第16期北陸リーグ 第3節レポート

第3節対戦者(敬称略)

1卓押川 北川 尾間 山元
2卓後藤プロ 宮川 表 平澤
3卓浦田プロ 安城プロ 成田プロ 宮内
4卓藤本プロ 志多木プロ 久保 吉田
5卓木戸プロ 小泉 森田 窪田
6卓荒谷プロ 前田プロ 光岡 上杉

第2節終了時での、全体のポイントを見てみると、1位が浦田プロの105.9P。2位が宮内さんの85.0P。そこから3位から6位までが、70~50P付近と上位陣が安定している。

この第3節で、上位陣は更なるポイントを狙うだろうし、今節上位陣を崩してポイント差を詰めたい方々もこのまま黙っていないだろう。

特にこの中間地点となる第3節は、各々が、自分のポイント状況を見ながら上を目指す為、最終節よりある意味では荒れやすいと私自身では感じている。

1卓
北川さんが2トップで卓内トップの+30.5Pをとる。押川さんも初戦ラスを引くも、その後立て直し今節+29.5Pでトータル+20.7Pとし折り返しをプラスで終えた。

2卓
2卓では、表さんが大爆発。+90.9Pでトータル+96.6Pとし一気に4位まで順位を上げた。なんと2回戦時点で+91.7Pと言う数字を叩きだしており、3回戦では+116.9P。最終戦では、3人の逆襲に合いラスを引くのだが、恐ろしい破壊力を見せつけた。

3卓
この卓では、成田プロがポイントを伸ばす。初戦から+69.9Pのトップをとり、今節+60.8P。トータル130.3Pの2位に順位を上げる。浦田プロは初戦に▲38.2Pと大きいラスを取るも、残り3回112とし+3.0Pで終える。そろそろ崩れて欲しいが流石の一言。安城プロも安定した成績で+8.1Pとした。

4卓
藤本プロが卓内トップで+38.9Pでトータルもプラスにした。志多木プロも+37.5Pとし、+88.5Pの5位まで順位を上げる。この2人は参加プロの中でも爆発力があり、残り2節も更なるポイントを狙いに行くだろう。

6卓
荒谷プロが+36.7Pの卓内トップ。上杉さんも+14.8Pとして+43.7Pの6位につける。全体的にポイントが動く中、比較的この卓ではポイントが動かなった。

5卓
1回戦の東1局から、親のドラ暗刻のツモリ三暗刻リーチを打つも、森田さんに入り目を打たれフリテンの700・1,300をツモられる。今節は厳しいかなと思ったが、なんとか+20.4Pとトップを取る。

2回戦
東1局 北家 8巡目

一万三万七万八万九万四索五索二筒三筒四筒五筒五筒白  ツモ二万

絶好のドラ二万ツモをしてテンパイ。普段ならこのままリーチが定石だろう。だが親の小泉さんの捨牌が不気味。更には西家の窪田さんが索子のホンイツ模様でダマを選択。捌き手にかえる。
ここで窪田さんに索子が余りツモ発
これで撤退。流局し小泉さんが二万のドラ暗刻の東七筒のテンパイ。窪田さんが発単騎のメンホン七対子。あのままリーチしていれば、逆襲になっていただろう。

次局、6巡目

二万二万三万四万三索四索五索三筒四筒四筒六筒七筒八筒  ドラ二万

上家からの二筒はスルーしてツモ四万三万は1枚切れ親の現物。打三筒のテンパイ取り。
対面の森田さんが打二万にポンの声をかける。打四万
その後すぐに小泉さんが三万を切り森田さんのピンフのアガリ。
鳴かなければ窪田さんに三万が行きどうなっていたのか。もしも出されるのであったならば、僕の満貫のアガリ逃しとなる。

東2局 西家

六万六万七万四索五索六索七索八索三筒四筒五筒白白  ツモ六万  ドラ二筒

ここで隙を見せずリーチもアリだと思うが、テンパイとらず。ツモ二筒で勝負手に変化。

六万六万六万七万四索五索六索七索八索二筒三筒四筒五筒  ツモ七索

ここで選択。一番広いのは文句なしの七万。13種43牌。
次が打八索の13種42牌。
五筒11種35牌。
七索の8種28牌。

まず八索の選択だけは無い。それなら打七万すれば良いだけだ。
この時の選択は打七索とした。理由はピンズの場況が悪過ぎるからだ。ピンズの六筒を引いての三面張以外はまったく嬉しくない。なら打五筒にしようとも思ったが万が一のドラ二筒ツモに備えることにした。フリールールなら打七万ないし打五筒となるところだろう。

すぐに3枚目となる六索が出てチーしての2,000でこの局は終了。それにしても手が良く動く。

東4局 親

二万三万四万五万七万三索三索三索六索六索二筒四筒四筒  ツモ六索  ドラ六索

4巡目テンパイ。更に四筒ポンして二万五万変化。

二万三万四万五万三索三索三索六索六索六索  ポン四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き  ツモ五索  打二万

ドラ跨ぎになるのだが、3者の捨牌にソーズが安くマンズが高いので変化させた。

三万四万五万三索三索三索五索六索六索六索  ポン四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き  ロン四索 11,600

すぐに変化をしてのアガリ。自分の中で今節は行けるのではないかと思った。

更に

四万五万六万二索三索四索五索六索八索八索四筒五筒六筒  リーチ  ロン一索 

11,600は11,900の加点に成功。

南3局 南家

三万四万五万九万九万三索五索三筒四筒五筒七筒八筒九筒  ドラ七筒

三色ドラ1の5,200テンパイ。親の窪田さんからリーチが入り、1枚押すもツモ八筒
親の窪田さんの現物待ちだったのだが撤退。終盤七筒をチーしてテンパイ取り。
流局して、窪田さんの手を見ると五筒八筒待ちの12,000。
危機を回避して2回戦はこのまま+33.4Pでトップ。

3回戦目
親で勝負手をリーチするも流局。1本場は1人テンパイ。
3本場で小泉さんに7,700を放銃。東3局では森田さんに満貫ツモ。
東4局に2,000・3,900ツモアガリ。

南3局

一索一索二索二索八索八索九索九索北白白南南  ツモ北  ドラ北

全員が平たい中この倍満をツモ。
このアガリで+25.7Pのトップ。

続く4回戦
東1局 北家の窪田さんからリーチが入る。

四万四万六万八万六索七索八索二筒三筒四筒東東北北  ドラ北

ここで選択。リーチの現物は八万。客観的に見たら、ここまで好き放題している親に対して、中盤にリーチを入れてくるのだからおそらく安手ではないだろう。

ここで緩めることなく打四万とした。ほどなくして七万が出てチー。

六索七索八索二筒三筒四筒東東北北  チー七万 左向き六万 上向き八万 上向き  ツモ東 3,900オール。

その後七対子ドラ2の6,400。タンヤオドラ3の7,700をアガリ+41.1Pのトップで終了。
今節で+120.6P。トータル+186.7Pで首位に立つ事が出来た。

ポイントに余裕が序盤で出来た為、相手の親番でも捌き手と本手を使い分けが出来て良い結果に繋がったと思います。

全体的にみると。今回はボーダーが高いと予想されます。現時点では4位の表さんがボーダーラインとなります。
1位 木戸プロ +186.7P
2位 成田プロ +130.3P
3位 浦田プロ +108.9P
4位 表さん  +96.6P
5位 志多木プロ+88.5P

残り2節この順位がどう変動するのか。今節と同じ様に、誰がポイントを伸ばして上位陣に入るのか。次節が楽しみです。

第4節対戦者(敬称略)

1卓=藤本プロ 光岡 宮内 窪田
2卓=木戸プロ 前田プロ 北川 吉田
3卓=荒谷プロ 宮川 森田 山元
4卓=成田プロ 押川 上杉 平澤
5卓=志多木プロ 小泉 久保 尾間
6卓=浦田プロ 安城プロ 後藤プロ 表

北陸リーグ レポート/第16期北陸リーグ 第3節レポート

第3節対戦者(敬称略)
1卓押川 北川 尾間 山元
2卓後藤プロ 宮川 表 平澤
3卓浦田プロ 安城プロ 成田プロ 宮内
4卓藤本プロ 志多木プロ 久保 吉田
5卓木戸プロ 小泉 森田 窪田
6卓荒谷プロ 前田プロ 光岡 上杉
第2節終了時での、全体のポイントを見てみると、1位が浦田プロの105.9P。2位が宮内さんの85.0P。そこから3位から6位までが、70~50P付近と上位陣が安定している。
この第3節で、上位陣は更なるポイントを狙うだろうし、今節上位陣を崩してポイント差を詰めたい方々もこのまま黙っていないだろう。
特にこの中間地点となる第3節は、各々が、自分のポイント状況を見ながら上を目指す為、最終節よりある意味では荒れやすいと私自身では感じている。
1卓
北川さんが2トップで卓内トップの+30.5Pをとる。押川さんも初戦ラスを引くも、その後立て直し今節+29.5Pでトータル+20.7Pとし折り返しをプラスで終えた。
2卓
2卓では、表さんが大爆発。+90.9Pでトータル+96.6Pとし一気に4位まで順位を上げた。なんと2回戦時点で+91.7Pと言う数字を叩きだしており、3回戦では+116.9P。最終戦では、3人の逆襲に合いラスを引くのだが、恐ろしい破壊力を見せつけた。
3卓
この卓では、成田プロがポイントを伸ばす。初戦から+69.9Pのトップをとり、今節+60.8P。トータル130.3Pの2位に順位を上げる。浦田プロは初戦に▲38.2Pと大きいラスを取るも、残り3回112とし+3.0Pで終える。そろそろ崩れて欲しいが流石の一言。安城プロも安定した成績で+8.1Pとした。
4卓
藤本プロが卓内トップで+38.9Pでトータルもプラスにした。志多木プロも+37.5Pとし、+88.5Pの5位まで順位を上げる。この2人は参加プロの中でも爆発力があり、残り2節も更なるポイントを狙いに行くだろう。
6卓
荒谷プロが+36.7Pの卓内トップ。上杉さんも+14.8Pとして+43.7Pの6位につける。全体的にポイントが動く中、比較的この卓ではポイントが動かなった。
5卓
1回戦の東1局から、親のドラ暗刻のツモリ三暗刻リーチを打つも、森田さんに入り目を打たれフリテンの700・1,300をツモられる。今節は厳しいかなと思ったが、なんとか+20.4Pとトップを取る。
2回戦
東1局 北家 8巡目
一万三万七万八万九万四索五索二筒三筒四筒五筒五筒白  ツモ二万
絶好のドラ二万ツモをしてテンパイ。普段ならこのままリーチが定石だろう。だが親の小泉さんの捨牌が不気味。更には西家の窪田さんが索子のホンイツ模様でダマを選択。捌き手にかえる。
ここで窪田さんに索子が余りツモ発
これで撤退。流局し小泉さんが二万のドラ暗刻の東七筒のテンパイ。窪田さんが発単騎のメンホン七対子。あのままリーチしていれば、逆襲になっていただろう。
次局、6巡目
二万二万三万四万三索四索五索三筒四筒四筒六筒七筒八筒  ドラ二万
上家からの二筒はスルーしてツモ四万三万は1枚切れ親の現物。打三筒のテンパイ取り。
対面の森田さんが打二万にポンの声をかける。打四万
その後すぐに小泉さんが三万を切り森田さんのピンフのアガリ。
鳴かなければ窪田さんに三万が行きどうなっていたのか。もしも出されるのであったならば、僕の満貫のアガリ逃しとなる。
東2局 西家
六万六万七万四索五索六索七索八索三筒四筒五筒白白  ツモ六万  ドラ二筒
ここで隙を見せずリーチもアリだと思うが、テンパイとらず。ツモ二筒で勝負手に変化。
六万六万六万七万四索五索六索七索八索二筒三筒四筒五筒  ツモ七索
ここで選択。一番広いのは文句なしの七万。13種43牌。
次が打八索の13種42牌。
五筒11種35牌。
七索の8種28牌。
まず八索の選択だけは無い。それなら打七万すれば良いだけだ。
この時の選択は打七索とした。理由はピンズの場況が悪過ぎるからだ。ピンズの六筒を引いての三面張以外はまったく嬉しくない。なら打五筒にしようとも思ったが万が一のドラ二筒ツモに備えることにした。フリールールなら打七万ないし打五筒となるところだろう。
すぐに3枚目となる六索が出てチーしての2,000でこの局は終了。それにしても手が良く動く。
東4局 親
二万三万四万五万七万三索三索三索六索六索二筒四筒四筒  ツモ六索  ドラ六索
4巡目テンパイ。更に四筒ポンして二万五万変化。
二万三万四万五万三索三索三索六索六索六索  ポン四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き  ツモ五索  打二万
ドラ跨ぎになるのだが、3者の捨牌にソーズが安くマンズが高いので変化させた。
三万四万五万三索三索三索五索六索六索六索  ポン四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き  ロン四索 11,600
すぐに変化をしてのアガリ。自分の中で今節は行けるのではないかと思った。
更に
四万五万六万二索三索四索五索六索八索八索四筒五筒六筒  リーチ  ロン一索 
11,600は11,900の加点に成功。
南3局 南家
三万四万五万九万九万三索五索三筒四筒五筒七筒八筒九筒  ドラ七筒
三色ドラ1の5,200テンパイ。親の窪田さんからリーチが入り、1枚押すもツモ八筒
親の窪田さんの現物待ちだったのだが撤退。終盤七筒をチーしてテンパイ取り。
流局して、窪田さんの手を見ると五筒八筒待ちの12,000。
危機を回避して2回戦はこのまま+33.4Pでトップ。
3回戦目
親で勝負手をリーチするも流局。1本場は1人テンパイ。
3本場で小泉さんに7,700を放銃。東3局では森田さんに満貫ツモ。
東4局に2,000・3,900ツモアガリ。
南3局
一索一索二索二索八索八索九索九索北白白南南  ツモ北  ドラ北
全員が平たい中この倍満をツモ。
このアガリで+25.7Pのトップ。
続く4回戦
東1局 北家の窪田さんからリーチが入る。
四万四万六万八万六索七索八索二筒三筒四筒東東北北  ドラ北
ここで選択。リーチの現物は八万。客観的に見たら、ここまで好き放題している親に対して、中盤にリーチを入れてくるのだからおそらく安手ではないだろう。
ここで緩めることなく打四万とした。ほどなくして七万が出てチー。
六索七索八索二筒三筒四筒東東北北  チー七万 左向き六万 上向き八万 上向き  ツモ東 3,900オール。
その後七対子ドラ2の6,400。タンヤオドラ3の7,700をアガリ+41.1Pのトップで終了。
今節で+120.6P。トータル+186.7Pで首位に立つ事が出来た。
ポイントに余裕が序盤で出来た為、相手の親番でも捌き手と本手を使い分けが出来て良い結果に繋がったと思います。
全体的にみると。今回はボーダーが高いと予想されます。現時点では4位の表さんがボーダーラインとなります。
1位 木戸プロ +186.7P
2位 成田プロ +130.3P
3位 浦田プロ +108.9P
4位 表さん  +96.6P
5位 志多木プロ+88.5P
残り2節この順位がどう変動するのか。今節と同じ様に、誰がポイントを伸ばして上位陣に入るのか。次節が楽しみです。
第4節対戦者(敬称略)
1卓=藤本プロ 光岡 宮内 窪田
2卓=木戸プロ 前田プロ 北川 吉田
3卓=荒谷プロ 宮川 森田 山元
4卓=成田プロ 押川 上杉 平澤
5卓=志多木プロ 小泉 久保 尾間
6卓=浦田プロ 安城プロ 後藤プロ 表

Mr.チャンの連盟Weekly!

100

 
 
 

ニーハオ!
連盟ホームページをご覧の皆様初めまして。私Mr.チャンと申します。
Mr.Xが麻雀のやりすぎで、原稿をまったく送ってこないと担当が困って私に泣きついてきたので今回だけやるあるよ。

まずは、連盟チャンネルで2月から放送が始まったマスターズリーグがついに決着したね。
連盟の男性トッププロ8名の見応えある対局は熱くさせるものがあったね。

優勝は沢崎誠プロよ。
恭喜你!!

 

100

 

次は連盟の女流トップ8名によるクイーンズリーグね!!

 

100

 
 

100
100

 
 

100
100

 
 

100

 

見るよろし

インターネット麻雀日本選手権の決勝メンバーが決定したあるよ。

 

100

 

7月23日(日)
連盟チャンネルで配信されるね。

ロン2のリアル大会があったそうね。
優勝は石田亜沙己プロよ。
恭喜你!!

 

100

 
 

100

 

プロ部門はもちろん全体でもぶっちぎりの優勝だったようね。
やるね。

運営をしていた三四郎プロは未来の三冠王だ。
がんばるね!

 

100

 

その打ち上げでいちゃいちゃするのはよくないあるね。
本人たちは付き合っていないと否定してるあるよ。
そんなことはどうでもいいあるね。

 

100

 

白鳥プロは、会場で優孝プロの鞄持ちして喜んでいたそうね。
がんばるね!

 

100
100

 

第11期夕刊フジ杯ではアルバンチームが優勝したある。
宮内プロが2日連続の国士を決めたそうね。
恭喜你!!

 

100

 
 

100

 

この男はいったい何やってるか?
痔の治療でお尻にマスクをしているようね。
あ・た・ま、大丈夫あるか?それよりリーグ戦がダイジョウブか心配よ。

 

100

 

十段戦も九段Sが終わってベスト16のメンバーが決定したようね。
そのレポートを書いたのが庄田プロね。鈴木総一郎さんにもほめられてるね。
よかったね。

 

100
100

 

ベスト16からは連盟チャンネルで配信されるのよ。
見るあるよ

以上、これからも色々な企画がいっぱいあるね。
楽しみあるよ。

ちなみに、私Mr.チャンは王プロでも童瞳プロでもないあるよ。
ではみなさん再见!
来週は頼むあるよMr.X。ぐふふ

プロ雀士コラム/Mr.チャンの連盟Weekly!

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ニーハオ!
連盟ホームページをご覧の皆様初めまして。私Mr.チャンと申します。
Mr.Xが麻雀のやりすぎで、原稿をまったく送ってこないと担当が困って私に泣きついてきたので今回だけやるあるよ。
まずは、連盟チャンネルで2月から放送が始まったマスターズリーグがついに決着したね。
連盟の男性トッププロ8名の見応えある対局は熱くさせるものがあったね。
優勝は沢崎誠プロよ。
恭喜你!!
 

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次は連盟の女流トップ8名によるクイーンズリーグね!!
 

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見るよろし
インターネット麻雀日本選手権の決勝メンバーが決定したあるよ。
 

100

 
7月23日(日)
連盟チャンネルで配信されるね。
ロン2のリアル大会があったそうね。
優勝は石田亜沙己プロよ。
恭喜你!!
 

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プロ部門はもちろん全体でもぶっちぎりの優勝だったようね。
やるね。
運営をしていた三四郎プロは未来の三冠王だ。
がんばるね!
 

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その打ち上げでいちゃいちゃするのはよくないあるね。
本人たちは付き合っていないと否定してるあるよ。
そんなことはどうでもいいあるね。
 

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白鳥プロは、会場で優孝プロの鞄持ちして喜んでいたそうね。
がんばるね!
 

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第11期夕刊フジ杯ではアルバンチームが優勝したある。
宮内プロが2日連続の国士を決めたそうね。
恭喜你!!
 

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この男はいったい何やってるか?
痔の治療でお尻にマスクをしているようね。
あ・た・ま、大丈夫あるか?それよりリーグ戦がダイジョウブか心配よ。
 

100

 
十段戦も九段Sが終わってベスト16のメンバーが決定したようね。
そのレポートを書いたのが庄田プロね。鈴木総一郎さんにもほめられてるね。
よかったね。
 

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ベスト16からは連盟チャンネルで配信されるのよ。
見るあるよ
以上、これからも色々な企画がいっぱいあるね。
楽しみあるよ。
ちなみに、私Mr.チャンは王プロでも童瞳プロでもないあるよ。
ではみなさん再见!
来週は頼むあるよMr.X。ぐふふ

第166回:プロ雀士インタビュー 伊藤 優孝  インタビュアー:紺野 真太郎

伊藤優孝、言わずと知れた「死神の優」ニックネームからも見て取れるように、強面キャラで、知らない者から見れば怖そうであるが、そんな事は全くない。話してみると話題豊富で相手を飽きさせない。最近では連盟チャンネルでの対局後の「5回戦」を楽しみにされている方も多いようだ。

伊藤とは私が連盟入会以来親しくさせていただいている。元々最強戦(第3期最強位)や、漫画などでファンであったことを考えれば不思議に思える。

男が惚れる漢。そんな伊藤優孝の魅力を少しでもお伝え出来たら幸いである。

 

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紺「麻雀を始めたきっかけは何だったのですか?」

当たり障りのない質問だが、漠然としていて答える方は難しい。多分、私にインタビュアーの資質は無い。

「俺たちが子供の頃は・・」

雑な質問にも丁寧に答え始めた伊藤。しかし、麻雀が出てくるのはしばらく先になるとはこの時は思いもしなかった・・

「1学年60人のクラスが15組もあってだな・・」

団塊の世代というやつらしい。私たちの世代も団塊ジュニアと呼ばれた世代であるから、その感じはなんとなくわかる。

「とにかく、何事も競争なんだよ。勉強はもちろん、恋愛も部活もその先の就職なんかも。」

 

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「そんな中、勉強はまあまあ出来た方で、いつも大体クラスで2.3番目、学年でも20番くらいにはいた。」

「ほんとは弁護士になりたかったんだ。」

伊藤が弁護士?そんな話は初耳であった。

「大学も法学部だし、クラスでは真面目組でつるんでいたから。でも、ある事があって、いわゆる不良グループとつるむようになって。また、あの頃はそういうのがカッコよく思えてな。」

「結局、もっと上のランクの大学の法学部に行きたかったけど、付属高校のエスカレーターでその大学の法学部に入ったんだ。」

「とはいえ、それなりじゃないとエスカレーターとはいえ入れないがな。」

ほとんど何でも話してくれる伊藤であるが、不良グループとつるむきっかけとなった「ある事」だけは言葉を濁した。当時の伊藤少年にとってよほどの事があった事は想像出来る。

「で、大学に入ってボクシングを・・」

ボクシング?これも初耳だ。

「まあ、これは少し笑い話なんだけど、当時ボクシングが好きで仲間と後楽園ホールなんかに観に行ったりしてたんだ。そして入学式の時に熱心に誘われて・・」

紺「それでボクシング部に?」

「いや、部じゃないんだ、こっちはボクシング愛好会っていうから、みんなで楽しみながら、一緒に観戦に行ったりするのかなと。同期の友達にも誘われたから入ることにしたんだ」

紺「そうしたら・・(笑)」

「もう思いっきり「部」なんだよ・・」

紺「(笑)」

「練習もロードワークやスパーリングもやらされて・・終われば今度は「酒」を教えられて・・」

確かまだ未成年だったはずだが・・まあ、さすがに時効であろう。

それにしても麻雀はいつから始めるのだろうか・・質問は「麻雀を始めたきっかけ」であったはずだ・・油断をするとすぐ横道にそれる・・ここまで書いた話も相当カットしている・・

「当時は学生運動が盛んでな・・」

話が新章に入った。

「学校へ行っても休講、休講で時間ばっかり余ってな。それで大学近くの雀荘に入り浸るようになっていったんだ」

待ってました。本題です。

「同じ大学の奴らと最初はやって、物足りなくなって色々行くようになってだな・・」

センスと根性が回りとはモノが違ったということだろうか。「死神の優」誕生の瞬間といったところであろうか。

「当時はボウリングも流行っててよくやっていた。そうこうしているうちにそこの専属のプロボーラーとも仲良くなって、麻雀に誘われるようになって・・」

紺「学生とは違う大人の世界に入っていくわけですね。」

「まあそういうことだな。同じ頃知り合いのおばさんから雀荘をやってみないかと誘われてな。両親もいい顔しないから断りたかったけど、押し切られてやることになったんだ。」

歳はまだ20歳そこそこである。時代と言ってしまえばそうなのかも知れないが、かなり大人びて見える。

「店は今で言うセット雀荘でな。学生で連日満卓・・まあ忙しかったよ。それでも、学生は夜8時頃には引くから、そこからは自分で打ったり、飲んだりで。若かったから無茶してたけど、ろくに日に当たらない、酒ばっかで栄養は取らない、寝ないとくれば結果は見えてるよな。」

バイタリティー溢れる行動力である。しかし・・

「さすがに無理がたたって倒れてな。命に別状はなかったけど親にこっ酷く叱られて、結局2年くらいで辞めた。」

「同じ頃の話だけど、雨の日に仲間と麻雀の約束をしてたんだ。遅れそうになってバイクで飛ばしてたんだけど、タクシーが急に幅寄せしてきて・・」

「タクシーにドーンとぶつかってバイクごとふっとばされたよ。不思議なもので、ああいう時はスローモーションで映像が流れていくんだよな。今でも頭上をゆっくり飛んでいったバイクの光景をはっきり覚えているよ。」

「タクシーの運転手が顔面蒼白で降りてきて、様子を伺ってきたんだ。バイクは右側のハンドルがポッキリ折れてたけど、体は興奮してたからか何ともなかったから、待ち合わせもあったし、面倒くさかったから、運転手が差し出してきた、確か5000円だかをもらって麻雀にいっちゃったよ」

「そしたら、次の日になってから右半身に痛みが出てきて・・」

「また両親に叱られたよ・・」

「腰も打ってたようで、腰は今でもガクンって抜けたようになることがある。だからツモる時、卓に左手をついて支えにしながらツモるのはそういう過去があってなんだよ。」

紺「そんな生活を続けてきて大学は?」

「ちゃんと卒業したよ。単位の計算を間違えて2単位足りなくて、半年余計にかかったけどな・・」

紺「大学卒業後は?」

「親の関係で就職も決まっていたんだけど、結局いかなかった。しばらくは麻雀ばっかりやってたよ。」

「でも27、8の頃かな。結婚することになって、就職することになったんだがな。」

就職をしたものの、連盟設立と同時に参加し、麻雀プロの道に入っていった伊藤。もちろん事情があってのことだが、ここでは触れないでおこうと思う。

 

