「~準備~」 HIRO柴田

僕は怠け者だと思う。大事な対局を控えても特に打荘数を上げることもなく、普段通りに過ごすことが多い。
ただ、この「普段」がありがたい事に、僕は常に麻雀と関わっている為、雀力向上、パフォーマンス維持が出来ています。

麻雀プロの形は人それぞれで、普段牌に触れる機会が少ない者は対局前の準備で、セットやフリーで打ち込んでいると思うし、普段から打ち込んでいる者は気分をリフレッシュする時間を作ったり、意識せずに力まず普段通り過ごす者と対局前の過ごし方は多種多様だと思います。

僕の準備の仕方は最後の普段通り過ごすという手法をとっていますが、それでもやっぱり大事な対局前の準備に関して意識してしまうものなので、抑えながらオーバーワークとせずなるべく普通にと言い聞かせてはいます。

そんな僕の私生活は、1週間の内2日くらいはプロ対局や麻雀店ゲスト、麻雀教室、セット等のどれかで牌に触れる機会があります。
リアル麻雀を打つ大事さはあらゆる所作の確認、そしてポンやチー判断の脳の瞬発力、わずかな情報を逃さない洞察力など、様々な能力の衰えを防止しさらに磨きをかけるために打っています。

残りの5日間は放送対局を観戦したり、麻雀格闘倶楽部や龍龍といったネット麻雀を打つようにしています。
20~40代前半は、週に6,7日は牌に触れていましたが、生活環境の変化や今の時代に合ったトレーニング方法として対局観戦とネット麻雀の時間を増やすのが僕の肌に合っているのではと思い今に至っています。

放送対局の観戦は、対局者や後に対局するであろう沢山のプロをより知って勝つ為に、新しいアイデアの発見や、解説者の言葉から知識を学んだり、その人の麻雀という世界の見え方を知る為と、麻雀を打たずとも簡単に色々な技術を学べる、そして相手や自分の映像から長所・短所を知ることができて本当に良い時代だと思います。

ネット麻雀が出来る環境も素晴らしく、僕の活用方法としては、リアルの麻雀よりスピーディな打牌選択の判断と、その練習に伴って全体的な記憶力の向上に繋がっていると思います。

これらを繰り返す日々によって、戦いの準備はできている。いつでもやれる。
精神的な意味もあるかも知れませんがが、日々の生活環境から対局前は自分にそれを言い聞かせ、戦闘準備は完了しONの状態を保っています。

一方でOFFの状態もあって、暫く対局が無いとなると、生活は普段通りになり怠け者だな~っと自分を貶める思考に入ってしまいます。
用はモチベーションの上げ下げを自分勝手に行っています。意識を常に高く保つのは僕には合わないというか心に悪いという判断です(笑)

今回僕がお伝えしたいのは、日々ちょっとのことでも麻雀と触れてほしいと言うこと、特に対局前は映像や本、ゲーム、リアル、色々となんでも良いので触れる事で、準備を行って欲しいということです。そしてもし選べるのなら、麻雀を打つと麻雀を観るは反復して行って欲しいし、環境次第では色々な人に質問したり聞くのも大事だと思うのでよかったら取り入れてみてください。

今回から第39期鳳凰位戦の自戦記も書いてみようと思います。
初日の様子を数局ピックアップします、まずは1回戦開局の配牌。

 

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ピンズが多めのこの配牌。ドラが五索なので打北から入るのもありだが、自身の手がどこまで伸びるか試す打六索としました。
五索がくるようなら空回りだけど、局の入り方としては打六索が好みなのです。

するするとピンズを引き寄せ、九筒ポンのカン七筒待ち→八筒タンキ待ちと変化し、満貫の出アガリ。
待ち変えのタイミングで七筒を打たれ、2通りのアガリは点数も大きいですが良い予感がしました。

 

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続いて東3局でも、西家の吉田から4巡目に高めドラのタンヤオリーチが入ります。

 

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僕の手もゆったりと進行して、親の前田が押した一索をチーして現物待ちのカン六索待ちとなります。
他家から六索なんて出る気もしませんが、僕が退いて吉田・前田の一騎討ちは面白くないし、最後は佐々木も来て僕の1人ノーテンなんてA1ではよくあること。
ここは行きがかり上、最後まで退かないで吉田には放銃しようと決意したところで僥倖の六索ツモ。

 

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対局者にどう見えたかはわからないが、不思議なアガリだなと自分では思いました。
今日は行けるとこまで行こうと決めるキッカケとなる1局だったことは確かです。

 

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これはアガリこそなかったものの自分の好きな局。
親の前田の仕掛けと、ソーズのホンイツ吉田に対して五索を押して、一万四万のチーを見送ってテンパイを入れます。
ノーテン罰符を払うのは嫌だけど、六索を打たれて、はい千点は五索打ちの顔もたたないし、先ほどの「行こう」というテーマに反するというか、今日の自分をなるべく信じる為にメンゼン重視、後悔の無い勝負は仕掛けようと思ってました。

 

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これは、強気なテーマを持って挑んでいながら二万を残す危険性は感じていて、手牌を厚く構えるかドラ受けを残すかで、ピンフの1シャンテンを保ちつつドラ引きに備えて放銃となりました。

 

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二万四万四万二索三索五索六索六索三筒四筒五筒七筒八筒九筒

平時なら厚く構えて、打二万としていたのですが、浮かれていたのかもと気を引き締められました。

失った点棒は取り返そうとすると痛い目をみるのですが、返ってくると意識すると案外うまくいくもので、こういうプレイはあまり好きではないですが、場況を生かしたリーチや手牌に恵まれたこともあり、この日をトップ3回2着1回という成績で初日を終えることができました。

 

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恥ずかしながら、初日の1月11日は僕が昨年結婚した日でありました。
絶対に負けられないし、今日ツイてないわけがないと言い聞かせて挑んだ日でもありました(笑)

 

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写真は前日休みとして準備万全の僕に、奥様からゲスト先でのご飯の写真。
僕は自炊で一人飯。

 

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何を切る? 2023年6月

第48期王位戦の詳細は9/20公開予定です

第48期 王位戦のご案内

目指せ日本一 !!

第48期王位戦出場者大募集 !!
プロ&アマ混合で実力日本一を競う ! ツワモノどもよ、いざ集え !!

「シード条件改定のお知らせ」

【シード規定】
・ベスト16
前年優勝者

・A級決勝シード者
荒、森山、灘の三名は九段レジェンドとして永世シード。
歴代王位は失冠後5年まで(連覇は7年、三連覇は10年)
前年決勝進出者。現鳳凰位。現十段位。(世界チャンピォンが入る年もある)

・A級本戦大会
(連盟東京本部)
A1、A2在籍者、九段以上、歴代鳳凰位(10年)、歴代十段位(7年)、歴代王位(5年)、歴代マスターズ(5年)、歴代グランプリ(5年)、歴代世界チャンピォン(5年)、歴代小島杯(5年)、歴代女流桜花(3年)、歴代プロクイーン(3年)、現WRCリーグ、現WRC-Rリーグ覇者、現鸞和、現新人王、現地方チャンピオンシップ優勝者
※( )内はシードの有効年数、連覇は五割、三連覇は十割延長

前年のマスターズ以降に開催された下記タイトル戦決勝進出者
※十段位、王位、グランプリ、世界チャンピォン、新人王

前年の王位戦ベスト8。本部道場プロアマオープン決勝進出者。

その他最強位戦、發王戦、日本オープン、BIG1、などの現優勝者。
(プロ連盟地方本部支部)
上記の条件に該当する者、本部支部指名シード(2〜5枠程度)

(他団体)
上記の条件に該当する者、各団体現トップタイトル覇者
※最高位、女流最高位、雀王、女流雀王、令昭位、ティアラ、将王、将妃

各団体指名シード(各事務局にお伝えします)

日本プロ麻雀連盟競技部

 

日程

アマチュア予選 10月28日(土)

プロ予選 10月29日(日)、11月11日(土)、11月12日(日)

A級本戦 11月18日(土)

A級決勝 11月19日(日)

準決勝 11月25日(土)

決勝  11月26日(日)

 

決勝

日時
11月26日 (日)
※夏目坂スタジオにて生放送(日本プロ麻雀連盟チャンネル)致します。

4名で5回戦を行う。
※時間打切りなし。

 

準決勝

日時
11月25日 (土)
※夏目坂スタジオにて生放送(日本プロ麻雀連盟チャンネル)致します。

ディフェンディング、勝ち上がり15名の計16名で総当たり5回戦を行い、下位8名が敗退。
上位8名で6回戦を行い、上位4名が決勝進出。
※1〜5回戦は60分+1局、6回戦のみ80分+1局の時間打ち切りあり

 

A級決勝

日時
11月19日 (日)

11 時 00 分開始 (10 時 30 分受付開始 )
遅刻は失格

会場(変更する場合あり)

第1会場:日本プロ麻雀連盟道場
住所:東京都豊島区巣鴨3丁目28-9 桃花源ビル7F

第2会場:錦江荘
住所:東京都千代田区有楽町1-2-10 錦ビル3,4F

半荘6回戦・各会場36名
4回戦終了時、上位24名が5回戦へ。
5回戦終了時、上位16名が6回戦へ。
各会場上位7名+WC1名が準決勝進出


A級本戦

日時
11月18日 (土)

12 時 00 分開始 (11 時 00 分受付開始 )
遅刻は失格

会場(変更する場合あり)

