「プロテスト実行委員会」 大庭 三四郎

『プロテストの変化』
第27期プロテストを受験し、無事合格した自分は、その翌年からプロテストの仕事に関わってきた。
講師ではない自分は、アシスタントという形でプロテストの仕事に携わっている。
そのプロテストが少しずつ変わっていく姿を、誰よりも近くで見てきた。
では、プロテストがどのように変わってきているのか話をしていきたいと思う。

①年2回のプロテスト
プロテストが年2回となった。
これは受験する側にチャンスを与えるためである。
つまり、一年は待てないという人のために変化した制度である。

②二次試験
二次試験には、筆記テスト、実技試験、面接とある。
その二次試験の前に会長の挨拶が入る。
自分が入ろうとしている団体の会長直々の話というのは受験者にとって貴重な時間であることは間違いない。

100

ここからは筆記テストの話になるが、最近は一般教養、時事問題、などの問題は一切出さない。
また、何切る問題や、麻雀のパズルのような問題も出さない。
出題されるのは基本のみである。
つまり『点数計算問題』と『清一待ち問題』が中心である。
この核である2つは満点であることが好ましい。

・点数計算問題
当然だが、どんな形でも点数を言えなければならない。
翻と符の表は、小学生の掛け算の九九より数が少ないので覚えることは簡単であろう。
1つ注意するところといえば、テスト問題は全て連盟のAルールに基づくという点である。
30符4翻が繰り上げ満貫にならないところや、連風牌が4符になる、などといったところは気を付ければならない。

例:東場:親

二筒三筒四筒四筒五筒六筒東  ポン八筒 上向き八筒 上向き八筒 上向き  ポン発発発  ロン東

答え 7,700点

・チンイツやホンイツの待ち問題
チンイツの得意・不得意はあるだろうが、出来れば出来るだけ良い。こればかりは数をこなさないと出来るようにならないだろう。
いかに早く正確に解けるかが鍵となる。

例:

四索五索五索五索五索六索六索七索七索七索東東東

答え 三索四索六索七索八索

③三次試験
そして大きく変化しつつあるのは三次試験である。

■課題論文
1週間以内に与えられたテーマの論文を1,000字程度で提出するというものである。課題は麻雀関係のテーマがほとんどである。
課題の例を挙げるとすれば『瀬戸熊プロの鳳凰の部屋を読んでの感想』などがある。このテーマは毎回出題されている。
近年は1人1人講評をする時間を取っている。
国語の勉強ではないので細かい文法などの講評ではなくて、文章・読み物としての良い所、悪い所などの講評である。
力を入れて指導している項目の1つである。
論文がなぜ必要なのか?と疑問を持つ人もいるが、答えは簡単である。麻雀を打つ事だけが麻雀プロでは無いと言うことだ。
この業界にはコラムや観戦記などの書き物の仕事も沢山ある。もし依頼が来た時に良いものを書けるようにしておくべきだ。

■実技指導
自分の麻雀をトッププロの方々に付きっきりで見てもらえる。
この三次試験でしか経験出来ない、本当に貴重な時間である。
恐縮してしまい聞きたい事や言いたい事が言えない様では勿体無い。
どんな質問でも絶対にしておくべきだ。
三次試験ではあるが、学びの場でもある。何でも質問して、吸収して自身の成長に繋げてもらいたいと思う。
最近の実技試験では、指導の一貫として受験生に喋ってもらう機会が増えてきている。局のテーマや、打牌の理由などである。
これは連盟の変化に伴い変わりつつある。
2年前に日本プロ麻雀連盟はスタジオの開設と同時に、連盟チャンネルをスタートさせた。麻雀が映像の世界に成りつつあるのだ。

対局1つ取っても、実況、解説、対局後インタビュー、など話さなければならない機会はいくらでもある。他にもトーク番組やバラエティー番組など様々ある。
その中でも重要なのが対局後インタビューである。
なぜあの時、あの牌を打ったのか、という質問に対して答えられなかったら放送事故になってしまう。
放送に限らず、プロになったら打牌の理由を聞かれる機会はしょっちゅうある。その時に思っている事を伝えられないと、自身のプロとしての評価が下がってしまう。
そういうこともあり受け答えの練習ということで受験生に喋ってもらう機会が増えてきた。
打牌の良し悪しも大事だが、打牌の理由、思っている事を言葉にすることも大事である。

■合格の種類
三次試験終了後の判定に合格(D3リーグ)、不合格、に加え、Eリーグ合格というものが増えた。
Eリーグはその人の足りない部分を補ってくれる。
D3リーグ合格になった人よりも結果的に伸びるというケースもある。D3リーグ合格のほうが良いとは一概には言えない。
また昨年度から、不合格になった人が次に再受験する場合、三次試験からの参加が可能となった。
再び履歴書等を書く手間を省けたりと、再受験がし易くなった。

■受験の理由
ここまで連盟側の変化を述べてきたが、受験者側の変化も1つある。それは志望動機である。
少し前までは「鳳凰位になりたい」や「有名になってテレビ対局に出たい」などの理由の人が多く見受けられた。
しかし最近は「頂点に立つため」という理由で受験する人が減ってきているように思える。
例えば「麻雀の講師になりたい」という志望動機がある。
連盟には昔から講師養成講座という機関があり麻雀教室にも力を入れている。
最近は世間の麻雀のイメージが良くなってきている事に伴い、麻雀教室の需要もさらに高まってきている。
それが関係してか、麻雀講師になるためにプロになるという人が増えてきている。時代は変わってきているのだろう。
また、「プロになって強くなりたい」という志望動機もよく見受けられる。
確かにプロの世界に入れば強い人達と麻雀を打つ機会が増え、その中で成長していくとは思う。
しかし、強くなるためにプロになる、という動機に少し違和感を覚える。
プロになる志望動機というのは「強くなりたいから」ではなくて「強いから」であるほうが普通に思える。
そのくらいの気持ちの人のほうが講師陣も注目するし、本人も伸びるイメージがある。

変わりつつあるプロテストの事を書いてきた。
これら全ては受験生がプロとなった時に良いプロ活動を送って貰えるように変化しているのである。
プロテストに合格する事は決して難しい事ではない。テスト内容も公開しているし、勉強をしっかりすれば、合格するのは容易である。
しかしプロテストに合格するだけでは意味がない。
麻雀プロとして生きると決めたのなら、自分の目指す場所へと向かって進んでいくしかないのだ。
目指す場所は人によって違うが、どんな人でもプロテスト合格というのは通過地点に過ぎない。
現プロテスト実行委員会委員長である前原雄大プロはハードとソフトという言葉を使い、連盟の事を例える。
ハードは連盟チャンネルであり、ソフトは選手である。
連盟には、連盟チャンネルというハードのおかげで、連盟のソフトとなった選手の麻雀を全世界に流す事が出来るようになった。一昔前からしたら考えられないことである。
プロになったばかりの新人でも生放送に出て自分の麻雀を全世界にアピール出来る機会はたくさんある。
各種タイトル戦の決勝はもちろん、連盟チャンネルのオーディション形式の番組など様々ある。
そこで良い麻雀を打ち評価されたら、再び別の場所で麻雀を打つ機会がやってくる。この繰り返しで、新人でもどんどん映像にのり、有名になれる可能性があるのだ。
そのようにして優秀な打ち手、つまり連盟の優秀なソフトになった時、プロ活動の幅が一気に広がり、夢に近づくのである。
連盟は今、その若い優秀な打ち手・優秀な人材を探している。
また、その優秀なソフトの登場に期待しているのである。
麻雀業界はまだ発展途上の最中であり、可能性で溢れている業界である。
この著しく進化し続ける麻雀業界の輪に入り、麻雀業界の成長を一緒に体で感じたい方を日本プロ麻雀連盟は求めています。
第32期プロテストの応募は8月3日(月)からです。
是非自分こそが、という方の応募をお待ちしています。

→募集要項はこちら

プロテスト実行委員会コラムまとめ

31期後期プロテストコラム-望月雅継

31期前期プロテストコラム-紺野真太郎

30期後期プロテストコラム-杉浦勘介

30期前期プロテストコラム-内川幸太郎

29期後期プロテストコラム-大庭三四郎

プロ雀士コラム/「プロテスト実行委員会」 大庭 三四郎

『プロテストの変化』
第27期プロテストを受験し、無事合格した自分は、その翌年からプロテストの仕事に関わってきた。
講師ではない自分は、アシスタントという形でプロテストの仕事に携わっている。
そのプロテストが少しずつ変わっていく姿を、誰よりも近くで見てきた。
では、プロテストがどのように変わってきているのか話をしていきたいと思う。
①年2回のプロテスト
プロテストが年2回となった。
これは受験する側にチャンスを与えるためである。
つまり、一年は待てないという人のために変化した制度である。
②二次試験
二次試験には、筆記テスト、実技試験、面接とある。
その二次試験の前に会長の挨拶が入る。
自分が入ろうとしている団体の会長直々の話というのは受験者にとって貴重な時間であることは間違いない。

100

ここからは筆記テストの話になるが、最近は一般教養、時事問題、などの問題は一切出さない。
また、何切る問題や、麻雀のパズルのような問題も出さない。
出題されるのは基本のみである。
つまり『点数計算問題』と『清一待ち問題』が中心である。
この核である2つは満点であることが好ましい。
・点数計算問題
当然だが、どんな形でも点数を言えなければならない。
翻と符の表は、小学生の掛け算の九九より数が少ないので覚えることは簡単であろう。
1つ注意するところといえば、テスト問題は全て連盟のAルールに基づくという点である。
30符4翻が繰り上げ満貫にならないところや、連風牌が4符になる、などといったところは気を付ければならない。
例:東場:親
二筒三筒四筒四筒五筒六筒東  ポン八筒 上向き八筒 上向き八筒 上向き  ポン発発発  ロン東
答え 7,700点
・チンイツやホンイツの待ち問題
チンイツの得意・不得意はあるだろうが、出来れば出来るだけ良い。こればかりは数をこなさないと出来るようにならないだろう。
いかに早く正確に解けるかが鍵となる。
例:
四索五索五索五索五索六索六索七索七索七索東東東
答え 三索四索六索七索八索
③三次試験
そして大きく変化しつつあるのは三次試験である。
■課題論文
1週間以内に与えられたテーマの論文を1,000字程度で提出するというものである。課題は麻雀関係のテーマがほとんどである。
課題の例を挙げるとすれば『瀬戸熊プロの鳳凰の部屋を読んでの感想』などがある。このテーマは毎回出題されている。
近年は1人1人講評をする時間を取っている。
国語の勉強ではないので細かい文法などの講評ではなくて、文章・読み物としての良い所、悪い所などの講評である。
力を入れて指導している項目の1つである。
論文がなぜ必要なのか?と疑問を持つ人もいるが、答えは簡単である。麻雀を打つ事だけが麻雀プロでは無いと言うことだ。
この業界にはコラムや観戦記などの書き物の仕事も沢山ある。もし依頼が来た時に良いものを書けるようにしておくべきだ。
■実技指導
自分の麻雀をトッププロの方々に付きっきりで見てもらえる。
この三次試験でしか経験出来ない、本当に貴重な時間である。
恐縮してしまい聞きたい事や言いたい事が言えない様では勿体無い。
どんな質問でも絶対にしておくべきだ。
三次試験ではあるが、学びの場でもある。何でも質問して、吸収して自身の成長に繋げてもらいたいと思う。
最近の実技試験では、指導の一貫として受験生に喋ってもらう機会が増えてきている。局のテーマや、打牌の理由などである。
これは連盟の変化に伴い変わりつつある。
2年前に日本プロ麻雀連盟はスタジオの開設と同時に、連盟チャンネルをスタートさせた。麻雀が映像の世界に成りつつあるのだ。
対局1つ取っても、実況、解説、対局後インタビュー、など話さなければならない機会はいくらでもある。他にもトーク番組やバラエティー番組など様々ある。
その中でも重要なのが対局後インタビューである。
なぜあの時、あの牌を打ったのか、という質問に対して答えられなかったら放送事故になってしまう。
放送に限らず、プロになったら打牌の理由を聞かれる機会はしょっちゅうある。その時に思っている事を伝えられないと、自身のプロとしての評価が下がってしまう。
そういうこともあり受け答えの練習ということで受験生に喋ってもらう機会が増えてきた。
打牌の良し悪しも大事だが、打牌の理由、思っている事を言葉にすることも大事である。
■合格の種類
三次試験終了後の判定に合格(D3リーグ)、不合格、に加え、Eリーグ合格というものが増えた。
Eリーグはその人の足りない部分を補ってくれる。
D3リーグ合格になった人よりも結果的に伸びるというケースもある。D3リーグ合格のほうが良いとは一概には言えない。
また昨年度から、不合格になった人が次に再受験する場合、三次試験からの参加が可能となった。
再び履歴書等を書く手間を省けたりと、再受験がし易くなった。
■受験の理由
ここまで連盟側の変化を述べてきたが、受験者側の変化も1つある。それは志望動機である。
少し前までは「鳳凰位になりたい」や「有名になってテレビ対局に出たい」などの理由の人が多く見受けられた。
しかし最近は「頂点に立つため」という理由で受験する人が減ってきているように思える。
例えば「麻雀の講師になりたい」という志望動機がある。
連盟には昔から講師養成講座という機関があり麻雀教室にも力を入れている。
最近は世間の麻雀のイメージが良くなってきている事に伴い、麻雀教室の需要もさらに高まってきている。
それが関係してか、麻雀講師になるためにプロになるという人が増えてきている。時代は変わってきているのだろう。
また、「プロになって強くなりたい」という志望動機もよく見受けられる。
確かにプロの世界に入れば強い人達と麻雀を打つ機会が増え、その中で成長していくとは思う。
しかし、強くなるためにプロになる、という動機に少し違和感を覚える。
プロになる志望動機というのは「強くなりたいから」ではなくて「強いから」であるほうが普通に思える。
そのくらいの気持ちの人のほうが講師陣も注目するし、本人も伸びるイメージがある。
変わりつつあるプロテストの事を書いてきた。
これら全ては受験生がプロとなった時に良いプロ活動を送って貰えるように変化しているのである。
プロテストに合格する事は決して難しい事ではない。テスト内容も公開しているし、勉強をしっかりすれば、合格するのは容易である。
しかしプロテストに合格するだけでは意味がない。
麻雀プロとして生きると決めたのなら、自分の目指す場所へと向かって進んでいくしかないのだ。
目指す場所は人によって違うが、どんな人でもプロテスト合格というのは通過地点に過ぎない。
現プロテスト実行委員会委員長である前原雄大プロはハードとソフトという言葉を使い、連盟の事を例える。
ハードは連盟チャンネルであり、ソフトは選手である。
連盟には、連盟チャンネルというハードのおかげで、連盟のソフトとなった選手の麻雀を全世界に流す事が出来るようになった。一昔前からしたら考えられないことである。
プロになったばかりの新人でも生放送に出て自分の麻雀を全世界にアピール出来る機会はたくさんある。
各種タイトル戦の決勝はもちろん、連盟チャンネルのオーディション形式の番組など様々ある。
そこで良い麻雀を打ち評価されたら、再び別の場所で麻雀を打つ機会がやってくる。この繰り返しで、新人でもどんどん映像にのり、有名になれる可能性があるのだ。
そのようにして優秀な打ち手、つまり連盟の優秀なソフトになった時、プロ活動の幅が一気に広がり、夢に近づくのである。
連盟は今、その若い優秀な打ち手・優秀な人材を探している。
また、その優秀なソフトの登場に期待しているのである。
麻雀業界はまだ発展途上の最中であり、可能性で溢れている業界である。
この著しく進化し続ける麻雀業界の輪に入り、麻雀業界の成長を一緒に体で感じたい方を日本プロ麻雀連盟は求めています。
第32期プロテストの応募は8月3日(月)からです。
是非自分こそが、という方の応募をお待ちしています。
→募集要項はこちら
プロテスト実行委員会コラムまとめ
31期後期プロテストコラム-望月雅継
31期前期プロテストコラム-紺野真太郎
30期後期プロテストコラム-杉浦勘介
30期前期プロテストコラム-内川幸太郎
29期後期プロテストコラム-大庭三四郎

