第5期若獅子戦一次予選レポート

【第5期若獅子戦 一次予選 48名が二次予選進出】

 

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2023/2/25(土)に行われた第5期若獅子戦一次予選は118名のプロが参戦した。

【システム】全5回戦
WRCルール(50分+1局)
4回戦終了時の各会場プラス者+αは5回戦へ
5回戦終了時の全会場合算で上位48名が明日2/26(日)の二次予選へ進出

※二次予選は初日のポイント持ち越しで全5回戦
12位まで+推薦4名がベスト16へ進出

開催概要はこちら

【若獅子戦一次予選 審査員】

 

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藤崎智
勝又健志
白鳥翔
白銀紗希

審査員は各会場を巡回。今日の成績はもちろん評価対象だが、打牌選択、押し引きのバランス、所作などを総合的にチェックして推薦者を選考する。

【巣鴨道場】

 

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【錦江荘】

 

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【じゃん亭】

 

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【72名が5回戦進出】

【48名が二次予選進出】

 

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全対局が終了し、上位48名が翌日の二次予選進出となった。

(文・吾妻さおり)

何を切る? 2023年3月

第39期 鳳凰位決定戦 12回戦 南3局 西家 HIRO柴田プロ

 

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■Twitterで実施したアンケートの結果

 

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■プロの視点

HIRO柴田プロ
「まず七筒切りの1シャンテンは役がないので攻め手に欠け、ほぼオリになってしまうので選びません。
九筒切りは、一万を引いての四索切りリーチが悪手になると判断。
ということで、ワンチャンスで攻め手に使いやすい打三索を選択しました。
自分の牌姿にアガリがありそうなことと、親のリーチに打点力はありそうだけど待ちが薄い可能性も高いとみていたので、この後も押し返す幅は広そうです。
もしこの時の持ち点が1万点くらいだったら退く選択肢もあったかもしれません。」

 

■YouTube動画

 

■終局図

 

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日本プロ麻雀連盟チャンネルはこちらから
OPENREC 日本プロ麻雀連盟チャンネル
ニコニコ生放送<PC版>

第13期麻雀グランプリMAX二次予選C卓レポート

【第13期麻雀グランプリMAX 二次予選C卓 渡辺史哉・石立岳大の2名が勝ち上がり】

本日の対局者は

石立岳大 (ptランキング3位)
前田直哉 (ptランキング8位)
浜上文吾 (一次予選B卓1位)
渡辺史哉 (一次予選D卓2位)

 

 

【1回戦】

開局、石立が5巡目リーチ。高めの九索ツモで満貫のアガリ。

 

 

 

次局の親番では1,000オール(+1,000)。
1本場には2,600オールは2,700オールと、早々に51,100点持ちに。

 

 

渡辺がダブ南暗刻のリーチをツモって満貫のアガリ。

1回戦はトップに石立。
浮きの2着に渡辺。
前田 浜上の並びで終了。

 

【2回戦】

浜上(親)がドラ2枚使いの五筒八筒待ちリーチで4,000オール。

 

 

さらに、東2局には白とドラ八索暗刻の満貫を前田からアガって2回戦は浜上がトップ。

オーラスは前田が123三色確定のカン二索リーチをツモってラス回避。

 

 

2回戦はトップに浜上。
浮きの2着に渡辺。
前田 石立の並びで終了。

 

【3回戦】

渡辺は2着2着で迎えた3回戦。ドラ雀頭のリーチをツモってリードする。

 

 

オーラス1本場。
渡辺がメンゼンチンイツイーペーコーのカン八索待ち。
浜上が四索単騎。
石立が五索八索待ち。

 

 

渡辺は五索を暗カンしてカン八索続行。石立の待ちを使い切ってアガれば決定打になり得るが

 

 

前田が1,500は1,800(+1,000)で何とか親番を繋いだ。

3回戦はトップに渡辺。
浮きの2着に前田。
石立 浜上の並びで終了。

 

【4回戦】

石立(親)が三暗刻確定のリーチを打ち、4,000オールは4,200オール(+2,000)のツモアガリ。

 

 

南2局には前田がカン三万待ち先制リーチを打つが

 

 

石立が全面対決を挑む。
一索八索七索ポン、四索チーでチンイツをアガリ切る。

4回戦はトップに石立。
浮きの2着に渡辺。
前田 浜上の並びで終了。

 

【最終 5回戦】

浜上がドラドラ七対子のリーチ。6,000オール。

 

 

1本場にも456確定のカン五筒リーチを打つが

 

 

前田が追っかけリーチを打ち7,700は8,000(+1,000)。

浜上と前田が懸命に追いかけるも、渡辺と石立がリードしたままオーラスへ。

オーラスの条件

【浜上】ツモ倍満
前田から役満
石立から跳満
渡辺から三倍満

【前田】ツモ役満
渡辺 浜上からダブル役満
石立から三倍満

 

 

オーラス浜上がリーチ。
石立から六索直撃のみ通過のリーチだが途中でツモってしまい、1人テンパイで流局。

渡辺史哉・石立岳大の2名がベスト16進出を決めた。

 

 

(文・吾妻さおり)

第257回:プロ雀士インタビュー HIRO柴田  インタビュアー:仲田 浩二

HIRO柴田さんと仲良くなったのは、コロナ渦と呼ばれる自粛が始まった頃でした。
その前から面識程度はあり、「近くの雀荘にゲストとしてくる麻雀プロ」と「雀荘のプチ常連さん」くらいにお互いを認識していたのですが、意外なことになかなかその距離は近づかなかったのです。

それが、コロナの自粛でお互いに仕事の時間が減ったことで、色々と話をするようになり、意気投合します。
今回インタビュアーを任された私(仲田浩二)が連盟プロとなったこともあり、公私ともに親交を深めることとなりました。

柴田さんの強さを俯瞰でみる指標として日本プロ麻雀連盟所属の平野良栄プロ(@retroeater)のツイッターがあります。
「鳳凰戦」「ランキング」から通算ポイントを確認すると…+1808.5ポイントのランキング1位になっています。
17期入会の柴田さんが39期後期までの23年で平均どれだけ勝っているか計算すると、なんと毎年+78.6ポイントを積み上げているのです。
運の要素が強い麻雀という競技で、しかもポイントを稼ぎにくい連盟公式ルールで、これはとてつもないことです!!

 

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(2023年3月1日現在までで、17期~39期後期までの連盟の対局データをまとめてくださっている平野プロ。データアプリはプロでなくとも利用可能です)

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(歴戦の強者たちの中でも頭一つ抜けた柴田のポイント。リーグ戦の強さはまさに圧倒的)

仲田「改めまして、インタビュアーをさせて頂く仲田です。強いプロと認められながら、なかなかタイトルとは縁のない麻雀人生となっていました。勝ち切れなかった理由は何かあると思いますか?」
※柴田さんは私のことを「ポロリさん」、私は柴田さんのことを「柴田さん」と呼びます

柴田「僕の実力不足だったと思います」

リーグ戦でこれだけの数値を残していての「実力不足」には恐れ入りました。
しかし、実際に柴田さんは負ける度に自分の力不足を感じながらひたすら己の麻雀を磨き続けます。

そんな中で世の中はコロナ禍に。
多くの人がそうであったように柴田さんの生活も大きく変化しました。
持っていた雀荘のゲストや教室がなくなり、前と同じようには麻雀を打てなくなりました。
麻雀を打つ機会が減ったことで感覚を崩してしまったのか、柴田さんは37期鳳凰戦で降級の危機に見舞われます。

 

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(最終戦で降級を凌いだ37期鳳凰戦A1リーグ)

仲田「第37期鳳凰戦では降級の危機がありました。苦戦の理由は思い当たりますか?」

柴田「不調は実感していましたが、苦戦したつもりはないんですよ。確かに、自分は万全ではなかったけれど、降級の危機になったのは麻雀の揺らぎの範囲だったと思います。これでもポロリさんの麻雀を心配するくらいの心の余裕があったんですよ」

