第35回静岡リーグ(プロアマ混合)第3節レポート

8月16日、立秋を過ぎ暦の上では秋になったが、厳しい残暑で静岡リーグが行われる浜松では今年一番の40度を超える暑さとなった。
翌日には歴代最高気温タイの41.1度を記録したのだが、浜松のような平地でなおかつ海が近くにあるところで、このような気温を記録するとは、すべてにおいて例年とは違った夏であることは間違いないと感じた。

静岡リーグも、第3節を迎えついに折り返してしまったという感想である。

消毒をし、検温してからの受付と、最初は慣れない流れではあったが、3節もやっていると、参加者全員が流れるように行っている。
慣れというのは恐ろしいもので、すでに違和感がなくなっている。

そんな、今までとは違った静岡リーグも普通の光景となりつつあった。
やはり、リーグ戦とは真剣に向き合うために心技体すべてが整わないといけない。
参加者の体調管理の賜物なのか、体調不良者は誰もいなかった。
全参加者が万全の準備をしているといえよう。

では早速、第3節の結果を見ていこうと思う。

首位は1節より山田さんがキープ。
差をじわじわ広げ2位以下に70pつける独走状態に。
あと1節を残してはいるが、決勝進出は固いリードといえよう。
あとはそのまま首位キープで最終節を終われるかが注目となってくる。

2位には唯一決勝圏内にいるプロ、鷲見プロ。
決勝が全員一般参加の人のみになるかというところの最後の防波堤となっている。
今節も順調にポイントを伸ばして、決勝に見通しを立てたというところだろうか。
それに追随してくるプロが現れてほしいところだが…

3位は影山さん、4位は白井さん。
この2人は過去に決勝進出経験もあり、ここからは確実に決勝に残る戦い方をしてくるだろう。
そういった意味では次節の戦い方もよくわかっていると思う。
白井さんは今節も役満をアガり、今回の静岡リーグで2回目の役満とのこと。
二度あることは三度あるで、最終節もアガりトップ通過を狙っていきたいところだろうか?

5位以降は高村さん、村瀬さん、安藤さん、大谷さんと僅差で続いている。
9位の私まで、2位から9位までのポイント差が47.5pと大混戦状態となっている。
ボーダーの5位からだと16・2pの中に5人がひしめき合っていることになる。

ましてや、最終戦は16位までの順位の回り順の対戦。
直接対決となるため、これだけのポイント差はあってないようなものになる。
上位が団子状態であれば回り順最下位の16位からの巻き返し決勝進出も可能である。

今までの静岡リーグにおいて、決勝戦で一般参加の人が3人以上占めたことない。
すでに3人以上になる可能性が高いとは思うが、プロの意地を最終戦で見せてもらいたいと思う。
というよりも、プロの中で一番決勝圏内に近い私が意地を見せなければいけないと感じた節となった。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 合計
1 山田昭裕 一般 106.7 52.8 35.7   195.2
2 鷲見隼人 プロ 72.3 38.7 16.5   127.5
3 影山恒太 一般 68.0 43.7 0.0   111.7
4 白井健夫 一般 47.2 51.1 6.6   104.9
5 高村龍一 一般 ▲ 0.8 50.0 47.0   96.2
6 村瀬光佳 一般 34.0 67.7 ▲ 12.6   89.1
7 安藤真由美 一般 51.9 67.9 ▲ 35.9   83.9
8 大谷数則 一般 49.7 29.3 1.8   80.8
9 斉藤隆 プロ 19.7 43.9 16.4   80.0
10 土屋幸弘 プロ 33.3 8.9 24.4   66.6
11 鈴木貴仁 一般 ▲ 34.8 45.9 55.3   66.4
12 堀孔明 一般 38.6 3.5 21.9   64.0
13 高橋大輔 一般 14.8 15.0 26.8   56.6
14 太田昌樹 プロ 17.5 19.1 19.5   56.1
15 松清一樹 一般 54.3 0.7 1.0   56.0
16 渡辺洋巳 プロ 7.1

30.6 0.0   37.7
17 小倉雨 一般 ▲ 15.6 ▲ 29.7 62.4   17.1
18 鈴木秀幸 プロ 14.9 3.1 ▲ 1.8   16.2
19 井上一雄 一般 ▲ 17.8 59.9 ▲ 28.0   14.1
20 平野敬悟 プロ 19.9 48.9 ▲ 56.6   12.2
21 西田孝志 一般 29.9 ▲ 18.2 0.0   11.7
22 天音まこと プロ 49.9 ▲ 59.4 12.7   3.2
23 小山剛史 一般 0.5 0.0 0.0   0.5
24 中野一男 一般 27.7 ▲ 18.6 ▲ 9.0   0.1
25 石津寿人 プロ 0.0 10.7 ▲ 12.4   ▲ 1.7
26 京平遥 プロ ▲ 36.3 0.0 34.4   ▲ 1.9
27 加藤拓 一般 42.4 5.4 ▲ 50.7   ▲ 2.9
28 宮地孝尚 一般 ▲ 27.0 0.0 22.5   ▲ 4.5
29 牧野卓人 一般 38.0 ▲ 43.5 0.0   ▲ 5.5
30 島﨑涼 プロ 3.2 ▲ 28.1 19.2   ▲ 5.7
31 望月雅継 プロ ▲ 35.5 5.8 23.4   ▲ 6.3
32 藤島健二郎 プロ ▲ 84.5 33.0 44.8   ▲ 6.7
33 木原翼 プロ ▲ 18.8 36.4 ▲ 28.5   ▲ 10.9
34 栗島有紀 一般 ▲ 23.7 38.3 ▲ 35.8   ▲ 21.2
35 湯本紳介 一般 ▲ 51.9 ▲ 24.3 49.6   ▲ 26.6
36 伊藤真 一般 ▲ 5.3 2.7 ▲ 24.3   ▲ 26.9
37 佐藤伶太 プロ 21.0 ▲ 26.7 0.2 ▲ 25.2 ▲ 30.7
38 松本貴仁 一般 ▲ 30.8 32.2 ▲ 56.4   ▲ 55.0
39 中寿文 プロ ▲ 72.4 ▲ 27.9 40.6   ▲ 59.7
40 岡本和也 プロ ▲ 42.0 ▲ 26.4 8.1   ▲ 60.3
41 柳瀬真志 一般 ▲ 79.0 ▲ 3.1 19.0   ▲ 63.1
42 青嶋宏樹 プロ 25.6 ▲ 56.5 ▲ 33.2   ▲ 64.1
43 鈴木博直 一般 ▲ 52.5 ▲ 21.4 7.4   ▲ 66.5
44 渡部文也 一般 7.2 ▲ 5.1 ▲ 71.0   ▲ 68.9
45 服部哲也 一般 0.0 ▲ 68.9 0.0   ▲ 68.9
46 鈴木優貴 一般 ▲ 33.8 ▲ 7.0 ▲ 35.1   ▲ 75.9
47 金田年伸 一般 ▲ 22.9 ▲ 68.9 0.0   ▲ 91.8
48 片山一哉 一般 ▲ 22.7 ▲ 65.3 ▲ 8.0   ▲ 96.0
49 杉村泰治 プロ 15.5 ▲ 71.3 ▲ 44.8   ▲ 100.6
50 安藤銀一 プロ 12.8 ▲ 77.1 ▲ 37.7   ▲ 102.0
51 伊藤裕美子 一般 ▲ 74.8 22.2 ▲ 60.7   ▲ 113.3
52 山内紀博 一般 ▲ 13.5 ▲ 86.4 ▲ 17.5   ▲ 117.4
53 鈴木郁孝 プロ ▲ 56.4 ▲ 53.6 ▲ 30.8   ▲ 140.8
54 前嶋茂 一般 ▲ 6.7 ▲ 39.3 ▲ 140.7   ▲ 186.7

