第35期新人王戦 二次予選レポート

『最激戦となった第35期新人王戦も遂にファイナリストが決定!』

仙台育英が東北勢初の深紅の大優勝旗を掲げた2022年9月、北は北海道から南は九州までのフレッシュな顔ぶれがここ東京に勢揃いした。それは白球を追って甲子園の地へ降り立った高校球児を彷彿とさせるような光景、そう今年も新人王戦の季節がやって来たのである。

【全参加者の所属・入会期】
過去最多参加者233名の所属・入会期の内訳は以下の通りである。
※便宜上、後期は次の期に属するものとする。(例:35期後期⇒36期)

 

■一次予選
初日の一次予選では233名⇒60名までに絞られた。二次予選に進んだ選手の一覧と所属・入会期の内訳を次に示す。

 

【二次予選進出者の所属・入会期】

 

 

一次予選通過者の内訳に着目すると東京本部の通過率が上昇し、地方本部・支部にとっては厳しい初日であった事がうかがえる。
また37期勢の躍進にも目が留まった。現王位の渡辺史哉や第10期JPML WRCリーグ優勝の渡辺英梧、第2期の若獅子である松本峻など2年目ながら既にタイトルを持つ選手が多いこの世代の強さが数字からも見て取れる。

 

◆二次予選システム
・日本プロ麻雀連盟公式ルール
1.60名で半荘4回戦50分+1局を行い下位36名が敗退。
2.ポイント持ち越しで残った24名で5回戦50分+1局を行い上位8名が準決勝へ。
3.準決勝は持ち越しなしの半荘2回戦60分+1局のトーナメント戦。各卓上位2名が決勝へ進出。

【対局会場】

 

 

■4回戦終了
※上位24名が5回戦進出。

 

【ベスト24進出者の所属・入会期】

 

24位である椎名の+13.5Pが5回戦進出ボーダーとなった。また所属別の通過率についてはさほど大きな変化はなかったが入会期別では特に比較的多くの経験を積んできた33・34期生の通過率が上昇している点が面白い。

『人は知るから始まりそれを理解し、そして出来るに変わる。』

この言葉は人が新しい事を習得する為の一つの過程に過ぎないのだが、簡単なようで実は意外と難しいのである。“知っていた”のと“できた”との差は麻雀においては雲泥の差。惜しくも敗退してしまった選手達には1年間それぞれ研鑽を積んで頂き、是非この新人王戦を自身の成長を確かめる試金石として挑んでもらえたら幸いである。

■5回戦終了
※上位8名が準決勝進出。

 

通過ボーダーは井坂の+53.3P。
そして準決勝へ駒を進めたメンバーは全て東京本部所属となった。

■準決勝
▪1卓
伏見誠一郎(東京本部・32期後期)
木本大介(東京本部・33期後期)
浜野太陽(東京本部・34期後期)
児玉佳宏(東京本部・37期前期)

 

序盤から浜野が抜け出すとその後はトーナメントらしく局消化に徹する。そして児玉もそこについて行き2人でゴールすると思われたが最終局にドラマが待っていた。オーラスに木本が値千金の2,000・3,900ツモで児玉を逆転し土壇場で決勝行きのチケットを手にする。一方で予選から安定して上位に付けていた伏見だったが、お手本のような手作りも準決勝ではあと一牌が引けず敗退となった。

 

 

勝ち上がり
浜野太陽
木本大介

 

▪2卓
寺下龍太郎(東京本部・38期前期)
岡田舜(東京本部・37期後期)
辻本一樹(東京本部・36期前期)
井坂彰宏(東京本部・36期後期)

 

こちらも1卓と同様に辻本が抜け出し2番手の寺下がその後ろを追って行く。しかし後半になると岡田のアガリに対する精度が冴え渡り、少しずつ寺下との距離を詰めていくと終盤に逆転。最後は辻本が3番手である寺下の親リーチにしっかりと勝負して自らの手で決勝の椅子を手繰り寄せた。井坂も敗退はしたが結果は紙一重であり、来期のリベンジに期待したい。

 

 

勝ち上がり
辻本一樹
岡田舜

 

■決勝戦
2022年9月17日(土)14:00予定

 

浜野太陽vs辻本一樹vs木本大介vs岡田舜
解説:藤崎智×柴田吉和
実況:楠原遊

稀に見る激戦となった新人王戦、その頂点に立つのは一体誰になるのか。
是非その模様も引き続きお楽しみ下さい。

(文:小林正和)

第5期北陸プロリーグ 第4節レポート

麻雀は大多数の者にとって遊戯であり、我々プロにとっては競技であり、また一部の者にとっては人生であろう。
ツモってくる牌に一喜一憂し、アガれば嬉しいし、放銃すれば悔しい。
懸ける思いの多寡こそあれど、そんな大勢を虜にする麻雀の魅力を多くの方に広めるのも我々に課せられたものだろう。
ただ己の満足の為だけに摸打するだけでなく、麻雀の魅力を発信して、競技そのものの社会的地位を向上させられれば。それこそがプロとしての役割なのではないだろうかと、私は考えている。

令和4年8月28日。北陸プロリーグ第4節。
上位陣の安定したスコアの伸ばし方は、まだ半分といえど決勝の椅子を幾つか埋めてしまったのではと感じさせるものがある。

全ての節でプラスを重ねる志多木、安城。そして今期も勝負所を逃さない麻雀で連覇を目指して突き進む里木。
今回は里木に話を伺ってみた。

「今節は配牌にも恵まれた感はあります」
今節50P超を叩いた彼の振り返った1局が下記。

1回戦東3局東家32,000持ち ドラ七万

東東東西西北北発発発五万九万五筒八筒

配牌である。
1巡で打たれた西北をポン
秒速で24,000のアガリをものにする。

九万東東東発発発 ポン西西西 ポン北北北 ロン九万

一撃でこの半荘の趨勢を決するアガリ。
だが、これで安心してこのトップを守りに入って守備的に打つ者もいるであろう中、里木の考えは「点棒の優位を活用して更なる加点に取り組む」というものだった。

終わってみれば89,500の大トップ。
半荘1回で、+71.5Pという圧巻のスコアを叩き出す。

「スコア的に決勝が見えてきたので、次節からは決勝を見据えた戦い方をしていきたいです」

勝負所を間違えないセンスと、柔軟かつ豪壮な攻撃力は間違いなく支部指折りの実力者。
彼の口から出る「連覇」というワードは決して絵空事ではない現実味を帯びている。

前期リーグ戦にて、里木と決勝で争った梅本。
勢い盛んな若武者も、今期は少し苦戦している。

「2年連続で決勝に出ているので次こそは優勝したいです。そのためにも、先ず決勝目指して全力で頑張ります。」

梅本は先日開催された若獅子戦でもベスト16に勝ち上がっており、支部の若手では一番勢いのある打ち手である。そんな彼も今期は思うようにスコアが伸ばせずもがいている。

その梅本の、苦戦を打開する一撃となったか、それが2回戦の親番

東2局東家 ドラ四万

四万四万七万七万八万六索六索六索北北 ポン東東東 ツモ四万

ドラを暗刻にしてのテンパイ。
六万九万は場に5枚。掴めば誰も止まらない状況だが、下家の浦田の3フーロに対して七万が相当危険度が高く、シャンポンに受ける。
結果、終局間際に僥倖の北ツモで、彼自身公式対局では初めてという8,000オールをものにする。

四万四万四万七万七万六索六索六索北北 ポン東東東 ツモ北

これで勢いに乗るかと思えた梅本だが、この半荘も1人浮きを決め損ねてしまい、さらに4回戦目に大きなラスを引いてしまい、当日の貯金を吐き出す形となってしまった。

「反省点も多いですが、まだ決勝に残るイメージを失わず戦います。」

悩み苦しみ足掻く日々。それでも若武者の目は前を見据えている。
本田や里木の、次を担う世代の筆頭だろう。彼の行く末が楽しみでならない。

今期デビューした新人が北陸支部には4人いるのだが、皆一様に苦戦を強いられている。その中で今回スポットを当てたいのが、一番苦しんでいる松井である。
リーグ内でも最下位争いに甘んじている彼だが、今節漸くプラスを持ち帰ることに成功し、順位を1つ上げている。

松井直大 富山県小矢部市出身の26歳
寡黙な風貌だが、自身を負けず嫌いの麻雀と評する、今期デビューのルーキーである。
今期は連敗が続き、悔しい気持ちと「応援してくださっている方々へ申し訳ない」という気持ちが大きかったという。
そんな彼が浮上のきっかけを掴んだ1局が下記である。

2回戦南3局南家 ドラ三筒

一万一万一万二万二万四万四万四万九万九万 チー六万七万八万 ツモ九万

メンチン1シャンテンからのチーテン。ツモリ三暗刻にて3,000・6,000の大きなアガリを手にする。
また、この半荘は前述の梅本が8,000オールを決めた半荘でもあり、このアガリは梅本の独走を止め、自身に2着を手繰り寄せる貴重なアガリであった。

