るもの』

私達は、毎週木曜日に麻雀の勉強会をしている。
もう、かれこれ5年くらいにはなっただろうか。

当初は、あらゆる意味で厳しい会だったように思う。
教える側も本気だった分、言葉の行き違いがあったようにも思われる。
あの温厚な山田浩之でさえ、登校拒否になったくらいだ。

ひとつに、若手はその局面の最善手を求めすぎるあまり、全体、もしくはその半荘からの最善手を求められない傾向にあったため、いつの間にか語気が荒くなったせいもあると思われる。

ただ、私はそれでも良いと考えていた。
なぜならば、その語気の裏側に後輩を思う気持ち、良くなってほしいという祈りにも近い愛情がそこには間違いなく存在していたからである。

若いうちは手順、局面の読みに頼りがちになることは致し方ないことのように思う。
なぜならば、私自身が若い頃そうだったからである。

私に運があったのは、プロになって優れた先輩達に恵まれたことである。
麻雀というゲームは包容力があり、手順だけでも相手が弱ければ勝てるものである。
言葉を変えるならば、手順は基本であり、ここだけはきちんと掌握しておかねばならない部分である。

以前にも記したが、手順を疎かにして思い込みだけで麻雀を打つことのほうが、その打ち手を遥かに危うく脆いものにしてしまう。

例えば、箸の持ち方、扱い方に似ている。
幼い頃、箸の扱い方をきちんと躾けてもらえないまま大人になった人は、なかなか矯正できないように、何事においてもまずは基本を学ぶことが大切なことなのである。

条件計算も基本の1つである。
私達の世代は、テンリーダーなど存在しておらず、相手の持ち点を記憶していた。
記憶、計算しておかないと、ラスのラスアガリなどということにもなりかねない、もしくは1,300点差の2着目が、1,000点アガって2着のままなどということになりかねないから、100点単位の計算もキチンとしていた。これも基本の1つではある。

先日の勉強会のひとコマから。
親番・内川幸太郎23,700
南家・杉浦勘助23,200点
西家・佐々木寿人34,800点
北家・ガース38,300点

6巡目、杉浦の手牌。

二万二万三万四万四万五万五万六万四索六索四筒五筒六筒  ドラ八万

杉浦は静かに潜航策のヤミテンを選択した。
杉浦という男は風貌通り物静かで、麻雀に牌理というものが存在するならば、勝又健志か杉浦勘介かといわれるほどの打ち手であり、遠く中京から、月に何度か勉強会に参加するためだけに上京してくる。
それは、彼自身は語らないが、強くなりたい、強くありたいという衝動にも似た志が、かれを上京の道へと突き動かしているのだろうと私は思っている。

そんな杉浦の選択である以上、これは1つのセオリーと言っても良いだろう。
ただ、少し状況を付け加える。

捨牌
内川  四索四索五筒五万白二筒
杉浦  一索二索九万西白
ヒサト 一万四万五索五索四筒
ガース 四万四筒六筒八筒二筒

ガースは、ヒサトの2枚目の五索を逡巡したのち仕掛けている。
チー五索六索七索

「そうかな・・先行きに不安が残るように思えるけど・・・」

杉浦にだけ聞こえるように私は呟いた。
以前は、局を途中で止めて、その打ち手の打牌について意味を問いただすこともあったが、今はそういう形をなるべくとらないようにしている。

セオリー、もしくは本手、最善手ということであれば、杉浦の方法論はそこに乗っ取っていることは確かな部分である。良い、悪いは別として、リーチを打つのも悪くない局面に思えたからである。

ガースの仕掛けは明らかな一色模様である。
ただ、五索を仕掛ける時に逡巡があったように、そこまで、信用に値する仕掛けではないように映ったこと。
ヒサト、内川の手牌進行の速度が遅いことは捨牌だけでなく、場面の雰囲気からも読み取れた。

ここまでは、杉浦も私と同様の読みを入れていたように思う。だからこその選択なのだろう。
五索は見えているだけで2枚・・ガースの一色を考えれば、残りはおそらくあって1枚。
ただ、その1枚は確実に山に眠っていることは私もそうだが、杉浦も確信していた。

持ち点は1つの形勢判断のバロメーターである。
ヒサト、ガースが良くて、内川、杉浦が悪い、というのが私の見立てである。
杉浦と内川ならば、同じような点数でありながらも、途中の経過から推し量れば、わずかながら内川の方に分があるように私は考えていた。

ちなみに、私の目に見える手牌は、前述の杉浦の手牌とヒサトの手牌のみである。
この時点でヒサトの手牌は、

一万二万三万八万九万二索三索九筒九筒南北北中

杉浦の良い部分、いわゆる長所は、気配を全く出さないところである。
この時点ならば、ヒサト、内川が五索を掴めば、間違いなく放銃で終わるだろう。

ただ、果たして今のヒサトが五索を掴むかと問われれば、掴まないと私は考える。
ガースからは、ソーズは欲しいところではあっても、まず、こぼれるほどの姿形にはなっていないだろう。
内川はチャンタ、もしくは上目の三色の手牌構成に映ったが、1シャンテンから2シャンテンの間だろう。
状態から考えれば、内川からの出アガリはあるかもしれないという場面である。
ここまでは、ほぼ杉浦と私の認識は同じだろう。

そして、次巡の杉浦のツモが六万で打三万

二万二万四万四万五万五万六万六万四索六索四筒五筒六筒

この牌姿になってしまえば、さらに杉浦はリーチを打つ理由、根拠がなくなる。
そしてツモ二万。ここが1つのターニングポイントである。

二万二万二万四万四万五万五万六万六万四索六索四筒五筒六筒

ほんの僅かな少考後、杉浦の選択は手出し打二万

「手出しとツモ切りと、どちらが効果的か考えていました…少し柔軟性に欠けていたかもしれませんね」

私はいわゆる流れ論者と捉えられているようだが、麻雀を、偏りを捕まえるゲーム、もしくはその偏りを捕まえた時に、いかに維持させ続けるかのゲームと捉えている。
今局のツモ二万の意味するところは、私が杉浦の立場であったなら、とにかく、アガリ切り親番につなげることをテーマに持ってくる。ならば、打つべき打牌候補は四索六索となる。

マンズのフリテン形も、相手の速度を加味すればそれほど悪くはない。何しろ五索待ちよりはマシだろう。
これは私が正しいと言っているわけではなく、私ならばそうすると言うだけのことであるから、誤解なさらぬよう。

いずれにしても、テーマの在り方は人それぞれだが、杉浦と私のテーマがここで別れた。
杉浦の連綿としたツモ切りが続く中で、まず、好調者のヒサトに牌が雪崩れ込んでくる。

ツモ北北と続き、まずは1シャンテンから暗槓。
ガースがドラである八万をノータイムでツモ切り。
そして、遂にヒサトが要のツモ七万で「リーチ」

一万二万三万七万八万九万二索三索九筒九筒  暗カン牌の背北北牌の背  リーチ  ドラ八万

同巡、親番の内川が追いかけリーチを打つ。

六万七万八万七索八索九索一筒二筒三筒八筒九筒西西 リーチ

ちなみに、内川の入り目は六万である。
内川がリーチを打つ理由は、まずは親番であること、そして、杉浦の長所である気配が出ていなかったことで、ヒサトとの刺し勝負であれば、条件としては悪くはないと考えたのかもしれない。

このツモ六万の意味を解釈するのは、これも人それぞれだが、弱いツモであることは論をまたないところだろう。
ツモが弱いからヤミテンに構え、ツモ九万に備える打ち手もいれば、ヒサトに対し危なげな牌を引けばオリに向うのも1手ではある。そこら辺りの部分はデリケートなところで、これも人それぞれだろう。
2人の挟撃にあったのが、一番速く充分な打点を伴った杉浦である。

二万二万四万四万五万五万六万六万四索六索四筒五筒六筒

この牌姿に一発で掴まされたのが、内川のロン牌である七筒であった。
杉浦の出した答えは、打六索のテンパイ崩し。
麻雀というゲームは、本当に正直にできているゲームであることを思い知らされた一局ではある。

「そうかな・・先行きに不安が残るように思えるけど・・・」

私がそういったのは、この展開になることを予測しただけのことである。
最初のテンパイでリーチを打つのは、周りを降ろし、負けのない山だけとの勝負に持ち込むことと、仮に流局してもテンパイ料以上の効果があると考えられるからである。

ヒサトはまず、北を4枚河に並べるだろう。ガースは、ドラである八万で退くだろう。
そして内川も、真っ直ぐにオリに向う。
それは私のリーチではなく、杉浦のリーチならばこそ誰も立ち向かえないと考えるからだ。
それが、何年もかけて築き上げた、杉浦というプレイヤーのブランドの力である。

「前原さんの言葉は良くわかります・・ただ僕は、次回同じ場面が訪れたとしても、
今局と同じ方法論をとるかもしれません」

「それで良いと思うよ。貴方が長い間、それこそ膨大な時間を懸けて麻雀に正面から取り組んできたカタチなのだから、ただ、こういう戦い方も在るということを頭の片隅の何処かにしまっておいて麻雀に取り組んでいけば、また新しい、その先に在るものが、見えてくるかもしれないから・・」

私達が毎週やっていることは研究会ではない、勉強会である。
勉強とは教わるものではなく、自分から学ぼうという姿勢と、強くなりたくてどうしょうもない、プロと呼ばれる人種の集う会であるべきだと私は考えている。
私も先輩から教わり、観ること、打つことで後輩からも学んでいるのである。

この勉強会を立ち上げたのは、現会長である森山茂和プロである。
当初とは、全く違うカタチに会そのものが変容したようにも思えるし、そこには決して少なくない試行錯誤の繰り返しが存在していたと思う。今後も澱むことなく変容していくのだろう。