第16期静岡プロリーグ 第3節レポート

8月になり、ようやく夏らしい気候となった。

静岡プロリーグ第3節、2020年8月16日(日)の静岡県浜松市の気温は40℃超。翌日は41.1℃を観測。

もしかしたら夏が気を利かせすぎたのだろうか。それとも長い梅雨の鬱憤を晴らすかのように太陽が帳尻でも合わせたのだろうか。

そんな気分に浸っていたが、静岡プロリーグ当日に吹いた風は我々が経験してきたそれではなく、サウナの『ロウリュ』のような熱波であった。
私の弛緩した気持ちに制裁を加えるかのような厳しい暑さであった。

しかし、そんな誰も経験したことのない『日本で一番熱い夏』の中、各選手はそれにも負けない熱い戦いを魅せてくれた。
もしかしたら浜松市を熱した、タオルを振り回す『熱波師』は静岡プロリーグの選手達だったのかもしれない。

静岡プロリーグ第3節、開幕。

1卓

太田昌樹 × 青嶋宏樹 × 蓮沼友樹 × 島崎涼

結果
島崎 +80.8P(+94.6P) 蓮沼 ▲13.4P(+105.9P)
青嶋 ▲29.9P(▲56.9P) 太田 ▲38.5P(▲67.6P)

島崎のワンサイドゲーム。島崎はトータル3位までジャンプアップ。高打点を決める姿はブランクを感じさせない。
今期の活躍に期待しよう。

蓮沼はポイントを重ねたかったが、少々のマイナスでトータル2位に陥落。

青嶋は後半失速。勝負に入りきれなかったか。

太田はアガリが遠く辛い展開だったか。まだまだ先は長い、辛い展開を打開しようとする姿は今後に期待できるだろう。

2卓

中寿文 × 石津寿人 × 佐藤伶太 × 京平遥

結果
京平 +70.7P(+20.7P) 石津 +3.5P(▲92.5P)
佐藤 ▲22.2P(+36.0P) 中 ▲52.0P(▲69.3P)

高打点を次々と決めて、京平の1人舞台でフィニッシュ。
他の3人は成す術なしと言ったところか。

石津は前節の大きなマイナスをリカバリしたかったが、京平の勢いに押されてしまったか。

佐藤・中ともにマイナス。
佐藤は得意のリーチ攻撃が出来ず、モヤモヤした展開だったか。
中は気合が空回りしてしまったか、前回の静岡プロリーグ決勝進出者としての意地を次節以降期待している。

3卓
鈴木秀幸 × 大橋幸正 × 斉藤隆 × 渡辺洋巳 × 中村裕之

結果
鈴木秀 +19.4P(+19.4P) 中村 ▲3.5P(+11.2P)
大橋 ▲4.2P(+113.2P) 渡辺 ▲6.9P(▲3.1P)
斉藤 ▲24.8P(▲8.5P)

平たい展開を制したのは初戦の鈴木秀。3回戦まで好調だったが、4回戦で失速。卓内トップだが、鈴木秀の心中は如何に?

大橋は、序盤に中打点+ノーテン罰符で順調に加点したが、満貫の親被りをするなどなかなか思い通りにはいかず、僅かなマイナス。
蓮沼のマイナスにより、トータルトップになるも消化不良の節となったか。
次節以降に期待。

4卓
岡本和也 × 平野敬悟 × 田中寛治 × 天音まこと

結果
田中 +15.6P(+15.6P) 平野 +3.5P(▲29.5P)
岡本 ▲6.5P(▲72.3P) 天音 ▲12.6P(+19.2P)

田中が小さいながらも卓内トップ。
麻雀は浮き沈みのあるゲームだが、田中にとっての至上命題である『初戦の卓内トップ』を奪取。
今期も優勝を目指す。

平野は今一つ突き抜ける展開に持っていけなかったが、小さいながらもプラス。
前向きに闘って欲しい。

岡本・天音はマイナス。岡本は3節連続のマイナスとなり、まだ本調子ではないか。
天音は前節のプラスを更に伸ばしたいところだったが、足踏み。
次節以降ブレイクできるのか。

5卓
鈴木郁孝 × 木原翼 × 鷲見隼人 × 土屋幸弘

結果
木原 +69.7P(+54.6P) 土屋 +13.1P(▲5.4P)
鈴木郁 ▲37.3P(+31.7P) 鷲見 ▲45.5P(▲72.9P)

木原は1回戦の1人沈みを跳ね返し、大きなプラス。
土屋は小さいながらもプラスで纏めた。

鈴木郁・鷲見は大きなマイナス。
まだ残り5節、打点力のある2人なだけに巻き返すことが期待される。

【別日対局】
藤島健二郎 × 望月雅継 × 杉村泰治 × 平岡理恵

結果
望月 +76.9P(+17.6P) 藤島 +30.9P(+55.8P)
杉村 ▲40.1P(▲115.6P) 平岡 ▲67.7P(▲106.9P)