「この2着で流れに乗れたのか、ようやく初のプラスで終わる事が出来ました。次節以降も応援してくれる方々の期待を裏切らない様一つでも順位を上げていきたいです。」

彼のみならず、今期苦戦の続く新人達だが、彼らの競技人生はまだ幕を上げたばかりである。今日の敗戦を、一摸一打を糧にして、大きく羽ばたいて欲しい。

最後に私事ではあるが、マイナスの続いていた私荒谷も今節漸くプラスを持ち帰る事が出来た。
今季好調の安城、岡田に挟まれながらも己の打撃の麻雀を見失わず、大勢を変ずる程では無いにせよ、微かな手ごたえを感じるプラスであった。

無論自身の成績は大事である。だが、先述の松井も然りだが、我々には応援してくれている方々がいる。その方たちに励みになる背中を見せたい。喜んでもらえるような麻雀が打ちたい。

それがこの麻雀という、人生をかけるに値する遊戯へのささやかな恩返しになればと私は日々牌を握っている。

次節第5節は9/25の開催です。
応援の程、宜しくお願い致します。

(文:荒谷誠)

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 志多木 健 166.0 35.0 81.0 21.8 28.2
2 安城 るい 150.0 37.4 13.1 64.5 35.0
3 里木 祐介 143.8 70.5 27.3 ▲ 5.8 51.8
4 南 和之 84.4 54.5 ▲ 43.7 52.5 21.1
5 浦田 豊人 63.4 ▲ 10.8 12.1 73.9 ▲ 11.8
6 岡田 拓也 60.7 ▲ 25.6 42.5 11.0 32.8
7 獅坂 祐一 44.4 58.8 ▲ 6.8 ▲ 27.9 20.3
8 文月 愛美 8.4 ▲ 40.6 67.5 7.6 ▲ 26.1
9 成田 理良 ▲ 9.8 22.7 1.7 ▲ 17.3 ▲ 16.9
10 梅本 翔 ▲ 10.0 ▲ 0.6 ▲ 11.8 7.2 ▲ 4.8
11 小林 和樹 ▲ 36.1 4.4 14.1 ▲ 19.7 ▲ 34.9
12 如月 靖之 ▲ 41.0 ▲ 38.2 0.2 5.5 ▲ 8.5
13 宮成 さく ▲ 57.9 ▲ 55.0 ▲ 28.2 41.9 ▲ 16.6
14 荒谷 誠 ▲ 67.7 ▲ 18.3 ▲ 56.0 ▲ 13.1 19.7
15 木戸 僚之 ▲ 79.2 ▲ 38.0 ▲ 29.6 ▲ 11.6 0.0
16 堂垂 正裕 ▲ 81.8 43.8 20.1 ▲ 58.2 ▲ 87.5
17 後藤 正博 ▲ 83.6 ▲ 36.0 ▲ 7.2 ▲ 66.2 25.8
18 松井 直大 ▲ 130.5 ▲ 34.4 ▲ 49.8 ▲ 49.3 3.0
19 藤本 鉄也 ▲ 131.5 ▲ 30.6 ▲ 51.5 ▲ 17.8 ▲ 31.6

第24期北陸プロアマリーグ「帝陸戦」決勝レポート

今期は4節の上位8名によるプレ-オフを経て決勝戦の4名が決まる。
プレ-オフは3回戦行い上位4名が決勝進出。
令和4年8月7日(日)決戦の舞台は富山県富山市。

 

100

 

現在、上位2名は100Pを超えている、それに対し下位数名は70P前後で迎えたプレ-オフ、3回戦の闘いで下位から勝ち上がることは決して容易ではなく上位者も安心できるポイント差ではない、予断を許さない状況の中で勝ち抜き決勝にコマを進めたのはこの4名。

1位通過 岡田   142.6P
2位通過 南    138.8P
3位通過 松井   124.1P
4位通過 押川さん  85.1P

8位から4位浮上の押川さんは今期決勝唯一の一般参加者だが、かつて北陸プロアマリ-グを制した実力者、プロ3名においては若手ではあるが近年のリーグ戦やタイトル戦予選で活躍し結果を出している期待のホ-プ達である。
決勝ではポイントの持越しはないが、1位通過40P・2位通過20P・3位通過10Pのアドバンテ-ジがあり、岡田がわずかに優勢な状況で決勝が始まる。

1回戦
【東家】押川 【南家】岡田 【西家】南 【北家】松井
開始早々から高打点が飛び交う。南が岡田から8,000点を討ち取り、続く東2局では岡田と押川さんのリーチ合戦。押川さんが岡田に7,700放銃。
東3局、東4局では松井が奮起し、アガリを重ね56,500点を持って南場に突入するが大きく状況は変わらずオ-ラスを迎え、劣勢の押川さんが起死回生の2,000・3,900をアガリ1回戦が終了。

【1回戦終了時】※アドバンテ-ジ含む
1位 松井   +40.6P
2位 岡田   +26.4P
3位 南    +25.4P
4位 押川さん ▲22.4P

2回戦
【東家】岡田 【南家】押川 【西家】松井 【北家】南
序盤は1回戦とは一転して静かな立ち上がり、全員ノーテンで局が進む。
初戦をマイナスで終えた岡田としては流れが向かない展開。
南場に入っても小場が続き岡田は劣勢のまま、対して松井の勢いは止まらず連続トップで2回戦を終える。

【2回戦終了時】※アドバンテ-ジ含む
1位 松井   +58.6P
2位 南    +29.0P
3位 岡田   ▲ 5.6P
4位 押川さん ▲12.0P

3回戦
【東家】押川 【南家】松井 【西家】南 【北家】岡田
トップと差が70Pを超えてしまった押川さんも粘りたいところだが状況を打破する手が入らず局が進む。それでも劣勢の押川さんと岡田が若干リ-ドで迎えた東4局ドラ發、南が松井とのポイント差を埋める大きなアガリを決め、劣勢の2人とっては大打撃となる。

6巡目
一万一万二万三万四万五筒七筒七筒九筒九筒北北発  ツモ二万  打五筒
一万一万二万二万三万四万七筒七筒九筒九筒北北発  ツモ八筒  打四万
一万一万二万二万三万七筒七筒八筒九筒九筒北北発  ツモ三万  打発

これを受け岡田、押川さんもドラ発を合わせ打ち、高打点リ-チと見切りを付け押し返せない。南の独壇場で八筒をツモ3,000・6,000。
南が4万点を超え他3名は原点を割り南場に入るが南が早々に軽いアガリで局を進める。松井も追撃を許すわけにはいかない南2局で1,000オール1本場をアガリ粘る。だが南の勢いは止まらない。

【3回戦終了時】※アドバンテ-ジ含む
1位 松井   +68.4P
2位 南    +50.6P
3位 岡田   ▲23.4P
4位 押川さん ▲25.6P

4回戦
【東家】南 【南家】岡田 【西家】押川 【北家】松井
上位下位がはっきりと分れ迎えた最終戦。岡田、押川さんにとってはかなり厳しい状況になる。対して初優勝が見える上位2名においては、攻め切るのが前提の南、下位2名をケアしながら南の攻撃を躱したい松井。
いろんな思いを胸に始まった最終戦。東1局は3人テンパイで1本場、松井がリーチをかけ南を突き放しにかかる。しかしアガリを決めたのは押川さん、ここで2,000・4,000を決め南にとってはかなり厳しい状況になり大逆転を狙う押川さんにとっては大きなアガリとなる。東2局は皆が良形の手牌のなか、南が1,000・2,000をアガリ前局の失点を返す。東3局は岡田が先制リ-チを打つが同巡に押川さんがドラの暗槓、一瞬皆が凍りつくなか南が岡田から2,000を討ち取り松井を追い詰める。
局が進み残すところもあとわずか南2局を迎える。
現時点でのポイント差は南がわずかに松井を躱し有利な状況である。
そして岡田にとって最後の勝負所、なんとか1,300オールで粘るも松井に8,300の放銃。ここで松井が再び南を上回る。
南3局、劣勢の押川さんも500オールで粘るが南が1,300・2,600 1本場をアガリ、南・松井の熾烈なシーソ-ゲ-ムでオーラスを迎える。

南+66.0P 岡田▲43.6P 押川▲14.6P 松井+62.2P

3回戦終了時の松井・南、両名の差は17.8ポイント差で松井が優勢。
この最終戦でわずかに南がトータル上位で迎えたオ-ラス。追い風は南に吹いていた。熾烈な争いは南が早々にアガリを決めこの闘いに終止符を打つ。

