第31期A1リーグ第7節レポート 古川 孝次

第7節のメンバーは、荒、ともたけ、瀬戸熊といった上位陣との闘いとなった。
私はいつも戦う前に考えることがある。
流れのある人には逆らわず、流れのない人間にはめっぽうかぶせて打つということだ。

ところが今日は、今期、流れをつかんでいる人ばかりとの戦い。
逆らわない展開ばかりではアガリを取ることができない。
いろいろ考えたり、シュミレートしたが、いい案が思い浮かばずに卓につくこととなった。

1回戦、ドラ七万でともたけがテンパイ入れるところ。
四筒か、打六筒で、普通六筒七万のシャンポン受けなのに、私のアガリ牌の四筒を止めてカン五筒にとって、8,000のアガリ。

今日1日は苦しい展開になるなぁと思い、私の中では慎重に進めたつもりであった。
しかし、麻雀は不思議なもので、放銃や失点があると冷静さを欠いてしまう。
卓上で私がガチンコ勝負となり、本来なら打ち合いは望まないのにそんな展開になってしまった。
放銃したり、アガったりと自分本来の麻雀じゃないなと思いながら戦っていたわけである。

3回戦が終わって、瀬戸熊は大きなマイナスを背負ってなんとかなるかなと思っていたが、さすがは瀬戸熊。最終戦に瀬戸熊の麻雀がさく裂。結局、小さなマイナスでまとめた。

残り3節、現状の私は暫定6位で少しプラス。
残りの戦いは台風の目となって、とことん暴れ、鳳凰位決定戦に進むため、上位3つまでの椅子を狙うつもりである。

降級は考えない。来節の対戦相手も瀬戸熊である。
彼は大崩れしないと思うが、この節でプラスを多くすることを考えて勝負に臨むつもりである。

A1は、私くらいの年齢であれば、普通社会人なら定年退職であるが、伊藤優孝、荒正義も頑張っている。歳を取っているからといって悪い麻雀は打てない。(変ではあるかもしれないが…)

小島武夫最高顧問、灘麻太郎名誉会長も頑張っている。
私もあんな風になりたいと思うのである。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A1リーグ第7節レポート 古川 孝次

第7節のメンバーは、荒、ともたけ、瀬戸熊といった上位陣との闘いとなった。
私はいつも戦う前に考えることがある。
流れのある人には逆らわず、流れのない人間にはめっぽうかぶせて打つということだ。
ところが今日は、今期、流れをつかんでいる人ばかりとの戦い。
逆らわない展開ばかりではアガリを取ることができない。
いろいろ考えたり、シュミレートしたが、いい案が思い浮かばずに卓につくこととなった。
1回戦、ドラ七万でともたけがテンパイ入れるところ。
四筒か、打六筒で、普通六筒七万のシャンポン受けなのに、私のアガリ牌の四筒を止めてカン五筒にとって、8,000のアガリ。
今日1日は苦しい展開になるなぁと思い、私の中では慎重に進めたつもりであった。
しかし、麻雀は不思議なもので、放銃や失点があると冷静さを欠いてしまう。
卓上で私がガチンコ勝負となり、本来なら打ち合いは望まないのにそんな展開になってしまった。
放銃したり、アガったりと自分本来の麻雀じゃないなと思いながら戦っていたわけである。
3回戦が終わって、瀬戸熊は大きなマイナスを背負ってなんとかなるかなと思っていたが、さすがは瀬戸熊。最終戦に瀬戸熊の麻雀がさく裂。結局、小さなマイナスでまとめた。
残り3節、現状の私は暫定6位で少しプラス。
残りの戦いは台風の目となって、とことん暴れ、鳳凰位決定戦に進むため、上位3つまでの椅子を狙うつもりである。
降級は考えない。来節の対戦相手も瀬戸熊である。
彼は大崩れしないと思うが、この節でプラスを多くすることを考えて勝負に臨むつもりである。
A1は、私くらいの年齢であれば、普通社会人なら定年退職であるが、伊藤優孝、荒正義も頑張っている。歳を取っているからといって悪い麻雀は打てない。(変ではあるかもしれないが…)
小島武夫最高顧問、灘麻太郎名誉会長も頑張っている。
私もあんな風になりたいと思うのである。

第31期A2リーグ第7節レポート 佐々木 寿人

第7節は奇しくも上位3名がぶつかる対局となった。

この日の展開次第では、今後の勢力図が大きく変わってくる可能性もあり、卓内のみならず、卓外の12名にとっても重要な意味を持つ1節だったのではないだろうか。

だが、当の私は至って平静だった。
皆が皆勝ちに来ることは目に見えているのだ。ならば私のテーマは、丁寧に1節をこなすことである。
もちろん今節をプラスで終えることに越したことはないが、理想ばかりを追いかけていたわけではなかったのである。

勝負事にたらればは禁物だとよく言われる。
しかし、今回はあえてそれのみを中心に対局を振り返ってみたい。

まずは1回戦の東2局。
親の内川が2フーロしてのテンパイ。

二索三索四索六索六索二筒四筒  ポン東東東  チー三万 左向き四万 上向き五万 上向き  ドラ一筒

この五万チーで既にテンパイしていた紺野にドラの一筒が流れる。

六万七万八万五索五索一筒一筒二筒三筒三筒七筒八筒九筒  ツモ一筒

ピンズの下は親の内川にいかにも切り辛いが、四柳の河に一筒が打たれていることと、他のファン牌が全て出切っていることから、ドラをツモ切らない限りは、打っても2,900が濃厚である。

私なら間違いなく三筒を打って捕まっていたところだが、紺野は打二筒のリーチを選択。
ただ、これによって真っ先に仕掛けていた私にアガリが生まれる。

六万七万二索二索二筒三筒四筒  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  チー四索 左向き五索 上向き六索 上向き  ロン八万

点数こそ安いが、親の仕掛けとリーチを蹴ってのアガリである。
もし紺野が打三筒としていれば親の連荘となり、全く別のゲームになっていたことだけは間違いない。

続けてが3回戦の東4局である。
相変わらずの安仕掛けで南家の私がまずテンパイ。

一万一万二万三万四万六万八万  ポン中中中  ポン一索 上向き一索 上向き一索 上向き  ドラ三筒

同巡、西家・四柳も追いつく。

二万三万四万八万八万八万四索四索四索六筒六筒七筒七筒  

だが、ここに目下2連勝中の親・紺野からリーチ。

三万四万七万七万三索四索五索三筒四筒五筒六筒七筒八筒  リーチ

五万なら出アガリでも跳満という大物手だ。
そんなこととは露知らず、私は一発目に持ってきた無スジの六索を平然とツモ切る。
もちろんこれには訳がある。

21,200とはいえ、ここまで+39.4Pの紺野がラス目に落ち込んでいたのだ。
となれば私がここでオリて、親の1人旅にさせる訳にはいかない(ハナからオリる気などないが)。
ここは1つの勝負所なのである。

するとそこに、北家の内川も参戦。
テンパイ気配のある四柳の二筒をチーして、こちらもテンパイだ。

五万五万五万三索三索七索七索七索四筒五筒  チー二筒 左向き三筒 上向き四筒 上向き
 
やはり3者ともが紺野の親を潰すことに共通の意識を持っている。
しかし次巡、内川が七筒を持ってきて長考に入る。
これは四柳のロン牌だが、結果的には満貫ツモを食い下げて打てばわずか1,300の支出だ。
 (おい、止めんのかい!みんなでこの親落とすんとちゃうかったんかい!)
私の心の声である。だが内川に私の声が届くことはなかった。

確かに紺野のリーチにピンズの中目は切り辛い。
はい、止めー!という音が聞こえるかのような打三索である。

そして今度は四柳だ。
私のアガリ牌である七万を持ってきて少考。
(止めんなー!こっちだってこんな蚊とんぼみたいな手じゃあ、いつ飛ばされてしまうかわからんよ。)

幸いにも今度はその声が届いた。
四柳がそのまま七万をツモ切り、どうにか怖い親が落ちた。
ここで2度目の“れば”である。

もし、内川のみならず、四柳にまでオリを選択されていれば…
もうどうなったかはわからない。いや、考えるだけで恐ろしい。
つくづく麻雀とは4人の絡みが織り成す戦いである。

そして最後は4回戦の南2局、私の親番である。
8巡目、南家の四柳が以下の捨て牌でリーチ。

七索 上向き北中八筒 上向き中五筒 上向き四索 上向き五万 左向き  ドラ六筒

そこに向かって北家の内川が追っかける。

一筒 上向き中白八万 上向き八索 上向き二万 上向き三筒 上向き三索 上向き九筒 上向き九筒 左向き

これを受けての私の手がこうだ。

七万八万八万四索五索七索八索八索二筒三筒四筒東東  ツモ一索

2人の共通安全牌はない。
しかし、高いのがどちらかだけは誰の目からも明らかだった。

あの時の内川の腕の振り下ろし方とリーチ音は異常だった。
仕方なく、半分オリ気味に私が東に手をかけると、四柳の手が開いた。

六万六万七万七万九索九索東南南西西白白  リーチ  ロン東  

その局の内川の手はこうだった。

四万五万三索四索五索六筒六筒六筒六筒七筒七筒八筒八筒

ここで最後の“れば”である。
もし内川のリーチ音があんなに大きくなければ… 
私の選択もまた違ったものになっていたかもしれない。  

結局この日は2.9Pのマイナスで乗り切った。
しかし映像を見れば見るほどこう思う。

勝負の世界というのは意外にも、たらればの積み重ねから成り立っているのかもしれないと。
 

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A2リーグ第7節レポート 佐々木 寿人

第7節は奇しくも上位3名がぶつかる対局となった。
この日の展開次第では、今後の勢力図が大きく変わってくる可能性もあり、卓内のみならず、卓外の12名にとっても重要な意味を持つ1節だったのではないだろうか。
だが、当の私は至って平静だった。
皆が皆勝ちに来ることは目に見えているのだ。ならば私のテーマは、丁寧に1節をこなすことである。
もちろん今節をプラスで終えることに越したことはないが、理想ばかりを追いかけていたわけではなかったのである。
勝負事にたらればは禁物だとよく言われる。
しかし、今回はあえてそれのみを中心に対局を振り返ってみたい。
まずは1回戦の東2局。
親の内川が2フーロしてのテンパイ。
二索三索四索六索六索二筒四筒  ポン東東東  チー三万 左向き四万 上向き五万 上向き  ドラ一筒
この五万チーで既にテンパイしていた紺野にドラの一筒が流れる。
六万七万八万五索五索一筒一筒二筒三筒三筒七筒八筒九筒  ツモ一筒
ピンズの下は親の内川にいかにも切り辛いが、四柳の河に一筒が打たれていることと、他のファン牌が全て出切っていることから、ドラをツモ切らない限りは、打っても2,900が濃厚である。
私なら間違いなく三筒を打って捕まっていたところだが、紺野は打二筒のリーチを選択。
ただ、これによって真っ先に仕掛けていた私にアガリが生まれる。
六万七万二索二索二筒三筒四筒  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  チー四索 左向き五索 上向き六索 上向き  ロン八万
点数こそ安いが、親の仕掛けとリーチを蹴ってのアガリである。
もし紺野が打三筒としていれば親の連荘となり、全く別のゲームになっていたことだけは間違いない。
続けてが3回戦の東4局である。
相変わらずの安仕掛けで南家の私がまずテンパイ。
一万一万二万三万四万六万八万  ポン中中中  ポン一索 上向き一索 上向き一索 上向き  ドラ三筒
同巡、西家・四柳も追いつく。
二万三万四万八万八万八万四索四索四索六筒六筒七筒七筒  
だが、ここに目下2連勝中の親・紺野からリーチ。
三万四万七万七万三索四索五索三筒四筒五筒六筒七筒八筒  リーチ
五万なら出アガリでも跳満という大物手だ。
そんなこととは露知らず、私は一発目に持ってきた無スジの六索を平然とツモ切る。
もちろんこれには訳がある。
21,200とはいえ、ここまで+39.4Pの紺野がラス目に落ち込んでいたのだ。
となれば私がここでオリて、親の1人旅にさせる訳にはいかない(ハナからオリる気などないが)。
ここは1つの勝負所なのである。
するとそこに、北家の内川も参戦。
テンパイ気配のある四柳の二筒をチーして、こちらもテンパイだ。
五万五万五万三索三索七索七索七索四筒五筒  チー二筒 左向き三筒 上向き四筒 上向き
 
