第4期北陸プロリーグレポート

【第4期北陸プロリーグ決勝戦 里木が初優勝】

第3期を優勝した本田朋広は、その後に行われる地方リーグチャンピオンシップを制して麻雀グランプリMAXの出場権を獲得、そして勢いのまま勝ち進みグランプリMAXも優勝。
翌年もグランプリMAXを連覇、その後、MリーグTEAM RAIDENに指名されるというドリームロードを歩んだ。
どうやらこれを本田ロードと呼ぶらしいが、地方本部・支部に所属する選手の大きな希望となった。

2022年1月28日に行われた北陸プロリーグの決勝戦、木原翼は初の決勝だが、藤本鉄也、梅本翔、里木祐介は第3期に本田に破れた決勝戦のメンバー。
第2の本田となるべく、またこの舞台に戻ってきた。

木原翼(1位通過、199.3P)
「思い切って攻めて優勝したい。」

 

藤本鉄也(2位通過、162.9P)
10期生、北陸支部の副支部長。4期連続決勝進出。
「ありがたいことに応援を沢山いただいている。若手についていける(攻め負けない)ように頑張りたい。」

 

梅本翔(3位通過、151.5P)
「最終節から今日の決勝まで、誰よりも麻雀を打って練習してきました。全力でぶつかっていこうと思います。」

 

里木祐介(5位通過、71.6P)
「いつも通りよく鳴いて、よくアガって、よく放銃して、最終的に一番ポイントを持っていたいと思います。」

 

4位の岡田拓也が出場を辞退したため、5位の里木が繰り上がり。
岡田は初の決勝進出のため無念だっただろうが、コロナウイルスの流行はどうしようもない。
また来年の決勝進出に期待したい。

 

 

好スタートを切ったのは梅本。東、西、ホンイツの8,000を木原から。

 

 

しかし、この半荘のトップはベテランの藤本。
リーチ、ドラ2と一気通貫、ドラ1の2つの5,200を決める。

 

 

 

木原にとって、今日は厳しい1日だった。
1回戦は高打点のアガリがなく、どちらかといえば戦った4着ではなくジリ貧の4着。
続く2回戦東2局、藤本は二筒三筒三筒からの三筒ポンなので、早いか高いか、どちらもあるか、またはトイトイか、などと読んではいただろうが、このワンチャンスの三索が放銃になって7,700点の失点は厳しい。
手がバラバラならまだしも、木原も役ありのテンパイだった。

 

 

木原は、3回戦にはどうしてもトータルスコアから無理をせざるを得ず、藤本のソーズのホンイツにドラの南を勝負。
鳴かれた後、12,000点の放銃となるという悪循環。
今日は自分の日ではなかったと割り切るしかないだろう。

 

 

 

2回戦に戻るが、里木と梅本の明暗を分けたのはこの局。
ピンフ、一気通貫、ドラ2とヤミテンでも満貫、ツモって跳満の手をリーチとは驚いた。

 

 

コメントから推察するに里木の攻めは多様で、リーチも色々あるのだろう。
対戦経験の多い梅本もそれはわかっている。

 

 

しかし、開かれて愕然とする12,000。
梅本の失着というより、里木の作戦勝ちという見方が適切だろう。

3回戦、梅本は里木とのこのめくり合いを制しトップ。
最終戦に望みをつないだが、今日はここまで。
また来期も見たいと思わせられる麻雀だった。期待している。

 

 

 

 

最終戦は東1局から山場だった。
親番の藤本はドラが暗刻の4巡目テンパイ。難しい選択だが、八万切りのテンパイ外し。
ここから南が鳴ければアガリは確実、里木から直撃できたなら優勝は決まったようなもの。

 

 

しかし、なかなかテンパイし返さない上に、里木に捌かれてしまう。
七万のツモアガリもあっただけに痛恨の逸機。

 

 

このあと、一度はトータルトップに立つものの、最後は里木に競り負け。
戦後のインタビューでも一番ツイてたのでは、と言っていただけに悔しい敗戦だろう。

 

 

最後はこの南3局、里木が逆転したアガリで締めよう。
序盤の切り出しが秀逸で、この一索は受けに回っても止められる牌ではなかった。

 

 

八筒チー、打発でテンパイ)

 

里木「2年前の負けた映像を見直したりして、それが生かせたのかなと。本田さんのように地方リーグチャンピオンシップを制して、グランプリまで登りつめたいです。」

 

 

(文:福光聖雄)

第22期皇帝位決定戦レポート

第22期皇帝位決定戦出場した選手は

 

 

柴田祐一朗・氏家義成・松尾樹宏・竹田巧の4名。

 

 

1回戦は元最強位の氏家がオーラスに逆転トップを奪い好スタートを切るも、2回戦・3回戦で痛恨のラスを引き優勝争いから脱落。

 

 

逆に1回戦で1人沈みのラスを引いた竹田が、2回戦で1人浮きのトップを奪うと

 

 

3回戦も6,000オールで2戦連続1人浮きで最終戦をトップで迎えました。

最終戦の東1局、竹田を追いかける柴田が

 

 

役無しテンパイからポンして九筒切り、

 

 

フリテンの六筒をチーして三万切りと粘り強くテンパイを維持して連荘すると

 

 

絶対に親番を手放さないと、次局も形式テンパイを目指した仕掛け

 

 

氏家のリーチを受けた柴田は形式テンパイ取らずに迂回を選択していたが

 

 

これがタンヤオドラ3に化けて3,900オールのアガリとなり、トータルで竹田をかわしてトップ目に立ちました。

 

 

離されてしまった3番手の松尾は、跳満をツモって維持を見せるも、それ以後は柴田と竹田が交互にアガる2人の戦い。

 

 

南3局1本場に七対子ドラ2をアガって7.6ポイントリードした柴田は

 

 

アガれば優勝のオーラスで、仕掛けてタンヤオテンパイのカン四万待ち。

 

 

その柴田のロン牌が出ない形で追いついた竹田は、ドラがトイツでアガれば逆転の二索五索待ちでリーチ。

 

 

どちらに転んでもおかしくない最後の勝負は、山に1枚残っていた四万が柴田の元へ舞い込み決着。

 

 

第22期皇帝位に柴田祐一朗が輝きました。

<第22期皇帝位決定戦成績>
柴田+34.4P 竹田+22.6P 松尾▲7.5P 氏家▲49.5P

(文:越野智紀)

第38回静岡リーグ(プロアマ混合)最終節レポート

花粉が辛い季節が近づいてきましたね。
第38回静岡リーグ最終節のレポートを担当させていただく廣岡璃奈です。

前節までの成績は・・・
1位 片山さん+181.8P
2位 川崎プロ+131.6P
3位 大河内さん+128.8P
4位 天音プロ+113.0P 
5位 山下さん+96.0P
ここまでが決勝圏内でした。

首位、片山さんは別日対局で全日程を終えてトータル+160.0Pとなっていました。

最終節の恐ろしさはいきなりボーダーが跳ね上がる時もあることです。
前回にいたっては、ボーダーが+109.5Pから+165.0Pに!!

皆さんが気合を入れてくる最終節。
私も▲28.2Pからでも、気持ちは諦めずに決勝進出を狙いましたが撃沈…

予想通り混戦となり、最終戦を終え100ポイント超えは12名という大接戦となりました!
それを制し決勝戦への切符を手にしたのは、以下の5選手。

1位 片山一哉さん +160.0P
第3節までに+200.6Pと大きく稼ぎ、後半少しずつポイントを減らしたもののギリギリ首位での通過となりました。
二度目の挑戦です。

2位 大河内茂之さん +157.6P
最終戦トップをとり、トータル2位に順位を上げて堂々の通過。
初の決勝進出です。

3位 川崎義之プロ +140.2P
前期では次々点で悔しい思いをしたミスター静岡リーグ。
午前の静岡プロリーグも次点でした・・・。
決勝残れば優勝100%??

4位 望月雅継プロ +138.0P
厳しい条件の中、最終戦6万点条件をクリアし決勝戦にコマを進めました。
10数回決勝に残っているのは流石です。

5位 ダニエルモレノプロ +126.2P
なんと最終局では競りの相手のアガリを頭ハネで阻止して、わずかに競り勝って、5位にランクイン!

決勝戦は3月6日に行われます
面白い決勝間違いなしですよ!
私も次の静岡リーグは決勝残れるよう頑張ります
お読みいただきありがとうございました。

(文:廣岡璃奈)

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 片山一哉 一般 80.7 80.0 39.9 ▲ 18.8 ▲ 21.8 160.0
2 大河内茂之 一般 31.8 ▲ 2.0 40.3 58.7 28.8 157.6
3 川崎義之 プロ ▲ 47.7 ▲ 17.5 125.9 70.9 8.6 140.2
4 望月雅継 プロ 23.6 ▲ 33.6 73.7 6.4 67.9 138.0
5 ダニエルモレノ プロ 23.0 36.8 ▲ 13.6 11.3 68.7 126.2
6 山下棟健 一般 88.2 18.9 37.8 ▲ 48.9 21.4 117.4
7 宮地孝尚 一般 15.9 ▲ 19.8 22.0 31.1 66.6 115.8
8 岡田充弘 一般 42.4 18.6 ▲ 5.2 35.9 21.2 112.9
9 天音まこと プロ 14.3 36.8 43.3 18.6 ▲ 2.4 110.6
10 鈴木郁孝 プロ 10.5 39.6 10.2 4.6 42.2 107.1
11 井上一雄 一般 ▲ 16.3 15.5 ▲ 47.6 103.1 51.5 106.2
12 鈴木秀幸 プロ ▲ 31.4 68.0 37.9 6.9 21.3 102.7
13 中寿文 プロ 1.7 ▲ 25.3 32.7 52.3 36.5 97.9
14 斉藤隆 プロ ▲ 21.1 21.4 ▲ 29.2 104.0