望月の大トップで終了。
2節まで本調子とは言い難い成績だったが、ここに来て支部長としての貫禄を魅せつけたか。

藤島も望月の勢いに負けず、きっちりプラス。
残り5節の闘い方に注目である。

杉村・平岡はまだまだ本調子ではないか。
ともに▲100Pを超えてしまい、大変厳しい位置だが自分らしい闘いを期待している。

熱戦はまだまだ続く。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 合計
1 大橋幸正 75.8 41.6 ▲ 4.2           113.2
2 蓮沼友樹 67.8 51.5 ▲ 13.4           105.9
3 島﨑涼   13.8 80.8           94.6
4 藤島健二郎 ▲ 60.4 85.3 30.9           55.8
5 木原翼 ▲ 19.7 4.6 69.7           54.6
6 佐藤伶太 59.1 ▲ 0.9 ▲ 22.2           36.0
7 鈴木郁孝 123.5 ▲ 54.5 ▲ 37.3           31.7
8 京平遥 ▲ 50.0   70.7           20.7
9 鈴木秀幸     19.4           19.4
10 天音まこと 31.8   ▲ 12.6           19.2
11 望月雅継 ▲ 58.5 ▲ 0.8 76.9           17.6
12 田中寛治     15.6           15.6
13 中村裕之 ▲ 12.3 27.0 ▲ 3.5           11.2
14 渡辺洋巳 ▲ 13.4 17.2 ▲ 6.9           ▲ 3.1
15 土屋幸弘 ▲ 32.0 13.5 13.1           ▲ 5.4
16 斉藤隆   16.3 ▲ 24.8           ▲ 8.5
17 平野敬悟 ▲ 33.0   3.5           ▲ 29.5
18 青嶋宏樹   ▲ 27.0 ▲ 29.9           ▲ 56.9
19 太田昌樹 ▲ 29.1   ▲ 38.5           ▲ 67.6
20 中寿文   ▲ 17.3 ▲ 52.0           ▲ 69.3
21 岡本和也 ▲ 35.0 ▲ 30.8 ▲ 6.5           ▲ 72.3
22 鷲見隼人 ▲ 27.4   ▲ 45.5           ▲ 72.9
23 石津寿人   ▲ 96.0 3.5           ▲ 92.5
24 平岡理恵 ▲ 39.2   ▲ 67.7           ▲ 106.9
25 杉村泰治   ▲ 75.5 ▲ 40.1           ▲ 115.6

第21期北関東プロアマ混合リーグ  第6節成績表

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 合計
1 千明 英雄 一般   8.8 65.4 49.3 28.8       152.3
2 栗林 佑 一般 36.6 35.5 51.1 20.1         143.3
3 安藤 順一 一般   80.3 ▲ 19.3 10.2   48.9     120.1
4 百瀬 元気 一般   ▲ 17.8 ▲ 26.0 45.4 20.3     95.6 117.5
5 福田 栄司 一般 38.1   105.4 ▲ 8.0 ▲ 41.1       94.4
6 渋澤 大貴 一般   13.7 ▲ 5.6 31.9 37.1       77.1
7 須長 正和 プロ 45.9   30.8 23.6       ▲ 28.1 72.2
8 檜山 拓 一般 52.2 3.2 ▲ 5.7 ▲ 10.4     37.5 ▲ 33.0 43.8
9 渡部 正 一般 5.1 27.6             32.7
10 高橋 信夫 プロ   37.2 39.8 ▲ 60.5       ▲ 4.5 12.0
11 吉田 幸雄 プロ   2.7   ▲ 17.0 59.8   ▲ 115.9 50.5 ▲ 19.9
12 下田 昌克 一般 ▲ 8.4 ▲ 7.1 ▲ 22.2 9.1         ▲ 28.6
13 小川 尚哉 プロ ▲ 3.2   15.9 7.8       ▲ 53.8 ▲ 33.3
14 高松 伸好 一般 ▲ 2.1 ▲ 32.9     ▲ 9.4 37.5 26.8 ▲ 65.0 ▲ 45.1
15 鈴木 祥汰 一般 ▲ 82.6 45.2 ▲ 16.2           ▲ 53.6
16 蒼山 秀佑 プロ ▲ 57.2               ▲ 57.2
17 白戸 隆寛 一般   ▲ 29.6 ▲ 46.0           ▲ 75.6
18 大月 れみ プロ     ▲ 52.9 ▲ 79.6         ▲ 132.5
19 西嶋 ゆかり プロ ▲ 44.1 ▲ 66.9   ▲ 15.3 ▲ 48.0 ▲ 24.4 50.6 4.3 ▲ 143.8
20 石倉 弘之 プロ ▲ 21.3 ▲ 26.2 ▲ 65.5 0.8 ▲ 49.5       ▲ 161.7
21 安藤 真由美 一般   ▲ 77.7 ▲ 53.0 ▲ 9.4   ▲ 62.0     ▲ 202.1

第19期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第2節レポート

Aリーグ2節:広報部

1節から長い休み明けの2節。この期間でどの様にそれぞれの対局に影響が出たのであろうか?
1節大きくマイナスしてしまった稲岡であったが、気持ちを変えるには十分な休みだったようだ。
まずは1回戦。

二万三万五万六万七万一索二索三索六索六索一筒三筒五筒  ドラ四筒

ここから一万を引いて五筒切りのヤミテンにして様子をみると2巡後二筒が吉本から出でて2,600のアガリ。
これが今日の稲岡を後押しすることになる。

2回戦。

一万一万三万三万五万六索七索八索一筒一筒二筒三筒四筒  ドラ二筒

1シャンテンから二万を引いて五万切り、今度はリーチとした。
親の坂本も続けてリーチとくる。高そうなリーチに一瞬とまる。

四万五万六万七万八万九万四索五索六索二筒二筒五筒六筒 

跳満まである手牌。でも、流れは稲岡にあった。二万ツモの2,000 3,900。
今節、稲岡は+30.7Pとして、勝負はまだまだこれからよ!そう言っているようなアガリ。

花岡は、休み期間に十分調整できたようで、タイミング良くポン、チーをして1,000点、2,000点をアガリ、まずはスピードで先行していく。
2回戦は手牌も伸びていく。

一筒一筒六筒六筒六筒七筒七筒七筒八筒八筒西西西  ドラ西

この凄い手牌をテンパイ。
配牌では、西とピンズは一筒一筒六筒七筒しかなく予想もしなかった。引きの強さを感じる。
八筒が辻本から切り出された。
花岡は今節ダントツでトップに踊り出る。

面白くなるAリーグ、次節はどのようになるでしょうか?

