Mr.Yの連盟Weekly!

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猛暑到来!
夏バテに倒れる人も増えている。それもそのはず。
ここ最近ずっと30度を超えているのだ。

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(18日以降は予報)
暑い室外と涼しい室内を、何度も出入りする事により自律神経が乱れて夏バテに繋がるそう。
冷房を付けて寝る場合は冷やし過ぎないように気をつけよう。
また、以下に夏バテを予防する食べ物を調べたので記載しておく。

レバー・うなぎ・枝豆・パプリカ・きゅうり・トマト・オクラ・ナス・ミョウガ・かぼちゃ・パイナップル・スイカ

色んな野菜・お肉をバランス良く食べてこの夏も乗り切ろう!

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※7月9日(月)に行われたお料理教室部の風景

それでは先週を振り返ってみよう。

【第35期鳳凰戦A1リーグ第5節C卓】7月9日(月)
伊藤優孝vs沢崎誠vs勝又健志vs内川幸太郎

第3節、第4節と、二節連続でマイナスしたものの好位置につけていた内川だったが、今節も耐える展開が続き、不調は続いている様子。
▲47.9で卓内一人沈みで終了となった。

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【第35期鳳凰戦A2リーグ第4節C卓】7月10日(火)
荒正義vs石渡正志vs山田浩之vs客野直

客野が卓内トップを取り、A2リーグ首位に復活となった。
荒は苦しい一人沈みとなってしまった。
【のび太】というニックネームが定着しつつあった客野だが、解説の瀬戸熊プロは「あんまりのび太っていう感じではない」と一言。
そんな話から本当の【のび太】は誰だ?という話になり、飛び火を喰らった人がいたとかいないとか…。

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【第13期女流桜花Aリーグ第3節E卓】7月11日(水)
吾妻さおりvs和泉由希子vs童瞳vs斉藤理絵

一つのきっかけをものにし、和泉が+39.0で2節までのマイナスポイントを全て返済した。
斉藤も順調にポイントを伸ばしている。

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【第35期十段戦ベスト16D卓】7月13日(金)
仁平宣明vs沢崎誠vs黒沢咲vs太田優介

前年度決勝シードの仁平がここから出場。
しかしアガリに結びつかない展開が続き、4回戦開始時には一人大きくマイナスしている為、脱落か。
と思った矢先…

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1枚も余らずの国士無双!!
一気に混戦に!!

最終戦スタート時のポイントはこのようになった。

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勝負はもつれにもつれ、オーラス。

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沢崎は安泰。
残りの三者で一つの椅子を争うことになった。

仁平が勝ち上がりの条件を満たしたテンパイを入れたが、

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寸分の差を制した黒沢が勝ち上がりとなった。

勝ち上がり:沢崎誠、黒沢咲

【麻雀最強戦2018男子プレミアトーナメント下剋上決戦】7月14日(土)
【A卓】藤原隆弘vs望月雅継vs古橋崇志vs石原真人
【B卓】山井弘vs紺野真太郎vs井出康平vs大和

A卓からは、藤原と石原(麻将連合)が勝ち上がり、B卓からは紺野と井出が勝ち上がりとなった。

決勝戦、全員一歩も譲らない展開で迎えた南場、親の藤原の大連荘!
誰も寄せ付けず、ぶっちぎりで勝ち上がり!

と思われたが最後に大きな壁が!!

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オーラス親の紺野がなんと、50,000点を大捲り!
A1リーガー紺野が7/29の最強戦プレミアトーナメント決勝へ進出を決めた。(7/18修正)

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【インターネット麻雀日本選手権2018決勝戦】7月15日(日)

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勝又健志vs前田直哉vs蛯原朗vs orinzouさん

プロ3名、ユーザーさん1名という去年と同じ構造で今年も迎えた。
初戦トップを取った前田、二回戦にトップを取った勝又、その中でも浮きを守り続けたorinzouさんがトータルトップ目に立つ。
そして迎えた三回戦、四回戦とorinzouさんがトップを取りそのまま優勝を決めた。

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去年に引き続き今年もユーザーさんが優勝となった。

【麻雀プロは若い】

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ご覧の通り、男子中学生のようにスマホを使いこなしているレジェンド達。

荒正義プロ、66歳
伊藤優孝プロ、69歳

若々しい。
優孝プロに至っては、

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LINEのスタンプもいつの間にか使いこなしている。(教えてないんだけど…)

先日飲み会で「麻雀プロって全員若く見えるよね」という話が出た。
確かに思い浮かべる人、見た目より年齢が上の人ばかりだ。

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白鳥翔プロ、パット見は大学生だが、もう31歳!!
佐々木寿人プロ、30歳くらいに見えるが、もう41歳!!
日吉辰哉プロ、社会人10年目くらいに見えるが、もう42歳!!

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客野直プロ、31歳!?

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羽山真生プロ、43歳!?

全員ではなかった。

ロン2ファン感謝祭in東京~第26回リアル麻雀大会~第2部レポート 楠原 遊

2018年6月23日、日本プロ麻雀連盟巣鴨本部道場にて、ロン2ファン感謝祭in東京~第26回リアル大会~6月の部~が開催されました。
今回のレポートは30期・楠原遊が担当させていただきます。よろしくお願いいたします!

今年から巣鴨本部道場へ場所を移しての二部開催となりましたが、5月の部・6月の部とも満員御礼、今年も大盛況でのリアル大会となりました。
(襟川プロによる、5月の部のレポートはこちら)

この日のゲストプロ16名は

 

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灘麻太郎

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荒正義

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前原雄大

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藤崎智

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山井弘

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佐々木寿人

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内川幸太郎

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前田直哉

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二階堂亜樹

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仲田加南

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和泉由希子

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魚谷侑未

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東城りお

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小笠原奈央

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菅原千瑛

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石田亜沙己

 

どのプロもロン2やメディアで大活躍中の看板選手です。

そして抽選で選ばれた48名のユーザーの皆様。
以前も参加されていた方々の「お久しぶり!」の声や、ロン2内で対戦経験のある方同士の「はじめましてー!」など、リアル大会ならではの和気あいあいとした空気の中、定時に大会はスタートしました。

司会はもちろん、この方。

 

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日吉辰哉プロ
連盟チャンネル・あさじゃんチャンネルを始めとした多くの放送対局で大活躍の司会・実況のプロフェッショナル。
この日も、アドリブの利いた司会進行で会場を盛り上げました。

 

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開会の挨拶は現鳳凰位・前原雄大プロ。
「プロ連盟は戦う集団です」の発言に、会場から大きな拍手が湧きました。

そして大会がスタート。
ロン2ルールで行われる東南戦・東風戦の全5ゲームの総合成績を競います。
会場の16卓それぞれにゲストプロが入っており、参加者の皆さんは毎回必ず違うプロと同卓できる贅沢なシステムとなっています。
上位6名には豪華景品と記念撮影が、その他にもブービー賞、役満賞、そして跳満賞と盛りだくさん!レアな賞品もあり、狙っている方も多かったのでは!?

 

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跳満賞、役満賞はそれぞれ先着40点・2点。
早いもの勝ちの発声優先!とはいえそんなにたくさん用意する必要あるかな…と心配していましたが、

 

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出ました!四暗刻!!!

 

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出ました!国士無双!!!

 

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出ました!またしても国士無双!!!

両賞とも、最終ゲームには売り切れてしまいました。おそるべしロン2のユーザーの皆様…。
和気あいあいとしたムードでも、麻雀はがっつり真剣!

そして対局時間が早めに終わった卓では感想戦や、プロへの質問タイム。サインや写真撮影タイムでもあります…♪
 

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そして集計の合間には、司会の日吉プロがゲスト選手を呼んでお話を伺います。

 

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二階堂亜樹プロの近況報告や…
 

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現住段位・藤崎智プロの本日の麻雀成績、

 

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そして前田直哉プロとのボケッツッコミ…!?などなど。

麻雀を打っていない時間も、プロとの交流時間がたっぷりとれるのはリアル大会ならではの醍醐味です。
トークが盛り上がりを迎え、ついにおまたせしました!集計結果の発表です。
 
優勝:かいまなかんさん
2位:某A氏☆彡さん
3位:魚谷侑未プロ
4位:荒正義プロ
5位:藤崎智プロ
6位:∴雀僧 まろさん
7位:あかさたさん
8位:ぽんこつ07さん
9位:仲田加南プロ
10位:山井弘プロ
 
はえある優勝は…

 

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かいまなかんさん!ポイント!
プロアマ併せての総合1位の成績はお見事です!仲田加南プロのファンだということで、仲田プロも一緒に喜んでいたのが印象的でした。

そしてプロ部門優勝はこの方!

 

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魚谷侑未プロ!
途中、連荘しすぎて東南戦なのに一度も親番が廻って来ない!というユーザーさんの悲鳴も聞こえてきた魚谷プロの卓…。
総勢16名のプロの首位となりました。

そんな魚谷プロの閉会の挨拶で、楽しい大会も終わり。
今大会も本当にたくさんのご参加、ありがとうございました。

今回、私は運営という立場での参加でしたが、多くのユーザーさんと直接お会いでき、私自身もとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
これからもロン2、プロ連盟をみなさまどうぞよろしくお願い致します。

そして最後に。

去る5月28日、当会最高顧問・小島武夫プロが亡くなりました。
ロン2ではもちろん過去のリアル大会でもたくさんの方と卓を囲み、会話を交え、ファンサービスを欠かすことのなかった麻雀の神様。
そんな小島プロを偲び、現在、巣鴨道場では現在ポートレートの展示を行っております。
期間限定とはなりますが、ご興味のある方はぜひご覧にいらして下さい。

私たち日本プロ麻雀連盟はこれからも、ファンの皆様に麻雀の楽しさを伝えてゆきたいと考えています。

 

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第18期北陸リーグ 第3節レポート

今年4月より、日本プロ麻雀連盟北陸支部に所属することになった南和之です。
北陸リーグ第3節のレポートを担当させて頂くことになりました。
初めての執筆なので見づらいかと思いますが、最後まで読んで頂けたら幸いです。

5月27日、快晴の中、第18期北陸リーグ第3節が金沢にて行われました。
1節1節進むにつれ、熱気がこもってきた北陸リーグ。
ほとばしる緊張感が場を制す中、その第3節が静かに幕を開けました。

A卓は、木原プロと美咲プロの新人同士がぶつかった注目カードです。
注目が集まる中で、新人プロ達を押しのけ、一般参加の中西さんが場を制し、3節最高の+66.7Pを叩きだしました。
過去にマスターズ全国大会3位の実績がある中西さん。
かなり手強い打ち手で、今後も対戦相手を苦しめそうです。
今後の活躍に期待です。

B卓では、現在1位の北川さんと浦田プロが躍動し、大きくプラスを叩きました。
静かな会場に、浦田プロの8,000オールの声が響き渡り、周囲を騒然とさせたのが印象的です。
その牌譜がこちら。