【最終結果】※アドバンテ-ジ含む
1位 南    +67.0P
2位 松井   +61.2P
3位 押川さん ▲14.6P
4位 岡田   ▲43.6P

1位通過のアドバンテ-ジを得た岡田プロにとっては厳しい結果になってしまいました。しかし彼のプロとしての時間はまだ始まったばかりです。今回の敗北を糧に成長し、今後の活躍を期待しています。
一般参加から唯一決勝に残った押川さんは、熟練の技術を駆使して対戦者を追い詰め、また観戦していた我々にも刺激を与え素晴らしい闘いを見せて頂きました。
惜しくも準優勝の松井プロは1回戦終了時からトップに立ち油断こそありませんでしたが、後半戦に入り重圧によるものなのか少々焦りが見えたように思えます。短期戦では一度の悪手やミスと言えるものが大勢に影響が出てしまうのだと改めて感じさせられました。
そして南プロ優勝おめでとうございます。前半から安定し後半では圧巻の強さを見せつけられました。今後は帝陸戦優勝者として今後の飛躍、また連覇を目指してください。
私自身も決勝の経験がありますが、決勝には独特の雰囲気があります。序盤での入り方、中盤でのせめぎ合い、最後の競り合い、終わりの時を迎えるまで張り詰めた空気を感じながら闘います。
そして優勝者には安堵感、優勝に届かなかった者には悔しさが残る。各々にどんな結果が出たとしてもそれは良い経験であり、また糧となり明日につながります。最近では新型コロナウィルス感染拡大もあり厳しい状況下の中ではありますが、感染防止に努めながら切磋琢磨し、北陸支部を盛り上げていきたいと思います。拙文ではありますが、ご判読ありがとうございました。

(文:北陸支部32期 獅坂祐一)

第23期九州プロ・プロアマリーグ第5節成績表

Aリーグ

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節
1 藤井 崇勝 137.9 ▲ 34.0 94.1 1.3 48.4 28.1
2 柿元 裕介 136.1 1.0 29.4 1.0 78.6 26.1
3 島 秀彰 113.3 15.9 27.8 46.6 6.6 16.4
4 和久津 晶 77.8 70.1 13.9 21.7 ▲ 15.2 ▲ 12.7
5 竹田 巧 76.8 37.4 ▲ 61.9 11.8 17.1 72.4
6 氏家 義成 70.5 73.8 30.6 ▲ 12.9 21.3 ▲ 42.3
7 横田 幸太朗 56.2 ▲ 36.2 55.8 ▲ 13.2 39.7 10.1
8 名倉 徹 42.0 ▲ 20.9 ▲ 23.2 125.4 ▲ 78.5 39.2
9 山下 将浩 3.5 0.0 ▲ 1.7 ▲ 35.7 ▲ 3.2 44.1
10 岡田 雄貴 2.7 ▲ 18.9 ▲ 24.0 ▲ 7.0 ▲ 45.0 97.6
11 菊池 豪 ▲ 24.3 0.8 65.1 ▲ 21.6 ▲ 54.4 ▲ 14.2
12 下山 哲也 ▲ 30.7 49.8 ▲ 61.6 ▲ 6.9 9.0 ▲ 21.0
13 浜上 文吾 ▲ 36.2 ▲ 16.0 ▲ 27.2 14.6 24.9 ▲ 32.5
14 松尾 樹宏 ▲ 73.3 ▲ 10.8 ▲ 21.5 0.8 ▲ 0.4 ▲ 41.4
15 服部 学 ▲ 80.7 27.2 ▲ 20.4 ▲ 23.4 9.3 ▲ 73.4
16 塚本 将之 ▲ 94.4 ▲ 50.2 34.6 ▲ 35.9 ▲ 34.0 ▲ 8.9
17 柴田 祐一朗 ▲ 146.2 ▲ 61.0 ▲ 44.0 9.0 25.0 ▲ 75.2
18 仲村 澪哉 ▲ 233.0 ▲ 29.0 ▲ 65.8 ▲ 76.6 ▲ 49.2 ▲ 12.4

 

 

Bリーグ

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 佐藤 健治 プロ 159.9 ▲ 1.3 ▲ 12.0 29.6 141.0 2.6
2 中島 剛 プロ 133.6 8.8 23.1 40.4 ▲ 2.7 64.0
3 椎奈 健 プロ 55.2 74.2 ▲ 23.7 ▲ 12.2 18.5 ▲ 1.6
4 藤岡 治之 プロ 46.2 ▲ 0.5 ▲ 27.1 19.8 31.7 22.3
5 安永 敏郎 一般 38.2 ▲ 18.1 38.3 ▲ 2.6 20.6 0.0
6 坂平 二郎 プロ 36.7 ▲ 54.7 27.3 47.7 7.4 9.0
7 福田 諒 プロ 28.6 5.8 24.7 ▲ 8.6 29.9 ▲ 23.2
8 大野 徳多郎 プロ 25.7 12.5 ▲ 15.8 24.5 17.4 ▲ 12.9
9 如月 明日香 プロ 20.7 45.4 22.1 ▲ 0.9 ▲ 15.2 ▲ 30.7
10 合澤 雄貴 プロ 17.6 33.5 14.9 0.0 ▲ 49.9 19.1
11 相本 長武 一般 ▲ 0.6 1.3 ▲ 7.7 ▲ 11.0 18.8 ▲ 2.0
12 矢野 拓郎 プロ ▲ 13.9 20.5 7.3 ▲ 59.9 4.4 13.8
13 木室 哲朗 プロ ▲ 23.9 ▲ 62.9 67.8 14.1 ▲ 6.6 ▲ 36.3
14 安東 裕允 プロ ▲ 29.3 14.1 37.7 ▲ 21.5 ▲ 32.6 ▲ 27.0
15 柿添 誠 プロ ▲ 66.1 ▲ 12.5 ▲ 48.9 ▲ 1.9 ▲ 12.0 9.2
16 河野 まや プロ ▲ 99.2 ▲ 64.7 ▲ 0.1 ▲ 2.1 ▲ 43.0 10.7
17 高村 翔 プロ ▲ 141.4 18.0 ▲ 49.5 22.2 ▲ 113.8 ▲ 18.3
18 早田 さきこ プロ ▲ 212.0 ▲ 39.4 ▲ 81.4 ▲ 77.6 ▲ 14.9 1.3

 

 

C1リーグ

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 河野 みのり プロ 119.6 44.5 17.3 18.9 ▲ 0.8 39.7
2 阿部 竜也 プロ 113.4 38.7 ▲ 21.9 ▲ 24.2 13.1 107.7
3 石田 知幸 プロ 94.1 66.5 8.4 ▲ 8.4 18.8 8.8
4 山本 えりか プロ 49.0 37.5 ▲ 38.1 76.0 ▲ 9.7 ▲ 16.7
5 岩村 義久 一般 42.3 18.4 35.4 ▲ 44.3 ▲ 4.8 37.6
6 福田 譲二 プロ 31.3 35.4 13.4 ▲ 50.8 14.8 18.5
7 新宮 英樹 プロ 12.4 ▲ 11.7 ▲ 0.5 19.4 ▲ 22.6 27.8
8 吉田 彩乃 プロ 10.4 ▲ 65.5 73.4 32.7 ▲ 7.1 ▲ 23.1
9 陶山 昌明 プロ ▲ 9.9 ▲ 32.1 20.8 ▲ 30.2 ▲ 27.8 59.4
10 川島 貴博 一般 ▲ 15.3 33.9 ▲ 38.7 33.8 ▲ 5.8 ▲ 38.5
11 山室 泰典 プロ ▲ 20.5 16.6 ▲ 43.2 49.1 29.7 ▲ 72.7
12 渡辺 雄輝 プロ ▲ 23.0 ▲ 32.6 64.7 7.4 ▲ 0.2 ▲ 62.3
13 天野 ヨシアキ プロ ▲ 51.4 ▲ 3.3 ▲ 20.1 7.5 ▲ 5.8 ▲ 29.7
14 土田 小緒里 プロ ▲ 55.5 ▲ 31.9 3.9 ▲ 15.1 ▲ 2.4 ▲ 10.0
15 三苫 太矩也 プロ ▲ 63.9 ▲ 39.4 ▲ 52.2 ▲ 58.6 ▲ 0.8 87.1
16 岩村 美智子 プロ ▲ 69.8 ▲ 20.2 ▲ 5.1 35.9 ▲ 18.7 ▲ 61.7
17 藤瀬 恒介 一般 ▲ 89.0 ▲ 100.0 0.0 ▲ 6.3 5.0 12.3
18 日野 太貴 プロ ▲ 181.2 ▲ 57.8 ▲ 18.5 ▲ 42.8 23.1 ▲ 85.2

 

 

