連盟チャンネル/日本プロ麻雀連盟チャンネルの入会方法!

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何と言っても高画質!

■入会方法(PC版)

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★OPENREC 日本プロ麻雀連盟チャンネル

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今回はメールアドレスを使って登録する方法となります。こちらの赤枠の部分をクリックします。

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必要な情報を入力し、アカウント作成をクリックします。

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アカウント作成が正常に行われると、画面右上のアイコンがオレンジ色に変わります。

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別のウインドウでこちらの画面が出てきます。

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※メールアドレスの認証が終わっていない場合は、こちらの手順が必要となります。
メールアドレスを入力します。

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メールアドレスを入力後、「認証メールを送信」をクリックします。

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届いたメールに認証コードが書いてありますので、確認を行ってください。
※こちらのウィンドウは閉じないように別のウィンドウで確認をお願い致します。

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認証コードを確認し、入力後し、赤枠の部分をクリックします。

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■入会方法(PC版)

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日本プロ麻雀連盟チャンネル

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第38期鳳凰戦A2リーグ第4節C卓レポート

【第38期鳳凰戦A2リーグ第4節C卓 和久津快勝で6位に浮上】

 

 

対局者は
石渡正志
ダンプ大橋
和久津晶
内川幸太郎

 

 

振り込み、アガリ、アガリと全局参加で迎えた東4局親番の和久津。内川からの先制リーチを受け九索トイツ落としで迂回。

 

 

勝負手に仕上げて二索五索待ちで追っかけリーチ。3,900オールツモで1回戦は和久津がトップを飾る。

2回戦のトップはダンプ。東2局1本場ペン七万の三色リーチを決めて2,100・4,000のツモアガリ。

 

 

2回戦の2着は和久津。
僅か4巡目にメンチン二筒三筒四筒八筒待ちテンパイ。

 

 

すぐに二筒ツモで跳満のアガリ。

3回戦。ダブ東ドラドラのカン五筒をアガった和久津が本日2回目のトップ。

 

 

4回戦は石渡のリーチツモ白1,000・2,000でスタート。

 

 

このリードをしっかり保ってヤミテンで局を回す石渡の器用さが光る。
オーラスも親番ダンプのリーチを七対子のみでかわした石渡が4回戦トップ。

 

 

和久津が+53.2Pの快勝。総合6位に浮上した。「勝負しやすい手が入った」と笑顔を見せた。
総合16位となってしまった内川は「残り7節、全部プラスする気持ちで頑張ります」と決意を語った。

 

 

次回A2リーグは
7/20(火)17:00
客野直
麓征生
明石定家
仁平宣明
解説はHIRO柴田を予定している。

(文:編集部)

第38期十段戦 ベスト16D卓レポート

【第38期十段戦ベスト16D卓は、三浦、浜上が勝ち上がり】

最終戦オーラス。スコアは次のようになっていた。

 

 

ともたけの条件は、
・ツモは、1,300・2,600
・出アガリは、浜上からは3,200、杉浦と三浦からは6,400
杉浦の条件は、
・ツモは倍満
・出アガリは誰からでも三倍満以上
三浦が親のため、1局勝負。

杉浦

 

 

 

 

ともたけ

 

浜上はおそらく、2者が条件を満たしたことを感じ取って、祈る思いだっただろう。
ともたけの待ちは山に1枚、杉浦はなんと2枚!
しかし3枚とも、王牌の中に。三浦、浜上の勝ち上がりとなった。

対局後、杉浦がミスと語っていたのは、おそらくこの局。

 

 

テンパイではあったが、浜上への12,000の放銃。
浜上が息を吹き返すことになり、かなり悔やまれる放銃だったと思われる。

四段戦から勝ち上がりの三浦は、『麻雀最強戦2021男子プロ超技能バトル』に選出されるなど、実力があり、まわりからの評価も高い。

1回戦南4局、タンヤオ、チンイツの6,000オールで大トップを取ると

 

 

2回戦は、東2局の親番で7本場まで積み、この時点でほぼ勝ち上がりを確定させた。
中でも、機敏な打ちまわしが光ったのは3本場。

ともたけがドラの東を仕掛けて、東、チャンタ、三色同順の跳満の1シャンテンになっていたが、三浦は、杉浦の切った八筒を仕掛けて、タンヤオのみをすぐにアガる。
八筒は、三浦が鳴かなければ、ともたけがチーできた牌。
躊躇っていたら、ともたけのアガリだったかもしれない。

 

 

 

解説の勝又からも「リードしてから、隙が無く盤石だった」とお褒めの言葉。
ベスト8は九段3人が相手だが、下から上がってきた勢いを一番持っている。
互角の戦いを見せてくれるだろう。

 

 

前述のホンイツ・七対子、発を仕掛けたくなる状況にもかかわらず、我慢した点を勝又が絶賛。

浜上「鳴きたかったですね。でもいつもあれを鳴いて失敗するんで、あれを鳴かないよう毎日練習している。」

素敵な一言です。

ベスト8の組み合わせは、次のようになりました。
両日とも15時開始予定です。お楽しみに。

A卓:7/16(金)
荒正義vs伊藤優孝vs藤原隆弘vs浜上文吾
実況:楠原遊
解説:勝又健志

B卓:7/23(金)
沢崎誠vs森山茂和vs瀬戸熊直樹vs三浦智博
実況:楠原遊
解説:佐々木寿人

 

 

(文:福光聖雄)

第16期女流桜花Aリーグ第4節B卓レポート

第4節B卓に出場した選手は

 

 

中山奈々美・二階堂瑠美・和久津晶・美波智子の4名。

1回戦でトップを取った瑠美が2回戦の東2局2本場。

 

 

1巡目に出た三筒をチー。
もちろんブラフがメインの仕掛けですが、ツモが伸びればチンイツも見ていたようです。
二筒三筒三筒四筒の部分で2メンツを作るならチーをしないほうが良さそうですが、そこで3メンツ作るつもりならチーするのは面白い狙い。
残りの七筒八筒九筒の部分が六筒七筒八筒九筒九筒とかまで伸びればチンイツ完成と、こういう遠くの手役に気づくことを『目が良い』なんて言い方をします。

