静岡プロリーグ レポート/第28回静岡リーグ(プロアマ混合)第2、3節レポート

第2節レポート
夏の暑さも終わり、秋の訪れから涼しさを感じるようになってきた。
この日の私は体調がとても悪かった。
元々、季節の変わり目には必ずと言ってもよいほど体調を崩すのだが、今回の風邪はいつもより少々たちが悪かった。いつもなら2、3日で体調万全になるのだが、今回は1週間経っても治らずにいた。
午前中に行われているプロリーグで上位につけていた私は今節もプロリーグにかける思いが非常に強いのもあったのだろうか、体力を激しく消耗し、神経をすり減らしてしまっていた。
情けないことではあるが、体力が無くなるとどうしても思考が鈍る。この日の私は今になって考えてみると普段とは違う選択ばかりしていて、何度も大きなミスをしていたように思える。
とは言っても、大事なリーグ戦の日に体調が悪いのは自己管理ができていない証拠であり、自分が悪いのである。体調管理の重要さを改めて大きく感じた一日となった。
その中でも特に印象に残っている1局。
1回戦東3局、28,800点持ち3着目。トップ目31,300点。
一万二万三万三万五万五万五万六万九万九万九万中中
この牌姿から7巡目に出た1枚目の中をポンして打三万とした。
一万二万三万五万五万五万六万九万九万九万  ポン中中中
実際に私の選択と同じ選択をする人は多くいると思う。
しかし、この選択は普段の私の打ち方とは異なるものである。
他三者に動きがなくテンパイ気配もない段階で1枚目の中のポンテンを取るのは面前高打点を意識する私の取るべき選択ではないだろう。
仮にこのポンテンを取ったとして、打つべきは六万ではないか。全員が30,000点付近に位置しているこの段階では5,200のアガリよりもその先に見える3,000・6,000を目指すべきではないかと私は考える。
実際、二万三万とツモ切ることとなった。
そのうえ、肝心のアガリ牌が姿を現すことはなかった。
結果は結果ではあるが自分の打ち方に反した上でのアガリ逃しなので反省の1局となってしまった。
今回の静岡リーグは2節を終えて100Pを超える選手が1名と拮抗した戦いとなっている。決勝戦のボーダーは120~130Pが目安となるため、参加選手全員にまだまだチャンスがある。今後、誰が大きく抜けてくるのか非常に楽しみである。
 
 
第3節レポート
冬が徐々に近づいてきて、朝晩は寒いと感じる日も多くなってきた。
この日は静岡リーグ第3節。
全5節を戦うリーグ戦での第3節というのは非常に重要な節だと私は考えている。
第1節、第2節というのはひたすら自分のスタイルを貫いて戦う。それに対して第4節、第5節は自分のポイント状況と、決勝進出や昇降級ボーダーを考慮に入れた戦い方となってくる。その後半戦の戦い方に大きく関わってくるのが第3節である。
私の今回の目標は決勝進出である。
そのためにはどこかで大きくポイントを叩く必要がある。後半戦を楽に戦うために今節で叩きたいと思っていた。
そんなことを頭の中で考え過ぎてしまい、今節の私の試合の入り方は決して良くなかった。
1回戦
とにかく前に出ようという考えから、いつもは取らないタンヤオのみのポンテンや待ちが良いとは言えない安手のリーチがほとんど裏目に出て放銃に回ってしまった。
2回戦
頭ではなんとかしようと考えているが手もまとまらず押し引きが中途半端な打牌が続き、オーラスを迎えた時には16,800点持ちのラス目だった。
しかし、オーラスにチャンス手が入る。
南家 6巡目
六万六万七万二索三索四索九索九索八筒八筒九筒南南  ドラ三索
ここで上家の親から1枚目の南が打たれる。放銃が続き、(これはあくまで筆者の私見だが)状態が良いとは言えないこの状況で一枚目から積極的に動くことは良い結果を生まないと判断した。
直後、ダブ南が暗刻になった。九筒切りとし、今度はポンテン、チーテンを取るべきなのかを考えた。どの形を鳴いてテンパイを取ったとしてもアガリまで結び付くような気はしなかった。私は面前でテンパイするのを待つことに決めた。すると14巡目に八筒を引いた。
六万六万七万二索三索四索九索九索八筒八筒南南南  ツモ八筒
点棒状況としては、満貫をツモると3着、跳満をツモると沈みではあるが2着になる。場況としては九索が1枚切れ、五万八万もそれぞれ1枚ずつ切れていた。
私はノータイムで七万切りリーチとした。
萬子が場に高く、どの牌が山に残っているのか判断するのが難しかった。それならばより手が高くなる方を選ぶべきだと思った。
結果は海底で九索をツモって、4,000・8,000で浮きの2着になることができた。
このアガリで落ち着きを取り戻し、今節を+24.7Pでまとめ、トータルでも7位に浮上して、決勝を狙える位置まできた。
全体を見ると足立プロが+102.3Pを今節で叩き出し首位に躍り出た。上位陣が順調にポイントを上積みしており、ボーダーが例年よりも上がることが予想される。
難しい戦いが続くが、あと2節、私も強い気持ちで目の前の試合に挑んでいこうと思う。
 

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 足立 純哉 プロ 40.7 25.5 102.3 168.5
2 鈴木 雅人 プロ 14.9 66.2 65.4 146.5
3 青嶋 宏樹 一般 31.0 29.6 76.9 137.5
4 山本 拓哉 プロ 52.6 ▲ 12.6 91.8 131.8
5 堀 孔明 一般 39.4 53.0 29.0 121.4
6 松井 和志 一般 105.9 ▲ 5.8 ▲ 7.9 92.2
7 島﨑 涼 プロ 20.5 32.2 24.7 77.4
8 平野 敬悟 プロ ▲ 13.1 0.0 74.7 61.6
9 都築 友和 プロ 45.2 15.7 ▲ 0.2 60.7
10 春田 篤志 一般 27.0 ▲ 10.5 29.8 46.3
11 渡辺 洋巳 プロ 40.0 0.0 ▲ 1.1 38.9
12 舟橋 晃 一般 4.3 ▲ 18.2 49.9 36.0
13 竹内 仁 一般 36.0 2.8 ▲ 8.6 30.2
14 鈴木 郁孝 プロ 38.2 3.5 ▲ 13.3 28.4
15 村瀬 光佳 一般 ▲ 36.9 69.5 ▲ 8.3 24.3
16 太田 昌樹 プロ 23.2 ▲ 19.4 18.6 22.4
17 杉村 泰治 プロ 12.7 15.7 ▲ 6.5 21.9
18 鷲見 隼人 プロ ▲ 47.6 ▲ 40.5 106.6 18.5
19 土屋 幸弘 プロ 38.6 ▲ 18.1 ▲ 4.2 16.3
20 中 寿文 プロ 35.7 ▲ 29.0 0.0 6.7
21 源馬 健太 一般 ▲ 0.7 16.8 ▲ 23.0 ▲ 6.9
22 蓮池 浩太 一般 ▲ 20.8 32.3 ▲ 18.8 ▲ 7.3
23 京平 遥 プロ 36.8 0.0 ▲ 51.7 ▲ 14.9
24 鈴木 秀幸 プロ ▲ 7.1 ▲ 20.8 0.0 ▲ 27.9
25 本田 真之 一般 ▲ 5.3 ▲ 13.8 ▲ 12.8 ▲ 31.9
26 大石 康平 一般 ▲ 60.3 19.0 8.4 ▲ 32.9
27 望月 雅継 プロ ▲ 1.0 ▲ 34.0 1.6 ▲ 33.4
28 岡本 和也 プロ ▲ 3.6 ▲ 14.1 ▲ 20.7 ▲ 38.4
29 田中 良典 一般 ▲ 29.1 11.8 ▲ 24.2 ▲ 41.5
30 中野 一男 一般 55.8 ▲ 45.8 ▲ 52.2 ▲ 42.2
31 白井 健夫 一般 4.8 ▲ 3.3 ▲ 51.2 ▲ 49.7
32 川崎 義之 プロ 25.0 ▲ 29.1 ▲ 46.3 ▲ 50.4
33 鈴木 博直 一般 0.0 ▲ 45.2 ▲ 17.8 ▲ 63.0
34 山内 紀博 一般 ▲ 74.9 21.5 ▲ 13.7 ▲ 67.1
35 越川 清一 プロ 2.2 ▲ 25.1 ▲ 44.7 ▲ 67.6
36 伊藤 真 一般 ▲ 38.6 8.6 ▲ 39.5 ▲ 69.5
37 松永 誠 一般 6.6 ▲ 75.7 ▲ 1.3 ▲ 70.4
38 坂本 彰光 一般 ▲ 31.4 26.9 ▲ 66.3 ▲ 70.8
39 大口 伸也 一般 ▲ 61.5 19.0 ▲ 45.2 ▲ 87.7
40 平田 拓也 一般 ▲ 30.4 ▲ 42.8 ▲ 15.3 ▲ 88.5
41 伊藤裕美子 一般 ▲ 44.9 ▲ 29.7 ▲ 15.1 ▲ 89.7
42 大橋 義一 一般 ▲ 80.8 15.0 ▲ 25.3 ▲ 91.1
43 徳永 翔 プロ ▲ 47.9 ▲ 32.4 ▲ 17.7 ▲ 98.0
44 福井 弘人 一般 ▲ 60.3 ▲ 52.2 ▲ 57.3 ▲ 169.8

上級/第116回『~明日に向かって~』 前原雄大

~明日に向かって~
対局が終わり、家路に着くとその日のうちに必ず自分の対局は観る。
このことは以前にも記したことであるが、付け加える事があったため改めて記す。
私の麻雀の骨格は大局観と対局感である。場況等も勿論加味するが、このことよりも優先する。
相手の僅かな息遣いなどでも打牌が変わることも珍しいことではない。
それ等の事は翌日観戦するよりもその日のうちに観ておかないと、打牌の意味合いを忘れてしまうからである。
ことに対局感は忘れがちな部分で、実際の対局と私の対局感のズレの修正を見つけ出すためにどうしてもその日のうちに観ておきたい部分ではある。
相手にアガリがあった場合はその時解るものだが、流局した場合などは観戦しないことには解らない。
先日、藤崎智と対局した折り、速い巡目で中をポンして、打白という局面があった。
混一もなさそうだった、対々はあるかもというのが私の対局感だったのだが、一案の本線に関いたのは大三元だった。
白の槓子からの一枚外したものだと思い込んでしまった。
このことは藤崎のブランド力もあるのだが、過去の別の対局の時、他の打ち手であったが実際に経験したことだった。
その時は決勝戦の終盤であり、槓子からの一枚落としが整合性のあるものだった。そして確かにその時は私の感覚通り大三元だった。
軽く相手を見ていたらその時タイトルは取れなかったと未だに思っている。
先日の藤崎の時にはテンパイ気配は間違ってはいなかったが、大切な部分を見落としていた。
藤崎のトータルの持ちポイントである。
降級の可能性のある彼にとっては大一番だったのである。
私はこの日それまで2連勝をしながらもその後失速。原因の一つはこの局にあると思っている。
A1にいる限り同じようなメンバーで戦うわけだから、明日の為にその日のうちに対局感のズレを見つけ出すことは大切なことである。
即効性のあることではない、しかも、相手も変容し続けている。役に立つか立たないかは定かではない。
それでもその日のうちに確認する作業はプロとして大切なことだと信じて疑わない。
特に私のような凡庸な打ち手が相手に優るものがあるとしたら、これくらいのものだろう。
 
 
~それにしても~
 
KKTなる言葉がある。これはクマクマタイムを簡略化したものだ。格好よくて、羨ましいかぎりである。私も瀬戸熊直樹ほどではないにしろ、連荘力はある方だと思っている。
そんな事を考えながら、ぼうっとした頭で2回目の確認作業をしていた。もう翌日の午前中だったと思う。
コメントに【GGT】なるモノが流れた。
最初はグレートジーザスタイムかと思ったが、ジーザスであればGではなくJだろうと考えた。ちなみに、ジーザスクライストはイエスキリストのことである。
次に思いついたのが、グレート剛力タイム。しかし、剛力彩芽は2,3年前お気に入りだったのだが、最近は有村架純であるからこれも違うだろう。大体において、私に何の断わりもなく、髪型を変えた有村架純は許せない。
勿論、面識はないのだが・・・
最後に思いついたのが、グレートガラクタタイム。うん、これだろうと思った。
しかし、流れたコメントは
ゴリゴリタイム!!
これは、ないだろう__
それにしても、格調高い連盟の上級講座に私はいったい何を綴っているのだろう。
お許し願いたい。
 
~常識を知って常識を捨てる~
 
どの道であれ、常識なるものが存在する。
華道しかり、茶道も道と名のつくものであれば全てに言えることである。
それが競技であれば、常識が必要であることは論を待たない。麻雀も同じである。セオリーと言っても良いかと思う。
例えば、鳳凰戦であれば1節半荘4回戦である。入りはとても大切であり、それを間違えればその日1日をダメにしてしまうことも少なくない。
私個人の考え方ではあるが、1回戦の東場でその日一日のデキの良さ、悪さは推し量れるものだと考える。
それだけ『入り』は私なりに大切にしている。
ただ、それが他者からどう映るかは別物である。
先日紺野真太郎さんに言われた言葉が新鮮だった。
「チームがらくたと言っても前原さんと寿人は違いますよ。前原さんのは『受け』から入った攻めだと思います」
己の事は解らないというのが本音であるが、大抵は他人の評価が的を得ているように思う。
もしくは、私自身が変容してそのことに気が付かないだけかもしれない。
例えば瀬戸熊直樹さんを『攻め』、藤崎智さんを『受け』と世間的には称するようだが、私から見ればそうは映らない。
質は違うが瀬戸熊直樹さんも受ける時はしっかり受けるし、藤崎智さんも攻める時は阿修羅の如く攻める。
要はポイントの問題であり、バランスの取り方の問題だけである。
本題に入る。
今期よりA1リーグは節数が増えた。
節数が増えるということは縦長の展開になることは始まる前から予想されたことだった。
最終節までに欲しいポイントは250を考えていた。250あれば最終節、上位4人の戦いでも競らずに済むからである。
このことは昨年、最終節トータル2位につけながらも決定戦進出を逃した苦い経験からくる。
そして、今期、170ポイントほど持った東1局ドラ四索の3巡目である。
三万四万五万二索三索四索七索九索二筒三筒四筒六筒六筒
この手牌をヤミテンに構えた。
理由は簡単である。
配牌3シャンテンが僅か3巡でテンパイしたのである。言葉を変えればツモが活きているのである。伸びる手牌を伸ばすのは鉄則だろう。少なくとも私はそう考える。
逆に配牌1シャンテンで、6巡目のテンパイならばそれほど、ツモに手ごたえを感じずこのままリーチを打つ可能性も私の場合はある。
次巡ツモはドラである、四索
九索のトラズも基本である。そして、ツモ二索
打点は申し分ないが、一番好まないツモである。そして、ツモ五索
 
100
 
私はヤミテンに構えた。
荒正義さんが解説されていた。
「ここはヤミテンに構えアガリを取り状態を上げていく処でしょう」
正論であり、常識、セオリーと言うべきものである。本手を打つということである。
当の私は別の事を考えていた。
局面が穏やかであること、もう一つはこれが本線なのだが、なぜ先にツモ五索ではなく、ツモ二索の後にツモ五索なのだろう__。
それと、250ポイントを目指すならば打つべきリーチではないかと。
私の想定ではツモ六筒がベストで、次に三索五索の順だった。
若い頃はそんなことは考えなかったように思う。
いや、考えていたかも知れないが、それでもリーチを打ち切れていたように思う。
仮に流局したとしても相手に手牌を魅せるだけで充分すぎる効果はあったように思う。
年輪を重ねるということは大局観に明るくなる一方で反射神経が衰える。
どれだけ鍛錬を積んでもこの部分は現状の私では致し方ない所であり、何とかしなければならない処ではある。
次巡ツモ四筒を空切りしている。
実は、ここが、最後の決断の瞬間でリーチを打とうと考えていた。ところが、リーチの声がでなかったのである。アガリを拾いに行ってしまったのだ。
結果は伊藤優孝さんの2,000点のツモアガリで収束をみた。
局後、荒さんが解説されていた。
「この結果を前原がどう捉えるかが大切である」
そんな言葉だった。
私自身も対局中は結果を踏まえたうえで、臨戦態勢に入っていた。済んだ事を考えていてもプラスは何もないからである。
それでも、伊藤さんはそのアガリを機に波をとらえ、勢いを持って行かれた。
我々が欲しいのは点棒ではなく、ツキという名の曖昧模糊とした、波である。家路に着きながらも結果よりも過程を考えていた。自分らしく打てたのかと。
そもそも、自分らしさとは何かを__。
この原稿を書き終えた後、正直な気持ちをツイッターに挙げたら予想以上の反応があった。
__それにしても、麻雀の難しい処は知れば知るほど解らないことが増えて行くことだと感じる。そう考えるのは私だけだろうか?__
それでも、僕たちは明日に向かって打ち続ける。自分らしさとは何かと己自身に問いかけながら。そうすることしかできないのだから。
そして、それが、麻雀プロの在るべき姿のように私は考えている。

第156回:天空麻雀18女性大会優勝特別インタビュー 二階堂 瑠美  インタビュアー:中野 妙子

『二階堂瑠美』
麻雀ファンの方なら誰でも知っているであろう、日本プロ麻雀連盟の女流四天王ともうたわれる天衣無縫、二階堂瑠美プロが、また優勝しました!
天空麻雀女性大会で4度目の優勝をしたということで、今回は僭越ながらわたくし中野妙子がインタビュアーを務めさせて頂きます。
インタビューというもの自体が初めてなのですが、なるべく瑠美さんの思いが伝わるものになればいいなと思いますので最後までお付き合い宜しくお願いします!

今回は、瑠美さんと一緒に決勝の試合を見る、というなんとも贅沢なことから始めさせて頂きました。対局を一緒に観て解説してもらえるなんて幸せすぎる!

11月初旬、夏目坂スタジオにて待ち合わせ。
初めてのインタビュー、さらに相手が瑠美さんということで緊張しながら向かう。
瑠美さん登場。今日も可愛い。

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中野「瑠美さんおはようございます!今日は色々お話聞かせて頂きたいと思いますのでよろしくお願いします!」

瑠美「おはようー!よろしくお願いします!」

今回の予選を勝ち抜いた決勝メンバーは、
二階堂瑠美、二階堂亜樹、宮内こずえ、高宮まり
(以下敬称略)
天空麻雀の歴代優勝者達が揃う、まさに決勝にふさわしいメンバーでの戦い。

中野「今回は四天王のうち3人&高宮プロという決勝でしたが、決勝に向かう意気込みや意識することなんかはありましたか?」

瑠美「意気込みってわけじゃないけど、まりこ(高宮)が勝ったら四天王失墜!とかは考えたかな(笑)特に意味はないけど(笑)」

東1局 親・亜樹。
宮内から5巡目の二筒五筒待ちのリーチがかかるが、ドラドラ1シャンテンの瑠美が真っ直ぐに押して次巡追いつく。

一万三万三万九万九万四索五索六索一筒二筒三筒六筒七筒  ツモ九万  ドラ九万  打一万 左向き

迷わないツモ九万五筒八筒待ちの追いかけリーチ。
しかし、二筒をツモった宮内の2,000・4,000のアガリとなる。

中野「開局にドラ3のこんないい手で引き負けて、どういった心境でしたか?」

瑠美「あら?負けちゃった。でも放銃になってないから、自分の状態はそんなに悪くないのかな?くらいの気持ち。満貫ツモれたこーちゃん(宮内)の調子がいいのかな?ぶつからないようにしたほうがいいかな?とか考えていた。」

東2局 親・高宮。
結果から言うと、高宮から先制リーチが入るが、瑠美が同巡追っかけリーチで一発で宮内から満貫を打ち取ることになる。

二万二万三万五万五万八万三索六索六索七索八索一筒東発  ドラ五万

第一打に一筒とするものの、3巡目にひいた三筒は手元におく。
4巡目に一筒をひき、三色を見切って打八万。徐々にスリムに構え、親の高宮のリーチの同巡に

二万三万五万五万三索三索三索六索七索八索一筒三筒五筒  ツモ一万

高宮の現物の五筒を切ってリーチとする。
1シャンテンの宮内から二筒が出て8,000のアガリ。

2人の現物の五筒の筋ということもあるだろうが、第一打の瑠美の一筒切りが盲点ということもあっての二筒という選択だったろう。

中野「これは後のインタビューでも話題になっていましたが、第一打の一筒打ちが光りましたね!」

瑠美「これねー!上手くいったね!最初は678の三色を見て一筒切りとしたからね。それにしても満貫アガった人が満貫放銃しちゃうんだなー。麻雀って面白いなぁと思った(笑)」

さすが瑠美さん、ここで678の三色を見ていたとは。
配牌をもらって見ている手役が私より断然多いなー。

対局を観ながら瑠美さんは楽しそうに話す。

瑠美「あーこーちゃん鳴いたね。こーちゃんが鳴いちゃだめってことを教えてくれたね(笑)」

南入した時はダントツのトップ目。

中野「だいたい大丈夫って思ってました?」

瑠美「だいたい大丈夫かなーとは思っていた。思ってたけど、油断はしていないつもり。麻雀だから何が起こるかは分からないけど、大体いけるかなーって。」

瑠美さんは放銃することもなく、他家の安いアガリで局が進む。

瑠美「私がツイてるからこうなるんだよね。こういう展開になる。」

中野「このアガリがあるってことですか?私なんか、自分で失敗したことを考えてしまいがちなのですが、アガッた時も考えることがあるってことですね?」

瑠美「そう、振り返った時にアガッたけど、これはアガッて良かったのかって。このアガリは誰にプラスに作用したのかなって、誰がいい状態なのかなって常に考えているよ。」

中野「瑠美さんは対局中いろんなこと考えてるんですね。例えば他に何を考えているのですか?」

瑠美「それぞれ、役割があるじゃない?今やるべき事があるから、それを壊すとゲームが壊れるからそのことを考えている。自分がトップ目だからちゃんとしないとなーって。まくられないようにしないとなって思っていた。自然にやらないとなって。」

中野「アガリ逃ししない、とかですか?」

瑠美「あーちゃんはアガリ逃しが一番嫌だって考えているみたいだけど、私は違うかな?状態と展開にもよるけどね、勿論アガリ逃しは罪。だけどアガリまでの道が細ければ、そんなに気にしない。全く気にしない訳ではないけどね。無駄な連荘はしない、リーチはしないって思ってたよ。無駄な連荘というか、局が増えれば選択肢が増えて、自分のミスや相手のチャンスも増えると思っているから。」

なるほど。いつ話を聞いても本当に勉強になる。

とても印象に残ったのが
南4局 親・宮内
親の宮内が13巡目でも苦しい1シャンテン。

四万四万一索二索五索六索七索八索九索九索四筒九筒九筒九筒  ドラ一筒

瑠美は13巡目に二万をポンして

五万六万七万四索赤五索六索二筒二筒四筒五筒  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き

三筒六筒待ちのテンパイ。ただ、三筒六筒は場に5枚切れている。
宮内が15巡目に少考して手の内から打九索。これを見た瑠美は、三索をつもってきた時に考える。
珍しく長考して、一旦手が五万をつまむ。だがまた考え、結局打六索とし、これを宮内がポンしてテンパイをとり、流局。

瑠美「ここで五万切りたいなーって思って五万をいったん触ったのだから自然に切ればいいのにねー。ここが私の甘いところだなー。五万切ればいいのにねー。自分のミスで相手の(こーちゃんの)チャンスを増やしちゃったから、次局は大事!ちょー大事って思っていたよ。」

ここから宮内が3本場まで粘る。
最後は瑠美の中九筒のシャンポンリーチに宮内がフリテンで追いかけリーチをするものの、九筒で瑠美への放銃となる。
瑠美が見事自分でアガリを決めて優勝となった。

