Mr.Xの連盟Weekly!

100

 
 
 

「春眠暁を覚えず」というが、まさに寝過ごすにはピッタリな季節! 一日何時間寝ても寝たりない感ありあり。遅刻はシャレにならいぜ!

 
 

【第8期グランプリMAX決勝戦】

 
 

 

100

 

現役鳳凰位、十段位、前鳳凰位、会長という近年稀に見るベストメンバーとなった『第8期グランプリMAX』決勝戦。初日3戦目までは混戦模様だったのだが…

 

100

 

4戦目で前原が大爆発! しかも一度18000点まで沈んでからのこの復活、まさに人知を超えたゴジラ!

 

100

 

2日目、そのゴジラの首に唯一鈴をつけられたのが

 

100

 

7回戦目で前原のリーチを受けて森山が五万ツモで倍満のアガリ!
一応現実的点差で最終戦をむかえたがさすがに一歩及ばず。

 

100

 

そういえば昨年は佐々木寿人、今年は前原雄大。チームがらくたが毎年グランプリを制しているが来年はさて誰が…。

 
 
 

【グランプリの真裏では】

 
 

2017年度のグランプリと同時刻に巣鴨連盟道場では

 

100

 

2018年最初の公式戦が行われていた。『第4期JPML WRCリーグ』。
左奥には瀬戸熊直樹の姿が。

 

100

 

A1リーガーといえども油断はできない、次回のグランプリへの戦いは今から始まって
るのだ!

 
 
 

【新50歳代?】

 
 

ついにこの人も50代の仲間入り。

 

100

 

忍法若作りの術も年々通じなくなるが、麻雀の方は齢を重ねることにますます。グランプリでは大敗も『Battle of generation【50代以上代表決定戦】』では…

 

100

 

沢崎とのアガリ競争を…制しないで流局に持ち込むことに成功。沢崎がノーテンのためこれで逃げ切っての優勝だ!

 

100

 

とはいえこの中に混じると完全に「若手」。

 

100

 

『第12回モンド名人戦』にも新50歳として出場してるが…浮いてる感がヒシヒシと出てるぜ!

 
 
 

【ゆーみん快挙!!】

 
 

日本プロ麻雀協会主催の『第16回日本オープン』。3月25日に決勝戦が行われ、紅一点・魚谷侑未がなんと優勝! 

 

100
日本プロ麻雀協会ホームページ引用
 

ちなみに過去15回において女性の優勝者はゼロとのこと。つまり史上初の女性優勝者ということに!

一夜明けて26日(月)。『ゆーみんと喋りまShow!!』の番組前にスタジオで仮眠明けのゆーみん。番組内で花束贈呈のドッキリを仕掛けて泣かせようにも

 

100

 

プレゼンターが会長では完全に恐縮。泣くどころではなかったぜ!

 
 
 

【プロ連盟に「石川遼」が特別入会!?】

 
 

石川遼…といってもプロゴルファーではなく、さすがに同姓同名である。そしてその石川の正体はなんと!

 

100

 

天鳳位・すずめクレイジーさんの本名だった! 28日(水)『高宮まりの”月刊プロ連盟ニュース”』で特別ゲストで出演。表明通り4月よりプロ連盟に入会、B2リーグから鳳凰戦に出場。
そのすずめクレイジーさん改め石川プロのデビュー戦を特別に生放送することが決定!

・4月7日(土)13:00~
『第35期鳳凰戦~B1リーグSelect第1節』
B2リーグの1・2回戦を放送(その後B1リーグの3・4回戦を放送)

いつも以上にB1Select要チェックだぜ!

プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

100

 
 
 
「春眠暁を覚えず」というが、まさに寝過ごすにはピッタリな季節! 一日何時間寝ても寝たりない感ありあり。遅刻はシャレにならいぜ!
 
 
【第8期グランプリMAX決勝戦】
 
 
 
100
 
現役鳳凰位、十段位、前鳳凰位、会長という近年稀に見るベストメンバーとなった『第8期グランプリMAX』決勝戦。初日3戦目までは混戦模様だったのだが…
 
100
 
4戦目で前原が大爆発! しかも一度18000点まで沈んでからのこの復活、まさに人知を超えたゴジラ!
 
100
 
2日目、そのゴジラの首に唯一鈴をつけられたのが
 
100
 
7回戦目で前原のリーチを受けて森山が五万ツモで倍満のアガリ!
一応現実的点差で最終戦をむかえたがさすがに一歩及ばず。
 
100
 
そういえば昨年は佐々木寿人、今年は前原雄大。チームがらくたが毎年グランプリを制しているが来年はさて誰が…。
 
 
 
【グランプリの真裏では】
 
 
2017年度のグランプリと同時刻に巣鴨連盟道場では
 
100
 
2018年最初の公式戦が行われていた。『第4期JPML WRCリーグ』。
左奥には瀬戸熊直樹の姿が。
 
100
 
A1リーガーといえども油断はできない、次回のグランプリへの戦いは今から始まって
るのだ!
 
 
 
【新50歳代?】
 
 
ついにこの人も50代の仲間入り。
 
100
 
忍法若作りの術も年々通じなくなるが、麻雀の方は齢を重ねることにますます。グランプリでは大敗も『Battle of generation【50代以上代表決定戦】』では…
 
100
 
沢崎とのアガリ競争を…制しないで流局に持ち込むことに成功。沢崎がノーテンのためこれで逃げ切っての優勝だ!
 
100
 
とはいえこの中に混じると完全に「若手」。
 
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『第12回モンド名人戦』にも新50歳として出場してるが…浮いてる感がヒシヒシと出てるぜ!
 
 
 
【ゆーみん快挙!!】
 
 
日本プロ麻雀協会主催の『第16回日本オープン』。3月25日に決勝戦が行われ、紅一点・魚谷侑未がなんと優勝! 
 
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日本プロ麻雀協会ホームページ引用
 
ちなみに過去15回において女性の優勝者はゼロとのこと。つまり史上初の女性優勝者ということに!
一夜明けて26日(月)。『ゆーみんと喋りまShow!!』の番組前にスタジオで仮眠明けのゆーみん。番組内で花束贈呈のドッキリを仕掛けて泣かせようにも
 
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プレゼンターが会長では完全に恐縮。泣くどころではなかったぜ!
 
 
 
【プロ連盟に「石川遼」が特別入会!?】
 
 
石川遼…といってもプロゴルファーではなく、さすがに同姓同名である。そしてその石川の正体はなんと!
 
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天鳳位・すずめクレイジーさんの本名だった! 28日(水)『高宮まりの”月刊プロ連盟ニュース”』で特別ゲストで出演。表明通り4月よりプロ連盟に入会、B2リーグから鳳凰戦に出場。
そのすずめクレイジーさん改め石川プロのデビュー戦を特別に生放送することが決定!
・4月7日(土)13:00~
『第35期鳳凰戦~B1リーグSelect第1節』
B2リーグの1・2回戦を放送(その後B1リーグの3・4回戦を放送)
いつも以上にB1Select要チェックだぜ!

第8期麻雀グランプリMAX ベスト16 B卓レポート

グランプリベスト16・B卓は、
一次予選からの勝ちアガリ。日本プロ麻雀連盟会長「手役アーティスト」こと森山茂和。
最近「ゴジラ」の2つ名が定着しつつある現鳳凰位前原雄大。
前年度、鳳凰位決定戦準優勝。狙うは悲願のG1優勝。A1リーガー近藤久春。
今期の鳳凰位決定戦で、激闘の末、前原に敗れたAリーガー内川幸太郎。

A1が3人と、会長森山と言う豪華な卓。手役派・連続攻撃系と、攻撃力が高い4名が集まった為、激しい打撃戦が予測されますが、もう1つ注目したいのは、前原と内川の対決。両者は鳳凰位決定戦でも激闘を繰り広げており、若武者内川にとってはリベンジマッチとなります。
自身初のG1タイトル奪取のためにも、負けられない内川。
ベスト8に進出出来るのは、果たして!?

 

100

 

1回戦 前原 森山 近藤 内川

東1局 前原7巡目

一索一索七索七索二筒二筒六筒六筒南白白発発  ドラ四万

前原が1枚切れの南で先制リーチ。

内川

三万四万五万二索三索三筒四筒五筒五筒五筒六筒七筒八筒

同巡、絶好のドラを引いて追いかけます。
この後の展開を占う開局。
結果は、内川高め四索のツモアガリ!大きな2,000・4,000。

東2局 親・森山

四万五万七万七万三索四索五索一筒二筒三筒四筒五筒六筒  ドラ一索

まずは森山がピンフのテンパイ。三色やタンヤオの手替わりがある為、ヤミテンに。
内川も仕掛けてテンパイ。

二万三万四万八万八万五索六索四筒五筒六筒  ポン発発発

前原
六万六万三索四索五索六索七索八索八索八索八索八筒九筒

そこに前原が、ドラを切ってリーチ。
しかし、アガったのは内川。七索ツモで300・500。

東3局、またもや内川がピンフテンパイの森山から1,300のアガリ。
3連続アガリと好調の内川。このまま突っ走れるでしょうか?

東4局

前原
四万五万六万二筒二筒七筒九筒  チー四筒 左向き二筒 上向き三筒 上向き  ポン白白白  ドラ八筒

南家、前原が仕掛けます。
すると、親・内川が、少し対応した感じに。解説の沢崎は、ここは相手を考えずに攻める局面と語ります。
結果は押し返した近藤が、リーチで高めのツモアガリ。

四万五万六万七万八万五索六索七索三筒四筒五筒六筒六筒  ツモ三万

1,300・2,600。

南1局

森山
二万三万七万二索四索七索八索二筒四筒五筒八筒白白  ドラ二筒

2巡目 ツモ七筒。森山、この手から打白として、大きく狙っていきます。

近藤が

二万三万四万三索三索四索五索六索一筒二筒三筒七筒八筒

自身が5巡目に八筒を打ち良い待ちになっている事もあってか、このリーチを打つと、森山が追いついてリーチ。

二万三万四万六索七索八索二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒

すぐに五筒を近藤が掴んでしまいます。
森山の構想力が生きた1局となりました。

南2局

森山
三万三万五万五万一索二索二索五索五索一筒一筒二筒二筒  ドラ三万

親の森山は2枚切れの発を持ってくると、打一索とします。そして、ツモ一索でアガリ逃してしまいます。しかし、それで腹を括ったのかリーチと行き、ハイテイでなんと発をつもって6,000オール!
アガリ逃しのダメージどころか、高くしてアガってしまいました・・強いです。

南3局 前原の配牌。

六万五索三筒八筒東南西北北白白中中  ツモ五万  ドラ二筒

運命の南3局。

解説席では、面白い手ですねー。
くらいのライトな感じでしたが、まさかあんな事になるとは誰が予想したでしょうか・・・!?

ここから前原 白ポン・北ポン。

3者の手牌は以下の形に。

森山
四万五万六万七万八万九万二索三索四索九索九索二筒四筒

内川
二万四万四索五索三筒四筒六筒六筒六筒七筒七筒西西

近藤
一万一万四万五万六万七万九万一筒一筒二筒三筒三筒四筒

対して前原。

五万東南西発中中  ポン北北北  ポン白白白

・・・。

・・・。

いや、さすがに前原以外のアガリになりそうなものですが・・。
ここから中を引き、北を加カン。なにやら怪しげな雰囲気が・・。

そして、親・近藤が

一万一万五万六万七万九万九万一筒二筒三筒三筒四筒五筒

これでリーチに行くと。前原 発南と驚異の引き!

南南発発中中中  加カン北北北北  ポン白白白

まさか・・。まさかの高めダブル役満テンパイが!ゴジラの足音が直ぐそこに・・・。
そして、近藤が掴んでしまった牌は・・・ 南でした・・。
近藤にとってのせめてもの救いは、安めだった事でしょうか。32,000ですが・・。
公式戦で初めて役満を放銃してしまった・・・と、語る近藤。何時かは降るものだと本人も覚悟していたとは思いますが、まさか安めで32,000の放銃とは、夢にも思わなかったのでは無いでしょうか?
夏目坂スタジオを、破壊せんとさえ感じられる、ゴジラの一撃でした!!

このアガリで前原がトップ。

1回戦結果

前原+28.3P
森山+16.9P
内川+5.3P
近藤▲51.1P

 

2回戦 内川 前原 森山 近藤

東1局から高打点

内川
七万八万二索二索三索四索五索二筒三筒四筒六筒六筒六筒  ドラ四索

前原
三万四万五万四索五索六索一筒一筒一筒七筒八筒西西

リーチ合戦で前原から内川に六万で7,700。七索八索を外した内川の判断が光ります。

東2局、森山はホンイツが見える好配牌。
2巡目ここから、

三索四索四索六索八索南西西北発中中中  ドラ三索

西が出るも、スルーすると手が伸びて、ドラドラテンパイの入った近藤から、

五万六万七万三索三索二筒二筒四筒五筒六筒  ポン八万 上向き八万 上向き八万 上向き

森山
三索四索六索七索八索西西西発発中中中  ロン五索

この12,000のアガリ。森山の重厚な選択が印象に残ります。
近藤もドラドラあるだけに、仕方ないとはいえ、厳しい展開が続きます。

東3局、苦しい展開が続く近藤ですが、

一索一索一筒二筒三筒九筒九筒  ポン西西西  チー三万 左向き一万 上向き二万 上向き  ドラ九筒

親・前原
七万八万九万三索四索六索六索一筒二筒三筒四筒四筒四筒  リーチ

前原がリーチときますが、待ち取りを間違えず、近藤が九筒をツモで2,000・4,000。
このアガリをキッカケにして反撃したい所!

しかし、次局、内川のヤミテンに一筒で8,000の放銃。今日の近藤はやはり厳しいのか・・。

内川
一索二索三索二筒三筒七筒八筒九筒南南南中中  ドラ三索

南1局1本場

近藤
二万三万四万五索六索七索八索八索八索三筒三筒六筒八筒  ドラ七索

しかし、挫けない近藤。この手をリーチして、強く押し返されるも、七筒をツモで2,000・3,900。 意地を見せてくれます。

そして、オーラス近藤に以下のテンパイが。
この手をアガれば、まだまだこれからの近藤、更に変化すれば18,000もある手牌ですが、

二筒二筒三筒四筒四筒七筒七筒  ポン東東東  ポン発発発  ドラ二万

前原
二万二万二万四万四万五万六万七万五索五索四筒五筒六筒

無情にも、近藤から前原に五索で8,000・・。
近藤にとって、あまりに厳しい結末となってしまいました。

2回戦トータル
森山+29.1P
内川+26.5P
前原+9.2P
近藤▲64.8P

 

3回戦 前原 森山 内川 近藤

東2局 前原がこの手牌から、

二万二万四万八万四索四索六索六索七索七索八索九索九索  ドラ一索

七索ツモトイツ手含みで 打四万として。

二万二万四索四索六索六索六索七索七索七索八索  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き

九索をポンしてテンパイ取らずの二万。珍しいと思いましたが、この選択が素晴らしく。
チンイツに寄せきり、親・森山から五索で8,000の見事なアガリ。

四索四索六索六索六索七索七索七索八索八索  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き

南1局

前原
五万六万二索三索四索六索六索八索八索八索五筒六筒七筒  ドラ五筒

親、前原のリーチに対して、一手変わり三色のテンパイが入っていた近藤が四万で7,700の放銃。

三万四万五万一索三索七索八索九索三筒四筒五筒八筒八筒

この手で前に出ないイメージもある近藤ですが、ポイント状況的に、高打点になり得る手牌はオリにくいでしょうか・・。
近藤に厳しい展開が続きます。

3回戦終了時
前原+35.0P
内川+30.9P
森山+17.0P
近藤▲82.9P

 

4回戦 内川 前原 森山 近藤

上位3名が接戦でスタートした4回戦。リード奪うのは果たして?

東1局リーチ棒付きで、内川から前原にピンフドラ1、2,000の放銃。

東2局

内川
四万五万六万七万七万六索七索五筒六筒七筒九筒九筒九筒  リーチ  ドラ一万

近藤
五筒五筒六筒七筒八筒東東  ポン二索 上向き二索 上向き二索 上向き  ポン白白白

このテンパイに対して、前原

一万二索二索六索六索六筒六筒東東西西発発

力強く、ドラの一万ツモ 4,000オール。やはりと言うか、前原が抜けだします。

東3局

森山

二万一索二索五索五索七索八索九索西西  ポン発発発  ツモ二万  打二索  ドラ二万

ホンイツ風味で仕掛けた森山ですが、ドラが重なり方向転換。
そして近藤。難しい手を上手く345の三色に寄せて以下の手牌。

二万三万四万五万六万七万八万四索五索三筒四筒五筒六筒六筒

二万か、五万八万か?
大量得点が必要な近藤、3,000・6,000は逃せないとドラを切って高め345の三色に受けます。
それを森山がポン。

五索五索七索八索九索西西  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ポン発発発

無情にも近藤が西を掴み 森山へ11,600。
ポイントがあれば違った選択も視野に入るだけに、追う立場は辛いと改めて感じさせる1局となりました。

東4局、近藤チンイツに寄せ切るも

一索一索二索三索三索五索六索六索六索七索  チー八索 左向き七索 上向き九索 上向き

アガれず流局。

南3局

近藤
二索三索四索四索五索六索東  ポン北北北  ポン発発発  ドラ五索

内川
一万二万三万五万六万七万八万六索七索八索  ポン白白白

南3局、競り合いが続く3名ですが、仕掛けている近藤に対し、内川が東で8,000の放銃。内川は痛い放銃か・・。

最後は前原が1,000点でアガリ4回戦終了。

4回戦トータル
前原+60.9P
森山+29.0P
内川+7.1P
近藤▲97.0P

 

最終戦 森山 内川 近藤 前原

ほぼ、森山・内川の一騎打ちとなった最終戦。森山・内川が交互にアガリます。

東4局も

五万七万五索六索七索八索八索二筒三筒四筒五筒六筒七筒  ドラ六筒

12,000のテンパイが親前原に入っていたが、

内川が

四万五万五万六万六万五索六索七索一筒二筒三筒四筒四筒

これでリーチを打ち、前原から四万で3,900のアガリ、前原はオリる手もあったとは思いますが、相手に背中を見せないのが前原。
放銃とはなりましたが、最後まで逃げない姿勢に共感したファンも多かったと思います。

南1局

親 森山

五索六索七索南南西西  チー二索 左向き一索 上向き三索 上向き  ポン中中中  ドラ七索

内川も

八万八万五索六索七索九索九索二筒三筒四筒発発発  リーチ

2つ仕掛ける森山にリーチで真っ向勝負!勝負局だけに、力が入る両者。
結果は、内川が西で森山に11,600。

これで、勝負ありかと思われましたが、内川が粘ります!

親で

一万一万二万三万四万四索五索一筒一筒一筒六筒七筒八筒  ドラ二万

三索ツモ 2,000は2,200オールをツモると次局 、内川に勝負手が入ります。

13巡目

五万五万二索三索三索三筒三筒三筒四筒四筒五筒六筒七筒八筒  ドラ五万

難しい選択ですが、打三筒とすると二筒ツモ打三索でリーチ。
そして、一索ツモで4,000は4,300オールで肉薄!なんと、苦しくなってきたのは前原。

南2局4本場

内川
二万二万二万二索三索三索四索四索一筒七筒七筒発発  ドラ三索

次にアガると前原を交わす内川ですが、森山・前原2人が捌きに行き、森山が前原から1,000点でアガリ切ります。

南3局の時点で前原と内川の差7.0ポイント。
内川リーチ・前原仕掛けて応戦しますが、2人テンパイで流局。

そして、オーラスへ。

オーラス
森山 39,700
内川 45,100
近藤 18,900
前原 15,300

内川の条件は1,300・2,600、前原から3,900、森山から7,700。

力が入る内川だが、テンパイする事は叶わず、全員ノーテンでの終局となりました。

最終戦トータル

森山+42.7P
前原+38.2P
内川+30.2P
近藤▲112.1P

1位通過 森山茂和
2位通過 前原雄大

森山・前原の通過となったB卓。
森山は、手牌の構想力と胆力が素晴らしいと感じました。特に仕掛けも8,000のホンイツ手で西をポンせず、12,000をアガリ切った局は素晴らしいと思いました。
押し引きも冷静で、充実している印象を受けます。

前原は流石の勝ちアガリ。
天鳳位VS連盟でも2回の優勝を挙げたばかりか、鳳凰位も連覇。
このまま、グランプリももぎ取ってしまうのでしょうか!?
1つだけ懸念材料があるとすれば、1年に1回はアガリたいと語っている役満を、もうアガってしまった事くらいでしょうか・・?。

グランプリにかける思いがあったと語った内川。
公式戦初の役満放銃という不幸があった近藤も、素晴らしい闘牌を見せてくれたと思います。
2人の来期A1での戦いにも注目してください!

