「プロと打てる!プロと会える!」
高宮プロのCMでお馴染みのロン2。
麻雀プロになって、ロン2のプロIDを取得して以来、来る日も来る日もロン2を打ち続け・・・
遂に今回!!ロン2カップspring2016のアシスタントと言うポジションに立たせて頂けることになりました!!
ロン2のイベントは1年を通してたくさんありますが、スタジオで実際にカメラに手牌を映されながら試合をするのは、このロン2カップだけではないかと思います。気合と緊張の入り混じった会場内の雰囲気を、アシスタントの私がレポートすることになりました!
春夏秋冬、季節ごとに行われるロン2カップ。初めにシステムなどを簡単に紹介したいと思います。
●ロン2カップとは
日本プロ麻雀連盟公認のインターネット麻雀サイト「ロン2」がプロデュースする麻雀対局番組。
この大会はプロ雀士だけではなく、ロン2一般ユーザーさんにも参加していただきます。ロン2内で行われる予選大会を見事勝ち抜くと大会に参加することが出来ます。
●大会のシステム
ユーザー代表3名とプロ雀士9名の計12名での大会となります。
A卓、B卓、C卓の3卓に分かれ、戦います。
それぞれの卓のトップ者は無条件で決勝戦に進出。2着の方は決勝進出をかけた敗者復活戦に進出になります。敗者復活戦でトップを取ると決勝卓に進むことができます。
この敗者復活戦のもう1枠は、各卓の3着の方の中から、ニコニコ生放送での視聴者投票を行い、決定します。最も得票数の多かった方が敗者復活戦に進むことができます。
予選で4着になってしまった場合は敗退となってしまいますが、2、3着であれば決勝進出の可能性が残ります。
●今大会のルール
4人麻雀。ロン2リーチバトルのルールで赤牌が3枚入っています。
普段と違うのはダブロンがあるところです。
切り上げ満貫は無し。飛び終了や時間打ち切りは無し。
ざっくりではありますがこんな感じです。
それではさっそくレポートに移ります!
【A卓】
起家から
グレート・宗さん
宮内こずえプロ
和久津晶プロ
鶴光でオマ!さん
実力派の女流プロ2名に、ユーザーさん2名が挑戦する形になりました。どこまで食らいついていけるのか、楽しみです!
個人的には、グレート・宗さんが連盟の松崎さんに似ていると言うくだりがツボでした・・・・笑
実況は白鳥翔プロ、ナビゲーターは山井弘プロ、解説は杉浦勘介プロ。
(MCの大庭三四郎プロが、毎回白鳥プロのことをいじると言うよくわからないノリにもご注目頂きたく思います。)
東1局。冒頭のインタビューでは「女流桜花のタイトルを獲って以来、ふわふわ期に突入している」と言っていた宮内プロが、いきなり和久津プロから跳満を出アガリます。
ポン ポン ロン ドラ
キラキラと輝くこの手をアガって、遂にふわふわ期脱出か?!
山井プロからも、「全然ふわふわしてないんじゃないですか(´・ω・`)」の1言。
続く東2局。先ほどの放銃で火がついたか、和久津プロがかなり遠いところから積極的に仕掛け、攻め返します。
チー ポン カン ツモ ドラ
この手を嶺上開花でツモアガリ、満貫に仕上げました。
ユーザーさん2名はプロの迫力に押され気味・・・。ここから反撃をすることはできるのでしょうか?!
東3局1本場。和久津プロの連荘中。和久津プロはを暗刻にしてヤミテンに構えます。ここで遂に鶴光でオマ!さんが動きました。
チー カン ロン ドラ
ピンズのホンイツも見える手牌でしたが、を持っており、ドラのをカンチャンで鳴くことができたので、染めることなく十分な打点になりました。
ここまで全く手が入らず、南場の親番もすんなり落とされてしまったグレート・宗さんに、南2局ようやく戦えそうな手が入りました。七対子ドラドラの1シャンテン。しかし和久津プロから早々にリーチを打たれてしまいます。
ここを攻めどころと判断したグレート・宗さん。和久津プロの河3巡目にが捨てられていたこともあり、で放銃にまわってしまいました。
ロン ドラ 裏
三色もついて跳満。が見た感じ通りそうだったことも含め、なんとも不運な結果になってしまいました・・・。
こうなると宮内プロ、和久津プロ、鶴光でオマ!さんの三つ巴。
南3局に鶴光でオマ!さんが1,300・2,600をツモアガリ、オーラスは3者が30,000点台にひしめく大混戦に!
