何を切る? 2021年10月

第38期十段位決定戦 2回戦 東4局1本場 東家 藤原隆弘プロ

 

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■ Twitterで実施したアンケートの結果

 

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■OPENRECで実施したアンケートの結果

 

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■ニコニコ生放送で実施したアンケートの結果

 

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■プロ解答

 

七索切り

 

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三万切り

 

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二万切り

 

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■実況・解説陣 (アンケート時)

 

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小笠原「ドラが一万で5ブロックにするか、6ブロックにするか?」
藤崎「捨牌に情報がないので平面で捉えればテーマはそこになりますよね。」
小笠原「藤崎プロなら?」
藤崎「七索を持ってくる前から良い形のチャンス手でこのように迷った場合、僕は見なかったことにしてツモ切ります。後は九索引きが嬉しくないかなというのもあります。」

 

■プロの視点
藤原隆弘プロ
「振り返ってみても七索以外に切る牌がない。
本線はもちろん567のピンフ三色、ドラが一万なのでドラ受けは外せないし、四万がきたら絶好の3メンチャンでまだ567が残る。
九索はいらないし、きてもツモ切る。
次に、七万三索六索八索五筒八筒なら三万切り。
ツモ一万四万なら五索切り。
この時七索を手出しとした理由は、ツモ切りでも大差ないけど上家が生牌の東を切ったので手替わりがあったように見せました。」

 

■終局図

 

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日本プロ麻雀連盟チャンネルはこちらから
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ニコニコ生放送<PC版>

第1期鸞和戦予選③レポート

2021年10月10日(日)第1期鸞和(らんわせん)戦、一次、二次予選の3回目(最終日)が開催された。

 

 

今回も全3会場で開催され、一次予選は予選3回戦を行い、全体のポイント上位約半数が4回戦目を行い、各会場卓数分の人数が二次予選へ勝ち進むことが出来る。
二次予選は巣鴨会場に集まり、Aリーグ所属のシード選手を加え32名で3回戦行い、上位半分が4回戦へ進むことができ、4回戦終了時の1位の選手はベスト16への勝ち上がりが決まる。
4回戦2~9位の選手が2回戦のトーナメント戦へ進め、各卓上位2名がベスト16へ進出。
そのシステムで3日間行い(どこか1回だけのチャレンジ)、ベスト16、ベスト8、決勝と続く。

ルールは日本プロ麻雀連盟公式ルール

Aリーグ所属のシード選手

 

 

 

4回戦終了時、二次予選で国士無双をアガった、木島甲太郎が、ポイント1位でベスト16へのジャンプアップを決めた。

トーナメント戦
A卓 柴田吉和、田代航太朗、冨田久志、竹田巧

 

 

勝ち上がり 冨田久志、柴田吉和

 

B卓 HIRO柴田、勝又健志、末松隆文、福光聖雄

 

 

 

勝ち上がり 福光聖雄、勝又健志

以上の5名がベスト16に進出となりました。
予選が全て終了し、ベスト16の組み合わせが決まりました。

10月22日 A卓 猿川真寿、久山浩司、皆川直毅、紺野真太郎
10月29日 B卓 蒼山秀佑、冨田久志、福光聖雄、金子正明
11月05日 C卓 佐々木寿人、魚谷侑未、伊東宏倫、勝又健志
11月12日 D卓 木島甲太郎、鷲見隼人、藤島健二郎、柴田吉和

ベスト8、そして決勝戦に進むのは誰になるのか。
続報をお楽しみに。

(文:鈴木誠)

第19期プロクイーン決定戦初日レポート

2021年10月10日(日)第19期プロクイーン決定戦の初日が幕を開けた。

出場選手はこちら。

二階堂瑠美

 

東城りお

 

岡田桂

 

山脇千文美

 

に加え前年度優勝のりんのなお

 

この5名によって計3日間に渡って行われる。

ルールは一発裏ドラのある、3万点持ち3万点返し、5-15のWRCルール。

 

 

りんのは、リーチ良し仕掛け良しと、アガリを重ねトップ3回、3着1回と好調な滑り出しとなった。

岡田は1回戦ラスだったが、その後2着、トップと、なんとかポイントをプラスに。

瑠美は2着2回、ラス1回と我慢の展開が多く、一桁のマイナスで耐えた。

東城は初戦のラスが響き、2着、3着とマイナススタート。

山脇は持ち味の鋭い仕掛けが決まらなかったように思え、2ラスで苦しい初日になった。

残り2日間、前年度優勝者を追いかける立場となった、岡田、瑠美、東城、山脇。
一方、逃げ切りたいりんの。

麻雀はなにがあるかわからない。
今後の展開に目が離せない。

次回の対局は、10月17日14時から生放送。

第19期プロクイーン決定戦2日目もお楽しみに。

(文:鈴木誠)

第38期十段位決定戦最終日レポート

【優勝は荒正義!連盟タイトルグランドスラム達成】

 

 

2021/10/9(土)、第38期十段位決定戦の最終日。2日目8回戦を終え、ポイント状況は混沌としていた。

 

 

首位から5位までの差が僅か32.2P。首位三浦の途中敗退から5位瀬戸熊の優勝まであり得る、稀に見る接戦。誰も抜け出せず、しかし誰も脱落せず。全ては最終日に持ち越された。

 

 

【9回戦 藤原、荒、柴田、瀬戸熊】

9回戦は不穏なほど静かな立ち上がりとなった。何度も流局が続きアガリが一度も出ないまま東場が終わる。テンパイ料で稼いだ柴田が36,000持ちトップ目で南場へ。

南1局5本場。親番藤原は白ドラ1のヤミテン。瀬戸熊から出て3,900は5,400(+4,000)のアガリを決める。

 

 

南3局には親番柴田がピンフで先制リーチ。荒のテンパイ打牌が一索となり、2,900のアガリ。

 

 

次局も親番柴田は南ポンでアガリに向かう。上家の荒は柴田のケアを怠らず、ここから九万トイツ落としとするが

 

 

何と七対子ドラドラに仕上げて瀬戸熊から出た三索でロン。6,400は6,700のアガリで荒も浮きに回る。

オーラスは柴田がドラの中をポンしてテンパイを入れるが、2着目の藤原が捌いて終了。

 

【10回戦 荒、瀬戸熊、藤原、三浦】

柴田が9回戦トップでトータルプラスに転じ、5位になる可能性が消えた。この中の1名が途中敗退となる。

南2局3本場。親番瀬戸熊。この回トップ必須なので親番は手放せない。カン六筒でリーチに出る。
 

 

これに真っ向勝負を挑むのはカン二筒をチーしてチンイツを狙っていた三浦。瀬戸熊の宣言牌九筒をポンしてテンパイ。後に五筒八筒に待ち変えてツモアガリ。

 

 

オーラスは荒がダブ南白のシャンポンリーチ。

 

 

高めの南ツモで2,000・4,000。10回戦は荒が逆転トップを決めた。

 

 

【11回戦 三浦、荒、藤原、柴田】

全員がアガリを決めて一歩も譲らないままオーラスへ。藤原がカン五索の三色テンパイ。ツモか三浦から直撃でトップのリーチを打つ。

 

 

ここに追い付いたのは親番の柴田。六索九索の追っかけリーチ。

 

 

2軒リーチを受けた三浦は以下の1シャンテン。手広く受けて押し返しを狙うなら三万切り。二万引きでのイーペーコードラドラも捨てずに最も打点を見るなら五索三筒か。

 

 

オリるなら七索二万あたりが候補。

 

 

三浦が選んだのは五索。藤原が5,200(+1,000)直撃で11回戦トップとなった。

 

【最終12回戦 藤原、荒、柴田、三浦】

 