どういうカタチになるかは、その時代の中心に生きている若い後輩達が懸命に考え続け、言葉を交わし、時には言葉を投げつけあっても良いとさえ思う。

それは、彼等が真剣に麻雀に取り組んでいる証であるはずだから___。

上級/第76回『その先に在るもの』

私達は、毎週木曜日に麻雀の勉強会をしている。
もう、かれこれ5年くらいにはなっただろうか。
当初は、あらゆる意味で厳しい会だったように思う。
教える側も本気だった分、言葉の行き違いがあったようにも思われる。
あの温厚な山田浩之でさえ、登校拒否になったくらいだ。
ひとつに、若手はその局面の最善手を求めすぎるあまり、全体、もしくはその半荘からの最善手を求められない傾向にあったため、いつの間にか語気が荒くなったせいもあると思われる。
ただ、私はそれでも良いと考えていた。
なぜならば、その語気の裏側に後輩を思う気持ち、良くなってほしいという祈りにも近い愛情がそこには間違いなく存在していたからである。
若いうちは手順、局面の読みに頼りがちになることは致し方ないことのように思う。
なぜならば、私自身が若い頃そうだったからである。
私に運があったのは、プロになって優れた先輩達に恵まれたことである。
麻雀というゲームは包容力があり、手順だけでも相手が弱ければ勝てるものである。
言葉を変えるならば、手順は基本であり、ここだけはきちんと掌握しておかねばならない部分である。
以前にも記したが、手順を疎かにして思い込みだけで麻雀を打つことのほうが、その打ち手を遥かに危うく脆いものにしてしまう。
例えば、箸の持ち方、扱い方に似ている。
幼い頃、箸の扱い方をきちんと躾けてもらえないまま大人になった人は、なかなか矯正できないように、何事においてもまずは基本を学ぶことが大切なことなのである。
条件計算も基本の1つである。
私達の世代は、テンリーダーなど存在しておらず、相手の持ち点を記憶していた。
記憶、計算しておかないと、ラスのラスアガリなどということにもなりかねない、もしくは1,300点差の2着目が、1,000点アガって2着のままなどということになりかねないから、100点単位の計算もキチンとしていた。これも基本の1つではある。
先日の勉強会のひとコマから。
親番・内川幸太郎23,700
南家・杉浦勘助23,200点
西家・佐々木寿人34,800点
北家・ガース38,300点
6巡目、杉浦の手牌。
二万二万三万四万四万五万五万六万四索六索四筒五筒六筒  ドラ八万
杉浦は静かに潜航策のヤミテンを選択した。
杉浦という男は風貌通り物静かで、麻雀に牌理というものが存在するならば、勝又健志か杉浦勘介かといわれるほどの打ち手であり、遠く中京から、月に何度か勉強会に参加するためだけに上京してくる。
それは、彼自身は語らないが、強くなりたい、強くありたいという衝動にも似た志が、かれを上京の道へと突き動かしているのだろうと私は思っている。
そんな杉浦の選択である以上、これは1つのセオリーと言っても良いだろう。
ただ、少し状況を付け加える。
捨牌
内川  四索四索五筒五万白二筒
杉浦  一索二索九万西白
ヒサト 一万四万五索五索四筒
ガース 四万四筒六筒八筒二筒
ガースは、ヒサトの2枚目の五索を逡巡したのち仕掛けている。
チー五索六索七索
「そうかな・・先行きに不安が残るように思えるけど・・・」
杉浦にだけ聞こえるように私は呟いた。
以前は、局を途中で止めて、その打ち手の打牌について意味を問いただすこともあったが、今はそういう形をなるべくとらないようにしている。
セオリー、もしくは本手、最善手ということであれば、杉浦の方法論はそこに乗っ取っていることは確かな部分である。良い、悪いは別として、リーチを打つのも悪くない局面に思えたからである。
ガースの仕掛けは明らかな一色模様である。
ただ、五索を仕掛ける時に逡巡があったように、そこまで、信用に値する仕掛けではないように映ったこと。
ヒサト、内川の手牌進行の速度が遅いことは捨牌だけでなく、場面の雰囲気からも読み取れた。
ここまでは、杉浦も私と同様の読みを入れていたように思う。だからこその選択なのだろう。
五索は見えているだけで2枚・・ガースの一色を考えれば、残りはおそらくあって1枚。
ただ、その1枚は確実に山に眠っていることは私もそうだが、杉浦も確信していた。
持ち点は1つの形勢判断のバロメーターである。
ヒサト、ガースが良くて、内川、杉浦が悪い、というのが私の見立てである。
杉浦と内川ならば、同じような点数でありながらも、途中の経過から推し量れば、わずかながら内川の方に分があるように私は考えていた。
ちなみに、私の目に見える手牌は、前述の杉浦の手牌とヒサトの手牌のみである。
この時点でヒサトの手牌は、
一万二万三万八万九万二索三索九筒九筒南北北中
杉浦の良い部分、いわゆる長所は、気配を全く出さないところである。
この時点ならば、ヒサト、内川が五索を掴めば、間違いなく放銃で終わるだろう。
ただ、果たして今のヒサトが五索を掴むかと問われれば、掴まないと私は考える。
ガースからは、ソーズは欲しいところではあっても、まず、こぼれるほどの姿形にはなっていないだろう。
内川はチャンタ、もしくは上目の三色の手牌構成に映ったが、1シャンテンから2シャンテンの間だろう。
状態から考えれば、内川からの出アガリはあるかもしれないという場面である。
ここまでは、ほぼ杉浦と私の認識は同じだろう。
そして、次巡の杉浦のツモが六万で打三万
二万二万四万四万五万五万六万六万四索六索四筒五筒六筒
この牌姿になってしまえば、さらに杉浦はリーチを打つ理由、根拠がなくなる。
そしてツモ二万。ここが1つのターニングポイントである。
二万二万二万四万四万五万五万六万六万四索六索四筒五筒六筒
ほんの僅かな少考後、杉浦の選択は手出し打二万
「手出しとツモ切りと、どちらが効果的か考えていました…少し柔軟性に欠けていたかもしれませんね」
私はいわゆる流れ論者と捉えられているようだが、麻雀を、偏りを捕まえるゲーム、もしくはその偏りを捕まえた時に、いかに維持させ続けるかのゲームと捉えている。
今局のツモ二万の意味するところは、私が杉浦の立場であったなら、とにかく、アガリ切り親番につなげることをテーマに持ってくる。ならば、打つべき打牌候補は四索六索となる。
マンズのフリテン形も、相手の速度を加味すればそれほど悪くはない。何しろ五索待ちよりはマシだろう。
これは私が正しいと言っているわけではなく、私ならばそうすると言うだけのことであるから、誤解なさらぬよう。
いずれにしても、テーマの在り方は人それぞれだが、杉浦と私のテーマがここで別れた。
杉浦の連綿としたツモ切りが続く中で、まず、好調者のヒサトに牌が雪崩れ込んでくる。
ツモ北北と続き、まずは1シャンテンから暗槓。
ガースがドラである八万をノータイムでツモ切り。
そして、遂にヒサトが要のツモ七万で「リーチ」
一万二万三万七万八万九万二索三索九筒九筒  暗カン牌の背北北牌の背  リーチ  ドラ八万
同巡、親番の内川が追いかけリーチを打つ。
六万七万八万七索八索九索一筒二筒三筒八筒九筒西西 リーチ
ちなみに、内川の入り目は六万である。
内川がリーチを打つ理由は、まずは親番であること、そして、杉浦の長所である気配が出ていなかったことで、ヒサトとの刺し勝負であれば、条件としては悪くはないと考えたのかもしれない。
このツモ六万の意味を解釈するのは、これも人それぞれだが、弱いツモであることは論をまたないところだろう。
ツモが弱いからヤミテンに構え、ツモ九万に備える打ち手もいれば、ヒサトに対し危なげな牌を引けばオリに向うのも1手ではある。そこら辺りの部分はデリケートなところで、これも人それぞれだろう。
2人の挟撃にあったのが、一番速く充分な打点を伴った杉浦である。
二万二万四万四万五万五万六万六万四索六索四筒五筒六筒
この牌姿に一発で掴まされたのが、内川のロン牌である七筒であった。
杉浦の出した答えは、打六索のテンパイ崩し。
麻雀というゲームは、本当に正直にできているゲームであることを思い知らされた一局ではある。
「そうかな・・先行きに不安が残るように思えるけど・・・」
私がそういったのは、この展開になることを予測しただけのことである。
最初のテンパイでリーチを打つのは、周りを降ろし、負けのない山だけとの勝負に持ち込むことと、仮に流局してもテンパイ料以上の効果があると考えられるからである。
ヒサトはまず、北を4枚河に並べるだろう。ガースは、ドラである八万で退くだろう。
そして内川も、真っ直ぐにオリに向う。
それは私のリーチではなく、杉浦のリーチならばこそ誰も立ち向かえないと考えるからだ。
それが、何年もかけて築き上げた、杉浦というプレイヤーのブランドの力である。
「前原さんの言葉は良くわかります・・ただ僕は、次回同じ場面が訪れたとしても、
今局と同じ方法論をとるかもしれません」
「それで良いと思うよ。貴方が長い間、それこそ膨大な時間を懸けて麻雀に正面から取り組んできたカタチなのだから、ただ、こういう戦い方も在るということを頭の片隅の何処かにしまっておいて麻雀に取り組んでいけば、また新しい、その先に在るものが、見えてくるかもしれないから・・」
私達が毎週やっていることは研究会ではない、勉強会である。
勉強とは教わるものではなく、自分から学ぼうという姿勢と、強くなりたくてどうしょうもない、プロと呼ばれる人種の集う会であるべきだと私は考えている。
私も先輩から教わり、観ること、打つことで後輩からも学んでいるのである。
この勉強会を立ち上げたのは、現会長である森山茂和プロである。
当初とは、全く違うカタチに会そのものが変容したようにも思えるし、そこには決して少なくない試行錯誤の繰り返しが存在していたと思う。今後も澱むことなく変容していくのだろう。
どういうカタチになるかは、その時代の中心に生きている若い後輩達が懸命に考え続け、言葉を交わし、時には言葉を投げつけあっても良いとさえ思う。
それは、彼等が真剣に麻雀に取り組んでいる証であるはずだから___。

第30期プロリーグ A1 第1節レポート

2月17日鳳凰意決定戦最終日、前原の怒涛の追い上げを凌ぎ切り、いや、自分の全てを懸け最後まで戦い抜いた、瀬戸熊が鳳凰位に返り咲いた。
見るもの全てに感動を与えてくれた決定戦から1ヵ月半。
また新たな戦いがスタートした。

30_a1_01

30_a1_01

30_a1_01

第30期プロリーグ。今期よりA1に昇級したのは猿川真寿と古川孝次。
猿川は、相手との距離感を重視し、鋭い攻撃を繰り出す若手を代表する打ち手の1人。

古川は、最早紹介は不要であろう。過去鳳凰位3連覇の実績を持つ。
昨期のA2リーグでは力の違いを見せつけ、わずか1年でA1に復帰となった。

この2人が加わり、昨年以上の大激戦が期待される。さあ瀬戸熊への挑戦権を得るのは誰か?
第1節はA1、A2が同時刻開催のため観戦がかなわなかったので、牌譜から紹介させていただく。

注目したのは、近藤、望月、前原、猿川の卓。

1回戦東1局。4巡目に猿川が、

三索三索四索七索八索九索二筒三筒七筒八筒九筒白白発  ドラ五筒

ここから打四索と構える。
フラットな東1局ならば打発といくのが自然である。
しかし、ここは最終形が1,300のリーチになるのを避け、慎重に進めていく。
結果は10巡目、

三索三索六索七索八索二筒三筒四筒七筒八筒九筒白白  ツモ三索

このアガリとなった。

東3局10巡目、猿川にテンパイが入る。

一万二万三万九万九万七索八索九索一筒二筒三筒七筒八筒  ドラ五索

他3人の手牌が内側によっていることもあり絶好のテンパイである。
その中で私は、猿川の戦い方ならばリーチに行くものだと思っていたが、ヤミテンを選択。
そしてすぐに前原から出アガリとなった。

一万二万三万九万九万七索八索九索一筒二筒三筒七筒八筒  ロン九筒

東4局は望月が、

一万一万一万三万三万八万八万九万九万九万  ポン六万六万六万  ツモ八万

この倍満をツモ。南1局は近藤が6本場まで積む。
こうなると猿川は、一気にガードを固め失点を最小限に抑えた。
そして南3局、

七万七万一索一索二索二索三索三索四索五索六索八索九索  ロン七索  ドラ九索

この満貫をアガリ切って1回戦は猿川のトップとなった。

A1初参戦の猿川が、好調者近藤との距離感をしっかりと見極め、安定感のある戦いを見せた。
4回戦こそラスを引いてしまったが、+39.8Pは決定戦に向け、大きな足がかりとなったのではないだろうか。

第1節を終え首位にたったのは実力者沢崎。1、3、1、1で+59.4Pポイント。
昨年は、中々その力を発揮できなかったが、今期は開幕戦から好スタートをきった。

今期より全9節36回戦となったA1リーグ。今後の展開にも目が離せない。

第2節組み合わせ
A卓 前原 雄大 vs 近藤 久春 vs 荒 正義 vs 沢崎 誠
B卓 望月 雅継 vs 伊藤 優孝 vs 古川 孝次 vs 柴田 弘幸
C卓 朝武 雅晴 vs ダンプ大橋 vs 猿川 真寿 vs 藤崎 智

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第30期プロリーグ A1 第1節レポート

2月17日鳳凰意決定戦最終日、前原の怒涛の追い上げを凌ぎ切り、いや、自分の全てを懸け最後まで戦い抜いた、瀬戸熊が鳳凰位に返り咲いた。
見るもの全てに感動を与えてくれた決定戦から1ヵ月半。
また新たな戦いがスタートした。

