リレーエッセィ/第100回:片倉 まち
2015年05月14日
みなさん、こんにちは。
この度、七瀬真実プロからバトンを受け取りました、片倉まちです。
連盟チャンネルでは、麻雀トライアスロン雀豪決定戦の司会をしておりますので、もしかしたら、そちらで何度かお会いしているかもしれませんね。
昨年末から連盟チャンネルにちょこちょこ顔を出させていただいていたのですが、そのたびに、「この人、誰?」とコメントに書かれていたので、ようやくみなさんにご挨拶する機会ができて嬉しく思います。
しかも、そうそうたる方々が繋いできたリレーエッセィの記念すべき100回目という、身に余る舞台でさせていただけるなんて…恐縮です。
最後までみなさんに読んでいただけるよう、心を込めて書かせていただきます。
まずはこれまでの方々にならって簡単な自己紹介。
1982年11月23日生まれ。射手座のB型。
子宮頸がんの検診を無料で受けられる年齢です。
麻雀を覚えたのは、26歳の時。遅い方ですかね。
タバコもお酒もやらない私は、なにかコミュニケーションツールが欲しくて、覚えました。
当時、私の周りには、お金はなくても時間がある人たちがたくさんいたので、覚えたての頃はとにかく麻雀が楽しくて、毎日のように付き合ってもらいました。
毎日やりすぎてつい働くことを忘れてしまい、月収が3万円というときもありました。
支えてくれる男性なんていなかったので、ただただお金のない日々でした。
服は先輩からもらったもの、パンツは100円均一で買ったトランクス、家は同業者の男性3人が住む激狭マンションのリビングで雑魚寝。
なかなかの底辺っぷりだったと思います。
そんな私も28歳の時に、突然女としての危機感に目覚め、婚活を始めます。
3ヶ月で20回合コンをしました。お見合いパーティーにも行きました。その時ばかりは麻雀を離れ、自分磨きに励みました。
パンツも無印良品で買いました。
その甲斐あってか、それまでろくに男性経験のなかった私が、その3ヶ月だけで一生分くらい男性と交流することができたと思います。
しかし、私の王子様は、そんなところにはいませんでした。
そう、王子様は、雀荘にいたのです。
合コンをこなす毎日にも飽きてきた頃、私はあるきっかけで、麻雀関係のパーティーに参加することになりました。
そこで、かつて一時だけ働いていた雀荘の店長と再会し、人手不足なのでまた働いて欲しいと、誘われます。
そろそろ麻雀が恋しくもなっていた時期だったので、気軽な気持ちで引き受けました。
池袋のとある雀荘。
そこで、私は、ケネス徳田という、愉快なアロハおじさんと出会うのです。
「すごい美味そうな、かに料理屋みつけたんだよ!」と鬼の首でもとったかように言うので、ついて行ってみたら、その前日に店は潰れていました。
結局、代わりにかに道楽に連れていってもらったのですが、「美味かったけど思ったより高くついたなー」と、デート中なのにはっきり口にしていました。
それが初デートでした。
2回目のデートの時、ケネスから告白を受けます。
「私のどこが好きなの?」
そう尋ねると、彼は
「メールした感じイケそうだと思ったから」と答えました。
なんとも潔い一言です。
こうして、2年ほどの交際を経て、私は、ケネスのヨメスとなりました。
なにがどう伝わったのか、麻雀業界に関わりのない知人たちからは、
「アダム徳永と結婚したんだって?」と聞かれたりもしました。惜しいです。
その頃から、ケネスが連盟チャンネルの裏方として関わっている縁もあって、実況や司会の仕事をやらせていただけるようになりました。
この仕事は、やりがいはありますが本当に難しく、麻雀プロとなったいま、さらなる勉強の必要性を痛感しています。
現在、私が司会としてレギュラー出演している麻雀トライアスロン雀豪決定戦。
毎回、豪華なゲスト雀豪とプロの方々が出演し、その対局を連盟チャンネルにて視聴することができます。
東風戦、半荘戦、そして、三人麻雀の3種目で争われるわけですが、毎度のようにドラマチックな展開があって、私も一視聴者として夢中になって見てしまいます。
プロの方々の巧みな試合運びも、ゲスト雀豪の方々のエンターテイメント性溢れる麻雀も、それぞれまた違った面白さで、本当に最後まで目が離せません。
決勝戦では、そんなプロとゲスト雀豪の対決が見られるとあって、いまからワクワクしています。
過去の詳しい試合内容につきましては、ケネス徳田プロがレポートを書いておりますので(笑)そちらをご覧ください。
最後は宣伝になってしまいましたが、本当に面白いので、少しでも興味を持ってくださる方が増えれば嬉しく思います。
配信が終わって家に帰ると、すぐにタイムシフトをチェックします。
本当は自分の映像を見るのは苦手なのですが、改善点を見出すべく、耐えて見ます(笑)
コメントも全て見ています。
皆様のご意見をしっかりと受け止め、少しでも番組の素晴らしさに貢献できるよう精進してまいりたいと思っておりますので、これからも片倉まちをよろしくお願いいたします。
それでは、次のバトンは、ケネス徳田プロにお渡ししたいと思います。
あなたー、お願いします!(隣に手渡し)
カテゴリ:リレーエッセィ