中野「瑠美さん改めて優勝おめでとうございます!」

瑠美「ありがとー」

中野「どうなんですかね?これだけ優勝経験が多いともうそんなに嬉しくない、とかありますか?(笑)」

瑠美「そんなことないよー!でもね、あの六索を切らないで五万切ってたらもっと喜べたし優勝して誇らしかったな。」

中野「瑠美さんは優勝しても嬉しいとかじゃなくて、反省してるんですね!」

瑠美「そうだよー。いつも反省ばかりだよ。」

中野「では、反省じゃなくてこれはすごく良かった!という対局はありますか?」

瑠美「プロクイーンを獲った時だね。あれは自分でも良い内容だと思った。」

中野「なるほど!そういえば、瑠美さんに聞いた言葉で私の中でとても印象に残ってるやつがあります。」

瑠美「なあに?」

中野「私が、『全然勝てないんですよねー』と瑠美さんに言ったら、瑠美さんが『たえこは勝ちたいの?』私『はい。勝てるようになりたいです。瑠美さんは違うのですか?』と聞いたら、『うん、勝ちたいとかじゃないの。わたし、麻雀のことをもっと知りたいの。』って。その言葉がとっても印象に残っていてずっと覚えています。」

瑠美「そっかー、ふふ、そんなこと言ったねー。そう、知りたいの。」

中野「それ聞いて、あー。なんかやっぱり違うなぁと思ったのです。」

なんだろう、瑠美さんの言葉にはなんだか私の中で引っかかる、印象に残ることが多い。
この言葉は実際とても私の中に残っていて、瑠美さんにますます憧れることになった。

100

瑠美「この天空はね、3回優勝している人は他にも何人かいるの。でも、4回優勝している人はいないから、始まる前のインタビューで、「私優勝します!4回目になります!」って優勝宣言してたから、有言実行できて良かった!」

中野「有言実行なんてかっこいい!流石です(笑)そういえばこの決勝を見てて思ったのですが、瑠美さんてすごく気持ちのいい声で「リーチ!」って言いますよね!迷いがない感じの。映像対局であまり声を聞いたことなかったのですが、とても印象に残りました。」

瑠美「ありがとう!小島先生や荒さんの真似したり、たっきーくん(滝沢プロ)の真似したり寿人くんの真似したりしてるよ。」

中野「ええ?!そうなんですか?毎回ちょっと違うのです?」

瑠美「違うの!本手の時はたっきーくんとか、ぱっと見愚形の時は寿人くんとか。」

中野「(笑)」

瑠美「先制で先手取りたい!って時は荒さんかな。本手で絶対アガリたいけど、気負いを見せない時は小島先生。荒さんと小島先生が似てるんだよねー。難しい。満貫確定が小島先生。高め満貫が荒さん。」

中野「この情報書いて大丈夫なんですか?(笑)」

瑠美「多分わかる人いないから大丈夫じゃないかな?(笑)」

中野「瑠美さんおもしろい(笑)」

瑠美「だから女流桜花の時は静か!」

中野「なぜですか?」

瑠美「ヤミテンが多いし、満貫以上とかあんまりないから(笑)」

瑠美さんはほんと明るくて楽しい方(笑)
いつも色んなことを楽しんでいるイメージ。

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中野「色々質問させて頂いていいですか?」

瑠美「いいよー(笑)」

中野「対局前にご飯は食べますか?いきなりすいません。私、ごはん食べないタイプでして。」

瑠美「食べる!ご飯食べないで打てるのは2回だから。5回とか打つなら5回分食べる!食べないと力がでないよーってなるから(笑)お米が好き!やっぱ米!」

中野「対局前のジンクスとかありますか?」

瑠美「ジンクスっていうか、ごはんは食べる。ちゃんと寝てごはん食べて対局に向かおう!って思っているのだけど、寝ない食べないで勝ったのはあった(笑)最強戦の時もプロクイーンの時もだいたい2時間ぐらいしか寝てない(笑)でも、勝ったからねー。どっちも集中力が高かったの。食べてなくて寝てなくて、自分の命を削って集中力をあげていたのかもね(笑)普通のリーグ戦の時は食べないとだめだなーって思っているのだけどね。」

中野「好きな芸能人は誰ですか?」

瑠美「最近イエローモンキーが復活したんだけど、世界一かっこいい男は吉井和哉だと思いました。今はひーせの良さがわかる。」

中野「吉井和哉さんて、寿人さんちょっと似てません?」

瑠美「似てない。全然似てない。」

中野「なんか似てる写真見たことある気が、、、」

瑠美「似てない。全然似てない。芸能人とか関係なく世界一かっこいいのは吉井和哉だと再認識しました。」

中野「さてそろそろ、これを読んでいる皆さんも気になっていると思うのですが、ご結婚おめでとうございます!」

瑠美「ありがとうー!」

中野「ホームページも拝見させて頂いたのですが、相手の方は一般男性なんですよね?」

瑠美「はい」

中野「麻雀は打たれます?」

瑠美「ぜんぜん!」

中野「瑠美さんの麻雀を観て2人でお話しとかは?」

瑠美「ぜんぜん!(笑)」

中野「逆に、見て欲しいっていうか、麻雀の話をしたいとかわかって欲しいとかはないですか?」

瑠美「ないよー自分の麻雀、わかって欲しいと思ったことないの。麻雀って、こう、人それぞれの考えがあるじゃない?それを相手に伝えるっていうか、わかってもらうというのはとても難しくて、わかって欲しい、とかじゃないのだよね。自分は自分で、考える、感じる。」

ふむ。瑠美さんの答えはとても深くてとても考えさせられることが多い。
いつも自分と視点が違うのを感じさせられる。
瑠美さんて、独特の考えというか感性があるなっていつも思う。

中野「2人でいる時は何をしてるんですか?」

瑠美「なんかそれぞれ、違うことしてる(笑)」

中野「ツイッターで見ましたが、お料理されてるみたいですね!」

瑠美「そう!いつも売るほど作っちゃうの(笑)」

中野「ちなみに、得意料理はなんですか?例えば初めて彼氏に料理を作るなら何を作りますか?」

瑠美「クリームシチュー!(即答)簡単だし美味しいし、とっても好きなの。」

瑠美さんのクリームシチューを食べられる旦那様が羨ましい(笑)

中野「そして、妊娠おめでとうございます!」

瑠美「ありがとうー!」

中野「今どんなお気持ちなのでしょうか?」

瑠美「ずっとね、子供が欲しかったからすごく嬉しい。早く会いたいなーって思うよ。」

中野「瑠美さんの本も読ませて頂いたのですが、今までいろんなこと、家族がばらばらになったり大変なことも経験している瑠美さんなので、とても温かい楽しい家庭を築きそうだなと思います。」

瑠美「うん。子供いっぱい産みたい。家族がいっぱいいたら楽しそうでしょ?4人は欲しいな(笑)」

中野「麻雀プロになりたいって言ったらどうしますか?」

瑠美「とりあえず手に職は持たせて、仕事はしつつプロだったらいいかな(笑)子供が麻雀プロになりたいって言ったら心よく賛成できるような、麻雀プロとして生活していけるような麻雀業界を作っていきたいと思います。」

中野「瑠美さんは今年、亜樹さんとも本を出版され、結婚を発表され、妊娠も発表、休養の前には天空麻雀優勝!話題が尽きないですね!」

瑠美「なんか色々あったね(笑)」

中野「私も本を読ませて頂きましたが、改めて、この本にはどんなメッセージがあるか教えてください。」

瑠美「今生きていくのがちょっと辛いなーとか大変だなーって思っている人がいたら、こんな世界もあるんだよ、こんな人達もいるんだよっていうのを見てもらえたらなーって。辛い日々をなんとか過ごしていると、つい目の前の世界が全てで、視野が狭くなりがちだと思うんだけど、そうじゃないんだよ、と。自分が見てる世界の少し外側に目を向けてみると、色々な発見があると思うの。私達もこういう事あったけど今こうして頑張って生きてるよって。少しでも誰かを励ますものになるといいなと思います。もちろん、現在幸せな人達は何も考えずに読んで頂きたいです(笑)エッセイ的なものとして(笑)」

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中野「そして運も実力もあって2人とも成功されてますもんね!」

瑠美「いや、運だよ!たまたま姉妹で、たまたま2人が麻雀好きっていうのがあったから。あとは連盟に入ったっていうのも良かったんだなと思うよ。連盟が看板的な存在にもしてくれたし、感謝してます。だからもっと後輩たちの育成にも力をそそがなきゃなと思ってる。」

中野「瑠美さんは戦術本とかは出さないのですか?」

瑠美「お話がこないからね(笑)」

中野「お話が来たら書きますか?」

瑠美「頑張る(笑)でも私感覚雀士だからなー(笑)ここはこうしなきゃ、これ切らなきゃって思うから、思っていることを言葉にする、書くのって難しいよねー。」

そういって置いてあった著書『明日は今日より強くなる』を手にしてパラパラとページをめくり、あるページに止まるとしばらく読んで1人の世界に入る。

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瑠美「もーー!ここ!あーちゃんの書いたの見ると、いっつも泣いちゃう。」

亜樹さんが書いたページで目をうるませる瑠美さん。
この本は瑠美さんと亜樹さんが前半と後半で半分ずつ、自身の今までのことを綴ったものだ。
この瞬間だけでも、亜樹さんへの特別な思いが伝わる。

中野「2人で同卓されることも多々あると思いますが、亜樹さんを意識するということはありますか?例えば、姉として負けないぞー!的な。」

瑠美「姉としてよりも、競技プロとして負けたくないってのはあるよね。普通に尊敬する打ち手だから。良い麻雀打ってやるぜ!って感じかな。」

中野「なるほど。私からすれば、美貌、雀力、人気、全てを兼ね備えていると思う憧れの瑠美さんですが、今欲しい物はありますか?」

瑠美「ありがとう(笑)欲しいものかー。うーんと、当たってる宝くじ。子供の将来のために使うの(笑)」

中野「当たってる宝くじ!確かに欲しいです(笑)今後麻雀界でやりたいことはありますか?」

瑠美「二階堂塾!」

中野「勉強会ですね!」

瑠美「うん。小島先生の足元にも及ばない私なんかがおこがましいなとは思うのだけど、小島先生が阿佐田先生に教わって受け継いだことを私たちに教えてくれたように、その教わった事を今度は私たちが少しでも後輩達に伝えていけるように努力したいなと思う。」

中野「いいですね!とても参加してみたいです。女流の勉強会というか、プロとしての在り方なんかを教えてもらえたら嬉しいです。」

瑠美「知らないことは損だからね。知ってても間違えることはあるけど、知った上で本人がちゃんと選択ができるように、私が知っていることは伝えていきたいと思う。それもおしつけなのかもしれないけどねー。」

いつも後輩の事を思いやり、心配してくれているのを感じる。
そういった所は本当にお姉さん体質、というかお姉さんとして生きてきた瑠美さんを感じる。

中野「小島先生や瑠美さんは、魅せる麻雀だと思います。瑠美さんはいつもめっちゃサービス精神旺盛ですよね!」

瑠美「魅せたいっていうか、自分はこれが楽しい、って思って打っているだけなの。純粋に勝つことや牌効率が至上の人からしたら、はー?って思うこともあると思う。でもやっぱり牌効率だけで勝てるものじゃないし、牌効率は大事で、基本は大事で、基本通りに打つのだけど、でも要所要所でもうひとつ人と違うところが見せられたらいいと思って打ってます。というかそれぐらいしかできないのです。プロである以上常出来るだけ正着を選ばなければなと思っていて、どれだけ正しいものを選べるかは大事だと思うから日々の稽古も大事で。感性でもいいし理論でもいいし、拠り所にするのはなんでもいいと思うのです。自分が自分の力をいつも100%出せるのかってところだと思うのです。ほんとはもっと麻雀したいなー稽古したいなー。」

麻雀の話になると口調も真面目に真剣になる瑠美さん。

中野「しばらく稽古は難しそうですね?」

瑠美「そうだねー。しばらく実戦は厳しいから、麻雀格闘倶楽部とロン2で頑張ります(笑)」

中野「麻雀格闘倶楽部と言えば、近々スロットも出ますね!」

瑠美「そうなの!12月に稼働開始になります。私も早く打ってみたいけど、出産後になるかな。」

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中野「これから、妻として母として麻雀プロとして活動されていかれるのですが、こういう風にしていきたいという理想とかはありますか?」

瑠美「特に意識することはないのですが、強いて言うなら、もっと強くならなきゃーという漠然とした思いがある。人としても競技プロとしても、深みのある存在でいたいと思う。」

私の質問を真っ直ぐキラキラした目で見ながら聞いてくれ、ちゃんと考えて答えてくれる。
いつも、どの答え方が瑠美さんの想いに近くて、どうしたら伝わるかを真剣に考えてくれているのがとても伝わってくる。
瑠美さんは適当なことは言わない。真面目で真っ直ぐで嘘がないのが伝わる。
だから私は瑠美さんを好きなんだなーと改めて思う。

中野「瑠美さんしばらくお休みに入ると思いますが、いつ復帰とか予定は決まっていますか?」

瑠美「まだ正直わからないなー。順調にいって体調も良かったらいいけど、こればかりはその時になってみないとわからないからね。状況をみつつ、周りに迷惑をかけないように復帰できたらいいなと思っています。」

中野「今日は色々お話聞けて本当に楽しかったです。ありがとうございました!体調に気を付けて元気なお子さんを産んでくださいね!瑠美さんの復帰を心待ちにしています。」

瑠美「私も楽しかったよ!ありがとう。頑張って元気な子供産むね!」

麻雀の話からプライベートな話まで色々質問させて頂き、インタビューというより普通にお話させて頂いた感じになってしまいましたが、瑠美さんは嫌な顔ひとつせず、本当に楽しい時間でした。

これから瑠美さんには出産という大仕事があり、またその後、人として一回りも二回りも大きくなっていくんだろうなと思います。
そんな瑠美さんの麻雀を観るのがまた楽しみ。
瑠美さんに少しでも近付けるように、どんどん引き離されていかないように追いかけていかなければ。
二階堂瑠美という人には、ずっとみんなの憧れでいて欲しいと思う。
私がそんなことを考えなくてもきっとこのお方は、そのキラキラとした目で物事を見つめ、判断し、これからも自然に太陽のように輝いていく人なんだなと、改めて感じました。

しばらく休養に入るので来春までのお預けになりますが、これからも後輩として、また瑠美さんの一ファンとして応援して行きたいと思います!

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プロ雀士インタビュー/第156回:天空麻雀18女性大会優勝特別インタビュー 二階堂 瑠美  インタビュアー:中野 妙子

『二階堂瑠美』
麻雀ファンの方なら誰でも知っているであろう、日本プロ麻雀連盟の女流四天王ともうたわれる天衣無縫、二階堂瑠美プロが、また優勝しました!
天空麻雀女性大会で4度目の優勝をしたということで、今回は僭越ながらわたくし中野妙子がインタビュアーを務めさせて頂きます。
インタビューというもの自体が初めてなのですが、なるべく瑠美さんの思いが伝わるものになればいいなと思いますので最後までお付き合い宜しくお願いします!
今回は、瑠美さんと一緒に決勝の試合を見る、というなんとも贅沢なことから始めさせて頂きました。対局を一緒に観て解説してもらえるなんて幸せすぎる!
11月初旬、夏目坂スタジオにて待ち合わせ。
初めてのインタビュー、さらに相手が瑠美さんということで緊張しながら向かう。
瑠美さん登場。今日も可愛い。

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中野「瑠美さんおはようございます!今日は色々お話聞かせて頂きたいと思いますのでよろしくお願いします!」
瑠美「おはようー!よろしくお願いします!」
今回の予選を勝ち抜いた決勝メンバーは、
二階堂瑠美、二階堂亜樹、宮内こずえ、高宮まり
(以下敬称略)
天空麻雀の歴代優勝者達が揃う、まさに決勝にふさわしいメンバーでの戦い。
中野「今回は四天王のうち3人&高宮プロという決勝でしたが、決勝に向かう意気込みや意識することなんかはありましたか?」
瑠美「意気込みってわけじゃないけど、まりこ(高宮)が勝ったら四天王失墜!とかは考えたかな(笑)特に意味はないけど(笑)」
東1局 親・亜樹。
宮内から5巡目の二筒五筒待ちのリーチがかかるが、ドラドラ1シャンテンの瑠美が真っ直ぐに押して次巡追いつく。
一万三万三万九万九万四索五索六索一筒二筒三筒六筒七筒  ツモ九万  ドラ九万  打一万 左向き
迷わないツモ九万五筒八筒待ちの追いかけリーチ。
しかし、二筒をツモった宮内の2,000・4,000のアガリとなる。
中野「開局にドラ3のこんないい手で引き負けて、どういった心境でしたか?」
瑠美「あら?負けちゃった。でも放銃になってないから、自分の状態はそんなに悪くないのかな?くらいの気持ち。満貫ツモれたこーちゃん(宮内)の調子がいいのかな?ぶつからないようにしたほうがいいかな?とか考えていた。」
東2局 親・高宮。
結果から言うと、高宮から先制リーチが入るが、瑠美が同巡追っかけリーチで一発で宮内から満貫を打ち取ることになる。
二万二万三万五万五万八万三索六索六索七索八索一筒東発  ドラ五万
第一打に一筒とするものの、3巡目にひいた三筒は手元におく。
4巡目に一筒をひき、三色を見切って打八万。徐々にスリムに構え、親の高宮のリーチの同巡に
二万三万五万五万三索三索三索六索七索八索一筒三筒五筒  ツモ一万
高宮の現物の五筒を切ってリーチとする。
1シャンテンの宮内から二筒が出て8,000のアガリ。
2人の現物の五筒の筋ということもあるだろうが、第一打の瑠美の一筒切りが盲点ということもあっての二筒という選択だったろう。
中野「これは後のインタビューでも話題になっていましたが、第一打の一筒打ちが光りましたね!」
瑠美「これねー!上手くいったね!最初は678の三色を見て一筒切りとしたからね。それにしても満貫アガった人が満貫放銃しちゃうんだなー。麻雀って面白いなぁと思った(笑)」
さすが瑠美さん、ここで678の三色を見ていたとは。
配牌をもらって見ている手役が私より断然多いなー。
対局を観ながら瑠美さんは楽しそうに話す。
瑠美「あーこーちゃん鳴いたね。こーちゃんが鳴いちゃだめってことを教えてくれたね(笑)」
南入した時はダントツのトップ目。
中野「だいたい大丈夫って思ってました?」
瑠美「だいたい大丈夫かなーとは思っていた。思ってたけど、油断はしていないつもり。麻雀だから何が起こるかは分からないけど、大体いけるかなーって。」
瑠美さんは放銃することもなく、他家の安いアガリで局が進む。
瑠美「私がツイてるからこうなるんだよね。こういう展開になる。」
中野「このアガリがあるってことですか?私なんか、自分で失敗したことを考えてしまいがちなのですが、アガッた時も考えることがあるってことですね?」
瑠美「そう、振り返った時にアガッたけど、これはアガッて良かったのかって。このアガリは誰にプラスに作用したのかなって、誰がいい状態なのかなって常に考えているよ。」
中野「瑠美さんは対局中いろんなこと考えてるんですね。例えば他に何を考えているのですか?」
瑠美「それぞれ、役割があるじゃない?今やるべき事があるから、それを壊すとゲームが壊れるからそのことを考えている。自分がトップ目だからちゃんとしないとなーって。まくられないようにしないとなって思っていた。自然にやらないとなって。」
中野「アガリ逃ししない、とかですか?」
瑠美「あーちゃんはアガリ逃しが一番嫌だって考えているみたいだけど、私は違うかな?状態と展開にもよるけどね、勿論アガリ逃しは罪。だけどアガリまでの道が細ければ、そんなに気にしない。全く気にしない訳ではないけどね。無駄な連荘はしない、リーチはしないって思ってたよ。無駄な連荘というか、局が増えれば選択肢が増えて、自分のミスや相手のチャンスも増えると思っているから。」
なるほど。いつ話を聞いても本当に勉強になる。
とても印象に残ったのが
南4局 親・宮内
親の宮内が13巡目でも苦しい1シャンテン。
四万四万一索二索五索六索七索八索九索九索四筒九筒九筒九筒  ドラ一筒
瑠美は13巡目に二万をポンして
五万六万七万四索赤五索六索二筒二筒四筒五筒  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き
三筒六筒待ちのテンパイ。ただ、三筒六筒は場に5枚切れている。
宮内が15巡目に少考して手の内から打九索。これを見た瑠美は、三索をつもってきた時に考える。
珍しく長考して、一旦手が五万をつまむ。だがまた考え、結局打六索とし、これを宮内がポンしてテンパイをとり、流局。
瑠美「ここで五万切りたいなーって思って五万をいったん触ったのだから自然に切ればいいのにねー。ここが私の甘いところだなー。五万切ればいいのにねー。自分のミスで相手の(こーちゃんの)チャンスを増やしちゃったから、次局は大事!ちょー大事って思っていたよ。」
ここから宮内が3本場まで粘る。
最後は瑠美の中九筒のシャンポンリーチに宮内がフリテンで追いかけリーチをするものの、九筒で瑠美への放銃となる。
瑠美が見事自分でアガリを決めて優勝となった。
中野「瑠美さん改めて優勝おめでとうございます!」
瑠美「ありがとー」
中野「どうなんですかね?これだけ優勝経験が多いともうそんなに嬉しくない、とかありますか?(笑)」
瑠美「そんなことないよー!でもね、あの六索を切らないで五万切ってたらもっと喜べたし優勝して誇らしかったな。」
中野「瑠美さんは優勝しても嬉しいとかじゃなくて、反省してるんですね!」
瑠美「そうだよー。いつも反省ばかりだよ。」
中野「では、反省じゃなくてこれはすごく良かった!という対局はありますか?」
瑠美「プロクイーンを獲った時だね。あれは自分でも良い内容だと思った。」
中野「なるほど!そういえば、瑠美さんに聞いた言葉で私の中でとても印象に残ってるやつがあります。」
瑠美「なあに?」
中野「私が、『全然勝てないんですよねー』と瑠美さんに言ったら、瑠美さんが『たえこは勝ちたいの?』私『はい。勝てるようになりたいです。瑠美さんは違うのですか?』と聞いたら、『うん、勝ちたいとかじゃないの。わたし、麻雀のことをもっと知りたいの。』って。その言葉がとっても印象に残っていてずっと覚えています。」
瑠美「そっかー、ふふ、そんなこと言ったねー。そう、知りたいの。」
中野「それ聞いて、あー。なんかやっぱり違うなぁと思ったのです。」
なんだろう、瑠美さんの言葉にはなんだか私の中で引っかかる、印象に残ることが多い。
この言葉は実際とても私の中に残っていて、瑠美さんにますます憧れることになった。

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瑠美「この天空はね、3回優勝している人は他にも何人かいるの。でも、4回優勝している人はいないから、始まる前のインタビューで、「私優勝します!4回目になります!」って優勝宣言してたから、有言実行できて良かった!」
中野「有言実行なんてかっこいい!流石です(笑)そういえばこの決勝を見てて思ったのですが、瑠美さんてすごく気持ちのいい声で「リーチ!」って言いますよね!迷いがない感じの。映像対局であまり声を聞いたことなかったのですが、とても印象に残りました。」
瑠美「ありがとう!小島先生や荒さんの真似したり、たっきーくん(滝沢プロ)の真似したり寿人くんの真似したりしてるよ。」
中野「ええ?!そうなんですか?毎回ちょっと違うのです?」
瑠美「違うの!本手の時はたっきーくんとか、ぱっと見愚形の時は寿人くんとか。」
中野「(笑)」
瑠美「先制で先手取りたい!って時は荒さんかな。本手で絶対アガリたいけど、気負いを見せない時は小島先生。荒さんと小島先生が似てるんだよねー。難しい。満貫確定が小島先生。高め満貫が荒さん。」
中野「この情報書いて大丈夫なんですか?(笑)」
瑠美「多分わかる人いないから大丈夫じゃないかな?(笑)」
中野「瑠美さんおもしろい(笑)」
瑠美「だから女流桜花の時は静か!」
中野「なぜですか?」
瑠美「ヤミテンが多いし、満貫以上とかあんまりないから(笑)」
瑠美さんはほんと明るくて楽しい方(笑)
いつも色んなことを楽しんでいるイメージ。

