Mr.Yの連盟Weekly!

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どんどん暑くなってくる今日此の頃だが、先週は台風が上陸。
「ジョンダリ」と名付けられた台風12号は、何故か麻雀回りの軌跡を描いてやってきた。

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かなり異例らしい。

台風の影響で八王子花火大会が中止になり、隅田川花火大会も延期になるなど被害は大きい。
危ないので台風の際は、外へ出ないようにして身の安全を守って頂けたらと思う。

それでは先週を振り返っていこう。
 
 
 
【第35期鳳凰戦A1リーグ第6節B卓】7月23日(月)
瀬戸熊直樹vs勝又健志vs内川幸太郎vs和久津晶

内川、不調戻らず。
3節連続でマイナスしていた内川だったが、4節目も大きく沈み、降級圏内まで落ちてしまった。
逆に勝又は4節連続で浮き、決定戦圏内に入った。

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【第35期鳳凰戦A2リーグ第5節A卓】7月24日(火)
藤原隆弘vs前田直哉vs山田浩之vs佐々木寿人

未だに藤原は苦しい節が続いている。最終戦きっかけを掴むも、寿人に全てを持っていかれてしまう。
寿人が大きくプラスし、昇級に大きく近づく。

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その時、首位の男は…

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対局後の洗牌をしていた。
 
 
 

【第13期女流桜花Aリーグ第4節B卓】7月25日(水)
魚谷侑未vs童瞳vs武石絵里vs中山奈々美

中山が3回戦までアガリ倒し、最終戦は童瞳がトップを取り、武石の一人沈みとなった。

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【第35期十段戦ベスト8A卓】7月27日(金)
佐々木亮vs古川孝次vs望月雅継vs黒沢咲

関西の佐々木亮、中部の古川、静岡の望月、東京の黒沢。
決勝をかけた大きな一戦。全5回戦で上位2名が決勝へ進出となる。

3回戦終了時のポイントは以下のとおり。
【3回戦終了時】
黒沢 +40.2
佐々木亮 +31.9
望月 ▲27.3
古川 ▲44.8

明暗がはっきり分かれ、このまま二人が勝ち上がりという雰囲気が流れる中、4回戦、望月雅継が50,000点超えのトップを取り、
逆に黒沢は10,000点代のラスを引き、以下のポイントに。

【4回戦終了時】
佐々木亮 +36.1
黒沢 +16.7
望月 +5.3
古川 ▲58.1

黒沢と望月の差は僅か10ポイント。
ほぼ着順勝負という中、東2局に大きく局面が動く。

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黒沢が2,000・3,900!!
望月厳しくなったか、と思った数局後。

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望月、なんと11,600を黒沢から直撃!
一気に望月が抜け出し、逆に黒沢を追い込む。

黒沢、万事休すか。と思われたが、ドラマはまだあった。

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黒沢、まさかまさかの3,000・6,000!!
ドラマの連続だったが、そのまま黒沢がオーラスもアガリ切って、佐々木亮と共に決勝進出を決めた。

B卓の組み合わせは、内川幸太郎vs前原雄大vs青山めぐみvs沢崎誠。

青山が勝つと史上初、決勝に女流が二名ということになる。
B卓も凄いメンバーだが、果たしてどうなるのだろうか!?
8月3日(金)に生放送で行われる。お楽しみに!
 
 
 

【麻雀日本シリーズ2018第3節】7月28日(土)

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藤崎さんが肺炎療養中の為、辞退になったと発表があった。
今後は15人で予選が行われる事となった。

15回戦を終えての成績は以下である。

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麻雀日本シリーズ2018の詳細の成績は以下から確認が行える。
麻雀日本シリーズ2018成績表

藤崎さん、十分に養生されて一日も早く全快されますよう祈っております。
 
 
 

【第16期プロクイーン】7月28日(土)、7月29日(日)

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プロクイーンは、所属プロ団体を問わない女子プロNo.1を決定するタイトル戦である。
2日間で、一次予選、二次予選と行い、ベスト16のメンバーが出揃う。

ベスト16に勝ち進んだメンバーと組み合わせは以下の通り。

◎ベスト16トーナメント
日程:8月31日(金)
A卓:魚谷侑未(前年度決勝シード)vs天音まことvs崎見百合(協会)vs日向藍子

日程:9月7日(金)
B卓:山脇千文美(前年度決勝シード)vs浅見真紀(最高位)vs北野由実vs根本佳織(最高位)

日程:9月14日(金)
C卓:宮内こずえ(前年度決勝シード)vs大平亜季(最高位)vs武石絵里vs水口美香(協会)

日程:9月21日(金)
D卓:清水香織(前年度決勝シード)vs仲田加南vs安田麻里菜vs内山えみ

どの卓も白熱した戦いになるに違いない。
 
 
 

【最強戦男子プレミアトーナメント決勝】7月29日(日)
HIRO柴田vs朝倉康心vs紺野真太郎vs松ヶ瀬隆弥

決勝もド派手に登場した紺野。

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対局もド派手にアガリを重ね、攻める麻雀で見事ファイナル進出を決めた。

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ツイッターでは祝福の言葉が多く届いた。

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傍から見たら事件だ。
 
 
 

【麻雀を打つ時の姿勢】
プロクイーンの写真を整理していると一際姿勢が良い人が目に止まった。

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さすがモデルだ。
座り姿もとても綺麗に見える。

男性プロは姿勢が悪い人が多いので是非見習ってほしい。

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背中が凝りそう。

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肩が凝りそう。

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首が凝りそう。

第31期中部プロリーグ 第5節レポート

Aリーグ:小野雅峻

第31期中部プロリーグも第5節をむかえることになった。Aリーグは折り返し、他リーグは昇降級のかかった最終節となる。
半年間という長い期間をかけて行うリーグ戦、やはりこの日が一番楽しい節でもあり、一番苦しい節ともなる。今まで以上に見ごたえのある対局になることは間違いなく、どんな結果になろうとも悔いのないように打ちきってもらいたいものである。

一方、私たちはここで折り返しとなる。後半戦に向けて自身の目標をしっかりと定めるためにも集中を切らすことのできない大事な日となった。
本日の対局相手は土岐・林・朝岡。結果としては大きくポイントを減らすことになるのだが、今節は2回戦での放銃による集中力の途切れが原因だったと感じる。

なにもできないまま4着となりむかえた2回戦。上家のソーズのホンイツに見える捨て牌でのピンズトイツ落としによる3,900の放銃。仕方ない失点といえばそうなのだが、その失点がひびき原点割れとなってしまった。確実にその結果が3、4回戦につながっていったと感じる。麻雀はメンタルが非常に重要な競技であるとよく言われるが、久しぶりにそれを痛感した1日となった。

それでは各卓の結果を見ていきましょう。
1卓 古川・寺戸・三戸・杉村 ※別日対局
2卓 清水・森下・日下・山本(拓)

卓内トップの山本(拓)で+21.5Pと比較的動きの少ない結果での終局。1節目の大敗からしっかりとプラスを重ねた山本(拓)がついに降級圏から脱した。

4卓 伊藤・掛水・加藤・都築
前節から伊藤の仕上がりが素晴らしい。伊藤は鳳凰位戦プロリーグにも参加しているのだが、そちらのほうでも好成績をあげている。過去の成績からも実力は申し分ない選手であるため次節以降、彼を抑えることができるかどうかがポイントとなってくるだろう。

残り5節20半荘。今までのリーグ戦であればここがスタート地点。だが今回は首位と最下位で223.9Pというとても大きな差をもっての対局となる。各々選手たちがどのような考えをもって次節以降の対局に臨むのか非常に楽しみである。

拙い文章でありましたが、半年間お付き合い頂きありがとうございました。この後どのような展開になっていくのか、楽しみにお待ちください。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 伊藤 鉄也 15.6 ▲ 33.6 ▲ 19.6 90.7 63.2 116.3
2 三戸 亮祐 5.4 3.3 5.3 33.1 34.3 81.4
3 小野 雅峻 73.1 32.5 3.8 12.4 ▲ 41.7 80.1
4 掛水 洋徳 ▲ 8.9 ▲ 3.5 39.7 54.1 ▲ 1.9 79.5
5 土岐 雄太 17.8 21.3 15.7 ▲ 11.0 32.4 76.2
6 林 俊宏 13.3 11.7 ▲ 12.3 ▲ 5.2 3.1 10.6
7 日下 健司 ▲ 40.1 ▲ 5.0 30.3 ▲ 7.4 20.0 ▲ 2.2
8 森下 剛任 ▲ 7.4 18.6 ▲ 30.2 16.0 ▲ 8.7 ▲ 11.7
9 加藤 泰史 16.2 ▲ 25.5 45.0 ▲ 38.1 ▲ 17.4 ▲ 19.8
10 山本 拓哉 ▲ 86.7 19.8 ▲ 19.7 44.7 21.5 ▲ 20.4
11 古川 孝次 ▲ 2.0 26.3 ▲ 52.8 ▲ 79.1 59.2 ▲ 48.4
12 清水 哲也 ▲ 9.0 ▲ 25.5 20.1 ▲ 4.2 ▲ 32.8 ▲ 51.4
13 朝岡 祐 22.1 ▲ 27.1 ▲ 25.3 ▲ 37.8 6.2 ▲ 61.9
14 都築 友和 ▲ 14.2 5.8 2.8 ▲ 0.3 ▲ 63.9 ▲ 69.8
15 寺戸 孝志 35.7 ▲ 18.6 23.6 ▲ 48.7 ▲ 64.9 ▲ 72.9
16 杉村 泰治 ▲ 30.9 ▲ 3.5 ▲ 27.4 ▲ 39.2 ▲ 28.6 ▲ 129.6

 

 

Bリーグ:安藤大貴

第31期中部プロリーグBリーグ最終節を迎えた。気になる結果をみていこう。

5卓、現状1位+97.3P佐藤、現状2位+88.6P青山、現状3位+49.7P金平、現状7位+24.2P長谷川、熾烈な昇級争いの卓だ。
3回戦終了時点で長谷川+86.0P、青山+76.5P、佐藤+56.1P、金平+41.2P、各々4回戦の条件を確認したところで4回戦が開局した。
この熾烈な卓を制したのは長谷川だった、青山は別卓の結果待ちとなった。
トータル首位で長谷川が昇級の切符を手にした。

6卓、越川、斎藤、高橋、富村の組み合わせ。
高橋、富村、条件は厳しいが昇級の可能性が残っている。
大きいプラスが欲しかった高橋、富村であったが、思い通りにはいかない結果。
追い込まれた越川、卓内トップを取るも順位を上げる事ができず降級となった。

7卓、大西、牛尾、田村、安藤
1、 2回戦と牛尾の猛攻ムード、3回戦田村トップで降級圏を脱した。
逆に追い詰められたのは大西。4回戦も田村優勢で幕を閉じた。
大西痛恨の降級となった。

8卓、木村、村瀬、中谷、大橋。
2回戦で村瀬+63.0Pのトップで昇級組に名乗りを上げた。
2、 4回戦マイナスするもこの日+49.3Pと大きくプラスを伸ばし、村瀬2位で昇級を決めた。
2期連続昇級と大健闘、今年から中部プロリーグAリーグが一年制となったため、40半荘で順位を競う事となる、より一層実力が試される仕組みだ。
村瀬本人も奮起しており、今後の活躍に期待したい。

半年に渡り各選手にインタビューしてきた調子の悪い時の脱出方法。
当然100%の答えはないであろう、しかし様々な手法がある事が分かった。
どの手法が良いのか強弱は付けられないが、自分の雀風に合った手法を試していきたい。
半年間お付き合いありがとうございました。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 長谷川 弘 29.9 ▲ 3.7 ▲ 27.8 25.8 68.0 92.2
2 村瀬 寛光 ▲ 68.8 ▲ 13.7 68.9 48.7 49.3 84.4
3 青山 大 0.9 56.5 12.6 18.6 ▲ 10.1 78.5
4 金平 裕樹 25.0 ▲ 12.0 ▲ 0.6 37.3 11.9 61.6
5 牛尾 信之 ▲ 18.9 ▲ 32.3 ▲ 27.6 88.3 39.7 49.2
6 富村 つぐみ 33.1 ▲ 7.0 18.8 ▲ 9.3 6.1 41.7
7 佐藤あいり 24.1 23.8 61.3 ▲ 11.9 ▲ 69.8 27.5
8 中谷 彰吾 7.6 ▲ 3.9 17.9 ▲ 0.4 ▲ 1.7 19.5
9 大橋 幸正 ▲ 66.1 ▲ 21.5 55.0 17.4 29.7 14.5
10 高橋 侑希 ▲ 17.1 58.0 ▲ 6.5 ▲ 8.9 ▲ 36.1 ▲ 10.6
11 田村 良介 ▲ 16.7 4.7 ▲ 24.0 ▲ 20.9 25.9 ▲ 31.0
12 斎藤 寛生 ▲ 47.9 20.5 18.8 ▲ 32.4 9.8 ▲ 31.2
13 木村 東平 20.9 18.3 ▲ 52.5 ▲ 7.1 ▲ 77.3 ▲ 97.7
14 安藤 大貴 ▲ 33.7 ▲ 32.9 ▲ 17.9 ▲ 34.9 8.4 ▲ 111.0
15 大西 義則 15.3 ▲ 6.1 ▲ 61.9 3.4 ▲ 74.0 ▲ 123.3
16 越川 清一 61.4 ▲ 68.7 ▲ 37.5 ▲ 113.7 20.2 ▲ 138.3

 

 

Cリーグ:原田知彦

最終節は、4節までとはまったく違うと言っていいほどスコアポジションが打牌選択に影響する節ではなかろうか。例えば、「今日は30ポイント以上必要だろうから、1回戦のここは勝負どころなので押していく」だとか「4回戦のここは〇〇への放銃は何としても避けたいので、この仕掛けには引く」などである。むしろそういう意識を高めて対局に臨まなければ自分の理想となる結果が出るはずがない。

その結果はというと

1卓:蓮池×堤×大滝×太田(充)
5位の蓮池と8位の堤が、2位の大滝と4位の太田に挑むという構図。蓮池以外の3人が全員プラスであった。堤は最後の4回戦で大きいトップを取り、昇級の最後の切符を掴み取った。

2卓:太田(峻)×若松×河合×鈴木(基)
降級圏内の太田(峻)と鈴木(基)に対して、かなり遠くに昇級が見えなくもないという位置の若松と河合の対局。3回戦で太田(峻)、4回戦で鈴木(基)がそれぞれ大きいトップを取り意地を見せたが、残留を決めたのは太田(峻)であった。

3卓:大町×原田×岡田×花井
1位の岡田と3位の大町のどちらかをかわして昇級を決めたい私であったが、力及ばず。
4回戦の最終局、私の手牌がタンヤオのみで13巡目にテンパイ。
テンパイのタイミングの悪さと他家からの出アガリの期待からヤミに構えてしまった。終盤まで際どい牌を切っていた岡田が、ハイテイに「ツモ」と発声し手牌を開いた。この時に「リーチをかければ流局していただろうに自分は何をしているんだ」と思ったと同時に「トップで昇級ってことはやはり力が有るんだな」とも感じた。

4卓:杉浦×岡本×大高坂×鈴木(淳)
10位の岡本、12位の杉浦、13位の大高坂、16位の鈴木(淳)と降級を避けたい4人の対決。1、2回戦は鈴木(淳)がトップを取り、残留が現実的なスコアまで来ていたが3回戦に痛恨の1人沈みのラス。それでも4回戦はトップを取り返しており、残留への強い意思がにじみ出ていたスコアシートであった。

