リレーエッセィ

第79回:石田亜沙己

はじめまして。こんにちは。
最強戦ガールズの相方でもある、松岡先輩からバトンを受け取りました、29期生の石田亜沙己です。
今年の4月から日本プロ麻雀連盟に所属になったばかりの新人です。
皆さまよろしくお願い致します。

まだまだ知らない方ばかりだと思いますので、まず自己紹介をしたいと思います。

愛知県出身の23歳A型です。こう見えてかなりサバサバした性格でしゃべることが大好きです。
普段は麻雀プロとしてだけではなく、
あさちびという愛称で読者モデルやブロガーなどとしても活動しています。
TVに出演した時はまだ麻雀プロを目指している時で、引きの強さをオードリーの春日さんと対決したりしました!!
見事にジャンケンでは負けてしまいましたが…

そんな私が、なぜ麻雀プロになったかをお話ししたいと思います。

5年前、私は大学に入学しその頃は麻雀というものを知りませんでした。
小さい頃から母子家庭で育ったので、マクドナルドでアルバイトをしながら高校、大学と通いました。

高校に入学するまではずっとバスケットボールにしか興味がなくて、おしゃれとか女の子らしさとは無縁でした。
それが徐々におしゃれや美容に興味を持つようになりました。
そんな大学一年の春、街中でスナップされたのがきっかけで読者モデルの道へと進みました。

最初は本当に小さくですが雑誌に載っている自分を見て、自信がなく、悩む毎日で、もっと頑張りたいと思うようになりました。そして心の中でずっと思っていたことがありました。
有名になってどこかにいるお父さんを驚かしてやる…。
ここまで苦労して育ててくれたお母さんのためにも有名になる!!という思いがありました。
それと同時に、私と同じように自信がなく頑張っている女の子に少しでも勇気を持ってもらうために必死でした。

その頃、5年間務めたアルバイト先の店長がとても親身に話を聞いてくれる方で、私が大学を辞めるという話をすると、こう言いました。

「やるからには、やると決めた場所で一番になれ。」

今でもそれが私の目標です。
大学2年の終わりごろから色んなことに悩み始めました。
本当に今の生活でやりたいことを本気でできるわけがないと…
アルバイトしてもそれは学費に消えてただただ忙しい毎日。
なにが本当にやりたいのかわからなくなってしまいそうでした。

すごく悩んで出した決断は大学を退学し、ファッションの知識も身に着けようとアパレルで働きながら読者モデルを続けることでした。ですが、それもなんだか違う…。もっと伝えたいことがあるし、マクドナルドで経験したように色んな世代の方と関わりたい。
そんな理想的な環境で読者モデルと両立できる仕事はなかなかありませんでした。

そんな時に始めたアルバイト先で麻雀を知りました。
麻雀を知らない私は最初なにが何だかわからなくて大変でした。
ですが徐々に、麻雀って普段しゃべれない人たちと会話できたり、年代とか性別とか関係なしに楽しめるんだなぁっと興味を持ち始めました。

誰かに教えてもらうというよりも、いつも誰かの後ろで見て覚える毎日でした。
麻雀を始めて3年、この楽しさなどを伝えるにはこのままでは限界があると思い、麻雀プロになる決意をしました。これまでの経験を活かして女の子に麻雀を知ってもらう、私にしかできない事を見つける。
今ではそれが私の目標の1つです。

色んな世代の方たちが触れ合う機会がもっと増えるように、
麻雀がもっともっとメジャーになるように、頑張りたいと思います。

そして、今はとても恐縮なことに麻雀最強戦2013の女流プロ東西対抗旅打ちバトルの西日本代表として、
最強戦ガールをつとめさせていただいています。
麻雀プロになって初めてのお仕事です。

最初にこの話を頂いたとき、私でいいの…?と、不安になりました。
ですがそんな不安はすぐ消えて、せっかく頂いたお仕事なんだから私らしく盛り上げよう!!
参加される方に楽しんでもらおう、観ている方にも楽しんでもらおう!!
今はそんな気持ちでこの仕事を頑張らせて頂いています。

“やるからには何かで一番になる。”

私らしく、私にしかできないものを見つけながら一番を目指したいと思います。
まだまだですがこれから急成長していけるよう努力します!!
そしてこの明るく元気な性格で、何事もチャレンジしていきたいと思います!!

これから石田亜沙己をよろしくお願いいたします。

次のバトンは、最近連盟チャンネルなどでMCとして活躍している「麻雀界の高田純次」こと、
古橋崇志プロにバトンを渡したいと思います。古橋プロよろしくお願いします!