やはり3者ともが紺野の親を潰すことに共通の意識を持っている。
しかし次巡、内川が七筒を持ってきて長考に入る。
これは四柳のロン牌だが、結果的には満貫ツモを食い下げて打てばわずか1,300の支出だ。
 (おい、止めんのかい!みんなでこの親落とすんとちゃうかったんかい!)
私の心の声である。だが内川に私の声が届くことはなかった。
確かに紺野のリーチにピンズの中目は切り辛い。
はい、止めー!という音が聞こえるかのような打三索である。
そして今度は四柳だ。
私のアガリ牌である七万を持ってきて少考。
(止めんなー!こっちだってこんな蚊とんぼみたいな手じゃあ、いつ飛ばされてしまうかわからんよ。)
幸いにも今度はその声が届いた。
四柳がそのまま七万をツモ切り、どうにか怖い親が落ちた。
ここで2度目の“れば”である。
もし、内川のみならず、四柳にまでオリを選択されていれば…
もうどうなったかはわからない。いや、考えるだけで恐ろしい。
つくづく麻雀とは4人の絡みが織り成す戦いである。
そして最後は4回戦の南2局、私の親番である。
8巡目、南家の四柳が以下の捨て牌でリーチ。
七索 上向き北中八筒 上向き中五筒 上向き四索 上向き五万 左向き  ドラ六筒
そこに向かって北家の内川が追っかける。
一筒 上向き中白八万 上向き八索 上向き二万 上向き三筒 上向き三索 上向き九筒 上向き九筒 左向き
これを受けての私の手がこうだ。
七万八万八万四索五索七索八索八索二筒三筒四筒東東  ツモ一索
2人の共通安全牌はない。
しかし、高いのがどちらかだけは誰の目からも明らかだった。
あの時の内川の腕の振り下ろし方とリーチ音は異常だった。
仕方なく、半分オリ気味に私が東に手をかけると、四柳の手が開いた。
六万六万七万七万九索九索東南南西西白白  リーチ  ロン東  
その局の内川の手はこうだった。
四万五万三索四索五索六筒六筒六筒六筒七筒七筒八筒八筒
ここで最後の“れば”である。
もし内川のリーチ音があんなに大きくなければ… 
私の選択もまた違ったものになっていたかもしれない。  
結局この日は2.9Pのマイナスで乗り切った。
しかし映像を見れば見るほどこう思う。
勝負の世界というのは意外にも、たらればの積み重ねから成り立っているのかもしれないと。
 

第94回『勝てる!リーチ麻雀講座④牌効率編その2』 魚谷 侑未

皆さんこんにちは、魚谷侑未です。
さて今回は、前回に引き続きアガリへの近道である牌効率について学んで行きましょう。
細かい事の繰り返しにはなりますが、基礎の1つ1つが大切ですから嫌がらずに読んで下さいね♪

【3章~テンパイと1シャンテン~】
まずはテンパイと1シャンテンについてお馴染みWikipediaで調べてみましょう。

テンパイ→アガリに必要な牌が残り1枚になること。
1シャンテン→必要な牌があと1牌くればテンパイになる状態の事。

この言葉の意味をそのまま受け取ると、麻雀では2シャンテンよりも1シャンテンが、1シャンテンよりもテンパイが偉いことになります。
基本的にはその通りです。

ただし、素直にシャンテン数を少なくしていくことが必ずしも正解とは限りません。
テンパイを取らないケースや、1シャンテンの構え方など細かい事ではありますが、勝つ麻雀を打つためにはとても重要な事となっています。
3章では、テンパイと1シャンテンについて学んでいきましょう。

〔テンパイを取らないケース〕
①手役が見え、打点上昇が期待出来る時。

一万二万三万八万八万一索二索三索六索三筒五筒六筒七筒  ツモ八索  ドラ北

八索をツモ切って、三色かピンフの3面張テンパイなどを目指しましょう。
このままのテンパイを取っても、役なし愚形で打点は1,300点なので、テンパイを取る価値は薄いです。
浮いている牌の、三筒二筒一筒がくっつけば一気に打点が上昇します。
三色が崩れる四筒でもピンフ3面張テンパイです。
このような牌姿では、テンパイ取らずとしましょう。

②テンパイを取らない方が良形変化を見込める時、または、良形でのリーチやアガリが必要である時。

一万二万三万五万七万三索四索五索二筒二筒六筒七筒七筒  ツモ八筒  ドラ北

例えばこんな手です。
ドラなし愚形のこの形では、テンパイしたとはいえリーチが打ちづらいですね。
一度テンパイを取って、マンズの良形変化を待つというのも1つの手ではありますが、良い変化も少なくこのテンパイのまま押し続けるのは厳しいですね。
こんな時は、五万(または七万)を打って他のところで良形変化を待つのが良いと思います。
ちなみにこの場合は、五万から打つ事をお勧めします。
両面待ちでリーチを打つと仮定すると、五万を切っての八万引きの六万九万待ちの方が、端にかかっている待ちなのでアガリ易いからです。
七万を切っての、四万引きの三万六万待ちとの比較ですね。
また、九万を引いた時にも筋引っかけのカン八万待ちで、リーチを打つという選択肢も増えます。
細かい切り順ではありますが、こういった些細な事を大切にしていきましょう。

③テンパイ時に切り出す牌が、切り出してまで取る価値がないテンパイの時。
分かりやすい例で言うと、

三万七万九万三索四索五索七索八索九索二筒二筒六筒七筒  ツモ五筒  ドラ三万

ドラの三万を放してまで、愚形役なしのテンパイを取る価値は低いので、九万を切ってテンパイ取らずとしましょう。
それ以外には、ホンイツなど高い手のテンパイ気配の人がいて、その色の牌が切りにくい時や、場に高くて打ち出しにくい牌などがある場合も、この三筒のケースに当てはまります。

麻雀は基本的に、1シャンテンよりテンパイが偉いです。
でもここで上記しているのは、テンパイを取らない方が良いケースです。
これは何故でしょうか?
それは、アガれないテンパイが1シャンテン以下の価値だからです。
アガれるテンパイ>>良形1シャンテン>アガれないテンパイ>普通の1シャンテン>>愚形1シャンテン>2シャンテン
テンパイ~2シャンテンの重要度としては、このくらいの価値と考えて下さい。

〔1シャンテンについて〕
①1シャンテンの受け入れを広くしないとき

一万二万三万五万七万二索三索四索六索七索七索三筒八筒八筒  ドラ東

このままの1シャンテンの受け入れ枚数で考えると、三筒切りが一番手広いですが、前回書いたアガリまでの速さも考慮しての牌効率(この場合123や234の三色などもあるので打点効率も)を考えると、七索を切っての両面固定が優秀です。
愚形残りで、最終形が良形にならない可能性の高い1シャンテンにそのまま受けてしまうのではなく、最終形になった時のアガリ易さまで想像して、手牌を組み立てていきましょう。
この場合は、テンパイする前に三筒二筒四筒がくっつくと、最終形が必ず両面待ちになりますよね。
このままの1シャンテンで広く受けても、愚形残りのテンパイへの受け入れ枚数が増えるだけなので、良形の芽となる可能性のある三筒はまだ残しておきましょう。

例えば次にこんなツモがきたとします。

一万二万三万五万七万二索三索四索六索七索三筒八筒八筒  ツモ七万

愚形の部分を補う牌を引いた場合は、三筒を切って受け入れの広い1シャンテンにしましょう。
このツモ七万は、最終形を良形残りにするのに、テンパイへの受け入れ枚数が増える牌です。
最終形で、アガリ易い待ちにすることを常に意識して手組をしていきましょう。

こういった愚形残りの1シャンテンの形は日常的に目にします。
基本の牌効率になりますので覚えておきましょう。
六万などが、場に既に2枚以上切れている場合には、五万七万を外して2シャンテンに戻すこともありますが、フラットな局面であるなら、基本的には1シャンテンは維持しましょう。
上記している通り、2シャンテンよりも1シャンテンの方が大きく有利ですからね。

1. 価値の薄い1シャンテンを見分ける。

二万三万三万三万四万七万七万一索二索三索六索五筒九筒九筒  ドラ二万 親番

五筒もしくは六索を切れば1シャンテンになりますが、これは打九筒としましょう。
確かに五筒六索を切れば1シャンテンに取れますが、テンパイまでの必要牌が三万七万九筒の3種5牌。
仮に、このままの形でテンパイをしたとしても、リーチは打てない形でのテンパイになってしまいますね。
ならば、価値の薄い1シャンテンには取らず、柔軟に打九筒としましょう。
2シャンテンには戻りますが、九筒トイツ落としの過程で良形変化を見込めそうです。

これは一例ですが、価値の薄い1シャンテンの見分け、先々の形を想定した時にアガリに近くなる形に持っていきましょう。

2. 完全1シャンテンにしないとき。
完全1シャンテンという言葉はご存知ですか?
完全1シャンテンとは、
両面と両面の受け入れがあり、かつ、シャンポンとシャンポンの受け入れにもなっている1シャンテンの事です。

一万二万三万八万八万二索二索三索三筒四筒五筒六筒七筒

牌姿にするとこんな形の事です。
この形は1シャンテンとして最も強い形であります。
つまり・・・完全1シャンテンは最強です!(厳密にいうとレアな形でもっと強い1シャンテンはあるのですが、頻繁に見る形ではこれが一番強いです)
こんな形から二索を先切りすることもありますが、受けを意識している時以外は、この形のまま目一杯に構えましょう。

さて、この最強の完全1シャンテンに受けないケースも存在します。

○受けをベースに打っている時。
安全牌を、1枚抱えたい時ですね。
終盤に近づいてきて(もしくは場が煮詰まってきて)どうしても先に両面固定をして、安全牌と持ち替えたい場合にやりましょう。
でも、基本は目一杯に受ける。ですよー!

○価値の強い牌がある時。

一万二万三万三万四万五万七万八万九万九万六索六索七索  ツモ一万  ドラ北

こんな手牌の時は、アガリを優先したい時以外は六索を切りましょう。
マンズを引く事でチンイツに向かう事ができ、将来の打点力が大幅にアップする可能性がありますから、残す価値が大きい牌ですね。
これ以外のケースでは、ドラなども該当します。
アガリと打点のバランスを見極めて、どちらが正しい選択か考えましょう。
基本的には、一万を残して両面固定する打ち方が強いとは思いますが、点棒状況や、場況に応じて判断していきましょう。
1シャンテンやテンパイの価値は同じ牌姿であっても、点棒状況や場況などによって大きく変わります。
それを見極める力をつけていくことは、雀力アップに繋がっていくはずです。

○ドラが絡む時。
ドラや赤ドラが絡む時に、先に両面を決める事があります。

一万二万三万九万九万一索二索三索六索七索四筒四筒赤五筒  ツモ西  ドラ五筒

こんな時は、九万引きや四筒引きテンパイだと打点が大きく下がってしまうので、四筒を先に切りましょう。
打点が大きく下がるテンパイを嫌うために(ドラが出ていかないようにするために)ドラ含みの両面は、先に固定してしまっても良いと思います。
しかし、アガリをどうしても優先したい局面などでは、最終的にドラを切り出す形になっても構わないので、完全1シャンテンに受けましょう。

○シャンポン牌の片割れが枯れている時。

一万二万三万九万九万一索二索三索六索七索四筒四筒五筒  ツモ西  ドラ二索

状況に応じてではありますが、四筒九万が場に2枚飛んでいる場合は四筒四筒五筒から四筒を切って両面固定しても問題ありません。
この場合は、四筒を残すリスクと受け入れが少しだけ増える(九万が2枚飛びの場合は四筒の受け入れ2枚)リターンのバランスで打牌選択をしていきましょう。

はい、今回は牌効率の核となる部分の、テンパイ・1シャンテンについてのお話でした。
細かくて面倒くさいと感じたかもしれませんが、きっと頭に入れて損はない事だと思いますのでよく読んで下さいね!
この回で書いてあることを参考に、これからも考えを深めていって下さったら嬉しいです。

それでは、また次回『勝てる!リーチ麻雀講座⑤牌効率編その3』でお会いしましょう!