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紺「そういえば、優孝さんとも色々なところへ行きましたね。」

「そうだな。最初に行ったのはマカオの麻雀大会だったかな。」

紺「そうですね。香港、マカオ、シンガポール、韓国と。今年はラスベガスも行きます。」

「ラスベガスか。もう20回以上行ってるけど、グランドキャニオンにはまだ行ったことがないから今回は行くつもりだよ。」

紺「グランドキャニオンいいですね。ぜひお供させてください。ラスベガスといえば優孝さんはあの9.11の時にラスベガスにいらっしゃったとか・・」

「あの時は藤原(藤原隆弘)と知人と行ったんだけど、急にあんなことになってな。」

「まるで映画の中にいるようでな。空港は封鎖されて、いつ動けるかわからなかったし、ラスベガスが狙われるなんて噂が流れたりしてな。」

「何日かして、日本行きの飛行機が飛ぶことになって、朝一番で空港へ行ったが長蛇の列で。そんな中で藤原のヤローは俺に荷物番させて、あいつは・・・・(藤原さんの名誉のために自粛)」

紺「(大爆笑)」

紺「優孝さんが動くと何か起こりますね。(笑)」

「今までも4回ほど死ぬかと思ったことがあるけどな。」

紺「まさに死神ですね(笑)」

 

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「仲間とプーケットに行った時のことだけど、みんなで水上スキーを借りて遊んでいたんだが、夢中で乗ってるうちに仲間とはぐれてしまったんだ。」

「必死で仲間を捜して走り回ったけど、周りは同じような島ばかりで、いつまでたっても見つからない。2時間のレンタルだったから、ガソリンもそんなに残ってないし、時計を見たらそろそろ2時間。心細くなってきて、このまま遭難するのかなって・・」

「その時、元いた島には塔のようなものが建っていたのを思いだして。島の上の方を見て探したら、それっぽいのが・・」

「近づいていったら、人影が見えてきて、それが仲間達だったんだ。あの時は助かったーと本当に安堵したよ。」

他にも「高速道路でスピン」「スキーで崖へダイブ」「高波の中のヨット」という珠玉のネタ・・もとい、お話を持っている優孝さん。ぜひライブで聞いて頂きたいものである。

紺「普段はどんな事をして過ごしているのですか?」

「そうだな。まずは犬の散歩だろ。(チェリーという名のチワワ。人懐っこくてかわいい)麻雀格闘倶楽部にロン2、連盟チャンネルで対局をチェックして空いた時間は歴史もののDVDを見たり、なんだかんだ忙しいんだよ。」

 

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紺「羨ましいです(笑)」

「もうこんな時間か。もう聞きたいことは無いか?」

食事をしながら話を聞き、更に電話でお話させていただいた。気が付くと既に深夜2時を回っていた。

「最初は俺らの世代がいなくなったら連盟はどうなるのかと思っていたけど、ようやく3.40代が育ってきてくれた。今は頼もしく思うよ。だから今度はお前たちがもっと下の世代を育てて、連盟を続けていってくれればと思うよ。」

最後に聞いたこの言葉が一番大事なことなのかなと思う。そしてそうしていくことが恩返しになるのかなと思う。

 

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プロ雀士インタビュー/第166回:プロ雀士インタビュー 伊藤 優孝  インタビュアー:紺野 真太郎

伊藤優孝、言わずと知れた「死神の優」ニックネームからも見て取れるように、強面キャラで、知らない者から見れば怖そうであるが、そんな事は全くない。話してみると話題豊富で相手を飽きさせない。最近では連盟チャンネルでの対局後の「5回戦」を楽しみにされている方も多いようだ。
伊藤とは私が連盟入会以来親しくさせていただいている。元々最強戦(第3期最強位)や、漫画などでファンであったことを考えれば不思議に思える。
男が惚れる漢。そんな伊藤優孝の魅力を少しでもお伝え出来たら幸いである。
 

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紺「麻雀を始めたきっかけは何だったのですか?」
当たり障りのない質問だが、漠然としていて答える方は難しい。多分、私にインタビュアーの資質は無い。
「俺たちが子供の頃は・・」
雑な質問にも丁寧に答え始めた伊藤。しかし、麻雀が出てくるのはしばらく先になるとはこの時は思いもしなかった・・
「1学年60人のクラスが15組もあってだな・・」
団塊の世代というやつらしい。私たちの世代も団塊ジュニアと呼ばれた世代であるから、その感じはなんとなくわかる。
「とにかく、何事も競争なんだよ。勉強はもちろん、恋愛も部活もその先の就職なんかも。」
 

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「そんな中、勉強はまあまあ出来た方で、いつも大体クラスで2.3番目、学年でも20番くらいにはいた。」
「ほんとは弁護士になりたかったんだ。」
伊藤が弁護士?そんな話は初耳であった。
「大学も法学部だし、クラスでは真面目組でつるんでいたから。でも、ある事があって、いわゆる不良グループとつるむようになって。また、あの頃はそういうのがカッコよく思えてな。」
「結局、もっと上のランクの大学の法学部に行きたかったけど、付属高校のエスカレーターでその大学の法学部に入ったんだ。」
「とはいえ、それなりじゃないとエスカレーターとはいえ入れないがな。」

ほとんど何でも話してくれる伊藤であるが、不良グループとつるむきっかけとなった「ある事」だけは言葉を濁した。当時の伊藤少年にとってよほどの事があった事は想像出来る。
「で、大学に入ってボクシングを・・」
ボクシング?これも初耳だ。
「まあ、これは少し笑い話なんだけど、当時ボクシングが好きで仲間と後楽園ホールなんかに観に行ったりしてたんだ。そして入学式の時に熱心に誘われて・・」
紺「それでボクシング部に?」
「いや、部じゃないんだ、こっちはボクシング愛好会っていうから、みんなで楽しみながら、一緒に観戦に行ったりするのかなと。同期の友達にも誘われたから入ることにしたんだ」
紺「そうしたら・・(笑)」
「もう思いっきり「部」なんだよ・・」
紺「(笑)」
「練習もロードワークやスパーリングもやらされて・・終われば今度は「酒」を教えられて・・」
確かまだ未成年だったはずだが・・まあ、さすがに時効であろう。
それにしても麻雀はいつから始めるのだろうか・・質問は「麻雀を始めたきっかけ」であったはずだ・・油断をするとすぐ横道にそれる・・ここまで書いた話も相当カットしている・・
「当時は学生運動が盛んでな・・」
話が新章に入った。
「学校へ行っても休講、休講で時間ばっかり余ってな。それで大学近くの雀荘に入り浸るようになっていったんだ」
待ってました。本題です。
「同じ大学の奴らと最初はやって、物足りなくなって色々行くようになってだな・・」
センスと根性が回りとはモノが違ったということだろうか。「死神の優」誕生の瞬間といったところであろうか。
「当時はボウリングも流行っててよくやっていた。そうこうしているうちにそこの専属のプロボーラーとも仲良くなって、麻雀に誘われるようになって・・」
紺「学生とは違う大人の世界に入っていくわけですね。」
「まあそういうことだな。同じ頃知り合いのおばさんから雀荘をやってみないかと誘われてな。両親もいい顔しないから断りたかったけど、押し切られてやることになったんだ。」
歳はまだ20歳そこそこである。時代と言ってしまえばそうなのかも知れないが、かなり大人びて見える。
「店は今で言うセット雀荘でな。学生で連日満卓・・まあ忙しかったよ。それでも、学生は夜8時頃には引くから、そこからは自分で打ったり、飲んだりで。若かったから無茶してたけど、ろくに日に当たらない、酒ばっかで栄養は取らない、寝ないとくれば結果は見えてるよな。」
バイタリティー溢れる行動力である。しかし・・
「さすがに無理がたたって倒れてな。命に別状はなかったけど親にこっ酷く叱られて、結局2年くらいで辞めた。」
「同じ頃の話だけど、雨の日に仲間と麻雀の約束をしてたんだ。遅れそうになってバイクで飛ばしてたんだけど、タクシーが急に幅寄せしてきて・・」
「タクシーにドーンとぶつかってバイクごとふっとばされたよ。不思議なもので、ああいう時はスローモーションで映像が流れていくんだよな。今でも頭上をゆっくり飛んでいったバイクの光景をはっきり覚えているよ。」
「タクシーの運転手が顔面蒼白で降りてきて、様子を伺ってきたんだ。バイクは右側のハンドルがポッキリ折れてたけど、体は興奮してたからか何ともなかったから、待ち合わせもあったし、面倒くさかったから、運転手が差し出してきた、確か5000円だかをもらって麻雀にいっちゃったよ」
「そしたら、次の日になってから右半身に痛みが出てきて・・」
「また両親に叱られたよ・・」
「腰も打ってたようで、腰は今でもガクンって抜けたようになることがある。だからツモる時、卓に左手をついて支えにしながらツモるのはそういう過去があってなんだよ。」

紺「そんな生活を続けてきて大学は?」
「ちゃんと卒業したよ。単位の計算を間違えて2単位足りなくて、半年余計にかかったけどな・・」
紺「大学卒業後は?」
「親の関係で就職も決まっていたんだけど、結局いかなかった。しばらくは麻雀ばっかりやってたよ。」
「でも27、8の頃かな。結婚することになって、就職することになったんだがな。」

就職をしたものの、連盟設立と同時に参加し、麻雀プロの道に入っていった伊藤。もちろん事情があってのことだが、ここでは触れないでおこうと思う。
 

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紺「そういえば、優孝さんとも色々なところへ行きましたね。」
「そうだな。最初に行ったのはマカオの麻雀大会だったかな。」
紺「そうですね。香港、マカオ、シンガポール、韓国と。今年はラスベガスも行きます。」
「ラスベガスか。もう20回以上行ってるけど、グランドキャニオンにはまだ行ったことがないから今回は行くつもりだよ。」
紺「グランドキャニオンいいですね。ぜひお供させてください。ラスベガスといえば優孝さんはあの9.11の時にラスベガスにいらっしゃったとか・・」
「あの時は藤原(藤原隆弘)と知人と行ったんだけど、急にあんなことになってな。」
「まるで映画の中にいるようでな。空港は封鎖されて、いつ動けるかわからなかったし、ラスベガスが狙われるなんて噂が流れたりしてな。」
「何日かして、日本行きの飛行機が飛ぶことになって、朝一番で空港へ行ったが長蛇の列で。そんな中で藤原のヤローは俺に荷物番させて、あいつは・・・・(藤原さんの名誉のために自粛)」
紺「(大爆笑)」
紺「優孝さんが動くと何か起こりますね。(笑)」
「今までも4回ほど死ぬかと思ったことがあるけどな。」
紺「まさに死神ですね(笑)」
 

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「仲間とプーケットに行った時のことだけど、みんなで水上スキーを借りて遊んでいたんだが、夢中で乗ってるうちに仲間とはぐれてしまったんだ。」
「必死で仲間を捜して走り回ったけど、周りは同じような島ばかりで、いつまでたっても見つからない。2時間のレンタルだったから、ガソリンもそんなに残ってないし、時計を見たらそろそろ2時間。心細くなってきて、このまま遭難するのかなって・・」
「その時、元いた島には塔のようなものが建っていたのを思いだして。島の上の方を見て探したら、それっぽいのが・・」
「近づいていったら、人影が見えてきて、それが仲間達だったんだ。あの時は助かったーと本当に安堵したよ。」

他にも「高速道路でスピン」「スキーで崖へダイブ」「高波の中のヨット」という珠玉のネタ・・もとい、お話を持っている優孝さん。ぜひライブで聞いて頂きたいものである。
紺「普段はどんな事をして過ごしているのですか?」
「そうだな。まずは犬の散歩だろ。(チェリーという名のチワワ。人懐っこくてかわいい)麻雀格闘倶楽部にロン2、連盟チャンネルで対局をチェックして空いた時間は歴史もののDVDを見たり、なんだかんだ忙しいんだよ。」
 

100
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紺「羨ましいです(笑)」
「もうこんな時間か。もう聞きたいことは無いか?」
食事をしながら話を聞き、更に電話でお話させていただいた。気が付くと既に深夜2時を回っていた。
「最初は俺らの世代がいなくなったら連盟はどうなるのかと思っていたけど、ようやく3.40代が育ってきてくれた。今は頼もしく思うよ。だから今度はお前たちがもっと下の世代を育てて、連盟を続けていってくれればと思うよ。」
最後に聞いたこの言葉が一番大事なことなのかなと思う。そしてそうしていくことが恩返しになるのかなと思う。
 

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インターネット麻雀日本選手権2017 

インターネット麻雀 日本選手権2017のご案内

100

決勝戦(ロン2で対戦、半荘5回)

100

優勝:cmj5330さん 準優勝:藤崎智 第3位:七瀬真実 第4位:佐々木寿人

ベスト8(ロン2で対戦、半荘3回)

100

6月21日(水)

A卓 森山茂和プロ vs 瀬戸熊直樹プロ vs 七瀬真実プロ vs cmj5330さん

決勝進出:七瀬真実プロcmj5330さん

6月23日(金)

B卓 藤崎智プロ vs 佐々木寿人プロ vs 二階堂亜樹プロ vs 櫛田利太プロ

決勝進出:藤崎智プロ佐々木寿人プロ

決勝(夏目坂スタジオ、ロン2で対戦、半荘5回)

7月23日(日)

最高位戦日本プロ麻雀協会から

100

第41期最高位
近藤 誠一プロ

RMUから

100

RMUリーグ優勝
多井 隆晴プロ

麻将連合μから

100

第13期将王
忍田 幸夫プロ

オンライン対戦麻雀 天鳳から

100

初代・11代天鳳位
ASAPINさん

が参戦決定!

 

日本プロ麻雀連盟からは以下27名が参戦!(5名はプロ予選から)

100

森山 茂和プロ

100

荒 正義プロ

100

前原 雄大プロ

100

沢崎 誠プロ

100

藤崎 智プロ

100

瀬戸熊 直樹プロ

100

勝又 健志プロ

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前田 直哉プロ

100

山井 弘プロ

100

猿川 真寿プロ

100

佐々木 寿人プロ

100

内川 幸太郎プロ

100

滝沢 和典プロ

100

白鳥 翔プロ

100

樋口 徹プロ

100

二階堂 亜樹プロ

100

宮内 こずえプロ

100

和泉 由希子プロ

100

和久津 晶プロ

100

高宮 まりプロ

100

魚谷 侑未プロ

100

仲田 加南プロ

 

 

● タイトル戦概要 ●

日本プロ麻雀連盟が主催する “インターネット麻雀の日本一” を決めるタイトル戦!
『 インターネット麻雀 日本選手権2017 』

インターネット麻雀の強者が一堂に集結!
日本プロ麻雀連盟のプロも参戦し、日本一の称号をかけた闘いが今始まります!
多数のインターネット麻雀サイトで行われる予選を勝ちあがった雀士がトーナメントで闘います。

大会の模様は、以下の媒体に掲載を予定しております。
日本プロ麻雀連盟ホームページ
・YouTube JPMLandRON2チャンネル
その他、TV(MONDO TV)、雑誌等での告知、掲載も交渉中です。

● 特典 ●

優勝者には以下の特典!

・日本プロ麻雀連盟認定 インターネット麻雀日本選手権優勝 トロフィー贈呈
・日本プロ麻雀連盟認定 五段免状贈呈
・JTB旅行券7万円分
・次期麻雀マスターズ本戦シード権、次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀とリアル麻雀の二階級制覇を目指せっ!!

2位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 三段免状贈呈
・JTB旅行券1万円分
・次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀の実力をリアル麻雀で発揮っ!!

3位、4位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 二段免状贈呈
・JTB旅行券1万円分

● 参加サイト ●

ハンゲーム 麻雀4
ロン2

● 予選スケジュール ●

以下に該当する方は4月より開催されるインターネット麻雀日本選手権2016ロン2最終予選に参加する事ができます!

ロン2ユーザー選出

・3月度レーティングランキング

・2/27(月)~3/5(日)のウィークリー大会

・3/11(土)、3/12(日)のワンデー大会

・その他複数大会

プロ予選

3月のレーティングランキング

・2月の月間道場ランキング【東風ロン2道場】

・2月の月間道場ランキング【東南ロン2道場】

・2/27(月)~3/5(日)のウィークリー大会

・3/11(土)、3/12(日)のワンデー大会

その他、A1、A2、女流Aの他、チャンピオンや新人王など8名をシードし、
合計16名でトーナメントを行う。

 

 

■インターネット麻雀日本選手権2017ハンゲーム最終予選

3月29日(水)

A卓:山井弘 vs 内川幸太郎 vs すっぽん五郎さん vs makun4119さん

勝ち上がり:山井弘内川幸太郎

B卓:滝沢和典 vs 猿川真寿 vs 066872さん vs 代打ちstaff

勝ち上がり:猿川真寿066872さん

C卓:沢崎誠 vs 櫛田利太 vs ◎foryou◎さん vs dctさん

勝ち上がり:櫛田利太dctさん

D卓:藤崎智 vs 三戸亮祐 vs orinzouさん vs グリーン3号さん

勝ち上がり:藤崎智orinzouさん

3月30日(木)

E卓:勝又健志 vs 岡部光輝 vs 亞華萬琉靉さん vs 代打ちstaff

勝ち上がり:勝又健志岡部光輝

F卓:白鳥翔 vs 仲田加南 vs |number9|さん vs 平ちぃん君さん

勝ち上がり:白鳥翔仲田加南

G卓:佐々木寿人 vs 七瀬真実 vs たんきー2012さん vs しゅうせんやさん

勝ち上がり:佐々木寿人七瀬真実

H卓:前田直哉 vs 和泉由希子 vs ☆金糸雀☆さん vs cmj5330さん

勝ち上がり:前田直哉cmj5330さん

 

 

■インターネット麻雀日本選手権2017ロン2最終予選

4月7日(金)

A卓 近藤誠一プロ vs 樋口徹 vs ACE-ATTACKERさん vs 風の谷のユパさん

勝ち上がり:近藤誠一プロ風の谷のユパさん

B卓 森山茂和 vs 高谷圭一 vs royal365 vs むさしの詩人さん

勝ち上がり:森山茂和高谷圭一

4月14日(金)

C卓 鈴木達也プロ vs 二階堂亜樹 vs 黄昏流星群さん vs 逆転の帝王さん

勝ち上がり:二階堂亜樹黄昏流星群さん

D卓 瀬戸熊直樹 vs 宮内こずえ vs 160r28さん vs 鶴光でオマ!さん

勝ち上がり:瀬戸熊直樹鶴光でオマ!さん

4月21日(金)

E卓 忍田幸夫プロ vs 魚谷侑未 vs 十字職人さん vs タオルさん

勝ち上がり:忍田幸夫プロ魚谷侑未

F卓 ASAPINさん vs 前原雄大 vs 明石家三麻さん vs ±0さん

勝ち上がり:ASAPINさん明石家三麻さん

4月28日(金)

G卓 荒正義 vs 高宮まり vs ロボさん vs 芋煮さん

勝ち上がり:荒正義高宮まり

H卓 多井隆晴プロ vs 和久津晶 vs ぱぴるすさん vs おひげさん

勝ち上がり:和久津晶ぱぴるすさん

 

 

 

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本選(ロン2で対戦、半荘2回)

5月10日(水)20:00~A卓 22:00~B卓

A卓 近藤誠一プロvs勝又健志プロvs二階堂亜樹プロvs orinzouさん

勝ち上がり:二階堂亜樹プロorinzouさん

B卓 ASAPINさんvs前田直哉プロvs七瀬真実プロvs黄昏流星群さん

勝ち上がり:七瀬真実プロ黄昏流星群さん

5月12日(金)20:00~C卓 22:00~D卓

C卓 忍田幸夫プロvs内川幸太郎プロvs岡部光輝プロvs風の谷のユパさん

勝ち上がり:忍田幸夫プロ風の谷のユパさん

D卓 猿川真寿プロvs魚谷侑未プロvs高宮まりプロvs cmj5330さん

勝ち上がり:猿川真寿プロcmj5330さん

5月17日(水)20:00~E卓 22:00~F卓

E卓 荒正義プロvs山井弘プロvs高谷圭一プロvs DCTさん

勝ち上がり:高谷圭一プロDCTさん

F卓 佐々木寿人プロvs櫛田利太プロvs明石家三麻さんvsぱぴるすさん

勝ち上がり:佐々木寿人プロ櫛田利太プロ

5月19日(金)20:00~G卓 22:00~H卓

G卓 森山茂和プロvs藤崎智プロvs仲田加南プロvs鶴光でオマ!さん

勝ち上がり:森山茂和プロ藤崎智プロ

H卓 瀬戸熊直樹プロvs白鳥翔プロvs和久津晶プロvs066872さん

勝ち上がり:瀬戸熊直樹プロ066872さん

各卓上位2名、計16名が勝ち上がり!

ベスト16(ロン2で対戦、半荘3回)

5月31日(水)20:00~A卓

A卓 佐々木寿人プロvs忍田幸夫プロvs cmj5330さんvs黄昏流星群さん

勝ち上がり:佐々木寿人プロcmj5330さん

6月02日(金)20:00~B卓

B卓 森山茂和プロvs猿川真寿プロvs櫛田利太プロvs orinzouさん

勝ち上がり:森山茂和プロ櫛田利太プロ

6月07日(水)20:00~C卓

C卓 瀬戸熊直樹プロvs二階堂亜樹プロvs高谷圭一プロvsDCTさん

勝ち上がり:瀬戸熊直樹プロ二階堂亜樹プロ

6月09日(金)20:00~D卓

D卓 藤崎智プロvs七瀬真実プロvs066872さんvs風の谷のユパさん

勝ち上がり:藤崎智プロ七瀬真実プロ

各卓上位2名、計8名が勝ち上がり!

ベスト8(ロン2で対戦、半荘3回)

6月21日(水)20:00~A卓
6月23日(金)20:00~B卓

決勝(夏目坂スタジオ、ロン2で対戦、半荘5回)

7月23日(日)


※スケジュール、特典は都合により変更となる場合があります。

なお、当連盟では今回のインターネット麻雀日本選手権に関わらず、 オンライン麻雀サイト様のオンラインイベント、オフラインイベントへのゲストプロの派遣も賜っております。
ご興味がございましたら、support@archive2020.ma-jan.or.jpまで、お問い合わせくださいますよう、お願い致します。

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2016

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2014

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2015

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2012

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2013

歴代優勝者

年度 優勝者 2位 3位 4位
第5回 2016 山井 弘 z512007さん 白鳥 翔 kaz-kunさん
第4回 2015 水巻 渉 ASAPINさん 孔明さん orinzouさん
第3回 2014 瀬戸熊 直樹 ともたけ 雅晴 佐々木 寿人 徳川 龍之介さん
第2回 2013 クラピカさん 安田 麻里菜 二階堂 亜樹 前原 雄大
第1回 2012 前原 雄大 いちのせ@さん 佐々木 寿人 ダンプ 大橋

特集企画/インターネット麻雀日本選手権2017 

インターネット麻雀 日本選手権2017のご案内

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決勝戦(ロン2で対戦、半荘5回)

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優勝:cmj5330さん 準優勝:藤崎智 第3位:七瀬真実 第4位:佐々木寿人
ベスト8(ロン2で対戦、半荘3回)
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6月21日(水)
A卓 森山茂和プロ vs 瀬戸熊直樹プロ vs 七瀬真実プロ vs cmj5330さん
決勝進出:七瀬真実プロcmj5330さん
6月23日(金)
B卓 藤崎智プロ vs 佐々木寿人プロ vs 二階堂亜樹プロ vs 櫛田利太プロ
決勝進出:藤崎智プロ佐々木寿人プロ
決勝(夏目坂スタジオ、ロン2で対戦、半荘5回)
7月23日(日)
最高位戦日本プロ麻雀協会から

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第41期最高位
近藤 誠一プロ

RMUから

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RMUリーグ優勝
多井 隆晴プロ

麻将連合μから

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第13期将王
忍田 幸夫プロ

オンライン対戦麻雀 天鳳から

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初代・11代天鳳位
ASAPINさん

が参戦決定!
 
日本プロ麻雀連盟からは以下27名が参戦!(5名はプロ予選から)

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森山 茂和プロ

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荒 正義プロ

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前原 雄大プロ

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沢崎 誠プロ

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藤崎 智プロ

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瀬戸熊 直樹プロ

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勝又 健志プロ

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前田 直哉プロ

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山井 弘プロ

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猿川 真寿プロ

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佐々木 寿人プロ

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内川 幸太郎プロ

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滝沢 和典プロ

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白鳥 翔プロ

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樋口 徹プロ

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二階堂 亜樹プロ

100

宮内 こずえプロ

100

和泉 由希子プロ

100

和久津 晶プロ

100

高宮 まりプロ

100

魚谷 侑未プロ

100

仲田 加南プロ

 
 
● タイトル戦概要 ●
日本プロ麻雀連盟が主催する “インターネット麻雀の日本一” を決めるタイトル戦!
『 インターネット麻雀 日本選手権2017 』
インターネット麻雀の強者が一堂に集結!
日本プロ麻雀連盟のプロも参戦し、日本一の称号をかけた闘いが今始まります!
多数のインターネット麻雀サイトで行われる予選を勝ちあがった雀士がトーナメントで闘います。
大会の模様は、以下の媒体に掲載を予定しております。
日本プロ麻雀連盟ホームページ
・YouTube JPMLandRON2チャンネル
その他、TV(MONDO TV)、雑誌等での告知、掲載も交渉中です。

● 特典 ●

優勝者には以下の特典!