Cリーグでは新人紹介をさしていただきます。
下記の質問に答えてもらいました。

➀氏名  
②出身地 
③自分をアピールして下さい。 
④好きな役 
⑤好きな雀士(プロ、アマ問わず) 
⑥プロになろうと思ったきっかけは?      
⑦これからどうなれば良い、どうしていきたい?

 

100

 

① 河野 智士(こうのさとし)
② 大阪府
③ 私は会社員で商品開発に所属しております。
以前、開発に関わった商品が展示会にてある賞を受賞しました。
④ 平和
⑤ 瀬戸熊直樹プロ
⑥ 人生一度きり、好きな麻雀に関わりたい、今後の麻雀業界の発展に貢献したいと思いました。
⑦ 多く方と麻雀を打ちたいので、リーグ戦や各大会の予選一つずつを大切にしていきたいです。
また、最近はプロの方々が動画投稿サイトで活躍されているのを見て、動画撮影や編集に興味があります。  

 

100

            

①三代 凱(みしろ がい)
②鳥取県
③麻雀店に勤めています、守備派雀士です
④ピンフとタンヤオ
⑤瀬戸熊直樹プロ
⑥中学生の時モンドTVの対局を見て
⑦Aリーガーになれるよう頑張りたいです

戦術の系譜10 猿川 真寿

今回からこちらのコラムを担当させていただくことになりました。
基本、書き手の自由ということで、何を書こうかなと数日悩んでいました。
滝沢氏が書いた、読みの基本みたいなものは読み手の為にはかなり需要があるし、求められている物なのかなと思いましたが、この先の書き手がまた書くだろうということで、私は麻雀に対してのメンタルや考え方などを書かせていただこうかと思います。

あくまで、私の主観ですので雀力向上というよりは読み物として見てもらいたいです。
面白い思考だなと思われたら幸いです。

麻雀に一番大事なものは、「メンタル管理」だと思っています。
当然、技術的な部分は勝敗において大きなウエイトを占めますが、雀力が同じぐらいのもの同士の戦いは、メンタルが強い人のほうが、強者になりやすい。
もっと言うと、メンタルをぶれにくくするために、技術向上をすると言っても過言ではないと思っています。

初心者の方は、正解が分かりにくく、合っているかなという気持ちで麻雀をしている人も少なくないと思います。
不安があれば当然メンタルもぶれて、普段切れる牌が切れなくなったり、リーチをかけれなくなったりする。
それが、負けに繋がります。

ではどうすればメンタルが強くなるのか?ということですが、先ほども書いた技術向上ということになるでしょう。

このテンパイ形ならリーチする。余剰牌が3~7ならペンチャンを落とす。など、ある程度有効だと思われる決め事を作ることも大事なことです。そうすることによって、結果が裏目だったときもミスではない。と思えるようになるからです。

技術面は、他の人のコラムや戦術本で勉強していただければと思います。
前置きが長くなりましたが、麻雀についての考え方について、書いていきたいと思います。
考え方1つでメンタルも強くなっていきます。

 

1. 己を知る

このコラムを読んでいる人は、大体初級者から中級者ぐらいの人が多いのではないかと思います。
それなりに、場数を踏んでいるかと思われます。トップをとったり、ラスを引いたりと何回も繰り返しているかと。

まず、どんな展開のときにトップをとったか、できる限り思い出してほしい。
東1局に8,000オールをアガってそのまま逃げ切った、オーラス5本場まで積んで捲ったなど色々あります。
また、逃げ切りトップが多いとか、追いかけるほうが得意、小場、荒場のほうが好きなど人それぞれだと思います。

まずは、自分の勝ちパターンを知ることが大切だと思っています。
麻雀は、道中でいくら点棒がなくなろうが、南4局が終わった時点で、一番点数を持っていた人が勝ちとなる競技です。
誰でも、理想は加点しても失点はしたくないと思うでしょう。でも、そんなに上手くいくことが毎回ある筈もありません。
人には理系、文系タイプや性格の違いなどあり、麻雀の打ち方、勝ち方も十人十色だと思っています。
自分は、どういう展開(パターン)のときトップになっているか、打ちやすいか(気持ちよく打てているか)。ということを意識してみてはいかがでしょうか?
そうすることによって、その局ごとの目的がはっきりしてきて、メンタルがぶれにくくなっていきます。

 

2.要否

皆さんは、参考にしている打ち手はいるでしょうか? または、アドバイスを受けている人などがいるでしょうか?その人はどんな雀士ですか?
なぜ、こんな質問をしたかというと、その人がどんなに強くても、自分にとっては必要のない情報(戦術)になることもあるからです。

理想としては、打ち筋や好みが似ているタイプの人を参考にしたほうがいいと思います。
真逆なタイプは、自分の欠陥の部分を持っていますが、一朝一夕で真似できるものではありません。
例えその1局が同じ思考だったとしても、全体的なバランスとしてはうまくいかないケースが多いからです。

少し前によく言われた、一貫性とは相異なので勘違いしないでもらいたいです。
よく言われる引き出し(技術)は、多ければいいというわけではないと思います。
理想はすごく沢山あってバランスが取れればいいですが、矛盾する技術もあるので、相当困難だと思われます。
それよりも、自分の武器を磨くことが成績アップの秘訣になります。

上記に必要のない情報(技術)とありますが、必要なくてもそういう考え方があるのだと記憶しておくことは大切です。
対戦相手の思考を探ることは非常に大事なことです。ということで、効率のいい引き出しを探してみてください。

 

3.一路邁進

例えば、こんな牌姿で

一万二万三万六万七万八万一索二索三索二筒三筒九筒九筒白  ドラ八万

親が4巡目でリーチをしていて、一筒四筒が河にある。同巡テンパイで白は現物。さてどうするのが正解でしょうか?
正解はありません。でも不正解はあります。
白を切らないことです。

私は性格上リーチといきますが、ヤミテンも有力だと思います。アガリ率が圧倒的に違いますので。
もし、四筒だけが現物だった場合はどうでしょうか?
また、現物待ちではなかったとしたら、ヤミテンはおかしいでしょうか?
他にも、親のリーチが入っていなかったとしたら?