第32期A2リーグ第3節レポート 柴田 弘幸

第1節、第2節と終えて第3節で対戦した藤原、石渡この両者と同卓が前半戦最初のポイントと意気込んでいたが結果は惨敗。
それならばと、最後まで好位置を狙いにと切り替えて挑んだ第4節、対戦者は山田、内川、白鳥。

スタートは私が内川への1,000点の放銃となる。

内川
五万五万五万六万七万七索八索一筒二筒三筒七筒八筒九筒  ロン九索  ドラ六索

続く東2局では私が12巡目にチーして17巡目500・1,000のツモアガリ。

柴田
四万五万五万六万七万六索七索八索五筒五筒  チー四索 左向き三索 上向き五索 上向き  ツモ三万  ドラ三万

この500・1,000をアガる。
点棒状況は無風だがアガりに違和感を感じたのを覚えている。

東3局は親の内川、白鳥の2件リーチとなり、

内川
五索六索七索七索七索七索四筒四筒四筒六筒六筒東東  リーチ  ロン東  ドラ五索

白鳥から内川へ12,000の移動となる。この局は完全に見る局となってしまった。
3巡目の自身の手牌がこれで、2枚目の南を打たれて動く手は無いと思うが、

柴田
三万六万八万四索六索五筒六筒六筒八筒南南西白

10巡目の内川から打たれた七万は、チーと動く手があったように思える。

柴田
六万六万八万四索六索八索四筒五筒六筒六筒八筒南南 七万出る

自分のスタイルでは動かない形、ただ東2局の500・1,000を見るに動いたほうが良い気もする。
ただこれを動いて、果たして今日4半荘をまともに戦えるかが怖くて動けなかった記憶が有る。

東3局1本場

柴田
二万三万六万一索二索三索九索九索四筒東南白白白  ドラ二索

3巡目のこの手牌で親落としの選択もあったが実際は六万として、字牌の重なりで跳満、倍満の渡りを見てしまったのだ。
結果はテンパイすらせず、内川のリーチへ3,900は4,200の放銃となる。

内川
四万五万六万七万八万五索五索六索七索八索八筒八筒八筒  ロン三万  ドラ二索

結果は酷いが手を振り切れたのは良かった。

東3局2本場
内川の先制リーチにしっかり攻めてアガリをものにする。

柴田
四万四万六万七万八万二索三索四索六索八索六筒七筒八筒  ロン七索  ドラ六筒

先ほどの手牌は相手に見えない形で放銃、今回はアガリなので相手に見えることになる。
いつでも攻めれますよと相手にみせれたこの2局で、うまく自分のリズムにしていければと思ったが、この半荘は31,600と小さい2着で終る。

2回戦東1局
終盤まで1シャンテンで粘るものの、親の山田のリーチを受けて退くことになり流局。

山田
三万四万五万七万八万五索六索七索一筒一筒二筒二筒二筒  リーチ  ドラ一筒

東1局1本場
親の山田が捨て牌にドラ東を被ってのリーチ。安いわけがない・・

三万四万五万二索二索四索四索五索五索六索三筒四筒五筒  リーチ  ツモ三索  ドラ東

非常に大きな6,000は6,100オールをものにする。

東1局2本場
私が5巡目に九万タンキ待ちのテンパイを入れ6巡目の五万ツモで待ち変え。

柴田
一万一万二万二万三万三万五万五万六万七万九筒九筒九筒  ドラ一万

しかし親山田のリーチ宣言牌が九万で、真っ向勝負の私から4,800は5,400のアガリ。

山田
七万七万二索三索五索五索五索七筒八筒九筒発発発  リーチ  ロン四索  ドラ一万

これで今日の方針は明確になった気がした。
初動を重視してアガれなくても相手と同じ速度にしない、守る時は守備の意識を早めに行うこと。

3回戦は東場は良いアガリがないまま40,000まで持ち点を増やすが危機感は変わらず。

南2局
私が親で動き白鳥へ7,700を放銃。

柴田
一索二索三索八索八索八索東東北北  チー五索 左向き六索 上向き七索 上向き  ドラ白

白鳥
三万四万五万三索四索一筒二筒三筒三筒四筒五筒六筒六筒  リーチ  ロン五索  ドラ白

当然の結果であろう反省点はたくさんあるが後悔はしていない。

南3局
親の白鳥がリーチ、前巡目に私もテンパイをいれている。

白鳥
一万一万五万六万七万二索三索四索五索六索七索五筒七筒  リーチ  ドラ三筒

柴田
一索二索三索三索三索五索六索七索八索八索八索九索九索  ロン九索  ドラ三筒

ここが私と白鳥の今日の運の勝負だったように思う

そして4回戦は私が5万のトップを取りその日を終える
1~3回戦はかなり危険だったが、自分が感じた危機の感覚を早めに打牌に切り替えたのがたまたま結果に結び付けられた。
これからの中盤戦、良い風が吹くように調整していきたい。

 

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第32期A2リーグ第3節レポート 柴田 弘幸

第1節、第2節と終えて第3節で対戦した藤原、石渡この両者と同卓が前半戦最初のポイントと意気込んでいたが結果は惨敗。
それならばと、最後まで好位置を狙いにと切り替えて挑んだ第4節、対戦者は山田、内川、白鳥。
スタートは私が内川への1,000点の放銃となる。
内川
五万五万五万六万七万七索八索一筒二筒三筒七筒八筒九筒  ロン九索  ドラ六索
続く東2局では私が12巡目にチーして17巡目500・1,000のツモアガリ。
柴田
四万五万五万六万七万六索七索八索五筒五筒  チー四索 左向き三索 上向き五索 上向き  ツモ三万  ドラ三万
この500・1,000をアガる。
点棒状況は無風だがアガりに違和感を感じたのを覚えている。
東3局は親の内川、白鳥の2件リーチとなり、
内川
五索六索七索七索七索七索四筒四筒四筒六筒六筒東東  リーチ  ロン東  ドラ五索
白鳥から内川へ12,000の移動となる。この局は完全に見る局となってしまった。
3巡目の自身の手牌がこれで、2枚目の南を打たれて動く手は無いと思うが、
柴田
三万六万八万四索六索五筒六筒六筒八筒南南西白
10巡目の内川から打たれた七万は、チーと動く手があったように思える。
柴田
六万六万八万四索六索八索四筒五筒六筒六筒八筒南南 七万出る
自分のスタイルでは動かない形、ただ東2局の500・1,000を見るに動いたほうが良い気もする。
ただこれを動いて、果たして今日4半荘をまともに戦えるかが怖くて動けなかった記憶が有る。
東3局1本場
柴田
二万三万六万一索二索三索九索九索四筒東南白白白  ドラ二索
3巡目のこの手牌で親落としの選択もあったが実際は六万として、字牌の重なりで跳満、倍満の渡りを見てしまったのだ。
結果はテンパイすらせず、内川のリーチへ3,900は4,200の放銃となる。
内川
四万五万六万七万八万五索五索六索七索八索八筒八筒八筒  ロン三万  ドラ二索
結果は酷いが手を振り切れたのは良かった。
東3局2本場
内川の先制リーチにしっかり攻めてアガリをものにする。
柴田
四万四万六万七万八万二索三索四索六索八索六筒七筒八筒  ロン七索  ドラ六筒
先ほどの手牌は相手に見えない形で放銃、今回はアガリなので相手に見えることになる。
いつでも攻めれますよと相手にみせれたこの2局で、うまく自分のリズムにしていければと思ったが、この半荘は31,600と小さい2着で終る。
2回戦東1局
終盤まで1シャンテンで粘るものの、親の山田のリーチを受けて退くことになり流局。
山田
三万四万五万七万八万五索六索七索一筒一筒二筒二筒二筒  リーチ  ドラ一筒
東1局1本場
親の山田が捨て牌にドラ東を被ってのリーチ。安いわけがない・・
三万四万五万二索二索四索四索五索五索六索三筒四筒五筒  リーチ  ツモ三索  ドラ東
非常に大きな6,000は6,100オールをものにする。
東1局2本場
私が5巡目に九万タンキ待ちのテンパイを入れ6巡目の五万ツモで待ち変え。
柴田
一万一万二万二万三万三万五万五万六万七万九筒九筒九筒  ドラ一万
しかし親山田のリーチ宣言牌が九万で、真っ向勝負の私から4,800は5,400のアガリ。
山田
七万七万二索三索五索五索五索七筒八筒九筒発発発  リーチ  ロン四索  ドラ一万
これで今日の方針は明確になった気がした。
初動を重視してアガれなくても相手と同じ速度にしない、守る時は守備の意識を早めに行うこと。
3回戦は東場は良いアガリがないまま40,000まで持ち点を増やすが危機感は変わらず。
南2局
私が親で動き白鳥へ7,700を放銃。
柴田
一索二索三索八索八索八索東東北北  チー五索 左向き六索 上向き七索 上向き  ドラ白
白鳥
三万四万五万三索四索一筒二筒三筒三筒四筒五筒六筒六筒  リーチ  ロン五索  ドラ白
当然の結果であろう反省点はたくさんあるが後悔はしていない。
南3局
親の白鳥がリーチ、前巡目に私もテンパイをいれている。
白鳥
一万一万五万六万七万二索三索四索五索六索七索五筒七筒  リーチ  ドラ三筒
柴田
一索二索三索三索三索五索六索七索八索八索八索九索九索  ロン九索  ドラ三筒
ここが私と白鳥の今日の運の勝負だったように思う
そして4回戦は私が5万のトップを取りその日を終える
1~3回戦はかなり危険だったが、自分が感じた危機の感覚を早めに打牌に切り替えたのがたまたま結果に結び付けられた。
これからの中盤戦、良い風が吹くように調整していきたい。
 

第10期女流桜花第4節レポート 和泉 由希子

6月30日。
トータル3位で迎えた、女流桜花第3節。
対戦相手は、清水、平岡、中川。

昨年は惜しいところから決勝を逃したので、今年は何としても決勝の舞台に立ちたい!
現在1位のこずえちゃんと一緒に戦いたい!

その為に、この日もなるべくポイントを叩きたいと思っていました。
プレッシャーに弱い私は、僅差でプレーオフを迎えると競り負ける可能性が高いので、できるだけポイントを稼いで、落ち着いて打てる状態でプレーオフへ行きたい!
そんな気持ちに答えてくれるかのように、開局早々、手が入りました。

東1局

五万八万九万一索二索二索八索二筒北白白白発  ツモ東  ドラ白

ドラが暗刻のこの配牌。
なかなか手が進まず、清水プロからのリーチも入り、ハラハラドキドキする展開ではあったものの・・・。
なんとかかんとかアガリきりました。

その後も、大きいアガリこそ無いものの、勝負ができる手牌に恵まれ、1回戦は42,900点のトップと上々の滑り出し。
2回戦目も結果こそラスでしたが、感触的には悪くないと感じていたのに・・・。

罠は3回戦目に待っていました・・・。

四万六万七万八万二索四索六索七索八索一筒二筒三筒六筒  ツモ九万

9巡目に、この手牌から素直に六筒を切ったら・・・。

親の平岡プロから「ロン!!24,000!」

一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒九筒東東白白白  ロン六筒  ドラ東

!!(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)

思わずポカーン。。。

連盟Aルールでは、一発も裏ドラも無いので、倍満なんてなかなか出来ません。
ましてやリーチもなくツモでもない、手役のお手本のような美しい24,000。

1、2回戦のプラスが一気に無くなり、逆に追い詰められた心境でしたが、そうするとむしろ燃えちゃうのが和泉由希子だったりもします(笑)
一旦は点棒マイナスまで行ったものの、ちょっと面白い3,900オールを皮切りに、あれよあれよと取り返し、終わってみれば23,100点の3着。

四万五万六万五索五索二筒三筒  暗カン牌の背二万 上向き二万 上向き牌の背  暗カン牌の背八万 上向き八万 上向き牌の背  リーチ  ツモ四筒  ドラ中

4回戦目も31,900点の2着で終わり、この日のトータルはあまり変わらず▲1.0Pとなりました。

・・・うーん(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)

24,000点の放銃が大きな傷にならずにすんだのは良かったかなと思いますが、細かいミスが目立ち、勢いで切ってしまったような考えナシの放銃も多かったです。
注意力散漫だったなと反省。

いつもそうなんですが、打牌スピードが速くなると思考が追い付かずに切ってしまう牌が多くなります。
でも、だからこそ切れる牌もあって、私の長所である勢いを殺さずにいられることも多い。

小さな事ですが、迷っちゃいますね(´・ω・`)

さて終了後、対局者の皆さんからお話を聞いてみました!

中川プロ
「初めてのAリーグで、誰とあたっても初めて打つ人ばかり。なので、緊張しないように、人に飲まれないように、ちゃんと自分の麻雀できるようにと、いつも考えてます!今回は鳴きも多く、スピードも早くて考えがついていけなくて、オリてばかりいたなと思います。鳴いてる人への対応で、ピヨピヨしすぎたかなと反省してます。」

☆浪花娘のキャラクターに似合わず、クールな表情で淡々と打つ姿がカッコよかったです!!