ブラフの怖いところはかわし手の子をオロして親に押し返される展開ですが、連荘中の親の美波は相当守備重視のスタイル。
押し返してくる手のパターンが他の人より少ないこともあり、タイミングの良いブラフとなって全員手を崩して流局親流れとなりました。

その後、南2局1本場。

 

 

西を仕掛けていた和久津が暗刻の中を作為的なポン。
今度は瑠美の親で和久津がプレッシャーをかけてきました。

 

 

その仕掛けに対し、瑠美は終盤マンズの連打でテンパイを維持。

こういったアガリ以外の局の結果がその日の勝敗に直結するわけではないですが、自身のブラフを成功させ相手のブラフを見破った瑠美は卓内トップとなりました。

 

 

<第4節B卓最終結果>
瑠美+25.9P 美波+7.0P 中山▲6.3P 和久津▲26.6P

(文:越野智紀)

第38期十段戦~ベスト8~

 

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7/16
A卓:荒正義vs伊藤優孝vs藤原隆弘vs浜上文吾

実況:楠原遊

解説:勝又健志

7/23
B卓:沢崎誠vs森山茂和vs瀬戸熊直樹vs三浦智博

実況:楠原遊

解説:佐々木寿人

【麻雀最強戦2021 女流プロMの城壁】優勝は宮内こずえ!

7月10日(土)15時より、麻雀最強戦2021「女流プロMの城壁」が行われた。

その模様はAbemaTV麻雀チャンネルにて生配信され、日本プロ麻雀連盟の宮内こずえが優勝!
麻雀最強戦2021FINALの切符を手にした。

 

 

(麻雀最強戦キンマweb-近代麻雀)

第38期鳳凰戦A2リーグ第4節B卓レポート

一井慎也、国士無双炸裂で一躍昇級圏へ!A2リーグ第4節B卓レポート

7月6日(火)、A2リーグ第4節B卓が行われた。
対局者は古橋崇志、一井慎也、山田浩之、高橋良介。

 

 

この日最も得点を伸ばしたのは、自身を「モブキャラ」(脇役)と称する一井。しかしこの日ばかりは完全に主役の一日となった。
1回戦ツモ・三暗刻の1,300・2,600でリードすると、南3局には3メンチャンのメンホンテンパイ。

 

 

手だけを見ると三筒切りの一手だが、三万三索をポンしている高橋、親リーチを入れている古橋がいる。ドラ側で非常に怖いところではあるが、一井は逡巡の末三筒を勝負!古橋へ7,700放銃とはなったが、次局ホンイツトイトイの直撃で点棒をそっくり取り戻し、トップを獲得。

 

 

続いて2回戦を2着でプラス。3回戦では他3者のツモアガリで点棒を削られ、南2局には15,400点の4着目に。この局高橋の先制リーチを受けるも、次巡国士無双をテンパイ!間も無く3枚切れの一筒を見事ツモアガリ、8,000・16,000でごぼう抜きのトップに!

 

 

4回戦も調子そのままに高打点を連発し、4戦中3回のトップで+88.0Pの大勝を収め「11節終わった時点で同じ位置にいられるように、自分らしく戦って行こうと思います」と話した。
1日のトータルポイントは以下画像の通り。

 

 

 

高橋はいつも通りの積極的なリーチ判断で2戦目トップも、1・4回戦の1人沈みが響き▲22.4P。
古橋は開始前▲26.5Pから今回さらに▲24.6Pで合計▲51.1P。「上を見ての戦いはまだ難しいので、まずは節単位のプラスを目指して地道にやっていきたいと思います。」とコメント。

山田は1・2回戦を浮きの3着でプラスするも、3回戦に一井の国士無双で大きな4着に。親番では高目8,000オールのリーチを放つ場面もあったが不発に終わり、▲41.0Pとなった。

A2リーグ次回の放送は7/13(火)。
対局者はダンプ大橋、和久津晶、内川幸太郎、石渡正志。
解説は魚谷侑未が務めます。
次回も是非ご視聴ください!

(文・浜野太陽)

巣鴨本部道場 2021年6月度プロアマオープン大会成績表 6月度最終結果(※プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 しーら 20 322.4
2 ルギア 59 259.1
3 藤次祐紀 61 257.4
4 藤原隆弘 39 249.3
5 山部正人 16 213.6
6 シマカタ 20 151.4
7 山田樹 23 148
8 中村 57 147.5
9 市川幹人 25 135.9
10 グリーンマン 25 130.9
11 Andy-San 24 117.1
12 松本裕也 22 107.8
13 宇田美有紀 22 105.5
14 西角健二 46 93.1
15 こしの 30 84.1
16 岡本浩一 23 83.5
17 加藤はるみ 62 77.4
18 菊間右響 36 74
19 木本一郎 32 59.9
20 齋藤麻衣子 20 50.9
21 後藤竜司 19 49.3
22 加藤恵美子 21 45.5
23 井出博幸 26 40.6
24 かずや☆雀アカ 34 34.3
25 きのぴー 19 20.4
26 森山茂和 19 19.8
27 小泉忠 18 17.5
28 橋場美恵子 16 14.8

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 中村 14 87.6
2 くまお 8 84.8
3 市川幹人 17 71.7
4 井出博幸 12 68.7
5 西部健寛 10 63.1
6 早田弘之 16 60.7
7 くまっち 8 52.6
8 カオリンゴ 8 48.3
9 岡ちゃん 14 31
10 グリーンマン 13 30.4
11 ルギア 17 2.8

 

 

 