C2リーグ

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 加藤 誠 一般 146.3 8.4 46.1 29.4 37.3 25.1
2 髙松 伸好 一般 125.8 35.4 ▲ 27.3 60.0 12.6 45.1
3 山田 孝幸 一般 117.9 23.1 39.0 ▲ 7.9 0.0 63.7
4 松田 健太郎 プロ 80.7 ▲ 32.1 19.5 55.2 22.9 15.2
5 仲田 浩二 プロ 78.6 ▲ 8.4 20.7 15.1 29.7 21.5
6 黒田 隆明 一般 63.4 ▲ 11.7 ▲ 9.8 20.4 13.7 50.8
7 加藤 拓 一般 52.5 29.9 ▲ 52.2 52.4 32.8 ▲ 10.4
8 弘中 栄司 一般 24.1 0.0 0.0 ▲ 19.6 44.4 ▲ 0.7
9 山元 龍 プロ 2.1 ▲ 18.6 14.1 13.4 16.1 ▲ 22.9
10 西川 雄介 一般 ▲ 12.2 ▲ 13.8 ▲ 8.0 27.1 ▲ 22.9 5.4
11 村田 健治 一般 ▲ 51.6 84.4 ▲ 25.0 ▲ 21.6 ▲ 17.4 ▲ 72.0
12 宮崎 惇 プロ ▲ 71.9 27.1 18.6 ▲ 17.0 ▲ 45.0 ▲ 55.6
13 若村 沙紀 一般 ▲ 72.7 ▲ 0.4 13.3 ▲ 15.8 ▲ 59.8 ▲ 10.0
14 渡辺 健太 プロ ▲ 87.4 ▲ 79.6 13.1 ▲ 58.8 6.6 31.3
15 中山 賢一 一般 ▲ 94.3 ▲ 49.8 ▲ 42.3 0.0 ▲ 2.2 0.0
16 安部 久美子 プロ ▲ 101.6 ▲ 15.9 3.5 ▲ 34.1 0.8 ▲ 55.9
17 宝輪 聡 プロ ▲ 122.2 33.0 ▲ 55.2 0.0 ▲ 100.0 0.0
18 木村 優衣 一般 ▲ 132.6 56.6 10.8 ▲ 100.0 ▲ 100.0 0.0
19 団野 和広 一般 ▲ 160.8 ▲ 54.7 ▲ 16.1 ▲ 27.6 ▲ 51.2 ▲ 11.2
20 近藤 はるか 一般 ▲ 169.6 ▲ 41.3 7.0 ▲ 71.6 ▲ 5.1 ▲ 58.6
21 世利 純平 一般 ▲ 172.0 23.1 ▲ 100.0 0.0 ▲ 34.3 ▲ 60.8
22 榎木 力貴努 一般 ▲ 308.5 ▲ 17.7 9.2 ▲ 100.0 ▲ 100.0 ▲ 100.0

麻雀日本シリーズ2022第5節レポート

各選手が5戦消化。上位下位のボーダーが混戦に!!

●16回戦
起家から小林、渋川、瀬戸熊、白鳥。

東4局
瀬戸熊が小林から役牌、ホンイツ、一気通貫の8,000の出アガリ。

 

 

南1局
渋川がリーチ、ツモ、ドラ6の倍満。
4,000・8,000。裏が4枚乗りました。

 

 

南2局
小林のヤミテンに白鳥が捕まる。
ピンフ、イーペーコー、ドラ2の8,000の出アガリ。

 

 

南4局2本場
白鳥が瀬戸熊からリーチ、ピンフ、ドラ3の12,000の出アガり。

 

 

次局2,000は2,300オールを白鳥がツモり
トップでゲーム終了。

トップから白鳥、渋川、小林、瀬戸熊。

 

●17回戦
起家から河野、白鳥、魚谷、仲林。

東1局
開局からいきなり大物手。
仲林が河野からリーチ、ドラ5の12,000の出アガリ。
親番河野は追いついてしまったが故のテンパイ打牌での放銃となった。

 

 

東2局
白鳥が2,600オール、
1本場に白鳥が仲林から5,800の出アガリで加点。

東3局
仲林が河野から役牌、ホンイツ、ドラ3の12,000の出アガリ。(ドラは南)

 

 

東4局
白鳥から仲林がリーチ、一気通貫の7,700。

1本場
魚谷がリーチ、ツモ、タンヤオ、ピンフ、ドラの2,000・4,000をアガる。

南1局1本場
ここまで点棒を箱下まで減らしてしまった河野が息を吹き返した。
1,300オールをアガった後にリーチ、ツモ、ドラ2の4,000オール。

 

 

南1局2本場
河野が仲林から七対子、ドラ2の9,600。

 

 

南4局
仲林が高めをツモり6,000オール。
リーチ、一発、ツモ、ピンフ、イーペーコー、ドラ2

(ツモ牌は四筒)

 

 

南4局3本場
ラス目の白鳥が追っかけフリテンリーチをツモる。
リーチ、ツモ、イーペーコー、ドラ3の3,000・6,000。
2着でゲームを終えました。

 

 

17回戦
トップから仲林、白鳥、魚谷、河野。
仲林が最下位脱出、河野は3位から8位まで順位を落としました。

 

●18回戦
起家から魚谷、渋川、前田、竹内。

東1局2本場
渋川が親の魚谷のリーチに押し返し
魚谷から役牌、ドラ3の8,000の出アガリ。

 

 

南3局
渋川の満貫以降小場で進んでいたが、ここで大物手。
前田が魚谷から役役ホンイツの12,000。

 

 

そのままトップを取る。
トップから前田、渋川、竹内、魚谷。

 

●19回戦
起家から河野、荒、小林、瑠美

東1局1本場
荒が2件リーチを制する。
小林からリーチ、ピンフ、ドラ2の8,000。

 

 

東4局1本場
小林が瑠美から役役トイトイの8,000の出アガリ。

 

 

南1局
小林が2局連続で満貫のアガリ。
リーチ、ツモ、ドラ2

 

 

2局連続満貫をアガった小林が巧みなゲームメイクでそのままトップ。
河野は連続ラスとなった。

トップから小林、荒、瑠美、河野。

 

●20回戦
起家から鈴木、瑠美、渋川、多井

上位対決となった20回戦は4者とも捌く展開が多く、点棒の移動も少なかった。

東2局
多井がリーチ、ツモ、三色の2,000・4,000のツモアガリ。

 

 

南3局
瑠美が2件リーチにドラを押して役牌、ホンイツ、ドラの8,000を多井からアガる。

 

 

オーラス親番でラス目となった多井だったが、1,000オールと瑠美から5,800は6,100の出アガリをしてラス回避。
2着目につけるも、最後は鈴木が1,000は1,600(+リーチ棒1,000点)を多井からアガリゲーム終了。
トップから渋川、鈴木、多井、瑠美。

 

 

上位混戦のまま5節目を終えました。
全員が残り2半荘。ますます目が離せなくなってきました。

次回もお楽しみに!

(レポート:蒼山秀佑)

第17期女流桜花Aリーグ第5節D卓レポート

第5節D卓に出場した選手は

 

 

二階堂亜樹・伊達朱里紗・斉藤理絵・廣岡璃奈の4名。

1回戦にノーホーラのラスを引いて降級圏まで落ち込んだ伊達は

 

 

2回戦の東場の親番でツモ白発ドラ3の6,000オールで急浮上。

 

 

3回戦も効果的なアガリを決めて反撃の節になるのではと期待が高まりましたが、4回戦の東4局1本場。
廣岡の超変則捨て牌のリーチに対し

 

 

フリテン四索七索テンパイで筋の三索を切ると

 

 

これがリーチ白トイトイ三暗刻の12,000に放銃となってしまいます。

現物の七索が場に打たれなかったことで「フリテンの七索ツモアガリも期待出来るよ」と悪魔の囁きがあったのか、まさに魔が差したような放銃。
こういう放銃をほとんどしない伊達だけに、対局終了後すぐ「情けなすぎて穴を見つけて入りたい」と猛省していました。

この放銃が響いた伊達は、この日はマイナスで終わりトータル13位から抜け出せず。

伊達の替わりに浮上したのが

 

 

4回戦で連続満貫をアガって卓内トップとなった斉藤でした。

 

 

今期の斉藤はここまで節単位で一度もマイナスすることなく、連続プラス記録を5節に伸ばしてトータル4位をキープ。
終盤戦は自身の勝ち負けだけでなく周りのポイント推移も気になるところ。
プレーオフに3位で出られるか4位で出られるかには大きな差があります。

偶数順位卓の結果を見てからプレーオフを打てる奇数順位で7節を終えることは大事なので、ポイントを伸ばせた亜樹も4位の斉藤に少し差を詰め寄られたのは懸念材料かもしれません。
苦しいポジションになった廣岡は次節が勝負の節。
伊達は1節消化が少ないので、まだ慌てる時間ではなさそうです。

<第5節C卓最終結果>
斉藤+35.6P 亜樹;10.9 伊達▲17.7P 廣岡▲28.8P

(文:越野智紀)

ロン2カップ2022Summerレポート

2022年8月21日日曜日、夏目坂スタジオにて、ロン2カップから龍龍杯になっての記念すべき1回目の龍龍杯2022summerが開催された。

 

100

 

A~C卓の1位が決勝へ、3位の中からある条件をクリアした選手1名と2位の3名が準決勝へ。

A卓
菅原千瑛、早川林香、一瀬由梨、rupannさん

 

100

 

龍龍杯初参戦の一瀬、菅原、早川の同世代女流プロ3名と静岡からの参戦の一般ユーザーのrupannさんというマッチアップ。
初参戦の一瀬が親番での連荘に成功し、トップで決勝進出へ。
オーラスrupannさんは厳しい状況に、早川はリーチを打ち、一瀬への痛恨の3着に落ちてしまう放銃に。それにより、菅原が2着になり準決勝へ勝ち進んだ。