平岡プロ
「始まる前は勢いある和泉プロをなんとか沈めたいと思っていました。親番で24,000点を和泉プロからアガったのに、その後盛り返されてしまい、トータルではほとんど沈ませることはできませんでした。やはり和泉プロの強さを感じました。私自身はトータルで浮くことができたものの、親倍満分しかポイントを上乗せできなかったことが次への課題です。」

☆平岡さんにそんなに評価して頂いてるとは!!
ありがとうございます(*≧∀≦*)

清水プロ
「始まる前には、ガッツリ叩いて団子から抜け出したい心境でしたが、調子が悪くちぐはぐな打ち方になっちゃったけど、割にマイナスが少なく済んで良かったなと思います。一番の後悔は和泉と呑む約束してたのに、私用で帰った事かな(笑)」

☆私もめっちゃ楽しみにしてたのにいいい!
次回は倍飲んで下さいねΨ( ̄∇ ̄)Ψ

さて、そんなこんなで第3節も終わり、折り返し地点となりました。
プレーオフを良い状態で迎え、決勝の舞台に立てるように。

次回も頑張ります!
応援、よろしくお願いします(ノ´∀`*)

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第10期女流桜花第4節レポート 和泉 由希子

6月30日。
トータル3位で迎えた、女流桜花第3節。
対戦相手は、清水、平岡、中川。
昨年は惜しいところから決勝を逃したので、今年は何としても決勝の舞台に立ちたい!
現在1位のこずえちゃんと一緒に戦いたい!
その為に、この日もなるべくポイントを叩きたいと思っていました。
プレッシャーに弱い私は、僅差でプレーオフを迎えると競り負ける可能性が高いので、できるだけポイントを稼いで、落ち着いて打てる状態でプレーオフへ行きたい!
そんな気持ちに答えてくれるかのように、開局早々、手が入りました。
東1局
五万八万九万一索二索二索八索二筒北白白白発  ツモ東  ドラ白
ドラが暗刻のこの配牌。
なかなか手が進まず、清水プロからのリーチも入り、ハラハラドキドキする展開ではあったものの・・・。
なんとかかんとかアガリきりました。
その後も、大きいアガリこそ無いものの、勝負ができる手牌に恵まれ、1回戦は42,900点のトップと上々の滑り出し。
2回戦目も結果こそラスでしたが、感触的には悪くないと感じていたのに・・・。
罠は3回戦目に待っていました・・・。
四万六万七万八万二索四索六索七索八索一筒二筒三筒六筒  ツモ九万
9巡目に、この手牌から素直に六筒を切ったら・・・。
親の平岡プロから「ロン!!24,000!」
一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒九筒東東白白白  ロン六筒  ドラ東
!!(゜ロ゜)(゜ロ゜)(゜ロ゜)
思わずポカーン。。。
連盟Aルールでは、一発も裏ドラも無いので、倍満なんてなかなか出来ません。
ましてやリーチもなくツモでもない、手役のお手本のような美しい24,000。
1、2回戦のプラスが一気に無くなり、逆に追い詰められた心境でしたが、そうするとむしろ燃えちゃうのが和泉由希子だったりもします(笑)
一旦は点棒マイナスまで行ったものの、ちょっと面白い3,900オールを皮切りに、あれよあれよと取り返し、終わってみれば23,100点の3着。
四万五万六万五索五索二筒三筒  暗カン牌の背二万 上向き二万 上向き牌の背  暗カン牌の背八万 上向き八万 上向き牌の背  リーチ  ツモ四筒  ドラ中
4回戦目も31,900点の2着で終わり、この日のトータルはあまり変わらず▲1.0Pとなりました。
・・・うーん(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
24,000点の放銃が大きな傷にならずにすんだのは良かったかなと思いますが、細かいミスが目立ち、勢いで切ってしまったような考えナシの放銃も多かったです。
注意力散漫だったなと反省。
いつもそうなんですが、打牌スピードが速くなると思考が追い付かずに切ってしまう牌が多くなります。
でも、だからこそ切れる牌もあって、私の長所である勢いを殺さずにいられることも多い。
小さな事ですが、迷っちゃいますね(´・ω・`)
さて終了後、対局者の皆さんからお話を聞いてみました!
中川プロ
「初めてのAリーグで、誰とあたっても初めて打つ人ばかり。なので、緊張しないように、人に飲まれないように、ちゃんと自分の麻雀できるようにと、いつも考えてます!今回は鳴きも多く、スピードも早くて考えがついていけなくて、オリてばかりいたなと思います。鳴いてる人への対応で、ピヨピヨしすぎたかなと反省してます。」
☆浪花娘のキャラクターに似合わず、クールな表情で淡々と打つ姿がカッコよかったです!!
平岡プロ
「始まる前は勢いある和泉プロをなんとか沈めたいと思っていました。親番で24,000点を和泉プロからアガったのに、その後盛り返されてしまい、トータルではほとんど沈ませることはできませんでした。やはり和泉プロの強さを感じました。私自身はトータルで浮くことができたものの、親倍満分しかポイントを上乗せできなかったことが次への課題です。」
☆平岡さんにそんなに評価して頂いてるとは!!
ありがとうございます(*≧∀≦*)
清水プロ
「始まる前には、ガッツリ叩いて団子から抜け出したい心境でしたが、調子が悪くちぐはぐな打ち方になっちゃったけど、割にマイナスが少なく済んで良かったなと思います。一番の後悔は和泉と呑む約束してたのに、私用で帰った事かな(笑)」
☆私もめっちゃ楽しみにしてたのにいいい!
次回は倍飲んで下さいねΨ( ̄∇ ̄)Ψ
さて、そんなこんなで第3節も終わり、折り返し地点となりました。
プレーオフを良い状態で迎え、決勝の舞台に立てるように。
次回も頑張ります!
応援、よろしくお願いします(ノ´∀`*)

第10期女流桜花第4節レポート 内田 美乃里

第10期女流桜花第4節B卓の自戦記の担当をさせて頂く内田美乃里です。
よろしくお願いします。

昨年までは同じ日程で会場に集まり予戦を行っていた。
多少の緊張をしつつも隅の方でひっそり?と打っている感じが気持ちの上では今から思えば楽だった。
けれど今期からは、女流Aリーグ全対局が配信されることとなり、人様の目に触れることになってしまった。
いや、機会が与えられた。

会場に足を運んで観戦していた時期を思えば、全A1・A2リーグやタイトル戦を自宅にて勉強させて頂けることがとてもありがたく楽しみなのだから。
女流桜花も含め、全てをタイムシフト観戦するためここ数年ハマっていた韓流ドラマもあまり観なくなった。
反面、自分の対局に関しては、拙い麻雀が毎回恥ずかしく今後の課題が山積みというのが現状です。

今回の対戦者は平岡・黒沢・和久津(敬称略とさせていただきます。)
迎えた4節、私のテーマは「ひよらずに闘う」

1回戦南2局、親の平岡からダブリーが入る。

二万三万四万五索六索七索三筒四筒五筒七筒八筒白白  ダブルリーチ  ドラ七筒

前局平岡から3,900を出アガったことと、なんとか動けそうに感じた手牌をもらえたので腹を括って一打目から押す。

一万一万一万三万四万五万一筒一筒西西  ポン南南南

しかしここは平岡が和久津から九筒の出アガリ。

初戦は黒沢がトップ。私は小さいラスだった。

2回戦 東4局に黒沢が親の平岡からリーチ・小三元・ドラの跳満をアガる。

四万五万六万六索七索八索白白発発発中中  リーチ  ロン中  ドラ八索

続く南1の黒沢の親番にツモ・チャンタ・イーペーコー・ドラ。

一万二万三万七万八万九万一索一索二索二索三索北北  ツモ三索  ドラ八万

これをアガった私が、トップ目でオーラス平岡の親番。

29,700点の和久津に黒沢と私が浮いているため、平岡が16,300点のラスだったがそこから5本場まで積まれてしまう。
今日の平岡は親番がとても強い。

6本場でツモあがった私が何とかトップを拾った。

一万二万三万二索二索六索七索一筒一筒一筒六筒七筒八筒  リーチ  ツモ五索  ドラ一万

3回戦は東家スタートの和久津が終始場をリードしトップ。
私はラス。

この3回戦東3局東家の場面で悔いが残る打牌選択をした。

八万九万一索三索五索六索七索四筒五筒六筒八筒八筒南南

ドラの八筒を重ねたとき、すっと手が生牌のトイツ南に掛かった、にもかかわらず思いとどまって八万九万を落としてしまった。
メンツ選択自体は考えても間違うことが多々あることで気にしないが私が、やっちゃったなと感じるのは、自然な動きや感覚に蓋をすること。
少ないチャンスの足掛かりを自ら外してしまうことになるから。
結果は裏目の七万引き。

3回戦を終えた時点で
平岡+13.5P 和久津+0.8P 黒沢▲0.8P 内田▲12.5P ほぼ平たい。
最終戦は・・と気を引き締めて望んだ東1局。

七筒八筒北北北白白  暗カン牌の背東東牌の背  チー七万 左向き八万 上向き九万 上向き  ドラ九万

この本手が交わされてから何も出来ずに終わってしまった。

二万三万四万五万六万六万七万七万八万五索五索四筒五筒  ツモ六筒 

4節が終了。3ラス・1トップで▲34.2P。

約+92ポイントの位置から、プレーオフを見据え私にとって大事な一戦だった。
この数字は痛いし大きなビハインドとなってしまった。しかし、内容を見返したら当然の結果だと受け止めた。
あと2節(+1)修正と調整をして次回も自分なりのテーマを持って対局に臨もうと思う。

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第10期女流桜花第4節レポート 内田 美乃里

第10期女流桜花第4節B卓の自戦記の担当をさせて頂く内田美乃里です。
よろしくお願いします。
昨年までは同じ日程で会場に集まり予戦を行っていた。
多少の緊張をしつつも隅の方でひっそり?と打っている感じが気持ちの上では今から思えば楽だった。
けれど今期からは、女流Aリーグ全対局が配信されることとなり、人様の目に触れることになってしまった。
いや、機会が与えられた。
会場に足を運んで観戦していた時期を思えば、全A1・A2リーグやタイトル戦を自宅にて勉強させて頂けることがとてもありがたく楽しみなのだから。
女流桜花も含め、全てをタイムシフト観戦するためここ数年ハマっていた韓流ドラマもあまり観なくなった。
反面、自分の対局に関しては、拙い麻雀が毎回恥ずかしく今後の課題が山積みというのが現状です。
今回の対戦者は平岡・黒沢・和久津(敬称略とさせていただきます。)
迎えた4節、私のテーマは「ひよらずに闘う」
1回戦南2局、親の平岡からダブリーが入る。
二万三万四万五索六索七索三筒四筒五筒七筒八筒白白  ダブルリーチ  ドラ七筒
前局平岡から3,900を出アガったことと、なんとか動けそうに感じた手牌をもらえたので腹を括って一打目から押す。
一万一万一万三万四万五万一筒一筒西西  ポン南南南
しかしここは平岡が和久津から九筒の出アガリ。
初戦は黒沢がトップ。私は小さいラスだった。
2回戦 東4局に黒沢が親の平岡からリーチ・小三元・ドラの跳満をアガる。
四万五万六万六索七索八索白白発発発中中  リーチ  ロン中  ドラ八索
続く南1の黒沢の親番にツモ・チャンタ・イーペーコー・ドラ。
一万二万三万七万八万九万一索一索二索二索三索北北  ツモ三索  ドラ八万
これをアガった私が、トップ目でオーラス平岡の親番。
29,700点の和久津に黒沢と私が浮いているため、平岡が16,300点のラスだったがそこから5本場まで積まれてしまう。
今日の平岡は親番がとても強い。
6本場でツモあがった私が何とかトップを拾った。
一万二万三万二索二索六索七索一筒一筒一筒六筒七筒八筒  リーチ  ツモ五索  ドラ一万
3回戦は東家スタートの和久津が終始場をリードしトップ。
私はラス。
この3回戦東3局東家の場面で悔いが残る打牌選択をした。
八万九万一索三索五索六索七索四筒五筒六筒八筒八筒南南
ドラの八筒を重ねたとき、すっと手が生牌のトイツ南に掛かった、にもかかわらず思いとどまって八万九万を落としてしまった。
メンツ選択自体は考えても間違うことが多々あることで気にしないが私が、やっちゃったなと感じるのは、自然な動きや感覚に蓋をすること。
少ないチャンスの足掛かりを自ら外してしまうことになるから。
結果は裏目の七万引き。
3回戦を終えた時点で
平岡+13.5P 和久津+0.8P 黒沢▲0.8P 内田▲12.5P ほぼ平たい。
最終戦は・・と気を引き締めて望んだ東1局。
七筒八筒北北北白白  暗カン牌の背東東牌の背  チー七万 左向き八万 上向き九万 上向き  ドラ九万
この本手が交わされてから何も出来ずに終わってしまった。
二万三万四万五万六万六万七万七万八万五索五索四筒五筒  ツモ六筒 
4節が終了。3ラス・1トップで▲34.2P。
約+92ポイントの位置から、プレーオフを見据え私にとって大事な一戦だった。
この数字は痛いし大きなビハインドとなってしまった。しかし、内容を見返したら当然の結果だと受け止めた。
あと2節(+1)修正と調整をして次回も自分なりのテーマを持って対局に臨もうと思う。

第18期特別昇級リーグ 決勝成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 合計
1 東谷 達矢 84.4 15.9 2.4 57.2 ▲ 29.1 ▲ 18.5 26.0 24.1 162.4
2 ケネス・徳田 5.7 0.2 44.2 24.4 10.4 120.9 ▲ 34.8 ▲ 45.3 125.7
3 中村 慎吾 ▲ 29.3 22.2 5.6 ▲ 0.6 79.6 ▲ 3.5 35.3 ▲ 3.8 105.5
4 藤井 すみれ ▲ 11.7 42.7 ▲ 46.8 ▲ 39.3 4.3 63.3 ▲ 6.7 25.0 30.8
5 松崎 良文 25.3 ▲ 24.2 ▲ 48.7 83.9 ▲ 14.8 ▲ 41.3 11.7 敗退
6 安田 麻里菜 42.8 39.9 ▲ 40.4 ▲ 27.4 3.5 ▲ 29.7 ▲ 20.8 敗退
7 柴田 吉和 ▲ 10.1 25.4 ▲ 24.6 ▲ 17.2 ▲ 54.8 61.1 ▲ 73.1 敗退
8 斉藤 健人 33.2 ▲ 14.3 29.1 24.4 53.8 ▲ 56.5 敗退
9 安達 紘文 ▲ 10.5 ▲ 50.2 ▲ 31.3 39.6 57.1 ▲ 34.7 敗退
10 吉野 敦志 ▲ 26.3 ▲ 37.9 2.8 12.3 ▲ 25.6 5.3 敗退
11 童瞳 ▲ 2.4 ▲ 3.6 46.3 ▲ 81.0 ▲ 13.4 ▲ 94.4 敗退
12 末松 隆文 ▲ 17.4 ▲ 11.2 72.9 ▲ 76.3 ▲ 71.0 敗退
13 清原 継光 23.6 ▲ 4.9 ▲ 11.5 敗退
14 高橋 勇 ▲ 107.3 敗退

