第38期鳳凰戦B1Select後期第3節レポート

【石立が+93.0Pでトータル首位に】

後期B1リーグ3節目は、前原雄大が緊急入院した為、5人打ち3卓となった。
対局者は開始前にトータルポイント上位から抜け番抽選を行い、以下の通りに決定。

 

 

【抜け番順】

1回戦 猿川真寿
2回戦 ケネス徳田
3回戦 石立岳大
4回戦 増田隆一
5回戦 中村慎吾

 

 

【1回戦 石立、中村、増田、ケネス】

東3局。親番ケネスがダブ東ポンテン。次巡ドラの一索が暗刻に。電光石火の12,000を決める。

 

 

しかし南2局に石立がリーチ三色、カン二筒待ちの5,200は5,800をアガってケネスをかわすと

 

 

オーラスも石立が一索ロンの1,300で1回戦トップを取る。

 

【2回戦 増田、石立、中村、猿川】

東3局2本場。石立が三色確定のペン七万をヤミテンでツモって2,200・4,100(+1,000)。

 

 

オーラスは中村が一筒四筒リーチ。

 

 

一筒だとツモでも浮かないが、四筒ロン。中村にとっては嬉しい浮き2着となった。

 

【3回戦 増田、ケネス、猿川、中村】

3回戦は大荒れとなった。まずは猿川が白西ホンイツの8,000のアガリ。

 

 

さらに東4局、猿川がタンヤオ三色確定のカン四万でリーチ。

これに勝負を挑むのは増田。六万暗カンの三筒六筒九筒の追っかけリーチに出る。

 

 

この2軒リーチに挟まれたケネス。六万暗カン、一万七万は2人に通っている。
カンチャンか単騎にしか当たらない四万を選び、猿川に8,000の放銃となってしまう。

オーラス。アガればトップの増田が二筒五筒リーチ。

親番中村が六索九索追っかけリーチ。安めロンなら2,900、高めツモなら跳満の手。

 

 

結果はリーチピンフツモ三色ドラの6,000オール(+1,000)。1人沈みをひっくり返す一撃で1人浮きとなる。
続くオーラス1本場。
猿川三万六万待ち
中村三万待ち
増田六万待ち

 

※画像は0本場となっているが南4局1本場

アガったのは増田。タンヤオツモ七対子ドラドラ。3,100・6,100で逆転トップを取った。

 

【4回戦 猿川、ケネス、石立、中村】

4回戦は中村の八筒ツモアガリからスタート。純チャン三色ドラで3,000・6,000。

 

 

東3局。石立がダブ東ホンイツドラドラで6,000オールを決めると

 

 

そこから怒涛のアガリで66,700点の大トップを取る。これで石立は本日3連勝。

 

【5回戦 増田、猿川、石立、ケネス】

最終戦は東1局にリーチツモドラの2,000オールをツモった増田がリードを守り切ってトップ。本日2勝目を挙げた。

 

 

中村「安易な考えでポンしてしまった局があったので、反省して見直したい。」「配牌が良かったのもあり、今日+30Pで来たので、帰って見直して次に繋がる麻雀を打ちたいです。」

ケネス「この席で増田さん2ラス僕が2ラス。最終戦はそこに石立さんが座ったのでラスかなと思ったんですけど、僕がラスでしたね、はい。」「この後の対局もビッグウェーブだけは逃さないように打ちたいです。」

増田「ケネスさんに12,000打ったのは良くなくて、自分でやってしまったので受け入れようと思った。」「3回戦は歯を食いしばって押したら六万で跳満ツモれました。」「今期は残留の戦いですが、頑張ります。」

猿川「3回戦(自身の2回戦)で満貫2回ツモって沈みなのは辛かったですね。」「今日粘れたと言えるかは微妙ですが、この後は大負けしないように気をつけながら上を狙って行きたいと思います。」

石立「今日の結果は非常に嬉しいです。」「(首位に立った事が)信じられないです。」「放送対局でいいメンバーと打てて、結果も最高だったので、もう言う事はないです。」

 

 

 

次回B1リーグSelect第4節は
2021/12/4(土)

対局者は確定次第、番組概要欄に掲載されますので発表をお待ちください。

(文:編集部)

第1期鸞和戦ベスト16C卓レポート

【第1期鸞和戦ベスト16C卓、伊東の挑戦は・・・】

伊東は、1回戦を3着、2回戦はアガれずにラス、この3回戦もここまでアガれていない。
もちろん相手はMリーガー3人でそう簡単な話ではないのはわかっていたが、先手がほとんど取れず、手も足も出ないと言っても過言ではない状況。

3回戦南3局、六索をポンした伊東、手はここまで育ち、本日一番の勝負手となった。
ここで高目ツモの倍満は望みすぎとしても、跳満や安目の満貫でもアガることができれば、最終戦、戦線にとどまることができる。
白は重なる直前に打たれてしまったが、逆に今なら打たれやすい。

 

 

ここまで伊東に目立ったミスがあったわけではない。
実力差がないとは言わないが、それ以上に相性の悪さが際立っていた。
勝又はAリーガーの中でも仕掛けが多く、佐々木もガラクタリーチやホンイツの仕掛けで先手を取るタイプ。
最近はオーソドックスになってきたが、もともとは『最速マーメイド』の魚谷。
その魚谷も、勝又と佐々木が相手で局面が早くなるとみたか、今日は仕掛けが多め。
この3者に対して、1人メンゼン高打点の伊東という構図となってしまい、不利だったことは否めない。

「今日は高い手がアガリに結びつかなかったので、負けてしまった。」
というリーグ戦の反省(?)を見ることがあるが、タイプ的に不利な相手と対戦した場合にどうするか。
一つの課題としてこの対局を見ると、また一味違って面白いだろう。

冒頭の局に戻ろう。
やっと入った伊東の勝負手、解説の藤崎、実況の小笠原からもアガリを伊東にという思いが伝わってきたが、

 

 

 

 

「さすがに暗刻の三索をツモられ、少し心が折れました」と終局後のインタビューで語ってくれたが、このアガリは残酷。
この半荘もラスとなってしまい、ほろ苦いどころか苦すぎる初の放送対局、ここで伊東は終戦となってしまった。

次は、魚谷、佐々木、勝又の3者で二席を争った最終戦に移ろう。
トータルトップの魚谷と3着の勝又との差が21.9P。(トータルスコアは後述のキャプチャを参照)
魚谷も安泰とは全く言えないスコアで、最後まで混戦が予想されたが、東1局から高打点がぶつかる。

 

 

 

 

七万をポンした佐々木、5巡目に7,700点のテンパイが入るも、マンズの佐々木に注目が集まったのが幸いし、魚谷のピンズのホンイツが成就。
ダブ東、ホンイツ、一気通貫の18,000点を伊東から。早くも魚谷は確定。
ここでひと席が決まってしまったのは、佐々木、勝又にとっては誤算だっただろう。

佐々木、勝又の残りひと席の争いは、決まりそうで決まらないめくり合いが30分以上も続く好ゲームだった。
駆け足でお伝えしたい。

南2局1本場、親は佐々木。
スコア的には、佐々木の親を勝又が終わらせられるかどうか。

 

 

 

 

先に勝又がタンヤオ、ドラ2で仕掛けるが、終盤に佐々木のリーチ。
2人テンパイで流局。

南2局2本場

 

 

仕掛けた勝又がリーチを受けても全部押す。しかし流局。

南2局3本場

 

 

先に勝又がテンパイ。

 

 

佐々木、絶体絶命だったが当たり牌の一索を重ねてリーチ。
どちらも決定打となるテンパイ。勝又も一歩も引かない。
勝又の待ちは山に4枚。対する佐々木は1枚。
「これは決着がつく。瞬き厳禁。」
実況が日吉だったら、こう叫んでいただろうが、今日の実況は小笠原。
やや興奮気味、でも冷静にこう告げた。
「魚谷テンパイ、一万3山。」
ほぼ同時に開かれる手牌。

 

 

なんと魚谷のアガリで勝又・佐々木対決は持ち越し。

南3局、親番勝又

 

 

今度は勝又の親番。
佐々木は約8.0Pの差で、ここをアガってオーラス勝負にしたかったが、流局。

南3局1本場

 

 

譲らず、3人テンパイで流局。
南3局2本場
長かった勝負もとうとうここで決着。

 

 

(勝又は二索をポンしている)

 

 

(佐々木は白をポンしている)

 

 

山には三万1枚しかなく、また延長戦かと思われた最中、見事ツモりあげて4,000オール!
親番がない中でこの差は決定的で、そのまま魚谷、勝又の勝ち上がりとなった。

 

 

ベスト16D卓、11/12(金)17時~
木島甲太郎vs鷲見隼人vs藤島健二郎vs柴田吉和

(文:福光聖雄)

八局麻雀15 [DVD]

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「八局麻雀」とは?
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第16期女流桜花入れ替え戦2nd stageレポート