 

100

 

B卓
二階堂瑠美、伊達朱里紗、kurataさん、ぺんさん

 

100

 

Mリーガー2名と一般ユーザーさん2名との対戦になった、B卓はオーラス3人が競りの状況で親の瑠美が7,700をあがってトップで決勝進出を決めた。放銃したぺんさんは3着に。2着はkurataさんとなり準決勝へ勝ち進んだ。

 

100

 

C卓
荒正義、滝沢和典、本田朋広、齋藤豪

 

100

 

C卓は全員男性プロの対戦となり、齋藤が親で跳満をアガりトップで決勝進出に、親満などの放銃があったが2着は本田となり準決勝に。荒、滝沢は厳しい展開が多く3着滝沢、4着荒となった。

 

100

 

準決勝
A~C卓の2着の3名とA~C卓の3着の3名の中からお題をクリアした1名が準決勝に進むことができ、今回のお題は「最初の親番で字牌の枚数が1番少なかった人」となり、結果は一般ユーザーのぺんさんが選ばれた。

 

100

 

本田朋広、菅原千瑛、kurataさん、ぺんさん

 

100

 

ぺんさんが親番で効果的にアガりを決め、ラス前には5万点を超える点棒を持ち、トップしか意味が無い準決勝でかなりのアドバンテージとなり、決勝進出を決めた。

 

100

 

決勝
二階堂瑠美、齋藤豪、一瀬由梨、ぺんさん

 

100

 

プロ3名と一般ユーザーさんとの決勝戦は、開局から2回連続で8,000をアガった齋藤が有利かと思われたが東4局の瑠美よ親で連荘され5000点も差がなくなった。南場で一瀬が小三元含みの倍満をツモってプロ3人が約3000点差内となるが瑠美が満貫をツモって、トップに。ラス前の齋藤が捲り返すがぺんさんに跳満を放銃し、オーラスに。一瀬、齋藤は満貫クラスのツモか直撃が必要になり、その2人がリーチに。瑠美は降りを選択するが最後の手番で手詰まりし、一瀬に逆転の満貫を放銃。結果一瀬が初登場で初優勝を果たした。

 

100

 

100

 

4位 ぺんさん
3位 齋藤豪
2位 二階堂瑠美
優勝 一瀬由梨

 

100

 

よって優勝は一瀬由梨となり、龍龍杯2022summerは幕を閉じた。
次回の龍龍杯もお楽しみに!
(文、鈴木誠)

2022AKRacing杯予選C卓レポート

<驚愕の勝負強さ!2022 AKRacing杯予選C卓は伊達朱里紗が逆転で決勝進出>

2022 AKRacing杯も予選3戦目。白鳥翔・和久津晶に続く決勝進出は誰になるのか?
予選C卓は二階堂瑠美・魚谷侑未・東城りお・伊達朱里紗の4選手による対戦となった。

 

 

 

このC卓は終始魚谷が先行する試合展開になった。
1回戦東2局。魚谷は瑠美から5,800をアガると、続く1本場には赤2枚を含む三色かドラかのリーチをかけ、ドラの七筒をツモアガリ、4,000は4,100オール。

 

 

そして南2局の親番でも、リーチ・タンヤオ・ピンフの五索八索待ちを一発でツモ。

 

 

4,000オールで大きく抜け出しにかかる。しかし、1人しか決勝に進めないこの予選。他の選手も黙ってはいない。
南2局1本場。メンゼンホンイツ・ドラ八万待ちのテンパイを東城が入れると、魚谷から出たテンパイ打牌でとらえ、8,000は8,300。

 

 

続く南3局は東城の先行リーチに伊達がホンイツ・七対子の二索待ちで追いかけリーチをかけ、東城から出アガリ(裏ドラ中で16,000)。

 

 

魚谷→瑠美→伊達→東城の順で1回戦を終え、2回戦に入る。

その2回戦。大きなヤマは南1局に訪れた。
伊達のツモ切りリーチを皮切りに、瑠美・東城が追いかける。

 

 

3人リーチに囲まれた魚谷は掴んだ八万を切ると

 

 

親の瑠美からロンの声。裏ドラが2枚乗って12,000のアガリ。

 

 

これで試合の行方が混沌とする。

ここから抜け出したのは魚谷。
南3局2本場に、連荘必須の東城からホンイツ・イーペーコー・赤の8,000は8,600。

 

 

2位の伊達に倍満ツモ、3・4位の瑠美・東城に三倍満ツモ条件をつきつける。

ただ、南4局。

 

 

このドラも赤もなかった伊達の配牌にドラ六索が来て、赤五索が来て、赤五万が来て、12巡目にツモなら一発または裏ドラ1枚条件の二索五索八索待ちリーチ。

 

 

そして残りツモ2回で八索をツモ。
必須の裏ドラ1枚を乗せて4,000・8,000。

 

 

逃げ切りを図った魚谷を終局寸前で捕らえ、決勝進出を決めた。

 

 

2022 AKRacing杯予選D卓は9/9(金)18:00~

藤崎智
萩原聖人
HIRO柴田
日吉辰哉

 

 

解説:白鳥翔
実況:松田彩花

(文:梅中悠介)

第35期新人王戦 初日レポート

【第35期新人王戦 一次予選レポート 60名が二次予選進出】

【新人王戦とは?】

入会5年目までの連盟員のみが参加できるタイトル戦。今期は234名が参加し、7会場(岡と雀笑家は合同なので6ブロック)に分けて開催された。

【一次予選】

2022/9/3(土) 12:00開始

半荘4回戦+1回戦
各回50分+1局
日本プロ麻雀連盟公式ルール

半荘4回戦を行い、各会場のプラス者(プラスマイナス上位者0〜3名)がポイント持ち越しで5回戦に進出

5回戦終了時、各会場の上位者(参加人数の約25%)が二次予選へ進出(トータル60名)

 

【巣鴨道場】

 

以下、12位までが勝ち上がり。

 

【錦江荘会場】

 

以下、12位までが勝ち上がり。

 

【新雀荘会場】

 

以下、11位までが勝ち上がり。

 

【岡・雀笑家会場】

 

以下、8位までが勝ち上がり。

 

【じゃん亭会場】

 

以下、8位までが勝ち上がり。

 

【勝どき柳会場】

 

以下、8位までが勝ち上がり。

 

【ワイルドカード】

全会場の次点者のポイント最上位者1名がワイルドカード(WC)で二次予選進出。

ワイルドカード 松島桃花(じゃん亭会場次点)

 

以上60名が翌日の二次予選に進出となった。

 

 

【二次予選以降のシステム】

二次予選(60名)
半荘4回戦+1回戦
50分+1局
60名で4回戦を行い下位36名が途中敗退。
24名がポイント持ち越しで5回戦目を行い、トータル上位8名が準決勝進出。

準決勝(8名)
60分+1局
半荘2回戦を行い、各卓1位と2位の4名が9月17日(土)開催予定の決勝へ進出。

決勝(放送卓)
半荘4回戦行い優勝者を決める。

(文・吾妻さおり)

第17期女流桜花Aリーグ第5節C卓レポート

女流桜花Aリーグはベテラン勢の壁がとにかく厚い。

現女流桜花の魚谷を始め、仲田や亜樹・瑠美など安定感抜群の選手が上位の枠を占有するため、新しく挑戦してきた選手たちがAリーグで生存することは容易ではないです。

第5節C卓に出場した選手は

 

 

和久津晶・白銀紗希・内田美乃里・菅原千瑛の4名。

内田も安定感のある麻雀で多くの挑戦者を退けてきたベテランの1人で、1回戦東2局1本場

 

 

役無しドラ3でヤミテンを選択します。
一筒引きなら純チャンで五筒引きならピンフ、二筒四筒なら変則3面待ちといった変化が見えるところ

 

 

三筒を引いて直接ゴール。

今期2度目の役無しドラ3のツモアガリでリードすると、その後も着実に局を進めて

 

 

南4局に7,700を白銀から直撃して1人浮きのトップを奪い順調なスタートを切りました。

1回戦オーラスの放銃で浮きを守れなかった白銀でしたが徐々に立て直し、迎えた4回戦南1局の親番で

 

 

ここが勝負所と見極めたか、和久津のリーチに対して二万三万四万五万六万から無筋の六万を押して三色狙いで全面対決の構えを見せます。

 

 

六万九索二万北東一筒七筒と現物を1枚も切らずに追いついた白銀は、和久津からリーチ白三色ドラ1のアガリ。
そこから一気呵成に攻めると持ち点は70,000点を越えて内田をかわして卓内トップまで突き抜けました。

 

 

この結果、トータルでも首位に立った白銀。
3年前の初挑戦からAリーグの厳しい生存競争の中で凌ぎ続けた力を見せつけました。

今節苦しんだのは去年と一昨年とでAリーグに復帰した2人。
桜蕾戦優勝によりAリーグに帰ってきた菅原は、2節連続で手痛いマイナスを喰らって12位へ。
和久津は降級圏に片足を踏み入れてしまった。