東2局1本場。親番荒が三索六索リーチ。高めイーペーコーの三索をツモって4,100オール(+1,000)を決めると

 

 

この手で荒の選択は六万

 

 

ダブ東暗刻出来合いの四暗刻1シャンテンとチャンス手。3,900の可能性もある六万切りは、親満ツモのリードを守り切れる自信の現れか。

荒は一万のポンテンを取り五万八万待ち。

 

 

柴田が重なりを見てテンパイまで引っ張ったドラが打たれ、荒7,700は8,300のアガリ。

勝負局となったのは東4局。

 

 

藤原は四筒七筒五筒のフリテンリーチ。高め567の七筒ツモなら跳満だ。

 

 

荒は2フーロしてタンヤオドラ3二索五索テンパイ。

親番三浦が追いついてテンパイ、二索切り追っかけリーチ。

 

 

荒がタンヤオドラ3、7,700(+1,000)のアガリで勝負局を制して優勝を決めた。

 

 

鳳凰位、王位、マスターズ、グランプリの覇者が十段位を獲得。連盟タイトル戦グランドスラムを達成した。

 

 

第38期十段位決定戦 最終結果
優勝 荒正義
2位 三浦智博
3位 藤原隆弘
4位 柴田吉和
5位 瀬戸熊直樹

(文:編集部)

第16期女流桜花B・C1・C2リーグ第5節レポート

第16期女流桜花Bリーグ最終節最終戦。

 

 

1卓の桜川が抜け出し、1位がほぼ決まり。
2卓の高宮・鈴木・斉藤による残り2枠の昇級争いはオーラスの段階で

②鈴木+128.4P
③斉藤+100.4P
④高宮+90.7P

と、大混戦。
4番手まで後退した高宮は

 

 

ツモるか斉藤からの出アガリで逆転する好形のリーチを打つも、一度は受けた斉藤が勝算のある待ちでテンパイ復活して高宮に対して無筋を3連打。

 

 

斉藤が自らのアガリで高宮の攻撃を凌いだ。

 

 

昨年4位で惜しくもAリーグ復帰を逃した斉藤理絵が今年は3位に。

 

 

一昨年に入れ替え戦で破れるも1つずつ上のステージに上ってきた鈴木彩夏が2位。

 

 

昨年C1リーグに引き続きBリーグでも連続1位は桜川姫子。

以上の3人が来期の女流桜花Aリーグ入りを決めました。

 

 

2卓での競り合いに敗れて4位に終わった高宮まりは入れ替え戦2nd stageへ。
5位黒沢咲と6位西城凛は入れ替え戦1st stageからAリーグ昇級を目指すことになりました。

 

 

C1リーグは楠原遊が+139.0Pで1位。
Bリーグ昇級とAリーグ入れ替え戦2nd stageの出場を決めました。

 

 

天音まことは+92.0Pの2位でBリーグ昇級し、Aリーグ入れ替え戦1st stageへ。

 

 

3位の後藤咲・4位の小笠原奈央・5位の日高志穂・6位の菅原千瑛までがBリーグへ昇級になりました。

 

 

C2リーグは岡田紗佳が+149.6Pの1位でC1リーグへ昇級。
Aリーグ入れ替え戦1st stageに進出となり、一気にAリーグまで駆け上がるチャンスも獲得しました。

 

 

2位の犬飼あやの・3位の加賀谷春歌・4位の高橋慧・5位の美晤・6位の香野蘭までがC1リーグへ昇級。

第16期女流桜花B・C1・C2リーグは以上の結果で終了しました。

(文:越野智紀)

第38期鳳凰戦A1リーグ第11節A卓レポート

 

 

本日の対局者は
黒沢咲
HIRO柴田
勝又健志
杉浦勘介

 

 

1回戦は杉浦、黒沢、勝又の3人浮きでオーラスへ。そこにH柴田が北を暗カンし、2枚切れの南単騎のメンホンリーチ。

 

 

先に四筒七筒のヤミテンを入れていた勝又が、ほぼマンズ待ちに見えるH柴田に四万をぶつけて真っ向勝負。700・1,300(+1,000)ツモで1回戦は勝又が2着順上げての逆転トップ。

2回戦東1局。H柴田と勝又の2軒リーチをかいくぐって1,300・2,600(+2,000)をツモった黒沢。その後は丁寧に受け続けて点棒を削られるが、オーラスにトップ狙いの役あり原点割れリーチを敢行。

 

 

見事ツモって2回戦トップ。これぞ「黒沢咲のONとOFF」である。

3回戦、ドラドラ七対子テンパイは親番の杉浦。待ち選択に成功して4,200オールツモアガリを決める。

 

 

これ以降は急に場が高騰する。東4局3本場はH柴田がリーチツモホンイツ七対子ドラドラ。4,300・8,300のツモアガリ。

 

 

南1局はH柴田がダブリーせずに二索五索八索四索七索にしてからリーチ。

 

 

杉浦が六万チーで一万四万九万となるが、テンパイ打牌の発で黒沢がロン。中発ホンイツチャンタドラ3で16,000(+1,000)のアガリ。

南2局は親番勝又がリーチ一通の7,700のアガリ。着順が刻一刻と入れ替わる荒れ場に。

 

 

色々あった3回戦は、オーラス親番で5,800を2回アガった杉浦がトップとなった。

 

 

4回戦、最初の山場は東2局2本場。
柴田四筒七筒
杉浦四万七万
黒沢二筒五筒

 

 

全員高打点の3軒リーチの結果は親番H柴田に軍配。杉浦から7,700は8,300(+3,000)のアガリを決める。

東2局3本場には勝又がメンホン七対子ドラドラのヤミテン。黒沢から12,000は12,900のアガリ。

 

 

オーラスにもリーチツモ中ドラの4,000オールのアガリ。4回戦は勝又が大きなトップとなった。

 

 

卓内トップは杉浦で+25.7P。前節と今節でマイナスを約半分に減らす事が出来た。丁寧な選択が多い杉浦の麻雀スタイルを思えば、無理に勝負をせずとも残留を狙えるようになったのは大きいと思う。

勝又は+8.2P。上位陣の1人であるH柴田とのポイントを詰めて残り3節、降級の心配はなく目指すは上のみ。手牌や対戦相手の調子との兼ね合いはあるにせよ、攻めにギアを入れた勝又が見られる可能性は高い。

黒沢は▲3.7Pで首位キープ。攻める局とオリる局の見極めが的確で非常に安定感がある。決定戦進出がいよいよ現実味を帯び、残り3節となった。本人も意識しているのは間違いないだろう。

H柴田は▲30.2P。ポイントを減らしてしまったが、まだ十分に決定戦を狙える位置。ここ数節は前半のマイナスを後半で埋めるような後手に回った展開が続いているので、是非次節は早い回での爆発を見たい。
 

 

本日は順位の変動なく対局が終了した。

次回A1リーグ第11節B卓
2021/10/13(水)17:00開始

吉田直
近藤久春
前田直哉
古川孝次
解説 勝又健志

(文:編集部)

第38期鳳凰戦A2リーグ第7節A卓レポート

ダンプ大橋、昇級争いに参戦!