これで、グランプリベスト16・B卓のレポートを終わります。
熱い戦いは、まだまだ続く!!

グランプリ レポート/第8期麻雀グランプリMAX ベスト16 B卓レポート

グランプリベスト16・B卓は、
一次予選からの勝ちアガリ。日本プロ麻雀連盟会長「手役アーティスト」こと森山茂和。
最近「ゴジラ」の2つ名が定着しつつある現鳳凰位前原雄大。
前年度、鳳凰位決定戦準優勝。狙うは悲願のG1優勝。A1リーガー近藤久春。
今期の鳳凰位決定戦で、激闘の末、前原に敗れたAリーガー内川幸太郎。
A1が3人と、会長森山と言う豪華な卓。手役派・連続攻撃系と、攻撃力が高い4名が集まった為、激しい打撃戦が予測されますが、もう1つ注目したいのは、前原と内川の対決。両者は鳳凰位決定戦でも激闘を繰り広げており、若武者内川にとってはリベンジマッチとなります。
自身初のG1タイトル奪取のためにも、負けられない内川。
ベスト8に進出出来るのは、果たして!?
 
100
 
1回戦 前原 森山 近藤 内川
東1局 前原7巡目
一索一索七索七索二筒二筒六筒六筒南白白発発  ドラ四万
前原が1枚切れの南で先制リーチ。
内川
三万四万五万二索三索三筒四筒五筒五筒五筒六筒七筒八筒
同巡、絶好のドラを引いて追いかけます。
この後の展開を占う開局。
結果は、内川高め四索のツモアガリ!大きな2,000・4,000。
東2局 親・森山
四万五万七万七万三索四索五索一筒二筒三筒四筒五筒六筒  ドラ一索
まずは森山がピンフのテンパイ。三色やタンヤオの手替わりがある為、ヤミテンに。
内川も仕掛けてテンパイ。
二万三万四万八万八万五索六索四筒五筒六筒  ポン発発発
前原
六万六万三索四索五索六索七索八索八索八索八索八筒九筒
そこに前原が、ドラを切ってリーチ。
しかし、アガったのは内川。七索ツモで300・500。
東3局、またもや内川がピンフテンパイの森山から1,300のアガリ。
3連続アガリと好調の内川。このまま突っ走れるでしょうか?
東4局
前原
四万五万六万二筒二筒七筒九筒  チー四筒 左向き二筒 上向き三筒 上向き  ポン白白白  ドラ八筒
南家、前原が仕掛けます。
すると、親・内川が、少し対応した感じに。解説の沢崎は、ここは相手を考えずに攻める局面と語ります。
結果は押し返した近藤が、リーチで高めのツモアガリ。
四万五万六万七万八万五索六索七索三筒四筒五筒六筒六筒  ツモ三万
1,300・2,600。
南1局
森山
二万三万七万二索四索七索八索二筒四筒五筒八筒白白  ドラ二筒
2巡目 ツモ七筒。森山、この手から打白として、大きく狙っていきます。
近藤が
二万三万四万三索三索四索五索六索一筒二筒三筒七筒八筒
自身が5巡目に八筒を打ち良い待ちになっている事もあってか、このリーチを打つと、森山が追いついてリーチ。
二万三万四万六索七索八索二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒
すぐに五筒を近藤が掴んでしまいます。
森山の構想力が生きた1局となりました。
南2局
森山
三万三万五万五万一索二索二索五索五索一筒一筒二筒二筒  ドラ三万
親の森山は2枚切れの発を持ってくると、打一索とします。そして、ツモ一索でアガリ逃してしまいます。しかし、それで腹を括ったのかリーチと行き、ハイテイでなんと発をつもって6,000オール!
アガリ逃しのダメージどころか、高くしてアガってしまいました・・強いです。
南3局 前原の配牌。
六万五索三筒八筒東南西北北白白中中  ツモ五万  ドラ二筒
運命の南3局。
解説席では、面白い手ですねー。
くらいのライトな感じでしたが、まさかあんな事になるとは誰が予想したでしょうか・・・!?
ここから前原 白ポン・北ポン。
3者の手牌は以下の形に。
森山
四万五万六万七万八万九万二索三索四索九索九索二筒四筒
内川
二万四万四索五索三筒四筒六筒六筒六筒七筒七筒西西
近藤
一万一万四万五万六万七万九万一筒一筒二筒三筒三筒四筒
対して前原。
五万東南西発中中  ポン北北北  ポン白白白
・・・。
・・・。
いや、さすがに前原以外のアガリになりそうなものですが・・。
ここから中を引き、北を加カン。なにやら怪しげな雰囲気が・・。
そして、親・近藤が
一万一万五万六万七万九万九万一筒二筒三筒三筒四筒五筒
これでリーチに行くと。前原 発南と驚異の引き!
南南発発中中中  加カン北北北北  ポン白白白
まさか・・。まさかの高めダブル役満テンパイが!ゴジラの足音が直ぐそこに・・・。
そして、近藤が掴んでしまった牌は・・・ 南でした・・。
近藤にとってのせめてもの救いは、安めだった事でしょうか。32,000ですが・・。
公式戦で初めて役満を放銃してしまった・・・と、語る近藤。何時かは降るものだと本人も覚悟していたとは思いますが、まさか安めで32,000の放銃とは、夢にも思わなかったのでは無いでしょうか?
夏目坂スタジオを、破壊せんとさえ感じられる、ゴジラの一撃でした!!
このアガリで前原がトップ。
1回戦結果
前原+28.3P
森山+16.9P
内川+5.3P
近藤▲51.1P
 
2回戦 内川 前原 森山 近藤
東1局から高打点
内川
七万八万二索二索三索四索五索二筒三筒四筒六筒六筒六筒  ドラ四索
前原
三万四万五万四索五索六索一筒一筒一筒七筒八筒西西
リーチ合戦で前原から内川に六万で7,700。七索八索を外した内川の判断が光ります。
東2局、森山はホンイツが見える好配牌。
2巡目ここから、
三索四索四索六索八索南西西北発中中中  ドラ三索
西が出るも、スルーすると手が伸びて、ドラドラテンパイの入った近藤から、
五万六万七万三索三索二筒二筒四筒五筒六筒  ポン八万 上向き八万 上向き八万 上向き
森山
三索四索六索七索八索西西西発発中中中  ロン五索
この12,000のアガリ。森山の重厚な選択が印象に残ります。
近藤もドラドラあるだけに、仕方ないとはいえ、厳しい展開が続きます。
東3局、苦しい展開が続く近藤ですが、
一索一索一筒二筒三筒九筒九筒  ポン西西西  チー三万 左向き一万 上向き二万 上向き  ドラ九筒
親・前原
七万八万九万三索四索六索六索一筒二筒三筒四筒四筒四筒  リーチ
前原がリーチときますが、待ち取りを間違えず、近藤が九筒をツモで2,000・4,000。
このアガリをキッカケにして反撃したい所!
しかし、次局、内川のヤミテンに一筒で8,000の放銃。今日の近藤はやはり厳しいのか・・。
内川
一索二索三索二筒三筒七筒八筒九筒南南南中中  ドラ三索
南1局1本場
近藤
二万三万四万五索六索七索八索八索八索三筒三筒六筒八筒  ドラ七索
しかし、挫けない近藤。この手をリーチして、強く押し返されるも、七筒をツモで2,000・3,900。 意地を見せてくれます。
そして、オーラス近藤に以下のテンパイが。
この手をアガれば、まだまだこれからの近藤、更に変化すれば18,000もある手牌ですが、
二筒二筒三筒四筒四筒七筒七筒  ポン東東東  ポン発発発  ドラ二万
前原
二万二万二万四万四万五万六万七万五索五索四筒五筒六筒
無情にも、近藤から前原に五索で8,000・・。
近藤にとって、あまりに厳しい結末となってしまいました。
2回戦トータル
森山+29.1P
内川+26.5P
前原+9.2P
近藤▲64.8P
 
3回戦 前原 森山 内川 近藤
東2局 前原がこの手牌から、
二万二万四万八万四索四索六索六索七索七索八索九索九索  ドラ一索
七索ツモトイツ手含みで 打四万として。
二万二万四索四索六索六索六索七索七索七索八索  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き
九索をポンしてテンパイ取らずの二万。珍しいと思いましたが、この選択が素晴らしく。
チンイツに寄せきり、親・森山から五索で8,000の見事なアガリ。
四索四索六索六索六索七索七索七索八索八索  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き
南1局
前原
五万六万二索三索四索六索六索八索八索八索五筒六筒七筒  ドラ五筒
親、前原のリーチに対して、一手変わり三色のテンパイが入っていた近藤が四万で7,700の放銃。
三万四万五万一索三索七索八索九索三筒四筒五筒八筒八筒
この手で前に出ないイメージもある近藤ですが、ポイント状況的に、高打点になり得る手牌はオリにくいでしょうか・・。
近藤に厳しい展開が続きます。
3回戦終了時
前原+35.0P
内川+30.9P
森山+17.0P
近藤▲82.9P
 
4回戦 内川 前原 森山 近藤
上位3名が接戦でスタートした4回戦。リード奪うのは果たして?
東1局リーチ棒付きで、内川から前原にピンフドラ1、2,000の放銃。
東2局
内川
四万五万六万七万七万六索七索五筒六筒七筒九筒九筒九筒  リーチ  ドラ一万
近藤
五筒五筒六筒七筒八筒東東  ポン二索 上向き二索 上向き二索 上向き  ポン白白白
このテンパイに対して、前原
一万二索二索六索六索六筒六筒東東西西発発
力強く、ドラの一万ツモ 4,000オール。やはりと言うか、前原が抜けだします。
東3局
森山
二万一索二索五索五索七索八索九索西西  ポン発発発  ツモ二万  打二索  ドラ二万
ホンイツ風味で仕掛けた森山ですが、ドラが重なり方向転換。
そして近藤。難しい手を上手く345の三色に寄せて以下の手牌。
二万三万四万五万六万七万八万四索五索三筒四筒五筒六筒六筒
二万か、五万八万か?
大量得点が必要な近藤、3,000・6,000は逃せないとドラを切って高め345の三色に受けます。
それを森山がポン。
五索五索七索八索九索西西  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ポン発発発
無情にも近藤が西を掴み 森山へ11,600。
ポイントがあれば違った選択も視野に入るだけに、追う立場は辛いと改めて感じさせる1局となりました。
東4局、近藤チンイツに寄せ切るも
一索一索二索三索三索五索六索六索六索七索  チー八索 左向き七索 上向き九索 上向き
アガれず流局。
南3局
近藤
二索三索四索四索五索六索東  ポン北北北  ポン発発発  ドラ五索
内川
一万二万三万五万六万七万八万六索七索八索  ポン白白白
南3局、競り合いが続く3名ですが、仕掛けている近藤に対し、内川が東で8,000の放銃。内川は痛い放銃か・・。
最後は前原が1,000点でアガリ4回戦終了。
4回戦トータル
前原+60.9P
森山+29.0P
内川+7.1P
近藤▲97.0P
 
最終戦 森山 内川 近藤 前原
ほぼ、森山・内川の一騎打ちとなった最終戦。森山・内川が交互にアガリます。
東4局も
五万七万五索六索七索八索八索二筒三筒四筒五筒六筒七筒  ドラ六筒
12,000のテンパイが親前原に入っていたが、
内川が
四万五万五万六万六万五索六索七索一筒二筒三筒四筒四筒
これでリーチを打ち、前原から四万で3,900のアガリ、前原はオリる手もあったとは思いますが、相手に背中を見せないのが前原。
放銃とはなりましたが、最後まで逃げない姿勢に共感したファンも多かったと思います。
南1局
親 森山
五索六索七索南南西西  チー二索 左向き一索 上向き三索 上向き  ポン中中中  ドラ七索
内川も
八万八万五索六索七索九索九索二筒三筒四筒発発発  リーチ
2つ仕掛ける森山にリーチで真っ向勝負!勝負局だけに、力が入る両者。
結果は、内川が西で森山に11,600。
これで、勝負ありかと思われましたが、内川が粘ります!
親で
一万一万二万三万四万四索五索一筒一筒一筒六筒七筒八筒  ドラ二万
三索ツモ 2,000は2,200オールをツモると次局 、内川に勝負手が入ります。
13巡目
五万五万二索三索三索三筒三筒三筒四筒四筒五筒六筒七筒八筒  ドラ五万
難しい選択ですが、打三筒とすると二筒ツモ打三索でリーチ。
そして、一索ツモで4,000は4,300オールで肉薄!なんと、苦しくなってきたのは前原。
南2局4本場
内川
二万二万二万二索三索三索四索四索一筒七筒七筒発発  ドラ三索
次にアガると前原を交わす内川ですが、森山・前原2人が捌きに行き、森山が前原から1,000点でアガリ切ります。
南3局の時点で前原と内川の差7.0ポイント。
内川リーチ・前原仕掛けて応戦しますが、2人テンパイで流局。
そして、オーラスへ。
オーラス
森山 39,700
内川 45,100
近藤 18,900
前原 15,300
内川の条件は1,300・2,600、前原から3,900、森山から7,700。
力が入る内川だが、テンパイする事は叶わず、全員ノーテンでの終局となりました。
最終戦トータル
森山+42.7P
前原+38.2P
内川+30.2P
近藤▲112.1P
1位通過 森山茂和
2位通過 前原雄大
森山・前原の通過となったB卓。
森山は、手牌の構想力と胆力が素晴らしいと感じました。特に仕掛けも8,000のホンイツ手で西をポンせず、12,000をアガリ切った局は素晴らしいと思いました。
押し引きも冷静で、充実している印象を受けます。
前原は流石の勝ちアガリ。
天鳳位VS連盟でも2回の優勝を挙げたばかりか、鳳凰位も連覇。
このまま、グランプリももぎ取ってしまうのでしょうか!?
1つだけ懸念材料があるとすれば、1年に1回はアガリたいと語っている役満を、もうアガってしまった事くらいでしょうか・・?。
グランプリにかける思いがあったと語った内川。
公式戦初の役満放銃という不幸があった近藤も、素晴らしい闘牌を見せてくれたと思います。
2人の来期A1での戦いにも注目してください!
これで、グランプリベスト16・B卓のレポートを終わります。
熱い戦いは、まだまだ続く!!

女流プロ麻雀日本シリーズ2018 第5節レポート 石田 亜沙己

本日でプレーオフ進出者が決定する。
プレーオフは各者1半荘。上位者はポイントを伸ばしたいし、個々の性格にもよるので一概には言えないが、ボーダー付近の選手はとりあえず残ることを目標にするだろう。

 

21回戦(山脇、黒沢、朝倉、池沢)

山脇がプレーオフに残るにはほぼ2連勝条件。
残りの3者は現状維持でもプレーオフには残るが、2位につけている黒沢、現状3位の池沢は決勝のために加点したいだろう。

東1局、黒沢がドラ単騎でリーチを打つと、どうしてもトップが欲しい親の山脇がテンパイ打牌でドラ切り。
裏ものって8,000のアガリとなった。

東2局の親番で黒沢がさらに加点をして50,000点オーバーに。
池沢が追撃するも黒沢が逃げ切り。朝倉は3着で現状7位で21回戦を終える。

 

22回戦(黒沢、西嶋ゆかり、魚谷、朝倉)

ここから、全員残り1戦勝負。
現状6位の魚谷と朝倉は2ポイント差。2者のうち着順が上のほうはプレーオフほぼ確定。下のほうは別卓の結果次第になる。

東2局。特大トップが欲しい西嶋ゆかりが6,000オールをアガるが、その後点棒を増やせず、接戦に。

南2局、2軒リーチにフリテンながら黒沢がテンパイでおす。

四万四万四万二索二索一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒  ドラ八筒

高めの九筒をツモって2着に浮上。

南4局、朝倉以外の3者が接戦。
3者テンパイの中、この局を制したのは魚谷。トップをもぎ取る。

 

23回戦(和久津、高宮、池沢、亜樹)

現状ボーダーの和久津は7位の朝倉と▲12.7P差。9位の佐月とは10.8P差。
東1局、和久津に満貫のテンパイが入るが、亜樹がかわす。

その後も東2局、3局とアガリを重ねると安定の局まわしで亜樹がトップをとる。
和久津は勝負手がアガれず3着で最終戦の結果待ちとなった。

 

24回戦(西嶋千春、山脇、仲田、佐月)

現状9位の佐月は8位の和久津と9.2P差。トップをとるか、34,300点以上の2着でプレーオフ進出となる。

開局、仲田が満貫をツモるも、4者譲らない戦いで接戦に。
南1局、親の西嶋千春が9巡目、勝負手リーチ。

四万四万四索四索五索五索六索六索六筒八筒発発発  ドラ三索

11巡目に佐月も追いつく。

一万二万三万四万五万六万七万八万九万三索三索六筒八筒

佐月はヤミテンを選択するが、14巡目にドラが4枚見えてリスクが減ったところでツモ切りリーチと踏み込む。
2軒リーチになり手づまりした山脇が両者のスジの七筒で放銃。
佐月が一発の頭ハネで跳満のアガリに。佐月がトップになりプレーオフ進出を決めた。

 

システム

■予選全24回戦(各自8回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 西嶋千春(第17期女流最高位) 15.8 ▲ 26.6 32.7 ▲ 7.4 94.5 ▲ 6.4 5.1 15.1 122.8
2 黒沢咲(連盟会長推薦) 19.7 ▲ 25.3 27.9 22.1 ▲ 5.7 26.4 41.5 9.3 115.9
3 池沢麻奈美(連盟会長推薦) 25.1 10.4 26.6 ▲ 22.4 ▲ 8.6 29.4 17.0 10.3 87.8
4 二階堂 亜樹(女流プロ麻雀日本シリーズ2017優勝) ▲ 4.8 ▲ 9.0 ▲ 8.0 26.4 34.6 33.6 ▲ 28.3 27.3 71.8
5 魚谷 侑未(連盟会長推薦) ▲ 22.1 ▲ 34.7 ▲ 41.4 34.8 0.5 12.7 71.1 20.0 40.9
6 仲田加南(第12期女流桜花) 5.7 10.7 8.2 ▲ 22.6 27.3 4.5 ▲ 6.7 ▲ 8.4 18.7
7 朝倉ゆかり(第16期女流雀王) 3.4 12.4 12.4 6.5 ▲ 23.6 21.9 ▲ 14.1 ▲ 23.6 ▲ 4.7
8 佐月麻理子(第26期麻雀マスターズ) ▲ 21.6 7.5 10.4 ▲ 29.3 ▲ 24.8 8.1 11.4 25.9 ▲ 12.4
9 和久津 晶(連盟会長推薦) 6.7 ▲ 10.0 ▲ 9.0 ▲ 1.7 ▲ 10.6 ▲ 31.1 38.2 ▲ 11.6 ▲ 29.1
10 西嶋ゆかり(第15期プロクイーン) ▲ 10.5 29.6 25.2 ▲ 14.1 ▲ 57.9 ▲ 20.0 ▲ 26.1 ▲ 5.7 ▲ 79.5
11 山脇千文美(連盟会長推薦) ▲ 11.5 ▲ 16.4 ▲ 32.7 ▲ 10.2 ▲ 30.9 22.2 ▲ 44.4 ▲ 32.6 ▲ 156.5
12 高宮 まり(連盟会長推薦) ▲ 36.6 ▲ 28.7 ▲ 9.4 ▲ 36.1 ▲ 6.6 ▲ 7.5 ▲ 24.8 ▲ 26.0 ▲ 175.7

麻雀日本シリーズ/女流プロ麻雀日本シリーズ2018 第5節レポート 石田 亜沙己

本日でプレーオフ進出者が決定する。
プレーオフは各者1半荘。上位者はポイントを伸ばしたいし、個々の性格にもよるので一概には言えないが、ボーダー付近の選手はとりあえず残ることを目標にするだろう。
 
21回戦(山脇、黒沢、朝倉、池沢)
山脇がプレーオフに残るにはほぼ2連勝条件。
残りの3者は現状維持でもプレーオフには残るが、2位につけている黒沢、現状3位の池沢は決勝のために加点したいだろう。
東1局、黒沢がドラ単騎でリーチを打つと、どうしてもトップが欲しい親の山脇がテンパイ打牌でドラ切り。
裏ものって8,000のアガリとなった。
東2局の親番で黒沢がさらに加点をして50,000点オーバーに。
池沢が追撃するも黒沢が逃げ切り。朝倉は3着で現状7位で21回戦を終える。
 
22回戦(黒沢、西嶋ゆかり、魚谷、朝倉)
ここから、全員残り1戦勝負。
現状6位の魚谷と朝倉は2ポイント差。2者のうち着順が上のほうはプレーオフほぼ確定。下のほうは別卓の結果次第になる。
東2局。特大トップが欲しい西嶋ゆかりが6,000オールをアガるが、その後点棒を増やせず、接戦に。
南2局、2軒リーチにフリテンながら黒沢がテンパイでおす。
四万四万四万二索二索一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒  ドラ八筒
高めの九筒をツモって2着に浮上。
南4局、朝倉以外の3者が接戦。
3者テンパイの中、この局を制したのは魚谷。トップをもぎ取る。
 
