第五回麻雀トライアスロン雀豪決定戦 2次予選レポート 白鳥翔

2014年3月20日、今年で第5回となる『麻雀トライアスロン』が都内の会場で行われました。

今年も前回までと同じ様に、各界を代表する雀豪の方々16名にお集まりいただき、
非常に豪華な顔ぶれで開催されることとなりました。
日本プロ麻雀連盟からもスター選手がずらりと16名出場。
合計32名で優勝者を決めます。

選手紹介の前に、簡単にルールを説明しましょう。
麻雀『トライアスロン』の名の通り闘う種目は3つ。
東風戦→半荘戦→三人麻雀。
この3つの競技を1クールとして1次予選・2次予選・決勝と駒を進めていきます。
1次予選終了時にゲスト雀豪の下位4名、プロの下位4名が敗退。
1次予選で通過した24名は、それまでのポイントを半分にして2次予選を戦いますが、ここからはサバイバル方式となり、東風戦を終えた時点でゲスト雀豪下位2名、プロ2名が敗退。次の半荘戦終了時にも、下位2名づつが敗退となり、2次予選最後の三人麻雀を終えた時点でのゲスト雀豪上位2名、プロ2名が決勝進出となります。
決勝はポイントがリセットされ、東風戦、半荘戦、三人麻雀と順番に闘い優勝者を決定します!
三人麻雀では高打点のアガリが飛び交うゲームなだけに、ここでの一発逆転も可能となっており、手に汗握る展開が予想されます!

出場選手紹介ページ

一次予選レポート

1次予選が終わり、ポイントが半分になり2次予選が開始されました。
ここからは、毎種目脱落者がでるサバイバルレースです!

 

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ゲスト雀豪1位で1次予選を通過した白川さんは、3着ながらも小さい失点でまとめポイントをキープ。
同卓だったコージーさんは、ここでラスを引いてしまい無念の敗退となってしまいました。
その他のゲスト雀豪の方々に目を向けると、敗退ラインギリギリで通過した畑さんが、大きめのトップで一気に上位争いに食い込むことに成功。1次予選好調だった綾辻さん、加藤さんもトップでポイントを伸ばす結果となりました。

 

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プロ雀士の方は、森山プロが1次予選に続き好調。大きいトップでトータルポイント首位に立ちます。
逆に同卓だった押川さんは、その煽りを受ける形でラスを引かされ、ここで敗退となりました。
この東風戦が終わって、プロ雀士での敗退は荒プロ、滝沢プロの2名。両名ともなんとかポイントをまとめる様に打っていた印象を受けましたが、エンジンがかかる前にここで脱落。滝沢プロ▲12.9P、荒プロ▲11.4Pでの敗退で、残っているプロ雀士は、全員がプラスポイントというかなり熾烈な争いになっている模様です。

 

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東風戦が終わって次は半荘戦。
ここまで堅実にポイントを重ねてきた綾辻さんがここでトップ。ゲスト雀豪でトータル1位に躍り出ます。
同卓でラスを引かされてしまったのは和泉プロで、ここまで積み重ねてきたポイントを全て吐き出す形となってしまいました。
綾辻さんとは対照的に、白川さんが大きなラスを引いてしまい後退。
ここまであまり調子が良くなかった武藤さん、まだエンジンがかからずここでも3着で、あわや敗退かと思われましたが、どうやらカットラインギリギリで踏みとどまった様です。

 

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ゲスト雀豪の中で、ここで無念の敗退は畑さんと海堂さん。
その2人と同卓でトップをとったのは森山プロで、プロ側での一枠はほぼ森山プロで決定だろうという結果となりました。

 

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東風戦終了時にはカットラインぎりぎりで残った二階堂瑠美プロは、この半荘戦でなんとかトップを取り、プロ雀士で4位につけ決勝進出に望みを繋ぎました。過去4回、女流プロが決勝に残ったことは無いので、そういった意味でも気合いが入っている様でした。

プロ雀士側は、和泉プロ、宮内プロの仲良しコンビが揃ってここで敗退。
2人ともいい位置につけていましたが、この半荘戦でのラスがそのまま敗退に繋がるといった形になってしまいました。

 

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さぁ最後は三人麻雀です。
ここまでプロ雀士で2位につけている佐々木寿人プロ、決勝進出の為には2着以上、できればトップをとって決めに行きたいところです。

しかし、同卓の灘プロがここで大爆発。
なんと7万点浮きの特大トップで、寿人プロを沈めてトータル2位に浮上。

 

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これで灘プロの決勝進出は堅いな、と見ている誰もが思っていましたが、別卓でアガリ続ける女性の声が。
二階堂瑠美プロです。瑠美プロも大きなトップで終え、最終スコアを確認すると・・・
わずか6.0P灘プロが上!

 

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これで森山プロと灘プロの新旧会長同士が決勝進出となり、麻雀トライアスロン初の女性決勝進出とはなりませんでした。

ゲスト雀豪の方々は、爆発している瑠美プロと同卓ながらも、浮きの2着で終えることが出来た綾辻さんがゲスト雀豪1位で決勝進出。
ここまで調子が上がらないながらも、何とか凌いできた武宮さんは、ここで大きいトップをとって、決勝進出に望みを繋げたいところでしたが、同卓の佐々木信也さんにトップを取られてしまいます。
これで佐々木さんは他の卓次第といったところ。

他卓の加藤さん、蛭子さんも追い上げますが、それぞれトップはとりきれず、お二方とも2着でフィニッシュ。これにより、佐々木さんの決勝進出が確定しました。

 

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以上の4名で、第五回麻雀トライアスロン雀豪決定戦決勝戦が行われます!
果たしてどの様な戦いになるのか!?優勝するのは誰なのか!?
見逃せない戦いが今、始まります!!

エンタメ~テレ

プロ雀士コラム/第五回麻雀トライアスロン雀豪決定戦 2次予選レポート 白鳥翔

2014年3月20日、今年で第5回となる『麻雀トライアスロン』が都内の会場で行われました。
今年も前回までと同じ様に、各界を代表する雀豪の方々16名にお集まりいただき、
非常に豪華な顔ぶれで開催されることとなりました。
日本プロ麻雀連盟からもスター選手がずらりと16名出場。
合計32名で優勝者を決めます。
選手紹介の前に、簡単にルールを説明しましょう。
麻雀『トライアスロン』の名の通り闘う種目は3つ。
東風戦→半荘戦→三人麻雀。
この3つの競技を1クールとして1次予選・2次予選・決勝と駒を進めていきます。
1次予選終了時にゲスト雀豪の下位4名、プロの下位4名が敗退。
1次予選で通過した24名は、それまでのポイントを半分にして2次予選を戦いますが、ここからはサバイバル方式となり、東風戦を終えた時点でゲスト雀豪下位2名、プロ2名が敗退。次の半荘戦終了時にも、下位2名づつが敗退となり、2次予選最後の三人麻雀を終えた時点でのゲスト雀豪上位2名、プロ2名が決勝進出となります。
決勝はポイントがリセットされ、東風戦、半荘戦、三人麻雀と順番に闘い優勝者を決定します!
三人麻雀では高打点のアガリが飛び交うゲームなだけに、ここでの一発逆転も可能となっており、手に汗握る展開が予想されます!
出場選手紹介ページ
一次予選レポート
1次予選が終わり、ポイントが半分になり2次予選が開始されました。
ここからは、毎種目脱落者がでるサバイバルレースです!
 

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ゲスト雀豪1位で1次予選を通過した白川さんは、3着ながらも小さい失点でまとめポイントをキープ。
同卓だったコージーさんは、ここでラスを引いてしまい無念の敗退となってしまいました。
その他のゲスト雀豪の方々に目を向けると、敗退ラインギリギリで通過した畑さんが、大きめのトップで一気に上位争いに食い込むことに成功。1次予選好調だった綾辻さん、加藤さんもトップでポイントを伸ばす結果となりました。
 

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プロ雀士の方は、森山プロが1次予選に続き好調。大きいトップでトータルポイント首位に立ちます。
逆に同卓だった押川さんは、その煽りを受ける形でラスを引かされ、ここで敗退となりました。
この東風戦が終わって、プロ雀士での敗退は荒プロ、滝沢プロの2名。両名ともなんとかポイントをまとめる様に打っていた印象を受けましたが、エンジンがかかる前にここで脱落。滝沢プロ▲12.9P、荒プロ▲11.4Pでの敗退で、残っているプロ雀士は、全員がプラスポイントというかなり熾烈な争いになっている模様です。
 

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東風戦が終わって次は半荘戦。
ここまで堅実にポイントを重ねてきた綾辻さんがここでトップ。ゲスト雀豪でトータル1位に躍り出ます。
同卓でラスを引かされてしまったのは和泉プロで、ここまで積み重ねてきたポイントを全て吐き出す形となってしまいました。
綾辻さんとは対照的に、白川さんが大きなラスを引いてしまい後退。
ここまであまり調子が良くなかった武藤さん、まだエンジンがかからずここでも3着で、あわや敗退かと思われましたが、どうやらカットラインギリギリで踏みとどまった様です。
 

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ゲスト雀豪の中で、ここで無念の敗退は畑さんと海堂さん。
その2人と同卓でトップをとったのは森山プロで、プロ側での一枠はほぼ森山プロで決定だろうという結果となりました。
 

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東風戦終了時にはカットラインぎりぎりで残った二階堂瑠美プロは、この半荘戦でなんとかトップを取り、プロ雀士で4位につけ決勝進出に望みを繋ぎました。過去4回、女流プロが決勝に残ったことは無いので、そういった意味でも気合いが入っている様でした。
プロ雀士側は、和泉プロ、宮内プロの仲良しコンビが揃ってここで敗退。
2人ともいい位置につけていましたが、この半荘戦でのラスがそのまま敗退に繋がるといった形になってしまいました。
 

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さぁ最後は三人麻雀です。
ここまでプロ雀士で2位につけている佐々木寿人プロ、決勝進出の為には2着以上、できればトップをとって決めに行きたいところです。
しかし、同卓の灘プロがここで大爆発。
なんと7万点浮きの特大トップで、寿人プロを沈めてトータル2位に浮上。
 

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これで灘プロの決勝進出は堅いな、と見ている誰もが思っていましたが、別卓でアガリ続ける女性の声が。
二階堂瑠美プロです。瑠美プロも大きなトップで終え、最終スコアを確認すると・・・
わずか6.0P灘プロが上!
 

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これで森山プロと灘プロの新旧会長同士が決勝進出となり、麻雀トライアスロン初の女性決勝進出とはなりませんでした。
ゲスト雀豪の方々は、爆発している瑠美プロと同卓ながらも、浮きの2着で終えることが出来た綾辻さんがゲスト雀豪1位で決勝進出。
ここまで調子が上がらないながらも、何とか凌いできた武宮さんは、ここで大きいトップをとって、決勝進出に望みを繋げたいところでしたが、同卓の佐々木信也さんにトップを取られてしまいます。
これで佐々木さんは他の卓次第といったところ。
他卓の加藤さん、蛭子さんも追い上げますが、それぞれトップはとりきれず、お二方とも2着でフィニッシュ。これにより、佐々木さんの決勝進出が確定しました。
 

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以上の4名で、第五回麻雀トライアスロン雀豪決定戦決勝戦が行われます!
果たしてどの様な戦いになるのか!?優勝するのは誰なのか!?
見逃せない戦いが今、始まります!!
エンタメ~テレ

第90回『場に合わせた自然』と 『態勢的な自然』

今章は自然論の続き。
「場に合わせた自然」と「態勢的な自然」について。

前章の最後に書いた二索切りの続き。

2013_fes

二索切りは速度と打点のバランスの「効率的な自然」の打牌と記した。
この二索に親の佐々木が123でチーを入れて打五万
前巡に、ドラの白を切っていることから、テンパイと読むのが妥当だと思われる。
問題は待ちではなく、打点。

捨て牌から、ホンイツの可能性はほぼないと言えるだろう。
もしある場合、五万が孤立牌という事はなく、四万五万などのターツ選択から外された可能性が高いので、テンパイでなく現状は1シャンテンということになる。

見えてない役牌は発だけで、後付けより暗刻の可能性がかなり高い。
仮にトイツだった場合、ドラはテンパイまで切らないことが多くなり、単騎選択ができる牌姿ではないと言える。

一応、
五万六万七万八万九万一索三索発発発???  

このような形からの待ち変えの単騎はあるが、愚形が残ることも多い上に、打点を放棄することになるので考えにくい。
私がこの仕掛けを入れられた時に、パッと頭の中に浮かんだ牌姿は、

四万五万五万六万一索三索三索四索発発発??
四万五万五万六万一索三索三筒四筒発発発??

皆さんはどういう牌姿を思い浮かべるだろうか?
実際との牌姿との成否はともかく、パッと頭に出る人の方が雀力は上だろう。
そこから、あらゆる牌姿の可能性を追求していくのである。

この局面でドラが見えていなかったり、誰かが一色手のテンパイが入っていそうだと感じたならば、私は好みではないので、この形から仕掛けることはないけれども、それはそれで1局ということだ。

どちらにせよ、相手の仕掛けに打点が無いと判断し、ここは自分のアガリを目指すことにした。

次巡、私の選択は打五索。理由は単純明快。
三索が全て見えてしまい、ソーズのイーペーコーの可能性がなくなったから。
マンズの下はイーペーコーにはならないものの、若干場に安く、アガリが近いと感じたのである。

結果は、次巡一万を引き入れ、リーチで安いながらもツモアガリ。
宣言牌の七万は、佐々木に対してかなりの危険牌で、放銃の可能性も充分に考えられた。

実際の佐々木の仕掛けた時の牌姿は、

一万三万五万六万七万八万一索三索一筒一筒三筒発発

巡目も深くなり、親番維持を考えるなら普通の仕掛けと言えるだろう。
この半荘終了後のインタビューで、二万は三色だと思って止めたのか?
と質問を受けたが、何も考えていなかった。
というより、考える必要がなかったという方が正しいだろう。

ここまでは「場に合わせた自然」の攻めの部分を重点的に書いてきた。
これは「エネルギー論」の時に使った牌姿だが、ここの打四筒は、場況的には打ってはいけない牌だとお伝えした。

少なくともテンパイはしていないと駄目であろう。
ここで仮に打四筒とし、放銃してしまった時に、とても勿体無い。
場に不釣合いな打牌をしてしまった挙句に放銃というのは「場に合わせた自然」に反する行為と思うべきである。

受けの部分は非常に大事な部分になる。
まだ大丈夫だろうと切ったり、アガリたいだけの打牌をするようでは、いつまで経っても強くならない。

私は相手の雀力を見極める時はここを、1番の評価基準にしている。
Aルールのリーグ戦は、どうしても手役絡みの打点力が目立ちやすいところではあるが、不必要な放銃をしてくれる相手はやりやすいし怖さを感じない。

