第1期鸞和戦 決勝レポート
2022年01月04日
【魚谷侑未が第16期女流桜花に続き優勝。今期2冠を達成】
鸞和戦とは?
2021年に設立された日本プロ麻雀連盟のタイトル戦。日本プロ麻雀連盟に所属し、予選初日の段階で男女問わず30歳以上49歳以下のプロだけが出場できる。
鸞和はらんわと読む。鸞とは中国の伝説の瑞鳥(縁起の良い鳥)である。鳳凰を助ける鳥である、鳳凰に次ぐ鳥である、「鸞」は雄の名であり、雌は「和」であるなど、様々な言い伝えがある。
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決勝進出者は以下の4名
1回戦は大物手が決まらず、かわし手や中打点のアガリで進行。
東2局1本場、魚谷をツモれば跳満のテンパイだが、親番柴田が1,000オールのアガリ。
東3局3本場は紺野にダブ暗刻、ドラ
暗刻のチャンスだったが、魚谷が1,300は2,200(+2,000)のアガリ。
1回戦オーラス。トップ目からラス目まで僅か1,400点差の大接戦。猿川が瞬間ラス落ちするリーチ棒を出すが
カンをツモって500・1,000のアガリ。全員捲りの1人浮きトップを取る。
2回戦は重いパンチが飛び交う打撃戦に。まずは魚谷がリーチタンヤオピンフツモドラの2,000・4,000。
東2局1本場は紺野がドラ3で2,100・4,100(+3,000)。
その紺野から直撃したのは柴田。三暗刻ドラドラで8,000は8,300(+1,000)。
南2局は猿川が柴田と紺野の2軒リーチに追いつき
ドラ暗刻のリーチ。8,000(+2,000)のアガリ。
徐々にアガリ合戦に負け始めた紺野が11,300点持ちから強烈な反撃開始。南3局1本場にメンホン8,000は8,300(+1,000)をトップ目魚谷から直撃。
オーラスもメンホンのリーチ。高め一通のをツモって4,000・8,000(+1,000)。
たった2局で劣勢を跳ね除け紺野が2回戦逆転トップ。
2ラスを引かされてしまった柴田は、3回戦に何としてもトップが欲しい。オーラスこの手をアガればトップ。ドラのを切ってリーチ宣言をする。
このにロンの声をかけたのは魚谷。ホンイツ一通ドラ3の12,300は3着からトップのアガリとなる。
鸞和戦は4回勝負。首位紺野から3位猿川までは11.2Pと接戦。
柴田は紺野と62.0差。大トップ必須の上に2着ともかなりの点差が必要となる。
東2局、魚谷が最初の勝負に出るフリテンリーチ。三色になる
ツモを狙うが、魚谷が掴んだのは
。
猿川のカンに3,900(+1,000)の放銃となるが、次局2,100・4,100をツモってリカバリー。魚谷がトータル首位に立つ。
南2局。魚谷がドラ雀頭のカン待ち。猿川が
待ち。
ここは紺野がピンフのヤミテンでアガリ、猿川の親番を蹴る。
南3局に猿川がペン待ちのヤミテン。
のシャンポンに変えて、さらに
に変わったタイミングでリーチ。
最後の親番を落とせない柴田のリーチ宣言牌がとなり、猿川5,200のアガリ。
現状首位は猿川。
魚谷はこの半荘2,900差の猿川を捲れば優勝。
700・1,300以上ツモ
猿川から1,600以上
紺野と柴田からは3,200以上
親番紺野はおよそ2,000オールで並ぶ。
オーラス。魚谷がダブ暗刻。ペン
をチー。
はドラ、
はチャンタが付くので、どこから何が出ても優勝のテンパイ。
一方、アガリ優勝の猿川。カンをチーして
トイツ落としとするが
がすでに魚谷のロン牌。3,900をアガリ決着。
第1期鸞和戦優勝は魚谷侑未に決定。
女流桜花に続き3日間で2冠の快挙達成となった。
優勝 魚谷侑未
2位 猿川真寿
3位 紺野真太郎
4位 柴田吉和
カテゴリ:鸞和戦 レポート