23回戦(和久津、高宮、池沢、亜樹)
現状ボーダーの和久津は7位の朝倉と▲12.7P差。9位の佐月とは10.8P差。
東1局、和久津に満貫のテンパイが入るが、亜樹がかわす。
その後も東2局、3局とアガリを重ねると安定の局まわしで亜樹がトップをとる。
和久津は勝負手がアガれず3着で最終戦の結果待ちとなった。
 
24回戦(西嶋千春、山脇、仲田、佐月)
現状9位の佐月は8位の和久津と9.2P差。トップをとるか、34,300点以上の2着でプレーオフ進出となる。
開局、仲田が満貫をツモるも、4者譲らない戦いで接戦に。
南1局、親の西嶋千春が9巡目、勝負手リーチ。
四万四万四索四索五索五索六索六索六筒八筒発発発  ドラ三索
11巡目に佐月も追いつく。
一万二万三万四万五万六万七万八万九万三索三索六筒八筒
佐月はヤミテンを選択するが、14巡目にドラが4枚見えてリスクが減ったところでツモ切りリーチと踏み込む。
2軒リーチになり手づまりした山脇が両者のスジの七筒で放銃。
佐月が一発の頭ハネで跳満のアガリに。佐月がトップになりプレーオフ進出を決めた。
 
システム
■予選全24回戦(各自8回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦
予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 西嶋千春(第17期女流最高位) 15.8 ▲ 26.6 32.7 ▲ 7.4 94.5 ▲ 6.4 5.1 15.1 122.8
2 黒沢咲(連盟会長推薦) 19.7 ▲ 25.3 27.9 22.1 ▲ 5.7 26.4 41.5 9.3 115.9
3 池沢麻奈美(連盟会長推薦) 25.1 10.4 26.6 ▲ 22.4 ▲ 8.6 29.4 17.0 10.3 87.8
4 二階堂 亜樹(女流プロ麻雀日本シリーズ2017優勝) ▲ 4.8 ▲ 9.0 ▲ 8.0 26.4 34.6 33.6 ▲ 28.3 27.3 71.8
5 魚谷 侑未(連盟会長推薦) ▲ 22.1 ▲ 34.7 ▲ 41.4 34.8 0.5 12.7 71.1 20.0 40.9
6 仲田加南(第12期女流桜花) 5.7 10.7 8.2 ▲ 22.6 27.3 4.5 ▲ 6.7 ▲ 8.4 18.7
7 朝倉ゆかり(第16期女流雀王) 3.4 12.4 12.4 6.5 ▲ 23.6 21.9 ▲ 14.1 ▲ 23.6 ▲ 4.7
8 佐月麻理子(第26期麻雀マスターズ) ▲ 21.6 7.5 10.4 ▲ 29.3 ▲ 24.8 8.1 11.4 25.9 ▲ 12.4
9 和久津 晶(連盟会長推薦) 6.7 ▲ 10.0 ▲ 9.0 ▲ 1.7 ▲ 10.6 ▲ 31.1 38.2 ▲ 11.6 ▲ 29.1
10 西嶋ゆかり(第15期プロクイーン) ▲ 10.5 29.6 25.2 ▲ 14.1 ▲ 57.9 ▲ 20.0 ▲ 26.1 ▲ 5.7 ▲ 79.5
11 山脇千文美(連盟会長推薦) ▲ 11.5 ▲ 16.4 ▲ 32.7 ▲ 10.2 ▲ 30.9 22.2 ▲ 44.4 ▲ 32.6 ▲ 156.5
12 高宮 まり(連盟会長推薦) ▲ 36.6 ▲ 28.7 ▲ 9.4 ▲ 36.1 ▲ 6.6 ▲ 7.5 ▲ 24.8 ▲ 26.0 ▲ 175.7

第13期静岡プロリーグ 決勝観戦記

残寒の候、麻雀ファンの皆様はいかがお過ごしでしょうか。

日本プロ麻雀連盟 静岡支部 32期生の足立純哉です。

ちょうど2年前だったと思う。春先とはいえ、未だ寒さの残る中、私は緊張の面持ちで日本プロ麻雀連盟の合格通知を片手にある場所へ電話を掛けていた。

「望月さんはいらっしゃいますか?」

電話の先は望月支部長が経営する麻雀荘ルックアップである。
私は開口一番、静岡プロリーグに参加したい旨を伝えた。
プロテスト第三次試験にて対局中に手役のアドバイスを受けたことはあるが、きちんと話すのはこれが初めてだった。
第一印象としては、良い兄貴的な存在であり、この印象は今でも変わらない。

また、連盟チャンネルをご視聴頂いている皆様には伝える必要は無いかもしれないが、鳳凰戦の実況等で活躍している静岡支部員もいる。
彼らを見て分かる通り、静岡支部は麻雀に対して熱く、且つアットホームな支部であり、私はその支部の一員として、静岡プロリーグに参加していることを誇りに思っている。

さて、大激戦の静岡プロリーグ最終節を終え、決勝戦にコマを進めた決勝進出者を紹介したい。

 

100

第1位通過  平岡 理恵 16期生 四段
所属リーグ:女流桜花Bリーグ
主な戦績:第1・3期プロクイーン準優勝、第11回静岡リーグ優勝、第12期静岡プロリーグ準優勝

雀風:メンゼン高打点タイプ

 

100

第2位通過  鷲見 隼人 28期生 三段
所属リーグ:鳳凰戦D1リーグ
主な戦績:第13回静岡リーグ優勝、第8・9期静岡プロリーグ準優勝
雀風:オーソドックスバランスタイプ

 

100

第3位通過  平野 敬悟 30期生 二段
所属リーグ:鳳凰戦C3リーグ
主な戦績:第23回静岡リーグ4位、第26回静岡リーグ5位、第28回静岡リーグ3位
雀風:クレバーバランスタイプ

 

100

第4位通過  鈴木 秀幸 23期生 四段
所属リーグ:鳳凰戦C1リーグ
主な戦績:第23期新人王戦3位、第35期王位戦4位、第41期王位戦3位、その他
雀風:駆け引き局面打開タイプ
100

 

1回戦(起家から鷲見・鈴木・平野・平岡)

対局開始前のインタビューにて、放送対局初めての鷲見と平野はやはり緊張しているように見えた。
それに対し、放送対局には慣れていて驚異的な爆発力を見せる平岡と周りとの間合いを計ることに長けている鈴木がどのようなバランスで戦うのかが注目となる。

「1日の局面を左右したドラ」

東4局 1本場 親 平岡
11巡目、平野からリーチが入る。

平野手牌

四万四万四万三索四索八索八索五筒六筒九筒九筒九筒中  ツモ四筒  打中  ドラ中

河にはソーズが安く、場況良しと見たリーチである。

14巡目、鷲見が追いつく。

平野手牌

三万三万四万五万五万五索五索一筒一筒東北北中  ツモ東  打四万

四万はリーチ者の平野の中スジであり、2枚切れの中待ちヤミテンとする。
直ぐに平岡の放銃となり、6,400の出アガリとなる。
平岡としては、中ツモ切り前に若干の間があった為、鷲見の打四万にテンパイ気配を感じていたように思え、止められた牌ではなかったか。

「打点と丁寧さのバランス」

南1局 1本場 親 鷲見
5巡目、鈴木に高打点のヤミテンが入る。

鈴木手牌

七万九万七索七索八索八索三筒五筒五筒七筒七筒北北  ツモ三筒  打七万  ドラ三筒

14巡目、鷲見に分岐点が訪れる。

鷲見手牌

九万九万一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒中  ポン白白白  ツモ中

河には中2枚切れでほぼ安全牌だが、六万が直前に打たれたこともあり、九万のトイツ落しで11,600の1シャンテンに構える方が多いのではないだろうか。
鷲見の選択は、中ツモ切り。6,400放銃を回避した。

後日、鷲見に聞いてみたが、東4局 1本場の6,400の出アガリがなければ、打点を追って、九万切りとしていた可能性が高いとのこと。
鈴木のテンパイ気配と手役をきちんと読み切れての素晴らしい選択となった。

「トップ取りの意識と勝負勘」

南2局 2本場 親 鈴木
鈴木が主導権を取りに積極的に仕掛けていく。

鈴木手牌

五索七索一筒二筒六筒七筒八筒  ポン南南南  ポン中中中  ドラ五索

9巡目、平野に選択が迫られる。

平野手牌

五万五万七万八万五索七索一筒二筒三筒五筒六筒七筒発  ツモ白

親の鈴木が役牌2つポンしている状況で、生牌の役牌を2枚勝負しなければならないという局面だが、平野の選択は白ツモ切りで勝負に出る。
この選択がうまく出て、打点は安いながらも、厄介な鈴木の親を終わらせることに成功した。

平野手牌

五万五万七万八万五索六索七索一筒二筒三筒五筒六筒七筒  ツモ九万

南3局 親 平野
4巡目、南2局 2本場での攻めを祝福するかのように、親の平野に打点十分の手が入る。

平野手牌

六万七万八万八索八索五筒六筒七筒八筒八筒  ポン南南南  ドラ八筒

あっさりとドラ八筒をツモり、3,900オールにて1人浮きとなる。

「跳満ベースの男?」

南4局 2本場 親 平岡
13巡目、29,200点持ちの鷲見からリーチが掛かる。

鷲見手牌

五万五万一索二索三索五索六索七索八索九索六筒六筒八筒  ツモ七筒  打六筒 左向き  ドラ八索

このリーチは他家にはどう見えたのだろうか。仮に、私が対局していたら役無し両面リーチが本命に見えるかもしれない。平野とは2万点差でトップを取るのは難しく、またラス目の親番の平岡からの攻め返しが想定される為、ヤミテンにする方がほとんどではないだろうか。

鷲見の選択はリーチ。そして、直ぐに高め4ツモで、3,000・6,000の最高打点に仕上げた。

1回戦成績
平野+24.0P 鷲見+15.8P 鈴木▲10.4P 平岡▲29.4P

 

2回戦(起家から平野・平岡・鷲見・鈴木)

1回戦では、映像対局初の2名が浮きとなり、鈴木と平岡がマイナスとなった。
鈴木は2回戦以降、どのような引出しを見せて他家にプレッシャーを掛けてくるのか。
また、1回戦4位スタートの平岡は得意のメンゼン高打点がどこで決められるかが注目のポイントとなる。

「いきなり魅せる魅惑のサウスポー」

東1局 親 平野
5巡目、親番の平野が早くもテンパイを入れる。

平野手牌

五万五万六万七万九万一筒二筒三筒四筒五筒六筒八筒八筒  ツモ三万  打九万  ドラ八万

平野の選択はヤミテン。ドラ引き、ピンフ・タンヤオ・イーペーコーの変化と、もう1手でピンフ・一気通貫の6,000オールまで見える。

8巡目、平岡に打点十分のテンパイが入れ、リーチを掛ける。

平岡手牌

一万二万三万七万九万五索七索八索九索二筒三筒九筒九筒  ツモ八万  打五索 左向き

平野が平岡のリーチ後、直ぐ引いた牌は役有り変化となる四筒
最悪なタイミングでの役有り変化となり、一筒で平岡へ12,000の放銃となる。

東2局 親 平岡

前局のアガリもあり、平岡以外の3者としては、この親番は流したい局面だったが、先手を取ったのは平岡。

平岡手牌

三万四万五万七万八万四索五索六索一筒一筒五筒六筒東  ツモ九万  打東  ドラ五索

ヤマには薄い四筒七筒だったが、ラス牌の四筒を引き当て、2,600オールのツモアガリ。
2局で20,000点を稼ぐ打点力は流石である。

「的確な場況読み」

東2局 1本場 親 平岡

7巡目、鈴木がテンパイを入れる。

鈴木手牌

四万四万七万七万八万四索四索九索九索一筒五筒五筒中  ツモ一筒  打中  ドラ九索

直前に中が打たれ、単騎選択に迷う場面だったが、ノータイムで打中リーチ。
ヤマに2枚残りの八万を正解し、ホンイツ模様の平野の手牌に中が1枚あることも当て、結果は本日2度目の3,000・6,000ツモアガリ。
鈴木の的確な場況読みが光った1局となる。

南場に入ると、比較的静かな局進行となるが、平岡が打点は無いものの、着実にアガリを重ねる。他3者としては、これまで空気のようだった平岡を目覚めさせてしまった嫌な感触があったのかもしれない。

2回戦成績
平岡+27.5P 鈴木+14.0P 鷲見▲14.9P 平野▲26.6P

2回戦終了時成績
鈴木+3.6P 鷲見+0.9P 平岡▲1.9P 平野▲2.6P 

 

3回戦(起家から平岡・鷲見・平野・鈴木)

2回戦では、1回戦と真逆の点棒状況となり、トップとラスの差が僅か6.2Pの均衡状態となった。4回戦に向け、これまで通りトップを狙うのか、それとも優勝を狙える位置を最低限キープするのか、対局者により選択が分かれる半荘となる。

「目覚めた魅惑のサウスポー」

東1局 2本場 親 平岡

東1局から親番の平岡が走る。1,300オール、1人テンパイで、2本場に以下配牌。

平岡配牌

一万三万四万七万九万六索六索九索八筒北北中中中  ドラ七索

2巡目ツモ一万、3巡目ツモ五万と引き、同巡に鷲見から打たれた一万をポン。

平岡手牌

三万四万五万七万九万北北中中中  ポン一万 上向き一万 上向き一万 上向き

タンヤオ好形2シャンテンだった平野から、直ぐに八万が打たれ、7,700の出アガリとなる。

3回戦も目覚めた平岡のペースで進み、南場に突入する。

「跳満ベースの男? 再臨」

南3局 親 平野

5巡目、鷲見が静岡支部を代表する素晴らしい選択を見せる。

鷲見手牌

三万四万八万八万八万一索三索五索一筒一筒五筒六筒七筒  ツモ三筒  打一筒  ドラ八筒

ここから2シャンテン戻しの打一筒とする。タンピン系と345の三色同順を見た手役派の一打。
その後、四索五筒四筒と引き、最高形でのリーチを打つ。

鷲見手牌

三万四万八万八万八万三索四索五索三筒五筒五筒六筒七筒  ツモ四筒  打八万 左向き

そして、ヤマに4枚残りの五万を直ぐにツモり、3,000・6,000。4度目の跳満アガリとなる。

「優勝を目指した形式テンパイ」

南4局 親 鈴木

11巡目、鈴木が以下牌姿より仕掛ける。

鈴木手牌

二万三万五万五万七万七万八万九万四筒四筒六筒八筒八筒  ドラ七索

平岡が打った八筒をポンし、打六筒。形式テンパイの1シャンテンとする。

12巡目、平野からリーチが入る。

平野手牌

四万五万六万八万八万三索四索四索五索五索七索中中  ツモ中  打七索 左向き

本来であれば、勝負すべき手牌ではないが、平野にツモアガリが発生した時点で、鈴木の原点が割れると予想し、勝負を選択。粘りの形式テンパイを入れる。
点数としては、僅か1,500点の加点だが、鈴木の粘り強さを見ることが出来た。

「もはや二代目跳満ベースの男!」

南4局 1本場 親 鈴木

前局の粘りを活かしたい鈴木だったが、静岡支部の二代目跳満ベースの男が立ち塞がる。

13巡目、鷲見に大物手のテンパイが入る。

鷲見手牌

一万四万五万六万八万八万四索四索五索五索四筒五筒六筒  ツモ三索  打一万  ドラ六万

13巡目にも関わらず、高めの六索はヤマに3枚残り。次巡六索をあっさりとツモアガリ、5度目の3,000・6,000となる。

鈴木には辛い原点割れとなる。しかも、結果論ではあるが、前局形式テンパイを採らなければ、鷲見のツモ・ピンフ、400・700のアガリが発生し、原点割れとはならなかったのである。麻雀の非情な面が垣間見えた1局となった。

3回戦成績
鷲見+24.0P 平岡+15.9P 鈴木▲5.6P 平野▲34.3P  

3回戦終了時成績
鷲見+24.9P 平岡+14.0P 鈴木▲2.0P 平野▲36.9P

 

4回戦(起家から平岡・鈴木・平野・鷲見)

規定により、起家からトータル2位・3位・4位・1位の並び順となる。
2位の平岡は、自身が原点から浮いて鷲見を沈ませること、若しくは鷲見が浮いていたとしても、素点で7,000点差を付けることができれば、ほぼ条件クリアとなる。
3位の鈴木は、鷲見・平岡を沈めて、40,000点程度のトップが目標か。
4位の平野は、現実的には70,000点程、素点を稼ぐ必要がある。

「先手を取った鈴木」

東2局 親 鈴木

6巡目、平岡から先制リーチが入る。

平岡手牌

六万七万八万五索六索六索七索八索九索三筒四筒北北  ツモ六索  打五索 左向き  ドラ八万

12巡目、鈴木が上手く平岡の当たり牌を使い切り追い付く。

鈴木手牌

五万六万八万八万二索三索四索五索三筒四筒五筒  チー四筒 左向き三筒 上向き五筒 上向き  打二索

結果は、鈴木の七万ツモアガリ。2,000オールで鷲見にほぼ追い付いた。

「平岡の冷静な選択」

東2局 1本場 親 鈴木

6巡目、鈴木は次に仕掛けを入れてくる。

鈴木手牌

一万二万一索二索三索七索七索一筒一筒七筒八筒  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  打七索  ドラ七筒

15巡目、平野がテンパイを入れ、リーチを掛ける。

平野手牌

三万四万五万八万八万二索三索五索六索五筒六筒七筒東  ツモ一索  打東

鈴木は1シャンテンながらも、平野のリーチに無筋をぶつけていく。
現状4位の平野のリーチだけに打点がある程度高いと推測すると押し難い部分があるが、自身の素点の上積みを図る。

17巡目、親の鈴木の上家である平岡の手が止まる。

平岡手牌

一万三万九索九索一筒二筒四筒四筒四筒六筒六筒七筒九筒  ツモ九筒

リーチを掛けている平野の現物は一筒九筒であるが、下家の鈴木はチャンタ・ジュンチャン系の捨て牌であり、打牌選択が難しい場面。
平岡の選択は、鈴木の現物且つ平野のスジである二筒。実際、一筒九筒を選択した場合には、鈴木にテンパイが入る為、鈴木の親の連荘を防いだ素晴らしい選択となった。

「軍配を分ける鈴木対平岡のリーチ対決」

南2局 親 鈴木

9巡目、鈴木が先手を取り、リーチを掛ける。

鈴木手牌

二万三万四万六万一索二索三索一筒一筒四筒四筒五筒六筒  ツモ一筒  打六万 左向き  ドラ三索

10巡目、平岡も勝負所と判断し、無筋を押して追い付く。

平岡手牌

四万五万三索四索五索六索七索八索二筒三筒五筒六筒七筒  ツモ二筒  打三筒 左向き

勝負の行方は、平岡に軍配が挙がる。六をツモり、2,000・4,000でトップ目に立つ。
この時点で、鷲見は沈みの3着の為、平岡がトータルでもトップ目となる。

「平野の最後の粘り」

南3局 親 平野

最後の親番を向え、何とか連荘したい平野だが、他家と比べるとシャンテン数が追い付いていない厳しい状況。

9巡目、平岡にテンパイが入る。

平岡手牌

九万九万九万五索六索七索二筒三筒四筒五筒六筒八筒九筒  ツモ二筒  打九筒  ドラ五筒

12巡目、鷲見もテンパイを入れる。

鷲見手牌

六万七万七万八万八万三索四索八索八索八索七筒八筒九筒 ツモ四索  打三索

両者ともオリない平野の親番であり、リーチは掛けずヤミテンとする。
12巡目、さらには鈴木もテンパイ。

鈴木手牌

六万八万八万二索三索四索五索六索七索八索九索八筒八筒  ツモ一索  打八万 左向き

親番が残っていない鈴木は打点を求め、リーチを掛ける。

16巡目、平野は当然の如くロン牌を掴まされる。

平野手牌

一筒一筒一筒二筒三筒五筒五筒七筒九筒東  暗カン牌の背白白牌の背  ツモ七万  打東

次巡、ツモ九万。最高8,000オールまで見える為、マンズを勝負する選択もあったが、比較的通り易いピンズを選択。打九筒として、最後のツモで六筒を引き、ドラの五筒切り。
何とかテンパイを入れた。

南3局 1本場 親 平野

11巡目、鈴木がプレッシャーを掛けにかなり厳しい手牌であるものの、2フーロを入れる。

鈴木手牌

一万二万三万七索一筒九筒北中  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き  ポン発発発  打七索