特別昇級リーグ 成績表/第18期特別昇級リーグ 決勝成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 合計
1 東谷 達矢 84.4 15.9 2.4 57.2 ▲ 29.1 ▲ 18.5 26.0 24.1 162.4
2 ケネス・徳田 5.7 0.2 44.2 24.4 10.4 120.9 ▲ 34.8 ▲ 45.3 125.7
3 中村 慎吾 ▲ 29.3 22.2 5.6 ▲ 0.6 79.6 ▲ 3.5 35.3 ▲ 3.8 105.5
4 藤井 すみれ ▲ 11.7 42.7 ▲ 46.8 ▲ 39.3 4.3 63.3 ▲ 6.7 25.0 30.8
5 松崎 良文 25.3 ▲ 24.2 ▲ 48.7 83.9 ▲ 14.8 ▲ 41.3 11.7 敗退
6 安田 麻里菜 42.8 39.9 ▲ 40.4 ▲ 27.4 3.5 ▲ 29.7 ▲ 20.8 敗退
7 柴田 吉和 ▲ 10.1 25.4 ▲ 24.6 ▲ 17.2 ▲ 54.8 61.1 ▲ 73.1 敗退
8 斉藤 健人 33.2 ▲ 14.3 29.1 24.4 53.8 ▲ 56.5 敗退
9 安達 紘文 ▲ 10.5 ▲ 50.2 ▲ 31.3 39.6 57.1 ▲ 34.7 敗退
10 吉野 敦志 ▲ 26.3 ▲ 37.9 2.8 12.3 ▲ 25.6 5.3 敗退
11 童瞳 ▲ 2.4 ▲ 3.6 46.3 ▲ 81.0 ▲ 13.4 ▲ 94.4 敗退
12 末松 隆文 ▲ 17.4 ▲ 11.2 72.9 ▲ 76.3 ▲ 71.0 敗退
13 清原 継光 23.6 ▲ 4.9 ▲ 11.5 敗退
14 高橋 勇 ▲ 107.3 敗退

「忍者襲来」 前田 直哉

初日が終わり、2日目は翌日となる。対局が終わってからどう過ごすかも皆それぞれであるだろう。
私はというと、いつものように真っ直ぐ帰り自炊をした。そしてタイムシフトを見て反省しようと思っていたのだが…タイムシフトが再生出来たのが深夜0時を回っていた。

対局日はいつもそうなのだが、アドレナリンが出てしまっているのでなかなか寝付けない。
横になりながら見ていたのだが結局眠ったのは3時過ぎであった。

翌日、対局4時間前に起きて早めに家を出た。そしていつものように麻雀格闘倶楽部を打って感覚を取り戻す作業をしてからスタジオ入りした。
初日の結果はこのようになっていた。

4回戦終了時
前田直哉+52.1P 勝又健志+34.1P 藤崎智▲38.4P 瀬戸熊直樹▲47.8P

瀬戸熊プロはリーグ戦の終盤からそうであったが、あまり調子は良さそうでなかった。
藤崎プロも初日は手にならないようであった。ただ…この2人がこのまま終わるわけはないと思っていた。が、このまま眠っていてくれたらいいなあとも思っていた。そう!私は小さいのである(笑)

スタジオでは終始穏やかな空気が流れていたように思う。
やはり初めての舞台ということであまりプレッシャーを感じていなかった為だろうか?今日も平常心で戦えそうだ!

5回戦(起家から、勝又、前田、瀬戸熊、藤崎)
東1局1本場いきなり勝負所となった。
親の勝又プロから10巡目にリーチが入る。

一万二万三万六万七万八万一索一索二索三索四索五筒六筒  リーチ  ドラ一索

ピンフドラドラの勝負手である。これを受けて次巡私にもテンパイが入る。
奇しくも同じピンフドラドラの勝負手でもちろんリーチとした!

お互い山に5枚生きである。結果は私のアガリとなったがここでアタリ牌を掴んでいたら今後の展開も全く変わっていたことだろうと思う。
まだ若干私のほうに運があるということであろう。

そして親を迎えた次局9巡目にこの形となる。

四万五万二索二索四索五索六索七索八索三筒四筒七筒八筒九筒  ドラ二索

ピンズの場況は良さそうなので外すとしたらソーズかマンズであるが、下家の瀬戸熊プロがマンズで染めている。
アガリを優先させ、あえてマンズを切る選択をした。その切った五万を仕掛けられ、次巡ツモ切られたのが六万…。
やっちまったー!これが正直な気持ちだ。
さらにテンパイとなる三索までツモ切られこの局はチャンスを生かせず少し嫌な感じがした。

そして東4局4本場…ここから忍者こと藤崎劇場が開幕することとなる。

まずはヤミテンでの11,600を出アガリ、次局5本場では2,600は3,100オールをツモって、持ち点を一気に53,600まで伸ばす!
しかしまだこれだけではなかった。オーラスの親番でも加点し終わってみれば6万点越えの1人浮きで、初日の負債を返し一気にプラス域までもってきた!
私はというと…無駄な放銃も見られず、まあよしよしといったところである。

5回戦成績
藤崎智+43.0P 前田直哉▲6.6P 瀬戸熊直樹▲10.3P 勝又健志▲26.1P

5回戦終了時
前田直哉+45.5P 勝又健志+8.0P 藤崎智+4.6P 瀬戸熊直樹▲58.1P

5回戦を終えての休憩時間の藤崎プロは、いつにもまして饒舌で満面の笑みだった。
この人…麻雀以外はわかりやすい(笑)

6回戦(起家から勝又、藤崎、前田、瀬戸熊)

東3局1,500をアガって1本場で迎えた親番で3,900は4,000オールをアガリ、かなり気持ちも楽になった♪
そして2本場で4巡目にこの形になる。

四万四万五万三索五索六索七索二筒四筒六筒六筒六筒七筒七筒  ドラ五索

素直にいけば三索だがドラが五索だし、すでに勝又プロが2枚切っているというところに三索に魅力を感じてとりあえず打四万とした。が、次巡持ってきた牌が四万…まあこれで三万六万マチになったときが強くなると思って気にはしなかったが、6巡目に勝又プロからリーチが入り、その宣言牌を藤崎プロがポン。
勝又プロは捨て牌からして七対子、藤崎プロは迷いながらの仕掛けだった為打点は安いだろうと感じた。
まあ自分も勝負手なのである程度はなんでも行きますけどね!

そして追いついたのは11巡目だった。打四万を選んでなかったらアガリであった牌だが打点も十分リーチとした。
結果は、藤崎プロに300・500をツモられたのだが、得点以上に痛かった。波に乗り損ねた感じである。

しかし南1局で再びチャンスが訪れる。5巡目にこの形になる。

五万七万九万九万九万九万六索七索八索二筒二筒七筒八筒九筒  ドラ四索

三色があるのでカンせずの五万切りとする。そしてここから7巡目にドラの四索を持ってきて1シャンテン戻しの七万切りとした。
カンをしたところで七万を切るのは決まっていたので、あえて他家に手牌をさらす必要もないのでカンは先送りとした。
そして次巡、またドラの四索を持ってきてここでカンをしてそのままツモ切りリーチとした。
そしてこれを出アガリ、オーラスを迎えたところで、持ち点を5万点まで伸ばすことが出来た。

こうなれば出来ることなら1人浮きを目指したいところである。
そしてそのオーラスで2巡目から藤崎プロが自風の西を仕掛けてホンイツへ向かう。

まあ打点はありそうだが、藤崎プロがツモってくれれば親の瀬戸熊プロが沈んで1人浮きになるから…ま!それもいいか!などと姑息なことを考えていた(笑)

そして11巡目に藤崎プロがツモ!いつもより手が少し踊っているように見える。
あれ?そして開けられると3,000・6,000…予定と点数が違うんですけどー!!!!

二万二万二万北北中中  ポン西西西  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ツモ中  ドラ六筒

これで藤崎プロも浮きにまわって終了した。

6回戦成績
前田直哉+26.4P 藤崎智+7.0P 瀬戸熊直樹▲10.0P 勝又健志▲23.4P

6回戦終了時
前田直哉+71.9P 藤崎智+11.6P 勝又健志▲15.4P 瀬戸熊直樹▲68.1P

これで2日目の半分が終わった。私は今日も好調を感じていた。
牌が自分のイメージしたように来てくれている。こうなればとにかく高打点だけ目指して自分の麻雀を打てばいいだけである。
瀬戸熊プロは相変わらず不調そうであった。得意のクマクマタイムは発動せず親で連荘が出来ていなかった。
ただ、1度瀬戸熊プロの時間が来たらこの程度のマイナスはあっという間に挽回するであろう。
勝又プロは前日見せた爆発力は今のところおとなしかった。ノリだしたら手が付けられないのでこのまま今日は終わってほしいところである。
藤崎プロは…不気味である。顔がじゃないよ?(笑)やっとエンジンがかかってきたように感じていた。

でも私に焦りは全くなかった。自信とかではなくいずれ来ることがわかっていたからである。
まあこのメンバーでは、そう簡単に逃がしてくれないであろうことは誰しもが知っているところであろう。
とにかく自分の中ではポイントは関係なく、1半荘1半荘を油断せずに落ち着いて打とうと思った。

つづく!

次回予告
「2日目後半戦!くれぐれもオリる時はしっかりとね!」

追伸
私の仕事には祝日も長期休暇も関係無い。その中で対局や解説、撮影、ゲストに参加させて頂くわけだが、平日はほぼ有給や早退という形でお願いしている。
…が足らない。…とにかく足らない。有給が全く足らないのである!!!無給で休むこともだいぶ増えてきた。
プロとしてとても有難いことであると思うし感謝している。
しかしこのペースで休み続けたらそろそろ最後通告が来るのでは?と最近おびえています(笑)

鳳凰の部屋/「忍者襲来」 前田 直哉

初日が終わり、2日目は翌日となる。対局が終わってからどう過ごすかも皆それぞれであるだろう。
私はというと、いつものように真っ直ぐ帰り自炊をした。そしてタイムシフトを見て反省しようと思っていたのだが…タイムシフトが再生出来たのが深夜0時を回っていた。
対局日はいつもそうなのだが、アドレナリンが出てしまっているのでなかなか寝付けない。
横になりながら見ていたのだが結局眠ったのは3時過ぎであった。
翌日、対局4時間前に起きて早めに家を出た。そしていつものように麻雀格闘倶楽部を打って感覚を取り戻す作業をしてからスタジオ入りした。
初日の結果はこのようになっていた。
4回戦終了時
前田直哉+52.1P 勝又健志+34.1P 藤崎智▲38.4P 瀬戸熊直樹▲47.8P
瀬戸熊プロはリーグ戦の終盤からそうであったが、あまり調子は良さそうでなかった。
藤崎プロも初日は手にならないようであった。ただ…この2人がこのまま終わるわけはないと思っていた。が、このまま眠っていてくれたらいいなあとも思っていた。そう!私は小さいのである(笑)
スタジオでは終始穏やかな空気が流れていたように思う。
やはり初めての舞台ということであまりプレッシャーを感じていなかった為だろうか?今日も平常心で戦えそうだ!
5回戦(起家から、勝又、前田、瀬戸熊、藤崎)
東1局1本場いきなり勝負所となった。
親の勝又プロから10巡目にリーチが入る。
一万二万三万六万七万八万一索一索二索三索四索五筒六筒  リーチ  ドラ一索
ピンフドラドラの勝負手である。これを受けて次巡私にもテンパイが入る。
奇しくも同じピンフドラドラの勝負手でもちろんリーチとした!
お互い山に5枚生きである。結果は私のアガリとなったがここでアタリ牌を掴んでいたら今後の展開も全く変わっていたことだろうと思う。
まだ若干私のほうに運があるということであろう。
そして親を迎えた次局9巡目にこの形となる。
四万五万二索二索四索五索六索七索八索三筒四筒七筒八筒九筒  ドラ二索
ピンズの場況は良さそうなので外すとしたらソーズかマンズであるが、下家の瀬戸熊プロがマンズで染めている。
アガリを優先させ、あえてマンズを切る選択をした。その切った五万を仕掛けられ、次巡ツモ切られたのが六万…。
やっちまったー!これが正直な気持ちだ。
さらにテンパイとなる三索までツモ切られこの局はチャンスを生かせず少し嫌な感じがした。
そして東4局4本場…ここから忍者こと藤崎劇場が開幕することとなる。
まずはヤミテンでの11,600を出アガリ、次局5本場では2,600は3,100オールをツモって、持ち点を一気に53,600まで伸ばす!
しかしまだこれだけではなかった。オーラスの親番でも加点し終わってみれば6万点越えの1人浮きで、初日の負債を返し一気にプラス域までもってきた!
私はというと…無駄な放銃も見られず、まあよしよしといったところである。
5回戦成績
藤崎智+43.0P 前田直哉▲6.6P 瀬戸熊直樹▲10.3P 勝又健志▲26.1P
5回戦終了時
前田直哉+45.5P 勝又健志+8.0P 藤崎智+4.6P 瀬戸熊直樹▲58.1P
5回戦を終えての休憩時間の藤崎プロは、いつにもまして饒舌で満面の笑みだった。
この人…麻雀以外はわかりやすい(笑)
6回戦(起家から勝又、藤崎、前田、瀬戸熊)
東3局1,500をアガって1本場で迎えた親番で3,900は4,000オールをアガリ、かなり気持ちも楽になった♪
そして2本場で4巡目にこの形になる。
四万四万五万三索五索六索七索二筒四筒六筒六筒六筒七筒七筒  ドラ五索
素直にいけば三索だがドラが五索だし、すでに勝又プロが2枚切っているというところに三索に魅力を感じてとりあえず打四万とした。が、次巡持ってきた牌が四万…まあこれで三万六万マチになったときが強くなると思って気にはしなかったが、6巡目に勝又プロからリーチが入り、その宣言牌を藤崎プロがポン。
勝又プロは捨て牌からして七対子、藤崎プロは迷いながらの仕掛けだった為打点は安いだろうと感じた。
まあ自分も勝負手なのである程度はなんでも行きますけどね!
そして追いついたのは11巡目だった。打四万を選んでなかったらアガリであった牌だが打点も十分リーチとした。
結果は、藤崎プロに300・500をツモられたのだが、得点以上に痛かった。波に乗り損ねた感じである。
しかし南1局で再びチャンスが訪れる。5巡目にこの形になる。
五万七万九万九万九万九万六索七索八索二筒二筒七筒八筒九筒  ドラ四索
三色があるのでカンせずの五万切りとする。そしてここから7巡目にドラの四索を持ってきて1シャンテン戻しの七万切りとした。
カンをしたところで七万を切るのは決まっていたので、あえて他家に手牌をさらす必要もないのでカンは先送りとした。
そして次巡、またドラの四索を持ってきてここでカンをしてそのままツモ切りリーチとした。
そしてこれを出アガリ、オーラスを迎えたところで、持ち点を5万点まで伸ばすことが出来た。
こうなれば出来ることなら1人浮きを目指したいところである。
そしてそのオーラスで2巡目から藤崎プロが自風の西を仕掛けてホンイツへ向かう。
まあ打点はありそうだが、藤崎プロがツモってくれれば親の瀬戸熊プロが沈んで1人浮きになるから…ま!それもいいか!などと姑息なことを考えていた(笑)
そして11巡目に藤崎プロがツモ!いつもより手が少し踊っているように見える。
あれ?そして開けられると3,000・6,000…予定と点数が違うんですけどー!!!!
二万二万二万北北中中  ポン西西西  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ツモ中  ドラ六筒
これで藤崎プロも浮きにまわって終了した。
6回戦成績
前田直哉+26.4P 藤崎智+7.0P 瀬戸熊直樹▲10.0P 勝又健志▲23.4P
6回戦終了時
前田直哉+71.9P 藤崎智+11.6P 勝又健志▲15.4P 瀬戸熊直樹▲68.1P
これで2日目の半分が終わった。私は今日も好調を感じていた。
牌が自分のイメージしたように来てくれている。こうなればとにかく高打点だけ目指して自分の麻雀を打てばいいだけである。
瀬戸熊プロは相変わらず不調そうであった。得意のクマクマタイムは発動せず親で連荘が出来ていなかった。
ただ、1度瀬戸熊プロの時間が来たらこの程度のマイナスはあっという間に挽回するであろう。
勝又プロは前日見せた爆発力は今のところおとなしかった。ノリだしたら手が付けられないのでこのまま今日は終わってほしいところである。
藤崎プロは…不気味である。顔がじゃないよ?(笑)やっとエンジンがかかってきたように感じていた。
でも私に焦りは全くなかった。自信とかではなくいずれ来ることがわかっていたからである。
まあこのメンバーでは、そう簡単に逃がしてくれないであろうことは誰しもが知っているところであろう。
とにかく自分の中ではポイントは関係なく、1半荘1半荘を油断せずに落ち着いて打とうと思った。
つづく!
次回予告
「2日目後半戦!くれぐれもオリる時はしっかりとね!」
追伸
私の仕事には祝日も長期休暇も関係無い。その中で対局や解説、撮影、ゲストに参加させて頂くわけだが、平日はほぼ有給や早退という形でお願いしている。
…が足らない。…とにかく足らない。有給が全く足らないのである!!!無給で休むこともだいぶ増えてきた。
プロとしてとても有難いことであると思うし感謝している。
しかしこのペースで休み続けたらそろそろ最後通告が来るのでは?と最近おびえています(笑)