今、Aリーグの配信がされているが、AⅠとAⅡの差はそこにあると観ずる。
AⅡの対局は見比べるとやや淡白に映ってしまう。

本来ならば次章は「態勢的な自然」を紹介するのだが、「態勢論の打ち方」と内容が被ってしまう為、その時に書きたいと思う。

次章は「態勢論の考え方」です。

上級/第90回『場に合わせた自然』と 『態勢的な自然』

今章は自然論の続き。
「場に合わせた自然」と「態勢的な自然」について。
前章の最後に書いた二索切りの続き。
2013_fes
二索切りは速度と打点のバランスの「効率的な自然」の打牌と記した。
この二索に親の佐々木が123でチーを入れて打五万
前巡に、ドラの白を切っていることから、テンパイと読むのが妥当だと思われる。
問題は待ちではなく、打点。
捨て牌から、ホンイツの可能性はほぼないと言えるだろう。
もしある場合、五万が孤立牌という事はなく、四万五万などのターツ選択から外された可能性が高いので、テンパイでなく現状は1シャンテンということになる。
見えてない役牌は発だけで、後付けより暗刻の可能性がかなり高い。
仮にトイツだった場合、ドラはテンパイまで切らないことが多くなり、単騎選択ができる牌姿ではないと言える。
一応、
五万六万七万八万九万一索三索発発発???  
このような形からの待ち変えの単騎はあるが、愚形が残ることも多い上に、打点を放棄することになるので考えにくい。
私がこの仕掛けを入れられた時に、パッと頭の中に浮かんだ牌姿は、
四万五万五万六万一索三索三索四索発発発??
四万五万五万六万一索三索三筒四筒発発発??
皆さんはどういう牌姿を思い浮かべるだろうか?
実際との牌姿との成否はともかく、パッと頭に出る人の方が雀力は上だろう。
そこから、あらゆる牌姿の可能性を追求していくのである。
この局面でドラが見えていなかったり、誰かが一色手のテンパイが入っていそうだと感じたならば、私は好みではないので、この形から仕掛けることはないけれども、それはそれで1局ということだ。
どちらにせよ、相手の仕掛けに打点が無いと判断し、ここは自分のアガリを目指すことにした。
次巡、私の選択は打五索。理由は単純明快。
三索が全て見えてしまい、ソーズのイーペーコーの可能性がなくなったから。
マンズの下はイーペーコーにはならないものの、若干場に安く、アガリが近いと感じたのである。
結果は、次巡一万を引き入れ、リーチで安いながらもツモアガリ。
宣言牌の七万は、佐々木に対してかなりの危険牌で、放銃の可能性も充分に考えられた。
実際の佐々木の仕掛けた時の牌姿は、
一万三万五万六万七万八万一索三索一筒一筒三筒発発
巡目も深くなり、親番維持を考えるなら普通の仕掛けと言えるだろう。
この半荘終了後のインタビューで、二万は三色だと思って止めたのか?
と質問を受けたが、何も考えていなかった。
というより、考える必要がなかったという方が正しいだろう。
ここまでは「場に合わせた自然」の攻めの部分を重点的に書いてきた。
これは「エネルギー論」の時に使った牌姿だが、ここの打四筒は、場況的には打ってはいけない牌だとお伝えした。
少なくともテンパイはしていないと駄目であろう。
ここで仮に打四筒とし、放銃してしまった時に、とても勿体無い。
場に不釣合いな打牌をしてしまった挙句に放銃というのは「場に合わせた自然」に反する行為と思うべきである。
受けの部分は非常に大事な部分になる。
まだ大丈夫だろうと切ったり、アガリたいだけの打牌をするようでは、いつまで経っても強くならない。
私は相手の雀力を見極める時はここを、1番の評価基準にしている。
Aルールのリーグ戦は、どうしても手役絡みの打点力が目立ちやすいところではあるが、不必要な放銃をしてくれる相手はやりやすいし怖さを感じない。
今、Aリーグの配信がされているが、AⅠとAⅡの差はそこにあると観ずる。
AⅡの対局は見比べるとやや淡白に映ってしまう。
本来ならば次章は「態勢的な自然」を紹介するのだが、「態勢論の打ち方」と内容が被ってしまう為、その時に書きたいと思う。
次章は「態勢論の考え方」です。

第31期十段戦 三~四段戦Sレポート

5月25日

第31期十段戦の、三段戦→四段戦→四段戦Sが行われました。

5月24日の初段、二段のトライアル組にとっては、この日からいよいよ十段戦の醍醐味であるトーナメントとなります。
このトーナメントは、同一メンバー4名で半荘3回戦を行い(五段戦から4回戦、九段Sから5回戦)卓内上位2位までが、1つ階段を登り次の段位に挑戦する仕組みとなっております。

初段トライアル

二段トライアル

三段戦

四段戦

四段戦S(タイトルホルダー、Bリーグ以上の四段、地方、チャンピオン優勝者、新人王)

五段戦

六・七段戦(女流桜花、プロクイーン)

八・九段戦(現王位、マスターズ、歴代十段)

九段戦S (G1タイトル獲得歴のある九段)

ベスト16(昨年決勝進出者+現鳳凰位)

ベスト8

決勝(瀬戸熊十段、勝ちあがり者4名による5人打ちで行う)

シードのないものは自分の段位から登場するのですが、初段から決勝までの道のりは11段と長く険しい戦いとなります。
ここで補足しますと、新人が二段になるのは約1年半、三段になるのが3年~5年、四段になるのが5年~10年、五段は7年~15年、このような具合でしょうか。
これは各大会、リーグ戦に基づくポイントで得た累計で昇段するのですが、タイトルを取ったり、決勝の常連、リーグ戦の昇級が早い場合などは獲得ポイントが大きいため昇段も早くなるわけです。
25期生の魚谷侑未(2期連続女流桜花)の例では5年未満で四段となっております。

 

 

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三段戦勝ちあがり者(22卓88名中44名)

初段からの勝ち上がり(6名/44名中)

阿部謙一 中岫宏文 菊池豪 柴田吉和
清水哲也 櫛田利太

二段からの勝ち上がり(12名/44名中)

沖田賢一 西川舞 大和田篤史 富田久志
毛受俊 小川拓麻 長山雅幸 山口大和
古谷知美 蒼山秀佑 小笠原奈央 東谷達矢

シード選手勝ちあがり(26名/44名中)

朝霧千裕 蛯原朗 杉浦貴紀 藤本鉄也
安田麻里菜 菅野直 高沢智 岩楯健寛
福島祐治 蒼井ゆりか 古橋崇志 吉井友直
伊藤大輔 中川由佳梨 山中翼 鈴木雄介
三好直幸 高橋信夫 皆川直毅 羽山真生
工藤宏紀 藤本修二 松本遊助 福光聖雄
三田晋也 安村浩司

ワイルドカード

小島広宣(三段) 赤司美奈子(三段) 服部学(二段)
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四段戦勝ちあがり者(20卓80名中40名)

初段からの勝ち上がり(4名/40名中)

阿部謙一 菊池豪 柴田吉和 櫛田利太

二段からの勝ち上がり(5名/40名中)

大和田篤史 毛受俊 小川拓麻 古谷知美
東谷達矢

三段からの勝ち上がり(16名/40名中)

朝霧千裕 安田麻里菜 菅野直 岩楯健寛
福島祐治 蒼井ゆりか 吉井友直 伊藤大輔
中川由佳梨 鈴木雄介 三好直幸 高橋信夫
羽山真生 福光聖雄 三田晋也 安村浩司

シード選手勝ちあがり(15名/40名中)

ガース 高柳節子 藤岡良一 一井慎也
江隈亨 松岡昭彦 小松武蔵 太田優介
水澤明彦 宮内こずえ 小田悟志 大高坂松城
北条恵美 内田美乃里 南里はるみ

ワイルドカード

松本遊助(三段) 柚木正仁(四段) こごまさとし(四段) 葛山英樹(四段)
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四段戦S勝ちあがり者(20卓80名中40名)

初段からの勝ち上がり(3名/40名中)

阿部謙一 菊池豪 柴田吉和

二段からの勝ち上がり(2名/40名中)

毛受俊 東谷達矢

三段からの勝ち上がり(9名/40名中)

朝霧千裕 菅野直 福島祐治 蒼井ゆりか
伊藤大輔 福光聖雄 三田晋也 安村浩司
松本遊助

四段からの勝ちあがり(8名/40名中)

一井慎也 松岡昭彦 小松武蔵 太田優介
水澤明彦 小田悟志 南里はるみ 葛山英樹

シード選手勝ちあがり(18名/40名中)

客野直 櫻井秀樹 佐々木寿人 加藤晋平
内川幸太郎 杉村泰治 吉田直 佐藤大介
藤島健二郎 岩井健太 中尾多門 和久津昌
西岡慎泰 三浦大輔 安秉参 藤本哲也
杉浦勘介 白鳥翔

 

*ワイルドカードとは卓内3位の中で、成績上位の数名が人数調整のため繰り上がる制度です。
ただし、この権利があるのは1人につき1回までとなっております。

例年通り、シード選手の強さが目立つ結果となりました。
以上の勝ち上がった40名は6月21日(土)の五段戦へと駒を進めました。
6月22日(日)の八・九段戦まで進めば会場は有楽町から新橋へと移り、ベスト16まで勝ち上がれば、対局場は夏目坂スタジオとなります。
ベスト16からは8月1日より毎週金曜日に連盟チャンネルにて生中継です。

3連覇中の絶対王者・瀬戸熊現十段位に挑戦権を得るための戦いをお見逃しなく!!

十段戦 レポート/第31期十段戦 三~四段戦Sレポート

5月25日
第31期十段戦の、三段戦→四段戦→四段戦Sが行われました。
5月24日の初段、二段のトライアル組にとっては、この日からいよいよ十段戦の醍醐味であるトーナメントとなります。
このトーナメントは、同一メンバー4名で半荘3回戦を行い(五段戦から4回戦、九段Sから5回戦)卓内上位2位までが、1つ階段を登り次の段位に挑戦する仕組みとなっております。
初段トライアル

二段トライアル

三段戦

四段戦

四段戦S(タイトルホルダー、Bリーグ以上の四段、地方、チャンピオン優勝者、新人王)

五段戦

六・七段戦(女流桜花、プロクイーン)

八・九段戦(現王位、マスターズ、歴代十段)

九段戦S (G1タイトル獲得歴のある九段)

ベスト16(昨年決勝進出者+現鳳凰位)

ベスト8

決勝(瀬戸熊十段、勝ちあがり者4名による5人打ちで行う)
シードのないものは自分の段位から登場するのですが、初段から決勝までの道のりは11段と長く険しい戦いとなります。
ここで補足しますと、新人が二段になるのは約1年半、三段になるのが3年~5年、四段になるのが5年~10年、五段は7年~15年、このような具合でしょうか。
これは各大会、リーグ戦に基づくポイントで得た累計で昇段するのですが、タイトルを取ったり、決勝の常連、リーグ戦の昇級が早い場合などは獲得ポイントが大きいため昇段も早くなるわけです。
25期生の魚谷侑未(2期連続女流桜花)の例では5年未満で四段となっております。
 
 

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三段戦勝ちあがり者(22卓88名中44名)
初段からの勝ち上がり(6名/44名中)

阿部謙一 中岫宏文 菊池豪 柴田吉和
清水哲也 櫛田利太

二段からの勝ち上がり(12名/44名中)

沖田賢一 西川舞 大和田篤史 富田久志
毛受俊 小川拓麻 長山雅幸 山口大和
古谷知美 蒼山秀佑 小笠原奈央 東谷達矢

シード選手勝ちあがり(26名/44名中)

朝霧千裕 蛯原朗 杉浦貴紀 藤本鉄也
安田麻里菜 菅野直 高沢智 岩楯健寛
福島祐治 蒼井ゆりか 古橋崇志 吉井友直
伊藤大輔 中川由佳梨 山中翼 鈴木雄介
三好直幸 高橋信夫 皆川直毅 羽山真生
工藤宏紀 藤本修二 松本遊助 福光聖雄
三田晋也 安村浩司

ワイルドカード

小島広宣(三段) 赤司美奈子(三段) 服部学(二段)
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四段戦勝ちあがり者(20卓80名中40名)
初段からの勝ち上がり(4名/40名中)

阿部謙一 菊池豪 柴田吉和 櫛田利太

二段からの勝ち上がり(5名/40名中)

大和田篤史 毛受俊 小川拓麻 古谷知美
東谷達矢

三段からの勝ち上がり(16名/40名中)

朝霧千裕 安田麻里菜 菅野直 岩楯健寛
福島祐治 蒼井ゆりか 吉井友直 伊藤大輔
中川由佳梨 鈴木雄介 三好直幸 高橋信夫
羽山真生 福光聖雄 三田晋也 安村浩司

シード選手勝ちあがり(15名/40名中)

ガース 高柳節子 藤岡良一 一井慎也
江隈亨 松岡昭彦 小松武蔵 太田優介
水澤明彦 宮内こずえ 小田悟志 大高坂松城
北条恵美 内田美乃里 南里はるみ

ワイルドカード

松本遊助(三段) 柚木正仁(四段) こごまさとし(四段) 葛山英樹(四段)
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四段戦S勝ちあがり者(20卓80名中40名)
初段からの勝ち上がり(3名/40名中)

阿部謙一 菊池豪 柴田吉和

二段からの勝ち上がり(2名/40名中)

毛受俊 東谷達矢

三段からの勝ち上がり(9名/40名中)

朝霧千裕 菅野直 福島祐治 蒼井ゆりか
伊藤大輔 福光聖雄 三田晋也 安村浩司
松本遊助

四段からの勝ちあがり(8名/40名中)

一井慎也 松岡昭彦 小松武蔵 太田優介
水澤明彦 小田悟志 南里はるみ 葛山英樹

シード選手勝ちあがり(18名/40名中)

客野直 櫻井秀樹 佐々木寿人 加藤晋平
内川幸太郎 杉村泰治 吉田直 佐藤大介
藤島健二郎 岩井健太 中尾多門 和久津昌
西岡慎泰 三浦大輔 安秉参 藤本哲也
杉浦勘介 白鳥翔

 
*ワイルドカードとは卓内3位の中で、成績上位の数名が人数調整のため繰り上がる制度です。
ただし、この権利があるのは1人につき1回までとなっております。
例年通り、シード選手の強さが目立つ結果となりました。
以上の勝ち上がった40名は6月21日(土)の五段戦へと駒を進めました。
6月22日(日)の八・九段戦まで進めば会場は有楽町から新橋へと移り、ベスト16まで勝ち上がれば、対局場は夏目坂スタジオとなります。
ベスト16からは8月1日より毎週金曜日に連盟チャンネルにて生中継です。
3連覇中の絶対王者・瀬戸熊現十段位に挑戦権を得るための戦いをお見逃しなく!!