30_a1_01

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第30期プロリーグ。今期よりA1に昇級したのは猿川真寿と古川孝次。
猿川は、相手との距離感を重視し、鋭い攻撃を繰り出す若手を代表する打ち手の1人。
古川は、最早紹介は不要であろう。過去鳳凰位3連覇の実績を持つ。
昨期のA2リーグでは力の違いを見せつけ、わずか1年でA1に復帰となった。
この2人が加わり、昨年以上の大激戦が期待される。さあ瀬戸熊への挑戦権を得るのは誰か?
第1節はA1、A2が同時刻開催のため観戦がかなわなかったので、牌譜から紹介させていただく。
注目したのは、近藤、望月、前原、猿川の卓。
1回戦東1局。4巡目に猿川が、
三索三索四索七索八索九索二筒三筒七筒八筒九筒白白発  ドラ五筒
ここから打四索と構える。
フラットな東1局ならば打発といくのが自然である。
しかし、ここは最終形が1,300のリーチになるのを避け、慎重に進めていく。
結果は10巡目、
三索三索六索七索八索二筒三筒四筒七筒八筒九筒白白  ツモ三索
このアガリとなった。
東3局10巡目、猿川にテンパイが入る。
一万二万三万九万九万七索八索九索一筒二筒三筒七筒八筒  ドラ五索
他3人の手牌が内側によっていることもあり絶好のテンパイである。
その中で私は、猿川の戦い方ならばリーチに行くものだと思っていたが、ヤミテンを選択。
そしてすぐに前原から出アガリとなった。
一万二万三万九万九万七索八索九索一筒二筒三筒七筒八筒  ロン九筒
東4局は望月が、
一万一万一万三万三万八万八万九万九万九万  ポン六万六万六万  ツモ八万
この倍満をツモ。南1局は近藤が6本場まで積む。
こうなると猿川は、一気にガードを固め失点を最小限に抑えた。
そして南3局、
七万七万一索一索二索二索三索三索四索五索六索八索九索  ロン七索  ドラ九索
この満貫をアガリ切って1回戦は猿川のトップとなった。
A1初参戦の猿川が、好調者近藤との距離感をしっかりと見極め、安定感のある戦いを見せた。
4回戦こそラスを引いてしまったが、+39.8Pは決定戦に向け、大きな足がかりとなったのではないだろうか。
第1節を終え首位にたったのは実力者沢崎。1、3、1、1で+59.4Pポイント。
昨年は、中々その力を発揮できなかったが、今期は開幕戦から好スタートをきった。
今期より全9節36回戦となったA1リーグ。今後の展開にも目が離せない。
第2節組み合わせ
A卓 前原 雄大 vs 近藤 久春 vs 荒 正義 vs 沢崎 誠
B卓 望月 雅継 vs 伊藤 優孝 vs 古川 孝次 vs 柴田 弘幸
C卓 朝武 雅晴 vs ダンプ大橋 vs 猿川 真寿 vs 藤崎 智

第30期プロリーグ A2 第1節レポート

Aリーグ。それはプロ連盟に在籍し、リーグ戦に挑む者なら誰もが夢焦がれる舞台。
320名の選手がプロリーグに参加する中、11ものカテゴリーを経てA1、A2合わせて選ばれた28名だけがその舞台で踊ることができるのだ。このレポートをご覧になっている皆さんもそのステージの高さを感じ取ることが出来るだろう。

思い返せば、私のプロ人生が始まったと言えるのも、Aリーグ入りを果たしてからだったように思う。

Bリーグに昇級するまでは、決してプロであるだなんて口にしないと誓って臨んだリーグ戦。
B1リーグを優勝し、共に昇級した者と交わした強い握手は今でもしっかりと私の手の感触として残っているし、A2リーグを優勝し、初めてA1リーグに昇級した時に、共に喜んでくれた仲間の涙は生涯忘れることができないだろう。

麻雀で生きていく事を決めた者が、その想いを表現するための場所。
そう定義づけても間違いでないこのA2リーグの舞台に、今期駆け上がってきた男達は4人。

刀川と佐々木は悲願の昇級、前田と滝沢はかつてその厚い壁に阻まれた経験を生かしての再挑戦となる。
迎え撃つ者達の想いはそれぞれだろう。

A1最終節の激闘に敗れ、降級の苦汁を呑んだ右田と石渡は再浮上を目論むのであろうし、昨年度最後まで昇級を争い、二階堂の休場によって1人で女流最高峰の重責を担うことになった、黒沢の決意は相当のものだろう。

また、A1経験者の仁平、山田も虎視眈々と復位を狙い、毎回昇級候補に挙げられる山井や勝又も黙ってはいないはずだ。他の面々も、もう少しで手の届く山の頂に向けて万全の準備で、このA2リーグの開幕に照準を合わせているに違いない。

各選手の熱い想いが交錯する開幕戦。
外は爆弾低気圧の影響で大荒れな悪天候の中、会場も同様、春の嵐が吹き荒れたのだった。

まず始めに注目したのは、今期昇級した佐々木、右田、四柳、勝又、金子の卓。

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3回戦東1局、一際大きい『ツモ』の発声は右田。
隣の卓で対局中の私も驚くほどのそれは、国士無双のツモアガリ。
緒戦をラススタートと、苦しい開幕を強いられると思った矢先の力強いアガリに、一期での復位を期待したファンも多いはず。

しかし、この右田の国士無双は開幕戦の序章に過ぎなかった。

続く3回戦東2局、前局国士無双を親っかぶりした勝又が今度は四暗刻単騎のツモアガリ。
一気に負債を完済し、今期もプラススタートと上々の滑り出しを見せた。
すると4回戦、2人に続けと言わんばかりに、今期昇級したばかりの佐々木が魅せる。

南3局3本場、佐々木の配牌は、

一万二万一筒五筒九筒一索九索南西西白中中  ドラ七索

佐々木が手にした配牌は9種11牌。
第一ツモで九万を引き込み2シャンテンとすると、丁寧に打西

この西切りが後々の展開を大きく左右する。
4巡目、東を引き早くも1シャンテンに。佐々木の捨て牌に違和感は全く現れない。

残るは3枚切れの発と金子が第一打に選んでいる1枚切れの西
8巡目、佐々木の手にはラス牌の発が。テンパイを果たすものの、テンパイ気配は全く表れない。
3者共、自身の手牌を進めることに専念しているようだ。

10巡目、場が一気に動き出す。
国士無双をアガったものの、いまいち勢いに乗りきれない様子の親・右田がリーチ。

三万三万五万六万七万四索四索四索六索八索六筒七筒八筒  リーチ  ドラ七索

抑え込みも兼ねたのか、役有り一手変わり三色のドラ待ちカンチャンリーチ。
佐々木から気配を感じていたなら当然のヤミも、第一打の西が右田のマークを一瞬外したのだろう。
このリーチは右田らしい駆け引きリーチではあるが、この待ちは既に純カラ。
引き気味の四柳の手に1枚と、金子に暗刻。

ドラが暗刻の金子の手は、

四万四万五万六万七万八万三索三索七索七索七索中中 

右田のリーチを受けても真っ向勝負の構えの金子。しかしその積極策が裏目に出る。
15巡目、佐々木がツモ切った四万にポンの声を掛け、中バックのテンパイに。
この仕掛けによって、本来、佐々木がツモるはずだった、国士無双の当たり牌の北が金子の手に。  

一万九万一索九索一筒九筒東南西白発中中  ロン北 

金子の片アガリの中は無情にも佐々木の手中にトイツ。仕掛けさえ打たなければ、佐々木のツモアガリだっただけに、親の右田はホッと胸をなで下ろしたところだろう。逆に金子としては、3度の役満が全て金子の動きの後とあっては、胸中穏やかではないのかもしれない。

役満が3回も出た波乱の開幕であったが、真の主役は他にいた。四柳だ。
国士無双をアガった佐々木からも、

「四柳さんはパーフェクトだった。」

と言わせるほどの完璧な内容に笑顔を見せた四柳。
攻撃力が持ち味の対戦相手を横目に、次々とアガリを重ねて行ったのだが、その四柳が会心のアガリと語ったのが、佐々木の親リーチを受け、一歩も引かずに戦いを挑んで掴み取ったこの12,000。

三万三万五万六万七万四索五索六索四筒五筒五筒六筒六筒  リーチ  ロン四筒  ドラ五筒 

佐々木が役満をアガった4回戦でも、

一索二索三索四索五索六索八索九索六筒七筒八筒九筒九筒  ロン七索  ドラ四索

金子から7,700を打ち取る。
このアガリを皮切りに攻めに攻め、ポイントを積み重ねた四柳。

「しっかりと攻めることが出来ました。」と語る表情からは、自然と笑みがこぼれる。

結果、役満をアガった3人を上回る4戦3勝、2着1回。
積み重ねたポイントは、+78.3Pと会心の首位スタートとなった。

逆に残念だったのが金子。
国士無双の放銃をはじめ、前述したように金子の動きはことごとく裏目に。
四柳の7,700点のアガリも、金子3巡目、

七万八万九万六索七索七索一筒一筒四筒五筒七筒八筒八筒  ツモ九万  ドラ四索

この九万をツモ切り。
一見自然なツモ切りに見えるが、一発裏ドラの無い競技ルールにおいては、この手の余剰牌八筒七索にはあまり魅力を感じない。ここでスリムに打八筒や打七索としておけば、7巡目のツモ九万で三色の渡りと雀頭選択、ターツ選択が出来るこの形に。

七万八万九万九万九万六索七索一筒一筒四筒五筒七筒八筒  ドラ四索

この牌姿になっていたはずであり、四柳に七索を放銃することなく、手牌進行を果たしていたとみるがどうであろうか?

もちろん、序盤から失点が続き、ポイント的に余裕がないからこそ、この八筒七索が手中に残る手組になるのであるし、そういった心の余裕を生ませないのがA2の対局だと言えるのだが。
まだ開幕したばかりであるだけに、2節以降の金子の奮起を期待したい。

春の嵐は巻き起こしたのは四柳1人だけではなかった。
隣の卓に目を移すと、こちらも今期初挑戦の刀川が、山井、黒沢、白鳥、山田に挑戦を挑む形となっていた。この卓では、山井が持ち前の爆発力を発揮する。

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着順的には3、1、1、3とまずまずと言えるのだが、特筆すべきはその内容。
4回戦、77,000点越えの特大トップで大幅な加点。
特にオーラスの親番で、跳満を2発ツモアガリ。本人曰く、

「まだまだ全然ですよ。」

とのことであるが、山井のストロングポイントを如何なく発揮したスタートダッシュに、今期こそはとの想いも強いだろう。

A2初参戦の刀川も、道中苦しみながらも最終戦で嬉しい初トップを飾り、ポイント的にはマイナスも本人的には納得の結果ではないか。

もう1つの卓、滝沢、遠藤、石渡、前田、仁平の卓は比較的穏やかな結果に。

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A2復帰の滝沢と前田は手堅くまとめ、こちらの卓内トップは遠藤。首位の四柳、2位の山井とはポイント的には大きく離れてしまったとはいえ、上々の滑り出しに本人も満足に違いない。

今期よりAリーグは9節半荘36回の戦いとなった。
昨年とは対戦数が若干減ったため、時期尚早とはいえスタートダッシュを決めた四柳と山井が昇級争いをリードしていく事は間違いない。

昇級組の4名も中位につけ、上位進出を窺うポジションに陣取ったことは今後の昇級争いもますます熾烈を極めることだろう。

とはいえ、長いリーグ戦はまだ始まったばかり。
最終節まで息の抜けない戦いが続くはずだ。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第30期プロリーグ A2 第1節レポート