入れ替え戦2nd stage出場者は、古谷知美(Aリーグ13位)・高宮まり(Bリーグ4位)・楠原遊(C1リーグ1位)・黒沢咲(1st stage勝ち上がり)の4名で、この中で来期Aリーグで戦えるのはたったの1人。

1st stageを勝ち抜いた黒沢でしたが

 

 

古谷に12,000。

 

 

高宮には8,000と1回戦からロン牌が集中。
さらにはアガリが遠く1回戦で致命的な大きなラスを引き、勝負から脱落します。

 

 

序盤での失点を悔い、この反省を次に生かしたいと語った黒沢は

「来期は入れ替え戦ではなく昇級出来るように頑張ります」

すぐに次へと気持ちを切り替えていました。

古谷・高宮の猛攻に大きく水をあけられた楠原でしたが、3回戦の親番で反撃開始。

 

 

3,900オールを皮切りに連荘を重ねて一時はトータル首位に立ちます。

C1リーグ首位で昇級を決めて入れ替え戦に進出した楠原は挑戦者らしく南場の親でも腕を振っていき

 

 

アガれば決定打となる勝負手でリーチを選択しましたが、これは流局して勝負は最終戦にもつれ込みます。

 

 

最終戦は高宮に手が入らず、満貫をツモってリードする楠原を古谷が追いかける展開。

 

 

敗れた高宮は

「今期は苦しい残留となってしまったんですけど、来期は昇級を目指して戦えるように頑張りたいと思います。それと謙虚に考えておかないと降級の危機になってしまうので、そこも気をつけたいと思います」

冷静に今期を振り返り、再スタートを誓いました。

 

 

追いかける側に回った古谷は徐々に差を詰め、1,000と2,000の直撃で楠原を200点かわしてオーラスに突入。

 

 

楠原にアガられたらすぐに再逆転されて試合終了というギリギリの状況で、序盤に黒沢から立て続けに打たれた1,500を見逃した古谷。
この局は流局まで粘り切り、テンパイ料で楠原との差を4,200に広げると

 

 

次局は中盤からオリを選択して運命に身をゆだねます。

 

 

1局勝負となった楠原はダブ南を暗カンして打点の条件をクリア。
残り2巡でテンパイを入れましたが

 

 

山に1枚残っていた八万は黒沢の手に収まって流局。

 

 

「今日は素晴らしい舞台で素晴らしい皆さんと麻雀が打ててプロとして幸せでした。来期はBリーグで活躍してAリーグで打てたら良いなと思います。これからも選手としても実況としても一生懸命頑張りますので宜しくお願いします。」

この経験を糧にして来期初のBリーグで活躍する楠原に期待です。

微差で逃げ切った古谷は

 

 

「女流桜花を取ってすぐに降級したら、その価値を落としてしまうかと思って嫌だった。」

タイトルを獲った人にだけわかる重圧を残留するための力に変え、Aリーグの最後の一枚のチケットを掴み獲りました。

<2nd stage最終結果>
古谷+35.9P 楠原+28.5P 高宮▲0.4P 黒沢▲64.0P

(文:越野智紀)

第46期王位戦A級予選①レポート

【第46期 王位戦 A級予選① 10/31(日)の部からは33名が勝ち上がり】

今年のA級予選は10/31(日)11/13(土)11/14(日)の3日に分けて行われる。(いずれか1日のチャレンジ)

王位戦の開催概要はこちら

開催概要 – 王位戦

 

 

10/31(土)のA級予選①は5会場での分散開催となった。
トライアル方式で4回戦を行い、プラス者(マイナス者は各会場0〜3名まで)は5回戦へ。5回戦終了時、規定人数が11/20(土)のA級本戦に進出となる。通過人数は会場ごとに異なるが、会場参加人数上位25%と決まっているため、通過人数の多寡による有利不利はない。

【巣鴨道場】8名

 

 

 

巣鴨会場内1位は最高位戦の陵澤諭。おかざわゆうと読むそうだ。SNSを見に行くと麻雀関連の自作ツールを作って配布していた。

 

 

【錦江荘】7名

 

 

 

錦江荘1位は連盟31期生の大鹿糠文也。おおかぬかと読む。鹿糠は岩手と青森の地名なので東北出身かも?第2期WRCベスト16進出者。プロテスト筆記部門のスペシャリストらしい。

 

 

【ゴースタ神田】8名

 

 

 

ゴースタ会場1位通過は麻将連合の藤川まゆ。同じ会場に居た初対面の日、丁寧に挨拶に来てくれたのをはっきり覚えている。最近MENSA会員になったらしい。勝ち上がり者の平均偏差値が凄い事になってそう。

 

 

【じゃん亭】5名

 

 

 

じゃん亭は連盟の声優雀士、伊達朱里紗が1位通過。第1期桜蕾戦優勝、今期からMリーグ参戦と活躍しており、注目度の高い選手である。

 

 

【岡】5名

 

 

 

岡会場の1位通過は連盟の蒼山秀佑。鸞和戦ベスト16の放送対局が記憶に新しいが、その日は残念ながらマグマ打法が発動せず「(今日は)そよ風でした」との事。王位戦でのマグマ噴火に期待!

 

 

次回王位戦A級予選2日目は
2021/11/13(土)12:00開始

連盟公式Twitterにて会場の様子と勝ち上がり者の速報をお届けします。

第38期鳳凰戦A1リーグ第12節B卓レポート

【鳳凰戦A1リーグ第12節B卓 藤崎が+111.1Pで5位に 決定戦も視野に】

 

 

対局者は
6位 近藤久春
8位 藤崎智
10位 紺野真太郎
12位 瀬戸熊直樹

 

 

1回戦。藤崎がドラ雀頭のタンピン高め三色のヤミテン。五万ツモで2,000・4,000。

 

 

南2局には中メンホンドラドラ高めイーペーコーの三万六万九万待ち。三万ロンで12,600のアガリで1回戦トップ。

 

 

2回戦も藤崎が引き続き好調。東1局、カン七万ツモ2,000・4,000。

 

 

南2局には白中三暗刻。12,000のアガリ。ヤミテン忍者の真骨頂で1人浮き。本日2連勝を飾る。

 

 

しかし3回戦の藤崎は忍ぶ事をやめた。ポイント的に上が見えてきた事、ここまでの好調を感じたのもあったか。

東1局親番。タンヤオドラの七筒待ちだが、目にもとまらぬ早技で八筒切りテンパイ取らず。
しかし次巡七筒を持って来てしまい、2,000オールのアガリ逃しだが、五筒八筒フリテンリーチを敢行。

 

 

強引に4,000オールのツモアガリを決めると、南1局の親番では74,400点持ちに。近藤から先制リーチを受けるも六索九索待ちで追っかけリーチ。

 

 

結果は近藤が高めの六筒ツモ。3,300・6,300(+1,000)でようやく綺麗にアガリが決まり、藤崎の連荘も止めたが、近藤が今日ここまでで受けたダメージは大きい。

3回戦も藤崎が1人浮きトップで本日3連勝。

4回戦東4局。近藤と藤崎が共に2フーロしてテンパイを入れていた。瀬戸熊が追いつき三色確定のテンパイ。1枚切れの中も切りづらい場況だったが、ここは勝負。一筒四筒リーチに出て2,100・4,100のアガリ。

 

 

南2局。紺野がドラ2枚の七対子八筒待ちをツモって3,000・6,000。このアガリが決め手となり、4回戦は紺野がトップを取った。

 

 

 

 

藤崎が3連勝と小さいマイナスの3着で+111.1P。トータル5位に浮上した。鳳凰位決定戦も十分視野に入って来た。

 

 

次回A1リーグ第12節C卓
2021/11/10(水) 17:00

沢崎誠
前田直哉
勝又健志
黒沢咲

解説 藤崎智

(文:編集部)

第38期鳳凰戦A2リーグ第8節A卓レポート

麓征生、1人浮きの卓内トップで降級圏脱出!A2リーグ第8節A卓レポート

11月2日(火)、A2リーグ第8節A卓が放送された。対局者は仁平宣明、ダンプ大橋、麓征生、客野直。

 

 

 

スタイルとしては高打点が持ち味のダンプ・仁平とスピード重視の客野・麓というメンバーだ。しかし今回意外なプレーを見せたのは仁平。

1回戦東4局、仁平に以下の手牌。

 

 

マンズを切ってのメンタンピンか、ピンズを切っての三色が狙える手格好。多くの選手は、受け入れが広く中打点が確保されるマンズ払いを選択する場面だ。しかし仁平は三色狙いの打二筒
ここまではメンゼン高打点派の仁平らしい選択であったが、まもなく放たれた場に1枚目の四万をチー。

 

 

1500・高目2,900のテンパイを入れるも、2軒リーチを受け7,700の放銃となった。
この手形での放銃自体はやむを得ないように思えるが、普段の仁平のスタイルからすれば後悔の残る場面だったように見えた。

 

 

一方この局を制した麓はオーラスにドラ暗刻の仕掛けをツモアガリ、1人浮きの大きなトップに。

 