13巡目、平野がテンパイし、リーチを掛ける。

平野手牌

三万四万六万七万八万二索二索二索三索三索九筒東東  ツモ東  打九筒 左向き  ドラ九筒

このリーチ宣言牌の九筒を鷲見が仕掛ける。

鷲見手牌

七索八索二筒三筒三筒四筒五筒五筒六筒七筒七筒  チー九筒 左向き七筒 上向き八筒 上向き  打七索

七索八索は平野の現物であり、清一色・ドラ1の跳満1シャンテンに採る。
平野の待ちである二万五万はヤマに残り1枚という厳しい状況だったが、ラス牌の二万を鷲見が食い取ってしまい放銃。平野の4,800のアガリとなった。

南3局 2本場 親 平野

平野配牌

三万七万一索一索五索五索六索七索八索九索三筒北白中  ドラ八索

ソーズのホンイツをメインに進めていくが、ツモが伸びているとは言い辛い。
14巡目、平野に選択の局面が訪れる。

平野手牌

一索一索二索五索五索五索六索七索八索九索西白発  ツモ三筒  打白

平野の選択はテンパイへの有効枚数を考慮し、2枚切れの白を選択。
この選択が正解となり、六索二筒四筒と引き入れ、アガリとはならなかったものの、テンパイを入れることができた。

南3局 3本場 親 平野

3巡目、鈴木に勝負手が入る。

鈴木手牌

三万五万五万六万八万八万五索七索七索八索九索八筒八筒  ツモ三万  打九索  ドラ三万

平岡より打たれた八筒をポン。タンヤオ・トイトイ・ドラ2に構える。
2シャンテン戻しとなるが、後が無い平野からはポンできるとの考えである。
鈴木の想定通り、平野から五万が打たれ、9巡目にテンパイが入る。

鈴木手牌

三万三万八万八万七索七索八索  ポン五万 上向き五万 上向き五万 上向き  ポン八筒 上向き八筒 上向き八筒 上向き  ツモ八万  打八索

さらには、平野から打たれた八万を大明カンし、跳満ツモを狙うもツモれず、ラス牌の三万が平野の元にいく。

19巡目、平野に執念のテンパイが入る。

平野手牌

三万四万五万二索三索六索七索八索二筒二筒四筒五筒発  ツモ一索  打発

ツモ番が無い為にリーチは掛けられなかったが、ホウテイで鈴木から5,800の出アガリとなる。

「最高打点を目指した鷲見の手順」

南3局 4本場 親 平野 ドラ四索

長かった平野の親番に終止符が打たれてしまった。
4巡目、鷲見にテンパイが入るが、想定外の1シャンテン戻し。

鷲見手牌

二万三万四万六索七索七索八索一筒一筒二筒三筒三筒四筒  ツモ六索  打一筒

鷲見は親番が残っている為、シンプルに三筒切りリーチの選択かと思いきや、最高打点と平岡の原点を少しでも割るべく、打一筒の選択。
敗着になり兼ねない選択だったが、次巡のツモはまさかの三筒
一筒リーチとして、最高打点の八索ツモ。2,000・4,000のアガリとなる。

「大逆転劇は起こせるか!?」

南4局 親 鷲見

いよいよ第13期静岡プロリーグの優勝者を決めるオーラスのスタートとなった。
各者の条件は以下の通りである。

平岡:アガれば、優勝決定
鈴木:三倍満ツモ以上。ただし、リーチ棒がでれば、倍満ツモ
平野:役満ツモ
鷲見:親番の為、連荘を目指す。目標は、2,000オールツモで次局ノーテン終局可能。さらには、3,900オール以上で、次局平岡に跳満ツモ条件を課せられる。

常識的には、平岡と鷲見の一騎打ちになると考えられる。
ただ、現実はそうではなかった。

僅か6巡目にして、これまで脅威の粘りを見せていた平野が条件を満たすテンパイを入れる。

平野手牌

三筒三筒三筒六筒六筒八筒八筒八筒東東西発発  ツモ六筒  打西  ドラ三万

ただ、無情にもテンパイ時には既に純カラ。平岡より発が出るも、条件を満たせず、スルーせざるを得なかった。

9巡目、鷲見が追い付き、リーチを掛ける。

鷲見手牌

三万三万六万六万六万八万八万九万四索五索七索八索九索  ツモ三索  打九万 左向き

勝利の女神が微笑むかのようにシャンポンながら、ヤマには3枚残り。
三万を力強くツモり、4,000オールの大きなアガリとなった。

「大逆転劇は起こせた!?」

南4局 1本場 親 鷲見

平岡の条件は、跳満ツモ若しくは鷲見からの8,000直撃となった。

平岡配牌

四万五万七万九万三索五索八索九索一筒南西白中  ドラ中

決して良いとは言えない配牌。跳満ツモを狙いにいくなら、ホンイツ・七対子、リーチ・ツモ・ダブ南・ドラ2、リーチ・ツモ・中・ドラ3といったところか。

5巡目、平岡に選択すべき局面が訪れる。

平岡手牌

四万四万五万七万七万九万三索五索南南西白中  ツモ四索  打西

平岡は、メンツ手と牌の伸びによっては七対子に戻れる選択を採る。
その後のツモは、三万西三万発発。ホンイツ・七対子に標準を絞り、トイツ選択をミスしなければ、以下牌姿でのテンパイとなっていた。

三万三万四万四万七万七万南南西西発発中

そして、ハイテイは・・・ まさかの中
4,000・8,000のアガリとなっており、再逆転での優勝となっていた。
100

 

4回戦成績
平野+17.3P 鷲見+12.2P 平岡▲6.4P 鈴木▲23.1P

トータル成績
1位 鷲見+37.1P  2位 平岡+7.6P  3位 平野▲19.6P  4位 鈴木▲25.1P

4回戦の戦いを終え、第13期静岡プロリーグの優勝は鷲見が勝ち取った。
鷲見は、大きな体格とは裏腹に元々塾の数学の先生であり、それを表すような繊細で丁寧な麻雀を打つ。その反面、静岡支部らしい打点力を持ち合わせた選手でもある。

静岡プロリーグの優勝者には各タイトル戦のシード権等が与えられる。
今後の鷲見の活躍には是非ご期待頂きたい!
100

静岡プロリーグ 決勝観戦記/第13期静岡プロリーグ 決勝観戦記

残寒の候、麻雀ファンの皆様はいかがお過ごしでしょうか。
日本プロ麻雀連盟 静岡支部 32期生の足立純哉です。
ちょうど2年前だったと思う。春先とはいえ、未だ寒さの残る中、私は緊張の面持ちで日本プロ麻雀連盟の合格通知を片手にある場所へ電話を掛けていた。
「望月さんはいらっしゃいますか?」
電話の先は望月支部長が経営する麻雀荘ルックアップである。
私は開口一番、静岡プロリーグに参加したい旨を伝えた。
プロテスト第三次試験にて対局中に手役のアドバイスを受けたことはあるが、きちんと話すのはこれが初めてだった。
第一印象としては、良い兄貴的な存在であり、この印象は今でも変わらない。
また、連盟チャンネルをご視聴頂いている皆様には伝える必要は無いかもしれないが、鳳凰戦の実況等で活躍している静岡支部員もいる。
彼らを見て分かる通り、静岡支部は麻雀に対して熱く、且つアットホームな支部であり、私はその支部の一員として、静岡プロリーグに参加していることを誇りに思っている。
さて、大激戦の静岡プロリーグ最終節を終え、決勝戦にコマを進めた決勝進出者を紹介したい。
 
100
第1位通過  平岡 理恵 16期生 四段
所属リーグ:女流桜花Bリーグ
主な戦績:第1・3期プロクイーン準優勝、第11回静岡リーグ優勝、第12期静岡プロリーグ準優勝
雀風:メンゼン高打点タイプ
 
100
第2位通過  鷲見 隼人 28期生 三段
所属リーグ:鳳凰戦D1リーグ
主な戦績:第13回静岡リーグ優勝、第8・9期静岡プロリーグ準優勝
雀風:オーソドックスバランスタイプ
 
100
第3位通過  平野 敬悟 30期生 二段
所属リーグ:鳳凰戦C3リーグ
主な戦績:第23回静岡リーグ4位、第26回静岡リーグ5位、第28回静岡リーグ3位
雀風:クレバーバランスタイプ
 
100
第4位通過  鈴木 秀幸 23期生 四段
所属リーグ:鳳凰戦C1リーグ
主な戦績:第23期新人王戦3位、第35期王位戦4位、第41期王位戦3位、その他
雀風:駆け引き局面打開タイプ
100

 
1回戦(起家から鷲見・鈴木・平野・平岡)
対局開始前のインタビューにて、放送対局初めての鷲見と平野はやはり緊張しているように見えた。
それに対し、放送対局には慣れていて驚異的な爆発力を見せる平岡と周りとの間合いを計ることに長けている鈴木がどのようなバランスで戦うのかが注目となる。
「1日の局面を左右したドラ」
東4局 1本場 親 平岡
11巡目、平野からリーチが入る。
平野手牌
四万四万四万三索四索八索八索五筒六筒九筒九筒九筒中  ツモ四筒  打中  ドラ中
河にはソーズが安く、場況良しと見たリーチである。
14巡目、鷲見が追いつく。
平野手牌
三万三万四万五万五万五索五索一筒一筒東北北中  ツモ東  打四万
四万はリーチ者の平野の中スジであり、2枚切れの中待ちヤミテンとする。
直ぐに平岡の放銃となり、6,400の出アガリとなる。
平岡としては、中ツモ切り前に若干の間があった為、鷲見の打四万にテンパイ気配を感じていたように思え、止められた牌ではなかったか。
「打点と丁寧さのバランス」
南1局 1本場 親 鷲見
5巡目、鈴木に高打点のヤミテンが入る。
鈴木手牌
七万九万七索七索八索八索三筒五筒五筒七筒七筒北北  ツモ三筒  打七万  ドラ三筒
14巡目、鷲見に分岐点が訪れる。
鷲見手牌
九万九万一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒中  ポン白白白  ツモ中
河には中2枚切れでほぼ安全牌だが、六万が直前に打たれたこともあり、九万のトイツ落しで11,600の1シャンテンに構える方が多いのではないだろうか。
鷲見の選択は、中ツモ切り。6,400放銃を回避した。
後日、鷲見に聞いてみたが、東4局 1本場の6,400の出アガリがなければ、打点を追って、九万切りとしていた可能性が高いとのこと。
鈴木のテンパイ気配と手役をきちんと読み切れての素晴らしい選択となった。
「トップ取りの意識と勝負勘」
南2局 2本場 親 鈴木
鈴木が主導権を取りに積極的に仕掛けていく。
鈴木手牌
五索七索一筒二筒六筒七筒八筒  ポン南南南  ポン中中中  ドラ五索
9巡目、平野に選択が迫られる。
平野手牌
五万五万七万八万五索七索一筒二筒三筒五筒六筒七筒発  ツモ白
親の鈴木が役牌2つポンしている状況で、生牌の役牌を2枚勝負しなければならないという局面だが、平野の選択は白ツモ切りで勝負に出る。
この選択がうまく出て、打点は安いながらも、厄介な鈴木の親を終わらせることに成功した。
平野手牌
五万五万七万八万五索六索七索一筒二筒三筒五筒六筒七筒  ツモ九万
南3局 親 平野
4巡目、南2局 2本場での攻めを祝福するかのように、親の平野に打点十分の手が入る。
平野手牌
六万七万八万八索八索五筒六筒七筒八筒八筒  ポン南南南  ドラ八筒
あっさりとドラ八筒をツモり、3,900オールにて1人浮きとなる。
「跳満ベースの男?」
南4局 2本場 親 平岡
13巡目、29,200点持ちの鷲見からリーチが掛かる。
鷲見手牌
五万五万一索二索三索五索六索七索八索九索六筒六筒八筒  ツモ七筒  打六筒 左向き  ドラ八索
このリーチは他家にはどう見えたのだろうか。仮に、私が対局していたら役無し両面リーチが本命に見えるかもしれない。平野とは2万点差でトップを取るのは難しく、またラス目の親番の平岡からの攻め返しが想定される為、ヤミテンにする方がほとんどではないだろうか。
鷲見の選択はリーチ。そして、直ぐに高め4ツモで、3,000・6,000の最高打点に仕上げた。
1回戦成績
平野+24.0P 鷲見+15.8P 鈴木▲10.4P 平岡▲29.4P
 
2回戦(起家から平野・平岡・鷲見・鈴木)
1回戦では、映像対局初の2名が浮きとなり、鈴木と平岡がマイナスとなった。
鈴木は2回戦以降、どのような引出しを見せて他家にプレッシャーを掛けてくるのか。
また、1回戦4位スタートの平岡は得意のメンゼン高打点がどこで決められるかが注目のポイントとなる。
「いきなり魅せる魅惑のサウスポー」
東1局 親 平野
5巡目、親番の平野が早くもテンパイを入れる。
平野手牌
五万五万六万七万九万一筒二筒三筒四筒五筒六筒八筒八筒  ツモ三万  打九万  ドラ八万
平野の選択はヤミテン。ドラ引き、ピンフ・タンヤオ・イーペーコーの変化と、もう1手でピンフ・一気通貫の6,000オールまで見える。
8巡目、平岡に打点十分のテンパイが入れ、リーチを掛ける。
平岡手牌
一万二万三万七万九万五索七索八索九索二筒三筒九筒九筒  ツモ八万  打五索 左向き
平野が平岡のリーチ後、直ぐ引いた牌は役有り変化となる四筒
最悪なタイミングでの役有り変化となり、一筒で平岡へ12,000の放銃となる。
東2局 親 平岡
前局のアガリもあり、平岡以外の3者としては、この親番は流したい局面だったが、先手を取ったのは平岡。
平岡手牌
三万四万五万七万八万四索五索六索一筒一筒五筒六筒東  ツモ九万  打東  ドラ五索
ヤマには薄い四筒七筒だったが、ラス牌の四筒を引き当て、2,600オールのツモアガリ。
2局で20,000点を稼ぐ打点力は流石である。
「的確な場況読み」
東2局 1本場 親 平岡
7巡目、鈴木がテンパイを入れる。
鈴木手牌
四万四万七万七万八万四索四索九索九索一筒五筒五筒中  ツモ一筒  打中  ドラ九索
直前に中が打たれ、単騎選択に迷う場面だったが、ノータイムで打中リーチ。
ヤマに2枚残りの八万を正解し、ホンイツ模様の平野の手牌に中が1枚あることも当て、結果は本日2度目の3,000・6,000ツモアガリ。
鈴木の的確な場況読みが光った1局となる。
南場に入ると、比較的静かな局進行となるが、平岡が打点は無いものの、着実にアガリを重ねる。他3者としては、これまで空気のようだった平岡を目覚めさせてしまった嫌な感触があったのかもしれない。
2回戦成績
平岡+27.5P 鈴木+14.0P 鷲見▲14.9P 平野▲26.6P
2回戦終了時成績
鈴木+3.6P 鷲見+0.9P 平岡▲1.9P 平野▲2.6P 
 
3回戦(起家から平岡・鷲見・平野・鈴木)
2回戦では、1回戦と真逆の点棒状況となり、トップとラスの差が僅か6.2Pの均衡状態となった。4回戦に向け、これまで通りトップを狙うのか、それとも優勝を狙える位置を最低限キープするのか、対局者により選択が分かれる半荘となる。
「目覚めた魅惑のサウスポー」
東1局 2本場 親 平岡
東1局から親番の平岡が走る。1,300オール、1人テンパイで、2本場に以下配牌。
平岡配牌
一万三万四万七万九万六索六索九索八筒北北中中中  ドラ七索
2巡目ツモ一万、3巡目ツモ五万と引き、同巡に鷲見から打たれた一万をポン。
平岡手牌
三万四万五万七万九万北北中中中  ポン一万 上向き一万 上向き一万 上向き
タンヤオ好形2シャンテンだった平野から、直ぐに八万が打たれ、7,700の出アガリとなる。
3回戦も目覚めた平岡のペースで進み、南場に突入する。
「跳満ベースの男? 再臨」
南3局 親 平野
5巡目、鷲見が静岡支部を代表する素晴らしい選択を見せる。
鷲見手牌
三万四万八万八万八万一索三索五索一筒一筒五筒六筒七筒  ツモ三筒  打一筒  ドラ八筒
ここから2シャンテン戻しの打一筒とする。タンピン系と345の三色同順を見た手役派の一打。
その後、四索五筒四筒と引き、最高形でのリーチを打つ。
鷲見手牌
三万四万八万八万八万三索四索五索三筒五筒五筒六筒七筒  ツモ四筒  打八万 左向き
そして、ヤマに4枚残りの五万を直ぐにツモり、3,000・6,000。4度目の跳満アガリとなる。
「優勝を目指した形式テンパイ」
南4局 親 鈴木
11巡目、鈴木が以下牌姿より仕掛ける。
鈴木手牌
二万三万五万五万七万七万八万九万四筒四筒六筒八筒八筒  ドラ七索
平岡が打った八筒をポンし、打六筒。形式テンパイの1シャンテンとする。
12巡目、平野からリーチが入る。
平野手牌
四万五万六万八万八万三索四索四索五索五索七索中中  ツモ中  打七索 左向き
本来であれば、勝負すべき手牌ではないが、平野にツモアガリが発生した時点で、鈴木の原点が割れると予想し、勝負を選択。粘りの形式テンパイを入れる。
点数としては、僅か1,500点の加点だが、鈴木の粘り強さを見ることが出来た。
「もはや二代目跳満ベースの男!」
南4局 1本場 親 鈴木
前局の粘りを活かしたい鈴木だったが、静岡支部の二代目跳満ベースの男が立ち塞がる。
13巡目、鷲見に大物手のテンパイが入る。
鷲見手牌
一万四万五万六万八万八万四索四索五索五索四筒五筒六筒  ツモ三索  打一万  ドラ六万
13巡目にも関わらず、高めの六索はヤマに3枚残り。次巡六索をあっさりとツモアガリ、5度目の3,000・6,000となる。
鈴木には辛い原点割れとなる。しかも、結果論ではあるが、前局形式テンパイを採らなければ、鷲見のツモ・ピンフ、400・700のアガリが発生し、原点割れとはならなかったのである。麻雀の非情な面が垣間見えた1局となった。
3回戦成績
鷲見+24.0P 平岡+15.9P 鈴木▲5.6P 平野▲34.3P  
3回戦終了時成績
鷲見+24.9P 平岡+14.0P 鈴木▲2.0P 平野▲36.9P
 