中級/第94回『勝てる!リーチ麻雀講座④牌効率編その2』 魚谷 侑未

皆さんこんにちは、魚谷侑未です。
さて今回は、前回に引き続きアガリへの近道である牌効率について学んで行きましょう。
細かい事の繰り返しにはなりますが、基礎の1つ1つが大切ですから嫌がらずに読んで下さいね♪
【3章~テンパイと1シャンテン~】
まずはテンパイと1シャンテンについてお馴染みWikipediaで調べてみましょう。
テンパイ→アガリに必要な牌が残り1枚になること。
1シャンテン→必要な牌があと1牌くればテンパイになる状態の事。
この言葉の意味をそのまま受け取ると、麻雀では2シャンテンよりも1シャンテンが、1シャンテンよりもテンパイが偉いことになります。
基本的にはその通りです。
ただし、素直にシャンテン数を少なくしていくことが必ずしも正解とは限りません。
テンパイを取らないケースや、1シャンテンの構え方など細かい事ではありますが、勝つ麻雀を打つためにはとても重要な事となっています。
3章では、テンパイと1シャンテンについて学んでいきましょう。
〔テンパイを取らないケース〕
①手役が見え、打点上昇が期待出来る時。
一万二万三万八万八万一索二索三索六索三筒五筒六筒七筒  ツモ八索  ドラ北
八索をツモ切って、三色かピンフの3面張テンパイなどを目指しましょう。
このままのテンパイを取っても、役なし愚形で打点は1,300点なので、テンパイを取る価値は薄いです。
浮いている牌の、三筒二筒一筒がくっつけば一気に打点が上昇します。
三色が崩れる四筒でもピンフ3面張テンパイです。
このような牌姿では、テンパイ取らずとしましょう。
②テンパイを取らない方が良形変化を見込める時、または、良形でのリーチやアガリが必要である時。
一万二万三万五万七万三索四索五索二筒二筒六筒七筒七筒  ツモ八筒  ドラ北
例えばこんな手です。
ドラなし愚形のこの形では、テンパイしたとはいえリーチが打ちづらいですね。
一度テンパイを取って、マンズの良形変化を待つというのも1つの手ではありますが、良い変化も少なくこのテンパイのまま押し続けるのは厳しいですね。
こんな時は、五万(または七万)を打って他のところで良形変化を待つのが良いと思います。
ちなみにこの場合は、五万から打つ事をお勧めします。
両面待ちでリーチを打つと仮定すると、五万を切っての八万引きの六万九万待ちの方が、端にかかっている待ちなのでアガリ易いからです。
七万を切っての、四万引きの三万六万待ちとの比較ですね。
また、九万を引いた時にも筋引っかけのカン八万待ちで、リーチを打つという選択肢も増えます。
細かい切り順ではありますが、こういった些細な事を大切にしていきましょう。
③テンパイ時に切り出す牌が、切り出してまで取る価値がないテンパイの時。
分かりやすい例で言うと、
三万七万九万三索四索五索七索八索九索二筒二筒六筒七筒  ツモ五筒  ドラ三万
ドラの三万を放してまで、愚形役なしのテンパイを取る価値は低いので、九万を切ってテンパイ取らずとしましょう。
それ以外には、ホンイツなど高い手のテンパイ気配の人がいて、その色の牌が切りにくい時や、場に高くて打ち出しにくい牌などがある場合も、この三筒のケースに当てはまります。
麻雀は基本的に、1シャンテンよりテンパイが偉いです。
でもここで上記しているのは、テンパイを取らない方が良いケースです。
これは何故でしょうか?
それは、アガれないテンパイが1シャンテン以下の価値だからです。
アガれるテンパイ>>良形1シャンテン>アガれないテンパイ>普通の1シャンテン>>愚形1シャンテン>2シャンテン
テンパイ~2シャンテンの重要度としては、このくらいの価値と考えて下さい。
〔1シャンテンについて〕
①1シャンテンの受け入れを広くしないとき
一万二万三万五万七万二索三索四索六索七索七索三筒八筒八筒  ドラ東
このままの1シャンテンの受け入れ枚数で考えると、三筒切りが一番手広いですが、前回書いたアガリまでの速さも考慮しての牌効率(この場合123や234の三色などもあるので打点効率も)を考えると、七索を切っての両面固定が優秀です。
愚形残りで、最終形が良形にならない可能性の高い1シャンテンにそのまま受けてしまうのではなく、最終形になった時のアガリ易さまで想像して、手牌を組み立てていきましょう。
この場合は、テンパイする前に三筒二筒四筒がくっつくと、最終形が必ず両面待ちになりますよね。
このままの1シャンテンで広く受けても、愚形残りのテンパイへの受け入れ枚数が増えるだけなので、良形の芽となる可能性のある三筒はまだ残しておきましょう。
例えば次にこんなツモがきたとします。
一万二万三万五万七万二索三索四索六索七索三筒八筒八筒  ツモ七万
愚形の部分を補う牌を引いた場合は、三筒を切って受け入れの広い1シャンテンにしましょう。
このツモ七万は、最終形を良形残りにするのに、テンパイへの受け入れ枚数が増える牌です。
最終形で、アガリ易い待ちにすることを常に意識して手組をしていきましょう。
こういった愚形残りの1シャンテンの形は日常的に目にします。
基本の牌効率になりますので覚えておきましょう。
六万などが、場に既に2枚以上切れている場合には、五万七万を外して2シャンテンに戻すこともありますが、フラットな局面であるなら、基本的には1シャンテンは維持しましょう。
上記している通り、2シャンテンよりも1シャンテンの方が大きく有利ですからね。
1. 価値の薄い1シャンテンを見分ける。
二万三万三万三万四万七万七万一索二索三索六索五筒九筒九筒  ドラ二万 親番
五筒もしくは六索を切れば1シャンテンになりますが、これは打九筒としましょう。
確かに五筒六索を切れば1シャンテンに取れますが、テンパイまでの必要牌が三万七万九筒の3種5牌。
仮に、このままの形でテンパイをしたとしても、リーチは打てない形でのテンパイになってしまいますね。
ならば、価値の薄い1シャンテンには取らず、柔軟に打九筒としましょう。
2シャンテンには戻りますが、九筒トイツ落としの過程で良形変化を見込めそうです。
これは一例ですが、価値の薄い1シャンテンの見分け、先々の形を想定した時にアガリに近くなる形に持っていきましょう。
2. 完全1シャンテンにしないとき。
完全1シャンテンという言葉はご存知ですか?
完全1シャンテンとは、
両面と両面の受け入れがあり、かつ、シャンポンとシャンポンの受け入れにもなっている1シャンテンの事です。
一万二万三万八万八万二索二索三索三筒四筒五筒六筒七筒
牌姿にするとこんな形の事です。
この形は1シャンテンとして最も強い形であります。
つまり・・・完全1シャンテンは最強です!(厳密にいうとレアな形でもっと強い1シャンテンはあるのですが、頻繁に見る形ではこれが一番強いです)
こんな形から二索を先切りすることもありますが、受けを意識している時以外は、この形のまま目一杯に構えましょう。
さて、この最強の完全1シャンテンに受けないケースも存在します。
○受けをベースに打っている時。
安全牌を、1枚抱えたい時ですね。
終盤に近づいてきて(もしくは場が煮詰まってきて)どうしても先に両面固定をして、安全牌と持ち替えたい場合にやりましょう。
でも、基本は目一杯に受ける。ですよー!
○価値の強い牌がある時。
一万二万三万三万四万五万七万八万九万九万六索六索七索  ツモ一万  ドラ北
こんな手牌の時は、アガリを優先したい時以外は六索を切りましょう。
マンズを引く事でチンイツに向かう事ができ、将来の打点力が大幅にアップする可能性がありますから、残す価値が大きい牌ですね。
これ以外のケースでは、ドラなども該当します。
アガリと打点のバランスを見極めて、どちらが正しい選択か考えましょう。
基本的には、一万を残して両面固定する打ち方が強いとは思いますが、点棒状況や、場況に応じて判断していきましょう。
1シャンテンやテンパイの価値は同じ牌姿であっても、点棒状況や場況などによって大きく変わります。
それを見極める力をつけていくことは、雀力アップに繋がっていくはずです。
○ドラが絡む時。
ドラや赤ドラが絡む時に、先に両面を決める事があります。
一万二万三万九万九万一索二索三索六索七索四筒四筒赤五筒  ツモ西  ドラ五筒
こんな時は、九万引きや四筒引きテンパイだと打点が大きく下がってしまうので、四筒を先に切りましょう。
打点が大きく下がるテンパイを嫌うために(ドラが出ていかないようにするために)ドラ含みの両面は、先に固定してしまっても良いと思います。
しかし、アガリをどうしても優先したい局面などでは、最終的にドラを切り出す形になっても構わないので、完全1シャンテンに受けましょう。
○シャンポン牌の片割れが枯れている時。
一万二万三万九万九万一索二索三索六索七索四筒四筒五筒  ツモ西  ドラ二索
状況に応じてではありますが、四筒九万が場に2枚飛んでいる場合は四筒四筒五筒から四筒を切って両面固定しても問題ありません。
この場合は、四筒を残すリスクと受け入れが少しだけ増える(九万が2枚飛びの場合は四筒の受け入れ2枚)リターンのバランスで打牌選択をしていきましょう。
はい、今回は牌効率の核となる部分の、テンパイ・1シャンテンについてのお話でした。
細かくて面倒くさいと感じたかもしれませんが、きっと頭に入れて損はない事だと思いますのでよく読んで下さいね!
この回で書いてあることを参考に、これからも考えを深めていって下さったら嬉しいです。
それでは、また次回『勝てる!リーチ麻雀講座⑤牌効率編その3』でお会いしましょう!

第22期東北プロリーグ前期第3、4節レポート

第3節レポート

Aリーグレポート:遠藤昭太

1卓(青木、佐藤、杜、泉、渡部)左から抜け番順

各半荘ごとに好調者が入れ替わる点数の動きが激しい卓となった。
2回戦目では渡部、4回戦目で青木が5万点越えのトップを飾っている。
その中で卓内トップとなったのは現東北天翔位の佐藤。

1回戦でラスを引いたものの、抜け番を挟んだ3、4回戦をプラスでまとめ、最後の半荘をトップで締めた。

2卓(吉田、三井、粕谷、大里、皆川)

この日は粕谷の調子が良かった。
1、2回戦と抜け番を挟んで4回戦、この3半荘を4万点台の点数でプラスとした。
2、結果+58.0Pとして上位陣入りとなった。

3卓(遠藤、今、高橋、工藤)

工藤と高橋、上位2名が同卓となった。1回戦目高橋が+24.4Pのトップでロケットスタートを決めると、その後はそのリードをキープし続け、3回戦でのトップでプラスを上乗せし、+53.6Pの好成績で首位に返り咲きした。工藤も1、2回戦でマイナスだったものの、後半2半荘で巻き返し、プラスで今節を終了した。

Bリーグレポート:遠藤昭太

1卓(新田、早川、山下、金谷)

序盤は新人女流の早川が好調で1、2回戦をトップ、3回戦目をプラスの2着で3回戦終了時点で+51.3Pまで点数を伸ばす。しかし、4回戦目。今まで我慢の展開だった新田が大爆発し、+42.8Pの大トップを取る。早川はこの半荘大きくマイナスとなり、卓内1位を新田にもぎ取られることとなった。

2卓(佐藤、千田、加藤、藤本)

Bリーグ現在1位の加藤と2位の千田が直接対決となったが、明暗がはっきり分かれることとなった。
全体を通して加藤、佐藤、藤本の3者の叩き合いとなったが、その中で抜き出たのは加藤。
親番での連荘でプラスを重ね、振込みを極力抑える形となって、4半荘オールプラスの+53.9Pの成績を収めた。
対して千田は少ないチャンス手をものにすることが出来ず、細かい振込みも重なって、オールマイナスとなってしまい、累計のプラスも消えてしまうこととなった。

3卓(井上、斎藤、安ヶ平、早坂)

1回戦目、斎藤が+19.9Pでトップスタートするが、2、3回戦目はラスを引き失速してしまう。
この卓での好調者は早坂で、4半荘毎回プラスの+54.0Pで卓内1位となった。

また、全体で3位だった安ヶ平は3回戦目まではうまくまとめていたが、最後の半荘での1人沈みが響き、一歩後退する結果となった。

 

第4節レポート

Aリーグレポート:遠藤昭太

1卓(青木、高橋、三井、大里、杜)左から抜け番順

前節まで不調が続いていた杜だったが、この日は好調だった。
3回のトップで+51.9Pとなり、降格圏内から一歩離脱したか。三井も好調者がいる中、全4回をオールプラスで乗り切り+35.2Pとして、全体5位で前期最終節の上位卓に滑り込んだ。