南4局。8巡目に宮内プロが鳴いてタンヤオのみのテンパイ。続いて鶴光でオマ!さんもメンゼンでタンヤオのみのテンパイを入れました。2人とも、アガればトップです!!!
しかし一度はテンパイを外し、条件を満たすテンパイを入れ直した和久津プロに、軍配があがりました。
和久津プロのアガリ牌であるを掴んでしまった宮内プロが、7,700の放銃で3着に落ちてしまいました。ふわふわ期は、続く・・・。
A卓の結果
決勝進出:和久津晶プロ 敗者復活戦:鶴光でオマ!さん 投票戦:宮内こずえプロ
【B卓】
起家から
十六夜物語さん
二階堂亜樹プロ
高宮まりプロ
東城りおプロ
嗚呼、一度はこんな3人に囲まれて麻雀をしてみたい。そんな夢を思い描いたこともあるでしょう。いや、もはやこれは夢なのかもしれません。だってこんな卓・・・羨ましすぎるぅ~( *´艸`)
実況は白鳥翔プロ、ナビゲーターは山井弘プロ、解説は宮内こずえプロ。
こちらの卓は、A卓とはうって変わってゆったり目な立ち上がりとなりました。大きな動きがあったのは、東2局1本場のこと。
東城プロ、メンホン七対子で待ちを、と変えながら、を引き入れての最終形以下のテンパイ。
ロン ドラ
親で役なしのテンパイを入れていた亜樹プロが中を掴み、12,000の放銃となってしまいました。
東3局。亜樹プロがメンタンピンの手で先制リーチ。これに追いついたのは十六夜物語さんです!
ツモ ドラ 裏
親番の高宮プロもギリギリまで粘りましたが、十六夜物語さんの力強いツモアガリとなりました。
このアガリで勢いがついたか、続く東4局も十六夜物語さんの一発ツモが炸裂!!!3,000・6,000のアガリでトップ目の東城プロを親被りさせ、トップ目に躍り出ました!
南2局1本場。亜樹プロの反撃の開始です。親番で、役牌暗刻・赤赤ドラの一発ツモで6,000オール。亜樹プロ一気に復活です!
山井プロからは「よくリーチいきました!僕はヤミテンにしちゃうので4,000オールですね・・・」との一言。なるほどなるほど。これが、世界のヤミテンですね分かります(´・ω・`)
南3局。亜樹プロ、ペンチャン待ちですがドラドラの手で先制リーチ。
しかしこのリーチの直後に、高宮プロ、ツモれば跳満の鬼のようなテンパイ。現物待ちのためヤミテンに構えます。
ロン ドラ
亜樹プロが掴んでしまったが赤ドラであったため、18,000のアガリとなりました。
南4局3本場。本場や供託などで条件が目まぐるしく変わり、十六夜物語さんはアガればトップ。トップ目の高宮プロも自分で決めにいかなければならない状況です。東城プロは親番なのでアガることが目標。亜樹プロは役満ツモでトップになります。
東城プロがツモればトップの先制リーチを打ちましたが、十六夜物語さんのタンヤオドラ3のアガリとなり、美しいプロ3名を前に、堂々のトップを飾りました!
B卓の結果
決勝進出:十六夜物語さん 敗者復活戦:高宮まりプロ 投票戦:東城りおプロ
【C卓】
起家から、
杉浦勘介プロ(三河の草食系肉食獣)
森下剛任プロ
前原雄大プロ
勝又健志プロ
現鳳凰位の勝又プロを始め、今をときめく実力派4名の対決。男同士のガチンコ対決。きゅんきゅん。
実況は白鳥翔プロ、ナビゲーターは山井弘プロ、解説は二階堂亜樹プロ。
「楽しそうなメンツですね。」と亜樹プロ。確かにかなり見ごたえのありそうな卓になりました!