14.6 89.7
15 坂本彰光 一般 12.8 ▲ 5.5 63.5 9.7 8.9 89.4
16 舟橋晃 一般 61.5 25.8 ▲ 4.7 11.2 ▲ 12.6 81.2
17 鷲見隼人 プロ 52.6 ▲ 16.3 10.3 17.6 15.3 79.5
18 松清一樹 一般 35.1 44.4 ▲ 11.9 16.3 ▲ 8.5 75.4
19 鈴木勘太 一般 23.1 ▲ 18.5 19.7 13.4 35.3 73.0
20 島﨑涼 プロ ▲ 26.5 ▲ 21.7 68.5 34.0 16.2 70.5
21 青嶋宏樹 プロ ▲ 20.7 34.7 15.6 ▲ 0.4 23.4 52.6
22 小林正和 プロ 1.6 ▲ 1.1 113.2 ▲ 29.8 ▲ 31.6 52.3
23 太田昌樹 プロ 26.3 ▲ 3.0 1.1 ▲ 20.3 47.0 51.1
24 大谷数則 一般 ▲ 52.1 57.5 37.4 15.8 ▲ 16.5 42.1
25 湯本紳介 一般 ▲ 7.9 76.2 7.8 ▲ 60.9 21.6 36.8
26 白井健夫 一般 ▲ 12.8 5.3 0.6 18.6 23.8 35.5
27 鈴木貴仁 一般 14.7 ▲ 11.8 ▲ 12.2 9.9 32.9 33.5
28 安部颯斗 プロ ▲ 30.8 53.8 5.7 ▲ 9.4 11.3 30.6
29 川嵜彬史 一般 12.9 16.4 9.1 ▲ 13.7 4.2 28.9
30 京平遥 プロ 26.9 28.3 22.5 ▲ 14.5 ▲ 45.9 17.3
31 安藤銀一 プロ 24.8 ▲ 40.9 61.0 ▲ 47.7 16.9 14.1
32 鈴木元司 一般 10.9 1.4 0.3 69.3 ▲ 80.5 1.4
33 松本貴仁 一般 ▲ 27.3 ▲ 41.2 ▲ 11.7 0.4 80.4 0.6
34 高橋活 一般 ▲ 22.6 25.9 1.1 1.4 ▲ 7.2 ▲ 1.4
35 西田孝志 一般 9.7 ▲ 60.1 ▲ 15.1 40.4 16.3 ▲ 8.8
36 山田昭裕 一般 11.0 ▲ 18.9 ▲ 48.7 ▲ 3.0 50.6 ▲ 9.0
37 松永誠 一般 ▲ 5.0 ▲ 37.8 27.3 36.6 ▲ 30.8 ▲ 9.7
38 杉村泰治 プロ 31.8 ▲ 9.5 ▲ 59.3 46.6 ▲ 19.6 ▲ 10.0
39 鈴木博直 一般 10.5 ▲ 46.7 ▲ 3.3 29.5 ▲ 3.1 ▲ 13.1
40 伊藤真 一般 ▲ 11.7 ▲ 18.4 50.9 9.9 ▲ 46.1 ▲ 15.4
41 春田篤志 一般 ▲ 24.8 57.6 14.3 16.7 ▲ 83.1 ▲ 19.3
42 平野敬悟 プロ ▲ 39.3 49.5 2.1 ▲ 45.7 8.5 ▲ 24.9
43 金田年伸 一般 6.7 ▲ 32.6 ▲ 22.5 25.9 ▲ 23.2 ▲ 45.7
44 高橋大輔 プロ ▲ 58.9 68.8 30.2 ▲ 66.0 ▲ 22.8 ▲ 48.7
45 前嶋茂 一般 ▲ 25.7 17.5 1.5 ▲ 54.9 11.9 ▲ 49.7
46 石津寿人 プロ 48.3 ▲ 87.7 ▲ 29.2 ▲ 1.2 20.0 ▲ 49.8
47 岡本和也 プロ ▲ 32.6 2.4 26.4 3.9 ▲ 50.2 ▲ 50.1
48 櫻井栄一 一般 ▲ 52.4 9.2 ▲ 49.9 ▲ 1.9 35.5 ▲ 59.5
49 渡辺洋巳 プロ ▲ 30.2 44.6 ▲ 50.0 ▲ 45.0 20.0 ▲ 60.6
50 堀孔明 一般 ▲ 7.7 ▲ 4.9 ▲ 23.7 ▲ 28.4 3.9 ▲ 60.8
51 渡辺史哉 プロ 14.3 ▲ 56.5 ▲ 51.0 52.5 ▲ 22.7 ▲ 63.4
52 高村龍一 一般 41.9 64.4 ▲ 81.4 ▲ 59.7 ▲ 28.7 ▲ 63.5
53 生方美佐希 一般 ▲ 25.0 15.0 ▲ 34.5 8.3 ▲ 46.3 ▲ 82.5
54 山内紀博 一般 12.1 ▲ 30.3 ▲ 33.6 ▲ 34.9 0.0 ▲ 86.7
55 廣岡璃奈 プロ ▲ 83.4 44.5 ▲ 39.7 50.4 ▲ 70.2 ▲ 98.4
56 土屋幸弘 プロ ▲ 35.8 7.6 ▲ 10.4 ▲ 41.9 ▲ 31.0 ▲ 111.5
57 伊藤裕美子 一般 56.3 ▲ 44.8 ▲ 62.7 ▲ 45.4 ▲ 19.5 ▲ 116.1
58 能瀬美咲 一般 ▲ 16.6 ▲ 20.5 ▲ 44.7 ▲ 31.7 ▲ 5.5 ▲ 119.0
59 横光夏未 一般 ▲ 11.1 ▲ 12.2 ▲ 40.9 ▲ 74.5 14.8 ▲ 123.9
60 栗島有紀 プロ ▲ 37.3 ▲ 73.0 35.2 ▲ 30.2 ▲ 24.4 ▲ 129.7
61 中野一男 一般 ▲ 80.4 ▲ 33.4 ▲ 39.8 29.8 ▲ 20.7 ▲ 144.5
62 安藤真由美 一般 ▲ 82.6 74.6 ▲ 76.0 ▲ 21.8 ▲ 39.9 ▲ 145.7
63 渡部文也 一般 ▲ 49.9 ▲ 8.8 ▲ 32.2 ▲ 10.0 ▲ 58.1 ▲ 159.0
64 加藤拓 一般 ▲ 45.9 21.7 ▲ 57.0 ▲ 50.6 ▲ 46.6 ▲ 178.4
65 吉野潤 一般 27.2 ▲ 13.1 ▲ 74.3 ▲ 58.8 ▲ 69.9 ▲ 188.9
66 村瀬光佳 一般 ▲ 28.4 12.9 ▲ 39.9 ▲ 72.9 ▲ 82.3 ▲ 210.6

第17期静岡プロリーグ 最終節レポート

静岡プロリーグ。
17期を迎えた今期も、前期に引き続きコロナ禍の中一年無事に完走することができた。
静岡支部員の1人として、他地区からの参戦プロに敬意と感謝の意をここに記す。
1年間ありがとうございました。
来期も可能であれば、引き続き宜しくお願い致します。

静岡プロリーグは無論プロだけのリーグ戦ではあるが、同日の午後にはプロアマ混合の静岡リーグも行われている。
熱心なアマチュアの方の姿に我々プロも感嘆、刺激をもらっている。
我々プロの存在意義を示すためにも静岡プロリーグ、静岡リーグは続けていかなければならない。

最終節を迎えた。果たして決勝の椅子は?
1位通過 青島宏樹 +208.9P
2位通過 太田昌樹 +172.9P
3位通過 石津寿人 +152.4P
4位通過 平岡理恵 +149.8P

最終局まで誰が勝つのか分からなかったが、通過が決まった平岡プロのどこかホッとした感じもある笑顔が印象的だった。

前節まで2位につけていた川崎プロは+147.9P 。
その差1.9ポイント。

最終節開始時、ポイント的に青嶋・川崎はかなり有利で、両者とも今期は安定感抜群だっただけに、本当に勝負は分からないと改めて感じた。
(川崎は役満親被りなど不運もあったが・・)

優勝予想が決勝前に上がっているかと思うが、非常に難しい。
この舞台に相応しい素晴らしい熱戦を期待する。

前回プロリーグ覇者として1年間レポートに携わらせていただき、ありがとうございました。

来期も静岡プロリーグを宜しくお願い致します。

(文:鈴木秀幸)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 青嶋宏樹 38.2 93.3 48.3 ▲ 18.9 46.6 ▲ 5.2 12.6 40.1 ▲ 10.4 ▲ 35.7 208.9
2 太田昌樹 ▲ 19.8 30.9 19.0 55.2 ▲ 32.7 ▲ 19.7 127.2 ▲ 33.5 27.5 18.8 172.9
3 石津寿人 28.7 4.2 ▲ 9.4 110.6 ▲ 53.3 ▲ 34.4 44.0 ▲ 8.8 26.0 44.8 152.4
4 平岡理恵 ▲ 24.4 ▲ 36.5 50.4 7.3 ▲ 54.4 32.0 32.9 53.1 85.7 3.7 149.8
5 川崎義之 91.9 ▲ 32.8 36.4 26.5 ▲ 13.2 42.1 81.8 ▲ 22.8 ▲ 27.2 ▲ 34.8 147.9
6 望月雅継 ▲ 15.6 ▲ 24.6 ▲ 1.9 ▲ 6.4 ▲ 8.8 58.5 13.7 8.3 69.2 15.8 108.2
7 斉藤隆 47.0 24.8 24.0 5.4 54.9 11.2 ▲ 62.9 ▲ 42.5 20.3 ▲ 0.8 81.4
8 岡本和也 31.1 ▲ 67.2 22.9 21.4 47.1 ▲ 5.5 23.8 ▲ 35.7 11.5 28.2 77.6
9 安部颯斗 28.8 ▲ 50.4 ▲ 3.3 ▲ 38.3 11.9 45.8 ▲ 5.8 60.0 ▲ 11.9

25.5

62.3
10 中寿文 ▲ 39.1 58.1 43.3 ▲ 18.1 25.4 ▲ 36.9 ▲ 30.0 36.0 24.9 ▲ 32.8 30.8
11 大橋幸正 32.4 ▲ 86.3 37.4 ▲ 5.2 ▲ 16.4 ▲ 18.8 35.9 55.4 ▲ 39.1 7.1 2.4
12 渡辺史哉 ▲ 38.8 39.1 ▲ 39.7 ▲ 50.1 29.1 42.5 ▲ 56.2 26.7 0.0 46.7 ▲ 0.7
13 ダニエルモレノ 18.2 13.5 ▲ 54.1 23.1 22.6 42.4 6.8 39.9 ▲ 52.7 ▲ 60.8 ▲ 1.1
14 渡辺洋巳 24.9 ▲ 26.5 ▲ 45.3 ▲ 10.8 ▲ 6.8 7.4 35.1 3.1 ▲ 10.8 11.6 ▲ 18.1
15 平野敬悟 ▲ 25.1 21.9 49.8 37.8 26.0 ▲ 50.4 ▲ 56.3 ▲ 36.8 ▲ 47.8 53.4 ▲ 27.5
16 小林正和 75.1 46.9 ▲ 28.5 ▲ 73.7 11.7 ▲ 38.6 ▲ 16.8 ▲ 9.5 ▲ 0.3 1.8 ▲ 31.9
17 高橋大輔 ▲ 9.0 ▲ 23.7 11.4 14.2 34.3 ▲ 39.7 ▲ 17.3 25.6 ▲ 19.6 ▲ 11.7 ▲ 35.5
18 鈴木秀幸 ▲ 58.7 15.1 ▲ 9.6 32.8 ▲ 0.5 ▲ 81.5 5.3 13.9 34.6 6.6 ▲ 42.0
19 杉村泰治 17.8 18.3 ▲ 23.5 ▲ 44.4 28.3 71.5 ▲ 86.7 ▲ 69.3 26.7 4.1 ▲ 57.2
20

鈴木郁孝 ▲ 41.2 ▲ 90.3 5.8 45.8 ▲ 34.3 53.0 ▲ 15.3 16.6 ▲ 31.0 31.4 ▲ 59.5
21 鷲見隼人 49.5 21.5 ▲ 5.7 ▲ 38.0 ▲ 28.4 ▲ 15.6 61.1 ▲ 29.4 ▲ 36.9 ▲ 49.4 ▲ 71.3
22 栗島有紀 ▲ 7.9 ▲ 7.3 ▲ 8.2 ▲ 55.1 ▲ 13.2 ▲ 7.3 39.3 ▲ 14.2 3.4 ▲ 31.1 ▲ 101.6
23 島﨑涼 ▲ 12.4 ▲ 45.2 ▲ 9.0 11.5 ▲ 19.3 ▲ 47.8 ▲ 10.3 ▲ 57.3 110.3 ▲ 33.0 ▲ 112.5
24 京平遥 ▲ 47.3 41.5 ▲ 35.6 13.4 ▲ 27.7 15.8 ▲ 75.4 ▲ 31.5 ▲ 11.0 39.4 ▲ 118.4
25 土屋幸弘 ▲ 80.2 59.1 ▲ 54.3 7.5 36.7 ▲ 11.3 ▲ 57.1 21.3 ▲ 63.5 10.6 ▲ 131.2
26 天音まこと ▲ 24.8 58.9 ▲ 13.2 ▲ 39.5 ▲ 42.0 ▲ 52.3 ▲ 38.0 26.6 ▲ 34.3 ▲ 37.7 ▲ 196.3
27 廣岡璃奈 ▲ 40.3 ▲ 78.3 ▲ 7.4 ▲ 16.0 ▲ 27.6 1.8 7.6 ▲ 35.3 ▲ 46.6 ▲ 44.7 ▲ 286.8