・日本プロ麻雀連盟認定 インターネット麻雀日本選手権優勝 トロフィー贈呈
・日本プロ麻雀連盟認定 五段免状贈呈
・JTB旅行券7万円分
・次期麻雀マスターズ本戦シード権、次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀とリアル麻雀の二階級制覇を目指せっ!!
2位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 三段免状贈呈
・JTB旅行券1万円分
・次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀の実力をリアル麻雀で発揮っ!!
3位、4位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 二段免状贈呈
・JTB旅行券1万円分

● 参加サイト ●

ハンゲーム 麻雀4
ロン2

● 予選スケジュール ●


以下に該当する方は4月より開催されるインターネット麻雀日本選手権2016ロン2最終予選に参加する事ができます!
ロン2ユーザー選出
・3月度レーティングランキング
・2/27(月)~3/5(日)のウィークリー大会
・3/11(土)、3/12(日)のワンデー大会
・その他複数大会

プロ予選
3月のレーティングランキング
・2月の月間道場ランキング【東風ロン2道場】
・2月の月間道場ランキング【東南ロン2道場】
・2/27(月)~3/5(日)のウィークリー大会
・3/11(土)、3/12(日)のワンデー大会
その他、A1、A2、女流Aの他、チャンピオンや新人王など8名をシードし、
合計16名でトーナメントを行う。
 
 
■インターネット麻雀日本選手権2017ハンゲーム最終予選
3月29日(水)
A卓:山井弘 vs 内川幸太郎 vs すっぽん五郎さん vs makun4119さん
勝ち上がり:山井弘内川幸太郎
B卓:滝沢和典 vs 猿川真寿 vs 066872さん vs 代打ちstaff
勝ち上がり:猿川真寿066872さん
C卓:沢崎誠 vs 櫛田利太 vs ◎foryou◎さん vs dctさん
勝ち上がり:櫛田利太dctさん
D卓:藤崎智 vs 三戸亮祐 vs orinzouさん vs グリーン3号さん
勝ち上がり:藤崎智orinzouさん
3月30日(木)
E卓:勝又健志 vs 岡部光輝 vs 亞華萬琉靉さん vs 代打ちstaff
勝ち上がり:勝又健志岡部光輝
F卓:白鳥翔 vs 仲田加南 vs |number9|さん vs 平ちぃん君さん
勝ち上がり:白鳥翔仲田加南
G卓:佐々木寿人 vs 七瀬真実 vs たんきー2012さん vs しゅうせんやさん
勝ち上がり:佐々木寿人七瀬真実
H卓:前田直哉 vs 和泉由希子 vs ☆金糸雀☆さん vs cmj5330さん
勝ち上がり:前田直哉cmj5330さん
 
 
■インターネット麻雀日本選手権2017ロン2最終予選
4月7日(金)
A卓 近藤誠一プロ vs 樋口徹 vs ACE-ATTACKERさん vs 風の谷のユパさん
勝ち上がり:近藤誠一プロ風の谷のユパさん
B卓 森山茂和 vs 高谷圭一 vs royal365 vs むさしの詩人さん
勝ち上がり:森山茂和高谷圭一
4月14日(金)
C卓 鈴木達也プロ vs 二階堂亜樹 vs 黄昏流星群さん vs 逆転の帝王さん
勝ち上がり:二階堂亜樹黄昏流星群さん
D卓 瀬戸熊直樹 vs 宮内こずえ vs 160r28さん vs 鶴光でオマ!さん
勝ち上がり:瀬戸熊直樹鶴光でオマ!さん
4月21日(金)
E卓 忍田幸夫プロ vs 魚谷侑未 vs 十字職人さん vs タオルさん
勝ち上がり:忍田幸夫プロ魚谷侑未
F卓 ASAPINさん vs 前原雄大 vs 明石家三麻さん vs ±0さん
勝ち上がり:ASAPINさん明石家三麻さん
4月28日(金)
G卓 荒正義 vs 高宮まり vs ロボさん vs 芋煮さん
勝ち上がり:荒正義高宮まり
H卓 多井隆晴プロ vs 和久津晶 vs ぱぴるすさん vs おひげさん
勝ち上がり:和久津晶ぱぴるすさん
 
 
 
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本選(ロン2で対戦、半荘2回)
5月10日(水)20:00~A卓 22:00~B卓
A卓 近藤誠一プロvs勝又健志プロvs二階堂亜樹プロvs orinzouさん
勝ち上がり:二階堂亜樹プロorinzouさん
B卓 ASAPINさんvs前田直哉プロvs七瀬真実プロvs黄昏流星群さん
勝ち上がり:七瀬真実プロ黄昏流星群さん
5月12日(金)20:00~C卓 22:00~D卓
C卓 忍田幸夫プロvs内川幸太郎プロvs岡部光輝プロvs風の谷のユパさん
勝ち上がり:忍田幸夫プロ風の谷のユパさん
D卓 猿川真寿プロvs魚谷侑未プロvs高宮まりプロvs cmj5330さん
勝ち上がり:猿川真寿プロcmj5330さん
5月17日(水)20:00~E卓 22:00~F卓
E卓 荒正義プロvs山井弘プロvs高谷圭一プロvs DCTさん
勝ち上がり:高谷圭一プロDCTさん
F卓 佐々木寿人プロvs櫛田利太プロvs明石家三麻さんvsぱぴるすさん
勝ち上がり:佐々木寿人プロ櫛田利太プロ
5月19日(金)20:00~G卓 22:00~H卓
G卓 森山茂和プロvs藤崎智プロvs仲田加南プロvs鶴光でオマ!さん
勝ち上がり:森山茂和プロ藤崎智プロ
H卓 瀬戸熊直樹プロvs白鳥翔プロvs和久津晶プロvs066872さん
勝ち上がり:瀬戸熊直樹プロ066872さん
各卓上位2名、計16名が勝ち上がり!
ベスト16(ロン2で対戦、半荘3回)
5月31日(水)20:00~A卓
A卓 佐々木寿人プロvs忍田幸夫プロvs cmj5330さんvs黄昏流星群さん
勝ち上がり:佐々木寿人プロcmj5330さん
6月02日(金)20:00~B卓
B卓 森山茂和プロvs猿川真寿プロvs櫛田利太プロvs orinzouさん
勝ち上がり:森山茂和プロ櫛田利太プロ
6月07日(水)20:00~C卓
C卓 瀬戸熊直樹プロvs二階堂亜樹プロvs高谷圭一プロvsDCTさん
勝ち上がり:瀬戸熊直樹プロ二階堂亜樹プロ
6月09日(金)20:00~D卓
D卓 藤崎智プロvs七瀬真実プロvs066872さんvs風の谷のユパさん
勝ち上がり:藤崎智プロ七瀬真実プロ
各卓上位2名、計8名が勝ち上がり!
ベスト8(ロン2で対戦、半荘3回)
6月21日(水)20:00~A卓
6月23日(金)20:00~B卓
決勝(夏目坂スタジオ、ロン2で対戦、半荘5回)
7月23日(日)



※スケジュール、特典は都合により変更となる場合があります。
なお、当連盟では今回のインターネット麻雀日本選手権に関わらず、 オンライン麻雀サイト様のオンラインイベント、オフラインイベントへのゲストプロの派遣も賜っております。
ご興味がございましたら、support@ma-jan.or.jpまで、お問い合わせくださいますよう、お願い致します。

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2016

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2014

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2015

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2012

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2013

歴代優勝者

年度 優勝者 2位 3位 4位
第5回 2016 山井 弘 z512007さん 白鳥 翔 kaz-kunさん
第4回 2015 水巻 渉 ASAPINさん 孔明さん orinzouさん
第3回 2014 瀬戸熊 直樹 ともたけ 雅晴 佐々木 寿人 徳川 龍之介さん
第2回 2013 クラピカさん 安田 麻里菜 二階堂 亜樹 前原 雄大
第1回 2012 前原 雄大 いちのせ@さん 佐々木 寿人 ダンプ 大橋

麻雀日本シリーズ2017 第1節レポート 黒木 真生

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麻雀日本シリーズ2017が開幕し、第1節を終えたところで首位に立ったのは2013最強位の沢崎誠。
開幕第2戦で、現・最強位の近藤千雄プロ(日本プロ麻雀協会)、2014最強位で、日本シリーズ2016準優勝の藤田晋さん(サイバーエージェント社長)との「最強位対決」を制し(もう1人は白鳥翔)、2戦目もトップと連勝スタートを切った。
まさに「マムシ」のおそろしさを初日からまざまざと見せつけるようなしぶとさであった。

2位は2015最強位の前田直哉。3位は現・最高位で連覇中の近藤誠一プロ(最高位戦)。
近藤プロは1回戦のみの出場となったが、トップを取り、勝又健志をラスにして、「麻雀プロ団体日本一決定戦」での借りをひとつ返した。

4位は雀王4期獲得の鈴木達也プロ(日本プロ麻雀協会)。5位は白鳥。6位は藤田さん。7位は昨年のファイナリスト萩原聖人さん。8位はまだ対局をしていないため、±0の、昨年の覇者・多井隆晴プロ(RMU)。

予選はまだまだこれから先が長いが、上位8名までがプレーオフに進出することができる。

第9位は十段位の藤崎智。10位は鳳凰位の前原雄大。11位は麻雀グランプリMAX優勝の佐々木寿人。第12位は将王の忍田幸夫プロ(麻将連合)。

今年から麻将連合も参加されることとなり、代表である忍田プロが将王として出場されたが、緒戦はラス。
今節は1戦しかなかったため、挽回のチャンスがなかったが、今後の巻き返しが期待される。

同様に、1試合ずつしか打てなかった、13位の勝又と14位の近藤千雄プロも、このままで終わることはないだろう。
次節以降の戦いぶりに注目したい。

RESH!日本プロ麻雀連盟チャンネル

第2節 放送ページはこちら

システム

■予選全21回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイント持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 半荘消化数 合計
1 沢崎誠(連盟会長推薦) 34.7 22.4 2/6

57.1
2 前田直哉(連盟会長推薦) 30.4 12.6 2/6

43.0
3 近藤誠一(最高位) 33.5 1/6

33.5
4 鈴木達也(連盟会長推薦) 16.4 ▲ 3.3 2/6

13.1
5 白鳥翔(連盟会長推薦) 12.0 1/6

12.0
6 藤田晋(連盟会長推薦) ▲ 2.9 14.0 2/6

11.1
7 萩原聖人(連盟会長推薦) 8.9 ▲ 7.9 2/6

1.0
8 多井隆晴(麻雀日本シリーズ2016優勝) 0/6

0.0
9 藤崎 智(十段位) ▲ 41.1 26.7 2/6

▲ 14.4
10 前原雄大(鳳凰位) ▲ 23.9 1/6

▲ 23.9
11 佐々木寿人(麻雀グランプリMAX優勝) ▲ 18.4 ▲ 7.4 2/6

▲ 25.8
12 忍田幸夫(将王) ▲ 31.4 1/6

▲ 31.4
13 勝又健志(連盟会長推薦) ▲ 31.5 1/6

▲ 31.5
14 近藤千雄(最強位) ▲ 43.8 1/6

▲ 43.8

麻雀日本シリーズ/麻雀日本シリーズ2017 第1節レポート 黒木 真生

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麻雀日本シリーズ2017が開幕し、第1節を終えたところで首位に立ったのは2013最強位の沢崎誠。
開幕第2戦で、現・最強位の近藤千雄プロ(日本プロ麻雀協会)、2014最強位で、日本シリーズ2016準優勝の藤田晋さん(サイバーエージェント社長)との「最強位対決」を制し(もう1人は白鳥翔)、2戦目もトップと連勝スタートを切った。
まさに「マムシ」のおそろしさを初日からまざまざと見せつけるようなしぶとさであった。
2位は2015最強位の前田直哉。3位は現・最高位で連覇中の近藤誠一プロ(最高位戦)。
近藤プロは1回戦のみの出場となったが、トップを取り、勝又健志をラスにして、「麻雀プロ団体日本一決定戦」での借りをひとつ返した。
4位は雀王4期獲得の鈴木達也プロ(日本プロ麻雀協会)。5位は白鳥。6位は藤田さん。7位は昨年のファイナリスト萩原聖人さん。8位はまだ対局をしていないため、±0の、昨年の覇者・多井隆晴プロ(RMU)。
予選はまだまだこれから先が長いが、上位8名までがプレーオフに進出することができる。
第9位は十段位の藤崎智。10位は鳳凰位の前原雄大。11位は麻雀グランプリMAX優勝の佐々木寿人。第12位は将王の忍田幸夫プロ(麻将連合)。
今年から麻将連合も参加されることとなり、代表である忍田プロが将王として出場されたが、緒戦はラス。
今節は1戦しかなかったため、挽回のチャンスがなかったが、今後の巻き返しが期待される。
同様に、1試合ずつしか打てなかった、13位の勝又と14位の近藤千雄プロも、このままで終わることはないだろう。
次節以降の戦いぶりに注目したい。
RESH!日本プロ麻雀連盟チャンネル
第2節 放送ページはこちら
システム
■予選全21回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイント持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦
予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 半荘消化数 合計
1 沢崎誠(連盟会長推薦) 34.7 22.4 2/6 57.1
2 前田直哉(連盟会長推薦) 30.4 12.6 2/6 43.0
3 近藤誠一(最高位) 33.5 1/6 33.5
4 鈴木達也(連盟会長推薦) 16.4 ▲ 3.3 2/6 13.1
5 白鳥翔(連盟会長推薦) 12.0 1/6 12.0
6 藤田晋(連盟会長推薦) ▲ 2.9 14.0 2/6 11.1
7 萩原聖人(連盟会長推薦) 8.9 ▲ 7.9 2/6 1.0
8 多井隆晴(麻雀日本シリーズ2016優勝) 0/6 0.0
9 藤崎 智(十段位) ▲ 41.1 26.7 2/6 ▲ 14.4
10 前原雄大(鳳凰位) ▲ 23.9 1/6 ▲ 23.9
11 佐々木寿人(麻雀グランプリMAX優勝) ▲ 18.4 ▲ 7.4 2/6 ▲ 25.8
12 忍田幸夫(将王) ▲ 31.4 1/6 ▲ 31.4
13 勝又健志(連盟会長推薦) ▲ 31.5 1/6 ▲ 31.5
14 近藤千雄(最強位) ▲ 43.8 1/6 ▲ 43.8

第34期十段戦 九段戦Sレポート 福光 聖雄

【九段戦S】

5月から始まった今期の十段戦も、残すは九段戦S、ベスト16、ベスト8、決勝を残すのみとなった。
昨年は、上田直樹が初段から決勝まで進出するという快挙を成し遂げたが、今年は二段から青山めぐみが残っており、注目が集まる。
この九段戦Sからは、伊藤、森山、灘、古川、前原、瀬戸熊、荒、沢崎がシードとして登場する。

(全5回戦)

 

1卓:伊藤優孝・木村東平・武藤武・青山めぐみ

 

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【青山の挑戦】

 

自分は入会初年度にこの舞台に上がったことがあるが、舞い上がってしまい、全く勝負にならなかったことを覚えている。
開局、親は青山。13巡目や一手替わり三色であることもあったが、ピンフドラ1を落ち着いてヤミテンにして伊藤から2,900をアガる。
内心はどうだったかは定かではないが、外から見た限りでは気負いや緊張はなさそうだ。

2回戦南3局、西家青山、

七万七万七万九索九索二筒三筒四筒五筒五筒六筒六筒六筒  ドラ七万

ドラが暗刻でかなりアガリたい手牌。ピンズの変化があり迷うところだが、ノータイムでリーチ。
リーチ後に二筒八筒が通り、五筒九索を合わせて3枚持っていた武藤は危なかったが、丁寧にオリきって放銃を回避。
逆に木村は本局に続き、次局は早い満貫に放銃となり、苦しい状況となった。

2回戦終了時
青山+46.4P 武藤+4.8P 伊藤▲12.4P 木村▲38.8P

3回戦終了時
青山+50.9P 武藤+26.8P 伊藤▲27.9P 木村▲49.8P

4回戦終了時
青山+66.4P 武藤+10.5P 伊藤▲23.4P 木村▲54.5P

3回戦、4回戦も青山はポイントを積み上げ、早々と安全圏に。
伊藤は終始エンジンがかからず、木村も最終戦に6万点を超え、武藤との差を満貫まで詰めるもここまで。

1卓勝ち上がり:青山めぐみ・武藤武

 

2卓:森山茂和・浦田豊人・藤原隆弘・仁平宣明

 

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【仁平の充実】

 

今日は100点の内容と本人が語ったように、1着2着2着1着で早くも安全圏。
よく稽古に入れてもらうことが多いのだが、高打点が決まる日の仁平を止めることは難しい。

4回戦終了時
仁平+58.9P 森山+6.4P 藤原▲8.5P 浦田▲56.8P

最終戦は森山と藤原の争いであったが、森山に軍配。
藤原はまたもベスト16直前で涙を飲んだ。(本人のツイートによると6年連続)

2卓勝ち上がり:仁平宣明・森山茂和

 

3卓:灘麻太郎・紺野真太郎・勝又健志・吉田直

 

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【巧者勝又敗退危機?】

 

1回戦目は小さいながらも1人沈みのラス。続く2回戦もラスを引いた勝又。
以降でのマイナスは即敗退につながる危機的状況。

2回戦終了時
吉田+33.1P 灘+11.9P 紺野▲0.8P 勝又▲44.2P

リードしてからの巧さがフォーカスされるが、簡単に俵を割らないのも巧者と呼ばれる所以。
3回戦で大きなトップ、4回戦もプラスし、最終戦は着順勝負に持ち込む。

4回戦終了時
灘+12.8P 吉田+12.0P 勝又+10.8P 紺野▲35.6P

最終戦オーラス、勝又はトップ目で安全圏。
二番手吉田と灘は200点差であったが、吉田がアガリ切って勝負を決めた。

吉田
一万一万二万三万四万三筒三筒三筒五筒五筒五筒西西  リーチ  ツモ一万

3卓勝ち上がり:勝又健志・吉田直

 

4卓:古川孝次・浜上文吾・望月雅継・花岡章生

 

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【フリーダム古川】

 

2回戦終了時
花岡+5.7P 古川+5.5P 浜上+1.4P 望月▲12.6P

1回戦と2回戦が逆の順位となり、ほぼ並びで迎えた3回戦。オーラスになっても拮抗した状況。

東家古川:28,000
南家望月:31,300
西家花岡:28,700
北家浜上:31,000

花岡のソーズのホンイツにもう猶予はないとこのリーチ。

古川
七万八万九万二筒三筒四筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒南  リーチ  ドラ五筒

見事花岡から3,900

オーラス1本場は浜上から18,000!

一万一万九万九万一索一索一索  ポン南南南  ポン発発発  ロン一万

オーラス2本場は、2巡目ポン、5巡目チーとした2,000は2,200オール!

八索二筒二筒二筒五筒六筒七筒  チー五索 左向き三索 上向き四索 上向き  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ツモ八索  ドラ八索

ここで大きなリードを築くと、4回戦、5回戦もアガリを重ねトップ通過。
二番手は3人の争いになるが、
オーラスドラ五筒

満貫条件浜上
一筒一筒二筒二筒三筒三筒五筒六筒七筒北北白白

跳満条件望月
一索三索五索五索七索九索九索五筒南南南発発

どちらも成就せず、我慢を重ねた花岡の勝ち上がりとなった。

4卓勝ち上がり:古川孝次・花岡章生

 

5卓:前原雄大・瀬戸熊直樹・西川淳・魚谷侑未

 

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【魚谷の挑戦?】

 

女流の生き残りは、1卓青山とこの卓の魚谷。
青山は大躍進ではあるが、魚谷はこの場が当然(勝ち上がってきても不思議ではない)という雰囲気が漂う。
彼女はもちろん前原、瀬戸熊が強いことは把握しているし、厳しい戦いになることは覚悟しているが、舞い上がったり委縮することなく対局に臨めている。
若手・中堅にとって「大舞台に慣れる」はハードルになる人も多く、それをクリアしているのは魚谷の強みであろう。

しかし、今日は西川、瀬戸熊の日。
持ち前の先行力で4回戦までオールプラスの西川と、最終5回戦でこの地和をアガった瀬戸熊の勝ち上がりとなった。

 

100

 

西川にとっても前原、瀬戸熊は格上の相手となるのだが、
西川「あんなに心躍る対局はなかなか経験できないね。前原さんの親リーチに役なしで追っかけるのは本当に勇気がいるよ。」
と力強いコメントをいただきました。

5卓勝ち上がり:瀬戸熊直樹・西川淳

 

6卓:荒正義・沢崎誠・内川幸太郎・松崎良文

 

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【ベテランVS中堅】

 

2回戦終了時
荒+27.1P 沢崎▲2.4P 松崎▲8.6P 内川▲16.1P

3回戦は東1局、内川にドラ4枚の大チャンス手。7巡目に六筒を切ってリーチ。

六万六万一索二索三索四索五索六索六筒七筒  暗カン牌の背二筒 上向き二筒 上向き牌の背  リーチ  ドラ二筒

これに向かってくる人はおらず、悠々と跳満をツモるかと思われたが・・・

同巡沢崎、ツモ切りで追いかけリーチ!

四万五万六万四索五索六索七索八索九索一筒一筒五筒七筒  リーチ

※ ツモ切りのためあまり関係ないが、沢崎の河には三筒九筒が切られている。
理由を理解できる人は多いと思われるが、リーチを打てる若手がいるだろうか?
沢崎からコメントをいただいたので掲載します。

『ドラ暗カンリーチですが他に役が無いと考えます。有ればヤミテンにするタイプの打ち手に見えます。ツモられても跳満、放銃しても満貫、さほど差はありませんね。何故リーチかと言うと、2人のリーチに他家は共通の安全牌がありません。一番打ち安いのは六筒と考えました。リーチ後の内川の五万切りに合わせられ、少し長引きましたが、満貫確定の内川に対して放銃する打ち手はいません。六筒のアガリになると予測出来ました。』

内川の大チャンス手は潰され、逆に4回戦は沢崎に大物手を決められる。

4回戦終了時
荒+44.7P 沢崎+16.0P 松崎▲6.8P 内川▲53.9P

松崎は二番手沢崎と約23P差と逆転も可能なポジションにつけていたが、最終戦は荒・沢崎の巧みな卓回しになすすべなく、ここで敗退となった。

6卓勝ち上がり:荒正義・沢崎誠

 

早速6/23(金)よりベスト16が開催される。
全対局、日本プロ麻雀連盟チャンネルで完全生中継。熱戦、お見逃しなく!

 

ベスト16組み合わせ

A卓
上田直樹(前年度決勝シード) vs 古川孝次 vs 瀬戸熊直樹 vs 武藤武

B卓
櫻井秀樹(前年度決勝シード) vs 森山茂和 vs 荒正義 vs 勝又健志

C卓
柴田吉和(前年度決勝シード) vs 沢崎誠 vs 仁平宣明 vs 吉田直

D卓
ダンプ 大橋(前年度決勝シード) vs 西川淳 vs 花岡章生 vs 青山めぐみ

 

 

【おまけ】

 

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本の宣伝をするわけではなく、読み込みっぷりをお伝えしようと思う。
奇遇にも、私は一番の良書と思っており、繰り返しやることで正確な手順が身につく。
青山はボロボロで恥ずかしいと言っていたが、もう何十回も繰り返しているのではなかろうか。
来るときも読んでいたそうで、若手はこの姿勢を見習ってほしい。

十段戦 レポート/第34期十段戦 九段戦Sレポート 福光 聖雄

【九段戦S】
5月から始まった今期の十段戦も、残すは九段戦S、ベスト16、ベスト8、決勝を残すのみとなった。
昨年は、上田直樹が初段から決勝まで進出するという快挙を成し遂げたが、今年は二段から青山めぐみが残っており、注目が集まる。
この九段戦Sからは、伊藤、森山、灘、古川、前原、瀬戸熊、荒、沢崎がシードとして登場する。
(全5回戦)
 
1卓:伊藤優孝・木村東平・武藤武・青山めぐみ
 

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【青山の挑戦】
 
自分は入会初年度にこの舞台に上がったことがあるが、舞い上がってしまい、全く勝負にならなかったことを覚えている。
開局、親は青山。13巡目や一手替わり三色であることもあったが、ピンフドラ1を落ち着いてヤミテンにして伊藤から2,900をアガる。
内心はどうだったかは定かではないが、外から見た限りでは気負いや緊張はなさそうだ。
2回戦南3局、西家青山、
七万七万七万九索九索二筒三筒四筒五筒五筒六筒六筒六筒  ドラ七万
ドラが暗刻でかなりアガリたい手牌。ピンズの変化があり迷うところだが、ノータイムでリーチ。
リーチ後に二筒八筒が通り、五筒九索を合わせて3枚持っていた武藤は危なかったが、丁寧にオリきって放銃を回避。
逆に木村は本局に続き、次局は早い満貫に放銃となり、苦しい状況となった。
2回戦終了時
青山+46.4P 武藤+4.8P 伊藤▲12.4P 木村▲38.8P
3回戦終了時
青山+50.9P 武藤+26.8P 伊藤▲27.9P 木村▲49.8P
4回戦終了時
青山+66.4P 武藤+10.5P 伊藤▲23.4P 木村▲54.5P
3回戦、4回戦も青山はポイントを積み上げ、早々と安全圏に。
伊藤は終始エンジンがかからず、木村も最終戦に6万点を超え、武藤との差を満貫まで詰めるもここまで。
1卓勝ち上がり:青山めぐみ・武藤武
 
2卓:森山茂和・浦田豊人・藤原隆弘・仁平宣明
 

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【仁平の充実】
 
今日は100点の内容と本人が語ったように、1着2着2着1着で早くも安全圏。
よく稽古に入れてもらうことが多いのだが、高打点が決まる日の仁平を止めることは難しい。
4回戦終了時
仁平+58.9P 森山+6.4P 藤原▲8.5P 浦田▲56.8P
最終戦は森山と藤原の争いであったが、森山に軍配。
藤原はまたもベスト16直前で涙を飲んだ。(本人のツイートによると6年連続)
2卓勝ち上がり:仁平宣明・森山茂和
 
3卓:灘麻太郎・紺野真太郎・勝又健志・吉田直
 

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【巧者勝又敗退危機?】
 
1回戦目は小さいながらも1人沈みのラス。続く2回戦もラスを引いた勝又。
以降でのマイナスは即敗退につながる危機的状況。
2回戦終了時
吉田+33.1P 灘+11.9P 紺野▲0.8P 勝又▲44.2P
リードしてからの巧さがフォーカスされるが、簡単に俵を割らないのも巧者と呼ばれる所以。
3回戦で大きなトップ、4回戦もプラスし、最終戦は着順勝負に持ち込む。
4回戦終了時
灘+12.8P 吉田+12.0P 勝又+10.8P 紺野▲35.6P
最終戦オーラス、勝又はトップ目で安全圏。
二番手吉田と灘は200点差であったが、吉田がアガリ切って勝負を決めた。
吉田
一万一万二万三万四万三筒三筒三筒五筒五筒五筒西西  リーチ  ツモ一万
3卓勝ち上がり:勝又健志・吉田直
 