第23期中部プロリーグ 第4節レポート

Aリーグ:樋口新

中部プロリーグも第4節。
この日の名古屋の気温は、5月だというのに真夏を思わせるような暑さであった。
そして終盤戦を迎えた対局場も、当然のように熱気であふれかえっていた。

第4節の私の目標は「降級しないように打つこと」であった。
がしかし、結果として▲43.8Pとなり、残念ながら降級争いから脱却するには至らなかった。

そんな私とは対照的に、この日の主役は掛水であった。
第3節まで降級争いをしていた掛水だったが、4回戦ともオールプラスで+75.5Pと、一気に降級争いから脱したのであった。
そして、日下が+34.7Pとし、決勝争いへ名乗り出た。
また、マイナスポイントとしてしまった三戸、村瀬の両名も決勝争いに残っている。

ここで私がこの日印象に残った局面を2つ、紹介したいと思う。

まず1つめ。
樋口・掛水・三戸・村瀬 で行われた全6回戦中の2回戦。
東2局0本場 親・掛水
三戸が九万一索をポンし、最終形が

五筒五筒九筒九筒九筒南南  ポン一索 上向き一索 上向き一索 上向き  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ドラ九筒

こうなっていた。
ここで、他の3名は受けに回っている局面かと思ったが、ここで村瀬が跳満をツモアガる。

二筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒白白白発発発  ツモ六筒

自分は完全にオリていたが、この村瀬のアガリを見て、決勝への執念を感じた。

そして2つめ。
掛水・日下・三戸・森下 で行われた全6回戦中の5回戦。
東3局0本場 親・三戸
三戸が早い巡目で以下の形でテンパイする。

二万三万八万八万八万二索二索二索三索三索三索南南

この時点で、場には三万南が1枚ずつ見えていた。
が、7巡目、

二万三万八万八万八万二索二索二索三索三索三索南南  ツモ三万

ツモ三万二万を切って、ツモり四暗刻のテンパイとなる。
結果的にはここでリーチをかけ、南でロンアガリ。12,000のアガリとなったが、三戸に後日聞いてみたところ、
一万四万待ちがとても良さそうな待ちに見えたので、出て9,600ツモれば4,000オールとなるし、そのままリーチをかけてもいいかなと思った。」
とのこと。ここで前節のレポートを思い出して欲しい。前節、三戸は四暗刻をツモっている。
しかし、役満にこだわらず、待ちの良さも選択肢に入れているという引き出しの多さ。
このような点が結果を残し続け、「名古屋の絶対エース」と長年呼ばれている所以だと私は思った。

今期のAリーグは上位が混戦模様であり、暫定順位が9位の者までが決勝争い圏内である。
最終節の9名がどのような戦いを見せるのか、非常に楽しみである。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 伊藤 鉄也 4.8 35.9 28.7 65.5 134.9
2 村瀬 寛光 38.1 17.0 44.7 ▲ 24.0 75.8
3 毛受 俊 26.2 17.5 3.9 20.6 68.2
4 長谷川 弘 8.5 29.1 ▲ 2.3 29.7 65.0
5 日下 健司 64.3 30.9 ▲ 71.1 34.7 58.8
6 寺戸 孝志 28.1 ▲ 52.3 41.8 28.5 46.1
7 三戸 亮祐 17.1 ▲ 20.7 53.0 ▲ 8.2 41.2
8 太田 充 39.6 26.9 0.0 ▲ 28.6 37.9
9 杉村 泰治 ▲ 15.8 8.4 1.7 41.4 35.7
10 杉浦 貴紀 10.8 ▲ 27.7 0.0 ▲ 19.6 ▲ 36.5
11 掛水 洋徳 ▲ 52.1 ▲ 50.4 ▲ 23.4 75.5 ▲ 50.4
12 森下 剛任 0.6 6.8 ▲ 22.3 ▲ 54.2 ▲ 69.1
13 樋口 新 ▲ 15.2 ▲ 40.1 0.0 ▲ 43.8 ▲ 99.1
14 佐藤 あいり ▲ 49.5 ▲ 20.3 14.6 ▲ 63.1 ▲ 118.3
15 木村 東平 ▲ 51.8 4.2 ▲ 69.3 ▲ 75.4 ▲ 192.3

 

 

Bリーグ:中谷彰吾

クールビズシーズンの季節となり、暖かい気候に恵まれた中行われた第4節。
戦いは終盤に差し掛かり、より白熱した対局になるだろう。

第3節終了時点での1位は葛山で79.8P。僅差の2位が大滝で75.8P。
特に葛山は、ここまでオールプラスと絶好調で安定感もある。
しかし、後半戦では昇級争いしている者に、ターゲットにされることになるだろう。
その中で、どんな戦い方をするのか楽しみである。

1卓 山本・中西・土岐・太田
土岐が3回戦に1人沈みのラスになるも1回戦、4回戦のトップが物を言い+35.9Pで暫定2位に浮上する。
Bリーグでの経験が長い土岐に絶好のチャンスが訪れた。

2卓 大滝・櫛田・牛尾・斎藤
大滝、牛尾がマイナスとなり、櫛田がポイントを積み重ねたため昇級争いが激戦となる。
これで最終節の対局が、予想の付けがたい楽しみな対局となった。
そして斎藤は、ここまで苦しい戦いが続いていたが、降級争いからは脱出か。

3卓 鈴木(雄) ・朝岡・浅野・中谷
ここでは、鈴木(雄)が圧巻の戦いを見せつけ、一気にマイナスを返済してプラスへ。
最終節に波乱を巻き起こすか?
そして、上位の朝岡は2回戦に大きいラスをとるも、その後立て直し踏みとどまった。
私としては、何とか降級危機を脱したかったが、レベルの差を見せつけられあえなく撃沈。
私と浅野は後がなくなった。

4卓 葛山・菅野・若松・安藤
暫定1位の葛山が、当たり前かの様にポイントを伸ばしていく。
上に立つ葛山を打ち崩すのは至難の技だろう。
しかし、最終節では狙いをつけられているはず。
みながプレッシャーを与えに来る中での、葛山の対局が非常に楽しみである。

ここまでの順位を見てみると、8位の鈴木(雄)までが昇級のチャンスありか。
逆に、それより下位の者は降級を意識しながらの対局になるだろう。

当たり前だが、最終節では自分自身のポイント、順位を確認しどう戦うのかが重要だ。
私としても、少しでもいい結果になるように最善を尽くし、悔いの残らない対局にしたい。

1年ほど前だが、デビュー期の最終節前に先輩から「昇級できる可能性が低くても来期に繋がる戦いをしろ。」という言葉を頂いた。
その時の私は、途中までいい位置にいたが、第4節で大敗してしまい、昇級が厳しくなり落ち込んでいた時にかけていただいた言葉だ。
今となっては、それがどれほど重要な事かを痛感しているつもりだ。
どんな結果になろうとも、最後まで一打一打に思いを込めて対局をしたいと思う。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 葛山 英樹 3.0 27.2 49.6 22.7 102.5
2 土岐 雄太 ▲ 7.0 13.0 22.7 35.9 64.6
3 朝岡 祐 10.6 56.9 ▲ 15.5 5.2 57.2
4 大滝 聡 ▲ 5.5 52.1 29.2 ▲ 21.3 54.5
5 櫛田 利太 14.1 72.2 ▲ 54.3 19.3 51.3
6 牛尾 信之 12.2 23.3 27.6 ▲ 28.4 34.7
7 菅野 直 1.9 ▲ 2.1 13.3 2.3 15.4
8 鈴木 雄介 22.7 ▲ 63.5 0.1 53.2 12.5
9 斎藤 寛生 ▲ 32.9 ▲ 9.2 6.3 30.4 ▲ 5.4
10 太田 峻也 0.1 ▲ 8.3 0.7 ▲ 15.3 ▲ 22.8
11 中西 栄二 ▲ 2.7 9.0 ▲ 19.7 ▲ 10.4 ▲ 23.8
12 若松 正和 ▲ 1.5 ▲ 39.4 ▲ 2.6 7.3 ▲ 36.2
13 山本 拓哉 49.8 ▲ 71.9 ▲ 29.5 ▲ 12.2 ▲ 63.8
14 中谷 彰吾 ▲ 19.9 ▲ 18.9 ▲ 15.8 ▲ 32.9 ▲ 87.5
15 安藤 大貴 ▲ 36.9 ▲ 42.2 17.4 ▲ 32.3 ▲ 94.0
16 浅野 文雅 ▲ 8.0 1.8 ▲ 79.5 ▲ 25.5 ▲ 111.2

 

 

Cリーグ:大西義則

ゴールデンウィークも終わり、落ち着いた日曜日。
まだ、梅雨も迎えてないのに夏の陽気となりました。
第4節も外の陽気に負けないくらいの熱戦が繰り広げられました。

さて、今回は新人選手達の声を聞いてみました。
昨年のプロテストに合格し、今期より中部プロリーグ参加となるのは、上田利華プロと都築友和プロの2名です。
まず、両名に競技プロの志望動機を伺ってみました。

都築 「小学生の頃、TVゲームで麻雀に触れた後、友人と卓を囲むようになって麻雀の魅力の虜になりました。もっと、麻雀が上手くなりたいというのがきっかけです。」

上田 「友人に麻雀アプリを勧められたのがきっかけで、麻雀店でアルバイトするまでになりました。もっと好きな事に関わっていきたいという思いです。」

第4節までを終えて、感想を求めると両名とも同じ答えが返ってきました。

「只々、反省!でも、とても楽しいです。」

私自身、中部プロリーグの参加資格を頂いてから8年目になりますが、初心を思い出すきっかけとなりました。
今後の両名の活躍を心から期待しております。

さて、Cリーグでは大詰めとなる第4節を終えて、トップに立ったのは前節2位の原田。
今節の対局者は、攻撃型の選手が多いので不安もあったのでしょう。
プラスで終えた対局後の安堵した表情が印象的でした。

次いで越川、山神と3人が抜ける様相となりましたが、河合、池沢にもチャンスはあります。
次回は最終節。それぞれが悔いのない対局ができる事を願っています。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 原田 知彦 87.4 38.8 39.4 7.4 173.0
2 越川 清一 40.6 62.4 79.5 ▲ 21.2 161.3
3 山神 達也 4.3 4.0 71.3 51.7 131.3
4 河合 慎悟 ▲ 23.3 38.2 6.2 49.5 70.6
5 池沢 麻奈美 15.9 16.1 0.9 20.9 53.8
6 加藤 泰史 ▲ 8.0 31.8 ▲ 11.0 16.0 28.8
7 都築 友和 25.1 ▲ 10.8 34.1 ▲ 21.2 27.2
8 清水 哲也 31.4 21.0 ▲ 51.0 20.8 22.2
9 吉井 友直 ▲ 15.1 ▲ 34.8 105.6 ▲ 48.8 6.9
10 大高坂 松城 ▲ 3.9 38.9 ▲ 54.1 9.3 ▲ 9.8
11 小野 雅峻 39.0 ▲ 12.4 29.6 ▲ 76.9 ▲ 20.7
12 鈴木 淳 ▲ 2.7 ▲ 52.4 30.1 3.9 ▲ 21.1
13 三谷 卓也 21.9 ▲ 54.7 23.7 ▲ 12.0 ▲ 21.1
14 大町 篤志 ▲ 32.9 ▲ 13.9 ▲ 84.2 67.9 ▲ 63.1
15 家田 みゆき ▲ 85.2 15.1 ▲ 58.4 32.3 ▲ 96.2
16 大西 義則 ▲ 33.4 ▲ 16.0 ▲ 52.1 4.5 ▲ 97.0
17 上田 利華 ▲ 47.1 ▲ 54.8 ▲ 16.6 15.5 ▲ 103.0
18 角谷 和幸 ▲ 12.4 ▲ 15.2 1.6 ▲ 98.6 ▲ 124.6
19 岡本 丈司 ▲ 24.6 ▲ 4.3 ▲ 96.6 ▲ 52.0 ▲ 177.5

中部プロリーグ レポート/第23期中部プロリーグ 第4節レポート

Aリーグ:樋口新
中部プロリーグも第4節。
この日の名古屋の気温は、5月だというのに真夏を思わせるような暑さであった。
そして終盤戦を迎えた対局場も、当然のように熱気であふれかえっていた。
第4節の私の目標は「降級しないように打つこと」であった。
がしかし、結果として▲43.8Pとなり、残念ながら降級争いから脱却するには至らなかった。
そんな私とは対照的に、この日の主役は掛水であった。
第3節まで降級争いをしていた掛水だったが、4回戦ともオールプラスで+75.5Pと、一気に降級争いから脱したのであった。
そして、日下が+34.7Pとし、決勝争いへ名乗り出た。
また、マイナスポイントとしてしまった三戸、村瀬の両名も決勝争いに残っている。
ここで私がこの日印象に残った局面を2つ、紹介したいと思う。
まず1つめ。
樋口・掛水・三戸・村瀬 で行われた全6回戦中の2回戦。
東2局0本場 親・掛水
三戸が九万一索をポンし、最終形が
五筒五筒九筒九筒九筒南南  ポン一索 上向き一索 上向き一索 上向き  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ドラ九筒
こうなっていた。
ここで、他の3名は受けに回っている局面かと思ったが、ここで村瀬が跳満をツモアガる。
二筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒白白白発発発  ツモ六筒
自分は完全にオリていたが、この村瀬のアガリを見て、決勝への執念を感じた。
そして2つめ。
掛水・日下・三戸・森下 で行われた全6回戦中の5回戦。
東3局0本場 親・三戸
三戸が早い巡目で以下の形でテンパイする。
二万三万八万八万八万二索二索二索三索三索三索南南
この時点で、場には三万南が1枚ずつ見えていた。
が、7巡目、
二万三万八万八万八万二索二索二索三索三索三索南南  ツモ三万
ツモ三万二万を切って、ツモり四暗刻のテンパイとなる。
結果的にはここでリーチをかけ、南でロンアガリ。12,000のアガリとなったが、三戸に後日聞いてみたところ、
一万四万待ちがとても良さそうな待ちに見えたので、出て9,600ツモれば4,000オールとなるし、そのままリーチをかけてもいいかなと思った。」
とのこと。ここで前節のレポートを思い出して欲しい。前節、三戸は四暗刻をツモっている。
しかし、役満にこだわらず、待ちの良さも選択肢に入れているという引き出しの多さ。
このような点が結果を残し続け、「名古屋の絶対エース」と長年呼ばれている所以だと私は思った。
今期のAリーグは上位が混戦模様であり、暫定順位が9位の者までが決勝争い圏内である。
最終節の9名がどのような戦いを見せるのか、非常に楽しみである。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 伊藤 鉄也 4.8 35.9 28.7 65.5 134.9
2 村瀬 寛光 38.1 17.0 44.7 ▲ 24.0 75.8
3 毛受 俊 26.2 17.5 3.9 20.6 68.2
4 長谷川 弘 8.5 29.1 ▲ 2.3 29.7 65.0
5 日下 健司 64.3 30.9 ▲ 71.1 34.7 58.8
6 寺戸 孝志 28.1 ▲ 52.3 41.8 28.5 46.1
7 三戸 亮祐 17.1 ▲ 20.7 53.0 ▲ 8.2 41.2
8 太田 充 39.6 26.9 0.0 ▲ 28.6 37.9
9 杉村 泰治 ▲ 15.8 8.4 1.7 41.4 35.7
10 杉浦 貴紀 10.8 ▲ 27.7 0.0 ▲ 19.6 ▲ 36.5
11 掛水 洋徳 ▲ 52.1 ▲ 50.4 ▲ 23.4 75.5 ▲ 50.4
12 森下 剛任 0.6 6.8 ▲ 22.3 ▲ 54.2 ▲ 69.1
13 樋口 新 ▲ 15.2 ▲ 40.1 0.0 ▲ 43.8 ▲ 99.1
14 佐藤 あいり ▲ 49.5 ▲ 20.3 14.6 ▲ 63.1 ▲ 118.3
15 木村 東平 ▲ 51.8 4.2 ▲ 69.3 ▲ 75.4 ▲ 192.3

 
 