半年間という短い期間でしたが、拙い文章にも関わらず、ご覧いただいた皆様本当にありがとうございました。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 岡田 智和 ▲ 13.8 50.3 57.6 7.0 3.7 104.8
2 大滝 聡 ▲ 2.0 31.5 42.3 11.7 15.1 98.6
3 大町 篤志 ▲ 18.2 ▲ 9.8 81.2 5.1 25.0 83.3
4 太田 充 ▲ 18.5 57.8 ▲ 2.9 20.1 13.7 70.2
5 堤 文吾 ▲ 11.3 2.9 ▲ 28.1 52.0 15.5 31.0
6 河合 慎悟 1.7 ▲ 30.0 26.8 12.3 4.2 15.0
7 若松 正和 32.3 ▲ 23.4 ▲ 3.9 13.2 ▲ 22.8 ▲ 4.6
8 原田 知彦 ▲ 55.7 ▲ 13.1 63.8 21.7 ▲ 21.7 ▲ 5.0
9 蓮池 浩太 61.8 ▲ 36.6 4.2 ▲ 3.3 ▲ 44.3 ▲ 18.2
10 花井 香央理 ▲ 50.7 ▲ 41.5 53.1 18.6 ▲ 8.0 ▲ 28.5
11 杉浦 貴紀 22.4 13.3 ▲ 13.2 ▲ 46.6 ▲ 11.2 ▲ 35.3
12 太田 峻也 ▲ 6.3 ▲ 29.6 ▲ 42.1 4.4 36.0 ▲ 37.6
13 大高坂 松城 4.4 18.7 ▲ 57.8 ▲ 27.6 21.0 ▲ 41.3
14 岡本 丈司 0.2 6.3 ▲ 22.1 10.3 ▲ 51.5 ▲ 56.8
15 鈴木 基芳 55.1 ▲ 8.5 ▲ 72.2 ▲ 37.4 ▲ 17.4 ▲ 80.4
16 鈴木 淳 ▲ 2.4 9.7 ▲ 87.7 ▲ 61.5 41.7 ▲ 100.2

 

 

Dリーグ:浅野文雅

半年に及ぶ中部プロリーグDリーグの最終節を迎えた。
今期のDリーグの昇級枠は上位4名で前節までのボーダーラインは+77.3Pである。

しかし、1位から8位まで116.7Pボーダーまでなら26.6Pと団子状態である。

卓組と順位をみれば
池沢(6位)×鈴木(雄)(1位)×浅野(5位)×羽川(9位)
家田(13位)×吉川(7位)×奥(3位)×近藤(11位)×加来(12位)
山本(美)(4位)×日高(8位)×鷲津(14位)×後藤(10位)×鈴木(涼)(2位)

昇級枠にいる選手がバラけている。
昇級を狙う同卓者から見れば格好のターゲットである。
逆にここをどう凌ぎきるかが上位者の課題となる。

上位4名の結果を見ると、暫定1位鈴木(雄)は序盤苦しい展開に見舞われるも最後にはプラス成績になり昇級を決める。
暫定2位鈴木(涼)は守りに出るどころか自分のスタイルである攻めに出る。それが功を奏し大きくプラスし昇級を決める。
そして、同卓者である暫定4位の山本(美)は攻めをかわしプラス成績に収める。

逆に、同卓者から大きくダメージを受けてしまったのが暫定3位の奥である。
彼は第2節まではダントツのトップだったが、終わってみれば真ん中以下という結果におわった。
彼にはこの経験を今後の糧としていただきたい。

最後に、私自身はと言うとミスの連発ながらもなんとか昇級することができました。
今後も、より良い麻雀を打てるよう精進していきたいと思います。

拙い文章ですが、約半年間お付き合い頂きありがとうございました。

Dリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 鈴木 涼太 ▲ 20.2 46.5 71.5 35.1 48.2 181.1
2 鈴木 雄介 45.3 ▲ 54.4 47.5 129.0 3.0 170.4
3 山本 美文 ▲ 12.1 46.7 18.8 23.9 19.8 97.1
4 浅野 文雅 ▲ 10.9 42.9 48.1 ▲ 3.6 17.1 93.6
5 吉川 裕太 11.4 63.8 16.5 ▲ 35.6 33.8 89.9
6 日高 志穂 ▲ 56.4 ▲ 16.3 64.5 58.9 6.4 57.1
7 池沢 麻奈美 0.8 45.9 10.7 9.5 ▲ 15.2 51.7
8 奥 潤次 58.2 70.6 ▲ 22.3 ▲ 17.8 ▲ 60.7 28.0
9 羽川 えりか 17.6 6.9 22.0 ▲ 41.5 ▲ 24.9 ▲ 19.9
10 加来 千香子 ▲ 3.3 ▲ 31.9 ▲ 31.8 ▲ 56.6 30.3 ▲ 93.3
11 後藤 咲 11.6 ▲ 8.2 ▲ 110.4 45.1 ▲ 47.2 ▲ 109.1
12 近藤 美香 14.2 ▲ 33.8 ▲ 57.1 ▲ 19.0 ▲ 22.9 ▲ 118.6
13 家田 みゆき ▲ 31.9 ▲ 52.5 ▲ 25.1 ▲ 48.9 18.5 ▲ 139.9
14 鷲津 槙一 ▲ 24.3 ▲ 127.2 ▲ 53.9 ▲ 80.5 ▲ 28.2 ▲ 314.1

第31期中部プロリーグ 第5節成績表

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 伊藤 鉄也 15.6 ▲ 33.6 ▲ 19.6 90.7 63.2 116.3
2 三戸 亮祐 5.4 3.3 5.3 33.1 34.3 81.4
3 小野 雅峻 73.1 32.5 3.8 12.4 ▲ 41.7 80.1
4 掛水 洋徳 ▲ 8.9 ▲ 3.5 39.7 54.1 ▲ 1.9 79.5
5 土岐 雄太 17.8 21.3 15.7 ▲ 11.0 32.4 76.2
6 林 俊宏 13.3 11.7 ▲ 12.3 ▲ 5.2 3.1 10.6
7 日下 健司 ▲ 40.1 ▲ 5.0 30.3 ▲ 7.4 20.0 ▲ 2.2
8 森下 剛任 ▲ 7.4 18.6 ▲ 30.2 16.0 ▲ 8.7 ▲ 11.7
9 加藤 泰史 16.2 ▲ 25.5 45.0 ▲ 38.1 ▲ 17.4 ▲ 19.8
10 山本 拓哉 ▲ 86.7 19.8 ▲ 19.7 44.7 21.5 ▲ 20.4
11 古川 孝次 ▲ 2.0 26.3 ▲ 52.8 ▲ 79.1 59.2 ▲ 48.4
12 清水 哲也 ▲ 9.0 ▲ 25.5 20.1 ▲ 4.2 ▲ 32.8 ▲ 51.4
13 朝岡 祐 22.1 ▲ 27.1 ▲ 25.3 ▲ 37.8 6.2 ▲ 61.9
14 都築 友和 ▲ 14.2 5.8 2.8 ▲ 0.3 ▲ 63.9 ▲ 69.8
15 寺戸 孝志 35.7 ▲ 18.6 23.6 ▲ 48.7 ▲ 64.9 ▲ 72.9
16 杉村 泰治 ▲ 30.9 ▲ 3.5 ▲ 27.4 ▲ 39.2 ▲ 28.6 ▲ 129.6

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 長谷川 弘 29.9 ▲ 3.7 ▲ 27.8 25.8 68.0 92.2
2 村瀬 寛光 ▲ 68.8 ▲ 13.7 68.9 48.7 49.3 84.4
3 青山 大 0.9 56.5 12.6 18.6 ▲ 10.1 78.5
4 金平 裕樹 25.0 ▲ 12.0 ▲ 0.6 37.3 11.9 61.6
5 牛尾 信之 ▲ 18.9 ▲ 32.3 ▲ 27.6 88.3 39.7 49.2
6 富村 つぐみ 33.1 ▲ 7.0 18.8 ▲ 9.3 6.1 41.7
7 佐藤あいり 24.1 23.8 61.3 ▲ 11.9 ▲ 69.8 27.5
8 中谷 彰吾 7.6 ▲ 3.9 17.9 ▲ 0.4 ▲ 1.7 19.5
9 大橋 幸正 ▲ 66.1 ▲ 21.5 55.0 17.4 29.7 14.5
10 高橋 侑希 ▲ 17.1 58.0 ▲ 6.5 ▲ 8.9 ▲ 36.1 ▲ 10.6
11 田村 良介 ▲ 16.7 4.7 ▲ 24.0 ▲ 20.9 25.9 ▲ 31.0
12 斎藤 寛生 ▲ 47.9 20.5 18.8 ▲ 32.4 9.8 ▲ 31.2
13 木村 東平 20.9 18.3 ▲ 52.5 ▲ 7.1 ▲ 77.3 ▲ 97.7
14 安藤 大貴 ▲ 33.7 ▲ 32.9 ▲ 17.9 ▲ 34.9 8.4 ▲ 111.0
15 大西 義則 15.3 ▲ 6.1 ▲ 61.9 3.4 ▲ 74.0 ▲ 123.3
16 越川 清一 61.4 ▲ 68.7 ▲ 37.5 ▲ 113.7 20.2 ▲ 138.3

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 岡田 智和 ▲ 13.8 50.3 57.6 7.0 3.7 104.8
2 大滝 聡 ▲ 2.0 31.5 42.3 11.7 15.1 98.6
3 大町 篤志 ▲ 18.2 ▲ 9.8 81.2 5.1 25.0 83.3
4 太田 充 ▲ 18.5 57.8 ▲ 2.9 20.1 13.7 70.2
5 堤 文吾 ▲ 11.3 2.9 ▲ 28.1 52.0 15.5 31.0
6 河合 慎悟 1.7 ▲ 30.0 26.8 12.3 4.2 15.0
7 若松 正和 32.3 ▲ 23.4 ▲ 3.9 13.2 ▲ 22.8 ▲ 4.6
8 原田 知彦 ▲ 55.7 ▲ 13.1 63.8 21.7 ▲ 21.7 ▲ 5.0
9 蓮池 浩太 61.8 ▲ 36.6 4.2 ▲ 3.3 ▲ 44.3 ▲ 18.2
10 花井 香央理 ▲ 50.7 ▲ 41.5 53.1 18.6 ▲ 8.0 ▲ 28.5
11 杉浦 貴紀 22.4 13.3 ▲ 13.2 ▲ 46.6 ▲ 11.2 ▲ 35.3
12 太田 峻也 ▲ 6.3 ▲ 29.6 ▲ 42.1 4.4 36.0 ▲ 37.6
13 大高坂 松城 4.4 18.7 ▲ 57.8 ▲ 27.6 21.0 ▲ 41.3
14 岡本 丈司 0.2 6.3 ▲ 22.1 10.3 ▲ 51.5 ▲ 56.8
15 鈴木 基芳 55.1 ▲ 8.5 ▲ 72.2 ▲ 37.4 ▲ 17.4 ▲ 80.4
16 鈴木 淳 ▲ 2.4 9.7 ▲ 87.7 ▲ 61.5 41.7 ▲ 100.2

Dリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 鈴木 涼太 ▲ 20.2 46.5 71.5 35.1 48.2 181.1
2 鈴木 雄介 45.3 ▲ 54.4 47.5 129.0 3.0 170.4
3 山本 美文 ▲ 12.1 46.7 18.8 23.9 19.8 97.1
4 浅野 文雅 ▲ 10.9 42.9 48.1 ▲ 3.6 17.1 93.6
5 吉川 裕太 11.4 63.8 16.5 ▲ 35.6 33.8 89.9
6 日高 志穂 ▲ 56.4 ▲ 16.3 64.5 58.9 6.4 57.1
7 池沢 麻奈美 0.8 45.9 10.7 9.5 ▲ 15.2 51.7
8 奥 潤次 58.2 70.6 ▲ 22.3 ▲ 17.8 ▲ 60.7 28.0
9 羽川 えりか 17.6 6.9 22.0 ▲ 41.5 ▲ 24.9 ▲ 19.9
10 加来 千香子 ▲ 3.3 ▲ 31.9 ▲ 31.8 ▲ 56.6 30.3 ▲ 93.3
11 後藤 咲 11.6 ▲ 8.2 ▲ 110.4 45.1 ▲ 47.2 ▲ 109.1
12 近藤 美香 14.2 ▲ 33.8 ▲ 57.1 ▲ 19.0 ▲ 22.9 ▲ 118.6
13 家田 みゆき ▲ 31.9 ▲ 52.5 ▲ 25.1 ▲ 48.9 18.5 ▲ 139.9
14 鷲津 槙一 ▲ 24.3 ▲ 127.2 ▲ 53.9 ▲ 80.5 ▲ 28.2 ▲ 314.1

第7期山口プロアマリーグ 第5節 成績表

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 藤岡 治之 プロ 149.1 23.8 12.5 24.4 ▲ 24.6 185.2
2 むさし 一般 18.8 ▲ 8.2 70.5 13.8 67.6 162.5
3 高見 和広 一般 ▲ 1.5 30.4 38.3 16.1 ▲ 2.8 80.5
4 柴田 祐輔 一般 0.0 0.2 ▲ 25.6 13.9 78.7 67.2
5 福田 譲二 プロ 43.1 35.4 ▲ 36.5 ▲ 4.6 29.6 67.0
6 殿井 正敏 一般 ▲ 7.3 ▲ 9.9 22.1 0.0 37.3 42.2
7 山口 正美 一般 ▲ 113.8 58.0 33.9 36.0 22.4 36.5
8 佐田 いちこ 一般 ▲ 6.9 ▲ 7.6 52.1 21.9 ▲ 41.2 18.3
9 伊藤 武士 一般 0.0 0.9 3.8 ▲ 39.9 23.1 ▲ 12.1
10 坂本 将弘 一般 17.2 ▲ 2.7 ▲ 39.7 16.2 ▲ 14.9 ▲ 23.9
11 渡辺 健太 プロ 0.0 2.2 ▲ 22.1 6.6 ▲ 37.0 ▲ 50.3
12 喜友名 秀作 一般 0.0 ▲ 33.8 15.1 ▲ 25.4 ▲ 7.5 ▲ 51.6
13 藤田 竜三 一般 ▲ 25.5 0.0 17.6 ▲ 72.7 21.0 ▲ 59.6
14 藤原 英司 プロ 11.3 ▲ 31.2 ▲ 31.3 17.2 ▲ 26.8 ▲ 60.8
15 島 秀彰 プロ 41.5 ▲ 25.4 ▲ 30.4 ▲ 62.5 0.0 ▲ 76.8
16 高村 翔 プロ 4.3 ▲ 25.0 30.2 0.0 ▲ 89.3 ▲ 79.8
17 清木 雅一 一般 ▲ 51.9 ▲ 17.7 ▲ 6.8 20.3 ▲ 36.6 ▲ 92.7
18 金子 繁昌 一般 ▲ 78.4 ▲ 4.4 ▲ 104.7 ▲ 2.3 0.0 ▲ 189.8

第35期十段戦 ベスト16D卓レポート 小車 祥

 

黒沢咲(六段戦からの出場)

 

 

 

太田優介(四段戦からの出場)

 

 

 

仁平宣明(前年度決定戦出場により、ベスト16シード)

 

 

 

沢崎誠(九段戦Sからの出場)
A2リーガーの黒沢、力強く勝ち上がってきた。
ベスト16メンバーの中では一番下からの勝ち上がりで勢いのある太田。
安定感のある仁平、現麻雀マスターズでもある沢崎がどう迎え撃つか。

 

 

1回戦(起家から、黒沢・太田・仁平・沢崎)