一索一索二索二索二索五索六索西西西発発発  ツモ四索  ドラ一索

北川さんは1位をキープ、浦田プロは8位に順位を上げ、ますます今後の2人に期待がかかる、そんな1節となりました。
今後の2人の麻雀に注目です。

E卓では、藤本プロ、本田プロ、新人の私の3人のプロがぶつかりあったカードです。
藤本プロ、本田プロが奮闘し、どちらかが場を制すかと思われたカードでしたが、蓋を開けてみれば、一般参加の森田さんがプロ3人を寄せ付けない圧倒的な麻雀を繰り広げました。
プロ3人が相手とのことで、いつも以上に堅くいこうと思っていたのこと。
丁寧な打ち回しで、しっかりアガリ番をものにしていたのが印象的です。
今日の意識を忘れず、1節1節、1局1局丁寧に自分の麻雀を心がけていきたいと今後の意気込みを語っていただきました。
28.7Pを加点し、現在5位につけています。
この勢いで上位をキープし、チャンスでぐぐっと順位を上げそうな予感を漂わせる森田さん。
今後の森田さんから目が離せません。

F卓は、志多木プロ、獅坂プロ、里木プロのこちらもプロ3人がぶつかる好カード。
この激戦区を制したのは志多木プロ。
4回戦で着順2331と、今一つだったにもかかわらず、全て浮き、+50.8Pを叩きだしました。

特に印象的な局がこちら。
1回戦東3局北家

五万六万七万三索四索四索四索五索七索二筒二筒四筒五筒六筒  ドラ四索

ここで567の三色も見据え、打三索とする。
そして、数巡後四索をツモり、暗カン。
カン六索に受けたのが裏目となったかに思われましたが、数巡後、あっさり六索をツモり、3,000・6,000をものにしました。
これで勢いに乗り、その後のアガリ番をしっかりものにし、加点していきました

それでも、まだまだ本調子ではないと、納得していない様子の志多木プロ。
しっかり調整し、残り2節を全力で戦い抜くとのことでした。
今節で一気に6位につけ、猛チャージをかけています。
残り2節、確実に上位陣を苦しめる存在となりうるでしょう。

第3節を終え、1位はB卓で躍動し、1位をキープしている北川さん、
2位は、こちらも大きくポイントを加算し1位北川さんを追う平澤さん、
3位はC卓を制し、一気に順位を上げてきた木下さん。
4位以降もプロや一般参加の猛者達が集まり、波乱の最終局面が予想されます。
残り、2節。
決勝の椅子を勝ち取るのは一体誰か。

今後も熱い戦いを繰り広げる北陸リーグを是非ご覧くださいませ。
最後までお付き合いくださり、有難う御座いました。

第17期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第4節レポート

Aリーグ第4節:辻本翔哉

前半戦最後の熱い戦いをレポートしたいと思います。

1卓:横山・藤川・佐々木・吉本
ベテラン3名と今期からの昇格組の吉本の戦い。3節終了時点で3位の横山はプラスを伸ばせたか。藤川、吉本は現状苦しい戦いを強いられる中どのようにポイントが動いたか。十段戦で好調の佐々木はリーグ戦でも大暴れするか。今節の一番注目の卓です。

結果は横山+43.4P 藤川+33.2P 佐々木▲8.6P 吉本▲68.0P
横山が順位通りプラスを伸ばし藤川も盛り返してきた。佐々木はマイナスだが一桁と安定感があったが吉本が大きくマイナスを叩いてしまった。
時間的に最終局の南4局3本場からしか見学ができなかったが、ラス親の吉本が15,000点程でリーチのみの手だがアガリきっていた。
最後の局もリーチはしたが横移動で終了し、21,300点のラスで終了した。
しかし粘り強く最後までアガリに行く姿勢は素晴らしかった。テンパイまでの最短のルートを考えつつ、またあるところは絞っていた。現在はマイナスが先行しているがまだ前半戦が終了しただけである。あなどれない打ち手と感じた。

2卓: 仁科・辻本・坂本・高谷

先に結果を発表します。仁科 ▲30.9P 辻本+0.1P 坂本+4.3P 高谷+26.5Pこのような結果となりました。
高谷は終始読みの裏をかくような捨牌で直撃が多かった。河をみても打牌の順番が独特でこちらの考えを逆手にとるような素晴らしい打筋であった。
坂本は随所に場全体をコントロールするようなアガリがあり抜け目のない戦いであった。仁科は競り合いに負けマイナスを叩いてしまったが、やはり自力がある打ち手と感じた。

1回戦東3局からレポートをいたします。

東3局0本場 北家辻本 32,000点持ち。
配牌が良くタンヤオピンフドラ1が狙えそうな手がきた。しかし先にリーチをしたのは南家高谷。すぐさま追いつくようにテンパイ。

二万三万四万四万五万六万四索五索四筒五筒六筒七筒七筒  ドラ五索

高め三色の絶好の手が入った。高谷の捨牌には三索九索が切れている。
私はヤミテンして、高谷から三索が出て3,900点を奪取。
ヤミテンにした理由は、テンパイの打牌も勝負しているような強い切りではないため、脇の2人から高谷の安全牌として出ることを期待したのと、トータルの成績が無理をしなくても良いと判断させてしまった。結果はアガれたが、リーチをしていれば7,700点高めが出れば12,000点で半荘に、そう何度も訪れない勝負手であった。

結果は1回戦3位、その後も2、3回戦はラスを取ってしまった。
わかっているつもりであったが、リーグ戦の相手は少しでも隙を見せればついてくる猛者達。気持ちを切り替えて4回戦、5回戦は運よくトップをとれ大怪我にはならなかったが、まだまだ半分終了しただけ。常に挑戦者の気持ちで臨みたい。

3卓: 勝間・稲岡・米川・宮田
3卓は4回戦終了の成績ですが、トータル2位の勝間がどのようになったか。いい所につけている米川、宮田そして少しポイント的に苦しい稲岡はどのようになったか結果を見ていきます。
勝間は▲12.2Pで少しマイナスだが上位をキープする形となった。宮田は+26.9Pと健闘した。若手のホープとして後半戦はダークホースになる予感がする。
米川は+42.1P。実力者がじわじわと決定戦の射程圏内に入ってきた。
そして稲岡は▲56.8P。今節は隣の卓から見ていたが体調も悪そうで、結果もそぐわなかった。苦しい前半戦となってしまったが、前期は後半戦で凄い勢いで巻き返し、決定戦まで後一歩まで昇りつめた。関西Aリーグの紅一点の今後の巻き返しを期待したい。

 

Bリーグ第4節:山室太二

今節はピンポイントになりました。
4節目中盤にして初めて当たる長尾と高橋。
C1リーグからの昇級者である2人には、先輩として威厳を見せて行きたいところですが、なかなかそうもいきません。圧倒されてマイナスも膨らみます。

東4局0本場、トイツが暗刻になり、もしかしてと祈りつつ

九万九万四索四索六筒六筒六筒八筒八筒八筒  暗カン牌の背三索 上向き三索 上向き牌の背  ツモ九万  ドラ六筒

ということで威厳溢れる四暗刻をアガリきれました。
役満をアガって卓内トップでもなく威厳も何も無いのですが、最低限はいい所をみせられたのではと自惚れてよい内容だったと思います。
次は反対になるかもしれません。
良い麻雀を見せてほしいと今後も期待しています。

 

C1リーグ前期第4節:稲垣諒彦

6月も後半となり、関西プロリーグは第4節・第5節の後2節です。
この2節で前期の昇級者が決まるので、ここが正念場となります。その熱い戦いを少しでもこのレポートで感じ取っていただければ幸いです。

第4節の組み合わせは、

1卓:辰巳・吉田圭吾・長野・冨田
2卓:稲垣・吉田哲史・中野・根越
3卓:行野・宮澤・音羽・原田
4卓:後藤・川上・木下・土田

1卓は吉田圭吾が77.7Pと大きくプラスをし、一気に原点を超えて急浮上。元来、実力がある選手なだけに一気に最終節に昇級を狙うべくチャージをかけてきました。しかし、その中で光ったのは辰巳の3回戦の30.4Pの浮き。辰巳は非常に攻め味が鋭い雀風。ただ今までは攻めと表裏一体のアンラッキーな失点もあるイメージだったが、今期はその点を解消し、攻撃にシフトする時、防御に徹する時ときちんと切り分け、大きな失点をする機会が減り、それが今期の調子の良さになっていると思われます。最終節には間違いなく昇級候補の一員となると思います。

2卓は、根越の粘り強い麻雀が光ります。根越は、面前も鳴きも攻めも受けもいろいろできるオールラウンダー。この日は強靭な受けが光ります。手が入ったときにはきちんと攻め返す。また手が入らない時でも粘ってアガリの機会を逃さない。放銃はしない。だが簡単にはオリない麻雀。その雀風がこの日は存分に発揮され、すべて浮きの35.8P。単独首位に立ちました。このままでいけば最終節の昇級候補の大本命。次週の活躍が楽しみです。

3卓は、若手3名に実力者の原田という卓。若手は自分の持てる力をフルに活かして戦います。この日、原田はやや不調気味。なかなか手が入らず苦しい展開を強いられます。しかし、ベテランプロならではの引き出しの多さ、かわしなどが功を奏し、この日の負けを少なくします。若手3名もなかなか手ごわい相手に大きく抜け出すことができません。結果だけを見ればマイナスですが、この日の調子を考えれば50Pは沈みそうなところを14.3Pのマイナスで済ますのは中々できないと思います。

4卓は、川上の卓内トップ。川上の雀風は対応型。色々な局面ごとに自身の今できる最善をしっかり実行してきます。毎回昇級候補でありながら毎回最後のアンラッキーに泣き、あと一歩というところまでは来ますが、ここまで残念な結果が続きました。しかし、今期は昇級の大本命。積年の悲願である昇級をここで決めるべく最終節に臨みます。
次回はいよいよ最終節。昇級者2名は誰になるのか。注目の一戦が行われます。

 

C2リーグ前期第4節:山本裕之

第17期関西プロリーグは第4節を迎えました。

3卓1回戦、東1局 ドラ北の場面。
北家の楠木の9巡目時点での手牌は下記の通り。

三万四万五万七万七万七万四索五索三筒四筒東東東  ドラ北

10巡目、三筒をツモってテンパイ。
筆者としては345の三色同順を狙いたいところですが、楠木は四筒を切りリーチ。
結果、次巡で六索をツモ、1,300・2,600を獲得。

続いて東2局 ドラ六索の場面。
西家の楠木の手牌は下記の通り。

四万五万五万六万六万七万二索七索八索三筒四筒九筒九筒  ドラ六索

ドラの六索を手に入れて打点を高くしたいところです。
9巡目に求めていた六索を引きこんで、即リーチ。
東家の掛樋から二筒をロン、3,900点を加点し、順調に得点を重ねていきます。

東3局 ドラは七万
南家の楠木の6巡目時点の手牌は下記の通り。

二万三万四万四万七万七万九万九万九万東東北中  ドラ七万

満貫に近い打点が狙える中、7巡目に三万をツモリ、8巡目に東をポン。

二万三万三万四万四万七万七万九万九万九万  ポン東東東

満貫確定のアガリをテンパイし、もはや楠木の独壇場となるかと思われました。
しかし、楠木の阻む者が現れます。

東家の北村、9巡目で下記の手でリーチ。

一万二万七万七万四索五索六索三筒三筒三筒四筒四筒四筒  ドラ七万

待ちは決してよろしくはないが、打点は申し分ないところ。果たして、勝つのは…!?
結果、楠木から三万をロン。北村は7,700点を獲得。
楠木は直前に六筒を引き、危険牌と判断して手を崩してしまいましたが、
勝負に出ていれば北村から五万をロンアガリし、この勝負を制していたことでしょう。

