第37期鳳凰戦B1Select後期第3節レポート
2020年12月08日
【B1Select 首位櫻井が2連勝スタートするも、福島が卓内トップ】
今節のB1Select、注目人物は櫻井。昇級に向け盤石の位置を築けるかどうか。
もう1人は森下。降級ゾーンを脱出なるか。
1回戦東1局。親番猿川がダブをポンしてこの牌姿。
ポン ポン ポン ポン 打
櫻井から出たは2,900のアガリ牌だが、ポンとしてダブトイトイの満貫を目指す。
その後森下からリーチが入るが、配牌ドラドラの福島が真っ直ぐ手作りして1,300の放銃。
南3局をトップ目で迎えた櫻井が全員テンパイの中でメンホンを決め、1回戦1人浮き。
2回戦もオーラス31,800持ちながらトップ目は櫻井。
猿川がツモればトップのリーチを打つが、4着から2着になるロンで脇決着。2連勝で昇級に向けて大きく踏み出した。
あとの2戦は出来るならさらに加点し、難しければ±0付近で終わらせたい櫻井だが、そう簡単には行かないのが麻雀。序盤は首位で守備意識の高い櫻井が攻めれば、大物手に違いないと引き気味になっていた3者が奮起する。
2回戦ともドラドラで櫻井の親番にぶつけた森下がトップ。オーラスにペンの3,900オールをツモった福島が浮きの2着。
4回戦は親番でドラドラの福島が一切の手がわりを見ない思い切ったリーチ。カンをツモれて4,000オール(+2600)。リードを築いた福島は東4局もリーチを打つが、猿川がピンフドラドラを安め引きでヤミテン。福島の現物待ちの5,800(+1300)をアガる。
猿川はトップ目に立つと、南2局にホンイツを決めて盤石に。これを放銃した森下が次局ホンイツトイトイで跳満をアガリ返す。4回戦は猿川、福島、森下の3人浮きで終了。
序盤からドラドラの手をもらいながらもアガれずに苦しい戦いを強いられていた福島だが、要所で勝負手をツモアガる強さを見せて卓内トップ。
別卓の明石が大きなプラスで首位に。中川もプラスをキープしてこの2名が昇級枠に。
櫻井は4回戦のラスが響き3位。
森下は後半2戦の奮闘によりまだ降級枠ながらも希望が見える位置に踏み止まった。
(文:編集部)
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