東1局 親 黒沢
8巡目、仁平がテンパイを入れた。

七万八万九万四索四索五索六索七索七索八索九索七筒九筒  ドラ七索

ヤミテンに構える仁平。沢崎から出た八筒で8,000のアガリ。幸先の良いスタートとなる。

東4局1本場 親 沢崎
8巡目、仁平がテンパイしてリーチ。

一索二索三索五索五索七索八索九索二筒三筒四筒六筒七筒  リーチ  ドラ五索

リーチに対して受け気味ながらも手を進めていた沢崎、仕掛けを入れてテンパイを入れた。

七万七万一索二索三索四索六索五筒六筒七筒  ポン東東東

テンパイ前なら出なかった牌だろうが、ここで五筒を掴んだ沢崎が仁平への放銃となる。
仁平、7,700は8,000のアガリ。

南1局 親 黒沢
沢崎が積極的に動く。

一万三万三万六万七万九索九索六筒六筒八筒西北北  ドラ九索

ここから六筒をポンして打一万。この動きで流れてきたツモでテンパイを入れる黒沢。

四万四万五万六万七万九万五索六索七索九索九索三筒三筒  ツモ四万

九万を切ってリーチを打つ。沢崎、その後にテンパイを入れて黒沢とのめくり合いになる。

一万二万三万六万七万九索九索  ポン北北北  ポン六筒 上向き六筒 上向き六筒 上向き

この沢崎の待ちがかなり強く、山に5枚残りで黒沢の待ちは1枚残りだった。
沢崎のアガリとなる可能性が高い局面だったが、なんと沢崎が三筒を掴む。
リーチ後に四万の暗カンを入れていた黒沢、9,600のアガリ。沢崎、手痛い放銃が続いてしまう。

南2局1本場 親 太田
太田はここまでアガリはなかったが、失点も少なくテンパイ料だけで35,300点持ちの2着目につけていた。ここでドラドラの手牌に仕掛けを入れテンパイを入れた。

五万六万七万二索三索七筒八筒九筒北北  ポン中中中  ドラ北

浅い巡目だったこともあり、仁平から四索が自然とこぼれる。
太田、5,800は6,100のアガリ。トップ目からの直撃で太田がトップ目となる。

この後は各選手決め手に欠ける展開で太田の逃げ切り。
沢崎は1人沈みの厳しいスタートとなった。

1回戦成績
太田+17.7P 黒沢+7.8P 仁平+5.3P 沢崎▲33.8P

2回戦(起家から、太田・沢崎・仁平・黒沢)

南2局2本場 親 沢崎
連荘して親番を繋ぐ沢崎、ここで早い巡目にテンパイを入れる。

四万五万五万六万六万七万二索二索二筒四筒  チー六筒 左向き七筒 上向き八筒 上向き  ドラ二索

国士をやっていた仁平から三筒を打ち取り5,800は6,400のアガリ。

南4局 親 黒沢
オーラスの点数状況は以下の通り。
太田28,900
沢崎41,600
仁平20,000
黒沢29,500
以下、8巡目の太田の手牌。

二万三万四万七万八万九万三索四索四索四筒五筒発発  ツモ五万  ドラ四索

ひとアガリで原点復活を狙える持ち点だけに手広く二万を切る選択肢もあるが、太田はドラを切らずにピンフ変化や一通のある打三索とする大きな構え。
この三索が沢崎にとって絶好の仕掛けとなる牌だった。

三万四万六万七万八万六索七索八索七筒七筒  チー三索 左向き二索 上向き四索 上向き

しかも太田の手牌からは二万五万が余りやすい形になってしまっており、このまま太田から二万が切られて沢崎のアガリとなった。
沢崎、2,000のアガリで1人浮きのトップを決めた。

2回戦成績
沢崎+25.6P 黒沢▲1.5P 太田▲6.1P 仁平▲18.0P

2回戦終了時
太田+11.6P 黒沢+6.3P 沢崎▲8.2P 仁平▲12.7P
3回戦(起家から、仁平・太田・沢崎・黒沢)

南3局2本場 親 沢崎
11巡目、沢崎がテンパイ。

二万二万三索四索五索二筒二筒三筒四筒四筒五筒六筒七筒  ドラ一筒

ここはヤミテンを選択する沢崎。
次に二万をツモって暗刻にした沢崎は打四筒二筒五筒八筒待ちに変化しヤミテン続行。
その巡目に黒沢がテンパイを入れる。

三万三万四万四万五万六万七万八万五索六索七索一筒一筒

マンズ待ちは絶好に見える状況で、黒沢もヤミテンを選択した。
さらに太田もテンパイ。

五索五索九索九索九索二筒三筒四筒八筒八筒南南南

こちらもヤミテン。一気に3人テンパイで3人とも役ありヤミテンという状況に。
そして沢崎がここで三索を空切りしてリーチを敢行。

二万二万二万三索四索五索二筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒  ツモ五筒

すぐに五筒をツモって2,000は2,200オールのアガリ。

沢崎は南場の親番で6本場まで積み、高打点のアガリこそなかったものの大きなリードを持つ。
このリードで沢崎は逃げ切りトップを取る。
太田と黒沢も粘りを見せたが、この3回戦は仁平が1人沈みの大きなラスとなってしまった。

3回戦成績
沢崎+18.4P 太田+8.6P 黒沢+1.5P 仁平▲28.5P

3回戦終了時
太田+20.2P 沢崎+10.2P 黒沢+7.8P 仁平▲41.2P
4回戦(起家から、黒沢・沢崎・仁平・太田)

東1局 親 黒沢
トータルポイントは仁平以外の3人が三つ巴で、仁平はこの半荘プラスで終わらなければかなり厳しい戦いになる。
そう思った矢先の出来事だった。
仁平がほとんど無駄ヅモなしで8巡目にあっさり以下のテンパイ。

一万九万九索一筒九筒東南南西北白発中  ドラ南

仁平の河にヤオチュウ牌は1枚も余っていない。
ヤミテンに構えた仁平。出アガリも十分あるところ。山に一索は2枚残っていたが、これを仁平があっさりツモ。
8,000・16,000
なんとたった1局でトータルのビハインドを返したのだった。

東3局1本場 親 仁平
1巡目から仁平がダブ東を仕掛ける。

一万三万三索五索七索一筒三筒六筒西西  ポン東東東  ドラ七索

10巡目、沢崎からリーチ。

四万五万六万六万六万六万七万七万三索三索三索発発  リーチ

その後、仁平は打点にこだわった打ち筋で以下のテンパイを入れる。

七索八索一筒二筒三筒西西  チー二万 左向き一万 上向き三万 上向き  ポン東東東

高目の九索を沢崎から打ち取り、11,600は11,900のアガリ。
仁平はさらなる加点に成功する。

仁平、4回戦は申し分ない大きなトップでトータルポイントも一気にトップまで躍り出た。

4回戦成績
仁平+58.6P 太田▲9.0P 沢崎▲21.2P 黒沢▲28.4P

4回戦終了時
仁平+17.4P 太田+11.2P 沢崎▲11.0P 黒沢▲20.6P
最終戦(起家から、仁平・黒沢・沢崎・太田)

最終戦はプラスしている者とマイナスしている者で二分化されているようにも思えるが、このくらいの点差だと簡単に入れ替わるため最後まで誰が勝つかわからない試合になるのは必至だろう。

東2局 親 黒沢
5巡目、黒沢が先制リーチ。

三万四万五万五万六万三索四索五索六筒七筒八筒北北  リーチ  ドラ三索

7巡目、沢崎が追いつく。

四万五万六万七万三索四索五索七索七索七索四筒五筒六筒

沢崎はヤミテンに構えるが、ソウズにくっついて手変わりしてしまうと黒沢への放銃となってしまう手牌。
しかし沢崎が引いた牌は六万だった。
メンタンピンドラ1の手に変え、五万八万待ちのリーチを打つ。この勝負は黒沢が制す。四万をツモって2,600オール。

東3局1本場 親 沢崎
この局沢崎はドラドラのチャンス手だった。
形は苦しい手牌だったが丁寧に仕上げ11巡目にテンパイを入れる。

五万六万七万八万八万四索五索五索六索七索二筒三筒四筒  ドラ五索

沢崎は一旦ヤミテンに構えるも、次巡ツモ切りリーチ。
勝負局、勝負手、勝負リーチ。
こういう勝ち負けを分ける局面での判断を、沢崎が間違える気が全くしないのが沢崎の恐ろしいところだ。
すぐに三索をツモって6,000は6,100オール。このアガリで沢崎はトータルトップに立つ。

東4局 親 太田
7巡目、黒沢が動く。

五万五万五筒五筒五筒九筒南白中中  ポン八索 上向き八索 上向き八索 上向き  ドラ二筒

ここに白を重ねるも、そこで手がピタリと止まってしまう黒沢。
局終盤、残りツモ3回のところからなんと白中とツモって跳満に仕上げる。

五万五万五筒五筒五筒白白白中中  ポン八索 上向き八索 上向き八索 上向き  ツモ中

3,000・6,000。追う立場の黒沢にとってはこのアガリは値千金だった。

南3局 親 沢崎
現状は沢崎が抜けていて、他3名が着順を変えるよりも素点をまくった方が早いというところまで来ていた。
この時点で太田が黒沢よりも4.4P上。
まずは黒沢が動く。

一万一万三万三万七万南北白白発  ポン五万 上向き五万 上向き五万 上向き  ドラ西

さらに太田も動く。

一万二万一筒二筒三筒九筒南南北北  チー一索 左向き二索 上向き三索 上向き

黒沢が仕掛け返す。

一万一万三万三万七万南北  ポン白白白  ポン五万 上向き五万 上向き五万 上向き

さらに太田も仕掛け返す。

一万二万一筒二筒三筒南南  ポン北北北  チー一索 左向き二索 上向き三索 上向き

太田はチャンタ三色のテンパイ。
そして黒沢が以下の手牌となる。

一万一万三万三万四万七万南  ポン白白白  ポン五万 上向き五万 上向き五万 上向き  ツモ九万

太田に南で打つと満貫クラスの可能性がある。1シャンテンからは切れずに太田の現物の四万切りを選択。
次に太田がツモった一万を、太田はシャンポン待ちに受け変えせずにノータイムでツモ切った。
自分の仕掛けに南はかなり切りづらい牌。手出し二万となれば一万も透ける。
太田は一万を持ってきてもツモ切ると決めていたのだとわかるほどの速度。
この一万を黒沢がポンして、強気のヴィーナスは南を勝負した。
太田は次に生牌の東を引かされ南のトイツ落としでテンパイ外し。
黒沢1人テンパイで流局し、このテンパイノーテンで太田との差を0.4Pまで詰める。
オーラスの条件やノーテンで伏せられなくなることを改めて考えると、太田はテンパイを取るために危険牌を切る選択もあったかどうか難しいところ。

南4局1本場
オーラスの点数状況は以下の通り。
仁平10,400
黒沢42,600
沢崎47,800
太田19,200
着順を変える必要はそれぞれなく、沢崎以外の3名は素点勝負となる。
黒沢はアガればなんでもオッケー。
太田はノーテンで伏せられる点差をつけなければならない。
仁平は1,300・2,600ツモ、太田から3,200、沢崎か黒沢から6,400という条件。

6巡目、仁平が動く。

八索八索一筒一筒七筒七筒七筒南白白  ポン西西西  ドラ九筒

さらに黒沢から出た白をポンしてツモ直撃条件を満たしたテンパイ。
太田の手牌も1シャンテンまでこぎつけた。

六万八万二索三索四索六索七索八索三筒四筒四筒五筒五筒

そして黒沢もテンパイ。

三万四万五万七万九万三索四索五索二筒三筒四筒六筒七筒  ツモ八筒

タンヤオの七万単騎で仮テンを取る。そしてすぐに沢崎から七万が切られる。
最後は意外な形であっさりと黒沢が1,300は1,600をアガリ、このもつれた戦いの勝者となった。

最終戦成績
沢崎+24.2P 黒沢+18.2P 太田▲14.8P 仁平▲27.6P

最終戦終了時
沢崎+13.2P 黒沢▲2.4P 太田▲3.6P 仁平▲10.2P

ベスト8勝ち上がり
沢崎誠 黒沢咲

見事ベスト8へ勝ち上がりを決めたのは沢崎と黒沢。
太田と仁平が敗退となった。

「精一杯やりましたけど、どうにもなりませんでした」と仁平。
「配牌には恵まれていたのに負けてしまったのは自分の未熟さですね」と謙虚な姿勢の太田。
敗退が決まった瞬間には手で自らの顔を塞ぎ動けなくなっていた太田。
ほんの数分後には明るく話す姿勢に好感を持った。

これでベスト16の対局がすべて終了となった。
対戦カードが以下の通り。

A卓:佐々木亮vs古川孝次vs望月雅継vs黒沢咲
B卓:内川幸太郎vs前原雄大vs青山めぐみvs沢崎誠

現在連覇中の藤崎十段位が待つ決定戦への切符を手にするのはこの中から4名。
ベスト8の戦いにも目が離せないのである。

第17期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第5節レポート

Aリーグ第5節:辻本翔哉

いよいよ後半戦スタートです。夏の熱い戦いが始まります。上位陣はどのようになったか。ジャンプアップはあったか。それではレポートを開始いたします。

1卓:横山・米川・坂本・辻本
前半戦上位の辻本と横山と米川の直接対決。そこに2期連続決定戦進出の坂本と今節一番注目の卓です。
結果から言うと、辻本+32.5P 坂本+20.8P 米川▲9.7P 横山▲44.6Pとなった。辻本がプラスを伸ばし横山と米川が一歩後退した。また坂本は良い位置に上がってきた。
個人的なイメージだが横山と米川、打ち筋は違うが、どちらも乗ったら止められない剛腕タイプと認識している。
今節は横山の手があまり入らず苦しそうだったが、やはり親番の時の粘りは恐怖に値する。
横山がノーテンで親が流れるというのは想像できないくらいにプレッシャーを与えてくる。
今節は上手くかわせたが、やはり要注意を再認識した。
米川は2回戦、1人沈みになった後の3回戦。
剛腕が炸裂して、60,000点近くの1人浮のトップとなった。 嵐が起こると過ぎ去るまでじっと耐えるか、向かって行って嵐を自ら止めに行くかいつも考えさせられる。常に平常心で最善の策を目指したい。
坂本は2人とは違い、気が付けば上位いるようなタイプと認識している。バランスが良くスピードも早い。私、辻本と坂本は3節連続で同卓だったが、いつも嫌な所でアガってきて本当にやりにくい相手であった。

2卓: 勝間・佐々木・藤川・高谷
今節の主役の登場です。+93.9Pを叩き出した高谷です。4回戦ともトップと大爆発しました。
1回戦 東場 ドラ一筒 子 点数は40,000点越え

二万三万三万四万四万六万七万八万八万八万発発発  ドラ一筒

高谷のテンパイが入る。親の勝間がリーチをしていたが勝負手であり押す。
マンズが高くドラの一筒も押す。14巡目に六万をツモって、七万と入れ替え。
一手替わりで三暗刻トイトイにもなる手。次巡二万をツモって跳満となりました。
高谷曰く、あの時に押し切ってアガリきれた。そのきっかけで今節は良かった。

4回戦

一万一万三万四万五万六万七万八万九万六索七索八索八筒  ドラ八筒

この形で、八筒をツモリ一万切りでヤミテン。
そして見事に一気通貫ドラ2をアガって、その調子で最後の半荘もトップとなった。
皆さん大好きな三色同順と一気通貫の両天秤。個人的にはこの形になった時点が一番の高揚する部分で、結果(テンパイ)まで辿りつかなくても良いと感じるぐらい好きです。
何故かというと九筒をツモったり、二万以外のマンズをツモリ悩んだりと現実は残酷な方が多い様な気がする・・・
しかし今節の高谷はその様な事はなく全てトップという素晴らしい結果となった。決定戦争いにも絡んでくるのは間違いない。

A3卓: 仁科・稲岡・宮田・吉本

こちらも昇格組の吉本が大暴れ。今までのうっ憤を晴らすように+53.6Pとなった。そして若手のホープ宮田も+33.8Pとなった。一方、仁科と稲岡は調子が上がらず今期は苦しい戦いとなっている。まだ折り返し地点。巻き返しを期待したい。

まだまだ混戦状態の今期。気温と共に熱くなっていくリーグ戦になるのは間違えない。

 

Bリーグ第5節:山室太二

今回は珍しい清老頭チャレンジを行いましたのでその1局のことでも書いていこうと思います。

東3局、北家山室の牌配

一万九万四索四索五索八索九索九索一筒一筒八筒九筒九筒  ツモ一索  ドラ五万

老頭牌3トイツで残りも1枚ずつ持っている、わりと現実的に役満が狙えるラインでしたので、早い七対子か清老頭狙いで打八筒としました。
やや巡目を進め、早い巡目で一筒を対面からポンし場に1枚切れの九万を重ねます、親中川もカン八索をチーしており、またツモ切った九索をポンして打四索四索五索とし、