私はここ数年の柴田さんしか知りませんが、それでも大きく変わったなと思う点が2つあります。
まず1つは、麻雀以外で強い興味を持つことが増えたということです。

その最たる例が料理で、柴田さんはコロナ禍が始まった頃に気紛れで作った謎の物体Xの写真をTwitterに載せていました。

 

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(柴田さん初の手料理は謎の物体Xでした。「もう2度とやらん」と言いながらこの後料理にハマります)

…が、その後めきめきと料理の腕を上げて、現在ではリクエストすれば洋食でも和食でも大概の料理を作ってくれます。

 

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(最近柴田さんが作った2品。圧倒的凝り性で、料理の腕がめきめき上がりました)

また、YouTubeなどでファンと率先してコミュニケーションを取る姿も多く見られたのも変化の1つです。
冒頭で書いたように私と柴田さんでさえ「意外なことになかなかその距離は近づかなかった」というくらいに柴田さんはコミュ障でした。
しかし、コロナで人と人の実際の距離が離れるのとは対照的に、柴田さんは色々なことに興味を持って社交的になっていったのです。

降級の大苦戦となった翌年の第38期鳳凰戦A1リーグは惜しくも4位で決定戦進出を逃した柴田さん。
しかし、年明けになってビッグタイトルを獲得していたことが発覚します。
人気女流雀士蒼井ゆりかプロとの結婚が発表されたのです。

 

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(2022年1月11日入籍。第39期鳳凰位決定戦初日が、奇しくも1月11日の結婚記念日でした)

いつの間にか、蒼井プロのNo1を獲得していたなんて…。
コロナで世の中が閉鎖的になる中で、柴田さんは逆に社交的に魅力的になって結婚に至ったように感じたので、その辺りを蒼井プロにも聞いてみました。

(蒼井プロから見た柴田さんの魅力はどこでしょうか?)
蒼井「嘘をつけない正直な人で、心が優しいところです」

(ここ数年で柴田さんが変わったなと感じるところはありますか?)
蒼井「社交的になったなと思います。夏頃に鳳凰位を争った寿人さん夫妻と山登りに行ったのですけど、昔の柴田さんだったら行ってくれなさそうだと思いました(笑)」

勝負師にとって結婚は1つの分岐点になります。
今まで自分のために勝負していたものが、誰かの人生を背負っての勝負になる…今までできていたことができなくなってしまったり、逆に今まで以上に強くなることもあります。
柴田さんは後者だったのか、第39期鳳凰戦A1リーグを+132.9ポイントの2位で突破して決定戦へ。
そして、決定戦は3日目終了時点で2位に113.2Pの大差をつけて首位に立ちます。
しかし、状況とは裏腹に柴田さんの心は追い込まれていました。

 

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柴田「23年間で十数回決勝に残って全部負けたから、負け方だけはイメージできちゃうんですよね。勝ったことがないから、勝つときのイメージは出てこなくて負けるイメージだけが湧いてきちゃう。最後の1週間は蒼井との会話もギクシャクしちゃって…」

2人ともタイトル獲得経験のない夫婦だからこそ、どんな風に過ごせばいいのか、相手にどんな言葉を掛けたらいいのか分からなくてギクシャクしてしまう…しかし、ギクシャクしていても2人でいたことは柴田さんの精神的にプラスであった気がします。
そして、こうなったら逆転されるかもと柴田さんが想像した通り、最終日のスタート時点で113.2ポイントあったリードは15回戦東4局には6.6ポイントまで詰められていました。

 

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仲田「最終日手が入らず寿人プロにかなり差を詰められました。寿人さんに追い上げられている時はどんな心境でしたか?」

柴田「プレッシャーは感じていたけど一度まくられても最終戦勝負になるからと開き直りはありました」

しかし、ここからが今までの決勝とは一味違いました。
浮いてリードを広げると、加点して突き放し、最終戦前に再び大きなアドバンテージを作ることに成功。
最終戦は危なげなく進行して、第39期鳳凰位戴冠となりました。

 

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今回、23年間チャレンジし続けて勝てなかった決勝で勝てたのは、柴田さんの実力による必然なのか、それとも柴田さんの中で何か変わった部分があったのか、結婚による心の支えが影響したのか、それは誰にも分かりません。
ただ1つだけ分かることは、初タイトル第39期鳳凰位の獲得は柴田さんの麻雀人生においてのゴールではなく、始まりだということです。

仲田「前に『初タイトルは連盟のG1で』とこだわっている話を聞きました。いま、鳳凰位を手にして目標を達成しましたが、これからの麻雀人生でなしとげたいことを教えて下さい」

柴田「何といっても、来年の決定戦で勝って鳳凰位を連覇すること。そして、他団体のものも含めて他のタイトルを獲得すること。最後に、出来れば生涯現役でいて、一線を退いてもみんなから『強かったな!』と言われる伝説の雀士になることですね」

今年、第39期鳳凰位のHIRO柴田には数々のタイトル戦で鳳凰位シードが用意されています。
ベスト16シードとなる鸞和戦、WRCが2回、WRC-Rが2回、マスターズベスト52シードに、本命の第40期鳳凰位決定戦…今まで決勝で勝てなかった柴田さんは、勝てば勝つほどにその勝利の方程式を体に刻み付けながら、どんどん強くなっていくことでしょう。
鳳凰位を獲ったことで幕を開けるこの飛躍の年に、勝ちの味を知ったHIRO柴田がいくつのタイトルを手にするのか、是非ご注目下さい。

第1期四国プロリーグ 決勝レポート

【第1期四国プロリーグ決勝 副支部長の長尾浩平が初代チャンピオンに】

決勝の対局者は
濱田将司(はまだまさし)
高橋亮輔(たかはしりょうすけ)
中岡博一(なかおかひろかず)
長尾浩平(ながおこうへい)

 

 

【1回戦】

濱田(親)がカン四万待ちリーチを打つが、長尾がドラ暗刻のホンイツで満貫のアガリ。

 

 

東3局には親番の高橋がタンヤオ七対子ドラドラ八筒単騎を濱田から。

 

 

南3局。長尾が高橋の親番を全力で蹴りに行くが、リーチピンフイーペーコードラドラの3メンチャンで押し返した高橋が12,000の直撃。

 

 

1回戦はトップに高橋。
浮きの2着に長尾。
中岡 濱田の並びで終了。

 

【2回戦】

中岡が役なしカン五索待ちをヤミテンとし、456確定に振りかわってからツモって2,000・3,900。

 

 

南1局には長尾がドラ暗刻のカン三万待ち。高橋が4メンチャンテンパイを入れるが、宣言牌が三万となる。

 

 

2回戦はトップに長尾。
浮きの2着に中岡。
浮きの3着に濱田。
高橋の並びで終了。

 

【3回戦】

中岡(親)が二万を暗カンしてカン六索待ち。高橋から9,600。

 

 

中岡がリードを保ったままオーラスまで来るが、2本場に長尾が3,900は4,500(+4,000)を決めて逆転トップ。

 

 

3回戦はトップに長尾。
浮きの2着に中岡。
高橋 濱田の並びで終了。

 

【最終 4回戦】

トータル4番手の濱田が七対子ドラドラ七万単騎で満貫ツモ。

 

 

東2局にはドラの五万をポンして三色ドラ3を高橋から。連続の高打点で大逆転を狙う。

勝負手がぶつかったのは南2局2本場。

まずは親番の高橋が345確定のカン七索待ちリーチ。

同巡に長尾も高め234の二索五索待ち。

さらに中岡がホンイツ七対子二万単騎で追っかけリーチ。

 

 

この局は高橋に軍配、7,700は8,300(+1,000)。

各者奮闘するも長尾を大きく沈める事は出来ず、最終戦オーラスは全員ノーテンで流局。

 

 