 

麓は2回戦以降大きな加点こそなかったものの、普段通り手数の多い麻雀でプラスをキープし、降級圏を抜けることとなった。

対局終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

麓が他3者をマイナスに抑えての卓内トップで降級圏を脱出。

 

「今日の目標(降級圏脱出)は達成ですね。ピンクゾーンにまた入らないように次回もプラスしたいと思います。」

 

「昇級を目指すためにも、次節の直対で1人ぐらいかわせたらいいなと思います。」

 

「今期は残留が目標になるので、最終節で中位卓に入れるように頑張ります。」

 

仁平はさばき手が多くなってしまったことについて「自分らしくなかった」とした上で、「次節直対の古橋さんをまくるつもりでいきたい」と話した。

次回A2リーグの対局者は明石定家、藤島健二郎、一井慎也、古橋崇志。解説は井出康平が務めます。
次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第17期静岡プロリーグ 第7節レポート

仲間の活躍と共に~

毎週各種タイトル戦がおこなわれている中、先日の最強戦プロ麻雀代表戦にて、昨年まで静岡プロリーグに参加していた原プロが見事にファイナルのチケットをゲットした。
その最強戦の藤井すみれプロのレポートも秀逸だった。

たしかに地球は割れないが、原プロがひとつ殻を破り新しいステージにあがったのはまちがいないだろう。

私がここ数年感じているのは、静岡プロリーグは出世リーグなんじゃないかということ。
A2昇級した藤島プロしかり、やはり努力は裏切らないということだろう。

今節は別日対局も含めて、かなり順位が変わった。
別日対局で川﨑プロが最終半荘で10万点オーバーの大トップをとり、+91.9P叩き出しトータル首位に躍り出た。
川﨑プロの雀風、今期の安定感から椅子がひとつ埋まった気がする。

今節の勝ち頭は太田プロ。+127.2Pをたたき、マイナス域から3位まで浮上。
同卓の私、鈴木秀はなんとかプラスも太田プロのキツい攻めを受けてはポイント伸ばせず。

まだまだ別日対局を残しているとはいえ、上位の顔ぶれを見ると、残された椅子は後ひとつとみている。

プロクイーンのインタビューで優勝した二階堂瑠美プロが、『決勝を面白く』というフレーズがあったが、それが決勝という舞台に立ったプロの責務であると思われる。

またアマチュア混合の静岡リーグも過去最高の80人で行われた。
これは静岡支部にとっても嬉しいことであり、そう応援してくれる仲間がいる。

だからこそ私たちはプロ活動をやっていける。
まずは旅立ちの一歩、静岡プロリーグを制するのは誰だ!?

(文:鈴木秀幸)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 川崎義之 91.9 ▲ 32.8 36.4 26.5 ▲ 13.2 42.1 81.8       232.7
2 青嶋宏樹 38.2 93.3     46.6 ▲ 5.2 12.6       185.5
3 太田昌樹 ▲ 19.8 30.9 19.0   ▲ 32.7 ▲ 19.7 127.2       104.9
4 石津寿人 28.7 4.2 ▲ 9.4 110.6 ▲ 53.3 ▲ 34.4 44.0       90.4
5 岡本和也 31.1 ▲ 67.2 22.9 21.4 47.1 ▲ 5.5 23.8       73.6
6 斉藤隆 47.0 24.8   5.4 54.9   ▲ 62.9       69.2
7 平野敬悟 ▲ 25.1 21.9 49.8 37.8 26.0   ▲ 56.3       54.1
8 鷲見隼人 49.5 21.5 ▲ 5.7 ▲ 38.0 ▲ 28.4 ▲ 15.6 61.1       44.4
9 小林正和 75.1 46.9   ▲ 73.7 11.7   ▲ 16.8       43.2
10 ダニエルモレノ 18.2 13.5 ▲ 54.1 23.1 22.6   6.8       30.1
11 望月雅継 ▲ 15.6 ▲ 24.6 ▲ 1.9   ▲ 8.8 58.5 13.7       21.3
12 高橋大輔 ▲ 9.0 ▲ 23.7 11.4 14.2 34.3   ▲ 17.3       9.9
13 栗島有紀 ▲ 7.9 ▲ 7.3     ▲ 13.2 ▲ 7.3 39.3       3.6
14 中寿文 ▲ 39.1 58.1 43.3 ▲ 18.1 25.4 ▲ 36.9 ▲ 30.0       2.7
15 大橋幸正 32.4 ▲ 86.3 37.4   ▲ 16.4 ▲ 18.8 35.9       ▲ 15.8
16 渡辺洋巳 24.9 ▲ 26.5 ▲ 45.3 ▲ 10.8 ▲ 6.8   35.1       ▲ 29.4
17 平岡理恵 ▲ 24.4 ▲ 36.5 50.4   ▲ 54.4   32.9       ▲ 32.0
18 鈴木秀幸 ▲ 58.7 15.1 ▲ 9.6   ▲ 0.5   5.3       ▲ 48.4
19 安部颯斗 28.8 ▲ 50.4 ▲ 3.3 ▲ 38.3 11.9   ▲ 5.8       ▲ 57.1
20 天音まこと ▲ 24.8 58.9 ▲ 13.2   ▲ 42.0   ▲ 38.0       ▲ 59.1
21 京平遥 ▲ 47.3 41.5   13.4 ▲ 27.7 15.8 ▲ 75.4       ▲ 79.7
22 土屋幸弘 ▲ 80.2 59.1 ▲ 54.3 7.5 36.7   ▲ 57.1       ▲ 88.3
23 杉村泰治 17.8 18.3 ▲ 23.5 ▲ 44.4 28.3   ▲ 86.7       ▲ 90.2
24 渡辺史哉 ▲ 38.8 39.1 ▲ 39.7 ▲ 50.1 29.1   ▲ 56.2       ▲ 116.6
25 鈴木郁孝 ▲ 41.2 ▲ 90.3 5.8   ▲ 34.3 53.0 ▲ 15.3       ▲ 122.3
26 島﨑涼 ▲ 12.4 ▲ 45.2 ▲ 9.0 11.5 ▲ 19.3 ▲ 47.8 ▲ 10.3       ▲ 132.5
27 廣岡璃奈 ▲ 40.3 ▲ 78.3 ▲ 7.4   ▲ 27.6 1.8 7.6       ▲ 144.2

第38回静岡リーグ(プロアマ混合)第2節レポート

冬の訪れを告げるような肌寒い季節になりましたが、10月17日に熱い熱い静岡リーグ第2節が開催されました。
静岡リーグ第2節レポートは安部颯斗が務めさせていただきます。

私にとっては2回目の出場となります。
前回の静岡リーグでは散々の結果で、自身の実力を痛感させられました。
ただ、どのような雰囲気でどのような方々がおられるのかを分かったような気がします。
その中で1つだけ分かったことは、皆様本当に麻雀が好きなんだな〜ってことです。
とても真剣に、そして楽しく打たれていて私自身も刺激を受けることばかりです。

2回目の出場となり静岡リーグという場にも慣れてきたので、今回は良い成績をそしてまずは決勝まで残りたいものです。

では、今節の結果を見ていきましょう。
まず、首位につけているのが、片山一哉さん。前節に続いての80ポイント超えで今節も一番ポイントを稼いでの堂々の首位。
決勝進出に大きくリードか。

2位につけたのが、高村龍一さん。
前節以上にポイントを稼ぎ好調をキープ。
押しの強い麻雀でこのまま決勝を狙いたいところでしょう。

3位には松清一樹さん。
静岡リーグで全節終了時にマイナスしたことがないといった流石の安定感で3位に浮上。決勝争いに名乗りをあげた。

4位には湯本伸介さん。80ポイント近くと大きく稼ぎ、前節マイナスからのジャンプアップ。
この勢いで決勝進出となるか。

今節は一般参加者の躍動が目立ちました。プロの追い上げはあるのか。
今後の静岡リーグも目が離せません。

(文:安部颯斗)