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中野「色々質問させて頂いていいですか?」
瑠美「いいよー(笑)」
中野「対局前にご飯は食べますか?いきなりすいません。私、ごはん食べないタイプでして。」
瑠美「食べる!ご飯食べないで打てるのは2回だから。5回とか打つなら5回分食べる!食べないと力がでないよーってなるから(笑)お米が好き!やっぱ米!」
中野「対局前のジンクスとかありますか?」
瑠美「ジンクスっていうか、ごはんは食べる。ちゃんと寝てごはん食べて対局に向かおう!って思っているのだけど、寝ない食べないで勝ったのはあった(笑)最強戦の時もプロクイーンの時もだいたい2時間ぐらいしか寝てない(笑)でも、勝ったからねー。どっちも集中力が高かったの。食べてなくて寝てなくて、自分の命を削って集中力をあげていたのかもね(笑)普通のリーグ戦の時は食べないとだめだなーって思っているのだけどね。」
中野「好きな芸能人は誰ですか?」
瑠美「最近イエローモンキーが復活したんだけど、世界一かっこいい男は吉井和哉だと思いました。今はひーせの良さがわかる。」
中野「吉井和哉さんて、寿人さんちょっと似てません?」
瑠美「似てない。全然似てない。」
中野「なんか似てる写真見たことある気が、、、」
瑠美「似てない。全然似てない。芸能人とか関係なく世界一かっこいいのは吉井和哉だと再認識しました。」
中野「さてそろそろ、これを読んでいる皆さんも気になっていると思うのですが、ご結婚おめでとうございます!」
瑠美「ありがとうー!」
中野「ホームページも拝見させて頂いたのですが、相手の方は一般男性なんですよね?」
瑠美「はい」
中野「麻雀は打たれます?」
瑠美「ぜんぜん!」
中野「瑠美さんの麻雀を観て2人でお話しとかは?」
瑠美「ぜんぜん!(笑)」
中野「逆に、見て欲しいっていうか、麻雀の話をしたいとかわかって欲しいとかはないですか?」
瑠美「ないよー自分の麻雀、わかって欲しいと思ったことないの。麻雀って、こう、人それぞれの考えがあるじゃない?それを相手に伝えるっていうか、わかってもらうというのはとても難しくて、わかって欲しい、とかじゃないのだよね。自分は自分で、考える、感じる。」
ふむ。瑠美さんの答えはとても深くてとても考えさせられることが多い。
いつも自分と視点が違うのを感じさせられる。
瑠美さんて、独特の考えというか感性があるなっていつも思う。
中野「2人でいる時は何をしてるんですか?」
瑠美「なんかそれぞれ、違うことしてる(笑)」
中野「ツイッターで見ましたが、お料理されてるみたいですね!」
瑠美「そう!いつも売るほど作っちゃうの(笑)」
中野「ちなみに、得意料理はなんですか?例えば初めて彼氏に料理を作るなら何を作りますか?」
瑠美「クリームシチュー!(即答)簡単だし美味しいし、とっても好きなの。」
瑠美さんのクリームシチューを食べられる旦那様が羨ましい(笑)
中野「そして、妊娠おめでとうございます!」
瑠美「ありがとうー!」
中野「今どんなお気持ちなのでしょうか?」
瑠美「ずっとね、子供が欲しかったからすごく嬉しい。早く会いたいなーって思うよ。」
中野「瑠美さんの本も読ませて頂いたのですが、今までいろんなこと、家族がばらばらになったり大変なことも経験している瑠美さんなので、とても温かい楽しい家庭を築きそうだなと思います。」
瑠美「うん。子供いっぱい産みたい。家族がいっぱいいたら楽しそうでしょ?4人は欲しいな(笑)」
中野「麻雀プロになりたいって言ったらどうしますか?」
瑠美「とりあえず手に職は持たせて、仕事はしつつプロだったらいいかな(笑)子供が麻雀プロになりたいって言ったら心よく賛成できるような、麻雀プロとして生活していけるような麻雀業界を作っていきたいと思います。」
中野「瑠美さんは今年、亜樹さんとも本を出版され、結婚を発表され、妊娠も発表、休養の前には天空麻雀優勝!話題が尽きないですね!」
瑠美「なんか色々あったね(笑)」
中野「私も本を読ませて頂きましたが、改めて、この本にはどんなメッセージがあるか教えてください。」
瑠美「今生きていくのがちょっと辛いなーとか大変だなーって思っている人がいたら、こんな世界もあるんだよ、こんな人達もいるんだよっていうのを見てもらえたらなーって。辛い日々をなんとか過ごしていると、つい目の前の世界が全てで、視野が狭くなりがちだと思うんだけど、そうじゃないんだよ、と。自分が見てる世界の少し外側に目を向けてみると、色々な発見があると思うの。私達もこういう事あったけど今こうして頑張って生きてるよって。少しでも誰かを励ますものになるといいなと思います。もちろん、現在幸せな人達は何も考えずに読んで頂きたいです(笑)エッセイ的なものとして(笑)」

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中野「そして運も実力もあって2人とも成功されてますもんね!」
瑠美「いや、運だよ!たまたま姉妹で、たまたま2人が麻雀好きっていうのがあったから。あとは連盟に入ったっていうのも良かったんだなと思うよ。連盟が看板的な存在にもしてくれたし、感謝してます。だからもっと後輩たちの育成にも力をそそがなきゃなと思ってる。」
中野「瑠美さんは戦術本とかは出さないのですか?」
瑠美「お話がこないからね(笑)」
中野「お話が来たら書きますか?」
瑠美「頑張る(笑)でも私感覚雀士だからなー(笑)ここはこうしなきゃ、これ切らなきゃって思うから、思っていることを言葉にする、書くのって難しいよねー。」
そういって置いてあった著書『明日は今日より強くなる』を手にしてパラパラとページをめくり、あるページに止まるとしばらく読んで1人の世界に入る。

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瑠美「もーー!ここ!あーちゃんの書いたの見ると、いっつも泣いちゃう。」
亜樹さんが書いたページで目をうるませる瑠美さん。
この本は瑠美さんと亜樹さんが前半と後半で半分ずつ、自身の今までのことを綴ったものだ。
この瞬間だけでも、亜樹さんへの特別な思いが伝わる。
中野「2人で同卓されることも多々あると思いますが、亜樹さんを意識するということはありますか?例えば、姉として負けないぞー!的な。」
瑠美「姉としてよりも、競技プロとして負けたくないってのはあるよね。普通に尊敬する打ち手だから。良い麻雀打ってやるぜ!って感じかな。」
中野「なるほど。私からすれば、美貌、雀力、人気、全てを兼ね備えていると思う憧れの瑠美さんですが、今欲しい物はありますか?」
瑠美「ありがとう(笑)欲しいものかー。うーんと、当たってる宝くじ。子供の将来のために使うの(笑)」
中野「当たってる宝くじ!確かに欲しいです(笑)今後麻雀界でやりたいことはありますか?」
瑠美「二階堂塾!」
中野「勉強会ですね!」
瑠美「うん。小島先生の足元にも及ばない私なんかがおこがましいなとは思うのだけど、小島先生が阿佐田先生に教わって受け継いだことを私たちに教えてくれたように、その教わった事を今度は私たちが少しでも後輩達に伝えていけるように努力したいなと思う。」
中野「いいですね!とても参加してみたいです。女流の勉強会というか、プロとしての在り方なんかを教えてもらえたら嬉しいです。」
瑠美「知らないことは損だからね。知ってても間違えることはあるけど、知った上で本人がちゃんと選択ができるように、私が知っていることは伝えていきたいと思う。それもおしつけなのかもしれないけどねー。」
いつも後輩の事を思いやり、心配してくれているのを感じる。
そういった所は本当にお姉さん体質、というかお姉さんとして生きてきた瑠美さんを感じる。
中野「小島先生や瑠美さんは、魅せる麻雀だと思います。瑠美さんはいつもめっちゃサービス精神旺盛ですよね!」
瑠美「魅せたいっていうか、自分はこれが楽しい、って思って打っているだけなの。純粋に勝つことや牌効率が至上の人からしたら、はー?って思うこともあると思う。でもやっぱり牌効率だけで勝てるものじゃないし、牌効率は大事で、基本は大事で、基本通りに打つのだけど、でも要所要所でもうひとつ人と違うところが見せられたらいいと思って打ってます。というかそれぐらいしかできないのです。プロである以上常出来るだけ正着を選ばなければなと思っていて、どれだけ正しいものを選べるかは大事だと思うから日々の稽古も大事で。感性でもいいし理論でもいいし、拠り所にするのはなんでもいいと思うのです。自分が自分の力をいつも100%出せるのかってところだと思うのです。ほんとはもっと麻雀したいなー稽古したいなー。」
麻雀の話になると口調も真面目に真剣になる瑠美さん。
中野「しばらく稽古は難しそうですね?」
瑠美「そうだねー。しばらく実戦は厳しいから、麻雀格闘倶楽部とロン2で頑張ります(笑)」
中野「麻雀格闘倶楽部と言えば、近々スロットも出ますね!」
瑠美「そうなの!12月に稼働開始になります。私も早く打ってみたいけど、出産後になるかな。」

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中野「これから、妻として母として麻雀プロとして活動されていかれるのですが、こういう風にしていきたいという理想とかはありますか?」
瑠美「特に意識することはないのですが、強いて言うなら、もっと強くならなきゃーという漠然とした思いがある。人としても競技プロとしても、深みのある存在でいたいと思う。」
私の質問を真っ直ぐキラキラした目で見ながら聞いてくれ、ちゃんと考えて答えてくれる。
いつも、どの答え方が瑠美さんの想いに近くて、どうしたら伝わるかを真剣に考えてくれているのがとても伝わってくる。
瑠美さんは適当なことは言わない。真面目で真っ直ぐで嘘がないのが伝わる。
だから私は瑠美さんを好きなんだなーと改めて思う。
中野「瑠美さんしばらくお休みに入ると思いますが、いつ復帰とか予定は決まっていますか?」
瑠美「まだ正直わからないなー。順調にいって体調も良かったらいいけど、こればかりはその時になってみないとわからないからね。状況をみつつ、周りに迷惑をかけないように復帰できたらいいなと思っています。」
中野「今日は色々お話聞けて本当に楽しかったです。ありがとうございました!体調に気を付けて元気なお子さんを産んでくださいね!瑠美さんの復帰を心待ちにしています。」
瑠美「私も楽しかったよ!ありがとう。頑張って元気な子供産むね!」
麻雀の話からプライベートな話まで色々質問させて頂き、インタビューというより普通にお話させて頂いた感じになってしまいましたが、瑠美さんは嫌な顔ひとつせず、本当に楽しい時間でした。
これから瑠美さんには出産という大仕事があり、またその後、人として一回りも二回りも大きくなっていくんだろうなと思います。
そんな瑠美さんの麻雀を観るのがまた楽しみ。
瑠美さんに少しでも近付けるように、どんどん引き離されていかないように追いかけていかなければ。
二階堂瑠美という人には、ずっとみんなの憧れでいて欲しいと思う。
私がそんなことを考えなくてもきっとこのお方は、そのキラキラとした目で物事を見つめ、判断し、これからも自然に太陽のように輝いていく人なんだなと、改めて感じました。
しばらく休養に入るので来春までのお預けになりますが、これからも後輩として、また瑠美さんの一ファンとして応援して行きたいと思います!

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第11期女流桜花入れ替え戦レポート 楠原 遊

11月23日、女流桜花の入れ替え戦が行われた。
今期初の試みとなるこの対局は、日本プロ麻雀連盟の女流リーグであるABC3つのリーグの選手4名が、Aリーグへの昇級、残留を賭け全4半荘を戦う。
トータル1位になった選手は来期女流桜花Aリーグに、それ以外の選手はBリーグで来期の女流桜花を迎えることとなる。特にCリーグの選手にとっては、Bリーグを飛ばしてAリーグにジャンプアップできる大チャンスとなる対局となり、熱のこもった戦いになること必至である。

まずは出場選手の紹介から

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吾妻さおり Aリーグ15位 東京本部所属 第8・9期女流桜花。
「(あなたにとって桜花とは、との質問に)吾妻という打ち手を生み、育ててくれた親のようなタイトル戦です。今日しっかり打つことが恩返しの一つになると思います。」

 

 

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稲岡ミカ Bリーグ5位 関西本部所属
「チャンスがせっかく得られたので、今できることを精一杯したいと思います。多方面の方々に、沢山応援していただいているので、期待にこたえたいです。強い打ち筋ができたらと思います。」

 

 

100

井上美里 Bリーグ6位 東北本部所属 第29期新人王
「ミスが無ければ必ず勝てると思います。先に昇級を決めた4人よりも1回多く映像対局が出来てラッキーくらいの気持ちで挑みます。」

 

 

100

土田小緒里 Cリーグ優勝
「一生懸命悔いのないように頑張ります」

 

 

泣いても笑っても、半荘4回。
残留を目指すもの、昇級を目指すもの、それぞれの戦いが今始まる。
なお、この対局も女流桜花のリーグ戦と同じく、一発裏ドラ無しの日本麻雀連盟Aルールによって行われる。

 

100

 

1回戦 稲岡・吾妻・土田・井上

東1局 3巡目
はじめに動いたのは南家・吾妻

一万三万三万六万六万六万七万九万五筒東南西西  ドラ九索

ここから東家・稲岡の切った二万をチー。打五筒
巡目を考えると、随分と思いきった早い仕掛けに見える。スピード・打点とも期待はできない手だが、他家からはそうは見えないかもしれない。過去に桜花を連覇し、キャリア的に3者のかなり先輩となる吾妻。ほぼ初対局の3名に対するプレッシャーとなり得る一手である。
しかし親の稲岡も、ひるまず七万南発八万と切ってゆく。
その八万も鳴いて、吾妻テンパイ。

三万四万六万六万六万西西  チー八万 左向き七万 上向き九万 上向き  チー二万 左向き一万 上向き三万 上向き

親の稲岡もまっすぐ打って1シャンテンの手だったが、吾妻がすぐに五万をツモって500・1.000。開かれた手を見た3者は、何を思ったのだろうか。

東3局1本場
西家・稲岡が4巡目にテンパイ

三万五万八万八万八万九筒九筒九筒西西西中中  ドラ九索

三暗刻・西の7,700。ここはさらなる手の成長を見てヤミテン。
南家の井上も仕掛けてこの形。

一万三万四万四万六万四索五索九索九索九索  ポン南南南

ドラの九索を暗刻にしての勝負手だ。一発裏ドラのないAルールにおけるドラ3の価値は極めて大きい。
しかしここで稲岡が2枚目の中を鳴いて三万単騎から次巡二万引いて以下の手。

二万八万八万八万九筒九筒九筒西西西  ポン中中中

西中・トイトイ・三暗刻の12,000。すぐに井上もテンパイ。

一万三万四万四万四索五索六索九索九索九索  ポン南南南

こちらも大きな勝負手になった。
2人の欲しい二万は山に2枚残されていたが、誰の手にも引き寄せられることなく流局。
終盤にテンパイを入れねばった吾妻と合わせて3人テンパイとなった。

南3局、吾妻と井上の手がぶつかる。

吾妻
一索二索三索三索四索六索六索  ポン発発発  チー八索 左向き七索 上向き九索 上向き  ドラ六万

井上
四万五万六万三筒三筒三筒四筒五筒九筒九筒  ポン南南南

すぐに吾妻がラス牌の六索を引いて一索四索五索の高目一気通貫のテンパイとなるが、ここは井上の六筒ツモで1,000・2,000。
今日の井上はいつもにも増してアガリにストレートな道を選択している。この手牌、二筒切りテンパイで、一筒四筒待ちにすることも出来た。河と自分の手牌からは、1枚しか差がない選択だったが、ここは間違えず先に六筒を引いて最速のアガリを手にした。

南4局、親番の井上が3本場まで積みトップの稲岡に迫るが、最後は稲岡自身が300・500は600・800で1回戦を終わらせる。

1回戦結果
稲岡+17.3P 井上+8.4P 土田▲9.2P 吾妻▲16.5P

 

2回戦 吾妻 稲岡 土田 井上

今回、入れ替え戦に登場する稲岡・土田と井上はそれぞれ関西本部、東北本部の所属。毎月、女流桜花に参加するため新幹線で東京まで通っている。もちろん麻雀の技量に移動距離は関係ないけれど、それだけの時間や経済的なビハインドを持って対局に臨むには、きっと準備も覚悟も必要だと思う。

東1局、はじめにテンパイしたのは西家・土田。

五万六万七万九万九万五索六索七索四筒五筒六筒七筒九筒  ドラ一筒

この手をヤミテンにして、ツモ三索で打九筒、ツモ二索でメンピン三色のリーチ!
しかし親の吾妻もだまっていない。

四万五万三索三索一筒二筒三筒  チー五索 左向き六索 上向き七索 上向き  ポン白白白

この手でこちらもテンパイしていた稲岡から2,900をアガる。

東3局1本場、親番の土田

六万六万三索四索五索六索三筒四筒七筒七筒八筒九筒九筒  ドラ三筒

ここに八筒を引いて、親リーチ。
そのリーチに、南家の井上が仕掛けていく

二筒三筒四筒五筒五筒七筒南北北白  チー三筒 左向き一筒 上向き二筒 上向き

1回戦2着スタートだった井上、ここはまっすぐ押してゆく。

一筒二筒三筒四筒五筒北北  チー六筒 左向き五筒 上向き七筒 上向き  チー三筒 左向き一筒 上向き二筒 上向き

西家の吾妻も

二万二万二万三万三万四万四万五万三筒四筒五筒五筒発発

この形になるが、リーチと仕掛けに挟まれ五筒は切らず、五万を外していった。
2人のアガリ牌の行方に注目が集まったが、終盤、最後まで押しきった井上がホンイツドラドラの2.000・3.900は2100・4.000をアガって土田の親を終わらせる。

オーラス、稲岡・井上のトップ争いかと思われたが、3着目の吾妻が井上から6,400をアガリ、稲岡のトップ。

2回戦結果
稲岡+18.2P 吾妻+12.4P 井上+2.8P 土田▲33.8P

トータル
稲岡+35.6P 井上+11.2P 吾妻▲4.1P 土田▲43.0P

 

3回戦 稲岡 井上 土田 吾妻

稲岡の2連勝によって、3者に課題が与えられた。各々のプラスを目指すことはもちろん、この半荘、稲岡を沈めること。最終戦が残っているとはいえ、ここで浮かれてしまうと勝負がほぼ決してしまう。逃げるトップ目の稲岡に対して、包囲網は作れるか。

東1局、北家・吾妻が7巡目にホンイツ役役のテンパイ。

四索五索六索六索七索八索八索発発発  ポン北北北  ドラ七筒

ここに1シャンテンの稲岡

一索二索三索六索一筒二筒三筒五筒七筒八筒九筒南南

発を引いてツモ切る。これを吾妻が大明カン!!
日本プロ麻雀連盟のAルールには大明カンの責任払い(パオ)があるため、ここで吾妻が嶺上ツモの場合は稲岡の1人払いとなる。
普段なかなか見ることが出来ない大明カンの責任払いだが、吾妻は稲岡が発を切ったときのことも想定していた。もちろんテンパイがほぼ明確になってしまうが、その代わりにトップ目からの大きな直撃チャンスとなる。

しかし嶺上牌にいたのは四筒。直撃はならず。
そして稲岡もソーズを引き入れテンパイ。

一索二索三索六索七索一筒二筒三筒七筒八筒九筒南南  リーチ

五索八索待ち対決となったが、すぐに吾妻が五索をツモって2,000・4,000。直撃はならなかったが、親かぶりという形で稲岡の親を終わらせる。

南1局1本場、ここも稲岡の親番、南家・井上が

一索三索三索三索三索七索八索九索東東  ポン南南南  ツモ二索  ドラ三万

このダブ南・ホンイツをツモり、またしても大物手の親かぶりで稲岡の親を落としていく。
この半荘は3者の狙い通り、稲岡に苦しい展開になった。その中で多くのアガリをものにした井上がトップに、そこに吾妻、土田が続き、稲岡は4着。

3回戦結果
井上+16.1P 吾妻+6.0P 土田▲7.7P 稲岡▲15.4P

トータル
井上+27.3P 稲岡+20.5P 吾妻+1.9P 土田▲50.7P

 

最終戦 稲岡 吾妻 土田 井上

稲岡の4着によって、トータルトップ目が井上に変わった。鳴いても笑ってもこれが最後の一戦。晴れてAリーガーとなるのは、この中の誰になるのか。
※規定により、最終戦の席順は起家からトータル2位→3位→4位→1位の並びとなる。

 

100

 

東3局1本場、はじめにテンパイしたのは西家・稲岡

二万四万六万七万八万三索四索五索二筒二筒六筒七筒八筒  ドラ九索

しかし親の土田もすぐに追いつく。

一索二索三索四索四索六索七索八索九索九索  ポン北北北

緊迫しためくり合いが続くが、三万が土田の現物だということもあり井上が稲岡に1,300は1,600の放銃。
トータルトップ目の井上が沈み、稲岡・吾妻が浮いたことによりポイントはこの三つ巴の戦いとなった。もちろん大きく沈んでいる土田も含め、各々親番が残っているので、全員にチャンスはあり、それぞれの親・子方での打ちまわしに注目が集まる。

東4局、井上の親番、南家の稲岡が仕掛けていく。

牌の背牌の背牌の背牌の背牌の背牌の背牌の背  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ドラ八万

見えている部分を考えると非常に役牌が切り辛い状況である。
これを受けて井上、

二万四万五万六万三索四索五索六索七索七索六筒七筒発  ツモ八筒

このツモにより発をノータイムで外していく。
実際の稲岡の手はこちら。

六索七索七索白白中中  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き

白でも中でも仕掛けられる手がたちだった。ここに自力で白を引き入れ、高め満貫のテンパイ。
一方、西家・吾妻も一歩も引かない。2枚目の一万を鳴いてこの牌姿。

四索四索八索八索八索西西西中中  ポン一万 上向き一万 上向き一万 上向き

連荘したい井上、その井上の親を落としたい稲岡・吾妻。この3者のアガリ競争となったが、ここはドラが重なった土田が井上に2.900の放銃となった。

四万五万五万六万七万四索五索六索七索七索五筒六筒七筒  ロン三万

南2局、ここは吾妻の親番。まず仕掛けたのは親が残っている井上。

七索八索九索二筒三筒七筒八筒九筒南発  チー八万 左向き七万 上向き九万 上向き  ドラ一万

しかしそうはさせない、と1番最初にテンパイしたのは親番・吾妻

三万三万三万一索一索三索四索五索五索六索七索七索八索  リーチ

真っ直ぐ向かえなくなる井上と対照的に、このリーチに真っ向勝負を挑んだのは南家・土田。

一筒二筒三筒三筒五筒五筒七筒八筒九筒九筒中中中

迷いなく親のリーチに、無筋のマンズ・ピンズを押していく。
しかし、2番目のテンパイはまわっていた北家の稲岡。

二万三万四万六万七万八万四筒四筒四筒六筒六筒発発

片アガリではあるが、リーチのスジの八筒を切ってテンパイとした。
ここに次巡、吾妻のアタリ牌である九索を引いてくる。自身の待ち牌の発は生牌、六筒は1枚切れ。
小考して、稲岡が選んだのは吾妻の現物である六万。さすがに無スジの牌は打てないと一旦まわったか。
しかし次巡すぐにまたツモ九索。その後場に出た発を仕掛けて、