第128回:プロ雀士インタビュー 魚谷 侑未 インタビュアー:松岡 千晶

【第11回モンド王座決定戦】
村上淳 [第10回モンド王座]
山井弘 [第15回モンド杯]
前原雄大 [第9回名人戦]

そして

魚谷侑未 [第12回女流モンド杯] 

この4名で行われる、半荘4回戦でグランドチャンピオンを決める戦いである。
そこで、これだけのメンバーを相手に魚谷侑未は優勝した。

松岡「モンド王座優勝おめでとうございます」

魚谷「ありがとう~」

松岡「また優勝!!もう。ゆーみんすごすぎます!ちなみにインタビューされるの何回目か知ってますかー?(笑)」

魚谷「えー!?5回目かな?」

松岡「ぶっぶー!7回目です!!どのページみてもゆーみんがいるんです。本当すごい!」

魚谷「いいのかなぁ~。。私のことばっかり書いてもらって、なんか悪い気がしちゃう・・・」

松岡「えー!なに言ってるんですか!みんなゆーみんの話が聞きたいんです!」

魚谷プロが初めて優勝し、インタビューを受けているのが2012年の2月、女流桜花をとった時である。
その日から魚谷プロの勢いはとまらない。

初めて魚谷プロが掲載された2012年から今までに、このプロ連盟のインタビューコーナーでは64回の優勝をものにした方の記事が書かれている。
その中に魚谷プロは今回で7回目の記事。
つまり、65回の記事のうち7回が魚谷プロということになる。

私はインタビュアーをするにあたって、今までの記事に全部改めて目を通した。
初めて女流桜花をとった時の記事から、インタビュアーの人から「目標」を聞かれていたので、書き並べてみた。

「もう1つ何かタイトルをとり、認められる打ち手になりたい。」
「自分のスタイルで勝ち続ける。結果を出し続ける。」
「プロクイーンをとり、女流桜花・モンド杯の三冠を果たしたい。」
「プロクイーンをとりたい。女流の1番になりたい。」
「鳳凰位。男女混合のタイトル戦で結果が欲しい。」

この3年の間に着々と、その目標は大きくなっている。

松岡「改めて、魚谷プロの今の目標ってなんですか?」

魚谷「前回もね、聞かれた時に鳳凰位とりたい!って言ってたんだよね。でもその時C1リーグだったし、まだまだ先だったから、うーんって思ってたけど、今はね、やっとB2リーグになって胸を張って鳳凰位!!って言えるようになった。やっぱり鳳凰位とらないと本当の意味で認められるってことにはならないと思うんだよね。Aリーグには早くいきたい。自分の麻雀が通用するのか試したい。通用しなかったら、努力していきたい。」

松岡「今、B2リーグも首位ですもんね。日本初の女性鳳凰位まであと少し!2年後、魚谷さんがとってる気がします!」

魚谷「ありがとう。そういえばちーぼーの目標って何?」

松岡「私はまず、みんなに認められる打ち手になりたいです。四ツ谷の道場で麻雀をしていて最初の頃は、よく叱られててすごい悔しい思いをしていたんです。でも、3年くらいたった今は時々褒めてもらったりするんです。藤原さんと柴田さんにそんな褒めてもらったりなんて思ってなかったし。すっごい嬉しくて、「そうかなぁー」とかいいながら心の中ではずっとニヤニヤしてました(笑)」

魚谷「へぇー!すごいじゃん!2人に認めてもらえるってすごいよ。私も昔、目標で「認められる打ち手になりたい」っていってたんだけど、その時の私と一緒だね。」

松岡「そうですね。私も魚谷プロと同じように目標が日々進化できるよう頑張ります!いつかは鳳凰位~って言える日がくるのかなぁ・・・。

ところで話は変わるんですが、ネットで少し話題になっていたんですが、衣装が前のモンド王座と似ている白いワンピースを今回も着ていたのは何か意味とかってあるんですか?」

魚谷「うーん。。なんかね私、買い物行って洋服を買うとき「これはモンド王座用!これは女流モンド用!」って思いながら買ってるんだよねー。これで戦いに行くぞーって感じかな。」

松岡「へぇ~、そうなんですね。モンド王座はどういうイメージだったんですか?」

魚谷「モンド王座は、重い雰囲気があって可愛い花柄のワンピースとかじゃなくて、シュッとしたフォーマルな感じで、白のワンピースにしようと思ったんだよね。ちょっとしたゲン担ぎっていうのもあったかな。本当は3、4戦目は同じ形の緑のワンピース着たかったんだけど、背景と同化して顔だけ浮いてるみたいになっちゃうからダメっていわれてさ(笑)」

松岡「私も、テレビ対局の前の日は新しい洋服をいつも買いに行くんですが、衣装で自分をアピールできるのは女の子の特権ですよね。麻雀プロのテレビ対局は、だいたい自分で衣装を決めて自分がその時1番気に入っているお洋服や、ゲンかつぎなど思い入れのある服を着ていると思うので今度から衣装にも注目してもらいたいですね!」

松岡「近代麻雀に書いてあったんですが、[野口賞に出ていた女流プロの9割の尊敬しているプロが、魚谷プロ]って言っていたみたいなんですが、それを知ってどう思いましたか?あ、ちなみに私も魚谷プロって言いました!(笑)」

魚谷「ありがとう!素直に嬉しいです。なんでかなぁ・・・ 一生懸命やってるっぽいからじゃない?なんかね、一生懸命やればこうやってテレビにも今、出させてもらえるっていうパイオニア的な存在になれればいいなって思うの。」

松岡「なるほど!確かに、うらやましいというか、まず魚谷さんのところまで行きたいという気持ちにはすごくなるし、実際にその姿を目の当たりにすると、頑張ろうって気持ちはすごく強くなります。それで、やっぱり一番大事な麻雀のことなんですが、今回魚谷さんの麻雀をたくさん研究してきたのでいっぱい聞いて良いですかー?」

魚谷「あ、うん。いいけどきっと3局くらいしかインタビュー書けないよ(笑)」

松岡「では、我慢して3つにしておきます(笑)。」

★2回戦目 東2局

100

六万七万五索五索六索七索八索四筒六筒八筒八筒八筒白

ここで八万を両面チー。
山井プロが親番でピンズのホンイツをしているのを見て、魚谷プロは捌きにいき両面チー。
そこから五索が出て、ポンして六筒八筒八筒八筒六筒七筒待ちにした。
近代麻雀に魚谷プロの記事が書いてあり、そこには「鳴いた後の守備を大切にしている。鳴き=攻撃ではない。」と書いてあった。
山井プロがホンイツをしているのに、同じ色の待ち。
1,000点が高目2,000点になり待ちは広くなるが、手牌が短くなるというのは守備という話とは反していると思った。

魚谷「これはね、いつも意識していることで、スピードを合わせるじゃないけど、相手の勝負手をアガらせないってことを大事にしてるの。相手との距離感をはかってまだテンパイしてないと思ったから、少しでも広い方にと捌きにいったんだよね。だから変な話、ネット麻雀は正直苦手。相手の雰囲気とか動作とかで、まだ1シャンテンだと分かる時もあるし、そうゆうので読んだりとかもする。例えば自信満々に七筒切ってるのか、間があって切ってるのかでも違うと思うんだよね。」

100

★3回戦目 南3局 前原プロ親番

魚谷プロは続けて、捌き手ではなく本手でぶつけた。

3本場 
魚谷プロ3巡目 

四万九万一索三索七索八索九索九索八筒九筒九筒白白 →混全帯

4本場
魚谷プロ配牌

三万六万九万六索一筒二筒五筒六筒九筒西北発中 →混一色

前原プロの親番
松岡「これ見てて思ったんですが、私が魚谷プロの立場だったら当面の敵である、前原プロの親番を捌きに行きたいと思ったんですよ。でも、両方とも勝負手にしたのは何でですか?」

魚谷「あそこでトップとるのはちょっと遠いけど、この半荘でトップをとれば勝ちは固いなって。前原さんがもし加点してもうちょっと離れてトップをとっても、結局はポイント的に私と前原さんの一騎打ちみたいな感じだったから、素点を稼がれても、サシの勝負になる前原さんよりかは着順を少しでもあげようと思って本手にしたんだよね。決勝戦は逃げてても、よっぽどいい条件じゃないかぎりその条件をクリアするようにみんな目指して打ってくるからいけるときに、少しでも上にいっとかないと。」

私の考えではこの状況での捌き手をした場合

【メリット】 これ以上点数を離されない。
【デメリット】 このままの着順で終わり、次半荘勝負になる。

本手にした場合

【メリット】 しっかりツモって、親っかぶりさせる。
【デメリット】 親の連荘を生みやすく、点数をこれ以上離され次半荘がさらに苦しくなる。

であった。
しかし魚谷プロは、いつか勝負をしなくちゃいけないし、最終戦相手に条件をぶつけたい。条件戦になると1,000点2,000点で流すよりも、グンと点数を突き放して相手に条件をつきつけることが大切だと話していた。
いつかは勝負しなくてはいけないし、魚谷プロの話を聞いてこれはトーナメント戦の戦い方なんだなぁと勉強にりました。

100

★1回戦目 東3局 牌姿

100

字牌の切り順

東北中

松岡「この字牌の切り順ってどんな意味があるんですか?」

魚谷「基本的には自分が行くときはダブ東から切っちゃう。本当は北よりも東の方が自分の手にあって価値があるんだけど、人にも重なったときに価値があるから先に切ったんだよね。」

松岡「じゃあ東中北という順番じゃないんですか?」

魚谷「自分の手でオタ風の北よりも、中が重なった方が嬉しいから。競技ルールの時は、役牌を一鳴きしない傾向があるから、ちょっと手のうちに残しておいてもいいかなって思ったんだよね。」

松岡「なるほど。ダブ東なら一鳴きの確率が高いけど中だったらみんな1翻だから一巡だけでも、攻撃的においといたってことなんですね。」

魚谷「絶対いつもそうではないんだけどね。私、絶対こうするっていう決め事とかは作らないようにしてるんだよね。状況を確実に判断出来なくなるから場況とか状況にブレがあるから、いっつもこうって決めてるとその少しのコトを察知するが出来なくなっちゃうと思うの。」

松岡「勝てるかも?って思った瞬間ってありますか?」

魚谷「最後の最後まで勝ったなんて思えないなー。でも、勝ちに近づいたなって思ったのは、南1局のドラの八筒持ってきてリーチして裏が乗った2,000・4,000かな。あれは本当にめくりながら1枚のれ!って思ったよ。やっぱりあのメンツで勝てるとか決勝戦で勝つっていうのは、どこかで人よりツイていないと勝てないよね。」

松岡「あれ、気持ち良かったですよね!私も見ながら裏のれ!!!って言っちゃいました(笑)。」

松岡「話は変わりますが、私も一度聞きたかったことがあって、魚谷プロの強さの根底にあるものってなんですか?」

魚谷「押すときも、オリる時も一生懸命、常に自分の中の絶対の答えを見つけ出しながら、1牌も間違えずに気迫をもって1牌1牌切るって事かな。後で絶対に後悔しないようにね。」

松岡「1牌間違えるとかなりそのあと変わってきちゃいますもんね。魚谷プロのその情熱は昔から持っていたものなんですか?」

魚谷「私、昔から、自分が取り組んでいるのものでは、なるべく1番になりたいって思ってたんだよね。だから、学生時代も、応援団長とか、生徒会とかもやったことあるし。今はね、やっと人生の中でこれだってものをみつけられたの。これと一緒に生きて行きたいみたいな感じかな?麻雀と出会えて、すごい幸せだなって思うんだよね。私の宝物。熱くっていうわけじゃないけど、やっぱり精一杯取り組まなきゃいけないと思うし、元から負けず嫌いなんだよね。勝つために、そこまでの過程を自分の力を一番納得のいく形まで持っていきたい。結果はどう出るか、麻雀だから勝ったり負けたりするけど、そこまでを全身全霊かけて目指したい。そうじゃないと、あとで後悔もするし、そんな私の麻雀見てても面白くないと思うし。私疲れやすいんだけど、この麻雀終わったら死んでもいいんだから全部の体力使い切れ!って思ってる。絶対集中。絶対間違えんな。全部を見ろ。これ終わったら倒れてもいいんだから。」

私はインタビューの帰り、ずっと魚谷プロの”ある言葉”が頭をグルグルしていた。

実は私、すごい不思議だったんです。
トッププロの方たちが麻雀のために体力づくりでランニングをしていたり、体を鍛えていることが。
確かに私も一生懸命麻雀した日はすごい疲れます。
だからといって倒れたりなんてしないし、麻雀のために体力作りをするのは何でだろう?って思ってました。

でもそういうことじゃないんだなって。
全身全霊を一打一打にかけていたら、それは体力をつけなければ本当に倒れてしまうと思う。
本当のプロっていうのは麻雀の実力だけじゃなく、実力を出し続ける力がないと本当のプロとは言えない。

今回、魚谷プロのお話を聞いていて、改めて自分の甘さや弱さに気が付いた。
タイトル取るとか、先駆者として、後進を引っ張っていくのも、もちろん大事であるが、自分の言葉で、そして行動で私達若手に、プロとして、とても大事な何かを気づかせることも魚谷プロの、プロとしてそして先輩としてとても素晴らしい所であり、皆に尊敬されるというのも、改めて納得してしまった。

私も、いつか魚谷プロのようになれる日がくるのだろうか??
いや、自分で掴み取らなければ駄目だ!