私の答えはどちらも(リーチもヤミテンも)有力。
確かに、メンタル的にはこういうときはこうすると決めておいたほうが、失敗したときに、しょうがないと思えるので痛みは少ないかも知れません。
しかし、決め事を増やすと成長の妨げになることも多々あります。

対戦相手の雀力もまちまちで、先ほど書いた状況もキー牌だけで、4者の河についても同じ状況はないからです。
ではどうすればいいのか?

とにかく、自分の打牌を正解だと思い込んでください。一種のマインドコントロールです。
結果は水もので、リーチしたなら、しなかった時にどうなったかは分かりません。
ヤミテンにして高めをツモッたとしても、リーチしていたら鳴きが入ったかも知れませんし、牌譜があればあとからは分かりますが、対局中は分からないし、知る必要もありません。

あくまで、結果に対してポジティブな思考を持つことが大事です。
反省は対局後にするもので、後悔はしないように心掛けてください。

 

4.勝つことより負けないこと

麻雀において勝つ(トップをとる)ことは、非常に大事で、麻雀の醍醐味の1つだと思います。
でも、同じぐらい大事なことがあります。負けないことです。

麻雀は、4人のうち1人しか勝てないゲームです。4分の3は敗者ということになりそうです。
決勝においては確かにそうですが、最強戦のような1半荘勝負でなければ、敗者は何人でしょうか?私の考え方では4着の1人で、2、3着は引き分け(痛み分け)です。

トーナメント方式と言われる2位まで勝ち上がりのシステムや、決勝といった勝者が明確なもの以外に対しては、1位を目指すより負けないこと(2着、3着)でもよし、ぐらいの気持ちが大事で、道中トップと何点差になったとか気にしてても、麻雀は与えられた配牌とツモで戦うゲームなので、無理に点差を詰めようとしたりするゲームではありません。無理をすれば、それだけ負ける可能性が増えます。

では具体的にどうやって打てばいいのか?ということになりますが、その日調子の悪そうな人に厳しく打つになります。
オカルト的な話に聞こえるかも知れませんが、4着目をできる限りアガらせないと言えば分かりやすいでしょうか。
当然、高打点をアガられて復活されることも多々ありますが、厳しく打っていればアガられてなかった場面なのに、打たなかったせいでアガられてしまうのはよくありません。
それによって、自身のアガリを逃してしまうこともあるかも知れません。

でも、よく考えてください。常に4分の1しかアガれないゲームです。残りの4分の3をアガられても致し方ないのです。
風牌を切るときの順番も私はこの思考で選んでいます。自分が1着目の時以外は、4着目の風牌は最後まで絞ります。
1着目のときは、4番手があがってきて3者が混戦になるほうがトップで終わる確率があがるので、2着目の風牌が最後になることが多いです。
他の戦術は次回書きます。

 

5.好きこそ物の上手なれ

ここまで読んでいかがでしょうか?
メンタル強化=ポジティブシンキング。
難しく考えないほうがいいです。麻雀という不確定要素が多いものを、完璧に打とうという発想が自らを苦しめているのです。
もっとシンプルに、アガれそうだから押す。持ち点は減ってから考える。これぐらいの気楽さで、打つほうが麻雀の楽しさに触れられると思います。

楽しいから、また麻雀をやりたくなる。もっと楽しみたいから、強くなる。
数学ではないので、答えは1つではありません。間違えてもいいんです。
と今回はここまでにします。

次回は、麻雀に王道があるのかどうか私には分かりませんが、どちらかと言えば真逆にある邪道の戦術について書きたいと思っています。

FRESH! OPENREC統合のお知らせ

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Q.OPENRECの日本プロ麻雀連盟チャンネルはどこで見れますか?
A. こちらよりご視聴いただけます。

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沢崎誠の強すぎる麻雀経験論  単行本(ソフトカバー) – 2020/8/25

100

 

本書はMリーグで大活躍の沢崎誠プロによる初の麻雀戦術書です。65歳のベテランである沢崎プロがMリーグでトップを独走した要因は35年間プロとして麻雀を打ってきた経験にあるといいます。本書ではその圧倒的な経験値から紡ぎだされた麻雀戦術を初めて明かすものです。

単行本(ソフトカバー): 224ページ
出版社: マイナビ出版
発売日: 2020/8/25

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何を切る? 2020年8月

第37期鳳凰戦A1リーグ 第4節 A卓 1回戦 東3局 東家 沢崎誠プロ

 

 

 

 

 

■ Twitterで実施したアンケートの結果

 

 

■プロ解答

二索切り

 

 

六索切りリーチ

 

 

六索切り

 

 

一筒切り

 

 

■実況・解説陣

 

 

内川「さすがに五索八索にしますか?。」
古橋「二索はノーチャンスか。おー!カン三索だ!」
内川「で、ヤミテン!」

■プロの視点
沢崎誠プロ
「捨牌から対面はマンズ模様で、上家はソーズのホンイツ一本。ピンズは安く、字牌は三元牌を中心に高い状況。
八索は場に全て見えており、四索が河に3牌、手の内に1牌とソーズの数牌は四索八索で分断されている。
二索切りは役有りのピンフだが、ドラそばで一索三索三索三索の形があっても不思議なく、六索の待ち形にリャンメン形はないのでアタリになる可能性は低そうだ。
手牌は一筒四筒が入れ替われば満貫クラスの勝負手となるので、ここは六索切りのヤミテンとする。

次巡ツモ六万と来て456の三色を考える。
ドラは暗刻と判断しているだけに一索三索三索三索の形があるかどうか?を守備面で再検討する。
待ちは字牌とのシャンポン形だろうと決めて二索切りのフリテン形を取る。
以降、五万引きは六筒ツモまでヤミテン、七万引きは四筒ツモまでヤミテンの予定でしたが・・・ツモ七索でした。」

 

 

■終局図

 

 