第35期十段戦 ベスト16B卓レポート 小車 祥

 

瀬戸熊直樹(前年度決定戦出場により、ベスト16シード)

 

 

 

伊藤優孝(九段戦Sからの出場)

 

 

 

古川孝次(九段戦Sからの出場)

 

 

 

前原雄大(九段戦Sからの出場)

 

なんと全員A1リーガーで全員九段。そして全員鳳凰位経験者。お互いに手の内は熟知した上での神々の戦い。

 

 

1回戦(起家から、前原・瀬戸熊・伊藤・古川)

決定打は出ず、もつれる展開が続いていた。
南2局を終えた時には前原以外の3名が浮いている状況。
かなり僅差でトップ目の古川が33,800点持ちだった。

南3局 親 伊藤
好配牌だった前原が5巡目にテンパイ。

六万六万七万八万八万四索五索六索四筒五筒六筒七筒八筒  ツモ五筒  ドラ一筒

待ちとしてはあまり良くないかもしれないが、打点はまずまずのテンパイ。
親番が残っていない前原は四筒切りリーチを選択。
伊藤の目からは五万がノーチャンスとなり、粘りの一打で七万が切られた。
前原、5,200のアガリ。

南4局 親 古川
まずは前原が仕掛けを入れ、さらに自力で有効牌をツモってテンパイ。

二万三万四万西西白白白中中  ポン六万 上向き六万 上向き六万 上向き  ドラ一万

さらにドラをツモって四万と入れ替え、どちらでアガっても満貫にする。
ここに古川が以下のテンパイ。

四万七万七万二索三索四索七索八索九索六筒六筒六筒中  ツモ三万

テンパイを取って中を切る強い選択だったが、これが手痛い8,000の放銃となる。
前原は1人沈みのラスだったところからたった2局でトップに立ち1回戦を終えた。

1回戦成績
前原+12.2P 瀬戸熊+6.9P 伊藤▲6.9P 古川▲12.2P

 

 

2回戦(起家から、瀬戸熊・伊藤・前原・古川)

実力者が揃うと必ずそうなるのものなのかと思うくらいに、またももつれる展開。
東場が終了してトップ目は古川の32,900点と動きが少ない。

南1局 親 瀬戸熊
伊藤が開局からピンズの一色手へと一気に寄せていく。

一筒一筒三筒四筒四筒六筒北発発中  チー七筒 左向き八筒 上向き九筒 上向き  ドラ八筒

親の瀬戸熊がテンパイ。

一索一索二索三索四索七索八索九索二筒二筒三筒六筒七筒  ツモ一筒

ここで切られた二筒を伊藤がチーし、一旦はヤミテンに構えた瀬戸熊も次巡ツモ切りリーチを敢行。
伊藤も五筒をツモりテンパイ。瀬戸熊と伊藤のめくり合いとなる。
軍配は伊藤に上がる。
発をツモって2,000・3,900のアガリ。
ここに来てようやく伊藤が少し抜け出すことに成功。

南4局 親 古川
31,600点持ちの2着目でオーラスの親番を迎えた古川。
10巡目に以下のテンパイを入れる。

五万六万七万七万七万一索二索三索四索五索六索七索八索  ドラ一索

古川はヤミテンを選択。リーチを打たない選択ができることが、素直にすごいと感じた。
ヤミテンが功を奏し、伊藤から三索が出る。2,900だが伊藤からの出アガリであればトップ目になる。
そのまま古川が逃げ切る形で2回戦が終了。

2回戦成績
古川+11.4P 伊藤+6.5P 前原▲4.2P 瀬戸熊▲13.7P

2回戦終了時
前原+8.0P 伊藤▲0.4P 古川▲0.8P 瀬戸熊▲6.8P

 

 

3回戦(起家から、瀬戸熊・古川・前原・伊藤)

勝負手の成就は起こるものの、やられた者がやり返す。
そんな展開でやはりこの3回戦も大きく抜け出す者が出ない展開に。

南3局 親 前原
9巡目、前原がテンパイ。

四万五万六万五索五索一筒二筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒  ドラ五万

ヤミテンに構える前原。すぐに伊藤もテンパイ。

五万六万七万一索二索三索二筒三筒四筒七筒七筒中中  リーチ

リーチを打つ伊藤。前原はリーチを受けてもヤミテン続行。
伊藤のリーチ後最初のツモは三筒だった。前原、7,700のアガリ。

南4局 親 伊藤
三色に拘る手作りで伊藤が12巡目にリーチをかける。

二万二万二万六万七万八万八万八万六索八索六筒七筒八筒  リーチ  ドラ中

伊藤のリーチ後に、仕掛けを入れていた古川が自力でテンパイを入れる。

四索五索六索西白白白発発発  ポン二索 上向き二索 上向き二索 上向き

山に1枚残っていた伊藤のアガリ牌の七索は瀬戸熊の手牌へ行き、西は山に2枚。
古川のアガリ牌を2人でツモるような状況になってしまい、無情にも伊藤が西をツモる。
古川、8,000のアガリで原点復帰に成功。
伊藤はラス前から手痛い放銃が2度続いてしまい、1人沈みのラスとなってしまう。

3回戦成績
前原+14.9P 瀬戸熊+9.6P 古川+4.4P 伊藤▲28.9P

3回戦終了時
前原+22.9P 古川+3.6P 瀬戸熊+2.8P 伊藤▲29.3P

 

 

4回戦(起家から、伊藤・前原・瀬戸熊・古川)

南1局 親 伊藤
早い巡目から前原が動く。

二万三万六万一索三索五索七索九索六筒西西発発  ドラ九索

ここから八索をチーして打六筒

発ポン、一万チーでカン二索待ちのテンパイとなった。
さらに発を加カンして打点が5,200に上昇。一索ツモで一索西のシャンポン待ちに受け変え。
古川も2フーロでテンパイを入れていた。

四万五万九索九索三筒四筒五筒  ポン三索 上向き三索 上向き三索 上向き  ポン白白白

その古川から一索が打たれ前原のアガリ。

一索一索西西  チー一万 左向き二万 上向き三万 上向き  カン発発発発  チー八索 左向き七索 上向き九索 上向き  ロン一索

5,200は6,100のアガリ。

南2局 親 前原
8巡目、古川がリーチ。

七万八万九万四索五索六索二筒三筒四筒四筒四筒五筒六筒  リーチ  ドラ八万

七筒ツモで1,300・2,600のアガリ。
失点をしっかりリカバリーする。

南4局 親 古川
オーラスの点数状況は以下の通り。
伊藤30,800
前原31,900
瀬戸熊24,600
古川31,700
熾烈なトップ争い。1人沈みの瀬戸熊でさえも満貫ツモで1人浮きのトップになるような状況だ。
ここで前原がテンパイを入れヤミテンに構える。

二万三万四万五万五万六万七万八万二索三索一筒二筒三筒  ドラ一筒

瀬戸熊から一索を捕らえ、2,000は2,300のアガリ。

前原は勝ち上がりに向けてかなり優位に立てるトップを獲得。
瀬戸熊はきつい1人沈みのラスを引かされてしまった。

4回戦成績
前原+13.2P 古川+4.7P 伊藤+1.8P 瀬戸熊▲19.7P

4回戦終了時
前原+36.1P 古川+8.3P 瀬戸熊▲16.9P 伊藤▲27.5P

 

 

最終戦(起家から、伊藤・前原・古川・瀬戸熊)

東1局2本場 親 伊藤
8巡目、瀬戸熊がリーチを打つ。

一索二索三索四索五索六索一筒二筒三筒発  暗カン牌の背八筒 上向き八筒 上向き牌の背  リーチ  ドラ発

15巡目、追いついた伊藤が追っかけリーチを打つ。

二万三万四万七索八索九索三筒四筒五筒九筒九筒九筒発  リーチ

奇しくも同じ待ち。山に残っている発は2枚。
1枚目の発は古川のもとへ。そして2枚目は瀬戸熊のもとへ舞い降りた。
2,000・4,000は2,200・4,200のアガリ。
苦しい展開が続いていた瀬戸熊に手応えあるアガリが生まれる。
瞬間的にではあるが、このアガリでトータルポイントは瀬戸熊の方が古川より上となった。

東3局 親 古川
8巡目、伊藤がテンパイ。

三万四万五万七万八万九万六索七索八索九索二筒三筒北  ツモ九索  ドラ北

いろんな選択肢がある中、伊藤はドラ切りリーチを選択。
11巡目、古川が追っかけリーチ。

六万七万四索五索六索八索八索一筒一筒一筒四筒四筒四筒  リーチ

山に1枚しか残っていなかったアガリ牌の五万をツモって1,300オール。
古川、瀬戸熊に食らいついていく。

南4局1本場 親 瀬戸熊
オーラスの点数状況は以下の通り。
伊藤35,700
前原22,400
古川30,900
瀬戸熊30,000
瀬戸熊は親なので連荘するほかないが、一旦古川をツモアガリなどで沈めなければ順位点での差があまりつかない。

瀬戸熊の配牌は以下の通り。

一万二万四万四万五万四索八索八索一筒六筒八筒東中中  ドラ五筒

苦しい配牌だったがツモが瀬戸熊を勝たせようとしているかのように、どんどんマンズの一色手へと成長した。
11巡目、メンゼンで仕上げた瀬戸熊、リーチを打つ。

二万三万三万四万四万五万五万六万七万東東中中

前原はマンズのホンイツで仕掛けを入れていた。

五万六万六万七万七万八万八万東東発  ポン北北北  ツモ五筒

突然訪れた放銃の可能性。いきなり手詰まってしまっていた。
ドラは切れない。1枚切れの発かトイツの東のどちらかを切らなければならない。
1枚切れている方が仕掛けられていない分、通りやすそうには見える。しかし東を通せばもう1巡凌げるという利点もある。紙一重で前原の選択は発だった。しかしまだピンチは続く。

続いて、ドラ暗刻の古川が動く。瀬戸熊がツモ切った白をポン。

二万四万二索一筒三筒五筒五筒五筒西西  ポン白白白

ドラ暗刻とはいえ、巡目が深くアガリが遠そうなこの手牌からのポンは、並の打ち手には難しい。
サーファー古川ならではの、守備にも自信があるからこその仕掛けだろう。
運命のいたずらか、この仕掛けで山に1枚だけ残っていた瀬戸熊のアガリ牌である中を、古川が食いとる。

前原は都合よく安全牌を引き続けていたが、自身の最後のツモでいよいよ安全牌がなくなった。

五万六万六万七万七万八万八万五筒東東  ポン北北北  ツモ八万

マンズの情報は全く増えていない。
何を切っても放銃する可能性がある。何を切って放銃したとしても高打点の可能性がある。
ドラを切ればテンパイだがドラでの放銃は最も避けたいところのはず。
瀬戸熊の河は、元々ホンイツはイメージしづらい手牌だっただけにマンズのホンイツだとはわかりづらい。
ここまで来るともう理屈ではないと思う。理屈ではないのなら何なのか。
それを私程度が言葉にすると、どんな言葉を用いてもチープになってしまうだろう。
38秒。
前原はその時間をかけて牌を選択した。
切られたのはドラの五筒だった。