第1期四国プロリーグ決勝

優勝 長尾浩平
2位 高橋亮輔
3位 中岡博一
4位 濱田将司

四国副支部長の長尾が初代四国リーグチャンピオンとなった。

 

 

 

(文・吾妻さおり)

女流プロ麻雀日本シリーズ2023 第7節レポート

2023年2月19日日曜日、2023女流プロ麻雀日本シリーズ第7節が行われた。

 

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25回戦

 

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二階堂亜樹、清水香織、二階堂瑠美、岡田紗佳

25回戦は流局なしの乱打戦になり、オーラス瑠美が親の岡田のリーチに勝負し、アガりきりトップに。亜樹と清水は大きなトップが必要だったがここで敗退となった。

 

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亜樹 +13.0
清水 △28.7
瑠美 +24.6
岡田 △8.9

26回戦

 

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白銀紗希、小宮悠、水崎ともみ、西嶋千春

26回戦は小宮が親番でスタートダッシュに成功しリードを保ったままトップに。水崎は9千点持ちまで点棒を減らすが、ハッキリとした押し引きでオーラス2着まで素点を回復した。

 

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白銀 △32.0
小宮 +24.7
水崎 +11.9
西嶋 △4.6

27回戦

 

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りんのなお、逢川恵夢、魚谷侑未、黒沢咲

27回戦はりんのが東3局までに5万点をオーバーになるが、黒沢の高打点や魚谷の4,000オールが飛び交い、そこに割って入っていった逢川がトップになった。

 

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りんの △9.7
逢川 +25.1
魚谷 +6.1
黒沢 △21.5

28回戦

 

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和久津晶、瑞原明奈、仲田加南、伊達朱里紗

28回戦はトータル1位の瑞原が親の満貫をアガり、オーラスも自らアガって決勝進出を決めた。一方伊達は大きいトップが欲しかったが4着となってしまい敗退となった。

 

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和久津 △9.5
瑞原 +27.7
仲田 +10.7
伊達 △28.9

28回戦までの成績はこちら。

 

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清水、亜樹、伊達はここで敗退となり、現在1位の瑞原は決勝進出となった。

次回の女流プロ麻雀日本シリーズ2023プレーオフ第1節の放送は、
3月8日 水曜日 14時~ 放送スタートです。
次回の放送もお楽しみに!

(文、鈴木誠)

第39期鳳凰位決定戦最終日レポート

第39期鳳凰位決定戦最終日レポート
小林 正和

【遠過ぎたビクトリーロードは最高峰の頂へ。HIRO柴田が初タイトル第39期鳳凰位を戴冠。】

 

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佐々木寿人(現鳳凰位)
前田直哉
HIRO柴田
吉田直

 

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実況:古橋崇志
解説:森山茂和・前原雄大

◆三日目までの成績

 

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最終日開始前のポイント状況では2位の佐々木でさえトップのHIRO柴田と110P以上であった。

古橋「前原さんは最多4回の鳳凰位を獲得されていますが、このポイント差をどうご覧になりますか。」
前原「もし柴田くんが取り溢しをするならば二日目のような受けから入った時かな。放銃になってはしまったが三日目のようにリーチに向かって切り込んでいければ優勝の可能性は高いと思いますよ。」

 

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解説席の声に応えるかのように開局から目一杯に拡げる柴田。

森山「柴田くんも過去の経験から弱気になったら危ないって事を知っているんだよ。だからわざと強く行っているんじゃないかな。」

その一方でいつも以上に深く思考を巡らせながら打牌選択をする柴田。

森山「ただ行く時はもう少しパシッと行って欲しいね。」
前原「もちろんこの放送を見て下さっているのは一般の方々も多いと思いますが、たくさんの連盟員も見ていると思います。そんな皆さんにもノータイムで打って欲しいという願いも込めて会長は仰っているんです。迷いなく一定のリズムで打ち続ける事が一流の条件の一つですから。」

最高峰の舞台だからこそ求められるものも大きいが柴田にとっては是が非でも獲りたい初タイトルであり、大きなアドバンテージを持って最終日を迎えた事が逆に大きなプレッシャーとなっているのかもしれない。

前原「寿人が昔から評価が高いのは、どんな場面でもノータイムで一定のリズムで打てる所。」
古橋「スピードにも定評がありますからね。ちなみに佐々木の弱点みたいなものってありますか。」
前原「打つべき牌が打てなくなった時、それが例え放銃牌であろうと。確か本人はそう言っていたね。」

13回戦の序盤に11,600放銃となった佐々木。それでも打牌選択に迷いはなかった。

 

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東3局では途中難しい牌姿もある中で最高打点に仕上げると

東4局
東家・佐々木
五万六万七万三索三索二筒三筒四筒六筒七筒八筒東東 リーチ ツモ東 ドラ九万

南2局1本場
西家・佐々木
四万五万六万八万八万三索四索四索五索六索四筒五筒六筒 ロン二索 ドラ三万

持ち味の連続攻撃が決まりこの半荘だけで柴田との差を50P以上詰める。そして一人浮きで迎えた14回戦では

南3局
西家・佐々木
一索一索三索四索五索六索七索八索四筒五筒五筒六筒六筒 リーチ ドラ五索

4巡目での先制リーチ。

前原「約束された四筒七筒。」

時の流れを予知するかのように前原の言葉が現実となった。

 

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リーチ・ツモ・ピンフ・イーペーコー・ドラ1の約束されたアガリにより更に柴田との距離を25P程まで縮めると、15回戦に入れば僅か数ポイント差までに。

 

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開始前の110Pという絶対的なリードも今となっては雀の涙となり、幾度となく優勝を逃した過去の記憶が柴田の脳裏をよぎる。
しかしHIRO柴田は“自身”を貫いた。

 

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普段通りの仕掛けも駆使して佐々木に一人ノーテンを押し付けると、通り名である“紅顔のアサシン”鋭いアガリで流れを引き寄せる。

そして15回戦南3局。

 

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柴田にテンパイが入ると卓上に静寂な時間が流れた。
それは先程までの“迷い”ではなく正に“決心”の間であり、思いを乗せるかのようにリーチに踏み切ると

 

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佐々木から放たれたのは優勝を大きく手繰り寄せる鳳凰一索であった。

 

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これが決定打となり第39期鳳凰位の座に就いたのはHIRO柴田。
それは遅すぎる初タイトル獲得と同時に

 

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伝統と歴史のある鳳凰位が受け継がれる瞬間でもあった。

 

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◆第39期鳳凰位決定戦
優勝HlRO柴田
2位 佐々木寿人
3位 前田直哉
4位 吉田直

◆最終成績

 

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第39期鳳凰位
HIRO柴田
「過信せず、その中でも自信を持って頑張っていきたいと思います。そして沢山の方々にお声掛け頂いた時に“良い報告ができるように”と話をしたので、今度お会いした時はありがとうございましたとお伝えしたいと思います。ご声援ありがとうございました。」

(文:小林正和)

女流プロ麻雀日本シリーズ2023 第6節レポート

【女流プロ麻雀日本シリーズ第6節 水崎が3位浮上 西嶋が10万点超トップで7位に】

 

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【21回戦】

 

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小宮(親)がドラの八索暗刻のイーシャンテン。

白銀からドラが打たれる。解説席では
阿久津 ポン
H柴田 カン
藤崎 スルー
と意見が綺麗にわかれていたが

 

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小宮の選択はポン。
2枚見えのカン七索テンパイを入れて4,100オール。

 

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オーラスにも更に加点した小宮は12位まで順位を上げた。

21回戦結果

⑯小宮悠 +62.5 (▲51.9⑫)
①瑞原明奈 +1.8 (+131.6①)
⑧りんのなお ▲25.1 (▲14.2⑨)
⑨白銀紗希 ▲39.2 (▲33.3⑩)

【22回戦】

 

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水崎がリズム良くアガってトップ目で南入するも

 

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南1局1本場に黒沢がドラをツモって跳満のアガリで水崎に迫る。

次局も黒沢は一通確定のドラ待ち先制リーチを打つが

 