4卓:古川孝次・浜上文吾・望月雅継・花岡章生
 

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【フリーダム古川】
 
2回戦終了時
花岡+5.7P 古川+5.5P 浜上+1.4P 望月▲12.6P
1回戦と2回戦が逆の順位となり、ほぼ並びで迎えた3回戦。オーラスになっても拮抗した状況。
東家古川:28,000
南家望月:31,300
西家花岡:28,700
北家浜上:31,000
花岡のソーズのホンイツにもう猶予はないとこのリーチ。
古川
七万八万九万二筒三筒四筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒南  リーチ  ドラ五筒
見事花岡から3,900
オーラス1本場は浜上から18,000!
一万一万九万九万一索一索一索  ポン南南南  ポン発発発  ロン一万
オーラス2本場は、2巡目ポン、5巡目チーとした2,000は2,200オール!
八索二筒二筒二筒五筒六筒七筒  チー五索 左向き三索 上向き四索 上向き  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ツモ八索  ドラ八索
ここで大きなリードを築くと、4回戦、5回戦もアガリを重ねトップ通過。
二番手は3人の争いになるが、
オーラスドラ五筒
満貫条件浜上
一筒一筒二筒二筒三筒三筒五筒六筒七筒北北白白
跳満条件望月
一索三索五索五索七索九索九索五筒南南南発発
どちらも成就せず、我慢を重ねた花岡の勝ち上がりとなった。
4卓勝ち上がり:古川孝次・花岡章生
 
5卓:前原雄大・瀬戸熊直樹・西川淳・魚谷侑未
 

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【魚谷の挑戦?】
 
女流の生き残りは、1卓青山とこの卓の魚谷。
青山は大躍進ではあるが、魚谷はこの場が当然(勝ち上がってきても不思議ではない)という雰囲気が漂う。
彼女はもちろん前原、瀬戸熊が強いことは把握しているし、厳しい戦いになることは覚悟しているが、舞い上がったり委縮することなく対局に臨めている。
若手・中堅にとって「大舞台に慣れる」はハードルになる人も多く、それをクリアしているのは魚谷の強みであろう。
しかし、今日は西川、瀬戸熊の日。
持ち前の先行力で4回戦までオールプラスの西川と、最終5回戦でこの地和をアガった瀬戸熊の勝ち上がりとなった。
 
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西川にとっても前原、瀬戸熊は格上の相手となるのだが、
西川「あんなに心躍る対局はなかなか経験できないね。前原さんの親リーチに役なしで追っかけるのは本当に勇気がいるよ。」
と力強いコメントをいただきました。
5卓勝ち上がり:瀬戸熊直樹・西川淳
 
6卓:荒正義・沢崎誠・内川幸太郎・松崎良文
 

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【ベテランVS中堅】
 
2回戦終了時
荒+27.1P 沢崎▲2.4P 松崎▲8.6P 内川▲16.1P
3回戦は東1局、内川にドラ4枚の大チャンス手。7巡目に六筒を切ってリーチ。
六万六万一索二索三索四索五索六索六筒七筒  暗カン牌の背二筒 上向き二筒 上向き牌の背  リーチ  ドラ二筒
これに向かってくる人はおらず、悠々と跳満をツモるかと思われたが・・・
同巡沢崎、ツモ切りで追いかけリーチ!
四万五万六万四索五索六索七索八索九索一筒一筒五筒七筒  リーチ
※ ツモ切りのためあまり関係ないが、沢崎の河には三筒九筒が切られている。
理由を理解できる人は多いと思われるが、リーチを打てる若手がいるだろうか?
沢崎からコメントをいただいたので掲載します。
『ドラ暗カンリーチですが他に役が無いと考えます。有ればヤミテンにするタイプの打ち手に見えます。ツモられても跳満、放銃しても満貫、さほど差はありませんね。何故リーチかと言うと、2人のリーチに他家は共通の安全牌がありません。一番打ち安いのは六筒と考えました。リーチ後の内川の五万切りに合わせられ、少し長引きましたが、満貫確定の内川に対して放銃する打ち手はいません。六筒のアガリになると予測出来ました。』
内川の大チャンス手は潰され、逆に4回戦は沢崎に大物手を決められる。
4回戦終了時
荒+44.7P 沢崎+16.0P 松崎▲6.8P 内川▲53.9P
松崎は二番手沢崎と約23P差と逆転も可能なポジションにつけていたが、最終戦は荒・沢崎の巧みな卓回しになすすべなく、ここで敗退となった。
6卓勝ち上がり:荒正義・沢崎誠
 
早速6/23(金)よりベスト16が開催される。
全対局、日本プロ麻雀連盟チャンネルで完全生中継。熱戦、お見逃しなく!
 
ベスト16組み合わせ
A卓
上田直樹(前年度決勝シード) vs 古川孝次 vs 瀬戸熊直樹 vs 武藤武
B卓
櫻井秀樹(前年度決勝シード) vs 森山茂和 vs 荒正義 vs 勝又健志
C卓
柴田吉和(前年度決勝シード) vs 沢崎誠 vs 仁平宣明 vs 吉田直
D卓
ダンプ 大橋(前年度決勝シード) vs 西川淳 vs 花岡章生 vs 青山めぐみ
 
 
【おまけ】
 

100
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本の宣伝をするわけではなく、読み込みっぷりをお伝えしようと思う。
奇遇にも、私は一番の良書と思っており、繰り返しやることで正確な手順が身につく。
青山はボロボロで恥ずかしいと言っていたが、もう何十回も繰り返しているのではなかろうか。
来るときも読んでいたそうで、若手はこの姿勢を見習ってほしい。

第121回『目線』 沢崎 誠

 

100

 

みなさんこんにちは~。
心配しておりました上級編の第一話が無事通過致しまして、今回は第二話となりました。ありがとうございます。
卓に一牌ありますね。この牌は何でしょう?と言う問題ではありません。
これは僕のリアル麻雀における基本中の基本、目線の位置を示しています。
ゲーム中の九割以上の時間はここを見ています。

油絵の世界に透視法という花瓶とか透明のガラス製品を描く時に、気持ちを落ち着けて、一点を見つめて描くと何故か不思議に透明に描く事が出来ます。麻雀にも応用して牌が透き通るようになれば良いのですが、不純な気持ちが邪魔をしているようです。

この一点に多くの情報を集めます。
20代の頃は下家・対面・上家と目線は他家のツモ動作に合わせて目線も動いていましたが・・現在ではこの伏牌の位置に目線を合わせています。1人の情報を得ようとすれば、その人の手の動きや目線などを見るのでしょうが、同時に他2名の情報収集がおろそかになります。
3名同時に情報を集めるのはここを見つめる視界を広げる事が大切です。

情報が一番溢れるように出てくるのは配牌の取り出しから捨牌が2・3巡目くらいの間です。その情報の多くは人の欲から出るもので、楽をするという行為からの所作にあると思います。その所作に関してここでお話するのは遠慮させて頂きます。
配牌の取り出しから理牌をする。他家と同じ動作をするのは普通の事なのでしょうが、その時間帯の情報収集を減らすのは少し勿体無いように思います。僕の配牌手順が皆さんと違い、手牌を伏せているのは30代半ばからの習慣にあります。現在も同じ仕草ですが、そそっかしい僕としては手が触れたり牌山を崩したり、ドラ表示を間違えないように注意しています。見えない牌が見えるのはゲームが楽しくなくなりますからね。

 

100

 

この伏せてある手牌ですが、開くと同時に手牌の骨格を記憶しています。時間にして0.2~0.3秒くらいだと思います。目線をいつもの位置に戻し他家3者の所作を同時に観察して手牌の進んでいそうな者を探します。もし探し出せるなら早い巡目であっても危険察知から対応できるかも知れませんね。4・5巡目であっても局の終盤に入ったと意識できることも有ります。自分の手牌の打点・シャンテンの進行ばかりを考えるなら放銃が多くなります。
この手牌を一瞬で覚える作業というのは最初からできる事では有りません。当然ながら練習は必要です。最初は手牌10牌くらいから練習スタート。
完全伏牌から10牌を選び、同時に開きます。5秒で伏牌して端から当てていきます。完全に当てる必要はありませんが・・慣れてきたら開く時間を短くしていきます。1秒くらいでだいぶ出来るかな?と思ったら・・手牌13牌で同じ練習です。これも自分なりに時間を長めから徐々に短くしていきます。13牌を1秒でだいぶ覚えられるようになったら、次はパァと開いてパァと伏せて手牌の骨格をみつける練習です。ここまで練習すれば・・目線が手牌から放れてあの一点に集中できるでしょう。情報量は増える事になりますから当然考える事が多くなりますね。
考える・・この考える行為ですが自分の手番での長考が多々見られます。
手牌は一巡で一牌しか変わりませんからあまり見る必要がありません。他家の手番で多くの情報を仕入れる事により自分の手番が来るまでにたくさん考える必要があります。一巡で10~20通りは普通でしょう、もっと考える人は100通りくらいあっても不思議ではありません。情報収集・分析・対応と主張、この繰り返しです。沢山の情報収集から予想ミス、対応・主張の多くのミスが生まれます。その多くのミスは痛みとなって自分のデータとなります。
その痛みのデータは各自が違うものを持つのでしょう。僕の押し引きの感覚はここがベースになっています。これは人に伝えられるものではないと思います。

卓の一点に集中する事により、以前より増して違和感というものを感じる事が多くなると思います。他家の打牌内容・打牌音の強弱もそうですが、自摸のスピード・間合い・打牌スピード、様々な仕草に沢山の情報を得て、考えても理解出来ない一瞬の事が違和感として感じられるように思います。現在の自分は年齢的に若い頃とは同じ作業は出来ません。考えるという事よりも違和感を持ったら考えることが多くなりました。これも楽をしたいという欲なのでしょう。

第34期鳳凰戦A1リーグ第4節A卓
打点力の高い前田直哉七段・近藤久春六段・石渡正志七段との対局となりました。

 

100

 

この四筒ツモで三万切り!と考えたのですが・・その三万のとなりに二索が有ったから!?かどうか分かりませんが、ドラ2のイメージが浮かびました。
ここで三万切りから二索ツモに三索切りは最悪に見えます。二索ツモ切りはアガれても打点的に魅力が有りませんし、たぶんシャンポン受けにするのでしょうからアガリ逃しとなりそうです。
競技ルールでは満貫クラスは価値が高いですから・・取り敢えずの四万切り、同時に九万を1枚外しのピンフ手牌のイメージも持ちました。

三万四万九万九万一索二索三索三筒四筒五筒五筒六筒七筒

こんな感じですね。

 

100

 

四万切りから次巡、まさかの二索ツモから手なりテンパイとしてリーチとなりました。

三万四万九万九万九万二索二索四筒五筒五筒六筒六筒七筒  リーチ  ロン二万

 

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親からダブリーが入りました。4巡目にして殆んど情報が有りません。下家は白北北と現物で合わせていますが、自分と対面は一索のトイツ落とし・一万トイツ落としと守りには苦しい状況です。この局、このようなトイツ落としを3人が使っています。ダブリーの現物無しの受けの手順として定石化しているようです。
字牌は東だけですがダブリーの親にダブ東の放銃では洒落にもなりません。見た目一筒切りが普通かな?と思います。状況判断はこの1局に限れば東一筒の二択なのですが・・1回戦をトップで終えてこの2回戦もトップ目にいる状態、素直にアガリ方向に手を進めれば悪い結果にはならないのだろうと推測すれば、この先に手が進み余る八万は通るイメージを持ちました。この打八万の良さは一索と同様にトイツである事です。通せばもう1巡凌げます。二索もトイツですが、こちらは伸びて来たところで好調者のアタリ牌が重なったりターツになったりで止まる事を考えれば、この段階でここに手をつけるのは少し危険かと考えました。
次巡のツモが

二万五万六筒八筒四索六索 

このようなツモなら取り敢えず一筒切り!それで放銃となります、それで仕方ないと思います。
ツモ九索は2メンツとなりますが、安い手牌で危険なゾーンに押し出される感じで嬉しいツモとはとても思えません。東ツモも手牌に勢いを感じません。他のツモ牌と同様に河には八万八万と並ぶ事になるでしょう。捨牌の2列目まで凌げれば何とか対応が出来るかも知れませんね。

 

100

 

九万切りテンパイ!
11巡目、河に2枚切れの北待ちでテンパイです。山に有ればツモ切りの可能性の高い牌です。ヤミテンで構えました。
山に有りそうな感じでここまで来ました。対面の打三索に約3秒の少考がありました。ここに違和感が生じました。誰もテンパイしていないと感じていたからです。
すぐにツモ番。偶然の三索ツモ!ここから急いで情報を仕入れます。
この三索は初牌!
二索は場に3牌?
四索は場に3牌?
と考えます。この三索は手牌にターツ・メンツでもう1牌orトイツ?で持っている。守りの手詰まりの形になっているだろう。そう考えさせるのは、彼が守りのスペシャリストで守りの精度が高いからです。当然次の打牌は完全安全牌のツモで無ければ三索切りになります。
ツモから打牌まで約1秒。二索 四索に?が付いているのは河の二索四索に目線を動かして確認はしていません。感覚的にそのくらいだと・・。
それに目線を動かせば悟られます。
これらの事を一瞬でやらなければアガリには結びつかないのが連盟のA1レベルです。あとコンマ何秒か打牌に時間を要すなら、違和感を持って打牌選択が変わるのは当然と思います。

 

100

 

いきなりドラを引いてこの手牌

 

100

 

まだ1メンツも無いのに風牌トイツでアガリに向かって行け行けモード!

配牌 三万五万六万一索二索六索七筒南西西北白発
ツモ 五索五万二万一索二索中東
捨て 北南発七筒白三万六万

 

100

 
 

100

 

発ポン六筒 七筒チー六筒
打牌白の次巡にツモ中としたところです。前巡の打白も、この打中も同じと考えるかも知れませんが、だいぶ違うように思います。
牌の価値は同等なのですが、白はもう通してしまいました。白を通してしまった分この中は危険度の高い牌になりました。僕の配牌には字牌

南西西北白発

と有りました。僕の打ち筋には白発のような三元牌の形では1牌切るなら続けて2牌目を切る事を意識しています。
手牌の上に乗せて時間が経つにつれてこの中は凄く危険と考えました。
「もしかしたら・・白は暗刻かも?中で大三元??・・ここで大三元を放銃したら・・今日1日何をしていたの?この1年どうなるの?」
違和感が2つ有りましたが・・取り敢えず安全第一モードに切り替えての対応です。

1つの違和感は発ポン打六筒 七筒チー打六筒   七筒 左向き八筒 上向き九筒 上向き   発発発

これは当然チャンタに見えますが・・たとえ白が暗刻であっても中とのシャンポンの大三元の形は無いのは数巡してから気がつきました。

六筒六筒八筒九筒白白白発発中中XX

Xは何か同じ牌として・・こんな形でしたら発ポン打九筒になりますよね。続いて七筒チーで六筒となるのでしょう。
もう1つの違和感は自分にあります。3巡目の捨牌から発七筒白と打牌しています。普通発の次は白です。ですから白を怖がっている自分に気がついたということです。
配牌から発切りに白切りは自分の手筋ですが・・他家の動きで手元に届いたこの中は、白とはまるで別物と考えます。手仕舞いが妥当なのでしょう。

解説の瀬戸熊プロが「他家の目線を見ていたのかも知れません!」
そのように話しておりましたが、目線の位置は1つです。
そこでも見えるかも?

卓の一点を見るべし!! 

上級/第121回『目線』 沢崎 誠

 
100
 
みなさんこんにちは~。
心配しておりました上級編の第一話が無事通過致しまして、今回は第二話となりました。ありがとうございます。
卓に一牌ありますね。この牌は何でしょう?と言う問題ではありません。
これは僕のリアル麻雀における基本中の基本、目線の位置を示しています。
ゲーム中の九割以上の時間はここを見ています。
油絵の世界に透視法という花瓶とか透明のガラス製品を描く時に、気持ちを落ち着けて、一点を見つめて描くと何故か不思議に透明に描く事が出来ます。麻雀にも応用して牌が透き通るようになれば良いのですが、不純な気持ちが邪魔をしているようです。
この一点に多くの情報を集めます。
20代の頃は下家・対面・上家と目線は他家のツモ動作に合わせて目線も動いていましたが・・現在ではこの伏牌の位置に目線を合わせています。1人の情報を得ようとすれば、その人の手の動きや目線などを見るのでしょうが、同時に他2名の情報収集がおろそかになります。
3名同時に情報を集めるのはここを見つめる視界を広げる事が大切です。
情報が一番溢れるように出てくるのは配牌の取り出しから捨牌が2・3巡目くらいの間です。その情報の多くは人の欲から出るもので、楽をするという行為からの所作にあると思います。その所作に関してここでお話するのは遠慮させて頂きます。
配牌の取り出しから理牌をする。他家と同じ動作をするのは普通の事なのでしょうが、その時間帯の情報収集を減らすのは少し勿体無いように思います。僕の配牌手順が皆さんと違い、手牌を伏せているのは30代半ばからの習慣にあります。現在も同じ仕草ですが、そそっかしい僕としては手が触れたり牌山を崩したり、ドラ表示を間違えないように注意しています。見えない牌が見えるのはゲームが楽しくなくなりますからね。
 
100
 
この伏せてある手牌ですが、開くと同時に手牌の骨格を記憶しています。時間にして0.2~0.3秒くらいだと思います。目線をいつもの位置に戻し他家3者の所作を同時に観察して手牌の進んでいそうな者を探します。もし探し出せるなら早い巡目であっても危険察知から対応できるかも知れませんね。4・5巡目であっても局の終盤に入ったと意識できることも有ります。自分の手牌の打点・シャンテンの進行ばかりを考えるなら放銃が多くなります。
この手牌を一瞬で覚える作業というのは最初からできる事では有りません。当然ながら練習は必要です。最初は手牌10牌くらいから練習スタート。
完全伏牌から10牌を選び、同時に開きます。5秒で伏牌して端から当てていきます。完全に当てる必要はありませんが・・慣れてきたら開く時間を短くしていきます。1秒くらいでだいぶ出来るかな?と思ったら・・手牌13牌で同じ練習です。これも自分なりに時間を長めから徐々に短くしていきます。13牌を1秒でだいぶ覚えられるようになったら、次はパァと開いてパァと伏せて手牌の骨格をみつける練習です。ここまで練習すれば・・目線が手牌から放れてあの一点に集中できるでしょう。情報量は増える事になりますから当然考える事が多くなりますね。
考える・・この考える行為ですが自分の手番での長考が多々見られます。
手牌は一巡で一牌しか変わりませんからあまり見る必要がありません。他家の手番で多くの情報を仕入れる事により自分の手番が来るまでにたくさん考える必要があります。一巡で10~20通りは普通でしょう、もっと考える人は100通りくらいあっても不思議ではありません。情報収集・分析・対応と主張、この繰り返しです。沢山の情報収集から予想ミス、対応・主張の多くのミスが生まれます。その多くのミスは痛みとなって自分のデータとなります。
その痛みのデータは各自が違うものを持つのでしょう。僕の押し引きの感覚はここがベースになっています。これは人に伝えられるものではないと思います。
卓の一点に集中する事により、以前より増して違和感というものを感じる事が多くなると思います。他家の打牌内容・打牌音の強弱もそうですが、自摸のスピード・間合い・打牌スピード、様々な仕草に沢山の情報を得て、考えても理解出来ない一瞬の事が違和感として感じられるように思います。現在の自分は年齢的に若い頃とは同じ作業は出来ません。考えるという事よりも違和感を持ったら考えることが多くなりました。これも楽をしたいという欲なのでしょう。
第34期鳳凰戦A1リーグ第4節A卓
打点力の高い前田直哉七段・近藤久春六段・石渡正志七段との対局となりました。
 
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この四筒ツモで三万切り!と考えたのですが・・その三万のとなりに二索が有ったから!?かどうか分かりませんが、ドラ2のイメージが浮かびました。
ここで三万切りから二索ツモに三索切りは最悪に見えます。二索ツモ切りはアガれても打点的に魅力が有りませんし、たぶんシャンポン受けにするのでしょうからアガリ逃しとなりそうです。
競技ルールでは満貫クラスは価値が高いですから・・取り敢えずの四万切り、同時に九万を1枚外しのピンフ手牌のイメージも持ちました。
三万四万九万九万一索二索三索三筒四筒五筒五筒六筒七筒
こんな感じですね。
 
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四万切りから次巡、まさかの二索ツモから手なりテンパイとしてリーチとなりました。
三万四万九万九万九万二索二索四筒五筒五筒六筒六筒七筒  リーチ  ロン二万
 
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親からダブリーが入りました。4巡目にして殆んど情報が有りません。下家は白北北と現物で合わせていますが、自分と対面は一索のトイツ落とし・一万トイツ落としと守りには苦しい状況です。この局、このようなトイツ落としを3人が使っています。ダブリーの現物無しの受けの手順として定石化しているようです。
字牌は東だけですがダブリーの親にダブ東の放銃では洒落にもなりません。見た目一筒切りが普通かな?と思います。状況判断はこの1局に限れば東一筒の二択なのですが・・1回戦をトップで終えてこの2回戦もトップ目にいる状態、素直にアガリ方向に手を進めれば悪い結果にはならないのだろうと推測すれば、この先に手が進み余る八万は通るイメージを持ちました。この打八万の良さは一索と同様にトイツである事です。通せばもう1巡凌げます。二索もトイツですが、こちらは伸びて来たところで好調者のアタリ牌が重なったりターツになったりで止まる事を考えれば、この段階でここに手をつけるのは少し危険かと考えました。
次巡のツモが
二万五万六筒八筒四索六索 
このようなツモなら取り敢えず一筒切り!それで放銃となります、それで仕方ないと思います。
ツモ九索は2メンツとなりますが、安い手牌で危険なゾーンに押し出される感じで嬉しいツモとはとても思えません。東ツモも手牌に勢いを感じません。他のツモ牌と同様に河には八万八万と並ぶ事になるでしょう。捨牌の2列目まで凌げれば何とか対応が出来るかも知れませんね。
 
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九万切りテンパイ!
11巡目、河に2枚切れの北待ちでテンパイです。山に有ればツモ切りの可能性の高い牌です。ヤミテンで構えました。
山に有りそうな感じでここまで来ました。対面の打三索に約3秒の少考がありました。ここに違和感が生じました。誰もテンパイしていないと感じていたからです。
すぐにツモ番。偶然の三索ツモ!ここから急いで情報を仕入れます。
この三索は初牌!
二索は場に3牌?
四索は場に3牌?
と考えます。この三索は手牌にターツ・メンツでもう1牌orトイツ?で持っている。守りの手詰まりの形になっているだろう。そう考えさせるのは、彼が守りのスペシャリストで守りの精度が高いからです。当然次の打牌は完全安全牌のツモで無ければ三索切りになります。
ツモから打牌まで約1秒。二索 四索に?が付いているのは河の二索四索に目線を動かして確認はしていません。感覚的にそのくらいだと・・。
それに目線を動かせば悟られます。
これらの事を一瞬でやらなければアガリには結びつかないのが連盟のA1レベルです。あとコンマ何秒か打牌に時間を要すなら、違和感を持って打牌選択が変わるのは当然と思います。
 
100
 
いきなりドラを引いてこの手牌
 
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まだ1メンツも無いのに風牌トイツでアガリに向かって行け行けモード!

配牌 三万五万六万一索二索六索七筒南西西北白発
ツモ 五索五万二万一索二索中東
捨て 北南発七筒白三万六万

 
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発ポン六筒 七筒チー六筒
打牌白の次巡にツモ中としたところです。前巡の打白も、この打中も同じと考えるかも知れませんが、だいぶ違うように思います。
牌の価値は同等なのですが、白はもう通してしまいました。白を通してしまった分この中は危険度の高い牌になりました。僕の配牌には字牌
南西西北白発
と有りました。僕の打ち筋には白発のような三元牌の形では1牌切るなら続けて2牌目を切る事を意識しています。
手牌の上に乗せて時間が経つにつれてこの中は凄く危険と考えました。
「もしかしたら・・白は暗刻かも?中で大三元??・・ここで大三元を放銃したら・・今日1日何をしていたの?この1年どうなるの?」
違和感が2つ有りましたが・・取り敢えず安全第一モードに切り替えての対応です。
1つの違和感は発ポン打六筒 七筒チー打六筒   七筒 左向き八筒 上向き九筒 上向き   発発発
これは当然チャンタに見えますが・・たとえ白が暗刻であっても中とのシャンポンの大三元の形は無いのは数巡してから気がつきました。
六筒六筒八筒九筒白白白発発中中XX
Xは何か同じ牌として・・こんな形でしたら発ポン打九筒になりますよね。続いて七筒チーで六筒となるのでしょう。
もう1つの違和感は自分にあります。3巡目の捨牌から発七筒白と打牌しています。普通発の次は白です。ですから白を怖がっている自分に気がついたということです。
配牌から発切りに白切りは自分の手筋ですが・・他家の動きで手元に届いたこの中は、白とはまるで別物と考えます。手仕舞いが妥当なのでしょう。
解説の瀬戸熊プロが「他家の目線を見ていたのかも知れません!」
そのように話しておりましたが、目線の位置は1つです。
そこでも見えるかも?
卓の一点を見るべし!! 