<第5節C卓最終結果>
白銀+46.2P 内田+35.7P 和久津▲13.6P 菅原▲68.3P

(文:越野智紀)

2022AKRacing杯予選B卓レポート

【2022 AKRacing杯 予選B卓からは和久津晶が決勝進出!】

【AKRacing杯とは?】

AKRacing杯は、日本プロ麻雀連盟オフィシャルサプライヤーであるAKRacingがスポンサーとなり開催される大会。
プロ連盟のトッププロ16名が出場し、2回戦で1位のみが勝ち上がりのトーナメントを行う。決勝も2回戦で優勝者を決める。賞金総額は100万円、優勝者には副賞としてAKRacingの椅子が贈られる。

今大会は順位点無しの赤ありルール。1回戦終了時に席替えがあるが、ポイントは持ち越しなので実質一荘戦のような素点勝負のシステム。トータル1位のみが決勝進出となる。

AKRacing 公式ページはこちら

 

 

予選B卓 対局者

二階堂亜樹
和久津晶
高宮まり
岡田紗佳

【1回戦】

起家から、亜樹・岡田・高宮・和久津。

東2局に大物手を決めたのは高宮まり。二筒五筒八筒リーチを一発ツモ。跳満のアガリでリード。

 

 

次局。二階堂亜樹は678確定、高めイーペーコー。ヤミテンとして高宮から六索ロンで満貫直撃。

 

 

南1局1本場には和久津晶が参戦。ツモった六筒が裏ドラで満貫ツモ。

 

 

1回戦オーラス、親番は和久津。

0本場
発ホンイツの7,700(+1,000)。

1本場
ドラ暗刻のカン二筒待ちで12,300(+1,000)。

2本場
タンヤオ七対子赤赤五万の9,600は10,200。

 

 

3連続の高打点を決めた和久津が1回戦大トップ。

【2回戦】

起家から、高宮・亜樹・岡田・和久津。

1回戦で大きなラスを引いた岡田紗佳が2回戦で猛反撃。東1局に満貫をアガると

 

 

南1局では高めの一筒ロン、純チャン三色で跳満。

 

 

南2局はドラ雀頭の高め678。このリーチも高めの六筒ロンで跳満に。

ようやく和久津の背中が見えて来た岡田は、親番でもカン四筒の先制リーチを打つが

 

 

和久津もここが勝負どころと一歩も退かず。岡田から四索ロンで決着。

予選B卓からは和久津晶が決勝進出を決めた。

 

 

2022AKRacing杯予選C卓は
2022/9/3(土)18:00〜

二階堂瑠美
魚谷侑未
東城りお
伊達朱里紗

解説 二階堂亜樹
実況 松田彩花

 

 

(文・吾妻さおり)

2022AKRacing杯予選A卓レポート

【2022 AKRacing杯 予選A卓からは白鳥翔が決勝進出!】

【AKRacing杯とは?】

AKRacing杯は、日本プロ麻雀連盟オフィシャルサプライヤーであるAKRacingがスポンサーとなり開催される大会。
プロ連盟のトッププロ16名が出場し、2回戦で1位のみが勝ち上がりのトーナメントを行う。決勝も2回戦で優勝者を決める。賞金総額は100万円、優勝者には副賞としてAKRacingの椅子が贈られる。

今大会は順位点無しの赤ありルール。1回戦終了時に席替えがあるが、ポイントは持ち越しなので実質一荘戦のような素点勝負のシステム。トータル1位のみが決勝進出となる。

AKRacing 公式ページはこちら

 

 

予選A卓 対局者

滝沢和典
前田直哉
白鳥翔
瀬戸熊直樹

【1回戦】

起家から、滝沢・前田・白鳥・瀬戸熊。

東2局の親番で大物手をアガったのは前田直哉。ドラの白をポンしてペン三索の12,000。

 

 

しかし1本場では滝沢和典が満貫ツモ。すぐに前田に並ぶと

 

 

南2局には発ドラドラ。白鳥から5,200は5,500(+2,000)。

 

 

南3局では瀬戸熊の宣言牌六索ロンで3,900。
滝沢が1回戦のトップを取る。

【2回戦】

起家から、瀬戸熊・前田・白鳥・滝沢。

1回戦ラスの白鳥が東2局にリーチ。赤五筒をツモって裏ドラ2枚で満貫を決めると

 

 

南1局1本場には8,300(+1,000)のアガリで36,200点持ちとなり、トップ目滝沢への挑戦権を得る。

南2局も瀬戸熊から先制リーチが入り、白鳥は赤五索をポンして応戦するが

 

 

瀬戸熊の高め八筒を喰い取って8,000の放銃。

南3局1本場。前田は打点が必要。道中567三色が見えたのもあり、カン六筒固定の手順を踏みリーチに漕ぎ着けるが、残念ながらドラは純カラ。

 

 

そこに親番白鳥が追っかけリーチを打ち、前田から12,300のアガリ。白鳥がトータル首位でオーラスを迎える。

オーラス1本場。アガリトップの白鳥が五筒八筒リーチ。

 

 

ノーテンに出来ない滝沢が1シャンテンをめいっぱいに構えて五筒切りとして勝負あり。

予選A卓からは白鳥翔が決勝進出を決めた。

 

 

2022 AKRacing杯 予選B卓は
2022/9/2(金) 18:00

二階堂亜樹
和久津晶
高宮まり(前回優勝)
岡田紗佳

解説 魚谷侑未
実況 松田彩花

 

 

(文・吾妻さおり)

第39期 A1リーグ 第8節A卓レポート

【第39期鳳凰戦A1リーグ第8節A卓 H柴田が1人浮き+47.3Pで首位キープ】

本日の対局者
HIRO柴田
近藤久春
黒沢咲
藤崎智

 

 

H柴田は3回戦にツモ純チャンのカン二万のツモアガリ。

 

 

浮き2着3回で迎えた4回戦ではマンズのホンイツ。
親番黒沢が絶好のカン七索を引いてリーチにを打つが

 

 

H柴田が宣言牌の発で8,000のアガリ。
本日+47.3Pとプラスを上積みして首位を快走している。

 

 

1回戦はラススタート。2回戦も沈みでオーラスを迎えた近藤だが、カン七索ツモで3,900オールを決めてH柴田に並ぶと

 

 

1本場でもカン七索の7,700は8,000をアガって2回戦は逆転トップ。

4回戦には東ホンイツ、7,700をアガって浮きの2着に。

 

 

▲8.8Pとマイナスが残ってしまったものの、卓内2番手で11位のままとなった。

 

 

黒沢は1回戦南場の親番、高めの二索ロン。11,600は12,500(+1,000)のアガリで1回戦トップ。

 

 

しかし4回戦のラスが響いて▲15.8Pで対局終了。トータル10位から動かず。

 

 

藤崎は1回戦にスタートダッシュを決めた黒沢から7,700は8,300の直撃を取ったが、この半荘は浮きの3着。

 

 

3着3回、ラス1回の厳しい日となったものの、▲22.7Pのマイナスに抑え、4位キープ。

 

 

 

2日後に予定されていたA1第8節B卓の延期が決まり、次回は第8節C卓が行われる。

A1リーグ第8節C卓は
2022/9/7(水) 16:00

古川孝次
前田直哉
西川淳
一井慎也

解説 勝又健志
実況 古橋崇志

(文・吾妻さおり)

第10期麻雀プロアマオープン競技会 準々決勝・準決勝・決勝レポート

第10期麻雀プロアマオープン競技会 準々決勝・準決勝・決勝レポート

2022年8月14日、第10回麻雀プロアマオープン競技会の準々決勝、準決勝、決勝が行われました。準々決勝から準決勝はWRCルールで半荘1回戦を戦い、上位2名が通過となるトーナメント方式で戦います。
決勝も1回戦勝負で優勝者を決定します。

 

予選A卓の出場選手はコチラです。

前回優勝者。山田樹プロ
初出場大好きなマリーンズのユニフォームでの出場となったのは加藤鳩さん
2月度WRC月例優勝での勝ち上がり。岡本浩一さん
公式ルール代表選抜優勝での勝ち上がり。第3期プロアマオープン競技会優勝経験もある丹野賢一さん

A卓からの勝ち上がりは山田樹プロ、丹野賢一さんとなりました。

 

続いて予選B卓の出場選手はコチラです。

現鳳凰位佐々木寿人プロ
WRC月例4月優勝での勝ち上がり。なしおさん
巣鴨道場の健康麻雀部勤務している高橋大輔プロ
前回準々決勝で敗退。リベンジマッチとなるのは後藤竜司さん

B卓からの勝ち上がりはなしおさん、後藤竜司さんの2名になりました。

 

予選C卓の出場選手はコチラ。

1月度WRC月例優勝での勝ち上がり。くまっちさん
前日に行われた本戦からの勝ち上がりは森雅彦さん
本日は補欠繰り上がりでの参加となりました。チャヤまんさん
本戦からの勝ち上がりです。きのぴーさん
勝ち上がりを決めたのは森雅彦さん、チャヤまんさんでした。