Bリーグ:中谷彰吾
クールビズシーズンの季節となり、暖かい気候に恵まれた中行われた第4節。
戦いは終盤に差し掛かり、より白熱した対局になるだろう。
第3節終了時点での1位は葛山で79.8P。僅差の2位が大滝で75.8P。
特に葛山は、ここまでオールプラスと絶好調で安定感もある。
しかし、後半戦では昇級争いしている者に、ターゲットにされることになるだろう。
その中で、どんな戦い方をするのか楽しみである。
1卓 山本・中西・土岐・太田
土岐が3回戦に1人沈みのラスになるも1回戦、4回戦のトップが物を言い+35.9Pで暫定2位に浮上する。
Bリーグでの経験が長い土岐に絶好のチャンスが訪れた。
2卓 大滝・櫛田・牛尾・斎藤
大滝、牛尾がマイナスとなり、櫛田がポイントを積み重ねたため昇級争いが激戦となる。
これで最終節の対局が、予想の付けがたい楽しみな対局となった。
そして斎藤は、ここまで苦しい戦いが続いていたが、降級争いからは脱出か。
3卓 鈴木(雄) ・朝岡・浅野・中谷
ここでは、鈴木(雄)が圧巻の戦いを見せつけ、一気にマイナスを返済してプラスへ。
最終節に波乱を巻き起こすか?
そして、上位の朝岡は2回戦に大きいラスをとるも、その後立て直し踏みとどまった。
私としては、何とか降級危機を脱したかったが、レベルの差を見せつけられあえなく撃沈。
私と浅野は後がなくなった。
4卓 葛山・菅野・若松・安藤
暫定1位の葛山が、当たり前かの様にポイントを伸ばしていく。
上に立つ葛山を打ち崩すのは至難の技だろう。
しかし、最終節では狙いをつけられているはず。
みながプレッシャーを与えに来る中での、葛山の対局が非常に楽しみである。
ここまでの順位を見てみると、8位の鈴木(雄)までが昇級のチャンスありか。
逆に、それより下位の者は降級を意識しながらの対局になるだろう。
当たり前だが、最終節では自分自身のポイント、順位を確認しどう戦うのかが重要だ。
私としても、少しでもいい結果になるように最善を尽くし、悔いの残らない対局にしたい。
1年ほど前だが、デビュー期の最終節前に先輩から「昇級できる可能性が低くても来期に繋がる戦いをしろ。」という言葉を頂いた。
その時の私は、途中までいい位置にいたが、第4節で大敗してしまい、昇級が厳しくなり落ち込んでいた時にかけていただいた言葉だ。
今となっては、それがどれほど重要な事かを痛感しているつもりだ。
どんな結果になろうとも、最後まで一打一打に思いを込めて対局をしたいと思う。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 葛山 英樹 3.0 27.2 49.6 22.7 102.5
2 土岐 雄太 ▲ 7.0 13.0 22.7 35.9 64.6
3 朝岡 祐 10.6 56.9 ▲ 15.5 5.2 57.2
4 大滝 聡 ▲ 5.5 52.1 29.2 ▲ 21.3 54.5
5 櫛田 利太 14.1 72.2 ▲ 54.3 19.3 51.3
6 牛尾 信之 12.2 23.3 27.6 ▲ 28.4 34.7
7 菅野 直 1.9 ▲ 2.1 13.3 2.3 15.4
8 鈴木 雄介 22.7 ▲ 63.5 0.1 53.2 12.5
9 斎藤 寛生 ▲ 32.9 ▲ 9.2 6.3 30.4 ▲ 5.4
10 太田 峻也 0.1 ▲ 8.3 0.7 ▲ 15.3 ▲ 22.8
11 中西 栄二 ▲ 2.7 9.0 ▲ 19.7 ▲ 10.4 ▲ 23.8
12 若松 正和 ▲ 1.5 ▲ 39.4 ▲ 2.6 7.3 ▲ 36.2
13 山本 拓哉 49.8 ▲ 71.9 ▲ 29.5 ▲ 12.2 ▲ 63.8
14 中谷 彰吾 ▲ 19.9 ▲ 18.9 ▲ 15.8 ▲ 32.9 ▲ 87.5
15 安藤 大貴 ▲ 36.9 ▲ 42.2 17.4 ▲ 32.3 ▲ 94.0
16 浅野 文雅 ▲ 8.0 1.8 ▲ 79.5 ▲ 25.5 ▲ 111.2

 
 
Cリーグ:大西義則
ゴールデンウィークも終わり、落ち着いた日曜日。
まだ、梅雨も迎えてないのに夏の陽気となりました。
第4節も外の陽気に負けないくらいの熱戦が繰り広げられました。
さて、今回は新人選手達の声を聞いてみました。
昨年のプロテストに合格し、今期より中部プロリーグ参加となるのは、上田利華プロと都築友和プロの2名です。
まず、両名に競技プロの志望動機を伺ってみました。
都築 「小学生の頃、TVゲームで麻雀に触れた後、友人と卓を囲むようになって麻雀の魅力の虜になりました。もっと、麻雀が上手くなりたいというのがきっかけです。」
上田 「友人に麻雀アプリを勧められたのがきっかけで、麻雀店でアルバイトするまでになりました。もっと好きな事に関わっていきたいという思いです。」
第4節までを終えて、感想を求めると両名とも同じ答えが返ってきました。
「只々、反省!でも、とても楽しいです。」
私自身、中部プロリーグの参加資格を頂いてから8年目になりますが、初心を思い出すきっかけとなりました。
今後の両名の活躍を心から期待しております。
さて、Cリーグでは大詰めとなる第4節を終えて、トップに立ったのは前節2位の原田。
今節の対局者は、攻撃型の選手が多いので不安もあったのでしょう。
プラスで終えた対局後の安堵した表情が印象的でした。
次いで越川、山神と3人が抜ける様相となりましたが、河合、池沢にもチャンスはあります。
次回は最終節。それぞれが悔いのない対局ができる事を願っています。
Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 原田 知彦 87.4 38.8 39.4 7.4 173.0
2 越川 清一 40.6 62.4 79.5 ▲ 21.2 161.3
3 山神 達也 4.3 4.0 71.3 51.7 131.3
4 河合 慎悟 ▲ 23.3 38.2 6.2 49.5 70.6
5 池沢 麻奈美 15.9 16.1 0.9 20.9 53.8
6 加藤 泰史 ▲ 8.0 31.8 ▲ 11.0 16.0 28.8
7 都築 友和 25.1 ▲ 10.8 34.1 ▲ 21.2 27.2
8 清水 哲也 31.4 21.0 ▲ 51.0 20.8 22.2
9 吉井 友直 ▲ 15.1 ▲ 34.8 105.6 ▲ 48.8 6.9
10 大高坂 松城 ▲ 3.9 38.9 ▲ 54.1 9.3 ▲ 9.8
11 小野 雅峻 39.0 ▲ 12.4 29.6 ▲ 76.9 ▲ 20.7
12 鈴木 淳 ▲ 2.7 ▲ 52.4 30.1 3.9 ▲ 21.1
13 三谷 卓也 21.9 ▲ 54.7 23.7 ▲ 12.0 ▲ 21.1
14 大町 篤志 ▲ 32.9 ▲ 13.9 ▲ 84.2 67.9 ▲ 63.1
15 家田 みゆき ▲ 85.2 15.1 ▲ 58.4 32.3 ▲ 96.2
16 大西 義則 ▲ 33.4 ▲ 16.0 ▲ 52.1 4.5 ▲ 97.0
17 上田 利華 ▲ 47.1 ▲ 54.8 ▲ 16.6 15.5 ▲ 103.0
18 角谷 和幸 ▲ 12.4 ▲ 15.2 1.6 ▲ 98.6 ▲ 124.6
19 岡本 丈司 ▲ 24.6 ▲ 4.3 ▲ 96.6 ▲ 52.0 ▲ 177.5

天空麻雀15女性大会優勝特別インタビュー 宮内こずえ

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「純白の牌奏者」宮内こずえ

宮内こずえプロは、女流プロ雀士として人気も高く、女優としても活躍していますが、
それだけではなく、日刊現代杯・女流麻雀選手権1期(第1期)
女流モンド21杯2期(第4・7回)、天空麻雀 第6回
その他にも、誌上対局の天牌クィーン優勝。
バトルロイヤルチーム優勝。
麻雀格闘倶楽部杯チーム優勝。
ロン2winterカップ三麻大会優勝。
さんクィーンCUP3期(第4・5・7回)

この様に、多数のタイトルを獲得している実力派のプロの1人でもあります。
そんな大先輩である宮内プロですが、私にとっては麻雀プロとしてはもちろん、1人の女性として憧れの存在でもあります。
今回、その憧れの宮内プロに、天空麻雀15の優勝を記念してインタビューさせていただくことが決定いたしました。
立花つくしです。よろしくお願いします!

以前、連盟の女流プロ10人で旅行に行った時、まだあまり話もしたことのない私に気さくに話しかけてくれて、その時から宮内プロは私の事を妹みたい!と言ってくださり、私もお姉ちゃんの様に慕うようになりました。
今回、このインタビューをさせていただくことが決まりとても嬉しく思います。

 

100

 

よし!がんばるぞっと!!っとインタビューの日程を決めて、お店を予約して・・3月28日、あ!丁度1週間前にこずえさんの誕生日だった!!
ということを思い出し、誕生日のお祝いをしたい!そう思って誕生日プレゼントを選び、完全にインタビューというよりお祝い気分(笑)。

当日は、初めてインタビューする緊張と嬉しさで、ずっとドキドキ。
そんな緊張でしどろもどろの中、インタビューははじまりました。

こずえさんはインタビューの合間も終始にこやかで、”天真爛漫”という言葉が本当にピッタリだなと思いました。また、私は今回のインタビューで、以前よりもっとこずえさんに魅かれていく自分に気が付きました。

皆様にも、このインタビューを通じて、宮内プロの魅力が新たに伝われば幸いです!

立花「まずは天空麻雀15女性大会優勝おめでとうございます!最近、こずえさんの誕生日だったということで、あわせてお祝いしたいと思います、おめでとうございます!」

宮内「ありがとうー!」

立花「2回目の優勝ですが、優勝した感想などはいかかですか?」

宮内「2回目だったけどすごくうれしかった!前回が和泉と競って、競り負けちゃったから。」

立花「そうなんですね、今回かなり攻める麻雀でしたが、普段から攻める麻雀なのですか?」

宮内「私は元々攻める麻雀なんだよね。でも、攻撃型すぎて守備にも寄らなきゃと思って、テレビ対局とかでよく守りの麻雀と思われる時もあるけど、今回は攻める麻雀だったかな。」

立花「スタイルは面前手役派攻撃型といった形ですか?」

宮内「元々はそうなんだけど、やっぱり今のスタイルは寿人プロとの出会いが大きかったかな。」

立花「寿人さんというと攻める麻雀ですか?」

宮内「そうなんだけど、すごい鳴くし愚形リーチもするし、私元々鳴かないし愚形リーチもしないんだよね。だからそのあたりは影響うけたかな、1回影響受けて、めちゃめちゃ弱くなったんだけどね(笑)。」

立花「そうなんですか、鳴きとか愚形リーチも寿人さんの考え方があってこそできるという所もありそうですよね。」

宮内「そうそう。ただ鳴いてるだけでも、ただ愚形リーチしてる訳でもなく、色々計算していて、それを形だけ真似しても駄目なんだよね、だからいい所を取り入れて、また新たな自分の型ができたかな、と思ってる。」

立花「なるほど、私も頑張って勉強します!」

宮内「昔は基本的に鳴かなかったからねー。」

日々色々な事を吸収して、成長していく宮内こずえプロ。
私も宮内プロから色々学び、上を目指したいと思いました!

そして、あまり鳴かないという宮内プロに、決勝戦の鳴きの事を聞いてみました。

南1局1本場 北家2巡目 53,900点持ち

 

100

 

 

二万二万六万赤五索五索六索六索六索四筒赤五筒六筒東北ドラ六万

ここから対面の和久津プロからの二万を鳴き、最終形が

四万六万赤五索五索六索六索六索四筒赤五筒六筒ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き

立花「この局は、トップ目で、まだ3巡目ということもあったので鳴かないのかなと思ったんですけど、積極的に仕掛けていって、満貫をアガリきりましたね。」

宮内「勝負手だと思ったんだよね。六万を使い切りたかったから。天空麻雀って、赤3つ入ってるし、トップ目でも油断できないんだよね。実際、南場でまくられそうになったし、安心する点数ってのがないんだよね。」

立花「そうですね、途中で和久津プロに3,400点差までつめられて苦しい局面もありましたよね。」

宮内「ダントツトップ目からでもまくられるっていうのは、テレビ対局だと結構あるんだ。トップが見えなくなくった人が、アガリに行かなくなっちゃうから、ないはずの局がうまれることもある。」

宮内プロの勝負に行く時の冷静な判断。
決して気を緩めることなく、勝利を目指すその姿勢。
こういった所が、今回の優勝の決め手だったのではないかと思います。

立花「東2局1本場のアガリも、すごいいいアガリだなと思いました!」

東2局1本場、西家

100

 

五万六万七万三索四索五索六索七索八索六筒六筒西西

和久津プロの手が、

一索一索一索九索九索九索七筒八筒九筒西西白白リーチ

これで親リーチ。

立花「テンパイしてリーチに行くのかなと思ったら、一旦ヤミテンにかまえて、その後五筒を引いて六筒を勝負してアガリきりました。これは凄いなと思いました!」

宮内「これはね、西家だから西でアガれるし、六筒は期待できないからからね、この巡目で西が生牌だったから誰かに持たれてることもあるかなって、五筒七筒を引いたらリーチして勝負にいこうと決めてたんだよね。」

親のリーチに臆する事無く、判断も的確で冷静です。
宮内プロの麻雀は、見ていてとても気持ちよく魅力的です。
そして、この全体の対局を見て一打一打にはっきりと意思が込められてる事がわかります。

立花「今回の対局で、決め手になったアガリと思う局はありますか?」

宮内「何が決定打かっていうと、アガった局ではないかな」

立花「アガった局ではないというのは?では受けきった局などですか?」

 

100

 

宮内「うんうん、あそこで5本場まで連荘されるとあせるんだけど、ずっと葛藤してて、井上さんは手が入ってなさそうで、瑠美ちゃんはオリてて、自分しか行ける人がいない、行かなきゃいけないっていう気持ちと、冷静に自分が行ける手か局面かっていう判断を間違えなかった事かな。」

立花「そうなんですね、終盤は中々手が入らず辛い局面もありましたが、普段のこずえさんは、自分の麻雀が不調な時や状態が悪い時などはどうするようにしてますか?」

宮内「色々なパターンがあるかな。我慢して何もしない時もあるし、どう頑張ってもだめな時は普段やらないリーチや鳴きをしてみたり、流れを変えるために鳴いたりね。でもこれは普段の麻雀の時の話。テレビ対局の時とかは試合数に応じて対応したりするよ。予選で駄目だなってなっても、その後何試合かあって、そのトータル成績だったらあせって何かすることはせず我慢したりね。1試合で決まる勝負だったらもう色々、イチかバチか勝負したりするかな。」

とても参考になるご意見です・・。

不調時の対応は様々ですが、宮内プロの場合、緻密に計算して不調に対応しているのですね。
その考え方も懐が広く、プロとしての意識の高さが伺えます。
麻雀の話を聞くのはとても勉強になるので、もっと聞いていきたい所ですが・・
今日は宮内プロのプライベートなことも色々聞いちゃいました!

立花「最近マイブームはどんな事がありますか??」

宮内「んーと・・ホットヨガかな!最近通ってるのー。」

立花「えっ!私も通ってます!(笑)」

宮内「えー!じゃあ今度一緒に行こうよ♪」

何とその後、同じ店舗に通ってる事が判明!!
凄い偶然です、むしろ今まで会ってなかったのが不思議なくらいです。
そして先日、このインタビューの後、女流プロ5人でホットヨガにいってきました!

 

100

 

その時の写真がこちら。私はすっぴんなので顔を伏せております・・(笑)
月に1回は皆で集まって、ホットヨガに行く計画を立てております。
とても気持ちいいし、痩せられるので本当にオススメです!

宮内「後は海外ドラマかな!」

立花「どんなの見てるんですか?プリズンブレイクとかですか?」

宮内「今はLOST見てて、前は韓流ドラマにはまってた!」

立花「なるほど!今まで海外ドラマあまり見たことなかったです、映画がお好きなんですね。」

宮内「映画はショーシャンクの空にとか、ブラックスワンとか好き!」

立花「ショーシャンクの空に感動しますよね。ブラックスワン今度見てみます!」

立花「後は、カラオケよく行かれると聞いたのですが、カラオケの十八番などはありますか?」

宮内「華原朋美のI’m proud は毎回歌う!」

立花「えっと・・華原ともみさんとは・・」

宮内「え!!知らないの!!」

立花「すいません!勉強しておきます・・」

今度、一緒にカラオケにいってその美声を聞いてみたいです!