 
道場ポイントランキング

順位 名前 1~3 4WRC 4公式 5WRC 5公式 6WRC 6公式 合計
1 中村 553.75 112 62.5 115 42.5 160 100 1145.75
2 藤次祐紀 481.5 170 24.5 180 0 250 0 1106
3 藤原隆弘 530.75 180 28 117 45 200 0 1100.75
4 山田樹 373 400 25.25 118 0 170 0 1086.25
5 加藤恵美子 543.5 95 100 190 28.75 100 29 1086.25
6 シマカタ 590 300 0 0 0 180 0 1070
7 市川幹人 529.75 80 29 97 100 150 62.5 1048.25
8 稲熊勝明 614 119 0 300 0 0 0 1033
9 中村健二 940 0 0 0 0 0 0 940
10 金山二郎 394 250 0 250 0 0 0 894
11 後藤竜司 438.5 190 23.75 140 0 101 0 893.25
12 木本一郎 282 85 0 400 0 112 0 879
13 丹野賢一 573 120 29.5 93 29.5 0 0 845
14 西角健二 383 116 0 200 0 117 0 816
15 しーら 283 118 0 0 0 400 0 801
16 くまっち 350 82 42.5 116 35 93 42.5 761
17 岡ちゃん 355 115 37.5 95 29.75 83 37.5 752.75
18 岡本浩一 253 160 28.25 160 0 115 0 716.25
19 山部正人 293 101 0 100 0 190 0 684
20 きのぴー 447 0 0 119 0 97 0 663
21 井出博幸 273 92 35 112 0 99 50 661
22 前原由紀子 412.75 0 75 0 29.25 84 29.5 630.5
23 松村祐輔 569 0 47.5 0 0 0 0 616.5
24 小泉忠 378 140 0 0 0 95 0 613
25 立岩知朗 462.75 111 28.5 0 0 0 0 602.25
26 グリーンマン 127 100 0 150 0 140 35 552
27 宇田美有紀 183.5 81 0 101 37.5 118 28.75 549.75
28 かずや☆雀アカ 179 117 45 94 0 98 0 533
29 厚地 325 200 0 0 0 0 0 525
30 ルギア 0 0 0 114 50 300 30 494
31 齋藤麻衣子 168 73 0 111 0 111 0 463
32 テツ 241 98 0 120 0 0 0 459
33 大野剛史 427.25 0 23 0 0 0 0 450.25
34 加藤はるみ 149 78 0 98 0 114 0 439
35 ひれろんみ 225 0 23.5 170 0 0 0 418.5
36 Andy-San 195 94 0 0 0 120 0 409
37 橋場美恵子 160 79 0 0 47.5 94 0 380.5
38 福永雄介 166 93 0 0 0 82 0 341
39 くまお 214.25 0 21 0 30 0 75 340.25
40 茶谷正人 111 114 24.75 0 0 85 0 334.75
41 松本裕也 94 86 0 0 0 119 0 299
42 かずちゃん 128.5 150 20.25 0 0 0 0 298.75
43 もぐ 254 0 0 0 40 0 0 294
44 櫻井邦俊 195 84 0 0 0 0 0 279
45 極楽7 127.5 0 30 0 75 0 29.75 262.25
46 のりさん 70 99 0 0 0 86 0 255
47 原佑典 83 72 0 96 0 0 0 251
48 堀浩一 250 0 0 0 0 0 0 250
49 ハチロー 156 0 0 0 0 92 0 248
50 蛇ノ目誠司 151 87 0 0 0 0 0 238

第38期鳳凰戦A1リーグ第5節B卓レポート

 

 

本日の対局者は
前田直哉
瀬戸熊直樹
古川孝次
吉田直

 

 

 

1回戦、開局から吉田が魅せる。

六万七万八万九万五筒六筒七筒三索四索五索八索東南南  ドラ九筒

ピンフのくっつきで打東にしそうな牌姿だが、吉田はダブ東にこだわり打八索。ダブ東南のシャンポンリーチ、イメージ通りの高めツモ3,900オール。

 

 

吉田は、リードしたまま迎えた南2局にはドラ3枚使いのピンフ手。234三色手変わり前にツモって4,000オール。上だけを見て、「名は体を表す」を地で行く直走りを見せる。

1回戦南3局、ラス目の古川が南場の親番でメンタンピンリーチ。前田からツモ切りリーチ、瀬戸熊からも3軒リーチと攻め返されるが1つの勝負処を制して2,600は2,700オール(+3,000)ツモで原点復帰すると、次局サーフィン打法を発動。

五万九万九万三筒三筒五筒五筒六筒八筒六索七索西西 ドラ八筒

ここから五筒ポン。遠い。あまりにも遠くて見ているのが怖い。案の定吉田、前田からリーチが飛んでくる。前田の宣言牌七筒チー。

 

 

しかし古川は前田から2,900は3,500(+2,000)をアガリ切った。一連の仕掛けと打牌を手を止めずに判断する古川は瞠目に値する。オーラス、ツモダブ南ドラドラをアガった古川は大きいプラスの2着を取った。

2回戦、今度は瀬戸熊が開局から勝負に出る。

 

 

タンヤオ三色イーペーコードラの手をリーチしてツモアガリ。「まだ2回戦なので、空振りのリスクを負ってでも後々のために早めに引きアガっておきたかった(瀬戸熊)」との作戦がピタリと嵌り2回戦トップ。

3回戦も瀬戸熊が技アリの12,000(+1,000)をアガってリードしていたが、待ったをかけたのは前田。瀬戸熊のドラドラリーチを七対子のみで阻止した次局。
ドラ五万を重ねて九索単騎でリーチ。

 

 

吉田も五万2枚使いの超大物手で追っかけリーチに出るが、ここは前田に軍配。3,000・6,000(+1,000)ツモを決めて3回戦トップ。

4回戦は南3局の親番で9,600(+1,000)をアガった瀬戸熊が44,200持ちトップ目、前田が36,800持ち2着目。流局4本場でオーラスへ。古川の親番を残すのみとなった。
が、これがなかなか終わらない。
4本場 1,500は2,700。
5本場 7,700は9,200。
6本場 吉田と2人テンパイ。
7本場 前田と2人テンパイ。
トップ目に立った8本場でノーテンを選び、連荘終了。4回戦は古川が逆転トップとなった。

 

 

卓内トップは瀬戸熊。1回戦こそ3着だったが、2回戦以降は要所に高打点を決め、安定感抜群の内容でトータル5位に浮上。
古川もプラスをキープ。1・2回戦の2着を取った麻雀は誰にも真似出来ないであろう、古川だけが持つ強さがあった。

