2018年3月度道場ゲスト
2018年02月27日
[output_h2_image src=”/wp-content/uploads/hl_news_doujou_ll.jpg” alt=”日本プロ麻雀連盟 四ツ谷道場”]
日本プロ麻雀連盟本部道場 2月ゲスト ~道場部~
カテゴリ:ゲスト
2018年02月27日
[output_h2_image src=”/wp-content/uploads/hl_news_doujou_ll.jpg” alt=”日本プロ麻雀連盟 四ツ谷道場”]
日本プロ麻雀連盟本部道場 2月ゲスト ~道場部~
カテゴリ:ゲスト
2018年02月27日
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日本プロ麻雀連盟本部道場 2月ゲスト ~道場部~
カテゴリ:ゲスト
2018年02月27日
第2回マスターズリーグ2回戦
(あさじゃん2回戦#4)
生牌のツモ。ソーズの5トイツ、チンイツは1シャンテンですが切りの選択です。
残り1巡です。
あなたの選択は?場をよく見て考えて下さい。
A 切りヤミテン
B 北切りヤミテン
C 切りリーチ!
D その他
麻雀には打ち手の数だけ麻雀スタイルが有ると思います。アガリを強く目指して放銃も覚悟で強く攻める人からアガリのチャンスが来るまで辛抱して放銃だけはしたくない打ち手まで、攻撃系・守備系と単純には割り切れそうにありませんね。
A~D 何か見つかりましたか?
Dを選択のあなた・・切りかな?
この場面でしっかり守備を考えるあなたは上家のに合わせ打ちです。
Bを選択のあなた・・打に声が掛かれば、満貫・跳満、倍満まで・・失点も仕方ありません。
Aを選択のあなたは少し守備の心得を持つ攻撃型に見えます。次巡ツモなら切り・他も考えるのでしょうか?
僕の選択は・・こちら
超欲張りな切りリーチ!
A~Dどの選択でも間違いでは有りません。その人に向いた打牌がその人の持ち味・良さ、スタイルなのでしょう。
Cの切りリーチ。何故リーチなのでしょう?それは場におけるの危険度を考えると・・放銃は満貫スタートからのドラ幾つで何役?と浮かびます。これは持ち点の防御というところから発想しますが、攻撃面から考えれば・・一発ツモ・ハイテイも有るし、リーチは跳満確定!ツモなら倍満からの・・裏ドラあれば3倍満の6,000・12,000まで有ります。
ヤミテンでツモアガって3,000・6,000ではミスのように感じてしまうような滅多にない勝負局と判断しました。リーチ棒1本ではお安いものです。和がり点・放銃点を計れば、十分な得点のバランスと思います。後は放銃か?和がりか?それはまた別の問題です。
この1巡に2牌切られたを重ねて・・ツモが聴牌に動いて・・聴牌を取れ!と言っているように感じます。は確かに危険牌と見えますが、アタリ牌と感じなければ、欲を持ってのリーチで良いのでしょう。 高打点が見えるなら・・それ相応の失点も覚悟する必要あります。結果は流局。
第34期鳳凰戦~A1リーグ第4節A卓~
東4局 ドラ
配牌 | |
ツモ | ポン ポン チー ツモ |
捨牌 | |
南家捨牌 | |
西家捨牌 | |
北家捨牌 |
(北家捨牌で傾いてる牌は動ける牌です)
序盤にの連続ポンと動いて5巡目この形です。
ポン ポン
ドラはですから5,800は見えます。
この局で大事な事は三元牌を2つ動いているという事です。もう1つの三元牌のは河に1枚切れと、この局は優位に運べそうです。
8巡目に上家からが出ましたが、これに動いて切りのドラ単騎ではアガリに結びつきそうにありません。良くてテンパイ・・悪ければ放銃も十分に考えられます。ここで動いては危険です。
この手が満貫に仕上がるならば・・自力でドラのを重ねて切りの手筋となるのでしょう。
ツモ切りが続きます!12巡目・・再度の切りです。
ここで動く事は不自然ですね!ずうっとツモ切りでしたし、動いての打牌はドラそば切りです。残り巡目は6・7巡くらい有りますし、満貫のアガリを目指しながら守りを考えるには少し巡目が早そうです。
次巡のには動きます!これはドラの処理が出来るのとテンパイが取れる事です。
打 これも不純には見えますが・・攻められてもソーズ面子を払っていけば、どうにか流局まで持ちそうです。自力テンパイが理想でしたが3フーロ目が遅い為に、対戦者は情報収集が遅れて自分が優位にこの局を進められる事が出来ました。数巡後にのツモアガリとなりした。
狙ったアガリではありませんから良かったとは思っていません。少しツキが有るのかな?くらいの感じです。
マスターズリーグ3回戦南4局
あさじゃん3回戦#7
ご覧のように、ここまでヒサトプロにやりたい放題やられている状況です。
ここで9種10牌と国士に向けて好配牌をゲットです。
なんと5巡目リーチ!いくら稼ぐつもりなのか?まったく迷惑千万!!
と絶好調の親にビシバシ!! 一応1シャンテンで頑張っていますけど・・は手の内にあるでしょう。よりの方がの切り順から危険と感じているからですね。みなオリているようですからは出て来ません。早く通してくれないかと考えていました。
かツモでテンパイですが・・たぶんテンパイ取らないような気がしていました。
ここで残りツモ1回ですからオリの選択となりました。
あさじゃん 第2回マスターズリーグ2回戦#7
8巡目に上家の西家からリーチが入りました。こちらは前巡に七対子テンパイです。待ちは手頃の待ちです。何故リーチを打たないのでしょうか?
状況を考えます!このゲームはもう親番も無く、ほぼ勝負付けはすんでいるように見えます。いま自分が争っているのは2~4位の順位争いです。そのなかで好位と言える2番手にいてドラの所在も分からず、尚且つ誰がリーチを来ても不思議ない状況で待ち牌の少ない役有りの先制リーチは愚かな行為に思えます。
が続いていました。他家からこぼれるかも知れません!は軽く勝負です。
ツモ。ソーズ待ちがあれば でしょうか?取り敢えず現物の切りです。
ドキ! 打ならツモアガリでした。
ツモ はワンチャンスです。作意のあるワンチャンスは全く信用しませんが、リーチ後の偶然の形です。ここは切り待ちもあります。
まてよ!? 自分の手役は何?何故自分の河にと並んでいるのか? を切らない為に並んだのですからここは現物外しの1シャンテン戻しがベストに見えます。が並んでなかったらたぶん打ヤミテンか打リーチ?どちらかの選択になったように思います。
ツモ打
ツモ ここで少考しました。上家が切りですからは打ちやすいですね、ここでリーチがあるのかな?捨牌がですから受けの手牌と判断しました。何巡か先で嫌に感じる牌をツモなら落としでオーラスにアガリ勝負で良いのでしょう。
ロン
リーチでしたか?いえ、やはりリーチは不要です。
攻坊のバランスは難しいですね。
鳳凰戦決勝2日目
鳳凰戦から・・。
何気なく手が進んでいるように見えますが、対面のと連続スルーして上家のをポン!河のを考えればこのポンは普通に見えます。この持ち点を見れば、引く局ではないようですから押す一手に思います。
押す局なのですが、鳳凰戦全16回戦の折り返し8回戦終盤です。現状はトータル1人浮きですから一番マークすべきは対面の西家と考えます。
上家のを動いての攻撃と対面の現物を2牌手に持つ強い守備、バランスの良い手牌と見えます。
常にバランスを意識するべし!!
カテゴリ:上級
2018年02月26日
トッププロ達が白熱の闘牌を繰り広げる天空麻雀。
毎回数々のドラマを重ねてきたこの戦いも今回で19回目を迎える。
初出場となります、わたくし内川幸太郎がレポーターを努めます。
皆さんよろしくお願いします。
出場メンバーはこちら。
小島武夫、灘麻太郎、森山茂和、荒正義、前原雄大、藤崎智、佐々木寿人、内川幸太郎
前回、前々回優勝の小島先生は三連覇がかかり、今回で最後の出場となる。
予選1組目
小島、灘、荒、前原の組み合わせ
東3局にこの強烈なリーチ一発ツモイーペーコードラ6の倍満をアガった小島が勝ち上がりを決める。
暗カン リーチ ツモ
予選2組目
森山、藤崎、佐々木、内川の組み合わせ
オーラスまでもつれる展開だったが、純チャンドラ1の5,800がアガれて決勝に進むことができた。
準決勝
森山、荒、前原、佐々木の組み合わせ
序盤から抜け出した、森山、佐々木がそのまま勝ち残った。
決勝
小島、森山、佐々木、内川
なんと初出場の私を除いてこの3人の合計優勝回数が驚きの13回!
内訳は森山6回、佐々木4回、小島3回であり小島先生は三連覇もかかる。
この錚錚たるメンバーと試合ができるだけでも光栄であるが、私もこの天空麻雀に名を刻みたいところである。
高ぶる気持ちを落ち着かせ、いよいよ決勝戦の開始。
開局から起家の佐々木がロケットスタートを決める。
リーチ ツモ ドラ 裏
相も変わらずのダッシュ力。
こうなると更に加速するのが寿人さんなので次局、
ロン ドラ
2巡前にを切っていたが確実にヤミテンで出アガリに成功。
これで勢いはきれたかな?なんて思っていたのに寿人さんから再びリーチ。
小島先生が追いかけリーチを打ち、心の中で先生やっちゃってくださいと全力応援するもツモの声は寿人さん。
リーチ ツモ ドラ 裏
東場を制した佐々木がそのまま逃げるのか?
このあとも見逃せない激闘が繰り広げられますので、皆さんどうぞご覧になってください。
最終放送
2/26(月)19:00~
カテゴリ:対局番組レポート
2018年02月26日
トッププロ達が白熱の闘牌を繰り広げる天空麻雀。
毎回数々のドラマを重ねてきたこの戦いも今回で19回目を迎える。
初出場となります、わたくし内川幸太郎がレポーターを努めます。
皆さんよろしくお願いします。
出場メンバーはこちら。
小島武夫、灘麻太郎、森山茂和、荒正義、前原雄大、藤崎智、佐々木寿人、内川幸太郎
前回、前々回優勝の小島先生は三連覇がかかり、今回で最後の出場となる。
予選1組目
小島、灘、荒、前原の組み合わせ
東3局にこの強烈なリーチ一発ツモイーペーコードラ6の倍満をアガった小島が勝ち上がりを決める。
暗カン リーチ ツモ
予選2組目
森山、藤崎、佐々木、内川の組み合わせ
オーラスまでもつれる展開だったが、純チャンドラ1の5,800がアガれて決勝に進むことができた。
準決勝
森山、荒、前原、佐々木の組み合わせ
序盤から抜け出した、森山、佐々木がそのまま勝ち残った。
決勝
小島、森山、佐々木、内川
なんと初出場の私を除いてこの3人の合計優勝回数が驚きの13回!
内訳は森山6回、佐々木4回、小島3回であり小島先生は三連覇もかかる。
この錚錚たるメンバーと試合ができるだけでも光栄であるが、私もこの天空麻雀に名を刻みたいところである。
高ぶる気持ちを落ち着かせ、いよいよ決勝戦の開始。
開局から起家の佐々木がロケットスタートを決める。
リーチ ツモ ドラ 裏
相も変わらずのダッシュ力。
こうなると更に加速するのが寿人さんなので次局、
ロン ドラ
2巡前にを切っていたが確実にヤミテンで出アガリに成功。
これで勢いはきれたかな?なんて思っていたのに寿人さんから再びリーチ。
小島先生が追いかけリーチを打ち、心の中で先生やっちゃってくださいと全力応援するもツモの声は寿人さん。
リーチ ツモ ドラ 裏
東場を制した佐々木がそのまま逃げるのか?
このあとも見逃せない激闘が繰り広げられますので、皆さんどうぞご覧になってください。
最終放送
2/26(月)19:00~
カテゴリ:対局番組レポート
2018年02月26日
2017年度の公式戦もいよいよグランプリのみとなりました。
地方GP(3/2)の結果次第で組み合わせに変動があるものの、全容が見えてきましたので、現状の出場予定メンバーを紹介いたしましょう。
それでは2017年度を思い出していきましょう。
推定ポイントランキング
藤崎智 32300 十段位
前原雄大 26700 鳳凰位
1 瀬戸熊直樹 26000
2 沢﨑誠 22500
野方祐介 21620 王位
ともたけ雅晴 20900 WRCラスベガス
3 内川幸太郎 19300
4 山井弘 18660
5 HIRO柴田 18300
6 仁平宣明 18300
7 奈良圭純 17490
8 魚谷侑未 17210
仲田加南 17120 女流桜花
9 上田直樹 16580
10 四柳弘樹 15720
11 青山めぐみ 15580
伊藤優孝 15500九段シード
12 近藤久春 15200
13 松崎良文 14490
中川基輝 14267 前期WRC
14 勝又健志 14000
15 吉田直 13800
16 太田優介 13790
17 藤原隆弘 13700
18 山田浩之 13600
19 麓征生 13500
20 柴田吉和 13440
21和久津晶 13400
荒正義 13300 九段シード
22 前田直哉 13200
23 紺野真太郎 13200
古川孝次 13100 九段シード
24 白鳥翔 13100
25 ダンプ大橋 13000
26 藤島健二郎 12710
佐々木寿人 12700 前年度優勝
27 櫻井秀樹 12660
28 黒沢咲 12000
29 石渡正志 11900
30 古橋崇志 11800
31 一井慎也 11780
32 樋口徹 11700
地方GPの結果が出る前のポイント速報は上記の通りです。(青文字はシード)
ここで改めてグランプリの仕組みを紹介いたしましょう。
★ベスト164卓16名(シード6名+2次予選勝ちあがり10名)
『シード者』
現グランプリMAX:佐々木寿人(A2)
現鳳凰位:前原雄大(A1)
現十段位:藤崎智(A1)
現王位:野方祐介(C2)
現リーチ麻雀世界選手権優勝:ともたけ雅晴(A2)
ポイントランキング1位:瀬戸熊直樹(A1)(鳳凰位決定戦3位、十段戦3位)26,000P
★2次予選5卓20名(シード10名+1次予選勝ちあがり10名)
『シード者』
灘麻太郎九段
現女流桜花:仲田加南(C2)
現プロクイーン:西嶋ゆかり(D2)
ポイントランキング2位:沢崎誠(A1)(プロリーグ7位 十段戦ベスト16 日本シリーズ優勝)22,500P
ポイントランキング3位:内川幸太郎(A1)(鳳凰位決定戦4位、九段S)19,300P
ポイントランキング4位:山井弘(B1)(王位戦4位、道場プレ大会優勝)18,660P
ポイントランキング5位:HIRO柴田(A1)(鳳凰位決定戦2位)18,300P
ポイントランキング6位:仁平宣明(A2)(十段戦5位)18,300P(H柴田と同点だが、前年度の期首順位で仁平が6位)
ポイントランキング7位:奈良圭純(B1)(BIG1カップ優勝)17,490P
ポイントランキング8位:魚谷侑未(B1)(後期B12位 女流桜花3位 プロクイーン2位)17,210P
★1次予選5卓20名(シード8名+ポイント9位~20位の12名)
『シード者』
森山茂和九段
荒正義九段(A2) 13,300P
古川孝次九段(A1)(プロリーグ10位)13,100P
伊藤優孝九段(A1)(プロリーグ5位)16,500P
新人王:山下将浩
WRCリーグ前期優勝:中川基輝(C3)13,440
WRCリーグ後期優勝:小林正和(D2)
地方チャンピオン ?????(3/2決定)
ポイントランキング9位:上田直樹C3(十段戦2位 王位ベスト28)16,580P
ポイントランキング10位:四柳弘樹(B1)(マスターズ4位)15,720P
ポイントランキング11位:青山めぐみ(D2)(マスターズベスト16 十段戦4位 新人王ベスト16 プロクイーンベスト16)15,580P
ポイントランキング12位:近藤久春(A1)(プロリーグ8位 WRCリーグ3位)15,200P
ポイントランキング13位:松崎良文(C1)(マスターズ3位 九段S)14,490P
ポイントランキング14位:勝又健志(A1)(プロリーグ9位 十段戦ベスト16)14,000P
ポイントランキング15位:吉田直(A2)(プロリーグ1位 十段ベスト16)13,800P
ポイントランキング16位:太田優介(C3)(王位戦2位)13,790P
ポイントランキング17位:藤原隆弘(A2)(十段戦九段S 王位ベスト28)13,700P
ポイントランキング18位:山田浩之(A2)(王位ベスト16)13,600P
ポイントランキング19位:麓征生(A2)(王位ベスト72 WRCリーグベスト16) 13,500P
ポイントランキング20位:柴田吉和(B2)(プロリーグ後期1位 十段ベスト8)13,440P
1次予選進出者のポイントを見ると、数100ポイント程度の差で順位がガラリと変動することに気づかれると思います。リーグ戦の順位1つがここまで響きます。
A1リーグであれば順位1つで100ポイント~最大6500ポイント。
Dリーグにもなると順位1つ2ポイントずつ違います。
A2で1位の紺野、A1の和久津、前田らが微差で逃しています。勝又も十段戦でベスト16以上に進んでいなければ漏れていました。
顔ぶれを見れば、タイトル戦の決勝に進出するか、リーグを昇級していくことがグランプリ進出条件と言えるでしょう。
★1次予選組み合わせ(3/3土曜日 連盟巣鴨道場)半荘5回戦上位2名勝ちあがり
A卓
九段シード森山茂和 vs 四柳弘樹(10位) vs 青山めぐみ(11位) vs 柴田吉和(20位)
B卓
九段シード伊藤優孝 vs 上田直樹(9位) vs 近藤久春(12位) vs 麓征生(19位)
C卓
九段シード荒正義 vs 松崎良文(13位) vs 山田浩之(18位) vs 地方GP優勝者
D卓
九段シード古川孝次 vs 山下将浩(新人王シード) vs 勝又健志(14位) vs 藤原隆弘(17位)
E卓
中川基輝(WRC前期) vs 小林正和(WRC後期) vs 吉田直(15位) vs 太田優介(16位)
★2次予選組み合わせ(3/4日曜日 連盟巣鴨道場)半荘5回戦上位2名勝ちあがり
A卓
九段シード灘麻太郎 vs 魚谷侑未(8位) vs 勝ち上がり2名
B卓
仲田加南(女流桜花) vs 奈良圭純(7位) vs 勝ち上がり2名
C卓
西嶋ゆかり(プロクイーン) vs 仁平宣明(6位) vs 勝ち上がり2名
D卓
沢崎誠(2位) vs HIRO柴田(5位) vs 勝ち上がり2名
E卓
内川幸太郎(3位) vs 山井弘(4位) vs 勝ち上がり2名
★ベスト16(夏目坂スタジオ)半荘5回戦2人勝ちあがり
日本プロ麻雀連盟チャンネルにてすべて15:00放送開始
A卓:3月6日(火)
佐々木寿人(前年度グランプリMAX)
B卓:3月7日(水)
前原雄大(鳳凰位)
C卓:3月8日(木)
藤崎智(十段位) vs 瀬戸熊直樹(1位)
D卓:3月9日(金)
野方祐介(王位) vs ともたけ雅晴(WRCチャンピオン)
1次予選から放送したいぐらいの組み合わせばかり、今年度最後に笑うのは誰なのか!