二万三万四万九索九索四筒四筒四筒六筒六筒  ポン発発発

粘ってテンパイ、流局。
吾妻・稲岡の2人テンパイ。互いの開けた手を見て、吾妻、稲岡の2人が思ったことは何だろう。

南2局1本場、南家の井上が南を、北家の稲岡が北をポン。2人とも、吾妻の親を早く流したい。

三万四万五万三索三索四索四索七索八索九索  ポン南南南  ドラ南

一万二万五万六万七万五索六索七索七筒七筒  ポン北北北

しかも井上はドラ3。ここは何としてでもアガリたい。
しかしドラの南を切った吾妻もこの親は落とせない。

七万七万八万八万二筒三筒四筒四筒四筒五筒七筒八筒九筒  ツモ一筒

フリテンの牌を引いて、一通は見切って即リーチ!
勝負どころと踏んだ井上から2,000は2.300をロン。連荘に成功した。

しかし2本場、早々に南をポンした稲岡が吾妻から5,200は5,800をアガリ、吾妻の親番を終わらせた。

南4局、現時点でのトータル成績は

稲岡+40,0P 井上+17.6P 吾妻+6.8P 土田▲64.4P

跳満直撃の必要な吾妻が、井上に2,000を放銃して連荘。

南4局1本場

三万四万五万六万七万八万二索二索六索七索八索五筒六筒  ロン七筒  ドラ三索

稲岡が2,000は2,300をアガリ、自身の優勝を決める。

最終戦結果
稲岡+25.8P 吾妻▲4.4P 井上▲6.7P 土田▲14.7P

最終成績
稲岡+46.3P 井上+20.6P 吾妻+2.5P 土田▲65.4P

こうして稲岡の優勝によって、初の女流桜花入れ替え戦は幕を閉じた。
優勝した稲岡はAリーグで、井上・吾妻・土田はBリーグで来期の女流桜花を迎えることとなる。
各々が打ったこの日の麻雀が、きっとまた、次回の糧となることだろう。
彼女たちの熱い活躍を、楽しみにして欲しい。

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第11期女流桜花入れ替え戦レポート 楠原 遊

11月23日、女流桜花の入れ替え戦が行われた。
今期初の試みとなるこの対局は、日本プロ麻雀連盟の女流リーグであるABC3つのリーグの選手4名が、Aリーグへの昇級、残留を賭け全4半荘を戦う。
トータル1位になった選手は来期女流桜花Aリーグに、それ以外の選手はBリーグで来期の女流桜花を迎えることとなる。特にCリーグの選手にとっては、Bリーグを飛ばしてAリーグにジャンプアップできる大チャンスとなる対局となり、熱のこもった戦いになること必至である。
まずは出場選手の紹介から
100
吾妻さおり Aリーグ15位 東京本部所属 第8・9期女流桜花。
「(あなたにとって桜花とは、との質問に)吾妻という打ち手を生み、育ててくれた親のようなタイトル戦です。今日しっかり打つことが恩返しの一つになると思います。」
 
 
100
稲岡ミカ Bリーグ5位 関西本部所属
「チャンスがせっかく得られたので、今できることを精一杯したいと思います。多方面の方々に、沢山応援していただいているので、期待にこたえたいです。強い打ち筋ができたらと思います。」
 
 
100
井上美里 Bリーグ6位 東北本部所属 第29期新人王
「ミスが無ければ必ず勝てると思います。先に昇級を決めた4人よりも1回多く映像対局が出来てラッキーくらいの気持ちで挑みます。」
 
 
100
土田小緒里 Cリーグ優勝
「一生懸命悔いのないように頑張ります」
 
 
泣いても笑っても、半荘4回。
残留を目指すもの、昇級を目指すもの、それぞれの戦いが今始まる。
なお、この対局も女流桜花のリーグ戦と同じく、一発裏ドラ無しの日本麻雀連盟Aルールによって行われる。
 
100
 
1回戦 稲岡・吾妻・土田・井上
東1局 3巡目
はじめに動いたのは南家・吾妻
一万三万三万六万六万六万七万九万五筒東南西西  ドラ九索
ここから東家・稲岡の切った二万をチー。打五筒
巡目を考えると、随分と思いきった早い仕掛けに見える。スピード・打点とも期待はできない手だが、他家からはそうは見えないかもしれない。過去に桜花を連覇し、キャリア的に3者のかなり先輩となる吾妻。ほぼ初対局の3名に対するプレッシャーとなり得る一手である。
しかし親の稲岡も、ひるまず七万南発八万と切ってゆく。
その八万も鳴いて、吾妻テンパイ。
三万四万六万六万六万西西  チー八万 左向き七万 上向き九万 上向き  チー二万 左向き一万 上向き三万 上向き
親の稲岡もまっすぐ打って1シャンテンの手だったが、吾妻がすぐに五万をツモって500・1.000。開かれた手を見た3者は、何を思ったのだろうか。
東3局1本場
西家・稲岡が4巡目にテンパイ
三万五万八万八万八万九筒九筒九筒西西西中中  ドラ九索
三暗刻・西の7,700。ここはさらなる手の成長を見てヤミテン。
南家の井上も仕掛けてこの形。
一万三万四万四万六万四索五索九索九索九索  ポン南南南
ドラの九索を暗刻にしての勝負手だ。一発裏ドラのないAルールにおけるドラ3の価値は極めて大きい。
しかしここで稲岡が2枚目の中を鳴いて三万単騎から次巡二万引いて以下の手。
二万八万八万八万九筒九筒九筒西西西  ポン中中中
西中・トイトイ・三暗刻の12,000。すぐに井上もテンパイ。
一万三万四万四万四索五索六索九索九索九索  ポン南南南
こちらも大きな勝負手になった。
2人の欲しい二万は山に2枚残されていたが、誰の手にも引き寄せられることなく流局。
終盤にテンパイを入れねばった吾妻と合わせて3人テンパイとなった。
南3局、吾妻と井上の手がぶつかる。
吾妻
一索二索三索三索四索六索六索  ポン発発発  チー八索 左向き七索 上向き九索 上向き  ドラ六万
井上
四万五万六万三筒三筒三筒四筒五筒九筒九筒  ポン南南南
すぐに吾妻がラス牌の六索を引いて一索四索五索の高目一気通貫のテンパイとなるが、ここは井上の六筒ツモで1,000・2,000。
今日の井上はいつもにも増してアガリにストレートな道を選択している。この手牌、二筒切りテンパイで、一筒四筒待ちにすることも出来た。河と自分の手牌からは、1枚しか差がない選択だったが、ここは間違えず先に六筒を引いて最速のアガリを手にした。
南4局、親番の井上が3本場まで積みトップの稲岡に迫るが、最後は稲岡自身が300・500は600・800で1回戦を終わらせる。
1回戦結果
稲岡+17.3P 井上+8.4P 土田▲9.2P 吾妻▲16.5P
 
2回戦 吾妻 稲岡 土田 井上
今回、入れ替え戦に登場する稲岡・土田と井上はそれぞれ関西本部、東北本部の所属。毎月、女流桜花に参加するため新幹線で東京まで通っている。もちろん麻雀の技量に移動距離は関係ないけれど、それだけの時間や経済的なビハインドを持って対局に臨むには、きっと準備も覚悟も必要だと思う。
東1局、はじめにテンパイしたのは西家・土田。
五万六万七万九万九万五索六索七索四筒五筒六筒七筒九筒  ドラ一筒
この手をヤミテンにして、ツモ三索で打九筒、ツモ二索でメンピン三色のリーチ!
しかし親の吾妻もだまっていない。
四万五万三索三索一筒二筒三筒  チー五索 左向き六索 上向き七索 上向き  ポン白白白
この手でこちらもテンパイしていた稲岡から2,900をアガる。
東3局1本場、親番の土田
六万六万三索四索五索六索三筒四筒七筒七筒八筒九筒九筒  ドラ三筒
ここに八筒を引いて、親リーチ。
そのリーチに、南家の井上が仕掛けていく
二筒三筒四筒五筒五筒七筒南北北白  チー三筒 左向き一筒 上向き二筒 上向き
1回戦2着スタートだった井上、ここはまっすぐ押してゆく。
一筒二筒三筒四筒五筒北北  チー六筒 左向き五筒 上向き七筒 上向き  チー三筒 左向き一筒 上向き二筒 上向き
西家の吾妻も
二万二万二万三万三万四万四万五万三筒四筒五筒五筒発発
この形になるが、リーチと仕掛けに挟まれ五筒は切らず、五万を外していった。
2人のアガリ牌の行方に注目が集まったが、終盤、最後まで押しきった井上がホンイツドラドラの2.000・3.900は2100・4.000をアガって土田の親を終わらせる。
オーラス、稲岡・井上のトップ争いかと思われたが、3着目の吾妻が井上から6,400をアガリ、稲岡のトップ。
2回戦結果
稲岡+18.2P 吾妻+12.4P 井上+2.8P 土田▲33.8P
トータル
稲岡+35.6P 井上+11.2P 吾妻▲4.1P 土田▲43.0P
 
3回戦 稲岡 井上 土田 吾妻
稲岡の2連勝によって、3者に課題が与えられた。各々のプラスを目指すことはもちろん、この半荘、稲岡を沈めること。最終戦が残っているとはいえ、ここで浮かれてしまうと勝負がほぼ決してしまう。逃げるトップ目の稲岡に対して、包囲網は作れるか。
東1局、北家・吾妻が7巡目にホンイツ役役のテンパイ。
四索五索六索六索七索八索八索発発発  ポン北北北  ドラ七筒
ここに1シャンテンの稲岡
一索二索三索六索一筒二筒三筒五筒七筒八筒九筒南南
発を引いてツモ切る。これを吾妻が大明カン!!
日本プロ麻雀連盟のAルールには大明カンの責任払い(パオ)があるため、ここで吾妻が嶺上ツモの場合は稲岡の1人払いとなる。
普段なかなか見ることが出来ない大明カンの責任払いだが、吾妻は稲岡が発を切ったときのことも想定していた。もちろんテンパイがほぼ明確になってしまうが、その代わりにトップ目からの大きな直撃チャンスとなる。
しかし嶺上牌にいたのは四筒。直撃はならず。
そして稲岡もソーズを引き入れテンパイ。
一索二索三索六索七索一筒二筒三筒七筒八筒九筒南南  リーチ
五索八索待ち対決となったが、すぐに吾妻が五索をツモって2,000・4,000。直撃はならなかったが、親かぶりという形で稲岡の親を終わらせる。
南1局1本場、ここも稲岡の親番、南家・井上が
一索三索三索三索三索七索八索九索東東  ポン南南南  ツモ二索  ドラ三万
このダブ南・ホンイツをツモり、またしても大物手の親かぶりで稲岡の親を落としていく。
この半荘は3者の狙い通り、稲岡に苦しい展開になった。その中で多くのアガリをものにした井上がトップに、そこに吾妻、土田が続き、稲岡は4着。
3回戦結果
井上+16.1P 吾妻+6.0P 土田▲7.7P 稲岡▲15.4P
トータル
井上+27.3P 稲岡+20.5P 吾妻+1.9P 土田▲50.7P
 
最終戦 稲岡 吾妻 土田 井上
稲岡の4着によって、トータルトップ目が井上に変わった。鳴いても笑ってもこれが最後の一戦。晴れてAリーガーとなるのは、この中の誰になるのか。
※規定により、最終戦の席順は起家からトータル2位→3位→4位→1位の並びとなる。
 
100
 
東3局1本場、はじめにテンパイしたのは西家・稲岡
二万四万六万七万八万三索四索五索二筒二筒六筒七筒八筒  ドラ九索
しかし親の土田もすぐに追いつく。
一索二索三索四索四索六索七索八索九索九索  ポン北北北
緊迫しためくり合いが続くが、三万が土田の現物だということもあり井上が稲岡に1,300は1,600の放銃。
トータルトップ目の井上が沈み、稲岡・吾妻が浮いたことによりポイントはこの三つ巴の戦いとなった。もちろん大きく沈んでいる土田も含め、各々親番が残っているので、全員にチャンスはあり、それぞれの親・子方での打ちまわしに注目が集まる。
東4局、井上の親番、南家の稲岡が仕掛けていく。
牌の背牌の背牌の背牌の背牌の背牌の背牌の背  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ドラ八万
見えている部分を考えると非常に役牌が切り辛い状況である。
これを受けて井上、
二万四万五万六万三索四索五索六索七索七索六筒七筒発  ツモ八筒
このツモにより発をノータイムで外していく。
実際の稲岡の手はこちら。
六索七索七索白白中中  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き
白でも中でも仕掛けられる手がたちだった。ここに自力で白を引き入れ、高め満貫のテンパイ。
一方、西家・吾妻も一歩も引かない。2枚目の一万を鳴いてこの牌姿。
四索四索八索八索八索西西西中中  ポン一万 上向き一万 上向き一万 上向き
連荘したい井上、その井上の親を落としたい稲岡・吾妻。この3者のアガリ競争となったが、ここはドラが重なった土田が井上に2.900の放銃となった。
四万五万五万六万七万四索五索六索七索七索五筒六筒七筒  ロン三万
南2局、ここは吾妻の親番。まず仕掛けたのは親が残っている井上。
七索八索九索二筒三筒七筒八筒九筒南発  チー八万 左向き七万 上向き九万 上向き  ドラ一万
しかしそうはさせない、と1番最初にテンパイしたのは親番・吾妻
三万三万三万一索一索三索四索五索五索六索七索七索八索  リーチ
真っ直ぐ向かえなくなる井上と対照的に、このリーチに真っ向勝負を挑んだのは南家・土田。
一筒二筒三筒三筒五筒五筒七筒八筒九筒九筒中中中
迷いなく親のリーチに、無筋のマンズ・ピンズを押していく。
しかし、2番目のテンパイはまわっていた北家の稲岡。
二万三万四万六万七万八万四筒四筒四筒六筒六筒発発
片アガリではあるが、リーチのスジの八筒を切ってテンパイとした。
ここに次巡、吾妻のアタリ牌である九索を引いてくる。自身の待ち牌の発は生牌、六筒は1枚切れ。
小考して、稲岡が選んだのは吾妻の現物である六万。さすがに無スジの牌は打てないと一旦まわったか。
しかし次巡すぐにまたツモ九索。その後場に出た発を仕掛けて、
二万三万四万九索九索四筒四筒四筒六筒六筒  ポン発発発
粘ってテンパイ、流局。
吾妻・稲岡の2人テンパイ。互いの開けた手を見て、吾妻、稲岡の2人が思ったことは何だろう。
南2局1本場、南家の井上が南を、北家の稲岡が北をポン。2人とも、吾妻の親を早く流したい。
三万四万五万三索三索四索四索七索八索九索  ポン南南南  ドラ南
一万二万五万六万七万五索六索七索七筒七筒  ポン北北北
しかも井上はドラ3。ここは何としてでもアガリたい。
しかしドラの南を切った吾妻もこの親は落とせない。
七万七万八万八万二筒三筒四筒四筒四筒五筒七筒八筒九筒  ツモ一筒
フリテンの牌を引いて、一通は見切って即リーチ!
勝負どころと踏んだ井上から2,000は2.300をロン。連荘に成功した。
しかし2本場、早々に南をポンした稲岡が吾妻から5,200は5,800をアガリ、吾妻の親番を終わらせた。
南4局、現時点でのトータル成績は
稲岡+40,0P 井上+17.6P 吾妻+6.8P 土田▲64.4P
跳満直撃の必要な吾妻が、井上に2,000を放銃して連荘。
南4局1本場
三万四万五万六万七万八万二索二索六索七索八索五筒六筒  ロン七筒  ドラ三索
稲岡が2,000は2,300をアガリ、自身の優勝を決める。
最終戦結果
稲岡+25.8P 吾妻▲4.4P 井上▲6.7P 土田▲14.7P
最終成績
稲岡+46.3P 井上+20.6P 吾妻+2.5P 土田▲65.4P
こうして稲岡の優勝によって、初の女流桜花入れ替え戦は幕を閉じた。
優勝した稲岡はAリーグで、井上・吾妻・土田はBリーグで来期の女流桜花を迎えることとなる。
各々が打ったこの日の麻雀が、きっとまた、次回の糧となることだろう。
彼女たちの熱い活躍を、楽しみにして欲しい。

Mr.Xの連盟Weekly!

100

 

 

【女流桜花2日目終了】

 

100

 

二日目終了時成績

仲田加南 +94.8P
魚谷侑未 +31.9P
宮内こずえ +20.3P
松岡千晶 ▲149.0P

魚谷、宮内がなんとか食らいつくが、仲田がリードを広げて残すは最終日のみとなった。
泣いても笑っても残りは半荘4回戦。
第11期女流桜花の座につくのは誰だ!?

 

 

【第3期 麻雀battle of generation】

 

100

 

今年もbattle of generationが開催される。
まずは30代から。
A卓 (12/19)滝沢和典・櫻井秀樹・杉浦勘介・柴田吉和
B卓 (12/20)猿川真寿・白鳥翔・森下剛任・樋口徹
C卓 (1/10)内川幸太郎、ダンプ大橋、山口大和、古橋崇志

各卓のトップ3名が、勝又健志が待ち受ける、30代代表決定戦(1/13)へと進出する。

 

 

【勝ち抜きバトルV7 ファイナル】

 

100

 

男性プロオーディションに合格した男性プロ、まだ実績の少ない女流プロを対象とした対局番組。
その名の通り毎週新しいプロが登場し1・2着が次週へ勝ち上がるサバイバルマッチ。4週目からは1着のみが勝ち上がり。
5週勝ち上がったプロにはロン2カップの出場権が与えられる
その後ロン2カップ出場権を放棄してテレビ対局への出場権を懸けた『ファイナルチャレンジ』へ挑戦することも可能。
並居るAリーガーを打ち倒しTV対局への切符を手に入れるのは誰だ!?

12/21(水)18時から、以下のメンバーで配信される。
小笠原奈央V1vs小松武蔵V1vs山井弘vs古橋崇志
実況:部谷幸則
解説:櫻井秀樹

 

 

【天鳳位vs連盟プロ 2nd seasons】

 

100

 

対戦組み合わせが決定。

第1試合:ASAPINvsすずめクレイジーvs勝又健志vs藤崎智
第2試合:かにマジンvs就活生@川村軍団vs瀬戸熊直樹vs前田直哉
第3試合:独歩vsかにマジンvs藤崎智vs瀬戸熊直樹
第4試合:ASAPINvs就活生@川村軍団vs瀬戸熊直樹vs前田直哉
第5試合:ASAPINvs独歩vs瀬戸熊直樹vs前原雄大

初日は12月23日(金)13時から配信される。

 

 

【総帥誕生日】
 
本日12月19日はチームガラクタ(総勢2名)総帥、前原雄大の誕生日だ。
麻雀界最強と噂されるガラクタ総帥は、少なくとも100才まで生きるとも噂されている。
プロリーグで首位を走るガラクタ総帥は、天鳳位もなぎ倒すことができるのか!?

 

100

 

 

【女流日本シリーズファン投票開始】

 

100

 

最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、今期の女流リーグの優勝者以外の決勝メンバーがノミネートされている。

support@archive2020.ma-jan.or.jp
宛に、出場して欲しい選手1名の名前を送信すれば投票完了だ!
(締め切り 12月26日)

 

 

【マナー】

 

100

 

現在C1の首位を走る増田隆一。
プロテストを受験する人など、誤解の無いように説明させてもらうと、
発声→打牌→1000点を卓上に置く。
これで完了。
リーチ棒を待つことは「禁止」ではないけど、そこにかける時間は無駄が多いから、下家は動作完了前にツモって良い。
そんなニュアンスだと思う。

時間以外にもデメリットは考えられるが、「プロ」同士の対局では心配する程のことはない。

増田隆一は、この後時間打ち切りがある対局を例に出している。
これについては、賽子を振るタイミングなども同様だ。
山が上がって井桁を組んでから賽を振るのが正式な作法ではあるのだが、半荘は最低8局。×8の積み重ねだけでも局数が減ってしまう可能性がある。
プロアマ混合のタイトル戦の予選では、親決めで北家になった人が「うわー北家引いちゃったよ、親番一回かな(泣)」なんて言うのも聞こえてくる。
決まり事に従うことで、ゲーム性を壊してしまう危険性もあることは忘れてはならない。

 

 

【マナー②】
 
基本的には「時間」を無視すれば、トラブルが少なくなるよう作られているのが、正式な決まり事ではある。とにかく速ければ良いというものではないので、正式な作法は知っておくべきだ。

その決まりが本当に正しいのか、今の時代や場面にマッチしているのか?と疑問に思うことは忘れないようにしたい。

 

100

 

 

【疑問】
 
プロテストの実技試験でアトミックリーチを繰り出してきたら、マナー点はどうなるのだろうか!?何回も繰り出したらやはり止められるだろうから、やはりここ一番だけしか使わない方がいいですね。
いや、一度もやらない方が無難ですね。

※注意
増田隆一のアカウントにたどり着いた人、プロフィール画面を開いてずっこけないように。

プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

100

 
 
【女流桜花2日目終了】
 

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二日目終了時成績

仲田加南 +94.8P
魚谷侑未 +31.9P
宮内こずえ +20.3P
松岡千晶 ▲149.0P

魚谷、宮内がなんとか食らいつくが、仲田がリードを広げて残すは最終日のみとなった。
泣いても笑っても残りは半荘4回戦。
第11期女流桜花の座につくのは誰だ!?
 
 
【第3期 麻雀battle of generation】
 

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今年もbattle of generationが開催される。
まずは30代から。
A卓 (12/19)滝沢和典・櫻井秀樹・杉浦勘介・柴田吉和
B卓 (12/20)猿川真寿・白鳥翔・森下剛任・樋口徹
C卓 (1/10)内川幸太郎、ダンプ大橋、山口大和、古橋崇志
各卓のトップ3名が、勝又健志が待ち受ける、30代代表決定戦(1/13)へと進出する。
 
 
【勝ち抜きバトルV7 ファイナル】
 

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男性プロオーディションに合格した男性プロ、まだ実績の少ない女流プロを対象とした対局番組。
その名の通り毎週新しいプロが登場し1・2着が次週へ勝ち上がるサバイバルマッチ。4週目からは1着のみが勝ち上がり。
5週勝ち上がったプロにはロン2カップの出場権が与えられる
その後ロン2カップ出場権を放棄してテレビ対局への出場権を懸けた『ファイナルチャレンジ』へ挑戦することも可能。
並居るAリーガーを打ち倒しTV対局への切符を手に入れるのは誰だ!?
12/21(水)18時から、以下のメンバーで配信される。
小笠原奈央V1vs小松武蔵V1vs山井弘vs古橋崇志
実況:部谷幸則
解説:櫻井秀樹
 
 
【天鳳位vs連盟プロ 2nd seasons】
 

100

 
対戦組み合わせが決定。
第1試合:ASAPINvsすずめクレイジーvs勝又健志vs藤崎智
第2試合:かにマジンvs就活生@川村軍団vs瀬戸熊直樹vs前田直哉
第3試合:独歩vsかにマジンvs藤崎智vs瀬戸熊直樹
第4試合:ASAPINvs就活生@川村軍団vs瀬戸熊直樹vs前田直哉
第5試合:ASAPINvs独歩vs瀬戸熊直樹vs前原雄大
初日は12月23日(金)13時から配信される。
 
 
【総帥誕生日】
 
本日12月19日はチームガラクタ(総勢2名)総帥、前原雄大の誕生日だ。
麻雀界最強と噂されるガラクタ総帥は、少なくとも100才まで生きるとも噂されている。
プロリーグで首位を走るガラクタ総帥は、天鳳位もなぎ倒すことができるのか!?
 