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 片山一哉 一般 80.7 80.0       160.7
2 高村龍一 一般 41.9 64.4       106.3
3 松清一樹 一般 35.1 44.4       79.5
4 湯本紳介 一般 ▲ 7.9 76.2       68.3
5 鈴木秀幸 プロ   68.0       68.0
6 岡田充弘 一般 42.4 18.6       61.0
7 ダニエルモレノ プロ 23.0 36.8       59.8
8 京平遥 プロ 26.9 28.3       55.2
9 鈴木郁孝 プロ 10.5 39.6       50.1
10 平野敬悟 プロ   49.5       49.5
11 天音まこと プロ   36.8       36.8
12 鷲見隼人 プロ 52.6 ▲ 16.3       36.3
13 春田篤志 一般 ▲ 24.8 57.6       32.8
14 大河内茂之 一般 31.8 ▲ 2.0       29.8
15 川嵜彬史 一般 12.9 16.4       29.3
16 太田昌樹 プロ 26.3 ▲ 3.0       23.3
17 安部颯斗 プロ ▲ 30.8 53.8       23.0
18 杉村泰治 プロ 31.8 ▲ 9.5       22.3
19 加藤拓 一般   21.7       21.7
20 吉野潤 一般 27.2 ▲ 13.1       14.1
21 青嶋宏樹 プロ ▲ 20.7 34.7       14.0
22 村瀬光佳 一般   12.9       12.9
23 鈴木元司 一般 10.9 1.4       12.3
24 伊藤裕美子 一般 56.3 ▲ 44.8       11.5
25 高橋大輔 プロ ▲ 58.9 68.8       9.9
26 大谷数則 一般 ▲ 52.1 57.5       5.4
27 鈴木勘太 一般 23.1 ▲ 18.5       4.6
28 高橋活 一般 ▲ 22.6 25.9       3.3
29 斉藤隆 プロ           0.0
29 舟橋晃 一般           0.0
29 土屋幸弘 プロ           0.0
32 井上一雄 一般 ▲ 16.3 15.5       ▲ 0.8
33 小林正和 プロ   ▲ 1.1       ▲ 1.1
34 宮地孝尚 一般 15.9 ▲ 19.8       ▲ 3.9
35 坂本彰光 一般   ▲ 5.5       ▲ 5.5
36 山田昭裕 一般 11.0 ▲ 18.9       ▲ 7.9
37 安藤真由美 一般 ▲ 82.6 74.6       ▲ 8.0
38 前嶋茂 一般 ▲ 25.7 17.5       ▲ 8.2
39 生方美佐希 一般 ▲ 25.0 15.0       ▲ 10.0
39 望月雅継 プロ 23.6 ▲ 33.6       ▲ 10.0
41 鈴木貴仁 一般   ▲ 11.8       ▲ 11.8
42 堀孔明 一般 ▲ 7.7 ▲ 4.9       ▲ 12.6
43 白井健夫 一般 ▲ 12.8         ▲ 12.8
44 安藤銀一 プロ 24.8 ▲ 40.9       ▲ 16.1
45 山内紀博 一般 12.1 ▲ 30.3  

    ▲ 18.2
46 横光夏未 一般 ▲ 11.1 ▲ 12.2       ▲ 23.3
47 中寿文 プロ 1.7 ▲ 25.3       ▲ 23.6
48 金田年伸 一般 6.7 ▲ 32.6       ▲ 25.9
49 伊藤真 一般 ▲ 11.7 ▲ 18.4       ▲ 30.1
50 岡本和也 プロ ▲ 32.6 2.4       ▲ 30.2
50 渡辺洋巳 プロ ▲ 30.2         ▲ 30.2
52 鈴木博直 一般 10.5 ▲ 46.7       ▲ 36.2
53 能瀬美咲 一般 ▲ 16.6 ▲ 20.5       ▲ 37.1
54 廣岡璃奈 プロ ▲ 83.4 44.5       ▲ 38.9
55 石津寿人 プロ 48.3 ▲ 87.7       ▲ 39.4
56 松本貴仁 一般   ▲ 41.2       ▲ 41.2
57 松永誠 一般 ▲ 5.0 ▲ 37.8       ▲ 42.8
58 櫻井栄一 一般 ▲ 52.4 9.2       ▲ 43.2
59 島﨑涼 プロ ▲ 26.5 ▲ 21.7       ▲ 48.2
60 西田孝志 一般 9.7 ▲ 60.1       ▲ 50.4
61 渡辺史哉 プロ   ▲ 56.5       ▲ 56.5
62 渡部文也 一般 ▲ 49.9 ▲ 8.8       ▲ 58.7
63 川崎義之 プロ ▲ 47.7 ▲ 17.5       ▲ 65.2
64 栗島有紀 プロ ▲ 37.3 ▲ 73.0       ▲ 110.3
65 中野一男 一般 ▲ 80.4 ▲ 33.4       ▲ 113.8

第4期北陸プロリーグ 第4節レポート

令和3年10月24日、北陸プロリーグの第4節が行われた

首位固めに入ったのは藤本
リーグ戦において決勝~上位の常連であり、支部指折りの実力者
ここから藤本が崩れる姿は想像しにくく、決勝の椅子を1つ占めた感さえ漂う。
勿論、油断や慢心といった言葉もまるで似合わない。今後もポイントを伸ばすべく攻め抜いてくることだろう

決勝ラインに上がってきた若手2人も見逃せない
梅本は前期プロリーグ決勝進出者。岡田は今期デビューのルーキーである
若さと勢いを武器に後半戦も突き進めるか

実力充分の本田、木戸は試練の時か
1年での争い。良い時も悪い時もある中で、どう麻雀と向き合って結果に反映させていくのか。このままで終わらない彼らに注目したい

勝負はこれで折り返し
北陸の地から夏目坂に進むのは誰か。諦めた者など、誰もいはしない。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 合計
1 藤本 鉄也 77.1 5.8 37.0 26.5 146.4
2 浦田 豊人 38.7 53.2 ▲ 29.5 30.4 92.8
3 梅本 翔 ▲ 35.6 40.0 40.1 38.3 82.8
4 岡田 拓也 44.4 ▲ 37.0 1.4 64.7 73.5
5 木原 翼 ▲ 10.9 56.0 16.5 6.7 68.3
6 安城 るい 74.1 7.8 ▲ 3.4 ▲ 25.3 53.2
7 荒谷 誠 ▲ 18.5 ▲ 16.0 18.9 44.1 28.5
8 後藤 正博 ▲ 53.7 0.0 45.0 8.9 0.2
9 美咲 優菜 56.8 ▲ 36.4 ▲ 40.3 0.7 ▲ 19.2
10 獅坂 祐一 53.5 ▲ 0.7 ▲ 26.1 ▲ 52.9 ▲ 26.2
11 成田 理良 ▲ 30.0 ▲ 3.3 ▲ 1.9 3.8 ▲ 31.4
12 里木 祐介 ▲ 2.5 13.4 ▲ 22.1 ▲ 39.7 ▲ 50.9
13 文月 愛美 ▲ 19.5 ▲ 44.1 33.0 ▲ 29.2 ▲ 59.8
14 志多木 健 ▲ 43.4 ▲ 35.5 ▲ 2.8 21.1 ▲ 60.6
15 木戸 僚之 ▲ 22.0 18.7 ▲ 46.5 ▲ 20.3 ▲ 70.1
16 小林 和樹 ▲ 38.5 ▲ 30.0 ▲ 12.0 4.3 ▲ 76.2
17 南 和之 ▲ 54.0 ▲ 45.8 16.5 ▲ 19.6 ▲ 102.9
18 本田 朋広 ▲ 46.0 2.9 ▲ 27.8 ▲ 83.5 ▲ 154.4

麻雀日本シリーズ2021第5節レポート

【16名全員が5節消化 白鳥が小さい3着で首位キープ】

10/30(土)13:00より、麻雀日本シリーズ2021 第5節が行われた。今タイトル戦の一番の魅力は今活躍している麻雀プロが団体の垣根を超えて集結し、日本一を決める所にある。

 

 

解説は前田直哉。
実況は日吉辰哉。

 

 

【16回戦 河野、藤崎、山田、矢島】

 

 

東3局4本場。河野が高め四索が2枚切れながらもリーチ。ラス牌をツモってメンタンピンツモイーペーコー、2,400・4,400のアガリを決めてトップ。

 

 

一方厳しい半荘だったのが藤崎。この局はメンゼンチンイツのテンパイまで二索が山田、矢島のアタリ牌(山田のアガリ優先)が手に残ってしまう。手牌と場況が噛み合わず箱下10,000点の4着となった。

 

 

16回戦結果
河野高志 +33.7P
矢島亨 +18.9P
山田浩之 +2.5P
藤崎智 ▲55.1P

 

【17回戦 近藤、瀬戸熊、木村、佐々木】

 

 

南2局に近藤がドラドラ七対子テンパイ。一索単騎のリーチに出る。トータルを考えると親番を落とせない瀬戸熊から出て8,000のアガリを決めてトップ。

 

 

南4局1本場は瀬戸熊、佐々木、木村の3軒リーチ。
結果は佐々木から東が出て瀬戸熊のアガリ。直撃によって3着に浮上した。

 

 
17回戦結果
近藤誠一 +22.2P
木村和幸 +4.7P
瀬戸熊直樹 ▲6.9P
佐々木寿人 ▲20.0P

 

【18回戦 内川、山田、柴田、瀬戸熊】

 

 

南3局。柴田が連荘して持ち点は66,200点。6本場に瀬戸熊からリーチが入るが、自身もドラドラ1シャンテンで六万を切ると

 

 

瀬戸熊の高めのロン牌。裏ドラが2枚乗って跳満となり12,000は13,800を放銃。
オーラス親番の瀬戸熊は4,000オール、2,100オールとアガって柴田を逆転するが

 

 

