第258回:プロ雀士インタビュー 石立 岳大  インタビュアー:福光 聖雄

『石立岳大JPML WRCリーグ史上初の連覇』
前回JPML WRCリーグを優勝したときの、西川淳(A1リーグ)が執筆したインタビューがとても素敵だった。
その次に書くインタビューの荷が重いことといったら。

西川のインタビューが最上級のステーキだとしたら、僕はペラペラの赤身肉だと思う。
まず、前回のインタビューを読んで、お腹いっぱいになってきてほしい。

第246回:プロ雀士インタビュー 石立岳大  インタビュアー:西川淳

 

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(画像補足:石立の好物の浦安そば)

 

お腹いっぱいになっただろうか?
もし、まだまだ空腹な人がいたら、石立の書いたnoteをおかわりにしてもらおう。
リンクはこちら

(※注) 東1局で終わっているのが面白い点なので、読んでも読まなくてもいいです

 

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(画像補足:さらにお腹を満たすために浦安そばを投下)

 

冒頭でこう書いたが、書いている張本人もここから大ボリュームのインタビュー記事になるとは、想像もしていなかったのだ。(汗)
目次を置くので、読みたいところを読んでもらえれば幸いだ。

[目次]
・石立の麻雀IQの高さ(グランプリMAX二次予選から)
・WRC決勝戦の意気込み
・石立と僕の関係性
・マシンガン副露の誕生経緯
・石立による石立対策
・17年目のシーズン
・終わりに

 

【石立の麻雀IQの高さ(グランプリMAX二次予選から)】

石立「こないだの手、文字だと長くなるから書かなかったんだけど・・・」

から始まった。

こないだの手とは、麻雀グランプリMAX二次予選のC卓での対局の話。
ここまでドンピシャで読んでいるのかと、恐れにも似た思いだったので取り上げたい。

石立「これってインタビューで読みたい話かなぁ。戦術の系譜のコーナーじゃないの?」

と気を使っていたので、麻雀の細かい話に興味のない方は、次まですっ飛ばして問題ないです。

まずは、場面の説明から。
石立が四索を鳴いたあとに、渡辺史哉がカン二索待ちの三色同順のリーチを打った。

 

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リーチの時点での石立の手はこちら。

 

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必死にオリて、オリきれるかどうかというところだったが、
そのあと、三万を鳴き、八万を鳴き、なんとアガリきってしまった。

 

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安牌になった三万八万をポンするなんて、お気は確かでしょうか?がオブラートに包んだ感想だ。

石立「三浦(智博)くんは、『いざとなったら二索でオリれるから(実際は放銃だけど)、仕掛けていけたんですね』って解説してたけど、違うんだよね。
二索は渡辺くんにも浜上(文吾)さんにも危険だと思っていたから、よほどじゃない限り切らないよ。」

福光「え?え?」

以下に、石立のその局の深い思考を記載する。
・浜上がやる気で、ドラが2枚以上あるだろう。
渡辺のリーチは自信がありそうだった。
この卓で一番格上の前田(直哉)の親、その前田が七筒を暗カンしていて押し返してくる局面で、渡辺は(ドラが多くはないのに)堂々していた。
よい待ちと読めて、前田の現物の二索は候補のひとつ。
二索待ちの七対子が本線だった。
・浜上は、4枚目の五索が切られたときにテンションが下がった。
二索は前田の河に1枚、自分2枚、渡辺1枚(予想)と埋まらないところで、浜上に対してもかなり危険。

この思考を聞いたときの、僕の驚きをなんとかして伝えたい。
同じリーグ(B1)にこんなヤツいるのかよ…とも思ったり。

三浦も、このアガリにはかなり驚いていた。
無料で見ることができるので、ぜひご覧になっていただきたい。
(1回戦東4局、35分くらいから)

こちら

 