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【女流日本シリーズファン投票開始】
 

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最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、今期の女流リーグの優勝者以外の決勝メンバーがノミネートされている。
support@ma-jan.or.jp
宛に、出場して欲しい選手1名の名前を送信すれば投票完了だ!
(締め切り 12月26日)
 
 
【マナー】
 

100

 
現在C1の首位を走る増田隆一。
プロテストを受験する人など、誤解の無いように説明させてもらうと、
発声→打牌→1000点を卓上に置く。
これで完了。
リーチ棒を待つことは「禁止」ではないけど、そこにかける時間は無駄が多いから、下家は動作完了前にツモって良い。
そんなニュアンスだと思う。
時間以外にもデメリットは考えられるが、「プロ」同士の対局では心配する程のことはない。
増田隆一は、この後時間打ち切りがある対局を例に出している。
これについては、賽子を振るタイミングなども同様だ。
山が上がって井桁を組んでから賽を振るのが正式な作法ではあるのだが、半荘は最低8局。×8の積み重ねだけでも局数が減ってしまう可能性がある。
プロアマ混合のタイトル戦の予選では、親決めで北家になった人が「うわー北家引いちゃったよ、親番一回かな(泣)」なんて言うのも聞こえてくる。
決まり事に従うことで、ゲーム性を壊してしまう危険性もあることは忘れてはならない。
 
 
【マナー②】
 
基本的には「時間」を無視すれば、トラブルが少なくなるよう作られているのが、正式な決まり事ではある。とにかく速ければ良いというものではないので、正式な作法は知っておくべきだ。
その決まりが本当に正しいのか、今の時代や場面にマッチしているのか?と疑問に思うことは忘れないようにしたい。
 

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【疑問】
 
プロテストの実技試験でアトミックリーチを繰り出してきたら、マナー点はどうなるのだろうか!?何回も繰り出したらやはり止められるだろうから、やはりここ一番だけしか使わない方がいいですね。
いや、一度もやらない方が無難ですね。
※注意
増田隆一のアカウントにたどり着いた人、プロフィール画面を開いてずっこけないように。

第28期中部プロリーグ 第4節レポート

Aリーグ:寺戸孝志

リーグ戦も残すところ後2節。
終えた3節の数字を踏まえて、各々が目標を修正して対局に臨んでいると思う。
私は現状+54.1Pで5位、1位の古川が少し抜け出しているものの9位の朝岡の+11.9Pまで決勝を見据えてくるはず。最終節に向けてのそれぞれの目標が交錯する4半荘が始まる。

そして今回の相手は1位古川、2位伊藤、7位佐藤の3人。
目標は+20P、そして伊藤か古川の上に行くこと。これを目標に対局に臨んだ。

1回戦、アガリはおろかテンパイすらままならない状況が続いたが、耐え続けて南3局に2,000・3,900をツモアガリ。
オーラスに親で加点してトップで終える。しかも伊藤をラスにして私にとっていい展開。
続く2回戦は最初にアガリを重ねて3着ながらプラスでまとめる。
そして3回戦。
起家スタートでタンヤオドラ1を鳴いて1シャンテンとしたところで佐藤からリーチ。
前巡に安全牌を持つか受け入れ重視かを考え、安全牌を先に切ってしまい、テンパイしたところで佐藤に放銃。
この後、無理にアガリに向かってしまうことが続く。こういうときは得てしてアガれず失点が増えていく。終わってみれば、連続ラスでポイントを減らしてしまった。

特に悪かったのは、4回戦のオーラスに親で苦しい仕掛けでテンパイを入れるも最後のツモで危険牌を引いてしまう。本来の冷静な自分なら切ってはいけないと止められる所を、ワンチャンスとかドラ周辺の待ちだろうと決めつけ、リーチピンフドラ2の7,700の放銃。リーグ戦での戦いでは、オーラス親でラスだからという理由で攻めることは、マイナスに働くことが多い。終わって冷静に考えると、切ってはいけないと反省した1局であった。

結果は、古川と伊藤がポイントを伸ばし、決勝の椅子をほぼ決める。特に古川は隙のない麻雀で、鳳凰位戦でも結果を出していて充実している印象を持った。
決勝戦も古川が中心になるのではないかと予感させる内容だった。

全体を見てみると古川、伊藤以外の上位がポイントを減らし、4位までに入るのは最後まで誰になるか目が離せない展開になりそう。
降級争いも混戦模様。今回大滝が1半荘で+60Pほどポイントを伸ばし抜け出しその煽りを受けて杉村が14位と危ない所まで順位を下げてしまった。
最終節、私は杉村と同卓となる。安定感のある杉村がピンチを迎えているが最後はしっかりとまとめてくると思われる。
その中を掻い潜ってポイントを伸ばして決勝の椅子を勝ち取りたい。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 古川 孝次 9.7 96.5 ▲ 5.0 39.6 140.8
2 伊藤 鉄也 52.1 46.4 ▲ 19.2 23.2 102.5
3 林 俊宏 ▲ 28.3 11.9 83.2 4.8 71.6
4 小野 雅峻 ▲ 42.5 10.1 30.7 57.3 55.6
5 森下 剛任 32.4 31.7 ▲ 0.6 ▲ 17.0 46.5
6 寺戸 孝志 ▲ 2.9 42.3 14.7 ▲ 24.2 29.9
7 安藤 大貴 ▲ 2.3 54.5 ▲ 5.1 ▲ 17.7 29.4
8 佐藤 あいり 17.0 ▲ 25.5 38.0 ▲ 38.6 ▲ 9.1
9 日下 健司 25.5 34.4 ▲ 42.3 ▲ 28.6 ▲ 11.0
10 大滝 聡 ▲ 16.8 10.7 ▲ 70.9 64.8 ▲ 12.2
11 土岐 雄太 ▲ 6.9 ▲ 48.2 36.8 5.6 ▲ 12.7
12 朝岡 祐 ▲ 7.0 ▲ 9.0 27.9 ▲ 48.6 ▲ 36.7
13 杉村 泰治 41.2 ▲ 33.6 ▲ 29.0 ▲ 52.1 ▲ 73.5
14 村瀬 寛光 ▲ 3.7 ▲ 85.9 ▲ 8.4 16.2 ▲ 81.8
15 三戸 亮祐 ▲ 47.2 ▲ 23.0 19.4 ▲ 33.5 ▲ 84.3
16 杉浦 貴紀 ▲ 70.3 ▲ 117.3 ▲ 92.2 26.8 ▲ 253.0

 

Bリーグ:富村つぐみ

寒さが厳しい季節になり本格的な冬の訪れ。
今年も残り2か月、振り返るとあっという間で最近は特に日々の流れの速さを感じるようになってきた。
中部プロリーグも終盤戦となる第4節を迎えた。

今節は様々な思惑が交差する中での対局だったのではないだろうか。
Bリーグは昇級・降級があるので、上位陣はもちろんのこと下位陣も降級を回避するために最後まで気を抜くことが許されない。
それぞれの位置での様々な戦いによってその1節に大きく影響を与える結果となるだろう。

現状1位(+69.4P)の私にとって今節は自分との戦いだったと思う。
欲を言えばいくらでも目標設定はできるが、それ以上に追う者がなく追われる立場というのは、個人的にはとても苦手でメンタルを抉られる気分になる位置だ。
麻雀においてもそうだが、追われるよりも追う立場の方が気持ちの部分では優位になれるのではないかと思う。
目標が明確にあり、そこに向かって標準を合わせることができるから。
全力で取り組んだ結果が負けだったとしても、終わってみればすごく達成感に溢れる気がする。
逆に追われる立場というのは、目指すことではなく守ることや逃げることといった多少ネガティブな要素が混じってくる気がする。
順位を競う戦いというのは、途中経過の中での自分の位置や面子にも結果がかなり反映されるのではないだろうか。

結論から言うと、今節の私の戦いはまさにその心情通りの過程と展開で構成された1節だったと思う。
結局のところ最後の結果ですべてが決まるのだけど、そこに至るまでのプロセスがとても大切でその順番ひとつでまた一歩、麻雀プロとして成長できるのではないだろうか。

第4節の対局者は、越川(6位+27.8P)、長谷川(13位▲46.8P)、中谷(14位▲50.7P)

越川にとっては1位の富村との差を縮める絶好のチャンス。前節での大失点をここで取り返したいところだろう。
長谷川と中谷にとっては絶対に負けられない戦いだ。
今のところ昇級ボーダーが60.4Pと低いので、今節の結果次第では最終節昇級争いに加わることも十分可能だ。
しかし今節で大コケすれば、昇級争いどころか降級争いとなってしまいそうだ。
皆気の引き締まる思いでの対局だっただろう。

1回戦目、東1局で親の越川が富村から11,600点をアガリいきなり大きく点数が動くスタートとなった。
そこからは越川と長谷川のアガリが続き、富村・中谷は何もできない苦しい展開が続いた。
結果、越川のトップで終了となった。

続く2回戦、越川が順当にアガリを積んでいき好スタートとなった。
勝負手・捌き手ともにきっちりアガっていく越川に何もさせてもらえずに南入を迎えた。
しかし南3局、親の中谷がアガリを繰り返し越川を捲り点差を大きく離してトップになった。
そのまま中谷のトップで終了。
1回戦と2回戦を通してなかなかアガリに繋がらない私は両方とも4着で終える結果となった。
この時点で▲49.5P。
残り2回をどう戦うか、自分との勝負になった。
揺れれば負ける。どっしり構えて自分らしい麻雀をしようと気持ちをリセットした。

3回戦、長谷川が8,000、18,000と立て続けに越川からアガリ、大きく点数を引き離し単独トップ目になった。その後も越川以外の3人のアガリが続き、越川は箱下となり1人大きく沈む形となった。
私もようやくアガリを掴むことができ、なんとか2着目(36,500)に食らいついていた。
迎えた南3局、親番は長谷川(59,000)。南家の中谷(28,100)からリーチが入り、続いて越川(▲4,600)が追いかけリーチ。
長谷川が長考の末、Tを切りこれが越川の当たり牌となった。

越川、国士無双のアガリ。

迎えたオーラス、富村(36,500)、越川(28,400)、中谷(28,100)、長谷川(27,000)
思わぬ展開に変な緊張感の漂う局になった。
最後は越川のリーチに、長谷川が8,000を放銃して終了。
越川とは100点差で富村がトップになった。

意外な展開からの思わぬトップだったが、これを良い感じで引き継ぎ、続く4回戦は序盤から順当にアガリを繰り返し私のトップで終えることができた。

結果としては、1位 越川+52.1P、2位 富村▲5.5P、3位 中谷▲6.3P、4位 長谷川▲40.3P
越川1人浮きの卓内トップとなった。

全体では、1位青山+90.2P、2位越川+79.9P、3位清水+78.5P、4位牛尾+78.0P。
ボーダーを約20ポイント上げて第4節が終わった。
私は全体の5位(+63.9P)でした。
なんとか最初のマイナスを最小に抑えて終えることができたと思う。
波乱の多い展開の中、よく耐えた4節だったのではないだろうか。

さあ、次はいよいよ最終節。
事実上の昇級争いは現状6位(+52.7P)の金平を含めた6人の中でありそうだ。
どのような戦いになるのか。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 青山 大 ▲ 27.5 53.4 9.8 54.5 90.2
2 越川 清一 8.3 71.1 ▲ 51.6 52.1 79.9
3 清水 哲也 36.0 8.9 15.5 18.1 78.5
4 牛尾 信之 42.4 50.7 ▲ 37.1 22.0 78.0
5 富村 つぐみ 29.4 8.1 31.9 ▲ 5.5 63.9
6 金平 裕樹 21.5 ▲ 32.1 57.1 6.2 52.7
7 大西 義則 4.0 1.3 13.7 5.4 24.4
8 山本 拓哉 27.3 ▲ 6.1 ▲ 11.3 7.5 17.4
9 加藤 泰史 31.6 17.2 ▲ 30.8 ▲ 5.7 12.3
10 木村 東平 ▲ 13.0 5.1 ▲ 32.4 12.5 ▲ 27.8
11 原田 知彦 ▲ 54.7 113.2 ▲ 60.2 ▲ 38.1 ▲ 39.8
12 河合 慎悟 11.1 ▲ 47.9 ▲ 7.9 ▲ 0.5 ▲ 45.2
13 中谷 彰吾 13.5 ▲ 69.7 5.5 ▲ 6.3 ▲ 57.0
14 長谷川 弘 ▲ 15.0 ▲ 43.6 11.8 ▲ 40.3 ▲ 87.1
15 太田 峻也 ▲ 81.1 ▲ 52.7 63.3 ▲ 66.1 ▲ 136.6
16 岡田 智和 ▲ 37.8 ▲ 96.9 ▲ 0.3 ▲ 15.8 ▲ 150.8

 

Cリーグ:山本美文

最終節に向けての調整をする者もいれば、ここが逆に勝負所の者もいる第4節、私は僅かなプラスポイントで暫定8位、ここで大きく加点していかないと最終節非常に苦しい戦いとなる。

現在中部本部に所属する女流は7名おり、この日、家田、三谷、山本(美)、池沢、花井の5人で戦うことになるが、内女流が4名という珍しい組み合わせとなった。
現時点2位の池沢と同卓が叶い、ポイントを削る絶好のチャンスである。

私は初戦2回戦目と2連続トップを取り+41.8P、その時点で池沢を▲25.1Pとマイナスポイントに沈めることに成功する。しかしここから池沢の猛追が始まる。
次の半荘、池沢は大きくポイントを稼ぎトップをとる。これまでのマイナスをほぼゼロにしてきた。この粘り強さに押され、私はというと2着に収まるのが精一杯で池沢を止められることができない。
最終半荘、50ポイントを超えるスコアを出していたので、私は現状維持以上で充分であったが欲が出てしまった。ここで更に加点すれば最終節楽になるのは間違いない。
それが頭から離れず無理に押しすぎてしまい大きく失点してしまう。
完全に引き際を見誤ったのだ。
更に池沢が前の半荘に続き2連続トップをとることになる。

トータルの結果は卓内トップではあったが、3戦目まで持っていたポイントを半分にしてしまい、池沢もプラスのポイントで終了した。

現在
1位掛水 +157.5P
2位池沢 +137.1P
3位岡本 +75.9P
となっている。
岡本と私の差は32.3P。

過去に、最終節100ポイントを超えるプラスのスコアを叩き出し昇級した者もいる。私もそれぐらいの意気込みで最終節に臨もうと思う。
不得手である最終節であるが、いつか最終節が得意だと言えるように成長していきたい。次節がその一端となるよう何かひとつでも自分に何か得られる戦いにしようと思う。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 掛水 洋徳 81.2 73.9 ▲ 18.8 21.2 157.5
2 池沢 麻奈美 12.1 75.0 38.1 11.9 137.1
3 岡本 丈司 4.3 37.0 24.8 9.8 75.9
4 大町 篤志 26.8 36.3 8.2 2.3 73.6
5 堤 文吾 ▲ 22.5 32.1 46.4 0.4 56.4
6 大高坂 松城 12.2 4.0 33.3 5.1 54.6
7 山本 美文 2.6 ▲ 4.6 19.2 26.4 43.6
8 鈴木 淳 7.1 24.0 2.4 6.0 39.5
9 鈴木 基芳 42.5 ▲ 0.2 ▲ 51.0 28.9 20.2
10 永井 ゆうま 0.6 ▲ 39.0 41.9 ▲ 23.1 ▲ 19.6
11 三谷 卓也 32.8 ▲ 15.9 ▲ 43.8 ▲ 3.4 ▲ 30.3
12 若松 正和 12.2 ▲ 51.8 5.9 1.2 ▲ 32.5
13 斎藤 寛生 ▲ 63.2 6.3 ▲ 9.3 28.7 ▲ 37.5
14 浅野 文雅 ▲ 2.9 ▲ 31.3 3.2 ▲ 23.9 ▲ 54.9
15 高橋 侑希 ▲ 26.8 16.2 ▲ 63.3 7.7 ▲ 66.2
16 都築 友和 11.3 ▲ 95.4 ▲ 2.8 2.2 ▲ 84.7
17 太田 充 ▲ 30.1 6.7 5.1 ▲ 66.5 ▲ 84.8
18 家田 みゆき ▲ 45.6 ▲ 79.3 7.0 ▲ 5.8 ▲ 123.7
19 花井 香央理 ▲ 55.6 ▲ 16.0 ▲ 46.5 ▲ 30.1 ▲ 148.2

中部プロリーグ レポート/第28期中部プロリーグ 第4節レポート

Aリーグ:寺戸孝志
リーグ戦も残すところ後2節。
終えた3節の数字を踏まえて、各々が目標を修正して対局に臨んでいると思う。
私は現状+54.1Pで5位、1位の古川が少し抜け出しているものの9位の朝岡の+11.9Pまで決勝を見据えてくるはず。最終節に向けてのそれぞれの目標が交錯する4半荘が始まる。
そして今回の相手は1位古川、2位伊藤、7位佐藤の3人。
目標は+20P、そして伊藤か古川の上に行くこと。これを目標に対局に臨んだ。
1回戦、アガリはおろかテンパイすらままならない状況が続いたが、耐え続けて南3局に2,000・3,900をツモアガリ。
オーラスに親で加点してトップで終える。しかも伊藤をラスにして私にとっていい展開。
続く2回戦は最初にアガリを重ねて3着ながらプラスでまとめる。
そして3回戦。
起家スタートでタンヤオドラ1を鳴いて1シャンテンとしたところで佐藤からリーチ。
前巡に安全牌を持つか受け入れ重視かを考え、安全牌を先に切ってしまい、テンパイしたところで佐藤に放銃。
この後、無理にアガリに向かってしまうことが続く。こういうときは得てしてアガれず失点が増えていく。終わってみれば、連続ラスでポイントを減らしてしまった。
特に悪かったのは、4回戦のオーラスに親で苦しい仕掛けでテンパイを入れるも最後のツモで危険牌を引いてしまう。本来の冷静な自分なら切ってはいけないと止められる所を、ワンチャンスとかドラ周辺の待ちだろうと決めつけ、リーチピンフドラ2の7,700の放銃。リーグ戦での戦いでは、オーラス親でラスだからという理由で攻めることは、マイナスに働くことが多い。終わって冷静に考えると、切ってはいけないと反省した1局であった。
結果は、古川と伊藤がポイントを伸ばし、決勝の椅子をほぼ決める。特に古川は隙のない麻雀で、鳳凰位戦でも結果を出していて充実している印象を持った。
決勝戦も古川が中心になるのではないかと予感させる内容だった。
全体を見てみると古川、伊藤以外の上位がポイントを減らし、4位までに入るのは最後まで誰になるか目が離せない展開になりそう。
降級争いも混戦模様。今回大滝が1半荘で+60Pほどポイントを伸ばし抜け出しその煽りを受けて杉村が14位と危ない所まで順位を下げてしまった。
最終節、私は杉村と同卓となる。安定感のある杉村がピンチを迎えているが最後はしっかりとまとめてくると思われる。
その中を掻い潜ってポイントを伸ばして決勝の椅子を勝ち取りたい。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 古川 孝次 9.7 96.5 ▲ 5.0 39.6 140.8
2 伊藤 鉄也 52.1 46.4 ▲ 19.2 23.2 102.5
3 林 俊宏 ▲ 28.3 11.9 83.2 4.8 71.6
4 小野 雅峻 ▲ 42.5 10.1 30.7 57.3 55.6
5 森下 剛任 32.4 31.7 ▲ 0.6 ▲ 17.0 46.5
6 寺戸 孝志 ▲ 2.9 42.3 14.7 ▲ 24.2 29.9
7 安藤 大貴 ▲ 2.3 54.5 ▲ 5.1 ▲ 17.7 29.4
8 佐藤 あいり 17.0 ▲ 25.5 38.0 ▲ 38.6 ▲ 9.1
9 日下 健司 25.5 34.4 ▲ 42.3 ▲ 28.6 ▲ 11.0
10 大滝 聡 ▲ 16.8 10.7 ▲ 70.9 64.8 ▲ 12.2
11 土岐 雄太 ▲ 6.9 ▲ 48.2 36.8 5.6 ▲ 12.7
12 朝岡 祐 ▲ 7.0 ▲ 9.0 27.9 ▲ 48.6 ▲ 36.7
13 杉村 泰治 41.2 ▲ 33.6 ▲ 29.0 ▲ 52.1 ▲ 73.5
14 村瀬 寛光 ▲ 3.7 ▲ 85.9 ▲ 8.4 16.2 ▲ 81.8
15 三戸 亮祐 ▲ 47.2 ▲ 23.0 19.4 ▲ 33.5 ▲ 84.3
16 杉浦 貴紀 ▲ 70.3 ▲ 117.3 ▲ 92.2 26.8 ▲ 253.0

 
Bリーグ:富村つぐみ
寒さが厳しい季節になり本格的な冬の訪れ。
今年も残り2か月、振り返るとあっという間で最近は特に日々の流れの速さを感じるようになってきた。
中部プロリーグも終盤戦となる第4節を迎えた。
今節は様々な思惑が交差する中での対局だったのではないだろうか。
Bリーグは昇級・降級があるので、上位陣はもちろんのこと下位陣も降級を回避するために最後まで気を抜くことが許されない。
それぞれの位置での様々な戦いによってその1節に大きく影響を与える結果となるだろう。
現状1位(+69.4P)の私にとって今節は自分との戦いだったと思う。
欲を言えばいくらでも目標設定はできるが、それ以上に追う者がなく追われる立場というのは、個人的にはとても苦手でメンタルを抉られる気分になる位置だ。
麻雀においてもそうだが、追われるよりも追う立場の方が気持ちの部分では優位になれるのではないかと思う。
目標が明確にあり、そこに向かって標準を合わせることができるから。
全力で取り組んだ結果が負けだったとしても、終わってみればすごく達成感に溢れる気がする。
逆に追われる立場というのは、目指すことではなく守ることや逃げることといった多少ネガティブな要素が混じってくる気がする。
順位を競う戦いというのは、途中経過の中での自分の位置や面子にも結果がかなり反映されるのではないだろうか。
結論から言うと、今節の私の戦いはまさにその心情通りの過程と展開で構成された1節だったと思う。
結局のところ最後の結果ですべてが決まるのだけど、そこに至るまでのプロセスがとても大切でその順番ひとつでまた一歩、麻雀プロとして成長できるのではないだろうか。
第4節の対局者は、越川(6位+27.8P)、長谷川(13位▲46.8P)、中谷(14位▲50.7P)
越川にとっては1位の富村との差を縮める絶好のチャンス。前節での大失点をここで取り返したいところだろう。
長谷川と中谷にとっては絶対に負けられない戦いだ。
今のところ昇級ボーダーが60.4Pと低いので、今節の結果次第では最終節昇級争いに加わることも十分可能だ。
しかし今節で大コケすれば、昇級争いどころか降級争いとなってしまいそうだ。
皆気の引き締まる思いでの対局だっただろう。
1回戦目、東1局で親の越川が富村から11,600点をアガリいきなり大きく点数が動くスタートとなった。
そこからは越川と長谷川のアガリが続き、富村・中谷は何もできない苦しい展開が続いた。
結果、越川のトップで終了となった。
続く2回戦、越川が順当にアガリを積んでいき好スタートとなった。
勝負手・捌き手ともにきっちりアガっていく越川に何もさせてもらえずに南入を迎えた。
しかし南3局、親の中谷がアガリを繰り返し越川を捲り点差を大きく離してトップになった。
そのまま中谷のトップで終了。
1回戦と2回戦を通してなかなかアガリに繋がらない私は両方とも4着で終える結果となった。
この時点で▲49.5P。
残り2回をどう戦うか、自分との勝負になった。
揺れれば負ける。どっしり構えて自分らしい麻雀をしようと気持ちをリセットした。
3回戦、長谷川が8,000、18,000と立て続けに越川からアガリ、大きく点数を引き離し単独トップ目になった。その後も越川以外の3人のアガリが続き、越川は箱下となり1人大きく沈む形となった。
私もようやくアガリを掴むことができ、なんとか2着目(36,500)に食らいついていた。
迎えた南3局、親番は長谷川(59,000)。南家の中谷(28,100)からリーチが入り、続いて越川(▲4,600)が追いかけリーチ。
長谷川が長考の末、Tを切りこれが越川の当たり牌となった。
越川、国士無双のアガリ。
迎えたオーラス、富村(36,500)、越川(28,400)、中谷(28,100)、長谷川(27,000)
思わぬ展開に変な緊張感の漂う局になった。
最後は越川のリーチに、長谷川が8,000を放銃して終了。
越川とは100点差で富村がトップになった。
意外な展開からの思わぬトップだったが、これを良い感じで引き継ぎ、続く4回戦は序盤から順当にアガリを繰り返し私のトップで終えることができた。
結果としては、1位 越川+52.1P、2位 富村▲5.5P、3位 中谷▲6.3P、4位 長谷川▲40.3P
越川1人浮きの卓内トップとなった。
全体では、1位青山+90.2P、2位越川+79.9P、3位清水+78.5P、4位牛尾+78.0P。
ボーダーを約20ポイント上げて第4節が終わった。
私は全体の5位(+63.9P)でした。
なんとか最初のマイナスを最小に抑えて終えることができたと思う。
波乱の多い展開の中、よく耐えた4節だったのではないだろうか。
さあ、次はいよいよ最終節。
事実上の昇級争いは現状6位(+52.7P)の金平を含めた6人の中でありそうだ。
どのような戦いになるのか。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 青山 大 ▲ 27.5 53.4 9.8 54.5 90.2
2 越川 清一 8.3 71.1 ▲ 51.6 52.1 79.9
3 清水 哲也 36.0 8.9 15.5 18.1 78.5
4 牛尾 信之 42.4 50.7 ▲ 37.1 22.0 78.0
5 富村 つぐみ 29.4 8.1 31.9 ▲ 5.5 63.9
6 金平 裕樹 21.5 ▲ 32.1 57.1 6.2 52.7
7 大西 義則 4.0 1.3 13.7 5.4 24.4
8 山本 拓哉 27.3 ▲ 6.1 ▲ 11.3 7.5 17.4
9 加藤 泰史 31.6 17.2 ▲ 30.8 ▲ 5.7 12.3
10 木村 東平 ▲ 13.0 5.1 ▲ 32.4 12.5 ▲ 27.8
11 原田 知彦 ▲ 54.7 113.2 ▲ 60.2 ▲ 38.1 ▲ 39.8
12 河合 慎悟 11.1 ▲ 47.9 ▲ 7.9 ▲ 0.5 ▲ 45.2
13 中谷 彰吾 13.5 ▲ 69.7 5.5 ▲ 6.3 ▲ 57.0
14 長谷川 弘 ▲ 15.0 ▲ 43.6 11.8 ▲ 40.3 ▲ 87.1
15 太田 峻也 ▲ 81.1 ▲ 52.7 63.3 ▲ 66.1 ▲ 136.6
16 岡田 智和 ▲ 37.8 ▲ 96.9 ▲ 0.3 ▲ 15.8 ▲ 150.8