カテゴリ:プロ雀士コラム
2018年02月26日
2017年度の公式戦もいよいよグランプリのみとなりました。
地方GP(3/2)の結果次第で組み合わせに変動があるものの、全容が見えてきましたので、現状の出場予定メンバーを紹介いたしましょう。
それでは2017年度を思い出していきましょう。
推定ポイントランキング
藤崎智 32300 十段位
前原雄大 26700 鳳凰位
1 瀬戸熊直樹 26000
2 沢﨑誠 22500
野方祐介 21620 王位
ともたけ雅晴 20900 WRCラスベガス
3 内川幸太郎 19300
4 山井弘 18660
5 HIRO柴田 18300
6 仁平宣明 18300
7 奈良圭純 17490
8 魚谷侑未 17210
仲田加南 17120 女流桜花
9 上田直樹 16580
10 四柳弘樹 15720
11 青山めぐみ 15580
伊藤優孝 15500九段シード
12 近藤久春 15200
13 松崎良文 14490
中川基輝 14267 前期WRC
14 勝又健志 14000
15 吉田直 13800
16 太田優介 13790
17 藤原隆弘 13700
18 山田浩之 13600
19 麓征生 13500
20 柴田吉和 13440
21和久津晶 13400
荒正義 13300 九段シード
22 前田直哉 13200
23 紺野真太郎 13200
古川孝次 13100 九段シード
24 白鳥翔 13100
25 ダンプ大橋 13000
26 藤島健二郎 12710
佐々木寿人 12700 前年度優勝
27 櫻井秀樹 12660
28 黒沢咲 12000
29 石渡正志 11900
30 古橋崇志 11800
31 一井慎也 11780
32 樋口徹 11700
地方GPの結果が出る前のポイント速報は上記の通りです。(青文字はシード)
ここで改めてグランプリの仕組みを紹介いたしましょう。
★ベスト164卓16名(シード6名+2次予選勝ちあがり10名)
『シード者』
現グランプリMAX:佐々木寿人(A2)
現鳳凰位:前原雄大(A1)
現十段位:藤崎智(A1)
現王位:野方祐介(C2)
現リーチ麻雀世界選手権優勝:ともたけ雅晴(A2)
ポイントランキング1位:瀬戸熊直樹(A1)(鳳凰位決定戦3位、十段戦3位)26,000P
★2次予選5卓20名(シード10名+1次予選勝ちあがり10名)
『シード者』
灘麻太郎九段
現女流桜花:仲田加南(C2)
現プロクイーン:西嶋ゆかり(D2)
ポイントランキング2位:沢崎誠(A1)(プロリーグ7位 十段戦ベスト16 日本シリーズ優勝)22,500P
ポイントランキング3位:内川幸太郎(A1)(鳳凰位決定戦4位、九段S)19,300P
ポイントランキング4位:山井弘(B1)(王位戦4位、道場プレ大会優勝)18,660P
ポイントランキング5位:HIRO柴田(A1)(鳳凰位決定戦2位)18,300P
ポイントランキング6位:仁平宣明(A2)(十段戦5位)18,300P(H柴田と同点だが、前年度の期首順位で仁平が6位)
ポイントランキング7位:奈良圭純(B1)(BIG1カップ優勝)17,490P
ポイントランキング8位:魚谷侑未(B1)(後期B12位 女流桜花3位 プロクイーン2位)17,210P
★1次予選5卓20名(シード8名+ポイント9位~20位の12名)
『シード者』
森山茂和九段
荒正義九段(A2) 13,300P
古川孝次九段(A1)(プロリーグ10位)13,100P
伊藤優孝九段(A1)(プロリーグ5位)16,500P
新人王:山下将浩
WRCリーグ前期優勝:中川基輝(C3)13,440
WRCリーグ後期優勝:小林正和(D2)
地方チャンピオン ?????(3/2決定)
ポイントランキング9位:上田直樹C3(十段戦2位 王位ベスト28)16,580P
ポイントランキング10位:四柳弘樹(B1)(マスターズ4位)15,720P
ポイントランキング11位:青山めぐみ(D2)(マスターズベスト16 十段戦4位 新人王ベスト16 プロクイーンベスト16)15,580P
ポイントランキング12位:近藤久春(A1)(プロリーグ8位 WRCリーグ3位)15,200P
ポイントランキング13位:松崎良文(C1)(マスターズ3位 九段S)14,490P
ポイントランキング14位:勝又健志(A1)(プロリーグ9位 十段戦ベスト16)14,000P
ポイントランキング15位:吉田直(A2)(プロリーグ1位 十段ベスト16)13,800P
ポイントランキング16位:太田優介(C3)(王位戦2位)13,790P
ポイントランキング17位:藤原隆弘(A2)(十段戦九段S 王位ベスト28)13,700P
ポイントランキング18位:山田浩之(A2)(王位ベスト16)13,600P
ポイントランキング19位:麓征生(A2)(王位ベスト72 WRCリーグベスト16) 13,500P
ポイントランキング20位:柴田吉和(B2)(プロリーグ後期1位 十段ベスト8)13,440P
1次予選進出者のポイントを見ると、数100ポイント程度の差で順位がガラリと変動することに気づかれると思います。リーグ戦の順位1つがここまで響きます。
A1リーグであれば順位1つで100ポイント~最大6500ポイント。
Dリーグにもなると順位1つ2ポイントずつ違います。
A2で1位の紺野、A1の和久津、前田らが微差で逃しています。勝又も十段戦でベスト16以上に進んでいなければ漏れていました。
顔ぶれを見れば、タイトル戦の決勝に進出するか、リーグを昇級していくことがグランプリ進出条件と言えるでしょう。
★1次予選組み合わせ(3/3土曜日 連盟巣鴨道場)半荘5回戦上位2名勝ちあがり
A卓
九段シード森山茂和 vs 四柳弘樹(10位) vs 青山めぐみ(11位) vs 柴田吉和(20位)
B卓
九段シード伊藤優孝 vs 上田直樹(9位) vs 近藤久春(12位) vs 麓征生(19位)
C卓
九段シード荒正義 vs 松崎良文(13位) vs 山田浩之(18位) vs 地方GP優勝者
D卓
九段シード古川孝次 vs 山下将浩(新人王シード) vs 勝又健志(14位) vs 藤原隆弘(17位)
E卓
中川基輝(WRC前期) vs 小林正和(WRC後期) vs 吉田直(15位) vs 太田優介(16位)
★2次予選組み合わせ(3/4日曜日 連盟巣鴨道場)半荘5回戦上位2名勝ちあがり
A卓
九段シード灘麻太郎 vs 魚谷侑未(8位) vs 勝ち上がり2名
B卓
仲田加南(女流桜花) vs 奈良圭純(7位) vs 勝ち上がり2名
C卓
西嶋ゆかり(プロクイーン) vs 仁平宣明(6位) vs 勝ち上がり2名
D卓
沢崎誠(2位) vs HIRO柴田(5位) vs 勝ち上がり2名
E卓
内川幸太郎(3位) vs 山井弘(4位) vs 勝ち上がり2名
★ベスト16(夏目坂スタジオ)半荘5回戦2人勝ちあがり
日本プロ麻雀連盟チャンネルにてすべて15:00放送開始
A卓:3月6日(火)
佐々木寿人(前年度グランプリMAX)
B卓:3月7日(水)
前原雄大(鳳凰位)
C卓:3月8日(木)
藤崎智(十段位) vs 瀬戸熊直樹(1位)
D卓:3月9日(金)
野方祐介(王位) vs ともたけ雅晴(WRCチャンピオン)
1次予選から放送したいぐらいの組み合わせばかり、今年度最後に笑うのは誰なのか!
カテゴリ:プロ雀士コラム
2018年02月24日
ベスト8もついに最終卓。
A卓勝ち上がりのケネス徳田、B卓勝ち上がりの小林正和、C卓勝ち上がりの藤崎智、D卓勝ち上がりの山田学武の対戦。
ここから上位2人とベスト8A卓勝ち上がりの清原、中川が決勝で戦う事になる。
1回戦(起家から、山田・小林・ケネス・清原)
東2局1本場
親の小林がをポン、終盤にテンパイ。
ポン ドラ
そこへテンパイしたケネスがをカン。
カン ドラ
小林に対して切りにくい単騎でリーチとした。
何とこのが山に3枚いたのだが…ハイテイでを掴んでしまい小林に5,800の放銃。
東2局2本場
ケネスが7巡目にピンフテンパイでヤミテン。
ドラ
そこへ親の小林がリーチ。
リーチ
ケネスは待ちを変えながらアガリを狙うが小林がをツモ。裏ドラ1枚で2,600は2,800オールとなった。
東2局3本場
今度は藤崎の先行リーチ。
リーチ ドラ
すぐ追いつく山田。
打
ここはドラ打ちのヤミテンを選択。
そして数巡後、ツモで待ちも打点もアップして追いかけリーチ!
リーチ
これは好感触かと思いきや高目のを掴んでしまい、裏1で8,000は8,900の痛すぎる損失となった。
たらればを言えば、単騎なら藤崎から討ち取っていたという1局だった。
東4局
小林が11巡目にリーチ。
リーチ ドラ
ここは親でドラドラの藤崎が勝負して8,000の放銃。
実は藤崎はまだ2シャンテンで、今日は攻めるぞという気合いのあらわれにも見えた。このアガリで小林は55,000点オーバー。
南1局
親の山田に大チャンス。
カン ドラ
是が非でもアガリたいだろう。
藤崎が山田の現物待ちでテンパイを入れる。
このまま忍者のヤミにやられてしまうか?と思ったのも束の間、次巡、危険牌のを持ってくると藤崎はをカラ切りでリーチ!
喉から手が出るほど欲しい山田はチー。
このめくり合いは藤崎にほほえみ、裏ドラも1枚。
2,000・4,000のアガリ。
南2局
ケネスが隙なく七対子ドラドラをヤミテン。山田から6,400。
南3局
親のケネス2巡目、ここから何を切るか?
ドラ
が1枚切れという事もありマンズをほぐす人も多そうだが、ケネスは打として、ドがつくほどストレートに手組みした。そして4巡目にリーチ。
リーチ ツモ
2,000オールで最速のアガリを決めた。
切れない単騎はリーチ、七対子ドラドラ単騎はヤミテン、このイーペーコーは即リーチ、とケネスのリーチ判断や手組みは多種多様で面白い。
南4局は山田がしぶしぶラスを受け入れるアガリ。
小林のトップで終了した。
1回戦成績
小林+37.5P 藤崎+7.8P ケネス▲6.1P 山田▲39.2P
2回戦(起家から、藤崎・ケネス・山田・小林)
東2局1本場
山田が4巡目にチンイツのポンテン。
ポン ドラ
ドラドラのケネスから8,000は8,300。
東3局
ケネスが好配牌。
ドラ
しかしテンパイ1番乗りは藤崎!4巡目リーチ。
リーチ
すぐにをカンして新ドラは。
新ドラがトイツになった山田が2軒目のリーチ。
リーチ
ケネスはなんとあの形がテンパイせず、悔しい撤退。
2人の待ちは山に2枚ずつで互角だったが、山田がで4,500の放銃になった。
東4局
5巡目、藤崎が高目三色のリーチ。
リーチ ドラ
ケネスも早い1シャンテンだったのだが
捨て牌
ツモ
前巡に2枚切れのをツモ切っており、藤崎にが間に合ってしまった。
これはケネスが自分の見え方を意識する故の放銃に感じた。で並べて切るのではなく、を後に切る事により手役をボカしたかったのではないか。しかしケネスが思うよりリーチが早かったのが誤算だったか。
藤崎に12,000。
南2局1本場
一斉にテンパイが入る。
11巡目藤崎のヤミテン。
ドラ
12巡目、親のケネスもテンパイ。
これをまさかのヤミテン!
ケネスは11,700点持ちのラス目。加点したくて仕方ないはずなのだが…。
同巡山田がリーチ。
リーチ
ふと小林を見ると、前巡に山田の現物でもあるをトイツ落としで1枚切ったところ。もしやこれを狙っていたのだろうか?