第34期十段戦 七~八九段戦レポート 庄田 祐生

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日本プロ麻雀連盟の4大タイトル戦の1つ、『十段位戦』の季節が今年もやって来た。

レポートは私、旧チャンピオンズリーグシードで四段戦からの出場も、オーラスアガリ勝負に競り負けた庄田祐生が担当させて頂きます。中学生の時から見ていたこのタイトル戦のレポートに携われてとても嬉しく思います。今回が初めてとなりますのでお見苦しい点が多々あるかと思います、ご了承ください。
現場の緊張感・臨場感が少しでも皆様に伝わればと思います、よろしくお願い致します。

今回は七・八九段戦という事で、シード選手はもちろん皆強豪。このビッグタイトルにかける想いは計り知れないだろうが、低段位からここまでやって来た選手の想いはそれを超える。
初段戦からの勝ち上がり者はいないが、二段戦からは、青山めぐみ・中寿文。三段戦からは、重原聡・鳥越真仁・高田麻衣子・古谷知美・大和田篤史・新谷翔平の計8名が残っている。今回はこの8名にも注目していきたい。

 

【七段戦】

1卓:前田直哉・太田昌樹・重原聡・近藤久春

A1リーガー2名と三段戦からの出場重原、太田の対決。
1回戦は前田のペースで局が進み、終わってみれば前田が43,600点持ちのトップ、2着に浮きの近藤、3着に太田、ラスが重原となった。太田、重原は格上相手とは言え堂々とした打ちっぷりに見えた。続く2回戦での沈みは避けたいところ。

2回戦、東1局2本場、親:前田 ドラ九索
2回戦の開局から加点を続けた前田は続く親番で

二索二索二索四索五索九索九索九索一筒二筒三筒五筒五筒  リーチ

これでリーチを打ち
更にドラの九索を暗カン、3者の顔色が曇る。

結果は忍んでいた太田がハイテイで重原から出アガリ、8,000は8,600をアガる。

南4局、親:太田 ドラ白
4着目16,200点持ちの重原がリーチを打つと
2着目38,700点持ち太田が負けじと反撃。

一索一索一索四索四索五索六索六索七索七索  ポン東東東

ドラの白を重原が掴むとそれを近藤がポン!
次巡、近藤は両者に危険な六索をツモ切り、テンパイ濃厚。アガれば近藤も浮きに転ずる。

結果はリーチ者重原が太田のアガリ牌の五索を掴み、
太田、貴重な7,700をアガる。これを機に重原は痛い2連続ラス、太田はこの回逆転のトップとなった。

2回戦終了時
前田+34.8P 重原▲46.9P 近藤▲1.8P 太田+13.9P

3回戦はバツグンの安定感を誇る前田がトップ、2着に重原、3着に太田、ラスに近藤という並びになった。

3回戦終了時
前田+51.5P 重原▲40.4P 近藤▲19.3P 太田+8.2P

最終戦、前田は勝ち上がり濃厚。トータル3着目の近藤は太田と27.5Pの差、重原は48.6P差となる。

南3局まで場は均衡し、近藤は親が落ちる。
南4局は安泰の親、太田が手牌を伏せ終局となった。

1卓:勝ち上がり 前田直哉・太田昌樹

 

2卓:勝又健志・麓征生・吉田直・羽山真生

連盟チャンネルお馴染みの3人と現WRCリーグチャンピオン羽山の対決。

1回戦は吉田が大きなトップを獲り、2着に勝又、沈みの3着に麓、大きなラスを引いた羽山となった。

2回戦東3局、親:羽山
勝又がホンイツ七対子をテンパイ後、すぐに羽山が張り返し七対子ドラ単騎リーチを打つ。牌姿を書いている合間に一発(Aルールなので一発はないが)で羽山がツモり6,000オールとすると、それを機に点棒を重ね、終わってみれば初戦の大きなラスを取り戻す52,100点持ちのトップとなり、2着に浮きの吉田、3着に最少失点で抑えた勝又、ラスに麓となった。

2回戦終了時
勝又+2.9P 麓▲39.1P 吉田+36.1P 羽山+0.1P

3回戦、麓は沈めない状況。吉田は加点できれば勝ち上がり濃厚か。
結果は勝又、麓、吉田の3人浮き、羽山は1人沈みとなる。

3回戦終了時
勝又+21.0P 麓▲34.0P 吉田+49.1P 羽山▲36.1P

最終戦、並びが出来てしまった為、麓・羽山は勝又を沈め大きなトップが必要となるが、南1局の時点でトップの羽山が38,100点、勝又が3着目で27,000点とまだまだ差は縮まらない。

南4局、親の羽山は小場ながらも5本場まで積み上げ45,200点持ち、勝又26,300点持ち。
勝又が12巡目に役ありテンパイとするが羽山がリーチ

三万四万五万七万七万二索三索四索六索八索四筒五筒六筒  ドラ六索

勝又は無筋の八筒を押す。それを吉田が鳴き吉田も追いつく。勝又は次巡の危険牌でヤメ。
両者アガれず羽山・吉田の2人テンパイ。

続くオーラス6本場、羽山はテンパイまで辿り着かず、勝又が吉田に1,600は3,400を放銃しゲームセット。

2卓:勝ち上がり 吉田直・勝又健志

 

3卓:HIRO柴田・安東裕允・西川淳・浜上文吾

九州代表の安東、浜上がここで対決となった。互いの手の内を知っている同士。対するはHIRO、西川。

序盤から西川が止まらない。1回戦を53,500点持ちのトップとすると2回戦も安定した戦いを見せトータルポイントを伸ばす。対してHIROは苦しみ1、2回戦連続ラスとなった。

2回戦終了時
HIRO▲47.0P 安東▲2.7P 西川+39.3P 浜上+10.4P

3回戦、南1局、2局と西川がアガリ、続く南3局親 親:HIRO ドラ東

安東配牌
二万二万六万六万二索三索七索八索一筒三筒三筒東東  ツモ一索

ここから手が伸びない。対するHIROは7巡目にリーチ

三万四万五万二索三索四索四索五索六索四筒五筒六筒東

これを受け安東・浜上は撤退。そしてこの局を制したのは・・・またも西川だった。

3回戦終了時
HIRO▲71.7P 安東▲22.0P 西川+75.1P浜上+18.6P

西川は勝ち上がり濃厚、HIROはかなり苦しい。安東と浜上の一騎打ちか。

最終戦、争う3者共に手が伸びず結果は西川の1人浮き。九州対決は浜上に軍配が上がった。

3卓:勝ち上がり 西川淳・浜上文吾

 

4卓:望月雅継・仲田加南・青山めぐみ・鳥越真仁

二段戦からの出場青山と三段戦から出場鳥越、現女流桜花の仲田、Aリーガー望月との対決だ。

1回戦、東3局、ドラ一筒
子の青山がドラを鳴きテンパイとなる。

三万四万七万七万二索三索四索二筒三筒四筒  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き

数巡後一筒を加カン。

同じく子の仲田は終盤で1枚切れの中を力強く押し強気の姿勢。結果は青山、仲田の2人テンパイ。

青山は終始高打点の手が入るもアガリきる事ができず、終わってみればこの回のトップは望月。2着に青山、沈みの3着に鳥越、仲田はラスとなる。

続く2回戦、望月が爆発力を見せつけ67,900点のトップ。それに嵌ってしまったのは鳥越。1回戦のプラスが小さかった為、仲田と共にトータルポイントを大きくマイナスとする。

2回戦終了時
望月+61.6P 仲田▲38.4P 青山+13.0P鳥越▲36.2P

3回戦、仲田・鳥越はトータル2着の青山を沈めて浮きに回りたいが、南入時で現状望月・青山の2人浮き。仲田が盛り返し望月を沈める事に成功したが、トップは青山。鳥越は3着の望月と0.2ポイント差の痛恨のラスとなる。

3回戦終了時
望月+50.5P 仲田▲32.5P 青山+32.5P鳥越▲51.5P(供託1)とプラス者とマイナス者のポイントがほぼ同じという珍しい並びとなった。

最終戦、仲田・鳥越共に毎局高打点を作らねばならない為、望月・青山の捌きが目立つ。
事実上の決着だった。

4卓:勝ち上がり 望月雅継・青山めぐみ

 

5卓:西岡慎泰・古谷知美・高田麻衣子・仁平宣明

三段戦からの勝ち上がり、古谷・高田の女流と西岡・仁平の対決。古谷・高田は縮こまる事なく場に溶け込む事ができるか。

1回戦東3局、親の仁平は親番で連荘し3人を沈め持ち点を52,400とすると続く1本場も3,900は4,000オールで加点。

南入時には仁平48,000西岡41,100と西岡にポイントを譲るも、トップを譲らず1回戦終了。

続く2回戦は西岡の独壇場。高打点と捌きを駆使し1人浮きのトップ。2着に沈みの仁平、1回戦同様、3着古谷、ラスに高田となる。

2回戦終了時
西岡+44.0P 古谷▲18.2P 高田▲48.6P仁平+22.8P

3回戦、古谷・高田は浮かなければ最終戦とても苦しくなるが、終わってみると結果はトータルポイント2着目仁平の1人浮き。西岡はマイナスながらもこの回▲7.0とふんばり、追いかける両者にとって結果は悪い方向に。

3回戦終了時
西岡+37.0P 古谷▲20.4P 高田▲62.2P仁平+45.6P

最終戦、西岡・仁平共に大きなラスでなければ勝ち上がりの為、無理はしない。古谷・高田共にこの回プラスとし仁平を1人沈みとするも、ポイント差が大きすぎた。

5卓:勝ち上がり 西岡慎泰・仁平宣明

 

6卓:内川幸太郎・山田浩之・内田美乃里・奈良圭純

A1リーガー内川に、トーナメント巧者の山田、女流Aリーグ内田にBIG1優勝の奈良が対決。

1回戦から内川が爆発し、68,900点持ちトップとすると、2回戦はそれを超える71,400点持ちトップ。2回戦終了時で勝ち上がりをほぼ濃厚とする。

3回戦東1局、1本場親:内川 ドラ三万

五万六万二索三索三索四索五索六索二筒四筒六筒七筒七筒  ツモ一索 で首を傾げる。

ここで持ってくるのは四万四索五筒だろう?
そう言わざるを得ない好調ぶりか。
結果3回戦は内田の1人浮きのトップ。トータルポイントをプラスに戻す。

3回戦終了時
内川+93.2P 山田▲81.5P 内田+4.4P奈良▲16.1P

最終戦は実質内田と奈良の一騎打ち。
山田がトップとなり、奈良が浮きの2着、大きいラスに内田となり奈良が逆転で勝ち上がりとなった。

6卓:勝ち上がり 内川幸太郎・奈良圭純

 

7卓:魚谷侑未・山井弘・小川尚哉・大和田篤史

女流桜花2期連覇経験のある魚谷、世界チャンピオン山井、グランプリ・王位戦決勝進出の小川、皇帝位戦決勝進出、三段戦から出場の大和田の対決。

2回戦、親の小川は3本場まで積み上げ更に加点、大和田から2,900は3,800を打ち取り、持ち点を44,500とする。続く4本場、西家魚谷が

五筒五筒五筒六筒七筒九筒九筒  ポン西西西  チー一筒 上向き二筒 上向き三筒 上向き  ドラ九筒

のテンパイとすると

魚谷の上家の大和田も

七万八万一索二索三索六索六索八索六筒七筒八筒中中

ツモ六筒六索とするが、次巡、六万を引き打六筒の勝負リーチ。
両者共ツモる手に力が入っているのが目に見えて感じられたが結果は流局。2回戦は小川、魚谷のワンツーで終了した。

3回戦、初戦トップの山井だが展開が悪く南2局の親番を迎え1人沈みの4着目。

三万四万五万四索五索六索六索三筒四筒五筒七筒八筒九筒  ドラ北

これでリーチを打つもアガれず2連続ラスとなる。

3回戦終了時 魚谷+14.7P 山井▲27.9P 小川+14.3P大和田▲1.1P

トップからラスまでが42.6P差と全員にチャンスがある状況となった最終戦、魚谷が抜け出し、滑り込みの大和田が2着、小川がラスとなり大和田が小川を逆転した。

7卓:勝ち上がり 魚谷侑未・大和田篤史

 

8卓:藤井崇勝・猿川真寿・中寿文・滝沢和典

新人王藤井、マスターズ猿川、静岡リーグ優勝経験、二段戦から出場の中、王位戦優勝滝沢の対決。

「2,000・3,900」

七段戦スタートの合図から最初に声が聞こえてきたのはこの卓。声の主は滝沢。序盤ペースを握るも後半に失速し3着。1回戦トップは中となった。

初戦ラススタートとなった藤井だが、2回戦は43,700点トップ。2着に中とし、中はポイントを加点する。

3回戦、滝沢は負債を返済しプラスに転ずるトップとすると続く大きな2着に猿川、ここまで安泰の中が大きなラスとなり、トータルポイントをマイナスとする。

3回戦終了時
藤井▲30.3P 猿川+14.2P 中▲2.4P 滝沢+18.5P

最終戦、南3局の時点で中が1人浮きのトップ目。親の猿川と滝沢の差は3,300点。滝沢と猿川は1着順で勝敗が決まるので、勝負所である。

子の滝沢、

二万三万四万八万八万二索三索四索五索六索七索五筒七筒  ドラ三万

猿川の捨牌に六筒がある為一旦ヤミテンとするも、三筒を引き七筒切りリーチ。猿川はオリを選択、滝沢はアガる事ができず1人テンパイとなったが、捨牌には無情にも六筒が捨てられていた。

南4局1本場、親:中 供託1
中44,200 滝沢25,100 藤井24,200 猿川25,400
中は手を伏せれば勝ち上がり、滝沢・猿川はアガリ勝負だが決着がつかなかった場合

滝沢▲7.9 トータル+18.5=+10.6
猿川▲5.6 トータル+14.2=+8.6となり滝沢の勝ち上がりとなる。

滝沢は中盤に差し掛かるもテンパイが遠い。
形式テンパイを目指し鳴くと猿川も鳴き返す。
次巡、即猿川がツモアガリ、逆転となった。

8卓:勝ち上がり 猿川真寿・中寿文

 

9卓:松崎良文・明石定家・黒沢咲・中村毅

2回戦南4局、1本場親:黒沢
初戦連帯の松崎、黒沢が沈み、明石、中村が浮きだが明石は31,700点持ち。なんとかキープして終えたい所だ。

松崎、局の終盤で

六万七万八万一索一索七索八索九索五筒六筒六筒七筒八筒  ドラ四筒

これをヤミテンとするが、次巡ツモ一索。黒沢のホンイツ仕掛けを警戒し安牌の八筒切り、テンパイ継続とするが次巡ツモ四筒で顔が曇る。結果は黒沢、松崎の2人テンパイ。一連の流れを見て顔が曇ったのは松崎だけではない、明石の持ち点が30,200点となる。

続く2本場、中村は待ってましたと言わんばかりの300・500は500・700をツモり1人浮き。
明石は痛い沈みとなった。

続く3回戦は明石がマイナスをほぼ帳消しにするトップ、2着に黒沢、3着ながらも0.1P浮きの松崎、1人沈みに中村となった。

3回戦終了時
松崎+10.0P 明石▲3.7P 黒沢+2.3P 中村▲8.6P

全てがかかる最終戦、この点差。一瞬の隙も見せられない。

場は膠着し、南4局まで接戦となる。
明石は一歩抜け出し松崎、黒沢の一騎打ち。
結果は松崎がまたも0.1Pの浮き、黒沢が▲1.3Pとなり、松崎が接戦を制した。

9卓:勝ち上がり 明石定家・松崎良文

 

10卓:森脇翼・石立岳大・紺野真太郎・老月貴紀

先日の日本オープン決勝で悔し涙を流した石立、
Aリーガー紺野。石立はこのメンバー相手に気負わず戦う事ができるか。

「ツモ、16,000オール」
1回戦親番で四暗刻をツモりあげたのは紺野。
この回大きな1人浮きトップ。森脇、老月は大きな沈みとなる。2回戦は小さいながらも石立のトップ。痛い連続ラスの老月。

3回戦南4局、親の森脇は42,400点持ちトップ目。石立が3フーロしマンズのホンイツテンパイ濃厚だが森脇も負けじと同じ色でテンパイ。

一万一万二万二万三万四万五万六万七万七万七万白白

互いにアガれず流局となる。

3回戦終了時
森脇+10.9P 石立▲4.3P 紺野+48.4P 老月▲55.0P

最終戦は老月の猛追。それに嵌ったのは森脇。箱下▲6,600点となり、戦線離脱。老月は76,500点持ちトップとなるが、交わしたのは石立。この回浮きに回り見事耐え忍んだ。

10卓:勝ち上がり 紺野真太郎・石立岳大

 

11卓:井出一寛・三盃志・花岡章生・西島一彦

三盃は北海道、花岡は関西からの出場である。
地方からの出場者はこのビッグタイトルを持ち帰りたい。西島はマスターズ、井出は王位と優勝経験があり、味の濃い卓となった。

2回戦終了時、花岡と西島が大きめの浮きで並びを作るも3回戦は西島が失速しラス。対抗の井出が+1.1Pながらも浮きとし、最終戦に望みを繋げる。

3回戦終了時 井出▲3.8 三盃▲54.0 花岡+46.7 西島+10.1

最終戦、西島は▲11.0の1人沈み。井出は沈むと西島の順位ウマが4P小さくなる為勝ち上がりは西島になるが、なんとか+0.2Pで局を終える事に成功。
ギリギリの戦いを制した。

11卓:勝ち上がり 花岡章生・井出一寛

 

12卓:斉藤等・武藤武・樋口徹・新谷翔平

シード登場の斉藤、東北本部長武藤、王位樋口、三段戦から勝ち上がりの新谷との対決。

2回戦、南1局親の樋口は5巡目に1,500をテンパイするも、なかなかアガれない。

一方新谷、

三万四万六万七万八万九万九万五索六索五筒六筒東中  ドラ東

この形が

三万四万六万七万八万五索六索七索六筒六筒東東東

となりリーチを打つが、手ができた瞬間樋口の当たり牌を持ってくるという悪循環で、勝負手を落とす。1、2回戦が終了し、トータルトップは斉藤。斉藤は現状1人浮きとはいえ、他3者のマイナスが小さい為油断はできない。

3回戦、新谷が1人沈みの痛恨のラス。トータルポイントでは3者がプラスとなる。

3回戦終了時
斉藤+22.4P 武藤+11.8P 樋口+6.4P 新谷▲40.6P

最終戦、三つ巴の戦いを制したのは樋口。48,500点持ちトップを獲る事に成功。痛いラスは斉藤。
武藤が2着で加点した為、逆転を許した。

12卓:勝ち上がり 樋口徹・武藤武

 

13卓:角屋保人・浦田豊人・横山毅・谷岡育夫

1回戦のトップは谷岡、2着に0.2P浮きの横山となり迎えた2回戦南4局。初戦ラスとなった角屋はラス親で39,400点持ちトップ目、初戦トップの谷岡は29,600点とアガれば浮きとなり早くも正念場。

谷岡は

三万四万五万二索三索四索四索五索五索五索六索四筒五筒  ドラ五筒

でテンパイするとヤミテンを選択。テンパイ打牌で横山もテンパイを入れる。

七万中中中  ポン東東東  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ポン八万 上向き八万 上向き八万 上向き

次巡、谷岡は三万を力強くツモ切ると更に数巡後、持ってきたのは横山のアタリ牌の七万。覚悟を決め、8,000の放銃。痛いラス落ちとなる。

3回戦は先程の放銃から展開の苦しい谷岡の1人沈み。トータルポイントでも3者から離れる。

3回戦終了時
角屋+3.6P 浦田+18.1P 横山▲3.9P 谷岡▲17.8P

最終戦、横山が爆発し72,100点持ちトップとすると、3者の中で一番失点を抑えた浦田が2着に滑りこんだ。

13卓:勝ち上がり 横山毅・浦田豊人

 

【七段戦勝ち上がり】
前田直哉・太田昌樹・吉田直・勝又健志・西川淳・浜上文吾・望月雅継・青山めぐみ・西岡慎泰・仁平宣明・内川幸太郎・奈良圭純・魚谷侑未・大和田篤史・猿川真寿・中寿文・明石定家・松崎良文・紺野真太郎・石立岳大・花岡章生・井出一寛・樋口徹・武藤武・横山毅・浦田豊人

 

【八・九段戦】

1卓:樋口徹・木村東平・花岡章生・斉藤等

木村はここからシード登場となる。

初戦ラスとなった樋口は2回戦1人浮きのトップを獲り、ポイントを▲3.7Pまで戻す。初戦トップの木村は2回戦ラス。4者のポイントに差はない。

3回戦、トップは樋口、2着に花岡。3着斉藤はここまで連帯のない苦しい展開。

3回戦終了時
樋口+13.4P 木村▲6.2P 花岡+14.7P 斉藤▲21.9P

最終戦東4局1本場を迎え木村が53,800点持ちのトップ目となり抜け出し、現状樋口と花岡の一騎打ち。樋口の持ち点は25,500、花岡は30,500。

子の花岡、

四万五万六万七万八万四筒五筒六筒六筒七筒八筒中中  ドラ六筒

で勝負手をリーチ。これを木村から出アガリ、大きな5,500をもぎ取る。樋口厳しい。

南4局、樋口はツモれば逆転の手をテンパイ。
残るツモは後3回。力を込め3回手を伸ばすがアガリ牌は無かった。

1卓:勝ち上がり 花岡章生・木村東平

 

2卓: 太田昌樹・紺野真太郎・藤原隆弘・横山毅

藤原はここからシード登場となる。

1回戦トップは藤原、2着に横山。トップからラスまでの素点の差が13.8Pという接戦となった。

2回戦、東2局 親:紺野 ドラ白

紺野は一索をポン。白の在り処が分からない。

太田は

六万七万四索五索五索六索七索九索九索五筒六筒七筒白  ツモ五万  打白

それに反応したのは紺野。

一万二万三万一筒一筒七筒八筒  ポン一索 上向き一索 上向き一索 上向き  ポン白白白

太田、力を込め持ってきた牌は紺野のアガリ牌である九筒。紺野、大きな12,000をアガる。

3回戦、序盤は藤原がペースを掴み、南入時42,100点持ちトップ目、紺野が18,800点持ちラス目となるが、8巡目にリーチ。

三索四索五索六索六索七索八索三筒四筒五筒八筒八筒八筒  ドラ六索

見事六索をツモリあげ、30,000点を超えると更に加点しこの回トップ。藤原は序盤に稼いだ点数で浮きを守りきった。

3回戦終了時
太田▲60.0P 紺野+39.0P 藤原+20.0P 横山+1.0P

最終戦、南2局の時点で横山は41,200持ちトップ目、2着に藤原32,200、3着に紺野24,700という
接戦となるも紺野が大きな2,600オールをツモアガリ。南4局、流局もしくはアガれば勝ち上がりの藤原、紺野。紺野が横山から出アガリ、終局となる。

2卓:勝ち上がり 紺野真太郎・藤原隆弘

 

3卓: 明石定家・浦田豊人・勝又健志・ともたけ雅晴

ともたけはここからシード登場となる。

1回戦、南4局、持ち点は明石28,800 浦田48,400 勝又29,900 ともたけ12,900。
明石は1,300以上、勝又はアガれば順位点(2人浮き)+4が入る。仕掛けあいを制したのは明石。
浦田から1,300をアガリ、この回浮きとなる。

2回戦、トップは勝又、2着に浦田となり勝又は初戦で最初失点、浦田は初戦トップの為下位2名とポイント差を伸ばす。
3回戦もトップ勝又、2着に浦田。最終戦を有利に進める事のできるポイントを持つ。

3回戦終了時
明石▲36.2P 浦田+38.4P 勝又+29.6P ともたけ▲31.8P

最終戦、東3局 親の浦田は

二索三索四索五索六索七索北北北白白中中

これをヤミテン。ともたけから中をアガリ勝ち上がり濃厚。明石は徐々にペースを上げこの回トップも安定感抜群の勝又とのポイント差が大きすぎた。

3卓:勝ち上がり 浦田豊人・勝又健志

 

4卓: 吉田幸雄・猿川真寿・武藤武・浜上文吾

吉田幸雄はここからシード登場となる。

シード吉田は1回戦大きなラスとなり、迎えた2回戦、東1局2本場 親:猿川 ドラ九筒

猿川
二筒三筒四筒五筒六筒七筒七筒七筒中中  ポン九筒 上向き九筒 上向き九筒 上向き

吉田
六万七万三索三索三索四索五索六索七索八索四筒五筒六筒

2人にテンパイが入ると、吉田の手には猿川のアガリ牌の一筒が。猿川の直前の打牌が手出しの北という事もあり踏み込みを決意したのか、吉田が12,000の放銃となる。これを機にこの回猿川はトップ。2連続ラスに吉田、2連続浮きの2着に浜上となる。

3回戦、南4局、トータルポイントで競っているのは武藤・浜上・猿川。浜上、猿川は共に30,000点を超えており、武藤が27,400持ち。ここで沈むと痛いが、武藤が吉田から渾身の5,200をアガリ、
最終戦を三つ巴とする。

3回戦終了時
吉田▲81.4P 猿川+26.2P 武藤+21.2P 浜上+33.0P

最終戦南4局、親:武藤 ドラ四万
浜上26,300 武藤36,400 猿川27,400 吉田29,900

三つ巴の勝ち上がり条件
猿川、2,600以上
浜上、アガるか流局
武藤、浮きを保つ(猿川に5,200以上を打てない)

猿川、9巡目に条件を満たすリーチ

九万九万二索二索二索五索五索六索六索七索七索二筒三筒

浜上も猿川の無筋を3枚押し、テンパイ。

三万四万五万二索三索四索四索五索八筒八筒  ポン六筒 上向き六筒 上向き六筒 上向き

制したのは浜上。見事六索をツモり、接戦を制した。

4卓:勝ち上がり 武藤武・浜上文吾

 

5卓: 魚谷侑未・青山めぐみ・石渡正志・井出一寛

石渡はここからシード登場となる。

1回戦を制したのは魚谷、2着に青山。
2回戦、親の青山のリーチ

四万四万四万五索六索六索七索八索三筒四筒五筒六筒六筒  ツモ四索  ドラ五筒

すぐに3,900オールをツモアガリこれを機にこの回トップ。初戦ラスの井出は浮きの2着とし、初戦3着の石渡は続けて3着。ラスは魚谷。この時点でトータルポイントは青山の1人浮き。

3回戦、青山は加点できればかなり有利だが結果は痛恨のラス。トップに井出、2着に石渡、3着魚谷となり、トータルポイントがほぼ横並びとなる。

3回戦終了時
魚谷▲13.0P 青山+4.1P 石渡▲0.4P 井出+7.3P(供託2.0P)

最終戦も場は平たく、1回の放銃で勝敗が決まる点差となる。38,600点ながらも見事トップを獲った魚谷、2着に青山が滑り込み、石渡・井出を沈め、勝ち上がりを決めた。

5卓:勝ち上がり 青山めぐみ・魚谷侑未

 