 

そして最終D卓の出場選手はコチラです。

インターネット麻雀日本選手権優勝シードです。ヨシバさん
第7期プロアマオープン優勝の成績。かずや☆雀アカさん
前回大会もベスト8まで勝ち上がるも敗退。リベンジマッチとなります。井出博幸さん
WRC月例5月度優勝での出場です。松村祐輔さん

予選D卓、準決勝へと駒をすすめたのはヨシバさん、松村祐輔さんとなりました。

 

準決勝からは全卓放送です。

A卓のメンバーはこの4名となりました。
森雅彦さんvs後藤竜司さんvs山田樹さんvs松村祐輔さん

 

東1局に発を鳴いての大三元を後藤さんが森さんからアガると、そのリードを守り切って通過。ヤミテンで大きく加点に成功した前回王者の山田プロも通過となりました。

 

 

B卓のメンバーはコチラ。
丹野賢一さんvsヨシバさんvsチャヤまんさんvsなしおさん

 

東場からアガリを重ねていたなしおさん、南3局に跳満をツモったヨシバさんが通過となりました。

 

 

決勝メンバーは
後藤竜司さんvs山田樹プロvsヨシバさんvsなしおさん
この4名となりました。

 

決勝戦も1回勝負。
オーラス2本場で山田プロの親リーチ。そしてリーチ棒が出て倍満ツモ条件になったヨシバさんのリーチがかかる。

 

 

 

トップ目の後藤さんピンチに立たされるも流局。
次局に自らピンフをアガリきって優勝となった。

 

 

優勝 後藤竜司さん
2位 山田樹プロ
3位 ヨシバさん
4位 なしおさん

 

 

 

優勝は、準決勝で大三元をアガった後藤竜司さん!
後藤さんおめでとうございます!!

第11期のプロアマオープン競技会も既に開始されていますので、ご興味ある方はぜひ巣鴨道場に足をお運びください。

詳しくはこちら!!

 

 

(文:松田彩花)

巣鴨本部道場 2022年8月度プロアマオープン大会成績表 8月度最終結果(※プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 こしの 76 319.4
2 加藤はるみ 84 253.4
3 松村祐輔 28 235.2
4 Andy-San 54 218.4
5 稲熊勝明 38 217.3
6 チャヤまん 26 200.9
7 なしお 38 200.5
8 佐藤正道 30 199.1
9 山田樹 40 197.1
10 宇田美有紀 27 194.6
11 かずや☆雀アカ 63 193.5
12 ラッキースリー 72 184.7
13 高橋大輔 18 180.9
14 じゅんじゅん 65 179.8
15 金山二郎 37 178.8
16 凄悦 59 173.7
17 チン トー 40 171.7
18 タケタケ 53 171.6
19 藤原隆弘 51 171.2
20 岡本浩一 34 169.1
21 中村 43 161.2
22 西角健二 51 156.6
23 とがし 25 154.4
24 キモト 31 153.3
25 岡ちゃん 74 147.8
26 岩渕信明 42 146.6
27 さとみ 17 144.2
28 ゆりめろ 36 135.4
29 市川幹人 70 129
30 仲田浩二 27 116
31 森 雅彦 20 107.1
32 後藤竜司 33 105.4
33 厚地 19 102.7
34 くまっち 45 101.4
35 井出博幸 53 97.1
36 篠田拓郎 28 93.1
37 スロット麻雀厨 82 91.9
38 野上陽子 25 84
39 藤次祐紀 77 83.8
40 福永雄介 38 83.6
41 グリーンマン 47 75.6
42 mei 29 72.2
43 マシュー 25 69.5
44 じゅんきち 30 68.2
45 山部正人 21 66
46 BBQ 18 65.6
47 シマカタ 23 27.7
48 クンロク 20 26.8
49 チンテンイ 21 24.2
50 hase 42 23.3
51 山本和幸 48 8.4
52 なーちゃん 49 4.2

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 ドロンボーZ 11 132.8
2 井出博幸 24 112.3
3 チャヤまん 12 100.3
4 平野光穂 18 98.9
5 スロット麻雀厨 17 97.7
6 安藤銀一 8 85.2
7 hase 18 84.6
8 じゅんじゅん 16 81.2
9 すけ 8 80.7
10 ラッキースリー 21 79.4
11 丹野賢一 8 78.6
12 藤次祐紀 18 67.1
13 TakeoTAGUCHI 11 62.7
14 西部健寛 8 59.3
15 立岩知朗 10 48.8
16 加藤はるみ 17 46.2
17 凄悦 19 45.2
18 くまっち 15 44
19 ゆりめろ 16 43.2
20 mei 23 42.7
21 グリーンマン 12 37.8
22 ヒロベエ 8 36.1
23 早田弘之 18 33.3
24 極楽7 9 32.5
25 なーちゃん 9 31.6
26 岡本浩一 17 29.1
27 市川幹人 20 23.4
28 前原由紀子 10 21.9
29 中村 16 8.2
30 山田浩之 8 6.2

 

 

第39期 A1リーグ 第7節C卓レポート

【第39期鳳凰戦A1リーグ 第7節C卓 勝又が卓内トップ H柴田は首位キープ】

 

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本日の対局者
勝又健志
近藤久春
HIRO柴田
古川孝次

 

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この日の勝ち頭は勝又。2回戦南1局の親番では一筒ポンから発進。

 

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自力で東を暗刻にして2,600オールに仕上げる。

浮き2着2回で迎えた3回戦は、トップ目のH柴田から7,700は8,000の直撃を取ってトップ。

 

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4回戦全て浮きで+39.8。トータル8位に浮上した。

 

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近藤は1回戦東場はアガリが無くラス目に居たが、南場で小三元をアガって素点を回復すると

 

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オーラスにツモ中三暗刻ドラドラの跳満で逆転トップ。

 

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4回戦は大きなラスを引いてしまったが、+15.4で順位を1つ上げた。

 

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3回戦を終えて▲24.2。同期の2人にやや遅れを取ってしまったH柴田だが、4回戦でトップ目に立つと

 

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南3局には高めのドラ、七筒をツモって跳満に。

最後のトップでマイナスを返して+9.6。トータル首位をキープした。

 

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古川も3回戦を終えて▲49.2と大苦戦。4回戦は白をポンしてトイトイツモリ三暗刻をテンパイ。

 

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西ロンの満貫で先制するが、次局から細かな放銃が続いてしまい、3着に。
▲64.8で今節を終え、9位となった。

 

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次回A1リーグ第8節A卓は
2022/8/17(水) 16:00

黒沢咲
HIRO柴田
藤崎智
近藤久春

解説 吉田直
実況 古橋崇志

(文・吾妻さおり)

第4期若獅子戦二日目レポート

103人による争いで始まった第4期若獅子戦。初日で48人に絞られ、2日目に入った。
初日をギリギリで通過した選手にとっても、この2日目で上位に進出する可能性は十分あり、
予選通過をめぐる争いは予断を許さない。
新たなスターの座を獲得すべく、大きな野望を持った選手たちの戦いはさらに熱を帯びた。

 

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【システム】
・連盟公式ルール5回戦
(初日のポイントは全て持ち越し、5戦目は上位24人による対局)
・50分+1局の時間制限(5戦目は60分+1局)
・上位12人+推薦4人がベスト16進出

 

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最終結果はご覧の通り。

 

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初日ただ1人100ポイントを超えた笠原はこの日も着実にポイントを重ね、堂々の首位通過。初日2回戦からトップを譲らない好内容の2日間だった。2位梅本はこの日唯一100ポイントを超え、初日47位からジャンプアップ。3位渡辺(英)は45位から大きく順位を上げ、第10期JPML WRCリーグ優勝の力を示した。また、最強戦ファイナル出場が決まっている岡崎や、櫻井も後方から追い上げてベスト16入りし、現王位の渡辺(史)も予選をクリアした。
また、推薦で、福田・新・林・木原の4人がベスト16に進んだ。

 

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(左上から時計回りで、笠原・岡崎・渡辺史・渡辺英)
 

ベスト16の対戦カードはご覧の通り。
全対局が連盟チャンネルで生放送される。

 

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ベスト16の戦いにもどうぞご期待下さい。

(文:梅中悠介)

第4期桜蕾戦予選レポート

桜蕾戦は、若獅子戦とともに、「次世代スターの発掘」という目的がある。
その狙いに適う形で、第1期優勝の伊達はMリーガーとなり、
第2期優勝の菅原は今年の麻雀最強戦ファイナル出場が決まった。
次のスターの座を担うのは一体誰か。
第4期の桜蕾戦には過去最多の37人が出場し、熱戦の幕が開いた。

 

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【システム】
・連盟公式ルール5回戦(5戦目は上位24人による対局)
・50分+1局の時間制限(5戦目は60分+1局)
・上位14人+推薦者2人がベスト16進出

 

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桜蕾戦・若獅子戦は、育成会を経たり、プロテストで正規合格を得たりした選手にとっては、
鳳凰戦や女流桜花のリーグ戦に先駆けて行われる「プロデビュー戦」ともなる。
今期の桜蕾戦では8選手がここでデビューを果たした。