【WRC決勝戦の意気込み】

福光「今回のWRC決勝、連覇がかかったりとか、相手は後輩(全員37期)だったりしたけど、どういう心境だったの?これは優勝しなきゃとか思った?」

石立「寿人さんや魚谷さんがいたらもっと注目されたけど、2人とも倒しちゃったから、せめて、自分以外が勝ったときに、強い石立を破って優勝した、にさせたいとは思ったね。ベストパフォーマンスを出さなきゃな、とその点での緊張はあった。」

ところが、石立は会場入りの時間に遅刻してしまう。

福光「Twitterに偽ソーセージエッグ定食を載せてたじゃん。どうしたのよ?」

石立「電車を乗り過ごした…」

 

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イエローカードの処分だったが、ポイントのペナルティがついたら、ちゃんとした決勝戦にならないかもしれないと、申し訳ない思いだったそうだ。

石立「ポロリさん(対戦相手の仲田浩二)が心配してくれたんだよね。ペナルティにならなかったことがわかったときに、『よかった。良い決勝戦にしようぜ』と言ってもらえて、ホントに救われたよ。」

ご存知の通り、決勝戦はベストパフォーマンスの石立の独壇場。
強い石立に、3者は為す術がなかった。
僕個人としては、キッチリ若手の壁になってくれたことを、とても嬉しく思う。

 

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(画像補足:負けた仲田の明るさとは対象的に、遅刻の謝罪から入る優勝インタビュー)
【石立と僕の関係性】

閑話休題。
石立と僕の関係について触れておこう。
石立は23期生(この4月から17年目)で、僕は25期生(同15年目)。年齢は43歳と同学年。
出会いは覚えていないが、共通の知り合いが開催したセットだと思う。
ともに会社員なので、仕事終わりに都合がつくことが多く、一緒に練習するようになって長い年月が経つ。

石立と僕を語る上で欠かせないものに、『朝練部』がある。
対局が16時開始だった頃(C2~D1リーグ時代)に、リーグ戦の前にセットをするというものだが、なかなか人を集めるのに苦労した。
その中で、僕と石立はかなりの参加率だった。
※ 『朝練部』と仰々しく名前がついていますが、セットのメンツを募る内輪のグループLINEの名前です。
正確には覚えていないが、3年間くらい活動していたと思う。

今でも、麻雀の検討を一番する相手だ。
僕がTwitterで麻雀の内容を書くと、すぐにリアクションをしてくれる。
ここ最近のお気に入りはこちらである。

 

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【マシンガンフーロの誕生経緯】

石立『おれは、おれが思い入れを持っている人たちに(インタビューを)書いてもらいたい』

こう言われて指名されたら、書かざるを得なかったのだが(苦笑)、インタビューをしながら、こんなことも聞かれた。

石立「福光から見て、オレの麻雀、昔とどこが変わった(よくなった)かな?」

ちなみに昔、とは、Dリーグで燻っていたとき。
せっかくなので、石立と僕のリーグの推移を作ってみた。

 

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(画像補足:これだけ停滞していたら辞める気にもなる…西川さん、よく引き止めたな…)

 

なお、自分の麻雀ですら、そんな昔のことは覚えていない。
福光「いつから、今のよく仕掛けるスタイルになったの?」

石立「朝練を始めた頃かな。C3の1節目で鳴いてみたらめっちゃ勝って、2節目もうまくいって、ダメになるところまでやってみよう、と」

そうした結果、トントン拍子で昇級する。
元々、ポテンシャルは高いのと、仕掛ける戦術がうまくマッチしたのだろう。

石立「B2は1期で降級して。流石にBリーグになると通用しないかと、1年くらいメンゼンでやってみたんだけども…」

福光「ふむふむ」

石立「目の前に、仕掛けていればなかったはずのアガリが出まくって、それに業を煮やした。メンゼンの練習するのBリーグからに変更!ってなった。(笑)」

誤解しないでほしいのだが、この『仕掛けていればなかった』というのは、仕掛けていたら食い流れている、ではない。
例えば、このような手。

一万二万三万一筒二筒八筒八筒八筒一索二索三索発発 リーチ ツモ三筒 ドラ西

仕掛けてプレッシャーをかけていれば、リーチに踏み切れなかったかもしれないし、
スピードをあわせて、ポンテンやチーテンを取って、安くなっていたかもしれない、ということだ。

