第6期若獅子戦決勝レポート

11月24日第6期若獅子戦決勝戦が行われた

決勝メンバーはこちら

 

予選5位通過 加藤拓海

 

推薦枠 堀田翔平

 

推薦枠 島崎涼

 

推薦枠 澤谷諒
  

1回戦東3局まで場は均衡し続く4回戦。
親の加藤が8巡目に四暗刻をテンパイしリーチをかけると

 

 

見事ツモアガリ、16,000オール。1回戦ながら他を圧倒的ポイントで差をつける。

 

 

南1局、またしても加藤がホンイツ5,200を澤谷からアガリ大きな加点。
早くも差をつけられた3者は、大物手を目指すも加藤の局回しに追いつけず、加藤の思惑通りに1回戦が終了した。

1回戦終了時
加藤 +63.1P
島崎 ▲12.9P
堀田 ▲19.5P
澤谷 ▲30.7P

 
続く2回戦

 

 

トータル2着目の島崎、開局からツモ・東・ホンイツ・三暗刻の跳満をツモアガるも、点数に余裕のある加藤がアガれそうな局面はしっかりアガリ、守るべきところはしっかり守る王道の麻雀で2回戦も浮きに成功。

2回戦終了時
加藤 +70.0P
島崎 +3.1P
堀田 ▲24.7P
澤谷 ▲48.4P

 

3回戦

澤谷・堀田共に1位の加藤とは100ポイント近い差がついている為、マイナスできない事はもちろん、加藤を沈めた上で大きなトップが必要だ。

島崎もトータルポイントが浮いてはいるがマイナスにはなれない。
東4局リーチをかけていた澤谷が、島崎のテンパイ打牌をとらえた。

 

 

リーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ1の7,700点(+1,600)を島崎からアガる。
澤谷にやっと大きなアガリが生まれたが、同時に嬉しいのは加藤だ。
トータル2着目の島崎との差が離れていく。

このアガリをきっかけに澤谷は3回戦トップ、島崎は痛恨のラスとなる。
堀田はなんとか耐え浮きの2着、沈みの3着に加藤となったが、そのマイナスは僅か4.3ポイント。
最終4回戦へ向け一歩ずつ前に進んでいく。

3回戦終了時
加藤 +65,7P
堀田 ▲18.7P
澤谷 ▲21.2P
島崎 ▲25.8P

 

最終4回戦

 

 

東2局、親の澤谷がリーチ・ツモ・チャンタ・ドラ2で強烈な6,000オール!
親番が落ちるも60,300点持ちとなり、トータルトップの加藤とは約34ポイント差となる。
南場の親番で同じことができれば大逆転も見えてくる。

南1局
堀田、落とせない最後の親番でようやくピンフテンパイ。

 

 

 

 

現実は厳しい。堀田のテンパイ後、澤谷が即ツモアガリ700・1,300。
堀田の親番が無くなった。

南2局、澤谷がテンパイで親番継続、続く1本場。

 

 

苦しいところからテンパイを入れ即リーチ!

 

 

この時、加藤も役アリテンパイ。ここから驚愕、強烈な加藤の押しが見られた。

 

 

リーチを受け一発目に プッシュ、そしてドラの をプッシュ、筋の もプッシュ!
実況・解説共に驚きを隠せない。結果は見事加藤がツモアガリ。
澤谷の親番を自力で落とすことの成功。

南3局、島崎は一度の連荘に成功するも加藤の捌きにより局が進行。

南4局各者の優勝条件は

・島崎【ツモ】トリプル役満【直撃】ダブル役満【他家から】四倍役満
・堀田【ツモ、直撃】ダブル役満【他家から】トリプル役満
・澤谷【ツモ】役満【直撃】三倍満【他家から】ダブル役満

実質、加藤のウイニングラン。全員が手牌を伏せ、第6期若獅子戦は加藤拓海の優勝で幕を閉じた。

 

 

(文:庄田祐生)

ジェン&ガースdo New York

(執筆:ジェン)

ジェン&ガースdo New York:ビッグ・アップルに行ってきました!

皆様、「コミックコン」は聞いたことがありますか?漫画文化中心のコンベンションで数十万人が参加するイベントです!2023年は初めてニューヨークコミックコンに「Riichi Mahjong」(日本式麻雀)のブースがありました!そのブースの主催であるUSPML(米国プロ麻雀連盟)からスペシャルゲストとして、私(ジェン)とガースプロが招待されました!

10月12〜15日の4日間、New York Comic Con(NYCC)の会場となるジャビッツ・センターに20万人以上が参加した巨大なイベントでした!私たちがいたゲームエリアのUSPMLブースは麻雀の他にポケモンゲーム、メタズーなどがあって、毎日10時〜22時まで開いていました。

ガースプロは以前PAX Eastというコンベンションの麻雀ブースに遠征で行ったことがあるけど私は初めてコンベンションに行きました!コミックであっても、アニメであっても、コンベンションはとにかくコスプレが多いから私は毎日違うコスプレを用意しました!
急に決まった出張なのでガースプロはあまりコスチュームを用意する時間がなく、毎日法被を着て、ブースの雰囲気をお祭り並みに盛り上げました!
コスプレは会場で着替えるのは大変すぎるから先に着ておいて、毎日グランドセントラル駅から34丁目・ハドソンヤード駅までの地下鉄をコスチュームのままで乗りました。他にもコスプレイヤーがいっぱいいたから意外と違和感なく乗れましたw

1日目 – 月詠(銀魂)ほとんど全部手作り!

 

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2日目 – 甘露寺蜜璃(鬼滅の刃)ヅラは褒められました!

 

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3日目 – ハーレイ・クイン(バットマンシリーズ:ジョーカーの彼女)これは一番のお気に入り!国内でもいっぱい着る予定!

 

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4日目 –ミサミサ(デスノート)ジェンだから大体私服だけど

 

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ジェンとガース!