一万九万九万一索九筒九筒中  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き

このような形になりますが、対面菅上、上家松永が、早々にオリ気配、というか、松永に関しては完全撤退していました。そして、13巡目にツモ一万

一万一万九万九万一索九筒九筒中  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き

平場であれば、中切りか、清老狙いがばれてないなら一索といったところでしょうが、一索九筒は生牌で九万は場一で、一万が空テンでも、一応清老のアガリ形には足りてはいます。
問題は生牌である中のリスクについて、親中川は序盤にカン八索をチーしており、早い段階で九索二索が余っており、ざっと役牌バック及び役牌暗刻、チャンタ三色、一気通貫、ホンイツ、チンイツのような危険度で考えました。
生牌の中は当然危険なのですが、同じく生牌の一索だって相当危険な上、打一索とした場合、清老頭で使える6牌種の内1種晒すことになり、場に2枚切れの一万と併せて清老頭リスクを負わずに前に出るケースが発生します。

例えば

二万三万四万五万五万六万六万七万七万二索三索九筒九筒

といった形

悪条件でいえば、まず枚数的な問題と対面上家と引き気味で九筒九万が鳴ける可能性がないこと余剰牌中一索ともに危険なこと。
テンパイも怪しい状況ですが、あと6巡ツモれることもあり、見栄張って打中としましたが、ここが今回の反省点になりました。
結果、中は鳴かれもしない牌だったのですが、その後ツモ切った八筒を鳴かれ、

三万五万七万八万九万東東  チー八筒 左向き七筒 上向き九筒 上向き  チー八索 左向き七索 上向き九索 上向き

親の中川に1人テンパイを入れさせてしまいます。
普段の私の麻雀では、今回ほどの悪条件下なら2軒オロせた結果に満足し、一万一万九万九万と、半歩引いたスタンスで一索が使える状況でしか前に出ないとするのですが、役満の魅惑に勝てず、また強突くツッパしてしまったと反省するばかりでした。

 

C1リーグ前期5節:稲垣諒彦

今節は前期リーグ戦の最終節。昇級と降級が決まります。ともに2名ずつ。
最終節の組み合わせは、第4節までの順位で決まります。

卓組は
1卓:根越(1位)・原田(3位)・後藤(5位)・稲垣(7位)
2卓:川上(2位)・辰巳(4位)・吉田圭吾(6位)・吉田哲史(8位)
3卓:中野(9位)・音羽(11位)・行野(13位)・冨田(15位)
4卓:宮澤(10位)・木下(12位)・長野(14位)・土田(16位)
※()は、第4節終了時点の順位を表しています。

【4卓】
第4節まで、宮澤:▲9.6P 木下:▲65.4P 長野:▲90.6P 土田:▲157.2P
最終戦に土田が残留を決める大逆転の国士無双をツモアガリ、降級を免れます。惜しくも降級してしまったのは木下。ただ、実力はあるのですぐにC1リーグに復帰すると思われます。

【3卓】
第4節まで、中野:▲3.1P 音羽:▲39.7P 行野:▲81.5P 冨田:▲110.8P
なんとか降級を免れたい冨田だが、この日も終始手が入らず今期の不調を表しているかのようでした。冨田の麻雀センスは抜群のモノがあり粘り強い雀風ですが、手が入らずツモも悪ければどうしようもありません。今回は惜しくも降級という結果となりましたが、来節すぐに復帰してくることでしょう。

【2卓】
第4節まで、川上:112.9P 辰巳:67.6P 吉田圭吾:22.0P 吉田哲史:▲0.6P
現在2位の昇級圏内の川上に挑む卓。川上も2位ではあるものの3位との差はわずか3Pほどと僅差。プラスが絶対条件ですが、この日は不調。3回戦までに▲21.5Pと苦しい状態に。3回戦開始時の得点状況の確認では首位ではあるものの予断は許さない状況。結果的には、4回戦は浮きに周り、▲12.2P。トータル+100.7Pでフィニッシュ。1卓の結果を待つことになります。

【1卓】
第4節まで、根越:119.4P 原田:109.9P 後藤:63.4P 稲垣:1.3P
最終戦開始前では、1位川上に対して、そのわずか15Pほどの差の中に、根越・稲垣・原田の3名が並びます。
最終戦オーラス、原田が1,000・2,000は1,100・2,100をツモって、根越をかわして終了するが、稲垣の凄い追い上げから逃げには手の施しが無かった。
また、別卓の川上に届かずに、前期でのBリーグへの復帰昇級を逃し、稲垣、川上の昇級がここに決まりました。

 

C2リーグ前期第5節:山本裕之

第17期関西プロリーグはいよいよ前期最終節を迎えました。
終えた時点で、上位4名がC1リーグに昇級することが出来ます。
C2リーグでは出場者が15名のため、各卓において5回対局が行われます。
4回戦終了時点での成績は下記の通り。
1位 政岡 198.2P
2位 中安 65.3P
3位 柿本 63.3P
4位 松尾 51.7P
5位 掛樋 49.7P
6位 前川 34.4P
7位 北村 22.4P
8位 高橋(正) 18.5P
政岡の昇級はもはや間違いないと言えるため、2位以下の昇級争いとなりそうです。
特に中安と掛樋、及び高橋、柿本、北村、松尾は同卓のため、
最終戦の結果次第で昇級出来るか否かが決まります。

2卓
東1局 。
起家は現在3位の柿本、11巡目に下記の手牌で仕掛けます。

五万六万二索二索七索八索九索一筒二筒三筒五筒六筒七筒  ドラ一筒

結果、柿本が四万をツモ、2,600オールを獲得。
続いて東1局1本場
幸先良く始まった柿本の手牌は下記の通り。

五万五万七万七万四索四索一筒一筒二筒二筒南中中  ドラ南

既に南は2枚切れており、アガリ牌は残り1枚。果たしてアガれるのか…。
結果、勝負に出た北村が最後の南を放銃。
北村から9,600(+300)を加点。
さらに東2局3本場 ドラ北
北家の柿本は下記の手で2,000、4,000(+900)を加点。

六索七索八索八索八索東東東発発  チー一索 左向き二索 上向き三索 上向き  ツモ発

この状態を維持すれば、柿本の昇級はほぼ確定でしょう。

東3局 東家の高橋、4巡目で早くもリーチ。

二索三索四索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒八筒白白  ドラ九索

柿本の独壇場を阻止し、少しでも昇級のチャンスにつなげたいところです。

二万三万四万五索五索六索七索七索三筒三筒  ポン発発発

西家の柿本が上記の手牌で六索をツモ、勢いを止まりませんでした。

しかし、南1局 ドラ三万の場面
西家の高橋の6巡目、下記の手牌でテンパイ即リーチ。

三万四万五万四索五索二筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒  ドラ三万

高めツモで跳満のチャンス。三索をツモり、3,000・6,000を獲得。
「まだ勝負は終わっていない」と言わんばかりの強烈なアガリを決めました。

しかし、その後は南2局で東家の松尾が2,000オールのアガリを決めるも、
南2局1本場で北家の柿本が高橋から3,900(+300)を加点し逃げ切り。C1リーグへの昇級を決定付けました。
一方、昇級圏内にいた松尾はこの対局で後退し、昇級のチャンスを逃してしまいました。
1卓では2位の中安が大きく後退した一方、掛樋が前進しC1リーグへ昇級。
3卓からは、第4節終了時点で11位の前川が今節で+86.7Pの大勝利を果たし、見事昇級しました。

第18期 北陸リーグ 最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 北川 光 一般 62.5 54.6 41.6 26.2 29.0 213.9
2 平澤 憲一 一般 8.5 85.8 45.3 24.2 33.1 196.9
3 藤本 鉄也 プロ ▲ 4.8 ▲ 6.6 12.2 37.3 96.4 134.5
4 志多木 健 プロ 11.0 10.0 50.8 43.0 11.3 126.1
5 木原 翼 プロ 52.3 44.6 ▲ 0.7 ▲ 19.3 26.4 103.3
6 浦田 豊人 プロ 9.4 0.9 46.1 31.2 ▲ 0.8 86.8
7 小泉 陽平 一般 0.2 38.7 2.9 22.1 4.4 68.3
8 木下 玄基 一般 76.0 ▲ 12.7 42.5 ▲ 18.3 ▲ 32.6 54.9
9 獅坂 祐一 プロ 31.9 23.2 12.8 ▲ 13.7 ▲ 4.0 50.2
10 安城 るい プロ 25.1 ▲ 49.3 ▲ 11.7 31.7 50.8 46.6
11 南 和之 プロ ▲ 12.5 ▲ 28.2 ▲ 33.4 59.3 57.7 42.9
12 前田 倫也 プロ ▲ 12.8 ▲ 3.8 30.3 5.4 4.5 23.6
13 本田 朋広 プロ 2.7 ▲ 30.2 ▲ 7.5 34.7 16.9 16.6
14 里木 祐介 プロ 13.3 51.1 ▲ 67.8 ▲ 15.3 15.9 ▲ 2.8
15 森田 有一 一般 51.0 0.3 28.7 ▲ 13.7 ▲ 70.8 ▲ 4.5
16 中西 正行 一般 1.6 ▲ 52.3 66.7 2.8 ▲ 33.8 ▲ 15.0
17 恵比須 均 一般 ▲ 26.7 12.9 30.9 0.5 ▲ 34.9 ▲ 17.3
18 秦 義行 一般 1.6 ▲ 4.6 ▲ 61.3 15.1 27.0 ▲ 22.2
19 木戸 僚之 プロ ▲ 37.4 ▲ 1.7 ▲ 44.0 26.4 31.8 ▲ 24.9
20 荒谷 誠 プロ ▲ 9.0 6.8 27.7 ▲ 33.9 ▲ 20.5 ▲ 28.9
21 宮川 悟 一般 5.8 8.6 20.4 23.4 ▲ 96.9 ▲ 38.7
22 後藤 正博 プロ ▲ 61.3 ▲ 27.6 ▲ 20.4 ▲ 7.6 70.8 ▲ 46.1
23 開 千洋 一般 1.6 ▲ 22.7 ▲ 2.2 5.3 ▲ 30.0 ▲ 48.0
24 成田 理良 プロ 11.8 ▲ 0.7 ▲ 26.9 ▲ 40.2 ▲ 23.1 ▲ 79.1
25 高出 智宏 一般 11.1 32.7 ▲ 40.5 ▲ 51.3 ▲ 35.7 ▲ 83.7
26 山元 一成 一般 ▲ 6.8 36.1 ▲ 22.5 ▲ 45.7 ▲ 53.1 ▲ 92.0
27 表 勝正 一般 ▲ 73.5 ▲ 36.0 2.2 9.3 ▲ 28.4 ▲ 126.4
28 飯田 輝雄 一般 ▲ 60.3 ▲ 49.4 4.2 ▲ 38.0 10.1 ▲ 133.4
29 美咲 優菜 プロ 20.9 ▲ 20.9 ▲ 28.4 ▲ 104.3 ▲ 52.5 ▲ 185.2
30 瀧根 克登志 一般 ▲ 22.0 ▲ 59.6 ▲ 120.0 2.4 ▲ 30.0 ▲ 229.2

第9期両毛カップ太田リーグ(プロアマ混合) 第6節成績表

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 合計
1 吉田 幸雄 プロ   55.0 57.2   20.0     132.2
2 小林 正和 プロ 76.7 37.9     ▲ 21.1     93.5
3 髙松 伸好 一般 10.8 ▲ 2.2   69.1   4.2   81.9
4 丸山 隼人 一般   31.8   12.8   33.0   77.6
5 小林 晃 一般 22.3 12.4   ▲ 21.4 34.1     47.4
6 水掫 文浩 一般 19.1 ▲ 16.5   ▲ 7.3   43.9   39.2
7 中津 真吾 プロ 26.5 11.8   28.5   ▲ 32.1   34.7
8 福田 栄司 一般   ▲ 8.6   18.4   5.4   15.2
9 高月 章男 一般 15.6 ▲ 34.3 6.8   6.0     ▲ 5.9
10 飯田 雄哉 一般   81.6 ▲ 78.0   ▲ 39.0     ▲ 35.4
11 安達 智 一般   ▲ 25.0   ▲ 9.5   ▲ 6.3   ▲ 40.8
12 髙橋 信夫 プロ ▲ 67.8 27.1   ▲ 3.6   ▲ 32.4   ▲ 76.7
13 森田 雅広 一般 ▲ 51.1 ▲ 20.6   ▲ 18.2       ▲ 89.9
14 小林 一行 一般 3.1 ▲ 25.7   ▲ 68.8       ▲ 91.4
15 岩間 寿樹 一般 ▲ 55.2 ▲ 125.7 14.0     ▲ 15.7   ▲ 182.6

「~時は待ってくれない~」 前原 雄大

第33期鳳凰位決定戦が終わり、1週間ほどした後、近藤久春さんとスタジオからの帰り、タクシーに同乗した。
「あれは、どういう意味だったのでしょうか?」
近藤さんは私に尋ねた。
「何のことですか?」
私は問うた。
「初日の開始直前に前原さんが言った言葉です」
私は覚えていなかった。
「選手集合の声がかかった時に、前原さんは、「良い舞台を創ろう」そう言ったじゃないですか?」
私は全く覚えていなかった。
「そうか、そんな事をいいましたか__」

憶えてはいないが、自分自身に向かって言ったのかもしれない。
私達はプレイヤーに過ぎない。言葉を変えるならば演者に過ぎないのである。
勝負は時の運である。勝つこともあれば、負けることもある。勿論、己の勝利を目指して卓に着く。

ただ、それが全てではない。視聴して下さった方々が面白い、もしくは、観て良かったな__。大切なことはそこにあると、少なくとも私はそう考えている。

実況者がおり、解説者がいる。彼等がいるから、彼等が頑張っているから番組が面白くなる。
出入り禁止とドアに記されたコントロールルームの中には、牌譜チームがひとつでもミスが無い様に集中して、キーボードを叩いている。
10時間にも及ぶ長い闘いを立ち続け画面を睨み様々な合図、指示を出し続ける黒木真生さんがいる。

以前、黒木さんに尋ねたことがある。
「座らないのですか?」
「立ち続けた方が見やすいし、見落としが少ないのです」
彼はそう答えた。

その年の立会人は紺野真太郎さんだった。
彼の机の上にはいつも目薬が常備されている。ずっとモニターを睨み、選手の気配を伺っている。
4日間の鳳凰位決定戦が終わった後、熱を出し寝込んだという話もしばらく経ってから聴こえてきた。
他にも多くの連盟員によって番組は作られている。

ここまで記せば当然のことだが、プレイヤー、演者は己の持っている力の全て出し切らねばならない。それでも、ミスをする。
結果エラーにはならなくともミスをする。

私の場合でいえば、半荘4回で細かいことも含めれば200前後のミスを見つける。
他人からは解らないだろうが、これは事実である。

鳳凰位決定戦が終わり、大庭三四郎さんに御願してDVDにダビングしてもらい、寝る時はそれを観て起きたならばまた観る。
何百日そうした生活をしたか自分でも覚えていない。
そして、それから稽古に向かう。

結果として、2017年度は幾つかのタイトルを掌中にすることが出来た。
「半分はぼくのおかげですね」
佐々木寿人さんがそう言うのも頷ける。
とにかく、調整には良く付き合ってくれた。他にも多くの後輩達が忙しい中を付き合ってくれた。
ただ、ただ、感謝するのみである。

それと、振り返れば20代の若い頃に森山茂和さん{現会長}が研修係だったことが私の運のあるところである。
何も知らない頃に誰に学ぶかはその人の運である。
そして、何事であれ、人が人に何かを教え、学ぶことは大変なことだと大人になって分かった。
教わった一言、幾つかの教え、それを何処まで真摯に受け止め、それを生涯、身体に沁みこませるかである。