第1会場:日本プロ麻雀連盟道場
住所:東京都豊島区巣鴨3丁目28-9 桃花源ビル7F

第2会場:錦江荘
住所:東京都千代田区有楽町1-2-10 錦ビル3,4F

第3会場:じゃん亭
住所:港区西新橋1-12-6富士アネックスビル 4F

半荘5回戦
4回戦終了時、プラス者のみ5回戦へ。
(マイナス上位者で卓調整)
全会場合算で上位約70名弱が勝ち上がり(A級決勝シードの人数により変動)
※感染予防のためお弁当はございません。


プロ予選

日時
10月29日(日)/11月11日(土)/11月12日(日)

1日のみのエントリーとなります。 (複数参加不可)

12 時 00 分開始 (11 時 30 分受付開始 )
遅刻は失格

会場(変更する場合あり)

第1会場:日本プロ麻雀連盟道場
住所:東京都豊島区巣鴨3丁目28-9 桃花源ビル7F

第2会場:錦江荘
住所:東京都千代田区有楽町1-2-10 錦ビル3,4F

第3会場:じゃん亭
住所:港区西新橋1-12-6富士アネックスビル 4F

半荘5回戦
4回戦終了時、プラス者のみ5回戦へ。
(マイナス上位者で卓調整)
全会場合算で上位1/4が勝ち上がり
※詳細は各会場で当日ご説明いたします。

ルール: 日本プロ麻雀連盟公式ルール(一発・ウラドラなし)ルール詳細は当日会場で説明致します。

※他団体のプロの方は各団体でエントリーを行ってください。会場のご案内はエントリー後にお伝え致します。

 

アマチュア予選

 

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日時
10月28日 (土) 11 時 00 分開始 (10 時 30 分受付開始 )
遅刻は失格
参加費¥5,000(会場費込)

エントリーは締切致しました

会場

第1会場:日本プロ麻雀連盟本部道場
(豊島区巣鴨3丁目28-9 桃花源ビル7F  TEL 03-5980-9116)
JR巣鴨駅 徒歩1分 地図はこちらになります。

第2会場:錦江荘
(千代田区有楽町1-2-10 錦ビル3,4F)

半荘5回戦(50分+1局)
4回戦終了時、プラス者のみ5回戦へ。
(マイナス上位者で卓調整)
※詳細は各会場で当日ご説明いたします。

ルール: 日本プロ麻雀連盟公式ルール(一発・ウラドラなし)ルール詳細は当日会場で説明致します。











第6期北陸プロリーグ 第2節レポート

2023年6月11日
夏の本番を控えたこの日、第6期北陸プロリーグ 第2節が開催されました。
第2節のレポートは、北陸支部39期 石川雄基がお届けします。

初めてのレポートとなりますので、まずは簡単に自己紹介をさせて頂きます。

石川 雄基(いしかわ ゆうき)、39期生、愛知県出身、38歳、A型

趣味は読書、旅行、株式投資、資産運用です。北陸支部に39期生として所属しておりますが、仕事の関係もあり、現在は愛知県に住んでおります。北陸は、第二の故郷であり、北陸という地域も人も大好きです。そのため、現在も北陸支部で活動中しています。
それではレポートに移らせていただきます。
開幕戦を終えて、満足のいく結果を出した者、逆に思い通りにいかなかった者。各選手にとっては第2節の戦い方をイメージしながら、過ごした2週間ではなかっただろうか。「タイトル」という、たった1つの栄冠を求めて、第2節も熱い闘いが繰り広げられた。
開幕戦で首位につけた志多木。「自分の麻雀をしっかりと打ち、ポイント加算して首位をキープする」と意気込んで望んだ第2節。そんな志多木に、神は試練を与えたのであった。
2回戦を終えて、まさかの4着、4着。2回戦後、「展開が向かず、噛み合わない。次こそは。」と集中を重ねていた志多木であった。そして、挽回に燃える彼の取った策は、自分を意識させて、対局者へプレッシャーをかける「卓上の支配」であった。その策は、見事に実り、本日のトータル結果+19.7Pを記録して、ポイントの上積みに成功した。

志多木のターニングポイントとなった局は、3回戦目にあった。

3回戦 南場3局、南家

四万四万五万六万六万九万九万西西西    一万 左向き一万 上向き一万 上向き

ここから四万をポン。

最終形
六万六万九万九万西西西   四万 左向き四万 上向き四万 上向き   一万 左向き一万 上向き一万 上向き    ロン九万 上向き

3回戦の行く末を決める8,000のアガリ。配牌から、最終形をイメージした鳴き。流石の一言だ。同卓していた自分も、一万の仕掛けがプレッシャーとなり、思うような打ち方が出来ず窮屈な思いをした局だと記憶している。まさに「卓上の支配者」化した瞬間を目の当たりにした1局であった。第2節終了時には、合計+83.7ポイントとなり、上位をキープしている。第3節以降も、志多木の「卓上を支配する」姿に期待したい。

続いて第2節で大きくポイントを伸ばしたのは、第4期桜蕾戦優勝の宮成だ。開幕戦ではマイナススタートだったものの、第2節で「宮成ハリケーン」を巻き起こし、堂々の2位につけた。

そんな宮成の印象の1局がこちら。

2回戦、オーラス、東家

宮成 持ち点:45,100(トップ目)

三索三索八索八索二筒二筒四筒四筒八筒八筒九筒南南   ドラ四筒

十分に打点がある中、目標である「ポイントをしっかりと獲る」の軸をブラさずにリーチ。
そして 九筒 をツモり、6,000オールを叩き出した。
結果、同卓の3者に沈みをつけての卓内トップの座を手にした。振り返りのコメントでもあったように、「攻めるところは、強気に攻める」という気持ちが軸を作り、勢いをより加速させた1局であった。

宮成の第2節でのプラスは、111.1.ポイント。開幕戦でのマイナスを大きくカバーした。このままハリケーンを継続させていくのか、止める者が現れるのか。第3節以降も宮成から目が離せない。

その他にも、燃える対局は多くあった。本人は「少しでもプラスを持ち帰る」と謙虚な姿勢であったが、第2節もしっかりとプラスを重ね、単独の首位に立った決勝常連の藤本。同じく、開幕戦、第2節と着実にプラスを積み重ねた成田。これからも上位を狙う、熱い戦いは続きそうだ。

また今期からプロリーグに参戦した39期においては、栄田、新保、石川がトータルプラスで推移、月野、山田は苦しい展開となっている。それぞれプロリーグ初参戦となるため、希望や緊張など、様々な感情をコントロールしている事と思うが、お互い切磋琢磨しながら、リーグ上位、決勝卓、優勝者が出る事に期待したい。

総勢24名が激闘を重ねる北陸プロリーグ。たった1つのタイトルを目指し、残り6節の戦いが待っている。果たして、栄光は誰の手に。あなたはこの戦いを見逃すな。

(文:石川 雄基)

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 藤本 鉄也 95.2 28.1 67.1            
2 宮成 さく 85.7 ▲ 25.4 111.1            
3 志多木 健 83.7 64.0 19.7            
4 成田 理良 69.9 22.2 47.7            
5 木戸 僚之 31.7 9.1 22.6            
6 後藤 正博 31.0 39.4 ▲ 8.4            
7 里木 祐介 25.6 ▲ 2.8 28.4            
8 石川 雄基 14.0 0.2 13.8            
9 小林 和樹 12.8 ▲ 3.7 16.5            
10 栄田 勇作 11.9 48.4 ▲ 36.5            
11 新保 翔太 5.9 ▲ 18.4 24.3            
12 月野 桜悠 ▲ 5.3 27.2 ▲ 32.5            
13 南 和之 ▲ 5.6 27.5 ▲ 33.1            
14 梅本 翔 ▲ 6.1 ▲ 1.9 ▲ 4.2            
15 浦田 豊人 ▲ 11.1 ▲ 55.8 44.7            
16 荒谷 誠 ▲ 17.3 17.8 ▲ 35.1            
17 松井 直大 ▲ 19.3 ▲ 29.4 10.1            
18 堂垂 正裕 ▲ 37.6 1.0 ▲ 38.6            
19 文月 愛美 ▲ 41.6 ▲ 11.5 ▲ 30.1            
20 山田 航輔 ▲ 58.1 ▲ 15.2 ▲ 42.9            
21 岡田 拓也 ▲ 60.9 ▲ 21.4 ▲ 39.5            
22 獅坂 祐一 ▲ 66.9 10.2 ▲ 77.1            
23 安城 るい ▲ 76.2 ▲ 45.5 ▲ 30.7            
24 如月 靖之 ▲ 94.4 ▲ 64.1 ▲ 30.3            

第1期JPML WRC-Rリーグ ベスト16B卓レポート

【第1期 JPML WRC-Rリーグ ベスト16B卓 早川健太・黒田良がベスト8進出】

第1期JPML WRC-Rリーグ
ベスト16B卓対局者

魚谷侑未
小林正和
早川健太
黒田良

 

 

解説 一井慎也
実況 早川林香

 

【1回戦】

黒田(親)が白ドラ2のヤミテン。小林から出て9,600のアガリを決めると

 

 

南1局には裏ドラを2枚乗せて満貫のツモアガリ。

しかし黒田がオーラスに1シャンテンで六筒をツモ切ると

 

 

ヤミテンを入れていた早川がロン。満貫直撃で早川が逆転トップ。

 

【2回戦】

小林(親)が西を暗カンして五万八万リーチ。

白七万をポンしてトイトイのテンパイを入れていた魚谷が一発で八万を掴んでしまい、小林が12,000のアガリとなる。

 