 

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こんなコンベンションで「麻雀ブース」は一体なんの目的で出すのでしょうか?
それは新しい麻雀プレイヤーを増やすためです!
私とガースプロの他に「麻雀教授」の役を果たしたスタッフはUSPMLから数人が派遣されて、毎時1時間のレッスンを提供しました。基本的には全員初心者で、毎日12時ごろから閉場まで5台のレッスン卓は全部満席!
レッスンはもちろん全部英語で行い、初心者レッスンは手積みでした。1時間のレッスンでゼロから普通に山造り、配牌取り、手作りができるようにしていました。
当日でも翌日でもリピーターさんは何人もいて、役を覚え始めた生徒さんも何人もいました。
手積みのレッスン卓以外にもフリープレイに使う展示用のアルティマとSLIMも会場に設置されていました。フリープレイに挑戦する初心者から初級者へ進んだ生徒さんも少なくなかったです。
6人の先生がいると、教える方法は6通りありました。私はまず一色だけ配って、4枚麻雀から始めて、まずは面子、雀頭、ツモ、ロンを教えました。そのあと生徒の状況に合わせて手をオープンにしたり、クローズにしたり、7枚、10枚、13枚麻雀に伸ばして、間にチー、ポン、カンを教えて行きました。
逆に、いきなり山積み、13枚の手作りから始めるスタッフもいました。どちらにしてもブースを訪ねていただいた大体のお客様が麻雀をエンジョイして、経験として満足度が高いように見えました。
今後も麻雀の勉強を続けられるためにyoutubeの「ジェンちゃんねる」(youtube.com/@mahjongjen)やジェン、ガース、USPMLのTwitchチャンネルを登録していただいたお客様も多かったです。
最後に私とガースプロがアルティマ卓でエキシビジョンゲームをして、多くの観戦者が集まりました。

ブースのお片付けの時は待機時間がとにかく長くて、しょうがないから手積み卓1台を出してもう一対戦w
やっぱりみんな麻雀が本当に好きです!

片付けに麻雀!

 

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ニューヨークまで行ったので、もちろん観光の時間は必要不可欠!
やりたいことと会いたい現地の人が今回バラバラだったから、私とガースプロが別行動で観光をしたけれど、似たような写真ばっかりを撮りましたw

セントラルパークの色んな像

 

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ブルックリン橋

 

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ティファニー

 

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ワシントン・スクエア公園

 

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ガース

セス・マイヤーズの収録

 

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ニューヨーク中央図書館

 

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何かの橋(ブルックリンじゃないみたいです)

 

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国連事務局ビル

 

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観光はいいけれど、やっぱり麻雀がしたいなー
とニューヨークに来たあなたへ
実は最近新しい麻雀スタジオがオープンしました!

Sparrow’s Nest(雀の巣)はニューヨーク市のミッドタウンにある全自動卓6台、手積み卓も数台ある麻雀スペースです。レンタルスペース、企業イベント、大会開催、レッスン、フリープレイなどが行われています。

コミックコンが終わって、翌々日にSparrow’s Nestで「Jenn & Garthe’s Mahjong Matsuri」を開催しました!
ガースプロはまた法被を着て、私は浴衣を着て、スタッフの皆様にお面👺を配ってつけてもらいました。天井に提灯を飾って、お祭りのお客様が到着した時にまずはチェキ写真を一緒に撮って、自由に飾れる団扇を配りました。
チェキの写真を団扇に貼って、思い出グッズにしてくれた方も何人もいました。
よし、みんな来ているな!と思ったら私とガースプロがアドリブのトークショーをしました(もちろん英語で)。「日本でプロとして活動するには」がテーマで、後から「面白かったかな?」とスタッフに聞いてみたら「うん、いっぱい練習したでしょうね」と好評だったようです。だからいっぱい練習しましたことにしておきましょう😉
トークだけじゃつまらないし、賞品をいっぱい用意してきたから何かをして振り分けないといけない状態でした。もちろん麻雀大会で配ればいいけれどこれがお祭りです!
だから麻雀BINGOにしました!
みんなに麻雀牌が数字になっているBINGOカードを配って、自動卓の山をあげて私とガースプロが交互に一枚を引いて読み上げました。ビンゴが決まった方の順番に賞品を選んでいただきました。
その賞品は麻雀牌のセット、ジェンの英語入門書、ジェン、ガース、ジェマが出版した麻雀のMahjong Study Book(何切る問題集)やThe Riichi Pro-spective (日本プロ麻雀連盟のエッセイ集)などがありました。しかし一番良かったのは、日本プロ麻雀連盟が提供したアクリルスタンドとキーホルダーのレアグッズでした。
BINGOは正直ちょっとふざけた感じで進めたけれどとても楽しくて、全員がお気に入りの賞品を手にいれることができたからよしとしましょう。
参加者は18人でしたので、次に開催した麻雀大会にはちょうど良かったです。時間があまりないので、せっかくだから全員がプロと一緒に打てるように今回は東風戦4回戦の大会、30分打切りにしました。賞品はBINGOで配られましたので優勝には特に何もかかっていなくて、ニューヨークの麻雀プレイヤーとゆっくり話しながら麻雀を楽しむ形になりました。いつも配信を見ていただいている方、SNSなどでフォローして応援してくれている方などの話を聞いて、私もガースプロも感動しました。

締めにお客様が列で並んで、サイン会をしました。最初に配った団扇、BINGOで獲得した賞品、持ち込んだ麻雀グッズなど、一人一人に挨拶して希望のグッズにサインしてお送りしました。

それで今回のニューヨークアドベンチャーが終わりました。一週間いたものの、時間がすぎるのが早すぎて個人的にはまだ物足りない。元々ニューヨークが嫌いだった私が、今回の遠征でまた早くも戻りたいなというよりも、絶対にまた戻らないといけないという強い気持ちが湧きました。ニューヨーク氏、さよならと言いません。「またね」ですね。

法被ガース

 

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浴衣ジェン

 

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ジェンをフォロー
X/インスタ/Twitch – @mahjongjen

ガースをフォロー
X – @gartheee

二人の完全にバイリンガルなユーチューブ番組「プロスト」は

こちら(youtube.com/@mahjongjen)

から見れます!