 
Cリーグ:山本美文
最終節に向けての調整をする者もいれば、ここが逆に勝負所の者もいる第4節、私は僅かなプラスポイントで暫定8位、ここで大きく加点していかないと最終節非常に苦しい戦いとなる。
現在中部本部に所属する女流は7名おり、この日、家田、三谷、山本(美)、池沢、花井の5人で戦うことになるが、内女流が4名という珍しい組み合わせとなった。
現時点2位の池沢と同卓が叶い、ポイントを削る絶好のチャンスである。
私は初戦2回戦目と2連続トップを取り+41.8P、その時点で池沢を▲25.1Pとマイナスポイントに沈めることに成功する。しかしここから池沢の猛追が始まる。
次の半荘、池沢は大きくポイントを稼ぎトップをとる。これまでのマイナスをほぼゼロにしてきた。この粘り強さに押され、私はというと2着に収まるのが精一杯で池沢を止められることができない。
最終半荘、50ポイントを超えるスコアを出していたので、私は現状維持以上で充分であったが欲が出てしまった。ここで更に加点すれば最終節楽になるのは間違いない。
それが頭から離れず無理に押しすぎてしまい大きく失点してしまう。
完全に引き際を見誤ったのだ。
更に池沢が前の半荘に続き2連続トップをとることになる。
トータルの結果は卓内トップではあったが、3戦目まで持っていたポイントを半分にしてしまい、池沢もプラスのポイントで終了した。
現在
1位掛水 +157.5P
2位池沢 +137.1P
3位岡本 +75.9P
となっている。
岡本と私の差は32.3P。
過去に、最終節100ポイントを超えるプラスのスコアを叩き出し昇級した者もいる。私もそれぐらいの意気込みで最終節に臨もうと思う。
不得手である最終節であるが、いつか最終節が得意だと言えるように成長していきたい。次節がその一端となるよう何かひとつでも自分に何か得られる戦いにしようと思う。
Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 掛水 洋徳 81.2 73.9 ▲ 18.8 21.2 157.5
2 池沢 麻奈美 12.1 75.0 38.1 11.9 137.1
3 岡本 丈司 4.3 37.0 24.8 9.8 75.9
4 大町 篤志 26.8 36.3 8.2 2.3 73.6
5 堤 文吾 ▲ 22.5 32.1 46.4 0.4 56.4
6 大高坂 松城 12.2 4.0 33.3 5.1 54.6
7 山本 美文 2.6 ▲ 4.6 19.2 26.4 43.6
8 鈴木 淳 7.1 24.0 2.4 6.0 39.5
9 鈴木 基芳 42.5 ▲ 0.2 ▲ 51.0 28.9 20.2
10 永井 ゆうま 0.6 ▲ 39.0 41.9 ▲ 23.1 ▲ 19.6
11 三谷 卓也 32.8 ▲ 15.9 ▲ 43.8 ▲ 3.4 ▲ 30.3
12 若松 正和 12.2 ▲ 51.8 5.9 1.2 ▲ 32.5
13 斎藤 寛生 ▲ 63.2 6.3 ▲ 9.3 28.7 ▲ 37.5
14 浅野 文雅 ▲ 2.9 ▲ 31.3 3.2 ▲ 23.9 ▲ 54.9
15 高橋 侑希 ▲ 26.8 16.2 ▲ 63.3 7.7 ▲ 66.2
16 都築 友和 11.3 ▲ 95.4 ▲ 2.8 2.2 ▲ 84.7
17 太田 充 ▲ 30.1 6.7 5.1 ▲ 66.5 ▲ 84.8
18 家田 みゆき ▲ 45.6 ▲ 79.3 7.0 ▲ 5.8 ▲ 123.7
19 花井 香央理 ▲ 55.6 ▲ 16.0 ▲ 46.5 ▲ 30.1 ▲ 148.2

第155回:プロ雀士インタビュー 森山 茂和  インタビュアー:高宮 まり

みなさまこんにちは。
「あさじゃん」第1回女流スプリント優勝の高宮まりです。

みなさま、、、「あさじゃん」観てくれていますか??

そもそもあさじゃんて何?あさじゃんの存在は知ってるけど、どういうものか分からない!
始まったばかりの「あさじゃん」企画、いまいち良く分からない、という方もまだまだ多いと思います。

ということで!

みなさまに「あさじゃん」の面白さをしっかり伝え、そして親しみをもってもらうべく、あさじゃん発案者である森山茂和会長にインタビューに行って参りました。

 

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その1 あさじゃんとは?

 

まずは”あさじゃん”とは、一体何なのかである。

高宮「会長、宜しくお願い致します。さっそくなのですが、”あさじゃん”とはどのような企画なのですか?どうして始めようと思ったかというきっかけというか。」

会長「麻雀をうまく切ってね、面白く見せる方法がないかなっていう風に考えていて。で、麻雀って見せ場があるじゃない??見せ場があって、次がどうなるのかなーって期待感を持たせてできるような番組があると面白いかなーっていう。」

高宮「常に盛り上がっている番組ということですね!あさじゃんは短かく切って編集されているんですよね?」

会長「それを毎日見てもらって。毎日軽く、10分15分とかで見られて、毎日次の日を楽しみにできると。そういう企画があったら面白いなーと思って。朝の連続テレビ麻雀というかね、そういう感じにして。全部続けてみるのもありなんだけど、ワクワクする局面があって、これどうなるのかなー!?っていうさ、毎日期待感をもって過ごせるみたいな。そういうのをうまく出せると面白いかなーというか。これどうなるんだろう?ほんとに次の日が楽しみになるなぁっていう風になれば大ヒットかなと。面白いと思うんだけどねぇ。まだ見てる人が少ないから。」

高宮「まだ馴染みがないんじゃないですか?」

会長「そう、全く馴染みがない。それはなんとか定着させてって。ちょっと時間はかかるかもしれないけど。ですからぜひ一度ね、見たことのない方は見てみてほしいですね。」

「あさじゃん」のポイント
・一半荘を何分割かにして編集
・面白くて分かりやすいテロップ入り
・毎日(月曜~金曜)少しずつ放送

今までにないスタイルで楽しめる麻雀番組、それがあさじゃんなのだ。

 

 

その2 どうしてあさじゃん?

 

あさじゃんの基本システムは分かった。
では、どうしてあさじゃんスタイルが面白いのか詳しく聞いてみましょう。

朝早くから配信するのはどうして?

高宮「朝早くに配信される麻雀番組って今までなかったですよね。どうして朝早くからの配信なのですか?」

会長「通勤時間にちょっと見れる感じ。毎日どの時間で見せるかっていうと、やっぱり朝のサラリーマンの人とか学生さんとかが、朝の通勤時間に電車の中でちょっと見て息抜きしながらっていうような。仕事とかに負担のかからないように、朝の配信がいいかなと。」

高宮「朝に更新されるってなかなかないですし、帰りの電車の楽しみにしてもいいですね!」

少しずつの放送なのはどうして?

高宮「短編なのも気軽に楽しんでもらえるようにってことですか?」

会長「長くても20分前後なんで、そんなに仕事の負担にもならないような感じで楽しんでもらえたらいいかなぁと。やっぱり東場と南場に分けちゃうと長すぎちゃうでしょ。配信だとけっこう見るのに時間かかるでしょ?そうすると仕事もあるからね、そういう邪魔になっちゃうと、あんまり見てもらえないだろうし。まあ一番負担にならない形っていうと、15分前後かなぁみたいな。」

高宮「ちょっと空いた時間に見るっていう楽しみが出来ますよね。」

会長「うん、習慣になってくれればいいね。あんまり重く考えないでもらって。見落としても後でも見れるしね。ただ、頭の中に残っててどうなるのかなーと思ってたら次絶対見たいじゃない。麻雀っていい麻雀打てば絶対面白いでしょう?だから気になって見ちゃうっていう習慣になったらいいよね。それで麻雀に親しんでもらうっていうのも含めてさ。」

テロップが入っているのはどうして?

高宮「テロップが入っているのも麻雀番組としては斬新ですね。どうしてテロップを入れたのですか?」

会長「うん、テロップも今までにない形として取り入れていって。1シャンテンとかテンパイという文字が入ってたり、アガったときに演出とか。そういうものを入れて麻雀の別の楽しみ方もして貰いたいと思って。」

高宮「テロップが入っていると楽しいし、すんなり見やすいなぁと思います。」

会長「そうそう、例えばスマホで見てて音が聞こえないという時とかにもテロップが入ってたら見やすいかなとか。」

高宮「確かに、イヤホン忘れて電車の中で解説聞けないときとかあります。」

会長「それから初心者の人のヒントになるようなテロップなんかも入れたりね。例えばこれは何待ちですよーとか、わかりにくい時は解説を入れてあげるとか。」

高宮「これから麻雀覚えたいなぁって方にもおすすめできますね。」

会長「あんまり入れすぎちゃうと今度はしつこくなるから、その辺の入れ方が難しいんですけど。それは研究中ですね。」

 

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余談だが、私は毎日更新の四コマ漫画がちょっとした楽しみだったりする。

毎日更新なので日々のちょっとした楽しみにピッタリだし、続きが気になるのでワクワクできるけど、重たくないのでお気軽お手軽なリフレッシュにもなる。
まさか麻雀で同じような楽しみ方ができるようになるとは驚きだ。
あさじゃん、実にオススメです!

 

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その3 あさじゃんはどうやって見るの?

 

さて、あさじゃんに興味が湧いて見てみたくなってきたそこの貴方。
具体的な視聴方法を知りたいところですね。

高宮「あさじゃんを見るにはどうすればいいのですか?」

会長「アメーバフレッシュとニコ生にあさじゃんチャンネルっていうのがありますから。そこで見れますね。」

高宮「チャンネルに登録したら全部見れますよね。でも、まだ見たことない方はいきなり登録するのは気がひけるかも、、、」

会長「今だと、YouTubeに第一回女流スプリントがアップされてるね。」

高宮「YouTubeにも載ってたんですね。YouTubeでとりあえず見てみることができますね。」

会長「いきなり高宮がリーチ打ってるよね(笑)まずは1回見てみてほしいね、どういうものかって1回見ればわかるから。」

 

あさじゃんの視聴方法まとめ

Amebaフレッシュあさじゃんチャンネルに登録

ニコニコ動画あさじゃんチャンネルに登録

・YouTube(第1回女流スプリント戦A卓#1)

 

 

その4誰があさじゃんを?

 

あさじゃんの基礎知識はマスターできた。
ここであさじゃんの製作裏話を聞いてみよう。

高宮「”あさじゃん”というネーミングはどのように決まったのですか?」

“あさじゃん”覚えやすく親しみやすい良いネーミングである。

会長「私が考えたんだよ。」

高宮「会長が考えたんですか!本当に、ひらめきがすごいですね。」

会長「朝の連続テレビ麻雀ということで。登録商標も取ったんだよ。」

高宮「えっ、登録商標ですか?わざわざ取ったんですか?」

会長「そうそう。あさじゃんに関連するいくつかは登録してるんですけど。他がマネできない、あさじゃんという名前を使えないようにね。もうそこはお金をかけて登録しました。」

高宮「オリジナルということですね。」

会長「マネされるとやだなぁと思って。それぐらい本気でやっているということなんですけど。」

 

100

 

ふと、編集はどうしているのだろうと思った。
事務局で出来ることなのか、もしくは外部に発注しているのか?

高宮「あさじゃんはどのように編集しているのですか?」

会長「三四郎君(大庭三四郎プロ)と私でやってるんだよ。全部切ってね、コメント入れたりして。」

高宮「へー、大庭さんが編集しているんですね。面白そう。」

会長「やってみる?」

高宮「えっ、できるかなぁ。やってみたいですけど。」

会長「ただけっこう大変なんだよ、時間かかるからね。」

高宮「大変そうですよね、切るところも難しそうですし。どれくらい時間かかるんですか?」

会長「実際に対局また見なきゃいけないでしょう。対局見て編集してまた見て直してってやってると時間かかったりする。」

私が編集したら付きっ切りでも1週間くらいかかりそうである。
手間がかかっていると思うと、作品が可愛く思えてきますね。不思議。

 

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その5 これからのあさじゃん

 

生まれたてほやほやのあさじゃん、これからどうなっていくのだろうか?

高宮「今後どのように広めていくかっていう作戦はあるのですか?」

会長「それが難しい、なかなかね。少しずつやっていくしかないんだけど。広告が大変かな、分かってもらうのに時間がかかる。お金をかけて宣伝するっていう方法もあるんだろうけど。じゃあどういう宣伝をするのかっていうのも難しいし。」

高宮「広告を見てもどういうものかって分からないと見ようってならないですもんね。」

会長「面白いのは間違いないと思う。ただ、見てもらえないと面白さは分からないからね。やっぱりクチコミだよね、出ている人が宣伝したりとか、みんなに広めるようにしていってほしいんだよね。」

高宮「広告で見かけるより話題になっているものの方が気になりますもんね。」

会長「こっちも何とかしようとはしてるんだけど、それより話題になってくれないと広まらないのかなと。今後は広めていきたいですね。とにかく知ってもらうことが一番だね、面白い新しい麻雀番組があるんだってことを。」

高宮「あさじゃん、何か新しい企画とかは有るのですか?」

会長「いろいろあるよ、女流で第一弾をやったから男子で第二弾をやって、巨匠対決もあるし。逆に高宮は何かやってみたい事あるの?」

高宮「えっ。うーん、さっき言ってた編集とかやってみたいですかね、大変そうですけど。」

会長「みんなやってくれるといいんだよね。面白いから。今後さらに良くなってきて、いろんな人がやってくれるといいなぁと。その人風の編集になったら面白いじゃない。誰がやったら面白いかなぁというのもあるよね。将来的に言うと編集誰々とかなったら面白いよね。女性目線でやるのも面白いと思うし。そのうち編集〇〇、みたいになるかもしれないね。」

そして〇〇プロネーミングや〇〇プロ企画、なんて番組も出来たら楽しいなぁと思った。
番組名募集!なんていうのもご一興。

1半荘に、細かく編集を加えていくあさじゃん。
企画や製作の自由度が高く、どんどん面白い作品が出てきそうですね。

 

あとがき

いろんなお話を伺って、あさじゃんについて私も知らなかったことを沢山知ることができました。
まずは見てほしいという、会長の熱意が伝わってきた。

便利な世の中になったもので、近年はさまざまな娯楽の楽しみ方が変化しつつあります。
麻雀の視聴スタイルも、従来の会場観戦やテレビ鑑賞に加え、パソコンやスマホでのコンテンツが台頭してきたことにより急激な改革を迎えています。
あさじゃんがさらなる革新の要になるのでしょうか。

みなさまの麻雀ライフにも、新たに「あさじゃん」を仲間にして頂けましたら幸いです。

プロ雀士インタビュー/第155回:プロ雀士インタビュー 森山 茂和  インタビュアー:高宮 まり

みなさまこんにちは。
「あさじゃん」第1回女流スプリント優勝の高宮まりです。
みなさま、、、「あさじゃん」観てくれていますか??
そもそもあさじゃんて何?あさじゃんの存在は知ってるけど、どういうものか分からない!
始まったばかりの「あさじゃん」企画、いまいち良く分からない、という方もまだまだ多いと思います。
ということで!
みなさまに「あさじゃん」の面白さをしっかり伝え、そして親しみをもってもらうべく、あさじゃん発案者である森山茂和会長にインタビューに行って参りました。
 

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その1 あさじゃんとは?
 
まずは”あさじゃん”とは、一体何なのかである。
高宮「会長、宜しくお願い致します。さっそくなのですが、”あさじゃん”とはどのような企画なのですか?どうして始めようと思ったかというきっかけというか。」
会長「麻雀をうまく切ってね、面白く見せる方法がないかなっていう風に考えていて。で、麻雀って見せ場があるじゃない??見せ場があって、次がどうなるのかなーって期待感を持たせてできるような番組があると面白いかなーっていう。」
高宮「常に盛り上がっている番組ということですね!あさじゃんは短かく切って編集されているんですよね?」
会長「それを毎日見てもらって。毎日軽く、10分15分とかで見られて、毎日次の日を楽しみにできると。そういう企画があったら面白いなーと思って。朝の連続テレビ麻雀というかね、そういう感じにして。全部続けてみるのもありなんだけど、ワクワクする局面があって、これどうなるのかなー!?っていうさ、毎日期待感をもって過ごせるみたいな。そういうのをうまく出せると面白いかなーというか。これどうなるんだろう?ほんとに次の日が楽しみになるなぁっていう風になれば大ヒットかなと。面白いと思うんだけどねぇ。まだ見てる人が少ないから。」
高宮「まだ馴染みがないんじゃないですか?」
会長「そう、全く馴染みがない。それはなんとか定着させてって。ちょっと時間はかかるかもしれないけど。ですからぜひ一度ね、見たことのない方は見てみてほしいですね。」
「あさじゃん」のポイント
・一半荘を何分割かにして編集
・面白くて分かりやすいテロップ入り
・毎日(月曜~金曜)少しずつ放送
今までにないスタイルで楽しめる麻雀番組、それがあさじゃんなのだ。
 
 
その2 どうしてあさじゃん?
 
あさじゃんの基本システムは分かった。
では、どうしてあさじゃんスタイルが面白いのか詳しく聞いてみましょう。
朝早くから配信するのはどうして?
高宮「朝早くに配信される麻雀番組って今までなかったですよね。どうして朝早くからの配信なのですか?」
会長「通勤時間にちょっと見れる感じ。毎日どの時間で見せるかっていうと、やっぱり朝のサラリーマンの人とか学生さんとかが、朝の通勤時間に電車の中でちょっと見て息抜きしながらっていうような。仕事とかに負担のかからないように、朝の配信がいいかなと。」
高宮「朝に更新されるってなかなかないですし、帰りの電車の楽しみにしてもいいですね!」
少しずつの放送なのはどうして?
高宮「短編なのも気軽に楽しんでもらえるようにってことですか?」
会長「長くても20分前後なんで、そんなに仕事の負担にもならないような感じで楽しんでもらえたらいいかなぁと。やっぱり東場と南場に分けちゃうと長すぎちゃうでしょ。配信だとけっこう見るのに時間かかるでしょ?そうすると仕事もあるからね、そういう邪魔になっちゃうと、あんまり見てもらえないだろうし。まあ一番負担にならない形っていうと、15分前後かなぁみたいな。」
高宮「ちょっと空いた時間に見るっていう楽しみが出来ますよね。」
会長「うん、習慣になってくれればいいね。あんまり重く考えないでもらって。見落としても後でも見れるしね。ただ、頭の中に残っててどうなるのかなーと思ってたら次絶対見たいじゃない。麻雀っていい麻雀打てば絶対面白いでしょう?だから気になって見ちゃうっていう習慣になったらいいよね。それで麻雀に親しんでもらうっていうのも含めてさ。」
テロップが入っているのはどうして?
高宮「テロップが入っているのも麻雀番組としては斬新ですね。どうしてテロップを入れたのですか?」
会長「うん、テロップも今までにない形として取り入れていって。1シャンテンとかテンパイという文字が入ってたり、アガったときに演出とか。そういうものを入れて麻雀の別の楽しみ方もして貰いたいと思って。」
高宮「テロップが入っていると楽しいし、すんなり見やすいなぁと思います。」
会長「そうそう、例えばスマホで見てて音が聞こえないという時とかにもテロップが入ってたら見やすいかなとか。」
高宮「確かに、イヤホン忘れて電車の中で解説聞けないときとかあります。」
会長「それから初心者の人のヒントになるようなテロップなんかも入れたりね。例えばこれは何待ちですよーとか、わかりにくい時は解説を入れてあげるとか。」
高宮「これから麻雀覚えたいなぁって方にもおすすめできますね。」
会長「あんまり入れすぎちゃうと今度はしつこくなるから、その辺の入れ方が難しいんですけど。それは研究中ですね。」
 

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余談だが、私は毎日更新の四コマ漫画がちょっとした楽しみだったりする。
毎日更新なので日々のちょっとした楽しみにピッタリだし、続きが気になるのでワクワクできるけど、重たくないのでお気軽お手軽なリフレッシュにもなる。
まさか麻雀で同じような楽しみ方ができるようになるとは驚きだ。
あさじゃん、実にオススメです!
 

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その3 あさじゃんはどうやって見るの?
 
さて、あさじゃんに興味が湧いて見てみたくなってきたそこの貴方。
具体的な視聴方法を知りたいところですね。
高宮「あさじゃんを見るにはどうすればいいのですか?」
会長「アメーバフレッシュとニコ生にあさじゃんチャンネルっていうのがありますから。そこで見れますね。」
高宮「チャンネルに登録したら全部見れますよね。でも、まだ見たことない方はいきなり登録するのは気がひけるかも、、、」
会長「今だと、YouTubeに第一回女流スプリントがアップされてるね。」
高宮「YouTubeにも載ってたんですね。YouTubeでとりあえず見てみることができますね。」
会長「いきなり高宮がリーチ打ってるよね(笑)まずは1回見てみてほしいね、どういうものかって1回見ればわかるから。」
 
あさじゃんの視聴方法まとめ
Amebaフレッシュあさじゃんチャンネルに登録
ニコニコ動画あさじゃんチャンネルに登録
・YouTube(第1回女流スプリント戦A卓#1)
 
 
その4誰があさじゃんを?
 