そして、そのために、また、然るべき場所に立つために日々努力をしていこう。
今、頭をグルグルしているこの言葉を、その時に心の底から自信を持って言えるように。

「これ終わったら、倒れてもいいんだから」

100
100
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プロ雀士インタビュー/第128回:プロ雀士インタビュー 魚谷 侑未 インタビュアー:松岡 千晶

【第11回モンド王座決定戦】
村上淳 [第10回モンド王座]
山井弘 [第15回モンド杯]
前原雄大 [第9回名人戦]
そして
魚谷侑未 [第12回女流モンド杯] 
この4名で行われる、半荘4回戦でグランドチャンピオンを決める戦いである。
そこで、これだけのメンバーを相手に魚谷侑未は優勝した。
松岡「モンド王座優勝おめでとうございます」
魚谷「ありがとう~」
松岡「また優勝!!もう。ゆーみんすごすぎます!ちなみにインタビューされるの何回目か知ってますかー?(笑)」
魚谷「えー!?5回目かな?」
松岡「ぶっぶー!7回目です!!どのページみてもゆーみんがいるんです。本当すごい!」
魚谷「いいのかなぁ~。。私のことばっかり書いてもらって、なんか悪い気がしちゃう・・・」
松岡「えー!なに言ってるんですか!みんなゆーみんの話が聞きたいんです!」
魚谷プロが初めて優勝し、インタビューを受けているのが2012年の2月、女流桜花をとった時である。
その日から魚谷プロの勢いはとまらない。
初めて魚谷プロが掲載された2012年から今までに、このプロ連盟のインタビューコーナーでは64回の優勝をものにした方の記事が書かれている。
その中に魚谷プロは今回で7回目の記事。
つまり、65回の記事のうち7回が魚谷プロということになる。
私はインタビュアーをするにあたって、今までの記事に全部改めて目を通した。
初めて女流桜花をとった時の記事から、インタビュアーの人から「目標」を聞かれていたので、書き並べてみた。
「もう1つ何かタイトルをとり、認められる打ち手になりたい。」
「自分のスタイルで勝ち続ける。結果を出し続ける。」
「プロクイーンをとり、女流桜花・モンド杯の三冠を果たしたい。」
「プロクイーンをとりたい。女流の1番になりたい。」
「鳳凰位。男女混合のタイトル戦で結果が欲しい。」
この3年の間に着々と、その目標は大きくなっている。
松岡「改めて、魚谷プロの今の目標ってなんですか?」
魚谷「前回もね、聞かれた時に鳳凰位とりたい!って言ってたんだよね。でもその時C1リーグだったし、まだまだ先だったから、うーんって思ってたけど、今はね、やっとB2リーグになって胸を張って鳳凰位!!って言えるようになった。やっぱり鳳凰位とらないと本当の意味で認められるってことにはならないと思うんだよね。Aリーグには早くいきたい。自分の麻雀が通用するのか試したい。通用しなかったら、努力していきたい。」
松岡「今、B2リーグも首位ですもんね。日本初の女性鳳凰位まであと少し!2年後、魚谷さんがとってる気がします!」
魚谷「ありがとう。そういえばちーぼーの目標って何?」
松岡「私はまず、みんなに認められる打ち手になりたいです。四ツ谷の道場で麻雀をしていて最初の頃は、よく叱られててすごい悔しい思いをしていたんです。でも、3年くらいたった今は時々褒めてもらったりするんです。藤原さんと柴田さんにそんな褒めてもらったりなんて思ってなかったし。すっごい嬉しくて、「そうかなぁー」とかいいながら心の中ではずっとニヤニヤしてました(笑)」
魚谷「へぇー!すごいじゃん!2人に認めてもらえるってすごいよ。私も昔、目標で「認められる打ち手になりたい」っていってたんだけど、その時の私と一緒だね。」
松岡「そうですね。私も魚谷プロと同じように目標が日々進化できるよう頑張ります!いつかは鳳凰位~って言える日がくるのかなぁ・・・。
ところで話は変わるんですが、ネットで少し話題になっていたんですが、衣装が前のモンド王座と似ている白いワンピースを今回も着ていたのは何か意味とかってあるんですか?」
魚谷「うーん。。なんかね私、買い物行って洋服を買うとき「これはモンド王座用!これは女流モンド用!」って思いながら買ってるんだよねー。これで戦いに行くぞーって感じかな。」
松岡「へぇ~、そうなんですね。モンド王座はどういうイメージだったんですか?」
魚谷「モンド王座は、重い雰囲気があって可愛い花柄のワンピースとかじゃなくて、シュッとしたフォーマルな感じで、白のワンピースにしようと思ったんだよね。ちょっとしたゲン担ぎっていうのもあったかな。本当は3、4戦目は同じ形の緑のワンピース着たかったんだけど、背景と同化して顔だけ浮いてるみたいになっちゃうからダメっていわれてさ(笑)」
松岡「私も、テレビ対局の前の日は新しい洋服をいつも買いに行くんですが、衣装で自分をアピールできるのは女の子の特権ですよね。麻雀プロのテレビ対局は、だいたい自分で衣装を決めて自分がその時1番気に入っているお洋服や、ゲンかつぎなど思い入れのある服を着ていると思うので今度から衣装にも注目してもらいたいですね!」
松岡「近代麻雀に書いてあったんですが、[野口賞に出ていた女流プロの9割の尊敬しているプロが、魚谷プロ]って言っていたみたいなんですが、それを知ってどう思いましたか?あ、ちなみに私も魚谷プロって言いました!(笑)」
魚谷「ありがとう!素直に嬉しいです。なんでかなぁ・・・ 一生懸命やってるっぽいからじゃない?なんかね、一生懸命やればこうやってテレビにも今、出させてもらえるっていうパイオニア的な存在になれればいいなって思うの。」
松岡「なるほど!確かに、うらやましいというか、まず魚谷さんのところまで行きたいという気持ちにはすごくなるし、実際にその姿を目の当たりにすると、頑張ろうって気持ちはすごく強くなります。それで、やっぱり一番大事な麻雀のことなんですが、今回魚谷さんの麻雀をたくさん研究してきたのでいっぱい聞いて良いですかー?」
魚谷「あ、うん。いいけどきっと3局くらいしかインタビュー書けないよ(笑)」
松岡「では、我慢して3つにしておきます(笑)。」
★2回戦目 東2局
100
六万七万五索五索六索七索八索四筒六筒八筒八筒八筒白
ここで八万を両面チー。
山井プロが親番でピンズのホンイツをしているのを見て、魚谷プロは捌きにいき両面チー。
そこから五索が出て、ポンして六筒八筒八筒八筒六筒七筒待ちにした。
近代麻雀に魚谷プロの記事が書いてあり、そこには「鳴いた後の守備を大切にしている。鳴き=攻撃ではない。」と書いてあった。
山井プロがホンイツをしているのに、同じ色の待ち。
1,000点が高目2,000点になり待ちは広くなるが、手牌が短くなるというのは守備という話とは反していると思った。
魚谷「これはね、いつも意識していることで、スピードを合わせるじゃないけど、相手の勝負手をアガらせないってことを大事にしてるの。相手との距離感をはかってまだテンパイしてないと思ったから、少しでも広い方にと捌きにいったんだよね。だから変な話、ネット麻雀は正直苦手。相手の雰囲気とか動作とかで、まだ1シャンテンだと分かる時もあるし、そうゆうので読んだりとかもする。例えば自信満々に七筒切ってるのか、間があって切ってるのかでも違うと思うんだよね。」
100
★3回戦目 南3局 前原プロ親番
魚谷プロは続けて、捌き手ではなく本手でぶつけた。
3本場 
魚谷プロ3巡目 
四万九万一索三索七索八索九索九索八筒九筒九筒白白 →混全帯
4本場
魚谷プロ配牌
三万六万九万六索一筒二筒五筒六筒九筒西北発中 →混一色
前原プロの親番
松岡「これ見てて思ったんですが、私が魚谷プロの立場だったら当面の敵である、前原プロの親番を捌きに行きたいと思ったんですよ。でも、両方とも勝負手にしたのは何でですか?」
魚谷「あそこでトップとるのはちょっと遠いけど、この半荘でトップをとれば勝ちは固いなって。前原さんがもし加点してもうちょっと離れてトップをとっても、結局はポイント的に私と前原さんの一騎打ちみたいな感じだったから、素点を稼がれても、サシの勝負になる前原さんよりかは着順を少しでもあげようと思って本手にしたんだよね。決勝戦は逃げてても、よっぽどいい条件じゃないかぎりその条件をクリアするようにみんな目指して打ってくるからいけるときに、少しでも上にいっとかないと。」
私の考えではこの状況での捌き手をした場合
【メリット】 これ以上点数を離されない。
【デメリット】 このままの着順で終わり、次半荘勝負になる。
本手にした場合
【メリット】 しっかりツモって、親っかぶりさせる。
【デメリット】 親の連荘を生みやすく、点数をこれ以上離され次半荘がさらに苦しくなる。
であった。
しかし魚谷プロは、いつか勝負をしなくちゃいけないし、最終戦相手に条件をぶつけたい。条件戦になると1,000点2,000点で流すよりも、グンと点数を突き放して相手に条件をつきつけることが大切だと話していた。
いつかは勝負しなくてはいけないし、魚谷プロの話を聞いてこれはトーナメント戦の戦い方なんだなぁと勉強にりました。
100
★1回戦目 東3局 牌姿
100
字牌の切り順
東北中
松岡「この字牌の切り順ってどんな意味があるんですか?」
魚谷「基本的には自分が行くときはダブ東から切っちゃう。本当は北よりも東の方が自分の手にあって価値があるんだけど、人にも重なったときに価値があるから先に切ったんだよね。」
松岡「じゃあ東中北という順番じゃないんですか?」
魚谷「自分の手でオタ風の北よりも、中が重なった方が嬉しいから。競技ルールの時は、役牌を一鳴きしない傾向があるから、ちょっと手のうちに残しておいてもいいかなって思ったんだよね。」
松岡「なるほど。ダブ東なら一鳴きの確率が高いけど中だったらみんな1翻だから一巡だけでも、攻撃的においといたってことなんですね。」
魚谷「絶対いつもそうではないんだけどね。私、絶対こうするっていう決め事とかは作らないようにしてるんだよね。状況を確実に判断出来なくなるから場況とか状況にブレがあるから、いっつもこうって決めてるとその少しのコトを察知するが出来なくなっちゃうと思うの。」
松岡「勝てるかも?って思った瞬間ってありますか?」
魚谷「最後の最後まで勝ったなんて思えないなー。でも、勝ちに近づいたなって思ったのは、南1局のドラの八筒持ってきてリーチして裏が乗った2,000・4,000かな。あれは本当にめくりながら1枚のれ!って思ったよ。やっぱりあのメンツで勝てるとか決勝戦で勝つっていうのは、どこかで人よりツイていないと勝てないよね。」
松岡「あれ、気持ち良かったですよね!私も見ながら裏のれ!!!って言っちゃいました(笑)。」
松岡「話は変わりますが、私も一度聞きたかったことがあって、魚谷プロの強さの根底にあるものってなんですか?」
魚谷「押すときも、オリる時も一生懸命、常に自分の中の絶対の答えを見つけ出しながら、1牌も間違えずに気迫をもって1牌1牌切るって事かな。後で絶対に後悔しないようにね。」
松岡「1牌間違えるとかなりそのあと変わってきちゃいますもんね。魚谷プロのその情熱は昔から持っていたものなんですか?」
魚谷「私、昔から、自分が取り組んでいるのものでは、なるべく1番になりたいって思ってたんだよね。だから、学生時代も、応援団長とか、生徒会とかもやったことあるし。今はね、やっと人生の中でこれだってものをみつけられたの。これと一緒に生きて行きたいみたいな感じかな?麻雀と出会えて、すごい幸せだなって思うんだよね。私の宝物。熱くっていうわけじゃないけど、やっぱり精一杯取り組まなきゃいけないと思うし、元から負けず嫌いなんだよね。勝つために、そこまでの過程を自分の力を一番納得のいく形まで持っていきたい。結果はどう出るか、麻雀だから勝ったり負けたりするけど、そこまでを全身全霊かけて目指したい。そうじゃないと、あとで後悔もするし、そんな私の麻雀見てても面白くないと思うし。私疲れやすいんだけど、この麻雀終わったら死んでもいいんだから全部の体力使い切れ!って思ってる。絶対集中。絶対間違えんな。全部を見ろ。これ終わったら倒れてもいいんだから。」
私はインタビューの帰り、ずっと魚谷プロの”ある言葉”が頭をグルグルしていた。
実は私、すごい不思議だったんです。
トッププロの方たちが麻雀のために体力づくりでランニングをしていたり、体を鍛えていることが。
確かに私も一生懸命麻雀した日はすごい疲れます。
だからといって倒れたりなんてしないし、麻雀のために体力作りをするのは何でだろう?って思ってました。
でもそういうことじゃないんだなって。
全身全霊を一打一打にかけていたら、それは体力をつけなければ本当に倒れてしまうと思う。
本当のプロっていうのは麻雀の実力だけじゃなく、実力を出し続ける力がないと本当のプロとは言えない。
今回、魚谷プロのお話を聞いていて、改めて自分の甘さや弱さに気が付いた。
タイトル取るとか、先駆者として、後進を引っ張っていくのも、もちろん大事であるが、自分の言葉で、そして行動で私達若手に、プロとして、とても大事な何かを気づかせることも魚谷プロの、プロとしてそして先輩としてとても素晴らしい所であり、皆に尊敬されるというのも、改めて納得してしまった。
私も、いつか魚谷プロのようになれる日がくるのだろうか??
いや、自分で掴み取らなければ駄目だ!
そして、そのために、また、然るべき場所に立つために日々努力をしていこう。
今、頭をグルグルしているこの言葉を、その時に心の底から自信を持って言えるように。
「これ終わったら、倒れてもいいんだから」