東1局は全員見せ場十分の渋い攻防が繰り広げられましたが、勝又プロの1人テンパイで流局。
東2局もこのまま重たい展開になるかと思われましたが、3巡目に前原プロがいきなり南を1鳴きします。これを追うように勝又プロもをチーしてタンヤオ赤ドラの手を3巡目テンパイ。このままスピード勝負でこの2人のどちらかのアガリになるのかと思った瞬間、メンゼンで追いついた親番の森下プロがリーチ。
ツモ ドラ 裏
あっさりとをツモアガリ、2,000は2,100オールのアガリとなりました。
この勢いのまま東2局1本場も森下プロが11,600は12,200を前原プロから出アガリ、一気に突き抜けます。
2本場になり、親の勢いを止めたい3者。先制リーチは杉浦プロ。中を仕掛けていた前原プロは1シャンテンで粘ろうとしますが、またもや親番の森下プロから追いかけリーチ。さらにさらに、1度カンチャンでのテンパイを崩してドラ暗刻の変則3面張でテンパイし直した勝又プロも追いかけリーチ!!3件リーチに挟まれた前原プロはやむなくオリに回ります。
この3件リーチを制したのは杉浦プロ。リーチ東、3,200は4,100のアガリとなりました。
東4局。前局にリーチのみで親リーチに追いかけ、見事リーチ1発裏5,200をアガったばかりの勝又プロが親番です。勝又プロのリーチのみは、必ずアガれるとのこと。(実況の白鳥プロ談)
しかしこの局で、そんな勝又プロに事件が起きました。前原プロの手牌が、配牌からたくさんのマンズで輝いています。最終形は以下のようになりました。
暗カン ロン ドラ
これに飛び込んだのが、噂の勝又プロ。ダブ東を仕掛け、その後テンパイをとった瞬間の出来事でした。勝又プロ、終了のお知らせ(´・ω・`)
終了の通達を受けた勝又プロでしたが、南1局、ツモり三暗刻の先制リーチ。出アガリになってしまい1,600の収入。あ!そう言えば勝又プロのリーチのみは、必ずアガれるの法則( *´艸`)
南4局は前原プロの2,000・4,000ツモアガリとなり2着に浮上。前原プロの底力を魅せられました。
C卓の結果
決勝進出:森下剛任プロ 敗者復活戦:前原雄大プロ 投票戦:杉浦勘介プロ
【投票戦】
さあ、お待ちかねの投票戦です。杉浦プロは大人気女流プロ2名を前に、全く自信が無い様子・・・。確かに、スタジオ内は既に、宮内プロVS東城プロ。一体どっちが勝つのだろう?!と言う雰囲気になっていました。
しかし結果はなんと、つい先ほどの熱い戦いで視聴者の皆さんの心を掴んだか、杉浦プロの優勝!この結果にはスタジオ内がどよめきました。
杉浦プロ本人も「信じられないです。」と一言。
でもこうなったら後は、決勝進出しか道はありません!!
【敗者復活卓】
起家から、杉浦勘介プロ、鶴光でオマ!さん、前原雄大プロ、高宮まりプロ。
ここでトップをとった者だけが、決勝卓へと進むことができます!先ほどまでより、ほんの少し本気モードか・・・なんとなく緊張感がこちらにも伝わってきます!!!
実況は白鳥翔プロ、ナビゲーターは山井弘プロ、解説は森山茂和プロ。
あ、会長が解説だから勝手に引き締まったような気がしたのかもしれない・・・。笑
東1局1本場。この卓最初のアガリは先ほどの投票戦で勝ち上がりを決めた杉浦プロ。7,700のアガリ。
なんとそこから3,900は4,100オール、9,600は10,500、1,000は1,400オールと続き、東1局にして60,000点オーバーの大リードを決めます!!投票してくれた視聴者の皆さんのエールが届いたようです(^◇^)決勝進出がかなり現実的になりました。
この勢いをやっと止めたのは、高宮プロ。ツモ七対子赤ドラドラで3,000・6,000は3,500・6,500のアガリとなりました。
東2局。今度は鶴光でオマ!さんの親番です。前原プロからのリーチを交わし、2,000オールをアガるところからスタート。そしてここから、まさかの展開になっていきます。
鶴光でオマ!さんが意外と薄かった3面張を一発でツモアガリ、6,000は6,100オール。
リーチ 一発ツモ ドラ 裏
これで杉浦プロに一気に近づきます。
2本場になり、またもや鶴光でオマ!さんのアガリ。5,800は6,400を高宮プロから出アガリ、その後流局でやっと親が流れました。