2卓(泉、吉田、粕谷、今)

第3節終了時点で4位の粕谷は少しでもプラスを重ねて次の最終節に望みたいところ。
1回戦の1人浮きを皮切りに、2、3回戦目を浮き2着でまとめてラストはトップで締め。
オールプラスの+61.3Pを叩き出して、一気に全体トップへ躍り出た。

3卓(佐藤、渡部、遠藤、皆川)

安定した強さを見せている現東北天翔位の佐藤、今回は特に調子が良かった。
1、2回戦をトップ、3回戦目も最小限のマイナスで収めて、ラストは+25.2Pと大きく得点を伸ばしてのトップ。この日+56.0Pとして、首位と僅かな差での2位で前期最終節を迎える。

Bリーグレポート:遠藤昭太

1卓(井上、新田、千田、佐藤)

3位・佐藤と4位新田が同卓。1回戦目は佐藤が序盤のリードを守りトップ。
2回戦目も3,900オールスタートと調子が良さそうに見えたが、オーラス、ヤミテン跳満テンパイだったところに親の千田からロンの声。11,600放銃でこの半荘ラスに。
この振込みでトーンダウンしていき、3、4回戦は井上、新田、千田の三つ巴の展開。
佐藤は悪夢の2連続1人沈みで、大きくポイントを減らしてしまった。
新田は3回戦目のトップなどでこの日はプラスでまとめて3位で最終節上位2人に挑む。

2卓(藤本、早坂、早川、佐々木)

前回好調だった早坂が今回も大爆発した。
1回戦目をオーラス満貫ツモで捲りトップになると、勢いが止まらずの4半荘全トップで+77.7Pを叩き出した。このプラスで加藤を抜き首位となった。

3卓(加藤、安ヶ平、金谷、斎藤)

1回戦目、斎藤が親満や跳ね満ツモなどで大きめのトップを取ると、続く2回戦でも1人浮きのトップで他の3人を突き放す。現在首位の加藤は3回戦目で意地のトップを取ってポイントをゼロ付近まで戻すも、4回戦目でラスを引き、その分のマイナスとなった。

Aリーグ

順位 名前 前期1節 前期2節 前期3節 前期4節 前期5節 合計
1 粕谷勇吉 ▲ 26.7 37.4 58.0 61.3 130.0
2 佐藤大介 25.4 13.9 33.1 56.0 128.4
3 工藤宏紀 38.8 37.8 7.8 0.0 84.4
4 高橋清隆 83.8 ▲ 22.5 53.6 ▲ 31.0 83.9
5 三井光一 21.6 34.4 ▲ 39.6 35.2 51.6
6 青木武 ▲ 32.0 49.4 0.1 4.9 22.4
7 渡部稔 64.7 ▲ 33.4 ▲ 10.0 ▲ 1.0 20.3
8 大里奈美 9.5 43.6 3.6 ▲ 61.0 ▲ 4.3
9 今貴聡 ▲ 8.0 14.7 3.5 ▲ 24.5 ▲ 14.3
10 泉亮多 ▲ 16.6 33.0 ▲ 4.6 ▲ 61.3 ▲ 49.5
11 杜麻沙也 ▲ 49.0 ▲ 54.1 ▲ 18.6 51.9 ▲ 69.8
12 皆川直毅 9.8 ▲ 68.1 0.9 ▲ 45.4 ▲ 102.8
13 吉田勝弥 ▲ 69.1 ▲ 40.2 ▲ 22.9 21.5 ▲ 110.7
14 遠藤昭太 ▲ 53.2 ▲ 45.9 ▲ 65.9 ▲ 9.6 ▲ 174.6

Bリーグ

順位 名前 前期1節 前期2節 前期3節 前期4節 前期5節 合計
1 早坂和人 18.0 7.6 54.0 77.7 157.3
2 加藤圭太 ▲ 4.5 96.0 53.9 ▲ 23.0 122.4
3 新田大輔 ▲ 56.3 75.3 25.3 25.9 70.2
4 井上美里 13.1 ▲ 16.2 ▲ 10.3 23.9 10.5
5 佐藤晃大 51.3 ▲ 8.1 21.4 ▲ 56.7 7.9
6 千田諒 60.3 4.3 ▲ 65.5 6.9 6.0
7 斎藤智大 17.5 ▲ 70.1 ▲ 2.4 57.4 2.4
8 佐々木啓文 50.9 ▲ 1.2 ▲ 50.0 ▲ 21.6 ▲ 21.9
9 安ヶ平浩希 3.3 59.2 ▲ 41.3 ▲ 43.9 ▲ 22.7
10 金谷潤 ▲ 22.0 ▲ 19.4 ▲ 4.8 8.5 ▲ 37.7
11 藤本修二 ▲ 15.5 ▲ 38.5 ▲ 9.8 ▲ 17.9 ▲ 81.7
12 早川林香 ▲ 35.2 ▲ 55.4 16.6 ▲ 38.2 ▲ 112.2
13 山下敬介 ▲ 82.9 ▲ 43.5 ▲ 39.1 ▲ 100.0 ▲ 265.5

東北プロリーグ レポート/第22期東北プロリーグ前期第3、4節レポート

第3節レポート
Aリーグレポート:遠藤昭太
1卓(青木、佐藤、杜、泉、渡部)左から抜け番順
各半荘ごとに好調者が入れ替わる点数の動きが激しい卓となった。
2回戦目では渡部、4回戦目で青木が5万点越えのトップを飾っている。
その中で卓内トップとなったのは現東北天翔位の佐藤。
1回戦でラスを引いたものの、抜け番を挟んだ3、4回戦をプラスでまとめ、最後の半荘をトップで締めた。
2卓(吉田、三井、粕谷、大里、皆川)
この日は粕谷の調子が良かった。
1、2回戦と抜け番を挟んで4回戦、この3半荘を4万点台の点数でプラスとした。
2、結果+58.0Pとして上位陣入りとなった。
3卓(遠藤、今、高橋、工藤)
工藤と高橋、上位2名が同卓となった。1回戦目高橋が+24.4Pのトップでロケットスタートを決めると、その後はそのリードをキープし続け、3回戦でのトップでプラスを上乗せし、+53.6Pの好成績で首位に返り咲きした。工藤も1、2回戦でマイナスだったものの、後半2半荘で巻き返し、プラスで今節を終了した。
Bリーグレポート:遠藤昭太
1卓(新田、早川、山下、金谷)
序盤は新人女流の早川が好調で1、2回戦をトップ、3回戦目をプラスの2着で3回戦終了時点で+51.3Pまで点数を伸ばす。しかし、4回戦目。今まで我慢の展開だった新田が大爆発し、+42.8Pの大トップを取る。早川はこの半荘大きくマイナスとなり、卓内1位を新田にもぎ取られることとなった。
2卓(佐藤、千田、加藤、藤本)
Bリーグ現在1位の加藤と2位の千田が直接対決となったが、明暗がはっきり分かれることとなった。
全体を通して加藤、佐藤、藤本の3者の叩き合いとなったが、その中で抜き出たのは加藤。
親番での連荘でプラスを重ね、振込みを極力抑える形となって、4半荘オールプラスの+53.9Pの成績を収めた。
対して千田は少ないチャンス手をものにすることが出来ず、細かい振込みも重なって、オールマイナスとなってしまい、累計のプラスも消えてしまうこととなった。
3卓(井上、斎藤、安ヶ平、早坂)
1回戦目、斎藤が+19.9Pでトップスタートするが、2、3回戦目はラスを引き失速してしまう。
この卓での好調者は早坂で、4半荘毎回プラスの+54.0Pで卓内1位となった。
また、全体で3位だった安ヶ平は3回戦目まではうまくまとめていたが、最後の半荘での1人沈みが響き、一歩後退する結果となった。
 
第4節レポート
Aリーグレポート:遠藤昭太
1卓(青木、高橋、三井、大里、杜)左から抜け番順
前節まで不調が続いていた杜だったが、この日は好調だった。
3回のトップで+51.9Pとなり、降格圏内から一歩離脱したか。三井も好調者がいる中、全4回をオールプラスで乗り切り+35.2Pとして、全体5位で前期最終節の上位卓に滑り込んだ。
2卓(泉、吉田、粕谷、今)
第3節終了時点で4位の粕谷は少しでもプラスを重ねて次の最終節に望みたいところ。
1回戦の1人浮きを皮切りに、2、3回戦目を浮き2着でまとめてラストはトップで締め。
オールプラスの+61.3Pを叩き出して、一気に全体トップへ躍り出た。
3卓(佐藤、渡部、遠藤、皆川)
安定した強さを見せている現東北天翔位の佐藤、今回は特に調子が良かった。
1、2回戦をトップ、3回戦目も最小限のマイナスで収めて、ラストは+25.2Pと大きく得点を伸ばしてのトップ。この日+56.0Pとして、首位と僅かな差での2位で前期最終節を迎える。
Bリーグレポート:遠藤昭太
1卓(井上、新田、千田、佐藤)
3位・佐藤と4位新田が同卓。1回戦目は佐藤が序盤のリードを守りトップ。
2回戦目も3,900オールスタートと調子が良さそうに見えたが、オーラス、ヤミテン跳満テンパイだったところに親の千田からロンの声。11,600放銃でこの半荘ラスに。
この振込みでトーンダウンしていき、3、4回戦は井上、新田、千田の三つ巴の展開。
佐藤は悪夢の2連続1人沈みで、大きくポイントを減らしてしまった。
新田は3回戦目のトップなどでこの日はプラスでまとめて3位で最終節上位2人に挑む。
2卓(藤本、早坂、早川、佐々木)
前回好調だった早坂が今回も大爆発した。
1回戦目をオーラス満貫ツモで捲りトップになると、勢いが止まらずの4半荘全トップで+77.7Pを叩き出した。このプラスで加藤を抜き首位となった。
3卓(加藤、安ヶ平、金谷、斎藤)
1回戦目、斎藤が親満や跳ね満ツモなどで大きめのトップを取ると、続く2回戦でも1人浮きのトップで他の3人を突き放す。現在首位の加藤は3回戦目で意地のトップを取ってポイントをゼロ付近まで戻すも、4回戦目でラスを引き、その分のマイナスとなった。
Aリーグ

順位 名前 前期1節 前期2節 前期3節 前期4節 前期5節 合計
1 粕谷勇吉 ▲ 26.7 37.4 58.0 61.3 130.0
2 佐藤大介 25.4 13.9 33.1 56.0 128.4
3 工藤宏紀 38.8 37.8 7.8 0.0 84.4
4 高橋清隆 83.8 ▲ 22.5 53.6 ▲ 31.0 83.9
5 三井光一 21.6 34.4 ▲ 39.6 35.2 51.6
6 青木武 ▲ 32.0 49.4 0.1 4.9 22.4
7 渡部稔 64.7 ▲ 33.4 ▲ 10.0 ▲ 1.0 20.3
8 大里奈美 9.5 43.6 3.6 ▲ 61.0 ▲ 4.3
9 今貴聡 ▲ 8.0 14.7 3.5 ▲ 24.5 ▲ 14.3
10 泉亮多 ▲ 16.6 33.0 ▲ 4.6 ▲ 61.3 ▲ 49.5
11 杜麻沙也 ▲ 49.0 ▲ 54.1 ▲ 18.6 51.9 ▲ 69.8
12 皆川直毅 9.8 ▲ 68.1 0.9 ▲ 45.4 ▲ 102.8
13 吉田勝弥 ▲ 69.1 ▲ 40.2 ▲ 22.9 21.5 ▲ 110.7
14 遠藤昭太 ▲ 53.2 ▲ 45.9 ▲ 65.9 ▲ 9.6 ▲ 174.6

Bリーグ

順位 名前 前期1節 前期2節 前期3節 前期4節 前期5節 合計
1 早坂和人 18.0 7.6 54.0 77.7 157.3
2 加藤圭太 ▲ 4.5 96.0 53.9 ▲ 23.0 122.4
3 新田大輔 ▲ 56.3 75.3 25.3 25.9 70.2
4 井上美里 13.1 ▲ 16.2 ▲ 10.3 23.9 10.5
5 佐藤晃大 51.3 ▲ 8.1 21.4 ▲ 56.7 7.9
6 千田諒 60.3 4.3 ▲ 65.5 6.9 6.0
7 斎藤智大 17.5 ▲ 70.1 ▲ 2.4 57.4 2.4
8 佐々木啓文 50.9 ▲ 1.2 ▲ 50.0 ▲ 21.6 ▲ 21.9
9 安ヶ平浩希 3.3 59.2 ▲ 41.3 ▲ 43.9 ▲ 22.7
10 金谷潤 ▲ 22.0 ▲ 19.4 ▲ 4.8 8.5 ▲ 37.7
11 藤本修二 ▲ 15.5 ▲ 38.5 ▲ 9.8 ▲ 17.9 ▲ 81.7
12 早川林香 ▲ 35.2 ▲ 55.4 16.6 ▲ 38.2 ▲ 112.2
13 山下敬介 ▲ 82.9 ▲ 43.5 ▲ 39.1 ▲ 100.0 ▲ 265.5