オーラス2本場。今度は柴田が瀬戸熊からタンヤオドラドラ、3,900は4,500(+1,000)の直撃で再逆転トップとなった。

18回戦結果
柴田吉和 +36.8P
瀬戸熊直樹 +19.5P
山田浩之 ▲16.2P
内川幸太郎 ▲40.1P

 

【19回戦 白鳥、佐々木、沢崎、河野】

 

 

河野が他家の勝負手を悉くかわしてリードしていた東4局。
佐々木がマンズのホンイツでドラ2枚。五万六万待ち。
沢崎が三万を止めてまわりこんでのテンパイ、ツモリ三暗刻の三万一筒待ちリーチ。
河野が現物切りで二筒四索待ちのヤミテン。
すでに五万八万のヤミテンを入れていた白鳥がツモ切りリーチ。

 

 

結果は沢崎が一筒のツモ。リーチ一発ツモ北三暗刻で3,000・6,000(+1,000)のアガリ。

 

 

オーラス親番の河野が発ドラドラの2,200オール(+1,000)をアガって逆転。しかし3本場は沢崎がきっちり1,300・2,600は1,600・2,900をツモって再逆転トップを取った。

19回戦結果
沢崎誠 +28.2P
河野高志 +14.6P
白鳥翔 ▲9.2P
佐々木寿人 ▲33.6P

 

【20回戦 木村、藤崎、多井、勝又】

 

 

南2局2本場。勝負局と踏んだ多井はドラ六筒を先切り。勝又にチーされてしまうが、二索五索八索に仕上げてリーチで押し返す。

 

 

木村は発暗刻の単騎テンパイを入れていた。すぐに八索を掴んでしまいフリテン中膨れ単騎に受けるが、嬉しいそのままツモで1,300・2,600は1,500・2,800(+2,000)のアガリ。

 

 

オーラスにも8,000(+1,000)の加点に成功し、20回戦は木村がトップ。

20回戦結果
木村和幸 +35.5P
藤崎智 +14.4P
多井隆晴 ▲5.8P
勝又健志 ▲44.1P

 

 

白鳥が首位、矢島が2位をキープ。3位から6位の沢崎、河野、柴田、木村もプラスを伸ばした。

 

 

麻雀日本シリーズ2021第6節は
2021/11/13(土) 14:00開始

次回は一次予選最終節。16名全員が登場する。24回戦終了時、上位12名が二次予選進出。

21回戦 白鳥、近藤、勝又、内川
22回戦 矢島、多井、醍醐、瀬戸熊
23回戦 沢崎、木村、山田、本田
24回戦 河野、柴田、藤崎、佐々木

(文:編集部)

第16期女流桜花入れ替え戦1st stageレポート

女流桜花入れ替え戦とは?
1st stageの勝者1名と2nd stageで待つ3名とで4回戦を行い、そこを制した1名が来期の女流桜花Aリーグの最後の1枠に入ることになります。

1st stageの出場選手は

 

 

黒沢咲(Bリーグ5位)・西城凛((Bリーグ6位)・天音まこと(C1リーグ2位)・岡田紗佳(C2リーグ1位)の4名。

女流桜花Aリーグ経験者で鳳凰戦A1リーグの本命黒沢が序盤から安定した進行で、3回戦を終えた段階で1人浮きの状態で最終戦に突入。

 

 

黒沢がそのまま楽々逃げ切る展開になるかと思いきや、いきなり西城・岡田に連続でツモり四暗刻のテンパイ。
これはどちらも実らずでしたが1位以外は意味が無い試合の怖さが顔を見せ始め、何やら黒沢に暗雲が立ち込めてきました。

 

 

徐々に持ち点を削られていった黒沢は、西城に8,000を放銃すると

 

 

さらに西城は安めを見逃して高め三色のツモで跳満をアガリ、黒沢1人沈みの形を作ることに成功。
黒沢は天音を下回り2番手まで後退します。

 

 

オーラスに跳満条件をクリアした岡田のリーチが入るも、

 

 

追い込まれた黒沢に4,000オールが出て再逆転。

 

 

1本場も親満をテンパイしていた黒沢でしたが、この手はアガれず流局。

 

 

天音・西城の2人テンパイだと黒沢1人沈みのラスとなり再び捲られるポイント状況でしたが、西城のノーテンを読み切って黒沢はノーテン。宣言します。

 

 

結果は天音の1人テンパイで、黒沢は辛くも逃げ切り勝ち。

 

 

入れ替え戦2nd stage出場者は

古谷知美(Aリーグ13位)
高宮まり(Bリーグ4位)
楠原遊(C1リーグ1位)
黒沢咲(1st stage勝ち上がり)

以上の4名に決まりました。

<1st stage最終結果>
黒沢+12.5P 天音+10.3P 岡田▲14.4P 西城▲28.5P

(文:越野智紀)

第1期鸞和戦ベスト16B卓レポート

【B卓は金子正明・冨田久志が勝ち上がり】

 

 

新設タイトルの鸞和戦。この日行われたベスト16B卓の対局者はこちら。

 

 

 

 

1回戦の山場は南1局1本場。まずは親番金子が三万六万リーチ。

 

 

ペン七筒をチーした福光はチンイツの一筒二筒三筒四筒待ち。

 

 

蒼山はカン七万をチーして一筒四筒七筒。ドラも押して行く。

 

 

ドラ2枚使いの冨田は丁寧に受けていたが、終盤にカン三筒のヤミテン。

 

 

全員テンパイを制したのは金子、リーチツモドラで2,100オールのアガリ。オーラスにもピンフイーペーコードラをアガった金子が1回戦トップを取った。

2回戦東1局。親番福光が四筒七筒五筒待ち。

 

 

冨田が三万六万九万八万待ちのメンホン対決。

 

 

ここはタンピン三色含みの完全1シャンテンの金子が六万を切り、冨田8,000のアガリ。このリードを守り切って2回戦は冨田がトップ。

3回戦の主役は蒼山。リーチのみ、鳴いて三色のみ、タンヤオのみ。「攻撃は最大の防御」と言わんばかりの手数で勝負する。

 

 

オーラスも発をポンして1,000。今半荘の締めくくりにふさわしいアガリを決めて蒼山が1人浮きトップを取った。

金子、冨田、蒼山が1回ずつトップ。唯一トップのない福光もトータル▲8.9P。全員にチャンスがあるポイントで最終4回戦へ。

東4局3本場。福光が発ドラ3。八筒九万のツモリ三暗刻に受けてリーチ。引ければ倍満の大物手。

 

 

戦いを挑んだのは親番の金子。三万六万追っかけリーチ。

 

 

結果は福光から三万ロンで3,900は4,800(+2,000)のアガリ。次局も金子に7,700は8,900を放銃した福光はかなり苦しくなってしまった。

最終戦オーラス。蒼山、金子、冨田が1,500点圏内に。
親番は金子。冨田、蒼山はアガればOK。福光は三倍満ツモ、役満出アガリ条件。

 

 

流局を挟んだ2本場、ついに勝ち上がりの1名が確定する。親番金子が4,000は4,200オールのツモアガリ。

 

 

最終局。蒼山は打牌を慎重に精査するが条件を満たす事は出来ず、全員ノーテンで流局。

 

 

鸞和戦ベスト16B卓勝ち上がりは
金子正明
冨田久志
この2名に決定となった。

 

 

 

第1期鸞和戦ベスト16C卓は
2021/11/5(金) 17:00

佐々木寿人
魚谷侑未
伊東宏倫
勝又健志

解説 藤崎智

(文:編集部)

巣鴨本部道場 2021年10月度プロアマオープン大会成績表 10月度最終結果(※プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 藤原隆弘 55 295.7
2 岡本浩一 54 289.9
3 野上陽子 16 224.7
4 リオン 20 213.9
5 中村 70 209.3
6 シマカタ 23 185.1
7 山部正人 20 183.8
8 福永雄介 16 177
9 ルギア 37 168.6
10 くまっち 36 164.8
11 井出博幸 35 162
12 加藤はるみ 67 161.5
13 ギンチャン 27 147
14 岩渕信明 28 145.1
15 テツ 20 134.5
16 西角健二 39 123
17 稲熊勝明 35 118.8
18 ホズミ 17 118.2
19 加藤恵美子 22 115.6
20 後藤治男 18 111.9
21 太田久雄 16 108.7
22 しーら 16 103
23 松村祐輔 18 101.5
24 高橋大輔 18 101.3
25 中谷あずさ 19 89.7
26 山田樹 17 89.3
27 22 80.3
28 後藤竜司 37 76.8
29 ひれろんみ 17 67.6
30 グリーンマン 45 61.8
31 こしの 34 56
32 藤次祐紀 78 49.5
33 宇田美有紀 17 48.2
34 金山二郎 26 40.6
35 かずや☆雀アカ 40 21.8
36 チャヤまん 16 11.6
37 市川幹人 21 3.9