 

この半荘のトップ目に立った小林。東4局2本場にはドラの東を一発でツモって跳満のアガリ。

900点まで追い込まれた魚谷は南1局にドラの六筒をポン。

 

 

小林は形式テンパイを入れ、1牌だけ勝負と切った四万が魚谷に跳満の放銃となってしまう。

南2局には黒田(親)がリーチツモ裏2の4,000オールで参戦し

 

 

オーラスもアガリ切った黒田が2回戦トップを取る。

 

【3回戦】

東1局に魚谷が先制リーチ。
一発ツモ裏で跳満のアガリ。

 

 

魚谷は続く親番でも先制リーチを打つが、今局は小林から追っかけリーチが入り満貫の放銃。

東3局。早川(親)は8巡目に一万切りを選択。もしドラを引いたら雀頭が無くなるためピンズは切らない。

234三色ならカン三筒待ちに取ろうと思ったが、入り目は三色が崩れる五索
ならばドラも待ちになる変則3メンチャンリーチに踏み切り

 

 

四筒を一発ツモで裏ドラ3枚。最速で6,000オールのアガリとなる。

早川「あの局は色々考えていて、カン三筒とかにしてアガれてないまでありました。」

しかし南3局には魚谷がリーチツモ裏3の満貫で早川に迫り

 

 

オーラスは2,600の直撃。魚谷が逆転トップを取ってのぞみを繋いだ。

 

【最終 4回戦】

東1局は黒田が先制リーチを打ち、満貫のツモアガリ。黒田より上の着順が必要な魚谷にとっては厳しい親被りだが

 

 

南2局に白赤ドラ3の満貫を黒田から直撃。

 

 

全員が30,000点付近にいるためオーラスの条件は複雑になった。

現状通過は早川 黒田

魚谷はツモ1,600・3,200
黒田から2,000
小林から8,000
早川から3,200〜5,200
又は早川から8,000

早川(←魚谷)2,000NG

 

 

魚谷が7巡目に七対子赤のヤミテン。ツモもしくは早川・黒田から直撃で通過だが、唯一アガれない小林から出てしまう。

魚谷「何であそこ(小林)に北行くかなー。」と内心思いつつも、今度は南単騎に待ちかえ。

 

 

しかし黒田はしっかり南を止め、早川がアガリ切って決着。

ベスト16B卓からは早川健太・黒田良の2名が勝ち上がりを決めた。

 

 

小林「形式テンパイの局は四万は(放銃率)20%くらいかと考えていました。あの局はテンパイが取れたら大きいと思いました。今期まだ色々対局あるので頑張りたいと思います。」

魚谷「検討の余地があるのは(2回戦に)小林さんに放銃した五万八万ですね。リャンメンの中では一番可能性ないかと思ったのですが。後半は可能性あっただけに悔しいですが、自分なりに精一杯打てたと思います。」

黒田「放送で打つのが初めてで、想像以上にいつものように打てなかったです。あれだけツイていたのに負けたら実力が足りなすぎると。普段通り打てないのはわかったので最後まで条件戦を楽しもうと。今日と同じ打ち方したら次は負けると思うので、準備して挑みたいと思います。」

早川「序盤は黒田プロの裏2に苦しめられましたし、途中はグラっと来る放銃もありました。(リーチ一発ツモドラ3)をアガれて良かったです。第1期の優勝は(印象に残りやすいため)価値が高いと思っています。いつも以上に気合い入っていますので応援よろしくお願いします。」

 

(文・吾妻さおり)

第1期 JPML WRC-Rリーグ ベスト16A卓レポート

【第1期 JPML WRC-Rリーグ ベスト16A卓 石井良樹・香野蘭がベスト8進出】

第1期 JPML WRC-Rリーグ
ベスト16A卓対局者は

HIRO柴田
石井良樹
香野蘭
木本大介

 

 

解説 渡邉浩史郎
実況 吉井優

 

【1回戦】

南2局に香野(親)が一通確定のカン五索リーチをツモって4,000オール。

 

 

1本場には木本がドラの南切ってリーチを打つが、香野(親)にポンされてしまい12,300(+1,000)の放銃。

 

 

2本場はH柴田が一発ツモで満貫を決めて2着に。

 

【2回戦】

東2局。石井が六索九索リーチ。
ワンチャンスの九索がH柴田から出て満貫のアガリ。

 

 

南1局3本場には木本が南をポンして九万ツモ。
1,300・2,600は1,600・2,900で石井に迫る。

 

 

オーラスはH柴田がラス抜けの跳満ツモ。

 

 

【3回戦】

東1局は香野が発南をポンして満貫のアガリ。

 

 

東4局は木本(親)がツモって裏ドラ1枚、4,000オール。

 

 

南1局にはH柴田(親)が赤五万単騎リーチ。これに木本が一発で飛び込み12,000。

 

 

派手なアガリが多発する中、唯一大人しかった石井。親番でカン四万待ちテンパイ。一旦はヤミテンとするが、3巡後に意を決してツモ切りリーチ。

木本に追っかけリーチを打たれ時間を与えてしまった事にヒヤリとするも、石井が4,000オール(+1,000)のツモアガリ。

石井「カン四万は手変わり前にツモりそうとは感じつつ、調子悪いようにも思ったので即リーチが打てなくて。時間使って追いつかれてしまいましたが、アガれて良かったです。」

 

 

連荘した1本場では3巡目にはドラ4枚のピンフテンパイ。
今度は気分良く即リーチを打ち、裏ドラも乗って8,100オール。
石井が特大トップで優位に立った。

 

【最終 4回戦】

東場終了時にはトータル4番手となってしまった香野だが、南1局に超勝負手でリーチ。

 

 

高めの八筒を一発ツモ。裏ドラも乗って倍満のアガリ。たった一撃で通過ポジションに復活し、H柴田と木本に厳しい条件を突きつけた。

 

 

オーラスも仕掛けた香野が満貫をアガって決着。
ベスト16A卓からは石井良樹・香野蘭の2名が勝ち上がりを決めた。

 

 

木本「致命傷となったのはH柴田さんへの五万単騎です。めちゃくちゃ積極的に組んだ結果(の放銃)ですが、今はあの局の事しか頭にないです。」

H柴田「(リードはあっても)この順位点なので最終戦勝負だとは思っていました。こっちは良いアガリ出来てないのに香野さんは良いアガリが多くて、強かったですね。(鳳凰位シードで)また放送対局に出ますので頑張ります。」

香野「放送対局だと行けなかったり、トップを取ってしまうと引き過ぎちゃったりで。2回戦にラスを引いてからはしっかり押せたので良かったと思います。倍満ツモれて良かったです。ベスト8は後手でもちゃんと押せるように頑張ります。」

石井「今日は序盤は行けてない雰囲気があって、要所のアガリを意識して行こうかと思っていました。初代チャンピオンには憧れますので頑張ります。持ち味を出せるようにやって行けたらと思います。」

(文・吾妻さおり)

第18期女流桜花Aリーグ第3節B卓レポート

第3節B卓に出場した選手は

 

 

高宮まり・二階堂瑠美・廣岡璃奈・北條恵美の4名。

この日は最下位スタートだった北條の反撃のターン。
1回戦のオーラスにアガって滑り込みで浮きを確保すると

 

 

2回戦の東1局。
高宮との2軒リーチを高めツモで制して6,000オールをアガリ

 

 

2,600は2,700オールの追加点で盤石の体勢を作り1人浮きのトップを奪いました。

北條の猛攻の煽りを喰らい、2回終わって60ポイント近く負けていた瑠美でしたが、3回戦でトップを取ると続く4回戦では

 

 

東1局にチャンス到来。
四暗刻一本狙いでテンパイ取らずの五万切りが上手くハマり、その後に残した九索を重ねてリーチを打つと

 

 

見事に四暗刻を成就させて16,000オール。

その後も攻め手を緩めず加点していった瑠美は

 

 

役無しのヤミテンからテンパイ外し、ピンフ高め三色に変化してからリーチをかけると

 

 

高宮から出た安めの三索をスルー。
ツモった三索は渋々採用して1,300は1,400オールのアガリ。

 

 

まさに独壇場で、瑠美の持ち点はちょうど100,000点に到達。

この激しい対局はこれで終わらず

 

 

南4局、九蓮宝燈テンパイの廣岡が六万を切ると

 

 

箱下寸前から粘る親の北條の仕掛けに捕まり、一気通貫のみ1,500点。
そこから仕掛け続けて細かい連荘を重ね

 

 

6度目の仕掛けで遂に入った大物手。
タンヤオ・ドラ3のアガリで原点まで届き、本日の卓内トップの座を瑠美から奪い返しました。

 

 

<第3節B卓結果>
北條+52.5P瑠美+37.1P 廣岡▲41.1P 高宮▲48.5P

(文:越野智紀)

第18期女流桜花Aリーグ第3節A卓レポート

第3節A卓に出場した選手は

 

 

菅原千瑛・山脇千文美・内田美乃里・井上絵美子の4名。

2週連続の登場となった井上は、先週抱えた負債を少しでも返すべく1回戦から奮闘。

 

 

四万をリャンメンで仕掛け、北中ホンイツの満貫でトップ目に立つと

 

 

内田・山脇の2軒リーチを掻い潜り、ツモ西ドラ3でダメ押しの満貫。
1回戦はこのまま逃げ切り、井上に今期の女流桜花の初トップがやってきました。

このまま何もかも取り返した井上でしたが、

 