第38期鳳凰位決定戦三日目レポート

【佐々木は▲16Pで首位キープ 古川がトータル2位浮上】

 

 

佐々木寿人(現鳳凰位)
古川孝次
黒沢咲
前田直哉

上記4名によって行われている今期鳳凰位決定戦、2022/1/30(日)に行われた3日目の模様をお届けする。

 

 

初日は佐々木が+58P。2日目にさらにポイントを伸ばして+93.2Pの1人浮き。このまま首位を直走るのか?それとも逆転があるのか?注目の後半戦に突入した。

 

 

【9回戦】

東3局。黒沢がカン三万から五万を引いて高め456三色のリーチ。すぐに六万ツモで4,000オールのアガリ。

 

 

オーラスは親番前田がリーチピンフツモドラ、2,600オールで浮きの2着となった。

 

 

【10回戦】

東1局に佐々木がダブ東ドラの7,700をアガってリード。

 

 

次局黒沢が六万九万リーチ。

 

 

これを受けた佐々木は四筒七筒のピンフでヤミテンを入れていたが、延べ単騎の六筒九筒に変えて追っかけリーチを打つ。強い待ちに受けてツモりに行く佐々木らしい選択だが、この局は裏目に出る。
古川が佐々木の現物九万を選んで黒沢に5,200は5,500(+1,000)の放銃。現状佐々木が最も優勝に近い。これ以上アガられる訳にはいかない。身体を張って止めた古川は着実に点棒を集め、南1局には牌譜解説でも取り上げられた古川らしい打ち回し。

 

 

手牌には不要な一筒を重ねた所で自分から7枚見えの四万を先切り。後のリーチに押し返すための守備の一打。やはり2軒リーチが飛んで来るが、黒沢の四索を捕らえて1,000(+2,000)のアガリ。
自分で少しずつ波を起こした古川、ついに南2局の親番でビッグウェーブに乗り

 

 

佐々木から八索直撃。11,600は11,900のアガリで価値あるトップラスを決める。

【11回戦】

しかし、今期の佐々木は回復力が凄い。東2局1本場で10回戦のラスを払拭する11,600は11,900のアガリ。マイナスした次の半荘で必ず浮いて来るため点差が詰められない。

 

 

オーラスは古川が発ポン、白ポン、ダブ南ポン。4役ホンイツで3,100・6,100(+1,000)古川が逆転トップを取り、11回戦が終了。

 

 

【12回戦】

南1局。前田が黒沢の親リーチを受けつつ、タンヤオイーペーコードラドラのカン七筒で8,000(+1,000)のアガリ。12回戦トップを取る。
 

 

南2局には佐々木が浮きに回る七対子ドラドラのアガリで2着をキープ。

 

 

佐々木が1人浮きをキープしたまま3日目が終了。連覇に向けて視界良好。
古川がマイナスをほぼ返して2番手に。このポイント差を古川はどう攻略するのか?
前田はポイントが伸ばせなかったが、残り4回で届きうる差で最終日へ。
黒沢は厳しい条件戦となってしまうが、彼女にはここからでも或いはという期待もある。

 

 

第38期鳳凰位決定戦 最終日は
2022/2/6(日) 14:00

実況 古橋崇志
解説 勝又健志・一井慎也

初戦13回戦の佐々木の順位は最初の見所となるだろう。次回、いよいよ鳳凰位が決定する。

放送はこちらからご覧いただけます!

第4期雪華王決定戦 北海道プロリーグ決勝レポート

【雪華王決定 優勝は西野拓也!】

2022年1月26日(水)、第4期雪華王決定戦は平日の朝10:00開始というイレギュラーなスケジュールで行われた。

加藤晋平 (現雪華王)

 

西野拓也

 

中村瞬

 

野々川博之

 

実況 日吉辰哉
解説兼審判 瀬戸熊直樹
解説 喜多清貴(北海道本部長)

 

 

【1回戦】

加藤9巡目に以下の手牌。一通を強く見てマンズを切っていくが、三万四万五万が河に並んでしまう。六索九索延べ単騎リーチなら2,000・3,900のアガリがあった格好だ。

 

 

その後、親番の野々川にリーチが入るが、加藤は七万を勝負し、野々川7,700のアガリ。1局目にして明暗がくっきり分かれた。

 

 

1本場は中村が白中チャンタの5,200は5,500をアガって親番を持って来ると

 

 

リーチピンフツモドラドラ4,000オールのツモアガリで一気に抜け出す。

南1局。加藤がタンヤオ七対子、八索単騎でリーチ。七索が3枚見えていて狙い目の牌だ。

 

 

親番野々川もトイツ手を見ていて、加藤と同じく狙い目の八索を構想通り重ねていた。しかし加藤のリーチを受けた巡目にメンツ手に切り替わる八万ツモ。メンツ手に切り返しワンチャンスの八索切りで粘ろうとするが、6,400放銃となってしまう。

中村は鳴きもメンゼンも自在に使い分けてアガリを積み上げて61,000点持ち。この親番はオリる気がなかったのかも知れない。加藤がマンズ気配だが四万をツモ切りすると

 

 

加藤にホンイツドラドラ、7,700は8,300の放銃となった。

反撃の狼煙をあげたい加藤。次局に何気なく三万をツモ切ると

 

 

親番西野からロンの声。メンホン発で12,000のアガリ。これは西野のヤミテンが秀逸だった。加藤の手はそれほど整っていなかったので、リーチされたらまず切らなかっただろう。

このメンホンをきっかけに西野が連荘し、中村が毎局アガリに向かうもなかなか親を蹴れないでいた。
両者の勝負手がぶつかったのは南3局4本場。中村はドラ暗刻のツモリ三暗刻二索八万待ちリーチを打つ。

 

 

西野は中メンホンの五筒八筒待ち。
西野が4,400オール(+2,000)のツモアガリで中村に並び、南3局15,800点持ちからの大逆転で1回戦トップを飾った。

 

【2回戦】

2回戦の勝負所は南1局。加藤がピンフドラドラ、高め345三色の三万六万リーチ。

 

 

すぐに西野も中六索待ち。一度はヤミテンに構えるが、3巡後にツモ切りリーチし、高めの中ツモ。3,900オール(+1,000)で西野が2連勝。

 

【3回戦】

3回戦は野々川が七対子ドラドラ、北単騎リーチ。8,000のアガリでリードすると

 

 

オーラスも一通ドラのリーチ。ペン七索をツモって2,000・4,000(+1,000)の加点で野々川がトップ。
西野は浮きの2着をキープし、大きなリードを持って最終戦へ。

 

 

【最終4回戦】

東1局。親番の中村がリーチタンヤオピンフツモ三色ドラ、6,000オールのツモアガリを決めるが、まだ40ポイント以上の差がある。

 

 

西野とトップラスを作ってから、点棒を稼いで大逆転を狙いたいのは追いかける3者の共通意識だが、その西野が2巡目リーチ。1,100・2,100(+2,000)のツモアガリでラス抜けする。

 

 

南1局。西野が客風の東をポンして2巡目テンパイ。発の片アガリ。ここに親番中村がリーチを被せる。

 

 

西野はオリなかった。歯を食いしばってドラの五筒も押した。さらに無筋の六索も勝負し、中村に11,600を打ち上げる。まるでオリたら即負けと思っているかのような気合いの入った放銃だった。

南2局2本場。七対子ドラドラ七筒単騎を2番手の中村から直撃で逆転の芽を摘む。

 

 

オーラス、中村は三倍満直撃条件。野々川と加藤はダブル役満直撃条件となったが、全員ノーテンで流局。
第4期雪華王は西野拓也に決定した。

 

 

第4期雪華王 最終結果

優勝 西野拓也
2位 中村瞬
3位 野々川博之
4位 加藤晋平

加藤「鍛錬不足は感じましたが、やりたい事は出来た。悔いがないと言えば嘘になりますが、またこの場に戻って来られるように見つめ直して頑張りたいと思います。」

野々川「1回戦の八索単騎放銃の後、ダメージを追った中での過ごし方に工夫が足りなかったと思う。来年も決勝卓に来られたら地方のベテランに勇気が与えられるかと思います。」

中村「初めての映像対局は緊張せず打てましたが、途中勿体ない放銃(加藤に打った四万など)もあったかなと思います。また来年戻って来られるように頑張ります。」

 

 

西野「実は数週間くらいずっと調子が悪く気持ちもブレてしまっていたのですが、(仲間に)練習に付き合ってもらって。開き直って自分らしく攻め切ろうという気持ちになれた。明らかに巡りは良かったので弱気にならないようにと思っていました」
「地方チャンピオンズシップは1回戦で勝てていないので、まずはそこをクリア出来るよう練習します。」

 

 

第12期グランプリMAXレポート 編集部

第12期グランプリMAXの季節がやってきました。
佐々木寿人の鳳凰位連覇が決まり、地方チャンピオンシップ優勝者が決まれば、グランプリ出場者が全て決定します。
このグランプリMAXは、各タイトル戦に応じたポイントを1年間加算し、タイトルホルダー、九段選手、ポイント上位者だけが出場することが出来るタイトル戦となっています。
それでは現時点での組み合わせと今期の主な戦績です。

 

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一次予選
2/14(月)A卓
森山茂和  (九段シード)
蒼山秀佑  (13位14580P 王位戦準優勝、十段戦九段戦、鸞和戦B16)
二階堂亜樹 (14位14490P 女流日本シリーズ、王位戦B16、プロクイーンB8)
藤島健二郎 (23位12200P A2リーグ準優勝、鸞和戦ベスト16)

2/15(火)B卓
伊藤優孝  (マスターズB56、十段戦B8、王位戦B72)
黒沢咲   (12位14900P A1リーグ4位)
勝又健志  (15位14400P A1リーグ6位、鸞和戦B8)
吉田直   (22位12400P A1リーグ11位、)

2/16(水)C卓
前原雄大  (九段シード)
HIRO柴田  (11位15600P A1リーグ5位、マスターズB56、十段戦九段戦)
紺野真太郎 (16位14400P A1リーグ13位、王位戦B72、鸞和戦3位)
仲田加南  (21位12560P 女流桜花準優勝、十段戦九段戦、プロクイーンB16、マスターズB56)

2/17(木)D卓
ともたけ雅晴(九段シード 十段戦B16、王位戦B72)
石川遼   (新人王優勝)
杉浦勘介  (17位13700P A1リーグ9位、十段戦B16)
山田浩之  (20位12700P マスターズB56、十段戦九段戦、王位戦B72)