立花「こずえさん肌とかとても綺麗ですが、何か美容のためにやってることなど知りたいです!」

宮内「ん~何もやってない!あ、でもホットヨガと半身浴はやってるかな。」

立花「今年の目標などありますか?」

宮内「うーん、ダイエット!とりあえず水着が着れる体になりたい!」

立花「えぇぇ!ダイエットが必要ある様には見えないです!」

女流プロの水着写真集、『国士無双』そちらに掲載されている宮内プロのプロポーションは、とても美しく魅力的なのです。
私は、宮内プロの様な女性になることが目標ですが、宮内プロは志が高く・・
宮内プロのような魅力的な人になるには、やはり高い志が必要なのだと実感しました。

と、色々と話し込んでる内に3時間も過ぎていました・・

名残惜しいですが、最後は笑顔で写真を撮らせていただいて、このインタビューを終わりにしたいと思います。

 

100
100

 

宮内こずえプロの素敵な一面が色々見られて貴重な体験をさせて頂きました。
誰よりも輝く宮内こずえプロの様なプロを、これからも目指して行きたいと思いました。
宮内こずえプロ、本当に天空麻雀優勝おめでとうございます!!

特集企画/天空麻雀15女性大会優勝特別インタビュー 宮内こずえ

100

 
「純白の牌奏者」宮内こずえ
宮内こずえプロは、女流プロ雀士として人気も高く、女優としても活躍していますが、
それだけではなく、日刊現代杯・女流麻雀選手権1期(第1期)
女流モンド21杯2期(第4・7回)、天空麻雀 第6回
その他にも、誌上対局の天牌クィーン優勝。
バトルロイヤルチーム優勝。
麻雀格闘倶楽部杯チーム優勝。
ロン2winterカップ三麻大会優勝。
さんクィーンCUP3期(第4・5・7回)
この様に、多数のタイトルを獲得している実力派のプロの1人でもあります。
そんな大先輩である宮内プロですが、私にとっては麻雀プロとしてはもちろん、1人の女性として憧れの存在でもあります。
今回、その憧れの宮内プロに、天空麻雀15の優勝を記念してインタビューさせていただくことが決定いたしました。
立花つくしです。よろしくお願いします!
以前、連盟の女流プロ10人で旅行に行った時、まだあまり話もしたことのない私に気さくに話しかけてくれて、その時から宮内プロは私の事を妹みたい!と言ってくださり、私もお姉ちゃんの様に慕うようになりました。
今回、このインタビューをさせていただくことが決まりとても嬉しく思います。
 

100

 
よし!がんばるぞっと!!っとインタビューの日程を決めて、お店を予約して・・3月28日、あ!丁度1週間前にこずえさんの誕生日だった!!
ということを思い出し、誕生日のお祝いをしたい!そう思って誕生日プレゼントを選び、完全にインタビューというよりお祝い気分(笑)。
当日は、初めてインタビューする緊張と嬉しさで、ずっとドキドキ。
そんな緊張でしどろもどろの中、インタビューははじまりました。
こずえさんはインタビューの合間も終始にこやかで、”天真爛漫”という言葉が本当にピッタリだなと思いました。また、私は今回のインタビューで、以前よりもっとこずえさんに魅かれていく自分に気が付きました。
皆様にも、このインタビューを通じて、宮内プロの魅力が新たに伝われば幸いです!
立花「まずは天空麻雀15女性大会優勝おめでとうございます!最近、こずえさんの誕生日だったということで、あわせてお祝いしたいと思います、おめでとうございます!」
宮内「ありがとうー!」
立花「2回目の優勝ですが、優勝した感想などはいかかですか?」
宮内「2回目だったけどすごくうれしかった!前回が和泉と競って、競り負けちゃったから。」
立花「そうなんですね、今回かなり攻める麻雀でしたが、普段から攻める麻雀なのですか?」
宮内「私は元々攻める麻雀なんだよね。でも、攻撃型すぎて守備にも寄らなきゃと思って、テレビ対局とかでよく守りの麻雀と思われる時もあるけど、今回は攻める麻雀だったかな。」
立花「スタイルは面前手役派攻撃型といった形ですか?」
宮内「元々はそうなんだけど、やっぱり今のスタイルは寿人プロとの出会いが大きかったかな。」
立花「寿人さんというと攻める麻雀ですか?」
宮内「そうなんだけど、すごい鳴くし愚形リーチもするし、私元々鳴かないし愚形リーチもしないんだよね。だからそのあたりは影響うけたかな、1回影響受けて、めちゃめちゃ弱くなったんだけどね(笑)。」
立花「そうなんですか、鳴きとか愚形リーチも寿人さんの考え方があってこそできるという所もありそうですよね。」
宮内「そうそう。ただ鳴いてるだけでも、ただ愚形リーチしてる訳でもなく、色々計算していて、それを形だけ真似しても駄目なんだよね、だからいい所を取り入れて、また新たな自分の型ができたかな、と思ってる。」
立花「なるほど、私も頑張って勉強します!」
宮内「昔は基本的に鳴かなかったからねー。」
日々色々な事を吸収して、成長していく宮内こずえプロ。
私も宮内プロから色々学び、上を目指したいと思いました!
そして、あまり鳴かないという宮内プロに、決勝戦の鳴きの事を聞いてみました。
南1局1本場 北家2巡目 53,900点持ち
 

100

 
 
二万二万六万赤五索五索六索六索六索四筒赤五筒六筒東北ドラ六万
ここから対面の和久津プロからの二万を鳴き、最終形が
四万六万赤五索五索六索六索六索四筒赤五筒六筒ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き
立花「この局は、トップ目で、まだ3巡目ということもあったので鳴かないのかなと思ったんですけど、積極的に仕掛けていって、満貫をアガリきりましたね。」
宮内「勝負手だと思ったんだよね。六万を使い切りたかったから。天空麻雀って、赤3つ入ってるし、トップ目でも油断できないんだよね。実際、南場でまくられそうになったし、安心する点数ってのがないんだよね。」
立花「そうですね、途中で和久津プロに3,400点差までつめられて苦しい局面もありましたよね。」
宮内「ダントツトップ目からでもまくられるっていうのは、テレビ対局だと結構あるんだ。トップが見えなくなくった人が、アガリに行かなくなっちゃうから、ないはずの局がうまれることもある。」
宮内プロの勝負に行く時の冷静な判断。
決して気を緩めることなく、勝利を目指すその姿勢。
こういった所が、今回の優勝の決め手だったのではないかと思います。
立花「東2局1本場のアガリも、すごいいいアガリだなと思いました!」
東2局1本場、西家

100

 
五万六万七万三索四索五索六索七索八索六筒六筒西西
和久津プロの手が、
一索一索一索九索九索九索七筒八筒九筒西西白白リーチ
これで親リーチ。
立花「テンパイしてリーチに行くのかなと思ったら、一旦ヤミテンにかまえて、その後五筒を引いて六筒を勝負してアガリきりました。これは凄いなと思いました!」
宮内「これはね、西家だから西でアガれるし、六筒は期待できないからからね、この巡目で西が生牌だったから誰かに持たれてることもあるかなって、五筒七筒を引いたらリーチして勝負にいこうと決めてたんだよね。」
親のリーチに臆する事無く、判断も的確で冷静です。
宮内プロの麻雀は、見ていてとても気持ちよく魅力的です。
そして、この全体の対局を見て一打一打にはっきりと意思が込められてる事がわかります。
立花「今回の対局で、決め手になったアガリと思う局はありますか?」
宮内「何が決定打かっていうと、アガった局ではないかな」
立花「アガった局ではないというのは?では受けきった局などですか?」
 

100

 
宮内「うんうん、あそこで5本場まで連荘されるとあせるんだけど、ずっと葛藤してて、井上さんは手が入ってなさそうで、瑠美ちゃんはオリてて、自分しか行ける人がいない、行かなきゃいけないっていう気持ちと、冷静に自分が行ける手か局面かっていう判断を間違えなかった事かな。」
立花「そうなんですね、終盤は中々手が入らず辛い局面もありましたが、普段のこずえさんは、自分の麻雀が不調な時や状態が悪い時などはどうするようにしてますか?」
宮内「色々なパターンがあるかな。我慢して何もしない時もあるし、どう頑張ってもだめな時は普段やらないリーチや鳴きをしてみたり、流れを変えるために鳴いたりね。でもこれは普段の麻雀の時の話。テレビ対局の時とかは試合数に応じて対応したりするよ。予選で駄目だなってなっても、その後何試合かあって、そのトータル成績だったらあせって何かすることはせず我慢したりね。1試合で決まる勝負だったらもう色々、イチかバチか勝負したりするかな。」
とても参考になるご意見です・・。
不調時の対応は様々ですが、宮内プロの場合、緻密に計算して不調に対応しているのですね。
その考え方も懐が広く、プロとしての意識の高さが伺えます。
麻雀の話を聞くのはとても勉強になるので、もっと聞いていきたい所ですが・・
今日は宮内プロのプライベートなことも色々聞いちゃいました!
立花「最近マイブームはどんな事がありますか??」
宮内「んーと・・ホットヨガかな!最近通ってるのー。」
立花「えっ!私も通ってます!(笑)」
宮内「えー!じゃあ今度一緒に行こうよ♪」
何とその後、同じ店舗に通ってる事が判明!!
凄い偶然です、むしろ今まで会ってなかったのが不思議なくらいです。
そして先日、このインタビューの後、女流プロ5人でホットヨガにいってきました!
 

100

 
その時の写真がこちら。私はすっぴんなので顔を伏せております・・(笑)
月に1回は皆で集まって、ホットヨガに行く計画を立てております。
とても気持ちいいし、痩せられるので本当にオススメです!
宮内「後は海外ドラマかな!」
立花「どんなの見てるんですか?プリズンブレイクとかですか?」
宮内「今はLOST見てて、前は韓流ドラマにはまってた!」
立花「なるほど!今まで海外ドラマあまり見たことなかったです、映画がお好きなんですね。」
宮内「映画はショーシャンクの空にとか、ブラックスワンとか好き!」
立花「ショーシャンクの空に感動しますよね。ブラックスワン今度見てみます!」
立花「後は、カラオケよく行かれると聞いたのですが、カラオケの十八番などはありますか?」
宮内「華原朋美のI’m proud は毎回歌う!」
立花「えっと・・華原ともみさんとは・・」
宮内「え!!知らないの!!」
立花「すいません!勉強しておきます・・」
今度、一緒にカラオケにいってその美声を聞いてみたいです!
立花「こずえさん肌とかとても綺麗ですが、何か美容のためにやってることなど知りたいです!」
宮内「ん~何もやってない!あ、でもホットヨガと半身浴はやってるかな。」
立花「今年の目標などありますか?」
宮内「うーん、ダイエット!とりあえず水着が着れる体になりたい!」
立花「えぇぇ!ダイエットが必要ある様には見えないです!」
女流プロの水着写真集、『国士無双』そちらに掲載されている宮内プロのプロポーションは、とても美しく魅力的なのです。
私は、宮内プロの様な女性になることが目標ですが、宮内プロは志が高く・・
宮内プロのような魅力的な人になるには、やはり高い志が必要なのだと実感しました。
と、色々と話し込んでる内に3時間も過ぎていました・・
名残惜しいですが、最後は笑顔で写真を撮らせていただいて、このインタビューを終わりにしたいと思います。
 

100
100

 
宮内こずえプロの素敵な一面が色々見られて貴重な体験をさせて頂きました。
誰よりも輝く宮内こずえプロの様なプロを、これからも目指して行きたいと思いました。
宮内こずえプロ、本当に天空麻雀優勝おめでとうございます!!

天空麻雀15女性大会決勝レポート

「エンタメーテレ」と「日本プロ麻雀連盟」でお送りする麻雀番組「天空麻雀」。
今回で15回目となりました!
今大会の決勝レポートは、初出場、手塚紗掬が務めさせていただきます。

さて、TV対局がものすごーーーーく久しぶりな私、なんとしても決勝までは!!!
と意気込んでいたものの、あっさり予選敗退。。。
あーーーー!最後のホンイツはやっぱり鳴いて手を進めるべきだったか・・・
と、もやもや後悔しながら決勝戦をモニターで観戦していました。

決勝戦のメンバーは
東家 二階堂瑠美
南家 和久津晶
西家 井上絵美子
北家 宮内こずえ

二階堂、和久津、宮内の決勝常連組に対し、今回から始まった「天空への道」という予選大会を勝ちあがり、「天空麻雀15」の出場権を手に入れた井上が3者にどう立ち向かっていくのか!

まずは4者にとって今後の展開を占う大事な東1局。
8巡目、宮内プロに567の三色が見える好形の1シャンテンが入りました。

五万六万五索六索六索一筒二筒三筒五筒六筒七筒発発  ドラ一索

次巡、発が暗刻になり、迷うことなく五索を切ってのリーチと出ます。
すると四万を一発でツモり、宮内プロにとっては幸先のいい満貫のスタートとなりました!

五万六万六索六索一筒二筒三筒五筒六筒七筒発発発  リーチ  一発ツモ四万  ドラ一索  裏六筒

このまま勢いに乗るか?と思われた宮内プロですが、東2局、親の和久津プロの配牌は、なんとこの1シャンテン!

二万四万五万六万八索一筒二筒三筒三筒四筒赤五筒五筒九筒九筒  ドラ三索

八索から切り出し、2巡目には一万を引いて、ペン三万のテンパイとなりますが、それではあまりにもったいないと思ったのでしょう、テンパイ拒否の打一万としました。

5巡目には、後から引いてきた東が重なり、

四万五万六万一筒二筒三筒三筒四筒赤五筒九筒九筒東東

このテンパイになりリーチを打ちます。
待ちは他家に持たれていて、山には残っていない状況で流局かと思われましたが、16巡目、回りながら打っていた宮内プロに、

八万八万二索二索三索三索四索六索六索七索七索七索九筒  ツモ六索

ツモ六索で、高目タンヤオ、イーペーコー、ドラドラのテンパイが入り、リーチ宣言牌となる九筒で和久津プロに3,900点の放銃となりました。

流局かと思われた終盤での出アガリで、少し勢いが付いてきた和久津プロ。
1本場8巡目に

一索一索一索九索九索九索七筒八筒九筒西西白白  ドラ一万

このテンパイでリーチ!出アガリ12,000点、ツモれば6,000オールの大物手!
ひえーこわ!

ここに9巡目、宮内プロが追いつく。

五万六万七万三索四索五索六索七索八索六筒六筒西西

ヤミテン。そこに今度は、二階堂プロが役なしカン三で一度はテンパイだった手を崩すも、再びテンパイし、今度は和久津プロの現物でテンパイ!ヤミテン。

六万七万八万二索三索四索五索六索一筒二筒三筒六筒六筒

二階堂プロのアガリかな?と観ていたら、10巡目、宮内プロが五筒を引き入れ六筒を切ってのリーチ!

五万六万七万三索四索五索六索七索八索五筒六筒西西  リーチ

数巡後、和久津プロが四筒を掴み、宮内プロに1,300は1,600点の放銃となりました。
打点こそ低いのですが、こういう要所でのアガリって大きいんですよね。

この局、リーチを受けた二階堂プロは、五筒を引いてきて六筒きりでテンパイを崩し、数巡後、和久津プロのあたり牌である白を引いておりますが、私なら

六万七万八万二索三索四索五索六索一筒二筒三筒六筒六筒

こうなった時に一発裏ドラありのルールと言うことで、勢いに乗ってリーチを掛けていたかも知れないな・・・そして、白で12,000点の放銃になっていたかもしれない。。。

二階堂プロの冷静な判断力はさすがだなと思いました。
私も冷静にならなくちゃといつも思ってはいるのに・・・泣

東3局、井上プロの親番。11巡目に、リーチした手牌がこちら。

一索一索一筒二筒三筒四筒五筒六筒八筒九筒中中中  リーチ  ドラ一筒

そこに、四筒を引き入れて追いついた和久津プロが、七筒を一発で放銃!