 

2回戦の開局で内田に11,600の放銃をしてしまい失速。
それからアガった内田は点棒の横移動を遠くで眺め続け、この一撃のリードを最後まで残してトップ。

 

 

内田に大量の放銃を眺められていた山脇は、後半アガリを重ねて帳尻を合わせて浮きの3着と盛り返し

 

 

1人沈みで迎えた3回戦のオーラスでは、起死回生のツモ・タンヤオ・七対子・ドラ2で跳満ツモ逆転1人浮きサヨナラホームランをかっ飛ばしました。

井上・内田・山脇と順番にトップを取る展開の中、オール2着でこっそり卓内トップになっていた菅原が4回戦は私の番だと主張。

 

 

白ドラ2のヤミテンを山脇からアガってリードを広げると

 

 

中暗カンのリーチツモ中で60符3翻2,000・3,900をアガって1人抜け出し

 

 

ツモホンイツ一気通貫の跳満で1人浮き。

 

 

最後もリャンメンの満貫テンパイからシャンポンに変化させ、白中・ホンイツ・トイトイ・ハイテイの跳満でダメ押しのダメ押しは全員沈めての卓内トップ。

菅原は圧巻の3節連続しっかりプラスでトータル首位に浮上しました。

 

 

<第3節A卓結果>

菅原+66.8P 内田▲5.6P 井上▲18.4P 山脇▲42.8P

(文:越野智紀)

第40期 A1リーグ 第3節C卓レポート

【第40期鳳凰戦 A1リーグ第3節C卓 勝又健志が+45.7Pの1人浮きで首位独走】

本日の対局者は
1位 勝又健志
2位 佐々木寿人
6位 和久津晶
12位 ダンプ大橋

 

 

解説 森山茂和
実況 日吉辰哉

 

【1回戦】

ダンプ「1回戦目の入りが悪かったのが全てだと思います。勝又さんの三索六索の時、意地になって放銃してますけど、シャンポンに受け変えて粘れて親を流せたら違う展開かも知れないし。」

 

 

ダンプから2,000をアガって親番を繋いだ勝又は一索が2枚切れのためヤミテン。

 

 

和久津からダブ東が出て7,700は8,000。1回戦トップを取る。

 

【2回戦】

勝又の構想と場況がピタリとはまったのは和久津の仕掛けに対応した東1局2本場。ハイテイで北をツモって1,600・3,200をアガった局。

 

 

勝又「今日一の会心のアガリですね。七対子で字牌に狙いを定めていけば、テンパイした和久津さんからロンアガリ出来るかなと。ハイテイツモはラッキーです。」

2連勝を決めた勝又のトータルは早くも250を超えた。

 

【3回戦】

東3局に3者の手がぶつかる。

ダンプが一万四万リーチ。
勝又がメンゼンホンイツ二万五万待ち。
和久津(親)が七対子ドラ2四万単騎。

 

 

2人の勝負手に押し返されるも、ダンプが一万ツモで1,300・2,600。

さらに親番では場況も良さそうなペン七万待ちで確定三色テンパイを入れるが

 

 

ここは仕掛けた和久津が佐々木から八索ロンで満貫のアガリ。

南1局。佐々木はドラの西単騎のヤミテンを入れていたが、3メンチャンに受けかえてのリーチを選択。

 

 

しかし和久津がちょうどドラを合わせ打て、一通のテンパイ。佐々木から三筒ロンで2,600(+1,000)のアガリとなった。

佐々木は2連続ラスを引かされてしまったが「一筒四筒七筒も良い待ちだと思っていたので、結果はしょうがない。」と割り切っていた。

 

【4回戦】

その佐々木が七対子ドラ2、中単騎。一度はヤミテンにしたものの、すぐにツモ切りリーチを打つ。

和久津「カン二万の局は勝負し切れなかったですね。(佐々木が)本気のリーチっぽかったので回っちゃいました。」

 

 

カン二万待ちは和久津から見て1枚しかなかったのもあり、一万切りでテンパイ取らずとする。

しかし次巡のツモは一万。そして佐々木が六万をツモ切り。

このアガリを逃してしまった形だ。

一万一万一万 三万三万三万四万五万 八万八万  チー六万 左向き七万 上向き八万 上向き  ロン六万

 

 

流局でチンイツ放銃を免れた佐々木は、親番で愚形リーチを打ってツモアガリ。
4回戦トップを取りマイナスを1桁に抑えた。

 

 

勝又「見返してみると直すべき所も見つかりますが、満足出来る局が増えて来たなと。ここまでは手牌に恵まれましたが、1年の中苦しい節にいかにしっかり打てるかが大切ですし、それが出来なければ決定戦に残っても到底優勝は出来ないのでもっと精度を上げて頑張りたい。」

佐々木「佐々木「▲7.7Pで済んだのは上出来かなと。とりあえず(トータルを)100台に乗っけて、またその上に行けるようにという思いでやりたいと思います。」

ダンプ「2回戦からは基本にかえって我慢しながら行ける所は行きました。1回戦から見れば今日は価値のある結果だと思います。ちょっとずつマイナスを減らして、半分終わる位に0に出来たらいいなと思います。」

和久津「ダメな放銃が何個かありました。本当はヤミテンでアガリたい高い手をリーチしてみたり、鳴くほど牌が出やすい相手なので積極的に仕掛けたり。アガれるように工夫しようと、何とかおさまったらなと思ったけど失敗しました。今日はイマイチでしたが、また1節空くので休憩してやり直します。」

 

 

次回A1リーグ第4節A卓は
2023/05/31(水) 16:00

勝又健志
一井慎也
杉浦勘介
ダンプ大橋

解説 前田直哉
実況 古橋崇志

(文・吾妻さおり)

第40期十段戦 七八段戦レポート

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2023年5月21日(日)、第40期十段戦の七・八段戦が開催された。

日本プロ麻雀連盟は段位制を採用しており、各自が保持している段位から出場するのが十段戦である。

同一メンバーでトーナメント戦半荘4回戦を行い、上位2名が次の段に進出となる。

▪︎同点の場合高段位優先
▪︎同段位の場合ビッグポイントで判定
▪︎ワイルドカード(W)の権利は今期十段戦内1度のみ

【七段戦】

前日の五・六段戦勝ち上がり者に現七段の選手を加えて七段戦が行われた。

 

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七段戦の結果は画像参照。
(各卓水色セルの選手が勝ち上がり)

【八段戦】

同日16:00からは七段戦勝ち上がり者に現八段の選手を加えて八段戦が行われた。

 

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八段戦の結果は画像参照。

 

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九段戦は2023/06/10(土)11:00開始。

(文・吾妻さおり)

第40期十段戦 五段戦Selectレポート

【第40期十段戦 五段戦Selectレポート】
<鈴木が剛腕を見せつけ圧勝!萩原の猛追及ばず中川も勝ち上がり>

今期の十段戦はまだ前半戦だが、38・39期に続き、今期も五段戦Selectとして放送対局が組まれた。
対戦メンバーは五段戦Select3年連続出場となる萩原聖人に加え、鈴木秀幸・末続ヒロトシ・中川基輝の4人。
半荘4回を戦い、上位2人が六段戦へ勝ち上がる。

 

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1回戦。満貫放銃スタートの中川が南4局親番で大物手。
四暗刻手替わりもある発・三暗刻・ドラ3の18,000を萩原から仕留める。

 

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中川は1本場でさらに加点を目指し、4巡目にリーチをかけるが、
この時点で六万六万八万四筒四筒七筒七筒八筒三索四索五索八索中
と苦しい手牌だった鈴木の手が伸び、13巡目に
四筒四筒七筒七筒七筒二索三索四索五索六索七索八索九索 リーチ五索で追いかける。
高目の一索は河に3枚切れていたが、4枚目を中川が掴み、8,000(+1,300)のアガリ。

 

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鈴木は貴重な浮きに回り、中川が痛恨の沈みとなった。

すると2回戦は鈴木の剛腕が炸裂。
東2局1本場に中川とのリーチ対決を再び制して12,000(+1,300)をものにすると、
親番の東3局には中川のリーチをかいくぐってタンヤオ・ツモ・ドラ2の3,900オール(+1,000)。

 

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2本場にはタンヤオ・ピンフ・三色の11,600(+600)を末続から。

 

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5本場には愚形をもろともせずリーチ→次巡ツモの2,000オール(+1,500)。

 

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このゲーム81,800点1人浮き(+63.8P)の大トップで大きく抜け出す。

3回戦。1回戦トップだった末続が、東2局に発・ドラ3の8,000を鈴木からアガるが、
東4局に中川のリーチ・ピンフ・三色に捕まり、中川がここでトータル2位へ。

 

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中川は南2局3本場にもリーチ・三色・ドラの8,000(+900)を末続から仕留めると、
南4局には親の萩原とのアガリ競争をタンヤオ・トイトイの1,300・2,600で制し、
このゲーム1人浮きで勝ち抜けへ大きなアドバンテージを得る。

迎えた最終4回戦。南場に入って萩原が魅せる。
ライバル中川の親を落として迎えた南2局に、山に1枚しかない三万をツモアガって、
リーチ・ツモ・南八筒暗槓)の1,600・3,200で望みをつなぐ。

 

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すると南3局に、ピンフ・ドラ2・高目タンヤオの三筒六筒九筒待ちリーチ。
高目ならトータル2位浮上できる大勝負を迎えた。

 

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ただ、リーチ後に七万を掴むと、南を仕掛けていた鈴木からロンの声。