100
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第32期A1リーグ第4節レポート 仁平 宣明

第32期A1リーグ自戦記:仁平宜明

僕にとって6年ぶりのA1での対局。
ここまで3節を終えてまず最初に感じたのが、当然の事ながらレベルが高い。

わかりやすい一例をあげれば、自分が早い先制リーチをかけられたとしても、一対山になる事はほとんどなく、当り牌はおさえられて終盤にもう1人か2人来る。
みんながそれぞれ自分の型を持っているので、型にはまると止められなくなる。
その事を誰もが理解しているので、自分がそうなった時もなかなか一方的な展開にはさせてくれない。
誰もが人の心理状態を把握しながら打っている。

麻雀という根本的なものは変わらないのだが、この場に座った人は皆、同じ事を感じその違いを思い知らされるだろう。
それが連盟最高峰のA1リーグなのだ。

僕としては久々のA1リーグの感覚に嬉しい気持ちと、この中で結果を出さなければというプレッシャーが交差していた。
ここまで3節を終えてスコアは全てマイナス。
致命傷は受けていないし、対戦相手が強いにしてもどうも調子が出ていない。
踏み込みが浅かったり、放銃の形が悪いのが何度かあった事も、これまでの闘い方にどこか焦りがあったのではないかと思う。

今回の対戦相手は荒、沢崎、勝又。
荒さんには本当に大切な事を教えていただいたり、麻雀を観て学ばせてもらったものは計り知れない。
沢崎さんにも麻雀に留まらず、色々な事をご指導いただいている。
僕にとってお二人は目標であり、いつの日か越えたい高い壁だ。
勝又君は昨年A1に昇級していきなりの決定戦、今期もリーグ戦は好調で上位につけている。
僕自身にとっては、上を目指すかどうかの正念場でもある1節となった。

1回戦の開局は西家スタート、手牌はすごくいい。

三万四万五万二索三索三索四索六索六索六索八索五筒五筒  ドラ四筒

この1シャンテンに4巡目一索を引いて役なしテンパイ。
この後の手牌変化を見て当然のヤミテン。
解説の前田が予想した通り、六筒ツモで五筒切りのテンパイはずしをして直ぐに七筒を引いて役ありに変化。
沢崎から二索が出て開局を制す。
このアガリは、配牌から見れば物足りないがいいアガリだと感じた。

東3局、親番で好配牌をもらう。

東家
二万二万六万六万七万八万九万六索八索東東西発発  ドラ二索

この配牌から第一打に八索を切ると次巡すぐに七索でソウズの面子を並べる。
この事で捨て牌の序盤が派手になってしまっているので、一色を警戒されるのを嫌い、

二万二万六万六万七万八万九万六索東東西発発

この2シャンテンで三万ツモで先に二万を払い、その後、六万が暗刻になった後の三万もツモ切りで、捨て牌でピンズのホンイツに見せるために多少のリスクを覚悟で迷彩を作る。
当然、東発を引けばリーチ。

結果は、四万を引いて最悪の字牌待ち残り。
これは終盤までもつれるなと感じたのも束の間、望外の東ツモ。6,000オール。
かなりいい感触だが、この後が続かないというより続かせてくれないのがA1リーグだ。

南1局で、勝又の先制リーチをうけて、西家の僕の手牌が1シャンテン

四万五万一索六索七索一筒一筒一筒六筒七筒八筒九筒九筒  ドラ八筒

五索八索が薄い事もあり先に五索八索を引けばリーチと考えていた。
すると先に三万を引いてテンパイ。
八索は3枚切れでリーチの勝又のリーチ宣言牌が八索なので使っていそうだ。
一索は通りそうだがリーチしないのなら、行く価値なしとみて一筒の暗刻落としをする。
すぐに勝又が8枚目の五索八索待ちの五索をつかみ失敗してしまったと思ったが、結果は無事流局。
状態が良い時の闘い方としては良くないが、リスクとリターンが見合わないのでこれは良しとした。

オーラスも勝又の仕掛けに対して、手出し六万のトイツ落としをみて八万と何かのシャンポン待ちだと読み、テンパイしたら五万を押すと決めて見事に読み通りとなる。
この1回戦目は良く打てたなと感じたが、2回戦、急に手が重くなりアガリが遠くなる。
2回戦はノーホーラで終局した。

3回戦、ここで僕らしくない鳴きで、ここまで絶不調の荒を復活させてしまう。
供託リーチ棒2本の4本場。

四万五万一索一索六索八索二筒三筒四筒六筒東中中

ここから七索を仕掛けて勝又と荒にメンゼンのテンパイを入れさせてしまった。
この、普段自分ならしない鳴きで今まで不調の荒を復活させてしまったと考える。
このような隙をみせると、全くぬかりないのはさすが荒だ。
3回戦は荒の大きな1人浮きのトップでスコアは4人平たい状態になった。

4回戦、この回は是が非でもプラスしないと、また今節もマイナスしてしまうと頑張るも沢崎の攻めがきつい。
南3局の沢崎の親番を簡単に流せたのは大きいが、オーラスは見事な沢崎の仕掛けによってテンパイ牌を食い流された。

この日の結果はプラス13.0Pで何とかプラスで終えた。
だが今期初のプラス。ここからきっかけを掴めると僕は信じている。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第32期A1リーグ第4節レポート 仁平 宣明

第32期A1リーグ自戦記:仁平宜明
僕にとって6年ぶりのA1での対局。
ここまで3節を終えてまず最初に感じたのが、当然の事ながらレベルが高い。
わかりやすい一例をあげれば、自分が早い先制リーチをかけられたとしても、一対山になる事はほとんどなく、当り牌はおさえられて終盤にもう1人か2人来る。
みんながそれぞれ自分の型を持っているので、型にはまると止められなくなる。
その事を誰もが理解しているので、自分がそうなった時もなかなか一方的な展開にはさせてくれない。
誰もが人の心理状態を把握しながら打っている。
麻雀という根本的なものは変わらないのだが、この場に座った人は皆、同じ事を感じその違いを思い知らされるだろう。
それが連盟最高峰のA1リーグなのだ。
僕としては久々のA1リーグの感覚に嬉しい気持ちと、この中で結果を出さなければというプレッシャーが交差していた。
ここまで3節を終えてスコアは全てマイナス。
致命傷は受けていないし、対戦相手が強いにしてもどうも調子が出ていない。
踏み込みが浅かったり、放銃の形が悪いのが何度かあった事も、これまでの闘い方にどこか焦りがあったのではないかと思う。
今回の対戦相手は荒、沢崎、勝又。
荒さんには本当に大切な事を教えていただいたり、麻雀を観て学ばせてもらったものは計り知れない。
沢崎さんにも麻雀に留まらず、色々な事をご指導いただいている。
僕にとってお二人は目標であり、いつの日か越えたい高い壁だ。
勝又君は昨年A1に昇級していきなりの決定戦、今期もリーグ戦は好調で上位につけている。
僕自身にとっては、上を目指すかどうかの正念場でもある1節となった。
1回戦の開局は西家スタート、手牌はすごくいい。
三万四万五万二索三索三索四索六索六索六索八索五筒五筒  ドラ四筒
この1シャンテンに4巡目一索を引いて役なしテンパイ。
この後の手牌変化を見て当然のヤミテン。
解説の前田が予想した通り、六筒ツモで五筒切りのテンパイはずしをして直ぐに七筒を引いて役ありに変化。
沢崎から二索が出て開局を制す。
このアガリは、配牌から見れば物足りないがいいアガリだと感じた。
東3局、親番で好配牌をもらう。
東家
二万二万六万六万七万八万九万六索八索東東西発発  ドラ二索
この配牌から第一打に八索を切ると次巡すぐに七索でソウズの面子を並べる。
この事で捨て牌の序盤が派手になってしまっているので、一色を警戒されるのを嫌い、
二万二万六万六万七万八万九万六索東東西発発
この2シャンテンで三万ツモで先に二万を払い、その後、六万が暗刻になった後の三万もツモ切りで、捨て牌でピンズのホンイツに見せるために多少のリスクを覚悟で迷彩を作る。
当然、東発を引けばリーチ。
結果は、四万を引いて最悪の字牌待ち残り。
これは終盤までもつれるなと感じたのも束の間、望外の東ツモ。6,000オール。
かなりいい感触だが、この後が続かないというより続かせてくれないのがA1リーグだ。
南1局で、勝又の先制リーチをうけて、西家の僕の手牌が1シャンテン
四万五万一索六索七索一筒一筒一筒六筒七筒八筒九筒九筒  ドラ八筒
五索八索が薄い事もあり先に五索八索を引けばリーチと考えていた。
すると先に三万を引いてテンパイ。
八索は3枚切れでリーチの勝又のリーチ宣言牌が八索なので使っていそうだ。
一索は通りそうだがリーチしないのなら、行く価値なしとみて一筒の暗刻落としをする。
すぐに勝又が8枚目の五索八索待ちの五索をつかみ失敗してしまったと思ったが、結果は無事流局。
状態が良い時の闘い方としては良くないが、リスクとリターンが見合わないのでこれは良しとした。
オーラスも勝又の仕掛けに対して、手出し六万のトイツ落としをみて八万と何かのシャンポン待ちだと読み、テンパイしたら五万を押すと決めて見事に読み通りとなる。
この1回戦目は良く打てたなと感じたが、2回戦、急に手が重くなりアガリが遠くなる。
2回戦はノーホーラで終局した。
3回戦、ここで僕らしくない鳴きで、ここまで絶不調の荒を復活させてしまう。
供託リーチ棒2本の4本場。
四万五万一索一索六索八索二筒三筒四筒六筒東中中
ここから七索を仕掛けて勝又と荒にメンゼンのテンパイを入れさせてしまった。
この、普段自分ならしない鳴きで今まで不調の荒を復活させてしまったと考える。
このような隙をみせると、全くぬかりないのはさすが荒だ。
3回戦は荒の大きな1人浮きのトップでスコアは4人平たい状態になった。
4回戦、この回は是が非でもプラスしないと、また今節もマイナスしてしまうと頑張るも沢崎の攻めがきつい。
南3局の沢崎の親番を簡単に流せたのは大きいが、オーラスは見事な沢崎の仕掛けによってテンパイ牌を食い流された。
この日の結果はプラス13.0Pで何とかプラスで終えた。
だが今期初のプラス。ここからきっかけを掴めると僕は信じている。

第32期十段戦 ベスト16B卓レポート 猿川 真寿

100

十段戦ベスト16B卓進出者は、藤崎智(八段)滝沢和典(七段)山井弘(七段)野方祐介(四段)。

野方って誰。というのが率直な感想だった。
彼について調べていくと、18期生。私と1期しか変わらない。14年目という計算になる。
途中で改名したらしい。旧名を聞くと、12年前ぐらいに会ったことあることを思い出した。
どういう麻雀を打つのかは、記憶になかったが、Twitterで太田がこのようなことを呟いていた。

「連盟で1番仕掛けの多い打ち手です。」

これは非常に興味深い情報だった。
これで展開予想は大体ついたが、誰が勝ち上がるのかは全く予想がつかなかった。
他の3者についてはすでに説明は不要だと思うので、私視点で簡単に書きたいと思う。

藤崎は団体きっての守備型である。野方の仕掛けにどういう対応をするのだろうか?
山井と滝沢が押し返してきたら完全に受ける展開になりそうだ。
その場合、2着勝ち残りのルールだったとしても苦しい戦いになりそう。

滝沢は今、攻めを強化中である。仕掛けに本手をかぶせるのではないかと思われる。

山井は今バランスを崩している感じがする。
それに加えて、多少の空中戦が予想されることを考慮すると、山井の得意な展開になるには野方の動きがプラスに働くか、野方の仕掛けに真っ向勝負でねじ伏せるかということになりそうである。

1回戦、野方が積極的に動いて先手をとっていく。場は軽くなり、小場でどんどん局が進んでいく。
プラスは小さいながらも滝沢の1人浮き。
山井は1人沈みになってもおかしくない状況だっただけに少し安心しただろう。

2回戦は野方に展開が向いてきた。苦しい待ちでもアガリに結びつき、安定感のある卓回しだったと思う。
山井も浮きをキープして混戦になった。

山井の2,600オールで幕を開けた3回戦。そのあとも打点こそないものの着実にアガリを重ねていく。
迎えた南1局。親は山井。6巡目にリーチ。

四万五万六万七万八万九万四索四索七索八索三筒四筒五筒  リーチ  ドラ二索

ピンフのみのリーチだが待ちも悪くなく、調子の上昇も感じていたのだろう。
しかし、これが最悪な結果を招いてしまう。
ここまで一番苦しかった藤崎がうまくまわし打ち満貫をツモアガる。
この後、山井が日の目を浴びることはなかった。

南4局はトップ目の野方が追っかけリーチで3,900オールをツモリ頭ひとつ抜け出す。

三万三万七万七万七万六索七索五筒六筒七筒七筒八筒九筒  リーチ  ツモ五索  ドラ三万

1本場は藤崎が軽く捌いて浮きにまわった。
4回戦も野方の勢いは止まらなく1人浮きで当確となった。

最終戦を迎えたときのポイント状況は、
野方+70.3P、滝沢▲2.8P、藤崎▲25.2P、山井▲43.3P

滝沢と藤崎の一騎打ちとなった。
東2局、藤崎が7,700をアガって差をつめる。

続く東3局にアガって滝沢をかわしたが、東4局に滝沢が

四万四万八索八索一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒  リーチ  ツモ四万  ドラ三万 

これをアガッて捲りかえす。
南1局に親の藤崎がつみ、また差をつける。
リーチで突き放そうとしたところに滝沢がドラポンで真っ向勝負。
残り1枚のアガリ牌は滝沢の手に引き寄せられた。