2/18(金)E卓
古川孝次  (九段シード  A1リーグ2位)
地方チャンピオンシップ優勝者
内川幸太郎 (18位13200P マスターズB56、十段戦B16、王位戦B72)
一井慎也  (19位13100P A2リーグ優勝、マスターズB28)

二次予選
2/21(月)A卓
二階堂瑠美 (プロクイーン優勝、王位戦B16)
近藤久春  (10位15800P A1リーグ10位、マスターズB8、十段戦九段戦、王位戦B72)
A卓1位
C卓2位

2/22(火)B卓
魚谷侑未  (女流桜花優勝、鸞和戦優勝、王位戦ベスト32、モンド王座優勝)
沢崎誠   (9位16000P A1リーグ7位、十段戦B8、王位戦B32)
A卓2位
D卓1位

2/23(水)C卓
前田直哉  (3位18400P A1リーグ3位、王位戦B72)
藤崎智   (8位17500P A1リーグ8位、マスターズB16、十段戦B16、王位戦B72、モンド名人戦)
B卓1位
D卓2位

2/24(木)D卓
小林正和  (4位18260P JPMLWRCリーグ優勝、王位戦B72)
藤原隆弘  (7位17620P 十段戦3位、王位戦B72)
B卓2位
E卓1位

2/25(金)E卓
森下剛任  (5位17960P 王位戦3位、JPMLWRCリーグ3位、十段戦九段戦)
三浦智博  (6位17900P B1リーグ優勝、十段戦準優勝、マスターズB56)
C卓1位
E卓2位

ベスト16
2/28(月)A卓
本田朋広  (前期グランプリMAX マスターズB56、十段戦B16)
A卓1位 D卓2位 E卓1位

3/1(火)B卓
佐々木寿人 (鳳凰位、王位戦4位、マスターズB56、鸞和戦B16)
A卓2位 D卓1位 E卓2位

3/2(水)C卓
荒正義   (十段位、王位戦B72)
柴田吉和  (2位22200P B1準優勝、十段戦4位、マスターズB28、王位戦B72、鸞和戦4位)
B卓1位 C卓2位

3/3(木)D卓
渡辺史哉  (王位)
瀬戸熊直樹 (1位30800P 最強位、マスターズB8、十段戦5位、A1リーグ14位)
B卓2位 C卓1位

(ポイント表はこちらです)

 

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ベスト8A卓3/7(月)
ベスト8B卓3/8(火)
決勝3/19(土)3/26(土)   
 
2月14日16:00より一次予選から全て日本プロ麻雀連盟チャンネルで放送されます。
お楽しみに!

天空麻雀23女性大会レポート 伊達朱里紗

みなさまこんにちは!伊達朱里紗です。
この度初めて天空麻雀に出演させて頂くことになりました。

 

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A卓に魚谷侑未、二階堂亜樹、高宮まり、伊達朱里紗。
B卓に黒沢咲、宮内こずえ、岡田紗佳、川原舞子。

実は番組の収録前、岡田さんに「初参加の人はもうずーっと予選を突破してないんだよ」と、なんとも不吉なジンクスを聞かされておりました(汗)
今回で言うと、初参加は私伊達朱里紗と、第15期女流桜花の川原舞子さん。

なんとかこのジンクスを突破したかったのですが…

A卓オーラスを2番手で迎えた私は、親番の魚谷さんのリーチと亜樹さんの押し返しになすすべなく…
A卓は高宮さんと亜樹さんの勝ち上がりとなりました。

2人抜けのルールは先にリードしていても、どこかで戦わないとどうしても捲られてしまうんだなあと強く反省した半荘となりました。

さらにB卓は宮内さんと岡田さんの勝ち上がり。
川原さんは後方から上位陣をかなり追い込みましたが、初参加の人が予選を突破出来ないというジンクスは破られないままとなりました。

そして決勝戦。
起家から高宮まり、二階堂亜樹、岡田紗佳、宮内こずえというカードです。

東1局。
亜樹がカンチャンから引き入れて三筒六筒九筒のリーチ・赤、三筒をツモって裏ドラが六索で2,000・4,000の好スタートとなりました。

八万四索六索六索七索八索四筒赤五筒六筒七筒八筒発発  ツモ五索  ドラ六万

東2局。
岡田が先制リーチのリーチ・赤・ドラ。

一万二万三万五万六万三索四索赤五索八索八索八索三筒四筒  ツモ四筒  ドラ三索

そこに親の亜樹が無筋の九筒二筒をプッシュし追っかけリーチに出ます。

四万五万六万三索四索五索七索九索一筒一筒一筒二筒四筒  ツモ四筒

カン八索待ちですが、八索は岡田に暗刻。
山に1枚あったものの、結果は岡田が七万をツモり2,000・4,000。
先ほど満貫をアガった亜樹からリーチ棒も回収、親かぶりをさせトップ目に立ちます。

東3局。親番の岡田にドラドラのチャンス配牌。
6巡目にテンパイ。五万にくっつけて好形変化を狙ってのテンパイ外しもありましたが、1切れの一筒とドラの三筒待ちシャンポンでそのままリーチを敢行。

五万七索七索八索八索九索一筒一筒三筒三筒西西西  ツモ六索  ドラ三筒

そこに高宮が追いつき東七筒のシャンポンで追いかけリーチ。

四万五万七万八万九万二筒四筒五筒六筒七筒七筒東東  ツモ三万

結果は高宮が東をツモアガリ1,000・2,000。

ここまで亜樹、岡田、高宮がそれぞれツモアガリ、3者が一歩も譲らない展開。
そこにまだアガりの無い宮内という構図です。

そして東4局。

宮内の2巡目。

五万赤五万二索三索三索八索一筒二筒四筒五筒北白白  ツモ三筒  ドラ七索

三筒ツモで一気に手が引き締まります。
そこに亜樹の仕掛け。

五万五万六万九万九万五索赤五索七索九索西中  ポン発発発

現状3,900とそこそこの打点。さらに赤やドラを引けば満貫まで見えます。
が、亜樹はポン出し五万を選択。めいいっぱい打点というよりはかわすことが出来てもOK、安全度は失わないようにという仕掛けに見えます。

さらに高宮から出た九万をポン。
中を残せば重ねての打点や相手の手配を縛る効果も期待できますが、生牌の中を打って場に1枚切れの西を手に残したことからも亜樹の守備意識の高さが伺えます。

この2フーロに亜樹の上家の高宮も対応。
亜樹から出た中を鳴かずに、中のトイツ落としに入ります。

三万四万六万七万八万六索四筒六筒六筒八筒八筒中中  ツモ四索

さらに岡田もこの形で五索を持ってきます。

二万四万一索一索七索八索九索五筒赤五筒五筒七筒九筒九筒  ツモ五索

亜樹の河は
一万 上向き東一索 上向き五万 上向き八万 上向き二万 上向き
中二筒 上向き七筒 上向き

五索はドラまたぎの牌でしかも生牌。
リャンメン待ちでもトイトイだとしてもかなり厳しい牌です。
ここで岡田は冷静に、しかしベタ降りはしない九筒のトイツを1枚切って形をキープ。
赤とドラを持っているだけに、テンパイすれば五索も勝負の構えでしたが、さらに生牌の白を持ってきて回らされます。

岡田、高宮が亜樹の仕掛けに対応したことで、親の宮内にも時間が出来ます。

10巡目

五万赤五万二索三索八索八索二筒三筒四筒四筒五筒白白

まだ2シャンテンですが、チャンスをものに出来るか。
はたまた亜樹がアガリ切るのか、もしくは回った岡田、高宮の復活があるのか…

そして白熱の闘いは南場へ。

全てが決するオーラス、本当に、本当に、本っ当に…!!!!
とんでもないことが起こります。
見逃し厳禁。皆さま、ぜひ刮目してご覧下さい!!!

天空麻雀

女流プロ決勝放送予定(再放送)
10(木)13:00- /17(木)19:30-

第33期中部プロリーグ 決勝レポート

杉村泰治、オーラスで大逆転優勝!第33期中部プロリーグ決勝戦レポート

1月25日(火)、第33期中部プロリーグ決勝戦が放送された。

 

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対局者は、初優勝を狙う大橋幸正に対し、優勝経験のある寺戸孝志、杉村泰治、小野雅峻という4名。
まず優勢に立ったのは、26期優勝の小野。1回戦に中ホンイツの2,600オール、2回戦でリーチピンフ三色の7,700という勝負手を決め、素点は小さいながらも連続のトップを決めた。

 

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一方、2着には2回とも杉村がつけ、トータルポイントは縦長の展開に。小野は3回戦で浮きを確保すればかなり有利になるところであったが…

 

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東3局2本場に杉村へ、南3局2本場に大橋へドラ暗刻の放銃。
一人沈みの4着となってしまい、最終戦を迎えてトータルトップは3連続2着の杉村。
全員に十分優勝の可能性がある条件となった。
最終戦は決定打が出ないまま南場へと進んだが、ここでも均衡を破ったのは小野。南1局、全員テンパイを制し3,900のアガリで連荘。

 

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さらに1本場、終盤にテンパイを入れると、優勝を大きく引き寄せる4,000オール!

 

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これでオーラス時点では2位の親番・杉村まで20P差。追い詰められた杉村だが、南4局、7巡目に渾身のドラ単騎でのチートイツリーチ!

 

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リーチ時点で山に1枚の六筒であったが…最後の1枚は、杉村を待っていたかのように次のツモに眠っていた。
優勢な立場から一転、マンガンツモ条件を押し付けられた小野は、1本場で条件を満たすテンパイを果たすもツモることはできず。杉村が29期以来、3度目の優勝を果たした。
 

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「頑張りますのでこれからもよろしくお願いします」

優勝の杉村は2/12(土)放送の地方チャンピオンシップへ勝ち上がりとなる。こちらもぜひご注目ください!