気配を殺したケネスが、小林から2,900は3,200+リーチ棒2本を獲得。
このリーチ判断を解説の勝又は絶賛。
以前「欲を出したら負ける」と言っていたケネスの言葉を思い出した1局だった。
南2局2本場
藤崎のヤミテンに山田が8,000を放銃。国士に向かった山田のドラが狙われた。
南3局
小林が絶好のをチー。
チー ドラ
1シャンテンになった藤崎から8,000。
南4局
10巡目、トップ目藤崎がテンパイ。このまま逃げ切りたい。
ドラ
12巡目、追いついたのは親の小林。
このが藤崎の手に来てしまい、9,600でトップが逆転。次局は流局で小林が2連勝を決めた。
2回戦成績
小林+25.9P 藤崎+13.0P 山田 ▲12.3P ケネス▲27.6P
2回戦終了時
小林+63.4P 藤崎+20.8P ケネス▲33.7P 山田▲51.5P
3回戦(起家から、山田・藤崎・ケネス・小林)
東1局ケネスがテンパイ。
ドラ
ポイント差を考えると、もしや見逃しもあるか?とも思われたが、ここは素直に山田からアガリ、8,000。
東4局
山田がリーチで小林から5,200。
南1局
前局のアガリでもまだラス目、この親で稼ぎたい山田だったが、ケネスのリーチに5,200。苦しい展開が続いてしまう。
南2局
7巡目にテンパイした山田だったが、打点も待ちもイマイチ不満。
打でテンパイはずし。
打 ドラ
しかし更に前からテンパイしている人物が……
親の藤崎だ。
ツモ 打
ドラ単騎にそっと待ち変え、ヤミテン続行。
山田もドラをひけないまま両面変化なら渋々ドラが出てしまうだろう。
9,600は痛すぎる。
危ない山田!
そのままツモ切りが続いていくとついに3人目の男が名乗りをあげた。
ケネス
リーチ 一発ツモ 裏
漢の単騎1発ツモ。
このアガリで持ち点を55,200点まで伸ばした。
南4局2本場
親の小林が連荘して30,000点持ちの2着目。
25,100点持ち3着目の藤崎はケネスとの最終戦勝負に向けて2着になればより有利、このまま終わっても最終戦着順勝負だ。
藤崎
ドラ ツモ
10巡目テンパイ。
さぁリーチかヤミテンか?と見守っていると、そのどちらでもない打牌が映像に現れた。
打。
…あぁ、この人はなんてかっこいいのだろう。
対局後のインタビューで「しか意味が無いような手になってしまったので、ああしましたね」と当たり前のように言っていた。
鳥肌が立った。
次巡
ツモ 打
12巡目、をチーしてテンパイ。
チー
1人テンパイ流局、3着のままではあったが、ずっと記憶に残しておきたい局だった。
3回戦成績
ケネス+36.7P 小林+3.1P 藤崎▲6.9P 山田▲33.8P
3回戦終了時
小林+67.4P 藤崎+13.9P ケネス+3.0P 山田 ▲85.3P
4回戦(起家から、藤崎・ケネス・小林・山田)
小林がほぼ当確となり、残りの椅子は1つ。
+13.9の藤崎と、+3.0Pのケネスの着順勝負がどうなるか。(WRCルールはひと着順で一万点の順位点がつくので、着順が上のほうがほぼ通過。)
かなり苦しくなってしまったのは山田だが、北家スタートは大チャンス。最後まで粘る姿が見られそうだ。
東1局1本場
親の藤崎がリーチ。
リーチ ツモ ドラ
山田・ケネスも勝負手だったが追いつけず。
2,000は2,100オール、プラス供託2本の収入。
東1局2本場
また親の藤崎の手がいい。
ドラ
これをアガれば更に有利なポイント差になる。
そこで密かに先にテンパイしていたのはライバルのケネス。
ドラ表示牌のカンチャン待ち、これをヤミテンとしてイーペーコー・両面・シャンポン変化などを狙い手替わり待ち。
やっと変化したのは12巡目。ツモで両面リーチとした。
藤崎はあの好配牌がテンパイせず、このリーチを受け撤退。
ハイテイで力強くを引き寄せ、2,200・4,200。引き離された藤崎にケネスが再度並んだ。
東2局
やっと先手をとれたのは山田。
リーチ ツモ ドラ
ついに本手成就。
最後まであきらめない気持ちが伝わってくる。
ケネス親かぶりは藤崎は歓迎。
東4局
親番の山田が5巡目リーチ。
リーチ ツモ ドラ
裏ドラは乗らないが、4,000オールを決める。
あと4回ほどこれをやれば山田も通過が見えてくる。
同1本場も1,100オールのツモアガリ。
まだまだ親をやりたい山田だったが、2本場は一斉に藤崎・小林の捌き手に阻まれ、東場は親落ちとなった。
南1局
藤崎がこの1シャンテン。
ドラ
国士模様の山田と、ポイントに余裕がある為同じく国士のような捨て牌で安全策の小林がいるため、が鳴きにくく場況が読み辛い。
終盤1シャンテンキープでをツモ切るとケネスの手が開かれた。
値千金の8,000直撃。
これでケネスが12,000点リード。
南2局、南3局は山田がリーチをしてどちらも1人テンパイ流局となり、ついにオーラスを迎えた。
南4局2本場
供託リーチ棒2本の為、藤崎の条件は満貫ツモ。
4,500以上ケネスから直撃。他家からは1,2000。
小林とケネスはアガれば決勝。山田はこの親でひたすらアガるしかない。
勝又コンピューターでは、14,000点オールほどツモれば並ぶ計算だ。
3巡目、藤崎。
ドラ
七対子のみでは足りない。タンヤオを絡めたリーチや三色、イーペーコー狙いで打とする。
すると次のツモは!
暗刻なら使いたいのだが……無情にもが3枚河に並んだ。
山田もがむしゃらにバックのテンパイ。
チー
これを山田にアガられ、供託リーチ棒が無くなれば、次局藤崎は更に条件がきつくなってしまう。
ケネスも1シャンテンになるが、中盤に差し掛かりオリを選択。
藤崎は12巡目にやっとこの形であと1歩。
そこへテンパイしたのはトータルトップ目の小林。
ポイントを持ってからここまで、危険を犯さずにひたすら守ってきた。
場を見渡し、深呼吸をすると、リーチ宣言。
山田に一発でが訪れ、最後は小林自らこの戦いに終止符を打った。
4回戦成績
山田+31.0P ケネス+6.6P 小林▲11.4P 藤崎▲26.2P
4回戦終了時
小林+56.0P ケネス+9.6P 藤崎▲12.3P 山田▲54.3P
1位通過 小林正和
2位通過 ケネス徳田
以上2人が決勝進出となった。
ベスト16からレポートさせて頂き、ここまで沢山のドラマや逆転劇があった。
ぜひ優勝者をその目で確認して頂けたらと思う。
きっとそこにもたくさんの悔しさと、喜びがあるだろう。
カテゴリ:JPML WRCリーグ レポート
2018年02月24日
ベスト8もついに最終卓。
A卓勝ち上がりのケネス徳田、B卓勝ち上がりの小林正和、C卓勝ち上がりの藤崎智、D卓勝ち上がりの山田学武の対戦。
ここから上位2人とベスト8A卓勝ち上がりの清原、中川が決勝で戦う事になる。
1回戦(起家から、山田・小林・ケネス・清原)
東2局1本場
親の小林がをポン、終盤にテンパイ。
ポン ドラ
そこへテンパイしたケネスがをカン。
カン ドラ
小林に対して切りにくい単騎でリーチとした。
何とこのが山に3枚いたのだが…ハイテイでを掴んでしまい小林に5,800の放銃。
東2局2本場
ケネスが7巡目にピンフテンパイでヤミテン。
ドラ
そこへ親の小林がリーチ。
リーチ
ケネスは待ちを変えながらアガリを狙うが小林がをツモ。裏ドラ1枚で2,600は2,800オールとなった。
東2局3本場
今度は藤崎の先行リーチ。
リーチ ドラ
すぐ追いつく山田。
打
ここはドラ打ちのヤミテンを選択。
そして数巡後、ツモで待ちも打点もアップして追いかけリーチ!
リーチ
これは好感触かと思いきや高目のを掴んでしまい、裏1で8,000は8,900の痛すぎる損失となった。
たらればを言えば、単騎なら藤崎から討ち取っていたという1局だった。
東4局
小林が11巡目にリーチ。
リーチ ドラ
ここは親でドラドラの藤崎が勝負して8,000の放銃。
実は藤崎はまだ2シャンテンで、今日は攻めるぞという気合いのあらわれにも見えた。このアガリで小林は55,000点オーバー。
南1局
親の山田に大チャンス。
カン ドラ
是が非でもアガリたいだろう。
藤崎が山田の現物待ちでテンパイを入れる。
このまま忍者のヤミにやられてしまうか?と思ったのも束の間、次巡、危険牌のを持ってくると藤崎はをカラ切りでリーチ!
喉から手が出るほど欲しい山田はチー。
このめくり合いは藤崎にほほえみ、裏ドラも1枚。
2,000・4,000のアガリ。
南2局
ケネスが隙なく七対子ドラドラをヤミテン。山田から6,400。
南3局
親のケネス2巡目、ここから何を切るか?
ドラ
が1枚切れという事もありマンズをほぐす人も多そうだが、ケネスは打として、ドがつくほどストレートに手組みした。そして4巡目にリーチ。
リーチ ツモ
2,000オールで最速のアガリを決めた。
切れない単騎はリーチ、七対子ドラドラ単騎はヤミテン、このイーペーコーは即リーチ、とケネスのリーチ判断や手組みは多種多様で面白い。
南4局は山田がしぶしぶラスを受け入れるアガリ。
小林のトップで終了した。
1回戦成績
小林+37.5P 藤崎+7.8P ケネス▲6.1P 山田▲39.2P
2回戦(起家から、藤崎・ケネス・山田・小林)
東2局1本場
山田が4巡目にチンイツのポンテン。
ポン ドラ
ドラドラのケネスから8,000は8,300。
東3局
ケネスが好配牌。
ドラ
しかしテンパイ1番乗りは藤崎!4巡目リーチ。
リーチ
すぐにをカンして新ドラは。
新ドラがトイツになった山田が2軒目のリーチ。
リーチ
ケネスはなんとあの形がテンパイせず、悔しい撤退。
2人の待ちは山に2枚ずつで互角だったが、山田がで4,500の放銃になった。
東4局
5巡目、藤崎が高目三色のリーチ。
リーチ ドラ
ケネスも早い1シャンテンだったのだが
捨て牌
ツモ
前巡に2枚切れのをツモ切っており、藤崎にが間に合ってしまった。
これはケネスが自分の見え方を意識する故の放銃に感じた。で並べて切るのではなく、を後に切る事により手役をボカしたかったのではないか。しかしケネスが思うよりリーチが早かったのが誤算だったか。
藤崎に12,000。
南2局1本場
一斉にテンパイが入る。
11巡目藤崎のヤミテン。
ドラ
12巡目、親のケネスもテンパイ。
これをまさかのヤミテン!
ケネスは11,700点持ちのラス目。加点したくて仕方ないはずなのだが…。
同巡山田がリーチ。
リーチ
ふと小林を見ると、前巡に山田の現物でもあるをトイツ落としで1枚切ったところ。もしやこれを狙っていたのだろうか?
気配を殺したケネスが、小林から2,900は3,200+リーチ棒2本を獲得。
このリーチ判断を解説の勝又は絶賛。
以前「欲を出したら負ける」と言っていたケネスの言葉を思い出した1局だった。
南2局2本場
藤崎のヤミテンに山田が8,000を放銃。国士に向かった山田のドラが狙われた。
南3局
小林が絶好のをチー。
チー ドラ
1シャンテンになった藤崎から8,000。
南4局
10巡目、トップ目藤崎がテンパイ。このまま逃げ切りたい。
ドラ
12巡目、追いついたのは親の小林。
このが藤崎の手に来てしまい、9,600でトップが逆転。次局は流局で小林が2連勝を決めた。
2回戦成績
小林+25.9P 藤崎+13.0P 山田 ▲12.3P ケネス▲27.6P
2回戦終了時
小林+63.4P 藤崎+20.8P ケネス▲33.7P 山田▲51.5P
3回戦(起家から、山田・藤崎・ケネス・小林)
東1局ケネスがテンパイ。
ドラ
ポイント差を考えると、もしや見逃しもあるか?とも思われたが、ここは素直に山田からアガリ、8,000。
東4局
山田がリーチで小林から5,200。
南1局
前局のアガリでもまだラス目、この親で稼ぎたい山田だったが、ケネスのリーチに5,200。苦しい展開が続いてしまう。
南2局
7巡目にテンパイした山田だったが、打点も待ちもイマイチ不満。
打でテンパイはずし。
打 ドラ
しかし更に前からテンパイしている人物が……
親の藤崎だ。
ツモ 打
ドラ単騎にそっと待ち変え、ヤミテン続行。
山田もドラをひけないまま両面変化なら渋々ドラが出てしまうだろう。
9,600は痛すぎる。
危ない山田!
そのままツモ切りが続いていくとついに3人目の男が名乗りをあげた。
ケネス
リーチ 一発ツモ 裏
漢の単騎1発ツモ。
このアガリで持ち点を55,200点まで伸ばした。
南4局2本場
親の小林が連荘して30,000点持ちの2着目。
25,100点持ち3着目の藤崎はケネスとの最終戦勝負に向けて2着になればより有利、このまま終わっても最終戦着順勝負だ。
藤崎
ドラ ツモ
10巡目テンパイ。
さぁリーチかヤミテンか?と見守っていると、そのどちらでもない打牌が映像に現れた。
打。
…あぁ、この人はなんてかっこいいのだろう。
対局後のインタビューで「しか意味が無いような手になってしまったので、ああしましたね」と当たり前のように言っていた。
鳥肌が立った。
次巡
ツモ 打
12巡目、をチーしてテンパイ。
チー
1人テンパイ流局、3着のままではあったが、ずっと記憶に残しておきたい局だった。
3回戦成績
ケネス+36.7P 小林+3.1P 藤崎▲6.9P 山田▲33.8P
3回戦終了時
小林+67.4P 藤崎+13.9P ケネス+3.0P 山田 ▲85.3P
4回戦(起家から、藤崎・ケネス・小林・山田)
小林がほぼ当確となり、残りの椅子は1つ。
+13.9の藤崎と、+3.0Pのケネスの着順勝負がどうなるか。(WRCルールはひと着順で一万点の順位点がつくので、着順が上のほうがほぼ通過。)
かなり苦しくなってしまったのは山田だが、北家スタートは大チャンス。最後まで粘る姿が見られそうだ。
東1局1本場
親の藤崎がリーチ。
リーチ ツモ ドラ
山田・ケネスも勝負手だったが追いつけず。
2,000は2,100オール、プラス供託2本の収入。
東1局2本場
また親の藤崎の手がいい。
ドラ
これをアガれば更に有利なポイント差になる。
そこで密かに先にテンパイしていたのはライバルのケネス。
ドラ表示牌のカンチャン待ち、これをヤミテンとしてイーペーコー・両面・シャンポン変化などを狙い手替わり待ち。
やっと変化したのは12巡目。ツモで両面リーチとした。
藤崎はあの好配牌がテンパイせず、このリーチを受け撤退。
ハイテイで力強くを引き寄せ、2,200・4,200。引き離された藤崎にケネスが再度並んだ。
東2局
やっと先手をとれたのは山田。
リーチ ツモ ドラ
ついに本手成就。
最後まであきらめない気持ちが伝わってくる。
ケネス親かぶりは藤崎は歓迎。
東4局
親番の山田が5巡目リーチ。
リーチ ツモ ドラ
裏ドラは乗らないが、4,000オールを決める。
あと4回ほどこれをやれば山田も通過が見えてくる。
同1本場も1,100オールのツモアガリ。
まだまだ親をやりたい山田だったが、2本場は一斉に藤崎・小林の捌き手に阻まれ、東場は親落ちとなった。
南1局
藤崎がこの1シャンテン。
ドラ
国士模様の山田と、ポイントに余裕がある為同じく国士のような捨て牌で安全策の小林がいるため、が鳴きにくく場況が読み辛い。
終盤1シャンテンキープでをツモ切るとケネスの手が開かれた。
値千金の8,000直撃。
これでケネスが12,000点リード。
南2局、南3局は山田がリーチをしてどちらも1人テンパイ流局となり、ついにオーラスを迎えた。
南4局2本場
供託リーチ棒2本の為、藤崎の条件は満貫ツモ。
4,500以上ケネスから直撃。他家からは1,2000。
小林とケネスはアガれば決勝。山田はこの親でひたすらアガるしかない。
勝又コンピューターでは、14,000点オールほどツモれば並ぶ計算だ。
3巡目、藤崎。
ドラ
七対子のみでは足りない。タンヤオを絡めたリーチや三色、イーペーコー狙いで打とする。
すると次のツモは!