 

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4戦目を終えて上位24人が5回戦に進んだ。

 

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24位の加護でも無条件で予選を通過できる14位とは13.5Pしか差がなく、混戦で最終戦に入った。
そして最終結果はご覧の通り。

 

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今年のプロクイーンでもベスト16に入った松田が首位でベスト16へ。タイトル獲得経験ある内田や、今年最強戦ファイナルに出場する杉浦も上位で通過。第3期優勝の廣岡は2連続ラススタートの遅れを取り戻して予選をクリアした。
一方、今年の女流麻雀日本シリーズで優勝した岡田は終始苦しみ16位で終わるも、推薦でベスト16に進むことになった。
また、これが初陣となる選手は、6位上田・11位御子柴・12位加護・15位渡部(推薦)の4人がベスト16に進んだ。

 

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ベスト16の対戦カードはご覧の通り。
ここからの対局は全て連盟チャンネルで放送される。

 

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ベスト16の対局にも、どうぞご期待下さい。
(文:梅中悠介)

第20期プロクイーンベスト16D卓レポート

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【第20期プロクイーン~ベスト16D卓~、山脇、蔵がMリーガーを倒してベスト8進出】
『死の組』と称されたD卓、本日の出場選手はこの4名。

山脇千文美
前年度決勝進出によるベスト16シード
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魚谷侑未
現女流桜花によるベスト16シード
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蔵美里(協会)
1次予選からの勝ち上がり
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黒沢咲
2次予選からの勝ち上がり
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Mリーガーの黒沢、魚谷の実力や実績について、語る必要はないだろう。
山脇は、連盟のタイトル戦での優勝はないが、テレビ対局での優勝は何度もある。
次期Mリーガー候補にも常に名前が上がり、内外での評価は高い。

蔵は、2006年に日本プロ麻雀協会に入会。もう15年選手である。
[参考]黒沢が2005年、魚谷が2009年、山脇が2013年の入会
第11回(2016年)オータムチャンピオンシップ優勝、これは当時女流プロでは初の優勝という快挙だった。
協会の雀王戦(プロリーグ)ではAリーグに所属したこともある。
プロクイーンでは初めてのベスト16進出というのが不思議なくらいだ。

解説の宮内こずえに“無邪気”と表現された山脇、いつもポジティブな麻雀を打つのだが、この日は違った。
魚谷がソーズのホンイツで2フーロ、安目の一万は3枚場に切れているという悩ましい状況で、山脇は五万切りのヤミテンを選択。

 

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(魚谷は一索をポンして打五筒、次巡手出しで四筒発をポンして打中

すぐに四万をツモって2,000オールという結果は別にして、僕はリーチがやや優位かなと思ったので、山脇がヤミテンにしたのはかなり驚いた。
(※リーチが得かどうかはわかりません。誤解なきよう。)
それだけ相手を評価しているし、勝ちたかったのだろう。

山脇(後日談)「最後魚谷さんとの勝負になる可能性が高いし、着落ちはしなくとも8,000直撃は嫌だからソーズはもう切らないでおこう。」
山脇「でもこれはやっぱりリーチだったなぁと思ってます。敗着にもなりえそう。」

1回戦は蔵に逆転されトップを譲ったが、2回戦の開局から高打点を2発。
早々抜け出して勝ち上がりを決めた。

 

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(戦後のインタビューでは、第一声「いっぱいアガれました。」と嬉しそうでした。)
 

2番手争いは3回戦、親番の蔵のこの手牌を取り上げる。
この3回戦の暫定の順位点も加えたトータルポイントが黄色字になるが、蔵がだいぶリードして迎えた南3局だった。

 

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(※ 下家の黒沢が前巡に発を仕掛けている)
 

リードしているこの状況では、カン二索待ちのリーチを打つ気はなかったのだろう。
四筒まわりでの良形への変化を見て、九索切り。
実は、すでに山脇に一筒四筒待ちのピンフのテンパイが入っていたので、四筒切りで放銃になっている人も多いと思われる。

 

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この手牌進行はさすがだと思う。
と同時に、視聴者は4人の手牌も見えているので、上手だったことが最悪の結果を招く麻雀の残酷さも目の当たりにする。

 

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2着争いのライバル、黒沢への8,000点の放銃。激痛。
ただ蔵からは、納得済というか覚悟があった表情に見えた。
もちろん蔵には、四筒を切ると1,000点の放銃で終わっていたことはわからないので、「白を勝負した結果だからやむなし。そう簡単には逃してくれないか。」という心境だっただろう。

最終戦、蔵と黒沢は着順勝負。
この1局も素晴らしい手順だった。
八万はドラ表示牌も含めて、すでに3枚見え。
牽制も含めて、対面黒沢から切られた北をポンする打ち手も多いだろう。

 

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しかし、北を鳴いてしまうと、このトータルポイントの上家魚谷からはよほどの手にならないとマンズは切られない。
さすがに2枚目は鳴いただろうが、そういった思考から1枚目を鳴くのは得策ではないという判断と思われる。
今度は最善の選択が最高の結果になった。
黒沢の粘りも見事だったものの、この4,000オールのリードは大きく、蔵が勝ち上がりを決めた。

 

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蔵「(3回戦の白の放銃の局)ここでアガれれば、4回戦目が楽になるなと。今、放銃になっても4回戦目で取り返しがきくし、と白を切ったけど、行き過ぎだったかな。」と戦後のインタビューでは苦笑い。
蔵「攻めっ気ムンムンの麻雀が出来て今日はよかったな、と思っています。次も頑張っていきたいなと思いますので、応援よろしくお願いします。」

 

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ベスト8A卓、9/15(木)16時~

ベスト8B卓、9/22(木)16時~

(文:福光聖雄)

第17期女流桜花B・C1・C2リーグ第4節レポート

【第17期女流桜花B、C1、C2リーグ第4節】

◇Bリーグ(昇級:3名、降級:5名、4位は入れ替え戦2nd stage、5位6位は入れ替え戦1st stage)

第3節終了時、首位の早川林香でもトータルスコアは+56.9Pと大接戦のBリーグ。
上位2卓、下位2卓の組み合わせで行われた。

 

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1卓:早川林香、稲岡ミカ、井上絵美子、大野彩乃(左上から時計回り、以下同じ)

 

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初戦、早川がトップを取り、最終節に向けて盤石なポジションを築けるかと思われたが、その後は井上が3連勝。
本日+79.5Pの大勝利でトータル首位に躍り出た。

2卓:北條恵美、黒沢咲、中野妙子、蒼井ゆりか

 

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3位スタート、4位スタートの北條、蒼井がどちらも+25P前後ポイントを伸ばし、昇級圏内に。
逆に黒沢、中野は勝負の節だったが、昇級から大きく後退となった。

3卓:高宮まり、天音まこと、和泉由希子、一瀬由梨、北野由実

 

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高宮が3トップ、2着1回の+55.5P。トータルでも4位に浮上し、昇級が見えてきた。
一瀬、北野、和泉は降級ポジションに。特に▲100P超えの北野と和泉は、残留まで遠い位置で最終節を迎える。

4卓:武石絵里、楠原遊、西城凛、小笠原奈央、美波智子

 

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武石が、トップ、2着、トップ、浮きの3着で+68.8P。トータルは5位になりAリーグ復帰が見えてきた。
その中で楠原が+16.2Pとプラスでまとめる。
降級圏から少し遠ざかることができ、価値あるプラスと言えるだろう。

 

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◇C1リーグ(昇級:6名、降級:6名、1位は入れ替え戦2nd stage、2位は入れ替え戦1st stage)

ダントツの手塚紗掬、今節もプラスとし、2位以降を150P以上引き離す。優勝はほぼ確実だろう。
トータル2位につけたのは高橋慧。ここまで全4節プラスと着実にポイントを伸ばしてきた。
昇級ボーダーは6位ジェンの+38.7Pと低く、トータルがプラスの選手は大チャンス。現状マイナスでも大逆転昇級があるかもしれない。

 

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◇C2リーグ(昇級:8名、1位は入れ替え戦1st stage)

2卓蒼木翔子、3卓内田みこは偶然にも同スコアの+59.9Pでのスタート。
隣の卓だったのでお互いに刺激になっていたようだ。
1枠の入れ替え戦を目指し、競うようにアガリを重ね、二人ともこの日だけで100Pオーバーの荒稼ぎ。
平岡理恵を入れた3名での入れ替え戦争いになりそうだ。(最終節、おそらく3人は別卓)

 

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昇級争いは、6位太田寛子が+74.0Pと下とのポイント差があり、ここまではかなり昇級確率は高い。
残り2枠は、誰が飛び込んできてもおかしくないし、昇級ボーダーも跳ね上がると予想される。
7位川上玲は、少し余裕がある分、プレッシャーのかかる最終節になるかもしれない。

 

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最終節は9/24(土)に開催を予定している。
観戦は出来ないので、Twitter速報を気にしていただけたら幸いだ。

(文:福光聖雄)