Sparrow’s Nest
36 W 36 St, Floor 5
New York, New York 10018

第6期桜蕾戦ベスト16D卓レポート

【第6期桜蕾戦 ベスト16D卓 古小路亜美・木下遥が勝ち上がり】

D卓対局者

木下遥(きのしたはるか)
武田雛歩(たけだひなほ)
上垣愛子(うえがきあいこ)
古小路亜美(こしょうじあみ)

 

 

解説 仲田加南
実況 大和

先制で純チャン三色の高打点のアガリを決めたのは古小路。8,000のリードを得るが

 

 

上垣がじわじわと加点し、南2局に456三色確定のヤミテン。7,700で逆転トップを取る。

 

 

痛い放銃を2回くらってしまった木下だが、2回戦ではハイテイでドラの七筒をツモって満貫のアガリで戦線復帰。

 

 

南3局には古小路が1人沈みからトップになるホンイツのアガリ。

 

 

3回戦最初の山場は東4局。
木下が三万六万九万待ち先制リーチを打つが

 

 

上垣が追いつき高めの九索ロンで木下から8,000を直撃。

南2局には武田が三索ロンで5,200。これを足がかりに攻めたい所だったが

 

 

南3局の親番で木下がドラの三筒をポン。上垣から約1.5倍返しの11,600直撃を決める。

 

 

オーラスは木下・古小路の2人テンパイ。トップは木下。古小路はラス→浮きの2着となった。

古小路が一歩リード。
木下と上垣は着順勝負。
武田はトップ必須条件の最終戦。

全員原点付近でオーラスを迎え

 

 

木下がドラ3枚使いのピンフをアガって逆転通過となった。

 

 

ベスト16D卓からは
古小路亜美
木下遥
が勝ち上がり。

 

 

以上でベスト16の全卓の対局が終了。
ベスト8の組み合わせと日程は下記画像の通りとなった。

 

 

(文・吾妻さおり)

2023年震災復興支援大会レポート

(文:波奈美里)

※東日本大地震についての記述があります。ストレスを感じる方はご注意ください。

2011年3月11日、あの日私は仙台駅東口にある居酒屋でランチ営業のアルバイト中だった。
お昼時を過ぎて、一斉に下がってきた食器をせっせと洗っていた。
(あれ、地震。)
そう感じた時にはもう既に、立ってはいられない程の揺れが店を襲っていたと思う。
こういう場合、揺れがおさまるまで上から物が落ちてこないような場所で、安全を確保するのが正解だと思うのだが、いかんせん建物が古かった。揺れはおさまるどころか段々と激しくなり、そしてこれまで体験したことが無いほど長かった。
(これはマジでやばいやつ!)
調理場なんて上から落ちてくるものしかない、外に出よう。建物も崩れるかもしれない。
めちゃくちゃになっていく調理場で、自分の持ち場のガスの元栓を閉めてから外に出た。冷静なようにみえて、たぶんパニックだったと思う。
外に出てからも激しい揺れが続く。
東口に建ち並ぶビルが振り子のように大きく揺れて、隣のビルとぶつかるんじゃないかとヒヤヒヤするほどに。
恐怖でうずくまり泣く同僚の横で、(店が崩れたら荷物取りに戻れないな)なんて考えたりしていた。
どのくらいの時間揺れただろうか…。
少し落ち着いた頃に、誰かが携帯電話のワンセグ放送でニュースをひらく。津波情報がひっきりなしに伝えられている。10m、そんなの聞いた事がない。
そのニュースを観ていた志津川に実家がある同僚の「おわった…」、この一言は今でも忘れることができない。
これが私の経験した、東日本大震災だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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【震災復興支援大会】

 

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2023年7月23日。
この大会は宮城県登米市にあるエンジェルコートさんが震災以降毎年行っている。被災地である南三陸町に寄付を目的とする、チャリティー麻雀大会である。なんと総額100万円にもなったそうだ。
コロナ禍で一時開催できない年もあったが、今年で10回目の開催となった。
我々日本プロ麻雀連盟東北本部も毎年お手伝いをさせていただいてる。

 

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節目となる今回、東京本部より森山茂和会長を始め、宮城出身の佐々木寿人プロ、高宮まりプロ、井上絵美子プロが参加してくださった。

 

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東北本部からは武藤武本部長、東幸一郎副本部長、石井良樹王位、皆川直毅、津藤孝幸、そして私波奈美里がゲストとして参加。

 

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今大会はゲストプロを含めて40名での開催。
毎年参加してくださる方もいれば、今年初めましての方もいる。今年は誰に会えるかな、毎年恒例のこの大会をみんなが楽しみにしてくれていたら嬉しい。
わたし自身も連盟に入った年から何度かお邪魔していて、1年ぶりに会えた人達に「久しぶり!お元気でしたか?」なんてまるで同窓会の気分なのだ。
そしていたる所でゲストプロと参加者の方々が笑顔で会話する様子がこの大会のいいところである。東北の人は人見知りが多いぶんなかなかゲストプロに声をかけづらかったりするのだが、毎年会っているからこそ、そういった雰囲気ができている。

 

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決勝に残ったのは野家龍治さん、武藤武本部長、皆川直毅プロ、高宮まりプロの4名。
決勝卓の周りには観戦を楽しむ人達。
別卓では森山会長や寿人プロ、絵美子プロと模擬戦が行われていて、最後まで各々楽しんでいる様子だった。

今年の優勝は武藤本部長。節目の年に優勝するなんて、おいしいとこどりである。

麻雀プロの私には何ができるだろう。
東日本大震災以降も日本のいたる所で災害が起きる。コロナ禍においては人との接触が制限され、私が勤める麻雀店も一時休業となった。
そんな時にふと、自分の無力さを感じることがある。
麻雀で人は救えないなぁ、とか。
なんの助けにもならないなぁ、とか。
あの震災を経験したからこそこんな言い方をしてしまうのだが、本当にピンチの時は娯楽である麻雀は、やくに立てない。