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親番の水崎が3メンチャンで追っかけリーチ。三色がつかない八筒ながらも、黒沢から7,700直撃でトップ。

22回戦 結果

⑦水崎ともみ+22.6 (+50.4④)
⑩黒沢咲 +8.3 (+11.1⑧)
⑮二階堂亜樹 ▲8.5 (▲91.0⑯)
②魚谷侑未 ▲22.4 (+74.0②)

【23回戦】

 

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伊達がドラの東をポンして満貫のアガリで先制するが

 

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西嶋が4局連続のアガリでトップ目に立ち、東2局4本場には

 

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ダブ東混一色、12,000は13,200(+1,000)を伊達から直撃して独走態勢に。

西嶋が100,800点持ちの特大トップで一気に8位まで浮上。

23回戦 結果

⑮西嶋千春 +85.8(+7.3⑧)
⑪伊達朱里紗 ▲3.4(▲45.6⑫)
⑦和久津晶 ▲36.0(▲6.1⑨)
③仲田加南 ▲46.4(+26.4⑥)

【24回戦】

 

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親番の逢川は九筒は役なしだがヤミテンとし、ピンズの混一色狙いの清水から溢れたダブ東でロン。7,700は8,000(+1,000)のアガリ。

 

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オーラス。清水が白を暗カン。一気にトップまで狙える手になり、ツモ倍満のリーチ。

 

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これをツモった清水が大逆転トップ。12位まで順位を上げた。

24回戦 結果

⑮清水香織 +26.3(▲41.0⑫)
⑭逢川恵夢 +12.5(▲51.6⑭)
④岡田紗佳 ▲4.0(+38.0④)
⑤二階堂瑠美 ▲34.8(▲4.1⑧)

 

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以上で全選手が6回戦を終え、第7節の組み合わせが決定した。

25回戦 岡田 瑠美 清水 亜樹
26回戦 水崎 西嶋 白銀 小宮
27回戦 魚谷 黒沢 りんの 逢川
28回戦 瑞原 仲田 和久津 伊達

解説 藤崎智・白鳥翔
実況 阿久津翔太

(文・吾妻さおり)

巣鴨本部道場 2023年2月度プロアマオープン大会成績表 最終結果(※プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 西角健二 40 363.9
2 くまっち 32 259.4
3 スロット麻雀厨 36 233.9
4 加藤はるみ 60 210.3
5 立岩知朗 17 199.4
6 藤原隆弘 43 190.3
7 ラッキースリー 72 185
8 青木保則 23 183.4
9 静流 60 179.4
10 中村 74 162.6
11 かずや☆雀アカ 37 159.8
12 山本和幸 22 158.5
13 関光穂 48 155
14 御子柴佑梨 37 154.1
15 盛合麻理奈 22 153.7
16 とがし 16 149.7
17 佐藤正道 30 140.4
18 山田樹 22 139.4
19 チン トー 34 132.6
20 村島隆之 17 132.6
21 山部正人 19 129.3
22 キモト 30 122.1
23 井出博幸 33 108.1
24 タケウチ 23 105.9
25 こしの 50 102.86
26 なしお 28 101
27 宇田美有紀 17 100.6
28 タケタケ 24 85.3
29 後藤竜司 29 80.4
30 シマカタ 22 79.5
31 高橋大輔 24 78.7
32 曹洪堃 27 77.6
33 宗広岳陽 31 72.9
34 Andy-San 28 72.6
35 グリーンマン 62 71.8
36 ともや 19 66.3
37 はねき 25 65.5
38 西部健寛 18 54.4
39 岩渕信明 23 46.5
40 金山二郎 20 43.1
41 じゅんきち 24 42.2
42 松村祐輔 17 35.2
43 大友政裕 16 33.9
44 さえり 25 33.5
45 チンテンイ 28 30.4
46 じゅんじゅん 25 11.9
47 森 雅彦 20 7.5
48 hase 28 7.2
49 藤次祐紀 70 3
50 なーちゃん 27 2.1

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 高橋大輔 9 119.9
2 加藤はるみ 13 116.3
3 御子柴佑梨 14 116.3
4 ルギア 18 110.6
5 なーちゃん 24 106.2
6 真田悠暉 10 95.1
7 hase 10 90
8 くまっち 11 87.9
9 比屋定桜江 11 84.5
10 井出博幸 14 82.51
11 極楽7 10 80.6
12 もと 12 80.4
13 ドロンボーZ 22 63.3
14 立岩知朗 12 63
15 有田将之 10 54.2
16 藤次祐紀 24 54
17 市川幹人 21 47.7
18 グリーンマン 17 46.5
19 丹野賢一 8 44.4
20 中村 23 41.8
21 BBQ 12 40
22 内山えみ 8 37.1
23 立花健太 10 17.9
24 大町 9 17.4
25 ラッキースリー 16 16.8
26 早田弘之 24 16.4
27 mei 17 16
28 ひろりん 8 14.7
29 関光穂 12 13.8
30 小島たかよ 8 4.8

 

道場ポイントランキング

順位 名前 1WRC 1公式 2WRC 2公式 3WRC 3公式 4~6 合計
1 くまっち 400 45 300 40 0 0 0 785
2 西角健二 119 0 400 0 0 0 0 519
3 加藤はるみ 140 35 200 75 0 0 0 450
4 市川幹人 300 30 61 28.5 0 0 0 419.5
5 ラッキースリー 160 29.75 170 24.25 0 0 0 384
6 スロット麻雀厨 100 0 250 21.75 0 0 0 371.75
7 中村 85 75 140 27.75 0 0 0 327.75
8 藤原隆弘 114 29 180 0 0 0 0 323
9 松村祐輔 250 0 72 0 0 0 0 322
10 ともや 200 24.75 82 0 0 0 0 306.75
11 関光穂 116 47.5 118 23.25 0 0 0 304.75
12 高橋大輔 92 23 87 100 0 0 0 302
13 井出博幸 112 37.5 99 35 0 0 0 283.5
14 こしの 170 0 97 0 0 0 0 267
15 立岩知朗 45 0 190 29.25 0 0 0 264.25
16 福永雄介 190 0 54 0 0 0 0 244
17 藤次祐紀 120 27.75 65 28.75 0 0 0 241.5
18 稲熊勝明 180 0 58 0 0 0 0 238
19 青木保則 72 0 160 0 0 0 0 232
20 チン トー 95 24.5 112 0 0 0 0 231.5
21 佐藤正道 117 0 114 0 0 0 0 231
22 グリーンマン 86 25.25 83 28.25 0 0 0 222.5
23 hase 80 23.75 66 42.5 0 0 0 212.25
24 じゅんじゅん 99 20.75 68 21 0 0 0 208.75
25 かずや☆雀アカ 64 24.25 120 0 0 0 0 208.25
26 なーちゃん 49 40 64 47.5 0 0 0 200.5
27 山本和幸 81 0 119 0 0 0 0 200
28 とがし 83 0 115 0 0 0 0 198
29 BBQ 96 24 52 25.25 0 0 0 197.25
30 山田樹 82 0 113 0 0 0 0 195
31 キモト 93 0 100 0 0 0 0 193
32 なしお 94 0 96 0 0 0 0 190
33 シマカタ 97 0 92 0 0 0 0 189
34 丹野賢一 118 42.5 0 28 0 0 0 188.5
35 御子柴佑梨 0 0 117 62.5 0 0 0 179.5
36 盛合麻理奈 0 62.5 116 0 0 0 0 178.5
37 森 雅彦 111 0 67 0 0 0 0 178
38 有田将之 73 25 46 29 0 0 0 173
39 後藤竜司 78 0 93 0 0 0 0 171
40 チンテンイ 101 0 69 0 0 0 0 170
41 さえり 69 29.5 70 0 0 0 0 168.5
42 ハチロー 55 28 60 20.75 0 0 0 163.75
43 山部正人 58 0 101 0 0 0 0 159
44 岩渕信明 79 0 79 0 0 0 0 158
45 mei 47 23.5 57 23.75 0 0 0 151.25
46 じゅんきち 56 0 73 21.25 0 0 0 150.25
47 タカ 150 0 0 0 0 0 0 150
48 静流 0 0 150 0 0 0 0 150
49 宇田美有紀 53 0 95 0 0 0 0 148
50 金山二郎 68 0 78 0 0 0 0 146