第11期北陸リーグ 第2節レポート

「恐れず驕らず侮らず」
これは私の競技麻雀における座右の銘である。
対局者に対して萎縮すること無く己の麻雀を貫き、全ての方から学ばせて戴く姿勢を忘れること無く、そして麻雀という競技をリスペクトし真摯に向き合う。約10年前、競技麻雀の道を志した折に刻んだこの言葉は、中部から北陸に移りプロアマ混合のリーグ戦であっても何ら変わること無く、私の雀風を支える礎となっている。
多少仰々しいのかもしれないが、それでもその言葉に見合った麻雀打ちでありたい。
私自身がリーグ戦に臨む際に常に抱いている思いである。

さて、私事より始めてしまったが、北陸リーグ第2節。
上下の差は更に大きくなり早くも明暗が分かれている様相を呈してきた。

久方ぶりの北陸リーグ参戦の木戸が今節で78.7Pを叩き、110P超えで首位に立った。
1着は2回のみながら、共に圧巻の1人浮きトップ。失点は小さく、加点は大きく、対局者の3名をオールマイナスとする盤石の立ち回りで前評判通りの強さを見せている。
逆に、プロでリーグの逆ワンツーを決めている濱平、安城には次節以降の奮起が求められる。

前節首位の志多木さんは、4回戦目で箱を割る1人沈みのラスを引かなければ木戸と肉薄していただけに悔やまれる部分も大きい。無論それでも準決勝進出の可能性は高いだけに、修正して次節に臨みたいところだろう。

北陸リーグ古参の方々が苦戦を強いられている中で、今節スコアを伸ばしてきた方々で注目したいのは木下さん、山川さん。
木下さんは「ツキがありました」と謙虚に語っていたが、失点を極力抑えつつ小刻みに加点してゆく手堅い雀風で、後藤、森田(繁)さんといった攻めや捌きの第一人者を向こうに回しながらの2-2-1-2でオールプラス。順位点を着実に積み上げて準決勝を見据えている。
「普段のフリーと違って戸惑うよ」と控えめに笑う山川さんも、とても初参戦とは思えない手堅く、年季の入った麻雀を打つ方である。「いかにオリるか、振り込まないか」を大事にしているとの事で、こちらは小泉さん、飯田さんといった北陸リーグの実力者を抑えこんでの卓内トップを飾っている。
両名共、このまま己のスタイルを見失わなければ、大崩れすること無く上位に名前を連ねてくるのではないだろうか。

そして今節、最も衆人の耳目を集めたのがプロ3人とタイトル戦ファイナリストの集まった卓。
特昇リーグ準優勝でC1リーグデビューを飾った本田。
着実にステージを登り、C2リーグで鎬を削っている濱平。
一般参加ながら本年度マスターズ第3位に輝いた中西さん。
そして私、荒谷。
プロアマ混合のリーグながら、これだけ組み合わせが偏る事は珍しく、他の参加者の関心も高い。
他3者には聞いてはいないが、私自身は今節を今期リーグ戦の勝負所だと位置づけていた。

対局の方は、序盤から大物手の交錯する荒れ場となった展開を追い風に、殴って殴られての打撃型の雀風を以って70P超の卓内トップにて終えることが出来た。
結果として、この対局を私が大きめのプラスで終えることが出来たのは、単純に僥倖と言っても良い。
無論私のスタイル上、70P勝つ事もあれば70P沈む事も覚悟していた。
荒い、と言われても返す言葉もないが、冒頭に記した思いを失うこと無く己の雀風を貫いて行く。
その事が周囲の方々と麻雀に対しての敬意だと私は常に思っている。

勝負は折り返し地点。準決勝へ向けて点数を守りに来る者、あるいは最後の直線前に早くも勝負駆けを挑んで来る者。次節は各人の思いの丈がぶつかり合う1節となるだろう。
準決勝の可能性は誰しもに残されているし、逆もまた然り、である。
仕掛け時を見誤れない最終コーナー。24名が生み出す次なるドラマに期待したい。

順位 名前 プロ/ 一般 1節 2節 3節 4節 合計
1 木戸 僚之 プロ 33.7 78.7 112.4
2 荒谷 誠 プロ 27.3 73.7 101.0
3 志多木 健 一般 74.0 ▲ 6.7 67.3
4 栗野 健翔 一般 42.2 0.4 42.6
5 木下 玄基 一般 0.9 35.3 36.2
6 平澤 憲一 一般 ▲ 14.0 38.3 24.3
7 光岡 大幸 一般 34.5 ▲ 10.8 23.7
8 中西 正行 一般 15.5 7.3 22.8
9 後藤 正博 プロ 42.4 ▲ 21.8 20.6
10 山川 眞一郎 一般 ▲ 18.6 32.1 13.5
11 小川 洋輔 一般 9.9 3.2 13.1
12 森田 繁基 一般 25.4 ▲ 13.9 11.5
13 窪田 一彦 一般 ▲ 8.4 15.6 7.2
14 本田 朋広 プロ 26.7 ▲ 25.2 1.5
15 久保 智央 一般 24.8 ▲ 49.8 ▲ 25.0
16 北川 光 一般 ▲ 45.0 13.5 ▲ 31.5
17 吉田 葵 一般 ▲ 28.6 ▲ 9.0 ▲ 37.6
18 森田 有一 一般 ▲ 8.3 ▲ 37.6 ▲ 45.9
19 小泉 陽平 一般 ▲ 6.5 ▲ 39.7 ▲ 46.2
20 飯田 輝雄 一般 ▲ 40.8 ▲ 5.9 ▲ 46.7
21 押川 憲一 一般 ▲ 24.5 ▲ 25.5 ▲ 50.0
22 恵比須 均 一般 ▲ 60.1 5.0 ▲ 55.1
23 濱平 光朗 プロ ▲ 23.4 ▲ 55.8 ▲ 79.2
24 安城 るい プロ ▲ 82.1 ▲ 4.4 ▲ 86.5

北陸リーグ レポート/第11期北陸リーグ 第2節レポート

「恐れず驕らず侮らず」
これは私の競技麻雀における座右の銘である。
対局者に対して萎縮すること無く己の麻雀を貫き、全ての方から学ばせて戴く姿勢を忘れること無く、そして麻雀という競技をリスペクトし真摯に向き合う。約10年前、競技麻雀の道を志した折に刻んだこの言葉は、中部から北陸に移りプロアマ混合のリーグ戦であっても何ら変わること無く、私の雀風を支える礎となっている。
多少仰々しいのかもしれないが、それでもその言葉に見合った麻雀打ちでありたい。
私自身がリーグ戦に臨む際に常に抱いている思いである。
さて、私事より始めてしまったが、北陸リーグ第2節。
上下の差は更に大きくなり早くも明暗が分かれている様相を呈してきた。
久方ぶりの北陸リーグ参戦の木戸が今節で78.7Pを叩き、110P超えで首位に立った。
1着は2回のみながら、共に圧巻の1人浮きトップ。失点は小さく、加点は大きく、対局者の3名をオールマイナスとする盤石の立ち回りで前評判通りの強さを見せている。
逆に、プロでリーグの逆ワンツーを決めている濱平、安城には次節以降の奮起が求められる。
前節首位の志多木さんは、4回戦目で箱を割る1人沈みのラスを引かなければ木戸と肉薄していただけに悔やまれる部分も大きい。無論それでも準決勝進出の可能性は高いだけに、修正して次節に臨みたいところだろう。
北陸リーグ古参の方々が苦戦を強いられている中で、今節スコアを伸ばしてきた方々で注目したいのは木下さん、山川さん。
木下さんは「ツキがありました」と謙虚に語っていたが、失点を極力抑えつつ小刻みに加点してゆく手堅い雀風で、後藤、森田(繁)さんといった攻めや捌きの第一人者を向こうに回しながらの2-2-1-2でオールプラス。順位点を着実に積み上げて準決勝を見据えている。
「普段のフリーと違って戸惑うよ」と控えめに笑う山川さんも、とても初参戦とは思えない手堅く、年季の入った麻雀を打つ方である。「いかにオリるか、振り込まないか」を大事にしているとの事で、こちらは小泉さん、飯田さんといった北陸リーグの実力者を抑えこんでの卓内トップを飾っている。
両名共、このまま己のスタイルを見失わなければ、大崩れすること無く上位に名前を連ねてくるのではないだろうか。
そして今節、最も衆人の耳目を集めたのがプロ3人とタイトル戦ファイナリストの集まった卓。
特昇リーグ準優勝でC1リーグデビューを飾った本田。
着実にステージを登り、C2リーグで鎬を削っている濱平。
一般参加ながら本年度マスターズ第3位に輝いた中西さん。
そして私、荒谷。
プロアマ混合のリーグながら、これだけ組み合わせが偏る事は珍しく、他の参加者の関心も高い。
他3者には聞いてはいないが、私自身は今節を今期リーグ戦の勝負所だと位置づけていた。
対局の方は、序盤から大物手の交錯する荒れ場となった展開を追い風に、殴って殴られての打撃型の雀風を以って70P超の卓内トップにて終えることが出来た。
結果として、この対局を私が大きめのプラスで終えることが出来たのは、単純に僥倖と言っても良い。
無論私のスタイル上、70P勝つ事もあれば70P沈む事も覚悟していた。
荒い、と言われても返す言葉もないが、冒頭に記した思いを失うこと無く己の雀風を貫いて行く。
その事が周囲の方々と麻雀に対しての敬意だと私は常に思っている。
勝負は折り返し地点。準決勝へ向けて点数を守りに来る者、あるいは最後の直線前に早くも勝負駆けを挑んで来る者。次節は各人の思いの丈がぶつかり合う1節となるだろう。
準決勝の可能性は誰しもに残されているし、逆もまた然り、である。
仕掛け時を見誤れない最終コーナー。24名が生み出す次なるドラマに期待したい。

順位 名前 プロ/ 一般 1節 2節 3節 4節 合計
1 木戸 僚之 プロ 33.7 78.7 112.4
2 荒谷 誠 プロ 27.3 73.7 101.0
3 志多木 健 一般 74.0 ▲ 6.7 67.3
4 栗野 健翔 一般 42.2 0.4 42.6
5 木下 玄基 一般 0.9 35.3 36.2
6 平澤 憲一 一般 ▲ 14.0 38.3 24.3
7 光岡 大幸 一般 34.5 ▲ 10.8 23.7
8 中西 正行 一般 15.5 7.3 22.8
9 後藤 正博 プロ 42.4 ▲ 21.8 20.6
10 山川 眞一郎 一般 ▲ 18.6 32.1 13.5
11 小川 洋輔 一般 9.9 3.2 13.1
12 森田 繁基 一般 25.4 ▲ 13.9 11.5
13 窪田 一彦 一般 ▲ 8.4 15.6 7.2
14 本田 朋広 プロ 26.7 ▲ 25.2 1.5
15 久保 智央 一般 24.8 ▲ 49.8 ▲ 25.0
16 北川 光 一般 ▲ 45.0 13.5 ▲ 31.5
17 吉田 葵 一般 ▲ 28.6 ▲ 9.0 ▲ 37.6
18 森田 有一 一般 ▲ 8.3 ▲ 37.6 ▲ 45.9
19 小泉 陽平 一般 ▲ 6.5 ▲ 39.7 ▲ 46.2
20 飯田 輝雄 一般 ▲ 40.8 ▲ 5.9 ▲ 46.7
21 押川 憲一 一般 ▲ 24.5 ▲ 25.5 ▲ 50.0
22 恵比須 均 一般 ▲ 60.1 5.0 ▲ 55.1
23 濱平 光朗 プロ ▲ 23.4 ▲ 55.8 ▲ 79.2
24 安城 るい プロ ▲ 82.1 ▲ 4.4 ▲ 86.5

第2回リーチ麻雀ジャパンハウス杯2014

9月20日と21日の2日にわたって、リーチ麻雀ジャパンハウス杯が開催されました!