暗刻なら使いたいのだが……無情にもが3枚河に並んだ。
山田もがむしゃらにバックのテンパイ。
チー
これを山田にアガられ、供託リーチ棒が無くなれば、次局藤崎は更に条件がきつくなってしまう。
ケネスも1シャンテンになるが、中盤に差し掛かりオリを選択。
藤崎は12巡目にやっとこの形であと1歩。
そこへテンパイしたのはトータルトップ目の小林。
ポイントを持ってからここまで、危険を犯さずにひたすら守ってきた。
場を見渡し、深呼吸をすると、リーチ宣言。
山田に一発でが訪れ、最後は小林自らこの戦いに終止符を打った。
4回戦成績
山田+31.0P ケネス+6.6P 小林▲11.4P 藤崎▲26.2P
4回戦終了時
小林+56.0P ケネス+9.6P 藤崎▲12.3P 山田▲54.3P
1位通過 小林正和
2位通過 ケネス徳田
以上2人が決勝進出となった。
ベスト16からレポートさせて頂き、ここまで沢山のドラマや逆転劇があった。
ぜひ優勝者をその目で確認して頂けたらと思う。
きっとそこにもたくさんの悔しさと、喜びがあるだろう。
カテゴリ:JPML WRCリーグ レポート
2018年02月23日
親連荘なしの八局で行う「八局麻雀」第四弾!! 麻雀大好きタレントが女流プロに挑む激戦を全対局ノーカットでDVD化!
八局麻雀4<セブンネット限定特典 生写真セット付き>
生写真セット(高宮まり・東城りお・中山奈々美・菅原千瑛)
コピーライト ©V☆パラダイス
販売価格 : 5,800円 (税込:6,264円)
カテゴリ:連盟インフォメーション
2018年02月23日
親連荘なしの八局で行う「八局麻雀」第四弾!! 麻雀大好きタレントが女流プロに挑む激戦を全対局ノーカットでDVD化!
八局麻雀4<セブンネット限定特典 生写真セット付き>
生写真セット(高宮まり・東城りお・中山奈々美・菅原千瑛)
コピーライト ©V☆パラダイス
販売価格 : 5,800円 (税込:6,264円)
セブンネット
カテゴリ:連盟インフォメーション
2018年02月21日
2018年2月10日、日本プロ麻雀連盟本部道場(巣鴨)にて、「麻雀プロアマオープン競技会」の本戦・トーナメント戦・ベスト16が開催された。
「麻雀プロアマオープン競技会」とは、プロ雀士と一般参加者が区別なく、道場での成績を競う大会。第1回となる今回は、2017年9月1日から2018年1月31日を予選期間とし、平日17時から23時の道場での通常対局すべてが対象となる。成績は、期間総合ポイント、期間総合得点、月例公式代表、月例WRC代表、期間WRC総合得点、期間公式総合得点の6種類で統計され、成績によって、本戦やトーナメント戦又はベスト16への出場権が与えられる。
各出場権は下記の通り。
本戦出場枠
期間総合ポイント 11位から47位 37名
月例公式代表 3位から5位 3名
期間WRC代表 得点上位16名
期間公式得点 上位4名
※重複があるため、本戦出場は52名となりました。
トーナメント1回戦シード
期間総合ポイント2位から10位 9名
月例公式代表2位
期間総合得点2位
※重複があるため、トーナメント1回戦シード出場者は5名となりました。
ベスト16シード
期間総合ポイント1位
月例公式代表1位
月例WRC代表5名
鳳凰位・十段位・グランプリ優勝者
大会当日、受付時間が12時半にも関わらず、巣鴨道場には12時前から参加者が続々と集まった、一見いつもと変わらぬ和気藹々な光景。いつもなら皆さんと楽しく会話を交わす私ですが、どこか話しかけるのを躊躇わせるものがそこにありました。皆さんの真剣な眼差しでした。
慌ただしい受付を済まし、間もなく本戦が始まりました。
50分打ち切りWRCルールによる戦いとなります。
半荘4回 上位19名勝ち上がりとする なお、半荘3回目終了時下位8名敗退となる
通過者
高城雅史さん(一般) | 赤岩由美子さん(一般) | 宮本一輝さん(一般) | 植村和彦さん(一般) |
藤次祐紀さん(一般) | 岡本英樹さん(一般) | 西野徹さん(一般) | 半沢優一さん(一般) |
石川安牌さん(一般) | 丹野賢一さん(一般) | 山本修平さん(一般) | カズさん(一般) |
くまおさん(一般) | 田中哲也さん(一般) | 山田浩之 | 小車祥 |
清原継光 | 厚谷昇汰 | 船木伸一 |
トーナメント1回戦 55分プラス1局
半荘1回 本戦通過19名にシード選手5名を加え24名スタート
シード選手
月例公式代表2位 | 岡崎涼太さん(一般) |
---|---|
期間総合ポイント6位 | 厚地さん(一般) |
期間総合ポイント8位 | シマカタさん(一般) |
期間総合ポイント9位 | 小林大地さん(一般) |
期間総合ポイント10位 | 篠田拓郎さん(一般) |
各卓1位と2位が勝ち上がりとする 12名通過
通過者
石川安牌さん(一般) | 赤岩由美子さん(一般) | 西野徹さん(一般) | カズさん(一般) |
山本修平さん(一般) | 篠田拓郎さん(一般) | 高城雅史さん(一般) | 植村和彦さん(一般) |
岡崎涼太さん(一般) | 小車祥 | 清原継光 | 船木伸一 |
トーナメント2回戦 55分プラス1局
半荘1回 トーナメント1回戦通過者の12名によるスタート
各卓1位と2位が勝ち上がりとする 6名通過
通過者
石川安牌さん(一般) | カズさん(一般) | 赤岩由美子さん(一般) | 篠田拓郎さん(一般) |
岡崎涼太さん(一般) | 船木伸一 |
続いて、最終戦のベスト16 60分プラス1局
半荘1回 トーナメント2回戦通過6名に指名シード3名、成績優秀者シード7名を加え16名スタート
指名シード
鳳凰位 | 前原雄大 |
---|---|
十段位 | 藤崎智 |
グランプリMAX優勝 | 佐々木寿人 |
成績優秀シード選手
期間総合ポイント1位 | ミヤさん(一般) |
---|---|
WRC1月優勝 | 客野直 |
WRC9月優勝 | 青木保則さん(一般) |
WRC10月優勝 | 野上陽子さん(一般) |
WRC12月優勝 | 藤原隆弘 |
月例公式代表1位 | 石橋和也 |
期間総合ポイント4位 | 西門健二さん(一般) |
※3位の藤原プロが別枠で出場の為、繰り上がりとなる
ベスト16の卓組は下記の通り
1卓
左から 篠田拓郎さん(一般) カズさん(一般) 前原雄大 ミヤさん(一般) |
通過者コメント
カズさん「あとは楽しむだけ、無欲にいつも通りにいきます」
ミヤさん「自分の力を出せれば!プロにだけは負けたくない」
2卓
左から 野上陽子さん(一般) 船木伸一 藤崎智 岡崎涼太さん(一般) |
通過者コメント
野上陽子さん(一般)「落ち着いていつも通りに打ちます」
藤崎智「招待選手としてカッコよく打って、優勝します、忍♪」
3卓
左から 客野直 佐々木寿人 藤原隆弘 赤岩由美子さん(一般) |
通過者コメント
佐々木寿人「歩くトーナメントとして、あと1回もしっかり勝ちあがります、ヤミテンもやるよ!」
藤原隆弘「A2リーグ3人の卓で、(通過したのは)少しだけ客野プロより悪運がありました。道場長としての格好はついたので、あとはタイトルホルダーに任せます」
4卓
左から 石川安牌さん(一般) 石橋和也 西門健二さん(一般) 青木保則さん(一般) |
通過者コメント
石橋和也「体調を整えて臨みます」
西門健二さん(一般)「一発勝負だから、運を生かしてプロに勝ちます」
通過した8名は2月24日に日本プロ麻雀連盟の夏目坂スタジオにて、準決勝(半荘1回)、決勝(半荘1回)を戦います。
準決勝卓組
A卓 ミヤさん(一般)vs藤崎智vs佐々木寿人vs石橋和也
B卓 カズさん(一般)vs野上陽子さん(一般)vs西門健二さん(一般)vs藤原隆弘
開始前に互いの健闘を祈り、負けても楽しそうに対局内容を語り合い、勝ち残った相手を素直に称える、終始真剣勝負と笑顔が共存した初回となったこの「麻雀プロアマオープン競技会」、間もなく記念すべき1回目のチャンピオンが誕生しようとしている。
カテゴリ:大会
2018年02月21日
2018年2月10日、日本プロ麻雀連盟本部道場(巣鴨)にて、「麻雀プロアマオープン競技会」の本戦・トーナメント戦・ベスト16が開催された。
「麻雀プロアマオープン競技会」とは、プロ雀士と一般参加者が区別なく、道場での成績を競う大会。第1回となる今回は、2017年9月1日から2018年1月31日を予選期間とし、平日17時から23時の道場での通常対局すべてが対象となる。成績は、期間総合ポイント、期間総合得点、月例公式代表、月例WRC代表、期間WRC総合得点、期間公式総合得点の6種類で統計され、成績によって、本戦やトーナメント戦又はベスト16への出場権が与えられる。
各出場権は下記の通り。
本戦出場枠
期間総合ポイント 11位から47位 37名
月例公式代表 3位から5位 3名
期間WRC代表 得点上位16名
期間公式得点 上位4名
※重複があるため、本戦出場は52名となりました。
トーナメント1回戦シード
期間総合ポイント2位から10位 9名
月例公式代表2位
期間総合得点2位
※重複があるため、トーナメント1回戦シード出場者は5名となりました。
ベスト16シード
期間総合ポイント1位
月例公式代表1位
月例WRC代表5名
鳳凰位・十段位・グランプリ優勝者
大会当日、受付時間が12時半にも関わらず、巣鴨道場には12時前から参加者が続々と集まった、一見いつもと変わらぬ和気藹々な光景。いつもなら皆さんと楽しく会話を交わす私ですが、どこか話しかけるのを躊躇わせるものがそこにありました。皆さんの真剣な眼差しでした。
慌ただしい受付を済まし、間もなく本戦が始まりました。
50分打ち切りWRCルールによる戦いとなります。
半荘4回 上位19名勝ち上がりとする なお、半荘3回目終了時下位8名敗退となる
通過者
高城雅史さん(一般) | 赤岩由美子さん(一般) | 宮本一輝さん(一般) | 植村和彦さん(一般) |
藤次祐紀さん(一般) | 岡本英樹さん(一般) | 西野徹さん(一般) | 半沢優一さん(一般) |
石川安牌さん(一般) | 丹野賢一さん(一般) | 山本修平さん(一般) | カズさん(一般) |
くまおさん(一般) | 田中哲也さん(一般) | 山田浩之 | 小車祥 |
清原継光 | 厚谷昇汰 | 船木伸一 |
トーナメント1回戦 55分プラス1局
半荘1回 本戦通過19名にシード選手5名を加え24名スタート
シード選手
月例公式代表2位 | 岡崎涼太さん(一般) |
---|---|
期間総合ポイント6位 | 厚地さん(一般) |
期間総合ポイント8位 | シマカタさん(一般) |
期間総合ポイント9位 | 小林大地さん(一般) |
期間総合ポイント10位 | 篠田拓郎さん(一般) |
各卓1位と2位が勝ち上がりとする 12名通過
通過者
石川安牌さん(一般) | 赤岩由美子さん(一般) | 西野徹さん(一般) | カズさん(一般) |
山本修平さん(一般) | 篠田拓郎さん(一般) | 高城雅史さん(一般) | 植村和彦さん(一般) |
岡崎涼太さん(一般) | 小車祥 | 清原継光 | 船木伸一 |
トーナメント2回戦 55分プラス1局
半荘1回 トーナメント1回戦通過者の12名によるスタート
各卓1位と2位が勝ち上がりとする 6名通過
通過者
石川安牌さん(一般) | カズさん(一般) | 赤岩由美子さん(一般) | 篠田拓郎さん(一般) |
岡崎涼太さん(一般) | 船木伸一 |
続いて、最終戦のベスト16 60分プラス1局
半荘1回 トーナメント2回戦通過6名に指名シード3名、成績優秀者シード7名を加え16名スタート
指名シード
鳳凰位 | 前原雄大 |
---|---|
十段位 | 藤崎智 |
グランプリMAX優勝 | 佐々木寿人 |
成績優秀シード選手
期間総合ポイント1位 | ミヤさん(一般) |
---|---|
WRC1月優勝 | 客野直 |
WRC9月優勝 | 青木保則さん(一般) |
WRC10月優勝 | 野上陽子さん(一般) |
WRC12月優勝 | 藤原隆弘 |
月例公式代表1位 | 石橋和也 |
期間総合ポイント4位 | 西門健二さん(一般) |
※3位の藤原プロが別枠で出場の為、繰り上がりとなる
ベスト16の卓組は下記の通り
1卓
左から 篠田拓郎さん(一般) カズさん(一般) 前原雄大 ミヤさん(一般) |
通過者コメント
カズさん「あとは楽しむだけ、無欲にいつも通りにいきます」
ミヤさん「自分の力を出せれば!プロにだけは負けたくない」
2卓
左から 野上陽子さん(一般) 船木伸一 藤崎智 岡崎涼太さん(一般) |
通過者コメント
野上陽子さん(一般)「落ち着いていつも通りに打ちます」
藤崎智「招待選手としてカッコよく打って、優勝します、忍♪」
3卓
左から 客野直 佐々木寿人 藤原隆弘 赤岩由美子さん(一般) |
通過者コメント
佐々木寿人「歩くトーナメントとして、あと1回もしっかり勝ちあがります、ヤミテンもやるよ!」
藤原隆弘「A2リーグ3人の卓で、(通過したのは)少しだけ客野プロより悪運がありました。道場長としての格好はついたので、あとはタイトルホルダーに任せます」
4卓
左から 石川安牌さん(一般) 石橋和也 西門健二さん(一般) 青木保則さん(一般) |
通過者コメント
石橋和也「体調を整えて臨みます」
西門健二さん(一般)「一発勝負だから、運を生かしてプロに勝ちます」
通過した8名は2月24日に日本プロ麻雀連盟の夏目坂スタジオにて、準決勝(半荘1回)、決勝(半荘1回)を戦います。
準決勝卓組
A卓 ミヤさん(一般)vs藤崎智vs佐々木寿人vs石橋和也
B卓 カズさん(一般)vs野上陽子さん(一般)vs西門健二さん(一般)vs藤原隆弘
開始前に互いの健闘を祈り、負けても楽しそうに対局内容を語り合い、勝ち残った相手を素直に称える、終始真剣勝負と笑顔が共存した初回となったこの「麻雀プロアマオープン競技会」、間もなく記念すべき1回目のチャンピオンが誕生しようとしている。
カテゴリ:大会
2018年02月20日
「えっ?それは強さですね。だから奇抜なファッションとかされるんですか?」
あなたは知っていますか?ここ数年、ビッグタイトルを毎年獲得している若手麻雀プロを?31歳で既にプロ歴10年オーバー・高学歴でオシャレ・目立ちたがりなコミュ力魔人・実況も解説も上手く・ハイブリッド麻雀を嗜む最年少Aリーガー記録保持者。ここまで書けばもうわかりますよね?そう、白鳥翔プロです。
2015年、2016年とマスターズを連覇し、この度2017~2018年に行われた第18回モンド杯を優勝、3期連続でビッグタイトルを獲得し、名実ともに連盟を代表する若手となりました。既に若手の中では最強の名前をほしいままにしてきた彼の強さの秘密はどこにあるのか?白鳥翔に憧れている1人である私、中川基輝が探ってきました。
彼の麻雀プロ生活の産声が上がったのは慶応大学商学部1年生の時。約100人が受けたプロ試験の難関を軽々と突破し、最初の1年こそリーグ戦で苦戦するものの持ち前の柔軟性ですぐに対応し、その後は連続昇級。特昇リーグ2位でリーグを1つまたぎ、次もすぐに昇級、一度だけ昇級逃がすもまた連続昇級、たったの4年でA2リーグへと登りつめた。この昇級率の高さを「僕ツキが尋常ない」と彼は言う。
本当にツキだけなのか確認するためにリーグ戦の役満の回数を確認するも、C1リーグの時に残り2巡でテンパイした変則4面待ちの四暗刻、役満になる牌は残り見た目で2枚だけ、そこに残り1巡で出た安めをアガらず、すぐにツモのたったの1回。これで昇級ボーダーの高いリーグも突破できたと言う。これを実力じゃなくてツキというのが彼の強さの一つなのかもしれない。
