リレーエッセィ

第106回リレーエッセイ:井上 美里

どもども!11月のバトンを受け取りました井上美里と申します。
エッセィだなんてはじめてなものですから、拙い文章ではありますが最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

さて、今回は(そもそも次回があるのか)この場をお借りして自己紹介をさせてもらっちゃいます!わーい!

井上 美里 (27)
昭和63年11月1日生まれ(←京平 遥プロと一緒なのです!)
東北本部所属30期生

そうなんです、先日誕生日を迎えてはれて27歳になりました。おめでとう、自分!京平プロもおめでとうございます!
生まれも育ちも宮城県は杜の都 仙台です。牛タンは味噌味派です!
麻雀を覚えたのは20歳くらいの頃だったかなぁ…。もうかれこれ7年も経つんですね。
あの頃の自分が将来プロ雀士になるなんて果たして想像してただろうか…。
毎晩のように友人と手積みで遊んでいたのが懐かしいです。

それまでやっていた居酒屋でのアルバイトをやめて、麻雀荘で働きはじめたのが23歳の時。
実はこの時、まだまだ麻雀のルールもあやふやで、点数計算すらまともにできたもんじゃなかったんです!
居酒屋とは全然違う接客業に、はじめは戸惑いましたが、麻雀を打てる楽しさも手伝ってすぐに麻雀荘での仕事にのめり込みました。
お店からの勧めもあって、プロ試験を受けることになり、いつの間にかプロ雀士になってました!あれま。

さて、プロになってから今年は2年目。この度、第29期新人王になることができました。わーい!
予選序盤は実に地味な内容でした。
とにかく途中敗退だけは回避して、1回でも多く打てればいいなと。
あんまり地味なもんだから、東北勢はみーんな先に帰って誰も応援してくれないし…。
まさか1位通過するとは誰も思っていなかったでしょう。自分が一番びっくり。
決勝進出で名前を呼ばれた時は、思わず「えっ、やったぁー*\(^o^)/*」と叫ぶ始末。

こうなると俄然やる気。一旦仙台に帰り、よーし明日は1番目立つぞーと意気込んで自宅の布団でぐっすり就寝。

そして次の日……やられました、1番目立っていたのは家康くんでした…。
土屋プロが自身の応援団として浜松のゆるキャラ家康くんを連れてきていたのです!
対局前インタビューで一歩リードされてしまいました…。
麻雀の勝負には関係ないと思うでしょうが、そんなことで意外と気持ちが揺らいだりします。

…家康くん!!

結果として優勝することはできましたが、対局を見直すと反省点はたくさんありました。

+29.1Pと少ないながらもトータルトップで迎えた3回戦の東1局。
ここでわたしはたったの2巡でテンパイします。

一索一索二索二索三索四索五索六索六筒七筒八筒九筒九筒  ドラ二万

この手でわたしはリーチをかけました。
巡目が早いとは言え、特に条件がなければテンパイを崩したりはしない主義。
ならばこれが最終形かとリーチをかけました。打点もなければ待ちも悪い、しかも役あり。完全に冷静さを失ってました。

結局、弘中プロと土屋プロ2人から追っかけリーチをかけられて内心ヒヤヒヤ。
土屋プロが弘中プロに放銃する形でこの局は終わりましたが、あくまで結果論。
もし仮にわたしが放銃していたら、優勝はなかったかもしれないし、そのまま敗因になっていたと思います。

しかしながら決勝戦というのは本当に楽しいですね!!
普段以上の緊張感が心地よくて今でも忘れられません…。

そして応援してくれたたくさんの方々には感謝の気持ちでいっぱいです!
この調子で今後もバシバシ活躍できるように張り切っていきたいと思います!!

ちなみに新人王戦の次はプロクイーンが控えておりましたが、活躍するどころか全逆連対ストレート負けでした。トホホ…。

さてさて次回は、東北本部所属 大里奈美プロにバトンを渡したいと思います!
先日のプロクイーン決定戦では凄いメンバーに囲まれ、結果は残念ながら第4位でしたが、わたしの自慢の先輩です!

おーい、なみへー!出番だよー!!