瀬戸熊、前原の2人テンパイで流局。
これが神々の戦いかと、凄まじい対局を見せられ改めて感じていた。

南4局2本場
瀬戸熊、15巡目になんとかテンパイ。

二万二万五万七万九万二索三索四索七索八索九索六筒七筒  ツモ五筒  ドラ五筒

五万を切ってリーチを打つ。
伊藤にもテンパイが入っており、伊藤がツモったハイテイ牌は八万だった。
ツモ切ればテンパイ維持でき、テンパイ料の価値が高い伊藤は八万を切る。
瀬戸熊、ホウテイがついて7,700は8,300のアガリとなる。
このアガリで瀬戸熊の1人浮きとなり、古川とのトータルポイントの差は0.8Pまで迫る。

南4局3本場
早々に前原にテンパイが入る。

四万四万四索五索五索六索七索二筒三筒四筒  ポン発発発  ドラ東

このテンパイ、ツモなら前原と古川の勝ち上がりだが、古川からのアガリとなると前原と瀬戸熊の勝ち上がりとなる。
さらに9巡目には古川からリーチ。

五万六万五索六索七索二筒二筒七筒八筒九筒西西西  リーチ

前原五索をツモって打四索とし、四万五索八索待ちに変える。
勝負は佳境に入る。瀬戸熊もノーテンで終わらせるわけにはいかない。

三索三索四索六索七索八索八索八索四筒四筒南南南  ツモ四万

粘りを見せていた瀬戸熊だったが、この四万を切らないわけにはいかなかった。

四万四万五索五索五索六索七索二筒三筒四筒  カン発発発発  ロン四万

前原、1,300は2,200のアガリで全対局が終了。

最終戦成績
瀬戸熊+20.6P 古川▲2.6P 前原▲5.9P 伊藤▲12.1P

最終戦終了時
前原+30.2P 古川+5.7P 瀬戸熊+3.7P 伊藤▲39.6P

ベスト8勝ち上がり
前原雄大 古川孝次

見事ベスト8へ勝ち上がりを決めたのは前原と古川。
瀬戸熊と伊藤が敗退となった。

「アガリが少ない中でそれなりには戦ったつもりだけどね。こればかりは仕方ないよな」と伊藤。
こんな凄まじい戦いの後とは思えないほど、ゆったりとした口調だった。
瀬戸熊も第一声には自分の敗着となった勝負の分かれ目を自身で的確に分析し、それを口にしていた。

最後までもつれにもつれた神々の戦い。
数字で見る以上にほんの僅かな差で勝者と敗者が決まった。

ベスト16B卓が終了。
ベスト8のメンバーが半分決まった。
まだまだ熱い戦いは続く。

Mr.Yの連盟Weekly!

100

あっという間に一年の半分が終わってしまった。
暑くて寝れない日も続く。
夏バテしないように頑張っていこう。
それでは先週を振り返ってみよう。

【第35期鳳凰戦A1リーグ第5節B卓】7月2日(月)
藤崎智vs近藤久春vs紺野真太郎vs和久津晶

この日は紺野が絶好調。今期は辛い節が続いていただけに久しぶりの快勝となった。
藤崎は不調の様子だったが、4回戦の東1局、和久津に忍び鎌が刺さる。

100

このアガリで忍者は成績をまとめ、5節連続で±5.5以下をというロースコアを継続している。

100

【第35期鳳凰戦A2リーグ第4節B卓】7月3日(火)
佐々木寿人vs麓征生vs古橋崇志vs魚谷侑未

2回戦、佐々木・魚谷、どちらが勢いを掴み取るか!?という場面で明暗を分けるアガリが!

100

佐々木が魚谷から32,000のアガリ!二日連続の国士無双!
これで勢いを掴んだ佐々木が+78.2と前節の大きいマイナスを一気に取り返す。

100

【第13期女流桜花Aリーグ第3節D卓】7月4日(水)
清水香織vs中山奈々美vs松岡千晶vs菅原千瑛

首位の清水がこの日も高打点を沢山決め、ポイントを伸ばした。
菅原は今期まだ初日が出ず、苦戦を強いられている。

100

【第35期十段戦ベスト16C卓】7月6日(金)
青山めぐみvs望月雅継vs柴田吉和vs横山毅

前年度決勝シードの青山がここから出場。
4回戦終了した時点で、望月が頭一つ抜け、ポイントが近い三者で一つの椅子を奪う形となった。

最終戦オーラス2本場、青山の条件は700・1,300。
そして青山の手牌。

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究極のメンツ選択。
ドラの1飜は落とせないので、ソーズターツかマンズターツの選択。
見た目の枚数はソーズターツ優勢だが、マンズターツを残すことを決断。
そして・・・

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見事最短でツモアガり、勝ち上がりを決めた。

勝ち上がり:望月雅継、青山めぐみ

【第35期鳳凰戦B1リーグSelect第4節】7月7日(土)
四柳弘樹vs櫻井秀樹vs白鳥翔vs柴田吉和

連日の対局となった柴田。
局面を支配し、リベンジに成功。
降級ポジションから抜け出す+48.7。
その煽りを食らった首位の白鳥は2位へ後退。
最終節、大混戦の昇級・降級争いとなること間違いない。

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【プロテスト特待生オーディション~才能発掘プロジェクト~】7月8日(日)

以前から告知を行ってきた特待生オーディションが放送された。

100

プロテスト特待生オーディションに合格すれば、受験料免除!

会長の愛のある辛口審査でどんどん脱落していき、もしかして特待生を一人も出す気はないのでは…
と思われた中、オーディション参加者の一人が会長の目に留まる。

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東京大学出身の中山さん。

「基本的な打ち方がしっかりしている」「先を先を見て麻雀を打っている」
と会長も絶賛。
「”連盟の希望”として是非チャレンジして頂きたい」という事で見事合格!!
一度でいいから言われてみたい。

中山さんは来期のプロテストを受験されるとのことなので、今後の活躍に期待だ!

【第35期前期リーグ戦】7月7日(土)、7月8日(日)

リーグ戦の結果は、HPで公開されているのでB2リーグ以下の成績はこちらで要チェック。

第35期 B1・B2リーグ 前期第4節成績表
第35期 C1・C2・C3リーグ 前期第4節成績表
第35期 D1・D2・D3リーグ前期第4節成績表
第35期 Eリーグ 前期第4節成績表

【きよきよしい】
ワールドカップに出場した本田選手が、インタビューで「清々(すがすが)しい」を「きよきよしい」と誤読したことが話題になった。
ネットでたちまち拡散され、実は「きよきよしい」が正しいのではないかという説も出てきて、浸透されつつある。

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あれ?
最近似たようなツイートを見たような…。

100

一緒にしてはいけないものだった。

第138回:中級講座『継続する』 浜上 文吾

麻雀ファンの皆様、こんにちは!
九州本部の浜上です。

まずは個人的嬉しいニュースです!
最強戦2018アース製薬杯男子プレミアトーナメント豪傑発見に呼んでいただきました!!
普段のトレーニングにも一層熱が入りますが、最近の成績はというと・・・

・プロリーグ(C1リーグ)第3節→2着4着3着1着で▲12.5P(トータル+0.7P)
・十段戦(五段戦)→4着3着2着3着で▲38.3P(敗退)
・九州リーグ第4節→4着4着2着4着で▲66.2P(トータル+24.5P)
とマイナスが多く不安要素ばかりです。
要因はいくつかありますが、その中でも判断ミスをした局がありますので題材にしたいと思います。

第35期十段戦(五段戦)の最終4回戦の1局です。
ルールは連盟公式ルール、4回戦トーナメント上位2名勝ち上がりのシステムで、対戦相手は小宮山和美プロ、魚谷侑未プロ、早川林香プロです。
3回戦終了時のポイント状況は
魚谷 +81.3P
早川 +14.0P
浜上 ▲27.5P
小宮山▲67.8P
となっており、勝ち上がるには41.5P差の早川プロをこの1回戦で逆転する必要があります。
イメージは素点で30,000点ほどリードすることでしょうか。

とりあえずの目標設定が出来たところで、東2局にダブ東が暗刻で高打点が見込めるチャンス手となります。

最終4回戦 東2局 5巡目 東家 浜上 32,000点

一索二索三索四索五索七索七索八索三筒四筒東東東  ドラ八筒

この時の私は早くリーチして、他家にプレッシャーをかけたいと考えていると、上家から六索が捨てられました。
さてどう選択しますか?選択肢は3つです。

①メンゼンにこだわり仕掛けない

四索五索で仕掛けて2,900のテンパイ

五索七索で仕掛けてホンイツの1シャンテン

私の選択は①メンゼンにこだわり仕掛けないでした。

理由は
・巡目が5巡目と比較的早い
・リーチすることで高打点が期待できる
・リャンメン2つの1シャンテンなのでテンパイすれば良形になる
と3点です。
では他の選択をした場合を考えてみまししょう。

②は四索五索六索で仕掛けて打八索とし

一索二索三索七索七索三筒四筒東東東  チー六索 左向き四索 上向き五索 上向き

この2,900のテンパイです。

メリット
・良形のテンパイが取れる
デメリット
・打点が物足りない

③は五索六索七索で仕掛けると打三筒or四筒として

一索二索三索四索七索八索三筒東東東  チー六索 左向き五索 上向き七索 上向き

この1シャンテンです。

メリット
・ホンイツに寄せることで打点が期待できる
・ソウズは有効牌
・テンパイした場合は良形が残る
デメリット
・テンパイではない

と、簡単にメリット、デメリットを挙げてみましたが、比較してみると、この局面は大幅に加点しないと敗退してしまうので、少ないチャンスだと考えて打点に重きを置いたほうが良さそうです。
①と③を比較してみると

■スピード
①(1シャンテン)
③(1シャンテン)

■打点
①(7,700~)
③(11,600~) 

■待ちの良し悪し
①(リャンメン)
③(リャンメン) 

こうなり、打点を考えると③を選択したほうが良かったですね。
仮にうまく選択できていたとしても、この時に勝てていたかは微妙ですが、今後同じようなミスをしないためにも麻雀ノートに記録して反省しないといけませんね。

次はいつもの練習会での一コマでの牌姿ですが私の記録の仕方を紹介したいと思います。

東1局 東家 4巡目 30,000点 

二万二万六万六万四索五索六索六索七索三筒三筒六筒八筒  ツモ六索  ドラ西

タンヤオが見える手牌ですが、トイツが多くて選択肢はいくつかありそうです。

私の選択は八筒です。
理由は単純に七対子、トイトイ、四暗刻の高打点が狙えるからです。
必要なものは牌姿だけあれば題材になります。
それではいくつかある選択肢をノートに書き出して比較してみようと思います。

選択肢は二万六万六索七索三筒六筒八筒でしょうか(自分では到底選択しないものでも出来るだけ挙げてみる)

①打二万
メリット
・678三色が狙える
・メンツ手にした場合の受け入れが多い
デメリット
・トイツ系の手になりにくい(打点が落ちる)
三万ツモの場合に役無しになる可能性がある