しかし、そんな鳴り物入りでA2入りした彼もA2リーグではさらなる高い壁に阻まれ7年間で1度しか昇級争いに参加できずに今年度降級してしまう。
「A2から落ちた敗因があるんですよ。」と彼から言ってきた。
「麻雀においてテンパイした時にノーテン罰符で見合うからなんでも打っても良い、それはテンパイの時に▲1,000点が1,500点になるから2,500点の価値があって、1牌通してそれがもらえるなら相手の平均打点も考えるとそんなに危険な牌はない。損得だけで言えば得って言われてますよね?だけど麻雀プロ特にA2リーグだと44半荘しかないから試行回数が少ない。さらに昇級が2人だけ約150ポイント、降級が4人約▲70ポイントだとすると仮に10回成功して15Pを増やしても昇級には全然近づかないのに、A2リーグの平均打点が5,200~8,000ぐらいだとすると連続して裏目を引いたときに降級率がグッとあがるんですよね。期待値的にはあっていてもこの方法があんまり意味がないってことにやっと気づいたんですよ。まあ、他にもそんなに細かいところじゃなくて色々ありますけどね。」
思考停止で数字こそすべてという人間では絶対に辿り着けないであろう発想。デジタル面を注目されやすい彼だが何事も考え、試行錯誤し、気づき、反省できる点。私を含め若手全員に見習ってほしい。そして、短期決戦、ボーダー、平均打点を加味したこの結論はモンド杯に十分に活かされていた。
モンド杯データ(白鳥プロ出場回)
モンド杯第18回
モンド杯第16回
モンド杯第17回
上記が彼がこれまでにモンド杯に出場した際の全データ。16回、17回は惜しくも準決勝で涙をのんでいるので5回戦のみ。16回、17回も決して悪い数字ではないが、トップに意味があるこのルールではトップ率が少し足りなかった。とりわけ16回の平均順位には目を見張るものがあるが、あと1回トップをとれなかったのが敗因であろう。それに比べて優勝した18回は別格の数字。トップ率の急上昇、アガリ率の増加、放銃率の低下等がわかりやすい勝因だが、注目して頂きたいのはテンパイ率である。データの作成時にもかなり印象に残ったので本人に確認したところ、そう意識していたわけではないらしいが、A2リーグの敗因と思ったものを既に実践していたのである。ここでの成功経験からあのテンパイ率をあげることが必ずしも勝因にならないことを導き出せたのかもしれない。さらなる成長の過程が垣間見えて、恐ろしくも頼もしくもある彼に今後も注目していきたい。
モンド杯優勝インタビュー
中川「優勝おめでとうございます。」
白鳥「ありがとうございます。」
中川「早速ですが印象に残っている局はありますか?」
白鳥「自分の3回戦目の東2局ですね。普通に一発裏アリオカアリのルールで先制でタンピンドラ1テンパイしたらリーチじゃないですか?3枚切れか4枚切れの両面だったんですけどそれでもリーチ打つのが一般的だと思うのですが、他の人が速そうでなおかつそことぶつかった時に自分の待ちが対抗できないと思ってヤミテンにしたんですよ。案の定エビちゃん(蛯原朗プロ)とコウヘイちゃん(井出康平プロ)からリーチがきて、すぐにエビちゃんのあたり牌つかんでやめれたんですよね。それが自分の中でしっかり打ててるというか数字だけに囚われないで自分の読みを信じてできたので印象に残っている。」
中川「これ蛯原さんも井出さんも高いリーチだったのですよね?」
白鳥「高かった。でも、親だからコウヘイちゃんのリーチはなんでもあるから、コウヘイちゃんよりもエビちゃんを警戒してて、エビちゃんからリーチ来たときは‐待ちじゃ相手にもかなり使われてるので対抗できないと思った。それで思い通りになったというか先が見えていてあたり牌つかんでやめれたので良かった。弱気になったわけじゃなくてちゃんとその局面がみえていたっていうのが良かったし、成長したなと思う。」
中川「過去の出場の経験はいきましたか?」
白鳥「一番良い状態になった。もちろん出るたびに緊張感はあるけど、落ち着いている、場に慣れてきているけどいい意味で慣れすぎてない凄くいい状態。」
中川「16回、17回、18回常にビックマウス的な発言は作戦とかなんでしょうか?」
白鳥「作戦というか普通に出て普通に終わってもつまんないと思っていて、麻雀プロってキャラクターが大事なんだよね。僕が進路を決めるとき、まだ何もメディアに出てないB2リーガーだったんだけど、麻雀プロとしてやろうと決めたんだ。その時の周りが全くセルフプロデュースとかできてなかったし、コミュニケーション能力もないなと思って、僕は麻雀よりそっちのほうは自信があって、そうゆう意味合いで言ったんだと思う。」
(麻雀より自信あるってそうとうだな。だから毎年キャラクター変更しているのか)
白鳥「あとこの前プロテストの講師をやっていた時に、藤崎さんと一緒だったんだけど、藤崎さんが『ファンの方が自分に対して何であれ切ったんですか?とか話しかけてくれる時はすごい勇気を振り絞って話しかけてくれているんだよ。だから、そうゆう時はちゃんと納得いく答えを話せるプロになるのも大事なことだよ』って言ってて、そうゆうのも大事だし、さすが藤崎さんだなあって思った。」
(さすが藤崎さんだ、良い事いうな)
中川「特に第18回は優勝宣言はもちろん、佐々木さんを挑発してましたね。僕と2回対戦するからツイてないですねみたいな。やっぱり佐々木さんとの相性が良いからの発言ですか?白鳥さんは佐々木さんのこと得意だと思ってるんですか?」
白鳥「得意じゃないんですけど研究はしていますね。でもそれ結構うれしいですよね正直。僕ヒサトのこと強いと思っているし、対外試合でも勝ちまくってるからね。でもヒサトが負けているわけじゃないけどヒサトと対戦してる時僕いいんだよね。」
中川「勝負の前はどのように過ごしてるんですか?」
白鳥「絶対に休むようにしてる。前は前日を休みにして公式ルールの前なら公式ルールのセットをしてたけど、今は家でゆっくり映像をみたり、一人麻雀をしています。体調を一番大事にしています。」
中川「それはメンタルに影響するからとかですか?」
白鳥「めちゃくちゃ影響しますね。実は体力ってメンタルに直結するんですよ。心理学的に絶対に間違いないんですよ。」
中川「えっ心理学もやられてるんですか?」
白鳥「俺ね、大学の時に心理学を専攻してたわけじゃないんだけど、暇なときは麻雀の戦術書を読むか心理学の本を読むかのどっちかしてた。」
(なるほど。白鳥さんの根源みたいなのがわかった気がする。そりゃ強いわけだ。メンタリスト白鳥だな)
中川「じゃあ日によったり、相手によって作戦を変えたりしますか?」
白鳥「相手の挙動だったり、心理的な面とかは図るようにしてる。例えば、瀬戸熊さんだったら態勢を重んじるじゃないですか?そしたらその日に3回対戦するとしたら、初戦の瀬戸熊さんには絶対3着かラスになってほしいと思うので辛く打つことが多い。調子が良いと思って相手に打たせたくない。僕そうゆうところは凄く意識する。今日1日不調だから抑えるように打ってくださいねってなるようにプレーするね。だからその1局は損でも、その日トータルで得になるならそうゆう選択もするよ。」
中川「そうなんですね。じゃあ決勝戦の相手の石橋プロとは考え方似てるんですかね?」
白鳥「僕の見解でですが、石橋プロは相手のメンタルは考慮しない。相手の嫌なことは僕よりいっぱいやるんですけど、だから僕より戦略家だと思いますよ。」
中川「決勝第2戦の石橋プロのチンイツ見逃しとかはどう思いました?」
白鳥「あれは当然かな。優勝を1ミリも諦めませんっていうスタイルの石橋プロはデータであるから。特に驚きもしなかった。」
中川「決勝戦はどうでした?」
白鳥「最高のメンバーで優勝できたのが凄くうれしい。自分が一番ツイてたと思うので、ツイてた時に一番取りこぼさないで優勝するのが僕は得意なので優勝できなきゃダメだなと正直思った。次に優勝するときは劣勢なんだけどそれをはねのけて優勝したっていうのを見せれたらいいかなと思ってる。」
(そんなにツイてたかな?しかも向上心がおかしくない?優勝する内容まで考えるとか器が違いすぎるよ)
中川「優勝できるなと思った場面はありますか?」
白鳥「1回戦トップだったけど、2回戦滝沢さんが復調してて、滝沢さんにトップとられると自分の優勝が危うくて、凄いドキドキしていた。でも南2局1本場の七対子ドラ2を滝沢さんから直撃でアガったので正直決まったと思った。」
(あぁ確かに、あれは決定打だったな。)
中川「予選で若手にはなかなかできない大胆な選択があったんですよね。白鳥さん自身の2回戦の南1局親番の0本場と2本場とかの。これって怖くないんですか?」
白鳥「効率はわかってるけど、自分の読みを信じてるね。ミスったらダサいけど。決まったらメチャクチャカッコいいからね。」
中川「えぇ凄いですね。実際メチャクチャカッコよかったです。」
白鳥「これ強さだと思うんだよね。恥ずかしいと思ったことがないんだよ。」
中川「えっ?それは強さですね。だから奇抜なファッションとかされるんですか?」
白鳥「それもそうだけど、小学校の時からなんだよね。国語の授業で先生にあてられて朗読するやつとかあるじゃないですか?ああゆうので間違えちゃいけないとか、恥ずかしくて読めない、失敗して笑われるから読めないっていう感情がなかったんですよね。」
中川「へぇ、むしろ読みたいぐらいですか?」
白鳥「読みたいっていうか、失敗しても誰でも失敗することあるでしょ?って思っちゃうタイプでしたね。」
(小学校からそう考えられるのは凄い。仲間はずれが一番怖い時期からそう思えるのは強さの秘訣以外の何物でもないな。)
中川「今年の目標はなんですか?」
白鳥「A2リーグに戻ること。」
(是非またA2リーグでの白鳥さんみたい。絶対みたい。)
中川「私も含めてこれから麻雀を上手くなっていくために若手に対してアドバイスお願いできますでしょうか?」
白鳥「とにかく打ったほうがいいんじゃないですか?打荘数が足りてないと思う。だって現状上のリーグの人、特に若くて活躍している人でいったら勝又さんや佐々木さんとかいると思うんだけど、その2人より強くなりたいと思ったらその人たちより打ってなきゃ話になんないと思うんだよね。だってそうしないと追いつくことすらないじゃないですか。なのに圧倒的に2人のほうが打っているので無理ですよね。もっと打たないと。」
(ごもっともな理論です。もっと打ちます)
中川「最後に将来の夢とゆうか展望を教えてください。」
白鳥「麻雀って難しいゲームで観戦者の立場が上なことが多くて、若手に対しては厳しいことが多いんだよね。トッププロはわりと許されているんだけど、それでもそれはないでしょってこともあるんだよね。僕の主観だけど、将棋とか囲碁のトップ棋士が定石とは違う指し方しても絶対に理由があるって思われると思うんだよね。だから俺がその常識を無視した打牌した時に何かあると思ってもらえる様なプロになりたい。そう思ってもらえるようになりたいし、麻雀プロ全体が凄いって思われるようにまずは自分がそうなりたいね。」
(自分だけじゃなく麻雀業界全体についてまで考えてる・・・御見それしました。)
今回のインタビューで白鳥プロの強さのほんの一部を知ることができた気がします。白鳥プロは技術が秀でていてそこに特化しているのかと思っていましたが、トップの競技者には必須の心・技・体すべてに気を遣っていました。対局前にはどんなに忙しくても休みをとり、体を労り、万全の体調で本番に臨み良い精神状態を保つ。勉強し続けてきた心理学を活かし、羞恥心を捨て去り、常に磨き続ける雀力で最善の選択をして、優勝を狙う。まだ今回は白鳥プロの強さのごく一部しか紹介できませんでしたが、今後も活躍を見届け、その強さを探求していきます。今年はどんなビックマウス、キャラクターでビックタイトルを獲得してくれるのか?全てにおいて楽しみな白鳥プロに期待しましょう。
カテゴリ:プロ雀士インタビュー
2018年02月20日
「えっ?それは強さですね。だから奇抜なファッションとかされるんですか?」
あなたは知っていますか?ここ数年、ビッグタイトルを毎年獲得している若手麻雀プロを?31歳で既にプロ歴10年オーバー・高学歴でオシャレ・目立ちたがりなコミュ力魔人・実況も解説も上手く・ハイブリッド麻雀を嗜む最年少Aリーガー記録保持者。ここまで書けばもうわかりますよね?そう、白鳥翔プロです。
2015年、2016年とマスターズを連覇し、この度2017~2018年に行われた第18回モンド杯を優勝、3期連続でビッグタイトルを獲得し、名実ともに連盟を代表する若手となりました。既に若手の中では最強の名前をほしいままにしてきた彼の強さの秘密はどこにあるのか?白鳥翔に憧れている1人である私、中川基輝が探ってきました。
彼の麻雀プロ生活の産声が上がったのは慶応大学商学部1年生の時。約100人が受けたプロ試験の難関を軽々と突破し、最初の1年こそリーグ戦で苦戦するものの持ち前の柔軟性ですぐに対応し、その後は連続昇級。特昇リーグ2位でリーグを1つまたぎ、次もすぐに昇級、一度だけ昇級逃がすもまた連続昇級、たったの4年でA2リーグへと登りつめた。この昇級率の高さを「僕ツキが尋常ない」と彼は言う。
本当にツキだけなのか確認するためにリーグ戦の役満の回数を確認するも、C1リーグの時に残り2巡でテンパイした変則4面待ちの四暗刻、役満になる牌は残り見た目で2枚だけ、そこに残り1巡で出た安めをアガらず、すぐにツモのたったの1回。これで昇級ボーダーの高いリーグも突破できたと言う。これを実力じゃなくてツキというのが彼の強さの一つなのかもしれない。
しかし、そんな鳴り物入りでA2入りした彼もA2リーグではさらなる高い壁に阻まれ7年間で1度しか昇級争いに参加できずに今年度降級してしまう。
「A2から落ちた敗因があるんですよ。」と彼から言ってきた。
「麻雀においてテンパイした時にノーテン罰符で見合うからなんでも打っても良い、それはテンパイの時に▲1,000点が1,500点になるから2,500点の価値があって、1牌通してそれがもらえるなら相手の平均打点も考えるとそんなに危険な牌はない。損得だけで言えば得って言われてますよね?だけど麻雀プロ特にA2リーグだと44半荘しかないから試行回数が少ない。さらに昇級が2人だけ約150ポイント、降級が4人約▲70ポイントだとすると仮に10回成功して15Pを増やしても昇級には全然近づかないのに、A2リーグの平均打点が5,200~8,000ぐらいだとすると連続して裏目を引いたときに降級率がグッとあがるんですよね。期待値的にはあっていてもこの方法があんまり意味がないってことにやっと気づいたんですよ。まあ、他にもそんなに細かいところじゃなくて色々ありますけどね。」
思考停止で数字こそすべてという人間では絶対に辿り着けないであろう発想。デジタル面を注目されやすい彼だが何事も考え、試行錯誤し、気づき、反省できる点。私を含め若手全員に見習ってほしい。そして、短期決戦、ボーダー、平均打点を加味したこの結論はモンド杯に十分に活かされていた。
モンド杯データ(白鳥プロ出場回)
モンド杯第18回
モンド杯第16回
モンド杯第17回
上記が彼がこれまでにモンド杯に出場した際の全データ。16回、17回は惜しくも準決勝で涙をのんでいるので5回戦のみ。16回、17回も決して悪い数字ではないが、トップに意味があるこのルールではトップ率が少し足りなかった。とりわけ16回の平均順位には目を見張るものがあるが、あと1回トップをとれなかったのが敗因であろう。それに比べて優勝した18回は別格の数字。トップ率の急上昇、アガリ率の増加、放銃率の低下等がわかりやすい勝因だが、注目して頂きたいのはテンパイ率である。データの作成時にもかなり印象に残ったので本人に確認したところ、そう意識していたわけではないらしいが、A2リーグの敗因と思ったものを既に実践していたのである。ここでの成功経験からあのテンパイ率をあげることが必ずしも勝因にならないことを導き出せたのかもしれない。さらなる成長の過程が垣間見えて、恐ろしくも頼もしくもある彼に今後も注目していきたい。