日本プロ麻雀連盟では

ロン2の会員権利やDVD、書籍など提供させていただきました。

大会の様子や、優勝者に関することはホームページをぜひご覧下さいませ。

連盟インフォメーション/第2回リーチ麻雀ジャパンハウス杯2014

9月20日と21日の2日にわたって、リーチ麻雀ジャパンハウス杯が開催されました!
日本プロ麻雀連盟では
ロン2の会員権利やDVD、書籍など提供させていただきました。
大会の様子や、優勝者に関することはホームページをぜひご覧下さいませ。

2015日本プロ麻雀連盟卓上カレンダー 中山 奈々美

小春日和の今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
連盟では、毎年恒例女流プロカレンダー発売の時期になってまいりました。
今回のレポートは、快活プリンセス略して「快プリ」中山奈々美がお届けします!(^^)!

しかしこのレポート、頼まれたのがカレンダーの撮影が終わってからで、自分の撮影時しか立ち会っていないため、裏話などは全くありません。笑

なので、今見てくれている皆様と、同じ視線で思ったことを書きつづる、感想文形式でいこうかなと思います!(ちなみに、昨日宮内プロデューサーにお会いしたので、レポートで書いたほうがいいことや宣伝事項ありますか?ときいたところ「ないよ^^」と即答でしたw)

まぁ、ただ感想をつづるだけなのも味気ないので、私のポエミーな川柳付でまいりましょう。

1月小笠原奈央プロ

gpmax2012

1月の定番振袖姿を見せてくれるのが小笠原奈央ちゃんです☆
この振袖とっても高そう・・・(ゴクリ)そんな振袖に負けず劣らず美しく艶やかな奈央ちゃん。このウットリした流し目って素敵。普段の元気な奈央ちゃんからは見られない新たな一面を発見できた気がして得した気分です♪

 

gpmax2012

 

 

 

2月和泉由紀子プロ

gpmax2012

洋風なインテリアに鮮やかな赤のドレスの和泉さん。
2月といえばバレンタインですが、こんな麗しい淑女にバレンタインデート申し込まれたらその時点で卒倒してしまいそうです。。!きちんとエスコートして、社交界に出かけましょう(*’ω’*)

 

gpmax2012

 

 

 

3月宮内こずえプロ

gpmax2012

今年のこずえさんは一味違うよ!!大人セレブな感じがビンビンです!
普段の可愛い綺麗なイメージから革新!海外ドラマにでてくるようなスタイリッシュなお姿にわたくしメロメロでございます。これからも色んなこずえさんを見たいなー(*’▽’)

 

gpmax2012

 

 

 

4月二階堂亜樹プロ

gpmax2012

部屋着でラフな格好の亜樹さん。
可愛い!天使!ベッドでゴロゴロしてる亜樹さんに「ちょっとこっちおいでよ~♪」なんて誘われたい!!個人的にはピンクの服を着ている亜樹さんがレアなのでこのカレンダーはそれだけで評価する!w

 

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5月鈴木彩夏プロ&石田亜沙己プロ

gpmax2012

今回カレンダー初登場となる期待の新人コンビ!オシャレでとってもキュートな2人です(*´ω`*)私も彼女たちとシャボン玉遊びしたいよー!まるで雑誌の1ページのようなファッショナブルな5月は私もお気に入りです!

 

gpmax2012

 

 

 

6月手塚紗掬プロ

gpmax2012

ジューンブライド!幸せな花嫁姿を披露してくれたのは紗掬さんです!
ステンドグラスが素敵な教会で、こんな綺麗な花嫁さんと愛を誓い合いたいですね。手に持っているブーケは絶対に私がゲットしようと思います!!

 

gpmax2012

 

 

 

7月中山奈々美

gpmax2012

そうでっす!7月浴衣担当はこの私!中山奈々美です!!(エッヘン☆)
撮影のあとプロレスに誘われて、後楽園ホールまでゆりかさんとみにいったのがこの日の思い出ですね。笑

 

gpmax2012

 

 

 

8月高宮まりプロ

gpmax2012

キターーーーーーーーーーーーーーーーー!!
今年も水着担当はまりです(^^)/今年も華奢可愛いのにおっぱいは健在!テレビに雑誌にDVDにと活躍の幅をグングンひろげているまりしゃん。可愛すぎて目が離せませんね!
ちなみにこのカレンダーを見た仲田プロは「ねぇ、なんでここにパイナップルなの?なんか卑猥じゃない!?」って言ってました。ジワジワくるwww

 

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9月蒼井ゆりかプロ

gpmax2012

今年のお風呂シーン担当は蒼井ゆりかプロです(*ノωノ)
ゆりかさんの童顔セクシーはたまらないですね!アワッアワなお風呂に一緒に入りたいー!お風呂の我慢比べは自信あるんですよ!私!(だからなんだ)

 

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10月東城りおプロ

gpmax2012

このコね、本当に綺麗可愛いんですよね!芸能人かと思うくらい。そして私的連盟1の美脚の持ち主だと思ってます(´▽`)だからね、「脚」。「脚」をとにかく見ていただきたい。ね?綺麗でしょ?(ドヤッ)写真なのにりおちゃんに見つめられてドキドキしてきてしまいました。キャキャキャ

 

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11月二階堂瑠美プロ

gpmax2012

この映画のワンシーンのような11月、本当に大好きです。
瑠美さんの髪型に衣装にメイク。どれをとっても気合が入っていて素敵です。マルホランド・ドライブかな?はたまたカジノロワイヤルかな?ああ、そうか。パルプ・フィクションが一番しっくりくる気がします。

 

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12月黒沢咲プロ

gpmax2012

1年を締めくくる大事な12月。そんな12月といえばやっぱりクリスマス!
今年は咲さんがサンタクロースです☆
サンタさんは赤のイメージがありますが、白も素敵ですね。咲さんの清楚で凛としたイメージにピッタリのカラーだと思います(*´з`)

 

gpmax2012

 

 

 

というわけで、駆け足で1月から12月まで紹介してきましたがいかがでしょうか?
途中川柳がグダグダになったのはこの際おいておきましょう。笑

このカレンダーの魅力が少しでも伝われば幸いです。
KONAMI公式サイト「コナミスタイル」からお求めください。
予約購入の特典が今年もあるはずっ!?

私たち女流プロの魅力が存分につまった「2015日本プロ麻雀連盟卓上カレンダー」をぜひぜひよろしくお願いします(^^)/~~~

プロ雀士コラム/2015日本プロ麻雀連盟卓上カレンダー 中山 奈々美

小春日和の今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
連盟では、毎年恒例女流プロカレンダー発売の時期になってまいりました。
今回のレポートは、快活プリンセス略して「快プリ」中山奈々美がお届けします!(^^)!
しかしこのレポート、頼まれたのがカレンダーの撮影が終わってからで、自分の撮影時しか立ち会っていないため、裏話などは全くありません。笑
なので、今見てくれている皆様と、同じ視線で思ったことを書きつづる、感想文形式でいこうかなと思います!(ちなみに、昨日宮内プロデューサーにお会いしたので、レポートで書いたほうがいいことや宣伝事項ありますか?ときいたところ「ないよ^^」と即答でしたw)
まぁ、ただ感想をつづるだけなのも味気ないので、私のポエミーな川柳付でまいりましょう。
1月小笠原奈央プロ

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1月の定番振袖姿を見せてくれるのが小笠原奈央ちゃんです☆
この振袖とっても高そう・・・(ゴクリ)そんな振袖に負けず劣らず美しく艶やかな奈央ちゃん。このウットリした流し目って素敵。普段の元気な奈央ちゃんからは見られない新たな一面を発見できた気がして得した気分です♪
 

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2月和泉由紀子プロ

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洋風なインテリアに鮮やかな赤のドレスの和泉さん。
2月といえばバレンタインですが、こんな麗しい淑女にバレンタインデート申し込まれたらその時点で卒倒してしまいそうです。。!きちんとエスコートして、社交界に出かけましょう(*’ω’*)
 

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3月宮内こずえプロ

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今年のこずえさんは一味違うよ!!大人セレブな感じがビンビンです!
普段の可愛い綺麗なイメージから革新!海外ドラマにでてくるようなスタイリッシュなお姿にわたくしメロメロでございます。これからも色んなこずえさんを見たいなー(*’▽’)
 

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4月二階堂亜樹プロ

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部屋着でラフな格好の亜樹さん。
可愛い!天使!ベッドでゴロゴロしてる亜樹さんに「ちょっとこっちおいでよ~♪」なんて誘われたい!!個人的にはピンクの服を着ている亜樹さんがレアなのでこのカレンダーはそれだけで評価する!w
 

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5月鈴木彩夏プロ&石田亜沙己プロ

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今回カレンダー初登場となる期待の新人コンビ!オシャレでとってもキュートな2人です(*´ω`*)私も彼女たちとシャボン玉遊びしたいよー!まるで雑誌の1ページのようなファッショナブルな5月は私もお気に入りです!
 

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6月手塚紗掬プロ

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ジューンブライド!幸せな花嫁姿を披露してくれたのは紗掬さんです!
ステンドグラスが素敵な教会で、こんな綺麗な花嫁さんと愛を誓い合いたいですね。手に持っているブーケは絶対に私がゲットしようと思います!!
 

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7月中山奈々美

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そうでっす!7月浴衣担当はこの私!中山奈々美です!!(エッヘン☆)
撮影のあとプロレスに誘われて、後楽園ホールまでゆりかさんとみにいったのがこの日の思い出ですね。笑
 

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8月高宮まりプロ

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キターーーーーーーーーーーーーーーーー!!
今年も水着担当はまりです(^^)/今年も華奢可愛いのにおっぱいは健在!テレビに雑誌にDVDにと活躍の幅をグングンひろげているまりしゃん。可愛すぎて目が離せませんね!
ちなみにこのカレンダーを見た仲田プロは「ねぇ、なんでここにパイナップルなの?なんか卑猥じゃない!?」って言ってました。ジワジワくるwww
 

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9月蒼井ゆりかプロ

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今年のお風呂シーン担当は蒼井ゆりかプロです(*ノωノ)
ゆりかさんの童顔セクシーはたまらないですね!アワッアワなお風呂に一緒に入りたいー!お風呂の我慢比べは自信あるんですよ!私!(だからなんだ)
 

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10月東城りおプロ

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このコね、本当に綺麗可愛いんですよね!芸能人かと思うくらい。そして私的連盟1の美脚の持ち主だと思ってます(´▽`)だからね、「脚」。「脚」をとにかく見ていただきたい。ね?綺麗でしょ?(ドヤッ)写真なのにりおちゃんに見つめられてドキドキしてきてしまいました。キャキャキャ
 

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11月二階堂瑠美プロ

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この映画のワンシーンのような11月、本当に大好きです。
瑠美さんの髪型に衣装にメイク。どれをとっても気合が入っていて素敵です。マルホランド・ドライブかな?はたまたカジノロワイヤルかな?ああ、そうか。パルプ・フィクションが一番しっくりくる気がします。
 

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12月黒沢咲プロ

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1年を締めくくる大事な12月。そんな12月といえばやっぱりクリスマス!
今年は咲さんがサンタクロースです☆
サンタさんは赤のイメージがありますが、白も素敵ですね。咲さんの清楚で凛としたイメージにピッタリのカラーだと思います(*´з`)
 

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というわけで、駆け足で1月から12月まで紹介してきましたがいかがでしょうか?
途中川柳がグダグダになったのはこの際おいておきましょう。笑
このカレンダーの魅力が少しでも伝われば幸いです。
KONAMI公式サイト「コナミスタイル」からお求めください。
予約購入の特典が今年もあるはずっ!?
私たち女流プロの魅力が存分につまった「2015日本プロ麻雀連盟卓上カレンダー」をぜひぜひよろしくお願いします(^^)/~~~

第93回:柴田 吉和

この度、立花つくしプロよりリレーエッセィのバトンを頂きました、28期生 柴田吉和(よしかず)です。
先日行われた、第28期新人王戦で優勝し、初タイトルを獲得することができました。

初めてお目にかかる方が大勢いらっしゃるかと思いますので、まずは簡単に自己紹介を。

1978年1月13日生まれ(13日の金曜日)、36歳。

28期生、C3リーグ、初段。
プロデビューが2012年の9月ですから、早いものでもう3年目を迎えました。

山形県出身、血液型O型。
趣味はラーメンの食べ歩き。
あと、オンライン麻雀のロン2で1ヵ月単位で競われるロン2リーグGoldクラスで、毎月優勝目指してがんばっています!
が、、、ユーザーの皆さんが強くてなかなか。。。
ロン2リーグが週末開催なので、週末の日が変わる時間帯によく出没しております。
同卓頂いた際は宜しくお願いします!