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 ルギア 28 127.2
2 岡本浩一 20 104.6
3 井出博幸 13 98.3
4 太田久雄 17 94.2
5 加藤はるみ 24 87.7
6 極楽7 11 75.6
7 内山えみ 13 65
8 市川幹人 27 61.5
9 高橋大輔 8 60.2
10 くまっち 15 59.6
11 丹野賢一 12 57.5
12 早田弘之 30 55.3
13 岡ちゃん 23 37.7
14 グリーンマン 10 36.1
15 藤原隆弘 10 34.9
16 ドロンボーZ 24 32.2
17 もと 12 28.8
18 ユウスケ 17 28.1
19 山田樹 10 20.5
20 小林大地 9 20.2
21 宇田美有紀 11 18.8
22 もぐ 9 12.2
23 篠田拓郎 9 9.23
24 中村 30 7.6
25 mei 15 7.5
26 立岩知朗 11 3.8
27 かずや☆雀アカ 8 3.3

 

 

 

道場ポイントランキング

順位 名前 7WRC 7公式 8WRC 8公式 9WRC 9公式 10WRC 10公式 11~12 合計
1 くまっち 100 62.5 400 62.5 300 29.75 140 35 0 1129.75
2 岡本浩一 0 75 300 75 113 27.75 300 75 0 965.75
3 藤次祐紀 400 23.75 117 28.75 250 28 86 23 0 956.5
4 藤原隆弘 150 0 200 29.5 112 0 400 29 0 920.5
5 ルギア 160 40 150 28.5 100 100 150 100 0 828.5
6 中村 98 29.5 140 100 117 40 190 24.5 0 739
7 後藤竜司 95 0 92 0 400 0 94 0 0 681
8 西角健二 180 0 250 0 98 0 115 0 0 643
9 かずや☆雀アカ 114 27.75 170 28 111 28.5 83 23.75 0 586
10 グリーンマン 120 28.75 114 30 119 37.5 92 29.25 0 570.5
11 こしの 140 0 180 0 150 0 87 0 0 557
12 加藤はるみ 115 29.25 98 35 101 0 119 47.5 0 544.75
13 市川幹人 117 28.25 101 45 82 35 81 40 0 529.25
14 井出博幸 93 42.5 99 0 97 0 120 62.5 0 514
15 加藤恵美子 112 45 119 0 120 0 112 0 0 508
16 山田樹 119 29 94 47.5 92 0 96 28 0 505.5
17 シマカタ 78 0 85 0 116 0 180 0 0 459
18 福永雄介 111 0 84 0 96 0 160 0 0 451
19 ギンチャン 118 0 120 0 95 0 118 0 0 451
20 山部正人 85 0 116 0 73 0 170 0 0 444
21 中谷あずさ 190 0 0 0 140 0 97 0 0 427
22 岡ちゃん 83 23.5 0 0 170 25 79 29.5 0 410
23 太田久雄 0 0 160 42.5 0 42.5 101 50 0 396
24 のりさん 250 0 0 0 81 0 65 0 0 396
25 岩渕信明 94 0 95 0 83 0 117 0 0 389
26 松村祐輔 84 0 111 0 87 0 99 0 0 381
27 立岩知朗 116 47.5 86 0 0 28.75 71 24 0 373.25
28 なーちゃん 73 35 81 25.25 69 0 68 21.5 0 372.75
29 0 0 0 40 160 50 95 23.25 0 368.25
30 有田将之 96 0 0 50 180 30 0 0 0 356
31 ハチロー 92 23.25 69 0 94 0 73 0 0 351.25
32 しーら 113 0 115 0 0 0 100 0 0 328
33 宇田美有紀 79 24 78 0 0 24.75 85 25.25 0 316
34 高橋大輔 0 0 80 0 71 28.25 98 37.5 0 314.75
35 小林泰士 101 0 100 0 85 0 0 21.25 0 307.25
36 テツ 0 0 96 0 93 0 116 0 0 305
37 カズ 300 0 0 0 0 0 0 0 0 300
38 チャヤまん 0 25.25 112 0 78 0 82 0 0 297.25
39 大野剛史 170 0 118 0 0 0 0 0 0 288
40 金山二郎 0 0 0 0 200 0 84 0 0 284
41 Andy-San 82 0 71 0 115 0 0 0 0 268
42 ホズミ 0 0 70 0 84 0 113 0 0 267
43 キモト 99 0 0 0 79 0 78 0 0 256
44 野上陽子 0 0 0 0 0 0 250 0 0 250
45 ひれろんみ 0 0 93 0 0 45 93 0 0 231
46 原佑典 80 0 79 0 70 0 0 0 0 229
47 丹野賢一 0 28 73 27.75 0 62.5 0 30 0 221.25
48 松本裕也 0 29.75 190 0 0 0 0 0 0 219.75
49 齋藤麻衣子 81 0 0 0 72 0 66 0 0 219
50 稲熊勝明 0 0 0 0 99 0 114 0 0 213

第38期鳳凰戦A1リーグ第12節A卓レポート

【杉浦がトータル7位浮上 古川もプラスで首位キープ】

 

 

本日の対局者は
1位 古川孝次
8位 沢崎誠
9位 杉浦勘介
12位 吉田直

 

 

1回戦南3局2本場。古川が五索八索のリーチ。

 

 

これを受けて対応型の理想とも言える打ち筋を見せたのは杉浦。1シャンテンだが場に1枚切れの中トイツ落としで迂回すると

 

 

五索八索六索で追いつく。さらにイーペーコーに振り変わったタイミングで追っかけリーチ。リーチタンヤオピンフツモイーペーコーの2,200・4,200(+2,000)のアガリ。杉浦が1回戦トップを取った。

2回戦も杉浦が好調。5,800をアガった後の東1局1本場。古川がカン八筒チー、中ポンでホンイツの仕掛け、すでに染め色のピンズが余っている。

 

 

そこに親番の杉浦がリーチを被せて来た。高めチャンタで待ちは一筒四筒。古川と真っ向勝負の構え。

 

 

沢崎は白をポンしてトイトイの1シャンテン。杉浦から四万が打たれるが、手に浮いている東は古川、杉浦どちらにも危険牌。今通った四万と1枚切れの発。手牌に共通安牌が5枚あったが

 

 

ビシッと東を勝負。白発トイトイ、2,100・4,100(+1,000)をアガリ切る。
迎えた親番でもリーチ三色の7,700(+1,000)をアガった沢崎。しかしその後の展開は沢崎に厳しかった。まずは古川からダブルリーチが入り5,200は5,500を放銃。そこからは杉浦と古川の高打点が決まり始める。

南3局2本場。沢崎は三万をポンして五万七万待ち。白ホンイツトイトイツモリ三暗刻のテンパイを果たすが

 

 

切られた五万は杉浦のアガリ優先。2回戦はトップに古川、プラスの2着に杉浦。沢崎は3着となった。

3回戦は南3局にチンイツリンシャンツモを決めた杉浦が本日2勝目。

 

 

この日一番の苦戦を強いられていたのは吉田。勝負形を作って納得行くリーチを打っても悉く空振り、放銃に回らされてしまう。勝負手が初めて実ったのは最終4回戦だった。

 

 

白南チャンタドラ3、12,000(+1,000)のアガリ。

 

 

東4局にはリーチドラドラ、5,200(+1,000)のアガリで加点。
4回戦は吉田がトップを取った。

 

 

卓内トップは杉浦。トータル7位まで順位を上げ、ここ3節の連続プラス。
古川は驚異の6節連続プラスで首位をキープしたまま残り2節となった。

 

 

次回A1リーグ第12節B卓は
2021/11/3(水) 17:00

藤崎智
瀬戸熊直樹
近藤久春
紺野真太郎

解説 佐々木寿人

(文:編集部)

第2期桜蕾戦ベスト8A卓レポート

一瀬・藤田が決勝進出!第2期桜蕾戦ベスト8A卓

28日(木)、第2期桜蕾戦ベスト8A卓が放送された。対局者は安藤りな、藤田愛、岡田紗佳、一瀬由梨。

 

 

最初に抜け出したのは一瀬。ダブ東・ドラ共にトイツの配牌を仕上げ11,600のアガリ。

 

 

このリードを活かし、嬉しい初戦トップを飾った。2番手には、オーラスに勝負手のめくり合いを制した安藤。

 

 

 

 

2軒リーチを受けながら6,400のアガリを決め、浮きへ回ることに成功。

1回戦で▲28.7Pの4着となった藤田は苦しい立場となったが、2回戦南3局には新人らしからぬプレーを見せる。
自身の親が流れた4着目で、3巡目に七対子のみのテンパイ。ツモって6,400の加点を目指し、待ちごろの単騎でリーチという手もあるが…
藤田の選択はトイツの二万を切ってのテンパイ外し!