モンド杯優勝インタビュー
中川「優勝おめでとうございます。」
白鳥「ありがとうございます。」
中川「早速ですが印象に残っている局はありますか?」
白鳥「自分の3回戦目の東2局ですね。普通に一発裏アリオカアリのルールで先制でタンピンドラ1テンパイしたらリーチじゃないですか?3枚切れか4枚切れの両面だったんですけどそれでもリーチ打つのが一般的だと思うのですが、他の人が速そうでなおかつそことぶつかった時に自分の待ちが対抗できないと思ってヤミテンにしたんですよ。案の定エビちゃん(蛯原朗プロ)とコウヘイちゃん(井出康平プロ)からリーチがきて、すぐにエビちゃんのあたり牌つかんでやめれたんですよね。それが自分の中でしっかり打ててるというか数字だけに囚われないで自分の読みを信じてできたので印象に残っている。」
中川「これ蛯原さんも井出さんも高いリーチだったのですよね?」
白鳥「高かった。でも、親だからコウヘイちゃんのリーチはなんでもあるから、コウヘイちゃんよりもエビちゃんを警戒してて、エビちゃんからリーチ来たときは‐待ちじゃ相手にもかなり使われてるので対抗できないと思った。それで思い通りになったというか先が見えていてあたり牌つかんでやめれたので良かった。弱気になったわけじゃなくてちゃんとその局面がみえていたっていうのが良かったし、成長したなと思う。」
中川「過去の出場の経験はいきましたか?」
白鳥「一番良い状態になった。もちろん出るたびに緊張感はあるけど、落ち着いている、場に慣れてきているけどいい意味で慣れすぎてない凄くいい状態。」
中川「16回、17回、18回常にビックマウス的な発言は作戦とかなんでしょうか?」
白鳥「作戦というか普通に出て普通に終わってもつまんないと思っていて、麻雀プロってキャラクターが大事なんだよね。僕が進路を決めるとき、まだ何もメディアに出てないB2リーガーだったんだけど、麻雀プロとしてやろうと決めたんだ。その時の周りが全くセルフプロデュースとかできてなかったし、コミュニケーション能力もないなと思って、僕は麻雀よりそっちのほうは自信があって、そうゆう意味合いで言ったんだと思う。」
(麻雀より自信あるってそうとうだな。だから毎年キャラクター変更しているのか)
白鳥「あとこの前プロテストの講師をやっていた時に、藤崎さんと一緒だったんだけど、藤崎さんが『ファンの方が自分に対して何であれ切ったんですか?とか話しかけてくれる時はすごい勇気を振り絞って話しかけてくれているんだよ。だから、そうゆう時はちゃんと納得いく答えを話せるプロになるのも大事なことだよ』って言ってて、そうゆうのも大事だし、さすが藤崎さんだなあって思った。」
(さすが藤崎さんだ、良い事いうな)
中川「特に第18回は優勝宣言はもちろん、佐々木さんを挑発してましたね。僕と2回対戦するからツイてないですねみたいな。やっぱり佐々木さんとの相性が良いからの発言ですか?白鳥さんは佐々木さんのこと得意だと思ってるんですか?」
白鳥「得意じゃないんですけど研究はしていますね。でもそれ結構うれしいですよね正直。僕ヒサトのこと強いと思っているし、対外試合でも勝ちまくってるからね。でもヒサトが負けているわけじゃないけどヒサトと対戦してる時僕いいんだよね。」
中川「勝負の前はどのように過ごしてるんですか?」
白鳥「絶対に休むようにしてる。前は前日を休みにして公式ルールの前なら公式ルールのセットをしてたけど、今は家でゆっくり映像をみたり、一人麻雀をしています。体調を一番大事にしています。」
中川「それはメンタルに影響するからとかですか?」
白鳥「めちゃくちゃ影響しますね。実は体力ってメンタルに直結するんですよ。心理学的に絶対に間違いないんですよ。」
中川「えっ心理学もやられてるんですか?」
白鳥「俺ね、大学の時に心理学を専攻してたわけじゃないんだけど、暇なときは麻雀の戦術書を読むか心理学の本を読むかのどっちかしてた。」
(なるほど。白鳥さんの根源みたいなのがわかった気がする。そりゃ強いわけだ。メンタリスト白鳥だな)
中川「じゃあ日によったり、相手によって作戦を変えたりしますか?」
白鳥「相手の挙動だったり、心理的な面とかは図るようにしてる。例えば、瀬戸熊さんだったら態勢を重んじるじゃないですか?そしたらその日に3回対戦するとしたら、初戦の瀬戸熊さんには絶対3着かラスになってほしいと思うので辛く打つことが多い。調子が良いと思って相手に打たせたくない。僕そうゆうところは凄く意識する。今日1日不調だから抑えるように打ってくださいねってなるようにプレーするね。だからその1局は損でも、その日トータルで得になるならそうゆう選択もするよ。」
中川「そうなんですね。じゃあ決勝戦の相手の石橋プロとは考え方似てるんですかね?」
白鳥「僕の見解でですが、石橋プロは相手のメンタルは考慮しない。相手の嫌なことは僕よりいっぱいやるんですけど、だから僕より戦略家だと思いますよ。」
中川「決勝第2戦の石橋プロのチンイツ見逃しとかはどう思いました?」
白鳥「あれは当然かな。優勝を1ミリも諦めませんっていうスタイルの石橋プロはデータであるから。特に驚きもしなかった。」
中川「決勝戦はどうでした?」
白鳥「最高のメンバーで優勝できたのが凄くうれしい。自分が一番ツイてたと思うので、ツイてた時に一番取りこぼさないで優勝するのが僕は得意なので優勝できなきゃダメだなと正直思った。次に優勝するときは劣勢なんだけどそれをはねのけて優勝したっていうのを見せれたらいいかなと思ってる。」
(そんなにツイてたかな?しかも向上心がおかしくない?優勝する内容まで考えるとか器が違いすぎるよ)
中川「優勝できるなと思った場面はありますか?」
白鳥「1回戦トップだったけど、2回戦滝沢さんが復調してて、滝沢さんにトップとられると自分の優勝が危うくて、凄いドキドキしていた。でも南2局1本場の七対子ドラ2を滝沢さんから直撃でアガったので正直決まったと思った。」
(あぁ確かに、あれは決定打だったな。)
中川「予選で若手にはなかなかできない大胆な選択があったんですよね。白鳥さん自身の2回戦の南1局親番の0本場と2本場とかの。これって怖くないんですか?」
白鳥「効率はわかってるけど、自分の読みを信じてるね。ミスったらダサいけど。決まったらメチャクチャカッコいいからね。」
中川「えぇ凄いですね。実際メチャクチャカッコよかったです。」
白鳥「これ強さだと思うんだよね。恥ずかしいと思ったことがないんだよ。」
中川「えっ?それは強さですね。だから奇抜なファッションとかされるんですか?」
白鳥「それもそうだけど、小学校の時からなんだよね。国語の授業で先生にあてられて朗読するやつとかあるじゃないですか?ああゆうので間違えちゃいけないとか、恥ずかしくて読めない、失敗して笑われるから読めないっていう感情がなかったんですよね。」
中川「へぇ、むしろ読みたいぐらいですか?」
白鳥「読みたいっていうか、失敗しても誰でも失敗することあるでしょ?って思っちゃうタイプでしたね。」
(小学校からそう考えられるのは凄い。仲間はずれが一番怖い時期からそう思えるのは強さの秘訣以外の何物でもないな。)
中川「今年の目標はなんですか?」
白鳥「A2リーグに戻ること。」
(是非またA2リーグでの白鳥さんみたい。絶対みたい。)
中川「私も含めてこれから麻雀を上手くなっていくために若手に対してアドバイスお願いできますでしょうか?」
白鳥「とにかく打ったほうがいいんじゃないですか?打荘数が足りてないと思う。だって現状上のリーグの人、特に若くて活躍している人でいったら勝又さんや佐々木さんとかいると思うんだけど、その2人より強くなりたいと思ったらその人たちより打ってなきゃ話になんないと思うんだよね。だってそうしないと追いつくことすらないじゃないですか。なのに圧倒的に2人のほうが打っているので無理ですよね。もっと打たないと。」
(ごもっともな理論です。もっと打ちます)
中川「最後に将来の夢とゆうか展望を教えてください。」
白鳥「麻雀って難しいゲームで観戦者の立場が上なことが多くて、若手に対しては厳しいことが多いんだよね。トッププロはわりと許されているんだけど、それでもそれはないでしょってこともあるんだよね。僕の主観だけど、将棋とか囲碁のトップ棋士が定石とは違う指し方しても絶対に理由があるって思われると思うんだよね。だから俺がその常識を無視した打牌した時に何かあると思ってもらえる様なプロになりたい。そう思ってもらえるようになりたいし、麻雀プロ全体が凄いって思われるようにまずは自分がそうなりたいね。」
(自分だけじゃなく麻雀業界全体についてまで考えてる・・・御見それしました。)
今回のインタビューで白鳥プロの強さのほんの一部を知ることができた気がします。白鳥プロは技術が秀でていてそこに特化しているのかと思っていましたが、トップの競技者には必須の心・技・体すべてに気を遣っていました。対局前にはどんなに忙しくても休みをとり、体を労り、万全の体調で本番に臨み良い精神状態を保つ。勉強し続けてきた心理学を活かし、羞恥心を捨て去り、常に磨き続ける雀力で最善の選択をして、優勝を狙う。まだ今回は白鳥プロの強さのごく一部しか紹介できませんでしたが、今後も活躍を見届け、その強さを探求していきます。今年はどんなビックマウス、キャラクターでビックタイトルを獲得してくれるのか?全てにおいて楽しみな白鳥プロに期待しましょう。
カテゴリ:プロ雀士インタビュー
2018年02月20日
こんにちは。現プロクイーン、北関東支部の西嶋ゆかりです。
この度は、わたしも出場したロン2カップ2018winterの模様をレポートさせていただきます。
ロン2カップのシステムは、予選A、B、C卓の各卓トップ3名と、敗者復活戦のトップで決勝戦を行います。
敗者復活戦は各卓2着3名に、各卓3着3名のうちから視聴者の方の投票が一番多かった人を加えた4名で行います。
つまり、初戦2着以上なら少なくとももう1回打てるのです。早起きして群馬から出掛ける訳ですから、初戦敗退で帰路につく訳にはいきません。関西からお越しのユーザーさんお2人も同じお気持ちでしょう。いざ勝負!
予選A卓
起家から高宮プロ、LuckyAyaさん、西嶋、まあくんさん
東1局から高宮プロがリーチ三色で7,700の加点。
このリーチ同巡に北家のまあくんさんもタンヤオドラ3のテンパイ。LuckyAyaさんも5枚持ちのを切らないよう打ちまわしてテンパイ維持していたが、さらにを持ってきたところで放銃。
冒頭で「ロン2カップでは3着が多いので、今日はトップで決勝に行きたい」と話していた高宮プロが順調に加点しトップ目を維持。
東4局、親番のまあくんさんが6巡目に2枚目のをスルーから、13巡目に七対子をテンパイ、単騎に受けると何とこれが山に3枚生き。
ピンフ赤2をリーチしていたLuckyAyaさんがこのを掴んでしまう。
まあくんさんはこの親番で更に加点を続ける。
2本場ではをポンし、ピンズの一色模様の下家の高宮に宣言牌をぶつけ単騎の七対子リーチ!
すると高宮プロがこれをポン、チンイツへ渡ろうとのトイツに手がかかった。
このが裏ドラとなり、高宮プロがまあくんさんに12,600の放銃。まあくんさんが大きくリードした。
まあくんさんもLuckyAyaさんも積極的に仕掛けると思いきや、面前でじっくり手役を育てる局面もあり、さすが数多いユーザーさんたちの代表といった印象。
オーラスは、どうしてももう1回打ちたい私西嶋が、普段しないようなの一鳴きからの1,000をアガリ終局。
トップ勝ち抜け勝ち抜けまあくんさん
2着西嶋、3着高宮プロ、4着LuckyAyaさん
予選B卓
起家から森山プロ、荒プロ、滝沢プロ、佐々木プロ
東1局、荒プロの跳満ツモからスタート。
これを受け開局前に「この半荘は殴り合いになる」と話した森山プロ、
東2局9巡目、こちらの手牌からツモ切り。さらには10巡目にもツモ切りのテンパイとらず。
ドラ
東2局1本場、親番連荘の荒プロも15巡目にこの1シャンテンの手牌、上家からが切られてもチーテンとらず。
物凄い長打戦が見れそうな予感がする。
さらに森山プロは東4局4巡目にこの手牌で1シャンテンとらずの打とし234の三色の形へ向かう。
ツモ ドラ
対して荒プロも
ツモ
ここから打とし789の三色の形を決めた。
両者、殴り合いの準備が着々と進んでいく。
これを制したのは森山プロ。を先に引き入れ待ちリーチを打つと、程なくして高目のツモ、跳満をアガリ返す。
結果は、宣言通りのKOパンチを繰り出した森山プロの勝利。
トップ勝ち抜け 森山プロ
2着荒プロ、3着佐々木プロ、4着滝沢プロ
佐々木プロは手が入りリーチまでは辿り着くもののなかなかアガリに結びつかず、本人も「不完全燃焼」を訴えていました。
滝沢プロは、東3局の親番でポンから森山プロのリーチ直後、を暗刻にし満貫テンパイとなり、その後森山プロのあたり牌を掴んだ場面について
「もう一度受けに受け直す道もあった」と話していました。
ポン ツモ ドラ
(はリーチ一発目に通している現物)
難易度高いですね(*_*)
予選C卓
起家から増田プロ、山田プロ、ともたけプロ、massan17さん
去年ラスベガスで行われた第2回リーチ麻雀世界選手権の決勝を思い起こさせる、世界チャンピオン、世界2位、3位にユーザーさんを加えた4人での対戦。
最初に勝負手を決めたのは山田プロ。
東1局1本場、メンホン一通イーペーコーの跳満をmassanさんからアガった。
序盤、緊張していた様子のmassanさんも徐々に場に馴染んできた様子。
先行リーチを打つが実らず、役なしテンパイをヤミテンに構えていたが、山田プロのリーチを受け追いかける。結果は山田プロの当たり牌を掴む苦しい展開。
南1局、親番、トップ目の山田プロと6,000点差の2着目増田プロ。
ドラなしカンチャン待ちのヤミテンから、中盤にリーチに出る。
この時massanさんに
ポン ドラ
このテンパイが入っていたが、親のリーチを受けを引いたところでやむなくのトイツ落としに回る。
他家も押し返せる状態でなく、親番を連荘したい増田プロの望み通りの展開に。
その後もトップ目の山田プロと追いかける増田プロが交互にアガる展開で、最後は連続でアガリをものにした増田プロが山田プロを逆転し1位通過となった。
トップ勝ち抜け 増田プロ
2着山田プロ、3着ともたけプロ、4着massan17さん
massanさん、対局後に
「いい経験になった。また機会があればリベンジしたい」
と笑顔で話されていました。
こういう瞬間、やっぱり麻雀っていいなってわたしは思います。
massanさん始めユーザーさん達がこれからもたくさんロン2をプレイしてくれたらいいなと思いました。
ともたけプロは
「勝負した結果。痛い程(世界大会の)リベンジを受けた」
と話しました。
麻雀勝ったり負けたり。
ほんとにその通りだなとしみじみ思ったのでした。
敗者復活戦
起家から荒プロ、山田プロ、佐々木プロ、西嶋
すごい卓になった。見渡す限り豪華な対戦メンバー。夢でも見ているんじゃないかと思った(笑)。
せっかくの夢のような対戦メンバー、縮こまって終わることのないよう、いつもと同じ自分で麻雀するぞ!と気合いを入れる西嶋。
東2局1本場、山田プロがリーチツモ、三暗刻、ドラ3の6,100オールをツモアガる。
東3局、親の佐々木プロのリーチ
リーチ
私もドラのを切れればテンパイできるが…
切れなかった…
3巡後、
この形になりこれなら勝負できる!と納得のドラ切りテンパイ。佐々木プロのでアガリ逃ししてるのが少し気になり、ヤミテンとした。
すると同巡荒プロが追いかけリーチ
(リーチ者2人の現物になってるわたしの高目の待ち、山田プロは切ってくれなかった。ドラ切りのヤミテン、ばればれですね(^^;;…)
2軒リーチならばと私も追いかけ3軒リーチ!