10月5日、A2リーグ第7節A卓が放送された。
対局者はダンプ大橋、山田浩之、古橋崇志、白鳥翔。

 

 

対局開始時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

白鳥は引き続き昇級に向けてプラスを積み重ねたい。ダンプはここ数節の結果次第で目標が変わるという意味では重要な節。
山田・古橋の両名はまだ後半戦に入ったばかりとはいえ、降級ボーダーを意識してしまうような状況だ。

この日好調が目立ったのはダンプ。いつもの通り打点を強く意識した手組が奏功し、4回戦いずれも高打点のアガリを成就。

 

(1回戦東4局1本場、ツモタンヤオ三色の3,900オール)

 

(2回戦南1局、リーチ南ドラの5,200)

 

(3回戦南2局1本場、ダブ南ドラの1,300・2,600)

 

(4回戦東4局、リーチツモ三色ドラの2,000・3,900)

 

中でもダンプならではの手筋が光ったのは1回戦東4局。
親番、六万をツモってこの形。

 

 

メンゼンでも2,600~6,000オールが見え、ツモが順調でなくても鳴けばアガリのありそうな形ではある。しかしここでダンプが選んだのは…

 

 

1メンツ落としの打四筒!遠回りをしてでもトイトイ形の高打点一本に絞った一打だ。結果的には中をポンした後七万を連続で引き込み1,300オールと少々不満なアガリにはなったが、ダンプならではの高い手作りが見られた1局だった。

1日を終えてのトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

ダンプは卓内トップも
「昇級のチャンスではあるんですが、次に負けるとどこまでいくかわからないのが経験則としてあるので、気をつけて上に食い込めるように頑張りたいと思います」
と控えめなコメント。

 

2節連続でのマイナスとなってしまった白鳥は
「そんなに大きなマイナスではなかったので引きずらずに、引き続き昇級を目指していきたいと思います」
と前向きに話した。

 

降級圏からさらにマイナスとなってしまった山田は
「あと3、40Pは浮いて、残留することを目標にやっていきたいと思います。」
と具体的な目標を提示。

 

一旦降級圏から離れることに成功した古橋は
「プラスできたので一息はつけるんですけど、油断せず真ん中くらいの順位につけるように頑張ります。」
とホッとした様子を見せた。

 

次回A2リーグの放送は10/12(火)17時~。
対局者は藤島健二郎、和久津晶、麓征生、高橋良介。
解説は紺野真太郎が務めます。次回も是非お楽しみに!

(文:浜野太陽)

第38期鳳凰戦B1Select後期第2節レポート

【菊田が首位キープ ケネスが大きくプラスで9位浮上】

 

 

鳳凰戦B1リーグSelect 後期第2節の対局者は

菊田政俊
二階堂亜樹
ケネス徳田
藤原隆弘

 

 

1回戦東2局1本場。ドラ暗刻の藤原がカン八索をチーしてテンパイ。

 

 

マンズのリャンメンはフリテンになる為三万六筒のシャンポンに受けると、同じくテンパイの亜樹から中スジの六筒が出て7,700は8,000のアガリ。

南2局は菊田がドラ二筒をポン(後に加カン)から発進して

 

 

白の片アガリテンパイ。これもテンパイしている亜樹から出て、菊田8,000のアガリ。

オーラスは菊田と300点差の2着目だった藤原が七対子1,600で逆転トップ。

2回戦は接戦だったが、オーラス親番で菊田が七万を暗カンしてリーチ。

 

 

ペン三万ツモで1,300は1,400オールで2回戦は菊田がトップ。

3回戦はケネスと亜樹が激突。まずはケネスがチンイツ一通の3,000・6,000を亜樹に親被りさせる。
東3局1本場もケネスが二万五万先制リーチ。亜樹はリーチを受けた時点で、ドラ八万を1枚しか持っていなかったが

 

 

「ドラは恋人」名言を体現するかのように亜樹にドラが集まり、流れるような五筒八筒追っかけリーチ。リーチツモドラ4の3,100・6,100(+1,000)を決める。

南2局2本場。亜樹が仕掛けてドラ単騎テンパイ。親番ケネスはドラ3のチャンス手だがなかなかテンパイ出来ずにいた。
残り巡目もわずかとなり、亜樹が切った二索で形式テンパイ。アガリたいというより、この手でノーテン親流れだけは勘弁といったところだろう。

 

 

しかし亜樹が一筒をツモ切ると、ケネスからロンの声。
ホウテイドラ3で11,600は12,200(+1,000)の直撃、3回戦はケネスがトップとなった。

4回戦は菊田とケネスが好調。高打点のツモアガリ合戦となる。
南3局、ケネスが7巡目でメンホン発ドラドラ、18,000のヤミテンを入れる。

 

 

しかしただならぬ気配を察したか、菊田がカン七万チーでケネスの現物南の片アガリテンパイを入れる。長引けば最後までは押し切れない一瞬のかわし手だったが、すぐに藤原が手に残しておいた南を使い、菊田1,000のアガリ。2人がかりでケネスの大物手を蹴るファインプレーを見せた。

 

 

藤原「今日は手が入っていたのに、2回戦にあまりにツモが順調でついリーチしてしまい、そこから流れが変わってしまった。」と反省。
1週間後の十段位決定戦最終日については
「3ヶ月前から十段の事ばかり考えていて今日もシミュレーションのつもりで打ちましたが、これじゃ優勝出来ないですね笑 悔いのないよう頑張ります。」

 

 

亜樹「初節プラスだったのでわんぱくに行ったのですが、最初からごめんなさいしてたらこんなに沈まなかったですね。A2に戻りたくて焦ったかも知れません」

 

 

菊田「2回戦までは自分が浮いてる実感がないほど辛かった。手仕舞いしてるのに距離感があってないというか。案の定3回戦沈んでしまい、最終戦にプラスになれてホッとしています。まだ上を見て戦います。」

 

 

ケネス「(3回戦オーラス、菊田の親リーチに押し切った局について)ドラ発そのものは止めるかも知れないけど、例えドラ雀頭でも7,700まででしょ?なら振ってもいいと思った。」とカッコ良いコメント。しかし、「まさにドラ雀頭でした。7,700はあげてもいいんだー」と返されると「ほ、ホントに?」と戸惑いを見せて笑いを誘った。

 

 

 

 

次回B1リーグSelect 後期第3節は
2021/11/6(土) 13:00開始

二階堂亜樹
刀川昌浩
前原雄大
中村慎吾

実況 仲田浩二
解説 瀬戸熊直樹

(文:編集部)

第2期若獅子戦ベスト16CD卓レポート

【第2期若獅子戦 ベスト16 D卓配信レポート C卓も同時開催】

公式ルールでの開催となった第2期若獅子戦。10月1日にベスト16のC卓とD卓が行われた。

 

 

 

 

最初にアガリを決めたのは佐藤。タンヤオツモイーペーコードラドラ、2,000・4,000。

 

 

東2局。親番の松本は一通確定のカン五筒待ち。場に3枚切れだがリーチに行き、佐藤から出て7,700。

 

 

南2局は大高が高め一通のリーチ。ドラ暗刻の松本が六索を勝負し、大高5,200。

 

 

オーラスは親番佐藤が一万四万七万先制リーチ。

 

 

しかし松本が押し切ってツモアガリ。1回戦は松本が1人浮きトップを決めた。

2回戦東3局3本場。吉井がドラ雀頭のカン二索でリーチ。
これを受けた親番大高は発も勝負して一筒四筒追っかけリーチに出るが

 

 

吉井が2,000・3,900は2,300・4,200(+2,000)のツモアガリ。2回戦のトップを取る。

3回戦オーラス。トップ目佐藤が六索九索でヤミテン。

 

 

吉井はカン二索をチーして中北のシャンポン。大高から中が出て3,900のアガリで吉井は浮き3着に。

4回戦東1局。ドラ暗刻の吉井が発をポンして2,000・4,000。

 

 

東4局。大高がドラ暗刻のリーチ、待ちは東北。佐藤から北が出て8,000のアガリ。

 

 

南2局2本場。まだまだ点数が欲しい大高が三索六索リーチ。

 

 