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巣鴨本部道場 2020年7月度プロアマオープン大会成績表 最終結果(プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 しーら 34 378.3
2 シマカタ 18 271.5
3 山田樹 30 265.3
4 篠田拓郎 41 250.9
5 稲熊勝明 45 227
6 藤原隆弘 64 222.5
7 西部健寛 28 218.2
8 松本裕也 19 206.8
9 江田源太郎 18 191
10 西角健二 49 190.5
11 福永雄介 24 186.8
12 ドラ次郎 42 179.9
13 大橋由隆 22 174.2
14 後藤竜司 25 162
15 木本一郎 23 153.9
16 藤次祐紀 96 133.7
17 青木保則 21 119.6
18 のりさん 26 119.5
19 中村 97 118.5
20 沢木 16 118
21 岡本浩一 45 117.2
22 立岩知朗 30 103.6
23 加藤はるみ 62 92.9
24 市川幹人 35 92.1
25 小泉忠 21 64.8
26 丹野賢一 23 54.9
27 太田久雄 18 39.8
28 有田将之 38 36.3
29 徳永 16 26.5
30 松村祐輔 19 23.4
31 前原由紀子 26 13.7

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 HAYAX 10 158.1
2 荒川純男 18 135
3 岡田充弘 17 117.8
4 藤次祐紀 28 114.8
5 佐藤やすし 11 105.7
6 水野裕来 12 102
7 岡本浩一 14 93.9
8 西部健寛 23 87.7
9 丹野賢一 18 87.5
10 後藤竜司 11 86.8
11 ピカチュウ 18 84
12 ダニエル・モレノ 18 83.2
13 市川幹人 21 76.2
14 加藤はるみ 20 72.2
15 大輔 12 68.5
16 くまお 9 59.5
17 深沢岳彦 10 52
18 葭葉 12 39.4
19 Andy-San 9 39.1
20 ドロンボーZ 12 36.8
21 中村 29 31.9
22 篠田拓郎 12 31.5
23 有田将之 15 24.5
24 鷹取 9 22.3
25 もと 12 20.7
26 藤原隆弘 13 19.6
27 前原由紀子 17 2.8
28 ひれろんみ 12 2.7

 

 

道場ポイントランキング

順位 名前 7WRC 7公式 8WRC 8公式 9WRC 9公式 10~12 合計
1 しーら 400 0 0 0 0 0 0 400
2 シマカタ 300 0 0 0 0 0 0 300
3 山田樹 250 0 0 0 0 0 0 250
4 篠田拓郎 200 25 0 0 0 0 0 225
5 西部健寛 170 40 0 0 0 0 0 210
6 藤原隆弘 180 24 0 0 0 0 0 204
7 稲熊勝明 190 0 0 0 0 0 0 190
8 藤次祐紀 115 50 0 0 0 0 0 165
9 松本裕也 160 0 0 0 0 0 0 160
10 後藤竜司 117 35 0 0 0 0 0 152
11 江田源太郎 150 0 0 0 0 0 0 150
12 岡本浩一 101 42.5 0 0 0 0 0 143.5
13 西角健二 140 0 0 0 0 0 0 140
14 中村 112 25.25 0 0 0 0 0 137.25
15 丹野賢一 96 37.5 0 0 0 0 0 133.5
16 加藤はるみ 99 29.25 0 0 0 0 0 128.25
17 市川幹人 98 29.5 0 0 0 0 0 127.5
18 福永雄介 120 0 0 0 0 0 0 120
19 ドラ次郎 119 0 0 0 0 0 0 119
20 有田将之 94 24.75 0 0 0 0 0 118.75
21 太田久雄 95 23.25 0 0 0 0 0 118.25
22 大橋由隆 118 0 0 0 0 0 0 118
23 木本一郎 116 0 0 0 0 0 0 116
24 青木保則 114 0 0 0 0 0 0 114
25 のりさん 113 0 0 0 0 0 0 113
26 沢木 111 0 0 0 0 0 0 111
27 Andy-San 83 28 0 0 0 0 0 111
28 前原由紀子 87 23.75 0 0 0 0 0 110.75
29 くまお 81 28.75 0 0 0 0 0 109.75
30 金山二郎 84 21 0 0 0 0 0 105
31 原佑典 79 21.75 0 0 0 0 0 100.75
32 HAYAX 0 100 0 0 0 0 0 100
33 立岩知朗 100 0 0 0 0 0 0 100
34 タカ 78 21.5 0 0 0 0 0 99.5
35 小泉忠 97 0 0 0 0 0 0 97
36 徳永 93 0 0 0 0 0 0 93
37 松村祐輔 92 0 0 0 0 0 0 92
38 齋藤麻衣子 86 0 0 0 0 0 0 86
39 野上陽子 85 0 0 0 0 0 0 85
40 蛇ノ目誠司 82 0 0 0 0 0 0 82
41 小林泰士 80 0 0 0 0 0 0 80
42 荒川純男 0 75 0 0 0 0 0 75
43 岡田充弘 0 62.5 0 0 0 0 0 62.5
44 佐藤やすし 0 47.5 0 0 0 0 0 47.5
45 水野裕来 0 45 0 0 0 0 0 45
46 ピカチュウ 0 30 0 0 0 0 0 30
47 ダニエル・モレノ 0 29.75 0 0 0 0 0 29.75
48 大輔 0 29 0 0 0 0 0 29
49 深沢岳彦 0 28.5 0 0 0 0 0 28.5
50 葭葉 0 28.25 0 0 0 0 0 28.25

第35回静岡リーグ(プロアマ混合)第2節レポート

静岡は梅雨がまだ明けず、外は曇り空の中でも蝉時雨が響き渡り、蒸し暑さも一段と厳しくなってきた。

静岡リーグは今節第2節ではあるが、4節開催の今回は、終わった時点で折り返しになってしまう。
いつもより、1節少ないだけで、こんなにもあっという間と感じてしまうのは、私だけではないと思う。
マスクをしているせいか、余計にこの暑さが身にしみる。
梅雨時の暑さもあるだろうが、それに負けじと、参加者たちの熱気が、会場の温度をあげている。

今節も新型コロナウイルス感染防止対策として検温、消毒、マスク着用としているが、今回の参加者全員問題なくクリアし、体調管理も万全の状態で第2節も開幕した。

さて今節の結果だが、前節から首位に立っている山田さんが、今節も首位をキープ。
他を寄せ付けない圧倒的な強さで着実にポイントを重ね、2位に40p差をつけた。
このままの勢いで決勝の椅子を確実なものにしたいといったところだろう。