 

 

次回A1は7/14(水)17:00開始
HIRO柴田
紺野真太郎
古川孝次
黒沢咲
解説は前田直哉を予定している。

第16期女流桜花Aリーグ第4節A卓レポート

第4節A卓に出場した選手は仲田加南・古谷知美・伊達朱里紗・杉浦まゆの4名。

順風満帆に結果を出し続けてきた伊達でしたが、ここまでプラス節が無し。
前節では牌を抜き間違えての放銃もあり、節単位で自身ワーストとなる▲61.0Pを記録しました。
負けられない第4節も1回戦で1人沈みのラスを引き、完全に追い詰められた状況でしたが

 

 

伊達「第3節では途中で心が死んで思考力が落ちてしまったので、今日は気持ちを切り替えて何があっても強い気持ちで戦う」

そのインタビューでの言葉通り、2回戦以降も心が揺れることなく打ち切り

 

 

苦しい配牌を高打点のアガリにするなどして卓内トップ。
降級ゾーンを抜け出し12位に浮上しました。

 

 

一方ここまで圧倒的な存在感で首位を独走してきた仲田は、1回戦開局から2局連続で7,700の放銃と暗雲立ち込めるスタートを切るも

 

 

終盤テンパイ取らずのトイツ落としが上手くいきチンイツのアガリ。
4回戦ではメンゼンでチンイツをアガるなど要所で高打点を決め、仲田にとっては擦り傷のような最小限のマイナスにとどめて首位をキープしました。

 

 

<第4節A卓最終結果>
伊達+35.5P 杉浦+7.4P 仲田▲11.2P 古谷▲31.7P

(文:越野智紀)

第38期鳳凰戦B1Select前期第4節レポート

中川は降級圏内から脱出!ベテラン勢2人は脱出できず。
開始前の成績はこちら。

 

 

藤原、中川、荒とポイント犇めく3者が同卓。現状亜樹がポイント上位者ではあるが、1回ラスを引けば即座に立場が入れ替わるポイント差。今期B1生き残りを賭けた戦いである。

荒が中打点とかわし手でリードを保ち迎えた南3局。親番で6巡目リーチ。

 

 

高めの四筒で4,000オールを決めてトップ。

2回戦のオーラスは流局。

 

 

トップ目の荒がノーテン。
2着目の亜樹がテンパイ。
3着目の中川がノーテン。
ラス目の藤原テンパイ。
これによりトップと2着、3着とラスが入れ替わった。
亜樹、荒、藤原、中川の並びで2回戦が終了。

3回戦は中川が東場からアガリを重ねる。

 

 

南1局にドラの白ツモで3,000・6,000。亜樹が猛追するもあと一歩届かず中川トップ。

4回戦。23,300点持ちの中川が親番で猛連荘。
1,000オール
1,300オール(+300)
2,600オール(+600)
2,600オール(+900)
2,600オール(+1,200)

 

 

5度目のアガリは、完成イーペーコーを壊す打三索という興味深い選択から最速のツモアガリを決めた。

中川以外の3人沈みで迎えた4回戦オーラス。まずは親番亜樹が2着目浮上の4,000オール。

 

 

1本場は藤原が明らかに30,000点復帰を意識した並びシャンポンリーチを敢行。気合いで五万をツモり上げた。

 

 

卓内トップは中川。前節の▲93.2に続いての今日は2ラススタート。極限状態であろう戦いの中での2連勝は圧巻だった。

 

 

第5節は8/7(土)11:00予定。

 

 

放送A卓の対局者は
安村浩司
櫻井秀樹
中川基輝
猿川真寿

最終節の放送は別会場と同時スタートのため、2時間早い放送となります。

(文:編集部)

第38期十段戦 ベスト16C卓レポート

【十段戦ベスト16C卓、藤原、瀬戸熊の勝ち上がり】

対局者は、本田朋広vs瀬戸熊直樹vs藤原隆弘vs櫻井秀樹。

1回戦、まずリードしたのは瀬戸熊。
南4局、本田がテンパイでドラの発切り。これを櫻井が仕掛ける。
親の瀬戸熊は、いいタイミングで同巡にテンパイが入り、「鳴かれて重ならなくなったので切りますね」の装いで切って、ヤミテン。
藤原が櫻井に対し受けで切った三索を見事捕らえる。(ピンフ、三色同順の5,800点)

 

 

同1本場、本田からタンヤオ、三色同順、ドラの5,800(+300)。

 

 

(瀬戸熊は三索をチーして打六筒

 

 

本田は、対局後のインタビューでこの放銃を後悔していた。
一筒が3枚切れていて一筒四筒の受けが弱いので三筒切りにしてしまったとのこと。

瀬戸熊は続く2回戦もトップ。
逆に藤原は1回戦に続き、2回戦もラスとなってしまう。
このとき藤原は、最終戦に逆転するチャンスを残すように、と思っていたであろう。

それを体現したのがこの手。
多くの人が、「追いかける立場だしリーチ」としそうなところだが、『緻密な仕事師』はまだすんなりアガれる時間ではないとヤミテン。

 

 

2巡後、四筒を引き打一筒と打点を落としてリャンメン待ちにする。
結果は、本田のリーチの後、瀬戸熊から本田の現物の二筒で出アガリ。
藤原がリーチしていれば、出なかった牌だった。

4回戦、櫻井が後悔していたのはこの局。

 

 

 

九筒を手に残し、リーチ宣言牌にすることで、相手に七対子を否定させるという意図。
しかしながら、一万の重なりを逃してしまい、一手遅れに。
藤原に追いつかれ、追い越される。(リーチ、ツモ、ドラの1,300・2,600+2,600。)

 

 

最終戦、勝負処は南3局だった。
最初にテンパイしたのは藤原、中をポンしていて、ダブ南、中、チャンタの満貫のテンパイ。

 

 

追いつく櫻井。一気通貫、ドラ。
藤原もテンパイだけに、直撃も十分にありえる。

 

 

親を連荘するしかない本田も、リーチのみだが追いつく。

 