これに押し返したのは松本。西暗カン、中ポン、ドラ雀頭で7,700は8,300(+1,000)。

オーラス。現状は吉井、松本。親番佐藤はドラ五索単騎リーチで3,900オールツモアガリを見せるが

 

 

オーラス1本場の佐藤の親リーチに仕掛けた吉井がアガって全対局が終了。

第2期若獅子戦ベスト16D卓
勝ち上がりは
吉井優
松本峻
この2名に決定となった。

 

 

同時開催のC卓の対局者は
金杉空
鈴木裕也
上田稜
西名優

 

 

上田稜
西名優
この2名がベスト8進出を決めた。

第2期若獅子戦ベスト8 A卓は
2021/10/8(金) 17:00開始

佐々木俊哉
藤井崇勝
上田稜
松本峻

実況 蒼井ゆりか
解説 山田浩之

(文:編集部)

第2期桜蕾戦ベスト16B卓レポート

【桜蕾戦ベスト16B卓 菅原が貫禄の勝ち上がり、二番手は…】

9/30に行われた桜蕾戦ベスト16のB卓、まずは出場選手の紹介、インタビューが行われた。

 

藤居冴加
37期前期・東京本部所属
「第1期はデビュー戦だったので緊張したのですが、今回はリラックスできているので、リラックスしたまま頑張りたいと思います。」

 

菊地美羽
37期後期・北関東支部所属
大学では競技麻雀部の部長。
今はコロナ禍で活動できないのが残念とのこと。
「すごく緊張しています。ミスをしてしまうかもしれないのですが、自分にできることを精一杯頑張りたいと思います。」

 

藤田愛
37期後期・東京本部所属
実況・中野「尊敬しているプロは?」
藤田「二階堂亜樹プロです。」
と目の前で答えるのは、なかなか恥ずかしかっただろう。
藤田「最後まであきらめないで頑張りたいと思います。」
解説・二階堂「自分らしくのびのびと悔いのない麻雀を打ってほしいと思います。」

 

菅原千瑛
28期後期・東京本部所属
先日、RTD Girls Tournament 2021を優勝。
第1期はベスト16で敗退。
「ラストチャンスですし、大好きな公式ルールなので精いっぱい戦いたいと思います。」

菊地、藤田はデビューしたて、藤居はデビューから半年、それに対して、菅原は10年目とキャリアの差が大きい。
日本プロ麻雀連盟公式ルールの半荘4回戦で、上位2名の勝ち上がり。
もちろん、キャリアによって配牌とツモが変わるわけではなく、解説の二階堂が言う通り、土俵に上がって、もとい卓についてしまえば同じ条件なのだが、大方の予想は、ひと席は菅原で、もうひと席を3人で争う展開かと思われた。

1回戦から『攻める藤居、受ける他3者』の図だった。
藤居は、積極的にリーチや仕掛けで局面をリードする。

 

 

 

手になった相手からカウンターを受けることもあり、この局は親の菊地に満貫の放銃となってしまったが、この1回戦は1人テンパイが4回と帳尻はあっていたように思う。

身を結んだのは2回戦。

 

 

1,000オール。そして、3,900は4,000オール。
2本場、3本場は1人テンパイ。

 

 

親が落ちた後も、この東3局はドラとのシャンポンを手替わりを待たずリーチし、最速のツモアガリ。
この2回戦を65,000点持ちの1人浮きトップで終えた。

2回戦終了時
藤居+33.8P、藤田+3.9P、菅原+1.4P、菊地▲39.1P

3回戦、南4局を迎えて、以下のスコア。
このまま藤田と藤居が浮いて、菅原が沈みで終わると、菅原の敗退がチラついてもおかしくなかった。
今日一日、先手を取られる、丁寧にオリるの繰り返しで、菅原ファンはかなりヤキモキしていたであろう。
正直僕も失礼ながら、安全策を取りすぎて逆に敗退リスクが高まったんじゃないの?まで思っていた。

 

 

ヤミテンにして確実に浮きを取る選択もあるのだが、先手を取るとオリに回ることが多いことを、この3回戦までで観察していただろう。
迷わずリーチの宣言。

 

 

しっかりと結果を出す。高目ツモの6,000オール!

 

 

 

同1本場も、ドラの暗カンからの嶺上開花。6,000は6,100オール!
菅原ファンの心配や鬱憤や晴らす連続の跳満ツモで、この親番で勝ち上がりを決定づけた。
この2つのアガリは、言い方は悪いが誰でもできるアガリ。
しかしながら、ここまであまり手が入らない中、少ないチャンスを生かしてこのスコアでまとめていたところが地力の差であろう。

3回戦終了時
菅原+60.5P、藤居+2.9P、藤田▲3.0P、菊地▲61.4P

最終4回戦、藤居と藤田の二番手争い。

 

 

※ テロップは0本場ですが2本場の誤りです。

藤田が、ホンイツ、ドラの2,600+100オール。
リーチ、ピンフ、ツモ、ドラの2,600+200オールとリードするも

 

 

藤居も、發、ホンイツ、一気通貫の2,000・3900は2,300・4,200と一歩も引かない。
南場にはいって0.3ポイント差と、藤居、藤田のファンはよそ見厳禁の大接戦。

 

 

ここから勝負を分けたのは、珍しくもテンパイ料。
南3局に2回テンパイを取れた藤田と、逆にとれなかった藤居。
ここにはリードを追いつかれてしまった藤居と、最後まで諦めないと宣言した藤田の心理的なちょっとした差だったのかもしれない。

 

 

最後は藤田が自らアガリきり、勝ち上がりを決めた。

 

 

立会人の猿川の試合直後のツイート。
終了が24時前と局数も多く、非常にタフな試合だったが、最後まで全員が集中を切らさず、大熱戦だった。
菊地は、2回戦までにアガれる手が少なく、差がついてしまったのがとても苦しかっただろう。
3回戦以降、打点づくりを目指さざるを得ず、差が開く一方になりやすい。
スコアほどの,実力差があるわけではないので、落ち込まずに、この悔しさをバネに頑張ってほしい。

 

 

ベスト16のC卓、D卓は10/21に対局、放送予定です。お楽しみに。
C卓 10/21 17時~
D卓 10/21 11時~

(文:福光聖雄)

第38期鳳凰戦A2リーグ第6節D卓レポート

一井がトータル首位に!第38期鳳凰戦A2リーグ第6節D卓レポート

9月28日、A2リーグ第6節D卓が放送された。
対局者は伊藤優孝、一井慎也、麓征生、白鳥翔。

 

 

1回戦は勝負手が安いアガリで流される展開が多く、その中でも親番でリーチツモ七対子という大物手を成就した一井がトップ。

 

 

一井は続く2回戦では麓への8,000放銃で4着に沈むも…

 

 

3回戦東1局で5,200をアガると、リードを守りきって再びトップ。

 

 

4回戦ではオーラス時点で30,200持ちの親番。ここを浮いて帰ることができれば御の字という状況で先制両面リーチに成功。1,000オールでも嬉しいところだがリーチ後に引いたのは4枚目の一筒

 

 

暗カンするとリンシャンでツモアガリ、なんと3,900オールの大きなアガリ!