 

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萩原に役満を放銃しても自身に敗退の危機がなく、なおかつ局消化ができるためアガリに向かっていた鈴木が、結果萩原の逆転手をつぶすことになった。

南4局は親の萩原がテンパイできず、勝ち上がりは鈴木秀幸・中川基輝の2人に決まった。

萩原はこの前日にMリーグの2022-23シーズン全日程を終え、ハードなスケジュールの中での参戦となった。
苦しい展開を耐え、通過まであと一歩まで追い込みながら敗れたものの、試合後には、自身も面白いと感じて打っている連盟公式ルールの面白さをもっと広められたらと話した。

 

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(文:梅中悠介)

第40期十段戦 五六段戦レポート

今年が節目の第40期となる十段戦。5月20日(土)に五段戦・六段戦が開催された。

 

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まず、五段戦の出場選手は以下の通り。放送対局となったSelectを含め、4会場で熱戦が展開された。
※33卓は五段戦Selectとして夏目坂スタジオにて放送対局で実施

 

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連盟公式ルールで4回戦行い、卓内の上位2人が勝ち上がる。
また、四段戦までと同様、50分+1局(Selectは60分+1局)の時間制限が設けられた。

 

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勝ち上がり選手は以下の通り。なお、ワイルドカードで3人が六段戦に進んだ。
1卓:古橋・吉野 2卓:三浦・渡邊 3卓:蛯原・戸田
4卓:中村・鹿嶌 5卓:高谷・船木 6卓:吉本・古本
7卓:藤井・上田 8卓:中川・小野 9卓:大和・高橋
10卓:内田・新谷 11卓:真鍋・川原 12卓:日吉・八木
13卓:鳥越・佐藤 14卓:井出・宮崎 15卓:安・氏家
16卓:ケネス・髙田 17卓:太田・久山 18卓:越野・西城(WC・小笠原)
19卓:高村・立田 20卓:櫻井・モレノ(WC・岡田)21卓:ガース・永井
22卓:小車・波奈 23卓:石橋・岡田 24卓:東・岡田
25卓:清原・小原 26卓:斉藤・石森 27卓:菊田・浜野
28卓:武田・川崎 29卓:伊藤・堤 30卓:和泉・長尾
31卓:天音・石川 32卓:寺戸・佐々木
33卓(Select):鈴木・中川 34卓:小松・松岡(WC・加藤)

なお、Selectの結果については、別レポートを参照して頂きたい。

そして、わずかな休憩の後、六段戦が行われた。

 

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出場選手は以下の通り。
五段戦と同様、50分+1局の時間制限が設けられた。

 

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勝ち上がり選手は以下の通り。なお、ワイルドカードで2人が七段戦に勝ち進んだ。
1卓:川原・八木(WC・和久津) 2卓:刀川・小笠原(WC・内田)
3卓:大和・加藤 4卓:日吉・吉野 5卓:斎藤・真鍋
6卓:新谷・蛯原 7卓:高谷・鹿嶌 8卓:古橋・船木
9卓;藤井・吉本 10卓:小車・井出 11卓:客野・櫻井
12卓:森下・立田 13卓:中村・清原 14卓:小川・小原
15卓:岡田・高村 16卓:石橋・モレノ 17卓:西岡・宮崎
18卓:石川・寺戸 19卓:浜野・中川 20卓:小松・伊藤
21卓:堤・川崎 22卓:鈴木・菊田 23卓:石川・佐々木

七段戦と八段戦は、翌5月21日(日)に行われる。

(文:梅中悠介)

第6期北陸プロリーグ 第1節レポート

2023年6月9日
初めまして。
この度第6期北陸プロリーグ第1節のレポートを執筆させて頂くことになりました山田航輔と申します。
勝手ですが自己紹介をさせていただきます。

山田 航輔(やまだ こうすけ)、39期生、富山県出身、22歳、O型
趣味はNBAを見ることです。
好きな麻雀プロは佐々木寿人プロです。

それではレポートに移らせていただきます。

第6期北陸プロリーグが5月28日に開幕された。
今期は新人の石川、栄田、新保、月野、山田の5名が加わり、総勢24名でリーグを戦う。

開幕大きくプラスを伸ばし、首位でスタートすることができたのは前期プロリーグ1位で決勝に通過した志多木。1着、1着、2着、2着とすべてプラスで終え、+64.0Pと稼いだ。

志多木が振り返って勝負を決めたであろう一局は開局早々にあった。

1回戦東1局 東家 ドラ発

二万三万四万五万六万七万八万九万五筒七筒七筒発発 
ここから六筒を引き入れ、高目一気通貫がある手をリーチし、同巡で浦田から高目の一万を出アガリ、12,000。

自身を「卓上の支配者」と語る志多木。
対局への入り方に意識を置いている彼らしいこのアガリでペースを掴み、4回戦を通して卓上を支配し、第1節を首位でスタートすることができた。

「第5期北陸プロリーグはダントツの1位通過をしましたが決勝戦では……
もうあんなに悔しい思いはしたくありません。去年成し遂げられなかったプロリーグ1位通過からの優勝を今年こそは実現させるべく一節一節しっかりいい麻雀を打ちたいと思います。」
昨期の悔しさから優勝への思いが人一倍強いであろう彼が昨期のリベンジを果たすことができるのか注目である。

続いて2位につけたのが今期入会した39期の栄田

栄田 勇作(えいだ ゆうさく)
石川県出身、ネット麻雀とハンバーガーが大好きである彼は、19歳の時に出会った「麻雀格闘俱楽部」で本格的に麻雀を打ち始め、今まで心の支えになってきた麻雀の魅力を伝えようとプロ雀士の道を選び、39歳でデビューを果たした。

彼が振り返る一局はこちら
1回戦東1局で1,000点のアガリをした後の東2局 西家 ドラ三索

二索三索四索三筒三筒五筒五筒五筒六筒六筒南南南ツモ三筒
ツモって2,000・4,000。
このアガリで緊張をほぐし、4回戦を駆け抜けることができた。

「光栄にも2位の位置に着けたことは個人的にも驚いています。この第1節はプロとしてのスタートですのでさらに気を引き締めて首位を目指していきたいと思います。」

プロリーグの試合を最後まで見学するなど麻雀に対する熱意が高い栄田。
このまま首位争いを演じ、北陸プロリーグに新しい風を吹かすことができるのか非常に注目である。

今年入った39期において、栄田、月野、石川がプラスでスタートしたのに対し、新保、山田はマイナスでのスタートとなった。

新保 翔太(しんぼ しょうた) 20歳
20歳と北陸支部最年少である彼にとって先輩方(浦田、獅坂、志多木)からの洗礼を受けたデビュー戦になってしまったかもしれない。しかし、会心のアガリがあった。

1回戦東2局3本場 南家 ドラ西
浦田からの先制リーチが入った局面、新保の手はチンイツの2シャンテン
浦田の現物とドラの西が浮いた状態である。この手をどうしても成就させるべく、ドラの西を横に曲げて打った。

一索二索三索四索四索四索四索五索五索五索六索七索八索リーチ ロン六索
ツモか九索の出アガリで倍満になる手をリーチし、先制リーチをしていた浦田から六索を出アガリ、12,000。
このアガリで緊張がほぐれ、3着ではあったが浮きとなった。

「今期は決勝まで行き優勝したいと堂々と言いたいのですが、1年目ということと自分の性格から緊張が強くなりそうなため、目標としては堂々と自分の麻雀をして、その結果いい結果が繋がってくれればいいぐらいの気持ちでやっていきたいと思います。また、周りの方々からいろんな技術を吸収して、成長するためのリーグ戦にしていきたいです。」

北陸支部最年少である彼が北陸プロリーグをどのようにかき回して行くのか非常に注目である。

他にも、第1期北陸プロリーグ優勝の後藤、決勝の常連である藤本が上位につけた一方、昨季北陸プロリーグ優勝の安城、第4期桜蕾戦優勝の宮成はマイナスからのスタートとなった第1節。しかし、まだ第1節故、どのような展開となるのかまだ分からない。上位陣が逃げ切るのか、下位陣が追い上げるのか見応えがある。

現在のMリーガーである本田朋広を輩出した北陸プロリーグ。
今年は誰がその頂点に立つのか、どのような展開となるのか。
24名が優勝を目指し、どのような闘牌を繰り広げるのか、ぜひご覧いただきたい。

(文:山田 航輔)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 志多木 健 64.0              
2 栄田 勇作 48.4              
3 後藤 正博 39.4              
4 藤本 鉄也 28.1              
5 南 和之 27.5              
6 月野 桜悠 27.2              
7 成田 理良 22.2              
8 荒谷 誠 17.8              
9 獅坂 祐一 10.2              
10 木戸 僚之 9.1              
11 堂垂 正裕 1.0              
12 石川 雄基 0.2              
13 梅本 翔 ▲ 1.9              
14 里木 祐介 ▲ 2.8              
15 小林 和樹 ▲ 3.7              
16 文月 愛美 ▲ 11.5              
17 山田 航輔 ▲ 15.2              
18 新保 翔太 ▲ 18.4              
19 岡田 拓也 ▲ 21.4              
20 宮成 さく ▲ 25.4              
21 松井 直大 ▲ 29.4              
22 安城 るい ▲ 45.5              
23 浦田 豊人 ▲ 55.8              
24 如月 靖之 ▲ 64.1              

第40期十段戦 三四段戦レポート

【第40期十段戦 三・四段戦レポート】

 