②打六万
メリット
・①同様に678三色が狙える
・ツモ五万七万に対応できる
デメリット
・トイツ系の手になりにくい

③打六索
メリット
・メンツ手にしやすい
・仕掛けやすい
・七対子も狙える
デメリット
・四暗刻にならない

④打七索
メリット
・七対子、四暗刻が狙える
デメリット
・678三色にならない

⑤打三筒
メリット
・678三色が狙える
・仕掛けやすい
デメリット
・トイツ系の手になりにくい

⑥打六筒
メリット
・七対子、四暗刻が狙える
デメリット
・678三色が狙えない
五筒ツモに対応はできるが愚形だらけになる

⑦打八筒
メリット
・七対子、四暗刻が狙える
・567の三色が狙える(遠いが)

五筒ツモに対応できて、メンツ手かトイツ手の選択ができる
デメリットは
・678三色が狙えない
となります。

私の中での判断基準は
①手役、打点
②スピード
③待ちの良し悪し 
この順番で選択することを好みます。
となると今回の選択は最高打点(四暗刻)を取りこぼさない選択の七索or八筒の2択になります。
トイツ手にならなくても、タンヤオが確定しやすい選択をしたほうがリーチ+1翻+αとなり、打点が安定しそうです(スピードは遅いですが)。
若干守備が疎かになりそうですが、ドラが西ということで少しだけ危険度は下がります。
状況が思わしくない場合(ホンイツなどの高い手を狙っている方がいる等)は6~8巡目までには局面を判断して、攻めに重点をおくか、手牌をスリムにして守備に重きをおくか判断したいものです。

さて記録の仕方ですが、上記に記したものをそのまま書いているだけです。
①牌姿
②選択肢
③メリット、デメリット
④自分なりの考え、好み
この4点だけです。
大事なことは全部の選択肢に理由を述べてみることです。
それらを考えるだけで自ずと自分の打牌選択は見えてきます。
選択肢が多い局面はすぐに書き写して(覚えて)好まない打牌でも理由を考えつく限り見つけてみましょう。
そうすることで自分のスタイルは確立していくと思います。

麻雀は反復練習です。
記録して検証するだけで、雀力アップできると思います。
一番大事なことは、簡単なことを継続することです。必ずどこかで報われると信じています。
皆様、良い麻雀ライフになるように頑張りましょう!
最後になりましたが、一年間拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

第31期中部プロリーグ 第4節レポート

Aリーグ:小野雅峻

ふと感じることが多くなってきたのは前回の第30期くらいからであろうか、一般の方の観戦が多くなってきた。中部本部は現在プロリーグしか行われていないため、プロアマの参加出来るタイトル戦以外では対局することができない選手が多数いる。一般の方との交流を増やそうという目的で現在中部本部が行っているワンデー大会も、9月に行われる予定のものでようやく2回目である。麻雀プロと直接対局することができないにもかかわらず、関心・興味を持って見に来てくれる方々がたくさんいるのだ。

麻雀プロにとって自分の麻雀が見られるということはプロ冥利に尽きることである。
見に来てくれている人達にまた来たいと思ってもらうため、真剣に麻雀に取り組み素晴らしい対局を魅せていかなければいけないと思う。

それでは今節の結果を見ていこう。
1卓 古川・森下・土岐・掛水

今節の注目カード。3節が終了したが調子に乗れていない古川・森下がどのような麻雀を打ち、どのような結果を出せるか。1回戦目大きなトップを取った掛水。その後も安定した展開でプラスを重ね+54.1Pとし、暫定2位まで順位を上げた。大きく沈む結果となってしまったのは古川。降級枠が4枠もあるため、そろそろ波に乗らないと厳しいか。

2卓 寺戸・清水・朝岡・伊藤
50,000点越えの1人浮きを2回取り、+90.7Pというスコアを叩きだした伊藤。前節までのマイナスを一気に取り返し決勝卓が見える位置まで浮上した。

3卓 三戸・日下・小野・加藤 ※別日対局

4卓 杉村・山本(拓)・林・都築

ここまで最下位につけていた山本(拓)だったが、丁寧にアガリを積み重ね+44.7Pの卓内トップを取ることに成功した。
これで第31期中部プロAリーグは約半分が終わった形となる。B、C、Dリーグの選手たちは次節が昇降級をかけた一番大切な4半荘となり、気合いの入り方も普段とは比べものにならないだろう。より一層良い対局が見られるはずである。皆さまには結果を楽しみにしていて欲しいのと同時に、ぜひ会場に来て観戦をすることで直に対局の様子を楽しんで頂きたいと思う。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 小野 雅峻 73.1 32.5 3.8 12.4 121.8
2 掛水 洋徳 ▲ 8.9 ▲ 3.5 39.7 54.1 81.4
3 伊藤 鉄也 15.6 ▲ 33.6 ▲ 19.6 90.7 53.1
4 三戸 亮祐 5.4 3.3 5.3 33.1 47.1
5 土岐 雄太 17.8 21.3 15.7 ▲ 11.0 43.8
6 林 俊宏 13.3 11.7 ▲ 12.3 ▲ 5.2 7.5
7 加藤 泰史 16.2 ▲ 25.5 45.0 ▲ 38.1 ▲ 2.4
8 森下 剛任 ▲ 7.4 18.6 ▲ 30.2 16.0 ▲ 3.0
9 都築 友和 ▲ 14.2 5.8 2.8 ▲ 0.3 ▲ 5.9
10 寺戸 孝志 35.7 ▲ 18.6 23.6 ▲ 48.7 ▲ 8.0
11 清水 哲也 ▲ 9.0 ▲ 25.5 20.1 ▲ 4.2 ▲ 18.6
12 日下 健司 ▲ 40.1 ▲ 5.0 30.3 ▲ 7.4 ▲ 22.2
13 山本 拓哉 ▲ 86.7 19.8 ▲ 19.7 44.7 ▲ 41.9
14 朝岡 祐 22.1 ▲ 27.1 ▲ 25.3 ▲ 37.8 ▲ 68.1
15 杉村 泰治 ▲ 30.9 ▲ 3.5 ▲ 27.4 ▲ 39.2 ▲ 101.0
16 古川 孝次 ▲ 2.0 26.3 ▲ 52.8 ▲ 79.1 ▲ 107.6

 

Bリーグ:安藤大貴

様々な漫画等にも描かれている運量。元々その人が持っている運、自力で引き寄せる運。
今期サブテーマにもしている、調子の悪い時の脱出法。
その1つの考え方が、自力で運を引き寄せるというスタイル。
その手法は多種多彩である。

調子の悪い人の仕掛けにより、好調選手の待ち牌を吸収し流局等に持ち込み、相手の運量を削り、自分の運量を増やし、バランスを取る。運量のバランスを取ってからようやく相手に立ち向かう事ができる。今回インタビューに答えてくれた越川がその手法である。
各選手様々な戦略を巡らせた第4節であった。

その結果を見ていこう。

5卓 佐藤、2回戦まで苦しい戦いを強いられていたが、3回戦で盛り返し、▲11.9Pと軽傷ですませた。首位は譲らない。最終節では追われるプレッシャーとどう戦うか楽しみである。

6卓 後顧の憂いのない金平、順位を上げる事を目標にしたであろう、結果は+37.3Pと順位を3つ上げ暫定3位。最終節への意気込みが伝わってくる。
富村、2回戦終了時点で▲42.1Pと苦戦していた。その日好調の田村を意識し、迎えた3回戦で田村を抑えトップを奪取、4回戦も+20.4Pとし、トータル▲9.3Pとまとめ上げた。

7卓 青山、4回戦こそマイナスしたものの、トータル+18.6Pとし現状2位、首位の背中を完全に捉えている。斎藤、安藤は痛手を負ってしまった。

8卓 背水の陣の牛尾、終始アガりをものにし、この日トータルで+88.3Pと怒涛の猛攻撃。
これで後級圏から脱出か。逆に越川は追いつめられてしまった。

神のいたずらか、なんと最終節で暫定1位佐藤、2位青山、3位金平、7位長谷川という卓組。
最終節では毎節順位が大きく入れ替わる事が多いなか、佐藤、青山は昇級ものにできるか、それとも金平、長谷川が待ったをかけるか、来節のこの卓は目が離せない。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 佐藤あいり 24.1 23.8 61.3 ▲ 11.9 97.3
2 青山 大 0.9 56.5 12.6 18.6 88.6
3 金平 裕樹 25.0 ▲ 12.0 ▲ 0.6 37.3 49.7
4 富村 つぐみ 33.1 ▲ 7.0 18.8 ▲ 9.3 35.6
5 村瀬 寛光 ▲ 68.8 ▲ 13.7 68.9 48.7 35.1
6 高橋 侑希 ▲ 17.1 58.0 ▲ 6.5 ▲ 8.9 25.5
7 長谷川 弘 29.9 ▲ 3.7 ▲ 27.8 25.8 24.2
8 中谷 彰吾 7.6 ▲ 3.9 17.9 ▲ 0.4 21.2
9 牛尾 信之 ▲ 18.9 ▲ 32.3 ▲ 27.6 88.3 9.5
10 大橋 幸正 ▲ 66.1 ▲ 21.5 55.0 17.4 ▲ 15.2
11 木村 東平 20.9 18.3 ▲ 52.5 ▲ 7.1 ▲ 20.4
12 斎藤 寛生 ▲ 47.9 20.5 18.8 ▲ 32.4 ▲ 41.0
13 大西 義則 15.3 ▲ 6.1 ▲ 61.9 3.4 ▲ 49.3
14 田村 良介 ▲ 16.7 4.7 ▲ 24.0 ▲ 20.9 ▲ 56.9
15 安藤 大貴 ▲ 33.7 ▲ 32.9 ▲ 17.9 ▲ 34.9 ▲ 119.4
16 越川 清一 61.4 ▲ 68.7 ▲ 37.5 ▲ 113.7 ▲ 158.5

 

Cリーグ:原田知彦

第4節が行われた。野球で例えるならば7回あたりになるだろうか。
勝ちチームがセットアッパーを登場させ、試合の仕上げに入る時間帯である。リーグ戦であれば、結果如何で昇級を目指すのか、降級から逃れるのかの目標がハッキリし、やはり仕上げ前の準備をする節となる。

今節の結果を全体的に見ると、上位陣がスコアを伸ばし、下位陣がマイナスを大きくしたため、より縦長の並びとなった。

昇級圏内の岡田、大滝、大町、太田(充)は全員プラス。
この4人の来節の大崩れは予想しづらいが、大滝と太田(充)が同卓、岡田、大町、今節7位になった私が同卓ということで、激しい争いが予想でき楽しみである。