続く1本場でも高目をツモアガリ4,000オールで、1日のトータルは+55.4Pという大勝利となった。

 

 

 

一井「小さい人間なので首位に立ったら守りに入ることを考えてしまうんですが、麻雀は崩さずファンの人に応援してもらえるような麻雀を打って11節を迎えたいと思います。」

1日終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

一井が頭一つ抜けた首位に。
白鳥はマイナス1ケタながら、一井の好調により首位陥落となった。

 

 

「今日はあまり良い麻雀が打てなかったと思いますが、マイナス1ケタで済んでツイてたなと思います。絶対昇級するので応援よろしくお願いします。」

麓は前節に続いてプラスポイント。

 

 

「次もプラスしてピンクゾーンに入らないように頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。」

降級圏の伊藤は、今回も苦しい展開で暫定最下位に沈む結果に。

 

 

「今日は2回戦目でこれはダメだって自覚したね。俺の持ち味は土壇場の力だから、それが通用するかは分からないけど、あと5節でなんとかしがみつきたい。」

次回A2リーグの放送は10/5(金)17時~。
対局者はダンプ大橋、山田浩之、古橋崇志、白鳥翔。
解説はHIRO柴田が務めます。次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第16期女流桜花Aリーグ第6節D卓レポート

第6節D卓に出場した選手は

 

 

吾妻さおり(5位)・和久津晶(8位)・美波智子(10位)・白銀紗希(12位)の4名。

相手のアガリが出る前に自分でアガってしまえば失点しないという意味で『攻撃は最大の防御なり』という言葉が使われることが多いのが麻雀ですが、超攻撃型アマゾネスこと和久津晶は一味違います。
アガリ率が低そうな苦しい手から仕掛けて相手の動向を探り、警戒すべき相手を見極めて防御力を高める積極的な戦術の使い手です。
特にドラ色のホンイツ風な仕掛けは危険な相手を炙り出すのには最適で

 

 

この仕掛けに押し返してくる人がいたら要警戒ですが、ここでは誰も字牌とピンズを打たず。
和久津はカン二索で1人テンパイを奪って連荘に成功します。

 

 

さらに積極的に仕掛けると、今度はドラ暗刻の吾妻から反撃がきたので即撤収して流局。

和久津が言うところの『小石を投げる』作戦が綺麗に決まり、この日は全連対で+59.3Pの卓内トップとなりました。

 

 

一方、受け主体のスタイルの美波は、和久津の手数で対応に追われて大きくマイナスし、トータルが13位まで転落。
美波の最終第7節A卓は12,13,15,16位の残留をかけた直接対決で、長所ともいえる残留力が試される組み合わせとなりました。

<第6節D卓最終結果>
和久津+59.3P 吾妻+3.8P 白銀▲1.5P 美波▲62.6P

(文:越野智紀)

第38期鳳凰戦A1リーグ第10節C卓レポート

【前田が3連勝で一気に決定戦進出圏内!】

10月3日、第38期鳳凰戦A1リーグ第10節C卓が行われました。

本日の対局者は

 

 

5位前田直哉
7位藤崎智
10位瀬戸熊直樹
11位杉浦勘助

1回戦開局は、六索でイーペーコー、三索は役無しのこの手を親でヤミテンに構え、六索ツモの2,000オールの静かなアガリからスタート。

 

 

その後も七対子ツモドラ2などをアガリ加点して迎えたオーラス。

 

 

ホンイツトイトイ三暗刻を2着目杉浦からアガリ1人浮きで1回戦はトップ。
一方、瀬戸熊はラススタート。

2回戦はトップを走る杉浦に迫るドラ単騎ツモ。

 

 

迎えた南3局の親番は、瀬戸熊からのリーチに押し切り

 

 

ジュンチャンドラ2、12,000点のアガリ。
これで2連勝。

3回戦も南3局高めの八筒ツモで2,000・4,000のツモアガリで3連勝。

 

 

4回戦は杉浦が東1局1本場でピンズによせてチンイツを前田からアガリ一矢報いる。

 

 

東3局はここまで苦しい瀬戸熊が親で渾身のドラ暗刻リーチ!

 

 

しかし今日の瀬戸熊は山に3枚残りもツモれず流局。
4回戦はこのままラスとなってしまい、この節は▲84.1Pと大幅にマイナスしてしまい降級圏内に。

 

 

逆に前田は3連勝と最後の半荘も浮きに回り+90.7Pの大勝で決定戦進出圏内に入った。

 

 

次回A1第11節A卓は
2021/10/6(水) 17:00開始

勝又健志vsHIRO柴田vs杉浦勘介vs黒沢咲

実況:古橋崇志
解説:森山茂和

(文:編集部)

巣鴨本部道場 2021年9月度プロアマオープン大会成績表 9月度最終結果(※プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 後藤竜司 23 391
2 くまっち 28 297.1
3 藤次祐紀 69 210
4 金山二郎 29 203.9
5 櫻井邦俊 30 197.7
6 有田将之 18 196.3
7 岡ちゃん 57 193.6
8 28 171.4
9 こしの 29 160.9
10 中谷あずさ 17 149.3
11 加藤恵美子 19 146.1
12 グリーンマン 40 141.6
13 さとみ 17 141.3
14 中村 60 130.6
15 シマカタ 17 130.4
16 Andy-San 16 121.3
17 ユウスケ 17 117.5
18 岡本浩一 51 114.3
19 藤原隆弘 49 106.3
20 かずや☆雀アカ 34 104.7
21 加藤はるみ 67 82.6
22 ルギア 44 81.4
23 稲熊勝明 41 76.9
24 西角健二 55 71.9
25 井出博幸 36 63.2
26 福永雄介 18 60.5
27 ギンチャン 17 56.7
28 ハチロー 16 55.9
29 テツ 20 38.6
30 山田樹 20 36.1
31 松村祐輔 20 30.2
32 一色陽子 20 22.1
33 小林泰士 23 12.6
34 ホズミ 16 8.9
35 岩渕信明 24 2.3

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 ルギア 17 109.4
2 山田浩之 12 104.3
3 丹野賢一 14 91.5
4 18 91.2
5 ドロンボーZ 19 87.5
6 ひれろんみ 10 74.4
7 太田久雄 13 71.5
8 中村 16 63
9 グリーンマン 13 41.8
10 市川幹人 13 40.1
11 有田将之 8 38.3
12 くまっち 10 29.1
13 もと 8 27
14 ゆーとく 8 25
15 早田弘之 20 16.5
16 立岩知朗 10 13.9
17 かずや☆雀アカ 9 12.4
18 高橋大輔 8 4.3

 

 

 

 

 