 

 

中を仕掛け、役役ホンイツトイトイ三暗刻で4,000・8,000のアガリに。

 

 

トイツ手・コーツ手は1回テンパイを外してしまうと復活が難しく、実戦での成功体験が無いとなかなか踏み出せない。それでもこの舞台でこの選択ができたのは、日頃の稽古量を感じさせるものがあった。起死回生のアガリを果たした藤田はこの回トップをもぎ取り、続く3回戦も接戦を制し連勝。

 

 

最終戦は一瀬が安泰なポジション、藤田と安藤の争いになるかと思われた。
しかし東4局、ここまで存在感を発揮できなかった岡田が初めて大物手を成就。

 

 

リーチ・七対子・ハイテイ・ドラドラの12,000を安藤から直撃!さらに続く親番では、局を進めようと仕掛ける藤田から5,800、2,900と連続で直撃に成功。

 

 

 

さまざまな舞台での経験値を見せつけ逆転を果たすも、2本場は藤田がリーチピンフドラの3,900で再逆転。

 

 

オーラスは一瀬がアガリ、藤田と共に勝ち上がりを決めた。

 

 

「第2期桜蕾は私が貰うという意気込みで頑張りますので応援よろしくお願いします。」

 

「ここにいること自体が奇跡なんですけど、今日の反省を活かして決勝を勝ちたいと思います。」

 

次回、第2期桜蕾戦ベスト8B卓の放送は11月18日(木)17時~。
解説は藤崎智。

次回も是非お楽しみに!

第19期プロクイーン決定戦最終日レポート

【第19期プロクイーン決定戦 二階堂瑠美が2度目の優勝】

 

 

 

【9回戦】
東城、岡田、山脇、瑠美 (抜け番 りんの)

9回戦東3局3本場。山脇が七対子六筒単騎リーチ。一発ツモ裏ドラが三万で6,000オールのアガリ。

 

 

続く4本場は瑠美の反撃、高め三色の六筒ツモの裏ドラ1枚で3,400・6,400。

 

 

山脇が再度跳満ツモを決めて9回戦のトップを取るが、それでも素点が足りず▲114.1Pで途中敗退となってしまった。
一方、瑠美は浮き2着で岡田と東城は沈み、理想的な並びを作った。

 

【10回戦】
岡田、東城、りんの、瑠美 (抜け番 山脇)

東2局に親番の東城がリーチ。ドラの五筒ツモで裏ドラが乗り、6,000オールのアガリを決める。

 

 

オーラス1本場では岡田がツモリ四暗刻テンパイ。出来ればツモりたかったが、瑠美とは600点差、瞬間3着落ちのリーチ棒を出すのを躊躇った。直後好形1シャンテンのりんのから二索が打たれて8,300(+1,000)のアガリ、岡田が2着キープ。東城トップで10回戦が終了。

 

 

【11回戦】
10回戦に大きなラスを引いてしまったりんのはトップ必須、まずは満貫ツモ。
そして南2局には純チャンのカン二索リーチ。
3,000・6,000ツモアガリを決めて11回戦トップ。

 

 

【12回戦 最終戦】

 

東城 31.1P
りんの 58.3P
岡田 117.1P

瑠美との点差は上記参照。プロクイーンの順位点は5,000点-15,000点。トップラスで30P縮まる。

瑠美の目標は自分が沈まない事と東城にトップを取らせない事。もし両方を東城に達成されても点差が1万点ほどの3着ならOK。
無論りんのや岡田に迫られるパターンもあるが、基本は東城をケアする。

東城はトップラスならほぼ優勝。瑠美が3着ならさらに1万点強、2着なら2万点強の点差をつける必要がある。

りんのは瑠美とトップラスで3万点弱の点差。
岡田はさらに条件が厳しいが、優勝するためには狙うしかあるまい。

東4局。追う立場の3者の手がぶつかる。
まずは岡田がドラ五索暗刻のツモリ三暗刻リーチ、一万四万待ち。

 

 

りんのが七万六筒待ちで追っかけリーチ。

 

 

東城が五索八索で3軒リーチ。

 

 

東城がリーチツモ表裏2,000・4,000(+2,000)のアガリ。

南1局にはりんのが発白ホンイツトイトイ、3,000・6,000のツモアガリ。この瞬間瑠美が4着目となり、東城がトータル首位に立つ。

 

 

しかし、次局のアガリは瑠美。岡田のリーチに押し返して3,900(+1,000)のアガリで再び首位に返り咲く。

 

 

南3局1本場。瑠美はカン三万のテンパイ外し。
五索八索待ちで再びテンパイするとリーチに出る。

 

 

リーチピンフドラ裏2枚で8,300のアガリを決めて、対局者に以下の条件を押し付けた。

東城
2,000・4,000ツモ
瑠美から6,400
りんのから跳満
岡田から三倍満

りんの
三倍満ツモで同点は優勝
瑠美から三倍満
脇からダブル役満

岡田
ダブル役満ツモ
東城から四倍役満
他からは三倍役満

オーラス。東城が5巡目にテンパイ。一万四万リーチは高めツモか直撃の限定条件だが、結局四万は必要になる。東城はリーチに踏み切った。

 

 

りんのから出た四万は裏ドラ2枚条件なので見逃し。ツモアガリに賭けたが四万はもう山には無く、東城の1人テンパイで流局。

 

 

第19期プロクイーンは二階堂瑠美。
第11期以来2度目の頂点に輝いた。

 

 

 

(文:編集部)

第38期鳳凰戦A2リーグ第7節D卓レポート

石渡正志、得意の展開で昇級圏へ王手!A2リーグ第7節D卓レポート

10月26日、第38期鳳凰戦A2リーグ第7節D卓が放送された。対局者は伊藤優孝、客野直、石渡正志、明石定家。

 

 

 

対局は手数の多い客野・石渡が常に局面をリード。4回戦を通してなかなか高打点が成就せず、かわし手で局が進む展開となった。
1回戦東2局では、石渡が先制でこのリーチ。

 

 

ドラ1のカン七筒リーチ。これは六万引きでの三色や、ドラの六筒引きでの満貫手替わりが現実的なため、一発裏ドラなしのルールではヤミテンの選択を取る選手も多い手牌だ。
しかしこの辺り積極的な判断を見せるのが石渡流。客野の高目3,900オールというリーチの宣言牌をとらえ、2,600のアガリ。

 

 

この展開に苦しんだのは伊藤。2回戦東3局では石渡がリーチのみで先制。ドラ暗刻の伊藤は当たり牌の三索を重ねて追いかけるも…
 

 

 

さらに当たり牌の六索を掴み1,300の放銃。
次局、今度こそはとドラの白暗刻のテンパイも…
 

 

 

当然のように石渡の500・1,000。
伊藤にとっては不完全燃焼な1日となり、試合後のインタビューでは「ツカンポの花が咲き乱れてる」と弱気なコメント。次回へ向け「諦めそうな自分が情けない。モチベーションを上げるしかないな。諦めたら終わりだからね」と話した。

 

 

一方、コツコツと点棒を集めた石渡は卓内トップの+29.7P。
「昇級することに焦点を合わせて打ち切りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。」

 

 

1日終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

石渡が昇級圏次点へ浮上、伊藤は最下位へ転落と明暗が分かれる結果に。
客野・明石は引き続き降級ラインを意識しながら、昇級のチャンスをうかがっていきたいところだ。

次回A2リーグの放送は11/2(火)17時~。
対局者は仁平宣明、ダンプ大橋、麓征生、客野直。解説は柴田吉和。
次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

2022版日本プロ麻雀連盟卓上カレンダーコラム:小笠原奈央

2022年日本プロ麻雀連盟カレンダー広報担当小笠原奈央太です

 

100

 

どうも!皆様お久しぶりです
今年もこの季節がやってきたのですねー

皆様お待ちかねのカレンダーが発売開始です

ええ、ええ、今年も皆様ご納得の出来映えですよ

日頃ご好意にしてくださっている皆様には特別にっ!全貌をお見せいたします

じっくりとお楽しみ下さいませませ

⁇「チョットマテーイ‼カレンダージャト?イマノジダイハナンデモデシタルジャロジョ」

 

100

 

出たなー!妖怪ゴチャゴチャ星人!

ゴチャ「ハハハ!おぬし、広報担当ならばそのカレンダーとやらの良さを教えてみろジョ」

んぬー!分かりました!分かりましたとも!
小笠原奈央太やってやりますとも!

ごほん

デジタル社会の今でも紙媒体のカレンダーの需要はあるのです!
カレンダーを置くことで日々改めて月日を感じ、カレンダーを毎月捲ることで時の流れを実感する。目で楽しみ肌で触れ…
今の時代だからこそ求められているのです!
しかも当社は卓上カレンダーを採用
家庭の至るところでも活躍しますし、オフィスでももってこいの安心サイズ
置いてよし!かけてよし!貼ってよーし!