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5月14日(日)に第40期十段戦の三・四段戦が開催された。

日本プロ麻雀連盟は段位制を採用しており、各自が保持している段位から出場するのが十段戦である。

同一メンバーでトーナメント戦半荘4回戦を行い、上位2名が次の段に進出となる。

▪︎同点の場合高段位優先
▪︎同段位の場合ビッグポイントで判定
▪︎ワイルドカードの権利は今期十段戦内1度のみ

【三段戦】

前日の初・二段戦勝ち上がり者に現三段の選手を加えて三段戦が行われた。

 

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三段戦の結果は画像参照。
(各卓水色セルの選手が勝ち上がり)

【四段戦】

同日16:00からは三段戦勝ち上がり者に現四段の選手を加えて四段戦が行われた。

 

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四段戦の結果は画像参照。

 

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五段戦Select
2020/05/20(土) 10:00

萩原聖人
鈴木秀幸
末続ヒロトシ
中川基輝

解説 柴田吉和
実況 楠原遊

(文・吾妻さおり)

第18期女流桜花BCリーグ第1節レポート

日本プロ麻雀連盟の女流プロリーグ。
ルールは一発裏ドラ槓ドラの無い日本プロ麻雀公式ルール。

 

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・第18期女流桜花Bリーグ

 

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第1節を終えて昇級圏内に入ったのは

 

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1位・藤井すみれ(25期)
43回戦で5万点弱、4回戦で6万点弱の大きな連測トップでポイントを伸ばした。
Aリーグ返り咲きに向け好スタート。

 

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2位・松田彩花(33期)
全4回戦浮きで確実にポイントを伸ばし好スタート。
昨年C1リーグで昇級し今期も連続昇級でAリーグに進めるか。

 

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3位・和久津晶(23期)
鳳凰戦A1リーグ所属。
終始安定した戦いでポイント積み重ねた。
4回戦もオーラスにアガると浮きでトータル1位になることが出来たが他家のアガりで終局。
昨年Aリーグから降級も1期で戻れるか。

 

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・第18期女流桜花C1リーグ

 

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第1節を終えて好スタートを切ったのは

 

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1位・岡田紗佳(33期)
MリーグKADOKAWAサクラナイツ所属。
2・3回戦に持ち前の攻撃力で大きなトップを獲り好スタート。

 

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2位・平岡理恵(16期)
静岡支部所属で副支部長。
プラスするときはしっかりプラスしている印象が強い。
連続昇級なるか。

 

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3位・藤根梨沙(35期)
関西本部所属。
首位の岡田と同卓ながらトップ2回で喰らい付きポイントを伸ばした。

 

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・第18期女流桜花C2リーグ

 

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第1節を終えて好スタートを切ったのは

 

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1位・東城りお(29期)
Mリーグセガサミーフェニックス所属。
1回戦東場で6万点まで行くも南場で役満を親被りし2着スタート。
しかしそのあとも大きなトップ2回でポイントを伸ばした。
今期は鳳凰戦、特別昇級リーグも好調なので女流桜花もこのまま走り抜けたい。

 

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2位・青山めぐみ(28期)
親番を大事にいつも連荘していた。
3トップで大きくポイントを伸ばすことに成功。

 

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3位・星乃あみ(37期)
東北本部所属。
素点が高く常に安定して戦っているように見えた。
前期は次点で昇級を逃したので今期こそ昇級したい。

 

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次回女流桜花B・C1・C2リーグ第2節は6月18日(日)です。

(文:木原翼)

第40期十段戦 初二段戦レポート

【新たなストーリーの1ページへ。創設から40期目を迎えた十段戦が開幕。】

令和5年4月5日、世間では「ムツゴロウさん」として多くのファンから愛され、小説家・動物研究家、そして日本プロ麻雀連盟最高顧問などの多才な顔を持ち合わせた畑正憲さんが永眠いたしました。
タイトル設立時にご尽力され、初代十段位を含む3度戴冠している畑さんの正に代名詞とも言える十段戦。今年も長年培ってきた歴史と伝統を繋げるべく、山頂への頂きを目指す戦いが始まった。

【第40期十段戦 初段戦・二段戦】
2023年5月13日(土)

■システム
・日本プロ麻雀連盟公式ルール
・八段戦までは50分+1局の半荘4回戦トーナメント方式

■初段戦
【参加者・卓組一覧】

 

100

 

▪️巣鴨道場

 

100

 

100

 

・錦江荘

 

100

 

100

 

・じゃん亭

 

100

 

【初段戦結果】

 

100

 
※青色枠が通過者

 

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※惜敗率・・・2位と3位とのポイント差

■二段戦
【参加者・卓組一覧】

 

100

 

▪️巣鴨道場

 

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100

 

▪️錦江荘

 

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▪️じゃん亭

 

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【二段戦結果】

 

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(文:小林正和)

第40期 A2リーグ 第3節B卓レポート

三浦が安定感抜群の連続プラスで2位浮上!

6月6日、第40期鳳凰戦A2リーグ第3節B卓が放送された。
対局は柴田吉和、三浦智博、近藤久春、内川幸太郎。

 

 

2節連続でプラスしている三浦と、ここまでは苦戦中の下位陣3名の戦いとなった。

 

★1回戦

序盤は内川がリーチピンフなど連続のアガリであっという間に38,000点のトップ目に立つも、東4局で親番・三浦がリーチピンフツモドラ1の2,600オールでトップ逆転。

 

 

この後も近藤のヤミテン6,400、柴田がドラ暗刻の2,000・4,000など高打点が連発する激しい展開となるが、三浦がリードを守りきってトップ獲得となった。

三浦 +25.5P
内川 +6.4P
柴田 ▲4.6P
近藤 ▲27.3P

 

★2回戦

東1局、柴田が親番でメンツ手の一万単騎リーチをツモり2,000オール。

 

 

続く東1局1本場、近藤がドラの白をポンしての2,000・4,000。

 

 

初戦逆連対の2人に効果的なアガリが出るも、近藤の浮上を許さなかったのは内川。
ピンフドラ1やカンチャンのドラ1リーチなど中打点を直撃でアガリ、2着へ浮上した。

柴田 +10.7P
内川 +6.2P
近藤 ▲5.3P
三浦 ▲13.6P

 

★3回戦

東3局1本場、ここまで苦しい近藤が親番の配牌を開くと七対子のテンパイ!五索単騎を選択してダブルリーチ。
ここは柴田にも勝負手が入っており、仕掛けて役役ホンイツドラドラの二万五万でめくり合いに!

待ちの形では勝っていた柴田であったが不幸にも先に掴んだのは五索。9,600の放銃に。

 

 

内川・柴田・三浦も中打点のツモアガリに恵まれ、柴田の1人沈みという結果に。

近藤 +19.9P
三浦 +13.7P
内川 +1.3P
柴田 ▲34.9P

 

★4回戦

東1局、1,000オールで連荘した三浦にドラトイツ・ダブ東トイツの幸せな配牌。仕掛けて2,000オールをツモると、次局もまとまった配牌を素直に仕上げてリーチツモタンヤオの2,000オール。

 

 

連荘した三浦は4本場でもタンヤオドラ1のリーチで畳み掛けるが、ここはピンフドラ1で追いかけた近藤が1,300・2,600で親を落とす。

原点付近まで回復した近藤には、南3局役牌2組トイツのチャンス手。チャンス手が入っていた親番柴田から鳴くことができ、役役トイトイの2,000・4,000でトップを逆転。

 

 

連続のトップで節単位プラスに転じた。

近藤 +15.5P
三浦 +6.2P
柴田 ▲5.7P
内川 ▲16.0P

本日終了時点の成績は画像の通り。

 

 

 

三浦が3節連続の順調なプラスで2位に浮上した。

次回A2リーグの放送は6/13(火)。
対局者は瀬戸熊直樹、伊藤優孝、白鳥翔、石川正明。
解説は黒沢咲。

次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第18期 静岡プロリーグ 最終節成績表

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節
1 川崎義之 348.1 68.8 96.5 46.3 2.3 ▲ 15.8 43.8 43.1 3.6 46.7 12.8
2 栗島有紀 223.0 16.1 24.2 36.3 61.3 115.7 17.4 11.6 ▲ 41.6 ▲ 19.6 1.6
3 太田昌樹 214.2 53.5 10.6 ▲ 61.5 91.2 ▲ 45.8 82.8 22.9 ▲ 9.0 8.4 61.1
4 鈴木郁孝 171.3 51.5 2.8 ▲ 19.7 ▲ 26.2 65.2 6.8 58.8 28.9 7.0 ▲ 3.8
5 渡辺史哉 129.0 73.7 28.8 ▲ 22.0 30.0 ▲ 25.0 0.1 8.3 3.4 28.6 3.1
6 大橋幸正 127.6 0.0 ▲ 0.6 18.2 ▲ 27.1 74.3 8.4 47.2 ▲ 0.1 20.9 ▲ 13.6
7 鈴木秀幸 106.5 4.1 ▲ 27.5 29.7 23.4 12.9 4.6 64.3 ▲ 18.5 14.4 ▲ 0.9
8 鷲見隼人 83.2 ▲ 11.6 ▲ 59.1 3.8 ▲ 30.7 84.6 ▲ 37.6 ▲ 4.1 58.7 12.3 66.9
9 天音まこと 43.2 ▲ 64.8 ▲ 5.2 51.8 5.4 48.1 11.1 ▲ 35.6 ▲ 18.2 45.7 4.9
10 青嶋宏樹 36.4 83.1