今期の昇級は4人であるので、昇級に現実味があるのは9位の河合までだろうか。4位の太田(充)から河合までの差は45.7Pであるので、1節で簡単に替わってしまう差である。
昇級のボーダーがどの程度のスコアになるのか分からないが、今期の私の昇級を例えるなら9回2アウトからの逆転ホームランといったところだろう。
可能性はゼロではないので、1%でも可能性が高まるよう次節までを過ごす。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 岡田 智和 ▲ 13.8 50.3 57.6 7.0 101.1
2 大滝 聡 ▲ 2.0 31.5 42.3 11.7 83.5
3 大町 篤志 ▲ 18.2 ▲ 9.8 81.2 5.1 58.3
4 太田 充 ▲ 18.5 57.8 ▲ 2.9 20.1 56.5
5 蓮池 浩太 61.8 ▲ 36.6 4.2 ▲ 3.3 26.1
6 若松 正和 32.3 ▲ 23.4 ▲ 3.9 13.2 18.2
7 原田 知彦 ▲ 55.7 ▲ 13.1 63.8 21.7 16.7
8 堤 文吾 ▲ 11.3 2.9 ▲ 28.1 52.0 15.5
9 河合 慎悟 1.7 ▲ 30.0 26.8 12.3 10.8
10 岡本 丈司 0.2 6.3 ▲ 22.1 10.3 ▲ 5.3
11 花井 香央理 ▲ 50.7 ▲ 41.5 53.1 18.6 ▲ 20.5
12 杉浦 貴紀 22.4 13.3 ▲ 13.2 ▲ 46.6 ▲ 24.1
13 大高坂 松城 4.4 18.7 ▲ 57.8 ▲ 27.6 ▲ 62.3
14 鈴木 基芳 55.1 ▲ 8.5 ▲ 72.2 ▲ 37.4 ▲ 63.0
15 太田 峻也 ▲ 6.3 ▲ 29.6 ▲ 42.1 4.4 ▲ 73.6
16 鈴木 淳 ▲ 2.4 9.7 ▲ 87.7 ▲ 61.5 ▲ 141.9

 

Dリーグ:浅野 文雅

梅雨の始まりを予感させる雨の中、
中部プロリーグ第4節が始まった。

第3節終了時点で、やや縦長の展開
短時間の体力を使ったレースと違い昇級枠は14人中4人とはいえど運の要素も加わる麻雀には大まくりは難しい。
せめてプラススコアで終えたい。

結果から言うと実績のある鈴木(雄)が+129.0Pの荒稼ぎで一気にトップに踊り立つ。

他の上位人にも大崩れはなく
今節では差は縮まるばかりか広がるばかり。
今季はあと1節4回戦
マイナス組の逆転はやや難しいか?

ただ、何が起こるかわからないのが最終節
現在、降級のないこのリーグでは下位の選手は一か八かを狙って
攻めていかない選手はいないだろう。

第31期中部プロリーグもいよいよ最終節を残すのみとなった。
それぞれ目標やモチベーションに違いはあると思うが、私自身、来期上の舞台で戦う為に全力を尽くすだけである。

Dリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 鈴木 雄介 45.3 ▲ 54.4 47.5 129.0 167.4
2 鈴木 涼太 ▲ 20.2 46.5 71.5 35.1 132.9
3 奥 潤次 58.2 70.6 ▲ 22.3 ▲ 17.8 88.7
4 山本 美文 ▲ 12.1 46.7 18.8 23.9 77.3
5 浅野 文雅 ▲ 10.9 42.9 48.1 ▲ 3.6 76.5
6 池沢 麻奈美 0.8 45.9 10.7 9.5 66.9
7 吉川 裕太 11.4 63.8 16.5 ▲ 35.6 56.1
8 日高 志穂 ▲ 56.4 ▲ 16.3 64.5 58.9 50.7
9 羽川 えりか 17.6 6.9 22.0 ▲ 41.5 5.0
10 後藤 咲 11.6 ▲ 8.2 ▲ 110.4 45.1 ▲ 61.9
11 近藤 美香 14.2 ▲ 33.8 ▲ 57.1 ▲ 19.0 ▲ 95.7
12 加来 千香子 ▲ 3.3 ▲ 31.9 ▲ 31.8 ▲ 56.6 ▲ 123.6
13 家田 みゆき ▲ 31.9 ▲ 52.5 ▲ 25.1 ▲ 48.9 ▲ 158.4
14 鷲津 槙一 ▲ 24.3 ▲ 127.2 ▲ 53.9 ▲ 80.5 ▲ 285.9

第17期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第3節レポート

Aリーグ第3節:辻本翔哉

上位陣に動きがあったのか、3節目のレポートをいたします。

1卓:横山・仁科・勝間・佐々木
この卓は現在1位の勝間と3位の横山がどのようなポイントになったのか。良い位置につけている仁科と佐々木が今期一番の注目カードです。
結果は、勝間+31.9P、横山+26.5P、佐々木▲5.4P、仁科▲53.0Pとなり、上位2人が着実にプラスを伸ばす事となりました。
太閤位経験者の2名がこのまま突き進むのか、次節以降ますます注目していきたいです。

2卓: 宮田・高谷・米川・稲岡
先にトータルの結果から高谷+23.6P、米川+3.0P、稲岡▲4.8P、宮田▲21.8Pで終了。

5回戦目の南4局1本場供託1,000点。
見た時には1人沈みの高谷が、23,500点から4巡目でリーチをしており

五万五万六万六万六万七万八万五筒六筒七筒東東東  ドラ九万

九万をツモ時には5,200+300+供託1,000で30,000点となるリーチとなった。
点数計算をしっかりしていないと、4巡目でもあり三暗刻やホンイツの手替わりを待つ場面だが、高谷はリーチを打っていきます。
結果は親の宮田が中筋となった五万を放銃。稲岡が30,000点からの追っかけリーチもしていて、米川が34,300点の1人浮きの結果となりました。

通年のリーグ戦を戦っていくなかで、結果的に4位となってしまったが1人沈みの▲12Pと2人沈み、1人浮きの▲8Pでは点数では4,000点も違う。アガリ時の素点、本場、供託とリーチのみでも+3,600。高谷は40半荘のトータルで戦う事をしっかりと考えている手強い相手と感じました。

3卓: 坂本・藤川・吉本・辻本
こちらも先にトータルの結果から、辻本+100.3P、吉本▲24.3P、藤川▲37.8P、坂本▲40.2Pとなりました。私辻本の調子がよくこのような結果でした。

こちらも5回戦のオーラスのレポートをします。
南4局1本場ドラ東
西家辻本29,800の2位。1局前に藤川に7,700を放銃しており、トップとも12,100点離れている状況。何とか30,000点を超えたいと考えていた。
配牌は下の三色が狙えそうな手で、仕掛けていく事も考えていました。しかしツモは縦に伸び8巡過ぎ

四万四万二索三索三索四索五索五索六索六索三筒三筒三筒  ツモ五索  ドラ東

三索を切ればツモり三暗刻テンパイ。しかし四万三索六索も場に1枚も出ていない。二索四索を切れば四暗刻1シャンテン。私は今日の調子と役満を狙える手であることからチャンスとみて四索を切りました。しかし何か出たらすぐに鳴いていく事も考えていましたが、すぐに藤川から三索が出てポン。二索を切ってタンヤオトイトイツモり三暗刻のテンパイ。四索を切り三索をポンして二索を切った時点でトイトイバレバレです。次巡四万をツモりアガリきることができました。
自分の調子がいい時と悪い時、ポイント的に余裕のある時ない時、状況を考えて打ち筋を変えていく事が必要と感じました。
次節で前半戦終了です。まだまだ気温もリーグ戦も熱くなっていくと思いますので気合を入れてレポートしていきたいと思います。

 

Bリーグ第3節:山室太二

3節目の対戦相手は大橋、辻井、福原でした。
今日の対戦は符ハネで得するケースが多く見受けられたので記載していこうかと思います。

2回戦オーラス、山室の手牌は

五万六万七万九万九万四索五索六索七索八索  暗カン牌の背九筒 上向き九筒 上向き牌の背  ドラ二索

3着目で32,500点持ち。2着目の辻井は親で35,500持って、トップには満貫ツモが必要な条件です。
九筒をカン出来たことによってツモのみでも同点2着ではありますが、着順が浮上する状況です。
牌姿だけでいえば3面なのでリーチ打てばいいのですが、二打目に九索を切っていてフリテン、その場に4枚切れているので、とてもリーチの打ちづらい手になっています。
どうせフリテンなので、ドラの二索をひいて満ツモになるカン三索の形になったらリーチしようと思っていたら、あっさりと六索をツモって500・1,000で終了。
同着2位は順位点的にはあまり美味しくないのですが、リスクなく着順浮上ならやはりお得な展開だったと言えるでしょう。

3戦目東3局、

大橋手牌
三万三万六筒七筒  暗カン牌の背東東牌の背  チー三筒 左向き二筒 上向き四筒 上向き  チー三万 左向き四万 上向き五万 上向き  ツモ八筒  ドラ八筒

この3,900オールからの3戦目オーラス、

大橋手牌
三万三万五万六万七万六筒七筒七筒八筒九筒  カン北北北北  ドラ一万

この半荘は大橋の1人浮き状態となり、かろうじて2着の山室が30,300点で浮きの状況でしたが、大橋からツモの声、倒牌された手牌からドラを探し、ノミ手だと思っていたら、400・700申告。2~3巡前に加カンしていたためにツモでも1人浮き可能形になっていました。
結果、符ハネで得した大橋が50ポイント叩いたトップで、私もやや浮きでしたが公式ルールでは打点がたたきにくいので、符も重要なダメージソースだなと思いました。

 

C1リーグ前期第3節:稲垣諒彦

連盟では十段戦の真っただ中ですが、そのような中、関西プロリーグの第3節が行われました。

第3節の組み合わせは、
1卓:行野・川上・根越・吉田圭吾
2卓:吉田哲史・後藤・辰巳・音羽
3卓:長野・原田・土田・中野
4卓:木下・宮澤・稲垣・冨田

1卓の結果は、川上の一人浮き。根越・吉田圭吾・行野はマイナスの結果となりました。この日は中々つらい展開でしたが、吉田圭吾は非常に強いと思います。
その特徴は【しっかり攻める】ことにあると思います。攻撃型という言葉でくくるのは簡単ですが、なかなかバランスよく攻めることは難しいです。
吉田はその【バランスを加味した攻め】がうまく、私もよく参考にさせてもらっています。攻めるべき手できちんと攻める、これができている結果が、今回の十段戦での躍進につながっていると思います。直近2節で結果が出てはいないものの、残り2節では上位戦線に食い込んでくるとみています。

2卓は、結果だけを見れば、女流の音羽の大きなマイナスとなりました。特に3回戦までは特大のマイナス。しかし、音羽の良さは簡単にはあきらめないところ。
迎えた4回戦、音羽は特大の1人浮きのトップを取ります。この状況の中、特大トップを取ることは難しいのではないでしょうか。負けは誰にでもありますが、終わってしまったことに目を向けるのではなく、今できる最善の努力を常に怠らない。この姿勢こそ各プロが見習うべきものであり、大事なことだと改めて教えてもらいました。

3卓は、さすがの強さで原田が1人浮きとなりました。
1回戦4着でしたが、その後は3連勝。特に2・3回戦は連続1人浮きトップ。同卓者も終盤には「かなわない」という表情で打っていたのが印象的でした。
この3卓はロングゲームとなり、中々、原田の親が終わらないという状況が続きました。私は、連盟公式ルールは経験がモノを言う部分があると思っていますが、原田の麻雀は長年の経験に裏打ちされた、攻めどころを間違えず、きちんと結果を出してくる精度の高さにあると思います。この日も終盤には多くのプロが観戦をしていました。結果だけを見ればさすがの一言ですが、常に結果を出し続けるのは難しいと思います。原田が今期のC1リーグで首位通過も不思議ではない、という重圧の中、しっかり結果を出している姿を他のプロも見習わなければなりません。