第13期麻雀グランプリMAX二次予選B卓レポート

<最終盤までもつれた激闘を制したのは?>

第13期麻雀グランプリMAX二次予選B卓は佐々木寿人・吉田直・森山茂和・西川淳の4選手による対戦。
4月からは鳳凰戦A1リーグで鎬を削る佐々木・吉田・西川の3人に、一次予選では大接戦を勝ち上がった森山が加わり、激しい戦いが繰り広げられた。

 

 

1回戦。まず佐々木が先手を取る。
東3局1本場にヤミテンのタンヤオ・ピンフ・ドラ2で西川から7,700出アガリに成功。

 

 

ただ、南3局の親番で森山がスパート。吉田から7,700(+300)をアガった後の2本場に、リーチ・ツモ・ピンフ・ドラの2,600オール(+600)。

 

 

1回戦は6度のアガリを生かした森山がトップを奪う。

続く2回戦は、1回戦ラスの吉田が逆襲。
東2局に親番・佐々木からのリーチをかいくぐって東・ドラ3の2,000・4,000をアガると、南2局にはツモ・チャンタ・三色・ドラの3,000・6,000。

 

 

佐々木・西川も高打点のテンパイが入っていた局面で価値ある跳満を手にし、2回戦は吉田のトップ。

3回戦は接戦で迎えた南4局に、親番・西川が役ありテンパイで前に出た森山から、リーチ・タンヤオ・ピンフの5,800をアガリ、トップを決める。

 

 

4回戦。東4局に試合が大きく動く。
2回戦にチャンタで跳満をアガった吉田が高目チャンタの一万四万待ちリーチ。
これにテンパイしていたトータル4位の佐々木がで一万捕まる。

 

 

この12,000のアガリが効き、4回戦は吉田がトップ。
放銃した佐々木は勝負圏から大きく置かれてしまう。

最終5回戦。トータル2位吉田と小差の3位につけている森山が見せ場を作る。
南1局2本場の親番でリーチ・タンヤオ・ピンフ・ツモの2,600オール(+600)。
さらに南2局にはリーチ・ツモ・ピンフ・ドラ2の2,000・4,000で通過圏内に食い込む。

 

 

ここでトータル3番手に下がった吉田だが、最後の親番だった南3局1本場に絶好のチャンス。
タンヤオ・ピンフ・ドラ2の五索八索待ち。リーチをかけるとハイテイで仕留めて6,000オール(+300)。

 

 

この一撃でトップに立ち、二次予選通過を安泰にする。

2位争いは森山vs西川の構図に変わり、南3局2本場に直接対決。
森山が純チャンテンパイの二索待ちでリーチをかけにいく。

 

 

しかしリーチ宣言牌の七万が西川のダブ南・ドラに捕まり3,900(+600)。

 

 

激しい戦いの末、吉田・西川の2人がベスト16に進出した。

 

 

ベスト16を吉田はC卓、西川はD卓で戦う。

 

 

(文:梅中悠介)

第13期麻雀グランプリMAX二次予選A卓レポート

【二次予選を最初に通過したのは皆川・和久津の2名】

二次予選A卓に出場した選手は

 

女流桜花優勝で二次予選から出場の白銀紗希。

 

日本オープン優勝、ポイントランキング10位で二次予選から出場の皆川直毅。

 

一次予選A卓から勝ち上がった勝又健志。

 

一次予選C卓から勝ち上がった和久津晶、以上の4名。

 

1回戦ラススタートの皆川でしたが、
2回戦の東1局

 

 

和久津からリーチ・ピンフ・三色・ドラの12,000をアガって戦線復帰。
2回戦をトップで終えると

 

 

3回戦でも好調を維持して2連勝で接戦から抜け出しました。

皆川への放銃で落ちかけていた和久津は、
4回戦南1局の親番で

 

 

リーチ・ツモ・三色・ドラの4,000オールで2番手に浮上。
皆川・和久津の並びで最終戦を迎えました。

 
南1局勝又の親番。

 

トータルトップの皆川からのリーチ。
最終戦開始前の和久津と3番手勝又との差は13.0ポイント。
和久津は自身が沈んで勝又にトップを取られるとほぼ逆転される状況の中で、皆川のリーチを安いと見切ってあえて放銃を敢行します。

 

 

選んだ二筒での1,300放銃は、親を落とされた勝又にとって痛いものとなりました。

3番手の勝又と跳満ツモ1回分の差をつけた和久津でしたが、4番手白銀が親番で

 

 

トイトイ三暗刻ドラ2で6,100オールのアガリで猛追。
その後の連荘で一時順位が入れ替わるも

 

 

ラス前に仕掛けた和久津のタンヤオドラ3が決定打となり

 

1位通過が皆川直毅

 

2位通過が和久津晶に決まりました。

 

 

<最終結果>
皆川+21.8P 和久津+12.0P 白銀▲8.7P 勝又▲26.1P

(文:越野智紀)

第13期麻雀グランプリMAX一次予選E卓レポート

【第13期麻雀グランプリMAX一次予選E卓 内川幸太郎・ともたけ雅晴が勝ち上がり】

本日の対局者は
前原雄大(九段)
ともたけ雅晴(九段)
蒼山秀佑(ポイントランキング12位)
内川幸太郎(ポイントランキング13位)

 

 

連盟公式ルールで半荘5回戦のトーナメントを行い、上位2名が二次予選進出となる。

 

【1回戦】

E卓は最初の1局から手がぶつかった。

内川がシャンポン待ちから二万五万八万待ちになったタイミングでリーチ。

前原がトイトイ、白五筒待ち。

蒼山がドラ2枚使いの五万八万待ち追っかけリーチ。

 

 

蒼山が引き勝ち、2,000・3,900(+1,000)で先制する。

その後は前原が局面をリードし、41,400点まで素点を伸ばすが

 

 

内川が567三色のヤミテンを入れ、前原から高めの五索をロン。

南2局1本場。前原から先制リーチを受けた親番の蒼山はすでに高め567のヤミテンを入れていた。
掴んだ中は危険だが、勝負に出ると

 

 

ロンの声はともたけから。ホンイツ七対子で満貫のアガリとなった。

オーラスは内川がトップ確定のアガリ。
浮きの2着にともたけ。
蒼山は30,000点ちょうどの浮き3着に。

 

【2回戦】

1回戦トップの内川がカン八万待ち。

 

 

これに1人沈みを引かされた前原(親)が一通確定の五索八索待ちリーチを被せ、内川から11,600を直撃する。

横一線となった南2局。ともたけ(親)が二万暗カンの3,200オール。

 

 

2回戦はトップに前原。
浮きの2着にともたけ。
蒼山 内川の並びで終了。

 

【3回戦】

2着2回で頭一つ抜けていたともたけだったが、内川のホンイツ5,200の放銃。

 

 

内川が2勝目を挙げ、浮きの2着に蒼山。
前原 ともたけの並びで終了。

 

【4回戦】

東4局1本場。内川(親)が五索六筒のシャンポン待ちテンパイ。

ともたけがドラで自風の西をポンして六筒九筒待ち。

 

 

場況が煮詰まったタイミングで前原がツモ切りリーチを敢行。二筒ロンでリーチタンヤオピンフ三色イーペーコー、跳満のアガリ。

南2局。ここまで原点付近で耐えていた蒼山が1,300・2,600のツモアガリで首位に立ち

 

 

次局もダブ南トイツ、ドラ暗刻のチャンス手。ともたけの親リーチにスジの二索を押すが

 

 

内川の白中ホンイツに放銃。

4回戦はトップに前原。
浮きの2着に内川。
ともたけ 蒼山の並びで終了。

 

【最終 5回戦】

3者が小場で場を回して膠着状態の中、蒼山が南2局1本場に満貫をツモってのぞみを繋ぐ。

 

 

しかしラス前はともたけが1,000・2,000ツモ。

 

 

現状はともたけ・内川が通過。
親番は蒼山。
前原はツモ500・1,000
ともたけから1,300
内川 蒼山から2,600条件。

最終戦オーラス。先にリーチを打ったのは内川。

 

 

ともたけのテンパイ打牌が九筒となり2,600のアガリ。放銃のともたけもトータル2位に踏み止まった。

 

 

1位の内川は二次予選D卓。
2位のともたけは二次予選E卓に進んだ。

(文・吾妻さおり)

第13期麻雀グランプリMAX一次予選D卓レポート

西川淳・渡辺史哉が二次予選へ!