 

 

本田が残り1枚の一索を掴み、藤原のアガリ。
後半の流れは完全に藤原だった。

そして最終戦オーラス、櫻井は倍満ツモと厳しい条件であったが、藤原はその条件すらもなくしてしまう四暗刻で締めくくった。

 

 

 

(文:福光聖雄)

第9期 JPML WRCベスト16C・D卓レポート

【第9期JPML WRCリーグ ベスト16 C・D卓レポート】

7/1(木)連盟スタジオにて第9期JPML WRCリーグベスト16、C・D卓のトーナメントが行われた。

C卓(放送卓)の対局者

須浦正裕
柴田吉和
藤本修二
辻本一樹

 

D卓の対局者

小林正和
宮澤太佑
中寿文
上田稜

 

解説 勝又健志
実況 優月みか

 

一発裏ドラ有りのWRCルール(順位点5-15)で
4回戦を行い、各卓上位2名がベスト8に進出。
A・B卓はすでに終了しており、この日はC・D卓同時開催。

 

 

 

1回戦。柴田トップ目、藤本2着目で迎えたオーラス。藤本が白トイツ落としをして、メンピンドラの先制リーチ。3,900ならどこから出てもトップだ。

 

 

しかしこれに勝負を挑むのは親番辻本。同巡追っかけリーチとし、一発で四索を捉えて12,000。そのまま3本場まで積んだ辻本が1回戦トップ。2着に柴田。

2回戦南2局。須浦が二万五万八万三万六万九万の6メンチャンでリーチ。

 

 

これを高めの九万ロンで決めて、2回戦は須浦がトップ。2着に藤本。

3回戦東1局流局間際。柴田はドラの一索がポン出来た事により生牌の白を切り出すと

 

 

藤本のヤミテン、役牌ホンイツトイトイ三暗刻の16,000放銃となってしまう。柴田の状況はかなり厳しくなった。

その後、須浦と辻本もアガリ、3人はわずか2.2ポイント差となる。

 

 

この接戦から最初に抜け出したのは須浦。

 

 

南3局の親番でリーチ七対子裏2の12,000を辻本からロン。
オーラスにはリーチツモ裏3を決めて3回戦もトップ。

最終4回戦、一番の焦点は辻本と藤本の2位争い。藤本は1着順+6,000点差を辻本とつければ勝ち上がり。

東4局2本場。親番て7,700をアガってトップ目の辻本が決めに行く。ドラドラのテンパイで藤本のホンイツ色の六万を勝負するが、藤本からロンの声。

 

 

8,600(+1,000)の直撃で瞬間トップ3着の2着順差が付き、藤本がトータル2位になる。
しかし全員原点付近。着順は簡単に入れ替わるため、まだ辻本有利。解説勝又も「実質1,500差」と言うほどの僅差。
実際、辻本は南3局の親番で700オール、1人テンパイでトップ目に返り咲く。

南4局、藤本の条件は満貫ツモ。
辻本から5,200。
須浦から8,000。
柴田から12,000。
しかし藤本のアガリはなく、最後は全員ノーテンで終了。
C卓からは須浦、辻本の2名がベスト8進出。

 

 

同時開催のD卓の3回戦終了時の成績はこちら。
最終4回戦のトップと2着がほぼ勝ち上がりの大接戦。
小林は3着で残れるパターンが存在し、中は2着だと相手の着順によっては5,000点弱の条件が必要。

4回戦南3局まで誰が勝ち上がりか全くわからない点差。
小林 32,300
中 30,100
上田 27,100(親)
宮澤 30,500

南3局に中が5,200を上田から。
南4局に小林が1,300を宮澤からアガって対局が終了。
D卓からは小林、中の2名がベスト8進出。

 

 

この結果により、第9期JPML WRCリーグベスト8進出者と組み合わせが以下の通り確定した。

 

 

(文:編集部)

第38期プロテスト 執筆:川原舞子

わたしがプロテストを受験したのは10年前。
当時大学生で、麻雀を全く知らない私がたまたまアルバイト先に麻雀荘のウエイトレスを選んだのがきっかけでした。

「女流勉強会という勉強会が新しくできて、麻雀教えてくれるから応募しなよ!」

一緒に働いていた北條恵美プロに言われ、やりたい事が見つからず日々悶々と過ごしていた私は興味本位で応募しました。
あれから10年以上経ち女流桜花を獲得した今でも、連盟道場の片隅で山井弘プロの指導を受けながらロン2(プロ連盟公認のインターネット麻雀)を打っていた事を鮮明に覚えています。

プロテストは、筆記試験、面接、実技試験とわかれています。
麻雀はまだまだ素人でしたが、大学の授業中にずっと筆記試験の過去問を解いていた成果が出たのか、なんとか女流勉強会で麻雀を覚えて1年でプロテストに合格しました。
過去問は連盟ホームページに載っているので、興味のある方はぜひ目を通してみてください。

麻雀を覚えて1年でプロデビューをした私がすぐに結果を出せる程甘い世界ではなく、どんどん昇級したり麻雀格闘倶楽部に抜擢されていく同年代のプロ達を横目に何度も死ぬほど悔しい思いをしました。
辞めてしまおうかな…とも何度も思いましたが、その度にプロ連盟のかっこいい先輩方の姿を見て、わたしもこんな風になりたい!頑張ろう!と励まされていました。

華やかな世界に見えますが、決して楽な世界ではありません。
ただ、今は若獅子戦、桜蕾戦、女流桜花入れ替え戦など、若手にも沢山チャンスが与えられています。
女流勉強会に応募し合格すれば、プロデビュー前から配信対局をし、滝沢和典プロのようなトッププロに指導していただけるシステムもあります。

ほぼ無名だった私も女流桜花を獲得した事で、麻雀最強戦、モンドチャレンジマッチなど、様々なメディア対局のチャンスをいただいています。

必ず這い上がってやる!そんな気持ちを持ち続けチャンスを掴めば、活躍の場を与えてくれる環境がプロ連盟にはあります。
厳しい事を書きましたが、大好きな麻雀漬けの毎日を送れるこの世界はとても充実していて、この道を選んでよかったと胸を張って言えます。

麻雀が大好きな方、熱い気持ちをもっている方、ぜひ私たちと切磋琢磨しましょう!