でもどうだろう。
震災から12年が経った今、こうして麻雀を通じて集まった人達はみんな笑顔だ。
普段は画面の向こう側にいるトッププレイヤーと実際に卓を囲んでみんな楽しそうじゃないか。
みんなの楽しいに携われることはたぶん、やくにたってる。うん。
私もみんなの楽しい事の一部になれてるかな、そうだといいな。
そんなふうに思わせてくれるこの大会にわたし自身、感謝している。

そして麻雀大会を通じて毎年寄付を継続してきた参加者の皆様、エンジェルコートさん、吉田勝弥プロには尊敬の念を覚える。

今後もこの大会が続く限り、ぜひお手伝いさせてほしい。

第40期 A2リーグ 第9節B卓レポート

【2節で+139.7P!絶好調の内川がトータル2位へ浮上!A2リーグ第9節B卓レポート】

11月21日、第40期鳳凰戦A2リーグ第9節B卓が放送された。
対局者は内川幸太郎、紺野真太郎、古橋崇志、伊藤優孝。

 

 

2〜4位の直対&残留ボーダーでなんとしてもプラスしたい伊藤、というメンバーとなった。

1・2回戦は今期のポイント状況そのままに、上位陣が好調ぶりを発揮。

1回戦東1局1本場、内川が配牌を開けるとイーペーコー確定のテンパイ。
ダブルリーチをかけて3,900オールをものにすれば、古橋は得意の高打点、紺野はオーラス親番の粘りで浮きに周り、気づけば3人浮きに。

2回戦も古橋がテンパイ取らずから成就させた小三元の4,000オールで、一時はトータル200Pを超えるも…

 

 

内川がリーチタンヤオツモドラ1の3,900オール、紺野もドラポンの2,000・4,000で続き、抜け出させない。
後に続けない伊藤は連続の1人沈みとなり、尻に火がつく状況となる。

そんな中、伊藤に風が吹いたのは3回戦。
17,900点持ちで南場の親番を迎えた伊藤。ドラ暗刻の仕掛けで待望の3,900オールをものにすると、技ありのアガリを連発し1回の親番で約3万点の加点に成功!

 

 

気持ちを立て直すには十分なトップを獲得。

4回戦は好調の内川がまたしても東1局親番に4,000オール。

 

 

内川は続く1本場にも紺野からリーチダブ東の7,700をアガリ、あっというまに5万点持ちへ。
この半荘、一度は紺野のリーチに飛び込み11,600の出費となるも、すぐさま役役ドラ2の2,000・4,000で失点を回復。1人浮きのトップでまとめる獅子奮迅の活躍となった。

節終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

内川が+61.3Pの卓内トップでトータル2位へ浮上。
古橋もプラスし、昇級ボーダーは次点の三浦まで約80Pの高い壁となった。
伊藤は苦しい展開の中、耐えながらも▲35.0Pで降級圏へ。残留ボーダーは非常に混戦となり、終盤戦へ向け激しい戦いが予想される。

(文・浜野太陽)

第40期 A2リーグ 第9節A卓レポート

第9節A卓に出場した選手は

 

 

瀬戸熊・井出・高橋・前原の4名。

 

 

少しでもプラスの世界のいい場所まで浮上して、残りの2節で上だけを見て戦いたい3人と、残留争い仲間を増やしたい1人の対決は

 

 

まず親番で連荘した瀬戸熊が抜け出し

 

 

それを高橋が追いかけるといった展開で局が進んでいきます。

 

 

他家に入った勝負手を潰しながら加点していく高橋の攻撃的な守備に対し

 

 

そのかわし手をかいくぐり、重たい一撃を当てる瀬戸熊。

 

 

維持と維持とのぶつかり合いはどちらも譲らず。
そこからも昇級だけを見ているかのような激しい叩き合いが続きます。

 

 

アガれば一気に昇級ラインまで到達する、山に3枚残りの清老頭テンパイが瀬戸熊に入るも、これが全て王牌に収まってしまい決定打は出ず。

 

 

4回戦でも瀬戸熊が高橋から直撃したら

 

 

その失点をすぐに取り返す。
満貫のキャッチボールが行われ、気がつけばお互いプラスでフィニッシュ。

 

 

2つの暴風に巻き込まれる形となった井出は、最後に小さいながらもトップを取って失点を抑え、昇降級の両方が見える場所にギリギリ踏みとどまりました。

 

 

<第9節A卓結果>

高橋+25.6P 瀬戸熊+23.8P 前原▲16.5P 井出▲32.9P

(文:越野智紀)

第6期若獅子戦ベスト8Bレポート

決勝メンバーが確定!第6期若獅子戦ベスト8B卓レポート

11月14日(火)、第6期若獅子戦ベスト8B卓が放送された。対局者は野沢友太郎、高畑敬太、島崎涼、堀田翔平。

 

 

1回戦東1局1本場、親番の堀田が三色確定リーチの11,600でリードを得ると、南1局親番で九種の配牌を仕上げて国士無双を成就!

 

 

高畑はいずれも放銃にまわり、1回戦にして縦長の得点状況に。主には野沢・島崎がもう1つの椅子を争う形の残り3回戦となった。

2回戦はその野沢・島崎が順番にアガり競り合うも、東3局親番でドラ暗刻リーチの4,000オールをアガッた島崎が大きなリード。

 

 

一方の野沢はオーラスに高目三色のリーチに辿り着くも、仕掛けた高畑に11,600の放銃。島崎リードで後半戦へ。

3回戦、島崎はヤミテンツモの1,300・2,600などで手堅く点差を拡げにいくが、大胆な選択を見せたのは東4局。

まずは野沢がピンフ・一通・ドラ1確定のリーチ。跳満ツモを狙うも、同順に島崎が七対子ドラ2テンパイ。無筋でタンヤオのつく五索待ちか、リーチに対して筋の牌である九万待ちが選べる状況で、島崎の選択は五索勝負!