(文・浜野太陽)

第20期太閤位決定戦レポート

第20期太閤位決定戦に出場した選手は

 

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横山毅・高谷圭一・山中翼・吉本卓矢の4名。

1回戦から抜け出したのは公式ルール年間打数世界一を自負する山中。

 

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234の三色決め打ちして二筒四筒六筒八筒から六筒を先打ち。

 

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狙い通り三色でテンパイすると六筒八筒の切り順が効いてトップ目の高谷から討ち取り。
このアガリを切っ掛けに5局連続のアガリを決めた山中が高谷を逆転しての大きなトップを奪い、決定戦をリードしていきます。

 

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我慢の選択が続いていたベテランの横山は失点を最小限にするオーラスでの凌ぎを見せるも、短期勝負の4回戦の中で浮上することが出来ず。

 

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3回戦は接戦で迎えたオーラス。
横山と同じく苦しんでいた吉本は現状トップ目ながらトータルポイントを考え、親で更なる加点を狙って三色でリーチを掛けると

 

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ダマテンが入っていた高谷・山中は迂回。

 

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直前までのロン牌を吉本から切られた山中は、それを仕掛けて中膨れの単騎待ちでテンパイ。

 

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山に1枚残っていた七万を吉本が掴んで山中が一人浮きのトップとなりました。

3回戦オーラスの僥倖とも言えるアガリで優勢を維持して最終戦に入った山中は順調に東場を消化して残り一周。
南1局に6本場まで粘る二番手高谷を

 

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ダマテンのピンフをアガって自力で親を落とすことに成功。

高谷は残り3局で満貫ツモ3回必要となり、連覇への道が途絶えたかに見えましたが

 

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ツモ三暗刻ドラ3のハネ満で塞がれかけた道を切り開くと

 

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南3局で山中から満貫を直撃。

 

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タイトル戦史上初となる全員プラスマイナス45.6ポイントのオーラスを迎えました。

 

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太閤位高谷の執念に背中を掴まれた山中でしたが連荘の末、追いすがる王者を正面から打ち破り決着。

 

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第20期太閤位に山中翼が輝きました。

<第20期太閤位決定戦成績>
山中+83.4P 高谷+22.0P 吉本▲50.8P 横山▲54.6P

(文:越野智紀)

巣鴨本部道場 2022年1月度プロアマオープン大会成績表 1月度最終成績(※プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 くまっち 26 409.7
2 松村祐輔 22 306.5
3 ラッキースリー 64 271.4
4 じゅんじゅん 35 230.9
5 かずや☆雀アカ 60 221.5
6 有田将之 40 217.7
7 丹野賢一 21 208.8
8 中村健二 17 201.3
9 加藤はるみ 77 199.8
10 きのぴー 18 195.8
11 西角健二 40 195
12 藤次祐紀 68 190.5
13 Andy-San 41 166
14 KAI 17 153.9
15 仲田浩二 17 145.3
16 グリーンマン 31 143.3
17 ルギア 22 140
18 金山二郎 33 136.5
19 譜久島広光 18 133
20 ホズミ 17 129.3
21 チャヤまん 30 127.4
22 キモト 31 118.6
23 中村 85 113.6
24 岡本浩一 50 110
25 宮村信 19 109.7
26 葭葉 16 101.1
27 岩渕信明 24 93.1
28 青木保則 18 89.1
29 太田久雄 30 85.2
30 高橋大輔 16 75.8
31 なーちゃん 33 71.2
32 厚地 20 63
33 もぐ 16 62.9
34 シマカタ 23 62.6
35 福永雄介 18 58.7
36 井出博幸 36 47.7
37 ひろりん 17 45.1
38 稲熊勝明 31 40.2
39 藤原隆弘 39 39.2
40 加藤鳩 24 26.5
41 山田樹 32 19.3
42 岡ちゃん 40 16.3
43 立岩知朗 21 9.7
44 こしの 22 1.1

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 極楽7 9 173.4
2 岡本浩一 13 160.4
3 くまっち 10 128.9
4 藤原隆弘 9 121.8
5 松島桃花 15 80
6 かずや☆雀アカ 13 74.3
7 後藤竜司 8 70
8 太田久雄 9 62.7
9 門垣寛 14 62
10 グリーンマン 16 60.3
11 ラッキースリー 15 57.9
12 チャヤまん 9 57.4
13 加藤はるみ 19 55.2
14 mei 11 43.3
15 中村 18 39.3
16 岡ちゃん 9 26.7
17 ルギア 18 25.9
18 加藤恵美子 16 24.1
19 宗形周平 12 13.1
20 市川幹人 19 11.4
21 大石隆也 9 10.6
22 藤次祐紀 16 3

 

 

 

 

 

道場ポイントランキング

順位 名前 1WRC 1公式 2WRC 2公式 3WRC 3公式 4~6 合計
1 くまっち 400 62.5 0 0 0 0 0 462.5
2 松村祐輔 300 0 0 0 0 0 0 300
3 ラッキースリー 250 30 0 0 0 0 0 280
4 かずや☆雀アカ 190 45 0 0 0 0 0 235
5 じゅんじゅん 200 0 0 0 0 0 0 200
6 丹野賢一 170 23.25 0 0 0 0 0 193.25
7 有田将之 180 0 0 0 0 0 0 180
8 加藤はるみ 150 29.5 0 0 0 0 0 179.5
9 岡本浩一 98 75 0 0 0 0 0 173
10 中村健二 160 0 0 0 0 0 0 160
11 グリーンマン 115 35 0 0 0 0 0 150
12 藤次祐紀 119 25 0 0 0 0 0 144
13 ルギア 114 28.5 0 0 0 0 0 142.5
14 きのぴー 140 0 0 0 0 0 0 140
15 太田久雄 93 40 0 0 0 0 0 133
16 チャヤまん 101 29.75 0 0 0 0 0 130.75
17 藤原隆弘 79 50 0 0 0 0 0 129
18 中村 99 29 0 0 0 0 0 128
19 西角健二 120 0 0 0 0 0 0 120
20 Andy-San 118 0 0 0 0 0 0 118
21 KAI 117 0 0 0 0 0 0 117
22 仲田浩二 116 0 0 0 0 0 0 116
23 高橋大輔 92 23.5 0 0 0 0 0 115.5
24 金山二郎 113 0 0 0 0 0 0 113
25 譜久島広光 112 0 0 0 0 0 0 112
26 なーちゃん 87 24.5 0 0 0 0 0 111.5
27 ホズミ 111 0 0 0 0 0 0 111
28 シマカタ 84 24.25 0 0 0 0 0 108.25
29 井出博幸 82 21.75 0 0 0 0 0 103.75
30 岡ちゃん 72 28.75 0 0 0 0 0 100.75
31 極楽7 0 100 0 0 0 0 0 100
32 キモト 100 0 0 0 0 0 0 100
33 後藤竜司 57 42.5 0 0 0 0 0 99.5
34 加藤恵美子 69 28.25 0 0 0 0 0 97.25
35 宮村信 97 0 0 0 0 0 0 97
36 葭葉 96 0 0 0 0 0 0 96
37 岩渕信明 95 0 0 0 0 0 0 95
38 青木保則 94 0 0 0 0 0 0 94
39 市川幹人 66 27.75 0 0 0 0 0 93.75
40 厚地 86 0 0 0 0 0 0 86
41 もぐ 85 0 0 0 0 0 0 85
42 mei 54 29.25 0 0 0 0 0 83.25
43 福永雄介 83 0 0 0 0 0 0 83
44 ひろりん 81 0 0 0 0 0 0 81
45 稲熊勝明 80 0 0 0 0 0 0 80
46 加藤鳩 78 0 0 0 0 0 0 78
47 山田樹 73 0 0 0 0 0 0 73
48 立岩知朗 71 0 0 0 0 0 0 71
49 こしの 70 0 0 0 0 0 0 70
50 大野剛史 68 0 0 0 0 0 0 68

第17期 静岡プロリーグ 最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 青嶋宏樹 38.2 93.3 48.3 ▲ 18.9 46.6 ▲ 5.2 12.6 40.1 ▲ 10.4 ▲ 35.7 208.9
2 太田昌樹 ▲ 19.8 30.9 19.0 55.2 ▲ 32.7 ▲ 19.7 127.2 ▲ 33.5 27.5 18.8 172.9
3 石津寿人 28.7 4.2 ▲ 9.4 110.6 ▲ 53.3 ▲ 34.4 44.0 ▲ 8.8 26.0 44.8 152.4
4 平岡理恵 ▲ 24.4 ▲ 36.5 50.4 7.3 ▲ 54.4 32.0 32.9 53.1 85.7 3.7 149.8
5 川崎義之 91.9 ▲ 32.8 36.4 26.5 ▲ 13.2 42.1 81.8 ▲ 22.8 ▲ 27.2 ▲ 34.8 147.9
6 望月雅継 ▲ 15.6 ▲ 24.6 ▲ 1.9 ▲ 6.4 ▲ 8.8 58.5 13.7 8.3 69.2 15.8 108.2
7 斉藤隆 47.0 24.8 24.0 5.4 54.9 11.2 ▲ 62.9 ▲ 42.5 20.3 ▲ 0.8 81.4
8 岡本和也 31.1 ▲ 67.2 22.9 21.4 47.1 ▲ 5.5 23.8 ▲ 35.7 11.5 28.2 77.6
9 安部颯斗 28.8 ▲ 50.4 ▲ 3.3 ▲ 38.3 11.9 45.8 ▲ 5.8 60.0 ▲ 11.9 25.5 62.3
10 中寿文 ▲ 39.1 58.1 43.3 ▲ 18.1 25.4 ▲ 36.9 ▲ 30.0 36.0 24.9 ▲ 32.8 30.8
11 大橋幸正 32.4 ▲ 86.3 37.4 ▲ 5.2 ▲ 16.4 ▲ 18.8 35.9 55.4 ▲ 39.1 7.1 2.4
12 渡辺史哉 ▲ 38.8 39.1 ▲ 39.7 ▲ 50.1 29.1 42.5 ▲ 56.2 26.7 0.0 46.7 ▲ 0.7
13 ダニエルモレノ 18.2 13.5 ▲ 54.1 23.1 22.6 42.4 6.8 39.9 ▲ 52.7 ▲ 60.8 ▲ 1.1
14 渡辺洋巳 24.9 ▲ 26.5 ▲ 45.3 ▲ 10.8 ▲ 6.8 7.4 35.1 3.1 ▲ 10.8 11.6 ▲ 18.1
15 平野敬悟 ▲ 25.1 21.9 49.8 37.8 26.0 ▲ 50.4 ▲ 56.3 ▲ 36.8 ▲ 47.8 53.4 ▲ 27.5
16 小林正和 75.1 46.9 ▲ 28.5 ▲ 73.7 11.7 ▲ 38.6 ▲ 16.8 ▲ 9.5 ▲ 0.3 1.8 ▲ 31.9
17 高橋大輔 ▲ 9.0 ▲ 23.7 11.4 14.2 34.3 ▲ 39.7 ▲ 17.3 25.6 ▲ 19.6 ▲ 11.7 ▲ 35.5
18 鈴木秀幸 ▲ 58.7 15.1 ▲ 9.6 32.8 ▲ 0.5 ▲ 81.5 5.3 13.9 34.6 6.6 ▲ 42.0
19 杉村泰治 17.8 18.3 ▲ 23.5 ▲ 44.4 28.3 71.5 ▲ 86.7 ▲ 69.3 26.7 4.1 ▲ 57.2
20 鈴木郁孝 ▲ 41.2 ▲ 90.3 5.8 45.8 ▲ 34.3 53.0 ▲ 15.3 16.6 ▲ 31.0 31.4 ▲ 59.5
21 鷲見隼人 49.5 21.5 ▲ 5.7 ▲ 38.0 ▲ 28.4 ▲ 15.6 61.1 ▲ 29.4 ▲ 36.9 ▲ 49.4 ▲ 71.3
22 栗島有紀 ▲ 7.9 ▲ 7.3 ▲ 8.2 ▲ 55.1 ▲ 13.2 ▲ 7.3 39.3 ▲ 14.2 3.4 ▲ 31.1 ▲ 101.6
23 島﨑涼 ▲ 12.4 ▲ 45.2 ▲ 9.0 11.5 ▲ 19.3 ▲ 47.8 ▲ 10.3 ▲ 57.3 110.3 ▲ 33.0 ▲ 112.5
24 京平遥 ▲ 47.3 41.5 ▲ 35.6 13.4 ▲ 27.7 15.8 ▲ 75.4 ▲ 31.5 ▲ 11.0 39.4 ▲ 118.4
25 土屋幸弘 ▲ 80.2 59.1 ▲ 54.3 7.5 36.7 ▲ 11.3 ▲ 57.1 21.3 ▲ 63.5 10.6 ▲ 131.2
26 天音まこと ▲ 24.8 58.9 ▲ 13.2 ▲ 39.5 ▲ 42.0 ▲ 52.3 ▲ 38.0 26.6 ▲ 34.3 ▲ 37.7 ▲ 196.3
27 廣岡璃奈 ▲ 40.3 ▲ 78.3 ▲ 7.4 ▲ 16.0 ▲ 27.6 1.8 7.6 ▲ 35.3 ▲ 46.6 ▲ 44.7 ▲ 286.8