2位には、安藤真由美さんが浮上。
前節に続き、大きくポイントを伸ばした。
前々回の雪辱を果たし、今回こそは決勝の舞台に出たいことだろう。

3位は鷲見プロ。
今回の静岡リーグは一般参加の方々の躍進で、プロは少々不甲斐ない結果となっている。
その中で孤軍奮闘して、プロの意地を見せている。
本人いわく、マスク下の髭をちゃんと整えて試合に挑んだとのこと。
身だしなみをしっかり整えたらちゃんと結果に結びつくといったところか。

4位には、村瀬さんが浮上。色々なプロアマ戦に出場し、日頃から切磋琢磨している選手。
そういった積み重ねがポイントに繋がっていくのだと、身を持って教えてくれている。

5位には、大谷さん。
日頃から麻雀の強さは示しているが、静岡リーグでは、いいところまでは行くがあと一歩といった闘いが続いていた。
今回はこの位置から、上に迫っていきたい。

次節の注目は8位につけている平野プロ。
過去に何度も決勝にも残っている実力者だけにここからの巻き返しての決勝進出を狙っているはず。

もう一人は一昨年のアマ最強位の7位の影山さん。
前節は別日対局となり、今節が開幕戦。
そのなかで今節、全選手の中のベストスコアを叩き、いかんなく実力を発揮した。

今節も前節同様、上位は一般参加の方々が占めており、もしかしたら一般参加の方だけでの決勝もあるかとささやかれている状況だけに、プロの意地を見せたいところだ。
今節ではプロも順位を上げ、虎視眈々と上位を狙っている。
あと8半荘の捉え方によって今後の成績も変わってくるか。

縦長の状況にはなってきたが、残り8半荘悔いのないように各選手打ちきりたい気持ちだろう。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 合計
1 山田昭裕 一般 106.7 52.8 159.5
2 安藤真由美 一般 51.9 67.9 119.8
3 鷲見隼人 プロ 72.3 38.7 111.0
4 村瀬光佳 一般 34.0 67.7 101.7
5 白井健夫 一般 47.2 51.1 98.3
6 大谷数則 一般 49.7 29.3 79.0
7 平野敬悟 プロ 19.9 48.9 68.8
8 斉藤隆 プロ 19.7 43.9 63.6
9 松清一樹 一般 54.3 0.7 55.0
10 天音まこと プロ 49.9 0.0 49.9
11 高村龍一 一般 ▲ 0.8 50.0 49.2
12 加藤拓 一般 42.4 5.4 47.8
13 影山恒太 一般 0.0 43.7 43.7
14 井上一雄 一般 ▲ 17.8 59.9 42.1
15 堀孔明 一般 38.6 3.5 42.1
16 渡辺洋巳 プロ 7.1 30.6 37.7
17 太田昌樹 プロ 17.5 19.1 36.6
18 高橋大輔 一般 14.8 15.0 29.8
19 木原翼 プロ ▲ 18.8 36.4 17.6
20 鈴木秀幸 プロ 14.9 0.0 14.9
21 栗島有紀 一般 ▲ 23.7 38.3 14.6
22 西田孝志 一般 29.9 ▲ 18.2 11.7
23 鈴木貴仁 一般 ▲ 34.8 45.9 11.1
24 石津寿人 プロ 0.0 10.7 10.7
25 中野一男 一般 27.7 ▲ 18.6 9.1
26 土屋幸弘 プロ 0.0 8.9 8.9
27 渡部文也 一般 7.2 ▲ 5.1 2.1
28 松本貴仁 一般 ▲ 30.8 32.2 1.4
29 京平遥 プロ 0.0 0.0 0.0
30 小山剛史 一般 0.0 0.0 0.0
31 伊藤真 一般 ▲ 5.3 2.7 ▲ 2.6
32 牧野卓人 一般 38.0 ▲ 43.5 ▲ 5.5
33 佐藤伶太 プロ 21.0 ▲ 26.7 ▲ 5.7
34 島﨑涼 プロ 3.2 ▲ 28.1 ▲ 24.9
35 宮地孝尚 一般 ▲ 27.0 0.0 ▲ 27.0
36 望月雅継 プロ ▲ 35.5 5.8 ▲ 29.7
37 鈴木優貴 一般 ▲ 33.8 ▲ 7.0 ▲ 40.8
38 小倉雨 一般 ▲ 15.6 ▲ 29.7 ▲ 45.3
39 前嶋茂 一般 ▲ 6.7 ▲ 39.3 ▲ 46.0
40 藤島健二郎 プロ ▲ 84.5 33.0 ▲ 51.5
41 伊藤裕美子 一般 ▲ 74.8 22.2 ▲ 52.6
42 杉村泰治 プロ 15.5 ▲ 71.3 ▲ 55.8
43 青嶋宏樹 プロ 0.0 ▲ 56.5 ▲ 56.5
44 安藤銀一 一般 12.8 ▲ 77.1 ▲ 64.3
45 岡本和也 プロ ▲ 42.0 ▲ 26.4 ▲ 68.4
46 服部哲也 一般 0.0 ▲ 68.9 ▲ 68.9
47 鈴木博直 一般 ▲ 52.5 ▲ 21.4 ▲ 73.9
48 湯本紳介 一般 ▲ 51.9 ▲ 24.3 ▲ 76.2
49 柳瀬真志 一般 ▲ 79.0 ▲ 3.1 ▲ 82.1
50 片山一哉 一般 ▲ 22.7 ▲ 65.3 ▲ 88.0
51 金田年伸 一般 ▲ 22.9 ▲ 68.9 ▲ 91.8
52 山内紀博 一般 ▲ 13.5 ▲ 86.4 ▲ 99.9
53 中寿文 プロ ▲ 72.4 ▲ 27.9 ▲ 100.3
54 鈴木郁孝 プロ ▲ 56.4 ▲ 53.6 ▲ 110.0

第16期静岡プロリーグ 第2節レポート

静岡プロリーグの会場の2階はフローリングのため土足厳禁であり、室内に入るにはスリッパに履き替える必要がある。

それに伴い、2階には室内用のスリッパが大量に用意されている。
ちなみに今節、2階を訪れた際にピンク色のウサギのようなスリッパが置いてあった。

以前、クリスマスの時期に女性従業員がピンク色のクリスマスツリーを購入したという話を聞いた。このピンクのスリッパもその女性従業員が買ったのだろうか。
その光景を思うと微笑ましく、何をされても許せる気分になってくる。