インターネット麻雀日本選手権2021決勝レポート

インターネット麻雀の強者が一堂に「ロン2」に集結し、ネット麻雀の日本一を決める闘いもいよいよ決勝戦を迎えた。

長い予選と5団体のプロ雀士を交えたトーナメントを勝ち進んだユーザーさんは

royal365さん

 

○まる○さん

 

ラ・サールさん

 

プロで唯一勝ち残ったのは黒沢咲

 

なお、royalさんはZoomでの参戦、他3名は連盟スタジオでパソコンとヘッドホンを使用して行われる。

 

 

実況は桜川姫子。
齋藤豪・石川遼のダブル解説。
半荘ごとに行われる牌譜解説は大和プラス解説者1名が担当。

 

【1回戦】

royalさんが三万六万のピンフドラをヤミテンに。リーチに行きたい牌姿だが、マンズが極端に高い場況。実際、黒沢はマンズを1枚も余らせずにメンホン三暗刻のヤミテンを入れていた。

 

 

結果はroyalさんが高めの六万で1,300・2,600ツモ。決勝のプレッシャーに飲まれず、場にマッチした良いヤミテンだと思った。

そのroyalさん、南1局1本場には反射神経の良さも見せる。まずはタンヤオに急所の六万チーで2,000のテンパイを入れる。

三万三万六索八索五筒六筒七筒八筒八筒八筒 チー六万 左向き七万 上向き八万 上向き ドラ八万

その後三万が出るとノータイムでポン。678三色に変化させ、三万を加カン。リンシャン牌が七索で2,000・3,900は2,100・4,000のツモアガリ。完璧な内容で1回戦トップを飾る。

 

 

【2回戦】

東3局。初戦トップのroyalさんを何とかラス目に封じ込めていた3者だったが、親番でドラ雀頭のダブルリーチが飛んで来る。
待ちの一索四索は山にも4枚残っている上に、3人とも手が進めば余る形。黒沢が1シャンテンで四索を勝負。

 

 

裏ドラが1枚乗ってroyalさんが18,000のアガリを決める。

南1局2本場。ラ・サールさんが二索五索八索で先制リーチ。

 

 

黒沢も発ホンイツトイトイ、ツモれば三暗刻のテンパイを入れるが、ここはラ・サールさんが1,500・2,800(+1,000)ツモアガリ。

オーラス親番のまるさんは東ドラ3のテンパイ。

 

 

ホンイツ狙いでソーズに寄せて行った黒沢が1巡間に合った四万を持って来てしまい、12,300の放銃。2回戦はまるさんが逆転トップで終了。

 

【3回戦】

2回戦大きなラスを引いてしまった黒沢は、3回戦東1局1本場にもroyalさんにチンイツの8,000を放銃し、窮地に立たされていた。

東3局にもらった勝負手。

六万七万七万八万九万九万三索四索五索一筒二筒三筒白白 ドラ白

五万八万にもとれるが、シャンポンでリーチ。

高めの白をツモって3,000・6,000(+1,000)のアガリ。このアガリをきっかけに黒沢の猛追が始まった。

3回戦オーラス、royalさんが手役を強く見た手組で一通テンパイ。カン八万で先制リーチ。トップ目の黒沢は中スジの四索から。その後ドラの一索トイツ落としと丁寧に回っていくが、かわりにピンズが驚異的な伸びを見せ…。

 

 

royalさんから九筒でロン。12,600(+1,000)を直撃してトータルを大幅に詰めた。

 

 

【4回戦】

東3局1本場、ラ・サールさんに超勝負手が入る。ピンズのホンイツを目指して発をポン。その後加カンすると新ドラになり、三筒六筒九筒の倍満テンパイ。

 

 

しかし、1巡前に黒沢が六筒を間に合わせるファインプレーを見せ、1,400オール(+1,000)のツモアガリ。4回戦は黒沢トップ、royalさん2着で終了。この結果により、ラ・サールさんとまるさんはトップ必須でプラスの2人を沈めないと厳しい条件になってしまった。

 

【5回戦(最終戦)】

royalさんリードで迎えた南1局、六索九索八索の3メンチャンでリーチ。黒沢が現物の二筒を切ると

 

 

ラ・サールさんがロン。発ドラ3の12,000(+1,000)の放銃。かなり厳しくなった黒沢だったが、南3局に意地を見せる。

二万二万三万三万七万七万八万八万南南西中中 ロン西

リーチメンホンの12,000をアガってオーラスへ。黒沢はトップになるのが必須条件だが、royalさんから2,900直撃、他家からは4,800で逆転するくらいの僅差だ。(アガリやめはないので親連荘となる)

注目の1局。先に三索六索待ちテンパイを入れたのはroyalさん。優勝をかけたタンヤオのみ。絶対にアガリたい。決勝でしか味わえないドキドキ感だ。

 

 

黒沢もテンパイ。手役もなくドラもないカンチャン待ちだが、royalさんにアガられたら終わり、当然のリーチ。

 

 

手役と打点の応酬だった今回の決勝だが、最後の勝負はタンヤオのみとリーチのみ。両者最速最短の手を組み、がむしゃらにアガリに行く。

ラ・サールさんとまるさんはroyalさんが仕掛けた瞬間から丁寧に通る牌を選んでいる。黒沢のリーチを受ける事も想定内で、打牌に淀みがないのが素晴らしい。悔しい気持ちを押し込め、自分達の役割をしっかり果たし、勝負の行方を見守っていた。

 

 

結果はすぐ出た。royalさんが三索ツモ。黒沢にツモるチャンスを与えなかった。

 

 

これにて、今決勝の全対局が終了。
優勝はroyal365さんに決定しました。
royalさん、おめでとうございます。

 

 

インターネット麻雀日本選手権2021
決勝戦 最終結果

優勝 royal365さん
2位 黒沢咲
3位 ○まる○さん
4位 ラ・サールさん

(文:編集部)