結果は荒プロが佐々木プロに7,700放銃。
東4局、親番西嶋
6巡目に荒プロからのリーチを受け、ダブとを仕掛けてこの形からドラのを切れたのはこの日一番の私的好プレー(自画自賛すみません)
ポン ポン ドラ
が見えてない状態で私の目からは待ちを本線としたことと、後の好形変化を見てのドラ切り。あとは、荒プロが即リーチしなかった理由を考えた。ドラ待ちなら即リーチなのではないか?など…を引いてトイトイ変化もできたけど我慢できた…
結果は荒プロの満貫ツモ。
南入してからも打撃戦が続く。
終始山田プロがリードする展開だったが、佐々木プロが山田プロからの直撃を決め、点差もかなり近くなった。
私は3,900出アガリか1,000オール、アガリ止めありという好条件にも関わらず、痛恨のノーテン終了…かと思いきや、山田プロの満貫に刺さりました(涙)。
緊張感MAXで始まったこの半荘、南入してから気持ちも落ち着き、楽しくなってきたところで終わってしまった感じ。あのままもっともっと打ってたいって心底思いました。負けたのに不謹慎かもしれませんが、とても楽しかったです。
勝ち抜け 山田プロ
2着西嶋、3着佐々木プロ、4着荒プロ
決勝戦
起家から増田プロ、森山プロ、山田プロ、まあくんさん
予選から高打点のアガリを決め続けた4者の闘い。
先ずは東3局、増田プロが満貫をアガリ、好調に見えたが、
東4局、親番のまあくんさんがこの6,000オール。
ポン ツモ ドラ
東4局2本場では、まあくんさんを追いかける増田プロと山田プロの勝負手がぶつかり合う。
増田プロリーチ
ドラ
山田プロリーチ
結果はハイテイで増田プロがを掴み山田プロに倍満の放銃。
南2局では親番森山プロが親満をツモるなど3本場まで粘りを見せ、あとひとアガリのところまで追い詰めるが、まあくんさんがしっかりと流し南3局、山田プロの親番へ。優勝までの道のりを着々と縮める。
山田プロも2本場まで粘るがまあくんさんの果敢な親落としが成功した。
優勝 まあくんさん
2着森山プロ、3着山田プロ、4着増田プロ
全員に見せ場のある、見ごたえのある決勝戦となりました。対局前には「場を乱さないように、神聖な場所を汚さないように打ちたい」と謙虚なコメントをくれたまあくんさんが堂々の優勝です。この対戦メンバーでの勝利は本当に凄いですよね。おめでとうございます!
ご参加頂いた3名のユーザーさん、ご視聴頂いた皆様、ありがとうございました。
わたしにとっても、普段なかなか対戦できないような方々と打ててとても楽しいロン2カップとなりました。
これからも、ロン2で多くの方々と対戦していきたいと思います。
皆様、これからもどうぞよろしくお願い致します!(^^)
カテゴリ:その他イベント
2018年02月20日
こんにちは。現プロクイーン、北関東支部の西嶋ゆかりです。
この度は、わたしも出場したロン2カップ2018winterの模様をレポートさせていただきます。
ロン2カップのシステムは、予選A、B、C卓の各卓トップ3名と、敗者復活戦のトップで決勝戦を行います。
敗者復活戦は各卓2着3名に、各卓3着3名のうちから視聴者の方の投票が一番多かった人を加えた4名で行います。
つまり、初戦2着以上なら少なくとももう1回打てるのです。早起きして群馬から出掛ける訳ですから、初戦敗退で帰路につく訳にはいきません。関西からお越しのユーザーさんお2人も同じお気持ちでしょう。いざ勝負!
予選A卓
起家から高宮プロ、LuckyAyaさん、西嶋、まあくんさん
東1局から高宮プロがリーチ三色で7,700の加点。
このリーチ同巡に北家のまあくんさんもタンヤオドラ3のテンパイ。LuckyAyaさんも5枚持ちのを切らないよう打ちまわしてテンパイ維持していたが、さらにを持ってきたところで放銃。
冒頭で「ロン2カップでは3着が多いので、今日はトップで決勝に行きたい」と話していた高宮プロが順調に加点しトップ目を維持。
東4局、親番のまあくんさんが6巡目に2枚目のをスルーから、13巡目に七対子をテンパイ、単騎に受けると何とこれが山に3枚生き。
ピンフ赤2をリーチしていたLuckyAyaさんがこのを掴んでしまう。
まあくんさんはこの親番で更に加点を続ける。
2本場ではをポンし、ピンズの一色模様の下家の高宮に宣言牌をぶつけ単騎の七対子リーチ!
すると高宮プロがこれをポン、チンイツへ渡ろうとのトイツに手がかかった。
このが裏ドラとなり、高宮プロがまあくんさんに12,600の放銃。まあくんさんが大きくリードした。
まあくんさんもLuckyAyaさんも積極的に仕掛けると思いきや、面前でじっくり手役を育てる局面もあり、さすが数多いユーザーさんたちの代表といった印象。
オーラスは、どうしてももう1回打ちたい私西嶋が、普段しないようなの一鳴きからの1,000をアガリ終局。
トップ勝ち抜け勝ち抜けまあくんさん
2着西嶋、3着高宮プロ、4着LuckyAyaさん
予選B卓
起家から森山プロ、荒プロ、滝沢プロ、佐々木プロ
東1局、荒プロの跳満ツモからスタート。
これを受け開局前に「この半荘は殴り合いになる」と話した森山プロ、
東2局9巡目、こちらの手牌からツモ切り。さらには10巡目にもツモ切りのテンパイとらず。
ドラ
東2局1本場、親番連荘の荒プロも15巡目にこの1シャンテンの手牌、上家からが切られてもチーテンとらず。
物凄い長打戦が見れそうな予感がする。
さらに森山プロは東4局4巡目にこの手牌で1シャンテンとらずの打とし234の三色の形へ向かう。
ツモ ドラ
対して荒プロも
ツモ
ここから打とし789の三色の形を決めた。
両者、殴り合いの準備が着々と進んでいく。
これを制したのは森山プロ。を先に引き入れ待ちリーチを打つと、程なくして高目のツモ、跳満をアガリ返す。
結果は、宣言通りのKOパンチを繰り出した森山プロの勝利。
トップ勝ち抜け 森山プロ
2着荒プロ、3着佐々木プロ、4着滝沢プロ
佐々木プロは手が入りリーチまでは辿り着くもののなかなかアガリに結びつかず、本人も「不完全燃焼」を訴えていました。
滝沢プロは、東3局の親番でポンから森山プロのリーチ直後、を暗刻にし満貫テンパイとなり、その後森山プロのあたり牌を掴んだ場面について
「もう一度受けに受け直す道もあった」と話していました。
ポン ツモ ドラ
(はリーチ一発目に通している現物)
難易度高いですね(*_*)
予選C卓
起家から増田プロ、山田プロ、ともたけプロ、massan17さん
去年ラスベガスで行われた第2回リーチ麻雀世界選手権の決勝を思い起こさせる、世界チャンピオン、世界2位、3位にユーザーさんを加えた4人での対戦。
最初に勝負手を決めたのは山田プロ。
東1局1本場、メンホン一通イーペーコーの跳満をmassanさんからアガった。
序盤、緊張していた様子のmassanさんも徐々に場に馴染んできた様子。
先行リーチを打つが実らず、役なしテンパイをヤミテンに構えていたが、山田プロのリーチを受け追いかける。結果は山田プロの当たり牌を掴む苦しい展開。
南1局、親番、トップ目の山田プロと6,000点差の2着目増田プロ。
ドラなしカンチャン待ちのヤミテンから、中盤にリーチに出る。
この時massanさんに
ポン ドラ
このテンパイが入っていたが、親のリーチを受けを引いたところでやむなくのトイツ落としに回る。
他家も押し返せる状態でなく、親番を連荘したい増田プロの望み通りの展開に。
その後もトップ目の山田プロと追いかける増田プロが交互にアガる展開で、最後は連続でアガリをものにした増田プロが山田プロを逆転し1位通過となった。
トップ勝ち抜け 増田プロ
2着山田プロ、3着ともたけプロ、4着massan17さん
massanさん、対局後に
「いい経験になった。また機会があればリベンジしたい」
と笑顔で話されていました。
こういう瞬間、やっぱり麻雀っていいなってわたしは思います。
massanさん始めユーザーさん達がこれからもたくさんロン2をプレイしてくれたらいいなと思いました。
ともたけプロは
「勝負した結果。痛い程(世界大会の)リベンジを受けた」
と話しました。
麻雀勝ったり負けたり。
ほんとにその通りだなとしみじみ思ったのでした。
敗者復活戦
起家から荒プロ、山田プロ、佐々木プロ、西嶋
すごい卓になった。見渡す限り豪華な対戦メンバー。夢でも見ているんじゃないかと思った(笑)。
せっかくの夢のような対戦メンバー、縮こまって終わることのないよう、いつもと同じ自分で麻雀するぞ!と気合いを入れる西嶋。
東2局1本場、山田プロがリーチツモ、三暗刻、ドラ3の6,100オールをツモアガる。
東3局、親の佐々木プロのリーチ
リーチ
私もドラのを切れればテンパイできるが…
切れなかった…
3巡後、
この形になりこれなら勝負できる!と納得のドラ切りテンパイ。佐々木プロのでアガリ逃ししてるのが少し気になり、ヤミテンとした。
すると同巡荒プロが追いかけリーチ
(リーチ者2人の現物になってるわたしの高目の待ち、山田プロは切ってくれなかった。ドラ切りのヤミテン、ばればれですね(^^;;…)
2軒リーチならばと私も追いかけ3軒リーチ!
結果は荒プロが佐々木プロに7,700放銃。
東4局、親番西嶋
6巡目に荒プロからのリーチを受け、ダブとを仕掛けてこの形からドラのを切れたのはこの日一番の私的好プレー(自画自賛すみません)
ポン ポン ドラ
が見えてない状態で私の目からは待ちを本線としたことと、後の好形変化を見てのドラ切り。あとは、荒プロが即リーチしなかった理由を考えた。ドラ待ちなら即リーチなのではないか?など…を引いてトイトイ変化もできたけど我慢できた…
結果は荒プロの満貫ツモ。
南入してからも打撃戦が続く。
終始山田プロがリードする展開だったが、佐々木プロが山田プロからの直撃を決め、点差もかなり近くなった。
私は3,900出アガリか1,000オール、アガリ止めありという好条件にも関わらず、痛恨のノーテン終了…かと思いきや、山田プロの満貫に刺さりました(涙)。
緊張感MAXで始まったこの半荘、南入してから気持ちも落ち着き、楽しくなってきたところで終わってしまった感じ。あのままもっともっと打ってたいって心底思いました。負けたのに不謹慎かもしれませんが、とても楽しかったです。
勝ち抜け 山田プロ
2着西嶋、3着佐々木プロ、4着荒プロ
決勝戦
起家から増田プロ、森山プロ、山田プロ、まあくんさん
予選から高打点のアガリを決め続けた4者の闘い。
先ずは東3局、増田プロが満貫をアガリ、好調に見えたが、
東4局、親番のまあくんさんがこの6,000オール。
ポン ツモ ドラ
東4局2本場では、まあくんさんを追いかける増田プロと山田プロの勝負手がぶつかり合う。
増田プロリーチ
ドラ
山田プロリーチ
結果はハイテイで増田プロがを掴み山田プロに倍満の放銃。
南2局では親番森山プロが親満をツモるなど3本場まで粘りを見せ、あとひとアガリのところまで追い詰めるが、まあくんさんがしっかりと流し南3局、山田プロの親番へ。優勝までの道のりを着々と縮める。
山田プロも2本場まで粘るがまあくんさんの果敢な親落としが成功した。
優勝 まあくんさん
2着森山プロ、3着山田プロ、4着増田プロ
全員に見せ場のある、見ごたえのある決勝戦となりました。対局前には「場を乱さないように、神聖な場所を汚さないように打ちたい」と謙虚なコメントをくれたまあくんさんが堂々の優勝です。この対戦メンバーでの勝利は本当に凄いですよね。おめでとうございます!
ご参加頂いた3名のユーザーさん、ご視聴頂いた皆様、ありがとうございました。
わたしにとっても、普段なかなか対戦できないような方々と打ててとても楽しいロン2カップとなりました。
これからも、ロン2で多くの方々と対戦していきたいと思います。
皆様、これからもどうぞよろしくお願い致します!(^^)
カテゴリ:その他イベント
2018年02月20日
Aリーグ最終節 宮田豊夢
長かったリーグ戦もついに最終節を迎えました。
関西の頂点を決める太閤位への挑戦権を誰がものにするのか楽しみな一戦です。
暫定的トータルトップの坂本、2位の藤川が+150オーバーで、現状3位の仁科を大きく離しています。
この2人が順当に決まって、まずは坂本・藤川が挑戦権をものにします。最後の3位争いがきわめて熾烈な争いとなりました。
ポイント差が50Pの間に7人がひしめき合っており、誰が抜け出してもおかしくない状況です。
この壮絶な3位争いは、前太閤位の横山が持ち前の勝負強さをみせて獲得しました。
太閤位決定戦は、花岡、藤川、坂本、横山の4名で決定しました。
また壮絶な戦いになるでしょう。
Bリーグ9節 山神剛
Bリーグは第9節になります。
残り2節、昇級争い、降級逃れの戦いが一層激しなってきました。
1卓(辻井・上村政・吉田・山中)
2卓(大橋・山室・城・筒井)
3卓(高谷・吉本・山神・原田)
4卓(中川・松永・上村宜・丸山)
1卓
上位を狙えそうなのが4位の山中と6位の上村政。
お互いに安定感のある戦いを見せ、プラスを叩いてきます。
卓内トップは山中の+26.0P。
山中、上村政ともに順位は変わらず、
最終節での上位との直接対決に、昇級をかけて望む事になります。
2卓
現在3位の山室が3トップでポイントを伸ばしていきます。
最終節を残し、微差での昇級争い、1位通過争いに復帰してきました。
3卓
この卓では1位の高谷、2位の吉本の直接対決です。
1回戦、序盤から皆が競り合う展開で接戦のまま終局。
高谷、吉本がワンツーフィニッシュで昇級に弾みを付けます。
2回戦、またも高谷、吉本が原点をキープして競り合う展開。
このままではダメだと思った山神が南場の親番で、
ドラ
この配牌から、2巡目でを引き入れ三色に一直線に走ります。
手牌を
ここまで育てた所で、吉本から先制リーチがきます。
2巡後、を引き入れ追っかけリーチとしました。
ひとアガリでの浮上を狙っていましたが…
山神がつかんだのはで吉本のメンタンピンドラ、7.700点に放銃となりました。
またも吉本、高谷のワンツーフィニッシュで加点が止まりません。
4回戦全てをプラスで終えた吉本が+61.3Pと、高谷を抜いてトータルトップに躍り出ました。
高谷も抜群の安定感を見せ+19.7Pとポイントを積み重ねています。
最終節の昇級、1位通過争いも激しい戦いが予想されます。
4卓
5位の松永、7位の丸山が加点していけたのか。
丸山は2着2着3着4着と振るわず▲12.3P。松永も+14.4Pと加点はするものの、上位との点差は開いてしまい、最終節での上位との直接対決に全てをかけてくるでしょう。
残すは最終節のみ。上位の接戦が面白そうですが、2番手グループも上位とは50P~80P程の差ですので、そこから誰かがジャンプアップして昇級を勝ち取るのでしょうか?