フローリングの部屋で卓の椅子に座り対局を待っていると、実家のリビングにいるような気分になる。このまま待っていたら、実家で母がよく作ってくれた、甘い卵焼きと鶏の唐揚げが入ったおにぎりでも出てきそうだ。
私の母はあまり料理が上手な方ではないが、私はそのおにぎりを好んで食べていたことを思い出す。

対局前にこんな緩んだ気持ちになるなんて、対局者に失礼だ。
しかし、こんな思いを馳せられるようになったのは月日の経過が生み出す風情である。
こんな出来事でも、私の人生の名シーンになり得るのかもしれないのだ。

・・・弛緩した気持ちで私は対局までの時間を過ごしていたが、今節も刺激的な対局となった。

大谷翔平の『109kmのスローカーブの後に投じた159kmのストレート』のような、対局前と対局中の緩急が静岡プロリーグの魅力なのかもしれない。

そんなこんなで静岡プロリーグ、第2節開幕。

1卓
藤島健二郎 × 青嶋宏樹 × 杉村泰治 × 渡辺洋巳

結果
藤島 +85.3P(+24.9P) 渡辺 +17.2P(+17.2P)
青嶋 ▲27.0P(▲27.0P) 杉村 ▲75.5P(▲75.5P)

前節、精彩を欠いた『俯瞰の眼差し』が猛威を振るい、大きな卓内トップ。
マイナスを返済して20人抜きの大勝利。藤島は前節の結果を受けて、自身の麻雀を見直したとのことである。私も精進しよう。

渡辺は藤島を何とか振り切りプラスで終えた。好調の藤島に攻め返して一矢報うなど、今期の渡辺は一味違うかもしれない。

青嶋は勝負に入り込めなかったか・・・。奮起に期待。

杉村は痛恨の大マイナス。笑顔が印象的な杉村だが、今節は笑顔ではいられないか。

2卓
鈴木郁孝 × 大橋幸正 × 佐藤伶太 × 島崎涼

結果
大橋 +41.6P(+117.4P) 島崎 +13.8P(+13.8P)
佐藤 ▲0.9P(+58.2P) 鈴木郁 ▲54.5P(+69.0P)

大橋が2節連続の卓内トップ。大橋は2節終了後、『反省すべき点は多かったが、楽しい対局だった。』という弁を述べていた。次節もその意気で駆け抜けて欲しい。

ブランクを感じさせず、鳳凰位戦も好調である島崎はプラスで纏めた。

佐藤は足踏みか。立直で攻める姿勢は良かったが、少々空振りしてしまったか。

そして、前節+100オーバーの鈴木郁が大きくマイナス。しかしトータルは+69.0P。まだまだこれからである。次節も無骨に攻めるだろう。

3卓
中寿文 × 蓮沼友樹 × 斉藤隆 × 土屋幸弘 × 石津寿人

結果
蓮沼 +51.5P(+119.3P) 斉藤 +16.3P(+16.3P)
土屋 +13.5P(▲18.5P) 中 ▲17.3P(▲17.3P)
石津 ▲96.0P(▲96.0P)
※石津はペナルティのため▲30.0P

蓮沼がポイントを伸ばしトータルトップとなった。今期は違う。本人がそれを一番感じている。次節もいつも通り対局に挑む。

斉藤・土屋は何とかプラスで終えた。
斉藤は1回戦のノー和了のラスを取り返した上でのプラスだが、土屋は前半が好調にも関わらず失速。両者はほぼ同ポイントだが、今節の所感は全く違うものであろう。今後に期待したい。

中・石津はマイナススタート。

中は気合十分の闘牌だったが、今一歩の結果。次節の闘いは見物である。

石津は痛恨のマイナス。次節、今節の我慢を燃料にして、一気にマイナスを返済する石津に期待しよう。

4卓
岡本和也 × 木原翼 × 望月雅継 × 中村裕之

結果
中村 +27.0P(+14.7P) 木原 +4.6P(▲15.1P)
望月 ▲0.8P(▲59.3P) 岡本 ▲30.8P(▲65.8P)

中村は確かなアガりを重ねて、静岡で初の卓内トップ。現静岡チャンピオンの田中を追って、このまま突っ走るか。

木原は冷静な試合進行でプラスで終えた。その名の通り、大空を自由に飛ぶように突き抜ける闘牌を期待したい。

望月は前半のマイナスを後半の2トップで見事返済。持ち前の高打点で、卓内のみならず卓外の観戦者をも魅了して欲しい。

岡本は2節連続のマイナス。手になっていない状態での放銃など、少々バランスを崩していたか。次節はマイナスの返済を目標に闘って欲しい。

熱戦はまだまだ続く。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 蓮沼友樹 67.8 51.5                 119.3
2 大橋幸正 75.8 41.6                 117.4
3 鈴木郁孝 123.5 ▲ 54.5                 69.0
4 佐藤伶太 59.1 ▲ 0.9                 58.2
5 天音まこと 31.8                   31.8
6 藤島健二郎 ▲ 60.4 85.3                 24.9
7 斉藤隆 0.0 16.3                 16.3
8 中村裕之 ▲ 12.3 27.0                 14.7
9 島﨑涼 0.0 13.8                 13.8
10 渡辺洋巳 ▲ 13.4 17.2                 3.8
11 川崎義之 0.0                   0.0
12 京平遥 0.0                   0.0
13 鈴木秀幸 0.0                   0.0
14 田中寛治 0.0                   0.0
15 木原翼 ▲ 19.7 4.6                 ▲ 15.1
16 中寿文 0.0 ▲ 17.3                 ▲ 17.3
17 土屋幸弘 ▲ 32.0 13.5                 ▲ 18.5
18 青嶋宏樹 0.0 ▲ 27.0                 ▲ 27.0
19 鷲見隼人 ▲ 27.4                   ▲ 27.4
20 太田昌樹 ▲ 29.1                   ▲ 29.1
21 平野敬悟 ▲ 33.0                   ▲ 33.0
22 平岡理恵 ▲ 39.2                   ▲ 39.2
23 望月雅継 ▲ 58.5 ▲ 0.8                 ▲ 59.3
24 岡本和也 ▲ 35.0 ▲ 30.8                 ▲ 65.8
25 杉村泰治 0.0 ▲ 75.5                 ▲ 75.5
26 石津寿人 0.0 ▲ 96.0                 ▲ 96.0