 

 

ここまでの手堅い打ち回しから一転、勝負所と判断しての攻めが実り4,000オールのツモアガリに。これが決め手となり、この後は下位陣を寄せ付けず最終戦オーラスには役満ツモでも届かない得点差に。トーナメントとしては珍しく2サイドゲームの圧勝となった。

 

 

以上の結果から決勝進出者は加藤拓海、澤谷諒、堀田翔平、島崎涼の4名に決まった。

決勝戦の放送は11/24(金)14時〜。
是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)

第6期若獅子戦ベスト8Aレポート

加藤・澤谷が決勝進出を決める!第6期若獅子戦ベスト8A卓レポート

11月10日、第6期若獅子戦ベスト8A卓が放送された。
対局者は大野雄輝、澤谷諒、鳴海拓斗、加藤拓海。

 

 

1・2回戦は低打点のアガリや流局が続き、ロースコアの戦いに。第1期若獅子戦でも決勝に名前を刻んでいる澤谷が、手堅い麻雀で接戦を制しての連勝。

 

 

(↑1・2回戦の澤谷は画像の三色ドラドラ3,900点が最高打点)

2着以下も同じ並びとなり、鳴海が連続の4着と小さな素点ながら上下離れた展開となった。

3回戦では南1局に鳴海がタンヤオ七対子のリーチ、澤谷が一万”>・<img decoding=待ちの満貫テンパイ。親の加藤は仕掛けたホンイツで白が浮いていたが、重ねてテンパイすると鳴海から5,800の打ち取りに。

 

 

このアガリが大きく、加藤は大野とトップラスを決めてトータル2番手へ。

最終4回戦開始時点の暫定通過者は澤谷・加藤。大野は加藤と接戦、鳴海は大きなトップが必要な状況に。

最終戦は加藤・大野が共にアガリを決めるシーソーゲームとなるが、勝負の分かれ目は南3局1本場。大野がリーチをかけるも、現物待ちでテンパイしていた加藤がトイトイ・ドラ3の12,000。

 

 

これで加藤がトータルトップに立つと、オーラスは澤谷が自らピンフをアガリ、通過を決めた。

 

 

この結果から、ベスト8A卓から決勝戦へ駒を進めたのは加藤・澤谷。

対局後には鳴海が涙を見せるなど、各々この戦いに向けた思いが伝わるインタビューが行われた。

ベスト8B卓は翌週、11/14(火)放送。ぜひご注目ください。

(文・浜野太陽)

第6期若獅子戦ベスト16Dレポート

【第6期若獅子戦 ベスト16D卓 堀田翔平・加藤拓海が勝ち上がり】

D卓対局者

塚越達也(つかごしたつや)
加藤拓海(かとうたくみ)
阿久津翔太(あくつしょうた)
堀田翔平(ほりたしょうへい)

 

 

解説 松本峻
実況 松田彩花

1回戦オーラス。加藤がカン六筒のドラ待ちをツモってトップを取る。

 

 

2回戦もヤミテンでドラをツモった加藤が一歩リードし

 

 

カン五索の3,900オールをアガった塚越が浮きの2着に。

 

 

3回戦東2局2本場。3者がドラの中単騎待ちだが、ラス牌を手繰り寄せたのは阿久津。さらなる反撃に出たい所だったが

 

 

次局は堀田がドラ暗刻のヤミテンを加藤からロン。

 

 

南2局には塚越がドラ単騎ツモで跳満と高打点が飛び交う展開に。

 

 

最終戦東3局。塚越(親)が一万四万先制リーチを打つが

 

 

堀田がマンズのチンイツで追いついた。親への放銃を避けたい加藤がホウテイで三万を選んでしまい、堀田が12,000(+1,000)のアガリで頭一つ抜け出す。

南1局は阿久津・加藤・塚越の3軒リーチとなり

 

 

高めの五筒で2,000・4,000(+2,000)をツモった加藤がもう一席を確保した。

 

 
ベスト16D卓からは
堀田翔平
加藤拓海
が勝ち上がりとなった。

 

 

第6期若獅子戦ベスト8A卓は
2023/11/10(金) 16:00

大野雄輝
澤谷諒
鳴海拓斗
加藤拓海

解説 山田浩之
実況 松田彩花

 

 

(文・吾妻さおり)

第6期若獅子戦ベスト16Cレポート

【第6期若獅子戦 ベスト16C卓 鳴海拓斗・島崎涼が勝ち上がり】

C卓 対局者

山本祐輔(やまもとゆうすけ)
時丸仁義(ときまるじんぎ)
鳴海拓斗(なるみたくと)
島崎涼(しまざきりょう)

 

 

解説 早川健太
実況 襟川麻衣子

1回戦東3局、親番の山本がテンパイを入れていた。
下家時丸が切った五筒を見落としてしまい、同巡に鳴海が切った五筒をロン。

山本はチョンボの裁定となり▲20Pのペナルティを背負ってしまうが

 

 

2回戦東2局にはドラ3の手牌をメンゼンホンイツに仕上げて発をロンで12,000。気持ちを切り替えて再び戦線に復帰する。

 

 

オーラスは島崎が八筒ポンでチンイツに向かい、逆転トップのアガリを決めた。

 

 

3回戦は時丸がリーチツモドラ2で先制。そのまま1人浮きのトップを取った事により、比較的僅差での最終戦となる。

 

 

最終戦は東場に1,000・2,000と5,200は5,500の2回のアガリで鳴海が首位に立ち

 

 

山本が2番手でオーラスへ。

 

 

オーラスは島崎が九索ならどこから出ても通過、ツモか山本からなら六索でもOKのリーチを打ち

 

 

山本から九索ロンで決着。

ベスト16C卓からは
鳴海拓斗
島崎涼
が勝ち上がりとなった。

 

 

第6期若獅子戦ベスト16D卓は
2023/10/27(金)
(C卓終了後に同じ放送ページでの対局)

 

 

(文・吾妻さおり)

何を切る? 2023年11月

第40期 十段位決定戦 4回戦 南1局1本場 東家 三浦智博プロ

 

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■Twitterで実施したアンケートの結果

 