二万三万四万三索四索四索五索五索三筒五筒七筒八筒八筒  ツモ四筒

18,000点の大きなアガリをモノにし、一気にトップに躍り出た井上プロ。

が、そんな幸せも束の間。
次局、南家・宮内プロが5巡目リーチ。
 
四万五万六万六万七万八万三索四索五索六筒七筒北北  ドラ北

これで赤赤五筒をツモり3,000・6,000のアガリ。

続く親番では、この手をツモアガリ、

二万二万六万七万八万四索四索五索赤五索五索二筒三筒四筒  ツモ二万  ドラ四索

その後も二階堂プロから、

四万六万赤五索五索六索六索六索四筒赤五筒六筒  ポン二万  ロン赤五万  ドラ六万

これをアガリ、遂には60,000点オーバー! 
控え室で観戦していた私もこれでほぼ勝負ありか、と思っていたのですが・・・・

南場に入り、和久津プロの怒涛の連荘が始まります。
私も何度か対局して、かなり痛い目にあってます。泣

1人テンパイ、2,900は3,200、3,900は4,500、2人テンパイと効果的に加点し、迎えた南2局4本場、

三万三万赤五万五万六万七万二索三索七索七索一筒二筒三筒

この1シャンテンに一を引き戻し、123の三色の目もあるので三万切りとしたところ、次巡七索が暗刻になってのテンパイ逃し。巡目も終盤に差し掛かっており、これは痛恨かと思われましたが、13巡目絶好の二万を引き入れてリーチ。

一万二万三万赤五万六万七万二索三索七索七索一筒二筒三筒  リーチ

そして、なんと一発で一索をツモり6,000オールのアガリ!解説陣も凄いの一言。
私も観ていて、やっぱりこの人怖いな・・・と思い知らされた1局でした。

このアガリでトップ目の宮内プロとの点差は一気に3,700点差。
さぁ盛り上がってきたぞー!!!っと、残念ながら私が書けるのはここまで。
クライマックスは是非エンタメ~テレで見てくださいね^^

女流プロ決勝
4(水)22:30-
6(金)18:30-
7(土)10:00-
8(日)17:00-
9(月)19:00-
18(水)21:00-
19(木)11:00-
23(月)17:30-
25(水)14:30-

特集企画/天空麻雀15女性大会決勝レポート

「エンタメーテレ」と「日本プロ麻雀連盟」でお送りする麻雀番組「天空麻雀」。
今回で15回目となりました!
今大会の決勝レポートは、初出場、手塚紗掬が務めさせていただきます。
さて、TV対局がものすごーーーーく久しぶりな私、なんとしても決勝までは!!!
と意気込んでいたものの、あっさり予選敗退。。。
あーーーー!最後のホンイツはやっぱり鳴いて手を進めるべきだったか・・・
と、もやもや後悔しながら決勝戦をモニターで観戦していました。
決勝戦のメンバーは
東家 二階堂瑠美
南家 和久津晶
西家 井上絵美子
北家 宮内こずえ
二階堂、和久津、宮内の決勝常連組に対し、今回から始まった「天空への道」という予選大会を勝ちあがり、「天空麻雀15」の出場権を手に入れた井上が3者にどう立ち向かっていくのか!
まずは4者にとって今後の展開を占う大事な東1局。
8巡目、宮内プロに567の三色が見える好形の1シャンテンが入りました。
五万六万五索六索六索一筒二筒三筒五筒六筒七筒発発  ドラ一索
次巡、発が暗刻になり、迷うことなく五索を切ってのリーチと出ます。
すると四万を一発でツモり、宮内プロにとっては幸先のいい満貫のスタートとなりました!
五万六万六索六索一筒二筒三筒五筒六筒七筒発発発  リーチ  一発ツモ四万  ドラ一索  裏六筒
このまま勢いに乗るか?と思われた宮内プロですが、東2局、親の和久津プロの配牌は、なんとこの1シャンテン!
二万四万五万六万八索一筒二筒三筒三筒四筒赤五筒五筒九筒九筒  ドラ三索
八索から切り出し、2巡目には一万を引いて、ペン三万のテンパイとなりますが、それではあまりにもったいないと思ったのでしょう、テンパイ拒否の打一万としました。
5巡目には、後から引いてきた東が重なり、
四万五万六万一筒二筒三筒三筒四筒赤五筒九筒九筒東東
このテンパイになりリーチを打ちます。
待ちは他家に持たれていて、山には残っていない状況で流局かと思われましたが、16巡目、回りながら打っていた宮内プロに、
八万八万二索二索三索三索四索六索六索七索七索七索九筒  ツモ六索
ツモ六索で、高目タンヤオ、イーペーコー、ドラドラのテンパイが入り、リーチ宣言牌となる九筒で和久津プロに3,900点の放銃となりました。
流局かと思われた終盤での出アガリで、少し勢いが付いてきた和久津プロ。
1本場8巡目に
一索一索一索九索九索九索七筒八筒九筒西西白白  ドラ一万
このテンパイでリーチ!出アガリ12,000点、ツモれば6,000オールの大物手!
ひえーこわ!
ここに9巡目、宮内プロが追いつく。
五万六万七万三索四索五索六索七索八索六筒六筒西西
ヤミテン。そこに今度は、二階堂プロが役なしカン三で一度はテンパイだった手を崩すも、再びテンパイし、今度は和久津プロの現物でテンパイ!ヤミテン。
六万七万八万二索三索四索五索六索一筒二筒三筒六筒六筒
二階堂プロのアガリかな?と観ていたら、10巡目、宮内プロが五筒を引き入れ六筒を切ってのリーチ!
五万六万七万三索四索五索六索七索八索五筒六筒西西  リーチ
数巡後、和久津プロが四筒を掴み、宮内プロに1,300は1,600点の放銃となりました。
打点こそ低いのですが、こういう要所でのアガリって大きいんですよね。
この局、リーチを受けた二階堂プロは、五筒を引いてきて六筒きりでテンパイを崩し、数巡後、和久津プロのあたり牌である白を引いておりますが、私なら
六万七万八万二索三索四索五索六索一筒二筒三筒六筒六筒
こうなった時に一発裏ドラありのルールと言うことで、勢いに乗ってリーチを掛けていたかも知れないな・・・そして、白で12,000点の放銃になっていたかもしれない。。。
二階堂プロの冷静な判断力はさすがだなと思いました。
私も冷静にならなくちゃといつも思ってはいるのに・・・泣
東3局、井上プロの親番。11巡目に、リーチした手牌がこちら。
一索一索一筒二筒三筒四筒五筒六筒八筒九筒中中中  リーチ  ドラ一筒
そこに、四筒を引き入れて追いついた和久津プロが、七筒を一発で放銃!
二万三万四万三索四索四索五索五索三筒五筒七筒八筒八筒  ツモ四筒
18,000点の大きなアガリをモノにし、一気にトップに躍り出た井上プロ。
が、そんな幸せも束の間。
次局、南家・宮内プロが5巡目リーチ。
 
四万五万六万六万七万八万三索四索五索六筒七筒北北  ドラ北
これで赤赤五筒をツモり3,000・6,000のアガリ。
続く親番では、この手をツモアガリ、
二万二万六万七万八万四索四索五索赤五索五索二筒三筒四筒  ツモ二万  ドラ四索
その後も二階堂プロから、
四万六万赤五索五索六索六索六索四筒赤五筒六筒  ポン二万  ロン赤五万  ドラ六万
これをアガリ、遂には60,000点オーバー! 
控え室で観戦していた私もこれでほぼ勝負ありか、と思っていたのですが・・・・
南場に入り、和久津プロの怒涛の連荘が始まります。
私も何度か対局して、かなり痛い目にあってます。泣
1人テンパイ、2,900は3,200、3,900は4,500、2人テンパイと効果的に加点し、迎えた南2局4本場、
三万三万赤五万五万六万七万二索三索七索七索一筒二筒三筒
この1シャンテンに一を引き戻し、123の三色の目もあるので三万切りとしたところ、次巡七索が暗刻になってのテンパイ逃し。巡目も終盤に差し掛かっており、これは痛恨かと思われましたが、13巡目絶好の二万を引き入れてリーチ。
一万二万三万赤五万六万七万二索三索七索七索一筒二筒三筒  リーチ
そして、なんと一発で一索をツモり6,000オールのアガリ!解説陣も凄いの一言。
私も観ていて、やっぱりこの人怖いな・・・と思い知らされた1局でした。
このアガリでトップ目の宮内プロとの点差は一気に3,700点差。
さぁ盛り上がってきたぞー!!!っと、残念ながら私が書けるのはここまで。
クライマックスは是非エンタメ~テレで見てくださいね^^
女流プロ決勝
4(水)22:30-
6(金)18:30-
7(土)10:00-
8(日)17:00-
9(月)19:00-
18(水)21:00-
19(木)11:00-
23(月)17:30-
25(水)14:30-

第9期女流桜花第2節レポート 南里 はるみ

三筒産休で2期休んでからの久しぶりの女流桜花。
2節目は、和泉、魚谷、古谷との対戦だ。

古谷との対戦は初めてになる。和泉は切れの良い攻めが特徴的だ。
魚谷はやはり仕掛けの幅が広いので、色々な角度のアガリがみられるだろう。
なんて、たいした情報もないのだが、そんな思いで席についた。

1回戦目は自分が調子がよく、アガリに結び付いたが、和泉のいつもの迫力のある攻めが感じられず、かなりかたく打っているのを感じた。

2回戦目に魚谷の四暗刻がでた。
なんてことない場だったが、開局からのアガリに向かう気持ちが一番強く、そのこつこつ積み重ねてきたものが、あの四暗刻に結びついたのかもしれない。

しかし、私のミスがあった。

二万三万四万二索三索五索七索九索二筒三筒三筒四筒四筒

ここからドラの一筒を引き、打としてしまった。
やはりソーズのリャンカンに手をかけなければいけなかった。
しっかりした手順で打っていれば、一索四索のアガリがあった。
四暗刻のアガリは私のせいかもしれない。

自分の不調を感じているのか、攻めきれない和泉と中盤からオリに廻ることが多くなってしまった古谷。そして、アガリに真摯に向かう気持ちが薄いギリギリまで戦っていない私。

そんな4人の結果が四暗刻を含め、数多のアガリを魚谷にさせ、最終的に+105.1Pという数字がでたのではないか。

あと、魚谷がトップ目のオーラスで親を迎え、早いリーチを打ち、それに対し私が2役仕掛けた後、

二索三索五索五索六索七索七索九索  ポン役牌  ポン役牌

ここからシンプルに打9とせずに、一索四索でのアガリは無いのではないか?等と、どんどん負の思考になってしまい、おかしな打牌をしてしまい、結果、アガリ逃しをしてしまった。
このように、今回は反省の多い対局でした。

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第9期女流桜花第2節レポート 南里 はるみ

三筒産休で2期休んでからの久しぶりの女流桜花。
2節目は、和泉、魚谷、古谷との対戦だ。
古谷との対戦は初めてになる。和泉は切れの良い攻めが特徴的だ。
魚谷はやはり仕掛けの幅が広いので、色々な角度のアガリがみられるだろう。
なんて、たいした情報もないのだが、そんな思いで席についた。
1回戦目は自分が調子がよく、アガリに結び付いたが、和泉のいつもの迫力のある攻めが感じられず、かなりかたく打っているのを感じた。
2回戦目に魚谷の四暗刻がでた。
なんてことない場だったが、開局からのアガリに向かう気持ちが一番強く、そのこつこつ積み重ねてきたものが、あの四暗刻に結びついたのかもしれない。
しかし、私のミスがあった。
二万三万四万二索三索五索七索九索二筒三筒三筒四筒四筒
ここからドラの一筒を引き、打としてしまった。
やはりソーズのリャンカンに手をかけなければいけなかった。
しっかりした手順で打っていれば、一索四索のアガリがあった。
四暗刻のアガリは私のせいかもしれない。
自分の不調を感じているのか、攻めきれない和泉と中盤からオリに廻ることが多くなってしまった古谷。そして、アガリに真摯に向かう気持ちが薄いギリギリまで戦っていない私。
そんな4人の結果が四暗刻を含め、数多のアガリを魚谷にさせ、最終的に+105.1Pという数字がでたのではないか。
あと、魚谷がトップ目のオーラスで親を迎え、早いリーチを打ち、それに対し私が2役仕掛けた後、
二索三索五索五索六索七索七索九索  ポン役牌  ポン役牌
ここからシンプルに打9とせずに、一索四索でのアガリは無いのではないか?等と、どんどん負の思考になってしまい、おかしな打牌をしてしまい、結果、アガリ逃しをしてしまった。
このように、今回は反省の多い対局でした。

第10期静岡プロリーグ第2節レポート

静岡プロリーグレポート

第2節レポート:徳永翔

5月18日。今回第2節目となる静岡プロリーグ。
初めに、今年から静岡支部へと新たに所属になった、新人2人に対局前に話を聞くことができたので、ここで紹介しておこうと思う。

まず最初の1人は土屋幸弘プロ。
年は私よりずっと上だが、笑顔が素敵で親しみやすい人柄で、話してみると麻雀に情熱を持っているのをしっかりと感じられた。

徳永 「さっそくですが意気込みを聞かせてもらっていいですか?」
土屋 「デビューイヤーなので勢いに乗って決勝卓に残れるように頑張りたいと思う。」
徳永 「どういう麻雀を打とうと思っていますか?」
土屋 「鈴木秀幸プロを見てプロになってみたいと思った。見ている人を魅了できるような麻雀を打てるようなプロになりたい。」
徳永 「なるほど、では気になる人は鈴木秀幸プロということですね。」
土屋 「そうですね。」
徳永 「何か一言ありますか?」
土屋 「会社で麻雀同好会を設立したので、只今対戦相手を募集してます!」

と、麻雀に対する思いを聞かせてもらった。
静岡リーグで一度だけ対戦したことがある程度だが、今後一緒に戦っていくのが楽しみである。

続いて2人目は平野敬悟プロ。
平野プロはプロになる前から麻雀を打つ姿を何度も見ていて知っていた。
クールでテキパキと仕事ができるイメージがある。

徳永「静岡プロリーグの意気込みを聞かせてください。」
平野「決勝卓に入れる上位4人までに残らないといけないので、毎節+20Pくらいを目標でやっていければと思う。」
徳永「どのような麻雀を打ちたいと思っていますか?」
平野「リーグ戦は、慎重に行きすぎないように素点を守っていくスタイルで、無理をせずにやっていこうと思っている。」

平野プロは、期待のゴールデンルーキーと呼ばれているのを耳にした。
そのことを本人に聞くと、その期待に応えられるように頑張りたいと、自信に満ちた目をして答えてくれた。
彼ともまだプロリーグでの対局がないが今後楽しみである。

今節の成績は勝ち頭から、

1位は渡辺プロで+59,4P。
2位は岡本プロで+44,9P。
3位は平野プロで+24,0P。
となった。

私は今節、岡本プロと同卓した。
高めをツモると跳満のリーチのアガリをしっかりとモノにするなど、打っていて貫録のようなものを感じるほどに強みが出てきているように思う。
新人王はやはり伊達ではない。自信があるというのもあるのだろう。
ただ、静岡プロリーグではあまり成績を残せていないので、今期への思いは強いのではないだろうか。
今後の活躍に期待したいと思う。

1位の渡辺プロは、これで前節のマイナスをプラスに変えて見せた。
平野プロも有言実行の+20P以上を叩き出している。

今節は、前節1位の望月プロが別日で対局がないため変動がなかったがまだまだ序盤。
ここからどのような展開になっていくかは予想できない。
私も負けられないという思いで、精一杯打って結果を残したいと切に思う。