第38期鳳凰戦A1リーグ第5節A卓レポート

【第38期鳳凰戦A1第5節A卓 卓内トップは近藤 トータル3位をキープ】

 

 

対局者は
近藤久春
黒沢咲
藤崎智
吉田直

 

 

1回戦南2局。現状大きく沈んでいる親番の藤崎。ある程度攻める局となる想定で第一打南とするが、南家黒沢にポン(後に加カン)される。日頃の打ち筋的にも点棒状況的にもダブ南のみとは思えず+2飜役あたりが思い浮かぶが、その後の捨て牌はホンイツにもトイトイにも見えない。

 

 

実際の黒沢の手はこちら。ドラドラの手を全力でアガリに来ていた。12巡目、藤崎の打六万を見ると、切りたくない牌は三万三筒なのだろう、読みのピントは合っている。だが役なしテンパイの吉田からドラを切らない手組みには急所の四万が出てチー。そして黒沢から発が出る。
「序盤の3局くらいで手牌が今日はダメだよと教えてくれていた。(南2局は)親番で安全牌もなくちょっと頑張ったら、出ると思わない発が放たれポンと言ってしまった。(藤崎)」
フリテンながらも打四筒とすると黒沢がロン。8,300(+1,000)をアガった黒沢が1回戦はトップ。

2回戦東2局2本場。吉田がチャンタ三色のペン七索テンパイ。近藤から出るが、何と黒沢もロンで上家アガリ優先。吉田の満貫は幻となってしまう。

 

 

黒沢は東4局1本場、親番でツモ七対子ドラドラを軽やかにアガリ、2連勝に向けて視界良好。

 

 

次局も近藤の先制リーチを受けドラ雀頭の六索九索で追っかけリーチと攻めの姿勢を緩めない。しかしここは同テンの近藤がツモアガリ、黒沢の連荘がストップ。
南1局は吉田がカン四索の3,900オールツモで原点復帰。黒沢の1人舞台にはさせない。
南3局も吉田が先制リーチに出るが、黒沢がヤミテンで1,300・2,600ツモ(+1,000)。3者を原点から遠ざけるアガリを決めて連勝。しかも2回戦は1人浮きトップだ。

3回戦東1局。近藤が中ポン、カン二索チーで7,700のテンパイ。吉田のリーチと近藤の仕掛けに挟まれた黒沢がノーチャンスの三万を選び、近藤のアガリ。これをきっかけに黒沢に苦しい時間が訪れる。

 

 

藤崎も5,800は7,600。2,900は5,000と連続で黒沢から出アガリ。10,100持ちまで追い込まれたが、2局連続アガリで吉田をかわし3着目となる。3回戦は藤崎トップ目でオーラスへ。

近藤が四筒七筒待ちのタンヤオ、ピンフでリーチ。

 

 

「2着3着と萎んで来て3回戦は出だしが良かったのに失速。このまま2着は良くないと思ってツモアガリのトップを狙った(近藤)」チャレンジが見事に成功し、3回戦は近藤が逆転トップ。

4回戦東1局。吉田に超勝負手が入る。2巡目四筒6巡目八筒引きで1シャンテンとなるが、その後全く動かず五筒チー。一筒四筒待ちで親跳満のチンイツテンパイ。

 

 

あとはツモれるかどうかの勝負かと思いきや、近藤から二筒、黒沢から三筒が打たれ、さらには近藤にツモアガリされてしまう。

南3局、親番がなく20,100持ちラス目の吉田。残り2局で浮きに回るには今局もアガっておきたい。そんな状況下で3巡前に通っている白をツモ切ると藤崎からロンの声。メンホン白の8,000を放銃してしまった。

 

 

「最終戦はダメです。藤崎さんホンイツで(ピンズが)1枚余ったのに白切りは、まぁダメですよ。(吉田)」と強い後悔を滲ませていた。

オーラス親番の藤崎はアタり牌の東を必死に止めていた黒沢からツモ切りリーチで東を引き出し12,000を加点して4回戦トップを取った。

「そこまで凄くツイていたのに後半特に集中力が切れてしまった、もっと浮いてないといけなかったなと思います。(黒沢)」

 

 

卓内トップは近藤。+36.4ポイント上乗せして総合3位をキープ。
黒沢はこの日でプラス組に。反省点を挙げつつも、A1での手応えに充実した表情だった。
藤崎は1・2回戦の状況を考えれば「気分的には勝ちみたいなもの」。先週の前田と同じような発言だ。
吉田にとっては厳しい結果となったが、残り節数も多い。巻き返しは十分可能だ。まずは次節連投での爆発に期待したい。

 

 

次回A1は
前田直哉
瀬戸熊直樹
古川孝次
吉田直
7/7(水)17:00開始予定。

(文:編集部)

第38期鳳凰戦A2リーグ第4節A卓レポート

6月29日、A2リーグ第4節A卓が放送された。
対局者は白鳥翔、魚谷侑未、藤島健二郎、伊藤優孝。

 

 

暫定昇級圏の白鳥・藤島の戦いに魚谷が食い込めるか。また、ジェットコースターのように浮き沈みを繰り返している伊藤が、今節はマイナスを挽回できるかが焦点の戦いだ。
対局はここまでの調子を反映したように、藤島・白鳥のリードからスタート。
前節大勝を収め「公式ルールが分かってしまいました」と豪語した白鳥は、多彩なリーチのどれもが意図通りの展開を呼んだ。

まず東1局1本場ではドラ待ちのペン七万待ちのリーチ。

 

 

解説の古橋は、打点上昇の幅が少ないことからヤミテンを選択するというこの手牌。これをすぐにツモり2,000・4,000(+300)!
続いて親番を迎えると、ドラ1のペン七筒リーチ。

 

 

これは役が無いものの、一筒を引いての一通や、ドラの九筒引きの変化もあるためヤミテンに取る選択肢も無くはない。
ただやはりここは親番ということも加味してリーチ。魚谷からリーチ宣言と共に七筒が打たれて3,900。
そして次局、白鳥から宣言されたリーチの河がこちら。