4回戦(起家から平岡・鈴木・平野・鷲見)
規定により、起家からトータル2位・3位・4位・1位の並び順となる。
2位の平岡は、自身が原点から浮いて鷲見を沈ませること、若しくは鷲見が浮いていたとしても、素点で7,000点差を付けることができれば、ほぼ条件クリアとなる。
3位の鈴木は、鷲見・平岡を沈めて、40,000点程度のトップが目標か。
4位の平野は、現実的には70,000点程、素点を稼ぐ必要がある。
「先手を取った鈴木」
東2局 親 鈴木
6巡目、平岡から先制リーチが入る。
平岡手牌
六万七万八万五索六索六索七索八索九索三筒四筒北北  ツモ六索  打五索 左向き  ドラ八万
12巡目、鈴木が上手く平岡の当たり牌を使い切り追い付く。
鈴木手牌
五万六万八万八万二索三索四索五索三筒四筒五筒  チー四筒 左向き三筒 上向き五筒 上向き  打二索
結果は、鈴木の七万ツモアガリ。2,000オールで鷲見にほぼ追い付いた。
「平岡の冷静な選択」
東2局 1本場 親 鈴木
6巡目、鈴木は次に仕掛けを入れてくる。
鈴木手牌
一万二万一索二索三索七索七索一筒一筒七筒八筒  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  打七索  ドラ七筒
15巡目、平野がテンパイを入れ、リーチを掛ける。
平野手牌
三万四万五万八万八万二索三索五索六索五筒六筒七筒東  ツモ一索  打東
鈴木は1シャンテンながらも、平野のリーチに無筋をぶつけていく。
現状4位の平野のリーチだけに打点がある程度高いと推測すると押し難い部分があるが、自身の素点の上積みを図る。
17巡目、親の鈴木の上家である平岡の手が止まる。
平岡手牌
一万三万九索九索一筒二筒四筒四筒四筒六筒六筒七筒九筒  ツモ九筒
リーチを掛けている平野の現物は一筒九筒であるが、下家の鈴木はチャンタ・ジュンチャン系の捨て牌であり、打牌選択が難しい場面。
平岡の選択は、鈴木の現物且つ平野のスジである二筒。実際、一筒九筒を選択した場合には、鈴木にテンパイが入る為、鈴木の親の連荘を防いだ素晴らしい選択となった。
「軍配を分ける鈴木対平岡のリーチ対決」
南2局 親 鈴木
9巡目、鈴木が先手を取り、リーチを掛ける。
鈴木手牌
二万三万四万六万一索二索三索一筒一筒四筒四筒五筒六筒  ツモ一筒  打六万 左向き  ドラ三索
10巡目、平岡も勝負所と判断し、無筋を押して追い付く。
平岡手牌
四万五万三索四索五索六索七索八索二筒三筒五筒六筒七筒  ツモ二筒  打三筒 左向き
勝負の行方は、平岡に軍配が挙がる。六をツモり、2,000・4,000でトップ目に立つ。
この時点で、鷲見は沈みの3着の為、平岡がトータルでもトップ目となる。
「平野の最後の粘り」
南3局 親 平野
最後の親番を向え、何とか連荘したい平野だが、他家と比べるとシャンテン数が追い付いていない厳しい状況。
9巡目、平岡にテンパイが入る。
平岡手牌
九万九万九万五索六索七索二筒三筒四筒五筒六筒八筒九筒  ツモ二筒  打九筒  ドラ五筒
12巡目、鷲見もテンパイを入れる。
鷲見手牌
六万七万七万八万八万三索四索八索八索八索七筒八筒九筒 ツモ四索  打三索
両者ともオリない平野の親番であり、リーチは掛けずヤミテンとする。
12巡目、さらには鈴木もテンパイ。
鈴木手牌
六万八万八万二索三索四索五索六索七索八索九索八筒八筒  ツモ一索  打八万 左向き
親番が残っていない鈴木は打点を求め、リーチを掛ける。
16巡目、平野は当然の如くロン牌を掴まされる。
平野手牌
一筒一筒一筒二筒三筒五筒五筒七筒九筒東  暗カン牌の背白白牌の背  ツモ七万  打東
次巡、ツモ九万。最高8,000オールまで見える為、マンズを勝負する選択もあったが、比較的通り易いピンズを選択。打九筒として、最後のツモで六筒を引き、ドラの五筒切り。
何とかテンパイを入れた。
南3局 1本場 親 平野
11巡目、鈴木がプレッシャーを掛けにかなり厳しい手牌であるものの、2フーロを入れる。
鈴木手牌
一万二万三万七索一筒九筒北中  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き  ポン発発発  打七索
13巡目、平野がテンパイし、リーチを掛ける。
平野手牌
三万四万六万七万八万二索二索二索三索三索九筒東東  ツモ東  打九筒 左向き  ドラ九筒
このリーチ宣言牌の九筒を鷲見が仕掛ける。
鷲見手牌
七索八索二筒三筒三筒四筒五筒五筒六筒七筒七筒  チー九筒 左向き七筒 上向き八筒 上向き  打七索
七索八索は平野の現物であり、清一色・ドラ1の跳満1シャンテンに採る。
平野の待ちである二万五万はヤマに残り1枚という厳しい状況だったが、ラス牌の二万を鷲見が食い取ってしまい放銃。平野の4,800のアガリとなった。
南3局 2本場 親 平野
平野配牌
三万七万一索一索五索五索六索七索八索九索三筒北白中  ドラ八索
ソーズのホンイツをメインに進めていくが、ツモが伸びているとは言い辛い。
14巡目、平野に選択の局面が訪れる。
平野手牌
一索一索二索五索五索五索六索七索八索九索西白発  ツモ三筒  打白
平野の選択はテンパイへの有効枚数を考慮し、2枚切れの白を選択。
この選択が正解となり、六索二筒四筒と引き入れ、アガリとはならなかったものの、テンパイを入れることができた。
南3局 3本場 親 平野
3巡目、鈴木に勝負手が入る。
鈴木手牌
三万五万五万六万八万八万五索七索七索八索九索八筒八筒  ツモ三万  打九索  ドラ三万
平岡より打たれた八筒をポン。タンヤオ・トイトイ・ドラ2に構える。
2シャンテン戻しとなるが、後が無い平野からはポンできるとの考えである。
鈴木の想定通り、平野から五万が打たれ、9巡目にテンパイが入る。
鈴木手牌
三万三万八万八万七索七索八索  ポン五万 上向き五万 上向き五万 上向き  ポン八筒 上向き八筒 上向き八筒 上向き  ツモ八万  打八索
さらには、平野から打たれた八万を大明カンし、跳満ツモを狙うもツモれず、ラス牌の三万が平野の元にいく。
19巡目、平野に執念のテンパイが入る。
平野手牌
三万四万五万二索三索六索七索八索二筒二筒四筒五筒発  ツモ一索  打発
ツモ番が無い為にリーチは掛けられなかったが、ホウテイで鈴木から5,800の出アガリとなる。
「最高打点を目指した鷲見の手順」
南3局 4本場 親 平野 ドラ四索
長かった平野の親番に終止符が打たれてしまった。
4巡目、鷲見にテンパイが入るが、想定外の1シャンテン戻し。
鷲見手牌
二万三万四万六索七索七索八索一筒一筒二筒三筒三筒四筒  ツモ六索  打一筒
鷲見は親番が残っている為、シンプルに三筒切りリーチの選択かと思いきや、最高打点と平岡の原点を少しでも割るべく、打一筒の選択。
敗着になり兼ねない選択だったが、次巡のツモはまさかの三筒
一筒リーチとして、最高打点の八索ツモ。2,000・4,000のアガリとなる。
「大逆転劇は起こせるか!?」
南4局 親 鷲見
いよいよ第13期静岡プロリーグの優勝者を決めるオーラスのスタートとなった。
各者の条件は以下の通りである。
平岡:アガれば、優勝決定
鈴木:三倍満ツモ以上。ただし、リーチ棒がでれば、倍満ツモ
平野:役満ツモ
鷲見:親番の為、連荘を目指す。目標は、2,000オールツモで次局ノーテン終局可能。さらには、3,900オール以上で、次局平岡に跳満ツモ条件を課せられる。
常識的には、平岡と鷲見の一騎打ちになると考えられる。
ただ、現実はそうではなかった。
僅か6巡目にして、これまで脅威の粘りを見せていた平野が条件を満たすテンパイを入れる。
平野手牌
三筒三筒三筒六筒六筒八筒八筒八筒東東西発発  ツモ六筒  打西  ドラ三万
ただ、無情にもテンパイ時には既に純カラ。平岡より発が出るも、条件を満たせず、スルーせざるを得なかった。
9巡目、鷲見が追い付き、リーチを掛ける。
鷲見手牌
三万三万六万六万六万八万八万九万四索五索七索八索九索  ツモ三索  打九万 左向き
勝利の女神が微笑むかのようにシャンポンながら、ヤマには3枚残り。
三万を力強くツモり、4,000オールの大きなアガリとなった。
「大逆転劇は起こせた!?」
南4局 1本場 親 鷲見
平岡の条件は、跳満ツモ若しくは鷲見からの8,000直撃となった。
平岡配牌
四万五万七万九万三索五索八索九索一筒南西白中  ドラ中
決して良いとは言えない配牌。跳満ツモを狙いにいくなら、ホンイツ・七対子、リーチ・ツモ・ダブ南・ドラ2、リーチ・ツモ・中・ドラ3といったところか。
5巡目、平岡に選択すべき局面が訪れる。
平岡手牌
四万四万五万七万七万九万三索五索南南西白中  ツモ四索  打西
平岡は、メンツ手と牌の伸びによっては七対子に戻れる選択を採る。
その後のツモは、三万西三万発発。ホンイツ・七対子に標準を絞り、トイツ選択をミスしなければ、以下牌姿でのテンパイとなっていた。
三万三万四万四万七万七万南南西西発発中
そして、ハイテイは・・・ まさかの中
4,000・8,000のアガリとなっており、再逆転での優勝となっていた。
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4回戦成績
平野+17.3P 鷲見+12.2P 平岡▲6.4P 鈴木▲23.1P
トータル成績
1位 鷲見+37.1P  2位 平岡+7.6P  3位 平野▲19.6P  4位 鈴木▲25.1P
4回戦の戦いを終え、第13期静岡プロリーグの優勝は鷲見が勝ち取った。
鷲見は、大きな体格とは裏腹に元々塾の数学の先生であり、それを表すような繊細で丁寧な麻雀を打つ。その反面、静岡支部らしい打点力を持ち合わせた選手でもある。
静岡プロリーグの優勝者には各タイトル戦のシード権等が与えられる。
今後の鷲見の活躍には是非ご期待頂きたい!
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2018年4月度道場ゲスト

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          日本プロ麻雀連盟本部道場 4月ゲスト ~道場部~

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ゲスト/2018年4月度道場ゲスト

[output_h2_image src=”/wp-content/uploads/hl_news_doujou_ll.jpg” alt=”日本プロ麻雀連盟 四ツ谷道場”]
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          日本プロ麻雀連盟本部道場 4月ゲスト ~道場部~

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第16期関西プロリーグB・Cリーグ 最終節レポート

Bリーグ最終節 山神剛

1年間通して戦ってきたリーグ戦もついに最終節になります。
上位陣の戦いも気になるところですが、個人的には現在13位、降級ボーダーからの脱出が最優先です。
同卓者は筒井・大橋・吉田の3名。一番近い大橋との差は26P。十分に手が届くポイント差です。

1回戦
東1局、大橋が1,000オール、1,100オールと順調に加点をするもまだまだ心は折れません。
そして加点の取れぬまま南場に入り、「まだ大丈夫、親もある。」と、考えている事自体が既に冷静ではない証拠でしょうか。
あっさり親も落とされ南3局、気が付いたら点棒も残り10,000点、1人沈みの状況。

そこで気が付きます。
「あ、このままではダメだ。」と。しかし気が付いた時には手遅れ。
この1回戦の4着は受け入れよう、と少し冷静さを取り戻しました。

南3局
中盤に南ポンで手牌は

四万四万六万六万六万七万八万八万九万白白  ポン南南南

1回戦だけは初志貫徹で最高打点を目指しテンパイ取らずの打九万。すぐに四万引き、終盤で白をツモって4.000、8.000のアガリ。
オーラスは軽く流され、変わらずの4着でしたが、まだまだ残り3回戦に希望を残します。

そして3回戦が終わり、最終戦を前にボーダーの発表。
現在変わらず13位、12位は別卓の城で10.1P差。最終戦は最低でもプラス、出来る限りの加点をしたい所です。

4回戦
序盤から手が入り、47.000点まで加点します。
筒井、大橋の2人はこのまま終局さえすればほぼ残留確定。
南入してもまだまだ加点が欲しい私は普段なら仕掛けない様な

七万七万一索三索六索七索八索  チー一万 上向き二万 上向き三万 上向き  チー一筒 上向き二筒 上向き三筒 上向き  ドラ八索

この手に吉田がリーチで戦いにきます。
17巡目にドラの八索をツモってきて、唯一現物の一索切り。
18巡目に二索をツモ、手の中で3人に共通して唯一切れそうな七万切り。無事?流局、1人ノーテン。

七万は自分でも1枚切っており、純カラ。なぜ八索引きでテンパイを諦めてしまったのか。どうせ七万を切るなら八索をツモ切るべきでした。
ちなみに吉田のリーチは八索西のシャンポン待ち。ムキになってツモ切りしなかっただけ、マシでしょうか。

そして最終戦のオーラス、44,000点で迎えた親番。もう、最後は加点だけ考えて突っ走ります。
配牌で東がトイツ、ドラの中が1枚だけあり、使い切りたい所。

7巡目
四万五万六万八万八万三索五索四筒五筒六筒中  ポン東東東

もうテンパイしか見えない私は打中、その中を筒井がポン。すぐ後の9巡目に筒井が

六万七万一索一索五筒六筒七筒  ポン中中中  ポン二筒 上向き二筒 上向き二筒 上向き  ツモ五万

この2,000・3,900であっさり終局。
結果は・・・12位と4P差で13位の降級でした。
あの局だけリーチをしていれば、あの1枚の放銃がなければ・・・
等々、色々と悔しい思いはありますが、この1年間のそういった1牌の積み重ねの結果を受け入れたいと思います。

さて、最終節だというのに上位卓を全く見る事が出来ず、
とても申し訳なく思っております。

昇級は1位、2位とも変わらず吉本、高谷の2人。2人とも中盤ジャンプアップで上位に躍り出てから、全く順位を落とす事なくゴールインしました。地力がないと中々そうはいかないと思います。来期のAリーグ、期待しております。
改めて昇級おめでとうございます!!

 

C1リーグ後期最終節 行野拓幸

4回戦南4局

五万六万七万九万九万九万七索八索一筒一筒六筒七筒八筒  ドラ九万

稲垣がリーチをするものの実らず1人テンパイで流局。
この局をもって今期全ての対局が終了しました。そして昇級を手にしたのは、第6節から常にリードを保ってきた1位の高橋悟志と安定した成績で2位となった福原でした。お2人ともおめでとうございます。
自分も昇格を目指してはいましたが、最終結果はマイナスで終わってしまいました。
この半年間を振り返り、自分の良かったところ反省すべきところを踏まえて来期に生かしていければと思います。

そして、顔ぶれが変化したC1リーグで気持ちも新たに昇級を目指していきたいです。
昇級・降級はありましたが、最後まで戦いぬいたみなさん本当にお疲れ様でした。
最後になりましたが、ここまで自分のレポートにお付き合いくださった皆様本当にありがとうございました。

 

C2リーグ後期最終節  吉田拓也

4節終了時点で宮澤が+91.8Pでトップを走り、秋山が+85.7と僅差で続きます。
この昇級枠に届きそうなのが3位根越、4位中安、そして5位の掛樋が+32.1P。
現実的に考えるならこの5人の争いとなりそうですが、前節で秋山が+119.5Pを叩き出したように麻雀は何が起こるか分かりません。

1卓(宮澤・中安・掛樋・高橋・山本)

宮澤はトータルトップの重圧を感じさせず、これまで通りの攻撃的な麻雀でゲームを進めていきます。一方で伸び悩んだのが中安と掛樋。下位勢からの反撃もくらってしまい最終的に中安▲8.7P掛樋▲25.4Pでゲームを終えました。

2卓(秋山・根越・楠木・吉田・伊原)

ポイント的に秋山と根越の一騎討ちとなりそうな気配でしたが、4回戦に秋山が痛恨のペナルティ。▲20を背負ってしまいます。これで一気に楽になったのは根越。
「秋山さんより下にならないことだけを心掛けていた」と対局後に語っていたとおり、最終戦も秋山をマイナスに沈めつつ自身はしっかりプラスをキープ。最終節を+6.0Pでまとめました。

1位 宮澤+107.9P
2位 根越+77.3P

2名が昇級となりました。
おめでとうございます!

関西プロリーグ レポート/第16期関西プロリーグB・Cリーグ 最終節レポート

Bリーグ最終節 山神剛
1年間通して戦ってきたリーグ戦もついに最終節になります。
上位陣の戦いも気になるところですが、個人的には現在13位、降級ボーダーからの脱出が最優先です。
同卓者は筒井・大橋・吉田の3名。一番近い大橋との差は26P。十分に手が届くポイント差です。
1回戦
東1局、大橋が1,000オール、1,100オールと順調に加点をするもまだまだ心は折れません。
そして加点の取れぬまま南場に入り、「まだ大丈夫、親もある。」と、考えている事自体が既に冷静ではない証拠でしょうか。
あっさり親も落とされ南3局、気が付いたら点棒も残り10,000点、1人沈みの状況。
そこで気が付きます。
「あ、このままではダメだ。」と。しかし気が付いた時には手遅れ。
この1回戦の4着は受け入れよう、と少し冷静さを取り戻しました。
南3局
中盤に南ポンで手牌は
四万四万六万六万六万七万八万八万九万白白  ポン南南南
1回戦だけは初志貫徹で最高打点を目指しテンパイ取らずの打九万。すぐに四万引き、終盤で白をツモって4.000、8.000のアガリ。
オーラスは軽く流され、変わらずの4着でしたが、まだまだ残り3回戦に希望を残します。
そして3回戦が終わり、最終戦を前にボーダーの発表。
現在変わらず13位、12位は別卓の城で10.1P差。最終戦は最低でもプラス、出来る限りの加点をしたい所です。
4回戦
序盤から手が入り、47.000点まで加点します。
筒井、大橋の2人はこのまま終局さえすればほぼ残留確定。
南入してもまだまだ加点が欲しい私は普段なら仕掛けない様な
七万七万一索三索六索七索八索  チー一万 上向き二万 上向き三万 上向き  チー一筒 上向き二筒 上向き三筒 上向き  ドラ八索
この手に吉田がリーチで戦いにきます。
17巡目にドラの八索をツモってきて、唯一現物の一索切り。
18巡目に二索をツモ、手の中で3人に共通して唯一切れそうな七万切り。無事?流局、1人ノーテン。
七万は自分でも1枚切っており、純カラ。なぜ八索引きでテンパイを諦めてしまったのか。どうせ七万を切るなら八索をツモ切るべきでした。
ちなみに吉田のリーチは八索西のシャンポン待ち。ムキになってツモ切りしなかっただけ、マシでしょうか。
そして最終戦のオーラス、44,000点で迎えた親番。もう、最後は加点だけ考えて突っ走ります。
配牌で東がトイツ、ドラの中が1枚だけあり、使い切りたい所。
7巡目
四万五万六万八万八万三索五索四筒五筒六筒中  ポン東東東
もうテンパイしか見えない私は打中、その中を筒井がポン。すぐ後の9巡目に筒井が
六万七万一索一索五筒六筒七筒  ポン中中中  ポン二筒 上向き二筒 上向き二筒 上向き  ツモ五万
この2,000・3,900であっさり終局。
結果は・・・12位と4P差で13位の降級でした。
あの局だけリーチをしていれば、あの1枚の放銃がなければ・・・
等々、色々と悔しい思いはありますが、この1年間のそういった1牌の積み重ねの結果を受け入れたいと思います。
さて、最終節だというのに上位卓を全く見る事が出来ず、
とても申し訳なく思っております。
昇級は1位、2位とも変わらず吉本、高谷の2人。2人とも中盤ジャンプアップで上位に躍り出てから、全く順位を落とす事なくゴールインしました。地力がないと中々そうはいかないと思います。来期のAリーグ、期待しております。
改めて昇級おめでとうございます!!
 
C1リーグ後期最終節 行野拓幸
4回戦南4局
五万六万七万九万九万九万七索八索一筒一筒六筒七筒八筒  ドラ九万
稲垣がリーチをするものの実らず1人テンパイで流局。
この局をもって今期全ての対局が終了しました。そして昇級を手にしたのは、第6節から常にリードを保ってきた1位の高橋悟志と安定した成績で2位となった福原でした。お2人ともおめでとうございます。
自分も昇格を目指してはいましたが、最終結果はマイナスで終わってしまいました。
この半年間を振り返り、自分の良かったところ反省すべきところを踏まえて来期に生かしていければと思います。
そして、顔ぶれが変化したC1リーグで気持ちも新たに昇級を目指していきたいです。
昇級・降級はありましたが、最後まで戦いぬいたみなさん本当にお疲れ様でした。
最後になりましたが、ここまで自分のレポートにお付き合いくださった皆様本当にありがとうございました。
 
C2リーグ後期最終節  吉田拓也
4節終了時点で宮澤が+91.8Pでトップを走り、秋山が+85.7と僅差で続きます。
この昇級枠に届きそうなのが3位根越、4位中安、そして5位の掛樋が+32.1P。
現実的に考えるならこの5人の争いとなりそうですが、前節で秋山が+119.5Pを叩き出したように麻雀は何が起こるか分かりません。
1卓(宮澤・中安・掛樋・高橋・山本)
宮澤はトータルトップの重圧を感じさせず、これまで通りの攻撃的な麻雀でゲームを進めていきます。一方で伸び悩んだのが中安と掛樋。下位勢からの反撃もくらってしまい最終的に中安▲8.7P掛樋▲25.4Pでゲームを終えました。
2卓(秋山・根越・楠木・吉田・伊原)
ポイント的に秋山と根越の一騎討ちとなりそうな気配でしたが、4回戦に秋山が痛恨のペナルティ。▲20を背負ってしまいます。これで一気に楽になったのは根越。
「秋山さんより下にならないことだけを心掛けていた」と対局後に語っていたとおり、最終戦も秋山をマイナスに沈めつつ自身はしっかりプラスをキープ。最終節を+6.0Pでまとめました。
1位 宮澤+107.9P
2位 根越+77.3P
2名が昇級となりました。
おめでとうございます!

日本プロ麻雀協会主催 第16回日本オープン 優勝は魚谷侑未!

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連盟インフォメーション/日本プロ麻雀協会主催 第16回日本オープン 優勝は魚谷侑未!

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インターネット麻雀日本選手権2018

● タイトル戦概要 ●

日本プロ麻雀連盟が主催する “インターネット麻雀の日本一” を決めるタイトル戦!
『 インターネット麻雀 日本選手権2018 』

インターネット麻雀の強者が一堂に集結!
日本プロ麻雀連盟のプロも参戦し、日本一の称号をかけた闘いが今始まります!
多数のインターネット麻雀サイトで行われる予選を勝ちあがった雀士がトーナメントで闘います。

100

大会の模様は、以下の媒体に掲載を予定しております。
日本プロ麻雀連盟ホームページ
インターネット麻雀日本選手権情報ページ

● 特典 ●

優勝者には以下の特典!