6卓: 内川幸太郎・石立岳大・前田直哉・仁平宣明

1回戦のトップは内川、2着に石立、3着ながらも浮きの仁平、1人沈みのラスに前田となる。
石立、格上リーガー相手も怯む事なく淡々と打つ。

2回戦、親の内川

四万五万六万四索五索七索七索七索六筒六筒  ポン発発発  ドラ六筒

リーチをかけている前田からアガリ、5,800。
その後、この回トップの仁平の追撃を守りきり浮きの2着。前田は2連続1人沈みのラスとなる。

3回戦、前田は素点+4.7Pの1人浮きトップをとり反撃開始、最終戦に望みを繋げる。内川・仁平とのポイント差が大きい為、前田は大きなトップをとり、内川・仁平のどちらかをラスにしなければならないが、両者の捌きが入る。
南4局、親の仁平が手を伏せ終了。

6卓:勝ち上がり 仁平宣明・内川幸太郎

 

7卓:吉田直・西岡慎泰・松崎良文・奈良圭純

1回戦南2局、北家の吉田は3巡目にリーチ

三万四万五万七万八万九万二索三索四索八索八索北北  ドラ五万

すぐに西岡から北が放たれ5,200。
終わってみれば吉田の1人浮き。ラスに西岡。

2回戦、トップは奈良。初戦のマイナスポイントをプラスとするが、続く3回戦はラス。松崎は2、3回戦共に浮きとし最終戦を迎える。
吉田は1回戦のポイントを少し削るも安定した戦いを見せる。

3回戦終了時
吉田+23.9P 西岡▲21.5P 松崎+17.3P 奈良▲19.7P

最終戦、南3局2本場の時点で2着西岡33,500、ラス松崎24,700と並びを作るも、西岡はまだ素点が足りない。

子の吉田はヤミテンで

四万五万六万三索四索四索五索六索四筒五筒六筒八筒八筒  ツモ二索  ドラ四索

3,200・6,200をアガリ、勝ち上がり濃厚。
南4局、ポイントに余裕のある親の松崎が手を伏せ終了。

7卓:勝ち上がり 吉田直・松崎良文

 

8卓:西川淳・中寿文・大和田篤史・望月雅継

1回戦、望月は47,200点持ちのトップ、2着に西川、3着に浮きの中、大和田は1人沈みのラスとなる。続く2回戦、東4局親の望月は42,100点持ちトップ目でリーチ。

二索三索四索五索六索一筒一筒一筒白白発発発  ドラ一万

一筒をカン、3巡後発もカンし持ってきたリンシャン牌は七索。4,000オールで更に加点すると、続く1本場、またも高打点リーチ

五万六万七万八万九万四索五索五索五索六索四筒五筒六筒

中が四万を放銃し11,900。2回戦終了時点で勝ちが見えるか。

2回戦終了時
西川▲18.2P 中▲16.9P 大和田▲30.8P 望月+65.3P

3回戦、トータルポイントラス目の大和田が47,300点持ちトップ目と立つもライバル西川に

四万四万一筒一筒二筒二筒三筒三筒五筒六筒七筒八筒九筒  ドラ四万

四筒を打ち、激痛の12,000放銃。
これを機に西川が大トップ。トータルポイントをプラスに戻す。

3回戦終了時
西川+19.2P 中▲46.9P 大和田▲44.3P望月+71.0P(供託1.0P)

最終戦、中・大和田は少ない可能性に賭け必死に食らいつくもライバル西川の勢いが止まらない。
加点を続け、逆転する現実味は無くなった。

8卓:勝ち上がり 望月雅継・西川淳

 

【八・九段戦勝ち上がり】
花岡章生・木村東平・紺野真太郎・藤原隆弘・浦田豊人・勝又健志・武藤武・浜上文吾・青山めぐみ・魚谷侑未・仁平宣明・内川幸太郎・吉田直・松崎良文・望月雅継・西川淳

注目していた低段位からの勝ち上がり者は8名いたが、終わってみれば青山1人となった。九段Sに到達する事のできなかった何百人もの想いを背負って、堂々と戦い抜いてほしい。

当日は七段戦が11時からのスタート、八・九段戦全てが終了したのは21時過ぎである。
初めてのレポート、それも十段戦の高段戦ということで、今この記事を見てくださっている麻雀ファンの方々、プロの方々に少しでも見応えのある、分かりやすい記事を書かなければと奮起しておりました。見づらい部分も多々あったかと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

今回担当させて頂きましたのは
32期、庄田祐生でした。

 

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十段戦 レポート/第34期十段戦 七~八九段戦レポート 庄田 祐生

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日本プロ麻雀連盟の4大タイトル戦の1つ、『十段位戦』の季節が今年もやって来た。
レポートは私、旧チャンピオンズリーグシードで四段戦からの出場も、オーラスアガリ勝負に競り負けた庄田祐生が担当させて頂きます。中学生の時から見ていたこのタイトル戦のレポートに携われてとても嬉しく思います。今回が初めてとなりますのでお見苦しい点が多々あるかと思います、ご了承ください。
現場の緊張感・臨場感が少しでも皆様に伝わればと思います、よろしくお願い致します。
今回は七・八九段戦という事で、シード選手はもちろん皆強豪。このビッグタイトルにかける想いは計り知れないだろうが、低段位からここまでやって来た選手の想いはそれを超える。
初段戦からの勝ち上がり者はいないが、二段戦からは、青山めぐみ・中寿文。三段戦からは、重原聡・鳥越真仁・高田麻衣子・古谷知美・大和田篤史・新谷翔平の計8名が残っている。今回はこの8名にも注目していきたい。
 
【七段戦】
1卓:前田直哉・太田昌樹・重原聡・近藤久春
A1リーガー2名と三段戦からの出場重原、太田の対決。
1回戦は前田のペースで局が進み、終わってみれば前田が43,600点持ちのトップ、2着に浮きの近藤、3着に太田、ラスが重原となった。太田、重原は格上相手とは言え堂々とした打ちっぷりに見えた。続く2回戦での沈みは避けたいところ。
2回戦、東1局2本場、親:前田 ドラ九索
2回戦の開局から加点を続けた前田は続く親番で
二索二索二索四索五索九索九索九索一筒二筒三筒五筒五筒  リーチ
これでリーチを打ち
更にドラの九索を暗カン、3者の顔色が曇る。
結果は忍んでいた太田がハイテイで重原から出アガリ、8,000は8,600をアガる。
南4局、親:太田 ドラ白
4着目16,200点持ちの重原がリーチを打つと
2着目38,700点持ち太田が負けじと反撃。
一索一索一索四索四索五索六索六索七索七索  ポン東東東
ドラの白を重原が掴むとそれを近藤がポン!
次巡、近藤は両者に危険な六索をツモ切り、テンパイ濃厚。アガれば近藤も浮きに転ずる。
結果はリーチ者重原が太田のアガリ牌の五索を掴み、
太田、貴重な7,700をアガる。これを機に重原は痛い2連続ラス、太田はこの回逆転のトップとなった。
2回戦終了時
前田+34.8P 重原▲46.9P 近藤▲1.8P 太田+13.9P
3回戦はバツグンの安定感を誇る前田がトップ、2着に重原、3着に太田、ラスに近藤という並びになった。
3回戦終了時
前田+51.5P 重原▲40.4P 近藤▲19.3P 太田+8.2P
最終戦、前田は勝ち上がり濃厚。トータル3着目の近藤は太田と27.5Pの差、重原は48.6P差となる。
南3局まで場は均衡し、近藤は親が落ちる。
南4局は安泰の親、太田が手牌を伏せ終局となった。
1卓:勝ち上がり 前田直哉・太田昌樹
 
2卓:勝又健志・麓征生・吉田直・羽山真生
連盟チャンネルお馴染みの3人と現WRCリーグチャンピオン羽山の対決。
1回戦は吉田が大きなトップを獲り、2着に勝又、沈みの3着に麓、大きなラスを引いた羽山となった。
2回戦東3局、親:羽山
勝又がホンイツ七対子をテンパイ後、すぐに羽山が張り返し七対子ドラ単騎リーチを打つ。牌姿を書いている合間に一発(Aルールなので一発はないが)で羽山がツモり6,000オールとすると、それを機に点棒を重ね、終わってみれば初戦の大きなラスを取り戻す52,100点持ちのトップとなり、2着に浮きの吉田、3着に最少失点で抑えた勝又、ラスに麓となった。
2回戦終了時
勝又+2.9P 麓▲39.1P 吉田+36.1P 羽山+0.1P
3回戦、麓は沈めない状況。吉田は加点できれば勝ち上がり濃厚か。
結果は勝又、麓、吉田の3人浮き、羽山は1人沈みとなる。
3回戦終了時
勝又+21.0P 麓▲34.0P 吉田+49.1P 羽山▲36.1P
最終戦、並びが出来てしまった為、麓・羽山は勝又を沈め大きなトップが必要となるが、南1局の時点でトップの羽山が38,100点、勝又が3着目で27,000点とまだまだ差は縮まらない。
南4局、親の羽山は小場ながらも5本場まで積み上げ45,200点持ち、勝又26,300点持ち。
勝又が12巡目に役ありテンパイとするが羽山がリーチ
三万四万五万七万七万二索三索四索六索八索四筒五筒六筒  ドラ六索
勝又は無筋の八筒を押す。それを吉田が鳴き吉田も追いつく。勝又は次巡の危険牌でヤメ。
両者アガれず羽山・吉田の2人テンパイ。
続くオーラス6本場、羽山はテンパイまで辿り着かず、勝又が吉田に1,600は3,400を放銃しゲームセット。
2卓:勝ち上がり 吉田直・勝又健志
 
3卓:HIRO柴田・安東裕允・西川淳・浜上文吾
九州代表の安東、浜上がここで対決となった。互いの手の内を知っている同士。対するはHIRO、西川。
序盤から西川が止まらない。1回戦を53,500点持ちのトップとすると2回戦も安定した戦いを見せトータルポイントを伸ばす。対してHIROは苦しみ1、2回戦連続ラスとなった。
2回戦終了時
HIRO▲47.0P 安東▲2.7P 西川+39.3P 浜上+10.4P
3回戦、南1局、2局と西川がアガリ、続く南3局親 親:HIRO ドラ東
安東配牌
二万二万六万六万二索三索七索八索一筒三筒三筒東東  ツモ一索
ここから手が伸びない。対するHIROは7巡目にリーチ
三万四万五万二索三索四索四索五索六索四筒五筒六筒東
これを受け安東・浜上は撤退。そしてこの局を制したのは・・・またも西川だった。
3回戦終了時
HIRO▲71.7P 安東▲22.0P 西川+75.1P浜上+18.6P
西川は勝ち上がり濃厚、HIROはかなり苦しい。安東と浜上の一騎打ちか。
最終戦、争う3者共に手が伸びず結果は西川の1人浮き。九州対決は浜上に軍配が上がった。
3卓:勝ち上がり 西川淳・浜上文吾
 
4卓:望月雅継・仲田加南・青山めぐみ・鳥越真仁
二段戦からの出場青山と三段戦から出場鳥越、現女流桜花の仲田、Aリーガー望月との対決だ。
1回戦、東3局、ドラ一筒
子の青山がドラを鳴きテンパイとなる。
三万四万七万七万二索三索四索二筒三筒四筒  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き
数巡後一筒を加カン。
同じく子の仲田は終盤で1枚切れの中を力強く押し強気の姿勢。結果は青山、仲田の2人テンパイ。
青山は終始高打点の手が入るもアガリきる事ができず、終わってみればこの回のトップは望月。2着に青山、沈みの3着に鳥越、仲田はラスとなる。
続く2回戦、望月が爆発力を見せつけ67,900点のトップ。それに嵌ってしまったのは鳥越。1回戦のプラスが小さかった為、仲田と共にトータルポイントを大きくマイナスとする。
2回戦終了時
望月+61.6P 仲田▲38.4P 青山+13.0P鳥越▲36.2P
3回戦、仲田・鳥越はトータル2着の青山を沈めて浮きに回りたいが、南入時で現状望月・青山の2人浮き。仲田が盛り返し望月を沈める事に成功したが、トップは青山。鳥越は3着の望月と0.2ポイント差の痛恨のラスとなる。
3回戦終了時
望月+50.5P 仲田▲32.5P 青山+32.5P鳥越▲51.5P(供託1)とプラス者とマイナス者のポイントがほぼ同じという珍しい並びとなった。
最終戦、仲田・鳥越共に毎局高打点を作らねばならない為、望月・青山の捌きが目立つ。
事実上の決着だった。
4卓:勝ち上がり 望月雅継・青山めぐみ
 
5卓:西岡慎泰・古谷知美・高田麻衣子・仁平宣明
三段戦からの勝ち上がり、古谷・高田の女流と西岡・仁平の対決。古谷・高田は縮こまる事なく場に溶け込む事ができるか。
1回戦東3局、親の仁平は親番で連荘し3人を沈め持ち点を52,400とすると続く1本場も3,900は4,000オールで加点。
南入時には仁平48,000西岡41,100と西岡にポイントを譲るも、トップを譲らず1回戦終了。
続く2回戦は西岡の独壇場。高打点と捌きを駆使し1人浮きのトップ。2着に沈みの仁平、1回戦同様、3着古谷、ラスに高田となる。
2回戦終了時
西岡+44.0P 古谷▲18.2P 高田▲48.6P仁平+22.8P
3回戦、古谷・高田は浮かなければ最終戦とても苦しくなるが、終わってみると結果はトータルポイント2着目仁平の1人浮き。西岡はマイナスながらもこの回▲7.0とふんばり、追いかける両者にとって結果は悪い方向に。
3回戦終了時
西岡+37.0P 古谷▲20.4P 高田▲62.2P仁平+45.6P
最終戦、西岡・仁平共に大きなラスでなければ勝ち上がりの為、無理はしない。古谷・高田共にこの回プラスとし仁平を1人沈みとするも、ポイント差が大きすぎた。
5卓:勝ち上がり 西岡慎泰・仁平宣明
 
6卓:内川幸太郎・山田浩之・内田美乃里・奈良圭純
A1リーガー内川に、トーナメント巧者の山田、女流Aリーグ内田にBIG1優勝の奈良が対決。
1回戦から内川が爆発し、68,900点持ちトップとすると、2回戦はそれを超える71,400点持ちトップ。2回戦終了時で勝ち上がりをほぼ濃厚とする。
3回戦東1局、1本場親:内川 ドラ三万
五万六万二索三索三索四索五索六索二筒四筒六筒七筒七筒  ツモ一索 で首を傾げる。
ここで持ってくるのは四万四索五筒だろう?
そう言わざるを得ない好調ぶりか。
結果3回戦は内田の1人浮きのトップ。トータルポイントをプラスに戻す。
3回戦終了時
内川+93.2P 山田▲81.5P 内田+4.4P奈良▲16.1P
最終戦は実質内田と奈良の一騎打ち。
山田がトップとなり、奈良が浮きの2着、大きいラスに内田となり奈良が逆転で勝ち上がりとなった。
6卓:勝ち上がり 内川幸太郎・奈良圭純
 
7卓:魚谷侑未・山井弘・小川尚哉・大和田篤史
女流桜花2期連覇経験のある魚谷、世界チャンピオン山井、グランプリ・王位戦決勝進出の小川、皇帝位戦決勝進出、三段戦から出場の大和田の対決。
2回戦、親の小川は3本場まで積み上げ更に加点、大和田から2,900は3,800を打ち取り、持ち点を44,500とする。続く4本場、西家魚谷が
五筒五筒五筒六筒七筒九筒九筒  ポン西西西  チー一筒 上向き二筒 上向き三筒 上向き  ドラ九筒
のテンパイとすると
魚谷の上家の大和田も
七万八万一索二索三索六索六索八索六筒七筒八筒中中
ツモ六筒六索とするが、次巡、六万を引き打六筒の勝負リーチ。
両者共ツモる手に力が入っているのが目に見えて感じられたが結果は流局。2回戦は小川、魚谷のワンツーで終了した。
3回戦、初戦トップの山井だが展開が悪く南2局の親番を迎え1人沈みの4着目。
三万四万五万四索五索六索六索三筒四筒五筒七筒八筒九筒  ドラ北
これでリーチを打つもアガれず2連続ラスとなる。
3回戦終了時 魚谷+14.7P 山井▲27.9P 小川+14.3P大和田▲1.1P
トップからラスまでが42.6P差と全員にチャンスがある状況となった最終戦、魚谷が抜け出し、滑り込みの大和田が2着、小川がラスとなり大和田が小川を逆転した。
7卓:勝ち上がり 魚谷侑未・大和田篤史
 
8卓:藤井崇勝・猿川真寿・中寿文・滝沢和典
新人王藤井、マスターズ猿川、静岡リーグ優勝経験、二段戦から出場の中、王位戦優勝滝沢の対決。
「2,000・3,900」
七段戦スタートの合図から最初に声が聞こえてきたのはこの卓。声の主は滝沢。序盤ペースを握るも後半に失速し3着。1回戦トップは中となった。
初戦ラススタートとなった藤井だが、2回戦は43,700点トップ。2着に中とし、中はポイントを加点する。
3回戦、滝沢は負債を返済しプラスに転ずるトップとすると続く大きな2着に猿川、ここまで安泰の中が大きなラスとなり、トータルポイントをマイナスとする。
3回戦終了時
藤井▲30.3P 猿川+14.2P 中▲2.4P 滝沢+18.5P
最終戦、南3局の時点で中が1人浮きのトップ目。親の猿川と滝沢の差は3,300点。滝沢と猿川は1着順で勝敗が決まるので、勝負所である。
子の滝沢、
二万三万四万八万八万二索三索四索五索六索七索五筒七筒  ドラ三万
猿川の捨牌に六筒がある為一旦ヤミテンとするも、三筒を引き七筒切りリーチ。猿川はオリを選択、滝沢はアガる事ができず1人テンパイとなったが、捨牌には無情にも六筒が捨てられていた。
南4局1本場、親:中 供託1
中44,200 滝沢25,100 藤井24,200 猿川25,400
中は手を伏せれば勝ち上がり、滝沢・猿川はアガリ勝負だが決着がつかなかった場合
滝沢▲7.9 トータル+18.5=+10.6
猿川▲5.6 トータル+14.2=+8.6となり滝沢の勝ち上がりとなる。
滝沢は中盤に差し掛かるもテンパイが遠い。
形式テンパイを目指し鳴くと猿川も鳴き返す。
次巡、即猿川がツモアガリ、逆転となった。
8卓:勝ち上がり 猿川真寿・中寿文
 
9卓:松崎良文・明石定家・黒沢咲・中村毅
2回戦南4局、1本場親:黒沢
初戦連帯の松崎、黒沢が沈み、明石、中村が浮きだが明石は31,700点持ち。なんとかキープして終えたい所だ。
松崎、局の終盤で
六万七万八万一索一索七索八索九索五筒六筒六筒七筒八筒  ドラ四筒
これをヤミテンとするが、次巡ツモ一索。黒沢のホンイツ仕掛けを警戒し安牌の八筒切り、テンパイ継続とするが次巡ツモ四筒で顔が曇る。結果は黒沢、松崎の2人テンパイ。一連の流れを見て顔が曇ったのは松崎だけではない、明石の持ち点が30,200点となる。
続く2本場、中村は待ってましたと言わんばかりの300・500は500・700をツモり1人浮き。
明石は痛い沈みとなった。
続く3回戦は明石がマイナスをほぼ帳消しにするトップ、2着に黒沢、3着ながらも0.1P浮きの松崎、1人沈みに中村となった。
3回戦終了時
松崎+10.0P 明石▲3.7P 黒沢+2.3P 中村▲8.6P
全てがかかる最終戦、この点差。一瞬の隙も見せられない。
場は膠着し、南4局まで接戦となる。
明石は一歩抜け出し松崎、黒沢の一騎打ち。
結果は松崎がまたも0.1Pの浮き、黒沢が▲1.3Pとなり、松崎が接戦を制した。
9卓:勝ち上がり 明石定家・松崎良文
 
10卓:森脇翼・石立岳大・紺野真太郎・老月貴紀
先日の日本オープン決勝で悔し涙を流した石立、
Aリーガー紺野。石立はこのメンバー相手に気負わず戦う事ができるか。
「ツモ、16,000オール」
1回戦親番で四暗刻をツモりあげたのは紺野。
この回大きな1人浮きトップ。森脇、老月は大きな沈みとなる。2回戦は小さいながらも石立のトップ。痛い連続ラスの老月。
3回戦南4局、親の森脇は42,400点持ちトップ目。石立が3フーロしマンズのホンイツテンパイ濃厚だが森脇も負けじと同じ色でテンパイ。
一万一万二万二万三万四万五万六万七万七万七万白白
互いにアガれず流局となる。
3回戦終了時
森脇+10.9P 石立▲4.3P 紺野+48.4P 老月▲55.0P
最終戦は老月の猛追。それに嵌ったのは森脇。箱下▲6,600点となり、戦線離脱。老月は76,500点持ちトップとなるが、交わしたのは石立。この回浮きに回り見事耐え忍んだ。
10卓:勝ち上がり 紺野真太郎・石立岳大
 
11卓:井出一寛・三盃志・花岡章生・西島一彦
三盃は北海道、花岡は関西からの出場である。
地方からの出場者はこのビッグタイトルを持ち帰りたい。西島はマスターズ、井出は王位と優勝経験があり、味の濃い卓となった。
2回戦終了時、花岡と西島が大きめの浮きで並びを作るも3回戦は西島が失速しラス。対抗の井出が+1.1Pながらも浮きとし、最終戦に望みを繋げる。
3回戦終了時 井出▲3.8 三盃▲54.0 花岡+46.7 西島+10.1
最終戦、西島は▲11.0の1人沈み。井出は沈むと西島の順位ウマが4P小さくなる為勝ち上がりは西島になるが、なんとか+0.2Pで局を終える事に成功。
ギリギリの戦いを制した。
11卓:勝ち上がり 花岡章生・井出一寛
 
12卓:斉藤等・武藤武・樋口徹・新谷翔平
シード登場の斉藤、東北本部長武藤、王位樋口、三段戦から勝ち上がりの新谷との対決。
2回戦、南1局親の樋口は5巡目に1,500をテンパイするも、なかなかアガれない。
一方新谷、
三万四万六万七万八万九万九万五索六索五筒六筒東中  ドラ東
この形が
三万四万六万七万八万五索六索七索六筒六筒東東東
となりリーチを打つが、手ができた瞬間樋口の当たり牌を持ってくるという悪循環で、勝負手を落とす。1、2回戦が終了し、トータルトップは斉藤。斉藤は現状1人浮きとはいえ、他3者のマイナスが小さい為油断はできない。
3回戦、新谷が1人沈みの痛恨のラス。トータルポイントでは3者がプラスとなる。
3回戦終了時
斉藤+22.4P 武藤+11.8P 樋口+6.4P 新谷▲40.6P
最終戦、三つ巴の戦いを制したのは樋口。48,500点持ちトップを獲る事に成功。痛いラスは斉藤。
武藤が2着で加点した為、逆転を許した。
12卓:勝ち上がり 樋口徹・武藤武
 
13卓:角屋保人・浦田豊人・横山毅・谷岡育夫
1回戦のトップは谷岡、2着に0.2P浮きの横山となり迎えた2回戦南4局。初戦ラスとなった角屋はラス親で39,400点持ちトップ目、初戦トップの谷岡は29,600点とアガれば浮きとなり早くも正念場。
谷岡は
三万四万五万二索三索四索四索五索五索五索六索四筒五筒  ドラ五筒
でテンパイするとヤミテンを選択。テンパイ打牌で横山もテンパイを入れる。
七万中中中  ポン東東東  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ポン八万 上向き八万 上向き八万 上向き
次巡、谷岡は三万を力強くツモ切ると更に数巡後、持ってきたのは横山のアタリ牌の七万。覚悟を決め、8,000の放銃。痛いラス落ちとなる。
3回戦は先程の放銃から展開の苦しい谷岡の1人沈み。トータルポイントでも3者から離れる。
3回戦終了時
角屋+3.6P 浦田+18.1P 横山▲3.9P 谷岡▲17.8P
最終戦、横山が爆発し72,100点持ちトップとすると、3者の中で一番失点を抑えた浦田が2着に滑りこんだ。
13卓:勝ち上がり 横山毅・浦田豊人
 
【七段戦勝ち上がり】
前田直哉・太田昌樹・吉田直・勝又健志・西川淳・浜上文吾・望月雅継・青山めぐみ・西岡慎泰・仁平宣明・内川幸太郎・奈良圭純・魚谷侑未・大和田篤史・猿川真寿・中寿文・明石定家・松崎良文・紺野真太郎・石立岳大・花岡章生・井出一寛・樋口徹・武藤武・横山毅・浦田豊人
 
【八・九段戦】
1卓:樋口徹・木村東平・花岡章生・斉藤等
木村はここからシード登場となる。
初戦ラスとなった樋口は2回戦1人浮きのトップを獲り、ポイントを▲3.7Pまで戻す。初戦トップの木村は2回戦ラス。4者のポイントに差はない。
3回戦、トップは樋口、2着に花岡。3着斉藤はここまで連帯のない苦しい展開。
3回戦終了時
樋口+13.4P 木村▲6.2P 花岡+14.7P 斉藤▲21.9P
最終戦東4局1本場を迎え木村が53,800点持ちのトップ目となり抜け出し、現状樋口と花岡の一騎打ち。樋口の持ち点は25,500、花岡は30,500。
子の花岡、
四万五万六万七万八万四筒五筒六筒六筒七筒八筒中中  ドラ六筒
で勝負手をリーチ。これを木村から出アガリ、大きな5,500をもぎ取る。樋口厳しい。
南4局、樋口はツモれば逆転の手をテンパイ。
残るツモは後3回。力を込め3回手を伸ばすがアガリ牌は無かった。
1卓:勝ち上がり 花岡章生・木村東平
 