私の考えでは、こうだと教えられたモノを死ぬまで忘れないという覚悟と感謝が無ければならないと思う。
私はこの歳になるまで、先輩から懸命に教わったこと、学んだことはずっと心身に残っている。
その日、その先輩が私を見つめた目、表情を今でも忘れない。
他人に何かを教わるということはそういうことではないだろうか。

 

100

 

結果は瀬戸熊直樹さんのツモアガリである。このアガリをどう捉えるか。
内川幸太郎さんの大物手であることは感じていたし、瀬戸熊直樹さんのテンパイも確信していた。
人によっては瀬戸熊さんに放銃する打ち手もいるだろう。その打ち手を否定するつもりは毛頭ない。ただ、私はその方法論は取らない。

余計なことはしない___。
それが、私の麻雀プロとしての在り方である。

カタチこそ違えど、瀬戸熊さんも同じであると考える。
ヤミテンで押し切り、そして、数パーセントあるかないか分からないような親番に全てをかける。
後輩でありながら尊敬して止まない瀬戸熊さんの考え抜いた方法論である。
そして、ツモアガリである。

瀬戸熊さんの最後の親番は怖いな__!!
そう感じさせる南2局の譜である。

そして、瀬戸熊さんの親番。
私は4巡目にしてテンパイした。

 

100

 

私は打八万として、白に賭けた。
内川さんは当てにはならないが、瀬戸熊さん、HIRO柴田さんからは白が打ち出される可能性があると読んだ。
ところが私よりもっと速いテンパイ者がいた。
瀬戸熊直樹さんである。

 

100

 

5巡目にツモ五筒で瀬戸熊さんからリーチが入る。私は直にオリを選択した。
前局、私が懸命にオリていたにも関わらず西をツモアガった親番である。
オリに向かうのは私の中では当然の選択である。

怖いナ__そう感じた相手にテンパイだからと言って立ち向かうことほど愚かしいことはないと今でもそう考える。
結果だけを摘み上げればペン七万に受けていればアガリがあった。

 

100

 

私は1日に200ほどのミスをすると記した。今局に関してはミスともエラーとも考えていない。
麻雀に絶対は無い!常々廻りに言っている言葉である。

スタッフは全員、懸命に仕事をしている。私は私なりにベストを尽くしたつもりではある。
麻雀は麻雀プロの為に存在しているわけではない。麻雀をやっているのは99パーセントアマチュアである。
そしてその何パーセントの方々の声無くして麻雀プロの存在は在り得ないし、成り立たない。

今の私には打六万と構えリーチに向かって打五索は出来ない。そして、七万を捕まえることも叶わない。
そんな今の私には時は待ってくれないのかもしれない。
ただ、人は変容していく生き物である。
あの七万を捉えられる日が来るようならば、時は待っていてくれるのかもしれない__。

考えて考え抜いて稽古し、やり抜いて、ようやく何かが出るのが私達の人生であり、たとえ結果が出ずとも、それをやり続けることにしか、生きる尊厳は無いのだと思う___。
果たして、時は待っていてくれるのだろうか。

書籍 小島武夫 ミスター麻雀のすべて

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ミスター麻雀として昭和と平成を生きた小島武夫プロ。その一生を年代ごとに資料で忠実に再現。
阿佐田哲也と新撰組を結成した秘話、日本プロ麻雀連盟設立の理由、麻雀最強位獲得時の観戦記事、九蓮宝燈の牌譜、その他、小島武夫が書いた戦術や小説、また漫画など多数収録。
1973年以降の近代麻雀とプロ麻雀を掘り起こした、これ一冊で小島武夫のすべてがわかる、永久保存版です。

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麻雀日本シリーズ2018 第2節レポート 黒木 真生

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現代の雀荘ルールである25,000点持ちの30,000点返しが主流になって20年以上になり、日本プロ麻雀協会リーグ戦・雀王戦、最強戦、RTDリーグ、MONDOTVの麻雀プロリーグなどの対局でもこの順位点システムが採用されている。
モンドだけは順位点が10・20だが、他はすべて10・30であり、トップを取ると一気にプラス50がつく。
つまり、親の役満よりも大きいわけで、小さくてもいいからできるだけ多くのトップを取り、ラスは極力引かないことが重要視される。
また、同じ人に何回もトップを取られてしまっては絶対に追いつかなくなってしまう。たとえば3連勝されてしまったら、親の役満を3回アガられたような点差になってしまうので、連勝している人には辛目に打ち、負けている人には甘目に打つようなスタイルも流行っているようだ。

しかし、麻雀日本シリーズはWRC(世界大会)ルールを採用しており、トップ賞がなく、順位点も5・15と比較的小さい。
小さなトップで3連勝されても、大きなトップ1回でひっくり返すこともできるから、こちらのルールで重要なのは打点力と親の連荘である。

第2節を終わって、上位に立ったのはメンゼン高打点系の4名だった。

首位はRTDリーグ優勝の平賀聡彦プロ、2位は麻雀攻めダルマこと佐々木寿人、3位は村上淳最高位、4位は本業・役者ながら、プロ顔負けの闘牌でファンを唸らせる芸能界最強雀士・萩原聖人さんだ。

村上プロは第2節はお休みでポイントに変動はなく、1位から3位と順位だけが動いた。

第5位の白鳥翔は、鳴きも駆使するタイプだが、第6位の世界チャンピオン・ともたけ雅晴は「これでもか」というぐらいに高打点を狙う打ち手だ。一発・裏ドラのない日本プロ麻雀連盟公式ルールのヤミテン三倍満確定テンパイで、なぜかリーチを打ったこともあるツワモノである。

7位はRMUチャンピオンの松ヶ瀬隆弥、8位は勝又健志、9位は多井隆晴、10位に近藤誠一、11位に鳳凰位の前原雄大、12位が雀王で最強位の金太賢プロ。

ここまでがプレーオフのボーダーラインである。

しかしながら、13位に瀬戸熊直樹、14位に十段位の藤崎智、15位に井出洋介将王、16位に前年度優勝者でマスターズ王者の沢崎誠と、猛者が集う下位グループ。

このまま平穏無事に終わるわけがない。
第3節の「死闘」に期待したい。

【システム】
■16人で一次予選全24回戦(各自6回戦)を行い下位4名が敗退
■12人でポイントを持ち越し二次予選全6回戦(各自2回戦)を行い下位4名が敗退
■8人でポイントを持ち越しプレーオフ全4回戦(各自2回戦)を行い上位4名が決勝進出
■ポイントをリセットし決勝4回戦

【ルール】
30,000点持ち30,000点返し
順位点5,000-15,000
一発・裏ドラあり
その他WRCルールに準ずる

一次予選第1節成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 合計
1 平賀聡彦(RTDリーグ2017優勝) 28.9 44.5 ▲ 13.9       59.5
2 佐々木寿人(連盟会長推薦) 31.9 21.2 ▲ 5.1       48.0
3 村上淳(最高位) 36.2           36.2
4 萩原聖人(連盟会長推薦) 29.5 ▲ 6.5 2.2       25.2
5 白鳥翔(連盟会長推薦) 28.3 ▲ 12.9 6.0       21.4
6 ともたけ雅晴(第2回WRCチャンピオン) 8.8           8.8
7 松ヶ瀬隆弥(RMUリーグチャンピオン) 33.6 2.3 ▲ 27.7       8.2
8 勝又健志(連盟会長推薦) 15.0 ▲ 12.2         2.8
9 多井隆晴(連盟会長推薦) ▲ 9.9 2.3         ▲ 7.6
10 近藤誠一(連盟会長推薦) 23.8 ▲ 5.9 ▲ 30.5 ▲ 28.5 31.9   ▲ 9.2
11 前原雄大(鳳凰位) ▲ 18.6 ▲ 13.1 ▲ 24.2 41.5     ▲ 14.4
12 金太賢(2017最強位) ▲ 30.2 ▲ 18.3 26.4       ▲ 22.1
13 瀬戸熊直樹(連盟会長推薦) 6.6 ▲ 29.9         ▲ 23.3
14 藤崎 智(十段位) ▲ 30.2 6.4         ▲ 23.8
15 井出洋介(将王) ▲ 41.4           ▲ 41.4
16 沢崎誠(麻雀日本シリーズ2017優勝) ▲ 28.4 ▲ 40.9         ▲ 69.3

「あさじゃん」のお知らせ


「あさじゃん」のお知らせ

2018年8月15日からは「第2回クイーンズリーグ」を放送!!
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2018年1月18日からは「第2回マスターズリーグ」を放送中!!
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○視聴方法
ニコニコ生放送、FRESH! by AbemaTVで新たに あさじゃんチャンネルを開設!そちらで月額を払うことで視聴が可能になります。

【FRESH! by AbemaTV】
日本プロ麻雀連盟チャンネル→こちら
あさじゃんチャンネル→こちら

【ニコニコ生放送】
あさじゃんチャンネル→こちら

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○番組開始日時
2016年8月 1日(月) 有料放送開始

○番組放送時間
8月1日から6:00~1回放送のみで、その後タイムシフトで視聴可能

○番組概要
あさじゃんとは、まるで朝の連続テレビドラマのように、毎朝同じ時間に始まる麻雀対局番組です。普通の番組と違う点は、1回の放送だけでは完結せず、毎日少しずつ放送するという点です。

○視聴層
通勤時間や通学時間を利用して見ていただきたいということで、コンパクトにまとめておりますので、気軽に楽しめます。
タイムシフト視聴も可能。

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俳優の萩原聖人さん 日本プロ麻雀連盟入会!

俳優の萩原聖人さんが日本プロ麻雀連盟入りを表明されました!
リーグ戦や公式戦へも、スケジュールが許す限り参戦予定となります。
7月25日に正式に理事会で承認されました。

Mr.Yの連盟Weekly!

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色々あった一週間だった。なんといってもMリーグが先週一番の話題だ。
未だに話題が尽きず色々なところで取り上げられ、世間から見た麻雀のイメージも大幅に変わったに違いない。
とりあえず先週を振り返ってみよう。

【Mリーグ発足!】7月17日(月)

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◎Mリーグの設立背景・目的(公式HPより一部抜粋)

日本国内において麻雀が親しまれ、現在プロ団体に所属するプロ雀士は数千人にものぼると言われる一方で、博打のイメージが強いことやそのルールの複雑さなどが理由で、長年、麻雀における社会的地位の向上が進まないという歴史がありました。
近年はオンライン麻雀ゲームや麻雀の対戦が視聴可能なインターネット動画が登場、また認知症予防に効果があるとして高齢者を中心に健康麻雀が人気となるなど、麻雀の幅広いファン層獲得の追い風となっております。このほかにも、eスポーツがプロ化されるなど近年、多様なスポーツが幅広い方に楽しまれており、このたび麻雀のプロスポーツ化を目的に設立された一般社団法人Mリーグ機構では、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の発足を通じて日本国内においても麻雀の競技化、健全化を図り、麻雀自体の社会的地位の向上及び認知の拡大、新たなファンの獲得を目指します。

※以下はMリーグのPV

参加企業は以下の7チーム。

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◎参加企業・チーム(50音順)

1.株式会社コナミアミューズメント
KONAMI 麻雀格闘倶楽部

2.株式会社サイバーエージェント
渋谷ABEMAS

3.セガサミーホールディングス株式会社
セガサミーフェニックス

4.株式会社テレビ朝日
EX風林火山

5.株式会社電通
TEAM RAIDEN/雷電

6.株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
赤坂ドリブンズ

7.株式会社U-NEXT
U-NEXT Pirates

今後参加企業も増えていくに違いない。

そしてチームに選ばれる選手は、ドラフト会議によって決まる。プロ野球のドラフト会議と同じイメージで大丈夫そうだ。
そのドラフト会議の様子は生放送されるとのことなので要チェックだ!

◎AbemaTV Mリーグドラフト会議
Mリーグドラフト会議(AbemaTV)

果たして誰がどのチームに指名されるのだろうか!?
ドラフト会議は8月7日(火) 19:30から!お楽しみに!

そして試合は2018年10月1日(月)開幕!!
詳しくはMリーグ公式サイトをチェック!!

M.LEAGUE公式サイト

【萩原聖人さん連盟入りを表明!】7月21日(土)

麻雀駅伝2018 3rd roundの番組中に、萩原聖人さんが日本プロ麻雀連盟入りを表明!!
このことは様々なメディアで大きく取り上げられ、大きな話題になった。

「みんなと切磋琢磨して、Mリーグも盛り上げていければと思います。
もちろん麻雀も俳優も、二足の革靴をしっかり履いて、頑張っていきますのでよろしくお願いします。」

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何リーグからスタートになるかは決定し次第発表することになると思われる。
あの「われめdeポン」やその他数多くの麻雀番組で活躍する俳優の萩原聖人さんが連盟に入るというのは本当に驚いた。
この業界を盛り上げようとして連盟に入って頂いたことに感謝するしかない。

Mリーグ、萩原聖人さん、そして今後の連盟に注目だ!

【第35期鳳凰戦A1リーグ第6節A卓】7月16日(月)
伊藤優孝vs藤崎智vsHIRO柴田vs吉田直

今節最下位スタートで始まった伊藤だったが、3回戦までプラスで迎えた、魔の4回戦。
トップで終え、勝ち頭となりこの日を終えた。

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「ばんざーい!」

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【第35期鳳凰戦A2リーグ第4節D卓】7月17日(火)
藤原隆弘vsダンプ大橋vs二階堂亜樹vs西川淳

亜樹、快勝。
第2節終了時には▲120ポイントで最下位となっていた亜樹だが、まもなくマイナスポイント全て返済できそうだ。
藤原は苦しい節が続いている。

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【第13期女流桜花Aリーグ第4節A卓】7月18日(水)
清水香織vs和泉由希子vs石田亜沙己vs中野妙子

今期の女流桜花首位に立っていた清水が大きくポイントを減らす。
後半でポイントを大きく伸ばした石田が+63.1で再びプレーオフ圏内に。

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【JPMLWRCリーグトーナメント】7月21日(土)

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日本プロ麻雀連盟本部道場でJPMLWRCリーグのトーナメントが行われた。
以下に組み合わせと結果を記載する。

◎一次予選トーナメント
1卓 柴田吉和vs大和vs桜川姫子vsケネス徳田
勝ち上がり:桜川姫子、ケネス徳田

2卓 黒木真生vs中村毅vs土井悟vs宮崎皓之介
勝ち上がり:中村毅、黒木真生

3卓 船木伸一vs末続ヒロトシvs宮内崇成vs吉田直
勝ち上がり:宮内崇成、船木伸一

4卓 冨田久志vs山脇千文美vs中寿文vs高沢雅
勝ち上がり:山脇千文美、冨田久志

5卓 安村浩司vs清原継光vs東谷達矢vs太田優介
勝ち上がり:安村浩司、東谷達矢

6卓 大鹿糠文也vs山田浩之vs吉野敦志vs藤原隆弘
勝ち上がり:山田浩之、大鹿糠文也

◎二次予選トーナメント
1卓 沢崎誠vs山田学武vs桜川姫子vs大鹿糠文也
勝ち上がり:沢崎誠、桜川姫子

2卓 森岡貞臣vs古橋崇志vs中村毅vs東谷達矢
勝ち上がり:中村毅、東谷達矢

3卓 木暮智貴vs刀川昌浩vs宮内崇成vs冨田久志
勝ち上がり:宮内崇成、冨田久志

4卓 中村慎吾vs福光聖雄vs山脇千文美vs船木伸一
勝ち上がり:中村慎吾、山脇千文美

5卓 藤島健二郎vs一瀬由梨vs安村浩司vs黒木真生
勝ち上がり:藤島健二郎、安村浩司

6卓 鈴木誠vs藤井すみれvs山田浩之vsケネス徳田
勝ち上がり:藤井すみれ、ケネス徳田

◎ベスト16トーナメント
A卓 小林正和vs冨田久志vsケネス徳田vs藤島健二郎
B卓 前原雄大vs山脇千文美vs安村浩司vs藤井すみれ
C卓 ともたけ雅晴vs東谷達矢vs桜川姫子vs中村慎吾
D卓 櫛田利太vs沢崎誠vs中村毅vs宮内崇成