Aリーグ。それはプロ連盟に在籍し、リーグ戦に挑む者なら誰もが夢焦がれる舞台。
320名の選手がプロリーグに参加する中、11ものカテゴリーを経てA1、A2合わせて選ばれた28名だけがその舞台で踊ることができるのだ。このレポートをご覧になっている皆さんもそのステージの高さを感じ取ることが出来るだろう。
思い返せば、私のプロ人生が始まったと言えるのも、Aリーグ入りを果たしてからだったように思う。
Bリーグに昇級するまでは、決してプロであるだなんて口にしないと誓って臨んだリーグ戦。
B1リーグを優勝し、共に昇級した者と交わした強い握手は今でもしっかりと私の手の感触として残っているし、A2リーグを優勝し、初めてA1リーグに昇級した時に、共に喜んでくれた仲間の涙は生涯忘れることができないだろう。
麻雀で生きていく事を決めた者が、その想いを表現するための場所。
そう定義づけても間違いでないこのA2リーグの舞台に、今期駆け上がってきた男達は4人。
刀川と佐々木は悲願の昇級、前田と滝沢はかつてその厚い壁に阻まれた経験を生かしての再挑戦となる。
迎え撃つ者達の想いはそれぞれだろう。
A1最終節の激闘に敗れ、降級の苦汁を呑んだ右田と石渡は再浮上を目論むのであろうし、昨年度最後まで昇級を争い、二階堂の休場によって1人で女流最高峰の重責を担うことになった、黒沢の決意は相当のものだろう。
また、A1経験者の仁平、山田も虎視眈々と復位を狙い、毎回昇級候補に挙げられる山井や勝又も黙ってはいないはずだ。他の面々も、もう少しで手の届く山の頂に向けて万全の準備で、このA2リーグの開幕に照準を合わせているに違いない。
各選手の熱い想いが交錯する開幕戦。
外は爆弾低気圧の影響で大荒れな悪天候の中、会場も同様、春の嵐が吹き荒れたのだった。
まず始めに注目したのは、今期昇級した佐々木、右田、四柳、勝又、金子の卓。
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3回戦東1局、一際大きい『ツモ』の発声は右田。
隣の卓で対局中の私も驚くほどのそれは、国士無双のツモアガリ。
緒戦をラススタートと、苦しい開幕を強いられると思った矢先の力強いアガリに、一期での復位を期待したファンも多いはず。
しかし、この右田の国士無双は開幕戦の序章に過ぎなかった。
続く3回戦東2局、前局国士無双を親っかぶりした勝又が今度は四暗刻単騎のツモアガリ。
一気に負債を完済し、今期もプラススタートと上々の滑り出しを見せた。
すると4回戦、2人に続けと言わんばかりに、今期昇級したばかりの佐々木が魅せる。
南3局3本場、佐々木の配牌は、
一万二万一筒五筒九筒一索九索南西西白中中  ドラ七索
佐々木が手にした配牌は9種11牌。
第一ツモで九万を引き込み2シャンテンとすると、丁寧に打西
この西切りが後々の展開を大きく左右する。
4巡目、東を引き早くも1シャンテンに。佐々木の捨て牌に違和感は全く現れない。
残るは3枚切れの発と金子が第一打に選んでいる1枚切れの西
8巡目、佐々木の手にはラス牌の発が。テンパイを果たすものの、テンパイ気配は全く表れない。
3者共、自身の手牌を進めることに専念しているようだ。
10巡目、場が一気に動き出す。
国士無双をアガったものの、いまいち勢いに乗りきれない様子の親・右田がリーチ。
三万三万五万六万七万四索四索四索六索八索六筒七筒八筒  リーチ  ドラ七索
抑え込みも兼ねたのか、役有り一手変わり三色のドラ待ちカンチャンリーチ。
佐々木から気配を感じていたなら当然のヤミも、第一打の西が右田のマークを一瞬外したのだろう。
このリーチは右田らしい駆け引きリーチではあるが、この待ちは既に純カラ。
引き気味の四柳の手に1枚と、金子に暗刻。
ドラが暗刻の金子の手は、
四万四万五万六万七万八万三索三索七索七索七索中中 
右田のリーチを受けても真っ向勝負の構えの金子。しかしその積極策が裏目に出る。
15巡目、佐々木がツモ切った四万にポンの声を掛け、中バックのテンパイに。
この仕掛けによって、本来、佐々木がツモるはずだった、国士無双の当たり牌の北が金子の手に。  
一万九万一索九索一筒九筒東南西白発中中  ロン北 
金子の片アガリの中は無情にも佐々木の手中にトイツ。仕掛けさえ打たなければ、佐々木のツモアガリだっただけに、親の右田はホッと胸をなで下ろしたところだろう。逆に金子としては、3度の役満が全て金子の動きの後とあっては、胸中穏やかではないのかもしれない。
役満が3回も出た波乱の開幕であったが、真の主役は他にいた。四柳だ。
国士無双をアガった佐々木からも、
「四柳さんはパーフェクトだった。」
と言わせるほどの完璧な内容に笑顔を見せた四柳。
攻撃力が持ち味の対戦相手を横目に、次々とアガリを重ねて行ったのだが、その四柳が会心のアガリと語ったのが、佐々木の親リーチを受け、一歩も引かずに戦いを挑んで掴み取ったこの12,000。
三万三万五万六万七万四索五索六索四筒五筒五筒六筒六筒  リーチ  ロン四筒  ドラ五筒 
佐々木が役満をアガった4回戦でも、
一索二索三索四索五索六索八索九索六筒七筒八筒九筒九筒  ロン七索  ドラ四索
金子から7,700を打ち取る。
このアガリを皮切りに攻めに攻め、ポイントを積み重ねた四柳。
「しっかりと攻めることが出来ました。」と語る表情からは、自然と笑みがこぼれる。
結果、役満をアガった3人を上回る4戦3勝、2着1回。
積み重ねたポイントは、+78.3Pと会心の首位スタートとなった。
逆に残念だったのが金子。
国士無双の放銃をはじめ、前述したように金子の動きはことごとく裏目に。
四柳の7,700点のアガリも、金子3巡目、
七万八万九万六索七索七索一筒一筒四筒五筒七筒八筒八筒  ツモ九万  ドラ四索
この九万をツモ切り。
一見自然なツモ切りに見えるが、一発裏ドラの無い競技ルールにおいては、この手の余剰牌八筒七索にはあまり魅力を感じない。ここでスリムに打八筒や打七索としておけば、7巡目のツモ九万で三色の渡りと雀頭選択、ターツ選択が出来るこの形に。
七万八万九万九万九万六索七索一筒一筒四筒五筒七筒八筒  ドラ四索
この牌姿になっていたはずであり、四柳に七索を放銃することなく、手牌進行を果たしていたとみるがどうであろうか?
もちろん、序盤から失点が続き、ポイント的に余裕がないからこそ、この八筒七索が手中に残る手組になるのであるし、そういった心の余裕を生ませないのがA2の対局だと言えるのだが。
まだ開幕したばかりであるだけに、2節以降の金子の奮起を期待したい。
春の嵐は巻き起こしたのは四柳1人だけではなかった。
隣の卓に目を移すと、こちらも今期初挑戦の刀川が、山井、黒沢、白鳥、山田に挑戦を挑む形となっていた。この卓では、山井が持ち前の爆発力を発揮する。
30_a2_01_02_smpwidth280_ktaiwidth240.jpg
着順的には3、1、1、3とまずまずと言えるのだが、特筆すべきはその内容。
4回戦、77,000点越えの特大トップで大幅な加点。
特にオーラスの親番で、跳満を2発ツモアガリ。本人曰く、
「まだまだ全然ですよ。」
とのことであるが、山井のストロングポイントを如何なく発揮したスタートダッシュに、今期こそはとの想いも強いだろう。
A2初参戦の刀川も、道中苦しみながらも最終戦で嬉しい初トップを飾り、ポイント的にはマイナスも本人的には納得の結果ではないか。
もう1つの卓、滝沢、遠藤、石渡、前田、仁平の卓は比較的穏やかな結果に。
30_a2_01_03_smpwidth280_ktaiwidth240.jpg
A2復帰の滝沢と前田は手堅くまとめ、こちらの卓内トップは遠藤。首位の四柳、2位の山井とはポイント的には大きく離れてしまったとはいえ、上々の滑り出しに本人も満足に違いない。
今期よりAリーグは9節半荘36回の戦いとなった。
昨年とは対戦数が若干減ったため、時期尚早とはいえスタートダッシュを決めた四柳と山井が昇級争いをリードしていく事は間違いない。
昇級組の4名も中位につけ、上位進出を窺うポジションに陣取ったことは今後の昇級争いもますます熾烈を極めることだろう。
とはいえ、長いリーグ戦はまだ始まったばかり。
最終節まで息の抜けない戦いが続くはずだ。

第76回『基盤』

 

「麻雀の強さはルールを選ばない」
これは、「SSG第4回麻雀格闘倶楽部麻雀トライアスロン雀豪決定戦」のサブタイトルとなった言葉である。

この大会では、東風戦、半荘戦、3人麻雀の3モードから成るセットを1クールとし、得点の多寡を競う。
当然のことながら、全てのモードで満遍なく好成績を収めなければ、上位に入賞することは難しい。

初めてこの標語を目にしたとき、十数年前の自分の姿がふと頭に思い浮かんだ。
雨霰のように東風戦を打ち込んだあと、別の街へと3人麻雀を打ちに行く。
そして、誘いがあれば東南戦を戦いに、赤坂や六本木まで繰り出す。
そう、毎日がトライアスロンのような生活だったのである。

当時私は、どんな麻雀であっても得手不得手があってはならないと考えていた。
いつ何時、どんな麻雀が転がっているかわからないのに、自分が得意なものだけやっていればいいはずがなかったのだ。

冒頭の標語は、正に私の思いを表していた。
もちろん、今もその思いに変わりはない。

さて、今では「麻雀格闘倶楽部」や「ロン2」などでもお馴染みとなった3人麻雀だが、リアルとなれば話は別だ。実際打ったことのない人もたくさんいるだろうし、その必要すらないと考えている人も多いだろう。

しかし、3人麻雀から学べるもの、つまりは4人麻雀に応用できるものは数多い。
相手が1人削られて、使われる牌の枚数も減るわけだからそれも当然である。
そして何より、3人麻雀にはチーがないことも大きい。
例えば以下のような手があったとしよう。

赤五索六索六索七索七索九索九索三筒三筒四筒五筒六筒七筒中  ドラ四筒

テンパイ最優先なら中切りがベストであるが、3人麻雀では字牌の占めるウェイトが非常に大きい。
中が生牌なら、打点ということではなく、鳴かれることのない三筒を先に外していくのがセオリーとなる。
切り順を誤ればアガリ番が変わるケースもあり、一打一打の重みを知る上でも、3人麻雀は格好の稽古場となるのだ。

他にもある。

二索三索赤五索五索六索八索九索一筒二筒三筒七筒八筒南

3人麻雀なら平均的とも言える配牌だ。ここにツモが西なら何を打つか。
ちなみに、自分は西家でドラが西。東家と南家の第一打は共に南である。

答えは南である。

九索でいいじゃないかと思われる人もいるだろう。
だが、純粋にアガリを目指すなら南切りしかないのだ。

3人麻雀は4人麻雀に比べ、より早く正確な手順が要求される。
アガリが出る局面も紙一重であるケースが非常に多く、1巡のミスが命取りとなるのである。

賢明な読者ならもうおわかりだろうが、南は安全牌にこそなれ、攻撃には全く使えない牌である。
では九索はどうか。ソーズの上目をカン七索の受けと見れば、確かに不要牌には見える。
しかし、九索にはトイツになる可能性、すなわち雀頭候補になる可能性が残されている。

二索三索赤五索五索六索八索九索一筒二筒三筒七筒八筒西  ツモ九索

こうなればしめたもの。配牌から怖がって南を抱えるのは、優れた手順とは言い難い。
アガリを見据えたときにどの牌を活かすか。これは当然、4人麻雀にも通じることである。

 

以下の手牌は、昨年私が地元仙台で手にしたものである。
東1局、西家7巡目。

四万赤五万六万七万二索四索赤五索五索一筒二筒三筒七筒九筒  ツモ七筒  ドラ八万

欲しいのはテンパイでもノーテン罰でもなく、より確実なアガリである。
となればもう選択肢は1つしかない。

二索である。

四万七万のどちらかをを外して、1シャンテンに取ったところで、所詮それは気持ちに焦りがあるだけ。
頭の中に限られた最終形しか思い浮かばないようでは、この手牌がかわいそうである。

まだ7巡目という段階で形を決める必要はどこにもない。
仮に先手を取られても、こちらが磐石の形を作ればいくらでも押し返せるのだ。
今はその基盤を作り上げるときなのである。

さて、実戦ではこのあとのツモが八万ときた。
これはドラの指示牌を抱えている強みでもある。

四万赤五万六万七万四索赤五索五索一筒二筒三筒七筒七筒九筒  ツモ八万

ここで自然に打九筒。これはベストのツモと言えるが、それも受け入れの広さが成せる業。
この形が出来ればあとはひたすら押しあるのみである。

皆さんにも経験があると思うが、いつも手なりで勝負手は作れない。
雀頭作り、ターツ作り、メンツ選択、そして鍵となる牌の取捨。
さまざまなプロセスを経て、ようやくひとつのアガリが生まれるのである。