2月16日(木)、第13期麻雀グランプリMAX一次予選D卓が放送された。
対局者は古川孝次、沢崎誠、西川淳、渡辺史哉。

 

 

★1回戦

東1局、親の沢崎にドラトイツの配牌が入るも、西川がドラ単騎のリーチを力強く1巡でツモ!

 

 

自分の目から最後のドラをツモられ親被りとなった沢崎であったが、、東2局3本場には技ありの一打。四筒暗カン→四索切りテンパイからツモ切りリーチ。テンパイを取った西川からハイテイでのアガリに。

 

 

さらに南4局1本場には、沢崎がトップまで1,400点差の状況で三色の仕掛け。古川から打たれた1,000 点のアガリ牌である四万をロンではなくチー!雀頭の西を落とすと、フリテンの南単騎をツモアガリ、1回戦トップに。

 

 

沢崎  +19.5P
西川  +15.1P
渡辺史  ▲14.1P
古川   ▲20.5P

 

★2回戦

東2局、西川がドラの中をポン。親番でタンヤオテンパイの沢崎から7,700。

 

 

東3局以降は5連続で3,000点以下のかわし手が決まり、西川1人浮きのままオーラスへ。
古川がリーチピンフドラの3,900で浮きに回り、2回戦が終了。

西川  +14.2P
古川   +6.3P
渡辺史  ▲5.1P
沢崎   ▲15.4P

 

★3回戦

東3局、ここまで2着→トップと来ている西川がドラの中を鳴いてのツモアガリで、3回戦も最高の滑り出し。

 

 

1・2回戦と苦しんだ渡辺も、南1局にはダブ南ドラ3・ツモり三暗刻の大物手!沢崎からの出アガリで息を吹き返す。

 

 

この放銃が響いた沢崎は1人沈みとなり、連続の4着に。3者僅差のオーラスは西川が仕掛けてアガリきり、連勝を決めた。

西川 +15.7P
渡辺  +8.2P
古川  +4.1P
沢崎  ▲28.0P

 

★4回戦

東4局、古川が親リーチをかけるも、宣言牌で切ったドラの発を渡辺がポンテン。古川から7,700。

 

 

南2局、渡辺がドラの六万をチーしてホンイツドラドラ。
同じくホンイツのテンパイを入れていた沢崎から1枚切れの北で11,600!

 

 
渡辺が大きく抜け出し、西川とともに2人を突き放していく。
オーラスには古川にドラの白暗刻の強烈なテンパイが入るも、西川がかわして渡辺の1人浮きのまま終了。

渡辺 +33.9P
西川  ▲5.3P
古川  ▲5.3P
沢崎  ▲23.3P

 

★5回戦

東3局2本場、沢崎が2本の供託を狙ったリーチ。古川もダブ東・チャンタ・ドラの11,600テンパイ。しかしここはさらにタンピン三色のヤミテンを入れていた西川のアガリで、通過をさらに盤石に。

 

 

追いかける古川もホンイツトイトイで8,000のアガリがあり、オーラスには倍満ツモ条件を残すが…オーラスは渡辺がピンフで沢崎の親番を落とし、試合が終了。

西川 +14.3P
古川  +9.7P
沢崎  ▲9.3P
渡辺  ▲14.7P

 

 

以上の結果から、一次予選D卓勝ち上がりは西川淳・渡辺史哉の2名となった。

今回の麻雀グランプリMAXベスト16以降では、対局結果の順位を当てれば総額100万円山分けキャンペーンを実施中!

実際の対局開始までは応募可能なので、是非レポートや実際の放送をご覧の上、予想をお楽しみください。

(文・浜野太陽)

第13期麻雀グランプリMAX一次予選C卓レポート

【第13期麻雀グランプリMAX一次予選C卓 荒正義・和久津晶が勝ち上がり】

本日の対局者は

荒正義(九段)
伊藤優孝(九段)
吉野敦志(現鸞和)
和久津晶(ptランキング15位)

 

 

連盟公式ルールで半荘5回戦のトーナメントを行い、上位2名が二次予選進出となる。

 

【1回戦】

東3局。親番の伊藤がドラのペン三筒待ちで先制リーチを打つが

 

 

ドラをツモったのはヤミテンの吉野。跳満のアガリで1回戦トップを取る。

 

【2回戦】

荒と伊藤がすでにテンパイを入れていたが、親番の和久津が追いついて高めの五万ツモ。
 

 

東4局には伊藤もドラをツモって2,600オール。

 

 

伊藤は2着目となってオーラスを迎えた親番で先制リーチを打つが

 

 

吉野が1人浮きトップを決める満貫のツモアガリで2連勝。親被りの伊藤は3着となってしまった。

 

【3回戦】

親番の荒が8巡目に三色確定のカン三筒でヤミテンで3,900オール。

 

 

リードを守り切った荒が、吉野とトップ3着で差を縮める。

 

【4回戦】

荒が中東ホンイツの3メンチャン。和久津から7,700は8,000を直撃して2番手に浮上すると

 

 

南2局にはリーチツモ中ドラ、2,000・3,900のアガリで一気にトータル首位に。

 

【最終 5回戦】

和久津は東4局にドラトイツの手牌で積極的に中ポンから仕掛ける。

しかしこの鳴きで親の吉野にカン八万が入ってテンパイ。役なしドラなしで一度はヤミテンとするも、次巡ツモ切りリーチ。この選択が吉野にとっては最悪となってしまい

 

 

和久津にドラの南で放銃。和久津にとっては最高の直撃となり、この瞬間トータル2番手に浮上する。

追う立場となった吉野はオーラス1人テンパイで連荘し、和久津まであと300点に迫っていた。
1本場は厳しい手牌だったが、最終手番で何とか形式テンパイを入れた。

一方、和久津はマンズで3フーロ。一時はチンイツテンパイを入れていたが、ドラの五索を掴まされてしまい、こちらも形式テンパイ。

勝負は次局に持ち越しかと思われたが

 

 

和久津がハイテイでドラをツモって決着。

 

 

1位の荒は二次予選E卓。
2位の和久津は二次予選A卓に進んだ。

(文・吾妻さおり)

女流プロ麻雀日本シリーズ2023 第5節レポート

【女流プロ麻雀日本シリーズ2023 第5節 瑞原が首位キープ 仲田は3位浮上】

 

 

【17回戦】

 

小宮がペン三索待ちリーチ。
伊達がドラ暗刻のカン五索待ち追っかけリーチ。
逢川がカン三索待ち。

 

 

伊達から出た三索は逢川のアガリ優先。1,000(+2,000)のかわし手で伊達の勝負手を蹴る。

小場で回った17回戦。

 

 

オーラスは魚谷が七対子をヤミテンでアガってトップを取った。

17回戦結果
魚谷侑未 +21.8P
逢川恵夢 +8.5P
伊達朱里紗 ▲5.8P
小宮悠 ▲24.5P

 

【18回戦】

 

開局に黒沢がドラの九索暗刻のリーチを打ち、一発ツモで跳満に。

 