あ、あだ名について少々…
新人王戦のニコ生放送中に、連盟に【しばきち】というあだ名が2人いる。
どっちが本物なんだ…という話題になってたんですよ(笑)
私の名前が、柴田吉和でしばきち。
もう一方の方は、皆様ご存知、A1リーガー 柴田弘幸プロ。
そりゃあもう本物はA1リーガーに決まってるじゃないですかー(笑)私が偽者です。しばきちで宜しければお譲りします(笑)
柴田さんとは、私がプロになる前から面識がありまして、仲良くさせ頂いているのですが、同じフロアに同じ名前の柴田が2人いると、ごちゃごちゃして、昔からいろんな意味でややこしかったですねww

そんな柴田弘幸プロと今年の第31期十段戦で、タイトル戦初しばきち対決があったんです!
私は、ノーシードですので当然、初段戦からの出場。
プチ自慢をさせて頂きますと、
初段戦トライアル 4半荘、+98Pで全体の2位通過!
二段戦トライアル 通過
三段戦 1位通過
四段戦 2位通過
四段戦シード 1位通過
五段戦 1位通過 ※別卓で初めて二階堂亜樹プロを目撃して、同卓しないのにドキドキワクワク!緊張MAX(笑)
ってな具合に、初段戦からなんだかんだ6戦通過!
六~七段戦の開始前は、周りを見渡すと、亜樹プロの他にも、滝沢プロ・寿人プロ・山井プロ・望月プロ・勝又プロなどメディア露出の多いビッグネーム多数!
だれだ、だれと同卓できるんだと、胸踊りながら同卓者の発表を聞いていると、柴田さんか~い(笑)
柴田さんごめんなさい全く悪気は無いんです。(本当に)ただただ、あまりにも亜樹プロと同卓してみたかっただけなんです(笑)
という事で、しばきち初対決となった訳ですが、結果はA1リーガー強し!!!
試合開始前の私の気持ちを知ってか知らずか、柴田プロにぐうの音も出ない程、こてんぱんにヤラレました。。。本物のしばきち強し!

そういえば柴田さん、十段位決定戦の決勝残りましたね。ある意味、私のおかげですね!違うか(笑)100%柴田さんの実力です!
このリレーエッセィを書いているのが、まだ十段位決定戦の開始前なので、結果はわかっていませんが、私はしばきち対決を制した柴田プロ推しでいきます!
ガンバレ!! しばきち!!

ちなみに、私のあだ名ですが、周りのみんなからは、しばきち以外に、【柴ちゃん】か【ばたきち】と呼ばれる事が多いです。
しばきちを本物に譲ってしまいました(勝手に!?)ので、今後は【ばたきち】でどうでしょう??っていうか【ばたきち】にします(笑)

ここまでの文章を読み返してみると、せっかく頂いた自己アピールできる場のリレーエッセィが柴田弘幸プロの話ばっかですね(笑)
※柴田さんをネタに使ってしまった様ですいませんでした!

せっかくなので、ばたきちの今後の目標を書きたいと思います。
今回、新人王を獲得できた事により、特別昇級リーグの出場権利を頂けました。

■特別昇級リーグとは力量ある若手の為に作られたリーグ戦で、全8節(1節4半荘)。1年目の新人でも優勝すれば最短4年で鳳凰位に就く事が可能となる。
優勝:B2リーグ昇級
2位:C1リーグ昇級
3位:C2リーグ昇級
(該当するリーグ戦に於いて、プラスの成績を収める事などの詳細な条件有)

私は今回、この特昇リーグが2回目の出場になるのですが、初めて出場した特昇リーグが丁度1年前の第15期特別昇級リーグでした。
この1回目の特昇リーグ出場時、運よく決勝に進む事ができまして(当時はD1リーグに所属)
忘れもしません。優勝が見える最終戦オーラス。

最終節、最終半荘、オーラス。現状トータル2着目の南家。
優勝条件は、8,000以上の出アガリもしくは2,000・3,900以上のツモアガリ。

三万四万五万五万六万三索四索五索七索七索三筒四筒五筒  ドラ中

9巡目テンパイ。出来あい三色キターーー。ついたーーー。リーチ!!!
(7,700のヤミテンだと、優勝に100点足りません。。。)

心の中ではもう軽くお祭りですよ(笑)ワッショイワッショイ B2ダーーって(笑)

しかーし。麻雀そんな甘くないですよね。。。
数巡後、親の現状3着目の高沢プロがツモの発声

五万五万六万六万六万中中  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ポン六索 上向き六索 上向き六索 上向き  ツモ中

ぐおぉぉ~
ラス牌の中をツモって6,000オールですって奥さん!

ってな感じで終了しまして、3位終了でした。 
※詳細は、第15期特別昇級リーグ決勝レポートを中村慎吾プロが書かれているので、連盟HPでぜひチェックを!
C2リーグに昇級できたのは、うれしかったのですが、やはり目の前にB2リーグが見えていただけに、悔しかったですね。
なので、今回出場する、第17期特別昇級リーグには忘れ物を取りに行かなければならんのです!
忘れ物、即ち特昇優勝が今年の目標でございます!!

で、先日早速1節目が開幕致しまして、私ばたきち+92.9P ついたーーー!
ロケットスタートを切れた事ですし、奥さん私がんばっちゃいますヨ!!

さてさて、こんな長々としたおバカな話に、貴重なお時間を割いて最後までお付き合い頂き有難う御座いました!

さて、次のバトンですが、十段戦で初タイトルを獲得した櫻井プロにお願いしようと思います。
櫻井プロ 宜しくお願いします!

リレーエッセィ/第93回:柴田 吉和

この度、立花つくしプロよりリレーエッセィのバトンを頂きました、28期生 柴田吉和(よしかず)です。
先日行われた、第28期新人王戦で優勝し、初タイトルを獲得することができました。
初めてお目にかかる方が大勢いらっしゃるかと思いますので、まずは簡単に自己紹介を。
1978年1月13日生まれ(13日の金曜日)、36歳。
28期生、C3リーグ、初段。
プロデビューが2012年の9月ですから、早いものでもう3年目を迎えました。
山形県出身、血液型O型。
趣味はラーメンの食べ歩き。
あと、オンライン麻雀のロン2で1ヵ月単位で競われるロン2リーグGoldクラスで、毎月優勝目指してがんばっています!
が、、、ユーザーの皆さんが強くてなかなか。。。
ロン2リーグが週末開催なので、週末の日が変わる時間帯によく出没しております。
同卓頂いた際は宜しくお願いします!
あ、あだ名について少々…
新人王戦のニコ生放送中に、連盟に【しばきち】というあだ名が2人いる。
どっちが本物なんだ…という話題になってたんですよ(笑)
私の名前が、柴田吉和でしばきち。
もう一方の方は、皆様ご存知、A1リーガー 柴田弘幸プロ。
そりゃあもう本物はA1リーガーに決まってるじゃないですかー(笑)私が偽者です。しばきちで宜しければお譲りします(笑)
柴田さんとは、私がプロになる前から面識がありまして、仲良くさせ頂いているのですが、同じフロアに同じ名前の柴田が2人いると、ごちゃごちゃして、昔からいろんな意味でややこしかったですねww
そんな柴田弘幸プロと今年の第31期十段戦で、タイトル戦初しばきち対決があったんです!
私は、ノーシードですので当然、初段戦からの出場。
プチ自慢をさせて頂きますと、
初段戦トライアル 4半荘、+98Pで全体の2位通過!
二段戦トライアル 通過
三段戦 1位通過
四段戦 2位通過
四段戦シード 1位通過
五段戦 1位通過 ※別卓で初めて二階堂亜樹プロを目撃して、同卓しないのにドキドキワクワク!緊張MAX(笑)
ってな具合に、初段戦からなんだかんだ6戦通過!
六~七段戦の開始前は、周りを見渡すと、亜樹プロの他にも、滝沢プロ・寿人プロ・山井プロ・望月プロ・勝又プロなどメディア露出の多いビッグネーム多数!
だれだ、だれと同卓できるんだと、胸踊りながら同卓者の発表を聞いていると、柴田さんか~い(笑)
柴田さんごめんなさい全く悪気は無いんです。(本当に)ただただ、あまりにも亜樹プロと同卓してみたかっただけなんです(笑)
という事で、しばきち初対決となった訳ですが、結果はA1リーガー強し!!!
試合開始前の私の気持ちを知ってか知らずか、柴田プロにぐうの音も出ない程、こてんぱんにヤラレました。。。本物のしばきち強し!
そういえば柴田さん、十段位決定戦の決勝残りましたね。ある意味、私のおかげですね!違うか(笑)100%柴田さんの実力です!
このリレーエッセィを書いているのが、まだ十段位決定戦の開始前なので、結果はわかっていませんが、私はしばきち対決を制した柴田プロ推しでいきます!
ガンバレ!! しばきち!!
ちなみに、私のあだ名ですが、周りのみんなからは、しばきち以外に、【柴ちゃん】か【ばたきち】と呼ばれる事が多いです。
しばきちを本物に譲ってしまいました(勝手に!?)ので、今後は【ばたきち】でどうでしょう??っていうか【ばたきち】にします(笑)
ここまでの文章を読み返してみると、せっかく頂いた自己アピールできる場のリレーエッセィが柴田弘幸プロの話ばっかですね(笑)
※柴田さんをネタに使ってしまった様ですいませんでした!
せっかくなので、ばたきちの今後の目標を書きたいと思います。
今回、新人王を獲得できた事により、特別昇級リーグの出場権利を頂けました。
■特別昇級リーグとは力量ある若手の為に作られたリーグ戦で、全8節(1節4半荘)。1年目の新人でも優勝すれば最短4年で鳳凰位に就く事が可能となる。
優勝:B2リーグ昇級
2位:C1リーグ昇級
3位:C2リーグ昇級
(該当するリーグ戦に於いて、プラスの成績を収める事などの詳細な条件有)
私は今回、この特昇リーグが2回目の出場になるのですが、初めて出場した特昇リーグが丁度1年前の第15期特別昇級リーグでした。
この1回目の特昇リーグ出場時、運よく決勝に進む事ができまして(当時はD1リーグに所属)
忘れもしません。優勝が見える最終戦オーラス。
最終節、最終半荘、オーラス。現状トータル2着目の南家。
優勝条件は、8,000以上の出アガリもしくは2,000・3,900以上のツモアガリ。
三万四万五万五万六万三索四索五索七索七索三筒四筒五筒  ドラ中
9巡目テンパイ。出来あい三色キターーー。ついたーーー。リーチ!!!
(7,700のヤミテンだと、優勝に100点足りません。。。)
心の中ではもう軽くお祭りですよ(笑)ワッショイワッショイ B2ダーーって(笑)
しかーし。麻雀そんな甘くないですよね。。。
数巡後、親の現状3着目の高沢プロがツモの発声
五万五万六万六万六万中中  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ポン六索 上向き六索 上向き六索 上向き  ツモ中
ぐおぉぉ~
ラス牌の中をツモって6,000オールですって奥さん!
ってな感じで終了しまして、3位終了でした。 
※詳細は、第15期特別昇級リーグ決勝レポートを中村慎吾プロが書かれているので、連盟HPでぜひチェックを!
C2リーグに昇級できたのは、うれしかったのですが、やはり目の前にB2リーグが見えていただけに、悔しかったですね。
なので、今回出場する、第17期特別昇級リーグには忘れ物を取りに行かなければならんのです!
忘れ物、即ち特昇優勝が今年の目標でございます!!
で、先日早速1節目が開幕致しまして、私ばたきち+92.9P ついたーーー!
ロケットスタートを切れた事ですし、奥さん私がんばっちゃいますヨ!!
さてさて、こんな長々としたおバカな話に、貴重なお時間を割いて最後までお付き合い頂き有難う御座いました!
さて、次のバトンですが、十段戦で初タイトルを獲得した櫻井プロにお願いしようと思います。
櫻井プロ 宜しくお願いします!

第31期十段位決定戦 優勝は櫻井秀樹!


優勝者予想はこちら!