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■プロの視点

三浦智博プロ
「打牌候補は七索二筒三筒白の3択で、打点的、巡目的には二筒三筒白を切るのが良さそうだと思いました。
おそらく、リーグ戦の第1節東1局の選択ならばそのどちらかを選ぶと思います。
ただこの状況は、自分の持ち点的に2,900でも大きいのと、打点が欲しい寿人さんの一打目がダブ南で、手牌の価値が高そうだと考えて、アガリやすさで七索切りを選択しました。」

 

■YouTube動画

 

■終局図

 

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日本プロ麻雀連盟チャンネルはこちらから
OPENREC 日本プロ麻雀連盟チャンネル
ニコニコ生放送<PC版>

第40期十段戦決勝最終日レポート

【第40期十段位に就いたのは三浦智博。悲願のビッグタイトルを獲得!】

2日目までの成績がこちら。

 

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最終日、3年連続でポールポジションに位置した三浦は二番手の浜野でさえ90P以上の条件を突き付けている。

一発・裏ドラのない日本プロ麻雀連盟公式ルールにおいて、この差は比較的離れていると言って良いだろう。
更に抜け番1試合を残し、直接対決は残り3半荘。ここを凌ぎ切れば三度目の正直で悲願の初戴冠となる。

しかし、最終12回戦を迎えた頃には以下の状況となっていた。

 

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トータル首位は近藤へシフトチェンジ。浜野・魚谷に至っても親番次第で十分に逆転の可能性を秘めている。

 

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そして淡々と打牌を繰り返す姿が印象的の三浦であったが、僅かながら苦悶の表情を浮かべていた。
100P近くあった圧倒的なリードも“三浦・包囲網”によって崩されていったのである。

その口火を切ったのは魚谷。

 

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1回戦オーラス、親の浜野からリーチを受けている局面。
ダブ南発を仕掛けてホンイツテンパイ。ドラも1枚手牌に収まっているので現状でも跳満となり三浦を捲る。そして、すぐにリーチ者の浜野からアガリ牌三万がツモ切られた。

しかし、魚谷は手牌を倒す事なく“見逃し”へ。
結果的に上手くは行かなかったが、山越しによる三浦からの直撃を狙う姿勢を見せた。

それに続くように、独走する三浦の肩に手を掛けたのは浜野。

 

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10回戦、佐々木から純チャン・三色・ドラ1の18,000点の出アガリを決めると

 

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11回戦では、嶺上開花からの“四暗刻”ツモ。
この半荘のトップを走っていた三浦に親被り、ラスを押し付ける。

そして突然の大波が三浦を襲う中、その腕をしっかりと掴んだのは近藤であった。

去年の決定戦では5位と悔しい一年間を甘んじて受け入れてきたが、すぐにやってきたリベンジの舞台。
序盤からピンフのみ・フリテン・愚形待ちに関わらず積極的にリーチの選択を取り続け、しっかりとツモアガリを重ねる。

そして徐々に三浦の背中を追いかけると、その瞬間がやってきた。

 

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最終12回戦。
リーチ・ツモ・ピンフ1,300オールで遂に逆転へ。冒頭の局面を迎えた。

 

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三日間に及んだ第40期十段位決定戦もオーラス南4局。

この日も一定のリズムで打ち続けてきた三浦の手が初めて止まる。

 

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微差で追いかける立場の中、カン四索テンパイ。

 

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珍しくモニター越しのスコアボードに目を向けながら一呼吸し、流石の三浦もここは時間を使う。

 

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そして、2度あと一歩まで頂上に登りかけた経験を踏まえて導き出した道は“ヤミテン”からのピンフ・高め三色リーチへ。そして…

 

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山に1枚となった最後の一索を引き寄せると、僅かばかり時間を使って自身の十段位誕生の瞬間を心に刻んだ。

 

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第40期十段位
三浦智博
「正直こんなに大変なのかと思いました。本当に嬉しいです。これからも多くのタイトル獲得目指して頑張りたいと思いますので応援の程よろしく宜しくお願い致します。ありがとうございました。」

◆最終成績

 

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優勝 三浦智博
2位 近藤久春
3位 浜野太陽
4位 魚谷侑未
5位 佐々木寿人

(文:小林正和)

第40期 A1リーグ 第12節C卓レポート

第12節C卓に出場した選手は

 

 

勝又健志・一井慎也・沢崎誠・吉田直の4名。

最終節は開始時の順位が
10位から13位がA卓
6位から9位がB卓
1位から5位がC卓
と、それまでの順位によって卓組が決まるシステム。
先に消化した卓のポイント状況を見ながら打てる後半の卓はかなり有利になっているので、下位陣は9位以上を、上位陣は5位以上で最終節に入ることを目指す戦いが始まります。
13人で行う今期のA1リーグでは、沢崎だけ最初に12日分の対局を消化する組み合わせになっていたため、最終節の卓組ポジション争いの格好の標的となることが想像でき、9位以上を確実に掴むためには大きく勝つ必要がありました。

 

 

勝負掛けの1日で出足から快調に飛ばしていった沢崎は、中位にいた一井からまず七対子ドラ2を直撃して9,600は9,900のアガリ。

 

 

現在首位を走る勝又からは、タンヤオ三色ドラの8,000をアガリ、まず1トップ。

 

 

2回戦では自分が残留するためには、ボーダー付近の相手に逃げられたくない13位スタートの吉田が、リャンペーコードラ2のテンパイから白単騎の七対子に待ち変えしたのが好判断。
ハイテイでのツモアガリで6,000は6,100オールのアガリで沢崎の独走に待ったをかけます。

 

 

沢崎をラス目に抑え込みながら迎えた3回戦のオーラス。
1,000・2,000では3着の一井に届かないところ、テンパネするほうの六筒をツモって1,300・2,600でラス脱出する粘りを見せた沢崎。

 

 

4回戦ではピンフイーペーコードラ2をアガリ、かなり上にいたはずの一井を徐々に追い詰めていき

 

 

最後にきっちり差し切り、最終節B卓入りに大きく近づく卓内トップで終局。
勝負所でのマムシの粘り強さを見せつけました。

 

 

<第12節C卓卓結果>
沢崎+50.8P 吉田+25.9P 勝又▲11.7P 一井▲65.0P

(文:越野智紀)