これで、滝沢は浮きにまわり勝負はついたかに見えたが、南2局、藤崎が

一万二万三万四万六万七万八万九万四索五索六索六筒六筒  ツモ五万  ドラ二万

これをアガリ詰め寄ると、南3局に七対子をアガリ捲りかえす。

藤崎が0.3ポイント上で迎えた南4局。
最後は自力で藤崎がアガリベスト8進出を決めた。

ここで今回の戦いを見ての感想を述べたいと思う。
まず、展開として藤崎もそこまで字牌を絞らなかったこともあり、野方にとっては得意の場になった。
冒頭で書いたように、藤崎としては当然の戦術だったかも知れない。
あとは4者とも、ぎりぎりまで押しかなり見応えのある麻雀だったと思う。
なかでも、藤崎はあの苦しい状況を見事に打破する技術はとても勉強になった。

100

十段戦 レポート/第32期十段戦 ベスト16B卓レポート 猿川 真寿

100

十段戦ベスト16B卓進出者は、藤崎智(八段)滝沢和典(七段)山井弘(七段)野方祐介(四段)。
野方って誰。というのが率直な感想だった。
彼について調べていくと、18期生。私と1期しか変わらない。14年目という計算になる。
途中で改名したらしい。旧名を聞くと、12年前ぐらいに会ったことあることを思い出した。
どういう麻雀を打つのかは、記憶になかったが、Twitterで太田がこのようなことを呟いていた。
「連盟で1番仕掛けの多い打ち手です。」
これは非常に興味深い情報だった。
これで展開予想は大体ついたが、誰が勝ち上がるのかは全く予想がつかなかった。
他の3者についてはすでに説明は不要だと思うので、私視点で簡単に書きたいと思う。
藤崎は団体きっての守備型である。野方の仕掛けにどういう対応をするのだろうか?
山井と滝沢が押し返してきたら完全に受ける展開になりそうだ。
その場合、2着勝ち残りのルールだったとしても苦しい戦いになりそう。
滝沢は今、攻めを強化中である。仕掛けに本手をかぶせるのではないかと思われる。
山井は今バランスを崩している感じがする。
それに加えて、多少の空中戦が予想されることを考慮すると、山井の得意な展開になるには野方の動きがプラスに働くか、野方の仕掛けに真っ向勝負でねじ伏せるかということになりそうである。
1回戦、野方が積極的に動いて先手をとっていく。場は軽くなり、小場でどんどん局が進んでいく。
プラスは小さいながらも滝沢の1人浮き。
山井は1人沈みになってもおかしくない状況だっただけに少し安心しただろう。
2回戦は野方に展開が向いてきた。苦しい待ちでもアガリに結びつき、安定感のある卓回しだったと思う。
山井も浮きをキープして混戦になった。
山井の2,600オールで幕を開けた3回戦。そのあとも打点こそないものの着実にアガリを重ねていく。
迎えた南1局。親は山井。6巡目にリーチ。
四万五万六万七万八万九万四索四索七索八索三筒四筒五筒  リーチ  ドラ二索
ピンフのみのリーチだが待ちも悪くなく、調子の上昇も感じていたのだろう。
しかし、これが最悪な結果を招いてしまう。
ここまで一番苦しかった藤崎がうまくまわし打ち満貫をツモアガる。
この後、山井が日の目を浴びることはなかった。
南4局はトップ目の野方が追っかけリーチで3,900オールをツモリ頭ひとつ抜け出す。
三万三万七万七万七万六索七索五筒六筒七筒七筒八筒九筒  リーチ  ツモ五索  ドラ三万
1本場は藤崎が軽く捌いて浮きにまわった。
4回戦も野方の勢いは止まらなく1人浮きで当確となった。
最終戦を迎えたときのポイント状況は、
野方+70.3P、滝沢▲2.8P、藤崎▲25.2P、山井▲43.3P
滝沢と藤崎の一騎打ちとなった。
東2局、藤崎が7,700をアガって差をつめる。
続く東3局にアガって滝沢をかわしたが、東4局に滝沢が
四万四万八索八索一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒  リーチ  ツモ四万  ドラ三万 
これをアガッて捲りかえす。
南1局に親の藤崎がつみ、また差をつける。
リーチで突き放そうとしたところに滝沢がドラポンで真っ向勝負。
残り1枚のアガリ牌は滝沢の手に引き寄せられた。
これで、滝沢は浮きにまわり勝負はついたかに見えたが、南2局、藤崎が
一万二万三万四万六万七万八万九万四索五索六索六筒六筒  ツモ五万  ドラ二万
これをアガリ詰め寄ると、南3局に七対子をアガリ捲りかえす。
藤崎が0.3ポイント上で迎えた南4局。
最後は自力で藤崎がアガリベスト8進出を決めた。
ここで今回の戦いを見ての感想を述べたいと思う。
まず、展開として藤崎もそこまで字牌を絞らなかったこともあり、野方にとっては得意の場になった。
冒頭で書いたように、藤崎としては当然の戦術だったかも知れない。
あとは4者とも、ぎりぎりまで押しかなり見応えのある麻雀だったと思う。
なかでも、藤崎はあの苦しい状況を見事に打破する技術はとても勉強になった。

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ロン2ファン感謝祭in東京~第20回リアル麻雀大会~ 中山 奈々美

2015年6月28日。
今年もロン2リアル麻雀大会の季節がやってまいりました。
いつもモニターを介して一緒に麻雀を打っているユーザーの皆さんと、実際に会ってお話しできて、リアル麻雀を楽しめるこの機会が私は大好きです。

当日は天気にも恵まれ、カラッとした夏空。

 

入ります。

 

100

会場に向かう途中こんな歌を思い出しました。

春が過ぎて夏が来たらしい。香具山に白い衣が干してあるから、と爽やかなわかりやすい和歌です。気持ち良いこの日の気候にピッタリ。

今回のレポート担当は26期生屈指の文学少女(!?)中山奈々美が担当します(‘ω’)ノ

まずは開会式。
藤原競技委員長のルール説明があり、そのあとは恒例になっている森山会長のご挨拶です。
厳しい中にもユーモアのある森山会長のトークセンスはこの日も絶好調でした(/・ω・)/

「プロも真剣に打ちます。覚悟して臨んでくださいね」

この一言で私にも気合いが入ります。
真剣に打って、打って、打ちまくって、楽しんじゃうゾ~!!!( `―´)ノ☆

システムは東南戦2回、東風戦4回の計6回でユーザーさんには1回ずつ卓を移動していただきます。全卓にプロがいるので計6人のプロと同卓できるという寸法。
いいなぁ~♪私も移動して色んなプロと麻雀打ちたいなぁ・・・!

勿論今回の大会も連盟を代表するそうそうたるメンバーがユーザーの皆さんを迎え撃ちます!!ベテランの巨匠プロや新鋭プロがずらり。

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女流プロも多数参加しており会場が華やかです(´▽`)

さらに跳満以上、役満をアガると素敵なプレゼントが。ポイント総合上位も目指しつつ、途中にこういったご褒美があるのはモチベーションぐぐっとあがっちゃいますね。

対局の合間にはユーザーの皆さんとお話ししたり、写真撮影したりで楽しい時間を過ごしました。元々緊張しぃな私は何度経験してもサイン頼まれたり写真をお願いされたりするのは慣れなくてソワソワしちゃうんですけどね|:3ミ でへっでへっ

今回参加してすごく思ったのが、ユーザーさんのリアル麻雀の所作がすごく上達しているってことでした!!サイコロを振って配牌をとっていくのも戸惑っている方が多いかなという印象だったのですが、全然そんなことなくて。打牌スピードも格段に上がったように思いました。麻雀の内容もきっとすごく上達しているのでしょうね。普段のロン2もすごく真剣に取り組んでいるのが伝わってきます(●´ω`●)
そうやっていつも向上心をもって麻雀に取り組んでいる方を見るととても嬉しいのと同時に私も頑張らなきゃって背筋が伸びる思いです。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、結果発表へ!

総合優勝はなんと、、、

井上絵美子プロでしたー!!!!!!

すごいですねーおめでとうございます(*^-^*)

今回もプロが大健闘。
続く2位は前原雄大プロ。3位は白鳥翔プロ。4位は紺野真太郎プロ。

総合4位、ユーザーさんの1位は、ほうりんさんでした!

ほうりんさん、おめでとうございます(*^▽^*)
プロとの記念撮影楽しそうでしたね~♪良い写真です!!!

ポイント上位の方、キリ番の方には麻雀トライアスロンや麻雀女子会のDVDやゲームソフト、麻雀本などの豪華景品があるのですが、私が1番気になったのはチームがらくたプレゼンツのTシャツです!笑
「鳴いたらオリるな」「愚形上等」「放銃万歳」
などの名言(迷言!?)が印刷されているTシャツです。

100

・・・面白すぎるでしょう。これは欲しいです(‘◇’)ゞ

次回も景品になっているといいなぁ~!ユーザーの皆さんも次回もし景品になっていれば積極的に狙ってみてくださいね!!

これからもロン2を連盟のプロが一丸となっていいコンテンツになっていくいよう精進してまいりますので、ユーザーの皆さんもこれからも変わらぬご愛顧よろしくお願いいたします。

お別れにもう一つ、夏の和歌を。

 

入ります。

 

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夏の夜は短いですから。あっという間に明けてしまう。こんなに夜が短いと月だって西にたどり着くゆとりがあるまい。雲のどのあたりに隠れているのだろうか。という意味です。

もっぱら夜にロン2をプレイする私にとってはこんな情景すごく身近に感じますね。夏の短夜にはぜひロン2をしながら月を想ったりして、一緒に情緒的な夏を過ごしませんか?

それではまた逢う日まで(^^)/

リアル麻雀大会/ロン2ファン感謝祭in東京~第20回リアル麻雀大会~ 中山 奈々美

2015年6月28日。
今年もロン2リアル麻雀大会の季節がやってまいりました。
いつもモニターを介して一緒に麻雀を打っているユーザーの皆さんと、実際に会ってお話しできて、リアル麻雀を楽しめるこの機会が私は大好きです。
当日は天気にも恵まれ、カラッとした夏空。
 
入ります。
 

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会場に向かう途中こんな歌を思い出しました。
春が過ぎて夏が来たらしい。香具山に白い衣が干してあるから、と爽やかなわかりやすい和歌です。気持ち良いこの日の気候にピッタリ。
今回のレポート担当は26期生屈指の文学少女(!?)中山奈々美が担当します(‘ω’)ノ
まずは開会式。
藤原競技委員長のルール説明があり、そのあとは恒例になっている森山会長のご挨拶です。
厳しい中にもユーモアのある森山会長のトークセンスはこの日も絶好調でした(/・ω・)/
「プロも真剣に打ちます。覚悟して臨んでくださいね」
この一言で私にも気合いが入ります。
真剣に打って、打って、打ちまくって、楽しんじゃうゾ~!!!( `―´)ノ☆
システムは東南戦2回、東風戦4回の計6回でユーザーさんには1回ずつ卓を移動していただきます。全卓にプロがいるので計6人のプロと同卓できるという寸法。
いいなぁ~♪私も移動して色んなプロと麻雀打ちたいなぁ・・・!
勿論今回の大会も連盟を代表するそうそうたるメンバーがユーザーの皆さんを迎え撃ちます!!ベテランの巨匠プロや新鋭プロがずらり。

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女流プロも多数参加しており会場が華やかです(´▽`)
さらに跳満以上、役満をアガると素敵なプレゼントが。ポイント総合上位も目指しつつ、途中にこういったご褒美があるのはモチベーションぐぐっとあがっちゃいますね。
対局の合間にはユーザーの皆さんとお話ししたり、写真撮影したりで楽しい時間を過ごしました。元々緊張しぃな私は何度経験してもサイン頼まれたり写真をお願いされたりするのは慣れなくてソワソワしちゃうんですけどね|:3ミ でへっでへっ
今回参加してすごく思ったのが、ユーザーさんのリアル麻雀の所作がすごく上達しているってことでした!!サイコロを振って配牌をとっていくのも戸惑っている方が多いかなという印象だったのですが、全然そんなことなくて。打牌スピードも格段に上がったように思いました。麻雀の内容もきっとすごく上達しているのでしょうね。普段のロン2もすごく真剣に取り組んでいるのが伝わってきます(●´ω`●)
そうやっていつも向上心をもって麻雀に取り組んでいる方を見るととても嬉しいのと同時に私も頑張らなきゃって背筋が伸びる思いです。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、結果発表へ!
総合優勝はなんと、、、
井上絵美子プロでしたー!!!!!!
すごいですねーおめでとうございます(*^-^*)
今回もプロが大健闘。
続く2位は前原雄大プロ。3位は白鳥翔プロ。4位は紺野真太郎プロ。
総合4位、ユーザーさんの1位は、ほうりんさんでした!
ほうりんさん、おめでとうございます(*^▽^*)
プロとの記念撮影楽しそうでしたね~♪良い写真です!!!
ポイント上位の方、キリ番の方には麻雀トライアスロンや麻雀女子会のDVDやゲームソフト、麻雀本などの豪華景品があるのですが、私が1番気になったのはチームがらくたプレゼンツのTシャツです!笑
「鳴いたらオリるな」「愚形上等」「放銃万歳」
などの名言(迷言!?)が印刷されているTシャツです。

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・・・面白すぎるでしょう。これは欲しいです(‘◇’)ゞ
次回も景品になっているといいなぁ~!ユーザーの皆さんも次回もし景品になっていれば積極的に狙ってみてくださいね!!
これからもロン2を連盟のプロが一丸となっていいコンテンツになっていくいよう精進してまいりますので、ユーザーの皆さんもこれからも変わらぬご愛顧よろしくお願いいたします。
お別れにもう一つ、夏の和歌を。
 
入ります。
 

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夏の夜は短いですから。あっという間に明けてしまう。こんなに夜が短いと月だって西にたどり着くゆとりがあるまい。雲のどのあたりに隠れているのだろうか。という意味です。
もっぱら夜にロン2をプレイする私にとってはこんな情景すごく身近に感じますね。夏の短夜にはぜひロン2をしながら月を想ったりして、一緒に情緒的な夏を過ごしませんか?
それではまた逢う日まで(^^)/