 

南2局の親番で2,000オールをツモった仲田が2着に。

 

 

18回戦結果
黒沢咲 +35.3P
仲田加南 +12.5P
水崎ともみ ▲6.9P
魚谷侑未 ▲40.9P

 

【19回戦】

 

東1局に水崎が満貫をツモると

 

 

親番ではドラ3枚使いのピンフリーチを一発ロンで決めて18,000で大量リード。

 

 

南2局にりんのがドラ6枚の跳満をアガって水崎を捲るが

 

 

水崎がりんのから満貫を直撃して再逆転トップ。

19回戦結果
水崎ともみ +43.3P
りんのなお +18.8P
瑞原明奈 ▲8.3P
逢川恵夢 ▲53.8P

 

【20回戦】

 

仲田がドラ暗刻のカン三索ツモで満貫をツモり

 

 

南3局の親番にはタンヤオ三色ドラドラの4,000オール。

オーラス。
親番の和久津がドラ切りテンパイ。伊達がポンして追いつくが

 

 

和久津が1,000オールは1,300オールで2着目となり、4本場は仲田がアガって終了。

20回戦結果
仲田加南 +34.6P
和久津晶 +8.0P
伊達朱里紗 ▲14.4P
りんのなお ▲28.2P

 

 

以上の成績を元に第6節の組み合わせが決定した。

 

 

(文・吾妻さおり)

第13期麻雀グランプリMAX一次予選B卓レポート

浜上・猿川がベテラン勢を抑え二次予選へ!

2月14日(火)、第13期麻雀グランプリMAX一次予選B卓が放送された。
対局者は藤崎智、藤原隆弘、猿川真寿、浜上文吾。

 

 

★1回戦

東2局、藤原が六索中と仕掛けて高目のドラをツモ!

 

 

中・トイトイ・ドラ3の 3,000・6,000。点棒をキープしたまま南場の親番を迎えると、またしても中をポンしてトイトイのテンパイ。浜上の三色リーチを受けながらも、さらにテンパイを入れた猿川から7,700をアガリ6万点付近へ。
1人浮き濃厚かと思われたが意地を見せたのは浜上。南3局1本場、仕掛けてのチンイツで原点付近まで回復すると…

 

 

オーラス親番で4本場まで粘り込み、4万点の大きな2着に滑り込んだ。

藤原 +25.5P
浜上 +13.1P
猿川 ▲17.3P
藤崎 ▲22.3P

 

★2回戦

東2局1本場、浜上がドラ暗刻のリーチ、親の猿川が仕掛けて役ホンイツ一通。高打点のめくり合いは浜上の2,000・4,000ツモで決着。

 

 

めくり負けた猿川であったが、東3局ではねじ込むような仕掛け。白一万ポン・六万チーでホンイツへ。周りがマンズと字牌を抑えて回る中、悠々と発を引き入れてンパイすると、1,300・2,600のツモアガリに。

 

 

オーラスも藤原の親リーチを七対子でかわし、浮きの確保に成功した。

浜上 +22.6P
猿川 +6.7P
藤崎 ▲8.8P
藤原 ▲20.5P

 

★3回戦

藤崎にしては珍しく、低打点でのカンチャンリーチが見られたのが3回戦。東4局、ドラ1のカン二筒リーチ。
南1局3本場、トップ目から七対子ドラドラの6,400をアガって抜け出すと、オーラスにはリーチのみのカン二万

 

 

ツモって1人浮きとなる大きなアガリで、一気に2番手へ抜け出すトップを獲得。

藤崎 +28.3P
猿川 ▲1.3P
浜上 ▲7.5P
藤原 ▲19.5P

 

★4回戦

東2局、藤崎が2連続の1,300オール。苦しい立ち上がりであった藤崎であったがトータルトップ目まで見えてくる位置に。

 

 

東3局1本場、親の浜上がタンヤオピンフ・高目イーペーコーを慎重にヤミテン。高目ツモで、トータルトップの位置を磐石にするようなアガリとなった。

 

 

この半荘はこのままのポジションで推移し、オーラスには藤崎がイーペーコードラドラの5,200を浜上から直撃。着順は変わらないものの、上位3者(浜上・藤崎・猿川)が非常に接戦となった。

猿川 +20.0P
藤崎 +15.6P
浜上 ▲11.1P
藤原 ▲24.5P

 

★5回戦

東1局1本場から決まり手が炸裂。
浜上がタンヤオピンフ三色確定の二筒五筒
猿川がタンヤオトイトイ三暗刻ドラ3(ツモり四暗刻)の五筒八索
ここはテンパイをとって五筒を切った藤崎に2人からロンの声。浜上の頭ハネとなった。
倍満が不発に終わった猿川であったが、藤崎の放銃によりかなり有利な立場へ。

 

 

想定外の出費に苦しい立場となってしまった藤崎。オーラスには誰からアガっても条件達成のピンフジュンチャン三色ドラ1のヤミテンを入れるも、猿川の仕掛けに浜上が放銃し終了。

浜上 +14.4P
猿川 +6.6P
藤原 ▲4.6P
藤崎 ▲16.4P

この結果から、一次予選B卓の通過は浜上・猿川となった。

 

 

グランプリMAXベスト16からは、龍龍公式ホームページから100万円山分けの順位予想キャンペーンへ参加が可能となっている。実際の対局開始までは応募可能なので、是非レポートや実際の放送をご覧の上、予想をお楽しみください。

(文・浜野太陽)

第13期麻雀グランプリMAX一次予選A卓レポート

一次予選A卓に出場した選手は

 

森山茂和(九段シード)

 

渡辺英梧(第10期JPML WRCリーグ優勝)

 

木本大介(第35期新人王)

 

勝又健志(グランプリポイント17位)

以上の4名。

 

 

1回戦は二度の三色を決めた勝又。

 

 

2回戦はホンイツのテンパイを取らずにチンイツをアガった森山。

 

 

 

3回戦はリードする森山を仕掛けで捕まえた渡辺。

主役が次々と入れ替わる展開で接戦のまま試合は進んでいき

 

 

ラス前に森山が二番手に浮上するアガリを決め、迎えた最終戦南4局。

このままのポイントで終われば
渡辺+11.4P
森山+4.5P
勝又▲7.5P
木本▲8.4P
で、渡辺・森山の勝ち上がりとなるところ

 

 

7,700以上を必要としていた勝又が第一打に切られた自風の北をポン。

 

 

勝又の上家に座った渡辺は、トータル1位ながら勝又のツモアガリを歓迎出来ない状況で、早々にソーズと字牌を絞って撤退。
森山のアガリに期待します。

 

 

トータル2位の森山にドラ暗刻のカン五万テンパイが入り、ここには満貫まで打てる渡辺でしたが

 

 

五万は手に無く、数巡の猶予を与えられた勝又に

 

 

ラス牌のドラ六索がやってきました。

この勝又の2,000・3,900のアガリで1人沈みとなった渡辺は、順位点が▲4.0Pから▲12.0Pになり、トータルが+1.4P。
森山の順位点は+4.0Pから+3.0Pになり、トータル+1.5P。
僅か0.1P差で森山が2位通過となり、最終戦南4局開始時にトータル1位にいた渡辺がまさかの敗退となりました。

<最終結果>
勝又+9.4P 森山+1.5P 渡辺+1.4P 木本▲12.3P

(文:越野智紀)

第13期グランプリMAX予備予選レポート

【第13期麻雀グランプリMAX 予備予選 猿川・吉野が勝ち上がりを決める】

 

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日本プロ麻雀連盟の年度末の祭典と言えば「麻雀グランプリMAX」。開幕に先立ち、一次予選の2枠をかけて予備予選が行われた。

【システム】

今年度の地方リーグ優勝者(9名)・現鸞和・年間ポイントランキング18位〜23位(6名)の計16名をABブロックに分ける。

半荘1回戦を行い、上位2名が決勝へ。
決勝1回戦を行い、優勝者が一次予選に進出となる。
(日本プロ麻雀連盟公式ルール)