第6期桜蕾戦ベスト16C卓レポート

【第6期 桜蕾戦ベスト16C卓 杉浦まゆ・関口智恵が勝ち上がり】

C卓対局者

関口智恵(せきぐちちえ)
後藤咲(ごとうさき)
菊地美羽(きくちみう)
杉浦まゆ(すぎうらまゆ)

 

 

解説 白銀紗希
実況 羽田龍生

1回戦はタンヤオピンフドラ2の7,700をアガった杉浦がトップ。

 

 

2回戦は関口が一通確定リーチをツモって反撃開始すると

次局は発ホンイツドラで加点し1人浮きトップを取る。

 

 

3回戦も関口が手を緩めない。ツモリ四暗刻リーチを打ち、菊地からの出アガリで跳満のアガリ。

 

 

放銃してしまった菊地も一万東をポンして8,000(+1,000)をアガリ浮きの2着に。

 

 

最終戦。4番手となってしまった後藤が七対子ドラ2のリーチを打ち、3,200・6,200。

 

 

ようやく大物手が決まった後藤はオーラスの親番を迎えるが

アガリ通過の杉浦と、逆転条件を満たした関口は共に三索六索待ち。

後藤から出た三索は関口のアガリ優先。7,700で逆転となった。

 

 

ベスト16C卓からは
杉浦まゆ
関口智恵
の2名が勝ち上がりとなった。

 

 

第6期桜蕾戦ベスト16D卓は
2023/10/26(木)
(C卓終了後に同じ放送ページでの対局)

 

 

(文・吾妻さおり)

第40期 A1リーグ 第12節B卓レポート

【第40期 鳳凰戦A1リーグ第12節B卓 藤島健二郎が3位に浮上】

第12節B卓対局者

3位 佐々木寿人
5位 藤島健二郎
8位 前田直哉
9位 ダンプ大橋

 

 

解説 HIRO柴田
実況 古橋崇志

ダンプが開局に高めのダブ東ロンで9,600を決めると

1本場も2,600オールは2,700オールと好スタート。

 

 

しかし東1局2本場にツモ山が2牌(1トン)残っている状態でダンプが誤ってノーテンを宣言し、▲20pのペナルティとなってしまう。

 

 

やり直しとなった東1局2本場は佐々木に跳満放銃とダメージが抜け切れない様子。

一方、開局9,600放銃と厳しい入りだった佐々木は跳満直撃で原点復帰を果たすと、迎えた親番では3,900オールは4,000オール。
潮目の変化を敏感に掴み取って1回戦のトップを取った。

 

 

2回戦は藤島の3,900オールから始まり、一時は50,000点を超えていたが

 

 

南1局に藤島から高めの九万ロンで満貫の直撃した前田が逆転トップ。

 

 

3回戦は親番で一通ドラの7,700をアガったダンプがトップ。

 

 

4回戦は佐々木の1,300・2,600が最高打点と、比較的スピーディーな展開となり本日2勝目を挙げた。

 

 

唯一トップがなかった藤島が本日のスコアリーダーとなり、暫定3位に浮上。

佐々木は局参加が多くポイントの波が激しかったが、終わってみれば僅かにプラス。

前田は4①3②着のサイクルヒットで▲4.0P。8位キープとなった。

ダンプは▲32.6P。3回戦で持ち直せたので9位をキープ出来た。

 

 

 

鳳凰戦A1リーグ第12節C卓は
2023/10/25(水) 16:00

吉田直
勝又健志
一井慎也
沢崎誠

解説 三浦智博
実況 日吉辰哉

(文・吾妻さおり)

第18期女流桜花プレーオフA卓レポート

プレーオフA卓に出場した選手は

 

 

魚谷侑未・仲田加南・吾妻さおり・二階堂亜樹の女流桜花連覇経験者の4名。

 

 

3つしかない決定戦の席を、先にプレーオフを消化するA卓から奪うためには、この卓内で一番上にいることが重要です。
開始前のポイントでは上にいた魚谷でしたが、同卓者の3人から狙われるとあっては、簡単に逃げ切れるものではありません。

 

 

まず、魚谷追走の一番手となったのが8、9期連覇の吾妻。

 

 

南場の親で4,000オールをアガってトップ目に立つと、ホンイツの仕掛けも決まって1回戦の段階でトータルでも魚谷を逆転しました。

 

 

厳しい戦いになるのは重々承知していた魚谷でしたが、2回戦ではダブルリーチ七対子ドラ2の北単騎待ちという、神からのギフトが舞い降りて再逆転に成功。

 

 

3回戦では吾妻を抑え込みながら、浮きの2着となるダブ南ホンイツのアガリを決め、下と40ポイント以上離して決定戦進出を手中に収めた

 

 

…はずだったのだが、4回戦から始まった仲田の猛攻。

 

 

12,000と4,000オールのアガリで、40ポイント以上あった差がみるみると無くなり

 

 

オーラスの段階では、魚谷とのトップラスを作った仲田が僅かながらも逆転に成功。

 

 

麻雀の怖さを目の当たりにした魚谷でしたが、最後は自力で差し返し、逆転につぐ逆転となったプレーオフA卓の卓内トータル首位を守りました。

 

 

<プレーオフA卓結果>
仲田+20.0P 魚谷+10.0P 亜樹▲12.5P 吾妻▲17.5P

(文:越野智紀)

第6期桜蕾戦ベスト16B卓レポート

【第6期桜蕾戦 ベスト16B卓 加護優愛・加賀谷春歌がベスト8進出 】

B卓対局者

内村翠(うちむらみどり)
加護優愛(かごゆあ)
加賀谷春歌(かがやはるか)
内田みこ(うちだみこ)

 

 

解説 菅原千瑛
実況 大和

1回戦はリーチツモドラ2をアガった加賀谷が浮きの2着。

 

 

親の先制リーチに追っかけて1,300・2,600(+1,000)をツモった加護がトップ。

 

 

ドラ単騎をツモった内田が浮きの3着を取る。

 

 

1人沈みスタートとなってしまった内村だが、2回戦には3,900(+1,000)のアガリでトップ争いに参戦し

 

 

オーラスは高め678のヤミテン。九索ロンではあったが、2回戦のトップを取った。

 

 

3回戦は南2局と南3局に連続でアガった内田がトップ。

 

 

全員にチャンスがある僅差で迎えた最終戦。

ツモメンホン七対子ドラ2の8,000オールをアガった加護がまずは1枠を確保。

 

 

残り1枠は、ラス前にチンイツ一通をハイテイでツモった加賀谷が勝ち取った。

 

 

 

ベスト16B卓からは
加護優愛
加賀谷春歌
が勝ち上がりを決めた。

 

 

第6期桜蕾戦ベスト16CD卓は
2023/10/26(木) 11:00
こちらもお楽しみに!

