第5回プロアマオープン競技会本戦レポート 楠原 遊
2020年03月02日
今期もまた、本戦の季節がやってきた!
日本プロ麻雀連盟の巣鴨本部道場では、平日17時〜23時(最終エントリーは22時)の時間帯に、麻雀プロアマオープン競技会を開催している。
約半年を1期とし、期間内に集計したポイントを予選ポイントに換算、そこから本選・トーナメント①②・準々決勝~決勝と行い、プロアマ最強の打ち手を決める大規模な競技大会である。
月間、期など様々な区切りでのポイント集計方法があるため、1日あたりの打数が少ない方でも気軽に参加できるシステムとなっている。
前回である4期は、アマチュア立岩さん、松本裕也プロの同点ダブル優勝という非常に珍しい結果となったことも記憶に新しい。
第5期を迎える今回は、2019年8月〜12月の道場の成績を集計、その成績上位者が集い2月9日、本部道場にて本戦とトーナメントが行われた。
この日の初戦である本戦には、プロアマ合わせて51名が参加。
(対局は全てWRCルール)
半荘4回戦(時間打ち切りあり)、51名中15名が勝ち上がり。
普段和気あいあいとした雰囲気の本部道場も、この日ばかりはぴんと張り詰めた空気となっている。
本戦からの参戦プロ(敬称略)
山田浩之
齋藤麻衣子
冨田久志
有田将之
原佑典
長井梨世
ダニエル モレノ
他
この本戦を勝ち上がると次のトーナメント2戦は各半荘1回戦勝負。
トーナメントシード 藤原隆弘
トーナメント① 組み合わせ
(シード9名+勝ち上がり15名→12名)
1卓 岡本さん・杉山プロ・冨田プロ・テツさん
勝ち上がり 1位杉山プロ 2位岡本さん
2卓 藤次さん・市川さん・カズさん・シマカタさん
勝ち上がり 1位藤次さん 2位市川さん
3卓 松村さん・小泉さん・原プロ・Andy-Sanさん
勝ち上がり 1位松村さん 2位小泉さん
4卓 藤原プロ・阿部さん・Michaelさん・安井さん
勝ち上がり 1位Michaelさん 2位阿部さん
5卓 西角さん・太田さん・石川さん・くまおさん
勝ち上がり 1位くまおさん 2位西角さん
6卓 後藤さん・金山さん・齋藤プロ・山田さん
勝ち上がり 1位 山田さん 2位齋藤プロ
そしてこの日の最後の戦いとなるトーナメント②。
本戦から参加の選手はこれがこの日6半荘目の対局となる。
トーナメント② 組み合わせ
(12名→勝ち上がり6名)
1卓
左から、山田さん・杉山プロ・西角さん・小泉さん
勝ち上がり
1位 山田樹さん「プロアマ本戦、はじめての参戦でのベスト16勝ち上がり。道場には毎週来ているので、いつも通り打てたら。」
2位 杉山俊彦プロ「前回はベスト16で敗退。今回は前の負けをバネに、道場で切磋琢磨してきた。日頃通って下さっている皆様に稽古を付けて頂いた成果を出しきって勝ちたい!」
2卓
左から、岡本さん・藤次さん・阿部さん・くまおさん
勝ち上がり
1位 藤次祐紀さん「プロアマオープンで夏目坂に行くのは3回目。準優勝と決勝4位と悔しい結果が続いている。打ち方もだいぶ変えてきているので、今回も決勝を目指したい。打倒松本裕也プロ!」
2位 阿部信一さん「公式ルール2位からの参戦。夏目坂スタジオははじめて。麻雀チャンネルをいつも見ているので、プロと打てるのが本当に楽しみ。」
3卓
左から、市川さん・松村さん・齋藤プロ・MICHAELさん
勝ち上がり
1位 松村祐輔さん「WRC月間2位が多く、ベスト16シードは取れなかった。ベスト16では、点棒を持っても油断せず、点棒がなくても諦めない麻雀が打てたらと思っている。」
2位 市川幹人さん「四谷道場時代から、公式ルールの日のみ参戦している。WRCルールでも、一発裏ドラのない麻雀のような打ち方で勝ちたい。」
長い1日が終わり、この日の勝ち上がり者6名が決定した。
次回は準々決から決勝戦。待ち受けるシード選手は前回優勝の2名に加え、月間チャンピオンや十段位・グランプリなどのタイトルホルダーたち。巣鴨道場最強を決める熱い戦いに、注目していきたい。
カテゴリ:大会