第31期十段戦の概要詳細はこちら

日本プロ麻雀連盟チャンネルはこちら

第31期十段位決定戦

優勝:櫻井 秀樹 準優勝:瀬戸熊 直樹 第3位:藤崎 智 第4位:柴田 弘幸 第5位:前原 雄大

・ベスト16A卓レポート 瀬戸熊 直樹 ・ベスト16B卓レポート ともたけ 雅晴
・ベスト16C卓レポート  山井 弘   ・ベスト16D卓レポート 滝沢 和典
・ベスト 8A卓レポート  勝又 健志   ・ベスト 8B卓レポート 荒 正義

連盟インフォメーション/第31期十段位決定戦 優勝は櫻井秀樹!


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第31期十段位決定戦
優勝:櫻井 秀樹 準優勝:瀬戸熊 直樹 第3位:藤崎 智 第4位:柴田 弘幸 第5位:前原 雄大
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第9期女流桜花第5節レポート 朝霧 千裕

今節を含めて残り2節となった女流桜花第5節。
【女流桜花第5節C卓 二階堂亜樹、黒沢咲、仲田加南、朝霧千裕】
Aリーグに在籍する以上、誰もが決勝卓を目指しプレーオフに照準を合わせ、現在のポイントを意識した打ち方となるのがこの5節であろう。

そんな中・・・決勝卓?プレーオフ?目標は残留です!と必死に降級だけは避けたいとあがいている者もいる。
そう!開幕戦早々▲89.4Pを叩き出し、最下位から今期残留を目指している私のことです。この5節、6節の2節で+60Pくらいを目指し、残留を目標とする私にとって今回は絶対に負けられない戦いであった。
しかし、今回の対戦相手は私以外決勝卓のようなメンバーであり、簡単には勝たせてもらえないことも分かっていたので覚悟をして臨んだ。

4回戦終了の結果は 
二階堂+44.6P 黒沢▲41.3P 仲田▲47.2P 朝霧+42.9P

アガリに結び付いたリーチは先手を取れたケースが多く、かわし手をアガった時は他家の大きな手をつぶしていることが多かった。
結果的には、来節につながるポイントをプラスすることができたが、決して上手く打てていたわけではなくこの日の私はついていた。

その点、二階堂は序盤こそ目立たなかったが、手が入った時はしっかりとアガリをものにしていた。
4回戦では1人浮きのトップで+44.6Pにまとめ、前節のレポートで目標としていた+40Pを達成するあたり、さすがである。

1回戦、配牌もまとまった感じで手も入り、序盤は私のペースで局が進んでいた。
南3局、9巡目に仲田がテンパイ打牌で切ったドラの発を、親の二階堂がポンし跳満のテンパイを入れる。

一万二万二万三万三万七万八万九万東東  ポン発発発  ドラ発

もちろん、この親のドラポンを見て行く気は無くなった私だったが、14巡目に四筒をカンしてテンパイを入れ、予想外のリンシャンツモでアガることができた。

四万六万五索六索七索三筒三筒五筒六筒七筒  暗カン牌の背四筒 上向き四筒 上向き牌の背  ツモ五万

1,300・2,600。
これは、親のドラポンを蹴ることができたとてもラッキーなアガりだった。
だが、後でタイムシフトを見直し、まさか二階堂がホンイツ付きの跳満だとは思わなかった。

2回戦、序盤は小場の展開で局が進んでいたが、南2局1本場、9巡目に親の二階堂がリーチ。

二万三万四万五万二筒二筒二筒七筒八筒九筒白白白  リーチ

リーチ後に二筒を暗カンしリンシャンツモで4,000オールと大きなアガりとなった。
続いて南2局2本場9巡目、仲田のリーチ。

四万五万六万七万八万一索二索三索北北中中中  リーチ  ツモ九万  ドラ八万

すぐに九万をつもり2,000・4,000 2本場のアガりとなった

これで、二階堂と仲田の2人浮きとなり迎えたオーラス。
南4局、13巡目に仲田がドラの白を切ってテンパイ。

四索四索五索五索六索二筒三筒三筒三筒四筒六筒七筒八筒  ドラ白

16巡目、親の私がカン四索を引き入れ、2枚切れの白待ちテンパイにとる。
仲田がラス牌の白をつかみ、12,000の放銃となった。

一索二索三索三索四索五索七索八索九索北北北白  ロン白

タンピン高めイーペーコーのテンパイで、誰もが打つであろうラス牌の白だったが、仲田にとっては痛すぎる失点でこの日の調子の悪さを物語っていた。

仲田と同じく、この日不利な展開が多い不調の黒沢だったが、3回戦では苦しいながらも2,000、5,800、3,900とアガりを重ね、開局早々黒沢が抜け出す。
この半荘、このまま黒沢が爆発しそうな感じがしたが、東2局、私がピンフのみのテンパイをし、同巡すぐにアガリを拾うことができた。

後でタイムシフトを見直し、黒沢がピンズチンイツの1シャンテンだったことを知り、助かったと思った。
リーチしていればすぐにアガれていたかどうかはわからないが、やはりAルールの場合、安い手は下手にリーチをせず、かわし手としてしっかりアガリを拾うことが重要だと再認識した局でした。

今回の対局全体を通して言えることだが、私は攻めに対しての詰めの甘さが目立った。
Aルールだと、ついている時に叩けるだけ叩くというのが鉄則であり、私のこれからの課題でもある。

南3局、5巡目にこの1シャンテン。

三万五万六万七万一索二索三索三索四索四索一筒二筒三筒発  ドラ一索

この時点で、特に他家の誰かをケアした訳ではないが、生牌の発を1巡でも遅く切り出すことと、三色やマンズの多面張期待で、三万のくっつきを見て打三索とした。
だがしかし、これが大きな間違いであった。次巡のツモは私の予想を裏切る縦引きの三万
仮テンに受け10巡目に四万を引き、二万五万八万のリーチを打つが流局。
5巡目に発を切っていれば二索五索のリーチを打つことができ、1,300・2,600をツモっていただけにとても後悔した。

一方、守備の面では、やめ時のタイミングや、リーチを打たなかったことで放銃を回避することができ、良かった面がいくつかあった。

4回戦東2局、親の仲田の9巡目リーチに対して

五万六万七万四索四索四索二筒三筒四筒六筒七筒北北  ドラ四万

これをテンパイするが、入り目がドラでは無く七万
リーチのみで親に追いかけるのはリスクが高くヤミテンを選択。すぐに危険牌を持ってきてオリたが、リーチしていればそれが仲田の当たり牌で放銃となっていた。

さて、今期女流桜花残すところあと1節。
私が残留できるかどうかはさておき、来節でプレーオフの8名が決定します!
ニコ生配信は10月22日(水)10月29日(水)
お見逃しなく!

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第9期女流桜花第5節レポート 朝霧 千裕

今節を含めて残り2節となった女流桜花第5節。
【女流桜花第5節C卓 二階堂亜樹、黒沢咲、仲田加南、朝霧千裕】
Aリーグに在籍する以上、誰もが決勝卓を目指しプレーオフに照準を合わせ、現在のポイントを意識した打ち方となるのがこの5節であろう。
そんな中・・・決勝卓?プレーオフ?目標は残留です!と必死に降級だけは避けたいとあがいている者もいる。
そう!開幕戦早々▲89.4Pを叩き出し、最下位から今期残留を目指している私のことです。この5節、6節の2節で+60Pくらいを目指し、残留を目標とする私にとって今回は絶対に負けられない戦いであった。
しかし、今回の対戦相手は私以外決勝卓のようなメンバーであり、簡単には勝たせてもらえないことも分かっていたので覚悟をして臨んだ。
4回戦終了の結果は 
二階堂+44.6P 黒沢▲41.3P 仲田▲47.2P 朝霧+42.9P
アガリに結び付いたリーチは先手を取れたケースが多く、かわし手をアガった時は他家の大きな手をつぶしていることが多かった。
結果的には、来節につながるポイントをプラスすることができたが、決して上手く打てていたわけではなくこの日の私はついていた。
その点、二階堂は序盤こそ目立たなかったが、手が入った時はしっかりとアガリをものにしていた。
4回戦では1人浮きのトップで+44.6Pにまとめ、前節のレポートで目標としていた+40Pを達成するあたり、さすがである。
1回戦、配牌もまとまった感じで手も入り、序盤は私のペースで局が進んでいた。
南3局、9巡目に仲田がテンパイ打牌で切ったドラの発を、親の二階堂がポンし跳満のテンパイを入れる。
一万二万二万三万三万七万八万九万東東  ポン発発発  ドラ発
もちろん、この親のドラポンを見て行く気は無くなった私だったが、14巡目に四筒をカンしてテンパイを入れ、予想外のリンシャンツモでアガることができた。
四万六万五索六索七索三筒三筒五筒六筒七筒  暗カン牌の背四筒 上向き四筒 上向き牌の背  ツモ五万
1,300・2,600。
これは、親のドラポンを蹴ることができたとてもラッキーなアガりだった。
だが、後でタイムシフトを見直し、まさか二階堂がホンイツ付きの跳満だとは思わなかった。
2回戦、序盤は小場の展開で局が進んでいたが、南2局1本場、9巡目に親の二階堂がリーチ。
二万三万四万五万二筒二筒二筒七筒八筒九筒白白白  リーチ
リーチ後に二筒を暗カンしリンシャンツモで4,000オールと大きなアガりとなった。
続いて南2局2本場9巡目、仲田のリーチ。
四万五万六万七万八万一索二索三索北北中中中  リーチ  ツモ九万  ドラ八万
すぐに九万をつもり2,000・4,000 2本場のアガりとなった
これで、二階堂と仲田の2人浮きとなり迎えたオーラス。
南4局、13巡目に仲田がドラの白を切ってテンパイ。
四索四索五索五索六索二筒三筒三筒三筒四筒六筒七筒八筒  ドラ白
16巡目、親の私がカン四索を引き入れ、2枚切れの白待ちテンパイにとる。
仲田がラス牌の白をつかみ、12,000の放銃となった。
一索二索三索三索四索五索七索八索九索北北北白  ロン白
タンピン高めイーペーコーのテンパイで、誰もが打つであろうラス牌の白だったが、仲田にとっては痛すぎる失点でこの日の調子の悪さを物語っていた。
仲田と同じく、この日不利な展開が多い不調の黒沢だったが、3回戦では苦しいながらも2,000、5,800、3,900とアガりを重ね、開局早々黒沢が抜け出す。
この半荘、このまま黒沢が爆発しそうな感じがしたが、東2局、私がピンフのみのテンパイをし、同巡すぐにアガリを拾うことができた。
後でタイムシフトを見直し、黒沢がピンズチンイツの1シャンテンだったことを知り、助かったと思った。
リーチしていればすぐにアガれていたかどうかはわからないが、やはりAルールの場合、安い手は下手にリーチをせず、かわし手としてしっかりアガリを拾うことが重要だと再認識した局でした。
今回の対局全体を通して言えることだが、私は攻めに対しての詰めの甘さが目立った。
Aルールだと、ついている時に叩けるだけ叩くというのが鉄則であり、私のこれからの課題でもある。
南3局、5巡目にこの1シャンテン。
三万五万六万七万一索二索三索三索四索四索一筒二筒三筒発  ドラ一索
この時点で、特に他家の誰かをケアした訳ではないが、生牌の発を1巡でも遅く切り出すことと、三色やマンズの多面張期待で、三万のくっつきを見て打三索とした。
だがしかし、これが大きな間違いであった。次巡のツモは私の予想を裏切る縦引きの三万
仮テンに受け10巡目に四万を引き、二万五万八万のリーチを打つが流局。
5巡目に発を切っていれば二索五索のリーチを打つことができ、1,300・2,600をツモっていただけにとても後悔した。
一方、守備の面では、やめ時のタイミングや、リーチを打たなかったことで放銃を回避することができ、良かった面がいくつかあった。
4回戦東2局、親の仲田の9巡目リーチに対して
五万六万七万四索四索四索二筒三筒四筒六筒七筒北北  ドラ四万
これをテンパイするが、入り目がドラでは無く七万
リーチのみで親に追いかけるのはリスクが高くヤミテンを選択。すぐに危険牌を持ってきてオリたが、リーチしていればそれが仲田の当たり牌で放銃となっていた。
さて、今期女流桜花残すところあと1節。
私が残留できるかどうかはさておき、来節でプレーオフの8名が決定します!
ニコ生配信は10月22日(水)10月29日(水)
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