石立「鳴いている方が失点が少ない気がしてて、なんでうまくいくんだろう?って考えてたね。」

その頃から、競技麻雀が面白くなってきたそうだ。
成績が良くなったから面白くなったのか、面白くなってきたから成績がよくなったのかはわからないけども。

福光「もし仮に、自分みたいな相手と対戦したらどうする?」

 

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(画像補足:インタビュー会場に予定していた浦安そばは、悲しみの貸切営業)

 

【石立による石立対策】

(非公開です。)

冗談だ。
でも書かれないことはあっているか。
なにせ、本人も「わからない(笑)」と答えていたのだから。

しかし、1つエッセンスを聞き出せた。
真理をついていて、「これ書いていいの?」と念のため確認している。

石立「上手い人は、五分五分より分の良い勝負をしたがって、どこかで必ず、踏み込めるポイントがくるはず、と考えるけど、こっちはなるべく五分五分だと思わせるようにやってるのよ。思わせることで、踏み込まれる局は少なくなる。相手がチャンスを待っているうちに、1局平均にして数百点(石立体感)の得を積み上げる感じかな。」

なるほどねー。
石立と麻雀の話をすると、新しい視点を得られてとても面白い。

石立「こういう話、読んでいる(一般の)人、そんなに興味ないんじゃないの?」

そうかも(笑)
割とコアな麻雀ファン向けになってしまったかもしれない。ご容赦いただきたい。

 

【17年目のシーズン】

4月から(これが公開される頃には始まっているが)新シーズンが始まる。
WRC決勝を解説していた藤島健二郎は、A2リーグへの昇級候補に石立を挙げた。

石立「いやー、厳しいなぁ。毎期そうだけど、今期も相手が強い。」

(ちなみに2軒目では、2人で5節分の卓組とにらめっこし、この日はキツイとか、ここが勝負の節とか、(中村)慎吾が昇級しそうとか、ここには書けない話で盛り上がりました。)

福光「解説やったらどうよ?」

石立「やりたいけど、口数多く話せないなぁ…(齋藤)豪くんや三浦(智博)くん、ホントにすごい。」

福光「戦術の系譜を書いてみたら?」

石立「noteが東1局で終わってしまうのに?(笑)」

どうやら書きたいことが多すぎて、大変になってしまうらしい。

能をつかんとする人「よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。(以下略)」
と言ってなかったっけ?(西川のインタビュー記事を参照)
まあでも、選手や関係者に迷惑かけちゃうか。
いつかできるようになるといいね。

 

【終わりに】

石立の麻雀は発想が豊かで面白いし、その裏にしっかりと思考もあって、それを聞くのも面白い。
インタビューなのだから、もう少し麻雀以外の話をとは思ったが、任務を忘れて麻雀トークを楽しんでしまった。
そのあたりは、西川のインタビュー記事をおさらいしていただきたい。

『優勝、本当におめでとう。』とか
『今後の石立岳大の活躍に期待です。』
などでインタビューを締めくくることが多いのだけど、同じリーグだとなかなかこれは書きたくない。

いい言葉を思いついた。
この言葉で締めにして、石立に贈りたいと思う。
『僕の下家で鳴きまくるの、ちょっとは遠慮してもらえませんかね?』

 

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(文:福光聖雄)

第13期麻雀グランプリMAX 決勝初日レポート

【2022年度の集大成である麻雀グランプリMAX決勝戦初日。鳳凰位HIRO柴田が二冠に向けて王手へ。】

 

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二階堂瑠美(現麻雀グランプリMAX覇者)
HIRO柴田(現鳳凰位)
吉田直
白鳥翔