道場ポイントランキング

順位 名前 7WRC 7公式 8WRC 8公式 9WRC 9公式 10~12 合計
1 くまっち 100 62.5 400 62.5 300 29.75 0 954.75
2 藤次祐紀 400 23.75 117 28.75 250 28 0 847.5
3 岡本浩一 0 75 300 75 113 27.75 0 590.75
4 後藤竜司 95 0 92 0 400 0 0 587
5 ルギア 160 40 150 28.5 100 100 0 578.5
6 西角健二 180 0 250 0 98 0 0 528
7 中村 98 29.5 140 100 117 40 0 524.5
8 藤原隆弘 150 0 200 29.5 112 0 0 491.5
9 かずや☆雀アカ 114 27.75 170 28 111 28.5 0 479.25
10 こしの 140 0 180 0 150 0 0 470
11 グリーンマン 120 28.75 114 30 119 37.5 0 449.25
12 市川幹人 117 28.25 101 45 82 35 0 408.25
13 加藤恵美子 112 45 119 0 120 0 0 396
14 山田樹 119 29 94 47.5 92 0 0 381.5
15 加藤はるみ 115 29.25 98 35 101 0 0 378.25
16 有田将之 96 0 0 50 180 30 0 356
17 ギンチャン 118 0 120 0 95 0 0 333
18 井出博幸 93 42.5 99 0 97 0 0 331.5
19 のりさん 250 0 0 0 81 0 0 331
20 中谷あずさ 190 0 0 0 140 0 0 330
21 岡ちゃん 83 23.5 0 0 170 25 0 301.5
22 カズ 300 0 0 0 0 0 0 300
23 福永雄介 111 0 84 0 96 0 0 291
24 大野剛史 170 0 118 0 0 0 0 288
25 小林泰士 101 0 100 0 85 0 0 286
26 なーちゃん 73 35 81 25.25 69 0 0 283.25
27 松村祐輔 84 0 111 0 87 0 0 282
28 シマカタ 78 0 85 0 116 0 0 279
29 立岩知朗 116 47.5 86 0 0 28.75 0 278.25
30 ハチロー 92 23.25 69 0 94 0 0 278.25
31 山部正人 85 0 116 0 73 0 0 274
32 岩渕信明 94 0 95 0 83 0 0 272
33 Andy-San 82 0 71 0 115 0 0 268
34 0 0 0 40 160 50 0 250
35 太田久雄 0 0 160 42.5 0 42.5 0 245
36 原佑典 80 0 79 0 70 0 0 229
37 しーら 113 0 115 0 0 0 0 228
38 松本裕也 0 29.75 190 0 0 0 0 219.75
39 チャヤまん 0 25.25 112 0 78 0 0 215.25
40 宇田美有紀 79 24 78 0 0 24.75 0 205.75
41 金山二郎 0 0 0 0 200 0 0 200
42 葭葉 200 0 0 0 0 0 0 200
43 丹野賢一 0 28 73 27.75 0 62.5 0 191.25
44 櫻井邦俊 0 0 0 0 190 0 0 190
45 テツ 0 0 96 0 93 0 0 189
46 高橋大輔 0 0 80 0 71 28.25 0 179.25
47 キモト 99 0 0 0 79 0 0 178
48 森 雅彦 97 0 0 0 80 0 0 177
49 ホズミ 0 0 70 0 84 0 0 154
50 齋藤麻衣子 81 0 0 0 72 0 0 153

第22期九州プロ・プロアマリーグ 前期最終節成績表

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 浜上 文吾 3.8 27.5 ▲ 2.2 46.0 28.3           103.4
2 下山 哲也 55.6 ▲ 31.7 ▲ 20.5 0.0 80.5           83.9
3 島 秀彰 ▲ 54.5 66.5 19.5 1.0 22.3           54.8
4 氏家 義成 64.0 ▲ 11.1 ▲ 3.2 ▲ 18.8 20.8           51.7
5 服部 学 23.2 ▲ 1.6 ▲ 42.1 53.2 18.8           51.5
6 柴田 祐一朗 30.3 0.0 19.4 ▲ 4.5 0.0           45.2
7 名倉 徹 ▲ 18.8 39.5 25.4 ▲ 15.3 3.9           34.7
8 山下 将浩 ▲ 36.5 ▲ 35.3 33.9 30.7 40.0           32.8
9 塚本 将之 31.9 118.2 ▲ 77.2 0.0 ▲ 62.2           10.7
10 松尾 樹宏 32.9 ▲ 19.0 ▲ 63.9 40.7 15.2           5.9
11 矢野 拓郎 ▲ 36.0 0.0 52.3 0.0 ▲ 13.5           2.8
12 竹田 巧 ▲ 9.7 0.0 1.6 ▲ 31.7 36.1           ▲ 3.7
13 和久津 晶 31.6 ▲ 41.5 64.5 ▲ 27.2 ▲ 45.5           ▲ 18.1
14 柿元 裕介 ▲ 66.9 0.0 6.3 0.0 37.5           ▲ 23.1
15 椎奈 健 ▲ 30.7 0.0 ▲ 5.8 0.0 ▲ 8.8           ▲ 45.3
16 安東 裕允 40.7 ▲ 79.8 36.9 11.0 ▲ 63.7           ▲ 54.9
17 佐藤 健治 6.3 ▲ 16.9 ▲ 37.9 ▲ 17.6 ▲ 83.5           ▲ 149.6
18 高村 翔 ▲ 89.2 ▲ 34.8 ▲ 7.0 ▲ 71.5 ▲ 27.2           ▲ 229.7

 

 

Bリーグ

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 仲村 澪哉 プロ 61.9 43.7 ▲ 10.9 38.2 39.4 172.3
2 菊池 豪 プロ ▲ 7.5 42.7 26.0 71.4 13.8 146.4
3 岡田 雄貴 プロ 66.3 ▲ 3.3 45.0 15.5 ▲ 14.3 109.2
4 吉田 彩乃 プロ 25.5 13.3 5.8 38.8 ▲ 9.8 73.6
5 安永 敏郎 一般 28.8 ▲ 32.9 ▲ 28.0 45.3 30.9 44.1
6 藤岡 治之 プロ 57.7 63.4 ▲ 22.6 ▲ 60.3 2.3 40.5
7 岩村 義久 一般 ▲ 8.7 ▲ 0.7 47.9 ▲ 26.6 ▲ 5.1 6.8
8 三苫 太矩也 プロ 60.7 ▲ 53.1 ▲ 7.5 0.0 0.0 0.1
9 大野 徳多郎 プロ ▲ 34.3 0.0 7.9 66.2 ▲ 50.0 ▲ 10.2
10 坂平 二郎 プロ ▲ 33.0 45.0 17.5 ▲ 20.3 ▲ 21.9 ▲ 12.7
11 河野 まや プロ 78.2 3.9 24.3 ▲ 87.1 ▲ 39.5 ▲ 20.2
12 陶山 昌明 プロ ▲ 3.8 ▲ 40.8 ▲ 8.9 18.5 5.4 ▲ 29.6
13 藤瀬 恒介 一般 ▲ 77.5 32.7 4.5 11.0 ▲ 9.3 ▲ 38.6
14 相本 長武 一般 ▲ 15.8 ▲ 19.6 ▲ 23.0 ▲ 15.5 10.3 ▲ 63.6
15 柿添 誠 プロ ▲ 7.5 ▲ 27.9 28.4 ▲ 28.9 ▲ 30.5 ▲ 66.4
16 桝井 律男 一般 ▲ 58.2 ▲ 78.1 ▲ 21.5 24.8 66.5 ▲ 66.5
17 福田 諒 プロ 1.3 0.0 ▲ 64.1 ▲ 31.9 ▲ 3.3 ▲ 98.0
18 早田 さきこ プロ ▲ 42.1 26.2 ▲ 23.9 ▲ 52.9 ▲ 8.8 ▲ 101.5
19 河野 みのり プロ ▲ 64.2 ▲ 21.7 27.1 ▲ 11.7 ▲ 48.1 ▲ 118.6
20 宝輪 聡 プロ ▲ 58.8 ▲ 7.7 ▲ 25.0 ▲ 2.6 ▲ 50.0 ▲ 144.1

 

 

C1リーグ

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 如月 明日香 プロ ▲ 23.6 0.0 0.0 9.7 104.9 91.0
2 横田 幸太朗 プロ ▲ 26.8 20.6 46.9 1.7 46.1 88.5
3 木室 哲朗 プロ ▲ 11.7 27.8 12.3 65.2 ▲ 10.5 83.1
4 福田 譲二 プロ 26.2 0.0 4.8 0.0 43.2 74.2
5 団野 和広 一般 ▲ 16.1 0.0 53.5 0.0 ▲ 21.5 15.9
6 板谷 祐斗 プロ 12.3 0.0 ▲ 1.2 0.0 0.0 11.1
7 渡辺 辰宏 一般 8.1 ▲ 12.4 71.3 0.0 ▲ 83.8 ▲ 16.8
8 中山 賢一 一般 ▲ 20.2 0.0 ▲ 20.4 0.0 0.0 ▲ 40.6
9 渡辺 健太 プロ ▲ 23.5 ▲ 4.1 26.0 27.6 ▲ 68.2 ▲ 42.2
10 川島 貴博 一般 31.6 0.0 ▲ 101.8 0.0 0.0 ▲ 70.2
11 山本 えりか プロ 12.2 ▲ 55.9 ▲ 9.4 ▲ 40.5 0.0 ▲ 93.6
12 若村 沙紀 プロ 31.5 24.0 ▲ 84.0 ▲ 64.7 ▲ 11.2 ▲ 104.4