8月10日(金)に生放送で行われる。

【CR麻雀格闘倶楽部】

絶賛稼働中の「CR麻雀格闘倶楽部」のデモ機が夏目坂スタジオに届いた。
誰でも自由にプレイが可能となっている。

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デモ機なので、色んな演出が見れるように当たりやすくなっているのだが、
ある日「当たった!!当たったぞー!!」
とスタジオ中に声が響き渡った。

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素敵な62歳だ。

【理麗麻雀大好評!】

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理麗麻雀がどうやらとても評判がいいらしい。

二人一組のペアマッチというのは見ていて面白い。
この勢いなら第二弾も期待できるのではないだろうか。

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「あきるみ」「こずゆき」
など、二人セットのイメージがある方々は見ている人もすぐペアが分かるという利点がある。

そんな二人セットの売出しを始めているのは以下の地方出身・東京進出コンビである。

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大久保朋美の「とも」と、早川林香の「りんか」で
「ともかりん」として売り出している。
そういう売り出し方は大事だ。
未来の「あきるみ」「こずゆき」目指して頑張ってほしい。

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ポーズが一緒

第14期静岡プロリーグ 第3節レポート

6月中旬、梅雨空のうっとうしい季節だが、静岡プロリーグ第3節はそんな事はお構い無しに熱い闘いが繰り広げられた。

それでは各卓の結果を見てみよう。

1卓
藤島健二郎 × 足立純哉 × 土屋幸弘 × 鈴木涼太

現在2位の足立、3位の藤島
この両名にこれ以上ポイントを伸ばされると、まだ3節とはいえ後が苦しくなる土屋と鈴木涼

結果は
土屋+27.6 P 藤島+8.2P 足立▲11.8 P 鈴木涼▲24.0P
対局終了後、藤島が
「ポイント的には今までの3節で1番プラスが少ないが、1番内容が良かった」
とコメントしてくれた。
相手のアタリ牌はしっかり止め、数少ない加点チャンスをものにし、プラスでまとめる力は、やはりずば抜けていると感じた。
鈴木涼は、ポイントこそ苦しくなったものの、まだ7節あるので諦めずしっかりと闘ってほしい。

2卓
鈴木秀幸 × 佐藤あいり × 杉村泰治 × 渡辺洋巳

ポイント中位者が4名揃ったこの対戦。
ここで大きくプラス出来れば、上が見えてくるだけに4名ともどうしても勝ちたい。

結果は
杉村+59.2P 佐藤▲4.6 P 鈴木秀▲17.7P 渡辺▲36.9P
杉村は第1節で▲94.0Pだったのだが、その負債を2節で返しトータルプラス域へ!
第1節が終わった時、このまま行くわけがないとは思っていたが、こんなに早くプラス域に戻ってくるとも思っていなかった。
鈴木秀は予想外の苦戦だが、この程度のマイナスなら物ともせず、決勝進出争いに食い込んでくるだろう。

3卓
太田昌樹 × 都築友和 × 蓮沼友樹 × 高木翔太

静岡屈指の実力者の太田
現在7位の蓮沼
これ以上負けられない都築と高木

結果は
太田+27.1 P 蓮沼+2.8P 都築▲8.8 P 高木▲22.1P
終始苦しい展開に見えた太田だが、終わってみれば卓内トップ。
蓮沼もわずかながらポイントの上乗せに成功。
逆に都築と高木は既に崖っぷち!
早く浮上のきっかけが欲しいところだ。

4卓
中寿文 × 大橋幸正 × 平野敬悟 × 青嶋宏樹

この卓が個人的に1番注目した卓である。
というのも、未だはっきりとした結果は出ていないが中と平野の雀力は相当高い。
そしてメリハリの効いた押し引きと手組みの大橋に、現在4位につけている新人の青嶋。
青嶋はここでプラス出来れば、大きな自信になるのに加えて、決勝進出争い大きく前進する。

結果は
青嶋+51.6P 大橋+47.5 P 中▲23.2P 平野▲75.9P
1回戦に大きなトップを取り、その後我慢の展開になるも顔を上げずしっかりとまとめた青嶋が卓内トップで総合2位に浮上!
大橋も今節のプラスで上位陣に食い込み今後の戦いが楽しみである。
平野は、青嶋・大橋の連荘中に何度もテンパイを入れるがそれが実らない展開が続き手痛いマイナスとなってしまった。

5卓
鈴木郁孝 × 原佑典 × 中野妙子 × 越川清一

現在1位の鈴木郁と現在6位で過去に優勝経験のある越川
原と中野がその2人のポイントを削りにかかる!

結果は
鈴木郁+40.9 P原+29.0 P中野▲18.6P 越川▲51.3P
鈴木郁は初戦ラススタートながら、その後崩れる事なく終わってみれば卓内トップ。
今節のプラスで決勝進出に大きく近づいた。
原も競技麻雀のお手本のような押し引きを見せ、最終戦に大きな大きな1人浮きのトップ!!
越川にとっては辛い節となったが、持ち前の爆発力ですぐに取り返すだろう。

第3節終了時の上位陣のポイント
首位 鈴木郁 +158.5P
2位 青嶋 +127.3P
3位 藤島 +106.7P
4位 足立 +104.5P

鈴木郁、青嶋、藤島が3節連続のプラスで順調にポイントを伸ばした。
だがまだ7節ある。
今後誰が、決勝進出争いに名乗りをあげるか非常に楽しみである!!

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 鈴木郁孝 108.1 9.5 40.9               158.5
2 青嶋宏樹 58.5 17.2 51.6               127.3
3 藤島健二郎 36.0 62.5 8.2               106.7
4 足立純哉 25.5 90.8 ▲ 11.8               104.5
5 大橋幸正 24.9 ▲ 13.9 47.5               58.5
6 山本拓哉 18.1 5.6 26.4               50.1
7 蓮沼友樹 29.8 15.4 2.8               48.0
8 平岡理恵 60.0 ▲ 11.0 ▲ 14.0               35.0
9 京平遥 22.8 ▲ 5.8 14.8               31.8
10 太田昌樹 5.6 ▲ 4.8 27.1               27.9
11 望月雅継 51.9   ▲ 28.2               23.7
12 中寿文 28.1 15.3 ▲ 23.2               20.2
13 川崎義之 20.2                   20.2
14 杉村泰治 ▲ 94.0 43.6 59.2               8.8
15 鈴木秀幸 65.6 ▲ 40.9 ▲ 17.7               7.0
16 土屋幸弘 ▲ 26.0   27.6               1.6
17 越川清一 32.1 16.0 ▲ 51.3               ▲ 3.2
18 加来千香子 ▲ 17.5                   ▲ 17.5
19 佐藤あいり ▲ 17.0   ▲ 4.6               ▲ 21.6
20 渡辺洋巳 ▲ 8.3 6.6 ▲ 36.9               ▲ 38.6
21 原佑典 ▲ 70.9   29.0               ▲ 41.9
22 鷲見隼人 ▲ 42.1 ▲ 34.8                 ▲ 76.9
23 都築友和 ▲ 52.7 ▲ 16.1 ▲ 8.8               ▲ 77.6
24 高木翔太 ▲ 70.3   ▲ 22.1               ▲ 92.4
25 平野敬悟 ▲ 23.8   ▲ 75.9               ▲ 99.7
26 島﨑涼 ▲ 55.9 ▲ 65.9                 ▲ 121.8
27 鈴木涼太 ▲ 39.6 ▲ 64.4 ▲ 24.0               ▲ 128.0
28 中野妙子 ▲ 71.1 ▲ 44.9 ▲ 18.6               ▲ 134.6

第31回静岡リーグ(プロアマ混合)第3節レポート

もう季節は夏。
照りつける太陽の光、ただ立っているだけで汗が吹き出してくるジメジメとした暑さ、雨が降るのか降らないのかハッキリとしない天気。それら全てが梅雨の訪れを告げるモノであり、日本の6月の特徴である。

麻雀は基本的に室内で行うゲーム。
太陽の光を直接浴びることもなければ、冷房が効いた室内で暑さや天候に左右されることもない。
だが、日頃の生活が麻雀に与える影響は多々あるのではないだろうか。日々、何をして、何を考え、何を目的としているのか。
中には夏を苦手とする打ち手も少なからずいるだろう。

ただ言えるのは、この暑さに負けない熱さを内に秘めた選手たちが存在しているということと、火が降っても槍が降っても今日も麻雀という戦いがどこかで行われているという事実である。

第31回 静岡リーグも第3節を迎えた。
全5節のリーグ戦では、この第3節目がとても大事なターニングポイントになるという話をよく聞く。
今節の結果次第で、決勝を見据える位置につけるかどうかの重要な一戦となる。

太田は着実にポイントを伸ばして暫定首位の座をキープし、早くも1人当確ランプが付きそうな勢い。
何が起こるかわからないが、麻雀は不思議とポイントを持った者がその後も有利に働くことが多い。
どこまでポイントを伸ばすか注目して頂きたい。

前節に続いて今節も大きく上乗せし、5位にまで順位をあげてきたのは藤島健二郎。この男、やはり順当に静岡リーグでも上位陣に加わってきた。
その雀力の高さは夏の暑さを前にしても一切ブレない。残り2節、一気にトップまで駆け上がっていくのだろうか。

逆に今節で大きくマイナスし、一歩下がる形となってしまったのは村瀬光佳さん。
ポイントを半分以上失ってしまう悔しい結果だが、まだまだ勝負はわからない。再度の奮起に期待したいところである。

上位に目がいく傍ら、気になる存在なのが中位に位置する支部長・望月。
あまり目立たない成績だが、ここまで3節オールプラス。
別日対局組がいるとはいえ、全て浮きで終えている選手は望月ただ1人。
大外一気の可能性は十分にあると思って見ていいだろう。

静岡リーグは残すところ、あと2節。
しかも、7〜8月は更に厳しい暑さを迎えることとなる。
炎天下の中、一体誰がサマーチャンピオンに名乗りを上げるのか。

それは、この夏の暑さと己自身に最も打ち勝った者である。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 太田 昌樹 プロ 53.1 81.7 12.8     147.6
2 堀 孔明 一般 77.5 14.1 49.0     140.6
3 山本 拓哉 プロ 53.7 48.7 10.6     113.0
4 深見 翔 一般 29.5 18.7 36.3     84.5
5 藤島 健二郎 プロ ▲ 2.2 41.1 44.5     83.4
6 足立 純哉 プロ 31.0 ▲ 36.8 81.9     76.1
7 杉村 泰治 プロ ▲ 27.8 47.0 47.3     66.5
8 岡本 茂 一般 11.0 ▲ 12.0 64.2     63.2
9 藤井 太郎 一般 0.0 17.2 45.5     62.7
10 中野 妙子 プロ 68.5 2.3 ▲ 8.5     62.3
11 島﨑 涼 プロ 20.7 37.9 0.0     58.6
12 青嶋 宏樹 プロ 32.5 0.0 25.1     57.6
13 平野 敬悟 プロ 22.9 0.0 31.4     54.3
14 宮地 孝尚 一般 34.2 ▲ 5.3 22.0     50.9
15 大口 伸也 一般 0.0 41.5 8.7     50.2
16 髙橋 孝基 一般 35.0 0.0 12.1     47.1
17 望月 雅継 プロ 27.6 1.2 17.7     46.5
18 松永 誠 一般 13.0 32.6 ▲ 0.7     44.9
19 村瀬 光佳 一般 54.3 45.8 ▲ 61.2     38.9
20 鈴木 秀幸 プロ ▲ 22.8 26.2 30.6     34.0
21 都築 友和 プロ ▲ 7.2 40.6 ▲ 1.5     31.9
22 伊藤 真 一般 0.0 56.6 ▲ 33.8     22.8
23 斉藤 隆 一般 ▲ 35.8 96.1 ▲ 42.3     18.0
24 鈴木 郁孝 プロ ▲ 26.4 38.0 1.1     12.7
25 平田 拓也 一般 ▲ 0.3 ▲ 0.9 11.9     10.7
26 坂本 彰光 一般 ▲ 39.7 ▲ 23.8 56.4     ▲ 7.1
27 鷲見 隼人 プロ 7.9 ▲ 9.3 ▲ 5.9     ▲ 7.3
28 大橋 幸正 プロ 38.8 ▲ 11.9 ▲ 34.9     ▲ 8.0
29 牧野 光治 一般 ▲ 12.7 ▲ 23.0 23.6     ▲ 12.1

30 袴田 一郎 一般 ▲ 13.9 ▲ 31.6 31.9     ▲ 13.6
31 鈴木 涼太 プロ 9.8 15.9 ▲ 39.5     ▲ 13.8
32 本田 真之 一般 15.5 0.0 ▲ 32.5     ▲ 17.0
33 原 佑典 プロ ▲ 1.4 0.0 ▲ 18.3     ▲ 19.7
34 大橋 義一 一般 10.2 ▲ 42.5 10.7     ▲ 21.6
35 影山 恒太 一般 ▲ 24.6 10.1 ▲ 8.3     ▲ 22.8
36 川崎 義之 プロ ▲ 15.3 0.0 ▲ 7.8     ▲ 23.1
37 江島 直穀 一般 ▲ 21.7 0.0 ▲ 7.2     ▲ 28.9
38 福井 弘人 一般 0.0 ▲ 29.7 ▲ 5.4     ▲ 35.1
39 平岡 理恵 プロ 21.6 ▲ 62.7 0.0     ▲ 41.1
40 白井 健夫 一般 ▲ 40.8 34.0 ▲ 35.0     ▲ 41.8
41 京平 遥 プロ ▲ 36.2 ▲ 6.0 0.0     ▲ 42.2
42 松清 一樹 一般 ▲ 7.4 ▲ 2.7 ▲ 33.7     ▲ 43.8
43 大谷 数則 一般 ▲ 26.3 ▲ 25.5 5.7     ▲ 46.1
44 伊藤 裕美子 一般 26.2 ▲ 71.6 ▲ 5.1     ▲ 50.5
45 鈴木 雅人 一般 ▲ 59.9 ▲ 5.5 11.1     ▲ 54.3
46 山内 紀博 一般 ▲ 11.1 ▲ 41.5 ▲ 2.4     ▲ 55.0
47 源馬 健太 一般 ▲ 2.8 0.0 ▲ 59.9     ▲ 62.7
48 中 寿文 プロ ▲ 75.0 ▲ 55.4 66.2     ▲ 64.2
49 高木 翔太 プロ ▲ 85.8 18.3 ▲ 4.1     ▲ 71.6
50 中野 一男 一般 ▲ 4.5 ▲ 23.0 ▲ 52.0     ▲ 79.5
51 鈴木 康功 一般 20.7 ▲ 5.5 ▲ 104.8     ▲ 89.6
52 北島 武弘 一般 0.0 ▲ 40.6 ▲ 50.5     ▲ 91.1
53 八木 寛大 一般 ▲ 65.1 ▲ 46.1 9.7     ▲ 101.5
54 土屋 幸弘 プロ ▲ 30.7 ▲ 46.1 ▲ 34.8     ▲ 111.6
55 渡辺 洋巳 プロ ▲ 106.8 ▲ 29.5 0.0     ▲ 136.3

2018年8月度道場ゲスト

[output_h2_image src=”/wp-content/uploads/hl_news_doujou_ll.jpg” alt=”日本プロ麻雀連盟 四ツ谷道場”]

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          日本プロ麻雀連盟本部道場 8月ゲスト ~道場部~

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第35期十段戦 ベスト16C卓レポート 小車 祥

 

青山めぐみ(前年度決定戦出場により、ベスト16シード)

 

 

 

望月雅継(七段戦からの出場)

 

 

 

横山毅(七段戦からの出場)

 

 

 

柴田吉和(八段戦からの出場)

 