将棋棋士・羽生善治
「相手は敵であると同時に作品の共同制作者であり自分の個性を引き出してくれる。」

現鳳凰位の柴田が幸先の良いスタートを切った1回戦目。フィールドは違えど偉大なる勝負師の格言が体現された局が生まれた。

◆1回戦
東3局1本場
東家・吉田
二万二万二索二索九筒九筒九筒 ポン中中中 ポン九索 上向き九索 左向き九索 上向き ドラ四万

吉田がいつも通り高打点の手組みから中・トイトイテンパイ。それに対して柴田が受けながらもピンフ・ドラ2の押し返せるテンパイまで辿り着くと、今度は一度は嫌った三索をプッシュして親の現物である四万七万待ちへ。

 

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吉田は直前に一索の手出しを入れていたが6巡目の四索切りをみて三索よりも二索がトイツ以上の可能性が高いであろうというギリギリの読みである。
こうなると誰しもが吉田vs柴田の未来図を予想するが、突如として現れたのが“麻雀ハイブリッド”白鳥であった。

 

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吉田のスタイルから手役をトイトイ一本に絞り、一見すると危険な八万三万を切り飛ばしていく。柴田にも危険牌であったが、これまでの対戦経験から放銃しても安いパターンがあったり吉田の現物待ちの可能性が高いなど理性と感性との合わせ技が成せるものであった。それでもリーグ戦ならば攻め返す価値のない手牌なので引く選択肢の方を選びそうだが、ここは決勝戦という頂点を決める舞台というのも後押しになったのかもしれない。

解説・勝又
「白鳥くんは自分の読みを信じていく系ですからね。」

まさかの対抗馬の出走により吉田vs柴田vs白鳥となったこの局は意外な結末を迎えた。
柴田が吉田に対してど本命である役牌の白を掴みドラの四万と入れ替える。

解説・勝又
「これは瑠美さんチーですね。えっ!これチーテン取らない事ある!?うわぁ!!」

 

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瑠美は上家の柴田から打たれた四万を見送ると自力で白を暗刻にしてリーチへ。そして吉田から放たれた七万を捉え、この局のフィナーレを飾る。まさに四者がお互いの個性を引き出し合う見応えのある作品(一局)となった。

次局の東4局と南2局3本場は柴田が、南3局は瑠美が先手リーチを打つ展開へ。しかし、ここは“自分の読みを信じる系雀士”白鳥が幾度となくリーチ棒を奪っていく。

 

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特にこの3局は公式ルールならではのリスクとリターンの取り方、配給原点を考慮した押し引きについて参考になるような打ち回しであった。(倒牌してからリーチ棒を回収するまでのスピードにも注目。)

白鳥本人も対局後のインタビューでは“入りは良かった”と振り返った1回戦であったが、この半荘を制したのは現鳳凰位HIRO柴田。

南4局
東家・柴田
四万四万六万七万七万八万八万三索四索五索六筒七筒八筒 リーチ ドラ三筒 ロン六万

このアガリで沈みから一気にトップをもぎ取ると

◆2回戦
南3局
東家・柴田
三万三万四万四万四万五万五万五万八万九万 ポン発発発 ツモ七万 ドラ一筒

白鳥からリーチを受けたこの局も発を加カンした後のツモアガリ。先程の供託を返してと言わんばかりの効果的な加点で着実にポイントを伸ばしていく。

◆3回戦
東3局

 

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柴田がラスとなった3回戦、トータルラスの吉田がリーチ・ツモ・ドラ3でトップとなり一時的にポイント差がグッと縮まる瞬間もあったが

◆4回戦
東1局
西家・柴田

 

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現状トータルトップの瑠美からピンフ・タンヤオ・ドラ2の7,700を出アガリ再度トップに躍り出た柴田。

南1局1本場

 

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吉田のリーチとの勝負になったこの局もタンヤオ・ドラ3をツモアガると

南2局

 

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吉田よりホンイツ・ドラ3の満貫。

 

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南3局1本場
瑠美よりリーチ・イーペーコー・ドラ1の7,700の直撃と、4回戦は怒涛の一人舞台で初日を終えた。