4卓の前半戦は木下のペース。木下の速攻のアガリに誰もついていけず、非常に強い、という印象を対戦者に与えました。
しかし、この卓で一番光ったのは宮澤。3回戦まで非常に苦しい展開の中、粘り、回復の時機をじっと待ちます。そして4回戦目。この日の大きなマイナスをすべて回復するのは無理でも、せめて半分までには回復したいという中、木下から大きな11,600を出アガリ。結果的には大きなトップとなり、マイナスを4割程度に減らしました。宮澤は関西プロアマの優勝者でもあり、期待の大きな打ち手。この後もしっかりいい試合を見せてくれると思います。

次回は第4節。初夏の中熱い戦いが行われます。4節が終わるころには昇級候補も出そろいます。首位原田の後を誰が追いかけるのか、非常に注目です。

 

C2リーグ前期第3節:山本裕之

第2節では、順位が大きく変動したことで、今回の結果がとても重要になってきます。
3卓1回戦。この対局は中安の独壇場でした。

東1局 北家の中安は

四筒五筒六筒六筒九筒九筒九筒  ポン西西西  ポン北北北  ドラ四索

上記の手で三筒をツモ、1,300、2,600を加点。

さらに、東2局

一万二万三万五索六索七索東東西西  チー二筒 左向き三筒 上向き四筒 上向き  ドラ東

上記の手で秋山から東をロンアガリ、7,700点を加点。
快調に得点を重ねていきます。

南場に入り、南1局。他家からリーチがかかるも、

三万四万四万五万五万六万八万八万八万五筒五筒七筒七筒  ツモ五筒  ドラ三万

1,000、2,000を加点、さらに場を支配し続けます。

南2局 ドラ中の場面では、

五万六万四索四索五索六索七索中中中  チー五筒 左向き六筒 上向き七筒 上向き

伊原から四万をロンアガリ、高めにはならずとも7,700点をさらに加点。

南3局、
二索三索四索一筒一筒五筒六筒  ポン中中中  ポン東東東  ドラ九索

この局でも秋山から四筒をロンアガリし1,000加点、他家の親番のチャンスを許しません。

オーラスで秋山が500、1,000をアガリも中安には到底及ばず。
結果、中安が圧倒的な勝利を収めました。

第35期十段戦 ベスト16A卓レポート 小車 祥

 

上田直樹(前年度決定戦出場により、ベスト16シード)

 

 

 

内川幸太郎(五段戦からの出場)

 

 

 

櫻井秀樹(歴代十段位として八段戦からのシード出場)

 

 

 

佐々木亮(五段戦からの出場)

 

過去2年、最も十段に近かった男上田。
A1リーガーでメディアでも活躍している連盟の看板選手の1人内川。
十段戦の高いステージには必ず名を連ねる櫻井。
関西本部の猛者佐々木。

 

1回戦(起家から、内川・佐々木・櫻井・上田)

序盤は大きな点棒の動きはなく、さばき手の成就か流局が続いた。
上田が親番で粘りを見せ連荘に成功し35,700点持ちのトップ目に立つ。

東4局2本場 親 上田
8巡目、上田が切った九筒を内川が仕掛けて以下のテンパイ。

二万二万六万七万八万一筒二筒四筒五筒六筒  チー九筒 左向き七筒 上向き八筒 上向き  ドラ西

メンゼンで仕上げたい手だが、切られた九筒は場に4枚目。
内川も致し方なく仕掛けた部分はあったかもしれない。
この仕掛けによって流れたツモが、佐々木のなんでもなかった手牌を化け物に変える。
以下、仕掛けが入った時の佐々木の手牌。

一万二万三万三万一索五索五索五索三筒西北北中

ここからの佐々木のツモが三筒三万中。ここで切られたポンテンの中を佐々木はスルー。さらに自力で三筒をツモってツモり四暗刻テンパイ。
リーチも打たずヤミテンに構え、山に1枚しか残っていなかった中をあっさりツモった。

三万三万三万五索五索五索三筒三筒三筒北北中中  ツモ中

8,000・16,000は8,200・16,200の大きなアガリ。

1回戦はこのまま佐々木が逃げ切り終了。
チャンス手は各々入っているが、アガリには繋がらない展開だった。

1回戦成績
佐々木+44.3P 櫻井▲9.1P 上田▲13.7P 内川▲21.5P

 

2回戦(起家から、内川・櫻井・上田・佐々木)

東1局 親 内川
9巡目、内川が以下のテンパイ。

二万三万四万五万六万六万六万七万八索八索三筒四筒五筒  ドラ二索

手順上仕方がなかったものの、自身の河には一万九万が切られていて有効な手変わりは少なく見えた。
そして次巡、内川はツモ切りリーチを敢行。
ドラが見えていないことに懸念はあったかもしれないが、押さえつけてのあわやのツモアガリと流局に賭けた。
リーチの直前に声がかからなかった白を内川が切ると佐々木からロンの声。

八万八万八万二索二索七筒七筒八筒八筒九筒九筒白白  ロン白

佐々木、8,000のアガリ。内川にとっては手痛い放銃となってしまう。

南2局 親 櫻井
佐々木、2巡目に以下の手牌

一索二索三索三索四索四索五索八索八索九索九索一筒発  ドラ中

ここで櫻井から九索が切られるが佐々木は動かない。
ポンすればチンイツの1シャンテンで残る形も良さそうだが、佐々木はじっくり構える。
その後、六索二索と自力でツモってメンゼンのチンイツテンパイ。
八索を櫻井から捕らえ12,000のアガリ。
2回戦のトップ争いをしていた櫻井からの出アガリは値千金だった。

2回戦も佐々木のペースでゲームが展開し、2連勝でこの上ないリードを手に入れた。

2回戦成績
佐々木+32.7P 上田▲2.9P 櫻井▲5.3P 内川▲24.5P

2回戦終了時
佐々木+77.0P 櫻井▲14.4P 上田▲16.6P 内川▲46.0P

 

3回戦(起家から、佐々木・内川・櫻井・上田)

ここまで展開が向かない内川。
ここで反撃の狼煙を上げる。

東2局2本場 親 内川
7巡目、上田がリーチ。

二万三万四万三筒四筒六筒七筒八筒北北中中中  リーチ  ドラ七筒

11巡目に内川が追いつく。

三万四万五万四索五索三筒五筒七筒八筒九筒南南南  ツモ四筒

理想のテンパイで、リーチをかけて高目ツモなら6,000オール。
トータルポイントのビハインドを思うとリーチをかけたくなるところ。
しかし内川は落ち着いていた。

六索がリーチをしている上田の現物。じっくりとヤミテンに構える内川。
以下、櫻井の手牌。

六万七万八万三索三索三索五索五索六索六索七索六筒七筒  ツモ五万

櫻井はここから一旦上田の現物切りで粘る打六索を選択。内川がリーチをかけていれば選ばれない牌だったろう。
内川、2,900は3,500の打点以上に価値あるアガリ。ひとまずきっかけを作ったように見えた。

東4局 親 上田
局終盤にテンパイを入れた内川が上田からアガリ牌を捕らえる。

二万三万四万六万七万八万二索三索四索二筒三筒五筒五筒  ロン四筒  ドラ二筒

ヤミテンに構えていた内川、8,000のアガリ。

その後も要所で加点に成功した内川。
そのまま逃げ切りトップを取る。

3回戦成績
内川+27.6P 櫻井+5.2P 佐々木▲12.6P 上田▲20.2P

3回戦終了時
佐々木+64.4P 櫻井▲9.2P 内川▲18.4P 上田▲36.8P

 

4回戦(起家から、櫻井・上田・佐々木・内川)

残り2回戦でこのトータルポイントであれば、佐々木はほぼ当確で残り1つの席を巡る戦いになるというのは対局者全員の共通認識と言っても過言ではないだろう。
もちろんイレギュラーはあれど、心構えとして事実をきちんと認識することも必要なスキルのはずだ。

東2局 親 上田
櫻井にチャンス手が入る。以下、配牌。

九万二筒二筒三筒六筒七筒八筒東東北白白発  ドラ九筒

ここから早い巡目に次々と鳴きたい牌が鳴けた櫻井。

六筒七筒八筒北  チー一筒 左向き二筒 上向き三筒 上向き  ポン東東東  ポン白白白

テンパイ前に1枚切れていた北を内川がツモ切る。
8,000の直撃は2つ目の席を争っている両者にとってかなり大きな点棒の動きとなった。

東3局1本場 親 佐々木
ここで櫻井との点差を広げられると最終戦がきつくなる内川。
ここは打点に折り合いをつけて、積極的に動いていく。

一筒二筒三筒三筒六筒六筒七筒八筒八筒九筒東南南  ドラ六万

6巡目に切られた南をポンして打東とする。
この東を親の佐々木がポン。

三万三万五万七万九万九万九万五索六索七索  ポン東東東

すぐに六万をツモった内川、ピンズのホンイツではドラでも切る他なかった。
内川に追い打ちをかける7,700の放銃。

南1局1本場 親 櫻井
7巡目に櫻井がテンパイを入れる。

一索一索六索六索一筒一筒二筒二筒五筒五筒東南南  ドラ六索

出アガリ9,600のテンパイ。待ちごろな牌に変わるのを待つ構えを取る櫻井だが、今一つアガれそうな牌を持ってこない。
12巡目、東待ちから七筒待ちに待ち変えをする櫻井。
場にピンズはほどよく切られていてヤミテンならば拾えそうな牌だ。

16巡目、七筒は出ないまま櫻井は持ってきた北七筒を入れ替える。
北は場に1枚も出ておらず、巡目との兼ね合いで受け気味の選択だったのだろう。
内川、最後のツモ番。

五万六万七万八万八万四索五索六筒七筒八筒東東東  ツモ北

内川はここで時間を使う。
リーチ者はいない。だがこの北は切っていい牌なのか?自問自答する。
後に聞いた話では、櫻井の七対子ドラドラは読めていたのだそう。

「あの手出しの東は待ち変えか?ならば東から七筒に変えた?では七筒から北に変えた可能性は?待ちとしては北より七筒を選ぶのではないか?ならば北単騎を選んでいる可能性は低いはずだ」

内川は北をツモ切った。
櫻井、9,600は9,900のアガリ。

内川と櫻井のトータル2着争いの行方を決定づけかねない大きな大きなアガリ。
内川自身も後に話していた。
「あの判断は間違えていた。深い巡目だったから受ける意味での北待ちへの変化は十分にあり得ることを見落としてしまっていた」と。

4回戦成績
櫻井+36.1P 佐々木+26.0P 上田▲19.5P 内川▲42.6P

4回戦終了時
佐々木+90.4P 櫻井+26.9P 上田▲56.3P 内川▲61.0P

 

最終戦(起家から、内川・佐々木・上田・櫻井)