 

 

C2リーグ

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 石田 知幸 プロ 23.0 31.5 44.7 46.9 56.3 202.4
2 中島 剛 プロ 113.1 23.2 ▲ 1.2 19.5 46.7 201.3
3 土田 小緒里 プロ 55.4 0.0 33.9 ▲ 21.1 ▲ 22.8 45.4
4 山室 泰典 プロ 10.9 ▲ 9.9 36.5 0.0 0.0 37.5
5 合澤 雄貴 テスト生 ▲ 17.9 59.6 ▲ 4.9 0.0 ▲ 0.1 36.7
6 黒田 隆明 一般 ▲ 5.8 0.0 38.1 1.4 ▲ 5.3 28.4
7 加藤 拓 一般 ▲ 13.5 ▲ 11.7 45.3 0.0 ▲ 14.2 5.9
8 中村 光治 一般 ▲ 4.6 0.0 ▲ 4.4 12.6 0.0 3.6
9 蒲原 尊瑠 一般 8.6 1.4 ▲ 21.2 0.0 0.0 ▲ 11.2
10 安部 久美子 プロ ▲ 34.6 0.0 3.8 0.0 0.0 ▲ 30.8
11 阿部 竜也 テスト生 ▲ 41.7 7.0 48.8 0.0 ▲ 78.4 ▲ 64.3
12 世利 純平 テスト生 ▲ 46.0 0.0 ▲ 28.4 0.0 0.0 ▲ 74.4
13 吉田 寿子 一般 ▲ 51.6 0.0 ▲ 35.1 10.7 0.0 ▲ 76.0
14 松田 健太郎 テスト生 11.9 ▲ 98.1 ▲ 77.3 0.0 59.1 ▲ 104.4
15 宮崎 惇 テスト生 ▲ 46.9 ▲ 25.4 ▲ 5.9 ▲ 37.5 ▲ 2.4 ▲ 118.1
16 山下 一伸 一般 ▲ 9.3 ▲ 52.9 ▲ 80.4 0.0 0.0 ▲ 142.6
17 下園 太尊 一般 88.2 47.0 ▲ 100.0 ▲ 100.0 ▲ 100.0 ▲ 164.8
18 片多 智之 一般 ▲ 80.2 8.3 ▲ 33.3 ▲ 33.5 ▲ 40.9 ▲ 179.6

第38期十段位決定戦2日目レポート

【第38期十段位決定戦2日目 首位と5位の差が32.2Pの大接戦に】

 

 

対局メンバーは前年度優勝の柴田吉和と、勝ち上がりを決めた藤原隆弘、荒正義、三浦智博、瀬戸熊直樹の5名。

 

 

この日は2日目、5回戦〜8回戦までが行われた。初日の成績は以下の通り。

 

 

10回戦までに各選手抜け番が2回あり、初日に4連続で打った荒が5回戦の抜け番。6回戦〜10回戦は5回戦終了時の成績上位者から抜け番を選択出来るシステムとなっている。
そして10回戦終了時5位の者は途中敗退。11・12回戦は4名での対局となる。

 

 

【5回戦 三浦、瀬戸熊、藤原、柴田】

東1局、親番三浦がタンヤオ。カン五索のヤミテンから五索八索に変わったタイミングでリーチ。

 

 

最後のツモに高めの八索が居て、4,000オールツモアガリ。
そこから40分以上連荘して素点を伸ばした三浦は、東3局に二索五索のチンイツテンパイ。

 

 

ドラドラの藤原から二索で8,000の直撃。三浦は1人浮きの72,900点まで突き抜ける。後はこのまま5回戦を終わらせたいが、そう好きにやらせてはもらえない。

南2局、三浦が先制リーチを打つも、親番瀬戸熊が追っかけリーチ。高めの六万で11,600(+1,000)のアガリを決めて浮き間近まで迫る。

 

 

この展開だと途中敗退が色濃くなるのは柴田だが、南3局で14,800持ちラス目でメンチンテンパイ。

 

 

四索ツモの4,000・8,000をアガって浮き2着。

 

【6回戦 柴田、荒、三浦、瀬戸熊】

 

 

南3局。瀬戸熊が5巡目リーチ。ドラのダブ南二万のシャンポン待ち。
見事に高めツモを決めて3,000・6,000。6回戦は瀬戸熊がトップを取った。

 

【7回戦 藤原、三浦、柴田、瀬戸熊】

7回戦は柴田がドラ表示牌の七万ツモで2,100・4,000をアガると、親番でさらに2,000オール。

 

 

 

 

三浦があと少しで藤原をかわす所まで来ていた南2局3本場。

 

 

親番連荘目前の三浦から出た三索を藤原がロン。ホウテイ1,300は2,200(+2,000)をアガると、オーラスもアガって沈みながらも価値ある2着を確保した。

 

【8回戦 三浦、荒、藤原、柴田】

最初のアガリは柴田。リーチタンヤオツモイーペーコーの2,000・3,900。

 

 

この時点で柴田が瀬戸熊をかわし、抜け番瀬戸熊の▲18.5Pが5位という非常にシビアなポイント状況に。

オーラス。荒は出来れば浮きを狙いたかった。しかし自身の手牌や親番柴田の仕掛けも考慮し、一万暗カンでリーチを選択。1,000・2,000ツモを決めて3着キープ。

 

 

以上で2日目の全対局が終了した。

 

 

柴田、三浦がプラス、他3名がマイナスとなったことにより、非常にポイントが詰まった。

 

 

5人とも優勝から途中敗退まであり得る、究極の接戦で最終日を迎える事となった。

第38期十段位決定戦最終日
2021/10/9(土)14:00開始

実況 日吉辰哉
解説 (9・10回戦)
勝又健志・HIRO柴田
解説 (11・12回戦)
勝又健志・森山茂和
牌譜解説 齋藤豪

(文:編集部)

【麻雀最強戦2021 男子プロ鋭気集中】優勝は猿川真寿!!

10月3日(日)15時より、麻雀最強戦2021「男子プロ鋭気集中」が行われた。

その模様はAbemaTV麻雀チャンネルにて生配信され、日本プロ麻雀連盟の猿川真寿が優勝!
麻雀最強戦2021FINALの切符を手にした。

 

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(麻雀最強戦キンマweb-近代麻雀)

第38期鳳凰戦A1リーグ第10節B卓レポート

【古川が1人浮きでトータル2位に浮上】

 

 

本日の対局者は

3位 古川孝次
9位 紺野真太郎
11位 杉浦勘介
12位 西川淳

 

 

1回戦は西川がカン八索の純チャンイーペーコーのヤミテン。

 

 

杉浦がメンホン七対子かドラドラ七対子かの選択でドラ単騎に受けたのが裏目に。西川8,000のアガリを決める。

一方、放銃してしまった杉浦だが、南場の親でリーチツモドラのカン四万をツモって3,200オール。浮きの3着を取れた。

 

 

3回戦東3局。親番古川が一索四索七索の先制リーチ。
これに追いついた紺野がツモリ四暗刻で追っかけリーチ。山にはドラの三筒が1枚残っていたが…。

 

 

結果は古川が2,000オール(+2,000)のツモアガリ。

2本場には役なしテンパイからメンホンに組み変え、西川から出た中で12,600(+1,000)。3回戦は古川が大きいトップ。

 