ゴチャ「フン。確かにこのネット社会でも忘れてはいけないもの、大事なものもあるジョな!だが、しかーし!カレンダーなんてものは星の数程種類が豊富じゃ。可愛いワンコカレンダーや風情のある風景カレンダーや!おぬしんとこはどうなんジョ」

 

100

 

ええ!ええ!任せてください
我が社は日本プロ麻雀連盟の華やかな女性プロ雀士達によって構成されたカレンダーなのです!
あっと目を引く!記憶に残る!何度だって見返したい!
可愛い◎話題性◎個性◎どことも会い交わらない特別なカレンダーなのです!

ゴチャ「麻雀⁈女性のプロ⁈それはチョイトわしかて興味があるジョジョ。早く全貌を見せるジョジョーーー」

 

100

 

ありがとうございます!ありがとうございます!
それではご覧いただきましょう!
総勢26名による2022年日本プロ麻雀連盟カレンダーです!

トップを飾るのはこの方々‼

1月担当 東城りお 岡田紗佳

 

100
ゴチャ:ん?人間か?人間なのか?どこを見ても美しい芸術作品じゃ!サイコーサイコーワンダボー
 

2月担当 松岡千晶 山脇千文美 大久保朋美

 

100
ゴチャ:まるでアイドルのジャケ写だジョ。上から見るか下から見るか…あー萌萌キュン。トリプルロンくらいたい…
 

3月担当 手塚紗粷 黒沢咲

 

100
ゴチャ:麗しゅう!なんと麗しゅう!!!
人間界最高じゃジョ!結婚してくれーぃ
 

4月担当 古川彩乃 夏目翠 日高志穂

 

100
ゴチャ:おぬし達より美しい花なんぞ存在せんジョ
蜂になって君の元へ飛んでいきたい。ッポ
 

5月担当 和久津晶

 

100
ゴチャ:水も滴るいいおなごー‼こんなショット拝めて良いのか⁈ありがたやー晶様ーー
 

6月担当 伊達朱里紗 魚谷侑未

 

100
ゴチャ:下駄で小走りに必死に君はついてきて…そっと僕の裾を掴むんだ…かわえぇーかわえぇー!っお。すまぬ!妄想が爆走してたジョ
 

7月担当 小笠原奈央 石田亜沙己

 

100
なぬ?!けしからぬ!なんというシチュエーションじゃ!腰の曲線、逸らす目線!くわー分かっとるのー
 

8月担当 高宮まり

 

100
ゴチャ:まり散歩で、まり参観じゃ!恋のフィルター外れないジョー。魅惑のボディ洗練された表情にノックアウトで鼻血ぶー
 

9月担当 二階堂亜樹 二階堂瑠美

 

100
ゴチャ:はっ!二階堂姉妹がなんと赤ずきんちゃんの実写化じゃと⁉贅沢すぎるじょ連盟カレンダー‼はぁー人間界に移住したい…
 

10月担当 宮内こずえ 和泉由希子

 

100
ゴチャ:アナ雪?学園ラブストーリー?宝塚?2人は絵になるのー。変わらん美貌は本当おったまげるジョ
わしは、この右のキノコもシュールで好きジョジョ
 

11月担当 菅原千瑛 古谷知美 早川林香

 

100
ゴチャ:文学少女♡モエモエモエジョー!
私とあなたの間に句読点はいらないよ♡
とか言われたいのー
 

12月担当 中山奈々美 桜川姫子 蒼井ゆりか

 

100
ゴチャ:んんーパーフェクト!エクセレント!
タイプが違う3人がそれぞれの良さを出し高めあった素晴らしい写真だジョ!こんなオナゴとクリパしたいなクリパ…
 

さあ、2022年連盟カレンダーご覧いただきました。どうです?どうです?ご満足いただけました?

ゴチャ「ダダダダ大満足じゃーーーー!濃かったのー凝縮されてたのぉークオリティが半端ないっ‼こんだけのメンバーにこの内容じゃと価格が気になるところジョな…」

 

100

 

えぇ!お任せください!いつだって皆様に寄り添い安心を!

女流プロ限定クリアファイルが2枚!2枚もついて!

2,200 円(税込)です!

コナミスタイル独占販売!

KONAMI STYLE

ネットで簡単にどこからでも購入が可能なのです!

ゴチャ「お買い得じゃジョー‼クリアファイルはまた違った衣装の女流プロが拝めるとな⁈ネットが疎いワシにもコナミスタイル簡単に登録出来たじょ!後はポチッとするだけジョな。まずは自分の保存用、飾る用に2つ。いつも遊んでるチンロトマオウ君に1つ、いつも遊びに行く麻雀ヤサンに1つ…沢山買ったどー‼土産じゃー」

 

100

 

ありがとうございますっ!ありがとうございますっ!是非、連盟カレンダーと共に素敵な1年をお過ごしくださいませ
そして、また来年のこの時期にお会いしましょう。きっと次回も皆様の期待を裏切らない最高の代物をお届けいたしますので…

今後もご贔屓に
それではーさようならー

第17期静岡プロリーグ 第6節レポート

過ごしやすい季節になってきた。
社会情勢はまだまだ落ち着いたとはいえないものの緊急事態宣言も明け、動きもでてきた。

麻雀界もタイトル戦の戦いが毎週行われ、レジェンドと呼ばれるプロの方の活躍に痺れ、ニュースターの登場に歓喜している。
私自身は鳳凰位戦休場中であるが静岡支部の仲間の動向に一喜一憂している。
支部仲間が良い成績なら自分のことのように嬉しく思い、歳をとったからかな?とふと思う自分もいる。

静岡プロリーグも折り返し。まだ全卓開催が一度もない状態であるが、今期眠っていた本命がやってきた。
望月プロが+58.5Pを出しプラス域に。
残り節数と爆発力を考えれば決勝は充分に可能性がある。
今節上位陣が軒並みマイナスしたことにより、まだまだ決勝メンバーは分からない。
私自身もまだマイナスではあるが、決勝を諦めるつもりはない。

今期若手が多数入った静岡支部。
まだ簡単に道を譲るわけにはいかない。
十余年プロ生活を過ごした自負もある。

真のプロフェッショナルには幾つもの要素が足らないが、休場したから気付かされたこともある。

来期の鳳凰位戦復帰に向けて。頑張れ俺。

(文:鈴木秀幸)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 平野敬悟 21.9 49.8 37.8 26.0 135.5
2 石津寿人 28.7 4.2 ▲ 9.4 110.6 ▲ 34.4 99.7
3 青嶋宏樹 93.3 ▲ 5.2 88.1
4 斉藤隆 47.0 24.8 5.4 77.2
5 川崎義之 ▲ 32.8 36.4 26.5 42.1 72.2
6 土屋幸弘 59.1 ▲ 54.3 7.5 36.7 49.0
7 小林正和 75.1 46.9 ▲ 73.7 48.3
8 中寿文 ▲ 39.1 58.1 43.3 ▲ 18.1 25.4 ▲ 36.9 32.7
9 高橋大輔 ▲ 9.0 ▲ 23.7 11.4 14.2 34.3 27.2
10 岡本和也 31.1 ▲ 67.2 21.4 47.1 ▲ 5.5 26.9
11 ダニエルモレノ 18.2 13.5 ▲ 54.1 23.1 22.6 23.3
12 天音まこと 58.9 ▲ 42.0 16.9
13 望月雅継 ▲ 15.6 ▲ 24.6 ▲ 1.9 ▲ 8.8 58.5 7.6
14 杉村泰治 17.8 18.3 ▲ 23.5 ▲ 44.4 28.3 ▲ 3.5
15 京平遥 ▲ 47.3 41.5 13.4 ▲ 27.7 15.8 ▲ 4.3
16 平岡理恵 ▲ 24.4 ▲ 36.5 50.4 ▲ 10.5
17 鷲見隼人 49.5 21.5 ▲ 5.7 ▲ 38.0 ▲ 28.4 ▲ 15.6 ▲ 16.7
18 太田昌樹 ▲ 19.8 30.9 19.0 ▲ 32.7 ▲ 19.7 ▲ 22.3
19 栗島有紀 ▲ 7.9 ▲ 7.3 ▲ 13.2 ▲ 7.3 ▲ 35.7
20 渡辺史哉 ▲ 38.8 39.1 ▲ 50.1 ▲ 49.8
21 鈴木秀幸 ▲ 58.7 15.1 ▲ 9.6 ▲ 0.5 ▲ 53.7
22 安部颯斗 28.8 ▲ 50.4 ▲ 3.3 ▲ 38.3 ▲ 63.2
23 渡辺洋巳 24.9 ▲ 26.5 ▲ 45.3 ▲ 10.8 ▲ 6.8 ▲ 64.5
24 鈴木郁孝 ▲ 41.2 ▲ 90.3 5.8 53.0 ▲ 72.7
25 大橋幸正 32.4 ▲ 86.3 ▲ 16.4 ▲ 18.8 ▲ 89.1
26 島﨑涼 ▲ 12.4 ▲ 45.2 ▲ 9.0 11.5 ▲ 19.3 ▲ 47.8 ▲ 122.2
27 廣岡璃奈 ▲ 40.3 ▲ 78.3 ▲ 27.6 1.8 ▲ 144.4