(文・吾妻さおり)

第6期若獅子戦ベスト16Bレポート

【第6期若獅子戦 ベスト16B卓 高畑敬太・澤谷諒が勝ち上がり】

B卓 対局者

柴田航平(しばたこうへい)
伊藤俊介(いとうしゅんすけ)
高畑敬太(たかばたけけいた)
澤谷諒(さわやりょう)

 

 

解説 笠原拓樹
実況 松田彩花

1回戦は東2局の親番で2,600オール、3,900オールは4,000オールとアガった高畑がトップ。

 

 

2回戦は白ホンイツトイトイをアガった伊藤が、南場の親番でも2,600オールを加点してトップを取る。

 

 

2ラスを引かされ3回戦もラス目に居た柴田だが

柴田 役満四暗刻 8,100・16,100

南3局に起死回生のツモリ四暗刻で最終戦にのぞみを繋ぐ。

 

 

最終戦。澤谷が南1局の親番で連荘しトータル2番手に浮上するが

 

 

3本場は伊藤が高めの六筒ツモで2,000・3,900は2,300・4,200でトータル2位を奪還。

 

 

南3局には柴田も3,900オールは4,200オールと一歩も譲らない熾烈な戦いに。

 

 

オーラス1本場。
伊藤(親)のリーチに澤谷が追いつき、カン四万をツモって決着。

 

 

ベスト16B卓からは
高畑敬太
澤谷諒
が勝ち上がりを決めた。

 

 

 

第6期若獅子戦ベスト16CD卓は
2023/10/27(金) 11:00
こちらもお楽しみに!

(文・吾妻さおり)

第6期若獅子戦ベスト16A卓レポート

【第6期若獅子戦 ベスト16A卓 大野雄輝・野沢友太郎が勝ち上がり】

A卓対局者

真田悠暉(さなだゆうき)
野沢友太郎(のざわゆうたろう)
大野雄輝(おおのゆうき)
渡辺涼(わたなべりょう)

 

 

解説 阿久津翔太
実況 襟川麻衣子

開局は大野が1,300・2,600ツモで先制。

 

 

東3局に5,200をアガった渡辺が浮きの2着に。

※ 

 

初戦から勝負手の空振りが多かった真田。2回戦のオーラスでようやく4,000オールを実らせ、1人浮きトップを取る。

 

 

東1局は大野がドラ暗刻の仕掛けで7,700。

 

 

東2局は真田が安めロンでも8,000のアガリ。
2局連続で放銃した渡辺はかなり厳しくなってしまった。

 

 

オーラスは大野が逆転の2,000・3,900をアガって本日2勝目。

 

 

最終戦東1局。親番の大野がダブ東ドラ2のヤミテン。これに真田が飛び込んでしまう。

 

 

東4局に3番手の野沢が高めの一万ロンで真田に迫り

 

 

南1局には高めの六索ツモで3,000・6,000(+1,000)。

2度の2軒リーチで競り負けた真田も懸命に野沢を追うが

 

 

オーラスも野沢がアガって決着。

 

 

ベスト16A卓からは
大野雄輝
野沢友太郎
が勝ち上がりを決めた。

 

 

第6期若獅子戦ベスト16B卓は
2023/10/13(金)
(A卓終了後に同じ放送ページでの対局)

(文・吾妻さおり)

第6期桜蕾戦ベスト16A卓レポート

【第6期 桜蕾戦ベスト16A卓 清末紫咲・木村さきが勝ち上がり】

ベスト16A卓対局者

川上レイ(かわかみれい)
木村さき(きむらさき)
頼さくら(らいさくら)
清末紫咲(きよすえしさき)

 

 

解説 伊達朱里紗
実況 羽田龍生

日本プロ麻雀連盟公式ルールで4回戦。
上位2名がベスト8進出。

1回戦東2局に頼が先制リーチ。川上(親)から追っかけリーチが入るも、2,000・4,000(+1,000)のツモアガリ。

 

 

南1局。頼に近づいた木村(親)が2,000オールをツモって逆転し、1回戦トップを取る。(※画像は1本場となっているが、正しくは南1局0本場)

 

 

2回戦はドラ雀頭の高めイーペーコーのリーチを打った清末(親)が五筒で6,000オールツモ。

 

 

2回戦の1人浮きトップで抜け出した清末が3回戦も1,300・2,600ツモで2連勝。

 

 

南2局には木村がメンゼンホンイツドラ2のアガリで浮きの2着に。

 

 

4番手で最終戦を迎えてしまった川上が国士無双狙い。

清末は中発をポンしてすでにテンパイを入れていたが

 

 

ポンされている中を引いて川上もテンパイし、さらにラス牌の発をツモ。

川上 役満 国士無双
8,000・16,000

国士無双の一撃で川上が2番手に浮上したが、木村も意地を見せる。
南3局にホンイツ三暗刻をツモって再逆転し

 

 

オーラスも木村が自らアガって決着。

ベスト16A卓からは
清末紫咲
木村さき
の2名が勝ち上がりとなった。

※⑩卓内成績表

第6期桜蕾戦ベスト16B卓は
2023/10/12(木)
(A卓終了後に同じ放送ページでの対局)

内村翠
加護優愛
加賀谷春歌
内田みこ

解説 菅原千瑛
実況 大和

 

 

(文・吾妻さおり)