あさじゃんの基礎知識はマスターできた。
ここであさじゃんの製作裏話を聞いてみよう。
高宮「”あさじゃん”というネーミングはどのように決まったのですか?」
“あさじゃん”覚えやすく親しみやすい良いネーミングである。
会長「私が考えたんだよ。」
高宮「会長が考えたんですか!本当に、ひらめきがすごいですね。」
会長「朝の連続テレビ麻雀ということで。登録商標も取ったんだよ。」
高宮「えっ、登録商標ですか?わざわざ取ったんですか?」
会長「そうそう。あさじゃんに関連するいくつかは登録してるんですけど。他がマネできない、あさじゃんという名前を使えないようにね。もうそこはお金をかけて登録しました。」
高宮「オリジナルということですね。」
会長「マネされるとやだなぁと思って。それぐらい本気でやっているということなんですけど。」
 

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ふと、編集はどうしているのだろうと思った。
事務局で出来ることなのか、もしくは外部に発注しているのか?
高宮「あさじゃんはどのように編集しているのですか?」
会長「三四郎君(大庭三四郎プロ)と私でやってるんだよ。全部切ってね、コメント入れたりして。」
高宮「へー、大庭さんが編集しているんですね。面白そう。」
会長「やってみる?」
高宮「えっ、できるかなぁ。やってみたいですけど。」
会長「ただけっこう大変なんだよ、時間かかるからね。」
高宮「大変そうですよね、切るところも難しそうですし。どれくらい時間かかるんですか?」
会長「実際に対局また見なきゃいけないでしょう。対局見て編集してまた見て直してってやってると時間かかったりする。」
私が編集したら付きっ切りでも1週間くらいかかりそうである。
手間がかかっていると思うと、作品が可愛く思えてきますね。不思議。
 

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その5 これからのあさじゃん
 
生まれたてほやほやのあさじゃん、これからどうなっていくのだろうか?
高宮「今後どのように広めていくかっていう作戦はあるのですか?」
会長「それが難しい、なかなかね。少しずつやっていくしかないんだけど。広告が大変かな、分かってもらうのに時間がかかる。お金をかけて宣伝するっていう方法もあるんだろうけど。じゃあどういう宣伝をするのかっていうのも難しいし。」
高宮「広告を見てもどういうものかって分からないと見ようってならないですもんね。」
会長「面白いのは間違いないと思う。ただ、見てもらえないと面白さは分からないからね。やっぱりクチコミだよね、出ている人が宣伝したりとか、みんなに広めるようにしていってほしいんだよね。」
高宮「広告で見かけるより話題になっているものの方が気になりますもんね。」
会長「こっちも何とかしようとはしてるんだけど、それより話題になってくれないと広まらないのかなと。今後は広めていきたいですね。とにかく知ってもらうことが一番だね、面白い新しい麻雀番組があるんだってことを。」
高宮「あさじゃん、何か新しい企画とかは有るのですか?」
会長「いろいろあるよ、女流で第一弾をやったから男子で第二弾をやって、巨匠対決もあるし。逆に高宮は何かやってみたい事あるの?」
高宮「えっ。うーん、さっき言ってた編集とかやってみたいですかね、大変そうですけど。」
会長「みんなやってくれるといいんだよね。面白いから。今後さらに良くなってきて、いろんな人がやってくれるといいなぁと。その人風の編集になったら面白いじゃない。誰がやったら面白いかなぁというのもあるよね。将来的に言うと編集誰々とかなったら面白いよね。女性目線でやるのも面白いと思うし。そのうち編集〇〇、みたいになるかもしれないね。」
そして〇〇プロネーミングや〇〇プロ企画、なんて番組も出来たら楽しいなぁと思った。
番組名募集!なんていうのもご一興。
1半荘に、細かく編集を加えていくあさじゃん。
企画や製作の自由度が高く、どんどん面白い作品が出てきそうですね。
 
あとがき
いろんなお話を伺って、あさじゃんについて私も知らなかったことを沢山知ることができました。
まずは見てほしいという、会長の熱意が伝わってきた。
便利な世の中になったもので、近年はさまざまな娯楽の楽しみ方が変化しつつあります。
麻雀の視聴スタイルも、従来の会場観戦やテレビ鑑賞に加え、パソコンやスマホでのコンテンツが台頭してきたことにより急激な改革を迎えています。
あさじゃんがさらなる革新の要になるのでしょうか。
みなさまの麻雀ライフにも、新たに「あさじゃん」を仲間にして頂けましたら幸いです。

2016年 中部ワンデートーナメント

2016年10月30日、日本プロ麻雀連盟中部本部の初の試み、一般の参加者を募りプロアマ混成でのワンデートーナメントを開催しました。
83名の一般参加の方をお迎えし、プロも併せて28卓112名で、大盛況での開催となりました。
今回、前半のレポートを担当します、中部本部29期生 小野雅峻です。よろしくお願い致します。

大会概要は日本プロ麻雀連盟Aルールを採用した半荘4回戦。1半荘50分の打ち切りでのトータルポイントで競います。
役満賞など様々な豪華景品が用意され、上位入賞者には11月に行われたG1タイトルである王位戦の本戦シード権が与えられたため、会場内の楽しい雰囲気の中に麻雀に真剣に取り組む姿勢も感じられました。
中部本部のプロの他に東京本部、静岡支部からゲストプロとして以下の8名の方に出場して頂きました。

 

100

和泉 由希子プロ

100

小笠原 奈央プロ

100

菅原 千瑛プロ

100

東城 りおプロ

100

杉浦 勘介プロ

100

羽山 真生プロ

100

中 寿文プロ

100

土屋 幸弘プロ

 

続きまして、木村本部長をはじめとする中部本部所属のプロです。

 

100

木村 東平プロ

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古川 孝次プロ

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三戸 亮祐プロ

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青山 大プロ

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大高坂 松城プロ

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鈴木 基芳プロ

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杉村 泰治プロ

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林 俊宏プロ

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森下 剛任プロ

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寺戸 孝志プロ

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佐藤 あいりプロ

100

池沢 麻奈美プロ

100

花井 香央理プロ

100

山本 美文プロ

 

さて、開会式が始まり、木村本部長の挨拶ののち1回戦が開始されました。
と、いうのもつかの間、本日の司会の佐藤あいりプロから「おめでとうございます。役満が出ました。」の声。
アガったのは三戸亮祐プロ、開始10分電光石火の国士無双のアガリでした。

 

100

三戸プロの親の国士無双アガり!!

 

また、この1回戦では中寿文プロも四暗刻をツモ!。
さすがプロというべきか、大会を盛り上げてくれます。

続いて2回戦。ここではゲストプロの小笠原奈央プロが魅せてくれます。
東2局の親番をむかえると6,000オール→6,000オール→4,000オール→11,600の出アガリと6本場まで積み上げ70,000点オーバー、終わってみると93,000点という大トップでした。

そしてついに一般参加の方から初の役満が出ました。南1局6巡目にメンホン付きの四暗刻単騎!
アガッたのは佐藤太さん。しかしこの卓では土屋幸弘プロも黙ってはいません。
南2局の親番で4,000オールを皮切りに3連続でアガリ続けると終局では65,000点持ちのトップに。

また、この2回戦ではもう1人、上治朗さんも役満をアガりました。オーラスに国士無双の出アガリ。
放銃したのはラス親でリーチを打っていた村瀬プロでした。

 

100

役満をアガり満面の笑みの上治さん

100

トークショーの様

 

3回戦以降のレポートは花井香央理が担当します。最後まで白熱した闘牌をお楽しみください。

はじめまして、中部本部32期生 新人の花井香央理です。
初めてのレポートということでそわそわしておりますが、大会の高揚感を思い出しながらお伝えいたします。最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

参加者の中にはAルールを初めて打たれる方も多く、「リーチ判断が難しい」「打点がつくりにくい」と苦戦していた様子でしたが、3回戦を迎え、まだまだ巻き返しが可能な折り返し地点。
「ちょっとコツをつかんだ、これから!」と意気込む方も見受けられました。

3回戦了時点での上位者は、神谷裕さん+76.0、小笠原プロ+75.7、掛水プロ+70.0、寺戸プロ+68.8。
「10位入賞を目指すには+50.0くらいがボーダー」という発表があり、各々最後の半荘の戦い方を思案していました。

迎えた4回戦、東1局、なんとここで事件が!
またもや「おめでとうございます!役満出ました!」という声が。

「おお!今日はたくさん役満でるなぁ」なんて思っていたのですが、どうやら様子がおかしい。
「九蓮です…、しかも純正九蓮です!!」という佐藤あいりプロの声に会場は大盛り上がり。

10巡目にこの美しいアガリを決めたのはキンケドゥさん。
同卓者の杉浦勘介プロもしばし見入っておりました。
「帰り道には気を付けてね」なんて冗談を交えつつ、こんな役満をみんなで喜べるのも大会ならではですね。

純正九蓮の裏で、またまた国士無双のアガリや74,000点持ちトップもあり、波乱の4回戦で上位は入れ替わり。
最終結果上位者はこのようになりました。

1位 川口七郎さん+91.0
2位 きゅ~さん+84.2
3位 古川プロ+79.1
4位 掛水プロ+75.9
5位 上治朗さん+70.8

王位戦シード権を獲得した皆さん、おめでとうございます!
入賞者には、その他に女流プロとの写真撮影権や2017年連盟カレンダー、そして今回特別に作成した非売品の中部本部の女流プロ写真集などの景品が送られました。

 

100

このようなトロフィーと賞品がありました

 

最後まで残っていただいた参加者の方にはじゃんけん大会もあり、今回は残念ながら成績が振るわなかった方にも景品獲得のチャンスが♪
ここぞとばかりに何度も最後まで勝ち残るじゃんけんの強者も現れました(^^)/

 

100

じゃんけん大会での和泉プロと池沢プロ

 

大会が終わった後も、お目当てのプロにサインをもらったり、写真撮影をしたりなど、中部本部初めての試みとして実施したプロアマ交流戦は、興奮冷めやらぬうちに幕を閉じました。
こういった大会は参加してくださる皆さんに支えられています。
「また次もあるなら参加したいな」という嬉しいお声もいただき、私も心が温かくなりました。本当にありがとうございました♪♪また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。
これからも日本プロ麻雀連盟、そして中部本部をどうぞよろしくお願いいたします。

 

100

大勢の参加者を迎えて大盛況の大会となりました!

中部プロリーグ レポート/2016年 中部ワンデートーナメント

2016年10月30日、日本プロ麻雀連盟中部本部の初の試み、一般の参加者を募りプロアマ混成でのワンデートーナメントを開催しました。
83名の一般参加の方をお迎えし、プロも併せて28卓112名で、大盛況での開催となりました。
今回、前半のレポートを担当します、中部本部29期生 小野雅峻です。よろしくお願い致します。
大会概要は日本プロ麻雀連盟Aルールを採用した半荘4回戦。1半荘50分の打ち切りでのトータルポイントで競います。
役満賞など様々な豪華景品が用意され、上位入賞者には11月に行われたG1タイトルである王位戦の本戦シード権が与えられたため、会場内の楽しい雰囲気の中に麻雀に真剣に取り組む姿勢も感じられました。
中部本部のプロの他に東京本部、静岡支部からゲストプロとして以下の8名の方に出場して頂きました。
 

100

和泉 由希子プロ

100

小笠原 奈央プロ

100

菅原 千瑛プロ

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東城 りおプロ

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杉浦 勘介プロ

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羽山 真生プロ

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中 寿文プロ

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土屋 幸弘プロ

 
続きまして、木村本部長をはじめとする中部本部所属のプロです。
 

100

木村 東平プロ

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古川 孝次プロ

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三戸 亮祐プロ

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青山 大プロ

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大高坂 松城プロ

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鈴木 基芳プロ

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杉村 泰治プロ

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林 俊宏プロ

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森下 剛任プロ

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寺戸 孝志プロ

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佐藤 あいりプロ

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池沢 麻奈美プロ

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花井 香央理プロ

100

山本 美文プロ

 
さて、開会式が始まり、木村本部長の挨拶ののち1回戦が開始されました。
と、いうのもつかの間、本日の司会の佐藤あいりプロから「おめでとうございます。役満が出ました。」の声。
アガったのは三戸亮祐プロ、開始10分電光石火の国士無双のアガリでした。
 

100

三戸プロの親の国士無双アガり!!

 
また、この1回戦では中寿文プロも四暗刻をツモ!。
さすがプロというべきか、大会を盛り上げてくれます。
続いて2回戦。ここではゲストプロの小笠原奈央プロが魅せてくれます。
東2局の親番をむかえると6,000オール→6,000オール→4,000オール→11,600の出アガリと6本場まで積み上げ70,000点オーバー、終わってみると93,000点という大トップでした。
そしてついに一般参加の方から初の役満が出ました。南1局6巡目にメンホン付きの四暗刻単騎!
アガッたのは佐藤太さん。しかしこの卓では土屋幸弘プロも黙ってはいません。
南2局の親番で4,000オールを皮切りに3連続でアガリ続けると終局では65,000点持ちのトップに。
また、この2回戦ではもう1人、上治朗さんも役満をアガりました。オーラスに国士無双の出アガリ。
放銃したのはラス親でリーチを打っていた村瀬プロでした。
 

100

役満をアガり満面の笑みの上治さん

100

トークショーの様

 
3回戦以降のレポートは花井香央理が担当します。最後まで白熱した闘牌をお楽しみください。
はじめまして、中部本部32期生 新人の花井香央理です。
初めてのレポートということでそわそわしておりますが、大会の高揚感を思い出しながらお伝えいたします。最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
参加者の中にはAルールを初めて打たれる方も多く、「リーチ判断が難しい」「打点がつくりにくい」と苦戦していた様子でしたが、3回戦を迎え、まだまだ巻き返しが可能な折り返し地点。
「ちょっとコツをつかんだ、これから!」と意気込む方も見受けられました。
3回戦了時点での上位者は、神谷裕さん+76.0、小笠原プロ+75.7、掛水プロ+70.0、寺戸プロ+68.8。
「10位入賞を目指すには+50.0くらいがボーダー」という発表があり、各々最後の半荘の戦い方を思案していました。
迎えた4回戦、東1局、なんとここで事件が!
またもや「おめでとうございます!役満出ました!」という声が。
「おお!今日はたくさん役満でるなぁ」なんて思っていたのですが、どうやら様子がおかしい。
「九蓮です…、しかも純正九蓮です!!」という佐藤あいりプロの声に会場は大盛り上がり。
10巡目にこの美しいアガリを決めたのはキンケドゥさん。
同卓者の杉浦勘介プロもしばし見入っておりました。
「帰り道には気を付けてね」なんて冗談を交えつつ、こんな役満をみんなで喜べるのも大会ならではですね。
純正九蓮の裏で、またまた国士無双のアガリや74,000点持ちトップもあり、波乱の4回戦で上位は入れ替わり。
最終結果上位者はこのようになりました。
1位 川口七郎さん+91.0
2位 きゅ~さん+84.2
3位 古川プロ+79.1
4位 掛水プロ+75.9
5位 上治朗さん+70.8
王位戦シード権を獲得した皆さん、おめでとうございます!
入賞者には、その他に女流プロとの写真撮影権や2017年連盟カレンダー、そして今回特別に作成した非売品の中部本部の女流プロ写真集などの景品が送られました。
 

100

このようなトロフィーと賞品がありました

 
最後まで残っていただいた参加者の方にはじゃんけん大会もあり、今回は残念ながら成績が振るわなかった方にも景品獲得のチャンスが♪
ここぞとばかりに何度も最後まで勝ち残るじゃんけんの強者も現れました(^^)/
 

100

じゃんけん大会での和泉プロと池沢プロ

 
大会が終わった後も、お目当てのプロにサインをもらったり、写真撮影をしたりなど、中部本部初めての試みとして実施したプロアマ交流戦は、興奮冷めやらぬうちに幕を閉じました。
こういった大会は参加してくださる皆さんに支えられています。
「また次もあるなら参加したいな」という嬉しいお声もいただき、私も心が温かくなりました。本当にありがとうございました♪♪また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。
これからも日本プロ麻雀連盟、そして中部本部をどうぞよろしくお願いいたします。
 

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大勢の参加者を迎えて大盛況の大会となりました!

Mr.Xの連盟Weekly!

100

 

12月は何かと忙しいというのに・・・
悪友のMr.Xから代理の原稿依頼が届いてしまった。
まあ彼もいろいろとかわいそうなので、今回は私Mr.fXが代わりにやってあげることにする!

 

 

【最強位戦ファイナル】

 

100

 

我がプロ連盟からは7名のファイナル参戦となった今年の最強戦。A卓から勝又健志が見事に決勝進出を果たした。

団体対抗戦の大将戦の時のような、連盟員の期待を一身に背負っての闘牌であったが・・・惜しくも敗れ、優勝は協会の近藤千雄プロとなった。

ただ、すばらしい決勝戦であったことは間違いない。
鳳凰位は負けても格好いい。

 

100

 

うん?そう言えば、アイツもいたな・・・

 

100
100

 

古橋ブームはついに終焉か?来春からのリーグ戦で真価が問われる!

 

 

【天鳳位VS連盟second 組合せ決定】

 

100
100

 

来週から始まる天鳳位VS連盟のセカンドシーズンの組合せ抽選が行われた。2対2を前提とした10名での卓組は少し複雑化するので、出番の回数にムラが出てくる分、選手の希望もそれぞれ。抽選から勝負が始まっていると言っても過言ではないだろう。
晴れて最強位となった近藤千雄プロも天鳳十段とのこと。こちらの闘いの注目度も増していくのではなかろうか。
天鳳位の方々も意識は高い!?

 

100
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100
100
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twitter引用

 

 

【女流桜花決勝初日】

100

 
女流桜花決勝、初日のスコアは以下の通り。
仲田加南+51.6
魚谷侑未+43.9
宮内こずえ-16.3
松岡千晶-80.2

仲田が首位、差がなく魚谷が続き、女王宮内は若干のマイナス、松岡は手痛い出遅れ発進となった。二冠共に好位の番手スタートからの戴冠だった宮内としては多少の逆境を感じているだろうが、観る方としては面白い展開になったかもしれない。

イマイチな下馬評に仲田は燃えている。

 

100

 

一方で魚谷は泣いていた!

 

100

 

初戦で11600のテンパイとらずから小四喜を狙う、器の大きさを見せる女王。

 

100

 

( ゚д゚)ハッ!
チーボーは大丈夫か?

 

100

 

うむ、これなら。
2日目以降も目が離せない戦いだ。

 

 

【Aリーグいよいよ佳境】
 
B以下の後期リーグ戦はそれぞれ最終節を残すのみとなったが、通年で行われているA1・A2の戦いもいよいよ終盤戦を迎えている。各選手の一年の戦いを映像で観てきているだけに、昇級争い残留争いどちらの視点からも気持ちが入って観戦してしまう。この時期の連盟チャンネルが、ある意味最も面白いと言っても差し支えないだろう。

単騎待ち
麻雀における単騎選択は打ち手の意思や性質が反映されやすい。先日のAリーグの戦いでも面白いシーンをちらほら垣間見た。
タンキは損気?それとも。。
 
 
 
~伊藤優孝編~
 
全員に対応させ、ラス牌のドラ単騎で1,300・2,600をアガる伊藤優孝。ただ理牌とツモ牌を置く位置に何となく違和感・・

 

100
100

 
 
 
~櫻井秀樹編~
 

先に一索単騎でテンパイしてるのにすでに二枚の二索をツモ切ると、(二索単騎で)7,700と麓に言われる櫻井秀樹。

 

100
100

 

その後別の局、親でドラドラ七対子が入るも、待ち変えの果てダンプに放銃でガックシ。

 

100
100
100

 
さらには心ないつぶやきに・・・
 

100

 

ついには、やさぐれてしまいました。

 

100

 
 
 
~杉浦勘介編~

一気通貫が確定の単騎さがしで、親リーに押す杉浦勘介。アガリ逃しから、最後は…「こんなドラ要らん!」

 

100
100

 
 
最終戦、ドラの二万単騎のリーチを受けて。234の三色消えたけど、単騎はコリゴリだから暗刻を一枚はずしてカンチャンに受けようかどうか~

 

100

 

何でやねん!

 

100

 

 

 

※衝撃映像にご注意下さい。

チンイツの手変わりを無視してリーチをする前原雄大総帥。

 

100

 

これぞチームガラクタ真骨頂、スーパーガラクタリーチ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ただ、良い子のみんなは絶対真似しないでね!

 

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プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

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12月は何かと忙しいというのに・・・
悪友のMr.Xから代理の原稿依頼が届いてしまった。
まあ彼もいろいろとかわいそうなので、今回は私Mr.fXが代わりにやってあげることにする!
 
 
【最強位戦ファイナル】
 

100

 
我がプロ連盟からは7名のファイナル参戦となった今年の最強戦。A卓から勝又健志が見事に決勝進出を果たした。
団体対抗戦の大将戦の時のような、連盟員の期待を一身に背負っての闘牌であったが・・・惜しくも敗れ、優勝は協会の近藤千雄プロとなった。
ただ、すばらしい決勝戦であったことは間違いない。
鳳凰位は負けても格好いい。
 

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うん?そう言えば、アイツもいたな・・・
 

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古橋ブームはついに終焉か?来春からのリーグ戦で真価が問われる!
 
 
【天鳳位VS連盟second 組合せ決定】
 

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100

 
来週から始まる天鳳位VS連盟のセカンドシーズンの組合せ抽選が行われた。2対2を前提とした10名での卓組は少し複雑化するので、出番の回数にムラが出てくる分、選手の希望もそれぞれ。抽選から勝負が始まっていると言っても過言ではないだろう。
晴れて最強位となった近藤千雄プロも天鳳十段とのこと。こちらの闘いの注目度も増していくのではなかろうか。
天鳳位の方々も意識は高い!?
 

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twitter引用
 
 
【女流桜花決勝初日】

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女流桜花決勝、初日のスコアは以下の通り。
仲田加南+51.6
魚谷侑未+43.9
宮内こずえ-16.3
松岡千晶-80.2
仲田が首位、差がなく魚谷が続き、女王宮内は若干のマイナス、松岡は手痛い出遅れ発進となった。二冠共に好位の番手スタートからの戴冠だった宮内としては多少の逆境を感じているだろうが、観る方としては面白い展開になったかもしれない。
イマイチな下馬評に仲田は燃えている。
 

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一方で魚谷は泣いていた!
 

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初戦で11600のテンパイとらずから小四喜を狙う、器の大きさを見せる女王。
 

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( ゚д゚)ハッ!
チーボーは大丈夫か?
 

100

 
うむ、これなら。
2日目以降も目が離せない戦いだ。
 
 
【Aリーグいよいよ佳境】
 
B以下の後期リーグ戦はそれぞれ最終節を残すのみとなったが、通年で行われているA1・A2の戦いもいよいよ終盤戦を迎えている。各選手の一年の戦いを映像で観てきているだけに、昇級争い残留争いどちらの視点からも気持ちが入って観戦してしまう。この時期の連盟チャンネルが、ある意味最も面白いと言っても差し支えないだろう。
単騎待ち
麻雀における単騎選択は打ち手の意思や性質が反映されやすい。先日のAリーグの戦いでも面白いシーンをちらほら垣間見た。
タンキは損気?それとも。。
 
 
 
~伊藤優孝編~
 
全員に対応させ、ラス牌のドラ単騎で1,300・2,600をアガる伊藤優孝。ただ理牌とツモ牌を置く位置に何となく違和感・・
 

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~櫻井秀樹編~
 
先に一索単騎でテンパイしてるのにすでに二枚の二索をツモ切ると、(二索単騎で)7,700と麓に言われる櫻井秀樹。
 

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その後別の局、親でドラドラ七対子が入るも、待ち変えの果てダンプに放銃でガックシ。
 

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さらには心ないつぶやきに・・・
 

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ついには、やさぐれてしまいました。
 

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~杉浦勘介編~
一気通貫が確定の単騎さがしで、親リーに押す杉浦勘介。アガリ逃しから、最後は…「こんなドラ要らん!」
 

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最終戦、ドラの二万単騎のリーチを受けて。234の三色消えたけど、単騎はコリゴリだから暗刻を一枚はずしてカンチャンに受けようかどうか~
 

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何でやねん!
 