【予備予選Aブロック】

 

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解説 ともたけ雅晴
実況 吉井優

【Aブロック①卓】

 

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起家長尾が7巡目に八万切りとすると

 

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西野からロンの声。電光石火のメンゼン混一色で満貫のアガリ。1回勝負で2着以上に残らなくてはならない。長尾にとってはあまりにも厳しい放銃から始まった。

東4局1本場。長尾は一筒四筒待ち先制リーチを打ち、東を暗カン。

 

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これに終盤に追いついたのは親番の太田。11,600は11,900(+1,000)のアガリを決める。

南2局には岡田がダブ南をポンしてテンパイするが

 

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後のない長尾がドラ雀頭のリーチをツモって望みを繋ぎ、オーラスにはツモか西野から直撃条件のリーチを打つが1人テンパイで流局。

 

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①卓からは太田優介・西野拓也がAブロック決勝進出。

【Aブロック②卓】

 

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②卓で先行したのは堤。東2局には福島から3,900。

 

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その後も手数を緩めず、堤と福島がアガって局を進めていく。

南2局。ここまでじっと耐えていた安城がようやく先制リーチ。是非ともアガって親番を迎えたい所だったが

 

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白ポン、九筒チーの猿川(親)が押し返し、11,600(+1,000)のアガリ。

オーラスは福島がタンヤオ三色のカン六索待ち。放銃しても通過の猿川から出て決着。

 

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②卓からは猿川真寿・福島佑一がAブロック決勝進出。

 

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【Aブロック決勝】

 

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東1局5巡目、太田が一通確定のペン三万待ちテンパイ。
猿川も二筒五筒待ちテンパイを入れる。

 

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そこに福島がツモ切りリーチを打ち、太田から九筒ロン。満貫のアガリで先制する。

東2局には猿川がリーチを打ち、ドラの四万をツモって3,900オール。

 

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100点差の接戦の中、猿川が福島から1,600は2,800(+2,000)の直撃を決め

 

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オーラスも猿川が自らアガってグランプリMAX一次予選の切符を手に入れた。

 

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【予備予選Bブロック】

 

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解説 三浦智博
実況 大月れみ

【Bブロック①卓】

 

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杉浦が5,200、1,000・2,000、2,900は3,200と軽快にアガリを積み重ねて行く。

ラス目となってしまった花岡が4巡目リーチを打ち、菊田から6,400は7,300のアガリ。

 

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杉浦優勢のまま進んだ南3局1本場。吉野の初アガリは500・1,000は600・1,100(+1,000)。2着目に滑り込み

 

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最後は杉浦のツモアガリで決着。

 

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①卓からは杉浦勘介・吉野敦志がBブロック決勝進出。

 

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【Bブロック②卓】

 

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東1局は客野のリーチツモ一通で満貫のアガリ。

続く東2局は南をポンした柴田が5,200のアガリを決める。

 

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リードした客野が東4局にダブ東白混一色の4,000オール。

 

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オーラス。
川崎が一四待ちリーチ。ツモか柴田からなら四でもOKだが、高めの一ツモで倍満に。

 

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②卓からは川崎義之・客野直がBブロック決勝進出。

 

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【Bブロック決勝】

 

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東2局。杉浦(親)が六筒九筒待ち先制リーチ。
川崎が四筒七筒待ち追っかけリーチで応戦。
吉野がヤミテン純チャン三色のペン七筒待ち。

 

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この勝負は川崎に軍配。杉浦から5,200(+1,000)のアガリ。

南1局。吉野の先制リーチを受けた客野(親)は追っかけリーチで勝負に出るが、吉野に7,700は8,000(+1,000)の放銃となる。

 

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杉浦が南2局に4,000オールをツモって三つ巴となり

 

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オーラスは吉野がアガリ切って勝負あり。一次予選への最後の切符をもぎ取った。

 

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(文・吾妻さおり)

第34期中部プロリーグ 決勝レポート

【第34期 中部プロリーグ決勝 】

 

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決勝対局者

林俊宏(はやしとしひろ)
掛水洋徳(かけみずひろのり)
堤文吾(つつみぶんご)
大橋幸正(おおはしこうせい)

 

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解説 森下剛任・青山大(中部副本部長)
実況 襟川麻衣子

【1回戦】

勝負はいきなり動いた。

堤がメンホン七対子白単騎、12,000は12,600を大橋からアガると

234確定のシャンポン待ち、12,000は12,300(+1,000)を林から

ダブ東ドラドラ、11,600は12,200を掛水からアガリ

 

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南3局の親番で456三色を決めての4,000オール。

 

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堤が大き過ぎる1人浮きトップを取る。

【2回戦】

2回戦も堤がトップ目でオーラスへ。掛水がダブ南混一色のカン五索をアガリってラスから2着になるが、堤には僅かに届かず。

 

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【3回戦】

林がダブ南ドラ3。堤からの直撃でトップ3着となり、のぞみを繋ぐ。

 

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【最終 4回戦】

掛水がトップ目を走るがまだまだ堤は遠い。
南2局の親番を手離すわけにはいかず、大橋が客風の西からポンして不穏ではあるものの、意を決して六万九万待ちリーチを打つが…。

 

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大橋幸正の小四喜が炸裂!
32,000は32,600(+2,000)

親番で連荘した大橋が89,200点まで素点を伸ばすが、4本場で堤がアガって親を蹴って勝負あり。

 

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第34期中部プロリーグ決勝

優勝 堤文吾
2位 大橋幸正
3位 林俊宏
4位 掛水洋徳

 

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(文・吾妻さおり)

第23期皇帝位決定戦レポート

【第23期皇帝位決定戦(九州プロリーグ決勝) 岡田雄貴が初優勝】

皇帝位決定戦 対局者

竹田巧(たけだ さとし)
岡田雄貴 (おかだ ゆうき)
柿元裕介(かきもとゆうすけ)
横田幸太朗(よこた こうたろう)

 

 

実況 吉田彩乃
解説 安東裕允・浜上文吾

 

【1回戦】

柿元が七対子ドラドラのヤミテンを入れていたが、3枚目のドラを引いたタイミングでリーチを打って跳満ツモ。

 

 

横田がじわじわと追い上げて柿元に並ぶが、柿元がハイテイツモで満貫のアガリで再び突き放す。

 

 

南3局に横田はツモリ三暗刻、四万四索のシャンポン待ちリーチ。

 

 

ツモアガリで決めた横田が逆転トップを決める。

 

【2回戦】

岡田がメンホン七対子東単騎。柿元から満貫のアガリ。

 

 

東2局には竹田がドラの八筒暗刻で白の片アガリ。柿元は連続放銃となってしまい、苦しい時間帯。

 

 

南2局には岡田がドラの南暗刻のツモアガリを決めて2回戦のトップを取る。

 

 

【3回戦】

3回戦は激しい打撃戦に。
まずは岡田がドラ単騎ツモで6,000オール。

 

 

南1局には横田が竹田から満貫。

 

 

オーラスは竹田がドラドラ七対子一筒単騎リーチ。
ツモリ四暗刻テンパイが入った岡田から直撃で竹田がトップ。

 

 

 

【最終 4回戦】

最終戦は中村政時(九州本部長)も解説席に。

 

 

横田が2,700オールで瞬間首位に立つが

 

 

東3局には岡田がドラの南をツモって満貫。

 

 

南3局。親番の柿元がドラの九索を重ねて先制リーチ。

横田も高め456の3メンチャンで追っかけリーチに踏み切る。

 

 

仕掛けた岡田はドラ単騎。4枚目の九索を横田が掴んでしまい、決着。

 

 

第23期皇帝位決定戦

優勝 岡田雄貴
2位 横田幸太朗
3位 竹田巧
4位 柿元裕介

福岡出身34期生の岡田が初めてのタイトルを獲得した。
 

 

(文・吾妻さおり)