第38回静岡リーグ(プロアマ混合)最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 片山一哉 一般 80.7 80.0 39.9 ▲ 18.8 ▲ 21.8 160.0
2 大河内茂之 一般 31.8 ▲ 2.0 40.3 58.7 28.8 157.6
3 川崎義之 プロ ▲ 47.7 ▲ 17.5 125.9 70.9 8.6 140.2
4 望月雅継 プロ 23.6 ▲ 33.6 73.7 6.4 67.9 138.0
5 ダニエルモレノ プロ 23.0 36.8 ▲ 13.6 11.3 68.7 126.2
6 山下棟健 一般 88.2 18.9 37.8 ▲ 48.9 21.4 117.4
7 宮地孝尚 一般 15.9 ▲ 19.8 22.0 31.1 66.6 115.8
8 岡田充弘 一般 42.4 18.6 ▲ 5.2 35.9 21.2 112.9
9 天音まこと プロ 14.3 36.8 43.3 18.6 ▲ 2.4 110.6
10 鈴木郁孝 プロ 10.5 39.6 10.2 4.6 42.2 107.1
11 井上一雄 一般 ▲ 16.3 15.5 ▲ 47.6 103.1 51.5 106.2
12 鈴木秀幸 プロ ▲ 31.4 68.0 37.9 6.9 21.3 102.7
13 中寿文 プロ 1.7 ▲ 25.3 32.7 52.3 36.5 97.9
14 斉藤隆 プロ ▲ 21.1 21.4 ▲ 29.2 104.0

14.6 89.7
15 坂本彰光 一般 12.8 ▲ 5.5 63.5 9.7 8.9 89.4
16 舟橋晃 一般 61.5 25.8 ▲ 4.7 11.2 ▲ 12.6 81.2
17 鷲見隼人 プロ 52.6 ▲ 16.3 10.3 17.6 15.3 79.5
18 松清一樹 一般 35.1 44.4 ▲ 11.9 16.3 ▲ 8.5 75.4
19 鈴木勘太 一般 23.1 ▲ 18.5 19.7 13.4 35.3 73.0
20 島﨑涼 プロ ▲ 26.5 ▲ 21.7 68.5 34.0 16.2 70.5
21 青嶋宏樹 プロ ▲ 20.7 34.7 15.6 ▲ 0.4 23.4 52.6
22 小林正和 プロ 1.6 ▲ 1.1 113.2 ▲ 29.8 ▲ 31.6 52.3
23 太田昌樹 プロ 26.3 ▲ 3.0 1.1 ▲ 20.3 47.0 51.1
24 大谷数則 一般 ▲ 52.1 57.5 37.4 15.8 ▲ 16.5 42.1
25 湯本紳介 一般 ▲ 7.9 76.2 7.8 ▲ 60.9 21.6 36.8
26 白井健夫 一般 ▲ 12.8 5.3 0.6 18.6 23.8 35.5
27 鈴木貴仁 一般 14.7 ▲ 11.8 ▲ 12.2 9.9 32.9 33.5
28 安部颯斗 プロ ▲ 30.8 53.8 5.7 ▲ 9.4 11.3 30.6
29 川嵜彬史 一般 12.9 16.4 9.1 ▲ 13.7 4.2 28.9
30 京平遥 プロ 26.9 28.3 22.5 ▲ 14.5 ▲ 45.9 17.3
31 安藤銀一 プロ 24.8 ▲ 40.9 61.0 ▲ 47.7 16.9 14.1
32 鈴木元司 一般 10.9 1.4 0.3 69.3 ▲ 80.5 1.4
33 松本貴仁 一般 ▲ 27.3 ▲ 41.2 ▲ 11.7 0.4 80.4 0.6
34 高橋活 一般 ▲ 22.6 25.9 1.1 1.4 ▲ 7.2 ▲ 1.4
35 西田孝志 一般 9.7 ▲ 60.1 ▲ 15.1 40.4 16.3 ▲ 8.8
36 山田昭裕 一般 11.0 ▲ 18.9 ▲ 48.7 ▲ 3.0 50.6 ▲ 9.0
37 松永誠 一般 ▲ 5.0 ▲ 37.8 27.3 36.6 ▲ 30.8 ▲ 9.7
38 杉村泰治 プロ 31.8 ▲ 9.5 ▲ 59.3 46.6 ▲ 19.6 ▲ 10.0
39 鈴木博直 一般 10.5 ▲ 46.7 ▲ 3.3 29.5 ▲ 3.1 ▲ 13.1
40 伊藤真 一般 ▲ 11.7 ▲ 18.4 50.9 9.9 ▲ 46.1 ▲ 15.4
41 春田篤志 一般 ▲ 24.8 57.6 14.3 16.7 ▲ 83.1 ▲ 19.3
42 平野敬悟 プロ ▲ 39.3 49.5 2.1 ▲ 45.7 8.5 ▲ 24.9
43 金田年伸 一般 6.7 ▲ 32.6 ▲ 22.5 25.9 ▲ 23.2 ▲ 45.7
44 高橋大輔 プロ ▲ 58.9 68.8 30.2 ▲ 66.0 ▲ 22.8 ▲ 48.7
45 前嶋茂 一般 ▲ 25.7 17.5 1.5 ▲ 54.9 11.9 ▲ 49.7
46 石津寿人 プロ 48.3 ▲ 87.7 ▲ 29.2 ▲ 1.2 20.0 ▲ 49.8
47 岡本和也 プロ ▲ 32.6 2.4 26.4 3.9 ▲ 50.2 ▲ 50.1
48 櫻井栄一 一般 ▲ 52.4 9.2 ▲ 49.9 ▲ 1.9 35.5 ▲ 59.5
49 渡辺洋巳 プロ ▲ 30.2 44.6 ▲ 50.0 ▲ 45.0 20.0 ▲ 60.6
50 堀孔明 一般 ▲ 7.7 ▲ 4.9 ▲ 23.7 ▲ 28.4 3.9 ▲ 60.8
51 渡辺史哉 プロ 14.3 ▲ 56.5 ▲ 51.0 52.5 ▲ 22.7 ▲ 63.4
52 高村龍一 一般 41.9 64.4 ▲ 81.4 ▲ 59.7 ▲ 28.7 ▲ 63.5
53 生方美佐希 一般 ▲ 25.0 15.0 ▲ 34.5 8.3 ▲ 46.3 ▲ 82.5
54 山内紀博 一般 12.1 ▲ 30.3 ▲ 33.6 ▲ 34.9 0.0 ▲ 86.7
55 廣岡璃奈 プロ ▲ 83.4 44.5 ▲ 39.7 50.4 ▲ 70.2 ▲ 98.4
56 土屋幸弘 プロ ▲ 35.8 7.6 ▲ 10.4 ▲ 41.9 ▲ 31.0 ▲ 111.5
57 伊藤裕美子 一般 56.3 ▲ 44.8 ▲ 62.7 ▲ 45.4 ▲ 19.5 ▲ 116.1
58 能瀬美咲 一般 ▲ 16.6 ▲ 20.5 ▲ 44.7 ▲ 31.7 ▲ 5.5 ▲ 119.0
59 横光夏未 一般 ▲ 11.1 ▲ 12.2 ▲ 40.9 ▲ 74.5 14.8 ▲ 123.9
60 栗島有紀 プロ ▲ 37.3 ▲ 73.0 35.2 ▲ 30.2 ▲ 24.4 ▲ 129.7
61 中野一男 一般 ▲ 80.4 ▲ 33.4 ▲ 39.8 29.8 ▲ 20.7 ▲ 144.5
62 安藤真由美 一般 ▲ 82.6 74.6 ▲ 76.0 ▲ 21.8 ▲ 39.9 ▲ 145.7
63 渡部文也 一般 ▲ 49.9 ▲ 8.8 ▲ 32.2 ▲ 10.0 ▲ 58.1 ▲ 159.0
64 加藤拓 一般 ▲ 45.9 21.7 ▲ 57.0 ▲ 50.6 ▲ 46.6 ▲ 178.4
65 吉野潤 一般 27.2 ▲ 13.1 ▲ 74.3 ▲ 58.8 ▲ 69.9 ▲ 188.9
66 村瀬光佳 一般 ▲ 28.4 12.9 ▲ 39.9 ▲ 72.9 ▲ 82.3 ▲ 210.6

第10期 JPML WRCリーグ ベスト16C卓レポート

桜川が全連対で荒正義十段位を破りベスト8進出!

ベスト16C卓に出場した選手は

 

 

荒正義・桜川姫子・黒木真生・武田裕希の4名。

 

 

1回戦・2回戦と要所で一発ツモを見せ、リードしていた桜川が

 

 

4回戦を全連対。
悠々と1位通過を決めました。

 

 

良いところまで勝ち残ったトーナメントで荒と同卓すると、そこで必ず敗戦してきた黒木は

 

 

この日は苦手意識を払拭するためなのか、東1局から思い切った攻めを見せ

 

 

タンヤオイーペーコードラ1でリーチを打つと、いきなりの4,000オール。
この後も積極的な攻めを続けて1回戦でトップを奪い好スタートを切りました。

 

 

一方の荒は、1回戦・2回戦と連続でラスを引き、2番手黒木との差が85.1ポイントと前半終わって早くも土俵際。

 

 

敗色濃厚な状況に追いこまれた荒は、3回戦でトップを取って盛り返すと、4回戦でもタンヤオ・トイトイ・ドラ3の跳満をアガって反撃開始。
あと一歩のところまで黒木を追い詰めるも、終盤は黒木・桜川が局を消化して並び変わらず逃げ切って終了。

 

 

武田は読みが上手く嵌らず終始苦しい展開ながら、最終戦は黒木との着順勝負まで差を詰めるも、最終戦の荒への跳満放銃が痛すぎました。

 

 

D卓は3回戦終わって、2番手を100ポイント以上離した原佑典が1位通過。

 

 

熾烈な2番手争いはオーラスまで縺れ、リーチ・ツモ・ピンフ・裏ドラ1の2,600オールをアガった、中村毅が太田優介を突き放して勝ち上がりとなりました。

 

 

<JPML WRCリーグベスト16C卓成績>
桜川+50.8P 黒木▲0.2P 荒▲14.9P 武田▲35.7P

<JPML WRCリーグベスト16D卓成績>
原+55.0P 中村+19.5P 太田▲9.9P 末続▲64.6P

(文:越野智紀)

第232回:プロ雀士インタビュー 菅原千瑛  インタビュアー:藤井すみれ

「麻雀したいなぁ」
「公式ルール打ちたいなぁ」
彼女からの連絡はいつもそんな文章が並ぶ。

第2期桜蕾戦を優勝し、公式戦初タイトルを獲得した菅原千瑛。
なんと4連勝!
というタイトル戦決勝であまり聞いた事のない完勝だった。

そんな彼女の友人でもある私に初めてのインタビューを任せてくれるという。
少しでも魅力が伝われば幸いである。

 

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ひろえおめでとう!