2卓: 太田昌樹・紺野真太郎・藤原隆弘・横山毅
藤原はここからシード登場となる。
1回戦トップは藤原、2着に横山。トップからラスまでの素点の差が13.8Pという接戦となった。
2回戦、東2局 親:紺野 ドラ白
紺野は一索をポン。白の在り処が分からない。
太田は
六万七万四索五索五索六索七索九索九索五筒六筒七筒白  ツモ五万  打白
それに反応したのは紺野。
一万二万三万一筒一筒七筒八筒  ポン一索 上向き一索 上向き一索 上向き  ポン白白白
太田、力を込め持ってきた牌は紺野のアガリ牌である九筒。紺野、大きな12,000をアガる。
3回戦、序盤は藤原がペースを掴み、南入時42,100点持ちトップ目、紺野が18,800点持ちラス目となるが、8巡目にリーチ。
三索四索五索六索六索七索八索三筒四筒五筒八筒八筒八筒  ドラ六索
見事六索をツモリあげ、30,000点を超えると更に加点しこの回トップ。藤原は序盤に稼いだ点数で浮きを守りきった。
3回戦終了時
太田▲60.0P 紺野+39.0P 藤原+20.0P 横山+1.0P
最終戦、南2局の時点で横山は41,200持ちトップ目、2着に藤原32,200、3着に紺野24,700という
接戦となるも紺野が大きな2,600オールをツモアガリ。南4局、流局もしくはアガれば勝ち上がりの藤原、紺野。紺野が横山から出アガリ、終局となる。
2卓:勝ち上がり 紺野真太郎・藤原隆弘
 
3卓: 明石定家・浦田豊人・勝又健志・ともたけ雅晴
ともたけはここからシード登場となる。
1回戦、南4局、持ち点は明石28,800 浦田48,400 勝又29,900 ともたけ12,900。
明石は1,300以上、勝又はアガれば順位点(2人浮き)+4が入る。仕掛けあいを制したのは明石。
浦田から1,300をアガリ、この回浮きとなる。
2回戦、トップは勝又、2着に浦田となり勝又は初戦で最初失点、浦田は初戦トップの為下位2名とポイント差を伸ばす。
3回戦もトップ勝又、2着に浦田。最終戦を有利に進める事のできるポイントを持つ。
3回戦終了時
明石▲36.2P 浦田+38.4P 勝又+29.6P ともたけ▲31.8P
最終戦、東3局 親の浦田は
二索三索四索五索六索七索北北北白白中中
これをヤミテン。ともたけから中をアガリ勝ち上がり濃厚。明石は徐々にペースを上げこの回トップも安定感抜群の勝又とのポイント差が大きすぎた。
3卓:勝ち上がり 浦田豊人・勝又健志
 
4卓: 吉田幸雄・猿川真寿・武藤武・浜上文吾
吉田幸雄はここからシード登場となる。
シード吉田は1回戦大きなラスとなり、迎えた2回戦、東1局2本場 親:猿川 ドラ九筒
猿川
二筒三筒四筒五筒六筒七筒七筒七筒中中  ポン九筒 上向き九筒 上向き九筒 上向き
吉田
六万七万三索三索三索四索五索六索七索八索四筒五筒六筒
2人にテンパイが入ると、吉田の手には猿川のアガリ牌の一筒が。猿川の直前の打牌が手出しの北という事もあり踏み込みを決意したのか、吉田が12,000の放銃となる。これを機にこの回猿川はトップ。2連続ラスに吉田、2連続浮きの2着に浜上となる。
3回戦、南4局、トータルポイントで競っているのは武藤・浜上・猿川。浜上、猿川は共に30,000点を超えており、武藤が27,400持ち。ここで沈むと痛いが、武藤が吉田から渾身の5,200をアガリ、
最終戦を三つ巴とする。
3回戦終了時
吉田▲81.4P 猿川+26.2P 武藤+21.2P 浜上+33.0P
最終戦南4局、親:武藤 ドラ四万
浜上26,300 武藤36,400 猿川27,400 吉田29,900
三つ巴の勝ち上がり条件
猿川、2,600以上
浜上、アガるか流局
武藤、浮きを保つ(猿川に5,200以上を打てない)
猿川、9巡目に条件を満たすリーチ
九万九万二索二索二索五索五索六索六索七索七索二筒三筒
浜上も猿川の無筋を3枚押し、テンパイ。
三万四万五万二索三索四索四索五索八筒八筒  ポン六筒 上向き六筒 上向き六筒 上向き
制したのは浜上。見事六索をツモり、接戦を制した。
4卓:勝ち上がり 武藤武・浜上文吾
 
5卓: 魚谷侑未・青山めぐみ・石渡正志・井出一寛
石渡はここからシード登場となる。
1回戦を制したのは魚谷、2着に青山。
2回戦、親の青山のリーチ
四万四万四万五索六索六索七索八索三筒四筒五筒六筒六筒  ツモ四索  ドラ五筒
すぐに3,900オールをツモアガリこれを機にこの回トップ。初戦ラスの井出は浮きの2着とし、初戦3着の石渡は続けて3着。ラスは魚谷。この時点でトータルポイントは青山の1人浮き。
3回戦、青山は加点できればかなり有利だが結果は痛恨のラス。トップに井出、2着に石渡、3着魚谷となり、トータルポイントがほぼ横並びとなる。
3回戦終了時
魚谷▲13.0P 青山+4.1P 石渡▲0.4P 井出+7.3P(供託2.0P)
最終戦も場は平たく、1回の放銃で勝敗が決まる点差となる。38,600点ながらも見事トップを獲った魚谷、2着に青山が滑り込み、石渡・井出を沈め、勝ち上がりを決めた。
5卓:勝ち上がり 青山めぐみ・魚谷侑未
 
6卓: 内川幸太郎・石立岳大・前田直哉・仁平宣明
1回戦のトップは内川、2着に石立、3着ながらも浮きの仁平、1人沈みのラスに前田となる。
石立、格上リーガー相手も怯む事なく淡々と打つ。
2回戦、親の内川
四万五万六万四索五索七索七索七索六筒六筒  ポン発発発  ドラ六筒
リーチをかけている前田からアガリ、5,800。
その後、この回トップの仁平の追撃を守りきり浮きの2着。前田は2連続1人沈みのラスとなる。
3回戦、前田は素点+4.7Pの1人浮きトップをとり反撃開始、最終戦に望みを繋げる。内川・仁平とのポイント差が大きい為、前田は大きなトップをとり、内川・仁平のどちらかをラスにしなければならないが、両者の捌きが入る。
南4局、親の仁平が手を伏せ終了。
6卓:勝ち上がり 仁平宣明・内川幸太郎
 
7卓:吉田直・西岡慎泰・松崎良文・奈良圭純
1回戦南2局、北家の吉田は3巡目にリーチ
三万四万五万七万八万九万二索三索四索八索八索北北  ドラ五万
すぐに西岡から北が放たれ5,200。
終わってみれば吉田の1人浮き。ラスに西岡。
2回戦、トップは奈良。初戦のマイナスポイントをプラスとするが、続く3回戦はラス。松崎は2、3回戦共に浮きとし最終戦を迎える。
吉田は1回戦のポイントを少し削るも安定した戦いを見せる。
3回戦終了時
吉田+23.9P 西岡▲21.5P 松崎+17.3P 奈良▲19.7P
最終戦、南3局2本場の時点で2着西岡33,500、ラス松崎24,700と並びを作るも、西岡はまだ素点が足りない。
子の吉田はヤミテンで
四万五万六万三索四索四索五索六索四筒五筒六筒八筒八筒  ツモ二索  ドラ四索
3,200・6,200をアガリ、勝ち上がり濃厚。
南4局、ポイントに余裕のある親の松崎が手を伏せ終了。
7卓:勝ち上がり 吉田直・松崎良文
 
8卓:西川淳・中寿文・大和田篤史・望月雅継
1回戦、望月は47,200点持ちのトップ、2着に西川、3着に浮きの中、大和田は1人沈みのラスとなる。続く2回戦、東4局親の望月は42,100点持ちトップ目でリーチ。
二索三索四索五索六索一筒一筒一筒白白発発発  ドラ一万
一筒をカン、3巡後発もカンし持ってきたリンシャン牌は七索。4,000オールで更に加点すると、続く1本場、またも高打点リーチ
五万六万七万八万九万四索五索五索五索六索四筒五筒六筒
中が四万を放銃し11,900。2回戦終了時点で勝ちが見えるか。
2回戦終了時
西川▲18.2P 中▲16.9P 大和田▲30.8P 望月+65.3P
3回戦、トータルポイントラス目の大和田が47,300点持ちトップ目と立つもライバル西川に
四万四万一筒一筒二筒二筒三筒三筒五筒六筒七筒八筒九筒  ドラ四万
四筒を打ち、激痛の12,000放銃。
これを機に西川が大トップ。トータルポイントをプラスに戻す。
3回戦終了時
西川+19.2P 中▲46.9P 大和田▲44.3P望月+71.0P(供託1.0P)
最終戦、中・大和田は少ない可能性に賭け必死に食らいつくもライバル西川の勢いが止まらない。
加点を続け、逆転する現実味は無くなった。
8卓:勝ち上がり 望月雅継・西川淳
 
【八・九段戦勝ち上がり】
花岡章生・木村東平・紺野真太郎・藤原隆弘・浦田豊人・勝又健志・武藤武・浜上文吾・青山めぐみ・魚谷侑未・仁平宣明・内川幸太郎・吉田直・松崎良文・望月雅継・西川淳
注目していた低段位からの勝ち上がり者は8名いたが、終わってみれば青山1人となった。九段Sに到達する事のできなかった何百人もの想いを背負って、堂々と戦い抜いてほしい。
当日は七段戦が11時からのスタート、八・九段戦全てが終了したのは21時過ぎである。
初めてのレポート、それも十段戦の高段戦ということで、今この記事を見てくださっている麻雀ファンの方々、プロの方々に少しでも見応えのある、分かりやすい記事を書かなければと奮起しておりました。見づらい部分も多々あったかと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
今回担当させて頂きましたのは
32期、庄田祐生でした。
 

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第34期十段戦 五・六段戦レポート 童瞳

五段戦

同卓4名で半荘四回を戦い、ポイント上位2名が勝ち上がるトーナメントシステムで行われる。

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1卓 太田昌樹vs藤本鉄也vs古川彩乃vs内川幸太郎

2回戦終了時、上下約20ポイントと僅差、3着につけたA1の内川は、3・4回戦を2連勝し、1位通過に。2位通過は、1回戦にトップを取った太田となった。
1位通過:内川幸太郎 2位通過:太田昌樹

 

2卓 石橋和也vs谷岡育夫vs和久津晶vs水澤明彦

3回戦終了時、石橋+5.7P 谷岡+1.8P 和久津+9.2P 水澤▲17.3Pと、
誰でも勝ち残れる可能性のあるポイント差、4回戦でしっかりトップを取ったA1唯一の女流選手和久津と、冷静な打ち回しで、2着で終えた谷岡の通過となった。
1位通過:和久津晶 2位通過:谷岡育夫

 

3卓 中寿文vs吉田直vs嶋村泰之vs後藤俊孝

4戦3トップを決め、トータル+94.3Pの中と、2回戦で+49.8Pの大きいトップを取った吉田直の2人通過となった。
1位通過:中寿文 2位通過:吉田直

 

4卓 柚木正仁vs黒沢咲vs安田麻里菜vs安東裕允

3回戦終了時、黒沢が+26.8Pと1人浮き状態、そのまま1位通過へ。残りの椅子は4回戦でトップを取った安東となった。
1位通過:黒沢咲 2位通過:安東裕允

 

5卓 末松隆文vs西岡慎泰vs北條恵美vs真鍋明広

3回戦終了時、+37.9Pの西岡がそのまま1位通過、最終戦真鍋がトップを取るも、
2着の北條に届かず、敗退となった。
1位通過:西岡慎泰 2位通過:北條恵美

 

6卓 石立岳大vs藤岡良一vs杉浦勘介vs伊賀則夫

スタート2連勝した藤岡が+36.3Pで1位通過、3回戦終了時2着の杉浦が最終半荘で大きくマイナスし、石立の勝ち上がりとなった。
1位通過:藤岡良一 2位通過:石立岳大

 

7卓 赤司美奈子vs蒼井ゆりかvs四柳弘樹vs石田雅人

3回戦終了時、1着の石田が、最終戦で3着の蒼井に41ポイントのトップラスを決められ、まさかの敗退。蒼井はトータル+5.5Pで2位通過、1位通過は+12.5P`の四柳となった。
1位通過:四柳弘樹 2位通過:蒼井ゆりか

 

8卓 福光聖雄vs円藤昭太vs高柳節子vs藤島健二郎

3回戦終了時、ワンツーの藤島と遠藤が4回戦でもトップ2着を決め、そのまま通過となった。
1位通過:藤島健二郎 2位通過:遠藤昭太

 

9卓 重原聡vs大和田篤史vs室伏理麻vs鮎川卓

重原▲2.0P 大和田+15.7P 室伏▲11.1P 鮎川▲2.6P
のポイント差で最終戦へ、重原は1人浮きのトップを決め1位通過へ、
2位通過は大和田となった。
1位通過:重原聡 2位通過:大和田篤史

 

10卓 一井慎也vs久山浩司vs松岡昭彦vs青山大

1半荘目から2連勝し、順調な滑り出しを見せた一井が難なく1位通過、
2位通過は1回戦でラスを引いてしまったが、3・4回戦を連勝した久山となった。
1位通過:一井慎也 2位通過:久山浩司

 

11卓 鈴木基芳vs鈴木郁孝vs東幸一郎vs麓征生

3回戦終了時、+56.6Pの麓が余裕の1位通過、鈴木(郁)と東でもう一つの椅子をかけて最終戦を戦う、軍配は1人浮きを取った東に上がった。
1位通過:麓征生 2位通過:東幸一郎

 

12卓 三盃志vs日吉辰哉vs杜麻沙也vs皆川直毅

東北所属の皆川と、約20年間当団体に所属するも、東京での公式戦へ初めて参加した三盃のワンツーフィニッシュとなった。
1位通過:皆川直毅 2位通過:三盃志

 

13卓 こばりしんvs中岫宏文vs佐々木亮vs寺戸孝志

3回戦終了時、トップの佐々木が最終戦で5,000点のラスを引くも、2位通過、
2着だったこばりが56,400点のトップを取り堂々の1位通過となった。
1位通過:こばりしん 2位通過:佐々木亮

 

14卓 角屋保人vs西川淳vs吉野敦志vs花岡章生

1回戦トップスタートの花岡がそのまま1位通過、2-沈み2-沈み2-1と苦しいながらも最終戦でしっかりトップを決めた角屋が2位通過となった。
1位通過:花岡章生 2位通過:角屋保人

 

15卓 新谷翔平vs米川基紀vs塚本将之vs岩井健太

新谷+19.1P 米川▲25.5P 塚本+23.6P 岩井▲17.2P
上記ポイントで最終戦へ
トップの塚本がまさかのラスを引き大転落、通過したのは、最終戦一着の岩井と二着の新谷となった。
1位通過:新谷翔平 2位通過:岩井健太

 

じゃん亭会場

1卓 居藤洸vs蓮沼友樹vs奥津勇輝vs奈良圭純
1位通過:奥津勇輝 2位通過:奈良圭純

 

2卓 澤村明日華vs高田麻衣子vs黒木真生vs菊池豪
1位通過:高田麻衣子 2位通過:澤村明日華

 

3卓 刀川昌浩vs佐藤あいりvs藤本哲也vs内田美乃里
1位通過:内田美乃里 2位通過:佐藤あいり

 

4卓 魚谷侑未vs谷誠之vs増田隆一vs青山めぐみ
1位通過:魚谷侑未 2位通過:青山めぐみ

 

5卓 古谷知美vs吾妻さおりvs藤井すみれvs安村浩司
1位通過:古谷知美 2位通過:藤井すみれ

 

6卓 藤井崇勝vs天音まことvs優木美智vs鳥越真仁
1位通過:鳥越真仁 2位通過:藤井崇勝

 

7卓 古橋崇志vs小川尚哉vs客野直vs安藤友一
1位通過:安藤友一 2位通過:小川尚哉

 

8卓 福山満幸vs三浦智博vs羽山真生vs斉藤理絵
1位通過:羽山真生 2位通過:斉藤理絵

 

9卓 東谷達矢vs江隈亨vs中尾多門vs西島一彦
1位通過:西島一彦 2位通過:中尾多門

 

10卓 石川正明vs中村毅vs新井駿一vs福島佑一
1位通過:石川正明 2位通過:中村毅

 

11卓 清水香織vs浜上文吾vs西川舞vs岡本和也
1位通過:岡本和也 2位通過:浜上文吾

 

12卓 斎藤桂史vs上村慎太郎vs関島義基vs桶本篤史
1位通過:桶本篤史 2位通過:関島義基

 

【五段戦通過者】

内川幸太郎 太田昌樹 和久津晶 谷岡育夫
中寿文 吉田直 黒沢咲 安東裕允
西岡慎泰 北條恵美 藤岡良一 石立岳大
四柳弘樹 蒼井ゆりか 藤島健二郎 遠藤昭太
重原聡 大和田篤史 一井慎也 久山浩司
麓征生 東幸一郎 皆川直毅 三盃志
こばりしん 佐々木亮 花岡章生 角屋保人
新谷翔平 岩井健太 奥津勇輝 奈良圭純
高田麻衣子 澤村明日華 内田美乃里 佐藤あいり
魚谷侑未 青山めぐみ 古谷知美 藤井すみれ
鳥越真仁 藤井崇勝 安藤友一 小川尚哉
羽山真生 斉藤理絵 西島一彦 中尾多門
石川正明 中村毅 岡本和也 浜上文吾
桶本篤史 関島義基

 

 

六段戦

同卓4名で半荘四回を戦い、ポイント上位2名が勝ち上がるトーナメントシステムで行われる。

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1卓 西川淳vs森脇翼vs皆川直毅vsこばりしん

一回戦のワンツー、西川+61.1と森脇+30.5がそのまま勝ち上がりとなった。
1位通過:西川淳 2位通過:森脇翼

 

2卓 花岡章生vs石田雅人vs三田不二夫vs麓征生

三回戦終了時、麓が+51.8と大きく抜けて、花岡△13.2と三田∔8.4が二位通過をかけて戦う、最終戦でトップを取った花岡に軍配が上がった。
1位通過:麓征生 2位通過:花岡章生

 

3卓 新谷翔平vs一井慎也vs三戸亮裕vs太田昌樹

三回戦終了時、ワンツーの太田+53.1と新谷+35.4がそのまま通過となった。
1位通過:太田昌樹 2位通過:新谷翔平

 

4卓 続木舜英vs谷岡育夫vs重原聡vs岩井健太

三回戦終了時、重原が一人浮きの+98.7で大きく抜けた、二位通過は最終戦トップを勝ち取った谷岡となった。
1位通過:重原聡 2位通過:谷岡育夫

 

5卓 藤島健二郎vs角屋保人vs原田保正vs吉田直

こちらも4卓と同じ展開、三回戦終了時、吉田が+92.6と余裕の1位通過、
二位通過は最終戦59,700の大きいトップを取った角屋となった。
1位通過:吉田直 2位通過:角屋保人

 

6卓 武藤武vs安東裕允vs四柳弘樹vs佐々木亮

一回戦一人浮きの安東が+44.6で一位通過、二位通過は武藤+13.6となった。
佐々木は最終ポイント+7.7、5,900点差で武藤に敗れる
1位通過:安東裕允 2位通過:武藤武

 

7卓 仲田加南vs北條恵美vs三盃志vs藤岡良一

三回戦終了時、仲田∔16.1 北條+4.8 三盃∔15.8 藤岡△36.7
藤岡以外の三人で二つの椅子を奪い合う、北條が痛恨のラスを引き敗退となった。
1位通過:仲田加南 2位通過:三盃志

 

8卓 西岡慎泰vs東幸一郎vs石立岳大vs宮内こずえ

現プロクイーンの宮内は三回戦終了時△33.6と四番手、そのまま苦い敗退となった、
東は最終戦で一人浮きのトップを取るも4,500点届かず。
1位通過:西岡慎泰 2位通過:石立岳大

 

9卓 久山浩司vs内川幸太郎vs黒沢咲vs蒼井ゆりか

三回戦終了時、久山△17.0 内川∔13.7 黒沢+1.7 蒼井∔1.6
一番手の内川はトップを取り安定の通過、黒沢と二位通過を戦う蒼井は痛恨のラスを引き、
敗退となった。
1位通過:内川幸太郎 2位通過:黒沢咲

 

10卓 和久津晶vs中寿文vs遠藤昭太vs大和田篤史

三回戦終了時、一人浮きの大和田が最終ポイント+33.9で一位通過、
中は最終戦しっかりトップを取りトータルポイント∔1.5で二位通過。
1位通過:大和田篤史 2位通過:中寿文

 

じゃん亭会場

1卓 近藤久春vs関島義基vs西島一彦vs羽山真生
1位通過:西島一彦 2位通過:羽山真生

 

2卓 紺野真太郎vs浜上文吾vs石川正明vs安藤友一
1位通過:紺野真太郎 2位通過:浜上文吾

 

3卓 中村毅vs岡本和也vs白鳥翔vs鳥越真仁
1位通過:中村毅 2位通過:鳥越真仁

 

4卓 猿川真寿vs中尾多門vs桶本篤史vs古谷知美
1位通過:猿川真寿 2位通過:古谷知美

 

5卓 魚谷侑未vs佐々木寿人vs斉藤理絵vs奈良圭純
1位通過:魚谷侑未 2位通過:奈良圭純

 

6卓 吾妻さおりvs小川尚哉vs内田美乃里vs澤村明日華
1位通過:内田美乃里 2位通過:小川尚哉

 

7卓 高田麻衣子vs佐藤あいりvs金子貴行vs藤井崇勝
1位通過:高田麻衣子 2位通過:藤井崇勝

 

8卓 藤井すみれvs松崎良文vs奥津勇輝vs青山めぐみ
1位通過:青山めぐみ 2位通過:松崎良文

 

【六段戦通過者】

西川淳 森脇翼 麓征生 花岡章生
太田昌樹 新谷翔平 重原聡 谷岡育夫
吉田直 角屋保人 安東裕允 武藤武
仲田加南 三盃志 西岡慎泰 石立岳大
内川幸太郎 黒沢咲 大和田篤史 中寿文
西島一彦 羽山真生 紺野真太郎 浜上文吾
中村毅 鳥越真仁 猿川真寿 古谷知美
魚谷侑未 奈良圭純 内田美乃里 小川尚哉
高田麻衣子 藤井崇勝 青山めぐみ 松崎良文

十段戦 レポート/第34期十段戦 五・六段戦レポート 童瞳

五段戦
同卓4名で半荘四回を戦い、ポイント上位2名が勝ち上がるトーナメントシステムで行われる。
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1卓 太田昌樹vs藤本鉄也vs古川彩乃vs内川幸太郎
2回戦終了時、上下約20ポイントと僅差、3着につけたA1の内川は、3・4回戦を2連勝し、1位通過に。2位通過は、1回戦にトップを取った太田となった。
1位通過:内川幸太郎 2位通過:太田昌樹
 
2卓 石橋和也vs谷岡育夫vs和久津晶vs水澤明彦
3回戦終了時、石橋+5.7P 谷岡+1.8P 和久津+9.2P 水澤▲17.3Pと、
誰でも勝ち残れる可能性のあるポイント差、4回戦でしっかりトップを取ったA1唯一の女流選手和久津と、冷静な打ち回しで、2着で終えた谷岡の通過となった。
1位通過:和久津晶 2位通過:谷岡育夫
 
3卓 中寿文vs吉田直vs嶋村泰之vs後藤俊孝
4戦3トップを決め、トータル+94.3Pの中と、2回戦で+49.8Pの大きいトップを取った吉田直の2人通過となった。
1位通過:中寿文 2位通過:吉田直
 
4卓 柚木正仁vs黒沢咲vs安田麻里菜vs安東裕允
3回戦終了時、黒沢が+26.8Pと1人浮き状態、そのまま1位通過へ。残りの椅子は4回戦でトップを取った安東となった。
1位通過:黒沢咲 2位通過:安東裕允
 
5卓 末松隆文vs西岡慎泰vs北條恵美vs真鍋明広
3回戦終了時、+37.9Pの西岡がそのまま1位通過、最終戦真鍋がトップを取るも、
2着の北條に届かず、敗退となった。
1位通過:西岡慎泰 2位通過:北條恵美
 
6卓 石立岳大vs藤岡良一vs杉浦勘介vs伊賀則夫
スタート2連勝した藤岡が+36.3Pで1位通過、3回戦終了時2着の杉浦が最終半荘で大きくマイナスし、石立の勝ち上がりとなった。
1位通過:藤岡良一 2位通過:石立岳大
 
7卓 赤司美奈子vs蒼井ゆりかvs四柳弘樹vs石田雅人
3回戦終了時、1着の石田が、最終戦で3着の蒼井に41ポイントのトップラスを決められ、まさかの敗退。蒼井はトータル+5.5Pで2位通過、1位通過は+12.5P`の四柳となった。
1位通過:四柳弘樹 2位通過:蒼井ゆりか
 
8卓 福光聖雄vs円藤昭太vs高柳節子vs藤島健二郎
3回戦終了時、ワンツーの藤島と遠藤が4回戦でもトップ2着を決め、そのまま通過となった。
1位通過:藤島健二郎 2位通過:遠藤昭太
 
9卓 重原聡vs大和田篤史vs室伏理麻vs鮎川卓
重原▲2.0P 大和田+15.7P 室伏▲11.1P 鮎川▲2.6P
のポイント差で最終戦へ、重原は1人浮きのトップを決め1位通過へ、
2位通過は大和田となった。
1位通過:重原聡 2位通過:大和田篤史
 
10卓 一井慎也vs久山浩司vs松岡昭彦vs青山大
1半荘目から2連勝し、順調な滑り出しを見せた一井が難なく1位通過、
2位通過は1回戦でラスを引いてしまったが、3・4回戦を連勝した久山となった。
1位通過:一井慎也 2位通過:久山浩司
 
11卓 鈴木基芳vs鈴木郁孝vs東幸一郎vs麓征生
3回戦終了時、+56.6Pの麓が余裕の1位通過、鈴木(郁)と東でもう一つの椅子をかけて最終戦を戦う、軍配は1人浮きを取った東に上がった。
1位通過:麓征生 2位通過:東幸一郎
 
12卓 三盃志vs日吉辰哉vs杜麻沙也vs皆川直毅
東北所属の皆川と、約20年間当団体に所属するも、東京での公式戦へ初めて参加した三盃のワンツーフィニッシュとなった。
1位通過:皆川直毅 2位通過:三盃志
 