昨年二段戦から決勝まで駆け上がった青山がここで登場。
歴代十段の柴田も力強く勝ち上がってきた。
関西本部長横山、A卓の佐々木に続いて関西本部からのベスト8進出となるか。
そして衝撃の鳳凰戦引退表明がまだ記憶に新しい望月の貴重な対局。

 

 

1回戦(起家から、青山・望月・横山・柴田)

東1局 親 青山
7巡目に青山がテンパイ。

一索二索五索六索七索一筒二筒二筒三筒五筒七筒八筒九筒  ツモ三索  ドラ二筒

ドラが二筒なので一筒を切ってリーチ。
リーチ後すぐに七筒をツモ切り四筒がスジとなる。
以下、望月の手牌。

二万二万六万六万七万八万東東南西西北北  ツモ四筒

たった今七筒が切られなければ止まったかもしれない牌だが、この四筒がツモ切りとなる。
青山、7,700のアガリで好スタートを切る。

東2局 親 望月
11巡目、望月にテンパイが入る。

二万三万四万六万七万七万五索五索六索六索二筒三筒四筒  ツモ七索  ドラ三万

望月、ここはヤミテンに構える。
テンパイ後すぐにドラの三万をツモ切ったことで目立ってしまったこともあってか、望月のアガリ牌は場に出ることはないまま流局かと思われた。
しかしハイテイ牌で四索をツモった望月、4,000オールのアガリを決める。

東3局 親 横山
12巡目に横山がテンパイ。

六万七万九万九万九万二索三索三筒四筒五筒発発発  ツモ四索  ドラ七万

横山は九万を切ってリーチを選択。
すぐに柴田が追っかけリーチを打つ。

四万五万六万六万七万八万六索六索六索七索八索三筒四筒  リーチ

この対決を制したのは柴田。
五筒をツモって2,000・4,000のアガリ。

南1局 親 青山
メンツ手ベースだった横山の手牌が深い巡目で七対子テンパイ。
ヤミテンに構えた後、ドラを引いて待ち変えしてリーチを打つ。

四万五万五万七索七索八索八索二筒二筒六筒六筒西西  リーチ  ドラ四万

14巡目のこのリーチ、打った本人はあまりアガれる感覚はなかったように思うが、実は山に2枚残り。
これをツモって3,000・6,000のアガリとなる。

南2局 親 望月
1回戦はかなりの乱打戦。
高打点のアガリが連発するが熾烈な2着争いとなっていた。
6巡目に望月がテンパイしてリーチを打つ。

二万二万二万四万五万六万七万八万九万九万六筒七筒八筒  リーチ  ドラ三万

しっかり三万をツモって2,000オール。
このアガリで2着争いを制した形となった。

1回戦成績
柴田+19.1P 望月+7.4P 青山▲8.8P 横山▲17.7P

 

 

2回戦(起家から、柴田・横山・望月・青山)

東場の横山の親番で連荘が続き少しリードを持つ。

東2局3本場 親 横山
7巡目、柴田がテンパイ。リーチを打つ。

四万五万六万六万七万八万二索二索三索三索四索発発  リーチ  ドラ中

12巡目、横山が粘ってドラを重ねてチャンス手で追いつく。

四索五索六索六索六索七筒八筒九筒白白白中中  リーチ

横山、ほどなくして三索ツモ。
4,000は4,300オールのアガリ。

このアガリがこの半荘の決定打となり、その後は横山が逃げ切る形で2回戦は終了。

2回戦成績
横山+30.1P 望月▲4.5P 柴田▲7.6P 青山▲18.0P

2回戦終了時
横山+12.4P 柴田+11.5P 望月+2.9P 青山▲26.8P

 

 

3回戦(起家から、横山・柴田・青山・望月)

東2局1本場 親 柴田
8巡目、望月が以下のテンパイ。

二万三万六万二索三索四索四索五索六索二筒三筒五筒五筒  ツモ四万  ドラ六万

高目タンヤオ三色のピンフテンパイ。
リーチもあるかと思ったが、望月はヤミテンを選択した。
それが功を奏してすぐに横山から出た四筒をロン。
7,700は8,000のアガリ。

南2局 親 柴田
親の柴田、5巡目に仕掛けを入れてテンパイを取る。

一万二万三万七万八万九万三索四索七索七索  チー五万 左向き四万 上向き六万 上向き  ドラ二万

この仕掛けでペンチャンの三筒を引いてテンパイした青山がリーチを打つ。

二万二万一索二索三索四索五索六索一筒二筒三筒八筒九筒  リーチ

ペンチャンを引いたとはいえ残った形もペンチャンという苦しいリーチ。
山に残っている枚数は二索五索の方が圧倒的に多く、七筒は1枚しか残っていない状況となったがそれを力強くツモアガった青山。
2,000・3,900のアガリでトップ目に立つ。

南3局 親 青山
そして迎えた青山の親番。
9巡目にテンパイを入れた青山はそのままリーチ。

二索三索七索八索九索七筒七筒西西西白白白  リーチ  ドラ二索

そして以下、柴田の手牌。

二万三万三万三万三万四万一索一索三索四筒六筒中中  ツモ二索

親リーチに対する現物は持っていない。
二万四万は自分の目からノーチャンスでそこを切っていく手もあったが、テンパイを取る打一索で強気な姿勢。
しかしこの牌は青山のロン牌。トップ目の親リーチにドラまたぎの牌で打てば安くはないのは覚悟の上だろうが、それでも柴田にとっては痛い放銃となる。
青山にとってはこれまでのビハインドを取り戻す9,600の大きなアガリ。

3回戦は青山がこのままトップを取り、勝ち上がりをかけた戦いはかなりもつれる展開になる。

3回戦成績
青山+22.7P 望月+5.6P 横山▲4.6P 柴田▲23.7P

3回戦終了時
望月+8.5P 横山+7.8P 青山▲4.1P 柴田▲12.2P

 

 

4回戦(起家から、横山・柴田・青山・望月)

東4局1本場 親 望月
しぶとく粘ってテンパイを入れ、連荘に成功した次の局。
望月の4巡目の手牌。

四万四万六索七索三筒四筒四筒六筒九筒九筒九筒中中  ツモ五筒  ドラ四万

仕掛けを考慮して中を残すか残さないかという場面。
望月は中を残し七索を切った。
自分で1枚使っている分ピンズのターツの方を落とすという選択もあるが、形の変化があるピンズを残した。
そして次の瞬間、上家の青山から出た五筒をチーして中バックのテンパイを取る。
すぐに横山の手に浮いていた中が切られ7,700は8,000のアガリ。
そういう選択はあるだろう。
ただこれを望月がやったということに驚きを隠せなかった。
“跳満ベースの望月”と言われた男が、勝ちに拘る戦い方を意識的にあからさまに悪魔的に使ってきたのだった。
その効果は望月がやれば尚更効果は抜群。
トーナメントということもありいつもの望月のイメージとは違うことに薄々気づいていたとはいえ、放銃となってしまった横山も卓内の選手も驚いていたのではないだろうか。

南3局 親 青山
11巡目、望月が四暗刻1シャンテンからポンしてテンパイを取る。

四万四万五索五索九筒九筒九筒発発発  ポン三筒 上向き三筒 上向き三筒 上向き  ドラ五索

そしてドラを重ねた青山が七対子テンパイ。

一万一万七万七万八万八万二索二索五索東白中中  ツモ五索

2枚切れの白ではなく1枚切れの東単騎でのリーチを選択。
この東は山に2枚残り。望月のアガリ牌を重ねてのリーチで優勢に見えた。
しかし青山、リーチ後1回目のツモでラス牌の四万を掴んでしまい望月に8,000の放銃。

望月はこのアガリで4回戦のトップを決め、勝ち上がりに向けても優位に立つことに成功。

4回戦成績
望月+24.4P 柴田+5.4P 青山▲10.7P 横山▲19.1P

4回戦終了時
望月+32.9P 柴田▲6.8P 横山▲11.3P 青山▲14.8P

 

 

最終戦(起家から、横山・望月・青山・柴田)

望月が大きなラスを引いたりしない限りは、他3名がほぼ着順勝負となる最終戦。
望月はリスクを取らずに大人しくしておくことができる局面もあったが、リードしている立場を活かし前に出てゲームの中心となる方を選んでいた。
展開を完全に掌握していた望月はトップ目でオーラスを迎える。

南4局1本場 親 柴田
オーラスの点数状況は以下の通り。
横山21,000
望月51,700
青山29,300
柴田19,000
現状、青山がトータル2位。
横山の勝ち上がり条件が1,300・2,600ツモ、青山からの3,200直撃、柴田か望月から7,700。
柴田は一度アガってまくらなければならない。

3巡目、横山があっさり以下のテンパイを入れた。

一万一万五万五万八万八万三索三索四索四索五索八索六筒  ツモ六筒  ドラ五筒

リーチして青山からの直撃かツモなら条件クリアだが、望月と柴田から出た場合は見逃さなければならない。
単騎待ちで見逃しを入れるとアガリはかなり厳しくなる。
テンパイ外しの一万も選択肢にはあるが、横山は決意のリーチ。
八索待ちにするとスジになって出てしまう可能性が高くなるため、八索を切って五索単騎の七対子リーチ。
山には3枚残っていた。

そして柴田はドラが暗刻になって5巡目に追っかけリーチを打つ。

六万七万八万二索二索二索四筒四筒五筒五筒五筒八筒九筒  リーチ

どちらも山には残っていたが、結果は横山が七筒を掴んで12,000の放銃。

南4局1本場
青山の条件が600・1,200ツモ、柴田からの1,000直撃、横山か望月から7,700。
流局した場合、青山1人テンパイだと柴田は原点残るので柴田の勝ち上がり。
柴田がノーテンで青山テンパイの場合、横山か望月のどちらかがテンパイ、もしくは両方テンパイだと柴田はノーテン罰符で原点割れするので青山の勝ち上がり。
横山の条件は倍満ツモ、三倍満出アガリ。

苦しい手牌だった青山も徐々に整ってきた11巡目。

七万二索三索四索七索八索二筒三筒六筒七筒八筒九筒九筒  ツモ八万  ドラ二筒

ドラ含みのターツは外せないのでマンズとソウズの選択。
九索が2枚切れ、九万が1枚切れ。青山の目から七万八万が3枚ずつ見えている。
青山はソウズを切ってマンズのターツを残した。
直後、望月が九万を暗刻にして九万はなくなる。
青山、次のツモで一筒をツモって六万九万待ちのテンパイ。
柴田はもうアガリには向かっておらず、流局して青山のノーテンか1人テンパイに賭ける構え。
15巡目、青山は2枚しかなかった六万をしっかりと引き当てた。

七万八万二索三索四索一筒二筒三筒六筒七筒八筒九筒九筒  ツモ六万

700・1,300は900・1,500のアガリ。
見事ターツ選択も間違えず条件をクリアし、勝ち上がりを決めた。

最終戦成績
望月+28.8P 青山+6.6P 柴田▲4.2P 横山▲31.2P

最終戦終了時
望月+61.7P 青山▲8.2P 柴田▲11.0P 横山▲42.5P

ベスト8勝ち上がり
望月雅継 青山めぐみ

見事ベスト8へ勝ち上がりを決めたのは望月と青山。
柴田と横山が敗退となった。

「僕負けたんで後は佐々木君に頑張ってほしいです」と横山は関西本部の佐々木にエールを送った。
柴田も「明日もまたここで対局あるんで」とすぐに気持ちを切り替えていたあたり、プロとしての姿勢をはっきりと見せた。

そして望月の言葉。
「リーグ戦をやめた自分としては、勝たないと本当に意味がなくて。勝ち進んでいかなければもう出る機会はないじゃないですか。本当に自分がやりたい麻雀とは違う部分もあったかもしれないけれど、勝ちやすい方法を選びました」

歴代鳳凰位であり、たくさんのファンをその麻雀で掴んでいる望月だからこそ、重くのしかかる言葉。
次の戦い、そして勝ち上がれば決勝での戦い。そこに期待したい自分が確かにいた。

ベスト16C卓が終了。
いよいよベスト16もあと1つの戦いを残すのみとなった。

第134回『勝負の感性④』 荒 正義

○チャンスは2度ある

打ち手4人の「運」が平等なら、半荘1回でチャンスは2度ある。これも大事な勝負の感性である。
チャンスが2度なら、気持ちに余裕が生まれるし打ち方も変わる。無理な牌姿で、危険な勝負を挑む必要もない。来るべきチャンスをじっと待てばいい。そのチャンスとは、東場と南場の親番のことである。だからチャンス2度だ。
もちろん、散家のときも満貫、跳満のアガリがある。しかし、それはお互い様で、差引0だ。

なぜ親番が大事か、それは言うまでもない。親のアガリは子方の5割増し。連荘することで、その権利を何度でも活用できる。実戦では、勝負が決まるのは7割が親番である。となれば、勢いのあるいい親番を引くことが、いかに大切かということになる。

① 南家の感性
第1戦、東1局7巡目の南家の手(一発・裏あり)。

一万二万三万五万七万九万八索八索二筒三筒中中中  ドラ五索

開局早々なら、相手の運も自分の運も手探りである。こんなとき親から六万が出たらどうする?なお、場は無風状態である。

回答 チーテンに取る。

7巡目は微妙な巡目。仮テンのテンパイがいる場合もあるし、好形で満貫の1シャンテンの者もいるかも知れない。
ここで、メンゼンにこだわって危険は冒せない。この手が満貫になるためには、カンチャンを引き入れる。さらに、リーチでツモって、裏ドラが必要。これでは話が遠い。
ここは速やかにアガリ、親を迎えるのが確かな足取り。1,000点で勢いがつくとは思わぬが、相手のチャンスをつぶした1,000点なら価値がある。
(実戦では、相手の手の内を見ることはできない。しかし、次の親で大きな連荘が出来たなら、値千金だったと予想はできる)

また連荘された次の親は、すぐに流される。連荘の怖さを知った子方は、気を引き締めて次から親に辛く打つ。だから連荘された後の親は、連荘しづらいのだ。そのためにも上家の親は早く蹴る、これが南家の親落としの理由である。

○場合の応手
第1戦、東1局7巡目の南家の手(一発・裏あり)。

二万三万四万六万七万八万三索四索四索四索二筒四筒六筒  ドラ八万

場は無風状態だが、中盤で相手の手が煮詰まっていることも確か。そんな時、上家から三筒が出たがどうする?なお、場は無風状態。

回答 鳴かない

いくら南家が、親落としが役目とはいってもこの手を鳴いていけない。鳴いてアガって3,900点止まりが関の山。これでは勝てない。この手はタンピン形でドラがある。そして三色が見える。この手は、すでに面前で戦う、勝負手なのである。ピンズを引き込んだら即リーチだ。これでもいい。満貫が見込める。

二万三万四万六万七万八万三索四索四索四索四筒五筒六筒
(満貫が見込める)

そして、これなら最高。3面チャンで受けが広くアガリの可能性大である。二索なら、出ても跳満がある。

二万三万四万六万七万八万三索四索四索四索二筒三筒四筒
(理想形)

ソーズが先に入っても、ここまでが限度。受けの三筒は筋だが、リーチかヤミテンかは微妙な判断。状況次第といえるだろう。

二万三万四万六万七万八万二索三索四索四索四索二筒四筒
(受けが弱い)

私ならヤミテンに構える。
しかし、実践は複雑だ。ヤミテンに構えたら、親のリーチが飛んで来た。さて、どうする?