菅原「ありがとうー!!」

プロ10年目で念願の初タイトルだね。
夏に勝てたRTDガールズトーナメントも嬉しかったし、ノリにのってるね。

菅原「そうだねー。本当に嬉しい。RTDの時も色んな人に喜んで貰えて、会長にも「よかったな」って言ってもらえて感動してしまった(笑)
少し前の夕刊フジ杯の個人決勝と、女流モンド新人戦決勝でどちらも勝てなくて本っ当に悔しくて…」

どちらも準優勝だったんだよね。

菅原「夕刊フジは1回戦に四暗刻ツモったのに負けてしまって、女流モンドはチンイツの待ち取りを倍満に受けていればまた違った未来があったから…うーん、でも難しいかなぁ。」

負けた対局をしっかり振り返って糧にできたのはあるよね。

菅原「それはあるねー!」

 

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【プロになったきっかけ】

モンドをずっと見てたんだよね。

菅原「中学生の時から見てたよ。大学生になっても楽しみにしてて、モンド王座で荒さんが優勝したのを見て、カッコイイなぁ。私も強い人と戦ってみたいなぁって。それで、毎月買ってた近代麻雀でプロテストがあるって言うのを知って、応募したの。」

1人で?誰にも相談せず?

菅原「そう。だから周りの誰も私がプロテストに応募したのは知らなかった(笑)」

それはすごい!女性だと麻雀仲間や、プロの知り合いに相談する事が多いのに。

菅原「それで19歳で受けたんだけど、チョンボしてしまったり、筆記もあんまり出来がよくなくて、落ちちゃったのね。でも女流勉強会に誘ってもらって、勉強しながら半年後の試験は合格をめざそう!って事になって、次は合格できたんだ。その勉強してる時にロン2のCMに出させてもらったりしたんだよ。」

ーー「あ、ロン!やったぁ!」
と無邪気に喜ぶひろえ。
あの小島武夫や、若かりし佐々木寿人らも出演する超豪華なCMだ。

【桜蕾戦について】

RTDガールズトーナメントを優勝して、2日後にはもう桜蕾戦の予選が始まったんだよね。

菅原「そうなの。しかも、第1期はWRCルールだったんだけど第2期は公式ルール!めちゃくちゃ嬉しくて、楽しみだったなぁ。やっぱり公式ルールが一番好きだから。」

公式ルール依存性だよね(笑)

菅原「あ!もちろん最強戦ルールもМリーグルールも他のルールも大好きなんだけど、やっぱり特別かなぁ。なのに予選では負けてしまって、推薦を頂けて通過したんだけど、なんかこう…情けなくて本当に悔しかった。」

うんうん。でもきちんと勝ちきって決勝まで行けたからね。
そして決勝では4連勝で、全体的にはもちろん安定していたんだけど、ひとつだけ気になってるところがあるんだよね。

 

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ダブ東とのシャンポンに受けていたところから、悩んだ末に三万六万九万に受け変えたところ。

菅原「そうなの!ただこれは、場面的にも対局者へのリスペクトでもあって、ダブ東が打たれる可能性がかなり低いなぁと。」

満貫テンパイした藤田さんからたまたま東が打たれて、しかもツモられて親かぶりの結果になったんだよね。

菅原「さすがにグラグラきたよー(笑)やってしまったかなぁ?と少し思ったけど、でもそこは自分の選択だからね…」

うん。その半荘をきちんと持ち直してトップがとれたのが、立派でした。
その後も安定してたね。

菅原「うん。もちろん展開が向いたのもあるけど。最後の一牌まで、勝ったって絶対思わないようにしようって。麻雀は何が起こるか分からないって思って打てたのが良かったなぁ。」

【周りの人達】

優勝して、反響はどうだった?

菅原「RTDや桜蕾戦で優勝した時、本当にたくさんの連絡やSNSでのメッセージが貰えて、ありがたかった。あと、お母さんが体調崩していたから優勝でもらったお花をあげたんだけど、実家のトイレにドライフラワーにして飾ってあって『千瑛優勝!』って書いてあるのを見て、あぁ良かったなぁって。ずっと応援してくれてるんだなぁって思ったよ。」

先輩達も皆喜んでくれたね。

菅原「勉強会とか色んな場所で、山井さん・滝沢さん・山田ヒロさん・勝又さん…他にも沢山の人達に教えてもらっていたし、少しでも恩返しがしたいなぁって思ってた。会った時に頑張ってねって言ってもらえたり、一緒に喜んで貰えるのが幸せだね。」

 

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【次の目標】

菅原「女流桜花、いまはBリーグなんだけど、早くAリーグに戻ってゆーみんに挑戦したい。鳳凰位戦もC2リーグだから、10年後までにはAリーグに手が届くようになりたいなぁ。ちょうど亜樹さんが10歳年上で、自分の10年後こうなりたいって考えた時にイメージする事が多いの。麻雀はもちろん、人間性が素晴らしいから。」

それはめちゃくちゃいいね!
素敵な目標の指針だね。
逆に、10年前と比べて自分はどうなった?

菅原「多少の経験を積んで、我慢強くなったかなぁ。視野も広がってきて、全ツ!ってなってた所を踏みとどまれたり、逆にできなかった所で勝負に行けたり。少しだけ自分の型ができてきた気がするよ。」

自信もついてきたかな?

菅原「私つえー!と思う日は多分来ないし、力もまだ足りてない。でも進化して行きたいな。良い結果と良い内容ってどっちかでもダメだから、どちらも残せるようにしたいなぁ。」

【最後に】

菅原「ひろえの麻雀が好きだよ、って言ってもらえるのが一番嬉しくて、力になります。これからもそう言ってもらえるように精進していきますので。応援宜しくお願いします!」

麻雀が大好きで、周りの人が大好きで、10年間ひらすら牌を握ってきた彼女。
友人として、先輩として、麻雀仲間として、本当に誇らしく思う。
これから、更なる活躍をしてくれる事を期待しています!

 

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女流プロ麻雀日本シリーズ2022 第3節レポート

2022年1月29日(土) 女流プロ麻雀日本シリーズ2022第3節、9~12回戦が行われた。

 

 

1~8回戦までの成績はこちら。

 

 

9回戦 宮内こずえ×黒沢咲×二階堂瑠美×内間祐海

 

 

 

 

黒沢が親番で6,000オールを決め5万点を超えるトップに。
瑠美はしっかり2着キープでプラスに。
内間は東4局まではトップ目だったが、放銃がひびき厳しい4着に。
宮内は南2局まで6千点台のラス目だったが満貫などを決め3着で終了。

黒沢 +36.7P
瑠美 +10.0P
宮内 ▲16.1P
内間 ▲30.6P

 

10回戦 黒沢咲×仲田加南×魚谷侑未×二階堂亜樹

 

 

10回戦は上下がハッキリとした展開となったが、魚谷、仲田が高打点や要所でのアガリを決め、ワンツーフィニッシュ。
9回戦では大きいトップだった黒沢だが10回戦目は手が中々入らず厳しい3着に。
一方亜樹は、テンパイまではいくものの中々アガりに結びつかず4着に。

 

 

 

 

魚谷 +37.0P
仲田 +22.1P
黒沢 ▲24.3P
亜樹 ▲34.8P

 

11回戦 二階堂瑠美×魚谷侑未×川原舞子×佐月麻理子

 

 

東場まではラス目だった魚谷だったが、親番で8,000オールを決め一気にトップ目まで行き2連勝。
瑠美はファイティングスタイルでアガリを重ね2着に。
川原は南場までトップ目を維持。
佐月は原点付近で耐えていたが魚谷、瑠美に高打点を決められ3着、4着に。

 

 

魚谷 +24.2P
瑠美 +14.1P
川原 ▲10.2P
佐月 ▲28.1P

 

12回戦 宮内こずえ×仲田加南×川原舞子×岡田紗佳

 

 

12回戦はオーラスまで誰でもトップを目指せる点差に。
宮内はリーチ棒が出たことにより条件を満たし、ヤミテンのピンフをツモアガリトップに。
仲田はオーラスの親番でリーチをかけるが宮内にかわされ3着に。
川原はアガリまでが遠く小さめの4着に。
岡田は親番で四暗刻1シャンテンの配牌をもらうが役満とはならず2着に。

 

 

 

 

宮内 +19.4P
岡田 +8.1P
仲田 ▲5.6P
川原 ▲21.9P

1~12回戦までの成績表はこちら

 

 

2連勝の魚谷が暫定1位に躍り出た。

次回の女流プロ麻雀日本シリーズ2022第4節は
2月4日(土)13時~放送いたします。

ご視聴はこちらから!

 

 

次回の放送もお楽しみ。

(文:鈴木誠)

第4期北陸プロリーグ 第8節レポート

令和4年1月16日
第4期北陸プロリーグの最終節が実施された。

1年に及ぶ長い戦いを勝ち抜いて決勝に進むのは4名。
1位より順に紹介していこう。

見事に首位にて決勝に歩を進めたのは若手の木原。
首位を快走していた藤本を最終節にかわして1位での通過。

「今期は8節ある事で後半に勝負できるよう、前半戦は苦しいポイント状況にならないよう意識して戦いました。今期は第1節に苦戦しましたが、全節でマイナスだったのはその第1節だけだったのが良かったです」

鳳凰位戦でも躍進を続け、知名度も全国に広がりつつある木原。
実力充分、気合の充実した、決勝にふさわしい1名が名を連ねたと言えよう。

「決勝はしっかりと攻めて優勝し、グランプリMAXに挑戦できる次のステージに進みたいです」

決勝の大舞台、さらに次なる高みを見据えた木原は、大いに決勝を盛り上げてくれることだろう。

2位通過は、副支部長の藤本。
北陸プロリーグ4期中4回の決勝進出。もはやその実力は盤石と言って良い。

「今期も決勝に残れて嬉しく思っています」

そう謙虚に語る藤本だが、彼にとっては最低限の仕事だったのかとさえ思えてしまう。
しかし続く言葉は、己が実感ではなく他者への叱咤激励だった。

「木戸、本田。彼らが低順位で終えたことが非常に残念です。個人的に2人の実力は知っているつもりなので。8節というスパンの中で結果を残すことの難しさを改めて感じています」

北陸を牽引する彼の目線は、次代の中心を担う選手へ優しく厳しく注がれている。

「決勝は、誰もが思うことですが、やはり勝ちたいです」
「台頭してきている若手と戦う形ですが、あまり意識せず普段通りこなしていきたいと思います」

必ず決勝に進んでいる藤本だが、戴冠はまだ、無い。
それだけに懸ける思いの強さの伝わってくるコメントである。疑うことなく、優勝予想の本命に来るであろう。

3位通過は、2期連続の決勝進出となった梅本
ルーキーイヤーから連続で結果を出している若武者である。

「前期に比べてマイナスが少ないところを見ると、戦い方が安定してきたのかなと思います。ただ、逆に大きくポイントを叩いた節も無いので、もう一歩踏み込む事が出来ればよりスコアを伸ばせたのかもしれません」

私はデビュー前から彼の麻雀を見てきているが、その成長速度に驚嘆を禁じ得ない。
年齢相応に勝って驕ることもなく、決勝に進んでも反省を怠らない。
彼がその才能を開花させた時、どんな舞台で戦っているのだろうか。先輩として楽しみでならない。

「前回は未熟な麻雀をしてしまったので今回は成長した姿をお見せしたいです。2回目なので緊張していたとか言い訳はできません。無駄なミスを減らして最後まで全力で戦います」