まだ東2局までしか終わっていませんが、ここまでで約1時間が経過したとのことです。長い長い半荘になりそうです・・・。
この後前原プロ、高宮プロ共に親番で1回ずつアガリ、流局などを経て、本場が増えに増えました。
東4局7本場。前原プロが以下の手で先制リーチ。
リーチ ロン ドラ 裏
この手を親の高宮プロから一発で出アガリ、東場が幕を閉じました。
南1局。杉浦プロの親番です。
ロン ドラ 裏
ドラドラの手でを仕掛けていた前原プロがを一発で掴み、裏ドラも乗って12,000のアガリになりました。
しかしその前原プロ、次局に2,000・3,900は2,100・4,000をツモアガリ、点棒を取り返します。
南場も激しい打撃戦の予感・・・。と、思いきや意外と地味なテンパイノーテンでの点棒のやり取りが続き、南3局1本場。杉浦プロが前原プロの親リーチに対して回りながら400・700は500・800をツモアガリ、オーラスを迎えます。
南4局。高宮プロは親番で50,000点以上を追いかけます。前原プロはダブル役満条件。実質、杉浦プロと鶴光でオマ!さんの一騎打ち。
鶴光でオマ!さんのタンヤオのみのアガリとなり、見事決勝進出を決めました。
オーラス以外すべての親番で連荘があり、2時間30分に及ぶ対局となりました。
敗者復活卓の結果
決勝進出:鶴光でオマ!さん
【決勝卓】
起家から、森下剛任プロ、十六夜物語さん、鶴光でオマ!さん、和久津晶プロ。
さあさあ、盛り上がって参りました!泣いても笑っても、最終半荘!決勝卓の時間です!森下プロと和久津プロは、ユーザーさん2名と戦う負けられないプレッシャーの中、一体どのようなドラマが生まれるのでしょうか・・・。
実況は白鳥翔プロ、ナビゲーターは山井弘プロ、解説は森山茂和プロ。
東1局。場所決めが終わった際に「さっきのトップ席や、ラッキー!」とニコニコしていた森下プロ。親番で7,700のアガリ。絶好のスタートを切りました。
続けてこのアガリ。
ツモ ドラ 裏
一気通貫になる高目のをツモり、6,000は6,100オール。大量リードを決めます。
十六夜物語さんの2,000・3,900は2,300・4,200のツモアガリでようやく森下プロの親番が終わりました。
そして東場はさくっと流れ、再び森下プロの親番へ。ここで、大事件(いや、珍事件?)が発生するのです。
南1局。河3段目に入り、十六夜物語さんがメンピンリーチ。鶴光でオマ!さんがをポン、ドラを暗刻にしてテンパイ。しかしここを制したのは、もっとだいぶ前から余裕の親満テンパイを入れていた森下プロでした。
ポン ツモ ドラ
そして南1局1本場。ダメ押しのこのアガリ。
リーチ ツモ ドラ 裏
しかもメンゼン。リーチツモハイテイおまけに裏裏付き。もう誰にも止められません。持ち点は10万点を超えていきます。
対戦者の3名は、もう笑うしかありません。
ちょっと私も森下プロがツモった瞬間声出して笑っちゃいました(´・ω・`)
森下プロ、この後5,800は6,400、3,900は4,800を出アガリます。
3名が黒棒を出すと言う珍事態。3人飛んだらコールドゲームにしようと言う提案も出ていましたが、後にも先にもこんな事態になることはそうそう無いと思います・・・。
そして、ここで前代未聞の、対局途中での一旦CM。
巷ではこの間に森下プロに「もうアガるな!」と会長からお達しが下ったのではないかとの噂が・・・。笑
この後、ようやく森下プロの親番が流れ、
十六夜物語さんが親番で渾身の8,000オールをアガリますが、連荘は続かず。
このまま森下プロのぶっちぎり優勝となりました。
ロン2カップ史上最大の伝説を創り上げた森下プロ。圧勝でした。
おめでとうございました!!!!!
今回は決勝戦にロン2ユーザーさんも2名残り、予選からかなりハイレベルな戦いが見られたと思います。
次の挑戦者はあなたかもしれません!そして、その挑戦者になりえるのはロン2ユーザーさんだけです!
こんなに魅力的なロン2!まだ登録がお済みでない方も、早速今日からロン2ユーザーになろう!^^
それでは!次はロン2カップsummer2016でお会いできることを楽しみにしています!さようなら!