・日本プロ麻雀連盟認定 インターネット麻雀日本選手権優勝 トロフィー贈呈
・日本プロ麻雀連盟認定 五段免状贈呈
・次期麻雀マスターズ本戦シード権、次期王位戦A級本戦シード権を贈呈

インターネット麻雀とリアル麻雀の二階級制覇を目指せっ!!

2位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 三段免状贈呈
・次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀の実力をリアル麻雀で発揮っ!!

3位、4位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 二段免状贈呈

● 参加サイト ●

ハンゲーム 麻雀4
ロン2

なお、当連盟では今回のインターネット麻雀日本選手権に関わらず、 オンライン麻雀サイト様のオンラインイベント、オフラインイベントへのゲストプロの派遣も賜っております。
ご興味がございましたら、support@archive2020.ma-jan.or.jpまで、お問い合わせくださいますよう、お願い致します。

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2018

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2016

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2017

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2014

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2015

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2012

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2013

歴代優勝者

年度 優勝者 2位 3位 4位
第6回 2017 cmj5330さん 藤崎智 七瀬真実 佐々木寿人
第5回 2016 山井 弘 z512007さん 白鳥 翔 kaz-kunさん
第4回 2015 水巻 渉 ASAPINさん 孔明さん orinzouさん
第3回 2014 瀬戸熊 直樹 ともたけ 雅晴 佐々木 寿人 徳川 龍之介さん
第2回 2013 クラピカさん 安田 麻里菜 二階堂 亜樹 前原 雄大
第1回 2012 前原 雄大 いちのせ@さん 佐々木 寿人 ダンプ 大橋

特集企画/インターネット麻雀日本選手権2018

● タイトル戦概要 ●
日本プロ麻雀連盟が主催する “インターネット麻雀の日本一” を決めるタイトル戦!
『 インターネット麻雀 日本選手権2018 』
インターネット麻雀の強者が一堂に集結!
日本プロ麻雀連盟のプロも参戦し、日本一の称号をかけた闘いが今始まります!
多数のインターネット麻雀サイトで行われる予選を勝ちあがった雀士がトーナメントで闘います。
100
大会の模様は、以下の媒体に掲載を予定しております。
日本プロ麻雀連盟ホームページ
インターネット麻雀日本選手権情報ページ

● 特典 ●

優勝者には以下の特典!

・日本プロ麻雀連盟認定 インターネット麻雀日本選手権優勝 トロフィー贈呈
・日本プロ麻雀連盟認定 五段免状贈呈
・次期麻雀マスターズ本戦シード権、次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀とリアル麻雀の二階級制覇を目指せっ!!
2位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 三段免状贈呈
・次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀の実力をリアル麻雀で発揮っ!!
3位、4位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 二段免状贈呈

● 参加サイト ●

ハンゲーム 麻雀4
ロン2
なお、当連盟では今回のインターネット麻雀日本選手権に関わらず、 オンライン麻雀サイト様のオンラインイベント、オフラインイベントへのゲストプロの派遣も賜っております。
ご興味がございましたら、support@ma-jan.or.jpまで、お問い合わせくださいますよう、お願い致します。

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2018

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2016

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2017

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2014

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2015

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2012

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2013

歴代優勝者

年度 優勝者 2位 3位 4位
第6回 2017 cmj5330さん 藤崎智 七瀬真実 佐々木寿人
第5回 2016 山井 弘 z512007さん 白鳥 翔 kaz-kunさん
第4回 2015 水巻 渉 ASAPINさん 孔明さん orinzouさん
第3回 2014 瀬戸熊 直樹 ともたけ 雅晴 佐々木 寿人 徳川 龍之介さん
第2回 2013 クラピカさん 安田 麻里菜 二階堂 亜樹 前原 雄大
第1回 2012 前原 雄大 いちのせ@さん 佐々木 寿人 ダンプ 大橋

第8期麻雀グランプリMAX ベスト16 A卓レポート

「カミソリ灘」の異名を持つ2016年グランプリMAX覇者、灘麻太郎。
2017年度グランプリMAX覇者。「攻めダルマ」こと、佐々木寿人。
第34期・鳳凰位決定戦、準優勝「紅顔のアサシン」の2つ名がついた、HIRO柴田。
プロ連盟唯一の、女流A1リーガー。「超攻撃型アマゾネス」和久津晶。

グランプリベスト16・A卓は、次世代を担うAリーガー3名が、レジェンド灘に挑む!
ベスト8に勝ち残れるのは一体だれなのでしょうか!?

 

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1回戦 起家から HIRO柴田・灘・和久津・佐々木の順

東1局 親 HIRO

六万七万八万三索三索四索五索二筒三筒四筒四筒五筒五筒七筒  ドラ六万

七筒。ここから、ツモ八万・ツモ切り、ツモ五索四筒として、難しい手を上手く捌き、四索で佐々木から7,700。オープニング局は、HIROが制します。

東1局 1本場 前局、7,700をアガった HIROが2巡目にしてこの手牌に。

三万五万五万五万四索五索六索一筒一筒二筒二筒七筒七筒

前局、放銃に回った佐々木が

三万四万四万六万七万九万一索二索六筒東南発発

ここから発をポンしてホンイツを含み、 HIROの親を捌きに出ます。
すると、この鳴きでテンパイが入った HIROがツモり三暗刻のリーチ。

三万五万五万五万四索五索六索一筒一筒二筒二筒七筒七筒  ツモ一筒  打三万 左向き

流石に HIROの一人旅と思われましたが・・。

三万四万四万六万七万九万一索二索東南  ポン発発発

なんとこの形から、佐々木が八万をチーして、徹底抗戦の構え!更に二万もチーしてこの形

四万六万二索東  チー二万 左向き三万 上向き四万 上向き  チー八万 左向き七万 上向き九万 上向き  ポン発発発

ノーテンドラ無しの手牌だが、親のリーチに対して、全く怯むことなく戦いを挑んで行きます。
本当に佐々木はメンタルが強い。怖くはないのでしょうか!?
結果は二筒で2,400は2,700の放銃となりましたが、 HIROのツモっていた二筒を喰い流しており隠れたファインプレーとなりました。

東1局2本場、佐々木の

六万七万八万一索一索二索三筒四筒四筒五筒六筒北北  ツモ一索  打二索 左向き  ドラ三索

今度はHIROが、佐々木に応戦。親とはいえ、佐々木のリーチに1シャンテンから七筒八筒四索と無筋3連打!
結果は流局。親流れとなりましたが、次世代を担う若手同士のバチバチ感が凄い。
東1局から、完全に麻雀に入り込んでいる感じで、グランプリベスト16に相応しいスタートと感じます。

東2局 親 灘

五索五索五索六索六索六索七索八索九索二筒四筒六筒六筒  ドラ三万

テンパイが入った灘、即リーチの選択肢もありますが、ここはヤミテン。
次巡五筒をツモります。四筒五筒八筒などで打点や役もつく為、更にヤミテンもあるか?と思いましたが、灘の選択はリーチ。しっかり六筒をツモり1,300は1,600オール。

この時 HIROに

三万六万六万三筒三筒四筒四筒五筒五筒八筒八筒中中

このテンパイが入っており三万は山に3枚。
最初のカン三筒でリーチを打っていたら、 HIROのアガリになっていたかも知れません。

灘はこの局だけでなく

北家 10巡目
一万一万三万四万五万六万二索三索四索四索五索六索七索七索  ドラ三万

七索は1枚切れ。打一万として、タンピンを狙うかと思いきや、打六万のリーチ。
そして、直ぐに一万でロン。磨き抜かれた、勝負勘の鋭さを見せつけてくれます。

東3局 5本場 親 和久津

和久津もだまっていません。この手をリーチでツモりあげ

二万三万四万八万八万一索二索三索二筒三筒六筒七筒八筒  ドラ八万

四筒ツモで4,000は4,500オールでトップ目に。
さらに南1局

三万四万五万八万四索五索六索三筒三筒三筒四筒五筒六筒  ドラ四索

5巡目にして、このテンパイ。
解説の白鳥は出アガリしたくない。と語る程、手替わりが多い手牌ですが、このまま8巡目に八万をツモり1,000・2,000。
和久津がリードを広げます。

南2局 HIRO

三万四万五万四索五索六索五筒六筒東東  ポン白白白  ドラ三筒

親 灘

六万七万八万九万九万二索三索七索八索九索  ポン発発発

そこに、苦しい持ち点の佐々木が丁寧な手順で追いついてリーチ。

六万七万八万二筒三筒四筒四筒五筒五筒六筒七筒八筒八筒  リーチ

六筒をツモって2,000・4,000。3着目に浮上します。

そして今回のラスは、なんとHIRO。
全員の攻撃力の高さを象徴する様な、1回戦となりました。

1回戦終了時

和久津+22.2P
灘+4.5P
佐々木▲11.1P
HIRO▲15.6P

 

2回戦 和久津 佐々木 灘 HIRO

東場は小場で回りますが、東4局 西家 佐々木

七万七万一索二索三索五索六索七索三筒四筒五筒発発  ドラ一索

北家 灘

七万八万一索二索三索七索八索九索五筒六筒七筒西西

佐々木が先行リーチを打つと、灘も追いついての2件リーチに。
ここで、困ったのは和久津。

六万九万九万三索三索三筒三筒三筒五筒五筒七筒七筒八筒発

現物が無い和久津が灘に九万で3,900。和久津は痛い放銃でしょうか。

南3局、和久津が一気通貫に仕上げてリーチ。

三万三万六索七索八索一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒九筒  リーチ  ドラ東

佐々木が八筒を暗刻にして追いつきリーチ。

二万三万四万一索一索一索三索三索四筒五筒八筒八筒八筒  リーチ

佐々木有利かと思われましたが、粘ってテンパイを入れた HIROが勝負した牌は八筒
和久津が5,200のアガリ。先程の失点を取り返します。

そして、オーラスへ。

南4局、灘が1巡目にして、なんとこの形。

三万六万八万二索三索七索八索九索三筒四筒五筒八筒八筒  ドラ七索

HIROも、4巡目にこの形に。

四万五万五万七万七万四索四索四索二筒二筒四筒五筒六筒

灘が先にカン七万のテンパイが入るもHIROが

四万五万七万七万四索四索四索二筒二筒四筒五筒五筒六筒七筒

ここから打五筒。この判断が良く、七万を引き入れリーチと行きます。
結果は、HIROの1人テンパイで流局。

1本場は HIROが和久津から1,500は1,800のアガリ。

南4局 2本場 和久津

五万五万三索三索三筒三筒九筒東東西西中中  ドラ南

浮きに回りたい和久津。七対子九筒単騎で決断してリーチにいく!
ツモればトップまで抜けるリーチ。出アガリでも浮きに回れます。

佐々木も無筋を勝負し追いつきます。
奇しくも同じ七対子テンパイ。ですが、こちらはドラドラだけになんとしてもアガリたい所か。

六万六万七万七万二索二索四索四索五索五索南南西  ツモ一万  打一万

ここが運命の分かれ道でした。
結果論になってしまいますが、正解は一万西は和久津の手にあり純カラ。一万ならアガリがありました。
和久津カラ打たれる、一万・・。佐々木の心境は・。
そして、和久津が九筒を引きアガる!
和久津はトップまで抜ける素晴らしいアガリ。佐々木は痛い1人沈みとなってしまいました。

2回戦までのトータル

和久津+34.6P
灘+8.3P
HIRO▲14.6P
佐々木▲28.3P

 

3回戦 和久津 佐々木 灘 HIRO

東3局、見事な手順でソウズのホンイツに寄せた和久津。

四索五索六索七索九索北北北白発発中中

しかし、そこに灘のリーチが入ります。

一万二万三万六索七索八索四筒五筒五筒五筒七筒八筒九筒

和久津のツモは無情にも四筒。テンパイが入り四筒を勝負するも3,900の放銃に。

南3局 灘

四万四万五万五万六万三索四索四索八索八索四筒五筒六筒白  ドラ三万

生牌の白を温存し、打四索とします。これがファインプレー。
すぐに和久津に七対子ドラドラのテンパイが入りますが、待ちがなんと四索待ち。

三万三万八万八万一索一索三索三索四索五索五索五筒五筒

一万四万五万四索六索七索九索九索七筒八筒九筒  ポン白白白  打四索

佐々木が、灘のリーチ宣言牌の白を仕掛けて現物の打四索。それが今テンパイが入った和久津に6,400。
佐々木は本当に苦しい展開・・・。

オーラス佐々木の配牌は、

一万二万四万一索三筒七筒九筒東西西北白中  ツモ一筒  打四万  ドラ五筒

9種9牌だが、国士を目指し打四万から。9巡目には

一万九万一索一筒九筒東西西北白発中中

ポイント状況が厳しい佐々木ですが、この手をアガれば一気に戦線復帰です!

しかし、ここからが長い・・。
佐々木の欲しい南は2枚・九索は1枚。

終盤まで縺れ込み、結果はHIROの2,000オール。佐々木はテンパイ出来ず・。

五索五索三筒四筒五筒五筒六筒  ポン八筒 上向き八筒 上向き八筒 上向き  ポン二筒 上向き二筒 上向き二筒 上向き  ツモ七筒

そのままの勢いで3本場まで積んだ、HIROのトップとなりました。

3回戦終了時のトータル

和久津+28.7P
灘+15.2P
HIRO+4.5P
佐々木▲48.4P

 

4回戦 灘 佐々木 和久津 HIRO

東4局 親の HIROが動く

五万六万六万七索八索三筒三筒北北白白中中  ドラ八索

七対子の1シャンテンでもありますが、動く方を選択します。
HIROが中を仕掛けると、その動きで四万六万と引き入れた灘が、7巡目に高め7,700のリーチ。

三万四万四万五万五万六万四索四索七索八索四筒五筒六筒  リーチ

ライバルの HIROの親だけに、高めをツモりたい所ですが、HIROの動きで有効牌を引いたのは灘だけではありませんでした。
佐々木も四暗刻の1シャンテンに!今度は決めたい所です。

一万一万二万二万二万五索五索五索七索九索九索七筒七筒

しかし、佐々木が持ってきたのは、灘の当たり牌六索・・
仕方なく、一万を切って迂回の佐々木。今日の佐々木は本当に苦しい。
また、灘もリーチを打った時には、7枚いた六索九索だが、アガることはできませんでした。
粘った HIROと2人テンパイ。

南2局 親 佐々木

一万三万三万三万五万五万六万七万八万九万白発発  ドラ一筒

ここから五万ポン発ポンで以下のテンパイ一番乗り。

一万三万三万三万七万八万九万  ポン五万 上向き五万 上向き五万 上向き  ポン発発発

一万二万は3枚切られており、三万のブロックも合わせて、強い受けが残っています。これをアガって逆転の布石にしたい所。

しかし灘が

四万五万六万七万七万七索八索九索一筒二筒三筒九筒九筒

ドラ表示の九筒七万でリーチ!
かなり怖いリーチに見えますが、研ぎ澄まされた勝負勘がリーチを打たせたのでしょうか。

それに対し、

四万四万四索五索六索一筒一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒

ここから、HIROもドラ一筒を勝負!高め一気通貫の手。ピンズは絶好に見えます。
リーチかと思いきや、 HIROの選択はヤミテン。
ヤミテンにしたのが生きたか、和久津から2,000点のアガリ。HIROの勝負勘がピタリとハマります。
佐々木もテンパイした速さと、受けの強さでアガリがありそうに思いましたが、今日は展開に恵まれません・・。

南3局、今度は灘が、以下の手でリーチ。

二万三万四万六万六万九索九索二筒二筒二筒三筒四筒五筒  リーチ  ドラ四筒

1枚切れの九索六万のシャンポンリーチ。
苦しい待ちに思えたが、六万をツモって結果を出します。灘は、この様な苦しい受けでリーチの選択をした時、結果を出す確率が相当に高いと感じました。
卓越した読みか、勝負勘か。とにかく凄いと感じます。

オーラス苦しい佐々木だが

二万二万四万五万六万七万八万三索五索七索三筒四筒五筒  ドラ七索

四索を引き入れ勝負リーチ!
六万でもツモればトップになりますが、欲しいのは最高目の三万。もし、ツモる事が出来れば、跳満のポイントに加えて、1人浮きのトップになる事ができ、苦しいポイントながらもまだまだ逆転可能な差として最終戦を迎える事が出来ます。
道中、九万を持ってくるも、ツモ切る佐々木。逆転へ執念を見せてくれますが・・。
無情にも三万六万は山に0枚。繰り返しになってしまうが、今日の佐々木は本当に苦しい・・・。
佐々木の1人テンパイで流局。

4回を終えて、8.3ポイントの間に3人がいる大接戦。佐々木は2人を沈めつつ70,000点近いトップが必要か。
ベスト8に進出出来るのは!?残り1回戦!

4回戦終了時のトータル

HIRO+17.2P
和久津+15.8P
灘+8.9P
佐々木▲42.9P

 

最終5回戦 HIRO 和久津 佐々木 灘

東3局まで、小場で捌き合いで進みます。
局面が重くなって欲しい佐々木には厳しい展開です・・。

東3局HIROが以下の手牌でテンパイ

二万三万六索七索八索三筒四筒五筒五筒六筒六筒六筒七筒  ドラ七万 7巡目

3巡目に三万を切っており、場には一万が2枚 二万が2枚。マンズの下は良さそうに映ります。
小場だけに、四万でのリーチツモの1,300・2,600は魅力的に映ります。しかし、トータルトップ目な上に、確実に攻めてくるだろう佐々木が親。

難しい選択の HIRO。ヤミテンに構えるも、1巡回してリーチと行きます。
和久津も以下の手牌

二万四万四万七万七万四索五索六索一筒二筒三筒七筒八筒

ドラドラの勝負手。しかしツモは無情にも一万
HIROに2,000点の放銃となりました。解説の白鳥も言っていますが、小場になりやすいメンバー・状況ゆえMAX打点で取れた事は大きいとの事。五万が、3枚見えたのも大きいとHIROは語っていました。HIROの卓越した勝負勘が光ります。

そして、オーラスへ。灘が親なので、1局勝負に。
和久津の条件は、 跳満ツモか、灘から満貫直撃。佐々木は役満と厳しい条件。
条件に向け、懸命に進める和久津・佐々木でしたが、HIROが自らアガリきり終局となりました。

1位通過 HIRO柴田
2位通過 灘麻太郎

最終トータル

HIRO+31.4P
灘+13.9P
和久津▲10.6P
佐々木▲44.7P

ベスト8に進出したのは、灘麻太郎とHIRO柴田となりました。

灘は、ベテランならではの、勝負勘の鋭さと安定感でした。それでいて、面前良し・鳴き良しの隙の無い雀風。
ベスト8は見ていない、決勝乗ったら優勝しかないと語る灘。ベスト8ではどんな麻雀を魅せてくれるのでしょうか!?

HIROはトーナメント7連勝。
最近のトーナメント3回は、全部逆転勝ちと勝負強さが光るHIRO柴田。念願のG1タイトルまで、後2勝。今度こそは!

惜しくも敗れた、佐々木・和久津も随所にらしさを見せてくれました。
佐々木は1回戦東1局の、強烈な押し。
和久津は、七対子九筒ピン単騎リーチの決断力。

ベスト16・A卓の激闘が、皆様の記憶に残る事を祈りつつ、筆を置く事とします。

この後の、ベスト16・B・C・D卓そしてベスト8もお楽しみに!

グランプリ レポート/第8期麻雀グランプリMAX ベスト16 A卓レポート

「カミソリ灘」の異名を持つ2016年グランプリMAX覇者、灘麻太郎。
2017年度グランプリMAX覇者。「攻めダルマ」こと、佐々木寿人。
第34期・鳳凰位決定戦、準優勝「紅顔のアサシン」の2つ名がついた、HIRO柴田。
プロ連盟唯一の、女流A1リーガー。「超攻撃型アマゾネス」和久津晶。
グランプリベスト16・A卓は、次世代を担うAリーガー3名が、レジェンド灘に挑む!
ベスト8に勝ち残れるのは一体だれなのでしょうか!?
 