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※衝撃映像にご注意下さい。
チンイツの手変わりを無視してリーチをする前原雄大総帥。
 

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これぞチームガラクタ真骨頂、スーパーガラクタリーチ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ただ、良い子のみんなは絶対真似しないでね!
 

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第42期王位戦A級決勝レポート  蒼山 秀佑

2日続けて行われた王位戦、
「今日勝てばベスト16!ニコ生!」と、ここまで残った若手プロたちはこのチャンスを逃すまいと特に力の入るA級決勝。
その熱戦の模様を本戦に引き続き私蒼山が務めさせて頂きます。

まずはシステムの説明をします。
ベスト72から始まるこのA級決勝は全7回戦行い、
4回戦終了後に下位24名が敗退し、ベスト48
5回戦終了後に下位12名が敗退し、ベスト36
6回戦終了後に下位8名が敗退し、ベスト28
最終7回戦に、上位15名が準決勝へと駒を進め、現王位・石井一馬(最高位戦日本プロ麻雀協会)を加えた16名での戦いとなります。
A級決勝シード選手は、鳳凰位、十段位、歴代王位、前年度決勝進出者4名となります。

 

100

 

4回戦が終わり現十段位藤崎智をはじめ、荒正義、前原雄大、滝沢和典、佐々木寿人、猿川真寿、山井弘、高宮まりといった連盟を代表する選手が敗退となりました。

 

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第5,29期王位・荒正義

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前原雄大

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第32,33期王位・滝沢和典

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佐々木寿人

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猿川真寿

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山井弘

 

佐々木「ダメだ。全然アガれん。」
高宮「1回戦に親の大三元に放銃してしまって、そこから取り返すのが厳しかったです。また頑張ります。」

 

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高宮まり

 

その1回戦に大三元をアガったのは歴代王位の井出一寛。4回戦を終えた時点で+132Pと絶好調。
このままベスト16に駒を進めるのでしょうか。

 

100
第36期王位・井出一寛

 

5回戦で現鳳凰位・勝又健志が無念の敗退。他にも吉田直や、柴田吉和が敗退となりました。

 

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鳳凰位・勝又健志

 

柴田「樋口さんに四暗刻アガられて親被りしたのが痛かったなぁ。また来年リベンジします。」

6回戦。
ここまでのボーダーは+12P程度。次の7回戦に進むには+30P強必要になってきます。

A1リーガーの伊藤優孝と近藤久春に新人王である藤井崇勝が挑む。

オーラス、親番伊藤のダブルリーチ。24,400点持ち、浮かなければ敗退の藤井の手牌。

西家
二万三万一筒一筒三筒四筒五筒六筒六筒七筒八筒西西  ツモ二筒  ドラ六筒

ここで一筒を切れば条件を満たすリーチドラドラの5,200テンパイを果たしたが藤井の選択は打二万
元々+30P程度では次の戦いが苦しくなると見たのか、はたまた親の現物としての選択だったのか、ピンズのホンイツへと向かった。

しかし次のツモ三万で軌道修正。

三万三万一筒二筒三筒四筒五筒六筒六筒七筒八筒西西

この形でリーチを打った。
結果論ではあるが、四万を自分の河に並べてしまい、2,000・3,900のアガリ逃し。流局。
次局は近藤が捌いて終了。新人王の挑戦はここで終わりました。

藤井「あのアガリ逃しは痛かったです。勉強不足でした。また出直してきます。」

 

100
藤井崇勝

 

7回戦。
毎年ベスト16に駒を進めるにはおおよそ+50P程度必要と言われています。

6回戦終了時+68P持っていたダンプ大橋。
平岡の猛攻に遭い、遂に10,000を切り敗退の位置まで来てしまいました。
しかし、そこは幾度となくピンチを切り抜けてきたダンプ大橋。

オーラスに

三万四万五万三筒三筒三筒四筒五筒六筒七筒七筒八筒八筒  リーチ  ツモ七筒  ドラ五筒

この2,000・3,900のアガリ。一時捲られていた同卓の二見大輔を抜き、勝ち上がりを決めました。

 

100
第34期王位・ダンプ大橋

 

平岡「女流桜花は降級してしまったので、ここは勝ちたいです!」

昨日、怒涛の追い上げで4位通過した黒沢。この日も最終戦5万点トップ条件に向けて攻め続けるも最後の親番を樋口徹に捌かれ勝負あり。ここで敗退となりました。

今期A2昇級、サイバーエージェントカップ優勝と波に乗る古橋。オーラス条件を満たした5,200テンパイを果たすもアガることが出来ず、17位で敗退となりました。

 

100
古橋崇志

 

今年のマスターズ決勝進出が記憶に新しい優木。ここでも予選1位通過!好調ぶりが伺えました。

「王位戦のベスト16は初めてなので、1週間しっかり練習して臨みたいと思います!」

 

100
優木美智

 

通過ギリギリの15位には1回戦ラススタートも、この後着々とポイントを積み重ねていった森山が最終半荘で4人を捲り通過を果たしました。

 

100
第9期王位・森山茂和

 

ベスト16のメンバーは下記の通り

現王位 石井一馬(最高位戦)
1位通過 優木美智
2位通過 井出一寛
3位通過 ケネス徳田
4位通過 本多大将(最高位戦)
5位通過 樋口徹
6位通過 浦山祐輔
7位通過 堀慎吾(協会)
8位通過 平岡理恵
9位通過 伊藤優孝
10位通過 藤田典明さん(一般)
11位通過 三戸亮祐
12位通過 近藤久春
13位通過 宮内崇成
14位通過 ダンプ大橋
15位通過 森山茂和

この中から4名が決勝の舞台へ進みます!

王位戦 レポート/第42期王位戦A級決勝レポート  蒼山 秀佑

2日続けて行われた王位戦、
「今日勝てばベスト16!ニコ生!」と、ここまで残った若手プロたちはこのチャンスを逃すまいと特に力の入るA級決勝。
その熱戦の模様を本戦に引き続き私蒼山が務めさせて頂きます。
まずはシステムの説明をします。
ベスト72から始まるこのA級決勝は全7回戦行い、
4回戦終了後に下位24名が敗退し、ベスト48
5回戦終了後に下位12名が敗退し、ベスト36
6回戦終了後に下位8名が敗退し、ベスト28
最終7回戦に、上位15名が準決勝へと駒を進め、現王位・石井一馬(最高位戦日本プロ麻雀協会)を加えた16名での戦いとなります。
A級決勝シード選手は、鳳凰位、十段位、歴代王位、前年度決勝進出者4名となります。
 
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4回戦が終わり現十段位藤崎智をはじめ、荒正義、前原雄大、滝沢和典、佐々木寿人、猿川真寿、山井弘、高宮まりといった連盟を代表する選手が敗退となりました。
 

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第5,29期王位・荒正義

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前原雄大

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第32,33期王位・滝沢和典

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佐々木寿人

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猿川真寿

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山井弘

 
佐々木「ダメだ。全然アガれん。」
高宮「1回戦に親の大三元に放銃してしまって、そこから取り返すのが厳しかったです。また頑張ります。」
 
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高宮まり
 
その1回戦に大三元をアガったのは歴代王位の井出一寛。4回戦を終えた時点で+132Pと絶好調。
このままベスト16に駒を進めるのでしょうか。
 
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第36期王位・井出一寛
 
5回戦で現鳳凰位・勝又健志が無念の敗退。他にも吉田直や、柴田吉和が敗退となりました。
 
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鳳凰位・勝又健志
 
柴田「樋口さんに四暗刻アガられて親被りしたのが痛かったなぁ。また来年リベンジします。」
6回戦。
ここまでのボーダーは+12P程度。次の7回戦に進むには+30P強必要になってきます。
A1リーガーの伊藤優孝と近藤久春に新人王である藤井崇勝が挑む。
オーラス、親番伊藤のダブルリーチ。24,400点持ち、浮かなければ敗退の藤井の手牌。
西家
二万三万一筒一筒三筒四筒五筒六筒六筒七筒八筒西西  ツモ二筒  ドラ六筒
ここで一筒を切れば条件を満たすリーチドラドラの5,200テンパイを果たしたが藤井の選択は打二万
元々+30P程度では次の戦いが苦しくなると見たのか、はたまた親の現物としての選択だったのか、ピンズのホンイツへと向かった。
しかし次のツモ三万で軌道修正。
三万三万一筒二筒三筒四筒五筒六筒六筒七筒八筒西西
この形でリーチを打った。
結果論ではあるが、四万を自分の河に並べてしまい、2,000・3,900のアガリ逃し。流局。
次局は近藤が捌いて終了。新人王の挑戦はここで終わりました。
藤井「あのアガリ逃しは痛かったです。勉強不足でした。また出直してきます。」
 
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藤井崇勝
 
7回戦。
毎年ベスト16に駒を進めるにはおおよそ+50P程度必要と言われています。
6回戦終了時+68P持っていたダンプ大橋。
平岡の猛攻に遭い、遂に10,000を切り敗退の位置まで来てしまいました。
しかし、そこは幾度となくピンチを切り抜けてきたダンプ大橋。
オーラスに
三万四万五万三筒三筒三筒四筒五筒六筒七筒七筒八筒八筒  リーチ  ツモ七筒  ドラ五筒
この2,000・3,900のアガリ。一時捲られていた同卓の二見大輔を抜き、勝ち上がりを決めました。
 
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第34期王位・ダンプ大橋
 
平岡「女流桜花は降級してしまったので、ここは勝ちたいです!」
昨日、怒涛の追い上げで4位通過した黒沢。この日も最終戦5万点トップ条件に向けて攻め続けるも最後の親番を樋口徹に捌かれ勝負あり。ここで敗退となりました。
今期A2昇級、サイバーエージェントカップ優勝と波に乗る古橋。オーラス条件を満たした5,200テンパイを果たすもアガることが出来ず、17位で敗退となりました。
 
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古橋崇志
 
今年のマスターズ決勝進出が記憶に新しい優木。ここでも予選1位通過!好調ぶりが伺えました。
「王位戦のベスト16は初めてなので、1週間しっかり練習して臨みたいと思います!」
 
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優木美智
 
通過ギリギリの15位には1回戦ラススタートも、この後着々とポイントを積み重ねていった森山が最終半荘で4人を捲り通過を果たしました。
 
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第9期王位・森山茂和
 
ベスト16のメンバーは下記の通り
現王位 石井一馬(最高位戦)
1位通過 優木美智
2位通過 井出一寛
3位通過 ケネス徳田
4位通過 本多大将(最高位戦)
5位通過 樋口徹
6位通過 浦山祐輔
7位通過 堀慎吾(協会)
8位通過 平岡理恵
9位通過 伊藤優孝
10位通過 藤田典明さん(一般)
11位通過 三戸亮祐
12位通過 近藤久春
13位通過 宮内崇成
14位通過 ダンプ大橋
15位通過 森山茂和
この中から4名が決勝の舞台へ進みます!

第11期女流桜花 優勝者予想

正解者の中から抽選で1名の方に、第11期女流桜花獲得後の直筆サインをプレゼント致します。

また、応募された方の中から抽選で2名の方に、女流桜花決勝進出プロ寄せ書きサインをプレゼント致します。

応募方法:優勝すると思われるプロを記載し、こちら からご応募ください。

※1メールアドレスに対し、1応募とさせて頂きます。
※1メールアドレスより複数の応募があった場合、最後に応募されたもののみ受け付けられます。

なお当選者の発表は賞品の発送を以って代えさせて頂きます。

番号 名前 プロフィール 沢崎 藤崎 前田 猿川 古橋 菅原 Mr.x 編集部
1

宮内こずえ
18期生 四段
第4・7回女流モンド杯優勝
第6・16回天空麻雀優勝
第10期女流桜花
第14期プロクイーン
他多数
ロン2プロフィールはこちら
2

魚谷侑未
25期生 四段
第6、7期 女流桜花
第10、12回女流モンド杯優勝
第9、11、12回モンド王座優勝
天空麻雀12優勝
ロン2プロフィールはこちら
3

仲田加南
21期生 五段
第21期新人王
第4期女流桜花
ロン2プロフィールはこちら
4

松岡千晶

28期生 三段

ロン2プロフィールはこちら

決定戦進出者

現女流桜花:宮内こずえ
1位通過:魚谷侑未
2位通過:仲田加南
3位通過:松岡千晶

 

沢崎誠

実績申し分ない宮内・魚谷・仲田の3名に、初決勝戦?松岡の組合せ。
攻撃型の魚谷・仲田に対し、近況の良い人気の宮内が正面からぶつかる展開。アガリもするが怪我もする。大怪我をしそうもない松岡にも狭き門だがチャンスは有る!!
闘う意思を持ち続け、藤崎・前田のスタイルでチャンス手のみ勝負なら・・勝機が見える。
本命には新たなヒロインの出現も期待して運気あるとみて松岡。
対抗には押しだけでなく退く感覚に進歩が有る魚谷とする。

◎ 松岡千晶
〇 魚谷侑未

 

藤崎智

力では魚谷。充実度では宮内と予想。ならば2冠防衛の偉業を見てみたいとの単純な期待で宮内本命とする。
ただし宮内も魚谷も不調の時はあっさりのイメージもあるので仲田、松岡にもチャンスは十分とみる。

◎ 宮内こずえ
○ 魚谷侑未

 

前田直哉

本命は宮内さん。
最近の充実ぶりには目を見張るものがある。
対抗は仲田さん。
安定感が増した印象。そろそろタイトルも欲しいところだろう。

◎ 宮内こずえ
○ 仲田加南

 

猿川真寿

バランス的には魚谷が抜けていると思うが 宮内、仲田は打点力があるので 優勝となるとやりやすい面子ではないと思う。
最近の宮内と仲田の安定感は、見ていて時期的にも非常にいいと思う。
決勝も同じ麻雀が打てれば 接戦になるのではないだろうか。
初出場の松岡は、今期のメンバーは紛れがおきにくい面子なので苦しい戦いになると思う。

◎ 宮内こずえ
○ 仲田加南

 

古橋崇志

現在最も勢いのある女流プロ、宮内が本当の意味でのダブルクラウンに挑む。プロクイーンでの充実さを見る限り間違いなく本命だろう。
魚谷、吾妻と連覇が続いているタイトルなだけに宮内も連覇と予想。
対抗は「真の手なり女王は私です!」と宮内に戦線布告した松岡。格上3名との対戦となるが手なりを貫き通す事ができれば勝機有りと見る。新旧手なり対決、制す事ができるか?

◎ 宮内こずえ
○ 松岡千晶

 

菅原千瑛

連盟の公式戦ではこれまで縁がなかったと自身で語っていたが、近年は女流桜花に続きプロクイーンも戴冠し、映像対局でのタイトル獲得数が最も多い宮内が勢いそのまま女王の座を譲らず連覇と予想。
対抗はAリーグ昇級後ストレートで決定戦に残った松岡と歴代女流桜花である仲田、魚谷で迷いに迷ったが、役満条件を最終節ここぞという状況で満たして昇級を手にしてきたりと、最後まで自身の信念や意地を魅せ続けてきている魚谷を対抗と予想。

◎ 宮内こずえ
○ 魚谷侑未

 

100

私に優勝予想がくるとは思わなかった。
オーケーオーケー編集長。
人間関係や友情予想、そういうのいらないからってことだろ?
半荘12回を長い戦いと感じるかどうかは人それぞれだろうが、それを3日間に分けて打つというのは、やはり経験がモノを言う。
そういった意味でまずは松岡をバッサリと切ってしまおう。匿名だから躊躇なく切れるぜ。
仲田が一度も爆発せずに終わるという絵も想像し難く、何らかの形で絡んできそうだけど、安定感という意味では魚谷の方が上だ。
宮内は………なんか運が凄いから印を付けざるを得ないでしょ。
というわけで、印は◎と○が指定されてるから
◎魚谷侑未○宮内こずえってなるけど、実際買うならこんな感じ。

宮内→仲田
魚谷→仲田

1日で12半荘打つなら仲田本命。
気合いで何とかしてきそうだし。
役満で大逆転!みたいのが流行っているから、最後まで何がどうなるかはわかんないけどねー♪

◎ 魚谷侑未
○ 宮内こずえ

 

編集部

女流桜花Aリーグ1年目での初決定戦優勝となれば、魚谷の初戴冠と同じ流れ。リーグ戦の勢いのまま、台風の目となること間違いなし。
対抗には『やりやすい相手、自信ある。』とインタビューで答えた魚谷。やってくれそうな気がする。
女王宮内、ボロ負けはなさそうだが、リベンジ組の執念と若手のパワーにここは三番手とした。昨年の桜花と今年のプロクイーンは逃げ切りだったが違う勝ち方も見てみたい。

◎ 松岡千晶
○ 魚谷侑未
注 宮内こずえ

 

第11期女流桜花決定戦~初日~

12/10 14:00~

宮内こずえ(現女流桜花)vs魚谷侑未vs仲田加南vs松岡千晶

実況:日吉辰哉 解説:藤崎智(現十段位)・山田浩之

牌譜解説:山口大和

女流プロリーグ(女流桜花) 成績表/第11期女流桜花 優勝者予想

正解者の中から抽選で1名の方に、第11期女流桜花獲得後の直筆サインをプレゼント致します。
また、応募された方の中から抽選で2名の方に、女流桜花決勝進出プロ寄せ書きサインをプレゼント致します。
応募方法:優勝すると思われるプロを記載し、こちら からご応募ください。
※1メールアドレスに対し、1応募とさせて頂きます。
※1メールアドレスより複数の応募があった場合、最後に応募されたもののみ受け付けられます。
なお当選者の発表は賞品の発送を以って代えさせて頂きます。

番号 名前 プロフィール 沢崎 藤崎 前田 猿川 古橋 菅原 Mr.x 編集部
1

宮内こずえ
18期生 四段
第4・7回女流モンド杯優勝
第6・16回天空麻雀優勝
第10期女流桜花
第14期プロクイーン
他多数
ロン2プロフィールはこちら
2

魚谷侑未
25期生 四段
第6、7期 女流桜花
第10、12回女流モンド杯優勝
第9、11、12回モンド王座優勝
天空麻雀12優勝
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3

仲田加南
21期生 五段
第21期新人王
第4期女流桜花
ロン2プロフィールはこちら
4

松岡千晶
28期生 三段
ロン2プロフィールはこちら

決定戦進出者
現女流桜花:宮内こずえ
1位通過:魚谷侑未
2位通過:仲田加南
3位通過:松岡千晶
 
沢崎誠
実績申し分ない宮内・魚谷・仲田の3名に、初決勝戦?松岡の組合せ。
攻撃型の魚谷・仲田に対し、近況の良い人気の宮内が正面からぶつかる展開。アガリもするが怪我もする。大怪我をしそうもない松岡にも狭き門だがチャンスは有る!!
闘う意思を持ち続け、藤崎・前田のスタイルでチャンス手のみ勝負なら・・勝機が見える。
本命には新たなヒロインの出現も期待して運気あるとみて松岡。
対抗には押しだけでなく退く感覚に進歩が有る魚谷とする。
◎ 松岡千晶
〇 魚谷侑未
 
藤崎智
力では魚谷。充実度では宮内と予想。ならば2冠防衛の偉業を見てみたいとの単純な期待で宮内本命とする。
ただし宮内も魚谷も不調の時はあっさりのイメージもあるので仲田、松岡にもチャンスは十分とみる。
◎ 宮内こずえ
○ 魚谷侑未
 
前田直哉
本命は宮内さん。
最近の充実ぶりには目を見張るものがある。
対抗は仲田さん。
安定感が増した印象。そろそろタイトルも欲しいところだろう。
◎ 宮内こずえ
○ 仲田加南
 
猿川真寿
バランス的には魚谷が抜けていると思うが 宮内、仲田は打点力があるので 優勝となるとやりやすい面子ではないと思う。
最近の宮内と仲田の安定感は、見ていて時期的にも非常にいいと思う。
決勝も同じ麻雀が打てれば 接戦になるのではないだろうか。
初出場の松岡は、今期のメンバーは紛れがおきにくい面子なので苦しい戦いになると思う。
◎ 宮内こずえ
○ 仲田加南
 
古橋崇志
現在最も勢いのある女流プロ、宮内が本当の意味でのダブルクラウンに挑む。プロクイーンでの充実さを見る限り間違いなく本命だろう。
魚谷、吾妻と連覇が続いているタイトルなだけに宮内も連覇と予想。
対抗は「真の手なり女王は私です!」と宮内に戦線布告した松岡。格上3名との対戦となるが手なりを貫き通す事ができれば勝機有りと見る。新旧手なり対決、制す事ができるか?
◎ 宮内こずえ
○ 松岡千晶
 
菅原千瑛
連盟の公式戦ではこれまで縁がなかったと自身で語っていたが、近年は女流桜花に続きプロクイーンも戴冠し、映像対局でのタイトル獲得数が最も多い宮内が勢いそのまま女王の座を譲らず連覇と予想。
対抗はAリーグ昇級後ストレートで決定戦に残った松岡と歴代女流桜花である仲田、魚谷で迷いに迷ったが、役満条件を最終節ここぞという状況で満たして昇級を手にしてきたりと、最後まで自身の信念や意地を魅せ続けてきている魚谷を対抗と予想。
◎ 宮内こずえ
○ 魚谷侑未
 

100

私に優勝予想がくるとは思わなかった。
オーケーオーケー編集長。
人間関係や友情予想、そういうのいらないからってことだろ?
半荘12回を長い戦いと感じるかどうかは人それぞれだろうが、それを3日間に分けて打つというのは、やはり経験がモノを言う。
そういった意味でまずは松岡をバッサリと切ってしまおう。匿名だから躊躇なく切れるぜ。
仲田が一度も爆発せずに終わるという絵も想像し難く、何らかの形で絡んできそうだけど、安定感という意味では魚谷の方が上だ。
宮内は………なんか運が凄いから印を付けざるを得ないでしょ。
というわけで、印は◎と○が指定されてるから
◎魚谷侑未○宮内こずえってなるけど、実際買うならこんな感じ。
宮内→仲田
魚谷→仲田
1日で12半荘打つなら仲田本命。
気合いで何とかしてきそうだし。
役満で大逆転!みたいのが流行っているから、最後まで何がどうなるかはわかんないけどねー♪
◎ 魚谷侑未
○ 宮内こずえ
 
編集部
女流桜花Aリーグ1年目での初決定戦優勝となれば、魚谷の初戴冠と同じ流れ。リーグ戦の勢いのまま、台風の目となること間違いなし。
対抗には『やりやすい相手、自信ある。』とインタビューで答えた魚谷。やってくれそうな気がする。
女王宮内、ボロ負けはなさそうだが、リベンジ組の執念と若手のパワーにここは三番手とした。昨年の桜花と今年のプロクイーンは逃げ切りだったが違う勝ち方も見てみたい。
◎ 松岡千晶
○ 魚谷侑未
注 宮内こずえ
 
第11期女流桜花決定戦~初日~
12/10 14:00~
宮内こずえ(現女流桜花)vs魚谷侑未vs仲田加南vs松岡千晶
実況:日吉辰哉 解説:藤崎智(現十段位)・山田浩之
牌譜解説:山口大和