身の保全に走る気持ちもわからなくはないが、それでは手牌の要となる牌を逃してしまうこともある。
安全牌ばかり抱えていたって、手牌は育たないのだ。

中級/第76回『基盤』

 
「麻雀の強さはルールを選ばない」
これは、「SSG第4回麻雀格闘倶楽部麻雀トライアスロン雀豪決定戦」のサブタイトルとなった言葉である。
この大会では、東風戦、半荘戦、3人麻雀の3モードから成るセットを1クールとし、得点の多寡を競う。
当然のことながら、全てのモードで満遍なく好成績を収めなければ、上位に入賞することは難しい。
初めてこの標語を目にしたとき、十数年前の自分の姿がふと頭に思い浮かんだ。
雨霰のように東風戦を打ち込んだあと、別の街へと3人麻雀を打ちに行く。
そして、誘いがあれば東南戦を戦いに、赤坂や六本木まで繰り出す。
そう、毎日がトライアスロンのような生活だったのである。
当時私は、どんな麻雀であっても得手不得手があってはならないと考えていた。
いつ何時、どんな麻雀が転がっているかわからないのに、自分が得意なものだけやっていればいいはずがなかったのだ。
冒頭の標語は、正に私の思いを表していた。
もちろん、今もその思いに変わりはない。
さて、今では「麻雀格闘倶楽部」や「ロン2」などでもお馴染みとなった3人麻雀だが、リアルとなれば話は別だ。実際打ったことのない人もたくさんいるだろうし、その必要すらないと考えている人も多いだろう。
しかし、3人麻雀から学べるもの、つまりは4人麻雀に応用できるものは数多い。
相手が1人削られて、使われる牌の枚数も減るわけだからそれも当然である。
そして何より、3人麻雀にはチーがないことも大きい。
例えば以下のような手があったとしよう。
赤五索六索六索七索七索九索九索三筒三筒四筒五筒六筒七筒中  ドラ四筒
テンパイ最優先なら中切りがベストであるが、3人麻雀では字牌の占めるウェイトが非常に大きい。
中が生牌なら、打点ということではなく、鳴かれることのない三筒を先に外していくのがセオリーとなる。
切り順を誤ればアガリ番が変わるケースもあり、一打一打の重みを知る上でも、3人麻雀は格好の稽古場となるのだ。
他にもある。
二索三索赤五索五索六索八索九索一筒二筒三筒七筒八筒南
3人麻雀なら平均的とも言える配牌だ。ここにツモが西なら何を打つか。
ちなみに、自分は西家でドラが西。東家と南家の第一打は共に南である。
答えは南である。
九索でいいじゃないかと思われる人もいるだろう。
だが、純粋にアガリを目指すなら南切りしかないのだ。
3人麻雀は4人麻雀に比べ、より早く正確な手順が要求される。
アガリが出る局面も紙一重であるケースが非常に多く、1巡のミスが命取りとなるのである。
賢明な読者ならもうおわかりだろうが、南は安全牌にこそなれ、攻撃には全く使えない牌である。
では九索はどうか。ソーズの上目をカン七索の受けと見れば、確かに不要牌には見える。
しかし、九索にはトイツになる可能性、すなわち雀頭候補になる可能性が残されている。
二索三索赤五索五索六索八索九索一筒二筒三筒七筒八筒西  ツモ九索
こうなればしめたもの。配牌から怖がって南を抱えるのは、優れた手順とは言い難い。
アガリを見据えたときにどの牌を活かすか。これは当然、4人麻雀にも通じることである。
 
以下の手牌は、昨年私が地元仙台で手にしたものである。
東1局、西家7巡目。
四万赤五万六万七万二索四索赤五索五索一筒二筒三筒七筒九筒  ツモ七筒  ドラ八万
欲しいのはテンパイでもノーテン罰でもなく、より確実なアガリである。
となればもう選択肢は1つしかない。
二索である。
四万七万のどちらかをを外して、1シャンテンに取ったところで、所詮それは気持ちに焦りがあるだけ。
頭の中に限られた最終形しか思い浮かばないようでは、この手牌がかわいそうである。
まだ7巡目という段階で形を決める必要はどこにもない。
仮に先手を取られても、こちらが磐石の形を作ればいくらでも押し返せるのだ。
今はその基盤を作り上げるときなのである。
さて、実戦ではこのあとのツモが八万ときた。
これはドラの指示牌を抱えている強みでもある。
四万赤五万六万七万四索赤五索五索一筒二筒三筒七筒七筒九筒  ツモ八万
ここで自然に打九筒。これはベストのツモと言えるが、それも受け入れの広さが成せる業。
この形が出来ればあとはひたすら押しあるのみである。
皆さんにも経験があると思うが、いつも手なりで勝負手は作れない。
雀頭作り、ターツ作り、メンツ選択、そして鍵となる牌の取捨。
さまざまなプロセスを経て、ようやくひとつのアガリが生まれるのである。
身の保全に走る気持ちもわからなくはないが、それでは手牌の要となる牌を逃してしまうこともある。
安全牌ばかり抱えていたって、手牌は育たないのだ。

第11期関西プロリーグ 決勝成績

決勝初日

 

氏名 花岡 貫上 岡崎 中田
1回戦 持ち点 ▲ 7.4 4.4 6.9 ▲ 3.9
順位点 ▲ 8.0 4.0 8.0 ▲ 4.0
1回戦計 ▲ 15.4 8.4 14.9 ▲ 7.9
2回戦 持ち点 10.6 37.2 ▲ 14.1 ▲ 34.7
順位点 4.0 8.0 ▲ 4.0 ▲ 8.0
2回戦計 14.6 45.2 ▲ 18.1 ▲ 42.7
小計 ▲ 0.8 53.6 ▲ 3.2 ▲ 50.6
3回戦 持ち点 ▲ 20.2 29.2 ▲ 3.5 ▲ 9.5
順位点 ▲ 8.0 12.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0
3回戦計 ▲ 28.2 41.2 ▲ 4.5 ▲ 12.5
小計 ▲ 29.0 94.8 ▲ 7.7 ▲ 63.1
4回戦 持ち点 15.5 8.0 1.3 ▲ 24.8
順位点 8.0 3.0 1.0 ▲ 12.0
4回戦計 23.5 11.0 2.3 ▲ 36.8
小計 ▲ 5.5 105.8 ▲ 5.4 ▲ 99.9
5回戦 持ち点 ▲ 3.2 12.9 ▲ 2.1 ▲ 7.6
順位点 ▲ 3.0 12.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0
5回戦計 ▲ 6.2 24.9 ▲ 3.1 ▲ 15.6
小計 ▲ 11.7 130.7 ▲ 8.5 ▲ 115.5
6回戦 持ち点 ▲ 6.6 20.6 1.9 ▲ 15.9
順位点 ▲ 4.0 8.0 4.0 ▲ 8.0
6回戦計 ▲ 10.6 28.6 5.9 ▲ 23.9
合計

▲ 22.3 159.3 ▲ 2.6 ▲ 139.4

決勝二日目

  氏名 花岡 貫上 岡崎 中田
1日目 合計 ▲ 22.3 159.3 ▲ 2.6 ▲ 139.4
7回戦 持ち点 40.1 ▲ 13.8 ▲ 17.3 ▲ 9.0
順位点 12.0 ▲ 3.0 ▲ 8.0 ▲ 1.0
7回戦計 52.1 ▲ 16.8 ▲ 25.3 ▲ 10.0
小計 52.1 ▲ 16.8 ▲ 25.3 ▲ 10.0
8回戦 持ち点 23.0 ▲ 3.0 ▲ 4.7 ▲ 15.3
順位点 12.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0 ▲ 8.0
2回戦計 35.0 ▲ 4.0 ▲ 7.7 ▲ 23.3
小計 64.8 138.5 ▲ 35.6 ▲ 172.7
9回戦 持ち点 10.7 ▲ 9.3 2.8 ▲ 4.2
順位点 8.0 ▲ 8.0 4.0 ▲ 4.0
3回戦計 18.7 ▲ 17.3 6.8 ▲ 8.2
小計 83.5 121.2 ▲ 28.8 ▲ 180.9
10回戦 持ち点 ▲ 9.3 ▲ 9.4 28.1 ▲ 9.4
順位点 ▲ 1.0 ▲ 5.5 12.0 ▲ 5.5
4回戦計 ▲ 10.3 ▲ 14.9 40.1 ▲ 14.9
小計 73.2 106.3 11.3 ▲ 195.8
11回戦 持ち点 38.8 ▲ 3.8 ▲ 27.5 ▲ 7.5
順位点 12.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0 ▲ 3.0
5回戦計 50.8 ▲ 4.8 ▲ 35.5 ▲ 10.5
小計 124.0 101.5 ▲ 24.2 ▲ 206.3
12回戦 持ち点 10.2 ▲ 13.1 7.0 ▲ 4.1
順位点 8.0 ▲ 8.0 4.0 ▲ 4.0
6回戦計 18.2 ▲ 21.1 11.0 ▲ 8.1
合計 142.2 80.4 ▲ 13.2 ▲ 214.4

kansai11

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 花岡 章生 31.1 30.4 14.7 ▲ 17.7 ▲ 29.7 6.6 37.9 29.3 47.7 47.1 197.4 1
2 貫上 洋志 53.7 ▲ 11.5 1.5 10.5 ▲ 11.6 40.4 62.6 52.7 ▲ 8.7 ▲ 21.2 168.4 2
3 岡崎  有 3.8 80.9 38.0 33.7 ▲ 2.0 15.0 15.9 ▲ 21.7 12.8 ▲ 22.5 153.9 3
4 中田 一幸 ▲ 52.4 34.0 ▲ 21.7 22.8 41.4 17.3 4.8 58.9 ▲ 32.6 38.8 111.3 4
5 藤川 議次 ▲ 29.2 ▲ 13.4 89.3 50.5 9.8 ▲ 13.6 ▲ 47.1 ▲ 2.1 ▲ 48.6 73.5 69.1 5
6 中川  保 48.6 ▲ 9.1 ▲ 38.4 1.8 54.2 ▲ 101.4 25.0 8.0 13.0 6.3 8.0 6
7 玉木 章司 ▲ 31.5 ▲ 90.0 14.7 0.2 4.9 77.0 29.0 ▲ 5.2 12.6 ▲ 42.2 ▲ 30.5 7
8 仁科健一郎 30.2 ▲ 20.0 ▲ 8.0 ▲ 30.5 3.8 31.4 ▲ 55.6 ▲ 24.3 ▲ 3.2 ▲ 35.0 ▲ 111.2 8
9 佐々木 亮 1.9 21.2 9.0 28.6 ▲ 21.4 ▲ 79.3 ▲ 49.5 ▲ 37.9 ▲ 36.9 10.7 ▲ 153.6 9
10 上村 宜久 ▲ 45.6 ▲ 7.1 ▲ 8.3 ▲ 38.8 ▲ 37.7 ▲ 19.0 ▲ 21.4 ▲ 36.7 57.8 ▲ 29.1 ▲ 185.9 10
11 横山  毅 ▲ 54.3 ▲ 21.3 ▲ 59.1 ▲ 49.6 15.4 25.6 ▲ 2.6 ▲ 21.0 ▲ 13.9 ▲ 27.4 ▲ 208.2 11

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 米川 基紀 ▲ 12.6 8.6 91.3 ▲ 16.3 32.2 71.2 17.8 36.1 20.6 33.2 282.1 1
2 辻本 翔哉 10.3 23.4 11.4 ▲ 14.2 24.5 48.5 44.5 ▲ 16.4 17.1 15.7 164.8 2
3 勝間 伸生 10.7 64.8 27.1 38.2 92.2 ▲ 23.3 ▲ 29.1 ▲ 26.3 ▲ 29.2 29.1 154.2 3
4 掛樋 忠雄 ▲ 23.3 43.1 ▲ 45.5 31.8 6.2 48.7 48.8 30.6 ▲ 39.2 0.7 101.9 4
5 原田 保正 ▲ 12.1 ▲ 12.8 ▲ 40.8 29.6 32.9 51.1 ▲ 58.6 10.0 98.3 ▲ 27.4 70.2 5
6 堀  昭義 ▲ 50.1 65.9 40.7 23.1 ▲ 16.5 27.2 22.9 ▲ 59.9 ▲ 33.1 36.6 56.8 6
7 筒井 宏晶 43.4 ▲ 34.0 ▲ 16.2 37.8 15.3 44.8 43.3 ▲ 47.8 ▲ 26.2 ▲ 53.0 7.4 7
8 富田 淳一 31.3 37.2 32.0 ▲ 51.8 ▲ 16.3 ▲ 47.7 ▲ 3.7 26.9 30.7 ▲ 34.9 3.7 8
9 西原 佳隆 ▲ 4.8 ▲ 24.3 ▲ 21.6 8.5 ▲ 19.2 ▲ 18.9 30.7 ▲ 12.7 ▲ 39.0 51.8 ▲ 49.5 9
10 坂本 誠裕 ▲ 7.1 56.3 ▲ 27.0 ▲ 4.0 6.7 6.9 ▲ 50.8 11.6 ▲ 15.3 ▲ 37.8 ▲ 60.5 10
11 近野理智男 19.5 ▲ 57.3 ▲ 24.2 ▲ 56.3 4.0 ▲ 8.2 ▲ 37.1 49.2 22.8 16.8 ▲ 70.8 11
12 大森孝太郎 ▲ 25.4 ▲ 109.2 34.2 ▲ 2.4 ▲ 59.8 ▲ 81.5 24.6 12.2 19.2 ▲ 4.9 ▲ 193.0 12
13 延原 明美 ▲ 6.4 ▲ 36.3 8.2 3.2 ▲ 32.4 ▲ 120.5 ▲ 53.3 ▲ 16.5 ▲ 26.7 ▲ 25.9 ▲ 306.6 13