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1回戦 起家から HIRO柴田・灘・和久津・佐々木の順
東1局 親 HIRO
六万七万八万三索三索四索五索二筒三筒四筒四筒五筒五筒七筒  ドラ六万
七筒。ここから、ツモ八万・ツモ切り、ツモ五索四筒として、難しい手を上手く捌き、四索で佐々木から7,700。オープニング局は、HIROが制します。
東1局 1本場 前局、7,700をアガった HIROが2巡目にしてこの手牌に。
三万五万五万五万四索五索六索一筒一筒二筒二筒七筒七筒
前局、放銃に回った佐々木が
三万四万四万六万七万九万一索二索六筒東南発発
ここから発をポンしてホンイツを含み、 HIROの親を捌きに出ます。
すると、この鳴きでテンパイが入った HIROがツモり三暗刻のリーチ。
三万五万五万五万四索五索六索一筒一筒二筒二筒七筒七筒  ツモ一筒  打三万 左向き
流石に HIROの一人旅と思われましたが・・。
三万四万四万六万七万九万一索二索東南  ポン発発発
なんとこの形から、佐々木が八万をチーして、徹底抗戦の構え!更に二万もチーしてこの形
四万六万二索東  チー二万 左向き三万 上向き四万 上向き  チー八万 左向き七万 上向き九万 上向き  ポン発発発
ノーテンドラ無しの手牌だが、親のリーチに対して、全く怯むことなく戦いを挑んで行きます。
本当に佐々木はメンタルが強い。怖くはないのでしょうか!?
結果は二筒で2,400は2,700の放銃となりましたが、 HIROのツモっていた二筒を喰い流しており隠れたファインプレーとなりました。
東1局2本場、佐々木の
六万七万八万一索一索二索三筒四筒四筒五筒六筒北北  ツモ一索  打二索 左向き  ドラ三索
今度はHIROが、佐々木に応戦。親とはいえ、佐々木のリーチに1シャンテンから七筒八筒四索と無筋3連打!
結果は流局。親流れとなりましたが、次世代を担う若手同士のバチバチ感が凄い。
東1局から、完全に麻雀に入り込んでいる感じで、グランプリベスト16に相応しいスタートと感じます。
東2局 親 灘
五索五索五索六索六索六索七索八索九索二筒四筒六筒六筒  ドラ三万
テンパイが入った灘、即リーチの選択肢もありますが、ここはヤミテン。
次巡五筒をツモります。四筒五筒八筒などで打点や役もつく為、更にヤミテンもあるか?と思いましたが、灘の選択はリーチ。しっかり六筒をツモり1,300は1,600オール。
この時 HIROに
三万六万六万三筒三筒四筒四筒五筒五筒八筒八筒中中
このテンパイが入っており三万は山に3枚。
最初のカン三筒でリーチを打っていたら、 HIROのアガリになっていたかも知れません。
灘はこの局だけでなく
北家 10巡目
一万一万三万四万五万六万二索三索四索四索五索六索七索七索  ドラ三万
七索は1枚切れ。打一万として、タンピンを狙うかと思いきや、打六万のリーチ。
そして、直ぐに一万でロン。磨き抜かれた、勝負勘の鋭さを見せつけてくれます。
東3局 5本場 親 和久津
和久津もだまっていません。この手をリーチでツモりあげ
二万三万四万八万八万一索二索三索二筒三筒六筒七筒八筒  ドラ八万
四筒ツモで4,000は4,500オールでトップ目に。
さらに南1局
三万四万五万八万四索五索六索三筒三筒三筒四筒五筒六筒  ドラ四索
5巡目にして、このテンパイ。
解説の白鳥は出アガリしたくない。と語る程、手替わりが多い手牌ですが、このまま8巡目に八万をツモり1,000・2,000。
和久津がリードを広げます。
南2局 HIRO
三万四万五万四索五索六索五筒六筒東東  ポン白白白  ドラ三筒
親 灘
六万七万八万九万九万二索三索七索八索九索  ポン発発発
そこに、苦しい持ち点の佐々木が丁寧な手順で追いついてリーチ。
六万七万八万二筒三筒四筒四筒五筒五筒六筒七筒八筒八筒  リーチ
六筒をツモって2,000・4,000。3着目に浮上します。
そして今回のラスは、なんとHIRO。
全員の攻撃力の高さを象徴する様な、1回戦となりました。
1回戦終了時
和久津+22.2P
灘+4.5P
佐々木▲11.1P
HIRO▲15.6P
 
2回戦 和久津 佐々木 灘 HIRO
東場は小場で回りますが、東4局 西家 佐々木
七万七万一索二索三索五索六索七索三筒四筒五筒発発  ドラ一索
北家 灘
七万八万一索二索三索七索八索九索五筒六筒七筒西西
佐々木が先行リーチを打つと、灘も追いついての2件リーチに。
ここで、困ったのは和久津。
六万九万九万三索三索三筒三筒三筒五筒五筒七筒七筒八筒発
現物が無い和久津が灘に九万で3,900。和久津は痛い放銃でしょうか。
南3局、和久津が一気通貫に仕上げてリーチ。
三万三万六索七索八索一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒九筒  リーチ  ドラ東
佐々木が八筒を暗刻にして追いつきリーチ。
二万三万四万一索一索一索三索三索四筒五筒八筒八筒八筒  リーチ
佐々木有利かと思われましたが、粘ってテンパイを入れた HIROが勝負した牌は八筒
和久津が5,200のアガリ。先程の失点を取り返します。
そして、オーラスへ。
南4局、灘が1巡目にして、なんとこの形。
三万六万八万二索三索七索八索九索三筒四筒五筒八筒八筒  ドラ七索
HIROも、4巡目にこの形に。
四万五万五万七万七万四索四索四索二筒二筒四筒五筒六筒
灘が先にカン七万のテンパイが入るもHIROが
四万五万七万七万四索四索四索二筒二筒四筒五筒五筒六筒七筒
ここから打五筒。この判断が良く、七万を引き入れリーチと行きます。
結果は、HIROの1人テンパイで流局。
1本場は HIROが和久津から1,500は1,800のアガリ。
南4局 2本場 和久津
五万五万三索三索三筒三筒九筒東東西西中中  ドラ南
浮きに回りたい和久津。七対子九筒単騎で決断してリーチにいく!
ツモればトップまで抜けるリーチ。出アガリでも浮きに回れます。
佐々木も無筋を勝負し追いつきます。
奇しくも同じ七対子テンパイ。ですが、こちらはドラドラだけになんとしてもアガリたい所か。
六万六万七万七万二索二索四索四索五索五索南南西  ツモ一万  打一万
ここが運命の分かれ道でした。
結果論になってしまいますが、正解は一万西は和久津の手にあり純カラ。一万ならアガリがありました。
和久津カラ打たれる、一万・・。佐々木の心境は・。
そして、和久津が九筒を引きアガる!
和久津はトップまで抜ける素晴らしいアガリ。佐々木は痛い1人沈みとなってしまいました。
2回戦までのトータル
和久津+34.6P
灘+8.3P
HIRO▲14.6P
佐々木▲28.3P
 
3回戦 和久津 佐々木 灘 HIRO
東3局、見事な手順でソウズのホンイツに寄せた和久津。
四索五索六索七索九索北北北白発発中中
しかし、そこに灘のリーチが入ります。
一万二万三万六索七索八索四筒五筒五筒五筒七筒八筒九筒
和久津のツモは無情にも四筒。テンパイが入り四筒を勝負するも3,900の放銃に。
南3局 灘
四万四万五万五万六万三索四索四索八索八索四筒五筒六筒白  ドラ三万
生牌の白を温存し、打四索とします。これがファインプレー。
すぐに和久津に七対子ドラドラのテンパイが入りますが、待ちがなんと四索待ち。
三万三万八万八万一索一索三索三索四索五索五索五筒五筒
一万四万五万四索六索七索九索九索七筒八筒九筒  ポン白白白  打四索
佐々木が、灘のリーチ宣言牌の白を仕掛けて現物の打四索。それが今テンパイが入った和久津に6,400。
佐々木は本当に苦しい展開・・・。
オーラス佐々木の配牌は、
一万二万四万一索三筒七筒九筒東西西北白中  ツモ一筒  打四万  ドラ五筒
9種9牌だが、国士を目指し打四万から。9巡目には
一万九万一索一筒九筒東西西北白発中中
ポイント状況が厳しい佐々木ですが、この手をアガれば一気に戦線復帰です!
しかし、ここからが長い・・。
佐々木の欲しい南は2枚・九索は1枚。
終盤まで縺れ込み、結果はHIROの2,000オール。佐々木はテンパイ出来ず・。
五索五索三筒四筒五筒五筒六筒  ポン八筒 上向き八筒 上向き八筒 上向き  ポン二筒 上向き二筒 上向き二筒 上向き  ツモ七筒
そのままの勢いで3本場まで積んだ、HIROのトップとなりました。
3回戦終了時のトータル
和久津+28.7P
灘+15.2P
HIRO+4.5P
佐々木▲48.4P
 
4回戦 灘 佐々木 和久津 HIRO
東4局 親の HIROが動く
五万六万六万七索八索三筒三筒北北白白中中  ドラ八索
七対子の1シャンテンでもありますが、動く方を選択します。
HIROが中を仕掛けると、その動きで四万六万と引き入れた灘が、7巡目に高め7,700のリーチ。
三万四万四万五万五万六万四索四索七索八索四筒五筒六筒  リーチ
ライバルの HIROの親だけに、高めをツモりたい所ですが、HIROの動きで有効牌を引いたのは灘だけではありませんでした。
佐々木も四暗刻の1シャンテンに!今度は決めたい所です。
一万一万二万二万二万五索五索五索七索九索九索七筒七筒
しかし、佐々木が持ってきたのは、灘の当たり牌六索・・
仕方なく、一万を切って迂回の佐々木。今日の佐々木は本当に苦しい。
また、灘もリーチを打った時には、7枚いた六索九索だが、アガることはできませんでした。
粘った HIROと2人テンパイ。
南2局 親 佐々木
一万三万三万三万五万五万六万七万八万九万白発発  ドラ一筒
ここから五万ポン発ポンで以下のテンパイ一番乗り。
一万三万三万三万七万八万九万  ポン五万 上向き五万 上向き五万 上向き  ポン発発発
一万二万は3枚切られており、三万のブロックも合わせて、強い受けが残っています。これをアガって逆転の布石にしたい所。
しかし灘が
四万五万六万七万七万七索八索九索一筒二筒三筒九筒九筒
ドラ表示の九筒七万でリーチ!
かなり怖いリーチに見えますが、研ぎ澄まされた勝負勘がリーチを打たせたのでしょうか。
それに対し、
四万四万四索五索六索一筒一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒
ここから、HIROもドラ一筒を勝負!高め一気通貫の手。ピンズは絶好に見えます。
リーチかと思いきや、 HIROの選択はヤミテン。
ヤミテンにしたのが生きたか、和久津から2,000点のアガリ。HIROの勝負勘がピタリとハマります。
佐々木もテンパイした速さと、受けの強さでアガリがありそうに思いましたが、今日は展開に恵まれません・・。
南3局、今度は灘が、以下の手でリーチ。
二万三万四万六万六万九索九索二筒二筒二筒三筒四筒五筒  リーチ  ドラ四筒
1枚切れの九索六万のシャンポンリーチ。
苦しい待ちに思えたが、六万をツモって結果を出します。灘は、この様な苦しい受けでリーチの選択をした時、結果を出す確率が相当に高いと感じました。
卓越した読みか、勝負勘か。とにかく凄いと感じます。
オーラス苦しい佐々木だが
二万二万四万五万六万七万八万三索五索七索三筒四筒五筒  ドラ七索
四索を引き入れ勝負リーチ!
六万でもツモればトップになりますが、欲しいのは最高目の三万。もし、ツモる事が出来れば、跳満のポイントに加えて、1人浮きのトップになる事ができ、苦しいポイントながらもまだまだ逆転可能な差として最終戦を迎える事が出来ます。
道中、九万を持ってくるも、ツモ切る佐々木。逆転へ執念を見せてくれますが・・。
無情にも三万六万は山に0枚。繰り返しになってしまうが、今日の佐々木は本当に苦しい・・・。
佐々木の1人テンパイで流局。
4回を終えて、8.3ポイントの間に3人がいる大接戦。佐々木は2人を沈めつつ70,000点近いトップが必要か。
ベスト8に進出出来るのは!?残り1回戦!
4回戦終了時のトータル
HIRO+17.2P
和久津+15.8P
灘+8.9P
佐々木▲42.9P
 
最終5回戦 HIRO 和久津 佐々木 灘
東3局まで、小場で捌き合いで進みます。
局面が重くなって欲しい佐々木には厳しい展開です・・。
東3局HIROが以下の手牌でテンパイ
二万三万六索七索八索三筒四筒五筒五筒六筒六筒六筒七筒  ドラ七万 7巡目
3巡目に三万を切っており、場には一万が2枚 二万が2枚。マンズの下は良さそうに映ります。
小場だけに、四万でのリーチツモの1,300・2,600は魅力的に映ります。しかし、トータルトップ目な上に、確実に攻めてくるだろう佐々木が親。
難しい選択の HIRO。ヤミテンに構えるも、1巡回してリーチと行きます。
和久津も以下の手牌
二万四万四万七万七万四索五索六索一筒二筒三筒七筒八筒
ドラドラの勝負手。しかしツモは無情にも一万
HIROに2,000点の放銃となりました。解説の白鳥も言っていますが、小場になりやすいメンバー・状況ゆえMAX打点で取れた事は大きいとの事。五万が、3枚見えたのも大きいとHIROは語っていました。HIROの卓越した勝負勘が光ります。
そして、オーラスへ。灘が親なので、1局勝負に。
和久津の条件は、 跳満ツモか、灘から満貫直撃。佐々木は役満と厳しい条件。
条件に向け、懸命に進める和久津・佐々木でしたが、HIROが自らアガリきり終局となりました。
1位通過 HIRO柴田
2位通過 灘麻太郎
最終トータル
HIRO+31.4P
灘+13.9P
和久津▲10.6P
佐々木▲44.7P
ベスト8に進出したのは、灘麻太郎とHIRO柴田となりました。
灘は、ベテランならではの、勝負勘の鋭さと安定感でした。それでいて、面前良し・鳴き良しの隙の無い雀風。
ベスト8は見ていない、決勝乗ったら優勝しかないと語る灘。ベスト8ではどんな麻雀を魅せてくれるのでしょうか!?
HIROはトーナメント7連勝。
最近のトーナメント3回は、全部逆転勝ちと勝負強さが光るHIRO柴田。念願のG1タイトルまで、後2勝。今度こそは!
惜しくも敗れた、佐々木・和久津も随所にらしさを見せてくれました。
佐々木は1回戦東1局の、強烈な押し。
和久津は、七対子九筒ピン単騎リーチの決断力。
ベスト16・A卓の激闘が、皆様の記憶に残る事を祈りつつ、筆を置く事とします。
この後の、ベスト16・B・C・D卓そしてベスト8もお楽しみに!

第8期麻雀グランプリMAX二次トーナメント

2018年、3月4日(日)第8期麻雀グランプリMAX2次予選トーナメントが行われました。
先日の一次予選勝ち上がり者に加え、灘麻太郎・沢崎誠などのベテランや、今年活躍した若手が加わり20名での開催。
(また、体調不良の荒に変わり和久津が繰り上がりの出場となりました。)

A~E卓で5半荘行い、各卓上位2名が勝ち上がり。果たしてベスト16に進出出来るのは誰なのでしょうか!?

 

A卓
gpmax2012

(灘vs山田vs柴田vs魚谷)

第6期グランプリMAX優勝。カミソリ灘こと灘麻太郎。
A2リーグ昇級を決めた、魚谷侑未。
この2人に、一次予選勝ち上がりの教授の異名を持つ山田浩之。
逆転の男・柴田吉和の対決。
比較的速度が速い卓のイメージですが、果たして!?

1回戦。灘・山田が先行して行きます。
苦しい展開の柴田も

南2局 南家

一万二万二万三万三万二索三索四索五索六索七索一筒一筒  ドラ二万

この形でリーチを打ちますが流局。

1回戦終了時

灘+35.3P 山田+16.5P 魚谷▲20.9P 柴田▲30.9P

2回戦柴田が

二索二索五索五索六索六索七索九索九索白白中中  ツモ七索

3,000・6,000をツモりトップをとるも、3回戦は山田が大きなトップを取り灘・山田が抜け出します。

3回戦を終えて、

灘+49.2P 山田+46.3P 柴田▲23.5P 魚谷▲72.0P

追う2人にとって厳しい展開に。魚谷は勝負手がアガれず厳しい表情。

四万五万六万七万二索三索四索六索六索六索三筒四筒五筒  ドラ六索

この大物手も柴田に1,000・2,000で交わされてしまいます。
しかし、オーラス、チンイツをアガってトップを奪取!希望を繋ぎます。

4回戦まで

灘+45.0P 山田+28.1P 柴田▲24.8P 魚谷▲48.3P

最終戦。落とせない親が落ちてしまった、魚谷・柴田。
さすがに、このまま灘・山田で決まりかと思われたオーラス。
親の無い柴田の条件は、三倍満ツモ。
流石に厳しいかと見ていると。
なんと6巡目にしてこの手牌に!

三索四索五索五索五索六索六索六索七索七索八索北白

メンタンピンツモ・イーペーコー・チンイツ・でピッタリ三倍満!
まさか逆転の柴田がくるか!?
しかしながら、追い込みもここまで。
流局となり、灘・山田の勝ち上がりとなりました。

1位通過 灘 麻太郎
2位通過 山田 浩之

 

B卓
gpmax2012

(森山vs古川vs仲田vs奈良)

第11・12期女流桜花を連覇した仲田加南。
ビッグワン1カップを優勝した奈良圭純。
そして、1次予選勝ち上がりの、プロ連盟会長森山茂和。サーフィン打法・古川孝次。
手役派の森山とサーフィン打法・古川の対決にも注目!

1回戦・森山がいきなり魅せます。

古川の

三万四万五万九万九万四索五索六索五筒六筒七筒発発  ドラ二索

このリーチに、親で、13巡目にこの弩級のテンパイ!

一索二索三索四索五索六索七索八索九索白白発発  リーチ

追いかけリーチに行く森山。出アガリでも24,000のこの手。アガリ切れば勝ち上がりに大きく近づく事になりそうです。
しかし、軍配が上がったのは古川。

三万四万五万九万九万四索五索六索五筒六筒七筒発発  リーチ  ロン九万

森山はこの手が上がれず苦しい展開に。

3回戦を終えてポイントは、

古川+24.0P 奈良+18.4P 森山▲14.1P 仲田▲28.3P

古川・奈良がリードして行く展開。
古川の仕掛けと、トーナメントに強い奈良が卓を回して行きます。
しかし、4回戦目で森山がトップを取り、古川を交わして最終戦に。

4回戦目のポイント

奈良+28.3P 森山+14.4P 古川▲3.2P 仲田▲34.5P

仲田は少し苦しいか。

最終戦、ずっと、苦しい展開だった仲田ですが、最後の親番で粘ります。
1本積んで 、2本場でこのリーチ。

四万五万六万七索八索九索三筒三筒四筒六筒  暗カン牌の背三万 上向き三万 上向き牌の背  ドラ六筒

待ち牌の五筒は残り1枚ですが、持ち点が45,000を超えていた為、引きアガれば森山とほぼ並びに!
力が入りますが、結果は流局。

3本場は古川から奈良へ1,300は2,200でオーラスへ。

奈良が親なので、1局勝負です。
早々に、七対子のテンパイを入れる森山。待ちは場況が良い筒子の六筒

二万二万三万三万四万四万八索八索五筒五筒六筒発発

厳しい状況の仲田ですが、ソウズが伸びて以下の手牌に。

一索二索三索四索五索五索六索八索九索九索二筒南発

跳満ツモ条件の仲田。奇しくも柴田と同じソウズの一色手です。
今度は、大物手の成就なるか?
結果は、森山が場況を読みきっての六筒でのアガリ。まだ巡目が浅かっただけに、仲田は無念の心境でしょうか・・・

1位通過 奈良 圭純
2位通過 森山 茂和

 

C卓
gpmax2012

(伊藤vs勝又vs仁平vs西嶋)

第34期十段戦決勝で激闘を繰り広げた仁平宣明。
第15期プロクイーンに輝いた西嶋ゆかり。
1次予選を勝ち抜いた(死神)伊藤優孝。麻雀IQ220・勝又健志。
プロクイーンを獲り勢いに乗る西嶋。相対するはA1経験者3人。西嶋にとっては厳しい戦いだが勝ち上がることが出来るのでしょうか?

1回戦から勝又が大爆発!