ある意味、彼にとって決勝は前回の忘れ物を取りに行く場なのかもしれない。
個人的に最も注目したい選手である。

4位通過は今期デビューの岡田

初出場での快挙であったのだが、事情により決勝を辞退することとなった。
本人も無念であろうが次回の彼の奮起にも期待したい。
よって、繰上りにて進出となったのが次点の里木である。

「今期は内容的にも負けて当然だったと受け入れています。その中で繰上りという事で、岡田プロの気持ちを考慮すれば手放しに喜べることではありませんでした」
「ですが、前回決勝で敗れた悔しさもあり、今期は勝ちたい気持ちが強かったので降ってきた機会ではありますが、僕が、勝ちます!」

前期プロリーグ、プロアマリーグで猛威を振るった男が再び決勝の地に戻ってくることとなった。
繰上りという通常起こりえぬ機会にて手にしたのは偶然か、必然か。
彼の攻撃力が決勝の場にかみ合った時、台風の目となるに違いない。

また、筆を執っている私事ですが、前期と同じく5位にて最終節を迎え、勝負駆けを挑むもまたも敗れ去る結果となった。
またか。と砂を嚙む思いもあるのだが、決勝に進むために何が足りないのか、何を逃しているのか。次への課題として肝に銘じ、来期は違った姿をお見せ出来るように精進したいと思う。

今期の4名は、うち3名が前期から連続しての決勝進出である。
それだけ実力的に抜きんでた、安定した強さを持った選手たちが揃ったと言えるのではないだろうか。
誰が戴冠したとしても、全く違和感のない、実力伯仲の名勝負を生んでくれることだろう

決勝は1月28日。夏目坂にて開催されます。
私自身も共に戦った仲間として、また一麻雀ファンとしてこの戦いの行く末を見届けたいと思います。
皆様応援の程、どうか宜しくお願い致します。

最後になりますが、1年間拙い観戦記にお付き合いいただき誠にありがとうございました。またお目にかかる機会がありましたらどうぞ宜しくお願い致します。

決勝戦の模様はこちらからご覧いただけます。

第38期鳳凰位決定戦二日目レポート

【暫定首位の佐々木がさらにポイントを伸ばす結果に】

 

 

佐々木寿人(現鳳凰位)
古川孝次
黒沢咲
前田直哉

この4名によって行われている今期鳳凰位決定戦。
初日は佐々木寿人がマイナスなしの安定感あるポイントで暫定首位を走っていた。

 

 

2日目の今日、このポイントが広がるのか縮まるのか。それとも逆転があるのか。注目の一戦が始まった。

 

 

鳳凰位決定戦は一発裏ドラのない連盟公式ルール。1日4回戦、4日間で16回戦を行い、優勝者を決める。

 

【5回戦】

初日同様、開局に好スタートを決めたのは黒沢。東1局1本場では親番前田との2軒リーチに勝って高めの六万ツモで1,100・2,100(+1,000)

 

 

東2局1本場でも古川との2軒リーチを制して2,100オール(+2,000)のツモアガリを決める。
南3局には北をポンして南中待ち。しかし直後に佐々木からリーチが飛んで来る。

 

 

親番古川もツモリ四暗刻1シャンテンだが、黒沢の仕掛けは明らかにソウズのホンイツなので中を止めて無筋の五万から切っている。

 

 

黒沢が掴んだのは佐々木の高め三色で古川が暗刻の六筒。佐々木に7,700の放銃となり5回戦逆転トップを許してしまう。

 

【6回戦】

6回戦は対局者のイメージとは裏腹に淡々と進んで行く。ここまで前田の700・1,300は800・1,400が最高打点という小場で迎えたオーラス。
親番黒沢のテンパイ打牌五索で前田がロン。

 

 

2,000は2,600(+2,000)のアガリで6回戦は前田がトップ。黒沢はこの放銃で沈みとなってしまう。

 

【7回戦】

東1局に古川が七対子ドラ単騎。ヤミテンで2,000・4,000のツモアガリ。その後も2,000オール、3,900は4,200と連続でアガってリードする。

 

 

東3局。佐々木が白中をポンしてペン七筒待ち。

 

 

親番の黒沢は下家佐々木の仕掛けに構わず三筒五筒と切り飛ばして三万六万リーチを打つ。佐々木も一歩も引かず、無筋を勝負し、ロン牌の三万も勝負。黒沢7,700のアガリとなる。

が、ここから佐々木がハートの強さを発揮した。顕著にそれが出たのが南1局の打牌選択。黒沢からリーチが入ってこの手牌で何を切るか?

 

 

テンパイを取れる打牌は3種あるが、佐々木が選んだのはアガリの可能性が最も高いと思われる四万切り。

 

 

結果は古川のヤミテンに1,000(+1,000)の放銃。仮にドラ単騎待ちを選べばアガリ率はぐっと下がる上に、黒沢に2,600(+1,000)の放銃。そもそも、手の内には黒沢の安牌もあったのだから、佐々木の選択には戦いに挑む者が持つべき心の強さを感じた。

この半荘は古川の1人浮きトップで終了。佐々木は今決定戦初めての沈みとなった。

 

【8回戦】

東1局は親番前田が仕掛けてタンヤオドラドラ。5,800のアガリからスタート。

 

 

東4局1本場。黒沢が白をポンして東切り。

 

 

親番古川はすでにテンパイしている状態からダブ東を大明カンし、リンシャンツモが二筒。黒沢は大明カンのパオで7,700は8,000の責任払いとなった。

南3局1本場。佐々木の手牌にピンズが押し寄せるが、点棒状況からこのテンパイに価値ありと見て六索九索リーチ。古川から”九索”が出て、3,900は4,200(+2,000)のアガリ。8回戦は佐々木がトップを取った。

 

 

 

 

以上で第38期鳳凰位決定戦2日目が終了。
佐々木が2位と100オーバーの差をつけて首位。リードしている時の強い戦い方を見せてくれた。
前田は最小限の沈みで留まるも、佐々木との差は広がる結果となってしまった。
古川は最下位スタートから後半ポイントを伸ばして3位に浮上。
黒沢は140を超える差をつけられてしまったが、強気のヴィーナスならまだ射程圏内か?

第38期鳳凰位決定戦3日目ご視聴はこちら!!
2022/1/30(日)14:00

実況 古橋崇志
解説 藤崎智・西川淳
牌譜解説 阿久津翔太

ロン2カップ2022Winterレポート

2022年1月16日日曜日 ロン2カップ2022winterが行われた。
システムはA~C卓の1位が決勝卓へ、各卓2位は準決勝卓へ、
各卓3位の中から1人準決勝卓へ進むことが出来る。

 

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A卓

 

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女流プロ3人とユーザーさん1人となったA卓、山脇は勝負手がぶつかり放銃にまわる展開に、亜樹はオーラスの親番でかわされ3着に。南場の親番でトップ目に立った高宮だが、ヨシバさんにヤミテンで4,000オールをツモられ、逆転。

 

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決勝卓勝ち上がり→ヨシバさん(一般ユーザー)
準決勝卓勝ち上がり→高宮まり

B卓

 

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男性プロ4名(Mリーガー2名)という豪華卓。内川が東一局から6,000オールスタートと、終始あがりがついてきてトップに。猿川は道中の選択がうまく行き、オーラスの親番であがればトップの状況まで行くが惜しくも2着。森下は途中3着狙いに切り替えた通りに、3着で終了。滝沢は他家にツモられる展開が多く4着に。

 

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決勝卓勝ち上がり→内川幸太郎
準決勝卓勝ち上がり→猿川真寿

C卓

 

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瑠美&ロン2カップ初登場の沖ヒカルと、ユーザーさん2名によるC卓。
南2局まで沖が1人であがりつづけ、6万点オーバーのトップに。瑠美、麻雀あしさん、アービィさんはなんとか最後まで粘るが瑠美がオーラスの親番で跳満をあがり2着に。

 

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決勝卓勝ち上がり→沖ヒカル
準決勝卓勝ち上がり→二階堂瑠美

準決勝

 

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ワイルドカードの条件は「一番初アガりまでの局数が少なかった人」の結果、森下が東一局にアガっていたため選ばれた。猿川は手は入るもののアガりが遠く4着に。森下、瑠美は高宮の押し返しが強く、2.3着に。高宮はしっかり戦い続け、オーラスも自らあがりに行きトップで終了。

 

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決勝戦

 

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決勝卓は一般ユーザーのヨシバさん、ロン2カップの相性が良い内川、C卓では独り舞台だった沖、準決勝からの勝ち上がりの高宮、の4名による対局。東場では内川が4万点持って南入し、南1局ヨシバさんの親番、5本場まで積み2着と1万点以上離してのトップに。南2局、内川がダブルリーチピンフ確定三色をツモりあげ最逆転。南3、オーラスも内川があがりきり、見事優勝という結果に。

 

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優勝 内川幸太郎
2位 ヨシバさん(一般ユーザー)
3位 沖ヒカル
4位 高宮まり

 

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以上の結果でロン2カップ2022winterが幕を閉じた。

次回のロン2カップ2022springもお楽しみに!

(文、鈴木誠)

女流プロ麻雀日本シリーズ2022 第2節レポート

【女流プロ麻雀日本シリーズ2022 第2節レポート】

 

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この日は6・7・8回戦が行われた。システムは以下の画像の通り。

 

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開始前の成績表はこちら。

 

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和久津と瑠美がリードして迎えた南3局。瑠美が六索九索のリーチ。

 

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同巡、和久津がドラドラ七対子テンパイ。七万単騎に受けて2,000・4,000(+1,000)のツモアガリとなる。

オーラス。瑠美の親リーチを受けながらも勝負形に仕上げた逢川が二万五万八万のフリテンで追っかけリーチ。

 

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345の三色がつく八万ツモ。3,000・6,000(+1,000)のアガリでラス抜けに成功。

6回戦は以下の並びで終了。
和久津 +30.3
瑠美 +3.8
逢川 ▲7.8
亜樹 ▲26.3

 

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東4局1本場。仲田がすでに3フーロ、明らかにソウズのホンイツという場況。
佐月はドラの五索を重ねて七対子テンパイ。七索単騎を選んでリーチに踏み切る。

 

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仲田は自身でポンしているカン六索待ちからドラ単騎に受け変え。

五索七索発発 ツモ発 六索 左向き六索 上向き六索 上向き 二索 左向き三索 上向き四索 上向き 東東東  ドラ五索

裏ドラが三筒で、佐月リーチ七対子ドラ4。12,300(+1,000)のアガリとなる。

南2局には逢川が二索五索リーチ。裏が1枚乗って、本日2度目の跳満ツモを決めてトップ。

 

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7回戦は以下の並びで終了。
逢川 +36.2
佐月 +3.5
仲田 ▲10.0
高宮 ▲29.7

 

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南3局。親番岡田の3巡目リーチを受けた佐月が追っかけリーチを打つのだが、宣言牌に七万を選択。

 

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岡田はカン七万待ちで裏ドラが1枚。7,700のアガリとなる。

南3局1本場。ラス目の内間が2巡目にカン七索テンパイを取らず。すぐに構想通りの二索五索待ちになりリーチを打つ。

 

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しかし、亜樹がドラ雀頭の三筒六筒で追いつき、3,100・6,100(+1,000)のツモアガリ。

8回戦は以下の並びで終了。
亜樹 +36.2
岡田 +17.7
佐月 ▲12.0
内間 ▲41.9

以上でこの日の対局は終了。

 

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第3節は2022/1/29(土)13:00

 

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こちらもお見逃しなく!