 

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◆第13期麻雀グランプリMAX初日成績
柴田 +48.0
瑠美 +4.3
吉田 ▲25.3
白鳥 ▲27.0

 

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(文:小林正和)

第5期若獅子戦ベスト8Aレポート

ベスト8A卓に出場した選手は

 

 

田中祐(予選5位)
塚越達也(予選7位)
上田稜(推薦枠)
高橋大輔(推薦枠)
以上の4名。

 

 

1回戦は田中のリーチがよく決まり、

 

 

次々と満貫級のアガリをものにしてトップ目に。

 

 

追いかける上田は南4局、逆転トップを狙ったリーチをかけたが

 

 

ここまで苦しんでいた高橋がホンイツで追いつき、上田からの直撃で3着に浮上。
ツモればトップというところから、上田はまさかの4着転落という厳しいスタートになりました。

 

 

1回戦トップの田中と厳しい展開から抜け出した高橋が2回戦ではトップを争い、ここは高橋が競り勝って1・2回戦でトップを分け合う展開に。

これで苦しくなったのが上田と塚越。
田中・高橋リードで迎えた3回戦に

 

 

高橋が追いかける上田からリーチ・東・イーペーコー・ドラ3の12,000

 

 

田中は塚越からホンイツ・イーペーコーの12,000を直撃。
上位の2人が下位の2人を叩き落とし、この段階で完全に勝負あり。

 

 

最終戦で塚越が大きなトップを取るも、100ポイント以上の差をひっくり返すには時間が足りず。

ベスト8A卓からの決勝進出は

 

1位通過:高橋大輔

 

2位通過:田中祐

以上の2名に決まりました。

<最終結果>
高橋+51.5P 田中+21.2P 塚越▲24.3P 上田▲48.4P

(文:越野智紀)

第5期若獅子戦ベスト16Dレポート

ベスト16D卓に出場した選手は

 

 

岡崎涼太(予選4位)
田中祐(予選5位)
島崎涼(予選12位)
近藤廉(推薦枠)
以上の4名。

試合は第1期・第4期の若獅子戦で2位の実績がある岡崎が序盤から圧倒。

 

 

満貫級のアガリを要所で決めてリードを広げると

 

 

2回戦の親番で満貫をツモってトップを取った島崎がそれに追従。

 

 

2人が抜け出し縦長の展開になり、3回戦でリーチ・一発・ツモ・タンヤオ・ピンフ・ドラの6,000オールをアガった岡崎がベスト8への1つ目の席を確保しました。

残るもう1つの席を賭けた最終戦。
島崎を追いかける近藤・田中が微差ながら理想の並びを作ると

 

 

4本場供託2本の勝負所を田中が制し、近藤・島崎をかわして2番手に浮上。

 

南4局

 

島崎にダブ南暗刻のリーチと近藤に白三暗刻ドラという再逆転のリーチが入りましたが、どちらにもアガリが出ず流局。

1本場で岡崎がアガって決着となりました。

 

1位通過:岡崎涼太

 

2位通過:田中祐

 

<最終結果>
岡崎+58.8P 田中▲12.3P 近藤▲19.8P 島崎▲26.7P

(文:越野智紀)

第5期若獅子戦ベスト16Cレポート

【第5期若獅子戦 ベスト16C卓は上田稜・山本祐輔が勝ち上がり】

ベスト16C卓 対局者

山本祐輔(やまもとゆうすけ)
林雅人(はやしまさと)
堂垂正裕(どだれまさひろ)
上田稜(うえだりょう)

 

 

【1回戦】

最初のアガリは堂垂。ロンした六万が裏ドラとなって3,900。

 

 

東2局には上田がドラ単騎の七対子でリーチを打ち、跳満ツモ。
このリードを活かした上田が1回戦トップ。

 

 

林が南1局の親番に南暗刻のリーチ。裏ドラを1枚乗せて7,700のアガリで2着を取る。

 

 