13卓 こばりしんvs中岫宏文vs佐々木亮vs寺戸孝志
3回戦終了時、トップの佐々木が最終戦で5,000点のラスを引くも、2位通過、
2着だったこばりが56,400点のトップを取り堂々の1位通過となった。
1位通過:こばりしん 2位通過:佐々木亮
 
14卓 角屋保人vs西川淳vs吉野敦志vs花岡章生
1回戦トップスタートの花岡がそのまま1位通過、2-沈み2-沈み2-1と苦しいながらも最終戦でしっかりトップを決めた角屋が2位通過となった。
1位通過:花岡章生 2位通過:角屋保人
 
15卓 新谷翔平vs米川基紀vs塚本将之vs岩井健太
新谷+19.1P 米川▲25.5P 塚本+23.6P 岩井▲17.2P
上記ポイントで最終戦へ
トップの塚本がまさかのラスを引き大転落、通過したのは、最終戦一着の岩井と二着の新谷となった。
1位通過:新谷翔平 2位通過:岩井健太
 
じゃん亭会場
1卓 居藤洸vs蓮沼友樹vs奥津勇輝vs奈良圭純
1位通過:奥津勇輝 2位通過:奈良圭純
 
2卓 澤村明日華vs高田麻衣子vs黒木真生vs菊池豪
1位通過:高田麻衣子 2位通過:澤村明日華
 
3卓 刀川昌浩vs佐藤あいりvs藤本哲也vs内田美乃里
1位通過:内田美乃里 2位通過:佐藤あいり
 
4卓 魚谷侑未vs谷誠之vs増田隆一vs青山めぐみ
1位通過:魚谷侑未 2位通過:青山めぐみ
 
5卓 古谷知美vs吾妻さおりvs藤井すみれvs安村浩司
1位通過:古谷知美 2位通過:藤井すみれ
 
6卓 藤井崇勝vs天音まことvs優木美智vs鳥越真仁
1位通過:鳥越真仁 2位通過:藤井崇勝
 
7卓 古橋崇志vs小川尚哉vs客野直vs安藤友一
1位通過:安藤友一 2位通過:小川尚哉
 
8卓 福山満幸vs三浦智博vs羽山真生vs斉藤理絵
1位通過:羽山真生 2位通過:斉藤理絵
 
9卓 東谷達矢vs江隈亨vs中尾多門vs西島一彦
1位通過:西島一彦 2位通過:中尾多門
 
10卓 石川正明vs中村毅vs新井駿一vs福島佑一
1位通過:石川正明 2位通過:中村毅
 
11卓 清水香織vs浜上文吾vs西川舞vs岡本和也
1位通過:岡本和也 2位通過:浜上文吾
 
12卓 斎藤桂史vs上村慎太郎vs関島義基vs桶本篤史
1位通過:桶本篤史 2位通過:関島義基
 
【五段戦通過者】

内川幸太郎 太田昌樹 和久津晶 谷岡育夫
中寿文 吉田直 黒沢咲 安東裕允
西岡慎泰 北條恵美 藤岡良一 石立岳大
四柳弘樹 蒼井ゆりか 藤島健二郎 遠藤昭太
重原聡 大和田篤史 一井慎也 久山浩司
麓征生 東幸一郎 皆川直毅 三盃志
こばりしん 佐々木亮 花岡章生 角屋保人
新谷翔平 岩井健太 奥津勇輝 奈良圭純
高田麻衣子 澤村明日華 内田美乃里 佐藤あいり
魚谷侑未 青山めぐみ 古谷知美 藤井すみれ
鳥越真仁 藤井崇勝 安藤友一 小川尚哉
羽山真生 斉藤理絵 西島一彦 中尾多門
石川正明 中村毅 岡本和也 浜上文吾
桶本篤史 関島義基

 
 
六段戦
同卓4名で半荘四回を戦い、ポイント上位2名が勝ち上がるトーナメントシステムで行われる。
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1卓 西川淳vs森脇翼vs皆川直毅vsこばりしん
一回戦のワンツー、西川+61.1と森脇+30.5がそのまま勝ち上がりとなった。
1位通過:西川淳 2位通過:森脇翼
 
2卓 花岡章生vs石田雅人vs三田不二夫vs麓征生
三回戦終了時、麓が+51.8と大きく抜けて、花岡△13.2と三田∔8.4が二位通過をかけて戦う、最終戦でトップを取った花岡に軍配が上がった。
1位通過:麓征生 2位通過:花岡章生
 
3卓 新谷翔平vs一井慎也vs三戸亮裕vs太田昌樹
三回戦終了時、ワンツーの太田+53.1と新谷+35.4がそのまま通過となった。
1位通過:太田昌樹 2位通過:新谷翔平
 
4卓 続木舜英vs谷岡育夫vs重原聡vs岩井健太
三回戦終了時、重原が一人浮きの+98.7で大きく抜けた、二位通過は最終戦トップを勝ち取った谷岡となった。
1位通過:重原聡 2位通過:谷岡育夫
 
5卓 藤島健二郎vs角屋保人vs原田保正vs吉田直
こちらも4卓と同じ展開、三回戦終了時、吉田が+92.6と余裕の1位通過、
二位通過は最終戦59,700の大きいトップを取った角屋となった。
1位通過:吉田直 2位通過:角屋保人
 
6卓 武藤武vs安東裕允vs四柳弘樹vs佐々木亮
一回戦一人浮きの安東が+44.6で一位通過、二位通過は武藤+13.6となった。
佐々木は最終ポイント+7.7、5,900点差で武藤に敗れる
1位通過:安東裕允 2位通過:武藤武
 
7卓 仲田加南vs北條恵美vs三盃志vs藤岡良一
三回戦終了時、仲田∔16.1 北條+4.8 三盃∔15.8 藤岡△36.7
藤岡以外の三人で二つの椅子を奪い合う、北條が痛恨のラスを引き敗退となった。
1位通過:仲田加南 2位通過:三盃志
 
8卓 西岡慎泰vs東幸一郎vs石立岳大vs宮内こずえ
現プロクイーンの宮内は三回戦終了時△33.6と四番手、そのまま苦い敗退となった、
東は最終戦で一人浮きのトップを取るも4,500点届かず。
1位通過:西岡慎泰 2位通過:石立岳大
 
9卓 久山浩司vs内川幸太郎vs黒沢咲vs蒼井ゆりか
三回戦終了時、久山△17.0 内川∔13.7 黒沢+1.7 蒼井∔1.6
一番手の内川はトップを取り安定の通過、黒沢と二位通過を戦う蒼井は痛恨のラスを引き、
敗退となった。
1位通過:内川幸太郎 2位通過:黒沢咲
 
10卓 和久津晶vs中寿文vs遠藤昭太vs大和田篤史
三回戦終了時、一人浮きの大和田が最終ポイント+33.9で一位通過、
中は最終戦しっかりトップを取りトータルポイント∔1.5で二位通過。
1位通過:大和田篤史 2位通過:中寿文
 
じゃん亭会場
1卓 近藤久春vs関島義基vs西島一彦vs羽山真生
1位通過:西島一彦 2位通過:羽山真生
 
2卓 紺野真太郎vs浜上文吾vs石川正明vs安藤友一
1位通過:紺野真太郎 2位通過:浜上文吾
 
3卓 中村毅vs岡本和也vs白鳥翔vs鳥越真仁
1位通過:中村毅 2位通過:鳥越真仁
 
4卓 猿川真寿vs中尾多門vs桶本篤史vs古谷知美
1位通過:猿川真寿 2位通過:古谷知美
 
5卓 魚谷侑未vs佐々木寿人vs斉藤理絵vs奈良圭純
1位通過:魚谷侑未 2位通過:奈良圭純
 
6卓 吾妻さおりvs小川尚哉vs内田美乃里vs澤村明日華
1位通過:内田美乃里 2位通過:小川尚哉
 
7卓 高田麻衣子vs佐藤あいりvs金子貴行vs藤井崇勝
1位通過:高田麻衣子 2位通過:藤井崇勝
 
8卓 藤井すみれvs松崎良文vs奥津勇輝vs青山めぐみ
1位通過:青山めぐみ 2位通過:松崎良文
 
【六段戦通過者】

西川淳 森脇翼 麓征生 花岡章生
太田昌樹 新谷翔平 重原聡 谷岡育夫
吉田直 角屋保人 安東裕允 武藤武
仲田加南 三盃志 西岡慎泰 石立岳大
内川幸太郎 黒沢咲 大和田篤史 中寿文
西島一彦 羽山真生 紺野真太郎 浜上文吾
中村毅 鳥越真仁 猿川真寿 古谷知美
魚谷侑未 奈良圭純 内田美乃里 小川尚哉
高田麻衣子 藤井崇勝 青山めぐみ 松崎良文

天鳳位vs.連盟プロ対抗戦 2nd season 決勝戦レポート:ケネス徳田

~麻雀の限界?~

 

将棋界では新星が誕生した。藤井聡太四段がデビューから公式戦26連勝(※2017年6月15日現在)という快挙を成し遂げている。
これを麻雀におきかえた場合、確率的には13連続トップという相当な、ほぼありえない数字である。
将棋の場合、実力差があればそれも不可能ではない(とはいえ、デビュー後の新人が26連勝とは、まさに新星)が、麻雀の場合おそらくトッププロが、初級者くらいの打ち手3人とやったとしても、おそらく13連勝は無理なのではないだろうか。

それだけ麻雀というのは不確定要素が強く、言いかえれば「誰でも楽しめる」ことができる。麻雀を将棋や囲碁と同一視するのはナンセンスなことなのである。
ゆえに麻雀は「絶対王者」という存在は基本的存在せず、それゆえ麻雀プロは結果よりもプロセスを大事にすべきなのである。
 
 
プレーオフ成績

順位 名前 予選合計 プレーオフ1回戦 プレーオフ2回戦 合計
1 前原雄大 69.3 73.8 ▲ 5.0 138.1
2 勝又健志 104.0 12.1 ▲ 40.9 75.2
3 就活生@川村軍団(9代目天鳳位) 65.3 ▲ 36.1 35.0 64.2
4 すずめクレイジー(4代目天鳳位) ▲ 10.9 28.6 11.5 29.2
5 瀬戸熊直樹 34.1 ▲ 28.4 ▲ 23.4 ▲ 17.7
6 前田直哉 ▲ 29.6 ▲ 23.6 1.5 ▲ 51.7
7 藤崎智 ▲ 67.4 ▲ 14.1 16.9 ▲ 64.6
8 独歩(3代目天鳳位) ▲ 65.5 ▲ 12.3 4.4 ▲ 73.4

 
 

1stシーズンで決勝に進出した4名(ASAPINさん・独歩さん・瀬戸熊プロ・藤崎プロ)が、この2ndシーズンでは誰一人決勝の舞台に立つことができなかった。もちろん出場選手の10名が10名とも一流の打ち手。「負けたから弱い」「勝ったから強い」などとは全く思われない10名。これも過程の積み重ね、特に上位3名は開幕からのスタートダッシュに成功しており、道中を有利な立場で運んでいる。

麻雀は圧倒的に「先行有利」。見ているほうは劣勢からの大逆転を期待するが、劣勢ゆえに無理な手作りや道中の選択が制限されたりする。麻雀はとにかく余裕が大事なのである。

 

 

~素直な手順とは?~

 

麻雀の基本はアガリに向かうこと。そのためには手牌に素直に打つ。これが簡単なようで難しい。東1局8巡目、西家・前原プロが次の形。

一万一万一万六万七万八万八万四索四索七索八索五筒六筒  ツモ八筒  ドラ八万

南家・すずめクレイジーさんが発を一鳴きして四万五万とリャンメン落としが見えている。
さて、ここからノータイムでドラの八万を打てる人がどれだけいるだろうか。
もちろん素直に打つなら八万切りに答えが行きつく。しかし、ひねった選択を選んでしまうと三色を捨てる八筒切りや、逆に三色を強く狙う五筒切り。あるいはドラドラを使い切る四索トイツ落としなど選びかねない。
打ち手の狙いと、そして状況に反してなければどれが正解、どれが間違いというわけでもない。前原プロの場合は、手牌に忠実に打つことを選んだだけにすぎない。

結果、次巡七筒を入れてのリーチ。

一万一万一万六万七万八万四索四索七索八索六筒七筒八筒  リーチ  ロン九索  ドラ八万

就活生@川村軍団さんから九索を出アガリ。今回はたまたま安目が出たが、場合によっては高目をツモるかもしれない。あるいは先に切った八万で放銃する場合もある。だけど、それもすべて選択の上での結果。その結果の積み重ねこそが麻雀ともいえる。

東2局も三色狙いからのテンパイが入る前原プロ。

 

100

 

四万を切れば三色・ドラ、ドラの七万を切ればピンフ。就活生@川村軍団さんが2フーローしていることもあり、さすがにここは受けも含めての四万切り。おそらくその後八万を持って来れば、六万九万待ちに受ける構えである。が、その前に自ら六万ツモアガリ。

五万七万五索六索七索一筒二筒三筒三筒三筒五筒六筒七筒  ツモ六万  ドラ七万

最高の形で親番を持ってきた前原プロ、7巡目で先制リーチ、からのツモアガリ。

五万六万三索四索五索八索八索八索五筒五筒八筒八筒八筒  ツモ七万  ドラ四万

素直な手順がアガリを生み、アガリが次のアガリを呼び込む。これぞ前原劇場である。

 

100

 

 

 

~天鳳位たちの意地も…~

 

1回戦トップの前原を止めるのは誰か。2回戦は比較的平穏にすすみ、大きく動くのは南場から。南1局、南家・すずめクレイジーさんが

 

100

 

とダブ南トイツ1シャンテンのチャンス手。しかし同巡、就活生@川村軍団さんのリーチ、そしてすずめクレイジーさんが即放銃。

一万二万三万四万五万六万七万八万九万一筒一筒六筒七筒  ロン八筒  ドラ南

 

100

 

7,700で浮きに成功。しかし南2局、今度は逆にすずめクレイジーさんが親番での4,000オール。1人浮き状態に

 

100

 

激戦は続き南3局、就活生@川村軍団さんが親番で8巡目リーチ。

一万二万三万六万七万八万三索三索三索七索八索八筒八筒  リーチ  ドラ八筒

しかし同巡、南家・前原プロが力強いテンパイ。

 

100

 

この6,400は前原プロといえども当然ヤミテン。ちなみにもう1人のガラクタ部の人はどうしてたのだろうか…

 

100

 

結果はヤミテンが功を奏して勝又プロから出アガリ。これが2件リーチだったら、両方に無スジだったためおそらく出ていなかったであろう。
これで前原プロは2戦連続浮きとなる。

 

 

~プレーオフの借り?~

 

ここまで2連続ラスの勝又プロ。苦しい戦いを強いられる。

 

100

 

まだ3回戦目のラス親が残っているとはいえ、上位2者が浮きのまま。

 

100

 

六万から入る、この配牌を最高形に仕上げる。

一万九万一索九索一筒東東南西北白発中  ロン九筒  ドラ北

奇しくもプレーオフで国士無双直撃された就活生@川村軍団さんからの出アガリ。これで最終戦にのぞみをつなげた。

 

 

~優勝に向けての勝負~

 

とはいえ現実的にはやはり前原プロvsすずめクレイジーさんのマッチレースとなる最終戦。

 

100

 

プロ連盟の規定により、トータル2位で起家スタートとなるすずめクレイジーさん。11巡目でツモ七万。トータルトップの前原プロが役牌を仕掛けており、一刻も早くリーチを打ちたい局面だが…なんと打八万。タンヤオが確定するが、その分テンパイチャンスは半分に減る。この選択が…吉と出る。次巡ツモ五索でリーチ。そして六筒ツモアガリ。

二万二万二万七万七万三索四索五索八索八索八索四筒五筒  ツモ六筒  ドラ六万

即リーチを打ちたいとはいえども、やはりビハインドを背負っている以上打点も欲しい。すずめクレイジーさんの意志が伝わるアガリである。

 

100

 

さて、2人のポイント差は13.2P。大体浮き沈みなら変わる数字である。逆に前原プロが浮くと、1万点近い点差をすずめクレイジーさんはつけなければならなくなる。
なので、前原プロが原点にいるかいないかで話が全く変わり、お互いがお互い毎局必死である。

南1局、前原プロが4巡目で二万ポンから動く。

 

100

 

現状トータルでは捲られているため、すずめクレイジーさんの親を、十分形ではないが全力で蹴りに向かう。
9巡目、すずめクレイジーさんにテンパイが入りリーチ。

 

100

 

しかしこの宣言牌の七索が、前原プロのアガリとなる。

一索一索五索六索発発発  チー五万 左向き六万 上向き七万 上向き  ポン二万 上向き二万 上向き二万 左向き  ロン七索  ドラ五索

北家スタート、つまりラス親はトータル1位、つまり前原プロが着く。流局で伏せられる点差ならばオーラスは1局で終わるというわけである。
逆に他家はトータルで負けていても、オーラスで何点ツモれば逆転できるかを踏まえなければならない。

 

100
100

 

すずめクレイジーさんは満貫ツモ、勝又プロは跳満ツモと、見事2人とも条件に合うテンパイを見事入れている。しかし両者ともあと1枚が来ず流局。

 

100

 

現鳳凰位の前原プロが優勝。1stシーズンでの雪辱をプロ連盟側がはらした格好となった。
さて3rdシーズンがいよいよ開幕。天鳳ルールでもない、プロ連盟公式ルールでもない「世界選手権」ルールでの対局となる。そして人数もこれまでの10名から12名にスケールアップ、乞うご期待!

特集企画/天鳳位vs.連盟プロ対抗戦 2nd season 決勝戦レポート:ケネス徳田

~麻雀の限界?~
 
将棋界では新星が誕生した。藤井聡太四段がデビューから公式戦26連勝(※2017年6月15日現在)という快挙を成し遂げている。
これを麻雀におきかえた場合、確率的には13連続トップという相当な、ほぼありえない数字である。
将棋の場合、実力差があればそれも不可能ではない(とはいえ、デビュー後の新人が26連勝とは、まさに新星)が、麻雀の場合おそらくトッププロが、初級者くらいの打ち手3人とやったとしても、おそらく13連勝は無理なのではないだろうか。
それだけ麻雀というのは不確定要素が強く、言いかえれば「誰でも楽しめる」ことができる。麻雀を将棋や囲碁と同一視するのはナンセンスなことなのである。
ゆえに麻雀は「絶対王者」という存在は基本的存在せず、それゆえ麻雀プロは結果よりもプロセスを大事にすべきなのである。
 
 
プレーオフ成績

順位 名前 予選合計 プレーオフ1回戦 プレーオフ2回戦 合計
1 前原雄大 69.3 73.8 ▲ 5.0 138.1
2 勝又健志 104.0 12.1 ▲ 40.9 75.2
3 就活生@川村軍団(9代目天鳳位) 65.3 ▲ 36.1 35.0 64.2
4 すずめクレイジー(4代目天鳳位) ▲ 10.9 28.6 11.5 29.2
5 瀬戸熊直樹 34.1 ▲ 28.4 ▲ 23.4 ▲ 17.7
6 前田直哉 ▲ 29.6 ▲ 23.6 1.5 ▲ 51.7
7 藤崎智 ▲ 67.4 ▲ 14.1 16.9 ▲ 64.6
8 独歩(3代目天鳳位) ▲ 65.5 ▲ 12.3 4.4 ▲ 73.4

 
 
1stシーズンで決勝に進出した4名(ASAPINさん・独歩さん・瀬戸熊プロ・藤崎プロ)が、この2ndシーズンでは誰一人決勝の舞台に立つことができなかった。もちろん出場選手の10名が10名とも一流の打ち手。「負けたから弱い」「勝ったから強い」などとは全く思われない10名。これも過程の積み重ね、特に上位3名は開幕からのスタートダッシュに成功しており、道中を有利な立場で運んでいる。
麻雀は圧倒的に「先行有利」。見ているほうは劣勢からの大逆転を期待するが、劣勢ゆえに無理な手作りや道中の選択が制限されたりする。麻雀はとにかく余裕が大事なのである。
 
 
~素直な手順とは?~
 
麻雀の基本はアガリに向かうこと。そのためには手牌に素直に打つ。これが簡単なようで難しい。東1局8巡目、西家・前原プロが次の形。
一万一万一万六万七万八万八万四索四索七索八索五筒六筒  ツモ八筒  ドラ八万
南家・すずめクレイジーさんが発を一鳴きして四万五万とリャンメン落としが見えている。
さて、ここからノータイムでドラの八万を打てる人がどれだけいるだろうか。
もちろん素直に打つなら八万切りに答えが行きつく。しかし、ひねった選択を選んでしまうと三色を捨てる八筒切りや、逆に三色を強く狙う五筒切り。あるいはドラドラを使い切る四索トイツ落としなど選びかねない。
打ち手の狙いと、そして状況に反してなければどれが正解、どれが間違いというわけでもない。前原プロの場合は、手牌に忠実に打つことを選んだだけにすぎない。
結果、次巡七筒を入れてのリーチ。
一万一万一万六万七万八万四索四索七索八索六筒七筒八筒  リーチ  ロン九索  ドラ八万
就活生@川村軍団さんから九索を出アガリ。今回はたまたま安目が出たが、場合によっては高目をツモるかもしれない。あるいは先に切った八万で放銃する場合もある。だけど、それもすべて選択の上での結果。その結果の積み重ねこそが麻雀ともいえる。
東2局も三色狙いからのテンパイが入る前原プロ。
 
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四万を切れば三色・ドラ、ドラの七万を切ればピンフ。就活生@川村軍団さんが2フーローしていることもあり、さすがにここは受けも含めての四万切り。おそらくその後八万を持って来れば、六万九万待ちに受ける構えである。が、その前に自ら六万ツモアガリ。
五万七万五索六索七索一筒二筒三筒三筒三筒五筒六筒七筒  ツモ六万  ドラ七万
最高の形で親番を持ってきた前原プロ、7巡目で先制リーチ、からのツモアガリ。
五万六万三索四索五索八索八索八索五筒五筒八筒八筒八筒  ツモ七万  ドラ四万
素直な手順がアガリを生み、アガリが次のアガリを呼び込む。これぞ前原劇場である。
 
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~天鳳位たちの意地も…~
 
1回戦トップの前原を止めるのは誰か。2回戦は比較的平穏にすすみ、大きく動くのは南場から。南1局、南家・すずめクレイジーさんが
 
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とダブ南トイツ1シャンテンのチャンス手。しかし同巡、就活生@川村軍団さんのリーチ、そしてすずめクレイジーさんが即放銃。
一万二万三万四万五万六万七万八万九万一筒一筒六筒七筒  ロン八筒  ドラ南
 
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7,700で浮きに成功。しかし南2局、今度は逆にすずめクレイジーさんが親番での4,000オール。1人浮き状態に
 
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激戦は続き南3局、就活生@川村軍団さんが親番で8巡目リーチ。
一万二万三万六万七万八万三索三索三索七索八索八筒八筒  リーチ  ドラ八筒
しかし同巡、南家・前原プロが力強いテンパイ。
 
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この6,400は前原プロといえども当然ヤミテン。ちなみにもう1人のガラクタ部の人はどうしてたのだろうか…
 
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結果はヤミテンが功を奏して勝又プロから出アガリ。これが2件リーチだったら、両方に無スジだったためおそらく出ていなかったであろう。
これで前原プロは2戦連続浮きとなる。
 
 
~プレーオフの借り?~
 
ここまで2連続ラスの勝又プロ。苦しい戦いを強いられる。
 
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まだ3回戦目のラス親が残っているとはいえ、上位2者が浮きのまま。
 
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六万から入る、この配牌を最高形に仕上げる。
一万九万一索九索一筒東東南西北白発中  ロン九筒  ドラ北
奇しくもプレーオフで国士無双直撃された就活生@川村軍団さんからの出アガリ。これで最終戦にのぞみをつなげた。
 
 
~優勝に向けての勝負~
 
とはいえ現実的にはやはり前原プロvsすずめクレイジーさんのマッチレースとなる最終戦。
 
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プロ連盟の規定により、トータル2位で起家スタートとなるすずめクレイジーさん。11巡目でツモ七万。トータルトップの前原プロが役牌を仕掛けており、一刻も早くリーチを打ちたい局面だが…なんと打八万。タンヤオが確定するが、その分テンパイチャンスは半分に減る。この選択が…吉と出る。次巡ツモ五索でリーチ。そして六筒ツモアガリ。
二万二万二万七万七万三索四索五索八索八索八索四筒五筒  ツモ六筒  ドラ六万
即リーチを打ちたいとはいえども、やはりビハインドを背負っている以上打点も欲しい。すずめクレイジーさんの意志が伝わるアガリである。
 
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さて、2人のポイント差は13.2P。大体浮き沈みなら変わる数字である。逆に前原プロが浮くと、1万点近い点差をすずめクレイジーさんはつけなければならなくなる。
なので、前原プロが原点にいるかいないかで話が全く変わり、お互いがお互い毎局必死である。
南1局、前原プロが4巡目で二万ポンから動く。
 
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現状トータルでは捲られているため、すずめクレイジーさんの親を、十分形ではないが全力で蹴りに向かう。
9巡目、すずめクレイジーさんにテンパイが入りリーチ。
 
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しかしこの宣言牌の七索が、前原プロのアガリとなる。
一索一索五索六索発発発  チー五万 左向き六万 上向き七万 上向き  ポン二万 上向き二万 上向き二万 左向き  ロン七索  ドラ五索
北家スタート、つまりラス親はトータル1位、つまり前原プロが着く。流局で伏せられる点差ならばオーラスは1局で終わるというわけである。
逆に他家はトータルで負けていても、オーラスで何点ツモれば逆転できるかを踏まえなければならない。
 

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すずめクレイジーさんは満貫ツモ、勝又プロは跳満ツモと、見事2人とも条件に合うテンパイを見事入れている。しかし両者ともあと1枚が来ず流局。
 
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現鳳凰位の前原プロが優勝。1stシーズンでの雪辱をプロ連盟側がはらした格好となった。
さて3rdシーズンがいよいよ開幕。天鳳ルールでもない、プロ連盟公式ルールでもない「世界選手権」ルールでの対局となる。そして人数もこれまでの10名から12名にスケールアップ、乞うご期待!