▲ 11.4

32.5 ▲ 39.9 ▲ 25.4 46.1 ▲ 20.8 0.0 ▲ 39.0 11.2
11 斉藤隆 35.2 ▲ 2.9 ▲ 8.6 ▲ 29.0 26.9 39.4 5.8 ▲ 15.4 37.4 ▲ 28.2 9.8
12 杉村泰治 8.2 ▲ 11.3 9.8 ▲ 8.5 ▲ 57.4 19.2 41.6 ▲ 54.8 62.3 33.2 ▲ 25.9
13 平岡理恵 3.9 55.4 20.4 48.0 ▲ 23.8 0.3 ▲ 63.0 ▲ 5.0 10.2 21.7 ▲ 60.3
14 橘太一 ▲ 16.6 ▲ 29.7 26.9 55.6 ▲ 63.5 ▲ 25.7 36.4 9.7 ▲ 7.4 0.0 ▲ 18.9
15 島﨑涼 ▲ 19.5 43.0 73.4 ▲ 4.6 ▲ 36.4 ▲ 27.5 ▲ 45.3 ▲ 38.9 16.1 ▲ 11.2 11.9
16 土屋幸弘 ▲ 28.5 ▲ 12.2 28.0 ▲ 18.3 13.0 17.5 ▲ 35.1 0.8 ▲ 7.7 2.2 ▲ 16.7
17 高村龍一 ▲ 48.7 ▲ 41.0 ▲ 20.7 ▲ 49.9 0.2 61.0 10.9 13.7 0.9 ▲ 20.6 ▲ 3.2
18 安藤銀一 ▲ 50.2 35.7 ▲ 40.8 ▲ 36.1 25.7 ▲ 1.6 12.7 7.0 ▲ 44.0 0.0 ▲ 8.8
19 小林正和 ▲ 50.7 ▲ 27.2 12.8 ▲ 7.5 7.2 ▲ 6.3 33.4 ▲ 40.2 43.6 ▲ 35.2 ▲ 31.3
20 岡本和也 ▲ 61.0 33.4 ▲ 35.5 26.0 ▲ 11.4

▲ 6.3

▲ 34.5 15.3 ▲ 32.6 ▲ 40.2 24.8
21 高橋大輔 ▲ 63.1 20.8 ▲ 42.6 15.2 ▲ 0.1 ▲ 62.2 ▲ 50.7 53.4 ▲ 8.4 11.4 0.1
22 ダニエルモレノ ▲ 83.8 ▲ 79.2 ▲ 78.8 ▲ 20.3 9.1 ▲ 57.4 65.1 39.7 ▲ 2.4 ▲ 1.5 41.9
23 京平遥 ▲ 87.7 25.4 ▲ 36.3 ▲ 31.7 0.2 ▲ 54.6 10.3 ▲ 13.5 ▲ 21.7 0.0 34.2
24 石津寿人 ▲ 97.1 ▲ 34.7 89.3 ▲ 0.8 4.3 ▲ 58.1 ▲ 21.0 ▲ 9.6 ▲ 32.7 ▲ 8.8 ▲ 25.0
25 廣岡璃奈 ▲ 104.5 ▲ 75.9 ▲ 13.7 ▲ 26.2 ▲ 35.4 ▲ 24.1 ▲ 12.2 44.2 12.3 13.2 13.3
26 中寿文 ▲ 111.2 26.4 32.8 3.5 13.8 ▲ 57.9 ▲ 47.6 ▲ 46.3 ▲ 36.2 ▲ 58.6 58.9
27 山下棟健 ▲ 149.6 ▲ 39.3 19.5 30.4 ▲ 22.4 ▲ 45.2 ▲ 9.1 ▲ 79.6 ▲ 3.5 10.8 ▲ 11.2
28 安部颯斗 ▲ 150.0 ▲ 81.5 ▲ 33.1 ▲ 5.8 25.6 ▲ 42.6 7.8 8.4 27.3 ▲ 8.8 ▲ 47.3
29 渡辺洋巳 ▲ 183.1 ▲ 73.8 ▲ 26.6 ▲ 25.8 13.9 54.9 ▲ 41.4 ▲ 32.0 ▲ 8.8 ▲ 40.4 ▲ 3.1
30 平野敬悟 ▲ 214.8 ▲ 23.0 ▲ 25.1 ▲ 51.5 ▲ 25.7 8.8 ▲ 10.1 ▲ 36.9 18.7 ▲ 2.4 ▲ 67.6
31 井坂彰宏 ▲ 263.4 ▲ 38.5 ▲ 18.2 16.9 36.4 ▲ 36.2 ▲ 53.5 32.9 ▲ 81.2 ▲ 100.0 ▲ 22.0

第40回静岡リーグ帝静戦(プロアマ混合)最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 安藤銀一 プロ 246.5 49.7 61.6 80.3 31.6 23.3
2 堀孔明 一般 216.1 0.3 34.1 113.0 53.1 15.6
3 井坂彰宏 プロ 163.4 106.6 47.3 48.9 ▲ 71.8 32.4
4 石津寿人 プロ 158.0 50.7 ▲ 12.5 20.3 36.3 63.2
5 橘太一 プロ 126.9 ▲ 11.9 13.3 36.5 0.0 89.0
6 杉村泰治 プロ 112.1 45.5 10.6 1.4 37.5 17.1
7 安間隆弘 一般 106.4 35.0 60.3 46.4 ▲ 42.6 7.3
8 平野敬悟 プロ 103.9 ▲ 20.1 33.6 37.7 32.1 20.6
9 鈴木秀幸 プロ 93.6 21.0 44.5 27.5 0.9 ▲ 0.3
10 鈴木郁孝 プロ 87.7 ▲ 19.3 79.5 ▲ 1.0 13.9 14.6
11 高橋大輔 プロ 87.3 68.8 36.9 ▲ 27.8 43.4 ▲ 34.0
12 白井健夫 一般 70.5 56.9 16.3 ▲ 2.8 51.4 ▲ 51.3
13 鈴木元司 一般 70.3 ▲ 35.6 ▲ 9.2 65.9 16.3 32.9
14 松清一樹 一般 65.5 20.1 4.9 9.1