C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 中野 孝治 25.3 ▲ 12.7 65.7 47.1 ▲ 14.0 111.4
2 宮田 豊夢 31.6 14.8 ▲ 17.8 ▲ 28.3 77.8 78.1
3 上村 政雄 33.1 ▲ 14.1 98.7 ▲ 25.0 ▲ 20.0 72.7
4 中安 武尊 11.1 14.6 28.2 ▲ 34.6 45.6 64.9
5 大橋慶一郎 49.3 ▲ 1.0 2.2 7.3 4.3 62.1
6 丸山  直 42.0 13.0 ▲ 44.8 ▲ 10.3 50.2 50.1
7 原田 潤次 19.6 ▲ 24.8 ▲ 5.1 65.4 ▲ 8.1 47.0
8 三好 直幸 ▲ 9.2 50.1 ▲ 14.0 ▲ 15.5 33.0 44.4
9 後藤 俊孝 6.7 53.4 ▲ 30.5 15.4 ▲ 24.3 20.7
10 谷上 脩平 ▲ 49.4 36.4 10.8 8.0 ▲ 17.5 ▲ 11.7
11 高柳 将史 ▲ 32.1 ▲ 40.9 30.5 36.2 ▲ 51.2 ▲ 57.5
12 近野 弥生 ▲ 75.4 ▲ 13.5 20.7 ▲ 15.3 8.2 ▲ 75.3
13 山室 太二 ▲ 83.0 ▲ 24.6 1.3 31.1 ▲ 16.7 ▲ 91.9
14 田村  豊 32.4 ▲ 89.4 ▲ 33.7 ▲ 9.5 ▲ 3.1 ▲ 103.3
15 藤原 仙三 ▲ 82.1 ▲ 9.2 ▲ 30.1 ▲ 19.2 ▲ 36.8 ▲ 177.4
16 山中  翼 ▲ 39.9 7.9 ▲ 82.1 ▲ 55.8 ▲ 70.4 ▲ 240.3

C2リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 木下 恭子 24.3 ▲ 23.4 67.5 57.9 27.9 154.2
2 赤木 由実 ▲ 50.3 63.8 78.8 ▲ 13.7 30.5 109.1
3 山本 善嗣 40.4 14.9 7.6 9.7 35.1 107.7
4 高瀬 真濃 69.4 ▲ 4.1 ▲ 65.5 57.6 33.0 90.4
5 中山 千鶴 ▲ 19.1 37.0 ▲ 3.1 8.4 51.0 74.2
6 森元 直哉 35.5 54.3 ▲ 2.8 ▲ 9.1 ▲ 39.6 38.3
7 森下 恭好 34.6 ▲ 19.2 ▲ 48.7 59.8 ▲ 4.4 22.1
8 長野 恵美 ▲ 83.6 ▲ 36.5 22.9 ▲ 30.9 8.5 ▲ 119.6
9 吉本 卓矢 ▲ 42.7 ▲ 102.8 25.6 ▲ 21.7 0.2 ▲ 141.4
10 西村 友和 31.6 ▲ 43.3 ▲ 35.8 ▲ 44.8 ▲ 69.9 ▲ 162.2
11 永田 知也 ▲ 41.1 38.3 ▲ 46.5 ▲ 74.2 ▲ 72.3 ▲ 195.8

関西プロリーグ 成績表/第11期関西プロリーグ 決勝成績

決勝初日

  氏名 花岡 貫上 岡崎 中田
1回戦 持ち点 ▲ 7.4 4.4 6.9 ▲ 3.9
順位点 ▲ 8.0 4.0 8.0 ▲ 4.0
1回戦計 ▲ 15.4 8.4 14.9 ▲ 7.9
2回戦 持ち点 10.6 37.2 ▲ 14.1 ▲ 34.7
順位点 4.0 8.0 ▲ 4.0 ▲ 8.0
2回戦計 14.6 45.2 ▲ 18.1 ▲ 42.7
小計 ▲ 0.8 53.6 ▲ 3.2 ▲ 50.6
3回戦 持ち点 ▲ 20.2 29.2 ▲ 3.5 ▲ 9.5
順位点 ▲ 8.0 12.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0
3回戦計 ▲ 28.2 41.2 ▲ 4.5 ▲ 12.5
小計 ▲ 29.0 94.8 ▲ 7.7 ▲ 63.1
4回戦 持ち点 15.5 8.0 1.3 ▲ 24.8
順位点 8.0 3.0 1.0 ▲ 12.0
4回戦計 23.5 11.0 2.3 ▲ 36.8
小計 ▲ 5.5 105.8 ▲ 5.4 ▲ 99.9
5回戦 持ち点 ▲ 3.2 12.9 ▲ 2.1 ▲ 7.6
順位点 ▲ 3.0 12.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0
5回戦計 ▲ 6.2 24.9 ▲ 3.1 ▲ 15.6
小計 ▲ 11.7 130.7 ▲ 8.5 ▲ 115.5
6回戦 持ち点 ▲ 6.6 20.6 1.9 ▲ 15.9
順位点 ▲ 4.0 8.0 4.0 ▲ 8.0
6回戦計 ▲ 10.6 28.6 5.9 ▲ 23.9
合計 ▲ 22.3 159.3 ▲ 2.6 ▲ 139.4

決勝二日目

  氏名 花岡 貫上 岡崎 中田
1日目 合計 ▲ 22.3 159.3 ▲ 2.6 ▲ 139.4
7回戦 持ち点 40.1 ▲ 13.8 ▲ 17.3 ▲ 9.0
順位点 12.0 ▲ 3.0 ▲ 8.0 ▲ 1.0
7回戦計 52.1 ▲ 16.8 ▲ 25.3 ▲ 10.0
小計 52.1 ▲ 16.8 ▲ 25.3 ▲ 10.0
8回戦 持ち点 23.0 ▲ 3.0 ▲ 4.7 ▲ 15.3
順位点 12.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0 ▲ 8.0
2回戦計 35.0 ▲ 4.0 ▲ 7.7 ▲ 23.3
小計 64.8 138.5 ▲ 35.6 ▲ 172.7
9回戦 持ち点 10.7 ▲ 9.3 2.8 ▲ 4.2
順位点 8.0 ▲ 8.0 4.0 ▲ 4.0
3回戦計 18.7 ▲ 17.3 6.8 ▲ 8.2
小計 83.5 121.2 ▲ 28.8 ▲ 180.9
10回戦 持ち点 ▲ 9.3 ▲ 9.4 28.1 ▲ 9.4
順位点 ▲ 1.0 ▲ 5.5 12.0 ▲ 5.5
4回戦計 ▲ 10.3 ▲ 14.9 40.1 ▲ 14.9
小計 73.2 106.3 11.3 ▲ 195.8
11回戦 持ち点 38.8 ▲ 3.8 ▲ 27.5 ▲ 7.5
順位点 12.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0 ▲ 3.0
5回戦計 50.8 ▲ 4.8 ▲ 35.5 ▲ 10.5
小計 124.0 101.5 ▲ 24.2 ▲ 206.3
12回戦 持ち点 10.2 ▲ 13.1 7.0 ▲ 4.1
順位点 8.0 ▲ 8.0 4.0 ▲ 4.0
6回戦計 18.2 ▲ 21.1 11.0 ▲ 8.1
合計 142.2 80.4 ▲ 13.2 ▲ 214.4

kansai11
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 花岡 章生 31.1 30.4 14.7 ▲ 17.7 ▲ 29.7 6.6 37.9 29.3 47.7 47.1 197.4 1
2 貫上 洋志 53.7 ▲ 11.5 1.5 10.5 ▲ 11.6 40.4 62.6 52.7 ▲ 8.7 ▲ 21.2 168.4 2
3 岡崎  有 3.8 80.9 38.0 33.7 ▲ 2.0 15.0 15.9 ▲ 21.7 12.8 ▲ 22.5 153.9 3
4 中田 一幸 ▲ 52.4 34.0 ▲ 21.7 22.8 41.4 17.3 4.8 58.9 ▲ 32.6 38.8 111.3 4
5 藤川 議次 ▲ 29.2 ▲ 13.4 89.3 50.5 9.8 ▲ 13.6 ▲ 47.1 ▲ 2.1 ▲ 48.6 73.5 69.1 5
6 中川  保 48.6 ▲ 9.1 ▲ 38.4 1.8 54.2 ▲ 101.4 25.0 8.0 13.0 6.3 8.0 6
7 玉木 章司 ▲ 31.5 ▲ 90.0 14.7 0.2 4.9 77.0 29.0 ▲ 5.2 12.6 ▲ 42.2 ▲ 30.5 7
8 仁科健一郎 30.2 ▲ 20.0 ▲ 8.0 ▲ 30.5 3.8 31.4 ▲ 55.6 ▲ 24.3 ▲ 3.2 ▲ 35.0 ▲ 111.2 8
9 佐々木 亮 1.9 21.2 9.0 28.6 ▲ 21.4 ▲ 79.3 ▲ 49.5 ▲ 37.9 ▲ 36.9 10.7 ▲ 153.6 9
10 上村 宜久 ▲ 45.6 ▲ 7.1 ▲ 8.3 ▲ 38.8 ▲ 37.7 ▲ 19.0 ▲ 21.4 ▲ 36.7 57.8 ▲ 29.1 ▲ 185.9 10
11 横山  毅 ▲ 54.3 ▲ 21.3 ▲ 59.1 ▲ 49.6 15.4 25.6 ▲ 2.6 ▲ 21.0 ▲ 13.9 ▲ 27.4 ▲ 208.2 11

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 米川 基紀 ▲ 12.6 8.6 91.3 ▲ 16.3 32.2 71.2 17.8 36.1 20.6 33.2 282.1 1
2 辻本 翔哉 10.3 23.4 11.4 ▲ 14.2 24.5 48.5 44.5 ▲ 16.4 17.1 15.7 164.8 2
3 勝間 伸生 10.7 64.8 27.1 38.2 92.2 ▲ 23.3 ▲ 29.1 ▲ 26.3 ▲ 29.2 29.1 154.2 3
4 掛樋 忠雄 ▲ 23.3 43.1 ▲ 45.5 31.8 6.2 48.7 48.8 30.6 ▲ 39.2 0.7 101.9 4
5 原田 保正 ▲ 12.1 ▲ 12.8 ▲ 40.8 29.6 32.9 51.1 ▲ 58.6 10.0 98.3 ▲ 27.4 70.2 5
6 堀  昭義 ▲ 50.1 65.9 40.7 23.1 ▲ 16.5 27.2 22.9 ▲ 59.9 ▲ 33.1 36.6 56.8 6
7 筒井 宏晶 43.4 ▲ 34.0 ▲ 16.2 37.8 15.3 44.8 43.3 ▲ 47.8 ▲ 26.2 ▲ 53.0 7.4 7
8 富田 淳一 31.3 37.2 32.0 ▲ 51.8 ▲ 16.3 ▲ 47.7 ▲ 3.7 26.9 30.7 ▲ 34.9 3.7 8
9 西原 佳隆 ▲ 4.8 ▲ 24.3 ▲ 21.6 8.5 ▲ 19.2 ▲ 18.9 30.7 ▲ 12.7 ▲ 39.0 51.8 ▲ 49.5 9
10 坂本 誠裕 ▲ 7.1 56.3 ▲ 27.0 ▲ 4.0 6.7 6.9 ▲ 50.8 11.6 ▲ 15.3 ▲ 37.8 ▲ 60.5 10
11 近野理智男 19.5 ▲ 57.3 ▲ 24.2 ▲ 56.3 4.0 ▲ 8.2 ▲ 37.1 49.2 22.8 16.8 ▲ 70.8 11
12 大森孝太郎 ▲ 25.4 ▲ 109.2 34.2 ▲ 2.4 ▲ 59.8 ▲ 81.5 24.6 12.2 19.2 ▲ 4.9 ▲ 193.0 12
13 延原 明美 ▲ 6.4 ▲ 36.3 8.2 3.2 ▲ 32.4 ▲ 120.5 ▲ 53.3 ▲ 16.5 ▲ 26.7 ▲ 25.9 ▲ 306.6 13