それでは今回の第2節レポートはここまでにさせていただきます。
次回の静岡プロリーグの結果をお楽しみに。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 合計
1 望月 雅継 83.6 0.0  

 

 

 

 

 

 

83.6
2 岡本 和也 8.6 44.9  

 

 

 

 

 

 

53.5
3 土屋 幸弘 19.6 0.0  

 

 

 

 

 

 

19.6
4 渡辺 洋巳 ▲ 44.2 59.4  

 

 

 

 

 

 

15.2
5 鈴木 雅人 42.9 ▲ 29.3  

 

 

 

 

 

 

13.6
6 徳永 翔 2.5 10.6  

 

 

 

 

 

 

13.1
7 鈴木 秀幸 12.4 ▲ 3.4  

 

 

 

 

 

 

9.0
8 長内 真実 0.0 0.0  

 

 

 

 

 

 

0.0
9 鈴木 郁孝 5.6 ▲ 6.8  

 

 

 

 

 

 

▲ 1.2
10 越川 清一 ▲ 2.2 0.0  

 

 

 

 

 

 

▲ 2.2
11 京平 遥 ▲ 5.9 0.0  

 

 

 

 

 

 

▲ 5.9
12 鷲見 隼人 31.2 ▲ 38.5  

 

 

 

 

 

 

▲ 7.3
13 平野 敬悟 ▲ 47.9 24.0  

 

 

 

 

 

 

▲ 23.9
14 太田 昌樹 ▲ 26.4 0.9  

 

 

 

 

 

 

▲ 25.5
15 坪井 哲也 26.7 ▲ 53.5  

 

 

 

 

 

 

▲ 26.8
16 杉村 泰治 ▲ 44.3 8.7  

 

 

 

 

 

 

▲ 35.6
17 石原 将樹 ▲ 63.2 ▲ 17.0  

 

 

 

 

 

 

▲ 80.2

静岡プロリーグ レポート/第10期静岡プロリーグ第2節レポート

静岡プロリーグレポート
第2節レポート:徳永翔
5月18日。今回第2節目となる静岡プロリーグ。
初めに、今年から静岡支部へと新たに所属になった、新人2人に対局前に話を聞くことができたので、ここで紹介しておこうと思う。
まず最初の1人は土屋幸弘プロ。
年は私よりずっと上だが、笑顔が素敵で親しみやすい人柄で、話してみると麻雀に情熱を持っているのをしっかりと感じられた。
徳永 「さっそくですが意気込みを聞かせてもらっていいですか?」
土屋 「デビューイヤーなので勢いに乗って決勝卓に残れるように頑張りたいと思う。」
徳永 「どういう麻雀を打とうと思っていますか?」
土屋 「鈴木秀幸プロを見てプロになってみたいと思った。見ている人を魅了できるような麻雀を打てるようなプロになりたい。」
徳永 「なるほど、では気になる人は鈴木秀幸プロということですね。」
土屋 「そうですね。」
徳永 「何か一言ありますか?」
土屋 「会社で麻雀同好会を設立したので、只今対戦相手を募集してます!」
と、麻雀に対する思いを聞かせてもらった。
静岡リーグで一度だけ対戦したことがある程度だが、今後一緒に戦っていくのが楽しみである。
続いて2人目は平野敬悟プロ。
平野プロはプロになる前から麻雀を打つ姿を何度も見ていて知っていた。
クールでテキパキと仕事ができるイメージがある。
徳永「静岡プロリーグの意気込みを聞かせてください。」
平野「決勝卓に入れる上位4人までに残らないといけないので、毎節+20Pくらいを目標でやっていければと思う。」
徳永「どのような麻雀を打ちたいと思っていますか?」
平野「リーグ戦は、慎重に行きすぎないように素点を守っていくスタイルで、無理をせずにやっていこうと思っている。」
平野プロは、期待のゴールデンルーキーと呼ばれているのを耳にした。
そのことを本人に聞くと、その期待に応えられるように頑張りたいと、自信に満ちた目をして答えてくれた。
彼ともまだプロリーグでの対局がないが今後楽しみである。
今節の成績は勝ち頭から、
1位は渡辺プロで+59,4P。
2位は岡本プロで+44,9P。
3位は平野プロで+24,0P。
となった。
私は今節、岡本プロと同卓した。
高めをツモると跳満のリーチのアガリをしっかりとモノにするなど、打っていて貫録のようなものを感じるほどに強みが出てきているように思う。
新人王はやはり伊達ではない。自信があるというのもあるのだろう。
ただ、静岡プロリーグではあまり成績を残せていないので、今期への思いは強いのではないだろうか。
今後の活躍に期待したいと思う。
1位の渡辺プロは、これで前節のマイナスをプラスに変えて見せた。
平野プロも有言実行の+20P以上を叩き出している。
今節は、前節1位の望月プロが別日で対局がないため変動がなかったがまだまだ序盤。
ここからどのような展開になっていくかは予想できない。
私も負けられないという思いで、精一杯打って結果を残したいと切に思う。
それでは今回の第2節レポートはここまでにさせていただきます。
次回の静岡プロリーグの結果をお楽しみに。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 合計
1 望月 雅継 83.6 0.0               83.6
2 岡本 和也 8.6 44.9               53.5
3 土屋 幸弘 19.6 0.0               19.6
4 渡辺 洋巳 ▲ 44.2 59.4               15.2
5 鈴木 雅人 42.9 ▲ 29.3               13.6
6 徳永 翔 2.5 10.6               13.1
7 鈴木 秀幸 12.4 ▲ 3.4               9.0
8 長内 真実 0.0 0.0               0.0
9 鈴木 郁孝 5.6 ▲ 6.8               ▲ 1.2
10 越川 清一 ▲ 2.2 0.0               ▲ 2.2
11 京平 遥 ▲ 5.9 0.0               ▲ 5.9
12 鷲見 隼人 31.2 ▲ 38.5               ▲ 7.3
13 平野 敬悟 ▲ 47.9 24.0               ▲ 23.9
14 太田 昌樹 ▲ 26.4 0.9               ▲ 25.5
15 坪井 哲也 26.7 ▲ 53.5               ▲ 26.8
16 杉村 泰治 ▲ 44.3 8.7               ▲ 35.6
17 石原 将樹 ▲ 63.2 ▲ 17.0               ▲ 80.2

第23回静岡リーグ(プロアマ混合)第2節レポート

朝夕の風が肌に心地よく、過ごしやすい季節となった5月中旬、静岡リーグ第2節が行われた。
この日は天候にも恵まれ気持ちも清々しい。参加者の表情も前節より明るく見える。
良い意味で、適度にリラックスした状態で対局が行われそうである。

注目はもちろん上位陣であったが、ポイントを大きく伸ばしたのは田中さんと鷲見プロ。

田中さんはこの日+92.5Pを叩き出し首位。

鷲見は+112.8Pでマイナス圏から一気に4位につけた。
鷲見は1節(半荘4回)で大きく浮くことが多い印象がある。
ポイントの叩き出し方が上手いのだ。態勢の見極めに長けており、自分にアガリがある状態を逃さないのだと私は捉えている。
特に素点の大事なAルールでは、調子の良い日にどこまでポイントを伸ばせるかは非常に大きなファクターになる。
例えばプラスで終えた日であっても、さらに伸ばせるチャンスはなかったか考えることが必要になる。
それが自身のレベルアップにつながると私は思っている。

その私はというと、現在2位につけている。
成績だけ見ると安定しているように見えるが、内容は相変わらず一撃に助けられているところがあるので、ここで止まってしまう不安も残る。
前節に引き続きの役満のアガリによるところが大きく、全体的な感触としてはそこまで良くはない。

3位はポイントをキープした竹内さん、5位には石原プロがつけた。前回決勝進出の佐藤プロも7位と好位置にいる。

計2節が終わり、多少得点に開きが出てきたが、先にも述べた通り1節で100P以上浮くことも可能である。
優勝の可能性はまだ全員に残っている。
現在沈んでいる方も、気持ちを落とさずに次節も最後まで自分の麻雀を打ち切ってもらいたい。
それが静岡リーグの為であり、本人のためでもあると私は考えている。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 田中 良典 一般 31.2 92.5  

 

 

123.7
2 平野 敬悟 プロ 49.0 57.9  

 

 

106.9
3 竹内 仁 一般 86.9 14.8  

 

 

101.7
4 鷲見 隼人 プロ ▲ 16.1 112.8  

 

 

96.7
5 石原 将樹 プロ 20.3 60.6  

 

 

80.9
6 源馬 健太 一般 9.9 51.8  

 

 

61.7
7 佐藤 あいり プロ 69.1 ▲ 11.5  

 

 

57.6
8 伊藤 真 一般 14.3 43.1  

 

 

57.4
9 本田 真之 一般 ▲ 5.1 56.9  

 

 

51.8
10 舟橋 晃 一般 0.0 43.6  

 

 

43.6
11 平田 拓也 一般 0.0 29.4  

 

 

29.4
12 鈴木 郁孝 プロ 34.7 ▲ 9.6  

 

 

25.1
13 北島 武浩 一般 20.3 4.4  

 

 

24.7
14 浜田 修 一般 25.5 ▲ 4.0  

 

 

21.5
15 望月 雅継 プロ 19.1 0.0  

 

 

19.1
16 土本 伸之 一般 ▲ 6.2 22.6  

 

 

16.4
17 太田 昌樹 プロ 1.1 14.8  

 

 

15.9
18 坪井 哲也 プロ ▲ 12.6 26.3  

 

 

13.7
19 相山 滉太 一般 9.8 2.4  

 

 

12.2
20 春田 篤志 一般 ▲ 12.3 20.9  

 

 

8.6
21 友部 雅之 一般 21.2 ▲ 12.8  

 

 

8.4
22 坂本 彰光 一般 0.0 0.0  

 

 

0.0
23 松本 千昭 一般 0.0 0.0  

 

 

0.0
24 土屋 幸弘 プロ ▲ 38.4 31.9  

 

 

▲ 6.5
25 白井 健夫 一般 ▲ 13.3 5.2  

 

 

▲ 8.1
26 渡辺 洋巳 プロ 0.0 ▲ 8.4  

 

 

▲ 8.4
27 杉村 泰治 プロ ▲ 36.8 27.2  

 

 

▲ 9.6
28 岡本 和也 プロ 7.7 ▲ 19.8  

 

 

▲ 12.1
29 鈴木 雅人 プロ 1.9 ▲ 17.1  

 

 

▲ 15.2
30 小塚 旭 一般 ▲ 8.2 ▲ 17.5  

 

 

▲ 25.7
31 徳永 翔 プロ 44.2 ▲ 70.6  

 

 

▲ 26.4
32 京平 遥 プロ ▲ 27.6 0.0  

 

 

▲ 27.6
33 釣谷 慶次 一般 ▲ 59.4 30.8  

 

 

▲ 28.6
34 堀 孔明 一般 0.0 ▲ 41.7  

 

 

▲ 41.7
35 村瀬 光佳 一般 ▲ 11.2 ▲ 32.1  

 

 

▲ 43.3
36 大須賀隆秀 一般 0.0 ▲ 46.8  

 

 

▲ 46.8
37 福井 弘人 一般 ▲ 53.4 4.4  

 

 

▲ 49.0
38 中 寿文 一般 0.0 ▲ 54.5  

 

 

▲ 54.5
39 鈴木 秀幸 プロ ▲ 18.9 ▲ 37.0  

 

 

▲ 55.9
40 冨永 直弘  一般 2.7 ▲ 71.9  

 

 

▲ 69.2
41 松井 和志 一般 ▲ 36.0 ▲ 35.5  

 

 

▲ 71.5
42 石原 元気 一般 ▲ 30.7 ▲ 50.2  

 

 

▲ 80.9
43 大橋 義一 一般 ▲ 17.3 ▲ 64.1  

 

 

▲ 81.4
44 川口 峻太 一般 ▲ 38.4 ▲ 59.1  

 

 

▲ 97.5
45 秋田 峻佑 一般 ▲ 36.9 ▲ 75.8  

 

 

▲ 112.7
46 沼田 裕貴 一般 ▲ 69.8 ▲ 47.9  

 

 

▲ 117.7

静岡プロリーグ レポート/第23回静岡リーグ(プロアマ混合)第2節レポート

朝夕の風が肌に心地よく、過ごしやすい季節となった5月中旬、静岡リーグ第2節が行われた。
この日は天候にも恵まれ気持ちも清々しい。参加者の表情も前節より明るく見える。
良い意味で、適度にリラックスした状態で対局が行われそうである。
注目はもちろん上位陣であったが、ポイントを大きく伸ばしたのは田中さんと鷲見プロ。
田中さんはこの日+92.5Pを叩き出し首位。
鷲見は+112.8Pでマイナス圏から一気に4位につけた。
鷲見は1節(半荘4回)で大きく浮くことが多い印象がある。
ポイントの叩き出し方が上手いのだ。態勢の見極めに長けており、自分にアガリがある状態を逃さないのだと私は捉えている。
特に素点の大事なAルールでは、調子の良い日にどこまでポイントを伸ばせるかは非常に大きなファクターになる。
例えばプラスで終えた日であっても、さらに伸ばせるチャンスはなかったか考えることが必要になる。
それが自身のレベルアップにつながると私は思っている。
その私はというと、現在2位につけている。
成績だけ見ると安定しているように見えるが、内容は相変わらず一撃に助けられているところがあるので、ここで止まってしまう不安も残る。
前節に引き続きの役満のアガリによるところが大きく、全体的な感触としてはそこまで良くはない。
3位はポイントをキープした竹内さん、5位には石原プロがつけた。前回決勝進出の佐藤プロも7位と好位置にいる。
計2節が終わり、多少得点に開きが出てきたが、先にも述べた通り1節で100P以上浮くことも可能である。
優勝の可能性はまだ全員に残っている。
現在沈んでいる方も、気持ちを落とさずに次節も最後まで自分の麻雀を打ち切ってもらいたい。
それが静岡リーグの為であり、本人のためでもあると私は考えている。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 田中 良典 一般 31.2 92.5       123.7
2 平野 敬悟 プロ 49.0 57.9       106.9
3 竹内 仁 一般 86.9 14.8       101.7
4 鷲見 隼人 プロ ▲ 16.1 112.8       96.7
5 石原 将樹 プロ 20.3 60.6       80.9
6 源馬 健太 一般 9.9 51.8       61.7
7 佐藤 あいり プロ 69.1 ▲ 11.5       57.6
8 伊藤 真 一般 14.3 43.1       57.4
9 本田 真之 一般 ▲ 5.1 56.9       51.8
10 舟橋 晃 一般 0.0 43.6       43.6
11 平田 拓也 一般 0.0 29.4       29.4
12 鈴木 郁孝 プロ 34.7 ▲ 9.6       25.1
13 北島 武浩 一般 20.3 4.4       24.7
14 浜田 修 一般 25.5 ▲ 4.0       21.5
15 望月 雅継 プロ 19.1 0.0       19.1
16 土本 伸之 一般 ▲ 6.2 22.6       16.4
17 太田 昌樹 プロ 1.1 14.8       15.9
18 坪井 哲也 プロ ▲ 12.6 26.3       13.7
19 相山 滉太 一般 9.8 2.4       12.2
20 春田 篤志 一般 ▲ 12.3 20.9       8.6
21 友部 雅之 一般 21.2 ▲ 12.8       8.4
22 坂本 彰光 一般 0.0 0.0       0.0
23 松本 千昭 一般 0.0 0.0       0.0
24 土屋 幸弘 プロ ▲ 38.4 31.9       ▲ 6.5
25 白井 健夫 一般 ▲ 13.3 5.2       ▲ 8.1
26 渡辺 洋巳 プロ 0.0 ▲ 8.4       ▲ 8.4
27 杉村 泰治 プロ ▲ 36.8 27.2       ▲ 9.6
28 岡本 和也 プロ 7.7 ▲ 19.8       ▲ 12.1
29 鈴木 雅人 プロ 1.9 ▲ 17.1       ▲ 15.2
30 小塚 旭 一般 ▲ 8.2 ▲ 17.5       ▲ 25.7
31 徳永 翔 プロ 44.2 ▲ 70.6       ▲ 26.4
32 京平 遥 プロ ▲ 27.6 0.0       ▲ 27.6
33 釣谷 慶次 一般 ▲ 59.4 30.8       ▲ 28.6
34 堀 孔明 一般 0.0 ▲ 41.7       ▲ 41.7
35 村瀬 光佳 一般 ▲ 11.2 ▲ 32.1       ▲ 43.3
36 大須賀隆秀 一般 0.0 ▲ 46.8       ▲ 46.8
37 福井 弘人 一般 ▲ 53.4 4.4       ▲ 49.0
38 中 寿文 一般 0.0 ▲ 54.5       ▲ 54.5
39 鈴木 秀幸 プロ ▲ 18.9 ▲ 37.0       ▲ 55.9
40 冨永 直弘  一般 2.7 ▲ 71.9       ▲ 69.2
41 松井 和志 一般 ▲ 36.0 ▲ 35.5       ▲ 71.5
42 石原 元気 一般 ▲ 30.7 ▲ 50.2       ▲ 80.9
43 大橋 義一 一般 ▲ 17.3 ▲ 64.1       ▲ 81.4
44 川口 峻太 一般 ▲ 38.4 ▲ 59.1       ▲ 97.5
45 秋田 峻佑 一般 ▲ 36.9 ▲ 75.8       ▲ 112.7
46 沼田 裕貴 一般 ▲ 69.8 ▲ 47.9       ▲ 117.7