1人浮きで47.7ポイントの大トップ。
トーナメントに滅法強い勝又にとって、このリードは実に大きいと感じているでしょう。
逆に煽りを食らってしまった西嶋は▲32.3ポイントとの大きいマイナス。格上3人に対して差が開いてしまった西嶋。やはりA1経験者3人は厳しいのか・。

2回戦は、このままでは終われないと、西嶋がオーラスの親で仕掛けを入れている勝又から11,600をアガリトップ。上下が詰まります。

一万二万三万四万五万六万四索五索二筒二筒四筒五筒六筒  ロン六索

2回戦までのトータル

勝又+29.9P 仁平▲2.4P 西島▲11.4P 伊藤▲16.1P

3回戦
勝又が、加点を繰り返し48700点に。圧巻だったのは東4局。
伊藤のリーチに対し、勝又はこの手牌

一万二万二万七万七万二索三索四索六索七索二筒三筒四筒  ドラ四万

伊藤のリーチは

四万四万五万六万三索三索四索四索五索五索四筒四筒四筒

(伊藤・勝又共に子方)

勝又が持ってきたのは、7枚目になる二筒
(二筒五筒の筋の7枚目)
伊藤の河には八筒三筒が切られています。
いくら相手が子方とはいえ、3回戦で十分なリードをしている上に、テンパイしているわけでもなくドラも見えてない状況、自分ならノータイムでオリそうなのですが、勝又の選択はノータイムでのツモ切り!
5回戦終了後、「あの牌は通ると思った」と語る勝又。これだけのリードをしていても、自分の読みと心中できるのは本当に強い。印象に残るシーンでした。

3回戦までのトータル

勝又+71.8P 仁平▲7.7P 西島▲13.0P 伊藤▲51.1P

4~5回戦。勝又はほぼ当確。ここからは2番手を巡る戦いになって行きます。

そんな中、底力を見せたのは仁平。西嶋とのデッドヒートを制すと、そのままの勢いで、なんと勝又まで捲ってしまいます。伊藤もA1リーガーの底力を見せ、最終戦62,100点の大トップを取り、上2人を強烈に追い込むも後一差しが届かず・・・
「エンジンが・・」と伊藤の声が聞こえてきそうです。

仁平・勝又の勝ち上がりとなりました。

1位通過 仁平 宣明
2位通過 勝又 健志

 

D卓
gpmax2012

(沢崎vs HIRO柴田vs近藤vs太田)

第34期鳳凰位決定戦で優勝まで後一歩と迫ったHIRO柴田。
2017日本シリーズ優勝。マムシの沢崎誠。
1次予選を勝ち上がったA1リーガー近藤久春。
王位戦準優勝・太田優介。
A1リーグの上に間合いが掴み難い3名。強敵3人を相手にした太田の心境は!?

2回戦を終えて、近藤が2連勝。対する HIROは親番で

五万六万七万二索三索八索八索四筒五筒六筒  暗カン牌の背七筒 上向き七筒 上向き牌の背  ドラ三索

このリーチを打つも流局。2ラススタートと厳しい展開。A1リーガーの運命が上下に割れた感じになりました。

3回戦は 鬱憤を晴らすかの様にHIROが反撃。

東2局 親 HIRO

HIRO
七万七万一索二索三索七索八索九索二筒三筒四筒六筒六筒  リーチ  ドラ七索

太田
三万四万五万五万六万二索二索三索四索五索四筒五筒六筒  リーチ

この勝負所を制してのトップ。
沢崎・太田を沈めてのトップで2着争いが3つ巴に。近藤は今回も浮きをキープし、勝ち上がりに大きく近づきます。

3回戦までのトータル

近藤+46.8P 太田▲8.2P HIRO▲17.0P 沢崎▲21.6P

4回戦は HIROの連勝。太田も浮きに回り、一騎打ちの様相を呈して来ました。
沢崎は2人をかわさなければならない為、2人を沈めつつの大きなトップが必要と、やや苦しくなって来たでしょうか・。

4回戦までのトータル

近藤+36.4P 太田+2.3P HIRO▲1.4P 沢崎▲37.3P

最終戦。
太田・ HIROの着順争いは、 HIROがリード。やはりA1選手は競りに強い。
このまま決まるかと思いきや、後が無い、沢崎が親番でHIROから5,800のアガリ。
そして、次にこのリーチ!

七万七万一索二索三索五索六索七索一筒一筒三筒四筒五筒  リーチ  ドラ七万

太田も真っ向勝負。

一索二索三索三索四索八索南南発発  ポン中中中

しかし、勝負を制したのは HIRO。

四万一筒二筒二筒三筒三筒四筒四筒五筒六筒六筒七筒八筒  ツモ四万

値千金の500・1,000

そして、オーラスへ。
沢崎は倍満ツモ・太田は跳満ツモが条件。HIROが親番の為最終局となります。
逆転の可能性に賭けて打ち進める両名。
厳しい条件の中、手を作るも手牌が開く事は無く終局となりました。

1位通過 近藤 久春
2位通過 HIRO 柴田

 

E卓
gpmax2012

(山井vs内川vs和久津vs中川)

HIRO柴田と同じく、第34期鳳凰位決定戦で激闘を繰り広げた内川幸太郎。
オフェンスマスター・山井弘。
1次予選を、勝ち上がった第2期WRC中川基輝。
超攻撃型アマゾネス・和久津晶。

1回戦目は、中川が果敢に攻めて大きめのトップを取る。格上3人を相手に好発進の中川。
逃げ切れるのか!?

2回戦は、和久津がトップを取りトータルで抜け出します。置いていかれている山井でしたが、3回戦トップを取り、2位争いに食い込んで行きます。

3回戦までのトータル

和久津+38.3P 中川▲1.3P 山井▲14.7P 内川▲22.3P

4回戦。今度は内川がトップ!ラスは和久津。
これにより、各者1回ずつのトップで、全員が37ポイント差以内に収まる接戦に。全員にチャンスがある最終戦になってきました!

4回戦までのトータル

和久津+17.2P 中川+6.7P 内川▲4.4P 山井▲19.5P

勝負所となった東4局。親は中川。
和久津・親の中川のリーチに対し、内川がタンヤオの1シャンテンから押し返し渾身の500・1,000。
内川の気迫が凄いです!

和久津
一万三万六万六万六万五索六索七索三筒三筒七筒八筒九筒  リーチ  ドラ二索

中川
二索三索四索七索八索九索四筒五筒七筒八筒九筒南南  リーチ

内川
五万六万七万八万八万二索三索四索二筒二筒  チー二万 上向き三万 上向き四万 上向き  ツモ二筒

そして、迎えたオーラス

山井37,200
内川33,400
和久津30,600
中川18,800

ラス目の親中川は連荘が必要。和久津・内川はアガれば勝ち上がり。
山井はポイント差がある為1,600〜3,200か、内川から3,200のアガリが必要です。
(1300〜2600だと、和久津が沈む為届かない)

終わらせるべく仕掛ける内川。厳しい配牌の中川でしたが、粘って500オール。次に繋げます。

1本場、チャンスが来たのは山井。

一万二万三万四万五万六万四筒五筒五筒六筒六筒八筒八筒  リーチ  ドラ四筒

四筒なら無条件。七筒は内川からの出上がりのみ。ここは中川が勝負で山井から2,900は3,200。
粘る中川でしたが、2本場でとうとう内川がアガリ、

二万三万四万三筒三筒四筒四筒六筒七筒八筒  ポン二索 上向き二索 上向き二索 上向き  ツモ四筒

激闘に終止符が打たれました。

1位通過 和久津 晶
2位通過 内川 幸太郎

観戦していて思ったのですが、Aリーガー相手に、5回戦のトーナメントを勝つのは本当に大変だと思います。

これから先、ベスト16は夏目坂スタジオでの配信。回数は変わらず5回戦ですが、前年度優勝の佐々木寿人・鳳凰位の前原雄大・十段位の藤崎智・世界チャンピオンのともたけ雅晴・ポイント1位の瀬戸熊直樹が加わり、更に激しい戦いが繰り広げられるでしょう。皆さまお楽しみに!

グランプリ レポート/第8期麻雀グランプリMAX二次トーナメント

2018年、3月4日(日)第8期麻雀グランプリMAX2次予選トーナメントが行われました。
先日の一次予選勝ち上がり者に加え、灘麻太郎・沢崎誠などのベテランや、今年活躍した若手が加わり20名での開催。
(また、体調不良の荒に変わり和久津が繰り上がりの出場となりました。)
A~E卓で5半荘行い、各卓上位2名が勝ち上がり。果たしてベスト16に進出出来るのは誰なのでしょうか!?
 
A卓
gpmax2012
(灘vs山田vs柴田vs魚谷)
第6期グランプリMAX優勝。カミソリ灘こと灘麻太郎。
A2リーグ昇級を決めた、魚谷侑未。
この2人に、一次予選勝ち上がりの教授の異名を持つ山田浩之。
逆転の男・柴田吉和の対決。
比較的速度が速い卓のイメージですが、果たして!?
1回戦。灘・山田が先行して行きます。
苦しい展開の柴田も
南2局 南家
一万二万二万三万三万二索三索四索五索六索七索一筒一筒  ドラ二万
この形でリーチを打ちますが流局。
1回戦終了時
灘+35.3P 山田+16.5P 魚谷▲20.9P 柴田▲30.9P
2回戦柴田が
二索二索五索五索六索六索七索九索九索白白中中  ツモ七索
3,000・6,000をツモりトップをとるも、3回戦は山田が大きなトップを取り灘・山田が抜け出します。
3回戦を終えて、
灘+49.2P 山田+46.3P 柴田▲23.5P 魚谷▲72.0P
追う2人にとって厳しい展開に。魚谷は勝負手がアガれず厳しい表情。
四万五万六万七万二索三索四索六索六索六索三筒四筒五筒  ドラ六索
この大物手も柴田に1,000・2,000で交わされてしまいます。
しかし、オーラス、チンイツをアガってトップを奪取!希望を繋ぎます。
4回戦まで
灘+45.0P 山田+28.1P 柴田▲24.8P 魚谷▲48.3P
最終戦。落とせない親が落ちてしまった、魚谷・柴田。
さすがに、このまま灘・山田で決まりかと思われたオーラス。
親の無い柴田の条件は、三倍満ツモ。
流石に厳しいかと見ていると。
なんと6巡目にしてこの手牌に!
三索四索五索五索五索六索六索六索七索七索八索北白
メンタンピンツモ・イーペーコー・チンイツ・でピッタリ三倍満!
まさか逆転の柴田がくるか!?
しかしながら、追い込みもここまで。
流局となり、灘・山田の勝ち上がりとなりました。
1位通過 灘 麻太郎
2位通過 山田 浩之
 
B卓
gpmax2012
(森山vs古川vs仲田vs奈良)
第11・12期女流桜花を連覇した仲田加南。
ビッグワン1カップを優勝した奈良圭純。
そして、1次予選勝ち上がりの、プロ連盟会長森山茂和。サーフィン打法・古川孝次。
手役派の森山とサーフィン打法・古川の対決にも注目!
1回戦・森山がいきなり魅せます。
古川の
三万四万五万九万九万四索五索六索五筒六筒七筒発発  ドラ二索
このリーチに、親で、13巡目にこの弩級のテンパイ!
一索二索三索四索五索六索七索八索九索白白発発  リーチ
追いかけリーチに行く森山。出アガリでも24,000のこの手。アガリ切れば勝ち上がりに大きく近づく事になりそうです。
しかし、軍配が上がったのは古川。
三万四万五万九万九万四索五索六索五筒六筒七筒発発  リーチ  ロン九万
森山はこの手が上がれず苦しい展開に。
3回戦を終えてポイントは、
古川+24.0P 奈良+18.4P 森山▲14.1P 仲田▲28.3P
古川・奈良がリードして行く展開。
古川の仕掛けと、トーナメントに強い奈良が卓を回して行きます。
しかし、4回戦目で森山がトップを取り、古川を交わして最終戦に。
4回戦目のポイント
奈良+28.3P 森山+14.4P 古川▲3.2P 仲田▲34.5P
仲田は少し苦しいか。
最終戦、ずっと、苦しい展開だった仲田ですが、最後の親番で粘ります。
1本積んで 、2本場でこのリーチ。
四万五万六万七索八索九索三筒三筒四筒六筒  暗カン牌の背三万 上向き三万 上向き牌の背  ドラ六筒
待ち牌の五筒は残り1枚ですが、持ち点が45,000を超えていた為、引きアガれば森山とほぼ並びに!
力が入りますが、結果は流局。
3本場は古川から奈良へ1,300は2,200でオーラスへ。
奈良が親なので、1局勝負です。
早々に、七対子のテンパイを入れる森山。待ちは場況が良い筒子の六筒
二万二万三万三万四万四万八索八索五筒五筒六筒発発
厳しい状況の仲田ですが、ソウズが伸びて以下の手牌に。
一索二索三索四索五索五索六索八索九索九索二筒南発
跳満ツモ条件の仲田。奇しくも柴田と同じソウズの一色手です。
今度は、大物手の成就なるか?
結果は、森山が場況を読みきっての六筒でのアガリ。まだ巡目が浅かっただけに、仲田は無念の心境でしょうか・・・
1位通過 奈良 圭純
2位通過 森山 茂和
 
C卓
gpmax2012
(伊藤vs勝又vs仁平vs西嶋)
第34期十段戦決勝で激闘を繰り広げた仁平宣明。
第15期プロクイーンに輝いた西嶋ゆかり。
1次予選を勝ち抜いた(死神)伊藤優孝。麻雀IQ220・勝又健志。
プロクイーンを獲り勢いに乗る西嶋。相対するはA1経験者3人。西嶋にとっては厳しい戦いだが勝ち上がることが出来るのでしょうか?
1回戦から勝又が大爆発!
1人浮きで47.7ポイントの大トップ。
トーナメントに滅法強い勝又にとって、このリードは実に大きいと感じているでしょう。
逆に煽りを食らってしまった西嶋は▲32.3ポイントとの大きいマイナス。格上3人に対して差が開いてしまった西嶋。やはりA1経験者3人は厳しいのか・。
2回戦は、このままでは終われないと、西嶋がオーラスの親で仕掛けを入れている勝又から11,600をアガリトップ。上下が詰まります。
一万二万三万四万五万六万四索五索二筒二筒四筒五筒六筒  ロン六索
2回戦までのトータル
勝又+29.9P 仁平▲2.4P 西島▲11.4P 伊藤▲16.1P
3回戦
勝又が、加点を繰り返し48700点に。圧巻だったのは東4局。
伊藤のリーチに対し、勝又はこの手牌
一万二万二万七万七万二索三索四索六索七索二筒三筒四筒  ドラ四万
伊藤のリーチは
四万四万五万六万三索三索四索四索五索五索四筒四筒四筒
(伊藤・勝又共に子方)
勝又が持ってきたのは、7枚目になる二筒
(二筒五筒の筋の7枚目)
伊藤の河には八筒三筒が切られています。
いくら相手が子方とはいえ、3回戦で十分なリードをしている上に、テンパイしているわけでもなくドラも見えてない状況、自分ならノータイムでオリそうなのですが、勝又の選択はノータイムでのツモ切り!
5回戦終了後、「あの牌は通ると思った」と語る勝又。これだけのリードをしていても、自分の読みと心中できるのは本当に強い。印象に残るシーンでした。
3回戦までのトータル
勝又+71.8P 仁平▲7.7P 西島▲13.0P 伊藤▲51.1P
4~5回戦。勝又はほぼ当確。ここからは2番手を巡る戦いになって行きます。
そんな中、底力を見せたのは仁平。西嶋とのデッドヒートを制すと、そのままの勢いで、なんと勝又まで捲ってしまいます。伊藤もA1リーガーの底力を見せ、最終戦62,100点の大トップを取り、上2人を強烈に追い込むも後一差しが届かず・・・
「エンジンが・・」と伊藤の声が聞こえてきそうです。
仁平・勝又の勝ち上がりとなりました。
1位通過 仁平 宣明
2位通過 勝又 健志
 
D卓
gpmax2012
(沢崎vs HIRO柴田vs近藤vs太田)
第34期鳳凰位決定戦で優勝まで後一歩と迫ったHIRO柴田。
2017日本シリーズ優勝。マムシの沢崎誠。
1次予選を勝ち上がったA1リーガー近藤久春。
王位戦準優勝・太田優介。
A1リーグの上に間合いが掴み難い3名。強敵3人を相手にした太田の心境は!?
2回戦を終えて、近藤が2連勝。対する HIROは親番で
五万六万七万二索三索八索八索四筒五筒六筒  暗カン牌の背七筒 上向き七筒 上向き牌の背  ドラ三索
このリーチを打つも流局。2ラススタートと厳しい展開。A1リーガーの運命が上下に割れた感じになりました。
3回戦は 鬱憤を晴らすかの様にHIROが反撃。
東2局 親 HIRO
HIRO
七万七万一索二索三索七索八索九索二筒三筒四筒六筒六筒  リーチ  ドラ七索
太田
三万四万五万五万六万二索二索三索四索五索四筒五筒六筒  リーチ
この勝負所を制してのトップ。
沢崎・太田を沈めてのトップで2着争いが3つ巴に。近藤は今回も浮きをキープし、勝ち上がりに大きく近づきます。
3回戦までのトータル
近藤+46.8P 太田▲8.2P HIRO▲17.0P 沢崎▲21.6P
4回戦は HIROの連勝。太田も浮きに回り、一騎打ちの様相を呈して来ました。
沢崎は2人をかわさなければならない為、2人を沈めつつの大きなトップが必要と、やや苦しくなって来たでしょうか・。
4回戦までのトータル
近藤+36.4P 太田+2.3P HIRO▲1.4P 沢崎▲37.3P
最終戦。
太田・ HIROの着順争いは、 HIROがリード。やはりA1選手は競りに強い。
このまま決まるかと思いきや、後が無い、沢崎が親番でHIROから5,800のアガリ。
そして、次にこのリーチ!
七万七万一索二索三索五索六索七索一筒一筒三筒四筒五筒  リーチ  ドラ七万
太田も真っ向勝負。
一索二索三索三索四索八索南南発発  ポン中中中
しかし、勝負を制したのは HIRO。
四万一筒二筒二筒三筒三筒四筒四筒五筒六筒六筒七筒八筒  ツモ四万
値千金の500・1,000
そして、オーラスへ。
沢崎は倍満ツモ・太田は跳満ツモが条件。HIROが親番の為最終局となります。
逆転の可能性に賭けて打ち進める両名。
厳しい条件の中、手を作るも手牌が開く事は無く終局となりました。
1位通過 近藤 久春
2位通過 HIRO 柴田
 
E卓
gpmax2012
(山井vs内川vs和久津vs中川)
HIRO柴田と同じく、第34期鳳凰位決定戦で激闘を繰り広げた内川幸太郎。
オフェンスマスター・山井弘。
1次予選を、勝ち上がった第2期WRC中川基輝。
超攻撃型アマゾネス・和久津晶。
1回戦目は、中川が果敢に攻めて大きめのトップを取る。格上3人を相手に好発進の中川。
逃げ切れるのか!?
2回戦は、和久津がトップを取りトータルで抜け出します。置いていかれている山井でしたが、3回戦トップを取り、2位争いに食い込んで行きます。
3回戦までのトータル
和久津+38.3P 中川▲1.3P 山井▲14.7P 内川▲22.3P
4回戦。今度は内川がトップ!ラスは和久津。
これにより、各者1回ずつのトップで、全員が37ポイント差以内に収まる接戦に。全員にチャンスがある最終戦になってきました!
4回戦までのトータル
和久津+17.2P 中川+6.7P 内川▲4.4P 山井▲19.5P
勝負所となった東4局。親は中川。
和久津・親の中川のリーチに対し、内川がタンヤオの1シャンテンから押し返し渾身の500・1,000。
内川の気迫が凄いです!
和久津
一万三万六万六万六万五索六索七索三筒三筒七筒八筒九筒  リーチ  ドラ二索
中川
二索三索四索七索八索九索四筒五筒七筒八筒九筒南南  リーチ
内川
五万六万七万八万八万二索三索四索二筒二筒  チー二万 上向き三万 上向き四万 上向き  ツモ二筒
そして、迎えたオーラス
山井37,200
内川33,400
和久津30,600
中川18,800
ラス目の親中川は連荘が必要。和久津・内川はアガれば勝ち上がり。
山井はポイント差がある為1,600〜3,200か、内川から3,200のアガリが必要です。
(1300〜2600だと、和久津が沈む為届かない)
終わらせるべく仕掛ける内川。厳しい配牌の中川でしたが、粘って500オール。次に繋げます。
1本場、チャンスが来たのは山井。
一万二万三万四万五万六万四筒五筒五筒六筒六筒八筒八筒  リーチ  ドラ四筒
四筒なら無条件。七筒は内川からの出上がりのみ。ここは中川が勝負で山井から2,900は3,200。
粘る中川でしたが、2本場でとうとう内川がアガリ、
二万三万四万三筒三筒四筒四筒六筒七筒八筒  ポン二索 上向き二索 上向き二索 上向き  ツモ四筒
激闘に終止符が打たれました。
1位通過 和久津 晶
2位通過 内川 幸太郎
観戦していて思ったのですが、Aリーガー相手に、5回戦のトーナメントを勝つのは本当に大変だと思います。
これから先、ベスト16は夏目坂スタジオでの配信。回数は変わらず5回戦ですが、前年度優勝の佐々木寿人・鳳凰位の前原雄大・十段位の藤崎智・世界チャンピオンのともたけ雅晴・ポイント1位の瀬戸熊直樹が加わり、更に激しい戦いが繰り広げられるでしょう。皆さまお楽しみに!