C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 中野 孝治 25.3 ▲ 12.7 65.7 47.1 ▲ 14.0 111.4
2 宮田 豊夢 31.6 14.8 ▲ 17.8 ▲ 28.3 77.8 78.1
3 上村 政雄 33.1 ▲ 14.1 98.7 ▲ 25.0 ▲ 20.0 72.7
4 中安 武尊 11.1 14.6 28.2 ▲ 34.6 45.6 64.9
5 大橋慶一郎 49.3 ▲ 1.0 2.2 7.3 4.3 62.1
6 丸山  直 42.0 13.0 ▲ 44.8 ▲ 10.3 50.2 50.1
7 原田 潤次 19.6 ▲ 24.8 ▲ 5.1 65.4 ▲ 8.1 47.0
8 三好 直幸 ▲ 9.2 50.1 ▲ 14.0 ▲ 15.5 33.0 44.4
9 後藤 俊孝 6.7 53.4 ▲ 30.5 15.4 ▲ 24.3 20.7
10 谷上 脩平 ▲ 49.4 36.4 10.8 8.0 ▲ 17.5 ▲ 11.7
11 高柳 将史 ▲ 32.1 ▲ 40.9 30.5 36.2 ▲ 51.2 ▲ 57.5
12 近野 弥生 ▲ 75.4 ▲ 13.5 20.7 ▲ 15.3 8.2 ▲ 75.3
13 山室 太二 ▲ 83.0 ▲ 24.6 1.3 31.1 ▲ 16.7 ▲ 91.9
14 田村  豊 32.4 ▲ 89.4 ▲ 33.7 ▲ 9.5 ▲ 3.1 ▲ 103.3
15 藤原 仙三 ▲ 82.1 ▲ 9.2 ▲ 30.1 ▲ 19.2 ▲ 36.8 ▲ 177.4
16 山中  翼 ▲ 39.9 7.9 ▲ 82.1 ▲ 55.8 ▲ 70.4 ▲ 240.3

C2リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 木下 恭子 24.3 ▲ 23.4 67.5 57.9 27.9 154.2
2 赤木 由実 ▲ 50.3 63.8 78.8 ▲ 13.7 30.5 109.1
3 山本 善嗣 40.4 14.9 7.6 9.7 35.1 107.7
4 高瀬 真濃 69.4 ▲ 4.1 ▲ 65.5 57.6 33.0 90.4
5 中山 千鶴 ▲ 19.1 37.0 ▲ 3.1 8.4 51.0 74.2
6 森元 直哉 35.5 54.3 ▲ 2.8 ▲ 9.1 ▲ 39.6 38.3
7 森下 恭好 34.6 ▲ 19.2 ▲ 48.7 59.8 ▲ 4.4 22.1
8 長野 恵美 ▲ 83.6 ▲ 36.5 22.9 ▲ 30.9 8.5 ▲ 119.6
9 吉本 卓矢 ▲ 42.7 ▲ 102.8 25.6 ▲ 21.7 0.2 ▲ 141.4
10 西村 友和 31.6 ▲ 43.3 ▲ 35.8 ▲ 44.8 ▲ 69.9 ▲ 162.2
11 永田 知也 ▲ 41.1 38.3 ▲ 46.5 ▲ 74.2 ▲ 72.3 ▲ 195.8

第3期グランプリMAX

フォトギャラリー/第3期グランプリMAX

第21期東北プロリーグ 第1節レポート

Aリーグ

東北リーグの第1節が始まった。
スタートダッシュに成功したのは、遠藤。+94.6Pと大暴れ。
被害を食らったのが高橋。 1回戦はトップをとったものの大きいラスを2回。
総合2位に渡部、3位に皆川が好位置につけた。

現東北天翔位の東もプラスにまとめ連覇に向け、まずまずのスタート。
と言ってもまだ第1節。闘いはこれから。

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 最終節 合計 順位
1 遠藤昭太 94.6 94.6 1
2 渡部稔 55.1 55.1 2
3 皆川直穀 42.8 42.8 3
4 東幸一郎 12.7 12.7 4
5 平田孝章 9.1 9.1 5
6 工藤宏紀 1.8 1.8 6
7 吉田勝弥 0.6 0.6 7
8 菅原直哉 ▲ 1.9 ▲ 1.9 8
9 泉亮多 ▲ 4.6 ▲ 4.6 9
10 佐藤大介 ▲ 5.8 ▲ 5.8 10
11 粕谷勇吉 ▲ 11.2 ▲ 11.2 11
12 今貴聡 ▲ 20.4 ▲ 20.4 12
13 藤本修二 ▲ 31.2 ▲ 31.2 13
14 青木武 ▲ 31.5 ▲ 31.5 14
15 社麻沙也 ▲ 57.5 ▲ 57.5 15
16 高橋清隆 ▲ 58.6 ▲ 58.6 16

Bリーグ

第21期の東北リーグは2リーグ制となり、Bリーグは多くの新人プロが参戦する。
10節を戦い抜きAリーグへの切符を勝ち取るのは誰となるか。

1卓(佐藤、新田、早坂、佐々木、斎藤)

1回戦目、まずは佐藤が開幕4連続のアガリでスタートダッシュを決めると、
そのまま逃げ切って+36.8Pの1人浮きで抜け番となる。

佐藤の抜けた2回戦目は、平たい展開となり、僅差でトップを取ったのは新田。
その新田は続く3回戦目でもトップとなる。

対して、抜け番明けの佐藤は、好調を維持することができずに、3、4回戦で大きくプラスを削ることになった。

5回戦が終わって、卓内トップは5番抜けで途中抜けがなかった新田。
抜け番後に崩れた佐藤は2位と、5人打ちの妙を味わうこととなった。

2卓(大里、国丸、三井、安ヶ平)

1回戦目は、3,000・6,000ツモのリードを守った国丸がトップ。
2回戦、プラスで折り返し、3回戦も国丸先行で進んでいく。

後半、安ヶ平、三井が巻き返すものの、序盤のリードをキープしまたも国丸がトップ。
このまま国丸が押すと思われたが、最終4回戦、今まで我慢していた女流・大里が国丸から12,000直撃をもぎ取ると、アガリ続けてダントツの+33.3Pで終了し卓内位を勝ち取った。

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 最終節 合計 順位
1 新田大輔 37.2 37.2 1
2 大里奈美 18.1 18.1 2
3 国丸仁哉 8.2 8.2 3
4 佐藤晃大 3.3 3.3 4
5 斎藤智大 ▲ 7.9 ▲ 7.9 5
6 三井光一 ▲ 13.8 ▲ 13.8 6
7 安ヶ平浩希 ▲ 14.5 ▲ 14.5 7
8 佐々木啓文 ▲ 15.0 ▲ 15.0 8
9 早坂和人 ▲ 17.6 ▲ 17.6 9

東北プロリーグ レポート/第21期東北プロリーグ 第1節レポート

Aリーグ
東北リーグの第1節が始まった。
スタートダッシュに成功したのは、遠藤。+94.6Pと大暴れ。
被害を食らったのが高橋。 1回戦はトップをとったものの大きいラスを2回。
総合2位に渡部、3位に皆川が好位置につけた。
現東北天翔位の東もプラスにまとめ連覇に向け、まずまずのスタート。
と言ってもまだ第1節。闘いはこれから。

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 最終節 合計 順位
1 遠藤昭太 94.6 94.6 1
2 渡部稔 55.1 55.1 2
3 皆川直穀 42.8 42.8 3
4 東幸一郎 12.7 12.7 4
5 平田孝章 9.1 9.1 5
6 工藤宏紀 1.8 1.8 6
7 吉田勝弥 0.6 0.6 7
8 菅原直哉 ▲ 1.9 ▲ 1.9 8
9 泉亮多 ▲ 4.6 ▲ 4.6 9
10 佐藤大介 ▲ 5.8 ▲ 5.8 10
11 粕谷勇吉 ▲ 11.2 ▲ 11.2 11
12 今貴聡 ▲ 20.4 ▲ 20.4 12
13 藤本修二 ▲ 31.2 ▲ 31.2 13
14 青木武 ▲ 31.5 ▲ 31.5 14
15 社麻沙也 ▲ 57.5 ▲ 57.5 15
16 高橋清隆 ▲ 58.6 ▲ 58.6 16

Bリーグ
第21期の東北リーグは2リーグ制となり、Bリーグは多くの新人プロが参戦する。
10節を戦い抜きAリーグへの切符を勝ち取るのは誰となるか。
1卓(佐藤、新田、早坂、佐々木、斎藤)
1回戦目、まずは佐藤が開幕4連続のアガリでスタートダッシュを決めると、
そのまま逃げ切って+36.8Pの1人浮きで抜け番となる。
佐藤の抜けた2回戦目は、平たい展開となり、僅差でトップを取ったのは新田。
その新田は続く3回戦目でもトップとなる。
対して、抜け番明けの佐藤は、好調を維持することができずに、3、4回戦で大きくプラスを削ることになった。
5回戦が終わって、卓内トップは5番抜けで途中抜けがなかった新田。
抜け番後に崩れた佐藤は2位と、5人打ちの妙を味わうこととなった。
2卓(大里、国丸、三井、安ヶ平)
1回戦目は、3,000・6,000ツモのリードを守った国丸がトップ。
2回戦、プラスで折り返し、3回戦も国丸先行で進んでいく。
後半、安ヶ平、三井が巻き返すものの、序盤のリードをキープしまたも国丸がトップ。
このまま国丸が押すと思われたが、最終4回戦、今まで我慢していた女流・大里が国丸から12,000直撃をもぎ取ると、アガリ続けてダントツの+33.3Pで終了し卓内位を勝ち取った。

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 最終節 合計 順位
1 新田大輔 37.2 37.2 1
2 大里奈美 18.1 18.1 2
3 国丸仁哉 8.2 8.2 3
4 佐藤晃大 3.3 3.3 4
5 斎藤智大 ▲ 7.9 ▲ 7.9 5
6 三井光一 ▲ 13.8 ▲ 13.8 6
7 安ヶ平浩希 ▲ 14.5 ▲ 14.5 7
8 佐々木啓文 ▲ 15.0 ▲ 15.0 8
9 早坂和人 ▲ 17.6 ▲ 17.6 9

何を切る?fromロン2 2013年4月

みなさんこんにちは。引き続き何切るを担当させていただくことになりました山田浩之です。
今月から少し趣向を変えて、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロとユーザーの回答をグラフを使って
比較していきたいと思います。
解説をより多くのプロにもらいましたので、プロが何を考えて打牌を選択したのか、みなさんの雀力アップの参考にしてください。

問題提供:「ロン2

nanikirugraph_201304_smpwidth280_ktaiwidth240

ロン2道場ルール(一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東1局東家(色の濃くなっている牌はツモ切りです)

プロ
nanikirugraph_201304_pro_smpwidth280_ktaiwidth240

ロン2ユーザー
nanikirugraph_201304_ron2_smpwidth280_ktaiwidth240

プロ
四万切り23人、六筒切り5人、八万切り5人、八索切り2人、五万切り1人、七万切り1人

ロン2ユーザー

四万切り43.3%、八万切り21.2%、六筒切り15.7%、八索切り9.1%、四索切り6.3%、五万切り2.8%

七万切り0.8%、六索切り0.6%、五筒切り0.2%

プロ回答

 

四万切り

荒正義

ピンズが伸びれば七万八万はずし。メンタンピン狙い。

 

安東裕允

この時点では、ピンフ形を目指します。

ツモ次第では、456もしくは678の三色となるので七対子は見切ります。

 

井出一寛

東1局、全員の捨て牌に変なところはなし。タンピンを目指し、手広く構える。

456、678の三色は自然とよった方にするが、無理には狙わない。仕掛けは考えない。

 

伊藤優孝

七対子は見切って、456、678のタンピン三色やピンズを伸ばしてタンピンイーペーコー狙い。

 

魚谷侑未

形としては三万六万九万が2度受けに、ソーズが四索四索六索八索八索とまだ好形とは言えないので、ピンズの五筒六筒六筒七筒は外したくありません。一度様子見の打四万として、どこが伸びるか見てからメンツ候補を確定したいです。

 

内川幸太郎

マンズの2度引きは嫌ですが、ピンフ手組みで四万を切ります。ピンズの伸びを期待しつつ、七索を先に引いての678が見えない限り、七万八万を外してメンタンピンで行きたいです。

 