【2回戦】

二度の流局を経て東3局は堂垂が300・500は500・700(+3,000)で供託を回収。南場まで1人浮きを保っていたが

 

 

上田がツモり三暗刻のリーチを打ち、満貫ツモで堂垂を逆転すると

 

 

南3局には山本から親満をアガリ

 

 

オーラスにはメンゼンホンイツのツモアガリを決めて2連勝。早くも当確ポジションまで駆け上がった。

 

【3回戦】

上田以外は誰しもトップが欲しい3回戦だが、アガるのはまたしても上田。
高め純チャンの一万ツモでダメ押しの6,000オール。

 

 

東4局も上田が早々にリャンメン待ちのテンパイを入れていたが、粘って七対子ドラドラで追いついた親番の林がハイテイツモで6,000オール。

 

 

南1局に満貫ツモ、南3局1本場に8,300のアガリで上田に迫るも

 

 

オーラスは上田が役ありヤミテンで林の親番を蹴って3連勝。

 

【最終 4回戦】

現状2番手の林は起家スタート。三筒六筒のピンフで先制リーチ。

林と118.1P差をこの半荘で捲らなければならない山本が高め567の3メンチャンで追っかけリーチを打ち

 

 

五索ロン、一発が付いて跳満の直撃を決める。

怒涛のアガリで早くもマイナスを半分にした親番の山本は、2本場でもカン二索の先制リーチ。

何とか連荘を止めたい林は3メンチャンで追っかけリーチを打つが

 

 

ここも山本に軍配。親満のツモアガリとなる。

山本は南3局にドラ単騎の3,900は4,200(+1,000)をアガって、とうとう林を逆転。

 

 

最終戦オーラス

林はツモ400・700
山本から1,000
上田 堂垂から1,600

堂垂はダブル役満条件。

しかしオーラスも山本が700・1,300をアガって決着し、大逆転を達成。

 

 

以上の結果により上田稜・山本祐輔の2名が第5期若獅子戦ベスト8進出となった。

(文・吾妻さおり)

巣鴨本部道場 2023年3月度プロアマオープン大会成績表 ※3月度最終結果(プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 斎藤颯汰 26 346.3
2 前原由紀子 30 337.9
3 なしお 49 284.1
4 ラッキースリー 59 256.7
5 Courtois Valentin 66 249.9
6 中村 79 228
7 藤次祐紀 77 205.9
8 市川幹人 54 184.4
9 御子柴佑梨 34 169.4
10 稲熊勝明 34 165.8
11 チン トー 46 152
12 関光穂 46 151.1
13 じゅんじゅん 39 141.4
14 かずや☆雀アカ 25 137
15 hase 26 136.2
16 キモト 30 131.2
17 なーちゃん 31 130.4
18 タケタケ 18 129.8
19 曹洪堃 26 126.9
20 福永雄介 22 112.6
21 野村S 20 111.1
22 こしの 46 104.2
23 のりさん 17 101.3
24 森 雅彦 24 100.4
25 るつお 18 100
26 加藤はるみ 75 97.3
27 さとみ 16 89.2
28 岩渕信明 41 88
29 ともや 21 82.4
30 松村祐輔 16 82.1
31 BBQ 18 78.6
32 じゅんきち 47 71.7
33 盛合麻理奈 20 71.3
34 Andy-San 17 68.3
35 佐藤正道 30 68.2
36 金山二郎 23 64.5
37 はねき 59 61.6
38 原佑典 25 61.2
39 立岩知朗 19 58.6
40 凄悦 17 41.5
41 西角健二 49 39
42 高橋大輔 21 35.1
43 井出博幸 35 30
44 かずちゃん 24 28.52
45 グリーンマン 52 27.9
46 藤原隆弘 39 24.9
47 山部正人 16 19.4
48 やすこ 52 15
49 タク 25 7.1
50 齋藤麻衣子 28 7.1
51 山本和幸 27 0.5

