【昇降級のボーダー選手2名が大きなプラス!他選手にプレッシャーをかける】
9月1日(火)に行われた第37期鳳凰戦A2リーグ第5節B卓は高打点が飛び交い、ポイントが大きく変動する節となりました。
対局メンバーは、
ダンプ大橋(+128.7P1位)
藤島健二郎(+64.6P2位)
客野直(+27.7P7位)
麓征生(+6.5P8位)
山田浩之(▲82.1P13位)
※()内は開始時のトータルポイントと順位
トータル首位争いのダンプ・藤島、昇降級どちらも見える客野・麓、降級圏内でマイナスだけはしたくない山田。それぞれの戦い方や駆け引きに注目の集まる対局です。
このリーグ戦前に「WRC Online Festival 2020」を準決勝で敗退した藤島は、Twitterにて「先日ボクの夏は終わりました。でも都合のいいことに今日から秋が始まります。僕は秋の方が好きです。秋と言ってもまだまだ暑そう。ダンプ首位だから余計に熱い!」と首位逆転への意気込みをアピール。
そんな藤島とダンプの明暗が分かれたのは2回戦。
ダンプは親番でタンピンイーペーコーのリャンシャンテンからドラのを放つと、藤島にこれをポンされます。暫定ライバルによる高打点確定の仕掛けということで慎重になりたくなるところですが、テンパイを果たすと…
宣言牌を一度横に置いて、
バシン!
このリーチモーションからも「ポイントを守る気なんてない!リードは広げるものだ!」という意志が感じ取れます。
結果は…
藤島へ7,700の放銃となりましたが、一歩も引かない両者の闘志を感じる局でした。
この後、藤島は最終戦でダメ押しの6,000オールをアガると、開始時60P差以上あった差を覆し、暫定首位に。「藤島の秋が始まりました!」と喜びを露わにしました。
本日終了時点の全体成績は以下の通り。
これまで3節連続マイナスで降級圏内に落ち込んでいた山田は「久しぶりのプラス嬉しい♫」と音符付きのツイート。
ボーダー付近の2人がプラスしたことで昇降級のハードルが一段高くなったことを踏まえ、今後15名の選手がどう戦っていくか、来週も目が離せません!
(文:浜野太陽)