櫻井と上田のトータルポイントの差が83.2P。
櫻井と内川のトータルポイントの差が87.9P。
奇跡を何度か起こさない限り逆転できるような差ではない。

東2局 親 佐々木
4巡目、櫻井が仕掛けを入れる。

四万五万四索四索四索二筒三筒三筒四筒四筒  チー七筒 左向き六筒 上向き八筒 上向き  ドラ八索

さらに三万をチーして打四索二筒五筒待ちテンパイ。
その瞬間、内川が以下のテンパイを入れる。

一万一万一万六万六万八万八万九索二筒二筒二筒白白  ツモ八万

なんと、内川があっさりツモり四暗刻テンパイ。リーチを打つ。
数巡後、最初の奇跡。白ツモ。

8,000・16,000

消化試合になりそうだった最終戦をたった1局で面白くした内川の四暗刻。
しかしまだこれでは足りない。それほどの差をつけられているのだ。
その後は、櫻井が決め手に欠けつつも隙は見せずに点差を詰めさせない展開。

南4局4本場 親 櫻井
オーラスの点数状況は以下の通り。

内川 60,600
佐々木 18,300
上田 30,300
櫻井 10,800

内川の勝ち上がり条件は跳満ツモ、もしくは櫻井からの跳満直撃。
一発裏ドラのない公式ルールにおいてこの条件がどれだけ厳しいかは容易にご理解頂けるだろう。

3巡目の内川の配牌。

三万一索二索三索四索五索六索七索八索八索七筒九筒北  ツモ二万  ドラ一万

ソウズの一色手かピンフ一通ドラ1をリーチしてツモるかというところ。
7巡目には以下のテンパイ。

二万三万一索二索三索四索五索六索七索八索八索九索三筒  ツモ一万

ドラから引いてしまうとピンフがつかない。
内川、ここは打八索として123の三色でのアガリも視野に入れた。
次の内川のツモは九索。三面張だが九索ツモしか許されないテンパイ。
それでも内川はリーチを打つ。打たざるを得ない状況。

一万二万三万一索二索三索四索五索六索七索八索九索九索  リーチ

リーチを打った時点では山に2枚残っている九索だったが、リーチ後すぐに佐々木が九索をツモり残り1枚。

そして2巡後、二度目の奇跡。内川九索ツモ。
3,000・6,000は3,400・6,400。

なんと87.9Pを捲る内川の大逆転劇。凄まじい対局を見せつけられたのだった。

最終戦成績
内川+55.8P 上田▲4.1P 佐々木▲18.1P 櫻井▲33.6P

最終戦終了時
佐々木+72.3P 内川▲5.2P 櫻井▲6.7P 上田▲60.4P

ベスト8勝ち上がり
佐々木亮 内川幸太郎

見事ベスト8へ勝ち上がりを決めたのは佐々木と内川。櫻井と上田が敗退となった。

「なんで俺の手だけツモれないんだよー」と明るくふるまう櫻井に好感。
あの逆転劇の直後にそんな振る舞いはなかなかできるものではない。
「また三段戦から頑張ります」と上田。
2年前に初段戦から決定戦に残り準優勝したエースも、ついにシードを失ってしまった。

まずはベスト16A卓が終了し、勝者が2名決まった。
B卓の戦いにも注目したい。

何を切る?fromロン2 2018年7月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答を、グラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東4局1本場北家

 

プロ

九索切り・・・19人
四索切り・・・13人
六万切り・・・1人
二索切り・・・1人

 

ロン2ユーザー

九索切り・・・44.4%
二索切り・・・28.3%
四索切り・・・12.1%
六万切り・・・11.1%
八万切り・・・3%
七索切り・・・1%

 

 

プロ解答(50音順)

 

九索切り

 

明石定家
「雀頭はどこでもできそう。理想はタンピン三色ドラドラ。」

伊藤優孝
「柔軟に構える。」

魚谷侑未
「このままの1シャンテンだと567にもなりにくそうに見える。最低メンタンピンかドラを使いたいので。」

黒沢咲
「雀頭は後から作るとして、タンヤオを確定させて満貫手を狙う。」

ケネス徳田
「ドラ受けを残しつつタンピンへ。」

近藤久春
「大きく構える。」

猿川真寿
「タンヤオ変化になる牌も多いので高打点を目指す。」

沢崎誠
「まだ2メンツ!メンタンピンツモ三色ドラドラなどの高打点を気長に見たい。」

柴田吉和
「ゆったりと。」

中村毅
「567と678を狙いつつタンピン形にもっていく。ドラ重なり等の打点アップも見て。」

浜上文吾
「雀頭なしの状態になるが、仕掛けも考えてタンヤオと567・678の三色狙い。チーテンになった場合のみ三索はチーします。基本はメンゼンで高打点を狙いたい。」

林俊宏
二索四索を切る時もあると思いますが、まずはタンヤオを目指して1翻・2翻と打点を上げていきたい。」

HIRO柴田
「タンヤオに決めてツモを見る。」

藤岡良一
「ここは雀頭を九索にもとめない。雀頭保留でゆったり構える感じで。トップに走られているが、まだ東場だし勝負の行方はわからない。」

藤原隆弘
「567三色の1シャンテンではあるが、七万五筒限定でドラが余る形。ここはいったん2シャンテンに戻してみたい。二索が重なるのがベストだが、三索引きや四索七索が重なってのタンピンなど変化に幅がある。」

古橋崇志
「ピンフのみになってしまう可能性のある1シャンテンには受けない。最低でもメンタンピン、最高形はメンタンピン三色ドラドラ狙いで九索のトイツ落としとする。」

増田隆一
「タンヤオに向かう。」

美波智子
「タンヤオ、三色を目指します。」

和久津晶
「せめてタンヤオ。」

 

 

四索切り

 

荒正義
「速度優先でトップより2着確保。満貫か跳満のツモで上を見る。」

石川遼
「最高のドラツモは逃さないバランスの良い一打。」

和泉由希子
「カンチャン嫌いなので。」

内田美乃里
二索が重なるのが理想だが、567も678も見えるので、テンパイしたら打二索とします。」

上村慎太郎
「567、678を見つつ。」

紺野真太郎
「567になればリーチで良し。ならずはヤミテン。二索が重なればさらに良し。」

佐々木寿人
「手なりで。」

菅原千瑛
「ドラ二索の重なりを残しつつ、567の三色を見て打四索。」

西川淳
九索を切ってブクブクに!と思ったけど、すでに四筒六筒を切っているここは打点よりスピードということで、四索切りからヤミテンに構えます。」

仁平宣明
「三色の1シャンテンに構えて三色目を引いたらリーチ。先に二索が重なるようなら、高目満貫の仕掛けも考える。」

藤島健二郎
「ピンフ形を尊重。567の目が残る。」

森下剛任
「三色も狙うが、好形を残したい。」

安村浩司
「好形を残す。打点アップはドラの重なりと八索引きを残す。」

 

 

六万切り

 

二階堂亜樹
「ラス目と点差が近いので、ドラを使い切る。567三色か五万八万重なりのタンヤオなど役有りを目指して。ドラが重なればマンズ分カバーできそうなのと、親の現物がないので、八索をツモ切りしている親の安全牌候補に九索を取っておきたい。」

 

 

二索切り

 

中山奈々美
「ドラではあるが、567を狙いつつ四索七索引きでタンヤオ移行も見えるので二索を切る。」

Mr.Yの連盟Weekly!

100

あっという間の一週間だった。
しかしワールドカップがあったおかげかとても濃厚に感じた。
後でサッカーの話はするとして、先週を振り返ってみよう。

【第35期鳳凰戦A1リーグ第5節A卓】6月25日(月)
古川孝次vs瀬戸熊直樹vsHIRO柴田vs吉田直

最近調子が上がってきている瀬戸熊だったが、大きいマイナスとなってしまう。

100

どう帰路についたか覚えていないほどやられた、と本人はブログで語っている。
A1リーグもまもなく折り返し地点。目が離せない!

【第35期鳳凰戦A2リーグ第4節A卓】6月26日(火)
前田直哉vs猿川真寿vs黒沢咲vs刀川昌浩

独走していた黒沢だったが、猿川が高打点をいくつも決め、+86.8とポイントを一気に伸ばす!

100

猿川は150ポイント差があった黒沢を交わし、なんと首位に躍り出た!
前田も+41.1ポイントを叩き、好位置につけている。

【第13期女流桜花Aリーグ第3節C卓】6月27日(水)
内田美乃里vs蒼井ゆりかvs稲岡ミカvs中野妙子

女流桜花では珍しい23:00を過ぎる長期戦となったが、制したのは内田!

100

+79.0ポイントで決勝圏内に!
随所で大きいアガリを決めた稲岡もポイントを伸ばした。

【第25回女流勉強会】6月28日(木)

100

特別なことをしたわけではないが、今までで一番オープニングトークが面白かったと滝沢プロと古橋プロが絶賛!

100

大和プロが大成した瞬間であった。

女流勉強会は無料放送なので、見てみたい方はFRESH!日本プロ麻雀連盟チャンネルを要チェック!
不定期放送なので、次回がいつになるかは分からないが、お楽しみに!
視聴はこちら

【第35期十段戦ベスト16B卓】6月29日(金)
瀬戸熊直樹vs伊藤優孝vs古川孝次vs前原雄大

最終戦、前原が少し抜け、三者で一つの椅子を奪う形となった。
序盤リードした瀬戸熊が勝ちそうな雰囲気ではあったが、瀬戸熊のアガリ牌を古川が喰い取る奇跡的なプレーが出たりなどし、オーラス、瀬戸熊vs古川の大接戦に。

100

紙一重で古川に軍配が上がった。

勝ち上がり:前原雄大、古川孝次

【ワールドカップ グループリーグ】6月28日(木)
日本vsポーランド
後半0-1で負けていた日本だったが、同時刻に行われていたセネガルvsコロンビアの状況を踏まえ、日本はリスクを冒さずに最終ラインで約10分ボールを回して終了を待った。
点を取りに行けとネットは各地で大炎上していたが、麻雀のタイトル戦や番組で似たようなシチュエーションを見たことや経験したことがあるせいか、麻雀プロからは肯定的な意見が多数出た。

100

白鳥プロのこのツイートはまたたく間に1,000リツイートを超え、フォロワーも20人増えた。
バズった!と、本人も大喜びである。
※バズる…特定の単語や物事がインターネット上で爆発的に多くの人に取り上げられることを意味する語

これを好機と見た白鳥プロは前日に発売された「トッププロが教える 最強の麻雀押し引き理論」の宣伝に勤しんだ。
売れ行きは好調らしい。

100

Amazonと後輩の両方にイジられてしまった。

【ワールドカップ 決勝トーナメントベスト16】7月2日(月)
日本vsベルギー
後半2-0でリードしていた日本だったが、2-1、2-2と迫られ、残り数秒でカウンターを喰らい2-3で辛い逆転負けとなってしまった。

100

勝負の世界は素晴らしい。
4年後は絶対にリベンジだ!!

【飯テロ】
今年の5月にTwitterを始めた近藤久春プロのTwitterが飯テロだと話題に。
※飯テロ…実際には食べることができない人に美味しそうな食べ物やその写真などを見せ、見る者の食欲を刺激する行為。

100

とても美味しそうである。
料理に一切の妥協を許さないのだろう。

100

ツイートのほとんどが飯テロだが、麻雀プロの中に一人位そういう人がいてもいいかもしれない。
近藤久春プロのツイッターはこちら

さて、これでTwitterをやっていないA1リーガーは残り二人となった。

100

といっても右の御方は今にもTwitter始めそうな気はしている。

果たしてどんな つぼやきが見られるのだろうか。