 

 

先ほどの2回の愚形リーチを受けた後ということで、一索くらい…と切り出すと開かれるのがこちらの手だ。

 

 

リーチチャンタ三色の12,000!これはあまりにも配牌に恵まれたアガリではあったが、こういったリーチもあることで先ほどの押さえつけリーチが効果的に作用するという一面もある。「分かってしまった」白鳥の強さの一端を垣間見たような場面だった。

そして対局後のインタビューで「良いエンジンをもらった」と伊藤の得意な言葉を借りて語ったのは藤島。1回戦では先ほどのリーチ攻撃で白鳥が築いたリードを…

 

 

オーラス親番、タンヤオツモドラドラの3,900オールであっさり逆転。2回戦を2着、3回戦を3着でまとめると、4回戦には

 

 

 

苦しい配牌をホンイツにまとめあげ、2勝目。4回戦終了時点では+45.0Pと白鳥を突き放してトータル首位に立った。

1日終了時点のトータルポイントは以下画像の通り。

 

 

 

序盤好調が続いたかに見えた白鳥であったが、最終戦は失速し+7.0Pと現状維持の結果に。

伊藤は白鳥・藤島の勢いに押され3回戦時点で▲21.7P。しかし転機が訪れたのは東2局5本場。四筒南を暗カンし、迫力十分の伊藤。これに対抗して藤島が白バックのチーテン。すると…

 

 

喉から手が出るほど欲しい一筒を手繰り寄せ8,000・16,000!
インタビューでは「エンジンが悪かったから自分のツモ筋には四暗刻のアガリ牌は無いと思っていた。藤島君がチーしてくれてツモれたから嬉しい」と話した。

魚谷は好調な2人に加え、伊藤の四暗刻の煽りを喰らい▲72.2P。前期熾烈な残留争いを勝ち残っただけに、今期こそ再び加点して昇級戦線へ舞い戻りたいところだ。

A2リーグ次回の放送は7/6(火)。
対局者は古橋崇志、一井慎也、山田浩之、高橋良介。
解説は藤崎智。次回も是非ご視聴ください!

(文・浜野太陽)

第38期十段戦 ベスト16B卓レポート

【十段戦ベスト16B卓 最初に抜けたのは森山、もう一枠は…】

 

 

B卓の対局者は、伊藤優孝vs森山茂和vsダンプ大橋vs仁平宣明。
打点を目指し、手ができなければオリて失点は最小限に、というタイプの打ち手が揃ったためやはり流局が多い。
普通は1半荘に2局前後なのだが、1回戦、2回戦は4局ずつ。
3回戦はなんと東場だけで5局の流局だった。

緊迫した局が続く中、まずリードしたのは森山。
終局後のインタビューで大きいアガリと語っていたが、リーチ、タンヤオ、三色同順の5,200点を仁平からアガリ、1回戦をトップ。

 

 

 

 

僅差だった2回戦もトップを取ると、3回戦の南場の親では、ここで決めてしまう方針だったと、攻め続け連荘。
2,000、7,700(+300)、1人テンパイ、3,900(+900)、3,900(+1,200)と約20,000点の加点。
1人浮きのトップとし、早くも一席を確定させた。

もう一席の争いは、伊藤とダンプ。
最終戦を26.1P差でダンプが追う。
伊藤が3万点より浮いていると順位点では4ポイント(3人浮きでも7ポイント)しか縮まらず、伊藤は浮くこと、逆にダンプは伊藤を沈めることが狙いとなってくる。
※最終戦開始時のスコア
森山+61.4、伊藤+11.2、ダンプ▲14.9、仁平▲58.7

東3局1本場
平場を發のみ1,500点で繋いだダンプ、同1本場に待望のアガリ。
リーチ、ツモ、ドラの2,600+100オール。
2.6ポイントだが逆転。

 

 

しかし、東4局、親の伊藤
東を暗カンしてリンシャンツモ!
ダブ東、嶺上開花の4,000オール。

 

 

二索をポンしている)
大きく浮きにまわるアガリで、これが決め手となった。

と話を終える予定だったのだが。

 

 

 

 

南1局、なんと伊藤から仁平に12,000!(タンヤオ、七対子、ドラ2)
伊藤が3万点を割り、ダンプが再度逆転。

 

 

続く、南1局1本場

 

 

 

 

今度はダンプが仁平に飛び込む。
リーチ、タンヤオ、トイトイ、三暗刻の18,000+300!
伊藤がリードと二転三転。

まだ足りない仁平は攻め続ける。
南1局2本場は、ダンプから3,900+600。
3本場は、伊藤との2人テンパイ。
そして4本場、力のこもったハイテイツモ

 

 

リーチ、ツモ、南、ハイテイの3,900+400オール!
とうとう、ひとアガリで逆転するところまできてしまった。

 

 

南1局5本場
土俵際と言えばダンプ。
リーチ、ツモ、タンヤオ、三色同順、ドラの3,000・6,000は、3,500・6,500。

 

 

3人の大接戦に、もう誰が残るか予想がつかない。

 

 

※ダンプは、浮くと伊藤との順位点が6ポイント縮まるので、素点ではあと11,700点。

南2局
しかし、リードしている伊藤が有利であることは事実。
リーグ戦ではまず見られない、ここから八万をチーして、テンパイ。
ダンプからタンヤオ、三色同順の2,000点。

 

 

南3局も、伊藤がツモって、700・1,300。(ツモ、白)

 

 

これでオーラスに、仁平には跳満ツモ、ダンプには倍満ツモの条件を突きつけ、森山ともう1人は伊藤の勝ち上がりとなった。

 

 

(文:福光聖雄)

第9期JPML WRCリーグ~ベスト8

半荘4回戦
会場:夏目坂スタジオ

ベスト8A卓:7月15日(木)

ベスト8B卓:7月22日(木)

A卓
小笠原奈央vs山脇千文美vs辻本一樹vs小林正和

実況:優月みか

解説:瀬戸熊直樹

B卓
森下剛任vs伊達朱里紗vs須浦正裕vs中寿文

実況:優月みか

解説:勝又健志