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 シマカタ 10 132.8
2 ラッキースリー 19 121.7
3 比屋定桜江 12 111.4
4 中村 28 99.6
5 なーちゃん 30 95.7
6 くまっち 11 94
7 じゅんじゅん 14 79.6
8 北川 12 75
9 市川幹人 27 73.2
10 こしの 8 69.5
11 ハチロー 8 63.8
12 藤原隆弘 14 61.8
13 極楽7 15 60.1
14 グリーンマン 16 58.2
15 丹野賢一 8 56.8
16 井出博幸 19 53.1
17 立花健太 8 52.3
18 ルギア 18 41.8
19 hase 19 40.9
20 関光穂 17 34.7
21 チン トー 11 33
22 加藤はるみ 21 22.6
23 藤次祐紀 30 17.9
24 mei 18 15
25 飯田記子 8 11.9
26 ともや 8 9.9
27 涼暮ルチル 12 9.2
28 早田弘之 30 7.3
29 前原由紀子 11 5.1
30 高橋大輔 10 0.8

 

 

 

道場ポイントランキング

順位 名前 1WRC 1公式 2WRC 2公式 3WRC 3公式 4~6 合計
1 くまっち 400 45 300 40 0 45 0 830
2 ラッキースリー 160 29.75 170 24.25 200 75 0 659
3 市川幹人 300 30 61 28.5 160 37.5 0 617
4 西角健二 119 0 400 0 73 0 0 592
5 加藤はるみ 140 35 200 75 96 25 0 571
6 中村 85 75 140 27.75 180 50 0 557.75
7 関光穂 116 47.5 118 23.25 119 27.75 0 451.5
8 なしお 94 0 96 0 250 0 0 440
9 藤次祐紀 120 27.75 65 28.75 170 24.75 0 436.25
10 スロット麻雀厨 100 0 250 21.75 56 0 0 427.75
11 前原由紀子 84 0 0 20.25 300 23.25 0 427.5
12 ともや 200 24.75 82 0 93 24 0 423.75
13 藤原隆弘 114 29 180 0 68 29.75 0 420.75
14 松村祐輔 250 0 72 0 92 0 0 414
15 こしの 170 0 97 0 100 35 0 402
16 斎藤颯汰 0 0 0 0 400 0 0 400
17 高橋大輔 92 23 87 100 72 23 0 397
18 井出博幸 112 37.5 99 35 71 28.75 0 383.25
19 稲熊勝明 180 0 58 0 140 0 0 378
20 チン トー 95 24.5 112 0 120 25.25 0 376.75
21 じゅんじゅん 99 20.75 68 21 118 42.5 0 369.25
22 なーちゃん 49 40 64 47.5 114 47.5 0 362
23 hase 80 23.75 66 42.5 116 28 0 356.25
24 福永雄介 190 0 54 0 111 0 0 355
25 シマカタ 97 0 92 0 57 100 0 346
26 立岩知朗 45 0 190 29.25 79 0 0 343.25
27 御子柴佑梨 0 0 117 62.5 150 0 0 329.5
28 かずや☆雀アカ 64 24.25 120 0 117 0 0 325.25
29 グリーンマン 86 25.25 83 28.25 69 29.25 0 320.75
30 佐藤正道 117 0 114 0 83 0 0 314
31 キモト 93 0 100 0 115 0 0 308
32 BBQ 96 24 52 25.25 87 20.75 0 305
33 森 雅彦 111 0 67 0 98 0 0 276
34 盛合麻理奈 0 62.5 116 0 85 0 0 263.5
35 山本和幸 81 0 119 0 61 0 0 261
36 とがし 83 0 115 0 58 0 0 256
37 ハチロー 55 28 60 20.75 60 30 0 253.75
38 岩渕信明 79 0 79 0 94 0 0 252
39 じゅんきち 56 0 73 21.25 86 0 0 236.25
40 青木保則 72 0 160 0 0 0 0 232
41 金山二郎 68 0 78 0 82 0 0 228
42 Andy-San 60 0 84 0 84 0 0 228
43 mei 47 23.5 57 23.75 52 24.5 0 227.75
44 後藤竜司 78 0 93 0 55 0 0 226
45 山部正人 58 0 101 0 67 0 0 226
46 曹洪堃 0 0 86 0 112 21.25 0 219.25
47 丹野賢一 118 42.5 0 28 0 29 0 217.5
48 はねき 48 0 81 0 81 0 0 210
49 タケタケ 0 0 94 0 113 0 0 207
50 凄悦 42 0 59 0 78 21.75 0 200.75