ここが思案のしどころである。無筋の牌を掴んだら、押し切るか引くかだ。
前原雄大、佐々木寿人は押し切る。場合によっては追いかけリーチもある。だから彼らは攻撃型なのだ。受けも出来るが、攻撃に重点を置く。
しかし、藤崎智や沢崎誠は場面によって応手が変わる。捨て牌(4人の)を見て押す時もあれば、急に引くときがある。押したときによくアガリ、引いた時に、なぜかロン牌が止まっているのだ。これが経験値である。こちらは自在型である。

私は無筋でも打点があるから、一牌は勝負だ。しかし、2度目は引きである。
なぜなら、高さはあっても受けがイマイチだからだ。このカンチャンがアガることができるときはヤミテンのときか、一牌を勝負したすぐ後と見る。これが私の勝負の感性だ。
麻雀の構えは三者三様で、どれが正しいか分らぬこともある。だから面白いのだ。
南家の構えの基本は親落とし。しかし、麻雀に絶対の一手はない。手牌と相談だし、状況次第で応手が変わる。いつの場合も打ち手は、状況次第の対応能力が求められるのだ。

② 北家の感性
北家は親で精根使い果たした後だから、手休みの1局と考えるのが妥当。
チャンス手が舞い込んだら攻めるが、そうでなければ日曜日だ。休養して疲れを取り、明日からの仕事に備える。これが北家の基本姿勢。

だが、親の上家だから打牌と仕掛けには、細心の注意が必要である。親に仕掛けが入ったら、徹底して牌を絞ることが肝心。親がホンイチ仕掛けなら、その色の牌と字牌は鳴かせてはいけない。南家は親落としが役目だが、北家は親に連荘させないのが役目。これが、卓上の暗黙の了解事項である。

この手は、東3局1巡目の北家の配牌。

五万五万八索九索五筒五筒南南西西発中中  ドラ一筒

七対子1シャンテンの好配牌だ。親の第一打が五筒。これに北家がポンの声。
おそらく北家は字牌が3組あるから、面前で進めるより鳴いてトイトイが早いと思ったはずである。実戦も東家から次に南。そして西が出た。これも勢い北家はポンとなる。

牌の背牌の背牌の背牌の背  ポン西西西  ポン南南南  ポン五筒 上向き五筒 上向き五筒 左向き

手牌4枚の手の内はこうだ。

五万五万中中

もちろん、北家の仕掛けに役牌を打つ者はいない。いや、あっても南家と西家はツモ番が来ないから打てないのだ。そして親から6巡目にリーチがかかる。

九索 上向き八万 上向き五索 左向き
(親の河)

そして2巡後、ドラの一筒を引いた親の手がこうである。

一万二万三万四万五万六万一索二索三索八索八索二筒三筒  ツモ一筒

6,000点オールだ。北家の鳴きは南家と西家のツモを飛ばし、親のツモ番を早くしている。これは親の敵に、塩を送る行為に等しい。
親が北家の鳴きで引いた牌は一万二索。そして、仕上げがドラの一筒。怖いのは、この後の親の勢いだ。

北家の手牌4枚が、これならまだ話は分かる。

九筒九筒中中  ポン西西西  ポン南南南  ポン五筒 上向き五筒 上向き五筒 左向き

これは、親の上家でポンポンするとろくな結果が出ない一例である。

北家の手はこうだった。

五万五万八索九索五筒五筒南南西西発中中  ドラ一筒

この手は本線が七対子。余裕があるなら、ホンイチ七対子まで狙えばいい。暗刻ができたら遠くに四暗刻を見る。トイトイならポンテンで、ツモリ三暗刻狙いが相場である。これが北家の構想力と感性だ。

③ 西家の感性
西家は親に対しての縛りがない分、自由に手作りできる立場にある。これがゆとり。したがって、西家の多くは一通や三色の2ハン役を狙う。これならリーチで引けば、満貫となるからだ。だから、西家の受けは両面の好形で、打点もそれなりにあると見るのが当然。となれば、一番警戒すべきは親の攻めで次が西家の攻めだ。
南家のリーチ後に、西家の追いかけリーチが入る。共通の安全牌がないときは、西家の安全牌を切るのも一つの手段だ。南家のリーチは、速さを頼みとした親落としの可能性があるからだ。いや、そうではなくてもリーチ後に追いかけリーチが来たときは手作りに時間をかけた分、追いかけの方が高いはずである。

これはドラが2丁の西家の手だ。

六万六万七万八万九万七索八索九索一筒二筒三筒三筒五筒七筒  ドラ六万

ここで切るのは三筒七筒だが、リーチは不十分でまだ必要なしだ。ここは、三色を見て三筒切りのヤミテンがいい。次のツモが八筒ならこうだ。

六万六万七万八万九万七索八索九索一筒二筒三筒七筒八筒

これなら十分形でリーチがある。九筒なら出て跳満。
ツモが九筒でもいい。これならヤミテン満貫。

六万六万七万八万九万七索八索九索一筒二筒三筒七筒九筒

リーチもある。捨て牌に並んだ三筒五筒が格好の迷彩となり、八筒の釣り出しに役立つ。これも、選択肢の多い西家のゆとりである。

以下次号。

第4期JPML WRCリーグ最終節(7月)成績表

1位通過→ベスト16
2位~11位→二次トーナメント
12位→34位→一次トーナメント

・一次トーナメント(巣鴨本部道場)

12位~35位(王位、マスターズが連盟員でない場合人数に変動あり)の24名で各半荘3回戦
各卓上位2名が勝ち上がり

・二次トーナメント(巣鴨本部道場)

一次予選通過者12名に2位~11位の10名(王位、マスターズが連盟員でない場合人数に変動あり)、さらに王位(連盟員のみ)、マスターズ(連盟員のみ)、のシード選手を加えて計24名で各半荘3回戦
各卓上位2名が勝ち上がり


・ベスト16(夏目坂スタジオ)

二次予選通過者12名に鳳凰位、十段位、前回優勝者、予選1位通過者の4名を加えて各半荘4回戦
各卓上位2名が勝ち上がり

・ベスト8(夏目坂スタジオ)

半荘4回戦を行い各卓上位2名が決勝進出

・決勝(夏目坂スタジオ)

半荘4回戦

 

順位 名前 第1節 第2節 第3節 第4節 第5節 合計
1 櫛田利太 91.4 102.6 68.1 19.7 104.0 385.8
2 森岡貞臣 66.7 101.6 0.2 106.5 49.5 324.5
3 木暮智貴 137.9 ▲ 50.3 144.7 52.2 ▲ 23.9 260.6
4 中村慎吾 49.5 2.1 22.7 146.1 39.2 259.6
5 藤島健二郎 55.0 58.2 27.3 77.7 27.6 245.8
6 鈴木誠 69.2 0.8 80.7 79.7 ▲ 18.7 211.7
7 藤井すみれ 23.2 84.8 32.7 43.7 10.9 195.3
8 一瀬由梨 40.4 35.5 22.2 22.1 71.0 191.2
9 福光聖雄 29.2 29.7 ▲ 7.9 44.2 93.7 188.9
10 刀川昌浩 84.9 56.0 31.5 ▲ 1.8 17.8 188.4
11 古橋崇志 55.8 ▲ 11.0 46.6 65.5 9.9 166.8
12 山田学武 21.5 40.2 16.4 73.1 11.8 163.0
13 柴田吉和 13.1 95.4 ▲ 4.8 ▲ 3.4 56.8 157.1
14 黒木真生 ▲ 80.0 125.8 44.4 37.2 20.8 148.2
15 船木伸一 84.2 34.9 44.4 65.7 ▲ 88.7 140.5
16 冨田久志 ▲ 17.7 57.9 82.8 ▲ 33.2 47.2 137.0
17 安村浩司 52.0 ▲ 30.1 ▲ 18.3 112.5 10.9 127.0
18 大鹿糠文也 ▲ 49.7 135.0 ▲ 44.9 142.0 ▲ 57.7 124.7
19 山田浩之 49.7 53.2 ▲ 45.2 41.8 22.4 121.9
20 清原継光 ▲ 21.2 ▲ 43.1 ▲ 5.4 64.1 110.1 104.5
21 山脇千文美 39.4 20.8 ▲ 29.7 ▲ 44.4 111.5 97.6
22 末続ヒロトシ ▲ 6.7 ▲ 4.8 ▲ 31.7 81.3 55.2 93.3
23 中村毅 37.2 ▲ 13.7 42.5 ▲ 56.2 83.2 93.0
24 大和 51.2 ▲ 2.1 6.3 55.5 ▲ 24.3 86.6
25 桜川姫子 72.9 ▲ 0.6 ▲ 1.8 40.3 ▲ 26.9 83.9
26 土井悟 42.8 ▲ 6.5 ▲ 2.0 64.8 ▲ 16.6 82.5
27 宮内崇成 ▲ 31.8 85.2 ▲ 6.9 32.4 0.5 79.4
28 中寿文 ▲ 14.2 7.3 ▲ 19.0 86.1 2.7 62.9
29 東谷達矢 ▲ 26.0 ▲ 26.0 48.6 19.6 46.6 62.8
30 吉野敦志 ▲ 19.4 56.5 74.4 ▲ 1.7 ▲ 47.1 62.7
31 藤原隆弘 14.1 ▲ 4.1 42.0 ▲ 56.7 64.8 60.1
32 太田優介 32.4 ▲ 18.9 ▲ 2.5 98.6 ▲ 54.1 55.5
33 高沢雅 19.6 ▲ 2.1 35.5 22.0 ▲ 22.4 52.6
34 吉田直 ▲ 55.1 51.0 64.9 11.2 ▲ 24.5 47.5
35 宮崎皓之介 25.5 ▲ 102.2 45.1 13.4 61.4 43.2
36 ケネス徳田 ▲ 38.4 54.2 27.7 47.7 ▲ 49.0 42.2
37 麓征生 ▲ 46.6 ▲ 12.0 50.2 ▲ 12.3 60.1 39.4
38 谷誠之 60.5 ▲ 3.1 ▲ 48.3 77.1 ▲ 47.3 38.9
39 鮎川卓 ▲ 7.2 ▲ 14.2 8.5 ▲ 18.1 69.3 38.3
40 越川清一 ▲ 51.1 15.7 46.6 31.4 ▲ 6.3 36.3
41 田中史孝 ▲ 88.5 ▲ 47.3 29.3 48.8 93.5 35.8
42 伊賀則夫 113.6 ▲ 12.1 33.1 ▲ 49.7 ▲ 53.8 31.1
43 小川尚哉 11.3 48.3 ▲ 8.1 ▲ 61.8 34.6 24.3
44 川原舞子 ▲ 24.1 39.9 ▲ 12.8 7.1 10.6 20.7
45 柴田航平 18.0 ▲ 19.1 32.2 ▲ 26.6 ▲ 3.5 1.0
46 小車祥 27.7 4.0 ▲ 12.3 ▲ 23.1 1.0 ▲ 2.7
47 西島一彦 ▲ 39.4 16.0 ▲ 20.5 49.8 ▲ 8.9 ▲ 3.0
48 野方佑介 ▲ 12.6 ▲ 36.6 13.6 8.1 20.1 ▲ 7.4
49 安藤友一 ▲ 54.7 48.5 35.9 ▲ 12.5 ▲ 26.6 ▲ 9.4
50 内山えみ ▲ 110.0 30.4 59.8 ▲ 12.3 19.4 ▲ 12.7
51 原佑典 14.0 6.1 ▲ 1.0 39.4 ▲ 73.9 ▲ 15.4
52 井出一寛 ▲ 52.9 ▲ 75.8 32.9 5.1 65.8 ▲ 24.9
53 天音まこと 14.8 ▲ 29.6 ▲ 45.7 42.7 ▲ 7.6 ▲ 25.4
54 真鍋明弘 59.7 98.1 ▲ 86.0 ▲ 58.0 ▲ 42.3 ▲ 28.5
55 山井弘 ▲ 75.1 32.3 ▲ 14.1 ▲ 42.7 64.9 ▲ 34.7
56 福島佑一 61.0 ▲ 53.1 ▲ 39.5 41.2 ▲ 50.7 ▲ 41.1
57 中岫宏文 4.2 52.5 ▲ 27.4 ▲ 72.8 ▲ 43.5
58 楠原遊 ▲ 75.5 ▲ 16.9 ▲ 29.2 105.9 ▲ 28.2 ▲ 43.9
59 瀬下勝也 6.7 21.8 ▲ 41.3 12.0 ▲ 47.3 ▲ 48.1
60 齋藤豪 33.7 ▲ 73.0 ▲ 16.5 65.6 ▲ 57.9 ▲ 48.1
61 井上絵美子 10.2 0.9 ▲ 35.4 ▲ 90.4 66.6 ▲ 48.1
62 岡田茂 59.9 ▲ 54.5 ▲ 26.5 ▲ 36.9 0.3 ▲ 57.7
63 石森隆雄 ▲ 25.8 ▲ 21.7 57.5 14.7 ▲ 86.2 ▲ 61.5
64 阿久津翔太 ▲ 18.2 ▲ 68.0 18.6 ▲ 39.1 41.4 ▲ 65.3
65 紺野真太郎 31.1 3.4 ▲ 51.0 ▲ 23.9 ▲ 26.1 ▲ 66.5
66 平野良栄 3.1 54.8 35.6 ▲ 103.1 ▲ 62.8 ▲ 72.4
67 新谷翔平 ▲ 37.5 28.9 ▲ 47.9 26.2 ▲ 43.9 ▲ 74.2
68 松岡昭彦 24.9 ▲ 96.8 ▲ 49.7 62.3 ▲ 19.2 ▲ 78.5
69 小林大地 ▲ 66.7 ▲ 32.2 84.8 ▲ 43.4 ▲ 21.3 ▲ 78.8
70 中川基輝 55.5 ▲ 34.3 ▲ 125.7 63.6 ▲ 51.8 ▲ 92.7
71 永井勝晴 ▲ 73.1 35.4 ▲ 17.8 3.1 ▲ 41.6 ▲ 94.0
72 厚谷昇汰 ▲ 39.7 35.9 ▲ 41.1 ▲ 81.0 24.3 ▲ 101.6
73 鈴木宏明 ▲ 13.7 ▲ 12.0 ▲ 33.6 1.5 ▲ 57.5 ▲ 115.3
74 内川幸太郎 ▲ 68.0 ▲ 2.2 ▲ 51.7 1.9 ▲ 1.6 ▲ 121.6
75 室伏理麻 ▲ 102.5 ▲ 21.2 9.3 1.5 ▲ 8.7 ▲ 121.6
76 石橋和也 ▲ 88.2 ▲ 51.0 13.5 ▲ 13.2 ▲ 10.3 ▲ 149.2
77 吾妻さおり ▲ 41.1 ▲ 34.9 ▲ 65.8 9.4 ▲ 17.6 ▲ 150.0
78 森下剛任 ▲ 18.7 ▲ 104.4 42.1 ▲ 44.9 ▲ 24.9 ▲ 150.8
79 藤本哲也 ▲ 17.0 0.5 ▲ 65.8 ▲ 23.8 ▲ 45.1 ▲ 151.2
80 白鳥翔 ▲ 15.4 ▲ 10.2 ▲ 64.6 17.4 ▲ 87.2 ▲ 160.0
81 瀬戸熊直樹 ▲ 22.2 ▲ 78.3 17.9 ▲ 37.7 ▲ 48.1 ▲ 168.4
82 武田裕希 ▲ 49.5 ▲ 71.6 26.3 ▲ 35.0 ▲ 45.1 ▲ 174.9
83 大月れみ 10.0 22.9 3.5 ▲ 114.5 ▲ 97.1 ▲ 175.2
84 高宮まり ▲ 43.8 ▲ 17.8 ▲ 65.3 11.4 ▲ 61.3 ▲ 176.8
85 樋口徹 ▲ 44.3 ▲ 44.4 ▲ 13.3 ▲ 33.6 ▲ 81.4 ▲ 217.0
86 松田彩花 ▲ 18.0 ▲ 85.9 24.6 ▲ 72.4 敗退
87 阿部謙一 ▲ 82.4 ▲ 90.4 敗退
88 蓮沼友樹 ▲ 121.5 ▲ 26.0 69.4 ▲ 126.0 敗退
89 ガース 0.3 ▲ 85.9 ▲ 122.5 敗退
90 美晤 ▲ 98.7 ▲ 35.1 ▲ 92.8 敗退
91 和久津晶 ▲ 6.9 ▲ 96.2 ▲ 131.6 敗退
92 西川淳 13.0 ▲ 70.1 ▲ 68.3 ▲ 128.3 敗退