 

4回戦東1局、紺野の手がようやく実る。

 

 

メンタンツモドラの3,900オール。紺野は1人浮きで南場の親を迎えるが

 

 

南1局の2軒リーチは西川に軍配。高め一通四万で8,000(+1,000)の直撃で西川が逆転トップ。

 

 

 

 

古川が卓内1人浮きでトータル2位浮上。「今回+50を目指しましたが最後がダメでしたね。次節も目標を変えずに行きます」

 

 

杉浦「A1昇級した時に古川さんからの電話で勘介居るから頑張るよと言って頂いたのですが、強かったです。3回戦まで1回も上回れなかった。」

 

 

西川「3回戦で心が乱れてしまい、4回戦は少しでも上向きにして終われたらと思っていました。トップを取れたのは嬉しいです。」

 

 

紺野「4回戦3,900オールのおかげで何とか浮けましたね。あれをアガれたから西川さんのリーチには追っかけましたが、高めの四万掴んでしまいましたね。プラス可愛いがれば行かない局ですけど。」

 

次回A1第10節C卓は
2021/10/3(日) 14:00開始

藤崎智
瀬戸熊直樹
前田直哉
杉浦勘介

解説 勝又健志

第37回静岡リーグ(プロアマ混合)決勝レポート

11月28日に第37回静岡リーグの決勝戦が行われた。
静岡リーグでは、全5節20半荘を戦い、上位5名が決勝進出となる。
今回の決勝進出者はこちらの方々。

1位通過 
平野敬悟(最高順位3位・鳳凰位戦C2リーグ所属)

 

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持ち前の安定感で1位通過を物にした平野。
5回の決勝進出も未だ優勝経験はない。
これで2回目となる1位通過。

2位通過
伊藤真(一般参加)

 

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最終節100ポイント近く稼ぎ、ついに初の決勝進出を手に掴んだ伊藤さん。
私自身初めて対局を見るので、決勝という舞台でどのような麻雀を見せてくれるか楽しみである。

3位通過
大谷数則(一般参加)

 

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前回決勝進出寸前で涙を飲んだ大谷さん。今回はその悔しさをバネに初の決勝進出となった。
攻めが強い印象はあるが、攻めるだけでなく守りもしっかりとしている選手だ。

4位通過
中寿文(第17回・第25回静岡リーグ優勝・鳳凰位戦D1リーグ所属)

 

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2回連続5回目の決勝進出となった中。
2回の優勝経験があり、70人近くいるリーグから2年連続で決勝に進めるのは中の実力を示しているところであろう。

5位通過
廣岡璃奈(鳳凰位戦未登録)

 

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最終節に96ポイント稼ぎ、プロデビュー後、早くも決勝に残った廣岡。その爆発力と素直な麻雀が持ち味である。
試合前、時おり不安そうな表情を浮かべていたが、廣岡らしく戦って欲しいとこだ。

静岡リーグ決勝戦は1位から40、30、20、10、0pのアドバンテージが付く。
各者抜け番が1回ずつあり、計5回戦を行い、その時点での5位が脱落、その後最終6回戦を行い、優勝者を決める。

コロナ禍ということもあり、リーグ戦から期間が空いての決勝戦となった。

1回戦 (起親から、伊藤・大谷・中・廣岡 抜け番平野)

1回戦成績
中+23.8P 大谷+8.9P 廣岡▲11.4P 伊藤▲21.3P

1回戦終了時
平野+40P 中+33.8P 大谷+28.9P 伊藤+8.7P
廣岡▲11.4P

2回戦(起親から、伊藤・廣岡・大谷・平野 抜け番中)

東4局 ドラ四万

伊藤さんの配牌
一万四万九万九万一筒二筒四筒九筒八索南白白発 ツモ七万
良いとは言えないむしろ悪い配牌である。

しかし、この手がみるみる育っていく。
まずは2巡目に発を重ね白をポン。
4巡目に南を重ね次巡七万を重ねる。その次巡北をツモり打一万

四万七万七万九万九万南南北発発 ポン白

9巡目に発をポンして、打四万(ドラ)。
これで河は派手だがホンイツとは断定できなくなっていた。

そこに、メンタンピンドラ1が見える廣岡から出た南をポンしテンパイ。すぐに廣岡から七万が出て12000のアガリとなった。

配牌から高打点を見て最高の仕上がりとなった。

2回戦成績
伊藤+20.6P 大谷+10.1P 平野+2.4P 廣岡▲33.1P

2回戦終了時
平野+42.4P 大谷+39.0P 中+33.8P 伊藤+29.3P 廣岡▲44.5P

3回戦(起親から中・大谷・平野・廣岡・抜け番伊藤)

3回戦成績
大谷+15.2 平野+5.5 中▲5.9 廣岡▲14.8

3回戦終了時
大谷+54.2P 平野+47.9P 伊藤+29.3P 中+27.9P 廣岡▲59.3P

4回戦(起親から中・伊藤・廣岡・平野・抜け番大谷)
4回戦成績
平野+21.0 伊藤+4.9 廣岡▲7.8 中▲18.1

4回戦終了時
平野+68.9P 大谷+54.2P 伊藤+34.2P 中+9.8P 廣岡▲67.1P

5回戦(起親から伊藤・中・大谷・平野・抜け番廣岡)

5回戦成績
伊藤+11.5 中+5.9 平野▲6.2 大谷▲11.2

5回戦終了時
平野+62.7P 伊藤+45.7P 大谷+43.0P 中+15.7P 廣岡▲67.1P

ここで廣岡は敗退。
決勝戦を通して、反省や課題もあっただろう。こういう舞台は普段麻雀を打つより濃密で大きな経験値となる。多くのもの得て更なる躍進に繋げて行って欲しい。

最終戦(起親から伊藤・大谷・中・平野)

南1局、ここまでの点数状況は
伊藤30100 大谷34800 中37000 平野18100
である。

これによりトータルポイントは
大谷+50.8P伊藤+46.8P 平野+38.8P中+30.7P

現在優勝の位置にいるのは大谷さん。それに迫って来ているのが伊藤さんである。

南1局1本場 ドラ五万
大谷さんが5巡目に中単騎の七対子をテンパイする。

9巡目に伊藤さんのリーチがかかる。
リーチドラドラの八万九筒のシャンポン待ちである。
伊藤さんのツモる手にもおのずと力が入る。
一発目に持ってきた牌が九筒で3900は4000オールの大きすぎるアガリでトータルトップ目に立った。
伊藤さんは次局も4000は4200オールを引きアガリ、これが決め手となった。
最終戦成績
伊藤+20.6 大谷+11.9 中▲7.8 平野▲24.7

最終順位
優勝 伊藤真さん  +74.3
2位 大谷数則さん  +58.9
3位 平野敬悟プロ  +30.0
4位 中寿文プロ   +3.9
5位 廣岡璃奈プロ  ▲67.1 

優勝は伊藤真さん。
本当におめでとうございます。

終始冷静に安定感抜群の麻雀だった様に思えた。
日々、真摯に麻雀に向き合ってきたとこが対局から伺えた。
その努力と姿勢の成果の優勝であることは間違いない。

 

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本当に素晴らしい対局を見せて貰えた。
各選手強く、誰が優勝してもおかしくない面白い対局であったと思う。

 

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私が言うのもおこがましいが、優勝が溢れ落ちた選手、あそこであーしてればと後悔が残る選手もいるだろう。(筆者はいっつも後悔してる。)
この後悔と悔しさがきっとこの先に繋がっていくと思っている。

 

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次回の静岡リーグ決勝も楽しみである。
また、観戦記者ではなく筆者自身あそこで選手として戦いたいものだ。