第1期四国プロリーグ 第5節成績表

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 濱田 将司 162.6 10.3 19.3 101.0 23.6 8.4
2 高橋 亮輔 156.9 7.7 24.9 51.0 43.8 29.5
3 中岡 博一 151.1 81.8 24.4 ▲ 8.1 33.1 19.9
4 長尾 浩平 106.6 47.8 43.4 25.8 ▲ 8.2 ▲ 2.2
5 松本 京也 98.8 55.8 31.9 20.5 ▲ 13.6 4.2
6 福島 清子 74.4 ▲ 44.3 33.2 52.4 ▲ 21.3 54.4
7 平川 一樹 46.7 5.8 9.2 45.9 ▲ 41.0 26.8
8 西村 和貴 43.9 0.5 28.3 6.2 17.7 ▲ 8.8
9 枦山 凌 40.4 103.5 39.0 ▲ 42.8 ▲ 17.7 ▲ 41.6
10 坪内 達平 37.0 6.4 ▲ 18.5 ▲ 10.8 29.3 30.6
11 平石 洋輔 34.4 ▲ 43.2 3.1 24.8 12.1 37.6
12 西山 航瑠 21.6 33.9 21.8 ▲ 1.7 ▲ 12.0 ▲ 20.4
13 中原 進二 16.3 ▲ 45.2 11.6 63.0 17.3 ▲ 30.4
14 根越 英斗 ▲ 9.1 ▲ 23.8 38.8 ▲ 57.3 ▲ 26.6 59.8
15 山宮 雅之 ▲ 19.9 4.1 ▲ 58.1 ▲ 27.4 31.8 29.7
16 渡部 貴之 ▲ 34.1 ▲ 10.0 ▲ 52.2 4.9 2.5 20.7
17 宗雪 靖弘 ▲ 45.5 38.5 ▲ 37.3 39.6 ▲ 25.5 ▲ 60.8
18 渡邊 亮 ▲ 45.7 ▲ 21.0 31.8 ▲ 48.2 ▲ 25.4 17.1
19 本田 翔大 ▲ 55.9 ▲ 33.2 25.2 ▲ 18.5 0.4 ▲ 29.8
20 森田 健太郎 ▲ 56.6 17.5 ▲ 58.8 ▲ 40.4 36.9 ▲ 11.8
21 今井 竜馬 ▲ 58.8 ▲ 70.6 56.0 ▲ 39.5 ▲ 34.6 29.9
22 久保 隆徳 ▲ 59.8 ▲ 66.2 ▲ 22.8 26.0 41.6 ▲ 38.4
23 櫛橋 孝平 ▲ 85.8 8.8 ▲ 8.6 ▲ 65.0 15.4 ▲ 36.4
24 河野 隼人 ▲ 85.8 6.9 28.0 ▲ 99.6 5.9 ▲ 27.0
25 津野 健一 ▲ 100.0 ▲ 20.9 ▲ 69.4 33.6 ▲ 40.7 ▲ 2.6
26 楠木 一朗 ▲ 106.9 ▲ 24.5 ▲ 12.6 ▲ 31.3 ▲ 30.5 ▲ 8.0
27 小松 翔一 ▲ 107.5 7.0 ▲ 72.6 ▲ 18.8 1.1 ▲ 24.2
28 渡邉 博之 ▲ 147.3 ▲ 35.4 ▲ 59.0 13.7 ▲ 15.4 ▲ 51.2