勝又健志

ストレートに打つなら六筒だが、ロスが四万の2枚ならば、決め手となるタンピンイーペーコーや三色を狙った打四万がベストな選択であると思う。

 

小島武夫

456、678のタンピン三色狙い。

 

近藤久晴

変則的な切りをしている人もいなく、三色をのがす事なく手広く構える。

 

猿川真寿

456、678の両テンビンに受ける。七対子2シャンテンだが、内に牌が寄っているので見ない。

次にピンズを引いたら、七万八万落としでメンタンピンを目指す。

 

嶋村泰之

456と678の三色を見つつ、横に広く打四万。ピンズが伸びれば七万八万外し。

九万引きは打六筒で1シャンテンに取る。他家もタンピン系の捨て牌なのでタンヤオ七対子は見ない。

 

白鳥翔

これだけ横に伸びそうな手材料が揃っていれば七対子は考えません。

456、678の三色を見つつタンピン形でのリーチといきたいです。

 

高沢智

手役としては、456と678の三色を狙いたいと思います。ピンズのくっつきでどちらかを選びたい。

他家の切りは変則的ではなく、ごく普通の切りなのでアガリに向かう。

 

中村慎吾

456と678の三色の目を残しつつメンタンピン形を狙う。

九万引きなら打六筒で素直に手を進めつつ、手変わりを待つ。

 

奈良圭純

まだはっきりと場況が読めないので、瞬間裏目の少ない四万切りとします。

東1局なので三色を深追いせず手なりで。

 

西川淳

456の三色をメインにマンズ、ソーズ1メンツ、ピンズ2メンツ構想。したがって七万八万は先に埋まらない限り払うつもりです。あまり好形ではないので、先行されたらオリる気持ちが強いです。

 

仁平宣明

親番とはいえ、軽い仕掛けはしたくありません。この後ピンズが伸びるようなら、マンズの七万八万を払ってタンピン最高三色を見ながら手を進めたいと思います。678は先に七索を引かない限り狙わないと思います。

 

藤崎智

456、678の三色と七対子のうちどれかをあきらめなければならないので七対子はいったん見切ります。

 

前原雄大

この時点で見るべきは三色であり、横形だろう。456、678を視野に打つべき局面と見る。

ならば打四万が保留の一打だろう。

ソーズ部分は触れないことからも、消去法で打六筒よりも現時点では勝っているように思う。

 

望月雅継

形が決まらない為、ターツ選択が出来る構えにしておくのがいいかと。456~678までの三色を追える準備だけはしておくが、それほど深追いは出来ないのでは。柔軟に構えて次のツモに方向性を聞きたいです。

 

森山茂和

七対子は見ず、ピンフ形を見る。ピンズの形を活かして456、678のタンピン三色を狙う。

 

安田麻里菜

タンピン三色の両テンビン。

 

吉田直

456、678のタンピン三色を見て。

 

 

六筒切り

沢崎誠

マンズ2メンツ、ソーズ1メンツ1雀頭、ピンズ1メンツ。

 

瀬戸熊直樹

七対子はこの形では見ません。456、678の三色を見つつ、ピンフのテンパイを狙います。

 

滝沢和典

親番という事もあり、シンプルに構えて、456、678の三色への変化を期待。

 

ダンプ大橋

七対子を見るには内によりすぎているので、シュンツ手を見ます。すでにターツは足りているので、ピンズを払って手広い形に。九万をツモらない限りは勝負手としますが、先に九万をツモったら無理はしません。

 

堀内正人

一発、裏ドラありのルールで親番中。真っ直ぐ手を組んで打六筒とします。

ピンズを浮かせれば、タンピンイーペーコーが見えますがスピード優先。六万はチーします。

 

 

八万切り

 

石渡正志

ツモ次第ではタンヤオ、ピンフ三色、イーペーコー、七対子どれでも狙えそう。

とりあえず、九万の受け入れを断つ打八万を選ぶ。

 

柴田弘幸

456狙いの四万が多そうだが、タンヤオから入りたいので打八万とする。

八索のトイツが気持ち悪いので、ドラの九索引きや中張牌の重なりがあればトイツ手を見たい。

 

朝武雅晴

タンヤオを確定させて、三色なら456と七対子も考えてドラ表示牌の八索を打たないですむように手を進める。

 

浜上文吾

456、678の三色、七対子と悩みますが、九万ツモでピンフのみになるのを拒否する打八万とします。

456の三色と七対子で、少しでも打点を上げたいです。

 

山井弘

タンヤオを確定させたい。

456、567狙いでタンピンイーペーコーなども見つつ。仕掛けは考えない。

 

 

八索切り

 

灘麻太郎

七対子はあきらめ、567、678の三色とタンピン狙い。

 

平田孝章

ドラそばで早く処理したい。678の三色にしぼって手作りして行きたい。

 

 

五万切り

 

古川孝次

目指す手役は678のタンピン三色。東1局ということもあって、まずはツモの具合をおしはかってみる。

もう1つトイツができれば、タンヤオ七対子。この2つを考えながら手作りする。

 

 

七万切り

 

和久津晶

九万が嬉しくないので、678はあきらめて456と七対子を見ます。

マンズが高く、四万がトイツなので七万から切ります。

何を切る?/何を切る?fromロン2 2013年4月

みなさんこんにちは。引き続き何切るを担当させていただくことになりました山田浩之です。
今月から少し趣向を変えて、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロとユーザーの回答をグラフを使って
比較していきたいと思います。
解説をより多くのプロにもらいましたので、プロが何を考えて打牌を選択したのか、みなさんの雀力アップの参考にしてください。
問題提供:「ロン2
nanikirugraph_201304_smpwidth280_ktaiwidth240
ロン2道場ルール(一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東1局東家(色の濃くなっている牌はツモ切りです)
プロ
nanikirugraph_201304_pro_smpwidth280_ktaiwidth240
ロン2ユーザー
nanikirugraph_201304_ron2_smpwidth280_ktaiwidth240
プロ
四万切り23人、六筒切り5人、八万切り5人、八索切り2人、五万切り1人、七万切り1人
ロン2ユーザー
四万切り43.3%、八万切り21.2%、六筒切り15.7%、八索切り9.1%、四索切り6.3%、五万切り2.8%
七万切り0.8%、六索切り0.6%、五筒切り0.2%

プロ回答

 
四万切り
荒正義
ピンズが伸びれば七万八万はずし。メンタンピン狙い。
 
安東裕允
この時点では、ピンフ形を目指します。
ツモ次第では、456もしくは678の三色となるので七対子は見切ります。
 
井出一寛
東1局、全員の捨て牌に変なところはなし。タンピンを目指し、手広く構える。
456、678の三色は自然とよった方にするが、無理には狙わない。仕掛けは考えない。
 
伊藤優孝
七対子は見切って、456、678のタンピン三色やピンズを伸ばしてタンピンイーペーコー狙い。
 
魚谷侑未
形としては三万六万九万が2度受けに、ソーズが四索四索六索八索八索とまだ好形とは言えないので、ピンズの五筒六筒六筒七筒は外したくありません。一度様子見の打四万として、どこが伸びるか見てからメンツ候補を確定したいです。
 
内川幸太郎
マンズの2度引きは嫌ですが、ピンフ手組みで四万を切ります。ピンズの伸びを期待しつつ、七索を先に引いての678が見えない限り、七万八万を外してメンタンピンで行きたいです。
 
勝又健志
ストレートに打つなら六筒だが、ロスが四万の2枚ならば、決め手となるタンピンイーペーコーや三色を狙った打四万がベストな選択であると思う。
 
小島武夫
456、678のタンピン三色狙い。
 
近藤久晴
変則的な切りをしている人もいなく、三色をのがす事なく手広く構える。
 
猿川真寿
456、678の両テンビンに受ける。七対子2シャンテンだが、内に牌が寄っているので見ない。
次にピンズを引いたら、七万八万落としでメンタンピンを目指す。
 
嶋村泰之
456と678の三色を見つつ、横に広く打四万。ピンズが伸びれば七万八万外し。
九万引きは打六筒で1シャンテンに取る。他家もタンピン系の捨て牌なのでタンヤオ七対子は見ない。
 
白鳥翔
これだけ横に伸びそうな手材料が揃っていれば七対子は考えません。
456、678の三色を見つつタンピン形でのリーチといきたいです。
 
高沢智
手役としては、456と678の三色を狙いたいと思います。ピンズのくっつきでどちらかを選びたい。
他家の切りは変則的ではなく、ごく普通の切りなのでアガリに向かう。
 
中村慎吾
456と678の三色の目を残しつつメンタンピン形を狙う。
九万引きなら打六筒で素直に手を進めつつ、手変わりを待つ。
 
奈良圭純
まだはっきりと場況が読めないので、瞬間裏目の少ない四万切りとします。
東1局なので三色を深追いせず手なりで。
 
西川淳
456の三色をメインにマンズ、ソーズ1メンツ、ピンズ2メンツ構想。したがって七万八万は先に埋まらない限り払うつもりです。あまり好形ではないので、先行されたらオリる気持ちが強いです。
 
仁平宣明
親番とはいえ、軽い仕掛けはしたくありません。この後ピンズが伸びるようなら、マンズの七万八万を払ってタンピン最高三色を見ながら手を進めたいと思います。678は先に七索を引かない限り狙わないと思います。
 
藤崎智
456、678の三色と七対子のうちどれかをあきらめなければならないので七対子はいったん見切ります。
 
前原雄大
この時点で見るべきは三色であり、横形だろう。456、678を視野に打つべき局面と見る。
ならば打四万が保留の一打だろう。
ソーズ部分は触れないことからも、消去法で打六筒よりも現時点では勝っているように思う。
 
望月雅継
形が決まらない為、ターツ選択が出来る構えにしておくのがいいかと。456~678までの三色を追える準備だけはしておくが、それほど深追いは出来ないのでは。柔軟に構えて次のツモに方向性を聞きたいです。
 
森山茂和
七対子は見ず、ピンフ形を見る。ピンズの形を活かして456、678のタンピン三色を狙う。
 
安田麻里菜
タンピン三色の両テンビン。
 
吉田直
456、678のタンピン三色を見て。
 
 
六筒切り
沢崎誠
マンズ2メンツ、ソーズ1メンツ1雀頭、ピンズ1メンツ。
 
瀬戸熊直樹
七対子はこの形では見ません。456、678の三色を見つつ、ピンフのテンパイを狙います。
 
滝沢和典
親番という事もあり、シンプルに構えて、456、678の三色への変化を期待。
 
ダンプ大橋
七対子を見るには内によりすぎているので、シュンツ手を見ます。すでにターツは足りているので、ピンズを払って手広い形に。九万をツモらない限りは勝負手としますが、先に九万をツモったら無理はしません。
 
堀内正人
一発、裏ドラありのルールで親番中。真っ直ぐ手を組んで打六筒とします。
ピンズを浮かせれば、タンピンイーペーコーが見えますがスピード優先。六万はチーします。
 
 
八万切り
 
石渡正志
ツモ次第ではタンヤオ、ピンフ三色、イーペーコー、七対子どれでも狙えそう。
とりあえず、九万の受け入れを断つ打八万を選ぶ。
 
柴田弘幸
456狙いの四万が多そうだが、タンヤオから入りたいので打八万とする。
八索のトイツが気持ち悪いので、ドラの九索引きや中張牌の重なりがあればトイツ手を見たい。
 
朝武雅晴
タンヤオを確定させて、三色なら456と七対子も考えてドラ表示牌の八索を打たないですむように手を進める。
 
浜上文吾
456、678の三色、七対子と悩みますが、九万ツモでピンフのみになるのを拒否する打八万とします。
456の三色と七対子で、少しでも打点を上げたいです。
 
山井弘
タンヤオを確定させたい。
456、567狙いでタンピンイーペーコーなども見つつ。仕掛けは考えない。
 
 
八索切り
 
灘麻太郎
七対子はあきらめ、567、678の三色とタンピン狙い。
 
平田孝章
ドラそばで早く処理したい。678の三色にしぼって手作りして行きたい。
 
 
五万切り
 
古川孝次
目指す手役は678のタンピン三色。東1局ということもあって、まずはツモの具合をおしはかってみる。
もう1つトイツができれば、タンヤオ七対子。この2つを考えながら手作りする。
 
 
七万切り
 
和久津晶
九万が嬉しくないので、678はあきらめて456と七対子を見ます。
マンズが高く、四万がトイツなので七万から切ります。