リーグ中盤でジャンプアップしてきた高谷、吉本がそのままゴールするか、序盤から安定感を見せ続けている山室、山中が最後の巻き返しをするか、最終戦の最後まで目が離せない展開になりそうです。
C1リーグ後期4節 行野拓幸
めっきり寒くなった12月、リーグ戦も第9節がやってきました。今回を入れて2回で今期が終了となります。最終節前の大事な1節です。
1卓(木下・後藤・土田・高橋悟志・川上)
現在+115.4Pで1位の高橋悟志と+36.9Pで4位の後藤が同卓となりました。5回戦目、木下が四暗刻をツモアガると、次局、高橋悟志が国士無双をツモ。2局連続の役満アガリとなりました。
これで高橋悟志が+54.9Pとし、160Pを超えるトップとなりました。後藤は4回戦目・5回戦目のラスが響き▲65.7Pとなりました。
2卓(音羽・中野・南田・行野・辰巳・柿本)
現在マイナスである南田、行野、辰巳、柿本の4人が同卓になりました。
行野は+55.7Pでマイナスからプラスまでポイントを戻し、柿本は+16.1Pでマイナスを減らしました。
南田、辰巳はマイナスとし苦しいポイントになりました。また、+50.9Pとした中野が一気に上位に浮上し、昇級にぐっと近付きました。
次の最終節で昇級・降級が決まります。現在、圧倒的なポイントの高橋悟志が1位となっています。昇級できるのは2人までですので、2位争いも見どころになってくると思います。
また、降級は4人ですので、降級争いも激しい戦いになっています。自分も降級しないように、また最後まで昇級を目指して頑張りたいと思います。
C2リーグ後期4節 吉田拓也
3節目を終えた時点での上位勢の成績は
1位 宮澤 +81.7P
2位 中安 +55.9P
3位 根越 +28.7P
今期の昇級枠は2名なので4位以下の選手は根越と同程度のポイントまで引き上げておきたい所です
1卓(中安・吉田・宮澤・根越・楠木)
なんと上位3名がぶつかる形になった1卓。お互いがにらみを効かせ合う展開になれば楠木と吉田にもチャンスがあるかもしれません。
第1回戦。東場で中安が6,000オールをアガリ一気に抜け出しを図りますが、それを阻んだのはやはり宮澤と根越。中安を抑えつつ自身も着々と加点をしてゆき、オーラスでは3者横並びの展開にまで持ち込みました。
3名はその後も大崩れすることもなく順調にポイントを積み重ねます。
4回戦を終えて卓内トップは根越の+42.6P。トータルを+71.3Pとして、宮澤、中安にあと一歩の所まで詰め寄りました。
2卓(掛樋・秋山・高橋・伊原・山本)
2卓では秋山が大暴れ。+119.5Pを叩き出してトータルを+85.7Pまで引き上げます。
掛樋が+10.9P。トータル+32.1Pでなんとか踏みとどまり最終節に望みを残しましたが、高橋、伊原、山本の3名は大きくマイナス。昇級はかなり厳しくなってしまいました。
カテゴリ:関西プロリーグ レポート
2018年02月20日
Aリーグ最終節 宮田豊夢
長かったリーグ戦もついに最終節を迎えました。
関西の頂点を決める太閤位への挑戦権を誰がものにするのか楽しみな一戦です。
暫定的トータルトップの坂本、2位の藤川が+150オーバーで、現状3位の仁科を大きく離しています。
この2人が順当に決まって、まずは坂本・藤川が挑戦権をものにします。最後の3位争いがきわめて熾烈な争いとなりました。
ポイント差が50Pの間に7人がひしめき合っており、誰が抜け出してもおかしくない状況です。
この壮絶な3位争いは、前太閤位の横山が持ち前の勝負強さをみせて獲得しました。
太閤位決定戦は、花岡、藤川、坂本、横山の4名で決定しました。
また壮絶な戦いになるでしょう。
Bリーグ9節 山神剛
Bリーグは第9節になります。
残り2節、昇級争い、降級逃れの戦いが一層激しなってきました。
1卓(辻井・上村政・吉田・山中)
2卓(大橋・山室・城・筒井)
3卓(高谷・吉本・山神・原田)
4卓(中川・松永・上村宜・丸山)
1卓
上位を狙えそうなのが4位の山中と6位の上村政。
お互いに安定感のある戦いを見せ、プラスを叩いてきます。
卓内トップは山中の+26.0P。
山中、上村政ともに順位は変わらず、
最終節での上位との直接対決に、昇級をかけて望む事になります。
2卓
現在3位の山室が3トップでポイントを伸ばしていきます。
最終節を残し、微差での昇級争い、1位通過争いに復帰してきました。
3卓
この卓では1位の高谷、2位の吉本の直接対決です。
1回戦、序盤から皆が競り合う展開で接戦のまま終局。
高谷、吉本がワンツーフィニッシュで昇級に弾みを付けます。
2回戦、またも高谷、吉本が原点をキープして競り合う展開。
このままではダメだと思った山神が南場の親番で、
ドラ
この配牌から、2巡目でを引き入れ三色に一直線に走ります。
手牌を
ここまで育てた所で、吉本から先制リーチがきます。
2巡後、を引き入れ追っかけリーチとしました。
ひとアガリでの浮上を狙っていましたが…
山神がつかんだのはで吉本のメンタンピンドラ、7.700点に放銃となりました。
またも吉本、高谷のワンツーフィニッシュで加点が止まりません。
4回戦全てをプラスで終えた吉本が+61.3Pと、高谷を抜いてトータルトップに躍り出ました。
高谷も抜群の安定感を見せ+19.7Pとポイントを積み重ねています。
最終節の昇級、1位通過争いも激しい戦いが予想されます。
4卓
5位の松永、7位の丸山が加点していけたのか。
丸山は2着2着3着4着と振るわず▲12.3P。松永も+14.4Pと加点はするものの、上位との点差は開いてしまい、最終節での上位との直接対決に全てをかけてくるでしょう。
残すは最終節のみ。上位の接戦が面白そうですが、2番手グループも上位とは50P~80P程の差ですので、そこから誰かがジャンプアップして昇級を勝ち取るのでしょうか?
リーグ中盤でジャンプアップしてきた高谷、吉本がそのままゴールするか、序盤から安定感を見せ続けている山室、山中が最後の巻き返しをするか、最終戦の最後まで目が離せない展開になりそうです。
C1リーグ後期4節 行野拓幸
めっきり寒くなった12月、リーグ戦も第9節がやってきました。今回を入れて2回で今期が終了となります。最終節前の大事な1節です。
1卓(木下・後藤・土田・高橋悟志・川上)
現在+115.4Pで1位の高橋悟志と+36.9Pで4位の後藤が同卓となりました。5回戦目、木下が四暗刻をツモアガると、次局、高橋悟志が国士無双をツモ。2局連続の役満アガリとなりました。
これで高橋悟志が+54.9Pとし、160Pを超えるトップとなりました。後藤は4回戦目・5回戦目のラスが響き▲65.7Pとなりました。
2卓(音羽・中野・南田・行野・辰巳・柿本)
現在マイナスである南田、行野、辰巳、柿本の4人が同卓になりました。
行野は+55.7Pでマイナスからプラスまでポイントを戻し、柿本は+16.1Pでマイナスを減らしました。
南田、辰巳はマイナスとし苦しいポイントになりました。また、+50.9Pとした中野が一気に上位に浮上し、昇級にぐっと近付きました。
次の最終節で昇級・降級が決まります。現在、圧倒的なポイントの高橋悟志が1位となっています。昇級できるのは2人までですので、2位争いも見どころになってくると思います。
また、降級は4人ですので、降級争いも激しい戦いになっています。自分も降級しないように、また最後まで昇級を目指して頑張りたいと思います。
C2リーグ後期4節 吉田拓也
3節目を終えた時点での上位勢の成績は
1位 宮澤 +81.7P
2位 中安 +55.9P
3位 根越 +28.7P
今期の昇級枠は2名なので4位以下の選手は根越と同程度のポイントまで引き上げておきたい所です
1卓(中安・吉田・宮澤・根越・楠木)
なんと上位3名がぶつかる形になった1卓。お互いがにらみを効かせ合う展開になれば楠木と吉田にもチャンスがあるかもしれません。
第1回戦。東場で中安が6,000オールをアガリ一気に抜け出しを図りますが、それを阻んだのはやはり宮澤と根越。中安を抑えつつ自身も着々と加点をしてゆき、オーラスでは3者横並びの展開にまで持ち込みました。
3名はその後も大崩れすることもなく順調にポイントを積み重ねます。
4回戦を終えて卓内トップは根越の+42.6P。トータルを+71.3Pとして、宮澤、中安にあと一歩の所まで詰め寄りました。
2卓(掛樋・秋山・高橋・伊原・山本)
2卓では秋山が大暴れ。+119.5Pを叩き出してトータルを+85.7Pまで引き上げます。
掛樋が+10.9P。トータル+32.1Pでなんとか踏みとどまり最終節に望みを残しましたが、高橋、伊原、山本の3名は大きくマイナス。昇級はかなり厳しくなってしまいました。
カテゴリ:関西プロリーグ レポート
2018年02月19日
本日で女流プロ麻雀日本シリーズ2018も後半戦に突入する。
上位陣がポイントをのばすのか、それとも下位陣が巻き返すのか。
各自の戦い方にも注目だ。
11回戦(仲田、山脇、魚谷、亜樹)
最近、好成績を残している山脇が初登場。
ここでも持ち前のゲームメイクで勝ち切ることができるのだろうか?
南場を迎えて山脇以外の亜樹、仲田、魚谷の3者がデットヒート。
南2局に魚谷がトップ目の亜樹から3,900の直撃でトップに迫る。
南3局、仲田が一通のリーチを打つも山脇の3,000・6,000のツモアガりとなる。
そして迎えた南4局、亜樹が安めながら4,000オールのツモアガリでトップを盤石にする。
1本場、山脇がアガリ3着に浮上。仲田は痛い4着となった。
12回戦(仲田、朝倉、池沢、和久津)
東1局、親の仲田が3本積み先制する。
しかし東2局、朝倉が仲田から12,000の出アガリでトップ目に立つ。
その後1人苦しい展開の和久津だけが点棒を削られる。
南3局、2軒リーチの中、和久津に四暗刻単騎ドラ3にもとれるテンパイが入る。
選択は三暗刻ドラ3に受けたが、結果テンパイ打牌が池沢に放銃。
結果論だが、点数状況的にはドラがなければ目をつぶって四暗刻に受けていたと思われるだけに痛い放銃となってしまった。
その後は仲田が池沢とのトップ争いに8,000直撃で競り勝った。
朝倉は2着に浮上。前節までと違い、捌きをいれながらプレーオフを視野に置いているような戦い方に見えた。
13回戦(和久津、山脇、亜樹、朝倉)
ここでも、和久津には苦しい展開が続くが、南1局ついに持ち前の攻撃力を発揮する。
2,600オールは2,800オールをアガると次局、3者に先行されるが高めタンピンのテンパイが入りヤミテンを選択。
これが功を奏し亜樹からの出アガリとなった。
そして7本場、トイトイ役2をツモアガリ、60,000点オーバーに。
2着には朝倉、確実に加点する。
山脇は連続3着となった。
14回戦(魚谷、高宮、山脇、池沢)
南場を迎えて山脇が40,000点のトップ目に立つ。
以下、高宮、池沢、魚谷の並び。
南1局、親の魚谷がリーチを打つも流局。
南2局、高宮が山脇から7,700をヤミテンで打ち取り、トップ目に。
2本場、魚谷が高めをツモり3,000・6,000。
リーチ ツモ ドラ 裏
魚谷のトップで終わるかと思われたが南4局、池沢が18,000を含む連荘でトップを奪い取り、暫定首位をキープした。
15回戦(魚谷、山脇、高宮、佐月)
14回戦終了時までの下位4名の戦い。
誰がプレーオフ圏内にポイントをもっていけるだろうか?
東1局。親の魚谷が
ドラ
ここから1巡目をポン。積極的に仕掛けていく。
残っている形が苦しいかと思ったがツモが伸び、12巡目にツモ。大きいアガリとなった。
ポン ポン
そのあと、1,000オールをアガリ2本場。メンホンのフリテンリーチと勝負に出る。
同巡、高宮もドラを暗刻にして追っかけリーチ。しかしここは魚谷が1発でツモり、裏ドラものって8,000オールでトップを盤石とする。
リーチ ツモ ドラ 裏
さらに次局、佐月から7,700をアガリ80,000点オーバーに。
南1局にも7,700をアガリ一気にプレーオフ圏内に。
熾烈な2着争いは山脇が制した。
4着は高宮。残り回数はあるがかなり厳しい位置になってしまった。
システム
■予選全24回戦(各自8回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦
予選成績
順位 | 名前 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 5回戦 | 6回戦 | 7回戦 | 8回戦 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 池沢麻奈美(連盟会長推薦) | 25.1 | 10.4 | 26.6 | ▲ 22.4 | ▲ 8.6 | 29.4 | 60.5 | ||
2 | 二階堂 亜樹(女流プロ麻雀日本シリーズ2017優勝) | ▲ 4.8 | ▲ 9.0 | ▲ 8.0 | 26.4 | 34.6 | 33.6 | ▲ 28.3 | 44.5 | |
3 | 朝倉ゆかり(第16期女流雀王) | 3.4 | 12.4 | 12.4 | 6.5 | 34.7 | ||||
4 | 西嶋ゆかり(第15期プロクイーン) | ▲ 10.5 | 29.6 | 25.2 | ▲ 14.1 | 30.2 | ||||
5 | 仲田加南(第12期女流桜花) | 5.7 | 10.7 | 8.2 | ▲ 22.6 | 27.3 | 29.3 | |||
6 | 黒沢咲(連盟会長推薦) | 19.7 | ▲ 25.3 | 27.9 | 22.3 | |||||
7 | 魚谷 侑未(連盟会長推薦) | ▲ 22.1 | ▲ 34.7 | ▲ 41.4 | 34.8 | 0.5 | 12.7 | 71.1 | 20.9 | |
8 | 西嶋千春(第17期女流最高位) | 15.8 | ▲ 26.6 | 32.7 | ▲ 7.4 | 14.5 | ||||
9 | 和久津 晶(連盟会長推薦) | 6.7 | ▲ 10.0 | ▲ 9.0 | ▲ 1.7 | ▲ 10.6 | ▲ 31.1 | 38.2 | ▲ 17.5 | |
10 | 佐月麻理子(第26期麻雀マスターズ) | ▲ 21.6 | 7.5 | 10.4 | ▲ 29.3 | ▲ 24.8 | ▲ 57.8 | |||
11 | 山脇千文美(連盟会長推薦) | ▲ 11.5 | ▲ 16.4 | ▲ 32.7 | ▲ 10.2 | ▲ 70.8 | ||||
12 | 高宮 まり(連盟会長推薦) | ▲ 36.6 | ▲ 28.7 | ▲ 9.4 | ▲ 36.1 | ▲ 110.8 |
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