31.3

0.1
15 竹内秋成 一般 63.5 21.6 ▲ 63.8 ▲ 4.7 49.6 60.8
16 山下棟健 プロ 56.9 ▲ 10.3 25.2 ▲ 18.9 23.3 37.6
17 大谷数則 一般 56.6 ▲ 26.6 33.5 ▲ 6.3 47.1 8.9
18 KANTA 一般 52.1 12.6 18.7 45.1 ▲ 15.8 ▲ 8.5
19 松永誠 一般 49.8 10.7 1.9 40.5 ▲ 46.1 42.8
20 中寿文 プロ 41.9 40.7 ▲ 80.6 31.1 46.8 3.9
21 影山恒太 一般 34.1 38.9 ▲ 14.7 ▲ 7.1 ▲ 19.4 36.4
22 松本和樹 プロ 30.5 13.7 ▲ 50.5 8.4 69.7 ▲ 10.8
23 春田篤志 一般 29.8 ▲ 19.7 18.5 4.0 ▲ 9.3 36.3
24 ダニエルモレノ プロ 29.2 ▲ 6.9 17.7 ▲ 11.2 36.0 ▲ 6.4
25 片山一哉 一般 22.9 0.0 12.8 ▲ 16.8 36.0 ▲ 9.1
26 西田孝志 一般 16.0 30.6 28.6 ▲ 3.3 ▲ 64.6 24.7
27 金田年伸 一般 12.8 13.9 ▲ 8.9 12.2 ▲ 18.2 13.8
28 渡辺洋巳 プロ 12.1 30.6 ▲ 61.7 35.9 3.9 3.4
29 佐藤学 プロ 12.0 36.4 ▲ 46.8 49.3 ▲ 37.1 10.2
30 井上一雄 一般 11.5 22.4 ▲ 22.6 ▲ 10.2 12.1 9.8
31 川崎義之 プロ 9.4 23.7 ▲ 42.2 ▲ 0.4 50.7 ▲ 22.4
32 安部颯斗 プロ 5.8 ▲ 1.7 ▲ 7.8 ▲ 23.8 35.0 4.1
33 大河内茂之 一般 4.3 13.8 3.5 ▲ 20.0 14.2 ▲ 7.2
34 中野一男 一般 4.1 2.9 ▲ 27.3 89.2 ▲ 90.6 29.9
35 ミトン 一般 3.6 31.1 15.6 9.7 ▲ 39.2 ▲ 13.6
36 宮地孝尚 一般 2.4 ▲ 10.6 ▲ 21.2 19.1 ▲ 1.6 16.7
37 川嵜彬史 一般 ▲ 3.4 ▲ 5.2 86.2 ▲ 45.4 ▲ 41.0 2.0
38 セサル 一般 ▲ 5.6 21.0 ▲ 63.7 42.6 ▲ 5.5 0.0
39 藤倉 一般 ▲ 8.1 14.5 4.9 ▲ 40.7 14.6 ▲ 1.4
40 島﨑涼 プロ ▲ 12.0 ▲ 7.8 28.4 ▲ 32.6 ▲ 28.8 28.8
41 松本貴仁 一般 ▲ 14.8 ▲ 16.5 ▲ 1.1 ▲ 58.8 40.3 21.3
42 伊藤真 一般 ▲ 15.0 ▲ 25.3 59.8 40.2 ▲ 27.8 ▲ 61.9
43 渡部文也 一般 ▲ 15.4 ▲ 5.6 ▲ 78.1 93.5 30.2 ▲ 55.4
44 高木豊 一般 ▲ 18.0 ▲ 3.8 30.0 ▲ 20.1 ▲ 24.1 0.0
45 舟橋晃 一般 ▲ 20.5 28.3 ▲ 19.5 ▲ 60.7 49.0 ▲ 17.6
46 高村龍一 プロ ▲ 28.6 39.9 ▲ 41.4 ▲ 22.1 ▲ 9.4 4.4
47 小林正和 プロ ▲ 31.4 9.5 32.8 17.4 ▲ 80.7 ▲ 10.4
48 橋詰真由美 一般 ▲ 40.9 5.5 16.0 ▲ 42.8 5.8 ▲ 25.4
49 斉藤隆 プロ ▲ 41.0 4.0 ▲ 16.0 42.8 ▲ 63.7 ▲ 8.1
50 岡田充弘 一般 ▲ 42.8 ▲ 21.3 ▲ 21.2 ▲ 22.4 44.0 ▲ 21.9
51 山田昭裕 一般 ▲ 50.8 ▲ 51.4 4.4 2.0 51.6 ▲ 57.4
52 鈴木博直 一般 ▲ 52.4 ▲ 52.0 ▲ 17.4 12.7 4.3 0.0
53 京平遥 プロ ▲ 61.6 ▲ 25.1 ▲ 42.2 ▲ 12.7 ▲ 7.0 25.4
54 天音まこと プロ ▲ 61.8 11.8 14.7 ▲ 65.1 ▲ 4.2 ▲ 19.0
55 渡辺史哉 プロ ▲ 65.2 8.9 ▲ 69.8 45.6 ▲ 58.4 8.5
56 前嶋茂 一般 ▲ 71.6 ▲ 19.6 ▲ 23.9 ▲ 1.4 6.3 ▲ 33.0
57 山崎悠 一般 ▲ 83.2 28.0 6.1 ▲ 12.7 ▲ 61.1 ▲ 43.5
58 坂本彰光 一般 ▲ 88.5 35.5 ▲ 34.9 ▲ 42.7 ▲ 64.3 17.9
59 太田昌樹 プロ ▲ 89.2 ▲ 50.1 46.7 ▲ 55.8 ▲ 50.9 20.9
60 堀田賢 一般 ▲ 89.8 ▲ 37.5 ▲ 0.5 ▲ 25.0 23.2 ▲ 50.0
61 青嶋宏樹 プロ ▲ 90.6 ▲ 52.3 ▲ 34.2 ▲ 15.0 ▲ 9.1 20.0
62 岡本和也 プロ ▲ 92.0 ▲ 41.3 46.2 ▲ 44.7 ▲ 42.1 ▲ 10.1
63 夏目大樹 一般 ▲ 116.2 5.1 ▲ 48.7 ▲ 20.5 ▲ 70.2 18.1
64 鈴木孝輔 一般 ▲ 129.3 ▲ 65.4 ▲ 10.5 ▲ 24.6 21.0 ▲ 49.8
65 能瀬美咲 一般 ▲ 131.7 ▲ 56.3 ▲ 18.2 ▲ 6.2 ▲ 17.1 ▲ 33.9
66 伊藤裕美子 一般 ▲ 143.6 ▲ 6.1 ▲ 60.2 ▲ 83.3 11.0 ▲ 5.0
67 栗島有紀 プロ ▲ 148.8 22.8 0.5 ▲ 23.2 ▲ 80.3 ▲ 68.6
68 サワグチ 一般 ▲ 152.9 ▲ 13.3 0.0 ▲ 124.0 ▲ 34.0 18.4
69 みさき 一般 ▲ 167.1 78.2 ▲ 53.5 7.5 ▲ 109.4 ▲ 89.9
70 山内紀博 一般 ▲ 173.8 ▲ 111.2 3.7 ▲ 5.7 ▲ 6.5 ▲ 54.1
71 鷲見隼人 プロ ▲ 190.2 ▲ 42.5 ▲ 31.6 ▲ 27.4 ▲ 88.7 0.0
72 廣岡璃奈 プロ ▲ 193.7 ▲ 78.7 ▲ 1.5 ▲ 64.4 ▲ 66.5 17.4

麻雀日本シリーズ2023 第1節レポート

【麻雀日本シリーズ2023 開幕戦 忍田幸夫がトップ・2着で首位スタート】

 

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麻雀日本シリーズ2023が開幕となった。

 

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総合解説 齋藤豪
実況 梅中悠介
プレイヤー解説の3人体制でお届けする

【1回戦】

前田直哉
佐々木寿人
浅井堂岐
竹内元太

プレイヤー解説 白鳥翔

 

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開幕戦最初のアガリは竹内。佐々木の先制リーチ高め678で追っかけリーチ。九索ロンだが裏ドラ1枚で3,900(+1,000)のアガリ。

 

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東2局は佐々木(親)が234確定のリーチ。ドラの六万ロンで12,000。

 

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その後も竹内と佐々木の手数が多く、アガリ合戦を制した竹内がトップを取る。

 

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【2回戦】

白鳥翔
竹内元太
前原雄大
HIRO柴田

プレイヤー解説 前田直哉

 

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白鳥がピンフドラのリーチ。ツモって裏ドラ2枚で跳満となる。

 

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南2局。前原がカン三筒で即リーチを打ってツモアガリ。

 

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前原は竹内に100点差まで詰められるが、逃げ切って2着をキープ。

 

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【3回戦】

忍田幸夫
佐々木寿人
奈良圭純
前原雄大

プレイヤー解説 竹内元太

 

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忍田が役なしカン六万待ち、七筒を暗カンしたタイミングでリーチに踏み切る。

 

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九索が裏ドラとなって1,300・2,600は
1,500・2,800(+2,000)のアガリ。

 

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オーラスは佐々木がヤミテンでアガって2着をキープ。

 

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【4回戦】

楢原和人
HIRO柴田
仲林圭
忍田幸夫

プレイヤー解説 奈良圭純

 

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楢原との2軒リーチを制してツモった仲林が裏ドラ2枚で跳満のアガリ。

 

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南3局には忍田がダブ南ドラ2で満貫。

 

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開幕戦は麻将連合の忍田がトップ・2着の好発進で首位スタートとなった。

 

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次回麻雀日本シリーズ第2節は
2023/06/18(日) 14:00
こちらもお楽しみに!

 

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(文・吾妻さおり)

第40期 A2リーグ 第3節A卓レポート

黒沢咲、持ち味炸裂の卓内トップ!A2リーグ第3節A卓レポート

5月30日、第40期鳳凰戦A2リーグ第3節A卓が放送された。
対局者は黒沢咲、猿川真寿、刀川昌浩、前原雄大。

 

 

猿川以外の3者はここまで2節共にマイナス。昇級に目標を定めるためにも、そろそろプラスしておきたい3節目だ。

 

★1回戦

東1局、暫定最下位に沈んでいる黒沢が、ドラを重ねてのリーチをツモ。幸先の良い2,000・3,900。

 

 

東3局には猿川が1枚スルーした発待ちリーチで5,200をものにするも、東4局には刀川とのリーチにめくり負け7,700の出費。

 

 

黒沢がトップ目で迎えたオーラス親番、1,000オールのアガリで連荘するも、1本場で刀川に大物手!

 

 

メンホン七対子ドラドラの12,000でトップ逆転のアガリとなった。

刀川 +23.0P
黒沢 +15.6P
前原 ▲6.6P
猿川 ▲32.0P

 

★2回戦

低打点のやりとりで局が進行する中、南1局に黒沢が発をポンすると、当然のように2,000・3,900の3メンチャン。

 

 

続く南2局にはカン七万をさばいての2000点と、黒沢には珍しく連続でフーロしてのアガリでトップを獲得した。

黒沢 +28.9P
刀川 ▲3.0P
猿川 ▲3.0P
前原 ▲22.9P

 

★3回戦

東2局、前原に悪すぎて良い配牌!余り無しで国士無双をテンパイすると、刀川から32,000のアガリに。

 

 

序盤にして大きなトップ目となった前原。東4局親番にはドラ雀頭のリーチをかけさらなる加点を狙うも、猿川へ役ホンイツ一通の直撃で7,700を献上。

さらにオーラスには、刀川が前原へなんと国士無双返し!

 

 

東2局にして箱下となっていた刀川が32,000を取り返し、浮きの2着。前原はまさかの沈み3着へ。何十年に一度かという珍事の結果、平たいスコアの半荘となった。

猿川 +13.1P
刀川 +5.1P
前原 ▲7.0P
黒沢 ▲11.2P

 

★4回戦

東2局、好調の黒沢がリーチツモドラの2,000オールで、この半荘も浮きを予感させる。

 

 

さらに南2局、親番の黒沢にドラトイツ。前原のリーチを受けてテンパイすると、リャンメンにとらずシャンポン待ちでの追いかけリーチ!

リャンメンに受けていれば放銃していた八筒を引き込み、見事な4,000オールのツモアガリでトップを獲得した。

 

 

黒沢 +19.2P
刀川 +4.7P
猿川 ▲9.3P
前原 ▲14.6P

4回戦終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

鳴いてよし、リーチしてよしの黒沢が+52.5Pの卓内トップとなった。

次回A2リーグ第3節B卓の放送は6/6(火)。
対局者は柴田吉和、三浦智博、近藤久春、内川幸太郎。
解説は紺野真太郎が務めます。次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)