第90回『長所と短所』

まさかまさかの8回目。最初の話では6回で終了のはずが延長戦に。
当然ネタも無くなれば締切も過ぎていく毎日。
今これを書いているのも既に締切から1週間が過ぎようとしております。

何の責任を持たずに、ただただ徒然を書くのと、こうやって読み物として提供するのでは、全く意味合いが違うという事をつくづく感じた数ヶ月でした。
そんなわけで、今回いよいよ最終回。最後までお付き合いの程を宜しくお願いいたします。

麻雀に限らず全ての競技において、RPGのステータスの様に自分の能力が機械的に数値化できれば、誰々が強い、誰々が弱いと説得力があるのですが、そんな都合の良いものはございません。

麻雀格闘倶楽部やロン2で表示されるレベルであったりレーティングは、ある程度の指標にはなりますが、あくまでそのコミュニティ内での位置づけにしかならず、それを知らない人からすれば、必ずしも評価されるものではありません。

例えば、自分は守備的な打ち手と評される事が多いのですが、自分としてはかなり攻撃よりなバランスタイプの打ち手のつもりという事は過去の読み物でも書かせていただいたと思います。
しかし、放送のコメントでよくいただく言葉は『デ○は繊細』※不適切な発言により伏字にしております。

そもそも攻撃ってなんでしょう。守備ってなんでしょう。
この認識が人によって違っている事が、上記のような有難いコメントをいただいている原因なのだと思います。

日本プロ麻雀連盟チャンネルの対局放送で、よく使用されるルールは競技ルールです。
競技ルールは、一発や裏ドラ、カンドラ、赤牌といった要素を排除しており、結果的に攻守がはっきりしやすいといった特徴があると思います。

巷のルールだと、ドラがヤオチュウハイの時に1,000点のタンヤオ仕掛けをいれても、赤をツモったり、カンドラが乗ったりして満貫になる事がありますが、競技ルールでは他に手役がない限りは、せいぜい1,300点にしかなりません。

リーチにしても、一発や裏ドラがないのでピンフでリーチをしても2,000点、2,900点、ツモって700・1,300、1300オールにしかなりません。

打点があまり高くならないので、無駄な放銃を避けるのは当然の見解で、どんなに攻撃的な打ち手だとしても、最低限の守備力は自ずと備わっていくものです。

自分はその典型で、手成りで進めていって大して高くもならない手牌で戦うよりも、スピードでは遅れを取りますが、まずは手役を作り、終盤までもつれる様であれば、満貫、跳満クラスの手牌で戦いにいくという戦略を持っているんですね。

間に合わなければオリればいいし、間に合う様ならガチ対決です。
結果、手にならなそうな中盤では受けに回るため、守備が~という話になるのかと思われます。

さて、今回のタイトルである『長所と短所』ですが、麻雀において人それぞれ長所と短所が存在していることかと思います。
自分に当てはめれば、長所は我慢が出来ること、手役を作ること。
短所は見切りが早い事、スピードが遅いこと、といった感じでしょうか。

この、長所と短所、果たして長所を伸ばすことを優先させるか短所を消すことを優先させるか、
どちらが正しいのでしょうか。いや、正しいというのは語弊があるかもしれませんが。

あくまで自分の意見としては、長所を伸ばすべきであると考えています。

基本的に長所と短所は対角線上に位置するものです。
冒頭に書いた数値化の話ですが、六芒星みたいな物を思い浮かべて下さい。
攻撃の対角線上に守備があり、スピードの対角線上にあるのが手役といった感じです。

例えば、攻撃が7、守備が3の人がいたとすると、短所である守備を消しにいった場合、果たして攻撃も下げずにいる事ができるでしょうか。
守備が4になったとしても攻撃が6に下がってしまっては長所も一緒に消えてしまいます。

それよりも攻撃が8、守備が2になった方が、プレイヤーとしての魅力は大きくなるでしょう。
もちろん理想は攻撃が8、守備が3のままだったり、攻撃が7、守備が4になる事ですが、
能力の総数の底上げは、いつだって並々ならない努力と才が必要なのです。

ゲームの能力みたいな書き方していますが、英検2級と漢検2級持っている人が、同時進行でどちらも1級になるのは才能レベルの何かが必要ですよね。
普通は片方どちらかを死に物狂いで勉強して、やっと1級になれるものですから。

僕達麻雀プロは、ファンや対局を見て下さっている方の心に残るようなプレイヤーを目指す必要があります。
有利だから、不利だからというだけの理由で全員が全員同じ様な麻雀を打っているのを配信しても、
その場で誰々が勝った、誰々が負けたという感想だけで時間が経つと風化してしまう事でしょう。

それよりも、「あの時の○○は凄かった!」「よくあそこで我慢した!」みたいな感じで、時間が経っても話題になる様な対局を目指す事が、麻雀の勝ち負けと同じぐらい大事な事です。

だからこそ凡庸なプレイヤーではなく、何かしらの魅力があるプレイヤーにならなくてはなりません。
短所を消してオール3の能力を持つよりも、長所を伸ばして5と1だけの能力になった方が、見ている人はドキドキしてもらえるとは思いませんか?

放送のコメントで、批判的な発言をいただく事も多くありますが、それは結局、そのコメントを書いた方の麻雀観と、打ち手の目指しているものが離れているからで、どちらが正しいといったものでもないんですよね。
まぁ、人間ですから、完全なボーンヘッドをやらかす事も時にはあるでしょうが。

ただ、自分の中でそぐわない選択をした時に、反射的に否定から入って終わりではなく、その打ち手が何を考えて何を持ってその判断をしたかを考えてみると、意外に深い何かがあるのかもしれません。

武芸の見取り稽古ではありませんが、自分が麻雀を打たなくても、人の麻雀を考えながら見る事によって、自分が麻雀を打った以上の経験値が得られる事も多くあるのです。

考えた結果、それが自分に必要のないものなら捨ててしまえばいいだけですし、何事も一番宜しくないのは、食べず嫌いであることであると思います。

というところで、そろそろお別れのお時間が。
中級講座と銘打ったにも関わらず、最後まで全体牌譜の一つも出さなかった自分はなんなんでしょうか。

まぁ、元々打ち方云々よりも精神的な部分を題材にしようと思っていたのもあるんですが、持論として、同じ場面は二度と起こらないというものがありまして、一度取った配牌には二度とめぐり合えないのに、全体牌譜を出してこの場面は~と説明しても、果たして同じ場面にめぐり合えるのかといえば答えはNOなわけです。

あくまで似たような状況が起きるだけで、んじゃそれを解説して参考になるのか。と、考えたら
結局はその時何を考えたか、どんな価値観を持っているかの説明が多くなるのであれば、全体牌譜を使わなくても、こうやって文字だけで伝える事もできるかなぁと。

決して牌譜を探すのが面倒とか、文字だけの方が楽とかじゃないですから!
むしろこっちの方が大変ですから!

さて、次回からは新しい方が中級講座を担当する事になるようです。
誰かはまだ内緒ですが、きっと自分以上に素晴らしく為になるものが公開されると思いますので、
ハードルを上げつつ失礼いたします。

中級/第90回『長所と短所』

まさかまさかの8回目。最初の話では6回で終了のはずが延長戦に。
当然ネタも無くなれば締切も過ぎていく毎日。
今これを書いているのも既に締切から1週間が過ぎようとしております。
何の責任を持たずに、ただただ徒然を書くのと、こうやって読み物として提供するのでは、全く意味合いが違うという事をつくづく感じた数ヶ月でした。
そんなわけで、今回いよいよ最終回。最後までお付き合いの程を宜しくお願いいたします。
麻雀に限らず全ての競技において、RPGのステータスの様に自分の能力が機械的に数値化できれば、誰々が強い、誰々が弱いと説得力があるのですが、そんな都合の良いものはございません。
麻雀格闘倶楽部やロン2で表示されるレベルであったりレーティングは、ある程度の指標にはなりますが、あくまでそのコミュニティ内での位置づけにしかならず、それを知らない人からすれば、必ずしも評価されるものではありません。
例えば、自分は守備的な打ち手と評される事が多いのですが、自分としてはかなり攻撃よりなバランスタイプの打ち手のつもりという事は過去の読み物でも書かせていただいたと思います。
しかし、放送のコメントでよくいただく言葉は『デ○は繊細』※不適切な発言により伏字にしております。
そもそも攻撃ってなんでしょう。守備ってなんでしょう。
この認識が人によって違っている事が、上記のような有難いコメントをいただいている原因なのだと思います。
日本プロ麻雀連盟チャンネルの対局放送で、よく使用されるルールは競技ルールです。
競技ルールは、一発や裏ドラ、カンドラ、赤牌といった要素を排除しており、結果的に攻守がはっきりしやすいといった特徴があると思います。
巷のルールだと、ドラがヤオチュウハイの時に1,000点のタンヤオ仕掛けをいれても、赤をツモったり、カンドラが乗ったりして満貫になる事がありますが、競技ルールでは他に手役がない限りは、せいぜい1,300点にしかなりません。
リーチにしても、一発や裏ドラがないのでピンフでリーチをしても2,000点、2,900点、ツモって700・1,300、1300オールにしかなりません。
打点があまり高くならないので、無駄な放銃を避けるのは当然の見解で、どんなに攻撃的な打ち手だとしても、最低限の守備力は自ずと備わっていくものです。
自分はその典型で、手成りで進めていって大して高くもならない手牌で戦うよりも、スピードでは遅れを取りますが、まずは手役を作り、終盤までもつれる様であれば、満貫、跳満クラスの手牌で戦いにいくという戦略を持っているんですね。
間に合わなければオリればいいし、間に合う様ならガチ対決です。
結果、手にならなそうな中盤では受けに回るため、守備が~という話になるのかと思われます。
さて、今回のタイトルである『長所と短所』ですが、麻雀において人それぞれ長所と短所が存在していることかと思います。
自分に当てはめれば、長所は我慢が出来ること、手役を作ること。
短所は見切りが早い事、スピードが遅いこと、といった感じでしょうか。
この、長所と短所、果たして長所を伸ばすことを優先させるか短所を消すことを優先させるか、
どちらが正しいのでしょうか。いや、正しいというのは語弊があるかもしれませんが。
あくまで自分の意見としては、長所を伸ばすべきであると考えています。
基本的に長所と短所は対角線上に位置するものです。
冒頭に書いた数値化の話ですが、六芒星みたいな物を思い浮かべて下さい。
攻撃の対角線上に守備があり、スピードの対角線上にあるのが手役といった感じです。
例えば、攻撃が7、守備が3の人がいたとすると、短所である守備を消しにいった場合、果たして攻撃も下げずにいる事ができるでしょうか。
守備が4になったとしても攻撃が6に下がってしまっては長所も一緒に消えてしまいます。
それよりも攻撃が8、守備が2になった方が、プレイヤーとしての魅力は大きくなるでしょう。
もちろん理想は攻撃が8、守備が3のままだったり、攻撃が7、守備が4になる事ですが、
能力の総数の底上げは、いつだって並々ならない努力と才が必要なのです。
ゲームの能力みたいな書き方していますが、英検2級と漢検2級持っている人が、同時進行でどちらも1級になるのは才能レベルの何かが必要ですよね。
普通は片方どちらかを死に物狂いで勉強して、やっと1級になれるものですから。
僕達麻雀プロは、ファンや対局を見て下さっている方の心に残るようなプレイヤーを目指す必要があります。
有利だから、不利だからというだけの理由で全員が全員同じ様な麻雀を打っているのを配信しても、
その場で誰々が勝った、誰々が負けたという感想だけで時間が経つと風化してしまう事でしょう。
それよりも、「あの時の○○は凄かった!」「よくあそこで我慢した!」みたいな感じで、時間が経っても話題になる様な対局を目指す事が、麻雀の勝ち負けと同じぐらい大事な事です。
だからこそ凡庸なプレイヤーではなく、何かしらの魅力があるプレイヤーにならなくてはなりません。
短所を消してオール3の能力を持つよりも、長所を伸ばして5と1だけの能力になった方が、見ている人はドキドキしてもらえるとは思いませんか?
放送のコメントで、批判的な発言をいただく事も多くありますが、それは結局、そのコメントを書いた方の麻雀観と、打ち手の目指しているものが離れているからで、どちらが正しいといったものでもないんですよね。
まぁ、人間ですから、完全なボーンヘッドをやらかす事も時にはあるでしょうが。
ただ、自分の中でそぐわない選択をした時に、反射的に否定から入って終わりではなく、その打ち手が何を考えて何を持ってその判断をしたかを考えてみると、意外に深い何かがあるのかもしれません。
武芸の見取り稽古ではありませんが、自分が麻雀を打たなくても、人の麻雀を考えながら見る事によって、自分が麻雀を打った以上の経験値が得られる事も多くあるのです。
考えた結果、それが自分に必要のないものなら捨ててしまえばいいだけですし、何事も一番宜しくないのは、食べず嫌いであることであると思います。
というところで、そろそろお別れのお時間が。
中級講座と銘打ったにも関わらず、最後まで全体牌譜の一つも出さなかった自分はなんなんでしょうか。
まぁ、元々打ち方云々よりも精神的な部分を題材にしようと思っていたのもあるんですが、持論として、同じ場面は二度と起こらないというものがありまして、一度取った配牌には二度とめぐり合えないのに、全体牌譜を出してこの場面は~と説明しても、果たして同じ場面にめぐり合えるのかといえば答えはNOなわけです。
あくまで似たような状況が起きるだけで、んじゃそれを解説して参考になるのか。と、考えたら
結局はその時何を考えたか、どんな価値観を持っているかの説明が多くなるのであれば、全体牌譜を使わなくても、こうやって文字だけで伝える事もできるかなぁと。
決して牌譜を探すのが面倒とか、文字だけの方が楽とかじゃないですから!
むしろこっちの方が大変ですから!
さて、次回からは新しい方が中級講座を担当する事になるようです。
誰かはまだ内緒ですが、きっと自分以上に素晴らしく為になるものが公開されると思いますので、
ハードルを上げつつ失礼いたします。